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伊那青年会議所が箕輪町北島の「豪雨災害伝承の碑」の周辺にコヒガンザクラ6本を植樹
人が憩える天竜河原にしよう竏窒ニ、伊那青年会議所(斉藤明理事長)は21日、昨年の7月豪雨で被災し、その後復興した箕輪町北島の天竜右岸、「豪雨災害伝承の碑」の周辺に、コヒガンザクラ6本を植樹した=写真。植樹には同青年会議所のほか、箕輪町のせせらぎロードプロジェクト、天竜川北島豪雨災害を伝える会の会員など30人が参加。木の成長とともに地域の安らぎの場になることを願った。
今回植樹した天竜川右岸の北島地籍には今年7月、豪雨災害を後世に伝えるための碑が建立された。現在その周辺は空き地となっており、天竜川せせらぎプロジェクトが中心となって公園整備を進めることとなっている。それを受けて今回、伊那青年会議所が40周年記念の一環としてこの場所への植樹を企画。苗木はせせらぎロードプロジェクトが提供した。
斉藤理事長は「この地区は昨年の豪雨でだいぶ流されたが、こうした公園ができ、地域がより発展してほしいとの願いをこめ、今回の植樹を企画した。ここが憩いの場になれば」と語った。
また、せせらぎロードプロジェクトの小池茂治さんは「今後、この公園をどういう風に活用していくかも含め天竜川を人が憩える川にしていきたい」と話していた。 -
赤穂南小で「歯の健康を推進する会」
学校を挙げて歯と口の健康づくりに取り組んでいる駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)と県歯科医師会は23日「小学校における食育と歯の健康づくりを推進する会」の第1回を同小で開いた。保健や食育、教育関係者など県下各地から約30人が参加し、同小の取り組みを視察して意見を交わした。
参加者は児童の歯の状態を家庭で毎月チェックする「歯ッピーチェックカード」を点検する様子などを視察=写真。カードに記入されたチェックの結果などを興味深そうに見詰め、熱心にメモを取ったり写真に収めたりしていた。
会は来年2月にかけてさらに2回開かれる。11月9日には岡山大歯学部小児歯科講師の岡崎好秀さんの講演「カムカム大百科 歯科医から見た食育」も開かれる。
同小は児童が食事の際にかむ回数をカウントする「カミカミマシーン」を独自に考案、実用化するなど、ユニークな取り組みで注目されている。歯の健康について楽しく指導する全校集会「歯ッピータイム」を月に1回開いたり、体重測定時に歯のチェックや歯磨き指導を行ったりするなどのきめ細かい活動により、児童の虫歯予防に大きな成果を挙げている。昨年、第45回全日本学校歯科保健優良校表彰で最優秀校に選ばた。 -
赤穂公民館ギャラリーオープン
27、28日に開く赤穂文化祭が今年で40回目となるのを記念して駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)は22日、館内に常設のギャラリーをオープンした。セレモニーには公民館文化団体の代表者など約10人が出席し、テープカットをしてオープンを祝った=写真。ギャラリーは27平方メートル。玄関横の印刷室を改装した。清水館長はあいさつで「公民館の各団体はすばらしい作品を制作しているのに、発表の場が文化祭だけではもったいない。このギャラリーが利用者の協力と連帯につながってほしい」と述べた。
ギャラリーでは第1回の作品展として「赤穂文化祭40回記念 赤穂公民館所蔵品展」を11月10日まで開催している。公民館ゆかりの郷土作家佐藤雪洞の日本画など13点を展示中。11月12日からは「写真クラブ彩」、27日からは水彩画クラブ「りんどう」がそれぞれ展示を予定している。
同公民館はギャラリーの愛称を募集している。備え付けの応募用紙に記入して応募のこと。採用者には記念品が贈られる。 -
絵手紙と四季の和ごころ展
新日本婦人の会駒ケ根支部は「絵手紙と四季の和ごころ展」を駒ケ根市大沼湖畔の森のギャラリーKomorebi(こもれび)で11月2日まで開いている。昨年に続き2回目の開催。絵手紙グループ(湯沢たきえ代表、7人)は日常の出来事などを題材とした絵手紙約30点を日替わりで展示。和ごころグループ(下村ひろ子代表、6人)は身の周りの素材を使って作った風鈴、ランプ、壁掛けなど約40点を展示している。いずれも季節ごとの情緒を繊細に表現した作品で、優しさあふれるほのぼのとした雰囲気が訪れる人たちの心を和ませている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。定休日は10月27、28、30、31日。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
インターフェア
伊那市の伊那ナイターソフトボール連盟の今シーズンを締めくくる、17チームが出場の秋季トーナメント大会を連覇した。さらに今季はリーグ戦、春季トーナメント大会の優勝と合わせ3冠を達成。若手とベテランの力が一つとなり、チームの実力を発揮できたシーズンとなった。
インターフェアは25年以上前、当時の国体出場メンバー数人が中心となり「全国制覇」を目標に結成。同ナイター連盟の31年間の歴史の中で3冠達成チームは3チームあり、同チームは02、03年度と今回を合わせ、最多3回の栄冠に輝く。勝ちにこだわるチームの伝統は、今でも脈々と受け継がれている。
チームは昨年度のリーグと秋季大会を制し、今シーズンは「3冠達成」を目標に掲げ臨んできた。03年度以降、若返りを図るため大半のメンバーを入れ替えてきたが、今シーズンは「一つのチームになった」と小林栄一郎主将(37)=箕輪町=。メンバーが少ないながらも、力を合わせて戦ってこれたからこそ3冠を達成できたという。
今季のリーグ戦(上位リーグ)は13チームの総当りを10勝2敗で終え3年連続の優勝。春季トーナメントは18チームが出場する中、4年ぶりの頂点を手にした。投手を中心とした堅実な守備に加え、本年度はバントや足を使った攻撃が機能。長打力は他チームに比べて目立たないが少ないチャンスで先制し、粘りのある守りを武器に勝利を手にしてきた。
インターフェアの来季の目標は、同リーグ戦初となる4連覇。秋山道夫監督(46)=伊那市中央区=は「リーグ戦は長丁場となるので、まずはメンバーの確保が必要。上位チームの実力が上がっているので難しいシーズンとなるが来年も3冠を目指したい」と意気込みを語る。
秋季トーナメント大会を連覇し、賞状を受け取るメンバー -
学級チャレンジ
箕中2年3組が保育園で職場体験箕輪町の箕輪中学校2年3組(38人、高嶌義人教諭)は23日、総合的な学習の一環「学級チャレンジ」で町内4保育園で園児とふれあい、保育士の仕事を体験した。
「学級チャレンジ」は、2学年が学級ごとに計画を立てて取り組む。3組は、5月の職場体験学習で保育園を選択した生徒から、もう一度学習を深めたいとの意見があり、ほかの生徒も保育園訪問を希望し計画。職場体験を生かしてこれからの仕事について学ぶと同時に園児と楽しくふれあおうと、班ごとに各園を訪れた。
松島保育園は3班の18人で、2人ずつ各クラスに分かれた。手をつないだり、笑顔で話しかけてくる園児と園庭で遊んだり、昼食やおやつも一緒に食べ、登園から降園まで過ごした。
将来保育士になりたいという向山礼奈さんは、職場体験学習に続いて2回目の保育園での学習。「園児が多いので大勢とふれあうことができて楽しい。自分から話しかけて楽しく過ごしたい」と、帽子が脱げてしまった園児に気付いて帽子をかぶらせてあげるなど優しく接していた。 -
殿島城以前に繁野城存在
伊那市文化財審議委員・久保村覚人さん講演で強調伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんが23日、伊那市東春近の殿島城に関して市内の春近郷ふれ愛館で講演した。久保村さんは殿島城の付近(北は春富中学校の手前から南は砂田近辺)には、それより以前に繁野城があり、そこを拠点として木曽義仲と関係が深い「殿島氏」が活躍していたという説を強調した。
上伊那の城の由来などの参考にされる「武鑑根元記」によると、殿島城は16世紀に伊那部城主(春日城)伊那部大和守重慶の次子が分家したおり殿島大和守重国を名乗り、そのときに建てられたとされる。しかし、1329年に諏訪大社の流鏑馬(やぶさめ)に「殿島」の名があることなどから、久保村さんは繁野城が殿島城より昔に築城されており、「殿島氏」がそこを拠点としていたのではないかと推測。
「この一帯には城という字のつく地名が多い」と久保村さん。また城跡と推測される一帯の中心部付近からは、宝筐印塔が出土しており、その裏には、木曽義仲の養育者であった中原兼遠の一族のものと思われる名や文治元(1185)年の文字などが見られることから、木曽義仲の配下中原兼遠一族が伊那谷に配された時に「殿島」を名乗って建てたのが繁野城ではないかとした。 -
エムウェーブで宮田村をPR
宮田村観光協会は20、21日に長野市のエムウェーブで開かれた「長野まるごと秋祭り」にブースを出展。特産品を販売して、村の良さをPRした。
同協会は前身のふるさと自慢から出展を続けており、この日も特産品の生産者ら7人が現地で接客販売。
ワインの試飲や試食などもふんだんに持ち込み、ブース前には長い列もできた。
1位に特産山ぶどうワイン、2位にときわのドレッシング、3位に宮田とうふ工房の大豆かりんとうが当たる抽選会も。4位にはこまゆき荘の入浴割引券が当たるなどハズレなしで、買い上げた客は思わぬプレゼントに喜んでいた。 -
防災訓練、日曜開催に好意的
防災の日の9月1日から日曜日開催に初めて変更した宮田村の地震防災訓練について、村のアンケートに回答した10区全てが「日曜日開催が良い」としていたことが分かった。今回初めて導入した「避難カード」を使った訓練も「有効」とする区が大半で、村総務課は「今後も日曜開催で行いたい。カードも効力を発揮できるよう、訓練の内容含めて充実させていく」と話す。
日曜開催については「多くの住民が参加できてよい」とした意見が寄せられるなど好意的だった。
きめ細かく住民の所在を把握するため、各家庭が事前記入た「避難カード」は、各避難所で人員を集約、確認するために用いたが、8つの区が「有効」と回答した。
更新で改良された防災行政無線を使っての避難人員報告については、避難所となった各集落センターの「子局だけでよい」と5つの区が回答。残る区は「携帯電話やその他の無線機などの活用も必要」と答えた。
自主防災組織で計画した各区の訓練内容については9区が良かったとし、1つの区が内容を検討したいと回答した。 -
◆秋季上伊那地区高校野球大会・第2日(21日・県営伊那球場)
伊那北
5210004=12
0040300=7
伊那弥生
(大会規定によって時間制限)
高遠・箕輪工
0002000=2
221612×=14
伊那北
(7回コールド)
伊那弥生
002020102=7
102002000=5
辰野 -
かんてんぱぱホールの二度咲きツツジ咲く
伊那市西春近のかんてんぱぱホールにある二度咲きツツジが見ごろを迎えている=写真。
春、秋の二回花を咲かせることからその名を持つ「二度咲きツツジ」。
今年も2週間ほど前から咲き始め、満開となったが、一段と寒さが感じられるようになり、徐々に花も終わりの時期に近づいている。
「今月いっぱいもつかどうかですかね」とホールスタッフ。 -
第2回楽しい将棋の集い
南箕輪村わくわくクラブは20日、第2回楽しい将棋の集いを村民体育館で開いた。小学生から一般まで20人が参加して対局を楽しんだ。
参加者はクラブ会員と一般で小学生4人、中学生3人、大人13人の7歳から85歳まで。中学生を含む大人の部は、棋力に応じて平手、または最高2枚落ちの駒落ち戦で対局した。小学生の部はリーグ戦で1人2回以上の対戦に臨んだ。参加者は入賞を目指し皆真剣な表情で駒を打っていた。
成績は次の通り(敬称略)。
◇大人の部 (1)太田啓介(南箕輪中3年)(2)赤羽国治(南原)(3)野沢勝(北殿)(4)山本重由(南原)(5)小山岩夫(北殿)(6)稲村浩(神子柴)
◇小学生の部 (1)武井俊祐(辰野西小4年)(2)藤原健志(南箕輪小4年)(3)佐々木雄貴(南箕輪小2年)(4)篠沢是正(南箕輪小2年) -
【ネパールから3年ぶり帰国 林光洋さん】
駒ケ根市が派遣する3代目ボランティア調整員としてJICA(国際協力機構)ネパール事務所に3年間勤務し、8月に帰国した。
海外生活を終えて帰って来てみると、日本や駒ケ根に以前と違う印象を受けた。
「ネパールと比べて人が冷たいと感じました。それに町がやけに静かで落ち着かない。うるさくて騒がしかったカトマンズが懐かしくて、帰りたくなってしまいました」
◇ ◇
04年、2代目のボランティア調整員の帰国に伴って後任の募集があった。小学生のころから国際協力に興味があり、いつかは海外で仕事がしたいと思っていたため、このチャンスを生かしたい竏窒ニ応募して合格。子どものころからの夢をかなえた。
早速青年海外協力隊の候補生らとともに訓練所に入り、3カ月間合宿生活を送りながら語学訓練に励んだ。
「ネパール語より、公用語の英語に磨きをかけた方がいい」というJICAなどの方針に従い、ネパール語は自主的に少し習ってみただけ。これで後に困ることになる。
いよいよネパールに向けて出発。期待に胸を膨らませてカトマンズの空港に降り立ったが、一瞬不思議な感覚に襲われた。
「駒ケ根と風景がそっくりなんです。地形が盆地だし、近くに高い山が見えていて…。だけど町の中は大違い。人口200万人以上というだけあって家は密集しているし、道路は常時混雑している。騒々しい町でした」
張り切って着任したが、早々に異国ならではの洗礼を受けた。
「食べ物や水のせいでしょうか。ひどく腹をこわしました。でも仕事は毎日あって休むわけにはいかず、本当に苦しくて。体力が衰えると気力もなえ、何でこんなことやってるんだろう、帰りたいなと正直、思いました」
公用語は英語竏窒ニいうことだったが案の定、現地の住民は英語など話せない。日常のコミュニケーションがまったく取れなかった。
「仕方なく、休みの日にネパール語の勉強を始めました。意外にも、少し分かってくると早く覚えられました。なぜって周りでしゃべっている言葉が常に耳に入って来ますからね。やっぱり言葉は習うより慣れろですね」
頼みは英語だったが、これも現地なまりがひどくてろくに聞き取れない。加えて聞いたことのない専門用語もたくさんあって理解ができず、苦労の連続だった。
そんな折、国内の治安が悪くなってきた。04年末に国王が政治の実権を握ったことにより、マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)に対する弾圧が各地で始まったのだ。
「ドンパチがあちこちの地方で起き始めました。各地で働くボランティアらの安全のために、彼らの勤務地を変更してやる必要が生じてきたんです。戦闘が始まって状況が悪くなってからでは遅いので、その前に前兆を感じ取って引き上げさせなくてはならない。人命にかかわることでもあり、情報収集や調整に非常な苦労をしました」
日々の仕事を夢中でこなしたが、この大変な時期を経験したことにより「その後は言葉や仕事が一気に楽になった」という。
◇ ◇
「この海外生活で得た収穫はすごく大きい。頭の中が劇的に変わりました。いろいろな国の人や文化に触れて視野が大きく広がったことで、少しは成長できた気がします。3年間の経験をこれからの行政の中にぜひ生かしていきたい」
(白鳥文男) -
【記者室 医師を金で奪い合う時代に】
医師不足に悩む昭和伊南総合病院が新たに医師研究資金貸与制度を創設した。県外から転入して3年以上勤務しようとする医師に500万円を貸与し、勤務期間を経過すれば返還義務を免除する竏窒ネどの内容▼これで医師が確保できるかはひとまず置くとして、懸念されるのは地方医療の行方だ。今後ほかの病院も同様の制度を相次いで導入するだろう。その結果金に飽かしての医師の奪い合いとなり、高額を提示した病院には医師が集まるが、金のない病院は結局閉鎖の憂き目を見る展開となるのは必然と思える▼これほどまでに深刻な事態を招いた国の責任は大きい。この状態が続けば地方の医療はやがて崩壊してしまう。思い切った施策を今すぐにでも打ち出すべきだ。(白鳥文男)
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伊那谷活断層の評価一部改定に伴なう地元説明会
地震調査研究推進本部地震調査委員会が伊那谷活断層の長期評価の一部を改定したことを受けて県危機管理局は21日、伊那谷活断層に関する地元説明会を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。国や県、関係市町村や消防関係者など約60人が出席。同委員会の事務局を置く文部省の担当企画官などが、伊那谷活断層のもう一つの起震断層として公表した飯田市から下伊那郡売木村に及ぶ南東部の活断層(約32キロ)の詳細や今後の地震発生予測などを説明した=写真。
今回の見直しでは、従来伊那谷活断層とされてきた辰野町から下伊那郡平谷村に及ぶ約約79キロを伊那谷活断層主部、その南東部にある約32キロを伊那谷活断層南東部として、2つの起震断層に区分している。主部については全体が活動するとマグニチュード8規模の地震を発生させる可能性を持っているが、「こうした大規模地震が今後30年の間に発生する確率はほぼ0%」と説明。一方、駒ケ根地域から飯田地域にかけては、主部の一部が活動してマグニチュード7規模の地震が発生する可能性があり「今後こうした揺れに対応できる備えが必要」と説明した。
また、南東部の活断層については「今のところ過去の活動履歴データがないため将来の地震発生確率は不明」としながらもマグニチュード7以上の地震を引き起こす可能性があることを示した。 -
箕輪町でTOTOもみじカップ2007第1回フットサルトーナメント
地域の若者が楽しめる大会を竏窒ニの思いが実現した「TOTOもみじカップ2007第1回フットサルトーナメント」が21日、箕輪温泉ながたの湯併設テニスコートであった。地元の箕輪町をはじめ、県内の16チームが対戦。箕輪中サッカー部OBチームとして参加し、初代MVPに選ばれた小松龍太郎君(17)は「3年ぶりに集まってフットサルができたのはありがたい。みんなサッカーが好きなので、まち全体でサッカーを盛り上げ、幅が広がっていってくれれば」と語った。
同大会は昨年9月に発足した箕輪町サッカー協会(小松良輝会長)が今年初めて企画したもので、住宅設備メーカーTOTOが特別協賛している。
町内にはフットサル場がないため、テニスコートを代用。地元のフットサルチームや、中学時代、サッカー部だった仲間を集めたチームなど、さまざまな顔ぶれが集まった。
決勝トーナメントは予選リーグを勝ち上がった4チームが展開。予選リーグDから勝ち上がった「NACHO(ナチョ)」=駒ケ根市=は、トーナメント戦でもほかのチームに得点を許さず、見事優勝を勝ち取った。
小松会長は「フットサルは潜在的な人口もいるので、町として盛り上げ、取り組みを普及していきたい」と語った。
結果は次の通り。
◇優勝=NACHO(駒ケ根市)
◇準優勝=TOP☆SAL(箕輪町)
◇3位=箕輪中サッカー部OBチーム(箕輪町) -
米の道 権兵衛峠を歩く
伊那と木曽を結ぶ権兵衛峠を歩く第27回「米の道・権兵衛峠を歩こう」(実行委員会主催)が21日にあった。首都圏、中京圏を含め、家族連れや中高年ら約300人が参加し、伊那市西箕輪の与地から権兵衛峠の頂上まで約8キロを歩いた。
秋晴れの下、米俵を背負った馬1頭を先頭に、与地を出発。権兵衛トンネル開通で伊那竏猪リ曽間の行き来は容易になっているが、参加者は峠を越えた先人の面影をしのびながら、一歩ずつ歩いた。
頂上で、おにぎりやキノコ汁を味わい、土産に漆塗りのおわん、はしを受け取った。 -
箕輪町消防団救護大会
箕輪町消防団(平沢久一団長)の第12回救護大会が21日、箕輪中部小学校藤が丘体育館であった。6分団ごと5人一組のチームを組み、軽症の部、重症の部の2部門で競った結果、的確な対処で92・5点を獲得した第5分団が優勝した。
大会は正確な知識、技術を身に付けるとともにこれまでに覚えた技術の向上を図ることで緊急時に的確な対処ができるようになることを目的として毎年開催している。
軽症の部では、基準タイム2分の中で切り傷を想定した救護を課題に加点方式で採点。また重症の部では、近年その役割が重要視され、公共の場での設置数が増えているAED(自動体外式除細動器)を含めた心肺蘇生法を実施。選手らは、手順を確認しながら息の合った対応で迅速な処置を施し、有事における対応の手順を確認し合った。
入賞は次の通り。
◇優勝=第5分団(小池晃、田中一樹、中村真一、細井史幸、那須野聡)
◇準優勝=第6分団(田中浩司、竹入照二、中山渉、原隆典、唐沢徹)
◇3位=第3分団(市川広幸、白鳥慎一郎、藤沢達也、渡辺忍、木下裕太) -
大芝高原で村民上げての育樹祭
南箕輪村の大芝高原「みんなの森」で21日、村民上げての育樹祭があった。各区から3人ずつ出るなど約580人が集まり、森林内の除伐や下草刈りなどの作業に当たった。
10月の「育樹月間」に合わせ、先人が残した貴重な財産である大芝高原を守り育て、次世代に引き継いでいこうと初めて開いた。
作業面積は7・5ヘクタール。参加者はのこぎりやかまなどを使い、下草を刈る、木に巻きついたつるを取る、伐採木を運ぶなど作業を分担し、黙々とこなした。
赤松などが広がる「みんなの森」は森林セラピーロードに認定され、5月にグランドオープンした場所でもある。
作業に当たった久保の女性は「整備してきれいになった。セラピーロードを歩いていると、村外から来た人が多く、話を楽しんでいる」と話した。
育樹祭は、今後も継続する予定。 -
伊那中吹奏楽部 第4回定期演奏会
伊那中学校吹奏楽部(唐木未来部長、58人)の第4回定期演奏会が21日、県伊那文化会館大ホールであった。「感動してもらえるような演奏をする」を目標に練習を重ねてきた部員が心を一つに、息の合った演奏を見せた。
プログラムは、自分たちのテーマソングとしてOBと一緒に演奏する「SingSingSing」、全日本吹奏楽コンクールの自由曲「吹奏楽の為の叙情的『祭』」など6曲。
演歌メドレーでは「津軽海峡冬景色」「与作」などを選んだ。保護者も出演し、気持ちよく自慢の歌声を響かせ、会場から手拍子が沸いた。切ない恋を題材にした寸劇もあり、訪れた家族や友だちなど観客を楽しませた。
演奏会に先立ち、ウエルカム演奏でジャズなども披露した。 -
南アルプスの水と戸草ダムを語る研究集会
上伊那の住民団体「明るい県政を進める会」(桜井伝一郎代表)は23日、伊那市長谷の生涯学習センター入野谷で「南アルプスの水と戸草ダムを語る」と題した研究集会を開き、三峰川上流に建設を予定する同ダムの早期本格着工を望む地域住民の活動を支援するため、ダムの必要性の認識を高めた。
幹部会員ら約40人が三峰川の美和ダム上流約10キロにある建設予定地を見学。その後、三峰川流域などを研究対象とする北沢秋司信州大学名誉教授、戸草ダム建設に取り組む竹田正彦国土交通省三峰川総合開発事務所長、建設推進を訴えてきた元長谷村長の宮下市蔵長谷総合支所長の3人を講師に招き見識を高めた。
北沢名誉教授は、ダムの必要性について「天竜川水系の治水計画に必要」と主張。「建設への期待は天竜川下流域での高水流量を緩和することにある。美和ダムの洪水調整容量に加え、上流部に戸草ダムが完成すれば、その容量はこれまでの2・6倍にアップする」とした。
しかし、戸草ダムは01年を完成期限に準備工事が進められてきが、河川法の改正や「脱ダム宣言」による県の利水事業の撤退などにより、本格着工が遅れている。同事務所は利水事業を除いたダム建設の計画見直しが必要とし、また、03年度の事業評価監視委員会で戸草ダム建設は「天竜川流域委員会」の審議結果を踏まえて対応することになった竏窒ニ現状を説明した。
宮下総合支所長は「土地を手放した人々のためにも、本格的建設に向けて必要性を叫び、地道に活動を展開し、戸草ダムができるまでの道を作っていかねば」と地元の思いを訴えた。
桜井代表は「三峰川の水の今後の利用方法を考え、30年、40年後の命を守っていかねばならない。戸草ダムの必要性を村井県知事に訴えていきたい」とした。
建設予定地を見学する参加者たち -
トップストーンロゼッタ北信越で価値ある2勝
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの女子ロゼッタは20、21日に富山県で行われたU‐12(12歳以下)の北信越ガールズエイト大会に県代表として初出場。2勝2敗のDグループ3位に終わったが、富山県サッカー協会賞を獲得して健闘が光った。
11人制の県リーグを参戦1年目で制覇し、8人制のエイト県大会も4位で、公式戦初の県外チームとの戦いに臨んだロゼッタ。
初日はヴェールメリオレディース(新潟)に2‐0、富山レディース(富山)に6‐0と幸先良く連勝。
しかし、2日目は五十嵐ガールズ(新潟)に0‐3、椿エンジェルス(石川)に1‐4と苦杯をなめた。
体力や走力面でより高いレベルの戦いを迫られた選手たち。
杉本雅史監督は「ボールの受け渡しなど一歩先をいっているチームもあった。技術の大切さを改めて痛感したが、チームができてまだ3年目。試合経験を積みながらレベルの底上げを図っていきたい」と話した。 -
村民ゴルフ大会、小牧さん優勝
第12回宮田村民ゴルフ大会(小田切島数実行委員長)は21日、伊那市の信州伊那国際ゴルフクラブで開いた。昨年よりも多い173人が参加。一般は小牧昭さん=新田区=が優勝し、ベストグロスは豊岡悟さん=大原区=が記録した。チャリティホールも設け11万7773円の善意を村教育委員会に寄付した。
レディースは綾野寿美枝さん=町三区=、シニアは浦野崇さん=町一区=がそれぞれ昨年に続いて制した。
秋晴れに恵まれ、和気あいあいとラウンド。競技を楽しみながら親睦も深めていた。
上位の結果は次の通り。
【一般】(1)小牧昭(新田区(2)北原千文(大田切区)(3)野中毅(大原区)(4)池上稔(南割区)(5)伊藤康晃(大原区)【ベストグロス】(1)豊岡悟(大原区(2)渡辺誠(駒ケ根市)(3)浦野崇(町一区)【シニア】(1)浦野崇(町一区)(2)小出義光(大原区)(3)長矢好幸(町三区)【レディース】(1)綾野寿美枝(町三区)(2)矢沢あつ子(同)(3)原祥江(中越区) -
村職労50周年記念式典
宮田村職員労働組合は結成50周年を迎え20日、記念祝賀式典を村民会館で開いた。半世紀の歴史を振り返りながら、住み良い村を将来に渡って守り続けようと思いを新たにした。
組合員、来賓約100人が出席。小林敏雄執行委員長は、村の自立などにより職場環境が厳しくなっている点にふれつつ「組織力を高め、現場から立案する能力を高める時代。住みやすい村づくりにむけて今後も団結しよう」とあいさつした。
席上、この10年間に委員長を務めた平沢正典さん、小田切和美さん、伊藤広和さん、田中耕民さん、赤羽和夫さんの5人に感謝状を贈った。 -
上伊那地方事務所が外国籍住民のための「税金のお知らせ」を作成
上伊那地方事務所税務課はこのほど、ポルトガル語、中国語、英語3カ国語で税金について説明した「税金のお知らせ」を作成した。
上伊那管内には7千人を超える外国籍住民が在住しているが、来日期間が短く、日本の生活習慣にも慣れていない人も多く、税金に関する基本的なことを知らないケースもある。また、税金の仕組み自体、日本と異なる場合もあるため、上伊那地方事務所では今回、同管内で比較的多い在住外国人の母国語でお知らせを作成した。
記載内容は個人住民税、自動車税、国民健康保険税などに関する納税義務者、納期、納付場所などで、在住外国人が必ず訪れる各市町村の外国人登録窓口で配布している。また、上伊那地方事務所、管内市町村ホームページ、広報誌などに掲載し、外国人労働者などを多く雇用している事業所や人材派遣会社にも同資料を配布して周知を図る。
この3言語で、約90%の在住外国人に対応できるという。 -
第23回あづみ野松川中学生駅伝大会
第23回あづみ野松川中学生駅伝大会が21日、北安曇郡松川村の松川小学校を発着点に開かれ、上伊那から唯一出場した駒ケ根東が昨年に続き男女とも大会新記録で優勝した。同中は9日の県中学継走荒神山大会でも男女大会新で優勝するなど、全国大会へつながる県中学駅伝大会(11月3日)に向け順調な仕上がりを見せている。
男子の部(6区間、21キロ)には県内各地から22チームが出場。駒ケ根東Aはいつものように1区(4キロ)で福沢潤一が首位を奪うと、以後の区間でも安定したレースを展開し、2年生アンカー天野進が落ち着いた走りでゴールテープを切った。昨年同中チームがつくった大会記録を約30秒縮める1時間9分38秒だった。
女子の部(5区間、13キロ)は17チームが出場。駒ケ根東は、めきめきと力をつけてきた1年生湯沢ほのかが、エースの揃った1区で首位に立つと、2区から5区までいずれも区間新の走りで圧勝した。チームが昨年作った大会記録を2分以上縮める強さを示した。
竹田正樹監督は「今日の結果を参考に県中駅伝のメンバーを選考したい。2年生が良い走りをしたことは大きな収穫だ」と話していた。
【男子総合順位】
(1)駒ケ根東A1時間9分38秒=大会新(福沢潤一、渋谷宥介、草野智徳、久保田光、小林純平、天野進)(2)長野東部1時間13分14秒(3)穂高西1時間13分54秒(4)駒ケ根東B1時間14分50秒(竹村亮作、寺沢尚之、寺平悠介、大蔵孝治、野溝渉、堀内俊希)(5)鉢盛1時間15分8秒(6)松川A1時間16分17秒
【女子総合順位】
(1)駒ケ根東46分56秒=大会新(湯沢ほのか、北原成美、福沢志穂、篠田美樹、寺平稚博)(2)山辺A49分39秒(3)鉢盛49分54秒(4)豊科北52分7秒(5)櫻ヶ岡54分06秒(6)仁科台A54分46秒 -
美空ひばり歌の里まつり
第10回美空ひばり歌の里まつりは20日、箕輪町松島の伊那プリンスホテルであった。北海道から九州まで全国各地からファン250人が集い、歌や舞踊のステージに出演したり鑑賞して楽しんだ。
大正琴演奏に続いて舞踊の部では、「芸道一代」「湯の町エレジー」などの曲に合わせて華麗な踊りを披露。歌唱の部では、バンド「ひばり&スカイ」の生演奏やカラオケなどで名曲の数々を歌い上げた。同館ゆかりのゲストによるステージもあった。
同町三日町にある資料館「美空ひばり歌の里」も今年は開館10周年。資料館の館長で、まつり実行委員会代表の小沢さとしさんは、まつりが当初の目標だった10回を達成し、「この日を楽しみにしていてくださる方も多い。もうしばらく続けてゆこうと決心した」という。 -
第44回駒工祭
駒ケ根市の駒ケ根工業高校は第44回駒工祭を22日まで開いている。テーマは「No Dream No Life(夢がなければ生きていけない)」。工業高校らしく、生徒らの製作した機体によるロボットコンテストや、授業で学んだ技術を来校者に体験してもらう「ものづくり体験」などが行われるほか、クラス展、クラブ展など校舎の内外で多彩な催しが行われている。「ものづくり体験」コーナーでは、マトリックス・ダイオードを使って文字表示をする機械や、バナナが傷まないよう掛けておくバナナ掛けの製作を生徒が指導。来場者に半田ごての使い方なども丁寧に教えていた=写真。
21日の一般公開は午前10時縲恁゚後4時。注目のロボットコンテストは午後2時30分から体育館で行われる。 -
駒ケ根市消費生活展&環境・健康フェスティバル
駒ケ根市は20日「第21回消費生活展&環境・健康フェスティバル」を市総合文化センターで開いた。各種市民団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食などの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった。
健康コーナーでは、食事のバランスチェック、健康度の測定コーナーなどに多くの人が集まっていた。中でも学校給食の試食コーナーは詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶり。中庭で行われた食育かるた取り大会には多くの子どもたちが参加し、楽しみながら食の大切さを学んだ=写真。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターや標語などの入選作品が展示されたほか、関心が高まっている地球温暖化についての展示やごみの分別体験コーナーなどに関心が集まっていた。 -
南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会「布の草履作り」
南箕輪村公民館の10月のいろいろ物作り体験会「布の草履作り」が20日、公民館であった。22人がシーツや布団カバーなど各自が持参した不要になった布を再利用して草履作りに挑戦した。
昨年度も開き人気の体験会。講師は田畑の藤沢弥栄子さん。布草履は、足の指にビニールひもが4本になるようにかけ、その間を布を上下交互に通して編んでいき、鼻緒を付ける。
今回は2回講座の第1回。布を編んでいく力の加減で草履の土台の大きさが変わるため、参加者は途中で講師に確認しながら作業を進めた。
北殿の篠平やよいさんは、「古布が出ても捨てたり、拭き物にする程度。リサイクルできるし、これまで草履作りを教えてもらう機会がなかったので参加した」と中学生の娘と申し込んだ。1回目は一人での参加だが、「次回は娘と来てやります。完成したらはいてみようと思う」と話し、熱心に作っていた。