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教育委員会功労表彰は前教委や村誌編さん刊行委員ら11人
中川村教育委員会は4日、基幹集落センターで06年度教育委員会功労者表彰式を行い、前教委の芦沢恵子さんら10人に功労表彰を、絵画寄贈の松沢三郎さんに感謝状を贈呈した。
松村教育委員長は受賞者の功績を紹介しながら「教育委員や村誌編さん刊行委員として、教育行政に多大な貢献をした。また、村文化センターに絵画を寄付していただいた」と受賞者に敬意を表し、それぞれに表彰状を贈り、感謝した。
受賞者は「教委として、子どもたちの笑顔に接することができ、充実した8年間だった」「村誌に関わらせていただき、勉強になった」とそれぞれ、感想を交えてあいさつした。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
◇功労表彰▽芦沢恵子=教育委員2期8年間、うち委員長職務代理6年間、村誌編さん刊行委員8年▽竹沢徳光=公民館文教部長7年、公民館運営審議会委員12年▽宮崎正彦=10年間体育指導員▽橋本泰寿=8年間村誌編さん委員民俗部門主任▽橋沢薫=同近代・現代部門主任▽北沢正美=同原始・古代部門主任▽小池嘉雄=同中世・近世部門主任▽湯沢正範=同編集委員長、監修部門主任▽寺平宏=同自然部門主任▽大場英明=同自然部門主任
◇感謝状▽松沢三郎=中川文化センターに絵画寄付 -
高遠小中学校の給食で「アマランサスご飯」
栄養価が高い穀物、アマランサス(ヒユ科ヒユ属)を使ったオリジナル商品の開発を目指している伊那地域研究会は、伊那市の高遠町学校給食センターに収穫した実を提供し6日、高遠町の3小中学校の給食に「アマランサスご飯」が並んだ。
昨年から本格的に栽培に乗り出した研究会の高遠花摘み倶楽部は、町内4カ所の遊休農地で作り、今年は300縲・00キロを収穫している。同給食センターの栄養士が「地元の活動を生徒たちに知ってほしい」と、給食での利用を持ちかけたことから、1・5キロを提供した。
この日は、地元産の白米にアマランサスの種を混ぜ合わせたご飯を児童や生徒が味わった。高遠中3年の女子生徒は「少し甘味がある気がするけど、くせもないしおいしいですよ」と感想を話した。
研究会は、ここ数年で市民による栽培が活発化し始めたことが発端となり、信州大学、伊那商工会議所、地元企業、栽培者などが連携して立ち上げた。
アマランサスの種や葉が、たんぱく質、カルシウム、鉄分、繊維などが豊富なことに着目し、食品としての商品化を進める一方、赤色の花を咲かせ観賞用としても楽しめるため、産業と観光面から地域の活性化に向ける構想。現在は、乾麺、菓子、かゆ、酒の試作品を作っている。
信大農学部の根元和洋助手は「地元の一つの特産として栽培や利用が継続し、地域に根付いてほしい思いがある。給食に出ることによって栄養はもちろんのこと、地元の活動を児童や生徒、保護者に知ってもらう機会になる」と話す。 -
伊南安協飯島支会がトイレシールを作成、町内の飲食店に配布
飯島町の伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は年末の交通安全運動(11-31日)に合わせ、飲酒運転撲滅の「トイレシール」を、町や商工会、JA上伊那飯島支所の協力を得て作成した=写真。町内の飲食店や公共施設、耕地の集会所などに配布し、トイレドアなどに張ってもらうことで、飯島町から飲酒運転を無くすことが狙い。
シールは縦8センチ、横28センチ、「飲んだら乗るな!、飲むなら乗るな!」と書かれたほか、ビールと自動車のイラストも添えた。
下平会長は「年末を控えて、飲酒の機会が増えることを受け、飲酒運転撲滅を願い、シールを作った。入口やカウンターでは営業妨害になるのでは考え、敢えてトイレシールにした」とか。 -
大豆の収穫、西小3年
中川村の中川西小学校3年生(片桐操教諭、20人)は30日、体育館北の畑で大豆の収穫作業をした。作業は畑の持ち主、座光寺喜久司さんや保護者に教わりながら、木は枯れ、しっかりと実が入った大豆を根ごと抜き取り、わらで束ねた。
中にははぜて、豆が土の上に転がったり、さやからのぞいている物もあり、子どもたちは慎重に作業を進めた。
束にした大豆は「重い、重い」と言いながら、旧校舎に運び込んだ。大豆を抜いた後、雑草や枯草なども取り除き、畑をきれいにしたり、土に落ちた豆を「もったいない」とひと粒ひと粒拾い集めていた。
昨年初めて、生活科の学習で大豆づくりを体験した同学年は、「広い畑で大豆を作ろう」と2アールの畑を借り、6月に種まき、2人ずつ畝(うね)を決めて、草取りなど管理し、収穫の時期を迎えた。10日は豆たたきの予定。
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親切運動作文コンクール表彰
小さな親切運動上伊那支部(山田益支部長)は、児童、生徒を対象に募集した作文コンクールの表彰式を開いた。今年は地区の学校を代表して、宮田村の宮田小学校の入賞者を対象に実施。金賞の小椋智幸君=5年=を含む9人に表彰状を手渡した。
山田支部長が同校を訪問。入賞児童を祝福し「小さな親切を、これからの生活にも生かしていってください」と呼びかけた。
今年のコンクールには、支部管内から小学生の部には8校76点の応募があり、優秀1、金、銀賞各2、銅賞11、佳作17点、中学生の部には7校168点の応募があり、優秀2、金賞1、銀賞2、銅賞23、佳作22点がそれぞれ選ばれた。
宮田小からは小学生の部では管内で最も多い31点の応募があった。同校の入賞者は次の皆さん。
▽金賞=小椋智幸(5年)▽銀賞=伊藤貴保(6年)▽銅賞=小池優穏(同)下平まどか、藤浪久美子、和田華澄(以上5年)▽佳作=田口茉優、友野裕太、加々美弥子(以上6年) -
西保育園でもちつき
宮田村西保育園は5日、年末恒例もちつき会を開いた。年長園児が杵と臼を使って、昔ながらに「ペッタンペッタン」。きな粉とあんこにまぶし、全園児で美味しく食べた。
年少、年中園児が見守る前で、年長がもちつきに挑戦。まわりのかけ声にあわせて、杵を振り下ろした。
33人みんなで協力して、モッチモチのお餅が立派に完成。さらにきな粉をつけて、年下の園児に振る舞った。
弾力ある歯ごたえに全員笑顔。餅のように粘り強く、風邪にも負けず元気に新年を迎えようと、モリモリ食べた。 -
SPF種豚センター分娩離乳舎がしゅん工
中川村片桐の種豚「ハイコープSPF・F1」を生産するJA長野経済連SPF種豚センターの分娩離乳舎が完成、7日、現地で経済連やJA上伊那、県、村、地元など関係者24人が出席し、喜びのしゅん工式を行なった。稼働開始は1月初旬の予定。
木造平屋建て、面積1077・8平方メートル、南北14・2メートル、東西79メートル、分娩房、離乳房、飼料庫、機械室など。電熱ヒーターや送風設備、自動給餌、給水システムを備えた。分娩房は妊娠末期の親豚66頭収容、踏み潰しなど事故防止のため子豚と分離。帝王切開で取り出した子豚は生後24、25日で離乳させ離乳房へ。雌雄を分け、雌は離乳房で約2カ月飼育された後、前期、後期育成豚舎で育成し、約5カ月体重百キロ前後で種豚として、県内外の農家や施設に出荷される。出産は年約2・5回。SPFとは「特定の病原菌のいない」の意味。
同センターは92年に全国初の「ハイコープSPF・F1種豚」の生産供給施設として建設されたが、02年11月に豚舎2棟を焼失。05年8月残存施設で事業再開。今年4月、全農肉豚150万頭構想を踏まえ、事業拡大が決定した。
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赤穂南小「歯の表彰」祝賀会
第45回全日本学校歯科保健優良校表彰で最優秀校に選ばれた駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)は2日、受賞の報告会と祝賀会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。歯科校医、PTA、教職員など関係者約50人が出席し、晴れの受賞の喜びをあらためてかみ締めた。養護教諭の安富和子教諭はこれまでに行ってきた学校挙げての取り組みの数々と受賞の経緯などについてスライドで説明=写真。出席者は感慨深げにスクリーンに見入っていた。
下平校長は「本当に光栄なこと。関係者の努力にあらためて感謝する。良い歯の運動がさらに地域に広がるよう今後も頑張っていきたい」とあいさつした。 -
森の音楽会「アルパとピアノとフルートと」
小さな子どもと一緒に生の演奏を聴きたい竏窒ニの願いから始まった「こどもといっしょに森の音楽会」の第7回「アルパとピアノとフルートと」が2日、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMOR(ビタ・アモール)で開かれた。駒ケ根市の子育て支援グループ「ファミリーサポート・ぐりとぐら」(須田秀枝代表)主催。会場には親子連れなど約150人が集まり、アルパ、ピアノ、フルートの3つの楽器が織り成す繊細なアンサンブルに聴き入った。
ステージに立ったのはアルパ奏者のエレナ冨岡さん=伊那市、フルート奏者の松浦美恵子さん=伊那市、ピアノ奏者の飯島陽子さん=駒ケ根市=の3人。クラシックのほか、世界の民謡やポピュラーなどを次々に披露した=写真。客席の子どもたちは特に騒いだりすることもなく、母親らとともに静かに曲を楽しんでいた。 -
箕輪手話サークル
ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞箕輪町の箕輪手話サークル(30人、尾曽共春会長)が、06年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰感謝状を受賞した。4日夜のサークルで尾曽会長が賞状と副賞を披露し、皆で受賞を喜び合った。
福祉分野などのボランティア活動を長年実践し、その功績が特に顕著な団体、個人を表彰する。大臣表彰感謝状は全国で38団体が受賞。長野県内では4団体(2団体、2個人)で、上伊那からは箕輪手話サークルのみ。
11月30日に県庁で伝達式があり、尾曽会長が出席した。
箕輪手話サークルは80年に発足。活動のメーンは学習会と、地域で暮らす聴覚障害者と会員の交流。聴覚障害者とコミュニケーションをとる手段として手話を学び、交流を通して聴覚障害者を理解することに重きを置いている。地元だけでなく上伊那、県などの手話関係の行事に積極的に参加し、楽しく手話を学び、交流を深めている。
尾曽会長は、「一番最初の会員が苦労してサークルを立ち上げ、今に至っている。皆さんの苦労に対してもらった表彰。これを出発点に私達もこれから20年、30年と続けていくようがんばりたい」と喜びを語った。 -
箕輪東小5年
花壇にごみ捨て防止看板設置箕輪町立箕輪東小学校5年生の「ひだまり村」(29人、丸山伸一教諭)は1日、環境教育の一環で取り組んできた花壇を整備し、ごみを捨てないよう呼びかける手作り看板を設置した。
同校グラウンド南東の県道沿いにある地域の花壇が利用されなくなり、空き缶、空きビンなどが多く捨てられる状況になっていたことから、5年生が花壇を整備してごみをなくそう-と、春から取り組んできた。
茂った木を切り、雑草を取り、苗を育てマリーゴールド、ダリア、サルビアなどたくさんの花を植えた。初夏から秋まで、手入れをしてきれいな花を咲かせた。
児童の手で生き返った花壇には、ごみの投げ捨てがほとんどなくなったが、冬の間は花がないため、「ごみ捨て防止に役立てよう」と、看板を作った。
児童の祖父が木材を提供し、看板の言葉を皆で研究。「ごみ捨てないで きれいな箕輪町 ひだまり村」と決め、文字を彫り、ペンキで色を塗って仕上げた。
落ち葉をはき、枯れ草を抜いて片付けた花壇に、皆の願いを込めて手作り看板を取り付けた。児童は、啓発用に班ごとにイラストなどを描いて小さい看板も作っており、完成次第設置するという。 -
古田人形芝居定期公演
箕輪町教育委員会主催の06年度古田人形芝居定期公演は2日、町文化センターホールであった。古田人形芝居保存会、箕輪中学校古田人形部、箕輪西小学校と中部小学校の古田人形クラブが出演し、約300人の観客が地域の伝統芸能を楽しんだ。
中部小の古田人形クラブは本年度発足した。児童8人が毎月1、2回の練習で、人形の組み立て方から始まり動かし方などを練習している。公演では、「傾城阿波鳴門」の人形で、母親が歩いてきて座る、飛脚が手紙を渡す、娘のお弓と母親が抱き合うなど、練習して覚えた一部を熱心に発表した。観客は児童が操る人形の一つひとつの動きに大きな拍手を送った。
部員数が増えた箕輪中は、浄瑠璃「生写 朝顔話」に20年ぶりに挑戦し、部員全員が出演して演じた。 -
「こどもを守るJRバス」運行開始
全国で多発する子どもをめぐった凶悪事件を受け、伊那市のJRバス関東中央道統括支店は4日、「こどもを守るJRバス」として路線バスの運行を始めた。業務中に助けを求めてきた子どもを車内に保護したり、不審者を発見した際に警察に通報し、子どもの安全を守っていく。
同支店が防犯活動への協力を伊那署に提案し、同署が黄色のステッカー(縦約15センチ、横約40センチ)を提供。停留所の高遠駅を発着するバス10台を対象に、乗降口など前側面2カ所に張って運行し、利用客や地域住民の意識も高めている。県内のJRバスでは初めての試みという。
路線は伊那市街、高遠町、長谷を巡る4路線で、午前6時過ぎの始発から午後8時半ごろの最終がある。運行中に助けを求める子どもや不審者を確認した場合には、業務用無線で支店に連絡して、伊那署に通報するほか、地域の商店などに協力を求める。
秋葉松美支店長は「子どもが被害にあう前に未然に防げるよう、地域の役に立ちたい」と話す。 -
南箕輪村「輪の会」と「えごま学校」合同収穫祭
南箕輪村の農業女性でつくる「輪の会」とエゴマ栽培農家でつくる「えごま学校」は3日、「わいわい合同収穫祭」を北殿の村公民館で開き、約30人が参加した。
食べる喜びを分かち合おうと、初めて計画。両団体の作業を手伝っている寺子屋の子どもたちや信大農学部の学生らも招待し、今年獲れた農作物を調理して味わった。
輪の会は4月から田畑のほ場約7アールで、ジャガイモやコンニャク、豆類など10品目余の野菜を栽培。えごま学校は03年から、田畑や大泉、伊那市西箕輪にある遊休農地合わせて約40アールを利用してエゴマを作っている。
参加者たちは、「五平もち」「こんにゃくのえごま和(あ)え」「ヤーコンサラダ」「サツマイモトリュフ」などを協力し合って作った。全員でたっぷりと味わい、収穫の喜びをかみ締めた。 -
ますみケ丘平地林を活用したイベントを企画
伊那市は9、10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開く。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つで、まず市民に平地林を知ってもらうねらい。
平地林はアカマツを中心とした面積68ヘクタール。97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収している。
3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した平地林の具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。これまで自然観察会はあったが、イベントは初めて。
森遊び(10日午前10時半縲恁゚後3時)は、落ち葉や木の実を入れる万華鏡作り、松ぼっくりの人形作り、小枝を使ったクリスマスツリー作り、たき火で焼くクルクルパン、ハンモック遊びなどを用意。参加費(保険代)は大人200円、小学生以下100円。
ウッドデッキ(9、10日午前9時縲恊ウ午)は大人向けの講座で、間伐材を使ってウッドデッキやベンチを作る。島崎山林塾企業組合の藤原祥雄さんらを講師に、伐採から製材、チェーンソーの使い方などを学ぶ。参加費(2日間)は大人500円。
持ち物は、おわんとはし、昼食、飲み物、軍手など。
当日は鳩吹公園駐車場に集合。雨や雪の場合は中止となる。
市は「遊びだけでなく、山林の恵みを取り入れた。イベントを通し、里山に目を向けてもらえるのではないか」と話す。
今後も季節に合わせ、森林に親しみ、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいとしている。
問い合わせ・申し込みは、市産業振興部農林振興課林業振興係(TEL78・4111内線2416、2417)へ。 -
上伊那の芋焼酎「伊那八峰」試飲会
上伊那産のサツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」の発売日を前に、5日夜、伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」で試飲会があった。酒販売店主、生産者、消費者ら約80人が集まり、上伊那の市町村別と権兵衛トンネル開通記念の10種類の焼酎を飲み比べた。
芋焼酎は、地域の特産品開発の一環として、サツマイモの栽培から販売までを手がけようと賛同する生産者や酒販売店主らが取り組んだ。
呼びかけ人の池上明さん=飯島町=は「こんなに個性が出ると思わなかった。1年後、どんな味わいになるのか楽しみ」と話し、特産品への期待を込めた。
発売は12日。上伊那の酒販売54店で、1万6千本を販売する。価格は1本(720ミリリットル)1250円。アルコールは25度。香りが立つお湯割りがお勧め。
試飲会では、サツマイモ入り「こがねうどん」の試食もあった。 -
箕輪町泉沢常会1組の各戸でイルミネーション
箕輪町木下、泉沢常会1組の各戸で飾りつけたイルミネーションが毎夜ともされ、色鮮やかな電飾の光りが冬の通りを明るく照らしている。
昨年に続いて2年目の取り組み。国道153号から箕輪工業高校に通じる道沿いで、賛同した各戸が庭木や玄関などに装飾。赤、青、黄色などカラフルな電飾が点灯するほか、サンタクロースやトナカイなどの飾りもあり、道行く人を楽しませている。
発案者の荻原省三さん「この通りを歩く多くの人にすばらしい感動を与えられたら」と話す。
クリスマスの25日まで毎日、日没から午後9時30分ごろまで灯すほか、24日と大晦日の31日は翌日の朝方まで点灯している。 -
伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定
市町村合併を機に、より多くの人に親しんでもらおう竏窒ニ募集していた伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定した。
市内でも“わっこはうす”“ひまわりの家”など、親しみのある愛称を使っている共同作業所は多いが、伊那市共同作業の家にはこうした愛称がなかったため、硬いイメージを払しょくする意味で今年8月、伊那市社会福祉協議会が発行する「ふくし伊那」などで愛称を募集したところ、全国から28点の愛称が寄せられた。
その後、利用者の保護者やボランティア、社協職員などで投票したところ、「夢がわくような働く場所になってほしい」という思いがこもった「ゆめわーく」が最も多くの票を獲得し、正式な愛称に採用された。
今後は、入り口付近に設置している看板にも「ゆめわーく」という文言を加えたいとしている。 -
アンサンブル伊那で美鈴工房のパッチワークキルト展
伊那市西箕輪にある知的障害者の通所授産施設・アンサンブル伊那27日まで、南箕輪村にあるパッチワーク教室「美鈴工房」(磯千恵子代表)のパッチワークキルト展が開かれている。細やかなキルティングが施された約10点が、喫茶店内や1階の展示ギャラリーを彩っている=写真。
美鈴工房は先月末、別の会場で上伊那地域の受講者による作品展を開催。同施設のスタッフが、受講者の一人と親戚だったこともあり、施設内での作品展を依頼したところ、快く了承を得た。
壁掛けほどの小さな作品は廊下展示スペースに集められており、ベッドカバータイプの大作は、喫茶店内に展示している。
訪れた人は「細かい作業だね」「根気がいるね」などと丁寧に縫いこまれた作品を眺めていくという。
午前10時縲恁゚後7時半(2、16日は午後3時まで、22日は午後3時から。日曜は定休)。
問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。 -
親と子のいきいき講座で、クリスマスケーキづくり
中川村の中川文化センターで3日、上伊那母子寡婦福祉協議会の「親と子のいきいき講座」があり、母(父)子寡婦家庭、36世帯56人が参加し、クリスマスケーキづくりやクリスマス工作を楽しんだ。
ケーキづくりは会員の1人、伊藤朋枝さんが指導。スポンジケーキ台を使い、ホイップクリームを泡立て、キーウィーやミカンなど果物をスポンジの間に挟み、表面にしっかりクリームを塗り、イチゴやチョコクッキーなどをセンス良く飾って、でき上がり。
また、中川村図書館職員に教わりながら、松かさを使ったクリスマス飾りづくりもした。
宮田村からお母さんと参加した廣田杏奈さん(小5年)は「クリームの泡立ては力がいって大変だったが、食べるのが楽しみ」と話していた。 -
上伊那ラージボウル卓球大会
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卓球のボールよりも一回り大きい直径44ミリのボールを使って競技する第2回上伊那ラージボール卓球大会が3日、宮田村新田の農業者トレーニングセンターであった。上伊那各地から前回よりも10人多い31人が参加、1部、2部に分れ、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を目指した=写真。
ラージボール卓球は幅広い卓球競技の普及にと、1988年に日本卓球協会が考案。ボールサイズを大きく、軽くし、スピートが出にくくしたため、ボールの変化が少なく、高度の技術がなくてもラリーが続き、初心者や高齢者も楽しむことができる。
結果は次の通り(敬称略)
◇シングルス第1部・優勝=北沢要市(2)中村正巳(以上箕輪町卓)(3)井ノ上八代美(箕輪母親卓)◇同第2部・優勝=小沢清史(南箕輪卓)(2)佐藤勇介(4)西尾和子(5)杉浦博男(以上駒ケ根卓ク)
◇ダブルス第1部・優勝=北沢要市・田中晃子(箕輪町卓・宮田卓ク)(2)小池清史・西尾和子(南箕輪卓・駒ケ根卓ク)(3)丸山温・向山初美(箕輪町卓・箕輪母親卓)、佐藤勇介・井上節子(駒ケ根卓ク・箕輪母親卓)◇同第2部・優勝=田中岩人・西藤なをみ(箕輪町卓・南箕輪ママ)(2)小池士郎・井ノ上八代美(南箕輪卓・箕輪母親卓)(3)木下文明・堀治子(宮田卓ク・箕輪母親卓)、小池智之・赤池和代(南箕輪卓・箕輪ラージボール) -
07年予算編成方針
飯島町は5日役場で、係長、専門官以上の職員ら35人が出席し、予算編成会議を開き、高坂町長は「締めるところは締め、行財政改革を推進する一方で、若者住宅や新規企業導入など、予算を重点配分し、選択投資型のメリハリの効いた予算」-など編成方針を示した=写真。
基本方針に▽住民との協働のまちづくりを実践していく予算▽子育て支援、若者定住の促進▽新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興▽安心、安全のまちづくり▽継続事業の確実な推進-を掲げた。
また、留意点として▽会計管理者の設置、こども室(仮称)の新設に配慮▽人件費総額を前年度より削減▽物件費の削減▽委員会等の定数の見なおし▽町単独の金品の支給は原則しない-などを挙げた。
高坂町長は「町の経常収支比率は85%で起債制限比率は11・5%で、前年度よりも0・7ポイント悪化した。新型交付税も飯島町にとってはマイナス要素になる」と町の財政見通しについて述べ「ふるさとづくり計画や集中改革プランに基き、行財政改革を進めるのみでなく、協働のまちづくりや人口増活性化対策など投資的事業に重点配分した予算編成を」と呼び掛けた。
また、県職員の贈収賄報道にも触れ「飲酒運転や官製談合など公務員の綱紀が問題になっている。飯島町職員から社会的問題を絶対に起さないように」と気を引き締めた。 -
天竜川ふれあい公園(仮称)ワーキンググループが整備計画をまとめる
中川村中央の天竜川河川敷に整備する天竜川ふれあい公園(仮称)について整備計画を具体的に検討するワーキンググループは4日夜、役場で第5回を開き、素案(平面図)を基に検討し、計画をほぼまとめた。今後、設計業者に依頼し、基本設計を作成、国交省に申請。来年度より具体的整備に着手する考え。
計画では、一般車はいさわ食堂南の国道から進入し、堤防沿いを第2駐車場まで。サイクリング、歩行者用道路は堤防上から山際の道まで公園の外周を1周する。親水広場は池や川を作り、水遊びができるスペースにする。
芝生広場には円形花壇、バーベキュー広場、フットサルコート2面を取る。桜、モミジを植栽する。釜淵付近は自然観察林や花壇に整備。広場には仮設の東屋やトイレを設置する。駐車場は3カ所約80台収容を見こむ。
参加者からは「マレットゴルフコースができないか」「桜は寿命が長いエドヒガン桜を」「花壇は堤防に沿って帯状が景観的によい」「排水路が必要」「花好きな個人、団体に希望者を募り、花壇を作り、管理してもらったら」など様々な要望や意見が出された。 -
記者室
中高年の主婦が集まり、自殺が話題になった。統計的にはともかく「主婦は自殺ができない」と言う結論に。その理由は家計を預かる主婦として葬式代の工面がつかないうちは死ねない。身の回りをきちんと整理しておかないと恥かしい、これが1番大変。日頃ずぼらに暮らしていると、台所、押し入れ、物置と半年は掛かる。気の長い死神も逃げ出す。片付けも3日もやれば疲れて死ぬ気も失せる▼もっともらしく言えば、心の問題は時が解決する。死ぬこともタイミング、それを外すと死ねないとか。周りに自殺志願者がいたら「3日だけ生きて」と、3日過ぎたら、もう1週間、そのうち、死にたくなくなるとか▼経験者ではないだろうが、妙に説得力があり、感心した(大口国江)
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新飯島東部保育園が開園
飯島町の新飯島東部保育園が完成、4日開園した。
アニメ曲「となりのトトロ」に乗って、園児はクラスごと遊戯室に入場し、開園式。
高坂裕子園長は「今日からみなさんはこの大きな保育園で仲良く遊んだり、給食を食べ、お昼寝をします。新しい保育園の約束ごとを守って、元気良く、通って来て」と呼び掛け、園児らは喜びの歌「しあわせみのるまで」を響かせ、声を合わせ「ぼくたち、私たちのために新しい保育園を作ってくれてありがとうございます。みんなで大事に使います」と感謝した。
4日から新園に通園するのは現東部保育園の園児58人のみ、田切・本郷両保育園からは来年4月から通園する。 -
伊那市と4団体が災害時応援協定結ぶ
伊那市は5日、災害が発生する恐れ、発生した場合の日用品の供給、円滑な災害復旧などのために、関係する4団体と応援協定を結んだ。今回で市の災害時応援協定締結団体数は21団体となった。
調印した4団体は、量販店の「カインズ」(本社・群馬県)、同「NPO法人コメリ災害対策センター」(本社・新潟県)、市下水管路維持事業協同組合、市下水道指定工事店組合。
協定書によると、災害時において市は、両量販店に救援物資の優先供給などを協力要請できる。同協同組合、同工事店組合に対しては、幹線道路、宅内の下水道の応急対策などを要請でき、工事店組合は、仮設トイレの手配と設置も協力する。
両量販店は、いずれも県内市町村との初めての応援協定の締結となった。
小坂樫男市長は「災害はいつ起きるか分からない。そんな中、皆さんの好意で物資の供給、管路の維持、仮設トイレの供給などに関しての応援協定が結べたことに感謝する」とあいさつした。
調印式に出席した小坂市長と4団体の関係者 -
年末特別警戒で街頭啓発 伊那エンジェルス隊
年末特別警戒(11縲・1日)に先立ち、伊那署管内の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊」は1日夕、伊那市西町区のアピタ伊那店など大型店4カ所で、街頭啓発活動を繰り広げた。
隊員約30人、署員約10人が各個所に分かれ、啓発ちらしとティッシュペーパーを買い物客に配布。「11日から年末特別警戒が始まります」などと呼び掛け、地域住民の警戒意識を高めた。
アピタ伊那店では、青色回転灯を装備した車両の横で、そろいのジャンバー姿の隊員ら約10人が配布活動をした=写真。
伊那署によると、管内では「車上ねらい」「空き巣」が多発している。年末は特に気の緩みもあるので、戸締りや車の鍵のかけ忘れには注意してほしいという。 -
手作りしめ飾りで新年を 長谷地域青少年育成会
伊那市の長谷地域青少年育成会は2日、長谷公民館で、恒例の「親子しめ飾り教室」を開いた=写真。地域内の親子27人が参加し、良い新年を迎えるため、しめ飾り作りに挑戦した。
親子の交流と伝統文化の伝承を目的とした教室。旧長谷村の元教育長の伊東耕平さんを講師に招き、地元で取れた稲のわらを使って、参加者らが思い思いのしめ飾りを制作した。
経験者は2人で残りの人は初心者。わらに・スより・スを掻けていくのに苦労していたが、次第にコツをつかむと、指導者も「うまくできた」と太鼓判を押す作品が完成した。
2年目の参加となった中山晴貴君(長谷小3年)は「昨年よりうまくできた」と満面の笑み。周りの保護者らは「地域の人に教えてもらい子どもたちが受け継いでいってくれれば」と話していた。 -
【記者室】自転車のマナー
車の運転中、自転車とぶつかりそうに(正確に言えば自転車にぶつけられそうに)なった。見通しの悪い交差点で一時停止して大通りに出ようとしたところ、歩道を猛スピードで飛ばして来た自転車が急ブレーキ。危うくかわし、こちらをにらみながら走り去った▼これで事故になった場合、過失の割合はどうなるのか分からないが多分自動車の方がより責任が重い竏窒ニいうことになるのだろう。知っている人は少ないかもしれないが、自転車は一部の許可された区間を除き歩道を走ることは許されていない▼このほかにも右側を走る、夜でもライトを点灯しないなど、自転車乗りのマナーの悪さは目に余る。免許証とまでは言わないが、講習ぐらいは必要ではなかろうか。(白鳥文男)
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駒ケ根市議会12月定例会開会
駒ケ根市議会12月定例会は4日開会した。会期は21日までの18日間。条例5、補正予算4、事件3の計12議案が上程され、常任委員会に付託された。最終日の21日に採決される。
一般会計補正予算は歳入、歳出それぞれに3億6700万円を追加し、総額145億5760万円とするもの。北の原工業団地誘致企業への立地資金預託金など1億3500万円、東中学校体育館の耐震補強工事費8630万円などが計上されている。
日程は次の通り。
▽4日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽12・13日=本会議(一般質問)▽14・18日=委員会(付託議案審査)▽21日=本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)