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駒ケ根ソースかつ丼会総会
駒ケ根市内の飲食店などで作る駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)は18日、07年度総会を同市の商工会館で開いた。会員など約20人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案、役員人事を承認した=写真。
ソースかつ丼の認知度アップのため同会が3年越しで取り組んできた「駒ケ根名物ソースかつ丼」、「駒ケ根ソースかつ丼」の商標登録については、再三の申請にもかかわらず許可が下りないため登録は見込み薄竏窒ニの判断から今後申請しないことが報告された。商標登録に代わる新たな方法として何らかの地域ブランドの取得を研究、検討していく。
自慢のソースかつ丼を引っさげて同会が今年初めて参加したB級グルメの全国フェスティバル「第2回B竏・グランプリ」(静岡県富士宮市)で8位と健闘した模様が現地での映像を交えて報告され、会員らはソースかつ丼の好評ぶりを見て将来の展開にあらためて自信を深めていた。 -
箕輪町議会一般質問(2)
◆ごみ減量化対策強化のための生ごみ回収について丸山善弘議員が質問した。
平沢豊満町長は、「環境委員会で十分検討いただき、モデル地域を作って町全体に通用するシステムづくりが必要と思う。シミュレーションをしないと問題が見えない。現段階では先進地を勉強し、システムづくりをしていく」と答えた。
◆雨水排水対策について複数の議員が質問した。春日巌議員が尋ねた木下南部信号機付近の対策について町長は、「1千万円の予算で排水路も含め今年改修する。大変遅くなって申し訳ない」と述べた。07、08年度に全町的な雨水排水計画をまとめ09年度から取り組む計画だが、「緊急性の高いものは計画を立てながらでも対応する」とした。 -
南箕輪村図書館06年度利用まとめ
南箕輪村図書館は、06年度の利用状況をまとめた。利用者数、貸し出し数などいずれも前年度をわずかだが上回り、多くの住民が利用した結果となった。
所蔵資料は6万9348点。開館日数は291日。
住民一人あたりの利用率は2・46(前年度2・42)。1日平均利用者数は120人(前年度118人)。村民1人あたりの貸し出し数は8点(前年度7・8点)。1日平均の貸し出し数は388点(前年度378点)。
利用の傾向は幼児、中学生が減少し、20、50、60歳代が増えた。貸し出しは前年度と比べビデオが減り、本が増えた。図書館では「若いお母さん、団塊世代の利用が多くなった」とする。
同館の利用率は県内図書館の中で上位に位置し、開館以来、利用率を維持している。図書館では一層の利用を呼びかけている。 -
クジャクサボテン栽培
南箕輪村
北原喜美子さん玄関ポーチの両側にクジャクサボテンの鉢植えがずらりと並び、手のひらほどもある大輪の花が、訪れる人を出迎えてくれる。
「花はいいよね。育てればそれだけ答えて咲いてくれる。家族だけでなく、来た人が見て『いいね』と言われるとうれしい」
花が大好きで、何種類もの花の鉢植えが並び、庭も花や木々、山野草であふれている。その中でも一際目を引くのが、今を盛りと咲くクジャクサボテン。花芽が1鉢に15個から20個つき、1輪は3日間咲く。今年は例年より10日ほど開花が遅れたというが、次々と咲き、華やかな雰囲気を作り出している。
育て始めたのは10年以上前。購入した1鉢を大事に育て、挿し木を繰り返し、今では50鉢にも増えた。この間、サボテンの花の豪華さを知り、欲しいという人にわけてあげた。今年もすでに幾鉢もあげたという。
「あまり過保護に育てるとよくない。1鉢にいくつもつぼみをつけるようにするのはズクがいるけど、育て方は私流。一つは勘かな」
水遣りは根腐れしないように3、4日に1回。11月から3月ころまで水遣りを一切止め、家の中で管理する。水を切るタイミングを失敗すると花芽がつかなくなり、見極めは経験がものを言う。
「大変なのは冬の管理。寒さに弱いから、あまり寒いときは花のためにヒーターをつけることもある。人間は寒さを我慢してもね」
温度変化にも敏感で、鉢を外に出す時期が早いと、せっかくのつぼみが落ちてしまう。「花が落ちるのは本当に切ない」ので、時期にも注意を払う。
鉢の植え替えや、冬越しのため鉢を2階の部屋に運んだり、春に下ろすのも大変な作業。「肩が痛くてね。痛いとか、重いとか言いながらやるの。私が目をかけないとだめになってしまうからね」
以前、月下美人を育てていた。一夜限りの花。「1日ではかわいそうでね。クジャクサボテンは3日は咲くから、これのほうがいいかな」と、今はクジャクサボテンに専念。4種類あるが、中でも淡いピンク色の花がお気に入り。「優しくて、ちょっと品があるでしょ」と、愛しそうに見つめる。
「孫が花を見たら喜んでね。自分の子育てのときは子どものけがより花のほうが大事なときがあったけど、孫はかわいくて…」。今年は孫と接する時間が長く、花にかける時間が少なかったというが、クジャクサボテンは、優しい光となって家族を包むかのように切れ間なく花開いている。(村上裕子) -
練習成果を壮行会で披露・伊那消防署
伊那消防署で19日、同署から県消防救助技術大会(23日・長野市、県消防学校)に出場する選手のための壮行会があった。出場者らは4月中旬から積み重ねてきた練習の成果を伊那消防組合長の小坂樫男伊那市長らの前で披露した=写真。
2人が空気呼吸器を装着し、塔上のスタート地点より下り、要救助者を抱えて搬送・救出する5人一組の「引揚救助」を発表した。同署は昨年、安全・確実性、所要時間を評価する同競技で県内8本部中4位を獲得している。
小坂市長は「大会で日ごろの練習成果が十分に生かされることを願う」と激励。救助隊の山岸浩示隊長は「伊那消防署の名に恥じない成績を残してきたい」と決意表明した。
壮行会では、高遠消防署の「ほふく救出」に出場する選手らの紹介もあった。
伊那市など4市町村でつくる伊那消防組合管内の署から県大会の種目「引揚救助」「ロープブリッジ救出」「ロープブリッジ渡過」「ほふく救出」など4種目に5チーム、13人が出場する。 -
記者室大口
子どもの頃、池の側に古いバラの木があった。花は大輪、桃紅色の花びらが幾重にも重なり、香りも強く、とげも大きかった。先日、思い出の中に咲くバラとそっくりの花を見かけた。オールドローズの1種かと思うが、剣咲高芯のモダンローズを見慣れた目には、ひどく新鮮で懐かしく写った▼花を買う余裕などない貧しい家庭だったが、ある日、3人の娘に母は好きな色のバラの苗を買ってくれた。1番上の娘は黄色、真中は真紅を、1番下の甘ったれはピンクを選んだ。歳月が流れ、母が亡くなり、3人は集まり「あのバラ、どうなったのだろう」という話に。そんなバラにまつわる素敵な話を聞かせてもらった▼バラは素敵。それぞれのバラ物語があればもっといい(大口国江)
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園児をイチゴ狩りに招待
中川村横前のアクアロマン(宮崎博美社長)は18日、片桐保育園の園児約70人をイチゴ狩りに招待した。
年中、年長園児は園から歩き、年小組はバスでイチゴ園に到着。 早速、ハウスに入場、緑濃い葉を茂らせ、白い花咲く中で真っ赤に熟したイチゴ「章姫」を摘み取りほおばった。
園児らは手を伸ばして、3L、4Lと大きいイチゴを見つけては、「甘いね」「おいしいね」と次々と口に運んだ。
また、へたを入れた紙コップを見せ合い「こんなにたくさん食べた」「もう、お腹がいっぱい」と大満足のようすだった。 -
宮田村が正規職員の採用を再開、保育士は6年ぶり
宮田村は一般事務職を2年ぶり、保育士は6年ぶりに正規職員の採用を再開する。村の財政事情や行政改革に伴い臨時職員などで補ってきたが、年齢構成などを加味。「組織、サービスを維持していくため、今後も隔年採用程度で対応していければ」と村は話している。
現在、村の保育士は正規職員25人に対し、臨時職員15人、パート12人の構成。正規の大半は30歳以上となっており、今後に向けた採用となる。
受験資格は保育士、一般事務ともに村内居住者または両親などが村内に居住し、採用後に村内に住むことが確実な人。
保育士は1984年4月2日から88年4月1日までに出生の有資格者(取得見込み含む)、一般事務職は84年4月2日から90年4月1日までに出生の高卒程度で、ともに採用人数は若干名。
教養、作文などの一次試験は9月16日、二次試験は面接で10月11日に行う。
受け付け期間は8月1日から14日までで、村総務係に備えつけてある申込書、履歴書などを同係に持参、または郵送する。 -
ツバメの生活見て感じて、宮田小2年2組
宮田村宮田小学校2年2組は、ツバメの調査を始めている。19日には学校近くのスーパー「こいち」の軒先にある巣を双眼鏡などを使って観察した。
ヒナのために絶え間なくエサを運び込む親鳥。子どもたちは「口を開けて待ってるよ」「親が来なくなった」と、つぶさにツバメの行動を見続けた。
「4羽いる」「いや5羽だよ」。目で見て、肌で感じた鳥の様子を熱心にスケッチする姿が。一方ではずっと双眼鏡をのぞき込み、放さない児童も。
入学当初の昨年から野鳥観察に取り組む同学級。担任の原一彦教諭は「子どもたちのモノを見る目はこの1年で大きく成長したと思う」と話す。
ヒナが巣立つまで観察を続ける予定。さらにアンケート調査などを通じて、村内のツバメの巣マップも作りたいと夢も広がる。 -
宮田小PTA、子どもの人権考えるワークショップ
子どもたちの人権をその立場になって考えるワークショップが18日夜、宮田村宮田小学校であった。同小PTA父親母親委員会(奥原忍委員長)の主催で保護者ら約70人が参加。日常生活を取り巻くあらゆる・ス暴力・スについて理解を深め、子どものSOSを感じ取る大切さを学んだ。
人権問題を考える中南信の市民グループ「CAPかたつむり」が、簡単な劇などをはさみながら子どもを取り巻く問題を提起。
参加者は小学校4年生になりきり、いじめなどの暴力について考えを深めた。
人間には危険を避け、自分を守る能力が生まれた時から備わっていることも再認識。
言葉や行動などで危険信号を出している子どもに対し、大人がいかに耳を傾け、一緒に考えることができるか自身に置き換えて見つめ直した。 -
おいしい名水地ビールに期待ますます、梅が里麦酒仕込み
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会と村内酒販店が共同企画した名水地ビール「梅が里麦酒」の仕込みが16日、製造委託先の南信州ビール駒ケ岳醸造所=新田区=であった。麦芽の甘い香りが立ちこめ「お酒の神様が降りてきた。美味しいビールに仕上りそう」と、企画スタッフも作業に加わった。
同委員会の田中一男さんと、酒販店活性化委員会の細田健一さんが醸造所を訪れ、仕込みに立会った。
近くにある梅公園で湧く地下水をタンクに貯蔵。沸騰させて粉砕した麦芽を混ぜた。
作業を見守った田中さん、細田さんは「夢が実現できるのかと思うと、本当に楽しみ」と話した。
梅が里麦酒は、昨年7月豪雨の通行止めで採水困難により今期は製造を休止した「伊勢滝の風」に続く、村内名水地ビールの第2弾。
7月6日に発売するが、来年以降は梅が里を春の花見時期に、伊勢滝の風を夏に販売しようと夢もふくらんでいる。
価格は330ミリリットルで500円。取り扱いは村内の酒販店6店舗のみで、3千本を限定販売する。 -
問屋の歴史後世に
明治初期まで高遠藩の命により旧伊那街道・伊那部宿の問屋役を務めてきた家系の根津さつ子さん(85)=伊那市西町=が19日、屋号札などの所蔵品を同市に寄贈した。親せきらと一緒に市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄贈品約40点を披露=写真。市はこれらの品を同地区の旧井沢家住宅で保管していく考え。
根津家は1691(元禄4)年から明治初期にかけて問屋役を務めた家系。その役割として、大名、旗本、幕府人などの通行人や公用の荷物、文書の伝達をした。郵便制度が制定された1872(明治5)年には、伊那地区最初の郵便取扱所になったという。
寄贈品は屋号札をはじめ、「問屋印」「郵便御用辞令(書状)」「製薬秘伝書」などの貴重品ばかり。大名や旗本の宿泊所として利用のあった問屋ならではの品として、飯田藩主や伊那県初代知事などの名前が入った「宿札」も寄贈した。
根津家11代目の夫・清志さんが昨年秋に他界し、さつ子さんは今後の活用方法として所蔵品の保存、管理、活用を依頼する形になった。さつ子さんは「後世に問屋の歴史が有効活用されれば本望。主人が残してくれた品を皆さんに見てほしい」と話した。 -
ミヤマシロチョウを守れ!!
伊那市は18日、同市高遠町の入笠山で、県天然記念物のミヤマシロチョウ(シロチョウ科)の食草であるメギの苗木100本を植栽した。高遠、高遠北小学校の4年生計65人と県自然観察インストラクターの征矢哲雄さん(77)=南箕輪村=らが実施。児童たちはメギ特有の鋭いとげに注意しながら丁寧に植えていった=写真。
ミヤマシロチョウは絶滅が危惧(ぐ)される標高1400メートルから1800メートルに生息する高山蝶(ちょう)。7月中旬から8月中旬まで舞い、1匹辺り150個を産卵する。幼虫期にはメギやヒロハヘビノボラズの歯を食べて成長する。
征矢さんによると、7年前、動植物や地質などの自然環境基礎調査で入笠山に生息するミヤマシロチョウの激減を確認。5年ほど前から旧高遠町と協力し、環境保全への意識を高めるための学習会を開始し、毎年、100縲・00本のメギの苗木を植栽してきた。
「入山する観光客が増え、とげのあるメギが伐採されたことやミヤマシロチョウが乱獲されたことが減少の原因」と征矢さん。「直ぐ蝶は増えないかもしれないが、行動を通して郷土の自然の大切さを実感してほしい」と呼びかけた。
児童たちは、掘った穴の中に肥料を施し、高さ50センチほどの苗木を植栽。高遠小学校の米山優哉君(9つ)は「ミヤマシロチョウは図鑑でしか見たことがなかったので、これできっと本物が見れるはず」と話した。 -
ギンリョウソウが群生
花のオバケ!?竏秩B伊那市西箕輪の経ヶ岳植物園に向かう道沿いで、腐生植物の希少種「ギンリョウソウ」が群生している=写真。
“ユウレイタケ”の別名を持つギンリョウソウ。葉緑素を持たず、自身で栄養素を構成することができないため、根の回りに菌糸をすみつかせ、その消化物を栄養としている。
近くに住む白鳥由利さんが写真仲間とともに経ヶ岳植物園に入ったところ、大量に群生するギンリョウソウを発見した。場所は羽広荘から約200メートルほど林道を進んだ右手で、ちょうど今が見ごろだという。
白鳥さんは「最近ではあまり見られなくなっていたが、今年の数は昨年の倍はある。1本や2本くらいなら自宅の裏山でも見ることがあったが、あれだけ一度に見られるのは珍しい」と話していた。 -
詩吟楠洲流竜西吟詠会第45回発表会
詩吟楠洲流竜西吟詠会の第45回発表会が17日、伊那市のJA上伊那本所であった。伊那市竜西地区の会員165人が日ごろの成果を発表。互いの吟を披露し合った=写真。
毎年同流派が地区ごとに開催している大会で、それぞれのレベルに応じた各部門ごと、上位入賞者を決定する。
今回は16縲・8歳の参加者が出場。特別吟の部では記念大会や全国大会に出場、入賞した各地区の吟者が吟じたほか、5年前から詩吟を続けているという高校生の唐木さやかさん(16)は、「九月十三夜陣中の作」を披露し、会場を楽しませた。
そのほかにも、吟とともに剣や扇を持って踊る剣詩舞などの発表もあり、見る人を楽しませていた。 -
第83回伊那美術展
伊那美術協会による第83回伊那美術展が24日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。日本画、洋画、彫刻、工芸の各部門に寄せられた203点の作品が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同美術展は上伊那地区の高校生以上を対象として開く公募展。全国展に出展するための作品を出展している人も多く、展覧会のレベルは年々上がっているという。
今回最優秀の伊那美術協会賞を受賞した箕輪町の柴光子さんの油彩「大地・私のふるさと」は、自然の生命力をテーマとした作品。130号の画面の中に、チョウやその幼虫などが力強く生きる姿を映し出している。
また、高校生の作品には、その世代の気持ちや思いを率直に表現した作品も多く見られた。
入賞者は次のみなさん。
◇伊那美術協会賞=柴光子(箕輪町)
◇伊那市長賞=唐沢弥生(伊那市)
◇伊那市教育委員会賞=伊藤園子(伊那市)
◇会員佳作賞=湯沢ふき子、伊東慶久、小林洋子(以上伊那市)
◇奨励賞=下島広子(駒ヶ根市)竹中俊、堀川卓司、松沢武代(以上伊那市)木下美喜男(箕輪町)
◇新人賞=畑斡子、田畑朝子、三沢正博(以上伊那市)新村雅子(辰野町)竹内義浩(駒ヶ根市)
◇ジュニア賞=野口真優子、高島千晶、伊東圭太、宮下あかね(伊那市)松田恵(宮田村) -
箕輪町図書館で朗読講座
箕輪町図書館で17日、第1回朗読講座があった。伊那朗読の会会長・小林豊子さんを講師に迎え、朗読の基礎的な技術と口のトレーニング方法などを学んだ。
同講座は朗読の基礎的な技術を習得するとともに町の朗読ボランティアなどとして活躍してもらうことなどを目的として毎年開催しているもの。今年は幅広い年齢層の主婦など17人からの応募があり、初心者も多かった。
受講者は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」や太宰治の「富獄百景」などの一節を使って読み方を練習。小林さんは息の使い方や語尾を延ばさないように意識することなどを指摘し「朗読は聞く耳を肥やすことが大切。人の読みを聞いて『こういう読みが素敵だな』と感じたら、次に自分が読む時にそれをイメージしながら読んでほしい」とアドバイスした。
講座は8月までの間に全3回開かれる。 -
伊那市ママさんバレーボール夢気球杯大会
第31回伊那市ママさんバレーボール夢気球杯大会が17日、伊那市の県勤労者福祉センター体育館であった。伊那市ママさんバレーボール協議会に登録する市内8チームが出場し、白熱した試合を展開。結果、マザーズが2年連続優勝を飾った。伊那市体育協会バレーボール部主催。
中部電力の協賛で毎年開催している大会で、予選ブロックの上位チームがトーナメント戦に進み、1位から3位までを決める。
決勝戦では、一昨年の優勝チームコスモスが優勝旗奪還を目指しマザーズと対戦。結果、2竏・でマザーズが勝利し、優勝を勝ち取った。また、3位決定戦はめぐみと東春近が対戦。2竏・で勝利しためぐみが3位となった。
結果は次の通り。
▽優勝=マザーズ▽準優勝=コスモス▽3位=めぐみ -
第4回長野県食と農業農村振興審議会上伊那地区部会
第4回長野県食と農業農村振興審議会上伊那地区部会が18日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。事務局側は前回の協議結果を受けて調整した生産努力目標案と「産業として成り立つ農業」に重点を置いた上伊那地域の発展方向を掲示。生産努力目標は前回案より1億円下方修正して257億円とした。
今回の案では、麦、大豆、そばの生産目標数量を現実的な範囲内に修正。また、ブロッコリー、アスパラ、シロネギなどといった主要品目の10アール収量も微調整した。
また、産業として成り立つ農業を目指す取り組みとしては▽新規就農者支援などによる担い手の確保▽付加価値の高い農産加工品の開発支援▽都市部の大手量販店との提携による上伊那産農畜産物の販売促進竏窒ネどを掲示。
委員からは耕作放棄地の検証と優良農地を確保していくための具体的施策を求める声があったほか、畜産飼料やエネルギー燃料などといった外的要因に大きく左右されている現状から、生産努力目標に対する外的要因の積算を問う声もあった。
7月13日に開く第5回部会で地域別展開方向案の意見集約を行う。 -
【記者室】タクシーも全面禁煙
15日から県内のタクシーが全面禁煙となった。一斉に導入したのは全国で大分県に次いで2番目。今後ほかの都道府県にも広がる動きがあるようだ。最近の嫌煙の流れは愛煙家にとって落ち武者が追い討ちをかけられるかのごとくだが、それも無理はない▼筆者も以前たばこを吸っていたが十数年前、結婚を機にやめた。やめてみて初めて、服や体に染みついたヤニの臭みに気がついた。吸わない人にとってそれがいかに嫌なにおいであるのかも…▼たばこの害については今更言うまでもないし、雑踏での喫煙や道路へのポイ捨ても相変わらず。迷惑をまき散らすのはごく少数の人かもしれないが、周囲への配慮がもう少しあったらここまで嫌われずに済んだのではないか。(白鳥文男)
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コンサートと講演会
「歌声喫茶in駒ケ根」を主催する駒ケ根ともしび歌声喫茶実行委員会は16日、2007初夏の歌声喫茶として「花と緑と歌を愛するあなたへ」と題してソプラノ歌手清水正美さんのコンサート「金子みすゞの心を歌う」と、ガーデンプランナー本橋奈津子さんの講演会「イングリッシュ・ガーデンに学ぶ」を駒ケ根市の駒ケ根高原美術館で開いた。「みんなで歌おう歌声喫茶花の歌オンパレード」も開かれ、参加者は花にちなんだ数々の歌を歌って楽しんだ。
コンサートでは昭和初期の童謡詩人金子みすゞの詩に作曲家大西進が曲をつけた十数曲を清水さんが熱唱=写真。つやのある透き通った歌声をホールに響かせた。 -
小学生大活躍 全国大会へ
小学生対象の全日本少年サッカー県大会は17日、決勝などが松本市のアルウィンであり、宮田村のトップストーンジュニアがPK戦を制して初優勝。伊那谷勢として初めて全国大会(8月8日縲恤沒⑪ヴィレッジ)への切符を手にした。将来を見すえて幼児から取り組む長期の強化策が花開き、常に高い目標を掲げたイレブンの夢が結実した。
決勝の相手は優勝候補の豊科南を撃破した長野市の裾花。再三のピンチも古河原主将が統率する守備陣が踏ん張り、ゴールを割らせずPK戦に突入した。
思いきりの良いシュートが連続して決まり、この日好セーブを連発したGK宮下は、PK戦でも反応良く得点を止める活躍で勝利の原動力になった。
「きょうのMVPは宮下とDF陣。技術もタレント性もある攻撃陣に比べると目立たないが、本当に気持ちを高めて努力した」。幼少のころから、彼らを見守ってきたトップストーンの杉本雅史理事は笑顔でたたえた。
トップストーンは、サッカーの総合クラブチームとして、幼少から社会人まで各カテゴリーのチームを持つ。
優勝を果たしたイレブンの主力は、保育園の「キッズ」や小学校低学年から加入。常に上の学年と競い合いながら、長期的な視野で実力をつけてきた。
県内64チームが出場した昨年の新人戦で優勝。イレブンは「全国」をとらえ、今大会に臨んでいた。
県のトレセンにも選ばれる得点力のあるFW木下、MF下平、三好の攻撃陣は魅力的だが、ボランチと3バックの強固な守備陣は今大会も6試合で失点2と実力を証明した。
上手なチームメイトに追いつけ、追い越せと練習を続けてきた選手たち。「集中力が高く、夢を実現させる力が彼らにはある」と細田文徳総監督は、全国の舞台でも得意のつなぐサッカーで勝機を見出す。 -
県小学生陸上 上伊那勢5人全国へ
第24回県小学生陸上競技大会(長野陸上競技協会主催)は17日、松本平広域公園陸上競技場であり、上伊那勢は女子80メートル障害の有賀菜央(辰野西6)が県小学生タイ記録を生んだ。そのほか男子は、80メートル障害女の小林英和(高遠北6)が13秒61、ボール投げの成瀬幸大(辰野西6)が64メートル43、5年100メートルの上田和矢(辰野西)が13秒71の記録でそれぞれ優勝。女子は、走り幅跳びの高井ユージン(南箕輪南部6)が圧勝した。
同大会は、県内各地区・支部の予選を勝ち上がった約1500人が出場し、全19種目で競った。男女千メートルとオープン100メートル、混合リレーを除く各種目1位は全国大会(7月27竏・9日・大阪府)、400メートルリレーの男女2縲・位と混合リレーの1縲・位は東海大会(9月9日・三重県)の出場権を獲得した。
○…女子80メートル障害・有賀菜央(辰野西6)
女子80メートル障害で13秒34の県小学生タイ記録を樹立した。上伊那大会は、予選で大会新記録を生むも決勝で転倒し、結果5位。「この間の悔しさを晴らせた」と、念願だった1位の表彰台に上った有賀の顔に笑顔が弾けた。
レースは、得意の後半の伸び上がりで他を引き離す展開。前回は隣りの選手の好スタートに動揺してしまったが、今回は「自分の走りに集中できた」と納得の走りを見せた。
県大会で自信を取り戻し、初の全国大会に臨む。「今まで頑張ってきた練習の成果が出た。全国では12秒台の記録を出したい」と気合が入る。
○…女子走り幅跳び・高井ユージン(南箕輪南部6)
高井は、あと1センチで県小学生タイ記録となる4メートル49の跳躍で優勝した。これまでの自己ベストは上伊那大会でマークした4メートル01。記録の大幅更新に「偶然かな?!」と照れ笑いを見せて喜んだ。
1回目の跳躍は緊張したため、利き足の右足で踏み切ることが出来なかった。しかし、緊張もほぐれた2回目で優勝を決める。力強く右足で踏み切ったジャンプは大きな弧を描いた。
同競技は、今春から取り組み始めたという。初めての全国大会出場にうれしさが表情にあふれる。「次の大会では(県小学生)記録を目指したい」と自信を口にする。
○…男子80メートル障害・小林英和(高遠北6)
上伊那大会で3位(14秒34)だった小林は、県大会で実力を発揮。決勝では13秒61の自己ベストを記録し「納得いく走りだった」と笑顔を見せた。
今大会予選で13秒96をマークするなど、レースを積み重ねるたびに自己ベストを更新している。「全国大会では12秒台前半を目指す」と力強く意気込む。
○…男子ボール投げ・成瀬幸大(辰野西6)
地元少年野球で投手の成瀬は、向かい風を突く、64メートル43の遠投で優勝。上伊那大会でマークした自己ベスト69メートル51には及ばなかったものの結果に満足する。
身長は147センチと小柄だが全身を使った大きな手の振りが魅力。「全国にいったら70メートル以上を投げ、3位以内を目指す」と上を見据える。
○…男子5年100メートル・上田和矢(辰野西)
13秒71の記録で全国大会初出場を決めた。予選でも一人だけ13秒台の快走に「決勝はリラックスして臨めた」と分析。前半からトップスピードに乗って、優勝を獲得した。
小学生陸上は初参加となる上田。持ち味は・ス後半の伸び・ス。「全国大会では、まずは予選突破し、13秒前半のタイムを目指す」と意欲を見せる。 -
北信越高校総体各競技結果
◆北信越高校総体各競技結果(上伊那関係分)
【陸上競技】(15竏・7日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
◇男子▽棒高跳び (4)松沢ジアン成治(高遠1)4メートル50
※松沢は全国大会(8月2竏・日・佐賀県)に出場
【ソフトボール】(16竏・7日・地球環境高校など)
◇男子▽1部1回戦=武生東(福井)8竏・伊那弥生▽同代表決定戦=伊那弥生17竏・雄山(富山)
※伊那弥生は全国大会(7月28日竏・月1日・佐賀県)に出場
【新体操】(16竏・7日・富山県射水市新湊総合体育館)
◇女子▽個人総合 (4)中沢歩(伊那西)23・075点▽同種目別ロープ (4)中沢歩(同)11・525点▽同種目別フープ (4)中沢歩(同)11・550▽団体 (1)伊那西11・125点
【フェンシング】(16竏・7日・石川県白山市若宮公園体育館)
◇男子▽団体 (1)伊那北▽個人フルーレ (4)白鳥佑弥(伊那北)▽個人サーブル (2)白鳥佑弥(伊那北)
◇女子▽団体 (3)赤穂▽個人エペ (4)三沢杏奈(赤穂)▽個人サーブル (4)北原彰子(赤穂)
【弓道】(16竏・7日・福井県立武道館)
◇女子▽団体 (1)伊那西▽個人 (3)富永芽依(伊那西)
【ホッケー】(16竏・7日・石川県立ホッケー場など)
◇男子▽リーグ戦=(5)赤穂4敗 -
箕輪町議会一般質問(1)
箕輪町議会一般質問が18日始まった。副町長2人制について平出政敏議員、寺平秀行議員が質問した。
現副町長の任期は9月30日まで。平出議員は、10月1日付の副町長の任命の人数を質問。平沢豊満町長は、「これから町民がどんな町を求めるのか確認していくつもりだが、ほかに負けない強靭なまちづくりをしないといけないと思っている。私としては現行と同じ体制で進めたい」と答えた。
寺平議員は、町民の意志確認の方法を質問。町長は、「CSアンケートを取る予定。行政施策についてもご意見を聞き、町民がしたいまちづくりを聞く予定。アンケートは具体的にはまだだが、9月に間に合うようにしたい」と述べた。
経営企画課によると、住民満足度アンケートは05年6縲・月、無作為抽出の千人を対象に実施した。今回は、町民満足度の設問27、まちづくりに関する設問1の合計28を基本に設問内容を含め実施方法など詳細を今後検討するという。 -
救助訓練班を消防長が査察
伊南行政組合消防本部は18日、飯島町本郷の南署で第26回県消防救助技術大会(23日長野市)に出場する救助訓練班(小原克幸班長、7人)の消防長査察を行なった。
査察を受けたのは、はしご登はんの浦上英穂消防士(北署)とロープ応用登はんの森岡将雄消防副士長(北署)・宮下隼消防士(南署)の3人。このほか、ロープ応用登はんに倉田祐次消防士(南署)・高柳盛一消防士(北署)も出場する。
はしご登はんはロープで命綱を作り、垂直はしご15メートル登はんする。ロープ応用登はんは、地上高15メートルの到達点まで、器具を使わずロープのみで登る。両種目とも安全確実性と所要時間を評価するもの。
査察終了後、竹上消防長は「春以来の訓練でりっぱに仕上がった。若手が新しいことに挑戦すること有意義、体に気をつけ、精いっぱい頑張って悔いのない大会に」と期待を込めた。
小原班長は「残りわずかな日数だが、最終調整して大会に臨み、訓練の成果を十分発揮したい」と決意表明した。 -
村の通知封筒とホームページに企業広告導入
宮田村は7月から、住民通知用の封筒と村のホームページに企業広告の掲載を導入する。2005年度から村の広報紙やケーブルテレビの行政チャンネルで先行導入しているが、利用が少ないため、より企業のニーズにあった媒体として拡大。「少しでも財源の助けになれば」と村総務課は話している。
当初は、住民にあてる水道料通知用の封筒で、裏面に広告を掲載する。その後は他の封筒へも順次拡大を予定。料金は枚数や使用期間によって変わる。
ホームページに掲載するのはバナー広告で料金は1カ月5千円。
厳しい村の財政状況に役立てようと導入した企業広告だが、2年間で広報紙への掲載はわずか3件で、行政チャンネルに至っては1件の利用もない状況だ。
「広報紙や行政チャンネルは企業側にとっては広告を出しにくい面があったのだと思う。封筒やホームページは、より利用しやすいと思う」と村総務課企画情報係は説明。
また、広報紙、行政チャンネルでは村内企業のみと限定していたが、封筒、ホームページは村外企業からも幅広く募る。
問い合わせは同係85・3181まで。 -
地域づくり支援事業2次分6件認定
宮田村は18日、地域づくり支援事業の第2次分の認定審査を行い、申請があった6件全てを認定した。
認定団体の内訳は昨年度からの継続事業が2件、新規が4件。
新規のうち3件は行政区でいずれも区内の安全対策。新田区の住民有志による「区有林整備等に関する有志の会」は、多目的な利活用の可能も視野に区有林、里山の整備を行う。
今回6件の交付総額は73万9千円で、予算は約40万円ほど残っている。
村総務課は「今後は予算範囲内で募っていきたい」としている。問い合わせは同課85・3181まで。認定団体や内容は次の通り。
▽ともいきの会=助け合いの地域づくりで交流会など開催▽信州みやだ梅舞会=よさこいソーラン踊りで人づくり▽町三区=危険個所の修繕など交通安全対策▽中越区=公園の木の伐採など安全確保▽南割区=川への転落防止フェンス設置による安全対策▽区有林整備等に関する有志の会=除伐や植樹、遊歩道整備など自然環境保全 -
写仏に勝利の願い込めて、河原町リバース合宿
宮田村の少年野球チーム「河原町リバース」は16、17日、町二区の白心寺で合宿を行った。写仏なども体験。寝食をともにするなかで、友情の絆を深め、心身を鍛練した。
心を静めて写仏に取り組む子どもたち。「試合に勝つ」「ホームラン打つぞ」などそれぞれ目標も書き込み、筆に神経を集中させた。
同寺での合宿は3年目。山田弘之住職からはあいさつや根性についての講話を聞き、忘れてはならない人間としての基本についても考えた。
風呂では汗を流し合い、野球談義などに花を咲かせる姿も。
4年生以上の25人はそのまま宿泊して枕を並べ、翌朝は6時に起床。みんなで体操し、つつじグラウンドに場所を移して練習を続けた。
先日の村少年野球大会で4年ぶりに優勝を果たしたリバース。24日の箕輪大会は、合宿でより一層深めた団結力で勝利を目指す。 -
かかし隊かかし手作り
宮田村公民館の親子体験教室「われら、かかし隊」は16日、25人が参加してかかしづくりに挑戦した。
各種農作物の栽培を行っている同隊。借りている田畑が鳥などの被害に遭わないようにと、昨年に引き続きかかしを手作りすることに。
古着を再利用し、子どもたちが顔などをデザイン。色なども塗ったりして、ユーモラスな2体が完成した。
「ちょっと細身だけど、強そうだ」と出来映えにも満足げ。さっそく設置した手作りのかかしに見守られながら、タマネギの収獲に歓声をあげた。