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JA上伊那通常総代会 果実が豊作
JA上伊那の第27回通常総代会が伊那市のJA上伊那本所で26日に開かれました。
この日は57人が出席しました。
J A上伊那の西村篝代表理事組合長は「上伊那の農業を次世代につなげるよう、経営基盤の確立を図りたい」と話しました。
昨年度取扱高は134億円で前年度と比べて8%の増加となりました。今年度は129億円の取扱高を目標としています。
春の霜被害や秋の台風被害がなく、特に果実は豊作で45%増の販売高となりました。
肥料や出荷資材の高騰が続き生産者の手取りを圧迫しているため、少しでも販売価格を上げるよう商談を進めるということです。
また、持続可能な農業の確立に向けた緊急決議が行われました。
ウクライナ情勢の長期化や円安が続く厳しい状況に対し、十分な予算と施策の確保を求めること。また、情報発信や農業に触れる機会の創出に取り組むことが決議されました。
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進徳館の日 高遠高生が学習発表
今に生きる進徳館教育を再発見する行事「進徳館の日」が伊那市高遠町で27日に開かれました。
最初に白鳥孝伊那市長ら関係者10人ほどが集まり進徳館にある五聖像に向かって拝礼しました。
進徳館は1860年に開かれ、存続した13年間で東京芸術大学の初代校長を務めた伊沢修二など500人以上を輩出しました。
高遠閣で行われた式典では基調講演のほか高校生が学習発表をしました。
高遠高校情報ビジネスコース3年生は高遠の店や観光地で話を聞いてリーフレットを作ったことや、高遠城址もみじ祭りでおこなった来客調査について発表しました。調査の結果、県内から訪れた人が8割だったということです。
白鳥市長は「高遠藩校の教育を見直し、高遠の学びを再認識することで、未来へ明るい展望を開きたい」とあいさつしました。 -
高遠町でマレットゴルフ大会
伊那市高遠町の花の丘公園でマレットゴルフ大会が31日に開かれました。
高遠町公民館主催で伊那市内から16人が参加しました。
大会はコロナの新型コロナウイルスの影響で2年間中止していましたが、希望する声をうけ去年から再開しています。
参加者は4グループに分かれて1時間以上かけて18ホールを回りました。
主催の矢澤淳公民館長は「和気あいあいとできたことがなにより。来年も誘い合って参加してほしい。」とはなしました。
今回は高遠町在住の渡辺継雄さんが50打で優勝しました。
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愛知県幸田町から箕輪町にaibo「派犬」
箕輪町に愛知県幸田町から、犬型のエンタテインメントロボット、aiboが31日に貸し出されました。
この日は箕輪町の木下保育園で受入式が行われ、幸田町の成瀬敦町長が白鳥政徳町長へaiboを手渡しました。
箕輪町と幸田町は、2012年から災害時の相互応援協定を締結していて、協定以外に互いの祭りに参加するなどの交流があります。 幸田町には、aiboが生産されているソニーの工場があります。
幸田町が名付けたオスの幸太とメスのつばきが貸し出されました。
式には木下保育園の年長の園児も参加し、お礼の歌を披露しました。
園児は早速aiboに触れて楽しんでいました。
貸し出し期間は3年間で、保育園や小学校での交流や、町のイベントなどで活用されるということです。
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高校再編 上伊那総合技術新校 設置2学科の素案
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が30日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、設置学科の素案として「地域ものづくり科」と「地域デザイン科」の2学科が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校の4校を再編統合するものです。
昨夜の懇話会では、学校像のイメージの素案が示され、総合技術新校では「農業や工業、商業の学びを融合させた課題研究を行う」としていて、「地域ものづくり科」と、「地域デザイン科」の2学科を設置する案が示されました。
地域ものづくり科は工業を中心に機械や電気、情報技術などのコースを設け、地域デザイン科は農業と商業を中心に、野菜や果樹、マーケーティング、流通などのコースを設けるとしています。
また、自由な履修科目として興味や関心のある他の学科やコースの授業を選択できるようにするとしています。
出席者からは「スマート農業など工業と農業を組み合わせた講義を入れてはどうか」「融合した授業も大切だが、工業、農業、商業の専門性を担保してほしい」などの意見が出されていました。
長野県教育委員会では、6月の懇話会で30日に出された意見を踏まえた設置学科の原案を示すとしています。 -
伊那市荒井 雑貨店「GREEN GABLES」バラ見ごろ
伊那市荒井の雑貨店GREEN GABLESでは、バラが見ごろを迎えています。
GREEN GABLESは荒井神社近くの住宅地の一角にあります。
広さおよそ600平方メートルの敷地には110種類、150株のバラが植えられています。
現在、見ごろとなっているのは、アンジェラやサリーホルムズ、グラハムトーマスなどです。
花の摘み取りや雑草を抜くなど手入れをしているのは、小平和夫さんと妻の伸子さんです。
店を訪れた人たちにバラを見て楽しんでもらおうと、夫婦二人三脚で12年前から育て始めました。
GREEN GABLESには、初夏に咲くものと四季咲きのものがあり、長い期間バラが楽しめるという事です。
バラは来月中旬まで楽しめるという事です。
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新型コロナ週報 上伊那は22人 全県は369人
新型コロナウイルス感染症の週報です。
31日発表の、22日から28日までの定点医療機関あたりの届け出状況は、上伊那は22人で定点あたり2.75人、全県は369人で定点あたり4.19人でした。
31日発表となった22日から28日の保健所毎の定点あたりの患者数は伊那保健所は22人、上田・諏訪保健所でそれぞれ57人、佐久保健所で39人、北信保健所で33人、松本保健所で30人、飯田保健所で19人、長野保健所で13人、木曽保健所で8人、大町保健所で6人、長野市で29人、松本市で56人、全県で369人でした。
患者届け出数が、上伊那は定点あたり前回の4.38人に対し2.75人で減少、全県は、4.4人が4.19人で減少しています。
県内の30日午前0時時点の入院者数は92人でうち中等症は12人、重症の人はいません。
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みはらしファーム駐車場でポピー見ごろ
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの駐車場でポピーの花が見ごろを迎えています。
ポピーはみはらしファーム東側の臨時駐車場の一角で育てられていて、広さは7アールあります。
去年まではこの土地を所有する重盛欣三さんがアスパラガスを育てていましたが現在はみはらしファームに貸し出しています。
花を管理しているのはみはらしいちご園でハウスを経営している井踏岩夫さんです。二人は「花を見て元気になってもらいたい。」と来場を呼び掛けていました。
花は見頃となっていてこれから咲くつぼみも多く6月下旬まで楽しめるということです。
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熱中症の症状で90代女性搬送
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在、駒ヶ根市の90代の女性1人が熱中症とみられる症状で搬送されました。症状は軽症だということです。
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シルバー人材センター 昨年度契約金額1千万円増
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの定時総会が、伊那市のニシザワいなっせホールで23日開かれ、2022年度の契約金額は2021年度より1千万円増加したことが報告されました。
総会には会員およそ80人が出席し、2022年度の事業報告や今年度の事業計画が承認されました。
2022年度の受注件数は、2021年度より43件少ない7,146件でした。
契約金額は、3億2,600万円となり、2021年度より1千万円増加しました。
センターには、伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の60歳以上の571人が現在所属していて、会員数は8人増加しました。(4月末現在)
総会では、10年・20年継続して活動をしてきた会員46人の表彰も行われました。
伊藤次雄理事長は、今後は行事や仕事が新型コロナ流行前に戻ることが予想されるとし、「事業拡大のために協力し、明るい生活ができるよう活動していきましょう」と呼びかけました。
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元ウクライナ兵士 イゴールさんが支援要望
ロシアの侵攻を受けるウクライナから、4月に高森町に避難してきた、元兵士のイゴール・ユカリチュクさんが、30日上伊那8市町村長を表敬訪問し、ウクライナ支援を訴えました。
この日は、ウクライナから避難してきたイゴール・ユカリチュクさんが伊那市役所を訪れ、上伊那8市町村長に、現地でのリハビリセンター設置の支援を訴える要望書を手渡しました。
イゴールさんは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった、2022年3月に志願して入隊、首都キーウなどで半年間戦闘に参加しました。
戦闘で足や頭を負傷し除隊。
大きな手術を受け、静養のため今年4月に来日し、現在は高森町で暮らしています。
イゴールさんは、飯田市に本部があり、国内外で空手を指導している認定NPO法人の日本武道総合格闘技連盟 空手道禅道会のウクライナ支部長を務めています。
ウクライナ支部では、4人の指導者が戦死しているということです。
イゴールさんは、手術後、歩けるまでには回復しましたが、視力・聴力が低下する後遺症が残りました。
ウクライナには、自分よりも重い後遺症を抱える人が多くいるとし、現地にリハビリセンターをつくることを目標に、禅道会の小沢隆首席師範と一緒に各地で支援を呼び掛けています。
8市町村を代表して、白鳥孝伊那市長は、「イゴールさんの想いが広まるよう、各市町村でできることから支援をしていきたい」と話していました。
イゴールさんたちは、今後下伊那でも支援を呼びかけたいとしています。
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4月の有効求人倍率 1.3倍
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、前の月を0.23ポイント下回る1.3倍となりました。
1.3倍台となるのは2021年7月以来1年9か月ぶりです。
4月の月間有効求人数は3,403人、月間有効求職者数は2,611人で、月間有効求人倍率は1.3倍となりました。
全国は1.32倍、県は1.48倍です。
雇用情勢については、「改善の動きが緩やかになっている」と判断を下方修正し、「物価上昇等が雇用に与える影響を注視する必要がある」としています。
ハローワーク伊那では「4月は例年求職者が増える傾向にあることが主な要因で、大きな悪化とはとらえていない」と話していました。
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春日千定さん宅のバラ見ごろ
伊那市西春近の春日千定さん宅の庭でバラが見頃となっています。
春日さん宅の庭には約150本のバラがあり、現在見ごろとなっています。
春日さんは、現在84歳。
教員だった春日さんは、定年後に本格的に育て始め、自宅の和風の庭園に合うよう管理しています。
自宅敷地内で教室を開き、のべ200人にバラの育て方を指導する活動もしていました。
お気に入りの一つはこちらの「ノイバラ」。
日本の代表的な野生のバラで、可憐な花が魅力だということです。
こちらは、思い出深いという、「アンネのバラ」です。
アンネの日記の作者、アンネ・フランクゆかりの品種です。
春日さんが15年ほど会長を務めたアルプスバラ会は各地に株分けする活動を行いました。
東日本大震災の被災地の人たちを励まそうと宮城県の高校にも贈りました。
春日さんは、寄贈先の一つ西春近南小学校に現在でも指導に出向き、児童と育てているということです。
春日さんは、2年ほど前に病気で片足を切断しました。
今は家族と協力し、できる範囲で活動しているということです。
春日さん宅のバラはあと1週間ほど見ごろだということです。
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VC長野トライデンツがシーズン報告会
バレーボールVリーグ男子1部のVC長野トライデンツのシーズン報告会が南箕輪村民センターで27日に開かれました。
報告会では選手一人一人が今シーズンを振り返りました。
VC長野は今シーズン5勝31敗で10チーム中9位でした。
4月に行われた2部リーグとの入れ替え戦に勝ち、来シーズンのV1残留を決めました。
また報告会の中では引退を表明している須貝祐介選手と長田翼選手に花束が贈られました。
来シーズンのVリーグ男子1部は10月14日に開幕します。
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メーデー 児童養護施設に寄付
上伊那地区メーデー実行委員会は、伊那市の児童養護施設たかずやの里に29日に現金4万円を寄付しました。
上伊那地区メーデー実行委員会は上伊那地区メーデーの日に参加団体に毎年募金を呼びかけています。
今回は9万5千円が集まり、このうち4万円をたかずやの里に寄付しました。
残りの5万5千円は、箕輪町社会福祉協議会やトルコシリア地震の被災地に地震に寄付される予定です。
上伊那地区メーデー実行委員会の今井秀行委員長は「将来のある子供の為に使ってほしい」と話していました。
寄付金は子供たちの生活費などに使われる予定です。
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竹松旅館が古民家のゲストハウスをオープン
伊那市高遠町の築150年の古民家を改修したゲストハウス高遠御城下がこのほどオープンしました。
ゲストハウスは通年でマツタケ料理を提供している竹松旅館が運営しています。
外国人観光客や登山客などに宿泊してもらい、周辺の飲食店などの利用を促すことで地域活性化を図るとしています。
建物は築150年の木造2階建てです。
もともと酒屋で空き家となっていたものを買い取り改修しました。
1階は宿泊客が談笑できる部屋があります。
隣りは食事スペースとなっていて、備え付けのキッチンで宿泊客が調理できるようになっています。
また旅行会社の伊那谷ツーリズムも入っています。
階段には手すりを設置し、滑らないためのマットも敷かれています。
2階は3つの宿泊部屋があります。
一番大きな部屋は2間続きの18畳です。
ほかに10畳と6畳の部屋があります。
ゲストハウスは予約制で一泊4,000円からとなっています。
年末年始は休館です。
電話:0265-95-2258
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南箕輪村春日美根子さん宅 “家族の絆”バラ見ごろ
南箕輪村沢尻の春日美根子さん宅では、3年前に亡くなった夫の悦男さんと一緒に育ててきたバラが、今年も見ごろを迎えています。
紫色で繊細な雰囲気を醸し出す「レイニーブルー」、ベージュがかったピンク色の花が特徴の「ココロコ」など、春日さん宅ではおよそ100種類180株のバラが植えられています。
美根子さんは、20年前に友人からこの赤いバラをもらったことがきっかけで育てるようになり、現在は広さ330平方メートルの庭いっぱいに広がっています。
バラは現在見ごろとなっていて、友人や近所の人の他、噂を聞きつけて松本市や塩尻市からも見に来るということです。
バラの管理は美根子さんが、木材やレンガを使った装飾は夫の悦男さんが行ってきました。 -
高校生が企画!パーソナルカラー診断会
上伊那の高校生が企画した自分に似合う色を知る「パーソナルカラー診断会」が、28日に箕輪町内で開かれました。
パーソナルカラーは、肌・目・髪の色、声のトーン、雰囲気などから総合的にみてその人に合った色を調べるものです。
28日は、パーソナルカラースタイリスト2人が訪れ、首元に様々な色の布をあてて洋服選びのアドバイスなどをしていました。
JR木ノ下駅前の空き家を活用し、若者の居場所づくりに取り組む一般社団法人こどものみらい舎では、高校生らでつくるプロジェクト委員会を立ち上げ、目的ごとにチームに分かれ様々なイベントを計画しています。
診断会は、そのうちの1つ「TPOを磨きたいチーム」が企画したもので、28日は事前に申し込みをした中高生27人が訪れました。
こどものみらい舎では、「この企画を通して子ども達が自信を持って社会に出ていくための一助になればうれしい」と話していました。 -
箕輪西小 ヒノキの植樹
箕輪町の箕輪西小学校4年生は、みどりの少年団の活動の一環で、ヒノキの苗木を24日に植えました。
24日は、児童13人が、学校近くにある上古田区の区有林にヒノキの苗木50本を植えました。
上古田の住民有志で作る西山会のメンバーや上伊那森林組合の指導を受けながら、植樹をしました。
児童達は、根がしっかりと張るように土を足で踏み固め、乾燥しないように周りの落ち葉をかけていました。
箕輪西小では1979年から森に親しみ環境への理解を深めてもらおうと、みどりの少年団の活動を毎年4年生
秋には間伐と枝打ちの作業や木を使った工作を予定しています。
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伊那市松くい虫対策協議会
伊那市の令和4年度の松くい虫の被害量は過去最大となった令和3年度と比べると減少したものの、高止まりとなっていることが報告されました。
15日は市役所で松くい虫対策協議会が開かれ、令和4年度の被害量は2,558立方メートルであることが報告されました。
過去最大となった令和3年度は3,069立方メートルでした。
伊那市では被害拡大を防ぐための伐倒駆除や樹種転換、樹幹注入を今年度も引き続き行っていくとしています。
伊那市松くい虫対策協議会は平成19年度に設置され、会議には上伊那森林組合や地区代表など24人が出席しました。
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天竜川でバス釣り大会
天竜川で増加している外来魚ブラックバスの駆除を兼ねたバス釣り大会が28日、辰野町から南箕輪村にかけての天竜川で開かれました。
一番大きなバスを釣り上げたのは塩尻市の塩野崎慎さんで48センチ1.6キロでした。
大会は新型コロナの影響で4年ぶりに開催され、約60人が参加しました。
この日釣り上げられたブラックバスは全体で82匹24.5キロで、天竜川漁業協同組合が1匹100円で買い取りました。
天竜川では2000年代からブラックバスを中心に外来魚が増えていて、生態系への影響が大きいということです。
天竜川漁協では「この大会を通して多くの人に外来魚の駆除を啓発していきたい」と話していました。
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伊那市安全会議 住民の安全考える
交通事故防止や防犯など、住民の安全を考える伊那市安全会議の理事会が、市役所で2日に開かれました。
会議には、市の職員や警察、消防など30人が出席し、昨年度の事業報告や今年度の活動について話し合いました。
このうち、交通安全部会は、去年1年間の人身事故発生件数が、おととしより21件多い125件、傷者数は25人多い148人でいずれも増加したと報告しました。
およそ3分の1が高齢者が関係する事故だということで、引き続き運転免許の自主返納を勧めるとともに、交通安全を呼び掛けるとしています。
防火防犯部会では、伊那警察署管内で起きた刑法犯件数が285件あり、おととしよりも15件減少したと報告しました。
しかし、住宅などへの忍び込みや、自転車の窃盗が増加傾向だとし、窓の施錠や自転車の盗難防止策を徹底するよう呼び掛けるということです。
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伊那市協力隊 受け入れ10周年でイベント
伊那市は地域おこし協力隊の受け入れ10周年を記念して、伊那市地域おこし協力隊フェスを28日に西箕輪の農業公園みはらしファームで行いました。
このイベントは、伊那市が地域おこし協力隊の受け入れを始めてから今年で10年となったことを記念して、地域の人に活動内容を知ってもらおうと初めて行われました。
地域おこし協力隊は、国が推進する地域活性化の取り組みです。
現在伊那市では、19人の隊員が活動しています。
伊那市地域おこし協力隊で、地域の林業・木材産業の振興や地域材を使ったモノづくりを行っている橋本圭太さんは、伊那市の6種類の木材を使った箸置きづくりのブースを出展しました。
体験した人たちは、やすりで木を削って箸置きを作っていました。
他にも、高遠町で作られているソーセージや、長谷で捕獲された鹿の丸焼きなど食べ物のブースも用意されていました。
28日は、伊那市地域おこし協力隊の隊員とOB・OGの22人が、それぞれの活動を活かした18ブースを出展しました。
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20年後の伊那市を考えるワークショップ
伊那市は今年度中の第2次伊那市総合計画の策定に向け、これからのまちづくりについて考える市民ワークショップを28日に市役所で開きました。
ワークショップには、小学生を含む幅広い年代の伊那市民、およそ30人が参加しました。
4つのグループごとに、20年後の伊那市に増えて欲しいもの、減って欲しいもの、変わらずにあって欲しいものを話し合っていました。
参加者からは「田舎の良さもありながら都会の雰囲気もある伊那市になって欲しい」「ひとりひとりが考えて豊かに暮らせるようになればいい」「明日への不安がない伊那市になって欲しい」という意見が出ていました。
市では第2次伊那市総合計画の後期基本計画を今年度中に策定し、来年度に公表する予定です。
今回のワークショップで出た意見は、後期基本計画の参考にするということです。 -
長谷中音楽部フラワーコンサート
伊那市の長谷中学校の花壇の前で音楽部が歌を披露するフラワーコンサートが13日、行われました。
コンサートは、玄関にある花壇の前で行われる予定でしたが、雨のため、体育館で行われました。
この日は地域住民や保護者、およそ80人が訪れ、音楽部が11曲を披露しました。
部員は1年生3人、2年生2人、3年生1人の6人で新入生が加入して初めてのコンサートです。
コンサートには長谷小学校の児童や音楽部のOB・OGも参加しました。
今年の音楽部は、支えてくれる地域の人たちとの交流を深めたいと、コンサートの開催をメインに活動していくということです。 -
仁愛病院にウェルネスセンター新築
伊那市西町の仁愛病院は、筋力トレーニングジムやフィットネススタジオなどを備えた病気の予防や健康増進を目的とするウェルネスセンターを新たに建築します。
27日は、センターの建設予定地で地鎮祭が行われました。
仁愛病院を運営する医療法人暁会の小松大介
理事長らが工事の無事を祈願しました。
新たに建築されるのは、鉄骨造り4階建ての建物で、事業費は5億6700万円です。
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初夏の花が咲きそろう矢島信之さん宅でコンサート
初夏の花々が見ごろとなった伊那市美篶青島の矢島信之さん宅で、27日、クラシックコンサートが開かれました。
コンサートは、2016年から、矢島さんが、花が咲きそろうこの時期に開いています。
新型コロナの影響で2回中止となりましたが、今回で6回目を迎えました。
演奏したのは上伊那を中心に活動するラ・フォンテ弦楽四重奏団です。
ウクライナ国歌やドヴォルザークの「アメリカ」など8曲を演奏しました。
矢島さんは、9年前に亡くなった妻・美代子さんが、花が好きだったことから、自宅そばの10アールの畑で、毎年ムギナデシコの花を育てています。この時期に満開になるように、去年11月に種をまきました。
庭には白いオルレアの花が一面に咲いています。
この日は80人ほどが訪れ、木陰での演奏を楽しんでいました。
矢島さんは、「天気にも恵まれ、多くの人が来てくれて嬉しい」と話していました。
演奏会の後には、来場者にムギナデシコの花がプレゼントされ、自由に摘み取って持ち帰っていました。
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西春近北小学校で開校150周年記念運動会
伊那市の西春近北小学校は今年度、開校150周年を迎えました。
27日は運動会が開かれ、150周年を記念した演目などが行われました。
運動会には全校児童170人が参加しました。
開校150周年を記念した種目では普段は児童だけで行う大玉送りを27日は保護者や地域の人も一緒に参加して行いました。
声をかけあいながら協力して大玉を送っていました。
舞い上がれ!150年祝いの宴と題した踊りでは3・4年生が2週間前から練習してきた成果を披露しました。
今年は保護者の入場制限など新型コロナ対策は行わず、4年ぶりに制限のない運動会となりました。
西春近北小では「児童たちが一生懸命競技に取り組む姿を見ることができた。盛り上がった運動会になってよかった」と話していました。
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「恋するちいずぷっちい」新発売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が、伊那市の菓子庵石川の協力を得て、伊那バラフェスタに向けて開発したバラ味の「恋するちいずぷっちい」の販売が26日から始まりました。
こちらが「恋するちいずぷっちい」です。
菓子庵石川のちいずぷっちいをベースに、中には食用バラを煮詰めたコンフィチュールが入っています。
バラの香りをより楽しめるのが特徴だということです。
価格は1個税込260円です。
この日は上伊那農業高校のグローカルコースの3年生が新商品発表会を開きました。
生徒たちは、商品のコンセプトや味、パッケージや価格の決定など、一から商品開発に携わりました。
ばらサミットが開催される6月4日は記念日として制定されたプロポーズの日のため、商品名を「恋するちいずぷっちい」にしたということです。
「恋するちいずぷっちい」は、伊那市内にある菓子庵石川の直営店3店舗で購入することができます。
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伊那中学校の生徒・教職員に関する個人情報が漏洩
伊那市の伊那中学校の生徒や教職員に関する個人情報の電子データ、144件が何者かによって不正にアクセスされ、漏洩していたことがわかりました。
26日は、伊那市教育委員会の笠原千俊教育長らが記者会見を開き謝罪しました。
5月16日に伊那小学校のインターネット上にデータを格納するクラウドストレージで、所有者に覚えのないアクセスの形跡が確認されました。
報告を受けた伊那市教育委員会が市内の小中学校を調べたところ、伊那中学校に在籍する職員のアカウントで何者かが不正にアクセスし、複数のファイルやフォルダがダウンロードされていたことが分かりました。
抜き取られた情報は、令和4、5年度の生徒の心身面について、令和5年度の食物アレルギーに関する情報、授業で使用する生徒のメールアドレス、教職員の緊急連絡先など144件のファイルです。
ファイル内には令和4年度と5年度の全校生徒、延べ400人余りの名前やメールアドレスの情報が掲載されていたということです。
他の小中学校に不正アクセスがあったかどうかは、現在警察が捜査中だということです。
市教委は去年7月22日付で、市内19の小中学校に、クラウドストレージでの個人情報の管理はしないようメールで通告をしていたということですが、伊那中学校はそれを守っていませんでした。
会見の中で伊那中学校の有賀稔校長は「認識が甘かった」と述べていました。
市教委は今後、小中学校でのアカウントのパスワード管理やクラウド上に個人情報を保存しないことを徹底するとしています。
白鳥孝伊那市長は書面で「このような事故が起きてしまい、非常に遺憾に思っている。教育委員会、全教職員一丸となって再発防止に取り組んでもらいたい」とのコメントを発表しました。
市教委は27日の夜に保護者会、29日は生徒への説明を行う予定です。