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主要文化体育施設、シルバーセンターを指定管理者にして管理委託
宮田村は4月から、村の主要な文化体育施設の管理について駒ケ根伊南広域シルバー人材センターを指定管理者にして委託する。28日の村議会臨時会に、指定に関する議案を上程して可決。契約期間は3年で、村教育委員会は「使用料やサービスは維持でき、村の経費削減にもつながる」としている。
委託するのは新田区にある総合公園「ふれあい広場」と、その周辺にある村文化会館、宮田球場、農業者トレーニングセンター、テニス場、宮田宿本陣旧新井家住宅、さらにつつじが丘など2カ所の村営グラウンド、中越の屋内運動場、村体育センター、村武道館。
公募せずにシルバー人材センターを選定した理由について、村教委は「既に駒ケ根市の体育施設で指定管理者としての実績があり、宮田村内の施設管理についても作業委託で内情を理解しているため」と説明する。
村民会館、図書館、子ども館は村の管理運営体制を継続する。
村文化会館には常駐職員が不在となるが、利用者のサービスが損なわれないような連絡体制をとる。
施設使用料も現行を上限に設定するなど「不便がかからないようにする」としており、2月18日の公民館登録団体説明会で利用者には理解を求める。
臨時議会では起債のうち金利が6・6%を超える552万円を繰り上げ償還する今年度補正予算案も可決した。村は当初今年度中に3700万円の繰り上げ償還を計画したが、残額分は08年度に盛り込む。 -
議員報酬5%減額継続を自主的に申し入れ、村議会が村長に
宮田村議会は28日、議員報酬を新年度も村条例規定額から5%減額を継続し本年度と同額に据え置くよう、清水村長に申し入れた。
村の特別職報酬等審議会が先日、他町村の状況などを考慮に入れるなかで「村議の報酬は規定額に戻すべき」と清水村長に答申したが、村議会は「村民の感情的にも減額は継続すべき」と小林茂議長の提案で、この日の全員協議会で議論した。 減額継続を村長に求めることで意見が一致し、その後小林議長らが村長に申し入れ。村長は「理事者と相談して決めたい」と答えた。 -
太田切川左岸の護岸河床復旧、3月末までに完工
昨年5、6月の出水で護岸と河床に被害が出た宮田村の太田切川左岸の復旧着工を前に25日夜、地元大田切区の住民に対する工事内容の説明会があった。施行主体の県やJR東海は、渇水期の3月末までに完工する計画を示した。
削られた護岸のコンクリートを打設し、河床には根固めのブロックを敷設する。
また、現場付近を渡るJR飯田線太田切川橋の根固め工事も平行して同時に行う。
川は盛土して右岸に流れがいくようにして工事を進めるが、地元住民から工事後は原状に戻すよう求めるなど要望もあがった。 -
リズム時計工業の廃棄物焼却炉、改善・使用停止命令
県は28日、リズム時計工業(本社・埼玉県、大川康寛社長)に同社が箕輪町に設置している廃棄物焼却炉を、改善・使用停止するよう行政処分を下した。
同廃棄物焼却炉の排ガス中のダイオキシン類の濃度が排出基準値を超過したためで、県は同社にダイオキシン類対策特別措置法の規定により、(1)排出口から排出される排ガス中のダイオキシン濃度を排出基準以下になるよう必要な措置を講ずること(2)3月17日まで廃棄物焼却炉の使用を停止すること竏窒スじた。
県によると、リズム時計工業が同廃棄物焼却炉について民間検査機関に依頼して、排出口から排出される排ガス中のダイオキシン類の濃度測定を実施したところ、25日に測定値が19ナノグラムTEQ/ノルマン立方メートルであり、ダイオキシン類の排出基準値10ナノグラムTEQを超過していることが判明。同社は25日から同廃棄物焼却炉の使用を自主的に停止している。 -
観桜期 臨時列車「高遠さくらまつり」を運転
伊那市の高遠城址(し)公園の観桜期に合わせ、JR東日本とJR東海は24日、4月12、13、19、20日の4日間(土日)、臨時列車「快速『高遠さくらまつり』」(松本駅竏宙ノ那北駅間)を運転することを発表した。臨時列車は、「特急あずさ」から岡谷駅で乗り換える待ち時間が短いため、東京方面からの花見客にとってアクセスが便利になる。
東京方面からの誘客を期待し、伊那市が1年前から呼びかけてきたのがきっかけ。市は臨時列車の運転に伴い、今季から同列車利用者に対し、何らかのサービスを用意する考え。伊那北駅から公園までの輸送手段について、JRバス関東での受け入れも検討している。
臨時列車は一日1往復で、4日間ともに松本駅から伊那北駅は午前9時28分発、同10時50分着。伊那北駅から松本駅は午後3時57分発、同5時14分着。「特急あずさ」を利用した場合、新宿駅から伊那北駅までの所要時間は、通常、遅くても約4時間かかっていたが3時間20分程度に軽減される。
小坂樫男市長は「これを第一歩にして、今後は東京から伊那谷に入ってくる直通列車が年間を通じて走るようになってくれればありがたい」と話している。 -
07年長野県市町村広報コンクール町村の部で箕輪町、広報写真の部で飯島町、広報映像の部で駒ヶ根市が最優秀賞を受賞
県は25日、23日に開催した「07年長野県市町村広報コンクール」の入賞作品を発表した。上伊那では広報紙、町村の部で箕輪町が、広報写真の部(組写真)で飯島町が、広報映像の部で駒ヶ根市が、それぞれ最優秀賞を受賞した。
同コンクールは市町村の広報活動の向上を目的として県、県広報協会が開催したもので、広報紙の市の部、町村の部、広報写真(広報紙に掲載された写真)の1枚写真の部、組写真の部、広報映像の部の5部門で、07年1月から12月の間に発行、発表された作品を募集。審査会では、それぞれ上位3作品を選出した。
応募作品数は広報紙、市の部が13作品、町村の部が14作品、広報写真、1枚写真の部が26作品、組写真の部が12作品、広報映像の部が7作品。
最優秀賞のほかでは、町村の部で飯島町が優秀賞に入賞。また、1枚写真の部で駒ヶ根市が奨励賞を受賞している。
広報紙、広報写真のの部の入選作品は合わせて上位2点を全国広報コンクールへ推薦するほか、広報映像は上位1点を日本広報協会が主催する平成20年全国広報コンクールに推薦する。 -
伊那市の音声情報配信システム 2月1日開始
伊那市は全国で初めてとなる、ブロードバンドを活用した音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」の情報配信を2月1日から始める。点字や録音テープから日常情報を得ている視覚障害者を対象とした取り組みで、よりタイムリーに情報を提供するため、開発を進めてきた。
同システムは、新聞記事や行政の広報、福祉情報などのコンテンツの中から、利用者がほしい情報を選択し、インターネットを使って端末機(きこえるニュースボックス)に取り込む仕組み。文章情報をシステムが音声化し、配信することができるため迅速な情報提供が実現した。
機材の開発費は934万5千円(うち半分は県の補助)。05年度から民間企業、関係団体と協力し、機材の開発やコンテンツの作成などを進め、実証実験も済ませている。
端末機は1台10万5千円となるが、市の負担により1割の1万500円が本人負担となる。対象となる市内の視覚障害者は約80人で、そのうち64人が75歳以上の高齢者だという。
音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」 -
理事者の報酬据え置きを答申
宮田村特別職報酬等審議会(唐木登会長)は24日、清水靖夫村長の諮問通り新年度の村長ら村理事者三役の給料を村条例規定額から13縲・0%減額した本年度と同額に据え置き、同じく5%減額していた村議の報酬については、本来の条例規定額に戻すよう同村長に答申した。
行財政改革の一環で理事者報酬の減額は2002年度から実施しており、村長13%、副村長、教育長各10%の減額率による措置は実施されれば5年連続。
条例通りに支給した場合と比べて約350万円の節減となる。
同審議会は23日に諮問を受け、上伊那郡下の他町村の状況や村財政、景気動向を加味したうえで内容を了承。
24日は唐木会長が役場を訪れ、答申を受けた清水村長は「健全で効果があがる村政運営につとめたい」と話した。
村は答申を尊重して理事者報酬を減額する特例条例案を3月村議会に上程する予定。
答申通りに決まった場合の月額給料は次の通り。理事者のみカッコ内は条例規定額。
【理事者】村長64万3800円(74万円)▽副村長55万2600円(61万4千円)▽教育長47万8800円(53万2千円)【議会】議長27万7000円▽副議長、委員長21万4千円▽議員19万2千円 -
理事者の報酬据え置きを諮問、規定額の13縲・0%減額継続へ
宮田村特別報酬審議会(唐木登会長)は23日開き、清水靖夫村長は新年度の村理事者三役の給料を村条例規定額から13縲・0%減額して本年度と同額に据え置き、同じく特例条例で5%の減額が4年間続いた村議の報酬については、本来の条例規定額に戻すよう諮問した。同審議会は了承し、24日に諮問通りに村長に答申する。
諮問内容によると、村長は13%、副村長、教育長は10%の減額。期末手当にも反映させる。
この減額率による特例措置は2004年度から継続しており、条例通りに支給した場合と比べて年間約350万円の節減となる。
また、非常勤特別職のうち社会教育指導員の報酬については、新年度に2人から1人体制に変更し勤務日数を増やすことなどを考慮して、月額13万9800円から15万円に改めるとした。
公民館長や監査委員、農業委員などその他の非常勤特別職の報酬は据え置くとした。
審議会では上伊那郡の他町村の状況も考慮に入れて、村財政の状況も加味して検討。村議報酬の減額しないことを含め、諮問内容に異論はなかった。
諮問通りに決まった場合の月額給料は次の通り。理事者のみカッコ内は条例規定額。
▽村長64万3800円(74万円)▽副村長55万2600円(61万4千円)▽教育長47万8800円(53万2千円)▽議長27万7000円▽副議長、委員長21万4千円▽議員19万2千円 -
押手沢の砂防えん堤着工控え地元説明会
宮田村南割区の押手沢で土石流対策の新たな砂防えん堤工事が近く始まることを受け22日夜、事業実施する県は地元住民への説明会を開いた。
一昨年の7月豪雨災害の影響などで、既存のえん堤が満砂となり、スリットダムと呼ばれる新たなえん堤を設けて対策を施す。2月から本工事に着手、8月の完成を予定する。
この日は県や業者が作業日程などを説明。参加者からは作業車両が通学通勤の朝の時間帯にも重なることから、安全に配慮するよう意見もあった。 -
伊那市土地開発公社の入札制度に関し、住民原告団が小坂市長を相手に住民訴訟を提訴
公的性質が強い組織であるにも関わらず、地方自治法にない「見積もり入札」という不透明な入札を用いた伊那市土地開発公社に、伊那市が庁舎内の部屋などを無償貸与してきたことなどは違法であるとして「公正な入札を実現する伊那市民の会」の126人が22日、小坂樫男伊那市長に対し、これまでの無償貸与代、光熱費、派遣職員の給与などにかかった877万1943円を市土地開発公社に返還させることを求める住民訴訟を長野地裁に起こした。原告団代表の若林敏明氏は「見積もり入札の実態が何なのか、いまだに明らかになっていない。長野地裁での裁判ということで長期戦になると思うが、できるだけ裁判を傍聴し、入札そのものに関する市民の関心を高めていきたい」と語った。
訴状によると、公社が「見積もり入札」と称する入札方法の法的性質は、地方自治法上の「随意契約」に当たるとしており、01年から06年度まで(03年を除く)に行われた契約金額500万円以上の入札5件のうち、4件は特定の1社により落札されているほか、これらの契約期間が終了した時に、当該事業が完了していなかった場合は「継続業務」として随意契約がなされているとしている。また、05年度に行われた1千万円以上の落札2件は、落札率97・9%という高い落札率にあり、「見積もり入札は透明性に欠け、公社、伊那市、伊那市民に損害を与える違法なもの」と主張している。
こうした違法な入札をする公社に対し、市の行政財産を無償貸与し続けている被告伊那市長に対し「その明け渡しを求める義務がある」とし、公社に対し、貸与している部屋の明け渡しを求めないことの違法確認と公社に対しての損害賠償請求を求めている。
訴えの根拠となっているのは公社の「違法な入札方法」。しかし、地方自治法の対象とならない公社は、その入札方法も地方自治法に縛られない。そのため、まずは裁判所が原告が主張する公社の入札の違法性をどう判断するかが訴訟の行方を左右することになる。
これに対し若林代表は「地方自治法の縛りがある中、厳しい住民訴訟だが、これだけ高額の随意契約が行われてきたということには、違法性があるのではないか」とした。
また小坂市長は「訴状を見ていないので何も申し上げられない」とコメントしている。 -
第2次環境計画素案を説明
宮田村環境審議会は21日に役場で開き、村は本年度中に策定予定の第2次環境基本計画の素案を示した。第1次計画にあった6つの基本目標を、実態に沿うよう5つの目標に再編。地球温暖化対策の推進も前面に打ち出したが、委員からは「分かりやすいように具体的な目標数値なども盛り込んで」と意見が挙がった。
村は基本計画の策定にあたって、庁内で第1次計画の取り組み状況を計画の項目ごとに4段階で検証。
「適切実施されている」が24・2%だったのに対し、「一部改善の余地あり」が52・6%、「改善必要」が19%、未実施は4・2%だった。
レジ袋のかわりに買い物袋を持参する「マイ(エコ)バック」は改善必要と評価したが、この日の審議会でも委員から「何年も前から推進が必要と言われているが進んでいない」と指摘が挙がった。
村の担当者は「村民の皆さんの知恵も仰ぎながら、普及を進めたい」と説明した。
今後、村衛生部長会、各地区の行政懇談会でも素案を説明していく。
席上、大久保区の金岡商店が計画する主に金属くずの中間廃棄物処理の事業説明、上伊那広域のゴミ処理計画の検討結果なども報告し、ゴミ分別のあり方から環境教育まで幅広く意見交換した。 -
杉本氏に当選証書付与
市長選に当選した杉本幸治氏は21日、市役所を訪れ、市選挙管理委員会の今福清二委員長から当選証書を受け取った=写真。杉本氏は「身の引き締まる思い。思っていることを着実に一つ一つ進め、住みよさが実感できるまちにしていきたい」と話した。
今福委員長は「文字通りの激戦を勝ち抜いて見事当選を果たしたことにお祝いを申し上げる。8項目にわたる重点的、具体的項目が単なる掛け声に終わっては新市長にとっても市民にとっても不幸。市民の力が結集された実のある市政が展開されることを期待する」と激励した。 -
駒ヶ根市長選 杉本氏当選
任期満了に伴う駒ケ根市長選は20日、投開票が行われ、無所属で新人の元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町=が8975票を獲得して初当選を果たした。いずれも新人で無所属の前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須=は7908票、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=は2725票だった。投票率は76・24%の高率だった4年前の前回選を約4ポイント下回る72・41%にとどまった。
前回選で現職の中原正純氏にわずかの差で敗れた杉本氏は「出馬表明が遅く、駒ケ根にあまりいられなかったために住民との対話ができなかった」反省を生かし、ミニ集会などの草の根型運動を地道に展開。「市民の声を聞き、市民とともに明るい将来を築く」と訴え、幅広い層の支持を受けて1067票差で北沢氏をかわした。
強固な支持基盤を持つ北沢氏は組織の強みを生かし切れず「思わぬ大差」(北沢陣営)で敗れた。林氏は「現市政からの転換」を叫んで一部に支持を広げたが、出馬の出遅れもあって票が伸びなかった。 -
南ア世界遺産登録に向け、学術調査検討委員会を設置
南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会に、長野県地域の傑出した自然などの学術的知見の集積を図る学術調査検討委員会を設置し、18日、伊那市役所で第1回会議を開いた。登録基準となる地形・地質、生態系、自然環境、生物多様性の観点からデータを集め、夏までに報告書をまとめる。
長野県連絡協は飯田市、伊那市、諏訪郡富士見町、下伊那郡大鹿村で構成。03年の環境省の世界自然遺産候補地に関する検討会で、南アは学術的知見が不足しているとして推薦に至らなかった。そのため、学術的・客観的に顕著で普遍的価値を証明する必要がある。
委員は、信州大学農学部、飯田市美術博物館など学識経験者や関係行政機関職員ら9人。委員長に、信大農学部付属アルプス圏フィールド科学教育研究センター長の中村寛志さんを選んだ。
範囲は南ア国立公園に限らず、幅広くとらえ、委員の専門性に合わせて地質、植物、昆虫、動物など各分野でデータを収集し、特徴的なキーワードを添えたリストを作る。検討委員会に持ち寄り、登録基準に沿ってまとめる。他分野で足りない場合、委員の補充を検討する。
会議では、学術調査の流れや文献収集の方法などを協議。
次回は2月下旬ごろで、文献収集のまとめ方などを話し合う。
中村委員長は「南アにしたかないデータを集めていきたい」と話した。
南アは日本の中央に位置し、標高3、000メートル級の高山が連なる。特別天然記念物ライチョウ、南ア固有種キタダケソウなどがある。
伊那市は全国の自治体関係者で構成する「日本ジオパーク連絡協議会」に加盟。地質遺産を含む自然公園「ジオパーク」への登録を目指すことで、世界遺産登録に生かせると説明した。 -
【記者室】ケータイで投票率アップ?
駒ケ根市長選の投票日がいよいよ明日に迫った。市民の関心の高まりはどれほどか取材しようと街頭で十数人に話を聞いたのだが、その中で気になったのは「関心? マジないっすよ」「投票なんかぜってえ(絶対)行かね」などのコメント▼いずれも20歳代の男性だが理由は「別にい縲怐v「興味ねえって」。言うまでもなく、投票率は高いほど真の民意に近い結果となる。1票差の選挙も実際にあるのだから「行っても結果なんて変わんねーし」とは言い切れないのだが…▼この際、ケータイを使った電子投票でも導入すれば面白いかもしれない。20歳代ならまず全員が持っているし、気軽さも手伝って投票率が劇的に上がる竏窒ゥな? 当選した市長に検討してもらおう。(白鳥文男)
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環境美化推進連合組合長会
駒ケ根市は15日、08年第1回の環境美化推進連合組合長会を市役所で開いた。市内各区の新組合長16人が出席して市職員らと初顔合わせをし、中原正純市長から委嘱状を受けた=写真。出席者はそれぞれ自己紹介をした後、市の担当者から廃棄物の処理体制などについて詳しい説明を受けた。中原市長は「1年間、市民の先頭に立って環境美化、保全と行政とのパイプ役をお願いする。リーダーシップを発揮してほしい」と激励した。同組合長会の会長には中村文昭さん(東伊那)が選出された。
会議に先立ち、組合長らは市内の施設の視察を行ったほか、ごみ分別についての研修などを受けた。
環境美化推進連合組合長は次の皆さん。
◇赤穂▽南割=唐沢政幸▽中割=堀越昭洋▽北割二=倉田金幸▽北割一=小原晃一▽小町屋=池場保雄▽福岡=秋城正之▽市場割=小松俊三▽上赤須=中山由郎▽下平=宮沢幸一▽町一=山田賢二▽町二=吉沢茂一▽町三=北沢和人▽町四=松岡宅吉▽上穂町=野牧輝一▽中沢=小牧一雄▽東伊那=中村文昭 -
駒ヶ根市長選 明日投開票
任期満了に伴う駒ケ根市長選は20日、投票が行われる。立候補しているいずれも新人で無所属の、前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=の3候補は連日遊説に、街頭演説に、個人演説会にと精力的に市内を駆け巡り、「最後のお願い」に声をからしている。各陣営とも「厳しい選挙戦で、結果はまったく読めない」と危機感をあらわにし、戦局が最終盤を迎えても気を緩める気配はまったくみられない。遊説カーのスピーカーから流れる「どうか勝たせてください」の声に悲壮感さえにじんできている。
強力な組織を持つ北沢氏が圧倒的に有利竏窒ニささやかれる中で始まった1週間の選挙戦だが、地道な草の根的戦略が功を奏し、杉本氏が女性や若年層の支持を拡大しているとみられ、出馬表明が遅れたことで大きく水を開けられたかにみえた林氏も北沢、杉本両氏と一味違う政策を武器にじわじわと好感度を上げるなど、ともに先行する北沢氏を激しく追い上げているもよう。
投票率は、現新の一騎打ちで関心が高く、76・24%の高率だった4年前の前回選に比べて低くなると予想される。しかし52年ぶりとなる三つどもえの激しい戦いとなったこともあり、投票日が近づくにつれて市民の関心は急上昇。各陣営は投票率を70縲・5%と高めに設定し、それぞれ票の上積みに必死だ。
投票率が低いほど、組織票を持つ北沢氏が有利とみられるが、杉本陣営、林陣営とも十分承知している。少しでも率を上げようと、勝敗を左右すると考えられる浮動層へのアピールを強めていることから、情勢は最後の最後まで予断を許さない。
投票率を各派予想の平均の72縲・3%と仮定すると、投票総数は2万票となる。当落ラインは8500縲・千票か竏秩B
期日前投票は17日現在で1086票。前回同時期(856票)を大きく上回っていることからも、新市長誕生に寄せる市民の関心の高まりがうかがえる。
12日現在の選挙人名簿登録者数は2万7554人(男1万3381、女1万4173)。 -
伊那市に日本画寄贈
伊那市の日本舞踊家でみどり会代表の花柳弥寿太郎(本名白鳥敏雄)さんが16日、伊那市役所を訪れ、日本画2枚を市に寄贈した。
日本画は花柳さんと50年来の付き合いのある箕輪町出身(現在兵庫県在住)の日本画家日野とき江さんが描いたもので、舞子を描いたものは縦176センチ横90センチ、櫛で髪をとかす女性を描いたものは縦85センチ横72センチと大きい。
小坂樫男市長は「よく相談して飾る場所を決めたい」と話していた。 -
総合計画の進ちょくを検証、村の活性化に意見も
宮田村は16日、2006年度から10年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を村総合計画審議会(前林善一会長)に示した。計画がどのように村政に反映されているか検証。意見交換は福祉から産業まで多角的に及んだが、各種の活性化が統一した歩調になるよう、村に一定の指導力を求める声もあがった。
村は、昨年12月末現在までの進ちょく実績を資料にまとめて説明。この日は意見や要望を出しあった。
ある委員は駅前開発や観光、交通対策などを例に挙げ「村の活性化で住民も参加した組織がいくつも立ちあがっているが、それぞれの方向をむいて議論しているように思う。早急に連携ができるような方策を」と指摘。
別の委員も「村もある程度主導権を持って・ス交通整理・スし、組みたてることも必要では」と提言した。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針。従来は進ちょく状況のチェックなどは行われなかったが、後期基本計画から策定に携わった審議会が年度ごとに検証する方式を採用している。 -
駒ヶ根市長選 中盤戦
任期満了に伴う駒ケ根市長選に立候補したいずれも新人で無所属の、前市議会議長・北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長・杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員・林高文氏(69)=中沢=の3人は、13日の告示以降、連日、市内各地で精力的な遊説活動を展開している。
北沢氏は強力な組織を生かし、地区ごとの総決起集会を連夜開催。「全国住みよさランキングの上位をキープしている今の市の良い流れを継続していく。企業誘致も積極的に進め、税収の確保を図りたい」と訴えている。
杉本氏は17日までの間に個人演説会を中沢、赤穂、東伊那の各地区で開き、政策の浸透を図っている。「財政は厳しいが、市民一人一人が参加し、力を発揮すれば将来は明るいと断言できる。一緒にやろう」と呼び掛ける。
中原路線との違いを明確に打ち出している林氏は出遅れを取り戻そうと必死。知名度向上を図ろうと街頭演説に力を入れている。「箱物づくりではなく、福祉優先、暮らし優先の市政を取り戻そう」と強く訴えている。
演説を聞いた北割二区の自営業男性(43)は「3人とも新人で低調な選挙になると思っていたが、政策や公約に少しずつ違いがあることが分かってきた。駒ケ根の将来を託すのに誰が良いのか、よく聞いてしっかりと見極めたい」と話す。
14日に始まった期日前投票にも、4年前の前回選を上回るペースで市民が訪れるなど、投票日が近づくにつれて有権者の関心も徐々に高まりをみせている。投票は20日。 -
し烈な舌戦スタート 駒ケ根市長選
任期満了に伴う駒ケ根市長選は13日告示され、いずれも無所属新人で、前市議会議長の北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長の杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員の林高文氏(69)=中沢=の3人が立候補した(届け出順)。投票日の20日まで1週間。三つどもえのし烈な戦いが火ぶたを切った。
各陣営とも市役所で立候補の届け出を済ませ、北沢氏は北割一区の選挙事務所前で支持者ら約500人を集めて、杉本氏は三和森広場で支持者ら約400人を前に、林氏はJR駒ケ根駅前広場で約150人を集め、それぞれ力強く第一声(人数は各陣営発表)。支持者からの大きな拍手と声援を受けた候補者は笑顔で遊説カーに乗り込み、市内全域を回る遊説に出発した。
各陣営とも個人演説会や街頭演説、決起集会などで政策をアピールしていく。中原市長の後継者の立場を強調し、現市政の流れを継続したいとする北沢氏、県職員としての長い行政経験を生かした行財政改革を標ぼうする杉本氏、箱物行政から福祉重視の市政への転換を図りたいとする林氏竏秩B掲げる政策は三者三様。
市民は各候補の声をどう聞き、どう判断するか。20年間続いた中原市政への評価がどんな形で票に反映されるかも含め、短期決戦の行方が注目される。
12日現在の選挙人名簿登録者数は2万7554人(男1万3381、女1万4173)。 -
駒ケ根市長選今日告示
任期満了に伴う駒ケ根市長選は13日、告示される。立候補予定者はいずれも新人で無所属の前市議会議長、北沢洋氏(56)=上赤須、元県教育次長、杉本幸治氏(58)=上穂町、元市議会議員、林高文氏(69)=中沢=の3人。ほかに動きはなく、三つどもえの激しい選挙戦となりそうだ。立候補の届け出は午前8時30分縲恁゚後5時まで。各陣営は届け出を済ませて選挙運動の7つ道具を持ち帰り、それぞれ市内で出陣式。候補者が第一声を上げて1週間の選挙戦に突入する。
投票は20日。市内22カ所の投票所で午前7時縲恁゚後8時まで(一部午後7時まで)行われ、午後9時に市民体育館で開票作業が始まる。
期日前投票、不在者投票は14縲・9日の午前8時30分縲恁゚後8時まで市役所2階の大会議室で行われる。
12日現在の選挙人名簿登録者数は2万7554(男1万3381、女1万4173)人。 -
【記者室】よくぞ集めた立候補予定者
駒ケ根市長選に立候補する3氏の政策を聞く会が市民有志の主催で開かれた。人物や政策をじかに比較できる貴重な機会とあって会場には多くの市民が集まり、ひな段に並んだ3人の物腰や態度を見詰め、発せられる一言一言に聞き入っていた▼参加した市民は異口同音に開催を大歓迎していたが、一部の参加者からは「角突き合わせての激しい論戦がなかったのが残念」との声も聞かれた。確かにどこかの党首討論のように互いにけんか腰ならば一層面白かっただろう▼だが何しろ駒ケ根市では初めての試みなのだ。開催にこぎつけただけで満点以上といえる。コロンブスの卵のごとく、後から文句を言うのはたやすいが、先駆けとなるのは想像以上に大変なことなのだ。(白鳥文男)
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駒ケ根市長選 明日告示
任期満了に伴う駒ケ根市長選は13日告示、20日投開票の日程で行われる。これまでに立候補を表明しているのはいずれも新人で無所属の前市議会議長、北沢洋氏(56)=上赤須=、元県教育次長、杉本幸治氏(58)=上穂町=、元市議会議員、林高文氏(69)=中沢=の3人。ほかに立候補の動きはなく、この顔ぶれによる三つどもえの選挙戦突入が確実な情勢となっている。
5期20年間の長きにわたって市政を担ってきた現職の中原正純氏の引退発表を受け、北沢氏と杉本氏は11月に出馬を表明。以降、全市内でのあいさつ回りや各地区でのミニ集会を重ねるなどして、着々と準備を進めてきた。これに対し、林氏は告示まで1週間を残すのみとなった今月7日にようやく立候補を発表。先行の2氏に対し、出遅れの不利は否定できない。林氏の参戦で・ス反中原・ス票が二分されることは必至で、杉本、林両陣営がじのぎを削る。
投票率は、4年前の前回選では現新の激しい一騎打ちを反映して76・24%の高率だったが、今回選では前回ほどの目立った争点が見当たらないため、少なからず低下するものと思われる。投票率は低ければ低いほど組織票を持つ候補が有利とされるが、この点で市民の関心の盛り上がりがどう推移するかが注目される。
新市長に寄せる市民の期待はいくつかの点に集約されるが、最大の関心事は昭和伊南総合病院の医師不足の問題。施策として北沢氏は専門家を交えたプロジェクトチームの発足、杉本氏は市民を対象にした公募債の発行、林氏は外部の人材採用などの経営改革を挙げる。市民の暮らしに密着した福祉施策については、北沢氏は妊産婦検診の完全無料化など、杉本氏は保育料の大幅引き下げなど、林氏は医療費の中学3年まで無料などを掲げている。行財政改革では市長報酬の減額を杉本氏は20%、林氏は30%それぞれ打ち出している。
選挙人名簿登録者数は12月2日現在2万7547(男1万3376、女1万4171)人。 -
箕輪町特別職報酬等審議会
08年度報酬を町長が白紙諮問箕輪町は10日、町特別職報酬等審議会を町役場で開き、08年度の特別職報酬について平沢豊満町長が白紙諮問した。
町長は、「白紙で諮問する。十二分に実態などをみながらご審議いただきたい。こうした時代の中である程度、魅力ある形で皆が挑戦できる形がいいのではと思っているのでお願いします」と話し、委員10人を委嘱した。
会長は推薦により中村昭吾さん(福与)に決まった。事務局から類似、近隣市町村の特別職等の給料、報酬額の状況、抑制率などの説明を受けた。
07年度の抑制措置実施状況は、町長10%、副町長・教育長5%の減額。議員報酬額は、07年4月の町議会議員選挙から定数18を15に削減したことなどから本則の報酬月額を約3%増額し、改選後から適用。抑制措置はしていない。
第2回会議は25日に開く。中村会長は、「2月上旬の第3回会議で答申したい」と話した。 -
箕輪町選挙管理委員会
委員長に佐々木孝則さん箕輪町選挙管理委員会は9日、新委員による定例会を町役場で開き、委員長に佐々木孝則さん=松島=を選出した。
昨年12月31日の任期満了に伴い、町議会12月定例会での選挙で当選した新委員は、佐々木孝則さん、戸田昭嘉さん(長岡)、小林昌明さん(木下)、佐藤勝代さん(沢)の4人。補充員は井上彦七さん(木下)、白鳥正さん(福与)、浦野喜右衛門さん(松島)、小林慶子さん(下古田)。任期は4年。
定例会で、指名推薦により委員長を決定。委員長職務代理は戸田昭嘉さんに決まった。 -
駒ケ根市長選立候補予定者の話を聞く会
駒ケ根市長選に出馬を表明している3氏の話を聞く「市長選立候補予定者に聞く会」が10日、駒ケ根駅前ビル・アルパ3階で開かれた。有志の市民でつくる「平成20年市長選立候補予定者の話を聞く会」主催。駒ケ根市長選では初の試み。市民ら約120人が集まり、3人の立候補予定者の声に耳を傾けたほか、投票前に聞いておきたいことや市政改革への要望事項などをぶつけた。
立候補予定者の3人は5分間の制限時間内にそれぞれの経歴や実績、政策などをアピール。その後、共通質問として用意された(1)昭和伊南総合病院の医師不足(2)環境保護(3)市財政と財源竏窒フ3項目について、現在の問題点と市長になった際の取り組みを1人ずつ語った=写真。市民らは3人の中で誰が最も市長にふさわしいかを見極めようと、一言も会話を交わさずにじっと話に聞き入っていた。
参加した市民は「こういう会があってほしいとずっと思っていた。選ぶ上でとても参考になった」(町二区、無職60代女性)、「面白かった。政策討論がなかったのがもの足りないが、最初だから良しとしよう」(小町屋、自営業70代男性)などと、開催を歓迎する声が聞かれた。立候補予定者の評価については「3人とも政策はさほど変わりがないように見えるが、話しぶりなどでそれぞれの人間性や考え方が垣間見えて興味深かった」(北割一区、会社役員40代男性)などと感想を話していた。 -
杉本氏総決起大会
任期満了に伴う13日告示、20日投開票の駒ケ根市長選に立候補を表明している新人で元県教育次長の杉本幸治氏(58)=上穂町=は9日夜に駒ケ根市内で開かれた総決起大会で「駒ケ根を変えてほしいという声を多く聞いている。昭和病院の医師確保対策、子育て支援、福祉、市の財政健全化など問題は多いが、厳しくても決して悲観することはない。市民が同じ方向を向いて知恵を出し合えば必ず明るい将来が開ける。船出する杉本丸にみんな一緒に乗り、風を起こして市を変えるための港につけよう」と集まった約200人の支持者らに強くアピールした=写真。支持者らは太鼓の演奏や応援のエールなどで必勝を期して気勢を上げた。
後援会の幹部らは「次期市長には長年の行政経験のある杉本さんのほかに適任者はいない。残り10日。最後の最後まで皆さんの力で支持を拡大し、どうしても当選を」「3人の候補とも同じような政策だからこそ、人物の評価、政治の知識が焦点と思う。素晴らしい人間性の持ち主であり、行政のプロである杉本さんこそ市長にふさわしい。頑張ろう」と呼び掛けた。 -
林氏の「勝利決起集会」に180人
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任期満了に伴う13日告示、20日投開票の駒ケ根市長選挙に立候補表明している新人で元市会議員の林高文氏(66)=無所属、中沢=の後援会「市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会(林奉文会長)」は9日夜、駅前ビルアルパで「林高文勝利決起集会」を開いた。民商や医療生協、共産党など構成9団体を中心に、180人の支持者が集まり、林新市長誕生に向け、団結を固めた。
構成団体の代表らの激励、決意表明を受け、林高文氏は「中原市政20年は箱物や大型事業優先で、福祉、教育を削り、財政負担を大きくした」と総括し「市民の真の声に耳を傾け、市政を根本的に換える立場で頑張りたい」と述べ、具体的施策に▽医師確保を最優先し、安心の医療体制の確立▽市長の報酬30%減額、退職金はゼロ▽公共事業の入札の見直し▽行財政改革の推進と職員の天下り廃止-などを挙げた。
また、同会の林奉文会長は「国に追随したきた中原市政の流れを換え、市民の暮らしを守り、みんなが輝ける市政への転換ができるのは林高文氏だけ。温和な性格の中には確固たる信念を持ち、駒ケ根市の『顔』として、最もふさわしい人、かならず勝てる。ひとり一人が新しい駒ケ根を創るために協力を」と呼び掛けた。