-
箕輪町議会6月定例会一般質問
◆げんきセンター南部について 複数の議員が質問した。
平沢豊満町長は利用状況について「これまでの利用者数は千人を超え、1日14縲・5人が利用している。毎日これくらいの人が利用しているのであれば健康に対する理解が高まっているのではないかと思う」と答えた。
6月からウエルネスサポーター(健康アカデミー1、2期生)に変わり、臨時職員が指導していることに対する質問には「ウエルネスサポーターのみなさんに義務感や、責任感をもたせてしまう部分があった。自分たちのためにやるのが大前提。楽しみながら一緒に健康を増進するというスタンスでなくてはならないと思う」と説明した。
◆子育て支援センターの利用状況 松本つぢ議員が質問。
町長は「1日15組ほどの利用で、登録者数は202人。大変好調な滑りだしだと思う。まだ2カ月なのでいきいきセンターとの併用による相乗効果が出ているという形にはなっていない」と答えた。
◆ながたの湯とながた荘の料金対応 下原甲子人議員が質問。
町長は「ながた荘、ながたの湯は営業施設なので採算をとるのが大前提だが、町民の健康増進などの面もあるので、できるだけ値上げをしないようがんばっていきたい」と答えた。
◆4月に始まった箕輪中部小学校の給食の外部委託 複数の議員から質問があった。
小林通昭教育長は「大変おいしいとの声が届いている。教職員の検食簿(加熱処理、異物の混入、量、味付け、香り、形態などから評価する)を見せていただいたところ、6月9日までは“良い”とのこと。残菜については今年2、3月、4、5月を比較したところほとんど変わっていないと理解している」と答えた。
◆医療制度改革後の後期高齢者の健康診断 複数の議員が質問した。
町長は「医療制度改革で健診項目を国は13項目くらい減らしている。町は23項目すべての項目を入れて健診をしていきたい。ご希望のある方は今まで通りの健診が受けられる。新しい制度になったからといって健診の質を落とさないようにしたい」と答えた。
◆中央道箕輪バス停の駐車場 「中央自動車道箕輪バス停の駐車場が大型連休時に満杯となる。今後利用者が増えることが予想されるが、用地確保の考えはあるのか」と小島常男議員が質問した。
町長は「周辺が有料化する中で、私は無料の駐車場として使っていただきたいと思う。可能な限り無料のまま続けていきたい。4カ所で100台の駐車スペースがある。平日は半分、土・日曜日も2割ほど空がある。最も混む大型連休などは、ご理解をいただき、送迎による対応など、スペースをフルにつかっていただければと思う」と答えた。
◆箕輪町沢上への総合スーパー・ベイシア出店計画 平出政敏議員が、その後の状況について質問した。
町長は「担当窓口からは大体要件がそろったので、農地転用の許可申請を出したいという意向があると聞いている。恐らく来月の農業委員会に申請があるのではないかということが想定される」と答えた。 -
イイジマ・ミュージック・ウェーブ2008
夢の大ホールで奏でるジャンルを越えた新しいコンサートライブ「イイジマ・ミュージック・ウエーブ2008」が音楽で世界の子どもを救おう-をテーマに14日、飯島文化館で開かれた。町内外から330人が入場、若者のバンドやナツメロバンド、コーラス、津軽三味線など、さまざまな特徴ある演奏を楽しんだ。
出演は飯田市を中心に活動している「FRANcesc-A」。飯島小学校の教諭らでつくる「e-shоw第ニオンガク係」。全員地元、40代から後期高齢者まで5人でつくるナツメロバンド「sions」、津軽三味線の南島友一さん、キューブミュージックスタジオの「キューブ」。高校生バンド「暇人一家」、コーラスグループ「しいくかかり」も加わった「TeaTime」。
「FRANcesc-A」の元気いっぱいの「Fight-Song」で幕開け「Link」など3曲を披露。次いで、登場した「e-shоw第ニオンガク係」は「世界中の誰よりきっと」やコブクロの「轍」「WINDING RОAD」を演奏、子どもたちから大きな拍手が送られた。
日本の歌・童謡・唱歌・流行歌など幅広いレパートリーを持つ「sions」は「夜霧よ今夜もありがとう」「シクラメンのかほり」などナツメロを演奏し、中高年の聴衆を喜ばせた。
入場料の1部がNPО「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて、発展途上国のワクチンを提供する寄付金とすることから、同委員会の活動パネル、ポスターなどの展示もあった。 -
高尾第1遺跡試掘確認調査はじまる
飯島町教育委員会は17日から、飯島町飯島高尾の工場建設予定地1・5ヘクタールで高尾第1遺跡試掘確認調査を始めた。初日の発掘作業で縄文土器片が数点発見された。
試掘は20メートル間隔で幅2メートルのトレンチを8本入れて、埋蔵文化財の有無を調査する。
重機で黒土部分をはぎ、黒土と赤土の境界部分を手作業で表面の土を取り除き、土器片や住居址など遺物がないか調べた。
発見された縄文土器片は2縲・センチ以下。
作業に当った丸山浩隆学芸員は「縄文人の生活の痕跡が見つかっていない。土器片は農耕などで他から動いてきたことも考えられる」と話していた。
試掘調査は23日まで5日間実施、住居址など重大な発見があれば、本発掘に切り替えられる。 -
箕輪町長が長野県消防救助技術大会出場者を激励
長野県消防救助技術大会が21日、長野市の長野県消防学校で開かれる。18日、箕輪消防署を訪れた平沢豊満町長は同署から大会に出場する消防士を激励した。
「肩に力を入れずに常日頃の力を発揮して、がんばってください」と平沢町長。
選手を代表し田中哲也さんが「ベストをつくしたい」と決意表明。
9人の選手たちは冬期は各自個人訓練を、4月上旬から全体での訓練を積んできた。
田中さんは「訓練塔施設が新しくなったので、設備などハード面に負けないよう、内容を充実していい結果を出せればと思う」と話していた。
箕輪消防署からは、個人種目の「ロープブリッジ渡過」に2人が、チーム種目の「ロープブリッジ救出」「ほふく救出」にそれぞれ1チームずつ出場する。
ロープブリッジ渡過はロープをすばやく渡る技術を身につける訓練。水平に張った20メートルのロープを往復する。
ロープブリッジ救出は、1チーム4人。隣のビルから侵入し、要救助者を救出する訓練。ロープを渡り、要救助者を確保し、救出ロープにつり下げ、けん引。その後、隊員もロープを渡り脱出する。
ほふく救出は1チーム3人。地下街などで煙にまかれた要救助者を迅速に救出する訓練。1人が空気呼吸器を装着し、8メートルの煙道を検索し、要救助者発見後、要救助者を屋外まで救出。その後、隊員2人が要救助者を安全位置まで搬送する。
大会出場選手は次のみなさん
▽ロープブリッジ塔過=内堀佑樹、押野大樹▽ロープブリッジ救出=小平秀明、市村裕一、小森和弘、田中哲也▽ほふく救出=工藤健介、荻原大輔、北原義明 -
のども鍛えて祇園祭に、おんたけやま練習熱く
伝統ある宮田村津島神社祇園祭のあばれ神輿で、・ス奉仕者・スと呼ばれる担ぎ手の男衆が景気づけに唄う「おんたけやま」。「唄えなければ神輿を担ぐ資格なし」とされ、神輿をとりしきる二年祭典委員は7月19日の祭り本番まで、独特の節回しを習得しようと熱心に練習に励んでいる。
長矢富秋さん、蓑和茂さん=町三区=に指導を仰ぎ、声を張らす委員たち。祭りが近づくと奉仕者との合同練習になるため、それまでに手本になれるようにと力強い。
「唄えないことは許されないですからね」と二年祭典委員長の小田切洋一さん。
おんたけやまは神輿の出発を知らせる祝い歌でもあり、本番までのども鍛える日々が続く。 -
出入国管理および難民認定法違反の疑いで中国人女性逮捕
伊那警察署は18日午後8時28分、出入国管理および難民認定法違反の疑いで住居不定の中国国籍の女性郁霞(ユイ・シャア)容疑者(27)を同署内で逮捕した。
調べによると容疑者は07年11月4日、中国政府発行の旅券を所持し成田空港から日本へ入国。在留期間の同年11月19日を過ぎても出国せず、そのまま残留した。18日午後7時35分にJR伊那市駅から警察へ不審者通報があり、警察官がかけつけ捜査した結果容疑が明らかになり逮捕した。 -
大芝高原まつりのポスター図案など決まる
南箕輪村の第23回大芝高原まつりをPRするポスター、うちわ、パンフレットの図案が決まった。17日夜、村役場でまつり実行委員会が選定会を開き、地元中学生の作品31点からポスターに金田理紗さん、うちわに宮本瑶子さん、パンフレットに永井あかりさんの作品を選んだ。
図案は南箕輪中のわくわくクラブ美術部の31人が一人1作品ずつ応募。同実行委員会の副委員長、顧問、事務局ら11人が審査員となり、最優秀賞3点(ポスター、うちわ、パンフレット)、優秀賞4点、佳作10点の入賞計17点を決めた。
美術部顧問の辻やよい教諭は「全体的にバックは例年通りの黒が多いが、構図は美術力の高い、新しいものがある。子どもたちにとって大芝まつりには特別な気持ちが込められている。細かいところまで見てほしい」と話していた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設、飲食店などに掲示。うちわは6千本を作り、村報(8月号)と一緒に1本ずつ全戸配布する。
入賞者は次のみなさん(カッコ内は学年とクラス)
【最優秀賞】 ▽ポスター=金田理紗(2年1組)▽うちわ=宮本瑶子(1年1組)▽パンフレット=永井あかり(1年5組)
【優秀賞】 倉田愛実(3年1組)竹松鈴佳(2年1組)本郷未樹(2年3組)溝口晶子(2年4組)
【佳作】 福沢萌(3年1組)奥村茉奈美(3年2組)薄田葵(3年3組)山崎瑞希(2年2組)上田玲奈(2年3組)竹本香月(2年4組)三浦夏海(2年4組)赤堀優未(1年1組)橋本采果(1年3組)藤田優衣(1年4組)
ポスター・金田理紗さん(中学2)
うちわ・宮本瑶子さん(中学1)
パンフレット・永井あかりさん(中学1) -
南箕輪村議会一般質問
◆保育園の園庭や学校の校庭の芝生化について
次世代を担う子どもたちが学ぶ保育、教育環境を整備していくため、小中学校校庭の砂じん対策のための園庭や校庭の芝生化について孕石勝市議員が質問した。
唐木一直村長は「(09年度)改築する南原保育園の園庭をできれば試験的に芝生化し、その状況をみていきたい」と答弁。効果があれば他の園にも芝生化を広げる考えを示した。
小中学校についても「総合的に考え、芝生化に向けて動き出したい」としたが、保育園と比べ校庭は面積が広いため、維持管理費を考えると「時間のかかる問題」とした。
◆大芝高原の森林整備とボランティア作業について
村民ボランティアが大芝高原の森林整備のため除伐や下草刈りなどをする「育樹祭」について、森林の管理方法やボランティア作業の手順などに対しては、どのような検討がされているか久保村義輝議員が唐木一直村長に質問した。
唐木村長は「参加者が多く、人数の取りまとめに困難した。作業範囲も広かった」とし、作業を統率しきれなかったことを反省。本年度は、事前講習会を開き、当日は残すべき木に目印を付けるなど対応していきたいと話した。
森林の管理方法については、村自然環境調査の会の報告や、信州大学農学部、NPOの意見を聞きながら森林全体のあり方を考えていきたいとした。
育樹祭は大芝高原を守り育て、次世代に引き継いでいこうと07年度に初めて開いた行事。前年度は村民580人が参加し、7・5ヘクタールを整備。本年度は10月19日にあり、300縲・50人の人手でマレットゴルフ場西側の林3ヘクタールを作業する予定だ。 -
中沢地区中割の小池宏さんが地区で所蔵してき古文書をまとめた書籍『ツメで拾った中割区史』を出版し、自治組合200戸に配本
駒ケ根市中沢中割の小池宏さん(77)がこのほど、同地区の自治組合が地域の記録として江戸時代中期から所蔵している古文書約800冊の中から、明治期の記録に残されていた22の話をまとめた本『ツメで拾った中割区史』を自費出版し、中割自治組合の200戸に配本した。小池さんは「江戸のしっぽをそのまま引きずりながらきた明治という時代の古臭さ、雰囲気を伝えたかった。地区の人も意外に喜んでくれ、本をまとめて良かった」と語る。
中割自治組合では、江戸時代中期から現代に至るまで、地域の歴史や文化、変遷などを記録した多くの古文書を保管してきた。しかし、実際どんな古文書があるかなどは整理してなかったため、2年前から文書目録の作成を開始。
小池さんはその目録整理に携わる中で、明治期の日記などからいくつかのエピソードを拾い出し、それを今回の本にまとめた。
話の中には、馬のえさであるヒエと交換するため、「サワシ柿」を伊那の西箕輪へ運び、その帰り道で馬を無くした老父の話、今でも中割では人が集まる場所を「協議所」と呼ぶが、その経過などに触れており、どの話からも、当時の時代背景が垣間見える。
小池さんは「協議所という言葉も多分明治期にの言葉。中沢の昔の人たちは民主主義の原則を心得ていたから、ただ集まると言う意味ではなく、高い志を持ってその名前を付けたのだと思う」と振り返る。
今後は中沢小学校、東中学校に本を寄贈するほか、中沢公民館にも寄贈する予定。 -
赤穂小児童が学校給食に農産物を提供している生産者と給食交流
普段食べている野菜を作ってくれている農家さんはどんな人?竏秩B
駒ケ根市の赤穂小学校の3、4年生が18日、学校給食用の農産物を出荷している地元生産者6人を迎え、給食を食べながら交流した。生産者を囲んだ児童らは、野菜に関する質問や疑問などを投げかけた。
取り組みは、児童と生産者に顔の見える関係を築いてもらうために赤穂学校給食センターが毎年行っている。
今年は同センターに野菜を提供している同市にある丸駒市場の生産者組合の4人のほか、同じく野菜を提供している2人の生産者が同校を訪れた。
そのうち4年2組は、キャベツやハクサイなどを提供している小松原登さん(80)=上赤須=と交流=写真。 「野菜はおいしいけど、嫌いなものもある」などと話す児童に、「ニンジンなど、色の濃い野菜は栄養があっておいしいよ」と語りかけていた。
小松原さんは「みんなにしっかり食べてもらおうと野菜を作っている。駒ケ根は両方にアルプスがあって住みやすく、そこで採れた野菜はどこにも引け劣らない味。それを子どもたちに食べさせてあげたい」と話した。
昨年度実績で、地元食材が学校給食に用いられた比率は平均約41%。なるべく地元の農産物にこだわり、食材がそろいにくい季節でも、なるべく近い地域でとれた食材を使うように心がけている。 -
「ブラジル移民100周年の日」に、青年海外協力隊訓練所でブラジル人学校の生徒たちがブラジル文化を披露
駒・
日本人がブラジルに移住して100年の節目の日に当たる18日、伊那市のブラジル人学校「コレージョ・デザフィオ」(飯島ヨシムネ校長)で学ぶ小学2年生から高校1年生までの36人が駒ケ根市にある国際協力機構(JICA)青年海外協力隊訓練所を訪れ、ブラジルの伝統的な格闘技・カポエイラとサンバを一般の人たちの前で披露した。
同イベントは、以前に同施設と訪れた飯島校長が「今度はブラジル文化を知ってもらいたい」と提案し、今回初めて実現したもので、この日は子どもたちが普段学校で学んでいるブラジル文化の一部を披露。 -
認知症を正しく知り、地域で支えることを考える講演会
認知症を正しく理解してもらおう竏窒ニ、駒ケ根市は17日、「認知症に関する講演会」を市役所南庁舎で開いた。上田市の宅老所「もくれん」の所長・中沢純一さんを講師に迎え、認知症という症状の根幹にあるもの、地域で支えるためにはなどを学んだ=写真。
講演会は市内で要介護認定を受けている人の2割が認知症である中、一人でも多くの人に認知症を正しく理解してもらおうと企画。認知症を支える家族や介護事業者、一般などが集まった。
中沢さんは「私たちは認知症を大きく誤解している」とし、認知症は高齢者だけでなく、だれもがなりうる可能性がある病気であることを説明。
認知症という症状は脳の神経細胞が死に、脳が萎縮した結果、「分かる」という認知機能が悪くなり、最近の出来事などを記憶を留めておくことができなくなるが、昔の記憶は残っているため、本人はその記憶に基づいて生活しようとする一方、介助者は、現代生活の中で生活させようとするため、ずれが生じ、問題が発生していると指摘し、「その“ずれ”を何としてもなくしたい。ずれが生じるということを理解してほしい」と語った。
また、認知症患者を介護することは家族にとって大きな負担になるが、その中から家族みんながさまざまな経験を得て、成長している実情を示し「認知症を正しく理解し、頑張って介護した家族は、人生が深く、大きくなる。ぼくたちはこれまで『サービス』という言葉に頼り、それを避けてきたが、そのことについて、ぼくらは考える時期にある」と語った。 -
暫定税率の影響額1千万円
小坂樫男市長は16日、道路特定財源の暫定税率が4月の1カ月間失効したことによる市財政への影響額について、計約1千万円と見込まれる竏窒ニした。6月定例市議会で飯島進議員の一般質問に答えた。
小坂市長は「減収額は国が補填する。税率廃止の影響で道路工事などが一時ストップしていたが、(暫定税率復活で)順次手を付けている。本年度の計画事業は予定通り進める」として、今後の事業には影響がないとする見通しを明らかにした。
急激な原油の高騰による一般会計予算への影響については「本年度は昨年度実績より約3700万円余分にかかるとみている。灯油は今後の状況によってさらに不足することも予想され、経費節減で対応したいが、学校の暖房など、削減が適当でないものもあり、補正予算も考えたい。灯油券など、きめの細かい支援策を実施していかねばならない」として、本年度も引き続き支援していきたいとする考えを示した。 -
市議会が戸草ダム建設促進組織結成へ
国土交通省中部地方整備局が16日に戸草ダム建設計画を見送る方針を打ち出したのを受け、伊那市議会の全6会派の代表は18日、代表者会を開き、ダム建設促進に向けて活動する組織を結成する方向で意見がおおむね一致した。
しかし、組織のあり方については、特別委員会か、議員連盟か竏窒ネど、さまざまな意見があって結論に達しなかったため、20日に再度会議を開く。会議は非公開だったが、議長の中村威夫座長が取材に応じた。
中村座長は「市議会として、建設を進める態度を明確にするための組織を結成しようと提言した。戸草ダムは長良川の河口ぜきと違い、住民の生命、財産を守る極めて重要な施設。計画見送りに反対し、建設を促進するための実効行ある組織をつくり、関係方面に働きかけていきたい」としている。
市議会は07年12月議会で、議員提案による「戸草ダム建設推進を求める意見書」を賛成多数で可決している。 -
アトリエROSE主宰
伊那市
飯田恵理さん大好きなバラをアトリエの名前にし、自宅で教室を始めたのは05年。パンの花、ビーズアクセサリー、フリーメタリコを指導し、今年で3年目を迎えた。
「好きなバラを作りたい」と17年前、パンの花を習い始めた。バラは一番神経を使う難しい花とされ、「教えていただくまでに10年かかりました」。いつかは大輪のバラを作りたいと夢見て習い続け、ようやくバラが出来るようになったが、最初の作品は「なんでこんなに下手なんだろう」と思ってしまうような出来だった。いくつもいくつも作り、ようやく自分なりに納得できる作品が作れるようになったといい、アトリエのプレートはバラで飾っている。
ビーズは、楽習フォーラムで06年にビーズスキル認定、07年にビーズアートステッチ技能認定を受けた。「きれいなもの、かわいいものが好き」で、ビーズアクセサリー作りを始めたのは学生のころ。「スワロフスキーなど、とてもきれいなものに触れていることがうれしい。それがまたネックレスなどの形になっていくことがうれしくて」。ビーズ歴は30年近くになる。
フリーメタリコとの出合いは04年。雑誌を見ていて、すっかりその魅力にはまった。フリーメタリコは、イタリア生まれの銅線をカラーコーティングして編んだ筒状のリボンで、ビーズなどと組み合わせてネックレスやコサージュなどを作る。
「同じ作品を作ったとしても、リボンの広げ方で個性が出る。世界に一つしかない形を表現できるのが魅力」。07年夏に教授資格「プロフェッソーレ」を取得した。地元ではまだフリーメタリコの知名度は低く、上下伊那で資格を取った最初では-という。
ビーズもフリーメタリコも、「楽しいですね。1日でもやっています」と、とにかく作ることが好き。「皆さん作る時間がないとおっしゃるけれど、私は作りかけのものを近くに置いておき、家事の合間に3分でも5分でも座ってやるんです。食後にちょっとお茶を飲む時間にも、ビーズステッチを1センチでも作りたい。常に触っていたいんです」。主婦なので家事も決しておろそかにせず、手際よく片付けて自分の趣味の世界を楽しんでいる。
「パンの花は1輪でもいい。作ってみたいという方がいらっしゃるとうれしい。ビーズももちろんですけど、フリーメタリコも、ぜひ皆さんに知ってほしい。気軽に教室をのぞいていただきたい」
多くの人に魅力を伝えたいと、和やかな雰囲気の教室で指導するほか、作品は販売もする。ブライダルのブーケやティアラなど一生の記念に残る作品も注文に応じて手がけている。(村上裕子) -
ONE・碗展
伊那市高遠町西高遠のギャラリーみなと屋で22日まで、「ONE・碗(わんわん)展」が開かれている。中堅の陶芸作家7人が作った、さまざまな碗150点がそろう。
上伊那の出展者は伊那市の宮崎守旦さん、林秋実さん、伊藤真一さん、駒ケ根市の湯沢千春さん。ほかは、奈良県、京都府など。
題名の通り、茶碗、湯飲み茶碗、抹茶碗、どんぶり碗、コーヒー碗など用途ごとに並ぶ。白、赤、青など模様の染付けや彫り込みなど作家の個性が出た手作りの一点もの。ゆう薬のかかり具合、微妙な形の違い、重さなど手に取って楽しむことができる。
みなと屋の杉村嘉勇さんは「手にどうなじむのか1点1点の違いを確かめ、マイカップを持つ楽しさを味わってほしい」と話す。
営業時間は午前10時縲恁゚後6時。
問い合わせは、みなと屋(TEL94・1201)へ。 -
「常和の命水」が四ツ星
伊那市山寺の建設業「織建」が設立した、水製造・販売の有限会社「いすゞ」(織井常和代表)の南アルプスの深層水「常和の命水(ときわのめいすい)」が、「最新ミネラルウォーター完全ガイド」(大和文庫)で「四ツ星」として紹介された。
「最新竏秩vは、生命の水研究所の松下和弘所長が書き下ろした。全国に千種以上あるといわれる市販のミネラルウォーターの中から136種を選択。「カラダにいい水・脳にいい水」として▽油分をとかす力が高い▽酵素活性を高める▽水分子の集団が小さい竏窒フ3点から、総合的に三ツ星縲恁ワツ星で判定した。五ツ星は13、四ツ星は34、三ツ星は89で、そのうち県内は四ツ星が1、三ツ星が2だった。
命水は、信州大学と民間企業の共同研究で「老化促進やがん化にかかわるとされる活性酸素の消去機能が極めて高いと思われる」と認められ、「酵素活性」の点では五ツ星だった。
昨年6月に宝島社が発行した「食品のカラクリ5 からだに良い水」でも全国53選の一つに入っており、織井代表(69)は「飲んだ人から、体の調子がよくなったと手紙をいただく。水が見直される時代で、健康に良い水が伊那市にあるとPRになれば」と話した。
命水は、織井代表の自宅敷地内の地下100メートルからくみ上げ、非加熱ろ過充填したもの。05年6月から富県の「いすゞ」のほか、中・北信の大型店、インターネットで販売している。
問い合わせは、「いすゞ」(TEL0265・77・9113)へ。 -
ハーモニカ教室が開講
伊那市高遠町公民館の初心者向けハーモニカ教室が17日夜、開講した。受講生の半分以上が子どもろのころに吹いた経験があり、初回から童謡などに挑戦した。
教室には「子どものころに吹いたままで、60年ぶり」「歌が下手で、ハーモニカを吹きたいと思っていた」という50縲・0代の10人が申し込んだ。地元長藤のハーモニカ愛好家藤原善信さんを講師に迎え、12月まで月1回のペースで全7回、町総合福祉センター「やますそ」を会場に開く。
藤原さんからハーモニカの吹き方など基本を習い、音を出した。
楽譜を読めない人がいることから、「ドレミ」の順に1から数字をふった楽譜を用意。短時間で「キラキラ星」や「春の小川」などを合わせ、楽しんで吹いた。
矢野やよ江館長は「音色の美しさに感動し、本年度新たに設けた。ハーモニカを演奏することで生活が豊かになれば」と話し、童謡・唱歌を歌うグループとの交流やハーモニカ演奏を通じた地域貢献につなげたいとした。 -
新テッポウユリ出荷始まる
種から育てる新テッポウユリの出荷が飯島町本郷で始まった。
伊南管内では飯島町七久保を中心に約10軒が栽培、関西、関東、中京方面に出荷している。
飯島町本郷の林茂雄さんは45アールで栽培、現在、据え置き(2年目)のユリの出荷作業に追われている。つぼみのふくらみ加減を見ながら、2縲・日後に開花しそうなものを選び、切り取っている。
「今年の開花は遅れ気味だが、まずまずの出来」と話している。
新テッポウユリは12月にハウスに種まき、翌年の8月から開花。秋には球根ができ、2年目の花は7月に咲き始める。花が終わるとその球根は廃棄される。
##(写真)
新テッポウユリが出荷はじまる -
南箕輪村公民館「父の日の親子工作講座&遊び講座」
南箕輪村公民館は15日、「父の日の親子工作講座&遊び講座」を南箕輪村民センターで開いた。村内の子どもや保護者など16人が参加。みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さんから指導を受け、手づくり玩具に挑戦した。
まず最初に作ったのは、紙で作ったプロペラを割り箸に挟んだ輪ゴムで飛ばす玩具。参加者たちは佐野さんに教わりながら、慎重に作っていった。
佐野さんが「忘れないうちに今度は、自分だけで作ってみよう。妹や弟やクラスの子にも教えられるようにね」と言うと、子どもたちは「大丈夫かな」と心配そうな顔。最初に作ったものを参考にしたり、保護者に聞いたりしながら、なんとか完成。
続いてトイレットペーパーの芯を使った風車風の玩具に挑戦。トイレットペーパーの片端に9カ所の切れ目を入れてねじり、先端に紙片で羽を付けていく。
父親にトイレットペーパーの芯を押さえてもらい、ハサミで切れ目を入れていく子どもや、「なんか違うなあ」と完成品を見てどこが間違っているのかと、首をひねる子どもの姿もあった。
参加者たちはほかにも、クルクルと回りながら飛んでいく紙飛行機にも挑戦した。 -
後期高齢者医療制度で箕輪町は人間ドック補助継続
16日の箕輪町議会6月定例会一般質問で、平沢豊満町長は後期高齢者医療制度に切り変わり、人間ドックに対する補助が受けられなくなった75歳以上の高齢者に対し、町として人間ドックに対する補助金制度を設けていくる考えを示した。次の議会で補正予算を提出する。
4月から適応されている75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度は長野県ではすべての市町村が加入している長野県後期高齢者医療広域連合が運営している。広域連合は同制度による人間ドックの対応をしないという方針で、4月まで国民健康保険、社会保険に加入していた高齢者たちが、保険が切り変わったことにより、人間ドックにおける補助を受けることができなくなった。
下原甲子人議員から、人間ドック補助金の継続について問われた平沢豊満町長は「4月にさかのぼって補助をしていく方針。広域連合が実施しない間は、町内の75歳以上の方に今まで通り人間ドックの補助をしていく方針」と答えた。 -
21日、22日に「2008信州反核平和自転車リレーいっちょこぎますか!」開催
長野県民主医療機関連合会に加盟している病院の有志職員らが21、22日、自転車をこぎ平和を訴える反核平和自転車リレー「いっちょこぎますか!」を行なう。長野市の長野中央病院から飯田市の健和会病院まで217キロを走る。
同イベントは松本市の松本協立病院に勤務する浅井弘道さんが中心となり、昨年から始まった。昨年は10月に安曇野市の老人保健施設「あずみの里」から下諏訪町の諏訪共立病院までの50キロを約50人が疾走した。
今年は規模を広げ、2日間にまたがり県内を縦断。実際に走るメンバー、裏方を務めるメンバーなど、総勢200人ほどがイベントに参加する。
21日は長野中央病院を午前7時半に出発し、上田生協診療所、松本協立病院などを経由し、午後6時半に塩尻協立病院へ到着予定。22日は塩尻協立病院から諏訪共立病院、上伊那生協病院を経由し、健和会病院に午後5時45分到着予定。
217キロ走破を目指すメンバーや、一定区間を走るメンバーなど、走行距離は各自さまざま。全員が同イベント用のそろいの白いTシャツを着て走る。
各病院など引き継ぎポイントでは引き継ぎ式を予定。それぞれの地区の病院に勤めるメンバーが考案した、コーラスグループやラッパ隊の演奏、手打ちそばなどのイベントを行なう。上伊那生協病院には正午に到着予定(昼休み、引き継ぎ式あり)。
実行委員の小池智さんは「もし沿道で見かけたら平和のために何かしなくてはいられなくなった若者の行動を、ぜひ応援してください。参加者も今こういうことができるという平和の喜びを感じ取れれば」と想いを語る。
諏訪市や松本市のメンバーを中心とした実行委員は、春から定期的に打ち合わせをして企画を煮詰めてきた。
打ち合わせでは深夜の0時過ぎまで話し合うこともしばしば。このイベントのために自転車を買うメンバーもいるなど参加者の意気込みは大きい。
小池さんは「全県でやるのは今回初めてなので、ぜひ成功させて来年は盛大にやりたい」と話していた。
上伊那での予定コースと時間は次の通り。
◇22日▽荒神山公園(辰野町)11時15分着、引き継ぎ式後発縲恟繹ノ那生協病院(箕輪町)正午着、引き継ぎ式・昼休み後発縲怎TークルK伊那中央第一店(伊那市)午後1時半着縲恚{田村役場セブンイレブン宮田北店(宮田村)午後2時10分着縲怎}ルダイストア(飯島町)午後3時10分着、セブンイレブン信州中川村店(中川村)午後4時10分着竏秩B -
プール開き
)
梅雨の晴れ間となった18日、中川村の中川東小学校(井上康良校長)でプール開きを行った。8月末の水泳記録会(水泳学習のまとめの会)まで水泳授業を行う。
プールサイドに水着で集合、児童を代表し、6年生の小池魁舟君が「それぞれ目標を持って事故のないように楽しく泳ごう」と呼び掛け、井上校長は「水泳は身体を鍛えるのに適したスポーツだが、危険はつきもの。準備運動をする、先生の指示に従う、ラリーを組んだ友だちを確認するなどルールを守って、自己の記録を伸ばそう」と話し、楽しいプール学習になるように希望した。
また、井上校長や児童の代表らはプールの四隅に塩をまいて、水泳の上達と安全を祈願した。
6年生の模範泳に続き、全員で25メートルを初泳ぎした。 -
飯島町の新ふるさと大使に津田令子さんを委嘱
飯島町は17日、役場で町にゆかりがあり、旅行ジャーナリストとして活躍している津田令子さん(東京都出身)を新たに飯島町ふるさと大使に委嘱し、飯島町の魅力のPRやまちづくりへの意見、助言を期待した。
津田新大使は内堀醸造やアグリネーチャーいいじま、道の駅など町内視察を終え、役場で開いた委嘱式に臨んだ。
式には町議や観光協会会員、町幹部職員ら約40人が出席した。
高坂町長は津田さんに委嘱書と観光名刺を交付した後「飯島町が住んでみたくなる、行ってみたい町になり、ふるさと納税がどんどん入ってくるように、全国に情報発信していただくとともに、有益な情報や助言を」と期待を込めた。
「土曜あさいちばん(NHKラジオ第1放送土曜日午前5時縲・時30分)のコーナー「旅ガイド」出演中の津田さんは「第1回のふるさと納税は飯島町に払わせていただく。機会があれは飯島町から旅ガイドの中継もしたい」と申し出て、参加者を喜ばせた。
引き続き、行われた講演会では「景色、味、温泉は当たり前、人を呼ぶ観光地にはホスピタリティーが大切。県内外に飯島の名を知らしめるには、中途半端ではだめ、みんなが一丸にならなくては」と話し、具体的な企画として「アグリネーチャーで全国の大学生を対象に『手作りポスターコンクールin飯島』を実施する。泊まって、作って、表彰式まで行う完結型で」と提案した。 -
宮田小2年1組、スイカの受粉作業を体験
宮田村宮田小学校2年1組は17日、栽培に取り組んでいるスイカの受粉を体験した。今後の成長を占う大切な作業。雄花を雌花にすりあわせて交配させ「美味しいスイカになあれ」と・ス魔法・スをかけた。
南割区の小田切靖子さんの協力で、スイカ栽培に挑戦する同学級。4月末に植えた苗は順調に育ち、小さな実がみられるようにもなった。
「赤ちゃんスイカだ」と歓声をあげる子どもたち。
「美味しくなるには、しっかり花粉をつけないと」と小田切さんから話しを聞き、さっそく受粉作業に汗を流した。
雄花と雌花の見分け方も学び、「これで立派なスイカができるかな」と満面の笑顔。花や育った苗の様子を熱心に写生する姿もあった。 -
保育園日曜参観
宮田村の3保育園は15日、日曜参観を行った。子どもたちと保護者がふれあう多彩な内容を用意。友人に囲まれながら親子一緒に楽しい時間を過ごした。
中央保育園では「なかよしウォーキング」を行い、園児と保護者が同園から小田切川に沿って・スお散歩・ス。
途中にクイズや宝探しなどのコーナーを設けて、親子で楽しみながら関門をクリアした。
東保育園はミニ運動会。玉入れや障害物リレー、フォークダンスなど、親子で楽しめる多彩な種目を用意し、にぎやかに汗を流した。 -
伊那ナイターソフトボール 春季トーナメント決勝
伊那ナイターソフトボール連盟(秋山道夫会長)の「春季トーナメント大会」は16日夜、決勝と3位決定戦の計2試合を伊那市営野球場で行い、アスターが加城を10竏・で破り初優勝した。3位は昨年度優勝のインターフェアだった。
16チームが参加し4月中旬から始まったトーナメント決勝は、いずれが勝っても初優勝となる熱戦となった。アスターは自慢の守備からリズムを作り、小気味よく毎回得点し計10得点。新メンバー加入で打撃力を上げている加城は、4回の3点本塁打などで5点を返したが逆転できなかった。
アスターの滝沢克美監督(45)=駒ケ根市=は「チームが発足して30年だが初めてのタイトル獲得となった。(トーナメントの)一発勝負の緊張感の中で選手たちはよく頑張ってくれた。この勢いでリーグ戦、秋季トーナメント戦を制覇し3冠を手にしたい」と話していた。
結果は次の通り。
##(スコア)
▽決勝
加城
00032=5
2512×=10
アスター
▽3位決定戦
下県フェニックス
00000=0
05400=9
インターフェア
春季トーナメントを制したアスターの選手のみなさん -
青年海外協力隊として今月24日にケニアに発つ駒ケ根市出身の秋田ミラ流氷さんが表敬訪問
今月24日に国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてケニアに発つ駒ケ根市出身の秋田ミラ流氷さん(23)=が16日、杉本幸治市長のもとを表敬訪問し、抱負を語った=写真。
父親がJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所の職員だった秋田さん。幼いころから協力隊員の姿を間近で見てきたが、実際に活動する隊員らの姿に感動を覚え、自身も協力隊員となることを志願するようになったという。
派遣後は、理数科教師としてナイロビの中学校に勤務する予定で、2010年6月に帰国を予定している。
秋田さんは「新卒なので、困ること、迷惑をかけることもあると思うが、現地の人と仲良くなりたい。日本ではできない経験をたくさんして帰ってきたい」と語った。
杉本市長は「駒ケ根市の代表として、文化を伝えてきてほしい。健康には十分気を付けて、一回りも二回りも大きくなって帰ってきてください」と語った。
また、駒ケ根協力隊を育てる会(高坂保会長)は同日、秋田さんの激励会を開き、現地での活躍に期待するとともに無事に帰国することを願った。 -
下平幼稚園の園児がフナを放流
駒ケ根市の下平幼稚園(米山さつき園長)の園児約45人が17日、約7アールの水田にフナ15匹を放流した=写真。園児らは「かわいい卵を産んでね」などと呼びかけ、フ放流したナに手を振った。
フナの放流は市内の農家らでつくる駒ケ根オーガニック会議(中坪宏明会長)の協力のもと、昨年から取り組んでいる。フナは今後卵を産み、幼魚が9月ころには食べごろに成長する。それを再び園児らにつかまえてもらい、味わってもらう。
園児に自分たち自身で命を育て、それを食してもらう中で、命の大切さなど学んでほしいという願いが込められており、フナの放流のほか、ジャガイモやトウモロコシなどの野菜も育てて収穫する。
今年はフナ専用の水田を用意。オーガニック会議の中城多喜男さん(70)が園児らの指導に当たり「また、フナにえさをやりながらちょくちょく見に来て、秋のお祭りころにはみなさんでとりに来てください」と呼びかけた。
米山園長は「子どもには私たち自身の命がこういう命をいただいてあるということを知り、命の大切さ、感謝する気持ちを育んでほしい。また、地域の人たちとの交流も大切にしていければ」と話していた。 -
75歳以上の人間ドッグ助成 南箕輪村続ける
南箕輪村は17日、後期高齢者医療制度の導入で75歳以上の人が人間ドック費用の助成を受けられなくなったことに関し、制度導入の4月にさかのぼり、該当となる全村民に対し、村が助成していく方針を示した。村議会一般質問の際、唐木一直村長が高見利夫議員の質問の答弁で明らかにした。
唐木村長は「高齢者に優しい村づくりを進めるため」と説明。助成規模は国民健康保険で行っていた同額となり、人間ドック1泊3万円、同日帰り1万5千円(健康センターは1万円)、脳ドック2万円の経費助成をする考え。
村住民福祉課によると、制度導入前の07年度、75歳以上国保加入者の人間ドッグ利用人数は17人で助成額計46万円。村内の該当者は4月1日現在1440人おり、本年度の助成額は昨年度の2倍以内を見込んでいる。
村の助成制度は7月上旬に開く村議会臨時議会で可決後、スタート。該当者には人間ドッグを受けた後、申請してもらう考え。