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上伊那和裁連盟会長
伊那市荒井区室町
竹入良子さん(71)和裁をしている母の姿を覚えている。
「あ、今は首の部分を縫っている」
幼な心にそう思いながら、母の針仕事を見ていた。それはすべて、満蒙開拓団として渡ったハルピンでの記憶だ。終戦を迎え、満州移民団のほとんどが国境地帯に取り残される中、命からがら両親とともに引き揚げてきたのは1946年、小学3年生の時だった。
帰国してからの生活も厳しかった。母も働きに出るようになり、和裁をする姿はあまり見なくなった。高校に進学することはできたが、家計に余裕はなく、家庭科の授業は受けられないまま、卒業を迎えた。
「だから和裁は一番苦手にしていたことだったんです」と語る。
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和裁を始めたのは40歳を過ぎてからだった。すでに終戦から30年がたち、生活は豊かになっていた。結婚して2人の娘にも恵まれ、母とも同居。日常生活は幸せだった。その一方で抱いた一つの思い。
自分の中に何か技術を残したい竏秩B
「昔に比べ、お金に困る生活はなくなったし、生活も幸せだった。でも、自分の中には確固としたものがない気がした。娘2人の嫁入り道具をそろえたいという気持ちもあったし、40歳を過ぎて、苦手に挑戦するのも良いかなって」と笑顔を見せる。
その後、教室に通って和裁を習得。和裁士となってからは日に数本の帯を仕立てることもあった。一つひとつの方法が厳格に決まった和裁の中でも、美しい直線を縫うことは特に難しかった。しかし、徐々に形を現す着物や帯を見ながら、針を進めるのは楽しく、とりわけ誰かのためにする仕事は喜びが大きかった。
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吉瀬幸雄さん(41) 駒ヶ根市下平
「ありがとうございました」竏秩B20日、定期演奏会を無事に終え、会場に向かって頭を下げる吹奏楽部のメンバー34人。その傍らで、一回り大きく成長した生徒たちの姿に目を細めた。
「素直に『ありがとうございました』と言える気持ちを大切にしたい。演奏を聞きに来てくれた人、その会場を提供してくれた人など、自分たちを支えてくれた人がいるから演奏できることを感謝して」
音楽を好きになったのは小学校のとき。「音楽の先生の授業が楽しかった」のがきっかけだ。所属した中学校、高校の吹奏楽部ではサックスを担当。進学した信州大学教育学部音楽科では、何らかの形で音楽に携わりたいと音楽教諭を目指して勉強した。伊那東部中は5校目の赴任校。新年度で5年目になる。
「教師になりたてのころは手探り状態だったが、今では音楽を通じて子どもたちを育てていきたいと思っている。自分の気持ちを素直に伝えることができれば、音楽も素直に演奏することが出来る。人間の肉体、心の成長がその生徒の音楽を良いものに変えていくのだと思う」
2年前、部員たちの技術や集団力の向上を目的に、人前で演奏する機会を作りたいと行い始めた定期演奏会は本年度で3回目。コンクールの課題曲やサックス4重奏、金管8重奏などのアンサンブル曲、文化祭で披露した現代ヒット曲、アニメ曲など16曲を演奏した。
「1月から取り組んできた、一人ひとりの練習の成果を感じた。自分たちの演奏を聞いてもらいたい、『やってやるぞ』という意気込みが目の輝きに表れていた。私の思いを生徒たちが理解し、それを返してくれたこともうれしかった」
8月初旬にある全日本吹奏楽コンクール地区予選に向け、新1年生を迎え、新たなスタートを切る東部中吹奏楽部。「それぞれの頑張りで定期演奏会は成功したと思う。しかし、それで満足してはいけない。10回の練習と1回の本番は同じ緊張感。この気持ちを持って、夏につなげて取り組んでほしい」と今日もタクトを振る。
自分たちの精一杯の演奏を披露した定期演奏会(20日、伊那市民会館) -
駒ケ根市転退職教職員送別会
駒ケ根市と市教育委員会は21日、市内小中学校の転退職教職員の送別会を市役所南庁舎で開いた=写真。杉本幸治市長は「子どもたちが学校が楽しいと言って通っているのは先生方の努力のおかげと感謝している。それぞれの地域でのますますの活躍を祈る」と激励。教職員を代表して赤穂小学校の高野普校長は「温かく支えてもらったことに感謝する。学んだことを生かしながらこれからも頑張りたい」と礼を述べた。
駒ケ根市内小中学校の転退職教職員は次の皆さん(カッコ内は新任校)。
◇赤穂小▽校長=高野普(退職)▽教頭=唐木孝雄(辰野東小)▽養護教諭=鹿角千恵子(伊那東部中)▽教諭=堀内恵子(辰野西小)伊東美春(伊那北小)浦野紀子(箕輪北小)大野俊浩(飯田養護学校)橘佳乃子(長野市立信里小)三村直美(千曲市立治田小)吉田大輔(塩尻市立木曽楢川小)▽講師=草田美津保(退職)増田穣(退職)丸田菜美子(塩尻市立広丘小)
◇赤穂東小▽教頭=湯本英俊(松本市立旭町中)▽教諭=川村裕彦(天龍村立天龍小教頭)鈴木博道(退職再任用・赤穂東小)白崎由美子(諏訪市立湖南小)丸山元資(伊那養護学校)井上まゆみ(手良小)湯本佐保(小諸養護学校)清沢恵美(長野市立下氷鉋小)▽講師=昆孝嘉(退職)岡崎節子(退職)
◇赤穂南小▽教頭=塩野入幸隆(県教委教学指導課主任指導主事)▽教諭=安藤久美子(南箕輪小)伊藤桃子(組合専従・県教組執行委員)▽養護教諭=安富和子(喬木村立喬木第二小)▽講師=植木温子(退職)保科洋子(退職)▽非常勤講師=中村麻起子(退職)
◇中沢小▽校長=北原三千生(退職)▽教諭=杉田つね子(辰野西小)▽養護教諭=唐沢真理子(高遠中)▽就学支援=伊藤みつ子(赤穂小)
◇東伊那小▽校長=小川清美(退職)▽教諭=原ふみ子(退職)向山あゆみ(伊那東小)松崎善幸(南箕輪中)▽講師=高橋さやか(赤穂南小)
◇赤穂中▽教諭=飯島淳(退職)前田美恵子(退職再任用・赤穂中)浦野勝(長谷中)後藤衛(飯田市立高陵中)藤森了(諏訪養護学校)杉山幸代(塩尻市立塩尻西部中)鎌田真(木曽町立福島中)藤井篤徳(国立大学法人付属長野中)▽専門幹=牧田達夫(伊那東部中)▽養護助教諭=片桐美佐喜(退職)▽主事=町田典幸(川上村立川上第二小)▽講師=中村二志(退職)埋橋由佳(新規採用・長野市立湯谷小)
◇東中▽教諭=嶋崎幸子(赤穂中)島谷佳美(松本ろう学校)桂本真司(宮田中)▽講師=下平怜菜(新規採用・大町市立八坂小) -
高校後期合格発表
08年度公立高等学校後期選抜の合格発表が21日、各校であり、上伊那8校でも、少し遅れて春がやってきた受験生らが、喜びの歓声を挙げた=写真。
倍率1・16倍となった08年度新設の多部制・単位制高校「箕輪進修高校」でも、合格番号が張り出される午前8時半に校門前に受験生が集まり、自分の番号を確認。合格していることが分かると「受かってる」と声に出し、ともに苦労を重ねてきた友人らと喜びを分かち合った。
友人と合格発表に訪れた箕輪中学校の唐沢希菜子さん(15)は「多部制・単位制に変わって自分のペースで勉強ができると思い、受験した。まずは友だちをつくって学校生活を楽しみたい。あと、社会人になるための準備として、しっかり学びたい」と話し、携帯電話からその場で父親に連絡していた。
再募集する学校、学科は辰野高校が普通科5人、商業科6人、上伊那農業高校生物工学科が6人、高遠高校普通科が18人。定時制では、赤穂高校が若干名を追加募集している。
再募集の受付期間は25日まで。再募集入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する(定時制の追加募集は4月4日までに当該校で発表する)。 -
杉山さんが詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版
宮田村中越区の杉山久美さん(31)が、湧き出る自身の想いを詩とイラストでつづった詩画集「夢をかなえたいあなたへ いつかきっと必ず」を出版した。リンゴ栽培に励む夫の栄司さん(31)を支えるかたわら、「今の私を伝えることで誰かの役に立てたら」と一念発起。日々の葛藤を抱えながらも前向きに生きる心の内面を素直に表現し、自分自身を大切にしてほしいとメッセージを発信している。
高校生の頃、悲しい、つらい、そしてうれしいことがあると、心の内面をイラストに描くようになった久美さん。その後、友人からもらうピンク色の紙片に、絵と一緒に文も綴るようになった。
今回出版した詩画集に収めた大半の詩は、昨年の6月のある日に一気に書き上げた。「その時の心の内をストレートに表現したくて。どうしても今の気持ちをまとめたかった」と作成時を振り返る。
詩の中に再三でてくる「いつかきっと必ず」。この言葉は亡くなった祖母の恵美子さんがいつも語りかけてくれた言葉だ。
夢を信じる力。結婚という転機も経て、新たな歩みを進める久美さんは詩に「今、できないあなたでもいいんです」と綴る。
「今が厳しくてもいつかできる、やりたいっていう追い求める気持ちが大事。この本を手にした人が、今のままの自分でいいんだと少しでもホッとしてくれたら」と久美さんは、自身を投影した詩画集のイラストのように静かに微笑んだ。
詩画集は1160円(税別)。問い合わせなどは杉山さん090・4667・9354まで。 -
『朝の学舎』この一年
対談 武田徹・馬塚丈司昨年4月にスタートした『朝の学舎』は、未来世代を担う子どもたちへのメッセージとして、天竜川水系を舞台に土や水、森などに深く関わっている皆さんと子どもたちを追いかけてきた。
天竜川河口の砂浜で産卵するアカウミガメ(絶滅危惧種)の卵にさわり、小ガメの放流を体験(昨年9月放送)、伊那谷に伝わる養蚕文化と技術を伝承する唐澤さん夫妻と西箕輪小学校の子どもたちの触れ合い(昨年10月放送)、一滴の水の中に生きる珪藻との出会い(昨年4月放送)竏窒ネど、伊那谷の子どもたちが心と体で感じたこの一年。この豊かな自然の恵みの中で、それを感じ続けることができる未来であってほしい、また、次の世代、また次の世代へとつないでいってほしい、という願いを、それぞれの番組の中で、先生役の皆さんに伝えていただいた。
今回の朝の学舎は、天竜川河口でアカウミガメや砂浜の環境を守る活動を20年以上前から続けているサンクチュアリNPOの馬塚丈司理事長をゲストに迎え、ナビゲーター武田徹とともに、21世紀を生きる子どもたちへのメッセージを改めて語り合う。 -
たかずやの里で退園式
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」(小牧勘太郎理事長)で20日、退園式があった=写真。これまで一緒に生活してきた仲間や保護者、同施設の関係者などが、新たな旅立ちの時を迎えた子どもたちを祝福した。
今年度同施設を退園するのは6歳から18歳までの6人。退園後の進路はさまざまで、家族と暮らし、進学するケース、就職し、独立するケースなどがある。
式典では、6人の担当教諭が一人ひとりに向けて選んだ記念品を贈呈。その後、鹿野博愛施設長が「たかずやの里で生活したということは、ほかの子どもよりも多くの経験をしたということ。ここでの経験は社会に出てからきっと生きてくる。たかずやで過ごしたことを誇りにして、健康で過ごしてほしい」と6人を祝福したほか、施設に残る生徒の代表は「6人とお別れするのは寂しいけど、それぞれの道で頑張っていってください」と激励した。
多くの祝福を受け、来年度から短大に進学する生徒代表は「それぞれ進む道は違うけど、これまでのように頑張っていきたい」と語り、同施設での生活を振り返りながら涙を見せる場面もあった。
また、40年以上という長きにわたって同施設に勤め、定年後も施設長として子どもたちを支えてきた鹿野施設長が3月末でその職を降りることになり、退任式もあった。 -
伊那西小4年生 星空観察会
伊那市の伊那西小学校4年生(中村弘幸教諭、14人)は21日夜、同小校庭で星空観察会を開いた。親子レクリエーションの一環で、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」代表の野口輝雄さん(56)=同市西箕輪=を招き、望遠鏡で土星や火星、冬の星座などを眺めた。
理科の単元で月や星について勉強した4年生は、学習のまとめとして実際に星空を観察しようと観察会を企画。児童、保護者の計約40人が集まった。野口さんは「来年になると土星の輪を真横から見ることが出来る」など児童らに説明しながら、持参した反射望遠鏡で星空を見せた。
武田凌也君(10)は「土星の周りに、ほんとに輪っかが見えた」と星空を夢中になって観察。野口さんは「今見ている光は何千万年前のもの。だから望遠鏡は宇宙を見るタイムマシーンなんだよ」と児童たちに熱く語った。
反射望遠鏡を使って土星や火星などを眺める親子ら -
宮田中吹奏楽部コンサート、OB、OGと共演も
宮田村宮田中学校吹奏楽部は20日、定期演奏会「スプリングコンサート」を村民会館ホールで開いた。同部出身OB、OGとの初共演も盛り込み、世代を超えて心ひとつにした演奏で満員の会場を楽しませた。
今年度卒業生を含むOB、OG34人が参加。24人の現役部員と一緒に「威風堂々」など3曲を演奏した。
わずか4回と事前の合同練習も限られたが、本番の息はピッタリ。先輩後輩の垣根をこえて、晴れのステージを一緒に楽しんだ。
このほかコンサートは3部構成で現役部員が多彩な楽曲を披露。練習の成果を発揮し、約300人の聴衆を魅了した。 -
楽しい音読講座の子どもたちがデイへ
宮田村教育委員会が住民有志を講師にして開く学校週5日制対応講座のひとつ「楽しい音読 お話の世界を楽しもう」の小学生5人が20日、村社会福祉協議会デイサービスセンターを訪問。お年寄りたちを前に、物語の音読など練習してきた成果を発表した。
同講座は、朗読や読み聞かせなどでボランティア活動も展開する村内のグループ「お話宅Q便」が指導。8人の小学生が参加し、発声練習なども取り入れながら、物語の楽しさにふれてきた。
今年度の最終講座となったこの日、5年生と2年生が同センターをたずね、昨年の村文化祭で発表した2つの物語を音読。一つひとつの言葉をかみしめ、やさしく話しかける子どもたちの姿にお年寄りたちは目を細めた。
「おじいちゃん、おばあちゃんが、このお話の世界に入れるように、気持ちを込めて読みました」と5年の割田遥さん(11)。
歌や早口言葉などでもお年寄りたちと一緒に楽しみ、交流も深めた。
「楽しくやることを大切にしてきたが、上級生の子どもたちが色々考えて引っ張ってくれた。輪が広がったように思います」とお話宅Q便の赤羽房子さん。同講座は新年度も継続する予定だ。 -
手形のモニュメント披露
中川村大草天竜川ダム統合管理事務所の小渋ダム入口に設置したモニュメント2基の披露が21日、中川村みなかた保育園の年長園児を招いて、現地で行われた。
車止め機能を兼ねた流木モニュメントは約5メートル、先端にチェンソーアートで同施設のシンボル、コノハズクを、縦横1メートルコンクリート造り御影石張りの台座部分には、みなかた保育園の年長園児18人と保育士2人の手形を刻んだ。チェンソーアートのコノハズクは松川町在住の米山孝昭さん(コロボックル工房)が製作した。
園児らは台座をおおっていたブルーシートが取り除かれると、早速、自分の名前の手形を探した。
子どもたちは「ぼくの手があった」。手を合わせて「ぴったしだ」と喜んだ。
この後、職員の案内でダム提内部探検や新装なった管理塔、操作棟などを見て回った。 -
箕輪町小中学校転退職教職員あいさつ式
箕輪町小・中学校の転退職教職員あいさつ式が19日、町文化センターであった。
各校ごとに教職員を紹介。平沢豊満町長は、「箕輪の子どもたちを育てていただいたことに感謝申し上げる。箕輪の地のいい思い出を持って、今後も生きがいをもって子どもの育成に関わっていただきたい」。小林通昭教育長は、「子どものため新しい方向目指し殻を破ることも必要。4月から大きな希望がある。箕輪での経験を生かし活躍されることを祈っている」と、それぞれに感謝と送別の言葉を述べた。
教職員を代表し、定年退職する箕輪中部小の小野正行校長は、「37年間の教員生活の中で、『仰げば尊し』を歌ってもらったのは今年が初めて。感動でした。この思いを胸に新たな場所で一生懸命生きていきたい」とあいさつした。 -
小学校で卒業式
駒ケ根市内の5小学校で19日、一斉に卒業証書授与式が行われた。
東伊那小学校(小川清美校長)では卒業生17人が晴れの卒業式に臨んだ。真新しい中学校の制服に身を包んだ卒業生らは緊張の面持ちで壇上に上がり、一人ひとり小川校長から卒業証書をしっかりと受け取った。
ひな壇に並んだ卒業生らは向かい合った在校生や教職員らとともに『卒業の歌』を合唱=写真。6年間積み重ねたたくさんの思い出を歌に乗せ、母校との別れを惜しんだ。
小川校長は式辞で「児童会の活動を通して下級生の面倒をよくみてくれた本当に優しいお兄さん、お姉さんだった。4月からは中学生。新しい友もできる。尊敬できる友達をつくってほしい」と激励の言葉を贈った。 -
宮田小学校、105人が巣立ちの春
宮田村宮田小学校の卒業式は19日、同校体育館で開いた。全校児童が歌で心ひとつになり、卒業生105人の巣立ちを祝った。
在校生が卒業生との思い出を発表。「いっぱい遊んでくれてありがとう」「強い心とやさしさを見習いたい」など、感謝の言葉を贈った。
6年間の想いを胸に全校で合唱。心を通わせながら、清らかな歌声で小学校生活を締めくくった。
清水閣成校長は「自分の可能性を信じ、仲間を信頼することを学んだ卒業生。その自信と誇りを胸に大きくはばたいて」と激励した。 -
「ちゃりんこゴーゴー探検隊」が海までサイクリング
中川村のキャンパースヴィレッジ自然学校(鈴木道郎代表)の「ちゃりんこゴーゴー探検隊」は20日、激しい風雨の中、園児から中学生まで子ども35人、大人20人が参加し、「中川村縲恆セ平洋まで180キロ、海までサイクリング」にスタートした。一行は天竜川沿いを走り、2日目の21日夕方には磐田市の天竜川河口竜洋海洋公園(太平洋)に到着、22日電車で村に帰る計画。全行程を完走する組、チームで交替しながら180キロリレー組に分れて太平洋を目指す。
子どもたちが夢を持ち、夢の力を信じて、夢の実現を図る「夢の力ブロジェクト」の一環。
大草城址公園に集まった参加者を前に、鈴木代表は「今年の締めくくりの活動。この位の雨に負けるようでは、ゴーゴー隊の名が廃る。けがをしないように、グループで1列に走って」と激励した。
特別参加のダイハツボンシャンスの選手も加わった一行は、保護者らの見送りを受け、隊旗をなびかせたスタッフのツナ君こと、島崎敏一さんを先頭に、元気いっぱい走り出した。
一行は天竜川に沿ってひたすら南下し、天竜峡で昼食、初日は泰阜村グリーンウッド自然体験教育センターまで約45キロを走った。 -
駒ケ根市の2中学で卒業式
駒ケ根市の赤穂中学校と東中学校で18日、それぞれ卒業式が行われた。9年間の義務教育を終えた卒業生365人は在校生や教職員らに送られ、通い慣れた学び舎を静かに後にした=写真。
赤穂中(杉田純治校長)の卒業生は313人。卒業生代表の宮沢努君は「3年間はあっという間に過ぎた気がするが、数々の思い出は色鮮やかな1ページとして心の中にある。赤中の素晴らしい伝統を受け継ごうと一生懸命頑張ってきた。これからはそれぞれの夢に向かって一歩一歩進んでいきたい」と述べた。
在校生代表の久保田紫帆里さんは「学校生活をより良いものにするためにさまざまな活動に取り組んできた先輩たちは私たちの手本。私たちも頑張るのでこれからも見守ってください」と送る言葉を述べた。
杉田校長は式辞で「皆さんの素晴らしさは大きな目標に向かって皆で力を合わせ、純粋で素直な気持ちを持っていたこと。これからも勇気を持って躍進することを心から祈る」と励ましの言葉を贈った。 -
箕輪町
童謡唱歌けやきの会ピアノ演奏が流れる部屋に、会員が次々と集まってくる。「こんにちは」と笑顔であいさつを交わし、演奏を聞きながら和やかにおしゃべりして始まりの時間を待つ。
02年、地域の中にあった、童謡唱歌の会立ち上げを願う声を受け、歌の好きな50人が集まって発足した。現在は女性のみ44人が、町文化センターで月2回活動している。
「童謡唱歌は懐かしい歌。皆さん本当に楽しそうに、時には子どものころの情景を思い浮かべながら歌っています」
指導するのは町内在住で全日本音楽療法連盟認定の音楽療法士・笠原正純さん。歌は呼気法でしっかりと息を吐く。話をすると息が出ることから、開始前におしゃべりしてもらおうと、笠原さん自らピアノを弾いて会員を迎える。
「童謡唱歌を歌うことで過去のことを思い巡らすと同時に、生きる力や勇気付けを大切にしている」と笠原さん。歌うことが苦痛にならないように、高音域の歌は移調し、テンポもゆっくりにして指導。また、例えば唱歌「かかし」では、歌詞の「山田の中の一本足のかかし」の一本足を、交通事故で足を失った方のことを考え「おしゃれなかかし」と歌うなど歌詞にも配慮しているという。
毎回、「童謡」と「唱歌」それぞれの本から季節の歌も含め選んだ曲と、会員のリクエスト曲で約10曲を歌う。3月の会では「春よ来い」「うぐいす」「早春賦」など春の曲に、「銀色の道」「翼をください」などのリクエスト曲を歌った。
表現力を付けるため、胸をたたく、息を吐く、あごを前後に動かす、「レロレロ」と続けて発音するなどのトレーニングもしている。
発表の場は、町の文化祭。日ごろ歌っている曲の中から3曲くらいを選び、本番1カ月ほど前から集中して練習し皆でステージに立つ。
「一番最初のときは緊張したけど、だんだん慣れてきた。先生が上手に引っ張ってくださるし、大勢で皆さん一緒だから。団体の強みですね」
発足から6年。大きな舞台を楽しむ余裕も生まれ、歌声はますます明るく輝きを増している。(村上裕子) -
宮田中卒業式
宮田村宮田中学校の卒業式は18日、同校体育館で開いた。巣立ちを迎えた108人が、周囲の支えに感謝しながら、絆を深めた学び舎に別れを告げた。
一人ひとり証書を受け取った卒業生。代表して小田切昂軌君が「この3年間で知識だけでなく、人間的な部分を多く学んだ。本気で取り組めば必ず結果はついてくる」とあいさつした。
在校生代表の松澤佳奈さんは「率先して取り組む3年生の姿が、常に私たちの目標。尊敬し、誇りでもある。これからも自信を持って社会を乗り越えていって」と言葉を贈った。
地球的な環境問題にも生徒会活動として取り組んだ卒業生。帯刀昇校長は「地球を守るという意識も大切にしながら、夢を実現して」と激励した。 -
琴伝流大正琴ファジー・いな交歓会
上伊那の琴伝流大正琴の指導者たちでつくる「ファジー・いな」や各教室の生徒たちの交歓会が16日、伊那市のJA上伊那本所であった。「ファジー・いな」のメンバーと17の教室の生徒たち約140人が演奏し練習の成果を披露し合った。
同会は10年以上前から毎年開いている。
「山小屋の灯」「手のひらを太陽に」など各グループ2縲・曲を演奏。客席では他の教室の生徒たちが、奏でられる大正琴の音色を耳を澄まし聞いていた。 -
新たな門出祝い 小中学校卒業式
小中学校の卒業シーズンを迎え、伊那市の伊那東小学校と、春富中学校で17日、卒業証書授与式があった。春富中(別府繁樹校長)では、男子81人、女子96人の計177人の卒業生が、仲間たちと作った思い出を胸に、慣れ親しんだ学び舎を巣立っていった。
別府校長は卒業証書を一人ひとりに手渡し、「新たな航海に旅立とうとしている卒業生のみなさん。春富中で培った自信と誇りを胸に堂々と、これからの人生を歩んで」とはなむけの言葉を述べた。
在校生代表の有賀楓子さんが「立ち止まることがあっても友人の笑顔を思い出し、頑張って」と送辞。卒業生代表の倉田豊治君は「困難や壁にぶつかるときは、この3年間で学んだことを糧に乗り越えたい」と答えた。
在校生や保護者に見送られる中、卒業生たちは、希望と自信に目を輝かせ、胸を張って会場を退場した。
在校生や保護者に見送られながら会場を退場する卒業生たち -
宮田中吹奏楽部、世代超えたOB共演で20日に演奏会
宮田村宮田中学校吹奏楽部の定期演奏会「スプリングコンサート」は20日午後2時から村民会館で開くが、同部出身OB、OGとの初共演実現で話題を呼んでいる。合同練習が15日から始まり、先輩後輩が心ひとつに最高のステージにしようと熱が入っている。
「先輩の皆さんと一緒に演奏したい」という現役部員24人の呼びかけに、今年度卒業生を含む34人のOB、OGが賛同。その中には兄弟姉妹が4組、親子も1組いるなど、世代を超えた同部の新たな歴史が今回のコンサートで刻まれる。
15日の合同練習では、久しぶりに楽器にふれた先輩を現役部員がリードしながら教える場面も。
現役当時はパーカッションを担当していたという安田修也さん(40)=町三区=も「本当に色々忘れちゃっていて」と話しながらも、「後輩と共演できるのはうれしい。気分転換にもなりますね」と笑顔がこぼれた。
コンサート当日は現役部員がワーグナーの行進曲など8曲を演奏し、OB、OGとの共演は「威風堂々」など3曲を予定。
津山碧部長(2年)ら現役部員は「先輩と一緒に演奏するのは緊張するが、良い経験になり楽しみ」と本番を心待ちにしている。 -
伊那東小 新校舎へお引越し
新しい管理教室棟が完成した伊那市の伊那東小学校で18、19日、来年度から使用を始める新校舎への引越しがあった。終業式を終えた1縲・年生の児童約600人が教室移動のために登校。新校舎で授業を受ける新2、6年生が、自分たちの荷物を新しい教室に運び込んだ。
新校舎は、老朽化が進む管理教室棟(北校舎)の改築が目的で、10年度の児童数ピークを見通し3学年計15教室などを設けた。市内の教育施設では初となる、公募で集まった地域住民の意見を取り入れた設計。工事は06年8月からで、本年3月中旬にしゅん工検査を済ませた。
建物は1階鉄筋コンクリート、2階鉄骨造りの延べ床面積約4200平方メートルで、工事費約11億円。校舎内を広く使うため、柱の数を減らし、梁(はり)を細くしても強度が保てる構造で、1、2、6学年の教室や、各学年の共有空間のほか、間仕切りのない開けた図書室などを配置した。
子どもたちは新築のにおいがする校舎の中に入ると目を輝かせ笑顔で作業。新しい校舎で道に迷わないよう、列を作って荷物を運んだ。5年生の女子児童の一人は「きれいで気持ちがよい。6年生になったら、新しい気持ちで勉強したい」と話した。
北校舎の取り壊しやグランド整備などの工事を今秋までに終え、それ以降にしゅん工式を開く。市教育委員会では、関係者を対象とした内見会を26日、一般開放を4月12日に行う予定だ。
新校舎への引越しを楽しむ児童たち -
伊那北小学童クラブ新施設の開所式
伊那市の伊那北小学校学童クラブの新施設が完成し、市教育委員会は17日夜、現地で新施設の開所式を開いた。同学童クラブを利用する児童や保護者ら約70人が出席。これまでよりも利用スペースが広くなった新しい施設の完成をみんなで祝った。
市教委生涯学習課によると、伊那北小学童クラブは1987(昭和62)年4月の開所。同小の児童数が増えたことにより、これまで利用していた校舎内の教室を新年度は普通教室として使用するため、体育館北側に新施設を建てた。現在は、低学年を中心に約80人の児童が利用する。
施設は軽量鉄骨造り1階建ての延べ床面積136平方メートル。利用者の増加を見通し、部屋数を2部屋に増やし、台所とトイレを設けた。工事費は1449万円で、厚生労働省の社会福祉施設整備事業補助金を利用し、市が615万7千円(07年度事業)を負担した。
開所式で北原明教育長は「これからも仲良く、元気よく遊んで」、笠原富重校長は「新しい学童クラブが完成したことにありがとうの気持ちを忘れず」とあいさつ。保護者の一人は「このような素晴らしい環境の中で面倒をみてもらえて感謝している」と話した。
新施設の開所式であいさつする笠原校長 -
江戸天保年間から続く「伊勢太々講」
宮田村北割区の鈴木幸雄さん(62)宅で15日、167年前の江戸・天保年間から続く「伊勢太々講(いせだいだいこう)」があった。同区と南割区の36戸が講を組織しているもので、今年も2月に三重県の伊勢神宮に代参。この日は、代参の報告と神事を行い、持ち帰ったお札を配って各家庭の繁栄や地域安全などを祈願した。先祖代々の伝統は、地域の絆として今も脈々と受け継がれている。
神事や祝宴の準備をする幹事役の「宿仲間」は4戸、代参は2戸で当番制。会場も宿仲間の自宅を提供して毎年変わるしきたりで、今年は鈴木さん宅が受け持った。
代参人の浦野広さんが報告。夫婦で出かけたと話し「このような機会でないと妻と一緒に旅行することも少ない。先祖がつくってくれた講に感謝します」と続けた。
庶民が自由に旅行できなかった江戸時代。宮田村内でも代参人を設けて巡拝信仰する「参詣講」が、各部落ごとにできた。
「伊勢太々講」もそのひとつで、天保12(1841)年に米1俵が35銭の時代に53両余りの大金を奉納して始まったとされる。
太平洋戦争の一時期を除いて、代参人による参拝は休むことなく継続。社会が変わり個人参拝が中心になった現在も、36戸が頑なに伝統を守っている。
古くから同講に参加する春日甲子雄さん(84)は「浦野さんのように昔から代参で旅行し、その報告を受けるためにみんなで集まることも楽しみだったはず。こんな時代だからこそ、みんなで守っていくことが地域の結束にもなるはず」と話した。 -
伊那市内保育園の新年度入園希望者数、まとまる
伊那市はこのほど、市内の保育園の新年度入園希望者数を公表した。公立保育園では定員2400人に対し、2128人が入園を希望しており、うち、548人が新規の希望者で、定員オーバーとなっている園は昨年度統合した富県保育園ほか、8園。一方、入園希望が半分に満たない園は3園となっている。
園別では、定員数200人の上の原保育園で定員を13人上回り、最も多い入園希望者が集まっている。そのほかで定員を超えているのは竜西、竜南、竜東、高遠第四などの市街地にある4園、手良、富県保育園のほか、09年度に美篶中央保育園と統合する美篶東部も、定員60人に対し、65人が入園を希望している。
一方、定員に対し入園希望が50%に満たない園は、美篶中央、伊那西部、新山の3園。
入園率22・5%の新山保育園は、新年度、5歳児の入園希望がないため、年長園児不在のまま、9人で保育を行うことになる。また、入園率41・7%の伊那西部保育園の入園希望者は定員60人に対し25人。2011年を目途に、大萱保育園と統合する西箕輪北部保育園の入園希望者数25人と同数となっている。
全体として未満児の入園希望が増えており、公立入園希望者の2128人中374人が2歳以下の未満児。また、未満児保育は大規模園で増加する傾向にある。 -
宮田中3年生を送る会
宮田村宮田中学校は14日、3年生を送る会を開いた。1、2年生が感謝の気持ちを歌やメッセージで寄せ、卒業生にエールを贈った。3年間を写真でも振り返り、別れを惜しみつつ、新たな門出を全校で祝った。
1年生は「きぼう」などの言葉を人文字でつくり、2年生は成長した姿をみてほしいと、昨年秋の音楽会で歌った曲を贈った
教職員らも歌で祝福。保育園や小学校の時の担任からのメッセージも披露し、卒業生は自分の成長と重ねあわせ耳を傾けた。
緑化委員会は育てた花を2年生にあずけて贈り、図書委員会も思い出つまった図書記録カードをプレゼント。
在校生からの数々の贈り物に、3年生は今まで練習を続けてきた「ひとつの朝」を渾身の歌声で合唱した。
在校生全員の折り紙でつくった「YOU CAN DO IT」の横断幕に見送られ、卒業生は退場した。 -
07年度上伊那地方青少年育成連絡会表彰
上伊那地方青少年育成会連絡協議会(畑房男会長)は13日、07年度表彰式を伊那合同庁舎で開いた。子ども会活動や青少年の健全育成にあたっている指導者・育成者4人、1団体を表彰した。
表彰者を代表してあいさつした辰野町の唐沢安幸さんは、01年から宮木地区公民館分館長として子ども会活動の活性化に取り組んだ。03年からは地域子育て支援マスターとして町全体の子ども会活動にリーダーシップをとり活躍した。
唐沢さんは「集団の中で、みんなで一緒に助け合い協力する。そういう人間形成こそ、思いやりのある人間をつくる」と話していた。
そのほか表彰されたのは次のみなさん。
▽新井政夫(飯島町)飯島町青少年育成指導員、七久保地区育成会会長など15年にわたり青少年健全育成のため活動し、現在も活躍▽松脇徹(飯島町)飯島町の青少年育成指導員を10年間努め、献身的に活動した▽田中浩二(飯島町)96年から飯島町青少年育成指導員として活躍。03年度からは飯島町地域教育活動推進協議会会長として子育て、子育ち活動に携わっている▽美篶青少年育成会(伊那市)青少年健全育成を願い、家庭教育、教育環境整備、地域パトロールなど地域の区民や各種団体と連携協力した活動を行っている竏秩B -
修了証書授与
伊那技術専門校修了式
南箕輪村の伊那技術専門校で14日、修了式があった。メカトロニクス科、ソフトウェア設計科、木造建築科、木工科、機械科の生徒44人が同校での訓練期間を終え、学びやをあとにした。
石川秀延校長は「ここで学んだ一番大事なことは、ものづくりの楽しさ、喜び、感動すること。その気持ちをいつまでも持ち続けて欲しい」と式辞を述べた。
修了生代表のソフトウェア設計科倉田沙久良さんは答辞の中で「学んだ知識、技能をさらに向上させて、地域社会に貢献できるよういっそう努力していきたい」と意気込みを述べた。
修了生たちの就職内定先などは▽メカトロニクス科(2年)=修了生4人中内定者3人(製造業など)▽ソフトウェア設計科(2年)=修了生8人中内定者6人(ソフト開発関係、小売業種のシステム開発、製造業)▽木造建築科(1年)=修了生7人中内定者7人(大工、建具屋など)▽木工科(1年)=修了生20人中内定者10人(家具屋など)▽機械科(6カ月)=修了生5人中内定者4人(製造業など)竏秩B -
中学通学区変更スケジュール示す
駒ケ根市は大規模校の赤穂中と小規模校の東中の生徒数格差を是正するために09年4月1日から実施する通学区一部変更までのスケジュールを13日開いた市議会全員協議会で示した。
通学区変更の対象となる赤穂東小、中沢小、東伊那小の学区の区長、自治会長らに対し、今年4月から説明を始め、同時に市内全小中学校のPTA、職員らに対しても説明して理解を求める。5縲・月に委員会を設置して通学区の変更範囲を決定後、10月から合意形成、学級編成、学校見学などを行う。
市教育委員会は、現在行っている希望者対象の指定学校変更制度は09年4月の通学区変更後も当面継続していきたい竏窒ニしている。 -
第5回彩展
伊那市のぺアーレ伊那油絵教室の受講生でつくる彩洋画研究会(高山俊子会長)の第5回彩展が13日、県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。個性豊かな力作がそろい、見ごたえある展示になっている。
本年度は新たな講師で、月曜日教室は国画会会員の柴田久慶さん、木曜日教室は春陽会会友の青木正義さんが油彩画を指導している。
2教室の受講生19人が1年間学んだ成果を披露し合う展覧会で、50号を中心に1人2点を出品。講師もそれぞれ賛助出品した。
経験年数はさまざまで、受講生の多くが展覧会に向けて50号に挑み、各自が好きな題材を選んで静物画、人物画、抽象画などを描いた。
展示は16日まで。午前10時縲恁゚後5時(最終日午後4時)。入場無料。