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ウクライナ難民支援リサイタル
伊那市在住のピアニスト、平澤真希さんによるウクライナ支援のピアノリサイタルが27日伊那市のニシザワいなっせホールでひらかれました。
27日はポーランドの作曲家ショパンやシマノフスキの曲など13曲を演奏しました。
平澤さんは、1993年から16年間ポーランドを拠点に音楽活動を行ってきました。
ウクライナでも地元オーケストラと共演した事があるという事です。
今回のリサイタルは、NPO法人クラシックワールドが企画しました。
平澤さんは「世界中の国々が自分たちの利益ばかり考えていると戦争は繰り返される。お互いを認め、助け合い、戦争のない時代になってほしい」と話していました。
リサイタルの収益金と募金約25万7千円はウクライナからの難民を受け入れているポーランド政府に贈られるという事です。
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千両千両井月さんまつり 9月9日と10日に開催
漂泊の俳人井上井月の功績を顕彰する「千両千両井月さんまつり」が、伊那市のいなっせで9月9日と10日の2日間の日程で行われます。
8月11日は、イベントを主催する井上井月顕彰会理事の矢島信之さんがイベントの概要を話しました。
9日は、2011年に公開された井月の生涯を描いた映画「ほかいびと」の上映と監督の北村皆雄さんの解説の他、駒ヶ根市出身の俳人伊藤伊那男さんの講演が、10日は「井月の謎に迫る」と題した発表や「芭蕉と井月」をテーマにした講演などが行われる予定です。
今年は井月の生誕200年の節目の年となるため、顕彰会では「井月さんから伊那谷を知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
千両千両井月さんまつりは、9月9日と10日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれます。
入場は無料です。
なお、新型コロナ対策として定員を50%に制限していて、受付は午後0時30分から先着順となっています。 -
上伊那202人含む県内新たに2,132人新型コロナ感染確認
長野県内で26日新たに、上伊那地域の202人を含む2,132人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新型コロナウイルス感染症の患者11人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は202人で、伊那市で77人、箕輪町で23人、南箕輪村で21人、駒ヶ根市で28人、辰野町で8人、飯島町で22人、中川村で7人、宮田村で16人、諏訪保健所管内で223人、佐久保健所管内で198人、上田保健所管内で191人、飯田保健所管内で182人、松本保健所管内で178人、長野保健所管内で160人、北信保健所管内で62人、大町保健所管内で37人、木曽保健所管内で13人、県外7人、長野市398人、松本市281人の合わせて2,132人です。
また県はいずれも基礎疾患のある65歳以上の新型コロナウイルス感染症の患者11人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは16万4,147人で、入院は500人、死亡は265人です。
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JA上伊那 すこやかフードバンク用の米を村社協に寄付
JA上伊那は、新型コロナの影響を受ける子育て世帯に食料を無料で配布する、すこやかフードバンク用の米を、南箕輪村社会福祉協議会に7月13日に寄付しました。
この日は、JA上伊那の白鳥健一常務理事らが、南箕輪村社会福祉協議会に、村のブランド米「風の村米だより」と目録を贈りました。
村社協では、保育園や小中学校の長期休みに合わせて、新型コロナの影響を受ける子育て世帯に、米やレトルト食品を無料配布する「すこやかフードバンク」を去年から行っています。
JA上伊那では、1年間で合わせて500キロの米を寄付することにしています。
白鳥常務は「物価高騰など厳しい状況が続きますが、地元の米を多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
村社協の宮下努会長は「利用者からも好評だったため、夏休みに入る前に頂くことができて大変ありがたい。」と感謝していました。
すこやかフードバンクには、JA上伊那の他に、株式会社ニシザワなどからも食料が寄付される予定で、集まった食料は詰め合わせて希望者に渡すということです。
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JA上伊那 伊那市に米贈る
JA上伊那は、伊那市カレー大作戦などで活用してもらおうと、米500キロを7月22日、伊那市に贈りました。
この日は、JA上伊那の白鳥健一常務理事らが市役所を訪れ、白鳥孝市長にプライベートブランドの伊那華の米を贈りました。
伊那市では、食料支援を必要とする子育て世帯を応援する、「子どもの未来応援隊事業」を行っています。
事業では、伊那市社会福祉協議会が子ども食堂やカレー大作戦で子どもたちに無償で食事を提供しています。
白鳥常務理事は「物価上昇で厳しい状況が続きますが、地元の米を子どもたちに喜んで食べてもらいたい」と話していました。
白鳥市長は「市内の子供たちに笑顔で食べてもらえるように活用していきます」と感謝していました。
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羽広荘西山亭12月末で営業停止
伊那市観光㈱が運営している西箕輪の羽広荘西山亭は、建物の老朽化や経営状況が厳しいとして、12月末で営業を停止し解体することが26日わかりました。
26日開かれた市議会全員協議会で報告されました。
羽広荘は昭和51年に宿泊施設として営業を開始し、令和2年11月から料理提供をメインとした西山亭として営業を再開しました。
集客を図ってきましたが、新型コロナ感染拡大前から厳しい経営状況となっていました。
建物は昭和51年3月に建設され、築46年が経過しているため耐震基準を満たしていません。
また、水廻りやボイラーなどが老朽化し、修繕には多額な予算が必要となります。
土地は、羽広生産森林組合からの借地で、年間およそ97万円の借地料を支払っています。
今後、この施設に多額の費用を投じるのは非効率だとし、伊那市では12月末をもって営業を停止し、建物を取り壊すとしています。
また、市内2つの日帰り温泉施設みはらしの湯とさくらの湯については、燃料費の高騰などにより今後の経営が厳しいとして、10月1日から現在の500円を600円に値上げする考えが示されました。
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テレ東キャスター豊島晋作さん 発信力向上セミナー
テレビ東京のニュース番組でメインキャスターを務めている豊島晋作さんを招いての、広報力・発信力向上セミナーが、伊那市役所で26日に開かれました。
テレビ東京のニュース番組「Newsモーニングサテライト」のメインキャスターを務める豊島晋作さんが講師を務めました。
セミナーには、市の職員や市内の企業などから40人が参加しました。
豊島さんは、ニュース番組に限らず、普段の仕事の中で、誰かに情報を伝えるときに大切なことを話しました。
豊島さんは「情報発信で大切なのは、ストーリー、わかりやすいビジュアル構成、都合のいい時も悪い時も付き合えるような取材対象との人間関係だ」と話していました。
伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトは、地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定を結んでいます。
セミナーは6回目で、今回は報道の仕事での体験や、時事問題などの講演を聞き、職員の広報力、発信力を強化することを目的に開かれました。
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町民野球大会 熱戦
箕輪町の恒例行事、町民野球大会が三日町の番場原運動場で14日開かれました。
大会には今年、15チームおよそ200人が参加しました。
昭和30年から始まったこの大会は、健康増進や交流の場にしようと開かれていて、今年で67回目です。
年に1回のこの大会のためにユニフォームを揃えるチームもあるということで、野球好きの町民にとってはお盆の恒例行事の一つになっています。
大会は、トーナメント方式で開かれ、優勝を目指して熱戦が繰り広げられました。
箕輪中学校野球部は、中体連で引退した3年生12人が参加し準決勝に進みました。
準決勝で先発した藤森琴羽さんがストレートとスライダーを武器に大人顔負けのピッチングを見せていました。
大会の結果、20代を中心とする風鈴が優勝しました。
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早生種の「幸水」出荷ピーク迎える
早生種の梨「幸水」の出荷作業がピークを迎えています。
25日は箕輪町の上伊那果実選果場におよそ6トンが持ち込まれました。
「幸水」の今シーズンの出荷作業は19日から始まり、現在ピークを迎えています。
作業は、目視で表面の傷や形などを一つずつ選別していきます。
その後、瞬時に大きさや形などを測定できる光センサーを通り、品質ごとに分けられ箱詰めされました。
幸水は、2020年と2021年は霜の影響もあり出来は良くなかったということです。
JA上伊那では、今シーズンの幸水の出荷量を2021年よりも15トン多い、およそ100トンを見込んでいます。
9月上旬からは主力である南水の出荷作業が始まります。
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まっくんファームでコンバイン入魂式
南箕輪村の農事組合法人まっくんファームは、新たに購入したコンバインの入魂式を25日に行いました。
まっくんファーム現場事務所で行われた入魂式にはおよそ15人が参加しました。
式では神事を行い参加者が安全を祈願しました。
田んぼごとの米の収穫量を自動で測定してデータ管理が行えるということです。
13年ほど使用したコンバインの老朽化に伴い今回、更新しました。
まっくんファームでは現在、170ヘクタールの田んぼを村内の農家から受託していて、9月8日から稲刈りを行う予定です。
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伊那谷有機農業塾 始まる
有機農業について理解を深めて学ぶことが出来る、伊那谷有機農業塾が始まりました。
第1回の講義は24日に伊那市のきたっせで開かれ、現役の有機農家や有機農業に興味がある人など上伊那からおよそ50人が参加しました。
また、動画投稿サイトYouTubeでも配信されました。
第1回の講師として青森県の弘前大学の杉山修一名誉教授が「有機農業の可能性と未来」と題し、これからの脱炭素社会における有機農業の役割について講義をしました。
講義後は、参加者から質問もありました。
伊那谷有機農業塾は伊那市が主催しているもので、来年2月まで、全6回の講義を予定していて、誰でも参加できます。
この講義は10月に、122CHで放送を予定しています。
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小林一茶の句碑 パネル展
江戸時代を代表する俳人、小林一茶の句碑のパネル展が、伊那市の創造館で25日から始まりました。
会場には、県内を中心にした、小林一茶の句碑のパネル、20点が展示されています。
一茶は長野県出身で、15歳で江戸に行ったのち、北は秋田県から南は長崎県を放浪し、俳句を詠みました。
一茶の句碑は、全国に398基あるということです。
この展示は来月9日・10日に行われる、一茶と同じく放浪俳人として伊那谷で数々の俳句を残した井上井月を偲ぶシンポジウム、「千両千両井月さんまつり」に合わせて開かれました。
会場には、一茶記念館所有の一茶の真筆の俳句も展示されています。
この展示は、伊那市創造館で来月28日まで開かれています。 -
上伊那で就職希望の学生対象の企業見学会
上伊那地域に就職を希望する学生を対象にした企業見学会が、25日と26日の2日間の日程で開かれています。
25日は、大学生や短大生など学年を問わない18人が3つのコースに分かれて、上伊那の企業を訪れました。
このうち福祉施設を巡るコースには4人が参加しました。
箕輪町の特別養護老人ホーム「グレイスフル箕輪」では、ホームを運営する社会福祉法人サン・ビジョンの人事担当者から話をききました。
キャリアアップの流れや、新人研修があることなどの説明を受けていました。
この見学会は、上伊那広域連合が上伊那出身の学生に地元に就職してもらいたいと開いたものです。
7年前から若手人材確保の取り組みを行っていて、見学会はその一環です。
26日も見学会が予定されていて、25日と合わせて19の企業を訪問します。
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新型コロナ 上伊那215人県内2,685人感染確認
長野県内で25日新たに、上伊那地域の215人を含む2,685人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は215人で、伊那市で84人、箕輪町で42人、南箕輪村で22人、駒ヶ根市で28人、辰野町で13人、飯島町・宮田村でそれぞれ11人、中川村で4人、諏訪保健所管内で310人、佐久保健所管内で257人、上田保健所管内で246人、松本保健所管内で224人、飯田保健所管内で213人、長野保健所管内で197人、北信保健所管内で68人、大町保健所管内で63人、木曽保健所管内で20人、県外7人、長野市482人、松本市383人の合わせて2,685人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは16万2,015人で、入院は508人、死亡は254人です。
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箕輪町長選 現職白鳥氏出馬表明
任期満了に伴う11月15日告示20日投開票の箕輪町長選に、無所属で現職2期目の白鳥政徳さんが立候補することを24日正式に表明しました。
白鳥さんは24日、町役場で記者会見を開き11月の町長選に出馬することを表明しました。
白鳥さんは「3期目となりますが、町長選に挑戦してみたい、挑戦しようと決意しました。リーダーが積極的に施策を決めるとか、僕がやれば日本一になるとか、行政のトップとしてそういった事をしようとは思っていません。職員のみなさんと一緒に地域の事を考え、地域の課題を解決するという手法は持ち得ていると思っている。そういった事を使命として頑張っていきたい」と話しました。
白鳥さんは、昭和29年8月17日生まれの68歳です。
伊那北高校を卒業後、中央大学に進学し昭和55年に長野県職員となりました。
県立病院機構本部事務局長や松本地方事務所長などを務めたのち2014年の町長選に初めて立候補し、新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
2018年の前回は無投票で、現在2期目です。
箕輪町長選は11月15日告示、20日投開票となっています。
町長選については、他に表だった動きはありません。
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感染拡大収まらず BA.5対策強化宣言発出
新型コロナウイルスの感染の拡大を受け長野県は「BA.5対策強化宣言」を全県に24日に発出しました。
新型コロナの第7波による感染者の急激な増加や、感染者向けに確保可能な520床の病床使用率が50パーセントを超えた事から、県は8日に「医療非常事態宣言」を発出しました。
しかし、感染拡大は収まらず、23日午後8時現在の確保病床使用率は64.8パーセントとなっています。
このため、県は24日に政府が新たに導入した「BA.5対策強化宣言」を全県に発出しました。
期間は9月4日までの12日間です。
新たな対策として、各医療機関に10床程度の病床拡大などを依頼するほか、宿泊療養施設の増設などを行います。
県では、移動の自粛やイベントの中止など強い行動制限は求めない一方で、高齢者や基礎疾患がある人など重症化リスクの高い人は混雑した場所などを避けるよう呼びかけています。
また、若い世代に対しては、ワクチンの追加接種の検討、自己検査の実施などで発熱外来の負担軽減を呼びかけています。
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長野県内で新たに上伊那の281人を含む3,169人感染確認
長野県内で24日、新たに上伊那地域の281人を含む3,169人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は281人で、伊那市で105人、箕輪町で48人、南箕輪村で25人、駒ヶ根市で63人、辰野町で14人、飯島町で3人、中川村で8人、宮田村で15人、諏訪保健所管内で339人、佐久保健所管内で304人、松本保健所管内で286人、飯田保健所管内で244人、上田保健所管内で238人、長野保健所管内で199人、大町保健所管内で74人、北信保健所管内で71人、木曽保健所管内で14人、県外6人、長野市632人、松本市481人の合わせて
3,169人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは15万9,330人で、入院は535人、死亡は254人です。 -
キャンピングカーで仕事を モバイルオフィスお披露目
伊那市は、キャンピングカーで寝泊まりしながら仕事などができる、モバイルオフィスの運用を始めます。
24日は、伊那市役所でモバイルオフィスがお披露目されました。
モバイルオフィス、通称「IVMO」は、動くテレワーク拠点として、企業や移住希望者を対象に、市内の様々な場所で寝泊まりしながら仕事などをすることができます。
車両は、キャンピングカー仕様で、内装には伊那市のアカマツなどを使っています。
水道やコンロが完備されたキッチンやベッドなど、寝泊まりができる環境が整っていて、Wi-Fiも完備されています。
モバイルオフィスは、県外の企業や移住を考えている人向けに、伊那市での暮らしを体験してもらおうというものです。
市内の好きな場所で寝泊まりしながら仕事をするほか、農業体験や地域交流をすることで、都市圏の企業誘致や人口増加、地元企業の活性化につなげたいとしています。
運行などの業務を伊那バス観光株式会社に委託していて、株式会社JTBが、伊那バス観光と協力し、予約決済システムなどの開発を行っています。
車両は、トヨタ車体株式会社が開発、富士通株式会社が利用者目線のモニタリング調査などを行います。
事業費は3,400万円で、国の補助金などをあてると、市の負担は170万円だということです。
IVMOの利用料金は今後決めるということで、9月上旬から予約を開始し、10月から一般向けモニタープランを実施、来年1月から本格的に運用を始める予定です。
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子どもたちを笑顔に 霜町ゆめ縁日
伊那市高遠町の商店主らでつくる霜町実業団は、3年連続で中止となった高遠城下まつりの代替イベント「霜町ゆめ縁日」を15日に開きました。
ゆめ縁日には、町内の親子連れなど100人以上が訪れ、射的やヨーヨー釣りなどを楽しんでいました。
このイベントは、商店主らでつくる霜町実業団が3年連続で中止となった高遠城下まつりの代替イベントとして開きました。
会場では、屋台のほかに市内の飲食店のキッチンカーも出店していました。
ゆめ縁日は、新型コロナの影響でイベントなどの中止が続く中、子どもたちに笑顔になってもらおうと開かれ、賑わいを見せていました。
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箕輪町の有賀さんピアノで全国大会へ
一般社団法人東京国際芸術協会主催の全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会のピアノ部門、高校3年生の部に箕輪町の有賀史奈さんが出場します。
17日有賀さんが箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に出場報告をしました。
有賀さんは7月に行われた中部地区大会の予選と本選を勝ち抜き全国大会出場を決めました。
去年も高校2年生の部で全国大会に出場していて成績は5位でした。
ピアノに専念するため通信制の駿台甲府高校で勉強しながら松本ピアノアカデミーで練習をしています。
有賀さんが出場する全日本ジュニアクラシック音楽コンクールは来月3日に東京で開催されます。
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処暑 西箕輪でコスモス咲く
23日は二十四節気の一つ、処暑です。
厳しい暑さが峠を越え、和らぐ頃とされています。
伊那市西箕輪では、コスモスが咲き始めていました。
23日の伊那地域の最高気温は30.2度で、平年並みとなりました。
長野地方気象台によりますと、来週以降、気温は平年並みか平年より低くなると予想していて、厳しい暑さはやわらぎそうです。
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ドローンと災害バイク隊が連携し孤立集落を支援
伊那市のドローンを使った買い物支援サービス「ゆうあいマーケット」の取り組みと職員有志で作る災害バイク隊が連携し、災害時に孤立した集落に物資を届ける訓練が23日初めて行われました。
訓練は、大型の台風の接近のため、大規模な土砂流出があり、長谷の集落が孤立したとの想定で行われました。
市の職員で作る伊那市災害バイク隊が長谷に向かって出発しました。
伊那市長谷中尾座です。
孤立している中尾地区の住民にドローンとバイクが連携し支援物資を運ぶ訓練です。
ドローンで運ばれてきた支援物資をバイクに乗せ、災害バイク隊の隊員が住民のもとへ向かっていきました。
この様子は、スマートフォンで撮影し、市役所の災害対策本部に中継されました。
去年9月の大雨では長谷中尾で土砂流出があり、現場より奥の集落が一晩孤立しました。
訓練は、全国的に多発している大雨による洪水災害に対応しようと行われたもので、初動対応や体制づくりなどが確認されました。
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村の地方創生交付金事業 有効と答申
南箕輪村のむらづくり委員会は、令和3年度地方創生交付金事業について、村創生総合戦略の達成に有効であったと藤城栄文村長に23日、答申しました。
きょうは、むらづくり委員会の足立芳夫会長らが村役場を訪れ、藤城村長に答申書を手渡しました。
村では昨年度に、「伊那地域で女性が輝くためのプラットホーム構築事業」や「お試し移住拠点整備」など地方創生交付金を活用した7つの事業を行いました。
むらづくり委員会では、その事業に関する効果検証を行い、全て村創生総合戦略の達成に有効であったと答申しました。
藤城村長は「村としてしっかりと事業を進めて来られた」と話していました。
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アド・コマーシャルが市内小学校にノート寄贈
伊那市の広告代理店アド・コマーシャル株式会社は、創立50周年事業として伊那市教育委員会に学習ノートを22日に寄贈しました。
アド・コマーシャル株式会社の赤羽悠一社長が伊那市役所を訪れ笠原千俊教育長に学習ノートを手渡しました。
アド・コマーシャルは地域貢献の取り組みで、これまでに小学校に教材、児童養護施設に絵本を贈っています。
今回は市内の小学校に1万2千冊を贈りました。
創立50周年事業の一つとして、子どもの学習支援のため地元企業に呼びかけ、11社が協賛しました。
学習ノートは市教育委員会を通じて、市内の全小学校に届けられるということです。
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上伊那257人含む県内2,950人新型コロナ感染
長野県内で23日新たに、上伊那地域の257人を含む2,950人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新型コロナウイルス感染症の患者10人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は257人で、伊那市で92人、箕輪町で49人、南箕輪村で27人、駒ヶ根市で29人、辰野町で25人、飯島町で9人、中川村で7人、宮田村で19人、佐久保健所管内で322人、上田保健所管内で309人、飯田保健所管内で283人、諏訪保健所管内で269人、松本保健所管内で199人、長野保健所管内で175人、北信保健所管内で89人、大町保健所管内で80人、木曽保健所管内で33人県外8人、長野市549人、松本市377人の合わせて2,950人です。
また県はいずれも基礎疾患のある65歳未満1人、65歳以上9人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは15万6,161人で、入院は535人、死亡は254人です。
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高校生就職に関する意識調査 「都会」希望が「地元」希望より2倍以上多い
上伊那広域連合が高校生を対象に行った将来の就職に関する調査で、都会を希望する人が地元希望者よりも2倍以上多いことが分かりました。
上伊那広域連合議会全員協議会が22日に、伊那市役所で開かれ、事務局が概要を説明しました。
上伊那広域連合では、上伊那の高校生を対象に進路希望などに関するアンケート調査を行い全体のおよそ6割にあたる2,446人から回答があったということです。
大学や短大、高校卒業後の就職先の希望について、「上伊那」を希望したのは326人だったのに対し、「都会」を希望した人は702人でした。
都会を希望した人のうち、女性は416人と男性の1.5倍だったことがわかりました。
また、企業を対象に行った調査では、過去3年の新卒採用者数が男性138人、女性96人だったということです。
これを受け広域連合では、女性を含めた雇用の場を創出するため、20代を中心とした企業や団体、市町村の職員などでつくる「上伊那×若者つなぐプロジェクト」を今年6月に立ち上げました。
企業の人事担当者やキャリアコンサルタントをアドバイザーとし、今後多様な人材が活躍できる事業や取り組みを検討していくということです。 -
消防無線デジタル化談合で上伊那広域連合が富士通ゼネラルに対し違約金を請求へ
2013年に発注した消防救急無線デジタル化整備工事で談合があったとして、上伊那広域連合が工事を請け負った富士通ゼネラルに契約上の違約金を請求していくとする議案が22日に、全会一致で可決されました。
上伊那広域連合議会全員協議会で、長谷川洋二顧問弁護士が経緯について説明しました。
この問題では、入札に参加した4社のうち3社は談合を認めていますが、工事を請け負った富士通ゼネラルは見解の相違があるとして公正取引委員会を相手に取消訴訟を起こしています。
このことから今回提出された議案は、談合による損害賠償請求に関する訴訟を取り下げ、改めて富士通ゼネラル対して契約上の違約金およそ1億6,000万円を請求するというものです。
定例会での採決の結果、違約金に関する議案は全会一致で可決されました。 -
まっくんファーム ドローンによる農薬の試験散布
南箕輪村の農事組合法人まっくんファームは、ドローンによる農薬の試験散布を、北殿の大豆畑で22日に行いました。
22日は、およそ1.1ヘクタールの圃場でドローンによる試験散布が行われました。
ドローンには、最大5リットルの農薬を積むことができます。
均一に撒けるようプログラミングによる自動運転を行い、障害物がある場合は手動で操作することができます。
ドローンによる農薬や肥料の散布を手掛ける伊那市山寺の加藤航太さんが実演しました。
通常大豆栽培での農薬散布は、専用の機械を使って人が操縦し行います。
散布の際、作物を傷つけてしまう恐れがある他、小回りが効かず薬剤の無駄が生じてしまっているということです。
ドローンによる散布では、これらの課題が解決できる他、時間の短縮にもなるということです。
22日は10アールの圃場で通常10分ほどかかるところを、およそ1分30秒で撒き終わっていました。
委託した場合の費用は、通常の散布方法とほとんど変わらないということです。
まっくんファームでは今後、スマート農業を積極的に取り入れ、農業の効率化を測っていきたいとしています。 -
伊那市の御城印 新たに4場が追加で合計11城に
伊那市高遠町の一般社団法人環屋は、これまでの市内7つの城の御城印に加え、新たに4種類の販売を始めました。
こちらが11日から販売が始まった4種類の御城印です。
西春近の小出城跡、長谷溝口の大徳王寺城址、東春近の保谷沢城跡、高遠町小原の小原城跡の4種類です。
価格は、1枚300円です。
環屋では、2019年から御城印の販売を始めていて、11日から高遠町観光案内所でも取り扱うようになりました。
高遠城址をはじめとする市内7城の御城印に、今回新たに4城が加わり全部で11城となりました。
これを記念して、11城全てを集めると登城制覇御城印がプレゼントされます。
高遠町観光案内所と環屋の2か所で購入することができます。 -
入野谷在来種のそばの播種作業
伊那市高遠町と長谷村で古く栽培されていた、入野谷在来種のそばの復活に取り組む、入野谷在来種復活夢プロジェクトは、伊那市長谷浦の圃場でそばの播種作業を7月25日に行いました。
7月25日は信州そば発祥の地伊那そば振興会や入野谷そば振興会、信州大学などでつくる入野谷在来種復活夢プロジェクトのメンバーおよそ15人が作業を行いました。
およそ10アールある畑に、500グラム分の入野谷在来種の種をまきました。
この取り組みは今年で6年目となります。
在来種が一般的に流通しているそばと交配しないように、他の圃場から離れた浦で栽培しています。
入野谷在来種復活夢プロジェクトによりますと、そばは10月に収穫を予定しています。
今年はおよそ100キロの収穫量を見込んでいて、そばは全て種として活用します。