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箕輪町大出区が戦没慰霊祭
9/6 場所:大永寺 テープ:L‐34今福
○R箕輪町の大永寺(ダイエイジ)で、今日、大出地区社協戦没者慰霊祭が行われました。
○N式には、遺族など関係者 40人が出席し、日中戦争以降の戦没者・33人の霊を慰め、平和を祈願しました。
式の中で、大出区社会福祉協議会の井澤肇(イサワ ハジメ)会長は、「みなさんの犠牲もと、今日の平和がある。その事を忘れず、平和を追い求めていきたい」と式辞を述べました。
また、大出区戦没者遺族会の北川新一(キタガワ シンイチ)さんは「慰霊祭は、不戦への啓蒙活動、これからも大切にしてほしい」と話していました。
住職の読経にあわせ、遺族達は、慰霊碑に献花し平和への誓いを新たにしていました。
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みはらしぶどう園オープン
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで6日からぶどう狩りがスタートしました。
今シーズンの営業開始となった6日、ぶどう園には、中京方面を中心に家族連れや団体客が訪れ、ぶどう狩りを楽しんでいました。
管理事務所によりますと、今年の出来栄えは、夏の暑さも手伝って甘みは上々ということです。
ぶどう狩りは、ぶどう農家8戸でつくるみはらしぶどう生産組合が2ヘクタールの農場で実施しているものです。
今の時期、ノースレッドという甘い品種が主流ですが、時期が進むにつれてナイアガラや大粒のピオーネも食べごろになってくるということです。
入場料は、大人1000円、子どもが500円で食べ放題となっていて、10月下旬まで営業する予定です。
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全日本実年ソフト開幕 いーなちゃんベスト16入り
50歳以上を対象にした第17回全日本実年ソフトボール大会の1回戦と2回戦が6日行われました。地元、伊那OBは初戦敗退、いーなちゃんクラブはベスト16入りを果たしました。
大会には、全国の都道府県代表48チームが参加しています。
長野県からは、伊那市のイーナちゃんクラブと伊那OB、安曇野市の安曇野倶楽部の3チームが出場しています。
伊那OBは、1回戦、富士塚スポーツ公園で、愛媛県代表の角野実年クラブと対戦。 4回表に4対4の同点に追いつきますが、その裏4点、5回にも2点の得点を許し、10対4で破れました。
小牧文敏監督は、相手はバランスのとれた良いチーム。守備の差が出た。と試合を振り返っていました。
一方、地元枠として出場したイーナちゃんクラブは、伊那市営球場で2試合とも勝ち、明日行なわれる3回戦に駒を進め、ベスト16入りを決めました。
イーナちゃんクラブは、地元枠としてやまびこリーグから選手を選抜し試合に臨みました。
1回戦の相手は、鳥取県代表の実年鳥城クラブ。
1回の裏に先制されたイーナちゃんクラブでしたが、2回に2点をとりあっさり逆転。3回に3点、4回にも1点を加え、6対2で鳥取県代表を下しました。
2回戦は、北海道代表の帯広クラブ実年との対戦。1回に2点、2回に1点、4回に2点を得点。5回に2点を返されますが、その裏、スリーランホームランが飛び出し、8対3、試合を決めます。
結果は9対6で帯広を下し、明日の3回戦に駒を進めました。
明日は、優勝候補の一角、静岡県代表の実年静岡クラブと対戦することになっています。
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新宿区の企業、ますみヶ丘平地林で林業体験
伊那市と東京都新宿区との間で今年2月に締結された地球環境保全協定竏停・
ますみヶ丘平地林を活用しての環境の輪が広がりを見せています。
6日は新宿区に本社や支社がある事業者が林業体験をしました。
チェーンソーでの間伐材の切断や斧を使った蒔き割り体験をしたのは、東京電力新宿支社や東京ガスの社員など25人です。
一行は、午前9時に鳩吹公園に到着し、ますみヶ丘平地林へと移動しました。
平地林で新宿区民が間伐を行なうことでCO2削減につながるとして、森林整備を進めたい伊那市とCO2削減や区民の自然学習を進めたい新宿区の思惑が一致し協定締結の運びとなりました。
間伐が手付かずとなっている新宿区の森は、4000平方メートルあります。
新宿区では、区と区の事業者が環境活動に取り組んでいこうと、新宿区エコ事業者連絡会を組織していて、今回の林業体験もその活動の一環です。
今回指導にあたったのは、伊那市の桜守りでNPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会の稲辺謙次郎さんです。
稲辺さんは、間伐によるCO2削減の効果や森林の持つ役割などについて説明しながら実技指導をしていました。
新宿区エコ事業者連絡会では、「環境は区民と事業者を結ぶことのできる共通のテーマ。」だとしていて、今回の活動を通してさらに環境に関する取り組みを進めていきたい考えです。
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一枚の繪伊那大絵画展 伊那市で
洋画・日本画などの作品を一堂に集めた絵画作品の展示会が、伊那市のきたっせで、5日から開かれています。
会場には、洋画を中心に、日本画・水彩画などの作品150点が並んでいます。作品のなかには、版画家・棟方志功や、洋画家・東郷青児の作品などもあります。
この展示会は、美術雑誌を発行している一枚の絵株式会社が、全国を巡回して開いているものです。
今回の展示では、洋画家・半澤(はんざわ)満(みつる)さんが伊那谷の風景を描いた作品を集めたコーナーもあります。
仙丈ケ岳を描いたものが多く、伊那市美篶や西箕輪、南箕輪村の大芝からの眺めなど、見覚えのある風景が並んでいます。
半澤さんは、明日6日(土)の午後2時から、ギャラリートークを行うということで、作品の描き方や、そこに込めた思いなどを実際に作品を前にして聞くことができます。
この絵画展は、伊那市のきたっせで、8日(月)まで開かれています。
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全日本実年ソフト、伊那市で開会式
50歳以上の男性対象のソフトボール全国大会、第17回全日本実年ソフトボール大会の開会式が、今日、伊那市陸上競技場で行われました。
大会には、全国の県代表48チームが参加しています。
長野県からは、伊那市のイーナちゃんクラブと伊那OB、安曇野市の安曇野倶楽部の3チームが出場しています。
開会式では、伊那OBのキャプテン・天田章さんが選手宣誓しました。
長野県ソフトボール協会会長の小坂樫男伊那市長は、「伊那は3千メートル級のアルプスに囲まれた場所。ここでの皆さんの活躍をお祈りします。」と激励しました。
試合は6日から8日(月)まで市内6会場で行われ、イーナちゃんクラブは鳥取県代表と、伊那OBは愛媛県代表と初戦を戦います。
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伊那市で明るい選挙啓発ポスター審査会
明るい選挙の推進のため子供達が描いたポスターの審査会が5日伊那市役所で開かれました。
「明るい選挙啓発ポスターコンクール」は、伊那市選挙管理委員会や明るい選挙推進委員会が毎年この時期に行っているものです。
今年は市内の小学校から31点、中学校から62点、高校かたら4点の応募がありました。
審査の結果、最優秀賞となったのは、
小学校の部で西春近北小6年生の小林仁美さん
中学校の部で西箕輪中3年生の唐澤志帆さん
高校の部で高遠高校3年生の高島千晶さんとなっています。
コンクールに寄せられたすべての作品は10月5日勤労者福祉センター体育館などで開かれるイーナちゃん広場で展示される事になっています。
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中アの山岳写真展 いなっせで
宮田村在住の吉川覚さんと、駒ヶ根市在住の鎌倉國光さんによる、山岳写真の作品展が、伊那市のいなっせギャラリーで開かれています。
会場には、中央アルプスの四季折々の様子を収めた写真40点が並んでいます。
この作品は、中央アルプスの宝剣山荘などの山小屋を管理している吉川さんと、山が好きで山に登り、20年以上写真を撮り続けている鎌倉さんが撮影したものです。
会場には最近撮影したものが中心にならんでいますが、紅葉の写真だけは、10年ほど前のものだということです。
最近の紅葉は、温暖化で山の上も昔ほど気温が下がらないことから、鮮やかに色付かないということです。
実際山へ行くと、昔は寒かった時期が今はそれほどでもなく、高山植物の花の開花も2週間ほど早まっているということです。
吉川さんは、「同じ場所・同じアングルでも常に違った表情がある。風景とは一期一会、これからも撮り続けたい」と話していました。
この山岳写真の作品展は、9日(火)まで、伊那市のいなっせギャラリーで開かれています。
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伊那市が国税局OBを採用
伊那市は市税の徴収率の向上を図ろうと、国税局勤務経験者を徴収対策指導員として採用しました。
4日は市役所で辞令交付式が行われ、国税局OBの湯澤たかゆきさんに辞令が交付されました。
湯澤さんは下伊那郡喬木村出身で、これまで関東信越国税局や県内各地の税務署徴収部門を歴任してきました。
湯澤さんの職務は、税金の滞納整理の他、市の職員に対する具体的な徴収方法の指導や徴収現場への同行などです。
小坂樫男市長は、「今までの経験を活かして、市税の徴収率向上に協力してほしい。」と話していました。
湯澤さんは、「税金は収めるのが原則。不公平が生まれないよう伊那市に協力してきたい。」と意気込みを話していました。
現在伊那市の市税徴収率は、平成19年度末で住民税や固定資産税などの一般税が92.46パーセント、国民健康保険税が76.17パーセントとなっていて、徴収率は改善してきているということです。
伊那市では、湯澤さんからの指導を受けながら、職員のレベルアップとともにさらなる徴収率の改善をすすめていきたい考えです。
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南箕輪村北殿で153号バイパス工事説明会
国道153号バイパスの工事説明会が昨夜、南箕輪村の北殿公民館で開かれました。
工事説明会では、伊那建設事務所や南箕輪村の職員が、工事日程や今後の交通規制について説明しました。
今回報告されたのは、新しい橋と南箕輪村北殿地籍のバイパスおよそ6百メートルの工事についてで、平成22年度末にすべての完成を見込んでいます。
新しい橋は、天竜橋の北側に建設が予定されていて、長さはおよそ百メートル、幅はおよそ14メートルで、歩道も作られることになっています。
現在横断歩道がある北殿団地近くには、バイパスの地下を横断する地下歩道の建設も計画されていて、来年3月末までに完成する予定です。
工事は現在準備段階に入っていて、10月頃から本格的に着工する計画です。
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三峰川総合開発事業対策協議会、開催
三峰川総合開発事業対策協議会が5日、伊那市役所で開かれ、戸草ダム建設に向けた、村井知事への要望と、県議会への請願の内容が確認されました。
協議会のメンバー15人が出席し、要望、請願について協議しました。
内容は、「戸草ダム建設事業計画を天竜川河川整備計画へ位置づけ、天竜川水系の治水対策を早期に図ること」、「戸草ダム建設事業計画で予定されていた、生活用水の確保や適正な流量を維持すること」などとなっています。
協議会会長の小坂樫男市長は、「村井知事はまだ戸草ダムについて意見を述べていない。地元からの声を要望書として手渡し、知事の考えをお聞きしたい。」と話していました。
協議会では、早期に要望書を提出し、意見を聞くとともに現地視察をしてもらうように村井知事に働きかけていくということです。
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日本シカの管理計画公聴会
長野県は、農林業に深刻な被害をもたらすニホンジカの頭数管理対策のため、狩猟期間の延長を検討しています。
ニホンジカが農林業に与える被害は年々増加していて、平成19年度には、七億1千万円と過去最大の被害額となりました。
狩猟期間の延長に、個体数調整の効果があるとして、今年度の狩猟期から、期間の延長を検討しています。
銃器の使用を認めるものと、わなのみの使用を認める2つの案を出していて、現在、県民から意見を募集しているほか、今日は有識者などを招いて公聴会が開かれました。
17日には、県の環境委員会を開かれ、今日出された意見などを参考にしながら、ニホンジカの狩猟期間の延長についての方向が出される見通しです。
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箕輪町無量寺 立像2体が県宝指定
箕輪町北小河内の無量寺の阿弥陀堂にある仏像2体が、来月にも県の宝「県宝」に指定されます。
4日県庁で開かれた県の文化財保護審議会で県宝に相応しいと答申されました。
国の重要文化財にも指定されている阿弥陀如来坐像の両脇にある木造観音菩薩立像と木造地蔵菩薩立像の2体で、来月にも、県宝に指定される見込みとなりました。
阿弥陀如来坐像は、平安時代の後期に制作されたとされていて、両脇の2体も、同じ時期に、同じ作者が制作したものと見られています。
また、観音菩薩と地蔵菩薩の組み合わせは、あまり例がなく珍しいことなどが評価されました。この無量寺の仏像は、県教育委員会の定例会で県宝に指定される見込みです。
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原油・肥料・飼料高騰対策緊急集会
原油や飼料の高騰により、農家が危機的な状況にあるとして、一致団結し乗り切っていこうと、4日、緊急集会が、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。上伊那の農家300人ほどが参加しました。
開会の挨拶の中で、宮下勝義代表理事組合長は、「生産者はコスト削減につとめているが、かつてない危機的状況でこのままでは乗り切れない。国や県の協力がどうしても必要。切実で緊急性のある要請なので協力してほしい」と呼びかけました。
緊急集会には、地元選出の国会議員・県会議員が参加していて、農家の訴えに耳を傾けました。
米・果樹・野菜・花卉・きのこ・肉牛の各部門から、6人が代表して要請を行いました。
米の部会を代表して、遠藤清文さんは、「減反政策に協力する中、米の価格は下がり、農家は我慢して米を作ってきた。この危機的状況で、耕作意欲を失う。」と訴えました。
また、野菜部会の大沼昌弘さんは、「原油が高騰し、経費は増えているのに、市場では激安で野菜が販売されている。生産者は80代がほとんどで、来年はもう辞めたいという声が大きくなっている」と協力を呼びかけました。
それを受けて、宮下一郎衆議院議員は、与党の畜産酪農委員会に所属しているという事で、「みなさんの心の叫びを、政策に反映させていきたい」と答えていました。
また、石油・肥料・飼料高騰に関する緊急決議がおこなわれました。
決議では、国や、県に対して支援・経営安定について早急に対策を講じるよう総力を結集して運動していくとしています。
そのあと、全員で、がんばろうを三唱しました。
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「桐の木から生まれた人形」展
伊那市の人形作家 御子柴明實さんと、御子柴さんの教室に通う生徒の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、御子柴さんと生徒8人の作品、35点のほか、生徒たちが持ち寄った小物などが展示されています。
作品展は、「桐の木から生まれた人形たち」と名付けられていて、どれも桐の木からつくられています。
人形は、木を掘って、貝殻を砕いた粉をなんども重ね塗りし、布をきめこんで作ります。
時間も手間もかかるという事で、長いものでは1年ほどかかっているということです。
中には、自分の孫をモデルに作ったものや、節句のために作った雛などが並んでいました。
御子柴さんは、「忙しい合間を縫ってコツコツと作った作品ばかり。若い人たちに関心を持ってもらいたいし、興味のある人にはぜひ挑戦してもらいたい」と話していました。
この、桐の木から生まれた人形たち」は、7日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那西保育園児が野菜畑探検
伊那市の伊那西保育園の園児は、4日、野菜畑探検をしました。探検したのは、伊那西保育園に野菜を提供している小池農園の畑です。
小池農園の小池満さんの子供が伊那西保育園に通っていることもあり、この野菜畑探検は、去年から行われています。
最初に、葉っぱからどんな作物が取れるかを当てるクイズがありました。
子供達は、ニンジンや大根、ナスなどを見事に当てていました。
そのあと、カボチャのトンネルをくぐって畑に出ました。
そこには、丸い物体がごろごろ転がる不思議な光景が広がっていました。
丸い物体は、スイカでした。
小池さんから叩いていい音がするものがおいしいと聞いて、子供達は、スイカの音を確かめていました。
また、実際に半分に割って、本当にいい音のスイカがよく熟しているかを確認しました。
そのあと、ジャガイモ畑に移動してイモ掘りを体験しました。
子供達は、「大きい。たくさんある」と話しながら、ジャガイモを掘っていました。
小池さんは、「この地域の子供たちなので、野菜の収穫を体験したことのある子どもが多いが、みんなで収穫すると、また一段と楽しいと思う。」と話していました。
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高遠消防署新庁舎お披露目
伊那市高遠町小原で建設が進められていた高遠消防署の新しい庁舎が完成し、4日お披露目されました。テープカットなどの式典で完成を祝いました。
新しい高遠消防署は、これまでの庁舎の老朽化や伊那市との合併に伴う業務拡大で手狭になったことから建設されたもので、今年2月に着工、8月末に引き渡しとなりました。
敷地面積はおよそ2千8百39平方メートルで、延べ床面積は769平方メートル。
女性用の仮眠室が設けられている他、これまで高遠消防署にはなかった、訓練棟が設置されました。
また、通信業務が一元化され、伊那消防署からの指令が放送で署内に流れるようになり、コンピューターの画面に現場の地図が表示されるようになりました。
高遠署の管轄エリアも拡大となり、旧高遠町のほか、長谷地区、富県の新山地区と、美すず地区、手良地区の一部が担当地域となりました。
小坂樫男市長は、「出動を考えれば、素晴らしい場所に建設することができた。地域の消防、防災拠点として、住民の方々に充分答えられると思う。」と新しい施設に期待していました。
新しい庁舎は、あす午前9時から午後7時まで一般公開され、救急の日の今月9日から業務が開始されます。
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上伊那教育財政懇談会、開催
上伊那の教育関係者が県への要望事項について話し合う、上伊那教育財政懇談会が4日、伊那市の信州伊那セミナーハウスで開かれました。
会場には教育委員会や学校長、PTAなど、およそ80人が集まり、地元の県議会議員と上伊那の教育課題について協議しました。
懇談会では、上伊那の高校募集定員数ついて、ある中学校の校長から「今年度の中学校卒業生2千人に比べ、上伊那8校の募集定員が千5百人と少なすぎる。もっと高校の募集定員を増やしてほしい」と要望が出されました。
また、高校の募集定員が少なく、上伊那から近隣地域に流出する中学生が多くなっている現状を受け、ある保護者からは「通学距離が長くなれば危険も増えるし、親の負担も大きくなる。安心・安全のためにも地元高校に通わせたい。」と意見が出されました。
これらの意見に対して地元県議からは、「高校の募集定員数の増員について、県がやるべきことはどんなことなのか、具体的な施策を挙げて要望した方が良い」と話していました。
今回協議された内容は、再検討したのち、10月中に県の教育委員会などに要望する予定です。
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平和を考える夕べ
戦争を知る人たちからその体験を聞き、平和について考える機会にしようと、3日夜、伊那市手良公民館で、「平和を考える夕べ」と題したイベントが開かれました。
この企画は太平洋戦争が終結して63年経ち、戦争を体験した人が高齢になる中、戦争と平和について考えようと手良公民館が独自に企画したものです。
語り部を務めたのは、伊那市手良中坪の酒井稔さんです。
酒井さんは大正4年生まれの92歳。昭和11年に軍隊に入ります。
翌年には、陸軍下級将校らが1400人の兵を率いて大蔵大臣などを殺した2・26事件に遭遇し、酒井さんは鎮圧に携わります。
およそ2年間の兵役を終え、除隊しますが、45日後にまた招兵され、中国で旅団司令部として、各地の戦線に立ちます。
終戦を迎えたときは、道路や橋の建設や爆破工作を行う工兵として千葉県にいました。
本土決戦が行われる際には千葉県から敵が侵入してくることが想定されていたということです。
酒井さんは、「戦争は殺し合い。たくさん人を殺したほうが勝つ。あんなにむごい事はない。もう二度としてはならない」と話していました。
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水稲の作柄「平年並み」
農林水産省関東農政局は3日、水稲の作柄概況を発表しました。伊那地域を含む長野県南信は平年並みとなっています。
関東農政局によりますと、5月中旬の低温と梅雨入り後の低温また日照時間が短かったことから初期の生育は良くなかったということです。
しかし7月に入り梅雨前線の活動が弱まり高温で日照時間も長くなったことから生育が回復し、今年の作柄は平年並みと見込んでいます。
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元北ベトナムの女性スパイ、活動を語る
ベトナム戦争時代、北ベトナムの女性スパイだったグゥエン・ティ・グゥエットさんによる講演会が2日夜いなっせで開かれました。
この講演会はベトナムの孤児などを支援している、NGOマイニャーベトナムが開いたものです。
9月2日のベトナム独立記念日にあわせて開かれた講演会には、およそ40人が集まりました。
講演は日本語が話せないグゥエンさんにかわり、娘で日本人と結婚したタカサゴ・バンさんが通訳しながら進められました。
グゥエンさんは現在59歳で、19歳の時に北ベトナムのスパイとなり南ベトナムに侵入しました。
講演では国のためにスパイとして活動しながら、そのことを隠しフィアンセと結婚し悩んでいたことなどについて語っていました。
グゥエンさんは結婚し子供が生まれてから、スパイであることを打ち明けたということです。
グゥエンさんは戦争を経験しながらも結婚し子供を授かったことは幸運だったと話していました。
NGOマイニャーベトナムでは、講演活動などを通じてベトナムについて多くの人に知ってもらい、支援の輪を広げていきたいとしています。
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箕輪消防署、パチンコ店電光掲示板でPR
9月9日の救急の日を前に箕輪消防署は、パチンコ店の電光掲示板を使ってPRをしています。
PRに使っているのは、国道153号バイパスのパチンコ店の電光掲示板です。
4店舗の協力を受け、救急に関する言葉や電話番号などを繰り返し表示しています。
このPRは、9日まで行われ、箕輪消防署では「住民の皆さんの目に触れる機会を少しでも多くし、救急に関する意識を高めたい」と話していました。
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ゴミ処理施設 伊那市区長会へ説明会
伊那市の区長会を対象にした新しいゴミ中間処理施設についての説明会が、昨夜、市役所で開かれました。
昨夜は、伊那市の区長80人余りが参加し、新しいゴミ中間処理施設の建設に向けた経過と施設の概要について説明を受けました。
説明会では、処理施設の建設にむけた想定スケジュールの最新版が、初めて示されました。
これまでは、環境アセスメントの調査を始める時点から設計、施工の発注までにおよそ4年間を見込んでいましたが、今回示されたスケジュールでは、アセス実施の了解が得られた時点から、設計施工の発注までに5年半と修正されています。
これは、アセスメントの結果が提出された以降に、地元から事業実施の同意を得るために設けられたおよそ1年間の期間を加えたための修正となります。
なお、説明会はスムーズに進行し、意見・質問も1件出されたのみでした。
意見は、住民に不安を与えないよう、議会などに理解を求める事を伊那市に要望するものでした。
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NTNと箕輪町、中曽根水源使用で協定
株式会社NTN上伊那製作所は2日、工業用水として中曽根水源を使うことについて箕輪町と協定を結びました。箕輪町役場でNTNの田中彰一社長と平澤豊満町長が協定書を取り交わしました。
NTNは箕輪町中曽根に工場があり車や建設機械などの車軸の回転に使われる部品を製造しています。
中曽根水源からひかれた水は、工業用水として製造部品の洗浄に使われます。
NTNではこれまで会社敷地内の井戸水を利用し1日およそ130トンの水を使っていましたが、生産量の増加から、新しい井戸を掘り、さらに中曽根水源から水を引くことで、1日500トンの水を確保したということです。
中曽根水源はNTNからおよそ1.2キロ西にありこれまで、使われていませんでした。
工事費3600万円をかけて水道管を引き、先月通水試験をおこない、水が引けることが確認されています。
協定により水源からNTNまでの水道管などは今後箕輪町が維持、管理することになります。
協定締結にあたりNTNは「地元の企業として、地域に貢献していきたい」と話し、また町は「地元企業の育成に協力していく」と話しています。
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箕輪町保育課題検討員委員会 発足
箕輪町の保育園のあり方を協議する検討委員会の初会合が2日夜箕輪町役場で開かれました。
委員会では、保育園の統合、幼稚園の誘致なども視野に入れ検討を進めていきます。
発足した委員会は、保育園に通う前の子供を持つ保護者や、民生児童委員、町関係者など15人で構成されています。
2日夜は平澤豊満町長が、松下勲(いさお)委員長に検討内容を諮問しました。
内容は、大きく分けて2項目です。
(1)保育サービス向上のため、町内9つの保育園の統合・民間委託、私立幼稚園の誘致を含んだ運営形態の検討、(2)それらを踏まえた町全体の保育施設の整備について竏窒フ2つを協議し、来年3月をめどに町長へ答申します。
現在箕輪町では、「一味ちがう箕輪の子ども育成事業」として、運動あそびや英語遊び、読育を積極的に取り入れていますが、保育園運営の行政コストが割高になっている事や、施設の老朽化などが課題となっています。
委員長は「箕輪の次代を担う大事な子供達のため、検討に力を注いでいきたい」と話していました。
委員会では、まず近隣市町村を含めた保育園の視察を行って現状を把握します。その後、約10回の協議の中で結論を出し、来年3月中には町長に答申する計画となっています。
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高遠町出身北原巖男さん東ティモール大使に
伊那市高遠町荊口出身の北原巖男さんは3日伊那市役所を、訪れ小坂樫男伊那市長に東ティモール民主共和国特命全権大使就任のあいさつをしました。
北原さんは、父親の転勤で県内各地に住み、中央大学卒業後、当時の防衛庁に入り防衛施設庁長官などを歴任しました。
現在61歳で、防衛庁時代に東ティモールへの自衛隊PKO派遣にかかわったことなどから、このほど東ティモール大使に就任しました。
東ティモールは2002年に独立した新しい国で、人口は100万人ほどだということです。
北原さんによりますと、治安が悪く、道路整備も遅れているということですが、国づくりに関わることができるのは、幸せなことだと話しています。
北原さんは今月9日に出発、10日に着任する予定です。
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美篶小にグアテマラから手紙の返事
伊那市の美篶小学校3年2組の児童が、7月に南米の国グアテマラの子どもたちに書いた手紙の返事が、今日、届きました。
手紙を届けたのは、アマランサスの栽培や、日本の農産物直売所のノウハウを普及・指導するためにグアテマラを訪れていた信州大学農学部の根本和洋(かずひろ)助教です。
3年2組の子どもたちは、今年、総合学習でアマランサスを育てています。その指導を根本さんがしていることが縁で、グアテマラの子ども宛に、アマランサス栽培などについて手紙を書きました。
根本さんは、アマランサスの栽培状況などの視察に8月にグアテマラを訪れ、西部にあるタブロン村の子どもに手紙を渡しました。
そして、その返事を持ち帰り、今日、子どもたちに渡しました。
子どもたちは、手紙を受け取ると、早速開き、友達と交換しながら、翻訳された手紙を読んでいました。
手紙には、アマランサスの絵や、栽培を手伝っていること、家族のことなどが書いてありました。
子どもたちは、「海の向こうから手紙が来ると思うとドキドキした」「グアテマラからの手紙は夢みたい」と感想を話していました。
根本さんは、「喜んでもらえて嬉しい。いつかは、国際中継システムを使って、お互いに顔を見る機会を作ってあげたい」と話していました。
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仙丈の高山植物守れ 鹿防護柵ヘリで荷上げ
環境省は、南アルプス仙丈ケ岳でニホンシカから高山植物等の食害を防ぐための防護柵を2日、現地までヘリをつかって荷揚げしました。
朝6時から伊那市長谷の歌宿から防護柵を設置する仙丈ケ岳の馬ノ背ヒュッテ周辺までヘリを使って荷揚げを行いました。
荷物は、ネットや柵などおよそ3t。作業は7往復行われました。
馬ノ背周辺は、高山植物の名所でしたがここ数年、鹿による食害が深刻しています。
柵は8月にも2日間かけて設置作業が行われました。
作業2日間、南アルプス食害対策協議会やボランティアなどが参加し防護柵の設置を行います。
国や対策協議会では、防護柵の設置後の効果の検証などを行い植生のモニタリング調査を実施していくことにしています。
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県伊那文化会館で県展公開始まる
長野県出身者や在住者による美術展「県展」の展覧会が、県伊那文化会館で開かれています。
会場には、受賞作品と中南信の入選作品など444点が展示されています。
例年作品が多いため、今年から会場ごとに作品を減らして展示しているということです。
今年の県展は、伊那で審査が行われ、日本画・洋画・彫刻・工芸の4部門、559点が入選しました。
展覧会は、上田・松本でも順次開かれることになっています。
伊那会場での展示は、7日(日)まで県伊那文化会館で開かれています。
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伊那市議会開会、箕輪町議会も
伊那市議会9月定例会が、今日、開会しました。
今議会には、29議案が提出されています。
総額4億2750万円の補正予算案には、旧上伊那図書館の改修工事費2億5578万円が含まれています。
旧上伊那図書館は、昭和初期の建物で、できるだけ建築当時の様子を残そうと、先月27日に、市の有形文化財に指定されました。
改修工事は、耐震補強、防火扉などを付ける防火対策、入り口付近に3階までのエレベーターを付けるバリアフリー化などで、工事は来年2月に行われます。
ほかに請願として、今シーズンで伊那スキーリゾートの経営から株式会社ヤマウラが撤退を表明していることについて、スキーリゾートがある西春近財産区から、株式会社ヤマウラに経営存続を働きかけるよう要請した請願が提出されています。
伊那市議会9月定例会は、10日から12日に一般質問が行われ、24日に閉会します。
また、箕輪町議会も今日開会し、20議案が提出されています。
箕輪町議会9月定例会は、8日9日に一般質問が行われ、16日に閉会します。
【伊那ケーブルテレビジョン】