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かんてんぱぱで絞りと藍の二人展
絞りの技法と藍染めで手掛けた作品が並ぶ「絞りmeet藍二人展」が25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。藍の色の変化が美しいタペストリーやゆかたなど約60点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
絞りの技法を用いて染色に取り組む千葉県在住の木田悦子さんと松本市在住の村山洋子さんによる二人展。
藍を中心に草木染めを使った作品なども並んでいる。絞りを施して染め重ねることで美しいグラデーションを表現。タペストリーの中には、光と炎などをモチーフとして繊細なラインや微妙な色の変化を鮮やかに映し出した大作もあり、見る人を幻想的な世界へと誘っている。
村山さんは「絞りは簡単な技法だが、工夫して用いることでさまざまな可能性が広がる。その変化を見てほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時)。 -
県が狩猟従事者の確保を目的とする講習会を企画
有害鳥獣捕獲従事者の確保が深刻となる中、上伊那地方事務所は7月1日、一般を対象として狩猟免許の取得方法や狩猟の楽しみについて触れてもらうための講習会を辰野町の県営総合射的場で開く。狩猟の楽しみを知ってもらうことを通して、若い世代の狩猟従事者を増やすことがねらい。まずはこうした取り組みを通して狩猟者人口の減少や高齢化に歯止めを掛け、将来的にはこうした人たちの中から有害鳥獣捕獲従事者を輩出していきたいと考えている。
高齢化、若者の狩猟離れなどを背景として全国的に狩猟者人口は減少傾向にある。上伊那管内でも、02年には617人いた狩猟者の登録数が06年には527人まで減少。また、全体の54パーセントが64歳以上という現状もあり、今後さらに狩猟者数が減少していくことが懸念される。
こうした状況を受けて県では、重点施策として狩猟者の確保に力を入れていく方針を打ち出しており、こうした講習会を県内各地で開いていくことを予定している。
講習会では、実際に猟友会のメンバーを講師に迎え、狩猟免許の取得方法についての講習と散弾銃や網、なわの操作実演を行う。
対象は県内在住の人や市町村職員や農協、森林組合関係者など。参加費無料。午前9時半縲恁゚前11時半。
問い合わせは上伊那地方事務所林務課(TEL76・6823)へ。 -
伊那北高校ペン祭で伊那北駅前の池の利用方法について考えるまちづくりワークショップを企画
伊那市上荒井
宮沢俊太郎君(18)まちづくりはもともと一人の案で動くものではなく、いろんな人の考えで動くもの。大人だけでなく、子どもにもワークショップに参加してもらい「地域というのはこういうものなんだ」って感じてもらえたら竏秩B
23、24日に開く伊那北高校の文化祭「第53回ペン祭」で、ちいきづくりワークショップ「大改造!!いなきたビフォ→アフター縲怩ンんなで池をリフォームしよう縲怐vを企画した。現在、維持費の問題で今後の利用方法を模索している伊那北駅前にある池に着目。ワークショップで話し合いながら、地域住民みんなでこの池のより良い利用方法を考えようという試みだ。
「(イベントプランニング)同好会の時は思いつきで行動していたけど、それを形にしていくってことの難しさを実感しました。ワークショップで出たアイディアが実際に実現したら嬉しいですね」と語る。
◇ ◇
1年生の時、親しい友人とともにイベントプランニング同好会を発足させた。最初に取り組んだのは、ある企業が募集していた「住んでいる街を楽しく元気にする活動」をテーマとしたイベントの企画だった。まず、目を付けたのが伊那市の名物料理「ローメン」。ちょうど市町村合併を翌年にひかえていた。高遠、長谷地区の人にはローメンを名物料理として認識してもらい、ローメン離れしつつある若い世代には改めてローメンの良さを感じてもらおう竏秩Bそんな思いでローメンに関するさまざまなイベントを盛り込んだ「ローメンまつり」を企画。
まずはローメンの下調べから開始。市内を走り回りながら情報収集し、老舗ローメン店の店主にも協力してもらった。それまでは地域について深く考えたこともなかったが、さまざまな人たちとの出会いを通して、それぞれの立場から熱意を持ってまちづくりに取り組んでいる人がいることを知った。
「それまで大人の世界は『商売だから』とか『町内会の役員』とかいう理由で動いているように思っていたけど、例えばローメンのおじさんは『この人は本当にローメンのことが好きなんだな』って感じるくらい熱い思いがあって、ローメン
を使った地域おこしなんかを考えていた。企画自体は最終選考に進むことができなかったけど、そういう人たちと出会う中で『地域って面白いな』って思いました」
身近にいる一人ひとりが地域をつくり上げていることを実感した。
◇ ◇
今回の企画は、池を管理する地元の人たちと連絡をとる中で池の現状を知り、思いついた。ワークショップに先立ち、有志を募って池掃除を実施。子どもにも気軽に参加してもらえるよう、ゲーム感覚で楽しめる「池クイズ」も考えた。
ワークショップを通して、これまでペン祭に来る機会のなかった人たちが訪れるきっかけになればという思いもある。
「それぞれの地域は一つしかない。池が本当に良いものに生まれ変わったら自分も嬉しいし、ワークショップに参加してくれたみんなも嬉しいのではないかと思う。これがきっかけとなって、こうした取り組みがいろんな地域に広がっていったらいいなと思います」
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ワークショップは24日の午前10時縲恊ウ午。伊那北高校同窓会館1階で開く。参加自由。
問い合わせはペン祭地域スタッフ(TEL070・5519・9593)へ。 -
【記者室】女性の社会参画
消費者の会同士の交流で箕輪町を訪れた立科町の会長が、今年4月の選挙で立科町議会は定数12に対し3分の1の4人が女性議員になったと話した。そのうちの2人が消費者の会の会員で、「箕輪町の消費者の会からも是非女性議員を」とエールを送った▼箕輪町は今回、女性議員が2人になった。3分の1には届かないが、前回より1人増で町としては前進。議場の雰囲気も少し変わったように感じる▼6月議会には女性も傍聴に多く訪れた。一般質問にもあった各種委員などの女性登用の促進は、女性自身の意識改革も必要。女性議員も増えたことだし、これを機に各種委員に立候補する、推薦されたら引き受けてみるなど、先陣を切る女性が増えてもいいのでは。(村上裕子)
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きょうは「夏至」
伊那市西春近小屋敷にある「山荘森樹(しんじゅ)」(伊藤岬代表)の釣り堀で、生まれて数週間ほどのマガモの赤ちゃんが、水浴びをしている姿が利用客らの心を癒している=写真。
山荘の伊藤妙子さん(57)=同市東春近=によると、赤ちゃんは昨年秋から釣り堀を訪れているマガモ夫婦の子ども。気温が上昇する午後になると、愛らしい仕草で水面を泳いでいる。日に日に成長する様子が「かわいらしい」という。
22日は二十四節気の一つである「夏至」。北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる日。長野地方気象台によると、南信地方の週間天気予報は、気温、降水量ともに平年並みの予想となっている。 -
辰野町松尾峡 ホタル光跡描く
ホタルの名所として知られる辰野町松尾峡の「ほたる童謡公園」で、ゲンジボタルの一日の発生数がピークを迎えようとしている。ホタルが描く幻想的な、淡い黄緑色の光跡が集まった観光客らを魅了している。
同町によると、20日夜の同公園でのホタルの目撃数は約900匹。午後8時縲恣ッ9時がホタルが最も光りを放つ時間帯だという。発生ピークは、現在開幕中の「辰野ほたる祭り」が終わる23、24日ごろの予想だ。
入園のためには「ホタル保護育成協力金」として、高校生以上300円が必要(午後5時30分縲恣ッ10時、30日まで)。 -
南信初のエノログ(ワイン醸造技術管理士)に
宮田村特産の赤ワイン「紫輝」の原料となる山ぶどう(ヤマソービニオン)を栽培する南割区の秋山泰久さん(69)が、全国で85人目、南信地方では初となるワイン醸造技術管理士(エノログ)の認定を受けた。認定を受けた人の大半はワインメーカーの社員らで、秋山さんのような個人は異色。「宮田村のワインが愛されるよう、今後も地道に取り組みたい」と話す。
レストランなどでワインを給仕する「ソムリエ」に対し、栽培から醸造、流通までを熟知する品質管理者が「エノログ」。欧州では国家資格としての権威があり、ソムリエと同等以上に地位も認められている。
日本では知名度が低かったが、ワイン技術の底上げに半世紀の歴史を持つ「葡萄(ぶどう)酒技術研究会」が昨年、資格認定を導入した。
認定を受けた顔ぶれを見ると、サントリーやメルシャンなど、各ワインメーカーの社員がずらりと並ぶ。
秋山さんは山梨大学で発酵生産を学んだ養命酒の元社員だが、設備設計畑を主に歩み、定年退職後に本格的にヤマソービニオンの栽培に取り組み始めた異色の経歴を持つ。
3年以上の実務経験など厳しい選考を経て認定されたが、「紫輝」を醸造する本坊酒造信州工場=新田区=の藤野公宏工場長も「認定を受けるのはすごいこと」と驚く。
20日夜、ヤマソービニオンを栽培する農家仲間らが祝賀会を開いた。秋山さんは「すぐにものすごい力を発揮できるわけではないが、皆さんと力をあわせ地元に愛されるワインに育てていきたい」とあいさつした。 -
県少年サッカー優勝のトップストーンJr、村長へ凱旋報告
全日本少年サッカー県大会で初優勝し、伊那谷で初めて県下108チームの頂点に立った宮田村のトップストーンジュニアが20日夕、清水靖夫村長に優勝報告した。殊勲の優勝カップを手に役場を訪問。8月の全国大会に向けて「決勝トーナメントに進出したい」と抱負も話した。
PK勝ちの決勝含め僅差の接戦を制したイレブン。細田文徳総監督と杉本雅史理事は「彼らの夢をつかもうとする気持ちが、他チームより一歩強かったんだと思う」と話した。
古河原凌哉主将は「仲間を信じたことが勝因」、FWで攻撃の軸として活躍した木下諒君は「みんなで絶対に優勝するぞという気持ちで戦ってきた」と、大会を振り返った。
「予選を突破し決勝に行きたい」と全国大会の抱負も話した選手たち。
清水村長は「宮田にとどまらず、全国に友人が広がるのは素晴らしいこと。仲間との信頼をさらに育て、頑張って来てくださいね」と激励した。 -
宮田中プラムデー、保育園児との交流も
宮田村の宮田中学校は21日、総合学習で地域などに出て調査や活動をする「調べ学ぶプラムデー」を開いた。先月に続いて2回目。より内容を深めようと、生徒たちが意欲的に取り組んだ。
人との交流をテーマにする3年3組。そのうち女子9人は西保育園を訪れ、園児たちとふれあった。
遊んだり給食を食べたり、お昼寝、おやつもずっと寄り添った生徒たち。
園児に喜んでもらおうと、魚釣りゲームを作ってきたり、一緒に園庭をかけまわって遊ぶ姿もみられた。
各学級ともに学習の成果は9月末の学校文化祭「梅樹祭」で発表する。 -
宮田小プール開き
蒸し暑さが増した20日、宮田村の宮田小学校はプール開き。さっそく2年生が・ス初泳ぎ・スした。
安全で楽しく泳げるようにと、注意点を聞いてからプールへ。久しぶりの水の感触に「つめたい」と最初は話したが、全身が浸かると、楽しげな歓声に変わった。
歩いて水に慣れた子どもたち。今年は顔を水につけて手を伸ばして泳ぐのが2年生全員の目標で、8月末まで水泳の授業は続く。 -
南箕輪村
一般競争入札10月以降に導入へ南箕輪村は、公共工事の入札に制限付き一般競争入札を10月以降に導入する。20日の村議会一般質問で、原悟郎議員の質問に唐木一直村長が答えた。
説明によると、一般競争入札は300万円以上の工事が対象で、事後審査方式を取り入れる。入札ごとに地域要件、除雪作業や災害時作業への協力のような社会貢献の条件などを設ける。試行期間は設定せず、年度の節目などで経過を十分検討する。300万円未満の工事は従来どおり指名競争入札とする。
入札内容の村ホームページ掲載やメール配信での情報提供を検討しており、ハード、ソフト両面の整備が完了した後に導入する。
村長は、「入札制度の透明性・公平性、地元業者の育成の両方の考えでやりたい」と述べた。 -
伊那北高校ペン祭で開くまちづくりワークショップ参加者募集
伊那北高校ペン祭地域スタッフは現在、6月24日に開くまちづくりワークショップ「大改造!!いなきた→ビフォ→アフター」の参加者を募集している。
ワークショップのテーマは「維持費の問題で運用が難しいとされている伊那北駅前にある池を、今後、どのように活用していけばよいか」。地域に密着したテーマを通して幅広い年齢層の人たちに地域づくりに関心をもってもらい、ペン祭を訪れてもらおうという思いが込められている。
ワークショップの中で出されたアイディアはレポートとしてまとめ、池を所有する伊那市と池を管理する地元地区に提出する。
開催時間は午前10時縲恊ウ午。同校同窓会館1階で開く。参加自由。
また、当日はこの池に関するクイズを実施。初級編は丸ばつクイズ。(1)伊那北駅前にある池にある大きな木はサクラの木である?(2)伊那北駅前の池には赤色の金魚がいる?(3)伊那北駅前の池には白色のコイがいる?竏窒フ3問で、上級編は伊那北駅前の池にいる黒色でない魚の数を当てる問題。問題の答えが分かり、ペン祭当日に来場した人にはプレゼントを贈呈する。
参加申し込みは伊那北高校(TEL76・8969)、問い合わせはペン祭地域スタッフ(TEL070・5519・9593)へ。 -
高校改革プランの今後の進め方について上農定時制振興会としては方向性示さず
上伊那農業高校定時制振興会(会長・小坂樫男伊那市長)の総会が21日、同校であった。08年度実施の新しい多部制・単位制高校に統合する準備が進む中、一部の委員からは「箕輪工業高校との統合について振興会としての方向性を示すべき」という声があったが、会の進行役を務めた副会長の北原明伊那市教育長は「振興会の本来的な意味と異なる」として、同会としては意思決定しない方針を示した。
総会に出席した白鳥保太郎定時制部会長代行はこの日、多部制・単位制となる現・箕輪工業高校に上農定時制が統合されることで懸念される交通面、教育環境面などの問題点を改めて指摘。「上農定時制の生徒にとって本当に良いことなのかどうかを検討し、一つの結論を出すべきでは」と意見を求めた。
これに対し北原副会長は「振興会の本来の主たる任務は現在いる生徒を経済的面から支援すること。県の施策に異議を申し立てる組織ではないと思う。個人的に定時制の存続を求めることは妨げないが、振興会としては意思決定して動くことはできかねる」とした。
現在同校については、同窓会定時制部会のメンバーが中心となって「上伊那農業高校定時制の存続を願う会」を発足し、県会や市議会に存続を求める陳情書の提出などをしているが、県が14日に「高校改革プランの今後の進め方」では、「箕輪工業高校の多部制・単位制高校への転換と上伊那農業高校定時制の統合は施設・設備を整備しながら08年度に実施する」という方針が示されている。 -
中沢小プール開き
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で20日、プール開きがあった。梅雨の最中とあって天候が心配されたが思わぬ晴天に恵まれ、水温も24度とまずまず。初泳ぎを前に、一列に並んで水を掛け合った児童らは「冷たい」と歓声を上げながら、久しぶりの水の感触を全身で楽しんだ=写真。
プール開きの会では、集まった全校児童の前で北原校長らが水の安全を願って清めの酒と塩をまいた。北原校長は「待ちに待ったプール開きの日を迎えた。水と仲良くなり、それぞれ目標をもって一生懸命練習してください。決まりを守って楽しく泳ごう」と児童らに呼び掛けた。 -
健康づくり地域リーダー研修専門講座
駒ケ根市と市保健補導員連合会(和田佳代子会長)は19日夜、07年度健康づくり地域リーダー研修の専門講座を市役所南庁舎で開いた。補導員約80人が参加し、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)のメカニズムや原因、解消方法などについて学んだ=写真。講師の保健師瀬古利代さんと福島貴子さんは、ビデオ映像を交えてメタボリック・シンドロームの恐ろしさを説明し、運動と食事の大切さを訴えた。
研修は保健補導員の資質向上のため、主に2年目の補導員対象の「専門」のほか、就任1年目の補導員対象の「基礎」も行われている。8月までそれぞれ3回の講座を予定している。 -
サクランボ収穫最盛期に
中川村葛島の六識園(高橋昭夫園主)では、サクランボが赤く熟し、収穫の最盛期を迎えた。同園は樹齢約50年の佐藤錦をはじめ、ナポレオン、高砂など10本を栽培している。
収穫は色づいた物から6月初旬に取り始め、今が最盛期。
高橋さんによると、樹齢約50年の古木は、30年前までは花は真っ白になるほど咲いたが、全く実が成らなかった。そこで、他品種を近くに植えたところ、どんどん成るようになったという。
同園のサクランボは摘果はしないが大粒、露地栽培のため、甘さは十分。
「雨が1番怖い。雨に当ると裂果し、売り物にならなくなる」と、梅雨空を心配そうに見上げていた。 -
飯島町議会議員と区会議員の初の懇談会
飯島町議会は19日、本郷公民館で、初の区会議員との懇談会を開いた。町議が自ら研さんし、資質を高めるとともに、地域の課題を共に考え解決しようと実施するもの。順次各区や諸団体に出向き懇談する。
議会側は織田議長をはじめ8人が出席、本郷区は中村満夫区長、区会議員12人が参加し、熱心に意見交換した。
飯島町議会の概要、議会を取り巻く最近の流れ、各委員会組織の説明に続き、意見交換では、伊藤区会議員は「6月の雨季を迎えたが、地区内の未改修河川など危険カ所があるが、早期に対策を」と要望。織田議長は「順次聞き取り調査を行ない、議会でも町に働きかけたい」と答えた。
また、桃沢区会議員は「国道とふるさと農道の交差点へ信号機設置を要望しているが、その後どうなっているか」と質問。織田議長は「十分必要性を認識した上で、引き続き、設置に向け努力する必要がある」とした。
このほか、有害鳥獣駆除問題やバイパス用地取得の進ちょく状況、役場職員の人事評価制度-など幅広い分野について質問や要望が出された。 -
飯島地区地域づくり委員会が設立
協働の地域づくりと地域の発展を目指す飯島町の飯島地区地域づくり委員会が19日夜発足。飯島成人大学センターで開いた設立総会で、規約を確認、役員などを選んだ。今後、25日までに4地区で発足する。
区会や耕地総代、町議、公民館、育成会など各種団体から選出された48人の委員を前に、竹俣栄二郎区長は「住民と行政が信頼のきずなの上で、共に助け合い、汗をかく協働まちづくりの飯島地区の担い手組織として、自治の推進に向け、協力を」と呼び掛けた。
引き続き、役員選出を行ない、会長に竹俣栄二郎区長(山久)を、同副に吉川勲男さん(耕地総代、鳥居原)野村則勝さん(区会、南町)を選んだ。
また、定時総会では07年度事業計画に▽既存の自治組織(耕地・区)や団体等の活動の連絡調整▽既存自治組織や団体等を通じて、地域の課題等の掘り起こし-を掲げた。予算額1万6千円。 -
名物丼が給食に
特産山ぶどうワインを味付けに使う宮田村の名物丼が20日、宮田中学校の給食に出された。「地産地消にこだわって誕生した名物丼を子どもたちに食べさせたい」と、学校栄養士と給食調理員が春から構想をあたため、味にもこだわった力作。食べ盛りの生徒たちは「お店とはまた違った味で美味しい」と舌鼓を打った。
油で揚げた鶏、豚肉に、村内で収獲したばかりのタマネギ、シメジと栄養満点。
ワインに加え、エキスが詰まった山ぶどうの皮を下味に使用するこだわり。昆布だしの汁と調合し、ショウガが入ったしょう油ベースで炒めて仕上げた。
名物丼は3月末に村内12店舗で発売を開始し、店舗それぞれで味が違うのも特徴。
1年1組の男子5人は総合学習で名物丼を調査し、食べ比べを行っているが、メンバーの1人でもある酒井悠希君(12)は給食の名物丼について「今まで3軒で食べたが、今日のが一番山ぶどうの風味が口に残った」と話した。
この日は、清水靖夫村長や名物丼の開発に携わった商工会青年部の小田切等部長らを給食に招待。
小田切さんは「名物丼が子どもたちに注目されることは非常にうれしい。給食としても長く愛してもらえれば」と話した。 -
法務大臣メッセージ村長に伝達
罪を犯した人たちや非行少年の更生を支える宮田村の保護司の山田好子さんと鈴木幸雄さんは20日、来月の社会を明るくする運動への協力、理解を求め、清水靖夫村長に法務大臣メッセージを伝達した。
「犯罪が出ないためにも地域の力添えを」と2人。暖かい見守り、声をかける地域づくりが犯罪抑止、更生援助にもつながると説明し、関係機関と連携する機会を持ちたいとも要望した。
村長は「皆さんの活動が社会を支えている。機会を通じて行政としても意識の高揚を図っていきたい」と話した。
社会を明るくする運動は57回目。本年度の重点目標には地域住民の参加と理解が盛り込まれ、伊南地域では6月30日に中川村文化センターで大会を開く。 -
西駒山荘へ荷上げ
夏山シーズンに向け、20日、中央アルプス北部に建つ市営西駒山荘への荷上げ作業があった。食料や燃料など1・2トン分を鳩吹公園から山荘までヘリコプターで運び、登山者を受け入れる準備を整えた。山荘の営業期間は7月14日縲・0月8日。
荷上げは当初、19日だったが、悪天候のため、順延。
荷作りした米や野菜、発電機などを2回に分けて運び、山荘で市職員、管理人の3人が入り口の雪かきや荷物の整理などに当たった。
昨年7月、豪雨災害の影響で利用者数が落ち込んだが、市観光課は例年並みの400人を見込む。
収容人数は40人。料金は1泊2食付きで大人7500円、小学生6300円。
周辺にはコマクサの群生地などがある。
予約は、市観光課(TEL78・4111)へ。 -
箕輪東小で祖父母交流会
箕輪東小学校で20日、祖父母参観があった。約140人が訪れ、児童の活動の様子を見学するとともに交流を深めた。
祖父母参観は普段はなかなか学校を訪れる機会の少ない祖父母に学校を訪れてもらうとともに、祖父母と一緒に暮らしていない児童らにお年寄りとの交流を深めてもらおうと毎年行っているもの。同時に、地域の人たちにも学校を開放し、学校の様子を知ってもらう機会としている。
交流会では、学年ごとに授業の中で学んできたことや音楽、歌を披露。また、児童らの登下校を見守っている「安全見守り隊」のメンバーとの顔合わせもあり、児童代表の井沢治樹君は「雨の日も雪の日も見守っていただきありがとうございます」と感謝の言葉を贈った。それに対し見守り隊代表の中村武二さんは、横断歩道での左右の確認など、気を付けてほしいこと3点をあげ「これからも見守っているので元気よく学校に行ってほしい」と語った。 -
箕輪町議会一般質問(3)
◆伊那生協病院西側の道路拡幅工事の進行状況と完成の見通しについて小島常男議員が質問した。
平沢豊満町長は、「06年度に測量した。07年度は県道から北へ約70メートル工事する。長くても10年度までにやる計画。可能な限り前倒しでやる」と述べた。
建設水道課によると、バイパスを補完する生活道路の整備で、対象は町道517号線、518号線、519号線。本年度の計画は519号線の県道美篶箕輪線から北へ約70メートルの区間。519号線の整備計画区間は伸光製作所本社北側の道までの約700メートル。 -
中川村で自動車運転の男性死亡
20日午後5時45分ごろ、中川村葛島の無職下平昭三さん(79)が普通乗用車を運転して帰宅した際、自宅敷地内の住宅外壁に衝突した。下平さんは駒ケ根市内の病院に搬送されたが、頚椎(けいつい)損傷で同日午後11時27分に死亡した。駒ケ根署が事故の状況を調べている。
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上伊那岳風会が温習会
上伊那岳風会(堀内岳茂会長)は17日、日ごろ鍛えた吟技を発表する「温習会」を宮田村民会館で開いた。独吟のほか、合吟や家族での競演もあり、剣舞、扇舞などでも研さんの成果を披露した。
日本詩吟学院岳風会傘下の同会は、昨年創立40周年を迎え、ますます会員が意欲的に技術向上にまい進。
この日も159にも及ぶ出吟があり、朗々で優雅に、時には猛々しく、会場一杯に詩吟の世界を響き渡らせた。 -
南箕輪・沢尻でアパート火災
18日午後10時41分、南箕輪村沢尻のアパート「ハイツウイン」2階の205号室から出火、同アパート2階部分2室(約44平方メートル)を焼き、同11時19分に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署の調べによると、205号室から出火し、隣室に延焼。現在、出火原因を捜査している。 -
信州太極拳気功協会、北京から老師を迎えた特別講習を開催
本場、中国の講師から太極拳を学ぼう竏窒ニ信州太極拳気功協会(三沢清美代表)は17日、中国北京で活躍している太極拳の老師・劉慶洲さんを迎えた特別講習会を伊那市民体育館で開いた。受講者約80人が集まり、簡化24式太極拳の基礎を学んだ=写真。
同協会が10周年を迎えたことを記念して企画した講習会。講師に招いた劉氏は、24式太極拳を作った李天驥老師の愛弟子で、世界各地で太極拳を教えている。劉氏の指導を受けようとこの日は、初心者からベテランまで集まった。
劉さんは参加者らの簡化24式太極拳の動きを一通り見た後、基本的な動きの中で意識する点などを説明。手や首、姿勢の落とし方などを実際の動作を見せながら細かく指導し、「太極拳は滑らかな動きが大切」と参加者に語っていた。 -
伊那北高校吹奏楽部定期コンサート
伊那北高校吹奏楽部(栗林みな美部長)による第52回定期演奏会が17日、伊那市の県伊那文化会館であった。1縲・年生の87人が多彩な曲目でコンサートを繰り広げ、集まった観客を楽しませた=写真。
県伊那文化会館を会場として開く定期演奏会は3年目。第1部では本年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲「ブルースカイ」やコンクールの定番曲など4曲を演奏。第2部では、「美女と野獣メドレー」「タイプライター」など、誰もが一度は耳にしたことのあるポピュラーな曲目をそろえた。
また、第3部の現役高校生とOB、OGによる合同ステージでは、同校のOBで現在上田高校の吹奏楽団顧問を務めている山岸明さんがゲスト指揮者として登場。喧そうと静寂が対比する交響詩「ローマの祭り」を曲目として迫力のステージを展開。観客は、異国の祭りに思いをはせながら演奏に聞き入っていた。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
南箕輪村消防団は17日、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を村役場駐車場で開いた。各分団から17チームが出場。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3部門に分かれ、日ごろの訓練の成果を競い合った=写真。
有事に安全で敏速な行動がとれるようになることを第一の目的として毎年開催しているもの。日々の訓練で習得した技術力を競い合うことを通して、団員同士の結束を強め、さらなる研鑚意識を高めている。
今年は、小型ポンプ操法に9チーム、ポンプ車操法に4チーム、ラッパ吹奏に4チームが出場。そのうち小型ポンプ操法の部では、各分団の団員が5人一組でチームをつくり、指示に従ってホースの出し入れから放水などといった一連の動作を迅速かつ的確に実施。4月から入団した新入団員らも先輩団員らに混ざり、2カ月の訓練の成果を披露していた。 -
駒ケ根市の東中 耐震工事遅れ
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)体育館の耐震補強工事の計画が大幅に遅れている。当初計画では6月中旬に着工し、9月末に完成する予定だったが、入札の不調から工事業者がいまだに決まらない事態となり、完成は早くても約1カ月遅れの10月末となる見通しだ。工事は基礎や鉄骨はりの増強など体育館全体に及ぶため、工期中は安全面の問題から使用ができない。生徒会の最大行事である文化祭(10月12、13日)をはじめ、学校運営への影響が心配されている。
入札は5月8日に14社が参加して行われたが、いずれも予定価格を上回り、落札されなかった。これを受けて市教育委員会は見積もりを委託した業者に積算の見直しを指示。その上で6月25日に2回目の入札を行う。
同校では工事による生徒への影響を最小限にとどめようと、今年に限り、夏休みを例年より4、5日長い29日間としたり、体育館を使う授業を水泳に振り替えたりするなどの調整を図っているが、工事の遅れにより影響はさらに大きくなりそうだ。特に文化祭は体育館なしでは例年並みの開催は困難。このため学校は日程を繰り下げることも考えたというが「3年生の高校受験への影響を考慮するとそうもいかない」とため息をついている。
学校は18日にPTA評議員会で経緯について説明したが「工期が決まってこないことには対応のしようがない」と工事の遅れに戸惑いを隠せない。市教委は工事業者が決定次第学校に説明し、今後の日程について理解と協力を求めることにしている。