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新入生の給食開始
宮田村宮田小学校1年生は8日、入学後初めての給食となった。協力しながら運搬、配膳。保育園の時とはひと味違った雰囲気で、仲間との会食を楽しんだ。
給食室に用意された食器やご飯、おかずに牛乳。おいしくつくってくれた調理員や栄養士に感謝して、当番の児童が各学級へ運んだ。
配膳も力をあわせて。分量も考えながら盛りつけた。
この日のメニューは、主食の赤飯にエビフライ、海草サラダにデザートはイチゴと彩りも豊か。
子どもたちは「私の好きなものばかり」「おいしそう。おかわりあるかな」など歓声をあげながら、モリモリ食べていた。 -
県看護大学で入学式
駒ヶ根市の長野県看護大学で7日、入学式があった。関係者や保護者などに見守られる中、学部生91人、大学院生14人が深山智代学長から入学許可を受け、夢の実現に向けて第一歩を踏み出した=写真。
深山学部長は「みなさんが自立した生活ができるよう応援している。本学教育方針に基づき、進んで学び、幅広い視野を通して豊かな人間性を養ってほしい。看護職には優しさが期待されているが、それは相手を理解するということから生まれると思う」と語り、新入生らを歓迎した。
また、新入生代表の小尾智春さん(18)=茅野市=は自身が看護師を志すきっかけとなった一つの詩を読み上げ、「この詩を読み、看護師を見つめる人の思い、心に寄り添うころの大切さを感じた。心のつながりを一番に考え、知識、技術を身に付けてともに医療を学ぶ学生の中で充実した学生生活を送りたい」と語った。
本年度学部入学者の出身内訳は県内63人(うち上伊那出身者3人)、県外28人。近年男性看護師が増加していることに伴ない、年々男性入学者数が多くなっているが、今年は例年よりも男性の数が多く、学部で9人、院生で1人が入学している。 -
赤穂高入学式
駒ケ根市の赤穂高校(米山明広校長)は5日、入学式を行った。全日制商業科80人、普通科201人、定時制普通科15人の計296人が晴れて入学し、希望を胸に高校生活のスタートを切った。新入生を代表して西山浩平君は「赤穂高校に入学できて感激している。何事にも誇りと自覚を持ち、学業に励み、それぞれの目的に向けて前進したい」と力強く宣誓した。
米山校長は式辞で「初心を忘れず、力強く目標に向かって研鑚を積んでほしい。高校時代は大人になる土台づくりの時期であり、人生を左右する重要な時間。これからの生活に誇り、気品、継続の3つの言葉を贈る。仲間とともに心を磨いてほしい」と激励した。 -
信州高遠美術館で高崎昇平日本画展
伊那市の信州高遠美術館で画家高崎昇平さん=東京都在住=の日本画展が開かれている。雪、川、海をテーマに水のうつろいを描いた作品と、「桜・伊那路」を画題にした作品25点を展示。30日まで。
高崎さんは「第1回信州高遠の四季展」で大賞を受賞している。
水面に浮かぶ桜の花びらを描いた「あたたかな漂い」、雪の降る中に立つ木を描いた「冬に立つ」など。
午前9時縲恁゚後5時。5月6日まで無休。入館料は一般500円、小中学生150円。高遠桜まつりの期間は高遠城址公園入園券持参者は割引。
問い合わせは、信州高遠美術館(TEL94・3666)へ。 -
伊那西高校で入学式
伊那市の高松学園伊那西高校で4日、入学式があり、真新しい制服を着た176人の新入生が教職員や保護者などに見守られる中、新しい学校生活をスタートした=写真。
新入生らは吉川英人校長から入学許可を受け、新入生代表の伊藤優里さんが「ただいま、入学の許可をいただけたことを大変嬉しく思う。本日より建学の精神に基づき、1日たりとも無駄にすることのないよう、勉学、クラブ活動、生徒会活動に最善を尽くしたい。また、高校生としての本分を尽くすことを誓います」と宣誓の言葉を述べた。
吉川校長は式辞で「本校は自分に与えられた命を大切にしていく場。みなさんは今、新しく始まる高校3年間の生活に胸を膨らませていると思うが、高校生にとって一番大切なことは学習することで、できる、できないにとらわれず、1時間1時間を大切にしてほしい。みなさんが膨らませている夢を実現するよう願っている」と語った。 -
駒ケ根市内小中学校入学式
駒ケ根市内の全小中学校で4日、入学式が一斉に行われた。5小学校は午前に、2中学校は午後にそれぞれ式を行い、初々しい新入生を迎えて希望に満ちた新学期をスタートさせた。
東中学校(小木曽伸一校長)では指定学校変更制度により、赤穂地区から入学を希望した24人を含む66人の新入生が真新しい制服に身を包んで入場=写真。在校生や保護者らの温かい拍手で迎えられた。
新入生を代表して萩原峰音さんは「中沢、東伊那、赤穂の仲間とともに新しい生活がスタートする。今日からあこがれの中学生の一員。勉強をはじめ多くのことに全力で取り組みたい」と述べた。
在校生代表の野溝優太君は「皆さんの入学を心待ちにしていた。期待と不安でいっぱいだと思うが心配することはない。分からないことは先輩にどんどん聞き、あせらず、楽しみながら中学校生活をスタートさせてください」と歓迎の言葉を述べた。
小木曽校長は式辞で「体を鍛え、心を磨いて多くの知識を習得し、仲間とともに励まし合って生きる力を身につけていってほしい」と呼び掛けた。
入学者数は小学校が赤穂127、赤穂東90、赤穂南99、中沢18、東伊那26。中学校は赤穂272、東66。 -
新山小学校で入学式 新入生は2人
伊那市の新山小学校(山岡清孝校長、43人)で4日、入学式があった。新入生は、市内で最も少ない2人。1・2年生の複式学級となり、7日から2年生と一緒に机を並べる。
上級生が太鼓演奏などを披露し、新入生を歓迎した。
式終了後、新入生は教室に入り、ノートや鉛筆、はさみなど教材が置かれた机に着席。担任が一人ひとりの名前を呼ぶと、右手を挙げて元気よく「はい」と返事。「学校で何が楽しみですか」と尋ねると「勉強」と口をそろえた。
複式学級は8人以下が基準で、2年生6人と合わせても8人。市内で初めての複式学級となるが、国語と算数は1・2年生が別々の教室で受ける。また、教育に支障がないよう、選科1人(新山小と伊那西小)を市負担で配置した。 -
上伊那農高 08年度入学式
南箕輪村の上伊那農業高校(三井忠人校長)で5日、2008年度入学式があり、新入生159人が入学した。保護者らに見守られながら生徒たちは、期待と不安の気持ちを交差させ、新しい学校生活のスタートを切った。
新入生の入学を許可した三井校長は式辞で、「自然、命に学び、それを生かすことがこれからの時代に必要なこと。みなさんの初期の願いが、立派に果たされることを期待する」とあいさつした。
新入生代表の生産環境科の山田一樹さん(長谷中出身)は「輝かしい歴史と伝統ある上伊那農業高校に入学し、これからの高校生活を充実させるため、勉学をはじめ諸活動に励みたい」と宣誓した。
##写真(たてよこ)
期待と不安の気持ちを交差させながら入場する新入生たち -
宮田小、中学校入学式
宮田村の宮田小、中学校は4日、入学式を各校で開いた。期待に胸ふくらませ元気に登校。先輩らの温かな祝福に出迎えられ、新生活の一歩を踏み出した。
宮田小は100人が新入学。上級生や保護者、地域の人たちの拍手にあわせて入場し、「ドキドキドン!1年生」をさっそく心あわせて合唱した。
清水閣成校長は、エプロンシアターで新入児童を楽しませながら「1人では難しくてもも力をあわせるとできることが一杯ある。友だちと協力する楽しさを小学校で感じてください」とあいさつ。
児童会長の平林嶺君は「困ったことがあったら何でも言って。一緒に学校生活がんばろう」と励ました。
宮田中は104人が真新しい制服に身を包み、緊張な面持ちで入学式に臨んだ。
温かく出迎えた上級生、教職員らと対面し、新入生代表の上條途夢君が「宮田中では自己を見るという言葉を大切にしていると聞いた。心身ともに鍛え日々自分を見つめ、1日も早く制服が似合う中学生になりたい」と力強くあいさつ。
在校生を代表して吉水大介生徒会長は「挑戦し、全員で協力してより良い学校にしていこう」と激励した。
帯刀昇校長は「思いやり、いたわりの心を持ち、挑戦する努力を」と呼びかけた。 -
高遠高校で入学式
上伊那の5高校で4日、それぞれ入学式があった。新入生は期待に胸を膨らませ、新たな高校生活をスタートさせた。
高遠高校には106人(男61、女45)が入学。制服が94年以来15年ぶりに、紺色のブレザーから黒を基調とした制服に替わった。
福沢務校長は「何のために本校を選んだのか考え、学ぶ意識を持ってほしい。勉強、部活動、生徒会とバランスよく学び、みんなのために自分を生かしてほしい」と式辞。
新入生の馬場千紗登さんは「一人ひとりが勉学に励み、専門性を身につけ、個性や能力を高めたい。進徳館の実学の精神を受け継ぎ、校風を遵守する」と宣誓した。 -
宮田村保育園入園式
宮田村の3保育園は4日、入園式を各園で開いた。梅の花が咲き揃う春本番の陽気に恵まれ、緊張気味の新入園児が登園。友情深める集団生活が始まった。
中央保育園の入園式は、新入園児が保護者とともに入場。
年長、年中のお兄さん、お姉さんが拍手で迎え、さっそく一緒に歌って心を通わせた。
関礼子園長は「保育園は楽しいことがいっぱい。仲良く遊びましょう」とあいさつ。
式終了後は親元を離れて、それぞれのクラスへ。寂しさを隠せない子どもの姿もあったが、おやつのバナナを食べて、元気に新生活をスタートさせた。
3保育園の新3歳児(年少)入園者は中央保育園が25人、東保育園が38人、西保育園が28人で計91人。 -
南箕輪村で入園式 新しい集団生活スタート
南箕輪村の全5保育園は2日、各園で2008年度入園式を開いた。このうち南原保育園(原訓子園長)では22人が保護者と初登園。年長児のリズム体操や原園長のマジック披露などで新入児を歓迎し、新たな集団生活のスタートを切った。
式で原園長は「保育園には砂場やブロックなど、いっぱい遊べるよ。おいしいおやつもあるので、元気いっぱい遊びましょう」とあいさつ。進級した園児らには「もし、困っていたら優しく教えてあげてね」と呼び掛けた。
式を終えると未満児や年少などの学級に分かれ、初めてのおやつの時間。園児たちは一つのテーブルに仲良く椅子を並べると、みんな笑顔でおやつを食べた=写真。 -
主要文化体育施設、シルバー人材が指定管理者で
宮田村の村民会館を除く主要な文化体育施設の管理が1日から、駒ケ根伊南広域シルバー人材センターに移った。村が同センターを指定管理者にして委託したもので、村民会館(村教育委員会)内にセンタースタッフが駐在して利用予約などに対応する。
管理対応は基本的に維持しながらコスト削減を図るのがねらいで、利用料金などの変更もない。予約も今まで通り村民会館の窓口(85・2314)で受け付ける。 -
村森林セラピー協議会が松くい虫対策募金を寄付
南箕輪村森林セラピー協議会は31日、07年度に集まった松くい虫対策募金112万255円を村に寄付した。
大芝高原の赤松を松くい虫から守るため、村は06年度から樹幹注入をしている。松くい虫対策の資金に-と、同協議会も06年度から募金活動に取り組んでいる。
募金は村内の一般家庭、公共施設など5カ所に設置した募金箱、2団体からの募金の合計。一般家庭には各戸に回覧で協力を呼びかけ89万77円集まった。
協議会の荻原文博会長と堀正秋副会長が村役場を訪れ、唐木一直村長に募金を手渡した。荻原会長は、「貴重なお金なので、ぜひ有効に使っていただきたい。これからも募金には真剣に取り組みたい」と話した。
唐木村長は、「大芝高原は村の貴重な財産で心のよりどころ。協議会が主体となって家庭の寄付まで取り組んでいただいたことは大変ありがたい。樹幹注入に毎年1千万円使っているが、募金はその一割分。村民に関心を持ってほしいという思いがあったのでありがたい」と、取り組みに感謝した。
協議会は08年度も引き続き募金箱を設置し、地域に協力を呼びかけていくという。 -
駒ケ根太鼓子ども連卒業演奏会
多くのイベントや行事に出演するなど、市の顔として活躍している伝統の駒ケ根太鼓は29日、3月いっぱいで子ども連を卒業する中学3年生らによる初の記念演奏会を同市中沢の農村交流広場体育館で開いた。子ども連の一員として小学2年生からけいこを重ねてきた小林大悟君、下平勇太君、杉山宥介君、中嶋隼人君の4人は保護者ら約70人が見詰める中、子ども連として最後の舞台に上がり、8年間積み上げてきた技をいかんなく発揮する見事な演奏を披露した=写真。指導者らの参加も得ながら5曲を演奏し、迫力ある響きで聴衆を圧倒した。
演奏会を発案した指導者の岡田洋子さんはあいさつで「子ども連卒業の記念に何かできないかと考えた末、この演奏会を思いついた。できれば高校生になっても大人になっても、太鼓はずっと続けてほしい」と呼び掛けた。 -
「ドキュメンタリー山頭火」出前上映会
漂泊の俳人種田山頭火(1882竏・940年)のドキュメンタリー映画の上映会が29日、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開かれた。ドキュメンタリー山頭火をつくる会主催。伊那毎日新聞社など後援。上映会では山頭火の生涯や人物像に迫った3篇のほかに、今回初公開の、井上井月(1822竏・887年)と彼を慕い墓参に訪れた山頭火の軌跡を描いた作品も上映。約80人が観賞した。
映画の制作者は元名古屋テレビのプロデューサー大塚幹郎さんと同局の元カメラマン山下文雄さん。2人はドキュメンタリー山頭火をつくる会として、04年から映画制作に取り組んできた。
今回上映したのは、山頭火の生涯をまとめた「山頭火の生涯 ダイジェスト」(12分)、山頭火と交流のあった人たちや山頭火の顕彰運動を続けている人たちのインタビューをまとめた「ViVa山頭火 ふるさと編」(48分)、34年に井月の墓参に向った山頭火が飯田に立ち寄り、病気により墓参を断念した時の彼の軌跡をたどった「信州飯田の山頭火」(10分30秒)、井月墓参に伊那谷を訪れた山頭火を追いながら井月研究家の春日愚良子さん(伊那市)の解説のもと井月の人物像を探り、二人の共通点に迫った「ViVa山頭火 漂泊の俳人・井月を訪ねて」(35分)。
映画では数々のインタビューにより山頭火や井月の暮らしぶりや様子などが浮き上がり、作中で紹介される彼らの句をより味わい深くしていた。特に「井月を訪ねて」では題材が地元に馴染みの深い井月ということもあり、彼の句に感嘆の声を洩らす来場者やインタビューでの「バッチイ人だった」という井月評につい笑い声を洩らす来場者もいた。
ドキュメンタリー山頭火をつくる会では今後さらに取材を重ね、今までの総括として「最後の放浪 山頭火1939」(仮)の製作に取り組む。完成予定は11年。 -
上農高校でISO14001内部監査員養成講習
南箕輪村の上伊那農業高校は27、28日、同校で初のISO14001内部監査員養成講習を開いている。2年生70人が、あいち建築デザイン専門学校土木科職員から講習を受けている。
ISO14001は環境マネジメントシステムの国際規格。認証を取得している企業は会社内や組織内で見直しや点検を行うため、ISOの知識を持つ人材が必要となる。講習会では「法規」「システムの作り方」「予想される自然環境」「環境破壊」「緊急事態の対応」などを学習する。
同講習を受けるのは県内の高校では上伊那農業高校が3校目。同校では農業高校のカリキュラムに関係していること、地元でもISO14001を取得する企業が出始めていることなどから、2年生から希望者を募り講習会を開いた。
27日の講習は規格解釈やシステム、法律の学習など。生徒たちが校内を事務室・職員室、教室、廊下や体育館など区域に分け、その運営状況を環境面から分析して発表する場面もあった。
28日には講習の最後に修了認定試験があり、合格者には修了証が発行される。 -
はら美術で宮沢梅径七十七記念刻字展
伊那市の書道家・宮沢梅径さん(77)の喜寿を記念した個展「七十七記念刻字展」が4月1日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。自身の思いを文字に表現し、美しく仕上げた刻字作品55点が、訪れた人の目を楽しませている。
書道学芸員理事審査員などを務める宮沢さんが、はら美術で個展を開くのは5年ぶり。中でも、一つひとつの作品に思いを込めた刻字作品は全国的にも高い評価を得ており、今回はこの5年間に手がけた刻字作品を中心に並べた。
そのうち、書道芸術院展60回記念役員巡回展に出展した作品「八月十五日」は、ひときわ思い入れの強い終戦記念日をテーマとしたもので、“十”の文字を境として戦中、戦後の陰と陽を表現。
宮沢さんは「この日は生涯で忘れられない日。平和への願い、二度と戦争はしてはいけないという思いを込めた」と話していた。
そのほかにも、サクラや白居易の詩をテーマとした作品などが並んでいる。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
伊那東小新校舎 関係者で内見会
伊那市の伊那東小学校管理教室棟の新校舎が完成し、26日、理事者や地元区長、PTA、地権者ら関係者を対象とした内見会を開いた。約60人が参加し、新校舎の概要説明を受けながら、新しい校舎内を見学した。
新校舎は、老朽化が進む管理教室棟(現北校舎)の改築が目的。工事は06年8月から始まり、本年3月中旬にしゅん工検査を済ませた。1階鉄筋コンクリート、2階鉄骨造りの延べ床面積約4700平方メートル。事業費は設計監理、建築工事、用地取得など合わせて約14億円。
校舎は、ワークショップによる地域住民や職員の意見を反映した設計で、学校のシンボルとなるコヒガンザクラを動かすことなく建てた。児童数ピークを見通した3学年計15教室や間仕切りのない開けた図書室、学年専用の多目的スペースなどを配置した。
北校舎の取り壊しやグランド整備などを終え、9月以降にしゅん工式を開く予定。4月12日には、新校舎を一般開放する。
間仕切りのない開けた図書室を見学する関係者 -
伊那北高校音楽部、吹奏楽部が第29回ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部、吹奏楽部による第29回ジョイントコンサートが22日夜、伊那市の生涯学習センターであった。音楽部合唱班、同班弦楽班、吹奏楽部の学生総勢120人が4ステージを展開。学生や一般など300人以上の観客が集まり、さまざまに繰り広げられる演奏に聞き入った=写真。
普段は別々に活動する各班が、合同演奏などをすることで、定期演奏会などとは一味違ったステージを披露するジョイントコンサート。今年は、音楽班、弦楽班、吹奏楽部の順で演奏し、各ステージの合間にジョイント演奏を展開。そのうち合唱班は、重度身体障害者の詩に川口耕平さんが曲をつけた合唱曲集「憩いのみぎわに」ほか、聞きなじみのあるポップミュージックを披露したほか、弦楽班とのジョイントでは、若い世代に人気のアーティスト、絢香の「三日月」をしっとりと歌い上げた。
また、合唱班、弦楽班、吹奏楽部すべてが合同で演奏する最後の「ジョイントステージ」では、「Joyful Joyful」を演奏。観客も一緒に演奏を楽しんでいた。 -
サンライフ伊那で趣味創作教室受講者、クラブ会員の作品展
伊那市西春近のサンライフ伊那で30日まで、07年度後期受講修了生142人と受講者OBでつくる「墨英会」「盆栽愛好会」による合同作品展が開かれている。書道、水墨画、手編、陶芸、木彫の各作品218点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
中高年齢者を対象とした趣味創作教室を開く同施設では、受講者らの成果を見てもらう目的で講座が修了する半期に1度ずつ作品展を開いている。今回はなるべく多くの作品を展示しよう竏窒ニ、一人1点に限定せず、受講者らに多くの作品の出品を呼びかけ。例年より多くの作品が集まった。
陶芸教室で学んだ受講者・湯沢佳人さん(66)=伊那市=は、花瓶や湯のみなど、教室で製作した作品数点を出展。「奥深いのでなかなか良いものができないが、出展した作品はまあまあに仕上がった。今後もできる限り続けていきたい」と話し、ほかの受講者の作品と見比べていた。
入場無料。午前9時縲恁゚後8時(最終日は午後3時まで)。また、26日は煎茶教室受講者らによるお手前披露もある。時間は午前10時縲恁゚後2時。 -
宮田村3つの保育園で卒園式、103人が巣立ちの春
宮田村の3保育園は25日、卒園式を各園で行った。たくましく育った103人が、希望を胸に元気に巣立った。
このうち西保育園は34人が卒園。友情深めみんなで刻んだ思い出を、元気にひとりづつ振り返った。
保育証書を受け取ると、保護者のもとへ。感謝の気持ちを伝え、ギュッと抱き合う姿もあった。
吉川美幸園長は「あいさつは人と人の心がつながる魔法の言葉。元気良く心をこめてあいさつし、友達を助けあう。そんな1年生になってください」と励ました。 -
駒ケ根市文化財団基金奨励賞
駒ケ根市文化財団(渋谷敦士理事長)が文化、芸術の振興などを目的に5年前から毎年贈っている文化財団基金奨励賞の第5回受賞者に生田流筝曲演奏家の気賀沢美香(雅号・雅巳樹)さん=駒ケ根市中央=と「伊南子ども劇場」(北村和枝運営委員長、会員数約400)が選ばれ23日、市総合文化センターで授賞式が行われた。代表者など3人が出席し、渋谷理事長から賞状と奨励金をそれぞれ受け取った=写真。
気賀沢さんは「栄えある賞をいただいて感謝する。筝が好きで演奏を続けてきたが、今後も邦楽をもっと気軽に楽しんでもらえるよう努力していきたい」、北村さんは「いろいろな活動をしているが、まだまだ市民に知られていない。子どもたちのためにさらに力を注いでいきたい」と喜びを語った。
気賀沢さんは4歳で筝を始め、正派音楽院、NHK邦楽技能者育成会を卒業。邦楽オーケストラ「むつのを」、和楽器バンド「SO竏鱈AB」(ソーラボ)、和楽器ユニット「まいまい」などで意欲的な演奏活動を行っているほか、後進の育成に当たっている。
伊南子ども劇場は1987年に発足。幼児から中高生に良質な舞台芸術鑑賞の機会を提供しつづけているほか、山遊びやキャンプなどの野外活動にも取り組んでいる。 -
伊那市の子育て支援センター有料化に対し、新日本婦人の会伊那支部が2度目の反対署名と陳情を提出
来年度から有料化する子育て支援センターの無料存続を求めてきた新日本婦人の会伊那支部(木内律子支部長)が24日、これまでに集めた署名1173人分の署名と小坂樫男市長あての陳情書を市保健福祉部長に提出した=写真。
同会が署名と陳情書を提出するのは今回が2度目。1度目は536人分の署名とともに子育て支援センターの有料化案が3月議会で諮られる前に提出したが、同案は3月議会で可決された。そんな中署名活動を続けてきた同支部では、子育て支援センターの充実と母親らが使いやすい施設になるようにとこれまで集めた署名を提出することにした。
署名と陳情書の提出を受け、市子育て支援課は「一定の受益者負担をしてもらう中で、質を高めながら伊那市の支援センターを作っていきたいと考えている。情報の周知に努め、できるだけ市民のみなさんが使いやすい、利用しやすい環境を整えたい」として、減免措置、利用者への会計報告などにも取り組む方針を説明。有料化への理解を求めた。
木内支部長は「今回の活動を通して、子育て支援センターに対する市民のみなさんの関心が高まった。無料ということを訴えてきたが、良いセンターにして、お母さんたちが子育てに自信が持てるように支援していただきたい」と話していた。 -
伊那アルプス美術館開館
箕輪町の伊那アルプス美術館が20日、今年の営業を開始した。11月30日まで。
開館12年目となる伊那アルプス美術館は常時約250点以上の絵画や版画などの作品を展示している。常設展は現近代の日本、外国作家の洋画・版画など。
また今年は企画展を5回予定しており、5月30日までは館主の垣内カツアキさんが描いた「諏訪の春」「伊那谷の春」「ダム湖の夏」など、県内の四季折々の風景画をメーンにした新作36点を展示。
「子どものころから絵が好きだった」という垣内さんは、油絵を描き始めて50年以上になる。「見る人の目線に立って心が和むような作品を描いていきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(土曜日休館)。入館料は高校生以上400円。小中学生、身体障害者、75歳以上は入場無料。
問い合せは、伊那アルプス美術館(TEL70・7020)へ -
いな少年少女合唱団ハンガリー訪問出発式
上伊那の小学校2年生縲恪mZ3年生によるいな少年少女合唱団が23縲・8日、ハンガリーを訪問する。21日、伊那市役所で出発式が開かれ、ハンガリーを訪問する団員25人が「さくらさくら」とハンガリーの童歌の「おなべがにげた」を、小坂樫男市長や市職員などに披露した。
いな少年少女合唱団では指導者の山岸めぐみさんがハンガリーに留学していたことから、過去2回ハンガリーを訪問しており、3回目の今回は10年ぶりの訪問となる。25日にはハンガリーのブダペストの民族博物館で演奏会を開き沖縄民謡や「さくらさくら」、ハンガリーの歌など15曲を合唱。そのうち2曲はハンガリーのマニフィカート児童合唱団と一緒に歌う。
いな少年少女合唱団の正木朋恵団長は「まったく違った環境で歌ったり聞いたりすることにとてもわくわくしてる。今までみんなで積み上げてきたものを楽しみながら、精一杯出しきってきたい」と意気込みを話した。
また、いな少年少女合唱団は帰国後の5月3日に伊那市駅前ビル「いなっせ」で演奏会を予定している。
午後6時開演。入場料500円。チケット販売は伊那市生涯学習センター事務室(いなっせ5階)。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園 卒業証書授与式
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原光生園長)は22日、同園で07年度卒業証書授与式を行った。卒園児14人が卒園。園児たちは、友だちとともに遊び育った園舎を巣立ち、小学校生活への第一歩を歩み出した。
保護者や来賓の拍手で迎えられた園児らは元気いっぱいに入場し、園歌を合唱。一人ひとりに卒業証書を受け渡し、がっちりと握手をした宮原園長は「小学校では、楽しいことがいっぱいあるので一生懸命頑張って」と送り出した。
緑ヶ丘敬愛幼稚園は23日に卒業証書授与式を行う。
卒園児や担任、保護者がメッセージを交し合う「送る言葉」では、担任が「卒業おめでとう」、保護者は「幼稚園で楽しかった思い出を忘れず小学校でも頑張って」とあいさつ。園児らは「小学校でも友だちをたくさん作りたい」と答えた。
宮原園長から卒業証書を受け取る卒園児たち -
上伊那和裁連盟会長
伊那市荒井区室町
竹入良子さん(71)和裁をしている母の姿を覚えている。
「あ、今は首の部分を縫っている」
幼な心にそう思いながら、母の針仕事を見ていた。それはすべて、満蒙開拓団として渡ったハルピンでの記憶だ。終戦を迎え、満州移民団のほとんどが国境地帯に取り残される中、命からがら両親とともに引き揚げてきたのは1946年、小学3年生の時だった。
帰国してからの生活も厳しかった。母も働きに出るようになり、和裁をする姿はあまり見なくなった。高校に進学することはできたが、家計に余裕はなく、家庭科の授業は受けられないまま、卒業を迎えた。
「だから和裁は一番苦手にしていたことだったんです」と語る。
◇ ◇
和裁を始めたのは40歳を過ぎてからだった。すでに終戦から30年がたち、生活は豊かになっていた。結婚して2人の娘にも恵まれ、母とも同居。日常生活は幸せだった。その一方で抱いた一つの思い。
自分の中に何か技術を残したい竏秩B
「昔に比べ、お金に困る生活はなくなったし、生活も幸せだった。でも、自分の中には確固としたものがない気がした。娘2人の嫁入り道具をそろえたいという気持ちもあったし、40歳を過ぎて、苦手に挑戦するのも良いかなって」と笑顔を見せる。
その後、教室に通って和裁を習得。和裁士となってからは日に数本の帯を仕立てることもあった。一つひとつの方法が厳格に決まった和裁の中でも、美しい直線を縫うことは特に難しかった。しかし、徐々に形を現す着物や帯を見ながら、針を進めるのは楽しく、とりわけ誰かのためにする仕事は喜びが大きかった。
◇ ◇ -
吉瀬幸雄さん(41) 駒ヶ根市下平
「ありがとうございました」竏秩B20日、定期演奏会を無事に終え、会場に向かって頭を下げる吹奏楽部のメンバー34人。その傍らで、一回り大きく成長した生徒たちの姿に目を細めた。
「素直に『ありがとうございました』と言える気持ちを大切にしたい。演奏を聞きに来てくれた人、その会場を提供してくれた人など、自分たちを支えてくれた人がいるから演奏できることを感謝して」
音楽を好きになったのは小学校のとき。「音楽の先生の授業が楽しかった」のがきっかけだ。所属した中学校、高校の吹奏楽部ではサックスを担当。進学した信州大学教育学部音楽科では、何らかの形で音楽に携わりたいと音楽教諭を目指して勉強した。伊那東部中は5校目の赴任校。新年度で5年目になる。
「教師になりたてのころは手探り状態だったが、今では音楽を通じて子どもたちを育てていきたいと思っている。自分の気持ちを素直に伝えることができれば、音楽も素直に演奏することが出来る。人間の肉体、心の成長がその生徒の音楽を良いものに変えていくのだと思う」
2年前、部員たちの技術や集団力の向上を目的に、人前で演奏する機会を作りたいと行い始めた定期演奏会は本年度で3回目。コンクールの課題曲やサックス4重奏、金管8重奏などのアンサンブル曲、文化祭で披露した現代ヒット曲、アニメ曲など16曲を演奏した。
「1月から取り組んできた、一人ひとりの練習の成果を感じた。自分たちの演奏を聞いてもらいたい、『やってやるぞ』という意気込みが目の輝きに表れていた。私の思いを生徒たちが理解し、それを返してくれたこともうれしかった」
8月初旬にある全日本吹奏楽コンクール地区予選に向け、新1年生を迎え、新たなスタートを切る東部中吹奏楽部。「それぞれの頑張りで定期演奏会は成功したと思う。しかし、それで満足してはいけない。10回の練習と1回の本番は同じ緊張感。この気持ちを持って、夏につなげて取り組んでほしい」と今日もタクトを振る。
自分たちの精一杯の演奏を披露した定期演奏会(20日、伊那市民会館) -
駒ケ根市転退職教職員送別会
駒ケ根市と市教育委員会は21日、市内小中学校の転退職教職員の送別会を市役所南庁舎で開いた=写真。杉本幸治市長は「子どもたちが学校が楽しいと言って通っているのは先生方の努力のおかげと感謝している。それぞれの地域でのますますの活躍を祈る」と激励。教職員を代表して赤穂小学校の高野普校長は「温かく支えてもらったことに感謝する。学んだことを生かしながらこれからも頑張りたい」と礼を述べた。
駒ケ根市内小中学校の転退職教職員は次の皆さん(カッコ内は新任校)。
◇赤穂小▽校長=高野普(退職)▽教頭=唐木孝雄(辰野東小)▽養護教諭=鹿角千恵子(伊那東部中)▽教諭=堀内恵子(辰野西小)伊東美春(伊那北小)浦野紀子(箕輪北小)大野俊浩(飯田養護学校)橘佳乃子(長野市立信里小)三村直美(千曲市立治田小)吉田大輔(塩尻市立木曽楢川小)▽講師=草田美津保(退職)増田穣(退職)丸田菜美子(塩尻市立広丘小)
◇赤穂東小▽教頭=湯本英俊(松本市立旭町中)▽教諭=川村裕彦(天龍村立天龍小教頭)鈴木博道(退職再任用・赤穂東小)白崎由美子(諏訪市立湖南小)丸山元資(伊那養護学校)井上まゆみ(手良小)湯本佐保(小諸養護学校)清沢恵美(長野市立下氷鉋小)▽講師=昆孝嘉(退職)岡崎節子(退職)
◇赤穂南小▽教頭=塩野入幸隆(県教委教学指導課主任指導主事)▽教諭=安藤久美子(南箕輪小)伊藤桃子(組合専従・県教組執行委員)▽養護教諭=安富和子(喬木村立喬木第二小)▽講師=植木温子(退職)保科洋子(退職)▽非常勤講師=中村麻起子(退職)
◇中沢小▽校長=北原三千生(退職)▽教諭=杉田つね子(辰野西小)▽養護教諭=唐沢真理子(高遠中)▽就学支援=伊藤みつ子(赤穂小)
◇東伊那小▽校長=小川清美(退職)▽教諭=原ふみ子(退職)向山あゆみ(伊那東小)松崎善幸(南箕輪中)▽講師=高橋さやか(赤穂南小)
◇赤穂中▽教諭=飯島淳(退職)前田美恵子(退職再任用・赤穂中)浦野勝(長谷中)後藤衛(飯田市立高陵中)藤森了(諏訪養護学校)杉山幸代(塩尻市立塩尻西部中)鎌田真(木曽町立福島中)藤井篤徳(国立大学法人付属長野中)▽専門幹=牧田達夫(伊那東部中)▽養護助教諭=片桐美佐喜(退職)▽主事=町田典幸(川上村立川上第二小)▽講師=中村二志(退職)埋橋由佳(新規採用・長野市立湯谷小)
◇東中▽教諭=嶋崎幸子(赤穂中)島谷佳美(松本ろう学校)桂本真司(宮田中)▽講師=下平怜菜(新規採用・大町市立八坂小)