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第一生命保険松本支社伊北支部
南箕輪の特老にタオル寄贈第一生命保険松本支社伊北支部は20日、南箕輪村にある南箕輪特別養護老人ホームにタオル130枚を寄贈した。
福祉施設へのタオル寄贈は5年目。松本支社には13支部あり、社員が家庭にある未使用タオルを1人3枚ずつ持ち寄り、支社に集まった1200枚を13支部に均等に分け、各支部のエリア内の福祉施設に届けている。
伊北支部のエリアは辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市大萱。今年は南箕輪村内の施設を選び、松田美代子支部長、社員代表の今井さん、三沢さんの3人がホームを訪れ、施設長にタオルを手渡した。松田支部長は、「いくらかでも福祉のお役に立てれば、これからもやっていきたい」と話した。
タオルは利用頻度が高いため、施設長は「喜んで利用者に配り使わせてもらう」と感謝した。 -
秋の味覚を味わう会でハチ料理を満喫
地蜂(ジバチ)愛好家などによる「秋の味覚を味わう会」が19日夜、伊那市の内の萱公民館であった。地元愛好家や地域住民、市関係者など約50人が集まり、ハチの子やハチを使ったさまざまな料理と、この時期ならではの食材を使った郷土料理を味わった=写真。
同会は内の萱公民館近くにある小黒川渓谷キャンプ場の管理所に地蜂が巣を作ったことを発端として始まったもの。毎年、参加者はテーブルに並んだ蜂料理や季節ならではの郷土料理をつまみにしながら酒をくみ交わし、交流を深めている。
この日は、クロスズメバチ、大スズメバチのつくだ煮やから揚げ、イノシシの肉を使ったシシ汁などがずらり。ハチの姿揚げやドジョウのから揚げなどは好評だったほか、今回は酢飯にハチの子を混ぜた新作おにぎりも登場。参加者も「初めて食べたがおいしい」と話し、さまざまなハチづくし料理に感心していた。 -
かんてんぱぱホールで向井敏一さんのMUSOJI記念油絵展
箕輪町在住の画家・向井敏一さん(60)による「MUSOJI記念 油絵展」が27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。信州の山河を中心に四季折々の風景を描いた油彩約60点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
向井さんは53歳で退職した後、本格的に画家活動を開始。今年で8年目となる。各地での個展を重ねながら、制作活動を続けており、今回は還暦を迎えたことを記念に同会場での個展を開くこととなった。
仙丈ケ岳や天竜川など、上伊那で見られる自然の風景の四季の移ろいを写した作品のほか、向井さんの出身地である木曽の御嶽などを描いた作品もある。また、最近では川をテーマとした作品も多く、水の透明感と四季の彩りが鮮やかに描かれている。
向井さんは「描いた人と見る人が共鳴できるような絵を目指して描いている。ぜひご覧いただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時まで)。27日まで。 -
旧養魚場後利用事業者の選定持ち越し、資金計画提出後に改めて
宮田村議会全員協議会は20日開き、天竜川漁協が5月末で閉鎖した旧宮田養魚場の後利用事業者を選定する2次審査を行った。しかし、審査対象の2件は資金的な裏付けに不明確な部分も多く、資金計画などを資料として提出してもらい、再度審査することにした。
当初申し込みは4件あったが、申請取り下げなどで2件に。村は1次審査を行って評価を点数化し、議会が行う2次審査にあげた。
小林茂議長は「時間的余裕がないなかで公募したため無理もないが、資金の裏付けを確認しないと前には進めない。出来るだけ早い段階に資金計画を提出してもらい、審査にあたる」と話した。
村の当初予定は9月末をめどに、後利用事業者との契約締結を見込んでいる。 -
議員定数「10」の改正条例案を賛成少数で否決、宮田村議会来春の選挙は現行の「12」で
宮田村議会9月定例会最終日は20日開き、議員提出があった議員定数を現行の12から10に削減する改正条例案を議長を除く11人で起立採決し、賛成4人、反対7人で否決した。村の財政事情と改革に絡めた議会のあり方が争点となったが、来春の村議選は現行と同じ定数で実施することが決まった。新旧の区長ら20人余りが傍聴したが「この議論を今後の議会運営につなげて」と要望も聞かれた。
改正条例案を提出した赤羽正、清水正康、山浦正弘の3氏は討論で、厳しい村の財政事情を考慮すれば議員定数の削減は必要と主張。
村の行政サービスが他自治体と比べて劣る部分があると指摘し、議員の削減で浮いた財源を他の事業にも活用できると訴えた。
反対の立場で小田切敏明氏は、早計な削減は議会の位置付けを定めた憲法の主旨、想いを無視した方向につながりかねないと指摘。
松田英俊氏も「より多くの村民の声を反映するためにも、誰もが出馬しやすい環境をつくることが大切。削減はその門戸を閉じることになり、議会制民主主義の否定になりかねない」と反論した。
さらに両氏は削減以外にも議員報酬のカットなど、改革できる部分はあると説明した。
起立採決では改正条例案を提出した3氏に加え、加藤恭一氏が賛成にまわった。
いつもは空席が目立つ傍聴席は新旧の区長らを中心にほぼ満席。
かつて区長会の一員として2003年に議員定数を当時の16から10に削減するよう議会に答申した経験がある男性も傍聴したが「10人が適正と今でも思う」と話した。
今年区長を務めている男性は「村の財政を考えて議論したことを真摯に受け止め、村のために頑張ってほしい」と話した。 -
ネパールの医師来駒
01年に自治体国際化協会の医療研修で駒ケ根市に5カ月間滞在したネパール・ポカラ市の心臓内科医ナラヤン・バハドゥール・ゴウタムさん(44)が19日、妻のウサさんとともに駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長と再会を果たした=写真。ゴウタムさんは、駒ケ根市民有志らでつくる「ネパール交流市民の会」(塩原順四郎会長)がネパールの母子の死亡率改善のために本年度から進めている母子保健プロジェクトにもかかわっていることから、事業の打ち合わせも兼ねて訪れた。中原市長は「両市民のためにこのプロジェクトをぜひ実現したい。率直に話し合おう」と述べた。ゴウタムさんは「導入してもらう救急車に駒ケ根市のマークを入れれば、ポカラ市民にも援助が目に見えてさらに友好が深まるのではないか」などと提案した。
ゴウタムさんは広島市のライオンズクラブの創立25周年式典にネパール代表として招かれ、17日に来日した。帰国は26日の予定。 -
風力発電事業の計画地 イヌワシなどの繁殖を確認
伊那市高遠町・長谷の入笠山縲恷ュ嶺高原への風力発電事業計画に対する「希少猛きん類等への影響評価検討会」の第3回会議が20日、高遠町であった。事業実施に伴う渡り鳥、希少猛きん類に関する影響評価を審議。希少猛きん類は、調査を始めた05年5月からの総合的なデータがそろわず、事業の可能性を含めた方向づけはできなかった。次回(10月下旬)にまとめる。
検討会は民間事業者の三峰川電力と丸紅が設置。委員は信州大学教育学部、猛きん類生態研究所、長野イヌワシ研究会など専門家5人で構成する。
会議では、第2回(06年11月)以降の渡り鳥、希少猛きん類の調査の確認状況などを報告。
春(3縲・月)の渡り鳥はノスリ、サシバの6個体が確認された。
地元住民の目撃や上水内郡信州新町との渡り鳥の比較から「ハチクマは検討の余地を残すが、計画地が渡り鳥の主要コースとなっている可能性は低い」と評価。渡り鳥が風車に衝突する事故(バードストライク)の危険は少ないとした。
希少猛きん類は、計画地近くでイヌワシ、クマタカの繁殖を確認。イヌワシが2ペア、クマタカが5ペアと推測される。
影響評価で、委員から「2年分のデータをそろえ、議論しなければ、判断できない」と累積出現頻度、イヌワシの行動範囲・営巣調査などの資料提供を求める声が上がった。
民間事業者は「検討会の結果によって、計画エリア変更もある。10月から改正される県環境影響評価条例に沿って進めたい」と話した。 -
観光資源
中川村田島の赤そば畑は日を追って赤くなり、もう2、3日もすれば、1面の赤いじゅうたんになるだろう。隣接の西原ぶどう園と相乗効果で、連日、観光バスが訪れにぎわっている▼アマチュアカメラマンの隠れた撮影スポットにもなっている、中川東小学校南の土手のヒガンバナが満開になった。ざっと数千本がこちらは一足早く真っ赤なじゅうたんになっている。ギチギチと折り重なって咲く様は、ちょっともったいない。もっと広げて植えれば、村の観光資源の1つになりそう▼先日、取材した桑原限定のおはつ桃も、物語もあり、観光資源としては面白い。人は新しいものや新企画に飛びつきたがるが、時には隠れた観光資源を探し、光を当てる努力も必要では(大口国江)
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世話して馬と友だちに、宮田小、中学校特別支援学級が交流学習
宮田小、中学校の特別支援学級の子どもたち9人は20日、馬の世話と乗馬を飯島町のアグリネーチャーいいじまで体験した。ただ楽しむだけでなく、フンの片付けなど一緒に汗して交流。動物と接するなかで、思いやりの心も育んだ。
最初は「ちょっと怖い」と話す児童もいたが、愛らしいポニーにエサをやり「かわいい」と満面の笑顔に。
ポニーより数倍大きいアメリカンクォターホースの「スキップ」のブラッシングも行い、フンを片付けるなど馬房の清掃もした。
「スキップ」と友達になった子どもたち。順番に乗馬も体験し、「気持ちいい」と堂々の騎手ぶりをみせた。
宮田小5、6組と宮田中若草学級の交流は年に数回実施。この日は飯ごうすいさんも行い、若草学級は同所に宿泊して、自然体験を満喫した。 -
天竜川 いのちの鎖
伊那谷の中央を流れる天竜川は、諏訪湖から河口まで約213キロ。中央アルプスや南アルプスの清流と合流し、人々の暮らしの中を流れ、遠州灘から太平洋へ注ぐ。
台所からの排水、工場排水、農地からの浸透竏窒サの天竜川の上流に暮らしている私たちの日々の暮らしは、全て下流へとつながっている。森の栄養分は川を通じて海に注がれ、魚のいきものたちを育む。生きている川でなければ、そのいのちの栄養分を下流に運ぶことはできない。
天竜川河口に広がる砂浜は、絶滅が心配されるアカウミガメの産卵地。天竜川が運ぶ砂がこの砂浜を形成してきた。上流に住む私たちが、このアカウミウガメの未来に大きく関わっていることは、言うまでもない。
伊那市新山小学校がある新山地域は、世界一ちいさなハッチョウトンボのふるさととして知られている。ハッチョウトンボも、一定の自然条件のもとでなければ育まれない貴重な生物だ。今春、珪藻研究者飯島敏雄さん(諏訪市在住)を迎えて、新山小学校で野外授業が開かれた。その授業の中で、ハッチョウトンボを育む水の中を観察し、そこに日本一大きな珍しいクチビルケイソウという珪藻の存在を確認した。ハッチョウトンボの幼虫が餌にしているミジンコは、この珪藻をエサにしている。つまり、このクチビルケイソウが生き続ける水環境を保つことが、ハッチョウトンボを守ることにつながるのだ。
この野外授業での観察で、貴重な珪藻の存在を知り、その水環境が、新山地域を流れる新山川、三峰川を経て天竜川につながり、その先に広がる砂浜で産卵するアカウミガメにつながる竏秩B
「天竜川河口に行って見たい」「アカウミガメの産卵を見てみたい」。新山小学校の子どもたちの中で、そんな気持ちがふくらみ、7月末、親子で天竜川河口の砂浜へ出かけることになった。 -
粘土に夢中、子育て学級
宮田村公民館の子育て学級はこのほど、粘土で一輪挿しをつくろうと挑戦した。親子で楽しむ姿もあり、今後は素焼きして色を塗る。
大原区の仁科智弘さんの指導で、28組の親子が参加。久しぶりに粘土にさわる若い母親も多かったが、みんな夢中になって励んでいた。
仕上げた作品は11月の村文化祭に出品する計画だ。 -
小学生の税についての書道作品を審査
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は18日、伊那市の伊那公民館で、上伊那の各小学校から募集した、税についての書道作品を審査した=写真。租税教育の一環で、88年から続く同連合会独自の事業。4年生以上を対象に募り、37校から5270点(前年比72点増)が集まった。
連合会や税務署などの関係者18人が審査し、各校ごと金賞1点、銀賞1縲・点(出品数100点ごと1点)を選出した。連合会女性部長の大石節子さんは「字のはねや止め、バランスや力強さの部分を審査する。昨年よりも応募数が増えてうれしい」と話した。
課題は学年ごと異なり、4年が「ぜいきん」、5年が「税金」、6年が「納税」。夏休み中の宿題として児童たちは取り組んだという。入選作品は、11月中旬の「税を考える週間」に合わせ、各市町村ごと伝達表彰、展示する予定。
各小学校ごとの結果は次の通り。
◆辰野南▽金賞=尾坂裕司(6年)▽銀賞=穂苅祐奈(6年)◆辰野西▽金賞=野沢志帆(6年)▽銀賞=丹羽まどか(6年)畑瑠衣菜(5年)◆辰野東▽金賞=石倉佳奈(5年)▽銀賞=有賀麻依(6年)小松勇樹(5年)◆川島▽金賞=小沢瑞樹(6年)▽銀賞=根橋真那(6年)◆両小野▽金賞=丸山恵夢(6年)▽銀賞=飯嶋雪乃(4年)小沢夏子(6年)◆箕輪中部▽金賞=今井南貴(6年)▽銀賞=濱中愛美(4年)中林美夏(5年)大沼尚平(5年)北條隆祐(5年)◆箕輪北▽金賞=唐沢桜(6年)▽銀賞=山崎久樹(4年)児玉貴之(5年)◆箕輪西▽金賞=釜屋良美(5年)▽銀賞=小嶋穂乃花(4年)◆箕輪南▽金賞=中谷昭太郎(6年)▽銀賞=渡部優太(4年)◆箕輪東▽金賞=柴知世(5年)▽銀賞=原すずか(4年)◆南箕輪▽金賞=春日美緒(6年)▽銀賞=有賀睦(5年)原風音(6年)原志門(5年)戸田あやな(4年)◆南箕輪南部▽金賞=林真言(6年)▽銀賞=斉藤優香(4年)福田一貴(6年)◆伊那▽金賞=北沢隆三(6年)▽銀賞=小林佳奈(6年)中村詩穂(5年)飯島史歩(5年)小松晃(4年)◆西箕輪▽金賞=吉江ひかり(5年)▽銀賞=岩谷咲奈(4年)有賀有理(6年)◆伊那西▽金賞=網野ゆたか(5年)小池真里奈(5年)◆伊那東▽金賞=小木曽巧朗(6年)▽銀賞=赤羽真弥(4年)井上愛実香(5年)近江鮎香(6年)高橋美朱樹(6年)◆伊那北小▽金賞=里見はるか(5年)▽銀賞=渡辺彩葉(4年)猪川美知恵(6年)松沢梨沙(6年)◆富県▽金賞=伊沢桃(6年)小牧薫(4年)◆新山▽金賞=寺沢徳子(6年)▽銀賞=六波羅聡美(6年)◆美篶▽金賞=白鳥満帆(5年)▽銀賞=若林千秋(4年)渋谷友里乃(6年)◆手良▽金賞=荒井実季(6年)▽銀賞=西沢彩(6年)◆東春近▽金賞=下平晴彦(5年)▽銀賞=笹谷恵莉(4年)大脇愛菜(6年)◆西春近南▽金賞=小田切柚(5年)▽銀賞=北林末希(4年)◆西春近北▽金賞=中谷梨沙(6年)▽銀賞=竹内杏希望(4年)小田部空(5年)◆高遠▽金賞=小松みか(6年)▽銀賞=竹松祐子(4年)◆高遠北▽金賞=伊藤佳央(6年)▽銀賞=北原綾佳(6年)◆長谷▽金賞=伊藤千夏(6年)中島大希(6年)◆宮田▽金賞=下平まどか(6年)▽銀賞=倉田光輝(5年)市瀬里緒(6年)吉水梨紗(4年)斉藤輝(6年)◆赤穂▽金賞=坂佳純(6年)▽銀賞=竹沢萩野(6年)山林安優美(5年)芦部瑞穂(6年)唐沢里菜(4年)◆赤穂東▽金賞=今井美月(6年)▽銀賞=松崎瑠音(4年)長島花奈(5年)勝又文香(6年)◆赤穂南▽金賞=芦部夢乃(6年)▽銀賞=青木崚(6年)森岡里奈(5年)◆中沢▽金賞=下平真美(5年)▽銀賞=林華夏子(6年)◆東伊那▽金賞=福沢弘樹(5年)▽銀賞=赤羽佳子(6年)◆飯島▽金賞=初崎采佳(6年)▽銀賞=熊谷真希(6年)山谷聖也(5年)袖山慎二郎(4年)◆七久保▽金賞=上原杏奈(6年)▽銀賞=上山千夏(4年)◆中川西▽金賞=荒井麻有(6年)▽銀賞=丹羽優花里(6年)◆中川東▽金賞=高木香代(6年)▽銀賞=三石有貴(6年) -
伊那市の女子ソフトボールチーム「サンフラワーズ伊那」
伊那市のソフトボールチーム「サンフラワーズ伊那」(野溝和男監督)は、22竏・5日、青森県三沢市で開かれる、第20回全国スポーツ・レクリエーション祭の女子ソフトボール競技に県代表として出場する。スポレク祭への参加は8年ぶり5回目となる。
「サンフラワーズ伊那」は、本年で創部33年目。監督の野溝和男さん、妻で現役選手の和子さん=ともに西春近=が発足した市内の古豪チームだ。これまで「レディース」(18歳以上)「エルダー」(35歳以上)「エルデスト」(50歳以上)のほか、スローピッチなど各種大会で活躍してきた。
ソフトボール経験者から入部後に競技を始めた人までの18縲・2歳の約20人で構成し、週2回の練習でチームワークを磨いている。ここ2、3年で10縲・0歳代の若手選手が加わり、チームは活性化した。中には、親子でバッテリーを組んでいるメンバーもいるという。
72歳で現役の野溝和子さんは「チーム名のサンフラワー(ヒマワリ)の花言葉のように強くて、明るいチーム。チームワークはよく、最近は粘り強さも出てきた」。
全国スポーツ・レクリエーション祭は、勝敗のみを競うのではなく、気軽にスポーツを楽しみ、交流を深めることが目的。1988(昭和63)年から各都道府県持ち回り方式で毎年開催される生涯スポーツの一大祭典だ。
女子ソフトボール競技は、35歳以上(エルダー)の選手が対象。「サンフラワーズ伊那」は、本年5月中旬にあった県エルダー大会で上位成績を収め、県協会の推薦により5回目の出場を決めた。48縲・2歳のメンバー11人が参加する。
競技は各都道府県代表が集まり、予選リーグ、決勝トーナメントを繰り広げる。「サンフラワーズ伊那」は初戦、高知県と茨城県の勝者と対戦する。
主将の渡辺久栄さん(52)=東春近=は「攻守のバランスが取れたチーム。コントロール重視のエースを中心とした堅実な守備と、上位から下位までまとまって打てる打線が特徴。参加する以上は優勝する意気込みで頑張ってきたい」。
また、「サンフラワーズ伊那」は、10月12縲・4日、伊那市内6球場である、50歳以上の選手による「第6回全日本エルデスト大会」に県代表として出場する。全国から38チームが集まり、トーナメントを展開。初戦は青森県代表「青森ねぶた」と戦うことが決まっている。 -
第117回秋季北信越高校野球県大会 22日開幕
第117回秋季北信越高校野球県大会は22日に開幕し、県営上田野球場、長野オリンピックスタジアム、小諸南城公園野球場の3会場である。県内4地区の各予選を勝ち抜いた計16校が、上位3校が出場できる北信越大会(10月13竏・6日・福井県)を目指して戦う。
組み合わせ抽選会は18日、県校野連事務局の屋代高校であり、別表の通りに決まった。地球環境(東信3位)、小諸(東信4位)が初出場のほか、久々の県大会となる学校もある。
3季ぶり優勝、2季連続の出場となる辰野の初戦は小諸が相手。勝ち進めば松本美須々(中信3位)と飯山南・飯山(北信2位)との勝者と戦う。南信3位で4季ぶりの出場を決めた伊那北は、松本工業(中信2位)と対戦。勝てば中野西(北信4位)と佐久長聖(東信1位)の勝者と顔を合わせる。
24日休養日、27日予備日の日程で繰り広げ、順調に消化すれば25日に準決勝、26日に決勝と3位決定戦がある。 -
駒ケ根市町二区市政懇談会
駒ケ根市の町二区(柏原孝従区長)は18日夜、中原正純市長や市の職員らを招いての市政懇談会をふれあいセンターで開いた。区民約50人が参加し、市政に対して日ごろ感じている疑問や要望などをぶつけた=写真。
自治会への未加入者が多い現状と今後の加入促進対策について質問が出たのに対し清水亀千代総務部長は、町二区の1323世帯中、未加入は941世帯で加入率は71・1%竏窒ニ説明した上で「市全体としても大きな課題。現在、転入者に対してチラシを手渡したり口頭で加入を強く呼び掛けるなどの対応をしている。策定中の『まちづくり基本条例』では市民の責任を明確に示したい」と述べた。
給食費の滞納が上伊那の中でも多いといわれる問題についての質問に対し滝沢修身教育次長は「滞納率はともかく金額は確かに多い。教育委員会として滞納整理に当たっているが、今後は一度滞納したら現金で支払ってもらうこととしたい。給食費は税金ではないので差し押さえなどはできないが、収納率を上げる体制を整えていきたい」と回答した。 -
伝統工芸士作品コンクール特賞
1910(明治43)年に創業し、伊那紬(つむぎ)のブランドで全国に知られる駒ケ根市の久保田織染工業(久保田治秀社長)の着物作品「夕暮霧雨」=写真=が、9月に行われた第7回関東伝統工芸士会作品コンクール(関東伝統工芸士会主催)で最高賞に次ぐ特賞に選ばれた。同社の作品は昨年の同コンクールで初入賞を果たしたが、特賞の受賞は初めて。
「手技の夏」をテーマに行われたコンクールには関東地区の紬産地から31点が出品され、作品の出来栄えが審査された。「夕暮霧雨」は、霧雨の降る湖が次第に暗くなってゆく夕暮れの様子を表現したという。久保田社長は「織り方や糸の作り方にもこだわって仕上げた柔らかい手触りと風合いこそが、よそにはないうちの品の特徴。化学染料とは違う草木染めの色も深みがある。さらに良い作品を作って、来年は最高賞を狙いたい」と話している。 -
伊那中央病院の施設改修の必要性を確認
地域の安定的な医療確保を図るため、医療問題を研究し、解決案を検討する上伊那医療問題研究会の第2回会議が18日夜、駅前開発ビル「いなっせ」であった。医師不足に伴う産科問題対応で、伊那中央病院(伊那市)の施設改修の必要性を確認した。
来年4月、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の常勤産科医がいなくなることから、産科診療を休止せざるを得ない状況で、受け皿として中病が施設整備を検討。陣痛待機室や分娩(ぶんべん)室の増設、監視モニターの設置など病棟改修に加え、パンク状態になっている外来診察室を増築する必要がある。改修費用は1億200万円と試算する。
中病を運営する3市町村以外の市町村関係者から「喫緊の課題。中病の増設をお願いしたい」「住民に不便を来たさないようにしてほしい」など改修を求める声が挙がった。
施設改修に対する県の財政支援はない。費用負担は課題で、中病だけに任せるのではなく、上伊那医療圏の問題として考えることにした。県にも助成を要請していく。
昭和病院は来年4月以降、非常勤医師が検診で対応し、中病で出産する方法を調整中。院内産院設置の可能性も検討しているが「医師がいないと難しい」としている。
委員は公立3病院事務長、各市町村担当課長、上伊那医師会事務長らで、今回から消防組合関係者を加えた。
次回は10月上旬を予定している。 -
07年地価調査結果を公表
県企画局は19日、07年地価調査の結果を公表した。上伊那では、住宅地、商業地とも平均変動率が下落。下落幅が最も大きかったのは辰野町で、住宅地で4・1%、商業地でマ5・5%のマイナスとなった。
調査は07年7月1日を基準日として県内の469地点(上伊那では38地点)で実施。
各市町村の下落率は住宅地で伊那市2・3%、駒ケ根市2・4パーセント、辰野町4・1%、箕輪町2・7%、飯島町1・7%、南箕輪村1・7%、中川村0・2%、宮田村2%、商業地で伊那市5・4%、駒ケ根市4・6%、辰野町5・5%、箕輪町4・8%、飯島町2・7%、南箕輪村4・5%(基準地のない中川村と選定替を行った宮田を除く)竏秩B県平均は住宅地2・3%、商業地3・1%の下落となっている。
下落幅が最も大きかったのはマイナス5・5%だった辰野町宮木区の商業地域で、基準値1平方メートル当たりの価格は4万4600円。次いで下落率5・4パーセントとなったのは伊那市山寺区八幡町の商業地域と同市下新田区の商店地域で、それぞれの基準値1平方メートル当たりの価格は6万7900円、5万5900円となっている。 -
三日町の介護予防拠点施設完成
名称「げんきセンター南部」に箕輪町が三日町のデイサービスセンターゆとり荘南側に建設していた介護予防拠点施設が完成し、公募により名称が「げんきセンター南部」に決定した。18日の町議会全員協議会で町が報告した。
名称の応募総数は56件。「げんきセンターは町民へも浸透しており、シンプルでわかりやすく、親しみやすい」という理由で選定したという。
新施設の整備は、06年度地域介護・福祉空間等整備事業。高齢者らの健康を増進するため、体力づくりと寝たきり予防の知識を普及し、高齢者の自立と生活の質を確保し介護予防を推進する目的。
筋力トレーニング機器を配備し、みのわ健康アカデミー卒業生の継続トレーニングと、町民を対象に一般開放し健康づくりの推進を目指す。アカデミー卒業生が「みのわ健康サポート隊」として運動指導をサポートするほか、介護予防についての講座を開く。10月、みのわ健康サポート隊結団式(開所式)を開く予定。
施設の建築面積は241・60平方メートル、鉄骨平屋建て。事業費は5287万9480円(補助4914万円)。
トレーニングルーム、受付・事務室、トイレ、更衣室(男・女)、休憩スペース、倉庫があり、床暖房をトレーニングルーム、ホール、事務室、トイレ、玄関に設置。高度大成分分析システム機器1台、トレーニング用のバイク5台、トレーニングマシン6台などを設置している。 -
宮田観光開発依然として赤字も収益改善
4期連続の赤字から脱却し黒字への転換を目指している宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は19日、4月から7月までの経常収支が1137万円の赤字だったと明らかにした。一方で赤字額は前年同期に比べ44・7%縮小し、常勤役員報酬の50%カットや購入物品の仕入原価の削減など、収益改善策の効果も現れており、村民を優待するなど、伸び悩む客の獲得へ力を注ぐ。
経営する観光ホテル、温泉施設のこまゆき荘、中央アルプスの山荘の利用客総数は、日帰りが前年同期比約10%増の4763人。しかし、宿泊は6355人と逆に1割ほど減っている。
より客単価が高くなる宿泊客の減少は売り上げ面の苦戦に直結。8月までで観光ホテルは前年同期に比べ548万円売り上げが減っており、こまゆき荘も40万円ほど減らしている。
山荘は815万円ほど増やしており、他の減少をカバーする格好にもなっている。
ただ、7月末から開設したホームページの予約が1カ月余りで150件にのぼるなど好調。
団体ツアーに頼らない個人客の獲得に向けた取り組みも徐々に効果を現しているといい、シーズンオフの誘客も含めて改めてサービスのてこ入れを図る。
また、収益改善を受けて、村民に温泉入浴の割引券を配布し、より地元に親しんでもらう施設運営も目指す。 -
北割区の高齢者死亡の交通事故受けて現地診断
宮田村北割区の広域農道交差点でバイクに乗った近くの女性=当時(88)=が出会い頭にトラックと衝突し死亡した8月9日の交通事故を受け18日、再発防止に向け現地診断が行われた。警察や地元関係者のほか、高齢者の事故という点を重視し、村内の高齢者クラブも参加。身体機能の衰えによる運転自粛など、周囲も含めた自覚と意識の徹底を中心に意見を交わし、安協宮田支会は高齢者への声かけ訪問を全村で実施する考えを示した。
現場は一時停止標識が設置された見通しのよい交差点。バイクの女性は農道を東から西に横切ろうとして、伊那市方面に向っていたトラックと衝突した。
診断で山本修作駒ケ根署長は「高齢の方が自ら決断して運転をやめるのは難しい。これ以上無理だと判断したら家族、地域の人が止めてほしい」と指摘。
県警中南信運転免許センターの小林富勇所長は今年の県下交通事故による死者の半数が65歳以上と報告した。
さらにその半数近くが車やバイクを運転していて事故に遭ったと示し、「今回も県下で多発しているパターンと同じ」と語った。
席上、安協宮田支会の橋爪利夫支会長は21日から始まる秋の交通安全運動期間中に、啓発チラシを全戸配布し、高齢者宅へは各地区の会員が訪問して声かけを行うと説明。
宮田村駐在所は、村内全区長に高齢者参加のミニ集会開催を呼びかけており、今回の事故や免許と身体機能の関係などについて、お年寄りと直接対話していきたい考えだ。 -
公民館ヨガ教室が閉講
宮田村公民館のヨガ教室は19日、8回に渡る本年度全日程を終え閉講した。約30人が3カ月余りに渡って自身の体と向き合ったが「今後も続けていきたい」と好評だった。
国際ヨガ協会伊那学園の三澤裕子さん、壬生美代子さんを迎えて2年目の講座。女性にまじって男性の参加者もあり、呼吸しながら体をストレッチするヨガの世界にふれた。
この日も心地良い汗を流し、最後に三澤さん、壬生さんは「継続が力になる。これからも続けていって」と呼びかけた。
受講者の有志からは、自主サークルをつくって活動を継続しようという話しも。
公民館は来年度も開講を予定している。 -
新設の環境担当係長に浦野氏、地球温暖化対策を強化
宮田村は19日、10月1日付けの人事異動を内示した。地球温暖化対策を強化するため、住民福祉課住民生活係に環境担当係長を新設。浦野康之氏(45)が総務課企画情報係から昇格し、就任する。
村の環境基本計画の策定などを控えており、世界的な問題でもある温暖化対策の責任者として担当。浦野氏は「今までとは違う分野の業務だが、大切な問題であり頑張って取り組みたい」と話した。
その他の異動内示者は次の通り。カッコ内は旧職名。
▽総務課企画情報係=松下宏(住民福祉課住民生活係)▽住民福祉課住民生活係=紫芝恵美(教育委員会付) -
南極の氷が飯島小、中に届く
南極の氷が届いたよ-。飯島町の飯島小学校と飯島中学校に19日、南極観測船「しらせ」が南極から運んできた貴重な南極の氷が届き、子どもたちを喜ばせた。
このうち、飯島小学校では体育館で全校児童に披露。子どもたちはクーラーボックスから取り出された縦10センチ、幅20センチほどの氷の固まりを見て「わあ、すごい!」と歓声を上げた。
氷は町出身で飯島町中町在住の自衛隊長野地方協力本部、伊那地域事務所の松田千眞男さんらが持ち込んだ。
松田所長は飯島町担当の山浦和之さんと2人で訪れ、贈呈を前に、児童らにスライドを使って南極について話した。
この中で、松田所長は「南極観測船『しらせ』は11月に出発し、オーストラリア経由で1カ月掛かって南極の昭和基地に到着する。南極ではオゾン層や地質、生物について研究している」と説明。南極にすむクジラやアザラシ、ペンギンが紹介されると、子どもたちは興味津々の様子で画面に見入った。オーロラの写真には「きれい!」「オーすごい!」と感嘆の声が上がった。
同校ではこの氷は理科の実験などに使う計画。 -
上伊那地域犯罪被害者実務者担当者会議
上伊那地域犯罪被害者実務者担当者会議が21日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。県や市町村担当者などが集まり、犯罪被害者などの置かれている状況などについて理解を深めたほか、地域の連携強化について話し合った=写真。
同会議は犯罪被害者の支援に携わる関係機関の連携強化と担当職員の理解増進を目的として県内10地域で開催している。
研修では、犯罪被害者の置かれている状況や犯罪被害者を支援するための国や県の制度や対応についての説明があり、長野県警の女性被害犯罪捜査指導係の藤原久子さんは性犯罪被害者などの傾向から「被害に遭った人たちは事件の後、自分に対する無力感や自責感などから引きこもりがちになってしまう傾向にある」と説明。被害者と接する上では被害に遭った時に感じたような二次被害を与えないよう、被害者に対する思い込みを払拭することが重要であることなどを示した。 -
梅戸神社例祭にぎやかに
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五穀豊じょうを祈る飯島町の梅戸神社の秋祭りが15日宵祭り、16日、本祭りでにぎやかに行われた。
飯島町飯島の9耕地から子ども、大人合わせて約400人がJR飯島駅前に集合。
高張提灯を先頭に、丸提灯を付けたササを持った子どもたちが続き、広小路を「ピッピ」「ワッショイ、ワッショイ」と練り歩き、提灯が点る参道に。耕地ごと拝殿に向かって、鈴を鳴らし参拝し、万歳三唱をした。
この後、神殿では厳かに巫女による「浦安の舞」の奉納。
また、飯島運動場では花火大会、次々と打ち上げられる大小の花火が夜空を彩った。 -
わが町を花で美しく
秋花壇の主役は鮮烈な黄色のマリーゴールドと真紅のサルビアである。縁取りや模様付けに使われる青紫色のアゲラタムは名脇役、その3種類の花だけで構成した飯島文化館のプランター花壇、今年も金賞に輝いた。マリーゴールドやサルビア、アゲラタム、センニチコウ、インパーチェンスなど色とりどりの花を咲かせる「岩間花の会」は長年の苦労が報われ、初の町長賞に輝いた。飯島町の「わが町は花で美しく」推進機構(花機構)の「花のある風景づくりコンクール」には個人の部5点、地域の部13点、事業所の部3点の合わせて21点がエントリーした。この中から、町長賞、金賞、銀賞、努力賞など受賞花壇を紹介する(大口国江)
##(中見出し)
「わが町は花で美しく」推進機構(花機構)
「花咲く美しいわが家・わが町」運動を展開し、住みよい町、美しい環境の町づくりを進めるとともに、花情報の発信などを通して町の活性化を図ることも目的に94年3月に発足した。事業は「花のある風景づくりコンクール」のほか、8月12日の上伊那で最大規模を誇る「いいじまはないち」、オープンガーデン、花のある絵募集などを行なっている。
##(写真)
【町長賞の岩間花の会】「花の種類が多く、それぞれの性質を考えながら植栽した。雨が降らなかったが、マリーゴールドはきれいに咲いて良かった(羽生冨喜江さん)」
【事業所の部金賞・飯島文化館】「駐車場から正面玄関まで長いので、花のプロムナードという雰囲気で、プランター300個を並べた。各列ごと管理者を決め、責任を持って管理している(唐沢隆さん)」
【地域の部金賞・田切公民館】「植え付け作業には子どもから大人まで百人余が参加した。作業を通じて、世代間を超えた交流の場にもなっている(井口明夫さん)」
【地域の部金賞・北河原耕地福地・街道端耕地】「初期の成長管理や追肥に配慮した。バックのネギ畑とのコントラストにも工夫した」
【個人の部金賞・土村幸子さん】「メーンのゼラニュームは暑さに負け、花数が少なく残念。色々の種類の花を1度に咲かせるのは難しい」
【個人の部銀賞・岩田典さん】
地域の部銀賞・本六老人会育成会】
【事業所の部銀賞・飯島町社会福祉協議会石楠花苑】 -
第35回伊那まつり写真コンテストで蜷川さんの作品が推薦
伊那まつり実行委員会は18日、「第35回伊那まつり写真コンテスト」の審査会を伊那市役所で開き、応募総数88点の中から伊那市の蜷川靖子さんの作品「赤いハチマキ 赤い扇」を最高賞の推薦に選んだ=写真。
昨年は伊那まつりが中止となったため、写真コンテストも2年ぶり。今年の伊那まつりを撮影した作品を一人5点までで募集したところ、上伊那在住の22人の応募があった。
審査には、同委員会総務・広報委員会のメンバーのほか、実行委員長やカメラ関係者など7人が参加。▽伊那まつりであることが分かること▽楽しげな雰囲気が伝わってくること竏窒ネどを見ながら、入賞作品5点、入選作品20点を選出した。
審査に加わったマスダカメラの増田稔さん(46)は「推薦の作品は、あちら側の列の踊りの様子を手前側の列で踊る小学生らが休みながら見学している。構図的にも面白いしバランスもいい」と話していた。
今回の応募作品は25日から10月5日まで市役所1階の市民ホールに展示するほか、入賞作品は来年度のまつり用パンフレットなどに用いられる。
入賞者は次のみなさん。
◇推薦=蜷川靖子(伊那市日影)
◇特選=酒井幸一(伊那市西春近)
◇準特選=加藤平治(南箕輪村田畑)久保田昌弘(伊那市西箕輪)牛山理(伊那市西町) -
第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会で優勝
箕輪工業高校1年
井上大樹君(16)初めてのロボット作りは楽しかった竏秩B
今月1日、日本工業大学(埼玉県)が開催した「第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会」に自身で製作したマイクロロボット“Robot Industries1号”とともに出場。全国から集まった約100台のロボットを抑えて優勝した。
大会は2・54センチ角しかない“1インチロボット”がコースを周回するタイムを競い合うというもの。競技者は主催者から事前配布されたキットを使ってロボットを製作し、中に組み込むマイクロコンピューターを調節して、黒いケント紙の上に描かれた5ミリ幅の白いラインの上を正確かつ迅速に追跡するようにしていく。
「優勝できるとは思わなかったので、嬉しい」と笑顔を見せる。
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“ロボコン”ってどんなことをやっているのだろう竏秩Bそんな興味から、友人2人を誘って大会へのエントリーを決め、8月上旬からロボット製作を開始した。ロボット製作は初めてだったが、電子工作などではんだ付けなどは経験したこともあり、ほどなくしてロボットは完成した。早速動かしてみようとスイッチを入れたが、動かない。もともと大学から配布されたキットは、ただ組み立てただけでは動かない代物。そこからプログラムを調整する作業が始まった。
最初は動かないロボットを動くようにするにはどうすればいいか、次は少しずつ動くようになったものを早く走らせるには竏窒ニ、考えながら、調整用のコースを何度となく走らせた。
「どう走らせればいいのかということを考えて、プログラムを作るのは初めての経験だった。やっているうちに新しい発見もあり、動くようになるマシーンを見るのが喜びになった」と振り返る。
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伊那区域を基準に、上下水道料金を改定
伊那市の上下水道事業運営審議会(福沢良一会長、18人)が18日、浄化監理センターであった。合併に伴う水道料金・下水道使用料の改定について、算定方法の統一と段階調整を諮問。伊那区域に変更はなく、高遠町・長谷区域は伊那区域との差額の2分の1を目安に詰める。答申は10月中旬を予定。
水道料金は、合併協議で「現行のまま新市に移行し、合併後6年目(11年度)から統一料金とする。住民負担の急激な変化を避けるため、段階的に調整する」となっている。昨年度の審議会で、伊那区域の料金を基準に、08、11年度の2回で統一することを確認している。
小坂市長から諮問を受けた委員は諮問内容を協議。上下水道事業の経営状況の報告も受けた。
一般家庭(4人家族)の標準的な使用水量(1カ月約20立方メートル)の上水道料金は伊那が3280円で、高遠町が現行に比べて56円増の3210円、長谷が304円増の2970円とする。伊那区域と同じ算定とするため、高遠町・長谷の基本料金に口径を新たに設けた。下水道使用料は伊那が3100円で、高遠町が118円減の3300円、長谷が78円減の3350円。口径別、使用水量によって増減がある。
06年度実績をもとにした改定後の試算(2カ月分)は、上水道料金が660万円、下水道使用料が500万円の増額をそれぞれ見込む。
高遠町・長谷の地域協議会で水道料金の改定案をそれぞれ説明する。
答申後、市議会12月定例会に条例改正を提案。可決されたあと、住民に周知し、来年4月から施行する。
06年度末の滞納額は1億7500万円。滞納する理由がないなど悪質なものが多い。