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市長会でBルート決議へ
小坂樫男伊那市長は、8月に大町市で開かれる県市長会で、「リニア新幹線の、上伊那を通るBルートでの早期実現を採択し、国や県に求めていきたい」との考えを示した。
24日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、県市長会の会長をつとめる小坂樫男市長が記者の質問に答えた。
小坂市長は、Bルートは、知事が会長をつとめる県の協議会でも決定していることで、反対する市があるとは考えられないとした。
7月9日に小諸市で開かれた県副市長会では、伊那市や諏訪市、駒ヶ根市や松本市など9つの市がリニア新幹線のBルートによる早期実現について提案したところ、飯田市の丸山達也副市長から、「時期尚早」との意見があり採択にはいたらなかった。
県市長会は、8月27日に大町市で開かれることになっていて、小坂市長は、副市長会で提出されたBルートでの早期実現を求める件は、9つの市の共同提案で議題にあげ、採択したいとの考えを示した。
なお、JR東海では、直線のCルートでの自己負担による建設を表明して県が進めるBルートとは隔たりがある。 -
大芝高原音頭振り付け講習会
南箕輪村の大芝高原まつりを前に、振付指導者による大芝高原音頭ニューヴァージョン、初めての踊り講習会が開かれた。
会場となった南箕輪小学校には、子どもからお年寄りまで、およそ30人が集まり、インストラクターから一連の動きを教わっていた。
祭り実行委員会では、踊りインストラクターの体制を確立し、また、踊りを広める目的で、今年から、指導者の認定制度を設けた。
大芝高原まつりを1カ月後控え、23日夜は、初めての講習会が開かれ、振付指導者の認定を受けた4人が、全体の動きの他、ステップ等を指導した。
実行委員会では、8月6日午後7時半から、南箕輪小学校で2回目の講習会を開く計画で、多くの人の参加を呼びかけている。 -
伊那市死亡事故ゼロ200日達成
伊那市は、去年12月に交通死亡事故が発生して以来、200日間死亡事故ゼロを達成した。
24日は、伊那合同庁舎で、表彰式が行われ、宮坂正巳上伊那地方事務所長から、伊那市の沖村直志市民生活部長へ、表彰状が伝達された。
伊那市が、死亡事故ゼロ200日を達成したのは、7月8日で、平成18年の10月以来、3年ぶり。
長野県では、市は200日、町は500日、村は1000日を最低基準に、死亡事故ゼロの市町村を表彰している。
表彰を受け、沖村部長は「市民一丸となって記録を更新し、交通事故の無い伊那市にしていきたい」と話した。
なお、死亡事故ゼロの継続日数は、昨日現在で伊那市が215日、箕輪町は1044日、南箕輪村は、950日となっている。 -
冷やしアマランサスそば
雑穀アマランサスを使った冷やしアマランサスそばの提供が24日から市役所1階の食堂、アザレアで始まった。
「ここ一番ねばりそば」と名づけられたそばは、麺にポップしたアマランサスの実が練りこまれ、なめこやとろろ、めかぶ、梅などがトッピングされている。
ここ一番、ねばりそばは600円、8月一杯提供される予定。
アザレアでは、栄養価が非常に高いとされるアマランサスそばで暑い夏をのりきってもらいたいと話している。 -
まちじゅう花いっぱいコンテスト表彰
まちじゅう花いっぱいコンテストの表彰が23日、行われ、伊那市西町で下着や衣類などを販売している「ワコール・レイ」が最優秀賞に選ばれた。
23日は最優秀賞を受賞した「ワコール・レイ」などに、表彰状が贈られた。
まちじゅう花いっぱいコンテストは、「もてなしのまちづくり」の一環として、伊那商工会議所が開いている。
今年は花が多い今の時期に実施し、花の飾ってある市内のおよそ40店舗を審査した。
最優秀賞に選ばれたワコール・レイは、今年の4月に隣にオープンさせた衣類店「風和(ふうか)」の前にも、花や植物を飾っている。
審査では、鉢を寄せ植え風にして工夫していることや、全体的に朱宇井との調和がとれていることなどが高く評価された。
オーナーの中西千草さんは、「高校の制服もあるので、高校生に見てもらおうと3月ころから育ててきた。水やりなどに気を使ってきました」と話していた。 -
伊那北高全国大会出場者
7月下旬から開催される全国高校総体や各種全国大会に出場する伊那市在住の伊那北高校の生徒が24日、伊那市長を表敬訪問した。
北信越大会6位の陸上部、北原弘司君は、奈良市で開かれる全国高校総体の3000メートル障害に出場する。
北信越大会2位の有賀楓子(ふうこ)さんは、女子走り高跳びに出場する。1年生ながら自己ベストは161センチを跳んでいる。
県大会優勝の囲碁部からは、東京都で開かれる全国大会に男子団体には辻燿(ひかる)君と知久善明君が出場する。知久君は、男子個人にも出場する。
辻君は、7段の腕前で、三重県で開かれる全国総合文化祭にも出場する。
同じく県大会優勝の囲碁部女子は、女子団体に赤羽由衣さんと橋原涼香さんが出場する。
写真部の西村生馬君は、県で1位になり三重県で開かれる全国総合文化祭に出場する。
小坂樫男市長は、文武両道の精神で頑張って欲しいと生徒を激励した。
生徒を代表して陸上部の北原君は、それぞれ競技は違うが、ベストを尽くして戦いたいと健闘を誓っていた。 -
夏の交通安全運動
夏の行楽シーズンを迎え、県民や、県外から訪れる旅行客に安全運転を呼びかける、夏の交通安全運動が、23日、辰野町の伊北インターチェンジで行われた。
この日は、辰野町や箕輪町、交通安全協会、岡谷警察署などから50人ほどが参加して、ドライバーに安全運転を訴えった。
交通安全運動は、年に4回行われていて、夏の運動は、主に、高速道路を利用する旅行客などを対象に、行われれている。
参加者らは、ドライバーに、チラシやティッシュなどの入った袋を渡して、「安全運転をお願いします」と呼びかけていた。
伊那署管内では、今年に入ってから、7月22日現在まで、死亡事故は発生していない。昨年度の同じ時期には2件発生している。
人身事故は、246件で、23件の減、けが人は314人で、7人の減となっている。 -
園児にカブトムシのプレゼント
伊那市の東春近中央保育園の子供たちに23日、カブトムシがプレゼントされた。
この日は年少園児と未満児の一人ひとりに、カブトムシやノコギリクワガタなどがプレゼントされた。
子どもたちにカブトムシを届けたのは、東春近に住んでいる森登美男さん。
森さんは、孫がこの保育園に通っていることから、4年前から園児たちにプレゼントを贈っています。
プレゼントしたカブトムシなどは、伊那市内の山から朝採ってきたもので、カブトムシの入ったカップを手渡された子どもたちは、友達同士で見せ合うなどして、歓声をあげていた。 -
高遠城下まつりに町民踊り復活
9月5日に開催を予定している、伊那市高遠町の高遠城下まつりで、3年ぶりに、町民踊りが復活する。
22日に開かれた、高遠町地域協議会で報告された。
高遠町総合支所によると、高遠城下まつりで、町民が踊るのは3年ぶりという。
祭りを開催する中で、人が集まりにくいことなどから、休止していたが、地域を盛り上げていこうと、今年は復活させる事にした。
踊りは、高遠音頭、伊那節、東京音頭などを予定している。
また、2年ぶりに花火を打ち上げるほか、メインイベントとなる荒町の子ども騎馬行列も、数年ぶりに実施される予定。 -
食生活改善推進員養成講座
食を通した地域の健康づくりを進める食生活改善推進員の養成講座が22日、伊那合同庁舎で開かれ、受講生が食品衛生について学んだ。
食生活改善推進員養成講座は、食を通した、健康づくりや生活習慣病予防に必要な知識を身につけるため、伊那保健福祉事務所が毎年開いている。
今年は、上伊那の22人が受講している。2回目の今回は、気温、湿度が高く食中毒が発生しやすい時季に合わせ、食品衛生について学んだ。
講師は保健福祉事務所の山川晋さんがつとめた。
山川さんは、家庭での食中毒を防ぐポイントとして、調理前などとにかく手洗いを徹底する事をあげた。
また、食中毒を引き起こすサルモネラ菌などは、増殖しても腐ったような臭いや味はしないため「味が変わっていないから、と古い食品を安易に口にしないように」と呼びかけた。
要請講座は、8月まであと2回開かれる予定で、次回は、脂肪を控えたメニューについて学ぶという。 -
平和を願い戦争を語り継ぐ会
戦争体験者の話を聞く「平和を願い戦争を語り継ぐ会」が23日、箕輪町の箕輪中学校で開かれた。
箕輪町遺族会が中学3年生を対象に開いたもので、辰野町宮木の長久寺住職、岩波昭賢さんが講演した。
岩波さんは現在82歳。16歳のとき海軍飛行予科練習生になった。
辰野町を出発する日、校長先生が言った「死ぬな」という声が今でも耳に残っていること、戦地で機銃掃射に遭い、あと10センチずれていたら死んでいたかもしれないことなどを話した。
終戦を知ったときは、「生きて帰れると思ってうれしかった」という。
岩波さんは、「人間は鉄砲を持つと使いたくなる。非常にもろいもの。鉄砲なんか持ってはいけない。戦争放棄を死に物狂いで守らないといけない」と語りかけていた。 -
知立市と伊那市の児童が交流
伊那市と友好都市提携を結んでいる愛知県知立市の子ども達が、23日、伊那市の子供達と交流した。
この日は、知立東小学校の子ども達が、西箕輪小学校を訪れた。
伊那市と知立市が友好提携を結んだ平成6年から、毎年、学校同士の交流が行われている。
交流は、規模が同程度の学校同士で行われていて、今年は、西箕輪小学校が対象校となった。
知立東小学校は、児童の5割ほどが、ブラジルなど外国籍の子供達だということで、ポルトガル語で歌を披露していた。
そのあと、グループに分かれて、自己紹介や、地域を紹介した。
西箕輪の子供達は、伊那の名物ローメンについて、知立の子供達に聞かれ、説明に苦労していた。
自己紹介が終わった後は、スポーツなどをして交流した。
最初は、恥ずかしそうにしていた子供達も、遊びを通して交流するうちに打ち解けていた。
知立東小学校は、伊那市の知立市野外センターに2日間宿泊し、川遊びや、みはらしファームでブルーベリー狩りを楽しむという。 -
環境保全協力員研修会
伊那市が委嘱している環境保全協力員の研修会が21日伊那市役所で開かれた。
環境保全協力員は伊那市の衛生自治会の会員や女性団体のメンバーで組織し、環境などについて市民へ啓発活動をしている。
この日は、年に1回の研修会が開かれ40人のメンバーがアレチウリの駆除方法について学習した。
研修会では、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんがアレチウリについて説明した。
織井さんは、アレチウリが生い茂ると、従来の植物をエサにしたり住み家にしていた動物が生息できなくなり生態系が破壊されてしまうと話していた。
また、駆除方法については手で抜く事が一番効果があるとアドバイスしていた。 -
西町区キンボール大会
伊那市の西町区は、体力づくりと区民同士の親睦をはかろうと19日、キンボール大会を開いた。
区民150人が参加し、子どもも含め15チームで対戦した。
キンボールは、ルールが簡単で誰でも楽しめることから、西町区では昨年度からこの大会を開いている。
2つのブロックに別れ予選を行なった後に6チームが決勝トーナメントに進んだ。
大会では、珍プレーや好プレーが続出し、ギャラリーからは拍手や声援が飛んでいた。 -
子育てのコツ学ぶ講演会
子育てのコツを学ぶ講演会が20日、伊那市役所で開かれた。親子が一緒に参加できる講演会で約160人が集まった。
講師は、京都で絵本とヨーロッパ玩具の店を開いている岩城敏之さん。
岩城さんは、幼稚園などの教職員研修や保護者への講演を年間500回以上行っている。
この日の講演会では、「日本の豊かさが続くために賢い子を育てる必要がある」と話した。
岩城さんは、「賢い子どもとは、どんな状況にあっても自分の命や人生を大事にする人、自分の能力で自分と周りの人を大事にする人」と説明した。
賢い子を育てるには、「我が子だけを大事にするのではなく、皆を大事にする子育てが必要」と話した。
さらに、子育てのコツとして「よく見る、よく聞く、よく真似る」の3つを挙げ、「子育ては文化。賢い人から学べばいい」と話していた。 -
親子ふれあいマスつかみ大会
伊那市西町区の親子が20日、三峰川の榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しんだ。
西町区青少年育成会と子ども会が計画したもので、親子約200人が参加した。
河原の一部をせき止め、体長20センチほどのマス300匹を放流した。
子どもたちは川に入り、動きの速いマスを追いかけていた。
マスつかみ大会は、小黒川で10年以上行っていた恒例行事だったが、3年前の豪雨災害から中断していた。
子どもたちに自然の中で魚を捕まえる楽しみを体験させたいと今年、会場を三峰川に移して行った。
小さい子どもたちは、なかなか捕まえられずにいたが、中には10匹以上も捕まえた子どももいたという。
参加したある男の子は、「マスが捕まえられて楽しかった」と話していた。
育成会では、「来年以降も続けていきたい」としている。 -
川シンポせせらぎウォッチング
川や水辺の環境に親しみを持ってもらおうと、水生生物の観察などをする川シンポジウム「せせらぎウォッチング」が20日、三峰川と天竜川の合流点などで行われた。
恒例のイベントで、今年は小中学生や一般など43人が参加した。
参加者は、水がどれくらい透き通っているか見るため、川の水を入れたペットボトルの中をのぞきこんでいた。
また、川底をかき混ぜて水生生物を網で捕まえ、トレーに取り出した。
水生生物は、ヒゲナガカワトビケラが最も多く観察された。
講師を務めた教諭の一人は、「きれいな水に住む生物と、少し汚れた水に住む生物が混在しているが、全般的にはきれいな水」と話していた。
参加したある中学生は、「普段見ない生物がいっぱいいた。川をきれいにしていきたいと感じた」と話していた。
今回の観察の結果は9月に開かれる川シンポジウムで報告されるという。 -
46年ぶり 日本で皆既日食
22日は46年ぶりとなる皆既日食が日本で起こり、伊那地域では太陽の一部が欠ける部分日食が観測された。
22日の上伊那地域は、朝方まで降っていた雨は止んだものの、厚い雲に覆われた1日となった。
しかし日食が始まってから1時間ほど経った午前11時ころには雲の切れ間から部分日食を観測することができた。
22日は日食にあわせて伊那文化会館で観測イベントがおこなわれ、伊那小学校4年生の児童およそ70人が天体ショーを楽しんだ。
観測イベントでは、フィルターを通して天体望遠鏡で太陽を写し、白いパネルで太陽が欠けていく様子が映し出されていた。
22日は伊那市の写真愛好家で会館職員の小池賢一さんも日食の様子を写真に収めようと、シャッターを切っていた。
小池さんはこの日のために、太陽の紫外線と赤外線をカットする、カメラ用の特殊なフィルターを7月初めに購入していた。しかし、あいにくの曇り空で雲がフィルターの役目を果たしたため、購入した特殊フィルターは使わずじまいだった。
また箕輪町の箕輪南小学校では、東京都の日比谷公園に日食を見ようと集まった人たちとインターネット回線をつなぎ日食の様子をお互いに伝え合った。
東京都で活動する天文グループ星空キャラバン実行委員会が企画した。
箕輪町で日食が見え始めた頃、日比谷公園では雲が厚かったため日食が見えず、日食を目にした箕輪南小の児童が電話で様子を伝えていた。
この他広島県や鹿児島県など他県の日食の状況をインターネットを利用して観察し、箕輪町から見える日食の様子と見比べた。
22日は雨雲の広がる1日となったが、日食を観測することができ、イベントに参加した児童らは、壮大な天体ショーを満喫した。
なお次回皆既日食を日本で見ることができるのは、26年後の2035年平成47年9月2日だという。 -
伊那署が選挙違反取締本部 設置
伊那警察署は22日、衆議院議員選挙を前に選挙違反取締本部を設置した。
衆議院議員選挙は来月18日に公示され30日に投票が行われる。
これを受け伊那警察署は衆議員議員総選挙違反取締本部を設置した。
県警察本部によりますと、22日までに今回の選挙で公職選挙法で禁止されている個別訪問をおこなったとして、1人に警告が出されたということです。
伊那署では公正な選挙が行われるよう、指導と取締を強めていくとしている。 -
上伊那工業交流プラザ
上伊那の製造業を全国にPRするために企業同士の理解を深めようと、今年9月に「上伊那工業交流プラザ」が開催される。
交流プラザは、上伊那8市町村の商工団体が組織を立ち上げ、合同で事業を行う初の取り組み。
22日は伊那商工会館で記者会見が開かた。
H19年度の県工業統計調査によりますと、上伊那の工業出荷額は約8,700億円、松本、長野に次いで県下第3位となっている。
8市町村の商工団体は、この実績を全国に発信し、上伊那の製造業のブランド化を図りたい考え。
その前段階として、お互いの企業を知り交流をする機会を設け、具体的な方策を探っていこうとプラザを企画した。
上伊那工業交流プラザは9月11日に、伊那商工会館を会場に行われる。
上伊那から13の企業が参加し、それぞれが会社の特長や得意分野などをプレゼンテーション方式で発表する。
交流プラザは9月の第1回を含め来年の秋までに3回の開催を予定していて、新たに参加する企業を募っていくという。 -
オリジナルカレー作りで交流
伊那市の新山小学校の児童と高遠第4保育園の園児が22日、オリジナルカレー作りに挑戦した。
22日は新山小学校の全校児童36人と、第4保育園の園児25人が班ごとに分かれ、カレーを作った。
新山小学校は昨年度まで、新山保育園と交流をしてきたが、保育園は今年の3月に休園となった。
新山保育園に通っていた園児は現在、高遠第4保育園に通っていることから、今年から第4保育園と定期的な交流をしている。
子どもたちはカレーの材料を切った後、自分たちで起こした火の上でカレーを煮込んだ。
具は、それぞれの班で違っていて、中には、チョコレートを隠し味に入れた班もあった。
出来あがったカレーはみんなで試食した。
子どもたちはさまざまなカレーをよそって、いろんな味を味わっていた。 -
来年の春の高校伊那駅伝は3月21日
来年の春の高校伊那駅伝は3月21日(日)に、前回と同じコースで開催される事が決まった。
21日は伊那市内で実行委員会総会が開かれ、来年度の大会日程が承認された。
来年度の大会は3月21日(日)に実施される。
コースは今年度の大会から男子が環状北線を通り高遠町商店街で折り返すコースに変更されたが、大会運営上特に問題がなかったため、次回の大会も同じコースで実施されることになった。
しかし、「折り返し地点の道路幅が狭いのではないか」との反省もあったことから、次回は、駐車場を使うか、応援できる場所を限定するなど、なんらかの方法で折り返しに十分なスペースが確保できるよう検討をしていくという。
また、前日に伊那文化会館で行う開会式については、選手の負担を軽くするため、時間を20分程度短縮する計画。
実行委員会では、今後、大会まで5回の幹事会を開き、詳細を検討していくことになっている。 -
【カメラリポート】全国大会初出場! 伊北リトルシニア
高校球児が使う硬球を使って、中学生が野球ができるようにと、1972年に立ち上げられたのがリトルシニアリーグ。
高校野球での活躍を夢見て現在全国で500チーム、およそ2万人の中学生が練習に励んでいる。 -
TMO事務所開所式
箕輪町の中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」は20日、空き店舗対策として年間を通して利用する事務所の開所式をした。
事務所は松島の国道153号沿い、町役場入口の交差点近くで、会員らが集まり開所を祝った。
TMOは今年度、年間を通して空き店舗対策に取り組む。
空き店舗を借りた事務所は、1階が情報スペース、2階が貸出用のイベントスペースで、町民に憩いの場として利用してもらう。
TMO代表幹事長の原敏章さんは、「地域の方といろいろな企画を通してふれあい、温かい付き合いを呼び戻したい」とあいさつした。
事務所の利用については、8月中旬ころまでに詳細が決まるという。
またこの日は、TMOが取り組んでいるイルミネーションの点灯式も行われた。
イルミネーションは、昨年中心市街地に飾った龍。地域を明るく照らそうと、これから毎日点灯するという。 -
松本山雅伊那で快勝
サッカーナンバーワンを決める長野県サッカー選手権大会で、松本山雅が伊那市で快勝した。
19日に伊那市陸上競技場で、松本山雅は、東御市を拠点にしているアルティテスタ東部と対戦した。
松本山雅は北信越1部リーグ、アルティスタ東部は長野県リーグに所属している。
緑のユニフォーム、松本山雅は格下のアルティスタ相手に終始主導権をにぎり試合を進めた。
競技場には、上伊那地域のサポーターが作製した横断幕も掲げられていた。
試合は、山雅が前半2点、後半2点をあげ、4対0で準決勝に駒を進めた。
県サッカー選手権大会には、高校サッカー部から北信越1部リーグ所属チームまで44チームが参加し、4月からトーナメント戦が行われている。
決勝は、8月30日に松本市のアルウィンで行なわれる。 -
小出太鼓権現まつり
太鼓を通じて地域との交流をはかる小出大鼓の権現まつりが19日、西春近北小学校の体育館で開かれた。
権現まつりは、太鼓技術の向上を図りながら、地域と交流するイベントとして、今回で5回目を迎えた。
当初は屋外で計画していたが、あいにくの天候で会場を西春近北小学校体育館に変更した。
午後5時からは、おまつり広場と題して、北小学校の児童たちによる太鼓演奏や、会場を訪れた子どもたちを対象にした太鼓体験教室が開かれた。
小出太鼓は13曲を披露。体育館には、勇壮な太鼓の音が響いていた。
小出太鼓は、活動開始から26年目を迎えていて、現在は伊那市を中心に53人のメンバーがいる。小学1年から4年の若鮎会、5年から高校生までの打DA鼓も活動している。
関係者は、「こうした機会に小出太鼓に接してもらい、より親しんでほしい」と話していた。 -
青島千社参り
伊那市内の神社などにお札を貼って、青島区の安全や五穀豊穣を祈願する千社参りの行事が19日、行われた。
午前6時、青島区の区長たちが区内にある諏訪社に集合し、千社参りが始まった。
青島に古くから伝わる千社参りは、度重なる三峰川の洪水に悩まされていた村人が、神頼みとして始めたのがきっかけとされている。
区民総出で千社札と呼ばれるお札を市内各地の神社に貼り、お参りすることで、水害から村を守ろうというもの。
今年1月には、市指定無形民族文化財に指定された。
この日は、北村弘区長の祝詞のあと、社務所でどの組がどこの地区を受け持つかを決めるくじ引きが行なわれ担当地区を決定。組単位で市内9カ所を回り、千社札を貼っていった。
このうち、西春近や西箕輪地区を担当する6組は、13戸中12戸が参加し、数十カ所にお札を貼った。
諏訪形の諏訪神社でも、住民たちがお参りを済ませた後、神社のあちこちに貼っていた。
青島の千社参りは、農作業がひと段落するこの時期に毎年行なわれていて、お札を貼り終えると組ごとになおらいをして親睦を深める。 -
上伊那ポンプ操法大会
上伊那の消防団一を決めるポンプ操法とラッパ吹奏大会が19日、伊那市役所駐車場で開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が、小型ポンプ操法で南箕輪村が優勝した。
大会には上伊那8市町村の代表チームが出場し、日ごろからの練習の成果を発揮した。
箕輪町代表としてポンプ車操法の部に出場した第6分団の選手は、規定タイムより早くホースを延長するなど機敏な行動を見せ、出場チームの中で唯一プラス加点の結果で優勝した。
また、南箕輪村代表で小型ポンプ操法の部に出場した第4分団は、全員が正確な動作をし、見事優勝した。
ラッパ吹奏大会は辰野町が優勝し、それぞれの部門の優勝消防団は8月2日に須坂市で開かれる県大会に出場する。 -
JR東海 リニア需要予測など試算結果公表
2025年に東京-名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業を目指すJR東海は21日、想定する3ルートを対象に行った「輸送需要量」や「維持運営費」などの試算結果を公表した。
試算によると、輸送人数と移動距離を掛けて算出する「輸送需要量」は、長野県などが主張する伊那谷を通るBルートが153億人キロで、南アルプスを貫くほぼ直線のCルートは167億人キロだった。
JR東海では、現在運行している東海道新幹線からリニアへの乗り換え客が、Cの方がBより13億人キロ多いと試算されたことが需用量の差となったと見ている。
また年間の維持運営費も、路線の長さが346キロと最も長いBルートが1810億円で、路線の長さが286キロと最も短いCルートは1620億円と試算されている。
JRは先月、CルートがBルートと比較し、工事費で6700億円、所要時間で7分それぞれ少ないとした試算結果を公表している。
JRでは、これらの結果をルート選定の基本的なデータとし、長野県などの沿線自治体に対し説明を行い、地域との調整を進めたいーとしている。
また上伊那地区期成同盟会では、トンネル建設に反対する視点で、秋に南アルプスの地質に関する勉強会を開く計画という。 -
身近な地域再発見ツアー
伊那市のお寺などを巡る身近な地域再発見ツアーが21日行われ、26人の住民が高遠町の歴史を学んだ。
このツアーは地域の良さを改めて知ってもらおうと伊那市観光協会が去年から実施している。
このうち高遠町長藤にある香福寺では、郷土の歴史に詳しい矢島太郎さんが寺の歴史について説明した。
矢島さんは、「香福寺は伊那市の中で最も古く建てられたお寺。庭園のコケがすばらしく秋には紅葉も楽しめる」と話していた。
ある参加者は、「近くに住んでいても知らない事が多く勉強になった」と話していた。
次回の身近な地域再発見ツアーは8月5日に予定されていて、新山のトンボの楽園の見学や手良地区の歴史を学ぶことになっている。