-
【記者室】“毒”は確実に効く
箕輪町郷土博物館の野草観察会。子どもから大人までが、散策しながら花や草の名前、薬草の効能などを学んだ。一緒に歩いてみたが、知っている植物はほんのわずか。新しい発見がいっぱいだった▼胃腸の薬というアキカラマツ。「そこにいっぱい」と言われてもどれのことやらさっぱり分からず、先生が手に取って「あぁ、それ」と納得する。名前と効能は覚えたものの、自分で採取となると、まず不可能に思える▼山菜や野草を利用する場合、有毒植物があるので注意が必要。観察会の資料に「無理して採らなくても命に別状はない。誤ると命に関わる」「“毒”は確実に効く」の言葉が。知識のない自分は、野草は見て楽しむ程度にとどめるのが賢明のようだ。(村上裕子)
-
国道伊那バイパス箕輪地区地権者組合、対策組合が解散へ
国道伊那バイパスの箕輪地区地権者組合と対策組合は27日、町文化センターで役員会を開き、伊那バイパスの箕輪区間が07年度内に完成の見通しとなったことを受け、両組合とも解散する方向を決めた。
国道153号伊那バイパスの工事は国庫補助道路改築事業。計画区間は伊那市美篶青島地籍のナイスロードから箕輪町の松島バイパス「木下南新町」交差点までの総延長7・6キロ。箕輪区間は約1・2キロ。
両組合は98年に発足し、伊那建設事務所に要望書を提出。箕輪区間は00年に着工した。
役員会で伊那建設事務所が現況を説明。箕輪区間のバイパス本線はほぼ完成し、残り約30メートルの区間についても来年3月までに完成する見通しを示した。
役員は、残された課題は地元の木下区と三日町区に移管して今後町と協議することとし、組合は解散の方向を決めた。
伊那建設事務所によると、伊那バイパスの南箕輪村区間は本年度、残りの用地買収と取り付け道路の改良工事、伊那市区間では用地買収に着手する計画という。 -
高遠伊那東ライオンズクラブが解散
高遠伊那東ライオンズクラブ(LC、古田順子会長、14人)はクラブ員の減少で運営が困難になり、30日をもって解散する。発足から31年間の活動を終えるが、これまで培ったLC精神を心がけていくことを確認した。
同LCは76年5月、三十数人で発足。会員は伊那市内の天竜川東側、高遠町、長谷を中心に構成され、多いときで57人が所属していた。6年ほど前から年々減り、クラブ運営に支障をきたし、活動するにも人が少なく、継続が困難となった。クラブ員の増員に力を入れたが、加入に結びつかず、本年1月から、LCの存続、解散、他クラブとの合併の選択肢の中で検討を重ねた。30年を超える活動の経過から、合併は困難として、解散を決めた。
古田会長は「桜のまち、歴史のまちとして全国に名が知られる高遠からLCをなくすことは残念。解散しても、奉仕の心を表す努力はしていきたい」と話した。
同LCは、地元企業への献血の協力をはじめ、三峰川の河川清掃、LCのPR活動などを展開。保科正之公の縁で、福島県の会津若松LCなどと友好提携を結び、交流していた。 -
聴導犬協会、施設移転で用地契約調印
宮田村内に本部がある社会福祉法人日本聴導犬協会(有馬もと代表)は27日、協会施設を町三区の村民会館隣接地に移転新築するための用地購入(賃貸含む)契約を村土地開発公社と交わした。あわせて環境面の配慮や地域貢献などを盛り込んだ協定書、覚書を村と地元町三区と締結。有馬代表は「施設は大きくなるが家族的な基本姿勢は保っていく。地域との交流も深め、親しみを持ってもらえる協会、施設にしていきたい」と話した。
協会が公社から購入した土地は562平方メートルで、賃貸は1595平方メートル。賃貸部分についても順次購入する。
来年春から8月末まで工期を予定し、訓練室や宿泊室などが入る木造2階建て約480平方メートルの施設を建設。5頭から10頭ほどの訓練を可能にする。
用地、建設資金は日本自転車振興会の補助金と寄付金を充てる。
同協会は現在、町一区の民家を借りて運営する。手狭なことから一時は村外への移転も計画に浮上したが、福祉の面などから村は積極的に用地をあっ旋。
村民会館隣接地の移転については環境面を中心に心配する声も一部にあったが、先月に住民説明会を開いた。
役場で開いた契約調印式で有馬代表は「交流の場を設け、地域に還元できる施設にする。さらに理解を深めてもらえるよう、努力したい」とあいさつ。
清水靖夫村長は「地域との理解を深め、事業発展の新たなステップアップを」、町三区の縣忍区長は「生き物に関わる施設で心配している部分もあるが、地域福祉向上のために尽くして」と話した。 -
宮田村の名物丼ネーミング・ス紫輝彩丼・スに決定
一般公募していた宮田村の名物丼の名称が「紫輝彩(しきさい)丼」に決定し27日夜、村商工会青年部らでつくるプロジェクトチームが発表した。今後は販売する村内の飲食店12店で、名物丼の統一呼称として使用。応募総数321点の中から厳選したネーミングに、関係者は「丼に食材として必ず使用する村の特産ワインの名前にも通じており、この丼でさらに地域を盛り上げていきたい」と期待を高めている。
名称公募は名物丼の発売を開始した3月末から約1カ月余り実施し、販売する12店を中心に応募箱を設置。
実際に丼を食べた客を中心に多数の作品が寄せられ、「梅が里丼」や「食べずにおれんじゃー丼」などユニークな名称も集まった。
商工会青年部、飲食店、観光協会の投票により最終選考。
結果、北原理恵さん、近田玲子さん、佐藤佳穂さん=以上駒ケ根市=、加藤文彦さん=埼玉県川越市の4人から寄せられた「紫輝彩丼」が最多得票となり、採用を決めた。
「紫輝」は、各店が共通ルールとして名物丼の味付けに使う村特産山ぶどうワインの銘柄名。丼にその名を冠することで、特産品としての相乗効果も期待される。
「ゆかりのある名前に彩を加え、神秘的な透明感も持ち良い名前だと思う。さらにPRしていきたい」と商工会青年部の小田切等部長は話す。 -
村民登山7年ぶりに復活、8月に「西駒へ行ってみめえか」
中央アルプス駒ケ岳で3つの山小屋を運営する宮田村の第3セクター宮田観光開発は、かつて村観光協会と村公民館が共催で実施した駒ケ岳への村民登山「西駒へ行ってみめえか」を7年ぶりに復活させる。地元の山や自然に親しんでもらい、利用者が伸び悩む山小屋の活性化にもつなげたい考えだ。
日程は8月18、19日の1泊2日。北御所から6時間かけて登るコースのほか、初心者にも標高3千メートル級の自然の醍醐味を味わってもらおうと、往復ロープウェイ利用で山頂を目指すコースも設定した。
宿泊はもちろん山小屋。2日目は両コースとも同行動で、馬の背、濃が池を経てロープウェーで下山する。
かつての村民登山を契機に発足した山を愛する会のメンバーらがガイド。
村民登山と銘打つが、村外からの参加も歓迎し、小学生以下は保護者同伴となる。
費用は往復ロープウェー利用が1万円、北御所コースが9千円(交通費、宿泊、食事、保険料など込み)。
宮田観光ホテル、村民会館、役場産業建設課で申し込みを受けつけており、8月2日に午後7時から村民会館で事前説明会を開く。
山小屋を含む宮田村側の駒ケ岳登山者、観光客は2000年に10万人余りに達したが、その後徐々に減少。昨年は豪雨の影響でロープウェーが運行休止になった影響もあり5万5千人ほどだった。問い合わせは宮田観光ホテル83・2134まで。 -
花ろまん(18)バラ(下)
かつて16世紀のフランスのバラの詩人、ロンサールは「恋びとよ、見にゆかん 花薔薇(そうび)けさ紅に 陽に解きし その衣 くれないの 重なりも」と歌い、ボードレールはバラは「美しくあれ、そして悲しくあれ」と言った。アイルランドのトマス・モアが生と滅びを表現した「夏の終りの薔薇」の哀愁を帯びたメロディーは、日本では「庭の千草」で知られている。蕾から開ききるまで、刻々と姿を変え、絢爛豪華に咲けば、咲くほどに、文学に登場するバラは、悲哀と滅びを内包し、見る者のロマンをかき立てる。今回は高地に咲くバラの特集、伊那市の高遠しんわの丘ローズガーデン、長谷のみらい塾、山荘ミルクを取材させていただいた。(大口国江)
##(中見出し)
「アンネのバラ」から修景バラまで108種類、4380本が咲き競うしんわの丘ローズガーデン
花の丘公園西側、標高800メートルに位置し、6月1日にグランドオープンした。直立性や株立などの大輪、土手を利用した這性のバラ、修景バラなど。花びらが幾重にも重なるロゼット咲き、包みこむカップ咲き、剣弁高芯咲き、半八重咲き、一重咲きと様々な花が見られ、さながらバラの見本園のようだ。
明日への希望を抱きながら、非業の死を遂げた、少女、アンネ・フランクのために作られたバラ「スヴニール・ドゥ・アンネ・フランク」。上品な雰囲気の「プリンセス・ド・モナコ」。花びらの重なるフリルがかわいい「ほのか」。
房状で花色は白から次第に淡緑色に変わる「緑光」。輝く黄色「サプライズ」、ピンク色で裏白の花が波のような「ケアフリーワンダー」。
真紅の大輪、存在感のある「オクラホマ」。黄色から赤色に変わる「栄光」-など色々楽しめる。
##(中見出し)
有機堆肥「あきら」で1・5倍の大輪に、珍しい咲き分けもある長谷蔵の宿、みらい塾(市ノ羽幸子さん経営)
伊那市長谷黒河内にある蔵の宿みらい塾は標高900メートルに位置し、今、数10種類400本のバラが見頃を迎えている。
市ノ羽さんが1番好きな花というアンネ・フランクのバラは40本植えて、小道を作る。花色は赤から黄色と変化しつつ、晩秋まで咲き続ける。
花弁数50枚、下向きに咲く、上品で優雅なピエール・ド・ロンサールもお気に入り。
個性的なのは、白地に濃いローズの縞が入る、カップ咲きからロゼット咲きに変化するボローニャ。今年は咲き分けで濃いローズ1色の珍しい花が咲いた。「昨年、新品種として発表されたばかり」とか。
レモンのような香り、剣弁高芯咲きの「ブルームーン」゜壁面いっぱいに鮮やかな花をつける「カクテル」などのほか、色とりどりの木立性大輪や、垣根に這わせた修景バラもあるが、いずれも、花の大きさが通常の1・5倍ほどある。その秘密は、幸子さんの夫で、アルストロメリア栽培の晧さんが開発した有機堆肥「あきら」にあるとか。
「バラは早朝から夜まで、1日中見ていても飽きない。バラの香りに包まれてティータイムを」と喫茶も営業する。
このほか予約で食事も提供、蔵で宿泊もできる。詳細は(TEL98・2168、email miraijuku1038@yahoo.co.jp)
##(中見出し)
自然と融合するバラたち 横山山荘ミルク向山美絵子さん。
標高千メートル、緑の里山をバックに1万平方メートルの広々としたフィールドに立つ、山荘ミルク。サルの食害に遭い、野菜からバラに切り替えた。前庭はモダンローズ、畑側はオールドローズ、山際はイングリッシュローズとエリアを決めて植栽した。ホールから庭、玄関前、庭の入口など効果的にアーチを配し、スタンダード仕立てで高低差をつけた。
淡いピンク、クラシカルな花形の「シーザー2005」のアーチ。青みを帯びたピンクの花びら、わずかな風にも揺らぐ「ディンティー・ベス」。紫系の一重、和のテイストを持つ「たそがれ」。真紅で存在感のある「ウィンショッテンアンティーク」など。
四季折々色とりどりの花をつける宿根草、明るいグリーンから深緑、美しい斑入りなど百種類余のギボシがバラを引きたてている。「標高が高いため、朝夕の寒暖の差が大きく、花色が冴えている。葉の色がいいとお客様にほめられる」と笑顔を向けた。
山荘ミルクは月、火曜日定休。営業時間午前11時縲恁゚後5時(夜、休日は予約のみ)(TEL72・9990) -
箕輪町警部交番連絡協議会総会
箕輪町警部交番連絡協議会は20日夜、07年度総会を町内で開いた。事業計画や予算を承認し、伊那署管内、箕輪町の治安情勢報告を聞いた。会員や来賓、交番所員ら24人が出席した。
07年度事業計画は、夏季と冬季の交番支援物資贈呈、交番近況情報交換会など。小林紀玄会長は、「昼夜を問わず活躍いただき安心して生活できている。新交番の落成を機に交番機能の充実を図り安全安心の箕輪町のため更なるご活躍をお願いしたい」と述べた。
交番新築の記念品として協議会が時計を贈呈。倉田千明所長は、「事務所に入った正面の壁に掛けさせてもらう」と感謝した。
倉田所長が町の治安情勢を報告。07年5月末現在の刑法犯届出件数は73件で前年より5件増加。地域別では前年0件だった上古田、三日町、南小河内、北小河内でも発生し「在のほうに発生が増えている」と説明した。交通事故発生状況は、人身事故は40件で昨年より9件の減だが物損事故が208件で、「人身事故になる手前の物損事故が多く安心できない」と注意を呼びかけた。 -
こどもスポーツ体験教室開講
箕輪町教育委員会の新事業「こどもスポーツ体験教室」が23日、町民体育館で始まった。初回種目の卓球は参加した小学生のほとんどが初体験で、ラケットを手に基礎から教わって楽しんだ。
体験したことのないスポーツをやり、スポーツの楽しさを知ってもらう目的。町体育指導員と町体育専門部が指導する。3回シリーズで第2回は室内テニス、第3回はフェンシングに挑戦する。
教室には定員を上回る応募があり、参加者は町内の小学3年生から6年生までの30人。初めての卓球で、ラケットの握り方、構え方、球の打ち方など基本を丁寧に教えてもらった。「ラケットが顔の前にくるように振ってね」とアドバイスを受けながら指導者の球を打ち返したり、サーブの練習を楽しんだ。 -
ゆずり葉学級が灯ろう作り
南箕輪村公民館学級の「ゆずり葉学級」はこのほど、7月7日に大芝高原である大芝とうろう祭りに参加するため、七夕灯ろう作りをした。受講生が思い思いに好きな絵を描くなどして灯ろうを作り上げた。
祭りは大芝高原多目的広場で、住民が手作りした段ボールの灯ろうを散策路に並べて蜜ろうキャンドルを灯す。
昨年の祭りに初参加したゆずり葉学級では、「とてもよかった。今年もやりたい」との受講生の願いから、灯ろう作りを計画した。学生は昨年の箱を再利用したり、新しい段ボール箱の側面を四角や丸など好きな形に切るなどして枠を作り、穴の部分に自分が育てたアサガオ、村のキャラクター「まっくん」などを自由に描いた紙を張って完成させた。
受講生は、「祭りは灯ろうの光がものすごくきれいでした。今年も自分の作った灯ろうを出すのが楽しみ」と話していた。 -
野草観察会
箕輪町郷土博物館は23日、野草観察会を日輪寺周辺で開いた。参加者は植物の名前や薬草の効能などを学び、メモを取りながら散策を楽しんだ。
町内まるごと博物館事業の一環。野草の観察を通じて郷土の自然に親しむねらい。講師は樹木医で町文化財保護審議会委員の唐沢清さん。
参加者20人は、日輪寺を目指して箕輪東小学校を出発。歩きながらコアジサイ、野アヤメ、ヒレハリ草などを見たり、名前を確認し、胃腸の薬になるアキカラマツも教わった。子どもたちは山ワラビを摘んだり、フキの葉に穴を開けたり遊びながら歩いた。参加者は「地元にこんないい所があるなんて知らなかった」と話し、好天に恵まれた景色もたん能していた。
長岡の伊藤優子さんは、娘とゆっくり接する時間を持ちたい-と長女の陽香さん(8)と参加。「娘のほうが覚えるのが早くて、私が教えてもらっています。娘が前に採ってきたきれいな花の名前が今日覚えられて良かった」と話していた。 -
箕輪町子育て支援ネットワーク協議会代表者会議
箕輪町子育て支援ネットワーク協議会は22日夜、07年度の代表者会議を町役場で開いた。委員を委嘱し、ネットワークの組織や本年度の取り組みなどを説明した。
協議会は06年度に設置。代表者会議、実務者会議、個別支援会議で構成する。子育てにかかわる機関や関係者が横の連携でネットワークを構築し、対応することで、問題を多面的、専門的に捉え最良の解決策を探る。
代表者会議は町長、医師会、歯科医師会、小中学校長、保育園長会、小中・保育園の各保護者会、区長会、民生児童委員、人権擁護委員、児童相談所、警部交番、福祉事務所、保健所などの代表18人で構成。
会合では、本年度は実務者会議を月1回開き保健師が情報の共有を図るほか、昨年度に引き続き学校との連携を深めるなどの説明があった。
児童相談所からは、児童虐待相談の状況について▽県全体で06年度は547件で05年度の599件より減少▽虐待者は事例の半数が母親▽被虐待者は0歳から小学生までが全体の80%-などの報告があった。 -
駒ケ根市全国大会出場者激励会
駒ケ根市教育委員会は25日、スポーツの全国大会3競技に出場する4選手の激励会を市保健センターで開いた。出場選手は内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会(7月7、8日、東京都)に出場する竹村進さん(31)=町四、第26回全日本クラブ卓球選手権大会(7月13縲・6日、岡山県)に出場する村沢貴之さん(26)=町四、千村淳子さん=小町屋、第25回全日本レディースバドミントン選手権大会(7月19縲・1日、愛媛県)に出場する加藤俊子さん(50)=町二=。選手らは「代表として恥ずかしくないよう力を出したい」、「全国は強いが、少しでも勝ちたい」、「駒ケ根市の名を上げてきたい」などとそれぞれ決意を述べた。
-
駒ケ根市男女共同参画推進研究集会
駒ケ根市と実行委員会は24日、第43回駒ケ根市男女共同参画推進研究集会を同市の総合文化センターで開いた=写真。市民約140人が参加し「男女共同参画社会づくり推進のために 今私たちにできることは…」をテーマに、7分科会に分かれて議論した。
分科会は(1)話してみよう・ス地域のこと・ス(2)私のチャレンジ・家庭のサポート(3)皆で見直そう!子どもの体 あなたの子ども・孫 大丈夫?(4)あなたは何をどのように食べていますか?(5)仕事と家庭生活の両立・ス職場においては 家庭においては・ス(6)輝きましょう。いつまでも…(7)うちの子・よその子・地域の子竏秩B参加者は分科会に先立って話題提起として視聴した啓発ビデオ『もっと素敵にハーモニー』を見た感想などをきっかけに議論を始め、さまざまな意見を活発に出し合いながら男女共同についての理解を深めた。 -
伊南防犯連合会総会
伊南防犯連合会(会長・中原正純駒ケ根市長)は25日、07年度定期総会を駒ケ根警察署で開いた。理事、代議員ら約40人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。重点目標として▽住民の防犯意識の普及と自主防犯活動の推進▽地域ぐるみによる子どもの安全確保と該当犯罪等の防止▽自治体等との連携・協働した安全な街づくりの推進竏窒fげ、パトロールや街頭指導などに当たっていく。
中原会長はあいさつで「犯罪は減少傾向にあるが、引き続き地域ぐるみで安全安心づくりに取り組まなければならない。我々の地域は我々で守るという意志を持ち、互いに頑張っていきたい」と呼び掛けた。
議事に先立ち、防犯功労者の表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
竹村光子(伊南防犯女性部中沢地区部長)北村良子(伊南防犯女性部赤穂地区副部長)春日佐千江(少年友の会員) -
箕輪町社会福祉協議会 会長職民選化
新会長に柴財埜さん箕輪町社会福祉協議会は26日、理事会を町福祉センターで開き、会長民選化で新会長に本年4月まで町議会議員を務めた柴財埜さん(68)=長岡=を選任した。7月1日から新体制で事業を進める。
町社協はこれまで町長が会長職を務めてきた。4月下旬の理事会で会長民選化を含む構造改革検討のため理事会内に検討委員会を設置し、会長候補の選任や理事会・評議員会の構成など協議を重ねた。
検討結果に基づき理事会構成は内規から町長を削除。今回新たに理事に柴財埜さん、関善一さん、清水よし子さん、監事に小林慶一さんを委嘱した。
会長は、定款により理事の互選で選任。選考委員会を開いて決定した。
新会長の柴さんは、「社協の事業が岐路に立たされ難しい時期。町民に頼りにされる社協でないといけない。理事者が力を合わせ、いい意味で社協が発展するため協力をお願いしたい」とあいさつした。 -
深妙寺のアジサイ色付き始め
伊那市西春近の感應山深妙寺(重盛快典住職)で200種2500株のアジサイが色付き始めた=写真。色とりどりの花が咲き誇り、訪れた人の目を楽しませている=写真。
「アジサイ寺」の異名を持ち、例年この季節には各地から多くの観光客が訪れる同寺。25年ほど前に重盛住職の母が挿し木をしたことがきっかけとなり、アジサイの株を増やしてきた。花の種類は日本アジサイが中心。毎年美しく咲かせるために、花の終わる時期を見計らって花摘み作業を檀家の協力を得ながら行っている。
涼しい日が続いた影響で、花の時期は例年より1週間ほど遅めだ。咲き具合は例年並みだという。今週末に見ごろを迎えると見込んでおり、30日縲・月10日には無料の茶菓を振舞う「アジサイ祭り」を予定している。
アジサイ祭りは午前10時縲恁゚後3寺。 -
伊那地域の公共交通再編の方向性を了承
「第4回伊那地域における新たな交通ネットワークシステム構築のための検討会」が26日、伊那市役所であった。市、交通事業者、公共交通機関利用者ら約20人が出席。新市の総合的な公共交通再編の方向性を了承した。
再編では、統合可能路線の整理・効率化、地域間バランスの調整、現行体系の踏襲、バス輸送から個別対応へのシフトなど8つを柱に、効率が悪いところを見直し、住民サービスを落とさないことを基本とする。
市内を走る路線ごとに、利用が低調で経費負担が重い、運行密度が地域間で格差があるなど課題を掲げた。方向性に基づき、事務局は▽平均乗車人数が3人以下の路線廃止を視野に、デマンドタクシー(ワゴン車などを利用した乗合型タクシー)の代替措置の検討▽コース延伸による路線の整理・統合竏窒ネどの具体策が考えられるとした。
次回(8月28日)、具体案を示す予定で、年度中に交通の見直し案を打ち出す。運行準備を整え、08年度から試行運行する。
伊那竏猪リ曽連絡バスの検討については、両地域の連携強化、新たな観光ルート構築を目指して取り組む。再度、権兵衛トンネルを利用したバス利用のニーズなどを把握するアンケートを取る。 -
伊那消防組合 規律訓練
伊那、高遠、辰野、箕輪消防署でつくる伊那消防組合は26日、伊那市の市民体育館、県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練をした。訓練は26、27日の両日、組合署員約120人が実施。各署員らは、日ごろの消防業務に生かすため規律の保持と迅速的確な行動を訓練で学んだ。
初日は、組合署員66人が参加。30人ずつの小隊編成・隊列整とんとして、行進間、停止間の動作や敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練した。署員らは真剣な表情で取り組み、律心の向上を目指した。
あいさつに立った伊那消防組合消防本部の登内正史次長は「それぞれの動作を確認しながら、年一回の訓練で大きな声と汗をかいてもらいたい」と呼び掛けた。
小隊編成の訓練に取り組む組合署員ら -
伊那図書館 「キッズ・テラス」の名前募集
伊那市の市立伊那図書館は7月4日、児童室外の広場に親子のための活動スペース「キッズ・テラス」を設置、開放する。図書館では、この新スペースの名称を募集。応募期限は7月1日まで。
「キッズ・テラス」の開放期間は、春から秋の午前10時縲恁゚後3時。利用方法として、弁当や飲み物を持ちより交流したり、図書館内の本を持ち出して読んだりできる。
応募方法は、児童室カウンターで応募用紙に記入する。名付け親には、ブックスタート推薦本10冊のうち1冊とブックパスポート「ブックスタート編」をプレゼントする。
問い合わせは、伊那市立伊那図書館(TEL73・2222)へ。 -
小沢花の会がサルビアなど植える
伊那市の小沢花の会(池田清和会長)は25日、広域農道沿いにある「花の公園」周辺で、夏から秋に咲く、サルビアなどの花の苗1万2千本を植えた=写真。関係者によると、サルビアは、7月から10月ごろまで楽しめるという。
恒例の作業は、春にあった「芝桜まつり」の時に駐車場として使った、公園の北、西側の土地3カ所、合計約20アールで実施。市振興公社や会員それぞれが育てた苗などを使い本年は、広域農道と国道361号が交差する付近の土地にも初めて苗を植えた。
池田会長は「道路を利用する人たちなどに眺めてもらうことを期待する。配色にもこだわったので、花がきれいに咲くことを願う」と話している。
同会では、この日以外にも、マリーゴールド、ベコニア、ナデシコ、キンレン花などの苗を植えていて、本年度は、30アールの土地に2万5千本の苗を予定している。 -
TO DESTINATION ライブ~復活の夜~
男性3人で構成するロックバンド「TO DESTINATION」のライブ「復活の夜」がこのほど、伊那市西町のグラムハウスであった。00年5月にプロデビューし、その後、活動を休止していたが、パワフルなステージで健在ぶりを見せつけた=写真。
ボーカルのDAI、ギターのKenji、ドラムのアフロック龍が登場し、アニメ主題歌になった「EDEN」などオリジナル曲を中心に、会場を沸かせた。
観客にはCDを無料配布。
今後も精力的にライブ活動を展開していく。 -
伊沢修二の留学先 ブリッジウォーター大教授らが来伊
高遠が生んだ偉人、伊沢修二(1851縲・917年)が留学した米国ブリッジウォーター州立大学のウィンカイ・トゥー教授ら6人が24、25日の日程で来伊し、伊沢修二の生家や高遠藩校進徳館などを回った。
トゥー教授(43)は、日本や中国の教育、文化などを研究しており、伊沢修二の故郷を訪ねたいと足を運んだ。
元高遠町図書館長の森下正夫さんが「伊沢修二は文化の宝石みたいな人」と表現し「進徳館教育を受け、大学で近代教育を身につけ、音楽教育、障害児教育などに業績を上げた」と説明。
トゥー教授は「アメリカと日本の関係に大切な人。伊沢先生が育った環境がわかり、感銘を受けている」と話した。
大学には、伊沢修二の渡航記録や写真などの資料が残っているそうで「また来日して資料を詳しく調べたい。10月に町内で開く伊沢修二の偉業を顕彰する記念音楽祭も見たい」とした。
25日は、酒井副市長らを表敬訪問。
酒井副市長らは、民間レベルで幅広い交流が深まることに期待し、中学生海外研修事業を「マサチューセッツ州でできれば」と検討課題とした。
伊沢修二は東京音楽大学(現東京芸術大学)の初代校長で、1875年から2年間、当時のブリッジウォーター師範学校に留学した。 -
松川インター大鹿線の滝沢トンネル9月中旬から本格掘削
飯田市の飯田建設事務所は26日、主要地方道松川インター大鹿線の滝沢トンネル工事について、5月から中川村の坑口手前に仮桟橋を施工し、9月中旬より手前道路を拡張し、本格的な掘削に入る-と説明した。中川村の望岳荘で開いた松川インター大鹿線期成同盟会の席上、岡嶌政伸維持管理課長が明かにした。
同トンネルは延長956メートル、幅員6・8メートル(2種線)、既設の滝沢橋の拡幅と合わせ、改良延長1260メートル。橋とトンネルは並行して進める。事業年度は06年度縲・9年度の4カ年事業。総事業費約22億円(うちトンネルは約11億1千円)初年度は詳細設計、3月に本契約を締結した。完成は09年度中。
05年5月の落石による死亡事故を受け、06年度事業化が決まった。
このほか、同線では防災事業として3カ所でポケット式ロックネットを設置したり、既存のネットのかさ上げを予定している。 -
大萱保育園、親子で手打ちうどんづくり
伊那市の大萱保育園(山岸加代子園長)は23日、親子クッキングを西箕輪支所で開いた。年長園児親子14組が参加し、手打ちうどん作りに挑戦した=写真。
親子クッキングは調理体験を通じて食に対する理解を親子一緒に深めてもらおうと、昨年から行っている取り組み。昨年はバングラデシュ出身家族が同園園児の保護者だったため、同国の料理にも挑戦。異文化料理への関心も深めた。
今年は、親子一緒に取り組める「手打ちうどん作り」を企画。そば打ちの道具を活用しながら、粘土遊びの要領で粉と水を混ぜ合わせ。うどんの場合、中力粉を使うのが一般的だが、今回は寝かせる手間がかからない薄力粉を用いた。
初めて体験する親子もおり、親子で小麦を練る感触を楽しみながら励んでいた。 -
夏の大はらい式と茅の輪くぐり
駒ケ根市の大宮五十鈴神社(白鳥俊明宮司)で24日、夏越(なごし)大はらい式と茅の輪くぐりの神事が行われた。申し込んだ氏子らと神社総代など約50人が参列。宮司を先頭に一列になり、古くから伝わる歌を「水無月の夏越のはらいする人は千歳の命延ぶというなり」と歌いながら、ヨシを編んだ直径約2メートルの茅の輪を3回くぐった=写真。雨が降る静かな境内で参列者は傘をさしてゆっくりと歩き、厳粛な表情で無病息災を祈っていた。
茅の輪くぐりは12月の師走の大はらい式でも行われる。 -
プロ棋士祝賀会と記念囲碁大会
今年度の入段者は全国でわずか6人という超難関を突破して今年4月に晴れてプロ棋士となった駒ケ根市町二区出身の大沢健朗さん(20)=名古屋市=の入段祝賀会が24日、日本棋院駒ケ根支部(宮沢優支部長)の主催で駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。恩師をはじめ囲碁関係者など約120人が集まり、苦労の末の快挙達成を祝った。大沢さんはあいさつで「小学校卒業と同時にプロを目指して名古屋市で院生生活を始めたが、周囲とのレベルの違いにがく然とした。いつか追いついてやる、と思っていたが何年もプロ試験に落ち続け、勝負に向いていないと一時はあきらめかけた」と苦しかった時期を振り返った。その上で「だが自分には囲碁しかない、もう一度頑張ろうと必死に努力してみたら負ける気がしなくなり、勝つことができるようになったことで、それまでの努力が足りなかっただけだと気がついた。今年ようやくプロになれたが、1局1局しっかり勝つことを目標に頑張っていきたい」と述べた。
祝賀会に先立って記念の囲碁大会も併せて開催され、約60人が参加して対局を楽しんだ。大沢さんは希望者との指導碁で一度に数人を相手にするなど、プロの実力の一端を披露。時折和やかな表情を見せながら親ぼくを深めた=写真。 -
吉本爆笑ディナーショー
宮田村の宮田観光ホテルは24日、吉本興業所属の若手お笑い芸人4組が出演する「2007吉本爆笑ディナーショー」を同ホテルの松雲閣コンベンション・ホールで開いた。会場は約200人の家族連れなどで埋まり、笑いと料理をたっぷりと堪能した。
漫才グランプリ優勝などの実績を持つ人気漫才コンビ「フットボールアワー」がトリでステージに登場すると、会場のあちこちから大きな歓声と拍手が起こった。「フットボールアワー」は「宮田は本当に何もない所だね」「もてなしはおいしい空気だけなんだってよ」などと軽く笑わせ、得意の・ス結婚披露宴の司会・スネタ漫才を披露。会場中の爆笑を誘っていた=写真。
まちゃまちゃ、オオカミ少年、ショウショウも出演した。 -
宮田村消防団ポンプ操法大会
宮田村消防団は24日、ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会を村農業者トレーニングセンター駐車場で開いた。日夜厳しい練習を重ねてきた選手約100人が出場し、ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の各部門ごとに順位を競った=写真。ポンプ車操法は2分団3部が、小型ポンプ操法は3分団3部がそれぞれ優勝し、上伊那大会(7月15日、伊那市)への出場を決めた。
結果は次の通り。
▼ポンプ車操法(1)2分団3部(2)2分団2部▼小型ポンプ操法(1)3分団3部(2)3分団4部(3)3分団5部(4)1分団2部(5)1分団1部(6)1分団3部(7)3分団2部(8)3分団1部(9)2分団4部(10)2分団1部▼ラッパ吹奏(1)2分団(2)3分団(3)1分団
◆最優秀操作員賞▼ポンプ車操法指揮者=田中慶一▼同1番員=山崎新太▼同2番員=間瀬令理▼同3番員=小田切誠▼同4番員=増田雅敏▼小型ポンプ操法指揮者=上野則秋▼同1番員=北原信吾▼同2番員=田中裕幸▼同3番員=塩沢太一郎
◆優秀操作員賞▼小型ポンプ操法指揮者=小田切真次▼同1番員=小田切雄一▼同3番員=鈴木史也、平沢裕樹、原田貴司、服部貴明 -
酒米の水田で草取り
清酒「信濃錦」の蔵元・宮島酒店(宮島宏一郎社長)が呼び掛けてつくる「草取り援農の会」は24日、同店が契約して酒米を栽培する飯島町田切の水田で田の草取りを行った。酒作りに興味を持って参加した15人の会員が、遠くは東京、神奈川、愛知、岐阜などの各都県や安曇野市から、近くは飯田市や伊那市などから集合して作業開始。折悪しく小雨がぱらつく天気となったが、参加者は田植え長靴をはいたり、はだしになったりし、腰にびくを下げたいでたちで談笑しながら笑顔で作業に精を出していた=写真。
イネの品種は美山錦で、完全無農薬栽培。雑草取りの作業で人が田に入ることにより、泥のガス抜きの効果もあるという。