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月間有効求人倍率1・44倍
伊那公共職業安定所は、11月の労働市場概況をまとめた。月間有効求人倍率は前月比0・07ポイント増の1・44倍となった。10月に前月比を下回ったものの、6月から右肩上がりとなっている。
新規求人数、月間有効求人数が高水準で推移し、新規求職者数が減ったことで、前月を上回った。
新規求人数は、前月に比べて23人増の1487人。製造業は減少したが、建設業や卸売・小売業、サービス業などで増えた。
月間有効求人数は3962人で、3カ月連続で横ばいの動き。
新規求職者は605人(前月比121人減)。月間有効求職者は2752人(167人減)だった。 -
わら細工で冬景色
箕輪町南小河内の大槻博一さん(72)が手作りしたわら細工の「冬景色」が、東箕輪郵便局ロビーに飾られている。
飛騨高山の合掌づくり、雪靴、栄村の雪ん子、わらを保管するために積み上げたものなど、一つひとつ丁寧に作り上げ、綿帽子をかぶった箕輪町のキャラクター「もみじちゃん」も仲間に加えた。
昨年は干支(えと)の12支を作り、同局に届けた。今年は何にしようかと考えた末、田園風景を表現したという。
「米のありがたさ、わらの尊さを感じる」とわら細工にこだわり、わら草履や動物の飾りなどを制作。「ぼけ防止と健康のためにもなる。わら細工が縁で、皆さんがわらを持ってきてくださったり、人とのふれあいがうれしい」と話す。
大槻さんの作品を見るためにわざわざ訪れる人もいて、局は冬の間ずっと飾るという。 -
南箕輪小管理教室棟05年度分改修工事完了
南箕輪村内の公共施設で初の耐震構造となる南箕輪小学校管理教室棟(中校舎)の05年度分改修工事が完了した。
04、05年度事業。本年度分の工事は職員室などの増築、耐震補強。耐震補強工事は、職員室と1、2階の各1カ所の窓に鉄骨耐震ブレスを設置し、各階に数カ所ずつ厚いコンクリート壁を設けた。
改修で、校舎は従来より木を多く使い、明るくなった。一部の15教室は2学期から使用しており、通路は3学期、残りの教室は新年度から使う予定。
事業費は建築、電気設備、機械設備、工事監理業務委託費で、総額5億3947万9500円。工期は06年3月15日までだったが、天候に恵まれたことなどもあり年内に完了した。 -
上伊那農業改良普及センターの05年10大ニュース
上伊那農業改良普及センターが発表した05年の10大ニュースは次の通り。
(1)環境との調和を図る農業者育成を目的とした和の農業者セミナー」(全域)「自然と共生する農業セミナー」(飯島町)を開催。環境負荷を軽減した水稲の温湯種子消毒、野菜のナトリウムランプなどの導入が進み「環境に優しい農業」への実践が活発化した
(2)地域農業の新たな担い手として、集落営農型農事法人が、飯島町や高遠町で相ついで設立した
(3)管内で12人の新規就農者(40歳未満)が誕生したほか、新規就農里親活動支援事業により5人が来年度以降の就農を目指し、研修を積んでいる
(4)凍霜害や台風などの気象災害が少なく、水稲、果樹、野菜、花きなど、おおむねの作物が良好な作柄を記録。南信の水稲作況指数は103となった
(5)養液土壌栽培や地中冷却栽培などの導入や販売戦略の努力が実り、上伊那産アルストロメリアの売れ行きが好調となった
(6)ネギ調製プラントの導入、機械化作業体系の充実などで生産拡大が進み、産直化にむけた基盤が強化され、市場評価も高まった
(7)農業レストランや農業民宿、棚田米100%でつくった日本酒の誕生など、グリーン・ツーリズムにむけた活動が動き出した
(8)たい肥銀行(箕輪町)やたい肥生産法人組織(箕輪町)の設立など、たい肥の地域内循環が進展。畜産尿汚水のばっ気処理技術が導入され、臭気除去やたい肥有効利用の展望が開けた
(9)郷土料理の講習会や経営対策のための簿記講座など、女性農業者を対象としたセミナーが開かれ、多くの農業者が受講した
(10)新たに13組の家族経営協定が締結され、経営対策に関するレベルアップが図られた -
ブリで年取り
年の瀬が迫り、正月準備で買い物をする人の姿が目立つ。縁起がよいと年取りや正月に食べるブリ。本年は海水温が高いせいか、水揚げ量が少なく、価格は昨年より高いという。
ブリは成長段階に合わせてワカシ(体長20センチ)竏茶Cナダ(40センチ)竏茶純宴T(80センチ)竏茶uリ(1メートル以上)と呼び名が変わることから、出世魚とされる。
宮田村町三区の「スーパーこいち」は、天然もの、養殖もののブリを仕入れ、例年通りの数量を確保した。
天然ものは房総産=千葉県、越前産=福井県=。昨年に比べて価格は3割ほど高く、100グラム500円。
大きさは1尾の半分、切り身、刺し身などを用意しているが、希望に合わせて切ることもできる。
ブリは塩焼き、照り焼きなどの食べ方があるが、板がすを使い、砂糖と塩で味付けしたブリがおいしいという。
店内にある鮮魚販売の対面売り場には、数の子やタコなども豊富にそろっている。 -
インフルエンザの予防急いで
全国的にインフルエンザの出始め時期が早い今シーズンは「流行(りゅこう)の出足は過去5年でもっとも早い」といわれる。伊那保健所管内でも発生件数は毎週増加傾向で、このままいくと昨シーズンより、発生ピークが早まることが予想される。
同保健所管内の8病院から集まる情報によると、今期のインフルエンザ感染者の発見は昨期と比べ1周間早い11月下旬で、出始めの週は11人と、ここ3年間で一番多い。その後の週も10人以上が連続していて、発生ピークは例年とくらべ1カ月ほど早い、1月中旬から下旬を見込む。
今シーズンはA型の香港とソ連の発症数が全国でも多い。インフルエンザ対策として▽うがいと手洗い▽屋外では人ごみをさけ、マスクをする▽部屋の環境を室温20縲・2度、湿度60縲・0%を保つ竏秩Aなど。関係者は「高熱が出るなどの症状が出たらすぐに医療機関で受診を」と呼びかけている。
「クスリのサン・ロード伊那店」では12月に入ってから、かぜくすり関連の商品が売れ出し、例年同期と比べて1・2縲・・3倍の売り上げがあるという。
店長によると、インフルエンザや新型ウイルスなどの報道が多くなり、予防する観点からマスクやうがいクスリ、ビタミン剤などが売れているという。 -
05年の事件や事故を振り返る
◇2月▼28日午前2時29分ころ、伊那市坂下区入舟の飲食店「美代子」などが営業する木造一部2階建ての建物(約142平方メートル)から出火し、同建物が全焼したほか、西側に隣接する木造2階建ての2階部分(約35平方メートル)を焼き、午前4時に鎮火した。伊那署は不審火の疑いで捜査し、3月に火事場で伊那消防組合所有の空気呼吸器などを盗んだ、南箕輪村南原の会社員・小野寺正人容疑者=当時33=を非現住建造物等放火罪の疑いで再逮捕。伊那署によると、同容疑者は、昨年12月と2月10日の両日にも放火を企て、いずれの火災もライターで火を着けている。消防に関する熱狂家で、いらいらして火をつけ消防車が出動する様子を楽しんでいたという。11月の判決の結果、懲役6年を言い渡された
◇3月▼8日午前1時過ぎ、箕輪町松島区の無職男性=当時90=方に男が侵入し、現金3万円位を強取して逃走。男性は犯人ともみ合った際、刃物が額に当たり軽傷を負った。犯人の特徴は、身長160センチ位のやせ型で黒づくめの服装、目出し帽をかぶっていた。事件は捜査中で、犯人に結びつく直接的な情報は得られていないという▼24日午前5時15分ころ、箕輪町中箕輪木下のプリント配線盤工場・伸光製作所(河野哲郎社長)の新北工場2階の屋外にある塩酸タンクから、気化し塩酸ガスが発生した。地域住民らに避難指示が出され、周囲は一時騒然とした
◇5月▼伊那署は窃盗の疑いで、伊那市内在住の少年5人を12日までに県地方検察庁伊那支部に送検した。リーダー閣の無職の少年=当時16=は4月24日に窃盗の容疑で逮捕。市内の住宅や公会堂事務室、神社において現金など15万2700円相当を盗んだ。少年らは・ス遊ぶ金・スほしさに犯行していた -
中川村成人式は3日に文化センターで
中川村の成人式は、3日午前10時から中川村文化センターで行われる。今年も成人を迎える実行委員が手づくりの成人式を演出しようと企画、成人者代表あいさつ、成人者1分間スピーチなどが予定されている。
20歳を迎えるのは73人(男40、女33)。
陣馬太鼓の勇壮な響きでオープニング。村歌の斉唱、松村正明公民館長の主催者あいさ、曽我村長の激励の言葉に続いて、公民館や安協女性部から記念品贈呈。松村隆教育委員長、恩師代表がお祝いの言葉を送り、成人者を代表し、佐々木壮さん、北島奈美さんが謝辞を述べる。
引き続き、輪になって、成人者の一分間スピーチ、記念撮影の後、祝宴に移る。
記念品はラベルを新成人がデザインした紅白のワインセット。
新成人は次のみなさん(敬称略)
【男性】亀沢哲也(美里)松沢成善(北組)宮下泰裕、久慈哲史(以上中組)中島彰宏、中塚卓也、米山真二(以上沖町)荒井悠希(三共)森本和幸、平島将寿(以上葛北)片桐開、矢沢雄太(以上渡場)富永春樹(柳沢)佐々木正和、沢田康博、松下泰希、吉田弘次(以上横前)米山俊嗣、上沢秀仁(以上針ケ平)上久保達也(小平)高橋雄一郎(小和田)斉藤渉(竹ノ上)永井友和、井沢孝一(以上中央)渡辺敦(中通)山田慎也、山本竜太、吉田亘、前沢敦史(以上田島)松下竜也(中田島)中平章浩、中平健太、米山和也(以上南田島)佐々木壮、小沢達也(以上牧ケ原)福沢徹、福沢優、川上貴史、坂井明、松下芳弘(以上南原)
【女性】小栗佳子(下平)酒井美希(中組)北村香澄、安富園子、米山あかね(以上沖町)小林蕗子、ワインあけび、若宮亜希子(以上桑原)北島奈美、宮下ゆかり(葛北)下平綾乃、南沢倫香(以上柏原)片桐亜紗美、宮島綾子(以上渡場)出崎未那子、宮崎恵(以上横前)米山沙美子(針ケ平)座光寺舞、桃沢絵里子、座光寺恵(以上小和田)松下あや、南彩、米山静香(以上中央)北沢沙奈美、矢沢睦、久保田淳子(以上田島)中平朋代、唐沢有希子(以上中田島)、松村渚沙(南田島)唐沢真理子、冨永由理(以上牧ケ原)北原麻衣、東山千恵子(以上南原) -
飯島町老人クラブが歳末助け合い福祉募金
飯島町老人クラブ(横田勉会長、964人)は27日、石楠花苑で町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)に歳末助け合い福祉募金として19万円余を寄付した。
石楠花苑には横田会長ら役員4人が訪れ、「会員の気持ちがこもった尊いお金、町の福祉のために使って」と手渡した。
堀越会長は「会員の皆さんの温かい気持ちを大切に、福祉向上のために、有効に使いたい」と感謝した。
##(写真)横
老人クラブが福祉募金を寄付
飯島町老人クラブ(横田勉会長、964人)は27日、石楠花苑で町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)に歳末助け合い福祉募金として19万円余を寄付した。
石楠花苑には横田会長ら役員4人が訪れ、「会員の気持ちがこもった尊いお金、町の福祉のために使って」と手渡した。
堀越会長は「会員の皆さんの温かい気持ちを大切に、福祉向上のために、有効に使いたい」と感謝した。 -
南箕輪村05年の重大ニュース
南箕輪村役場が発表した05年の重大ニュースは次の通り。
◆4月1日 すくすくはうす(村民交流支援センター)オープン
◆4月10日 唐木一直村長就任縲恣坙{一の子育て村をめざして
◆5月1日 フォレスト大芝(子ども体験研修施設)オープン
◆6月2日 子ども未来センター予定地原状回復工事
◆7月1日 南箕輪村役場機構改革
◆8月21日 節目の20年「第20回大芝高原まつり」盛大
◆10月1日 ふれあい交流センター大芝の湯入場者100万人達成
◆10月29日 南部小学校開校10周年式典
◆11月12日 交通死亡事故田畑発生「交通死亡無事故1467日でストップ」
◆11月21日 むらづくり委員会「基本構想、行政改革大綱、財政計画、国土利用計画の4計画(案)を村に答申」
◆12月22日 村内公共施設で初耐震構造「南箕輪小学校中校舎」竣工
原状回復工事が完了した大芝公園多目的広場
入場者100万人を達成した大芝の湯 -
箕輪町営上古田スケート場1月7日オープン予定
上伊那に残る数少ない天然リンクの一つ、箕輪町営上古田スケート場は06年1月7日のオープンを予定する。
13日からグラウンドに水を引き入れ、結氷しているが、現在は氷の上に雪が積もっている。天候や氷の状態により開始日が変更になる場合もあるが、年明けにリンク整備をし、オープンに備える。
利用は2月5日まで。無料。無料の貸し靴もある。期間中に親子スケート教室、ジュニア・スピードスケート大会を計画。参加者を募集している。希望者は申込書を町文化センター内生涯学習係に提出する。
催しの募集内容は次の通り。
◆親子スケート教室
1月21、22日の2日間。受け付け午後6時縲怐A教室午後6時半縲・時。町スケート部がスケートの初歩技術を指導する。対象は小学3年生までの親子。4年生以上でも滑れない人は受け付ける。保険料300円。定員50人(25組程度)。定員になり次第締め切る。持ち物はスケート靴(無料貸し靴もある)、帽子、手袋、防寒具。参加申し込みは1月16日午後5時まで。
◆ジュニア・スピードスケート大会
1月28日、受け付け午前6時縲怺J会式6時20分縲恚」技開始6時50分縲怐B参加資格は町内小学生。競技種目は1・2年生250メートル、3縲・年生500メートル。オープンコースのタイムレースで、高学年から行う。各種目1位縲・位にメダル、表彰状を授与。氷・天候により希望者のみタイム計測(1・2年500メートル、3縲・年1000メートル)もある。保険料300円。参加申し込みは1月23日午後5時まで。 -
仕事納め式飯島町
飯島町は28日、05年度の業務を締めくくり、防災集会室で仕事納め式を行った=写真。
約130人の職員を前に、高坂町長は伊南バイパス本郷地区用地買収や東部保育園着工、内掘醸造の立地、与田切川飯島第6砂防堰堤の完成、死亡事故ゼロ記録千日達成-など挙げ「事業はほぼ計画通り推進できた」と1年間を振り返り、「来年は自立の第1歩、協働のまちづくりと人口増、活性化対策を重点戦略にまちづくりに努めたい。町制施行50年に当り、意義ある記念事業を行いたい。交付税削減も予想される中、職員の一層の奮起を期待する」と訓示した。 -
駒ケ根市仕事納め式
駒ケ根市は28日、05年を締めくくる仕事納め式を市役所で行った。集まった約130人の職員に向かって中原正純市長は「大変な年だったが、何とか難局を乗り切ってきた」とこの一年を振り返った。「長年の悲願だった市町村合併が白紙に戻ったが、気持ちを切り替え、将来に向かって明るい展望の持てる新たな市をつくるための構造改革の年だった」とした上で「改革には痛みが伴うが、職員一同が心を一つにして、明るい将来のまちづくりに向けて努力を。来年が何よりも駒ケ根市にとって良い年であるよう願う」と期待を述べた。
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国際ソロプチミスト寄付
女性だけで組織する社会奉仕団体の国際ソロプチミスト伊那(兼子ゆう会長・21人)は26日、同会が行ったバザーの売上金の一部3万円を駒ケ根市に寄付した。会を代表して小平裕子さんと坂口栄子さんが駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「毎年の寄付に感謝する。弱い立場の人たちのために有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同会は12月、伊那市、箕輪町、高遠町にも寄付したほか、たかずやの里にはこたつや布団など約5万円相当の品を寄贈した。 -
駒ケ根市社協評議員会
駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は26日、05年度第2回評議員会をふれあいセンターで開いた。評議員ら約50人が出席し、介護保険法の改正などによる定款の一部変更案と一般会計補正予算案を可決して閉会した。役職の交代により新たに評議員に選任された北原公和さん(駒ケ根ライオンズクラブ会長)と堀内照夫さん(駒ケ根ロータリークラブ会長)に竹内会長から委嘱状が手渡された=写真。任期は07年5月30日まで。
一般会計補正予算は県社協の補助金25万円をふれあいのまちづくり事業に充てるもの。
介護保険法の改正により新たに設置が義務付けられた地域包括支援センターの業務を市の委託を受けるかたちで市社協が06年4月1日から行うことなどが報告された。 -
門松作りに大忙し 小松彰一さん(75) 伊那市東春近
「この時期は気合いが入るね」。正月を控え、門松作りに大忙しだ。寒さに加え、朝から夕方までの1日仕事に、手が荒れ、割れ目ができる。それでも「冬の楽しみでやっていることね。人の喜ぶ顔がうれしい」と自宅の庭で火をたきながら、正月飾りづくりに精を出す。
11月ごろから、山に行って松を切ったり、友人から竹を譲ってもらったりと材料を準備。早めに作ると、竹が割れてしまうため、製作は短期間に集中する。
高さ1・5メートルの門松十数基のほか、しめ飾り、タイなどを手がける。門松で使った直径15センチの竹の切れ端を土台にしたミニ門松が新たに加わった。
門松は3本の竹を中心に、松、梅、しめ飾りを組み合わせる。わらで作る土台のはかまも手づくりで、オリジナル。梅は温室で咲かせるが、本年は寒くてつぼみにもなっていないとか。
門松作りを始めたのは15年前。会社にあった門松を見て、作ってみようと思い立った。上伊那中の商店街や銀行の門松を見て回り、研究した。
10年ほど前から、仕上げた門松は、地元の公共施設などへ寄贈。「しめ飾りの作り方を教えてほしい」と自宅まで習いに来る人もいる。小学校などへも出かけ、指導に当たる。
「わしたちの小さいころは、ござを編んだり、学校に履いていくぞうりを作った」とわら文化は生活に欠かせないものだった。今では、わらに触れる機会が少なくなり「わら文化を伝承したい」と願う。
◇ ◇
中川村四徳出身者らでつくるNPO法人「山里の暮らしと豊かな森林を守る会」の理事長を務める。
今夏、立ち上げたばかりで、四徳に築窯した炭焼きがまで間伐材を使って炭を焼いている。
今後、キノコ山を整備したり、ログハウスを造ったりと森林の活性化や山里の暮らしを復活させ、活性化に結びつける。
メンバーは、61年(昭和36)年の三六災害で集団移住を余儀なくされた60縲・0代の住民ら約20人。「まさか、ふるさとの山で炭を焼くと思わなかった」と話すものの、メンバーが集まると、ふるさとの話は尽きないという。
活動を継続するためにも、後継者育成が必要と考えている。
短歌や俳句も趣味。
ふるさとの山で、炭焼きに取り組んだ様子を題材にした短歌もある。
(湯沢康江) -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
町役場で地上デジタル放送観られます
高遠町が進めているケーブルテレビ(CATV)整備事業で、すでに工事を終えた西高遠地区の光ケーブル網を活用して28日、役場庁舎内に設置しているテレビで地上デジタル波を含むCATVの視聴が可能となった=写真。
伊那ケーブルテレビジョン(ICT)=本社・伊那市、向山公人社長=から、光ケーブル網の機器集約施設である高遠サブヘッドエンドを経由し、西高遠地区へ信号を配信する機器を調整。美ヶ原サテライトから試験放送を開始している地上デジタル放送や、ICTの自主放送などが視聴できるようになった。
CATV整備事業は、昨年度の繰越事業で町の過疎債事業として、町内全域に光ケーブル網を設ける。難視聴対策やブロードバンド通信環境の提供、地域情報格差の是正が目的で、来年1月末に終える。
1月上旬ごろには、藤沢地区から順次、CATVの加入を希望する各戸への引き込み工事を開始。町内全域で視聴可能となるのは3月末を予定している。
ICTの専用チャンネルで文字放送によって行政情報も流れることなどから、町は6、7割の加入を目指しているという。 -
神社準備
伊那市坂下の「坂下神社」で28日、新年を迎えるための準備が行われた。作業に参加した約15人の神社員は、大鳥居やご神木、本殿など4カ所にしめ縄を取り付け、おたき上げや境内の清掃に取り組んだ。
同神社には例年、31日の午後9時ころから二年参りに訪れる人たちが集まり始め、1月1日の午前0時ころからは、近くにある「常円寺」で鐘をついた人が流れてくるため、一時的に大鳥居の外側まで参拝客が並ぶほどにぎわうという。
今年は甘酒、年越しそばを250縲・00食ほど準備する。甘酒は無料配布し、そばは200円程度で販売する予定。当日は、熊手やお守りを販売するテントも並ぶ。 -
元旦配達へ年賀状仕分け
伊那市坂下区の伊那郵便局(藤原良明局長)は元旦の配達に備えて、職員やアルバイトらが年賀状の仕分け作業に追われている。
28日現在、同局が元旦に配布する、年賀はがきの引き受け枚数は32万4千枚。前年の元旦配達枚数は60万4千枚の実績だったが、年々、差し出し人の遅出し傾向に伴い、本年のピークはずれ込み、31日まで作業に追われそうだ。
伊那郵便局では、101人のアルバイトを導入。年賀状を仕分けする内務作業には、女子高校生を中心に60人が、配達を担当する外務作業には、地元高校の野球部などを中心に41人が参加している。
石川紗妃さん(伊那北高校1年)は初めての仕分け作業。「仕分け作業が大変なことが分かったし、配達されるまでの方法が知れてよかった。元旦に年賀状が届いた人の喜ぶ顔が楽しみ」と作業に集中していた。 -
国際ソロプチミスト伊那が寄付
女性の奉仕活動団体「国際ソロプチミスト伊那」(兼子ゆう会長)は27日、恒例の歳末福祉金5万円を伊那市へ寄付した。兼子会長と会員の前林美津子さんが市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
21日、市内で会員約20人が集まったチャリティーオークションの収益金の一部。メンバーから募った、花、衣類、日用雑貨、貴金属など約50縲・0点が集まったという。
バザーの収益金はそのほか、それぞれの会員がいる市町の駒ヶ根市に3万円、高遠町と箕輪町に2万円づつを寄付。同市富県にある児童養護施設「たかずやの里」へは、絨毯と電気コタツセットを寄贈している。 -
伊那保健所 05年の主な出来事
◇犬のおまわりさん(4月縲・▽「犬のおまわりさん」は、本年6月に動物愛護会上伊那支部員約30人で発足。犬の飼養者が子どもの登下校に合わせて犬と散歩することで、子どもたちのコミュニケーションを図ったり、一人歩きする子どもの死角を減らし、不審者を見かけたときは警察に通報するなど、犯罪の抑制・防止効果を期待。現在は、犬のしつけ方教室の卒業者を加えて約60人が上伊那管内で参加している
◇不正大麻・けし撲滅運動(6月)▽不正大麻・けし撲滅運動期間中に植えてはいけない・スけし・スの発見が相次ぐ(駒ヶ根市、飯島町、箕輪町における合計は5497本)。けしに対する正しい知識の欠如から自宅等の敷地内で鑑賞目的で栽培(自生)していたものについては、「あへん法」で栽培や所持が禁止されているため、抜去するとともに栽培しないよう周知を図った。本年度、県内の不正けし抜去本数は13894本(前年度6920本)
◇タウン保健所の開催(6縲・1月)▽保健所が住民の身近な場所に出向き、専門的な知識を生かした健康相談などを行い、自らが健康づくりを考えるきっかけとするため03年度から開催し、本年度は7回実施(大学、高校2校、市町村、大型店3店舗)。本年度の実施については「健康グレードアップながの21上伊那版」に基づくとともに、「上伊那地域食育プログラム」の推進を図るべく、健康づくりに関心の薄い年代層に重点を置いた
◇アスベスト対策による健康相談窓口の設置と検査の実施(7月縲・▽アスベストによる健康被害が発生したことに伴い、アスベストに係る健康被害や健康不安の相談に応じ、相談・診察してもらえる医療機関を紹介した。アスベストが使用されている県有施設の浮遊調査も実施した(相談件数48件、調査数4ケ所)
◇食品・添加物等の一斉取締りの実施(7縲・月、12月)▽食品の衛生的な取り扱い、添加物の適性な使用、食品及び添加物の適性な表示の実施等について、食品関係営業者等に対する監視指導を行った。夏季は73施設で延べ163業種、年末は45施設を調査した
◇伊那木曽連絡道路(権兵衛トンネル)開通に伴う救急医療体制の調整会議の開催▽来年2月に開通が予定され、伊那と木曽の両医療圏の地理的条件が大幅に変化することに伴う救急搬送等の課題について、両医療圏の病院、消防関係者等による調整会議を開催。第1回は8月5日。第2回は来年1月24日を予定している -
年越し用のそば打ちに大忙し
大みそかを控え、そば店などは年越し用のそば打ちに追われている。
伊那市入舟の郷土食調達飲食店「亀」(湯川信男店主)には例年並みの500人前(1人前150グラム)の予約が入り、30日がピーク。
湯川店主が1人で打つ限界の量で、次から次へとこなす。
そば粉や、すり具合などを徹底的にこだわり、のど越しのよさを追求した自慢のそば。
そば粉に高遠町・長谷村産を使った「二八そば」で、1回につき4キロの生地を伸ばし、手際よく切り分ける。そばには、カツオとサバの削り節をミックスさせた自家製つゆを添える。
長崎県などへの発送は済み、注文のあった地元の住民には30、31日、引き渡す。
おいしいそばのゆで方は「沸騰した湯の中にそばを入れ、上がってきたら指し水をする。再度、上がったら湯から出し、水にさらす。そばをこまめにゆでること」がポイントという。 -
しめ飾り
伊那市ますみヶ丘のグリーンファームは、しめ飾りやおせち料理など、正月の準備に向けた材料を買い求める人たちでにぎわっている。
しめ飾りコーナーには、上伊那各地の生産者が製作したものが多数並ぶ。綯(な)い方から飾りまで、各家の個性が生きたしめ縄が、忙しい年の瀬の空気を和ませている。 -
駒ケ根青年会議所次期理事長
加藤道生さん(38)「前進あるのみ! 我々が未知の可能性を切り拓く」をスローガンに掲げ、設立40周年の節目を迎える駒ケ根青年会議所(JC)の06年度理事長として1月から新たなスタートを切る。「メンバーとともに全力で取り組み、駒ケ根JCの存在感を示したい」と意気盛んだ。
◇ ◇
大学卒業後、北海道拓殖銀行に入行。東京、帯広、札幌に勤務し、営業の最前線で経験を積んだ。「すごく勉強になった。営業というのは成績の数字が物をいうが、がむしゃらに数字だけを追い求めても駄目なんだということが経験を通じて分かってきた。外回りで1日に20件くらい会社を訪問し、経営者と会う中で何百社とつながりができたが、結局は相手は数字でなく、人間なんだということですね。本当に大事なのは心が通じ合うかどうか」人の心の動きをつかむべき立場に立った今、7年余りの経験は貴重な財産として生きてきている。
30歳になったのを機に銀行を退職し、駒ケ根に戻って家業(駒ケ根自動車産業)に入る。「帰ってきた時は雰囲気のあまりの違いに戸惑った。それまでの生活で都会の人間関係の冷たさにすっかり慣れ切っていましたからね。でも故郷ののんびりした空気と温かみに触れてすごくリラックスできた」
2年後、周囲の勧めもあってJC入会。以来、夢少年委員会副委員長、情報発信委員会委員長、副理事長を歴任、05年に専務理事に就任した。最も思い出に残るのが情報発信委員会委員長時代。「ちょうど市町村合併の議論が起こり始めた時でね。難しいテーマだと思ったが、みんなで考えるべき問題だと思ってあえて挑戦することにしたんです」議論は最初から荒れ模様で、反対、賛成意見のほか、新市名や市役所の場所など議論百出でまったくまとまらず、思った以上に難航。結論を出すことは到底無理とも思えたが、勉強会や企業へのアンケート調査、講演会などを企画・実行し、討論を重ねてようやくJCとしての意見集約ができた。結論は「伊南地域で合併すべき」。提言書にまとめ上げて関係各市町村に提出した。「結論はともかく、議論したことが大きな成果だった。ぶつかり合いがあって初めて得られるものもあるんですよね」
◇ ◇
幼稚園からピアノを始め、中学、高校、大学と吹奏楽部でトランペットを吹いた。現在も伊那フィルハーモニー交響楽団に籍を置いて活躍している。
「JCは自分を鍛える塾であり、道場。本音で話し合うことができる貴重な場です。得難い友人もたくさんできた。06年は設立40周年に当たる大事な年です。記念事業は今計画を練っているところだが、若者の視点で元気に盛り上げ、地域の人への感謝の心を示すものにしたいですね」 -
歳末夜警を巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。
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29日、年末夜警を町長、向山署長らが巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。 -
伊那公民館高齢者教室、市社協へ寄付
伊那公民館の高齢者教室は27日、歳末助け合い募金3万1310円を伊那市へ寄付した。有賀多嘉子会長ら4人が市役所を訪れ、市長に手渡した。
伊那公民館の高齢者教室は例年、市の社会福祉に役立ててもらおうと寄付をしている。今年は196人の受講者から集まった3万1310円を持参した。
寄付は市社会福祉協議会の福祉基金に積み立て、市の福祉のために役立てる。
教室は「すこやか学級」(入講から3年目まで)と「福寿学級」の2講座で学んでいる。5月の開講以来、市長の講演や健康管理講座、マレット交流などに月1度、取り組んでいる。 -
むらづくり委員会で提言
中川村第4次総合計画後期計画(06-09年)策定に当り、足腰の強い元気な村づくりの方向、あり方を検討してきたむらづくり委員会(松村満久会長)は28日、村の良さを活かすなど4項目の提言をまとめ、曽我村長に報告した。
提言は▽村の良さ・財産を活かす▽足腰の強い元気なむらづくりへの取組▽暮らしを守るための地域・住民との協働による取組▽住みやすい村の実現に向けての行政としての取組-。
具体的には▽景観を大切に活かし、外から人を呼ぶ▽人情に溢れ、子どもたちは元気にあいさつができる-などの点を大事に▽村のイメージを確立し、長期的な発想で事業を展開する▽村内に今ある資源を有効利用する▽観光農業や農家民宿を展開し、減農薬などのこだわりでブランドを確立する▽高齢者世帯を地域で支える仕組みづくり▽施策の柱として子育て支援策に取り組む-など。
松村会長は「大勢の委員が熱心に、自分たちが一緒に行動していくという、協働の思いのこもった提言が多かった」と、10月から全6回の検討会を振り返った。
曽我村長は「委員さまざまな視点での提言は、見えていなかったことや気付かなかったを気付かせてくれた。後期計画に活かすとともに、すぐできることはどんどん進めたい」と話した。
提言は庁内の計画策定委員会の素案に盛りこまれ、2月初旬に総合計画審議会に諮り、村長が決定し、3月議会全員協議会で説明する予定。 -
茅の輪くぐり
飯島町の梅戸神社で28日、師走の大祓い式が行われた。氏子ら約20人が拝殿前に設えた茅の輪をくぐり、1年のけがれをはらい、来る年の無病息災と招福を祈った。
茅の輪の神事は日本古来の行事。同神社は毎年の師走の28日に実施している。
氏子らはまず、日ごろ知らず知らずに身に付いた罪や汚れを払い、人形(ひとがた)に擦りつけおさめた。
続いて、氏子総代らがカヤで作った直径2・5メートルの茅の輪の前に勢ぞろいし、茅野建夫宮司を先頭に、1列になり、神妙な面持ちで3回輪をくぐり抜け、一家の健康と招福を祈った。 -
統計調査員に感謝状
経済産業省が所管する統計調査に多年にわたり従事したとして駒ケ根市の藤井フミ子さん=経塚、中嶋美保さん=飯坂、西川千壽子さん=北町=の3人に対し、このほど同省から感謝状が贈られた。26日、3人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長から感謝状を受け取った=写真。3人は「忙しい中、調査に協力してくれた人たちに感謝したい」などとそれぞれ喜びを語った。中原市長は「社会経済の進展に欠かすことのできない大切な調査。最近はプライバシーの問題などで苦労も多いと思うが、今後も引き続いてよろしくお願いしたい」と労をねぎらった。
藤井さんは29回、中嶋さんは19回、西川さんは20回にわたり工業統計、商業統計などの調査に従事した。