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南小ドラゴンズが県大会出場報告
南箕輪小学校の児童でつくる野球チーム南小ドラゴンズが、5月に開かれた軟式野球の南信大会=飯田市=を勝ち抜き、10年ぶりに県大会に出場する。小林祐司監督とキャプテンの根津晃太くんが9日夜、村役場を訪れ、唐木一直村長に結果を報告した。
南小ドラゴンズは5月初めに開かれた上伊那予選で優勝し、南信大会に駒を進めた。
南信大会では諏訪市と岡谷市のチームをそれぞれ1点差で破り、10年ぶりの県大会出場を決めた。
小林監督は「チーム一丸となってここまで勝ってこれた。目標の長野県一に向け、団結を深めて頑張りたい」と語った。
南小ドラゴンズは20日から松本市で開かれる県大会に出場し、優勝を目指す。 -
街なかめぐり観光プロジェクトが上伊那8市町村でスタート
駅を中心に徒歩やバスを組み合わせ、気軽に街なかをめぐる観光コースの作成が上伊那8市町村で始まる。それに先立ち、街なかめぐり観光プロジェクトが12日、伊那市の県伊那合同庁舎で開かれ、8月をめどにコースを決定することが決まった。
上伊那地方事務所の上原卓商工観光課長は、「上伊那地域は県内でも観光の弱い地域。地域と一緒になってコースを作成することで、地域資源の再認識にもつながる」とあいさつした。
JR飯田線の駅を起点、終点とし、徒歩や路線バスを組み合わせた日帰りコースで食堂や土産品店も掲載する。
7月15日の分科会で案を発表し、その後、実際にコースを巡るなどして検証。8月に最終版を決定する。
ホームページやパンフレットに掲載するほか、チラシを作成し、拠点となる駅にも置く予定。
商工観光課では、「市町村ごとのコースを上伊那で1本化して発信することで魅力が高まると思う」と話している。 -
信大生が環境活動発表
豊かな環境づくり上伊那地域会議の総会が11日、伊那合同庁舎であり、信州大学農学部の学生が環境活動の事例発表をした。
同会議は、環境保全活動の情報交換やイベント開催を目的に活動している。
この日は、ごみ拾いや地域交流の活動をしている信大農学部のサークルが事例発表した。
メンバーは、月2回定期的にごみ拾いをしているほか、南箕輪村の祭りなどに積極的に参加している。
学生らは、「何事も楽しんでやっています」と発表した。
会場からは、「地元出身でない人がほとんどの中、地域に貢献しているのはすばらしい」「ごみが多く捨てられている場所に花を植えるといった活動を展開してみてはどうか」「環境活動は義務的になりやすいが、楽しんでやっている姿勢を参考にしたい」といった意見が出された。 -
南箕輪村が本年度、地区ごとに健康部を設置
南箕輪村が本年度から各地区に設置した健康部の初会合が10日、村役場で開かれた。地区の正副部長など約40人が集まり、今後の活動の確認をした。
村では本年度、地区住民の生活習慣病や介護予防への意識向上、特定検診、がん検診の受診率向上を目的に地区ごとに健康部を設置している。
これまでは健康推進員が健康増進を進めてきたが、地域とのつながりが薄く、少人数で活動範囲が限られるなどの課題があった。
健康部の主な活動は、受診の呼びかけや検診への協力、研修会の開催竏窒ネど。将来的には地区のウォーキングマップづくりも実施する考え。
本年度は健康について考えるヘルスサポーター講座や健康講演会などを計画している。 -
伊那市が長谷浦に携帯電話の電波塔設置
本年度伊那市は、長谷の浦地区に携帯電話の電波塔を設置する。11日開いた伊那市議会一般質問の答弁で、小坂樫男市長が明らかにした。
現在伊那市内には、携帯電話の電波が届かない地区が5箇所ある。
その一つが浦地区で、市では国の補助を利用して電波塔を設置する方針。
小坂樫男市長は、「浦は人口が少ないが、鉄塔を建てると南アルプスの遭難者救出にも有効ではないかと考えている」と話した。 -
高遠小児童が福祉体験
伊那市の高遠小学校の児童は9日、障害者や高齢者の擬似体験をした。
高遠小学校では疑似体験を通じ高齢者や障害者の不自由さを実感することで、社会福祉への理解と関心を高めようと体験会を開いている。
3年生から6年生までの児童が、アイマスクをして視覚障害者の体験をしたり、学校の周辺で車椅子に乗るなどした。
高齢者体験では、専用の器具を着用して、日常の動作を行い、筋力の衰えや視力の低下した状態を実際に体験した。
子ども達は、実際に歩いてみたり、紙に書いてある文字を読んだりしていた。
高遠小では、「思いやりの心をもって接することを体験を通して感じてほしい」と話していた。 -
信大生がミツバチの管理学ぶ
信州大学農学部の食料生産科学科動物コースの学生約30人が11日、伊那市の養蜂家小松実治さんからミツバチの管理について学び、蜂蜜しぼりなどを体験した。
この実習は、20年以上前から行われている。
農場には、小松さんが貸し出している西洋ミツバチの巣箱が3箱あり、小松さんが巣箱から枠を取り出して学生に見せていた。
その後、蜂蜜の採取を体験した。
巣箱から取り出した枠を遠心分離機の中に入れ、蜂蜜をしぼった。学生は、しぼりたての蜂蜜をパンにつけて味見した。
小松さんは、「ミツバチは小さいけれど、人間の生活にものすごく貢献していることを知ってほしい」と話していた。
学生の一人は、「蜂蜜採取など貴重な体験ができてよかった。蜂蜜は濃度が濃くて、とてもおいしかった」と話していた。 -
伊那市議会一問一答方式へ
伊那市議会の一般質問が11日始まり、今議会から一問一答方式が取り入れられた。
一問一答は、議員の一つの質問に対して、そのつど理事者が答えていく方式。
議場は、議員と理事者が向き合う形に配置換えされた。
議会活性化委員会や議会運営協議会などで1年間検討を進め、今議会から実現した。
これまで、質問は5回までと決められていたが、今後は、議員一人の発言時間30分の中で何度も質問することができる。
一般質問初日の感触として中村威夫議長は、「細部にわたり答弁できるので、議会の果す役割が高まったのではないか」と話し、当初の目的は果せたとしている。
また小坂樫男市長は、「思ったより時間がかかる」としながらも「市民に対してわかりやすくなったのではないか」と話していた。
一部の理事者からは、「新しい方式になり、質問する側も更に工夫が必要になるのではないか」との意見もあった。
傍聴に訪れた女性は、「無駄がなくなり、わかりやすくなった」と話していた。
伊那市議会6月定例会の一般質問は、12、15日も行われる。 -
南アルプスむらに新パン登場
伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら」のパンやに新しいパンが登場する。
新商品は、伊那地域で採れたアマランサスや黒米など15種類の雑穀を使ったパン3種類。オーソドックスな食パン、長谷の戸台地区で採掘されるアンモナイトをかたどった「アンモナイト」、あんこやブルーベリーやチーズクリームなどが入った菓子パンは「あんもないと」名づけられている。
これらのパンは、4月にパンやに導入された石窯で焼き上げ、外はパリパリ、中はしっとりなのが特徴だという。
パンやを経営する伊那市観光の春日庄一事務局長は「地域の雑穀を使うことで、地域振興につなげていきたい」と話していた。
これら3種類のパンは、金曜日限定で発売される予定で、12日から店頭に並ぶ。 -
さくら祭り号 来年から平日も
高遠城址公園の桜の見ごろの時期に花見客を運ぶ電車とバス「高遠さくらまつり号」について伊那市は、専用路線の確保と平日運行の実施を検討している。
さくらまつり号は、一昨年から運行していて、松本駅を出発する臨時電車が伊那北駅まで直行する。
伊那北駅から臨時バスが運行しているため、高遠城址公園までの移動時間が短縮できることをメリットとしてきた。
しかし、今年のさくらまつり号の利用者は330人で、前年の690人の半分以下に留まった。
これは、ETCシステムの導入車両に対する高速料金の値下げの影響と見られ、自家用車での来園者増加のため、城址公園に向かう道は大渋滞となった。
さくらまつり号も、伊那北駅から城址公園まで2時間以上かかったという。
そのため伊那市では来年度、こうした臨時バスの専用路線を確保したいと考えている。
また、これまでさくらまつり号は、城址公園の桜が一番見ごろとなる4月の土日曜日4日間のみ運行してきたが、平日に運行することも検討している。
混雑の緩和と、より多くの観光客を誘客することを目的としている。
11日の伊那市議会一般質問で白鳥孝副市長は、「平日の電車を組むことを前向きに検討することになった。桜以外の何かと組み合わせることで、平日運行も十分可能かと思う」と話した。 -
高山植物等保護対策協南信総会
南アルプスなど南信地域で、高山植物の踏み荒らしなどの取り締まり件数が増加していることが分かった。11日開いた高山植物等保護対策協議会南信地区協議会で報告された。
データは会員である市町村からの報告をまとめたもので、昨年度の南アルプスや中央アルプスなどでの植物の踏み荒らしや摘み取りなどの保護取り締まり件数は、前年度より32件多い1050件だった。
その中でも踏み荒らしは83件増の682件で、食事などの休憩や、写真撮影のために立てた三脚などが原因となっている。
また、同じく増えている摘み取りについては、登山初心者が目立ち、なぜ悪いかが分かっておらず注意しても理解してもらえないという。
このような結果を受け南信森林管理署では本年度、森林保護や啓発活動を行うグリーンサポートスタッフを2人から4人に増員する。
協議会でも、会員である市町村や山岳会などから被害情報を提供してもらい、昨年度同様にパトロールや啓発活動を行っていきたい竏窒ニしている。 -
箕輪町保育課題検討委員会 答申
箕輪町の保育園の運営形態や施設整備などについて検討してきた委員会は11日、「民間の保育園等の誘致や、保育園数の削減などの検討が必要」と、平澤豊満町長に答申した。
箕輪町保育課題検討員会の松下勲委員長が、検討結果を平澤町長に答申した。
委員会は、昨年9月に箕輪町から諮問を受け、10回にわたり町の保育サービスについて検討を進めてきた。
答申ではまず、運営形態については保護者の多様化するニーズに応え、サービスを向上させるために、民間の保育園や幼稚園等の誘致が必要としている。
また施設整備については、老朽化に伴う園舎の建て替えに合わせ、統廃合も検討することが必要としている。
このうち町内の2つの園については、統合も視野に入れた計画的な検討が必要としている。
松下委員長は、「子どもたちが、これからの社会の中で柔軟な変化に対応できる資質を身につけられるよう保育サービスの充実を図ってほしい」と要望した。
平澤町長は「答申の趣旨に従い、具体的な検討を進めていきたい」と述べた。 -
伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」をPR
今年の伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」が8月1日、行われる。チケットの発売を前に伊那市では、実行委員会がポスターを準備し、いなっせ内に貼り出した。
あさみちゆきさんは、東京都吉祥寺の“井の頭公園の歌姫”の異名を持ち、伊那市の熱狂的ファンが3年前、伊那まつりに招待した。
コンサートは今年で3年目。昨年もいなっせホールは満員となった。
チケット販売は6月20日からで、6月中は生涯学習センター事務室のみでの取り扱いになる。
価格は2千円で全席指定。300枚の販売となっている。
実行委員会では「早いもの順で席がうまっていくので、良い席を希望する人は早めに購入してほしい」と呼びかけている。
コンサートは8月1日午後2時から。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりのポスターに使われる原画選考会が10日、伊那市役所で行われ、伊那東部中学校の伊藤佳奈美さんの作品が選ばれた。
ポスターの原画は市内6つの中学校の2年生を対象に募集し221点が集まった。
原画に選ばれた伊藤さんの作品は、全体の配置がよくシンプルなデザインが評価された。
伊那まつりのポスターは800枚作り、市内外の公共施設などに張るという。 -
関東甲信地方が梅雨入り
気象庁は10日、長野県など関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。
長野県の梅雨入りは、平年より2日遅く、去年より12日遅くなっている。
10日の伊那地域はくもりで、夕方ころ雨がぱらつく1日となった。 -
ネギの先にネギ?
変わったネギが生えている竏秩B
南箕輪村北殿の有賀今朝雄さんの畑で、ネギの先から新しいネギの芽が出ている。
有賀さんは、この畑で10年ほど前から自家栽培でネギを育てているが、こんなネギは初めて見たという。
信州大学農学部生物生産部の春日重光教授によると、「穂発芽」と呼ばれ、花の中で種子が育ったもので、雨が続き気温などの条件がそろうと起きるという。
花が咲くとネギが固くなることから花を取ってしまうことが多く、最近では見かけることが少なくなったという。 -
アマランサス種まき
伊那地域アマランサス研究会は7日、伊那市荒井の畑でアマランサスの種まきをした。
種をまいたのは、研究会会長の登内英雄さんが所有する畑30アールで、この畑では今年から新たにアマランサスを栽培する。
会員が大根などの種まき用の機械を使い、食用と花が房になる鑑賞用の2種類をまいた。
畑の土には、おからを混ぜていてアマランサスが大きく育つ可能性があり、会員たちは、「ここは1年中風が強いので、長い茎が折れないように暴風ネットの設置も検討したい」と話していた。
花の見頃は8月のお盆過ぎ、収穫は10月中旬。
収穫したアマランサスは、市内の小学校などの給食のほか、加工商品に使う。 -
脳いきいき教室と園児が交流
伊那市の富県保育園の園児20人が8日、高齢者の健康づくりを目的とする「脳いきいき教室」に参加する地元のお年寄りと一緒に手遊びなどを楽しんだ。
子どもたちに地域の人と関わりあいながら成長してもらおうと、今年初めて行った。
今回は、昔ながらの手遊びに挑戦した。もちつきなどの動きを表した手遊びを、子どもだけでなくお年寄りも一緒になって楽しんでいた。
あるお年寄りは「小さい子どもと接するのは、普段の教室と違って楽しい」と話していた。
本年度は全4回の交流を計画している。 -
フェンシングアジア選手権
箕輪中3年平松竜成君出場箕輪町の箕輪中学校3年の平松竜成君が、今年7月にシンガポールで開かれるフェシングのアジアジュニア・カデ選手権大会に出場する。
平松君は8日、父親と共に箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場あいさつをした。
平松君が出場するのは、14歳から17歳対象の部門で、種目はサーブル。サーブルは上半身に剣が触れると得点になる。
今年1月のジュニア・カデ選手権大会で5位に入賞し、アジア選手権への初出場を決めた。
アジア選手権は、アジア各国から例年延べ500人ほどが出場する大会という。
平松君は、「海外の選手と戦うのは初めて。海外選手の技、スタイルを見て自分に取り入れ、進歩して帰ってきたい」と話していた。
平松君は現在、土曜日と日曜日に中京大学に行き、大学生と一緒に練習して技を磨いているという。
平澤町長は、「自信につながると思うので是非がんばって」と激励していた。 -
伊那市で初めてのフットサルリーグ戦が開幕
伊那市で初となるフットサルリーグの開幕式が9日夜、伊那市民体育館であり、8チーム約60人が集まった。
伊那フットサルリーグは、市内でフットサルを楽しめる場をつくろうと今年度発足した。
上位を目指すABリーグと、楽しむことを前提としたCリーグがあり、16チームが登録している。
開幕式では、箕輪町の参加チームの代表小林さんが選手宣誓した。
開幕式の後、リーグ戦の1回戦があり、選手らは熱戦を展開していた。
同リーグでは、10月ころまでの間に1チーム13試合を戦う予定。 -
箕輪町商工会が農商工連携事業着手へ
箕輪町商工会は今年度、工業技術や経営力を農業に生かす新しい事業、農商工連携事業に取り組む。
箕輪町は、農業・工業・商業の均衡のとれた発展を目指している。
その中で近年、農業を工業的な技術で支援することや、観光・商業と併せて振興していくことが必要になっているという。
そこで箕輪町商工会は、独自に連携事業に取り組むことを決めた。
計画では、これから商工会の会員を対象に事業プランを募集し、夏ごろまでに事業を決める。
事業を提案した会員が、町内の畑で作物を栽培し、その作物を使って研究開発を進める。
畑は、箕輪町が大出地区に広さ約7アールの畑を確保した。
今後、商工会で栽培用にビニールハウスも建てる予定という。
商工会は今年度、この事業の実験補助運営管理費として50万円を予算に盛り込んでいて、今後、相談に応じるなど側面的な支援をしていくという。 -
南箕輪村南原保育園で草もち作り
南箕輪村の南原保育園の園児が10日、地域のお年寄りと一緒に草もち作りを楽しんだ。
地域のお年寄り12人が保育園を訪れ、草もち作りが始まった。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、年長と年中の園児が生地を丸める作業を手伝った。
子どもたちは、生地を少しずつ渡してもらい、両手でころころと丸めたあと、平らになるように手でつぶした。
平らにした生地を庭に準備した釜でゆでた後、ヨモギを加えて再びよくこねた。
ヨモギは、5月に園児とお年寄りが一緒に摘んだものだという。
こねた生地は、食べやすいように一口大に丸め、きなこ、ごま、あんこで味付けした。
園児は、「ヨモギのにおいがする」と話し、草もちが出来上がっていく様子を見ていた。
皆で作った草もちは、お昼に味わった。 -
伊那市に求職者支援センター設置
長野県は、雇用情勢の悪化を受け、伊那市に「緊急求職者総合支援センター」を設置する。
センター設置は、県内でも求人倍率の低い伊那市と上田市。
センターでは、離職を余議なくされた人を支援するため、伊那公共職業安定所と協力し、就職や職業訓練と合わせて、住宅など生活に関する相談に専門の相談員が対応する。
予算額は、伊那市と上田市の2カ所合わせて約2300万円で、補正予算案が6月定例県議会に提出される。
県では、可決され次第準備にとりかかり、今年秋までには設置したい竏窒ニしている。 -
伊那倫理法人会が「朝礼が企業を変える」をテーマに経営講演会
明るく活気あふれる企業づくりを目指す伊那倫理法人会による経営講演会が8日夜、伊那市の伊那商工会館であった。「朝礼が企業を変える」をテーマに、社会保険労務士法人田畑事務所が、朝礼風景を実演した。
実演では、あいさつなどの基本を確認したほか、社団法人倫理研究所が発行している啓発本『職場の教養』を全員で読み、感想を言い合った。
田畑事務所では、全員が集まる昼休みに朝礼をしており、語り合うことで社員相互の理解を深めているという。
伊那倫理法人会の大槻晃会長は、「企業活性化のために朝礼が見直されてきている」と、朝礼の大切さを強調していた。 -
住宅用火災警報器設置家庭は約3割
6月から設置が義務化された住宅用火災警報器を設置している家庭が、約3割に留まっていることが分かった。
これは伊那消防組合が設置状況の把握などを目的に実施したアンケートで明らかになったもので、伊那署管内から選んだ1,227世帯から回答を得た。
それによると、住宅用火災警報器設置の義務化を知っていたのは、73.8%、905世帯だった。
一方、家に火災警報器を設置していると答えたのは、30.2%、370世帯に留まった。
この結果について伊那消防組合では、「まだまだ設置率が低い。設置率向上のため、更なるPRに取り組みたい」と話している。 -
ナイターソフトICT杯 アスターが2連覇
ナイターソフトボール伊那ケーブルテレビ杯の春季トーナメント決勝戦が8日夜、伊那市営球場であり、アスターが大会2連覇を果たした。
春季トーナメントは伊那ナイターソフトボール連盟に加盟する17チームで争ってきたが、決勝にはアスターとGTエボリューションが勝ち残った。
試合は先攻アスターが、1番打者春日建太郎さんのランニングホームランで1点を先制。
さらに4回の表、今度は山崎大志さんがランニングホームランを放ち、点差を2点に広げた。
最終回に、GTエボリューションは、蟹沢一之利さんが3塁打を放ちチャンスをつくる。
次の打者がピッチャーゴロを打ち、その間に蟹沢さんが生還。1点差まで詰め寄った。
しかし反撃もここまでで、最後はアスターのピッチャー春日健太郎さんが踏ん張り、2対1で勝利した。
優勝したアスターは大会2連覇を果たした。 -
小学生が入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹
県の天然記念物ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の4年生が9日、入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹した。
植樹作業は、ミヤマシロチョウの保護を目的に平成15年から行われている。
児童らは、最初に県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんからミヤマシロチョウについて説明を受けた。
その後、グループに分かれて穴を掘り、メギの苗木100本を植樹。メギはトゲがあるため伐採が進み、それを食べるミヤマシロチョウが絶滅の危機にあるという報告がされている。
旧高遠町が平成12年から13年に実施した自然環境調査でも、ミヤマシロチョウの減少が確認された。
ミヤマシロチョウは標高1500メートルから2千メートルの山岳地帯に生息し、7月上旬から下旬にかけて発生する。
7月には征矢さんを中心とするグループが、入笠山でミヤマシロチョウの生息調査を実施する予定。 -
村南部保育園でサツマイモ植え
南箕輪村の南部保育園の園児が9日、近くの畑でサツマイモの苗を植えた。
苗は、紅あずま120本。園児は保育園のすぐ近くにある畑で、苗を一人1本ずつ渡してもらったあと、土に穴を掘って植えた。
苗を寝かせるように植えると教わり、地面に寝るように置いた苗の上に土をかぶせていた。
南部保育園では毎年、食育の一環で野菜を栽培していて、今年はサツマイモのほかジャガイモ、ニンジンなども育てている。
この日植えたサツマイモは、10月頃に収穫できる見込みで、焼き芋大会などを計画している。 -
箕輪町で出張職業相談
箕輪町役場で9日、伊那公共職業安定所による出張職業相談があった。
雇用対策の一環として箕輪町が初めて、伊那公共職業安定所の協力を得て行った。
午前9時から正午までの相談時間に49人が訪れ、専門相談員1人が対応にあたった。
1月から求職中という女性は、「今後、情報提供してもらえるというので少し目の前が広がった」。50代の男性は、「家から近い役場で相談をやってもらえてありがたかった」と話していた。
町では、「少しでも待ち時間が短縮できて、住民の役に立てれば」と話している。
出張職業相談は7月7日にも開く。 -
箕輪町議会6月定例会開会
共同作業の家を障害者就労支援センターへ移行箕輪町議会6月定例会は9日開き、箕輪町共同作業の家を障害者就労支援センターに移行する条例案が提出された。
この条例案は、国の法律に基づいて、障害者が通っている共同作業の家を、就労継続支援施設に移行するというもの。
共同作業の家は現在、町の委託で箕輪町社会福祉協議会が運営している。
就労支援センターに移行された場合、委託から指定管理者制度に変わる。
今まで通り、通所者が工賃を得るための作業訓練などを行うが、通所者の仕事の場を増やすなど、より積極的な取り組みをするという。
この条例案は、今議会で可決されると10月1日から施行となる。
6月定例会の会期は22日まで。一般質問は15、16日。