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市民サロンにピアニスト平沢真希さん登場
伊那市のふるさと大使などを講師に迎えた「市民サロン」が22日夜、伊那市生涯学習センターであった。市民ら約80人が集まり、上牧区出身、ポーランド在住のピアニスト平沢真希さん=ふるさと人材バンク=のピアノ演奏などに聴き入った。
サロンは「音楽を通した日本とポーランドの文化交流」と題し、トークとピアノ演奏を組み合わせた。
ステージ中央に置かれたピアノで、平沢さんは表情豊かにバッハの「プレリュード ハ長調」、多忠亮の「さくらさくら」、ショパンの「夜想曲」などを演奏。「音楽は、すべて祈りから生まれている。いつか世界と伊那谷を結ぶ国際音楽祭ができたらと思う」と夢を語ると、会場から大きな拍手が沸いた。
最後に、友人1人がステージへ上がり、平沢さんのピアノ伴奏に合わせ「きよしこの夜」を一緒に歌った。
また、常に前向きなポーランド人の人柄や、ビデオでポーランドの街並みなども紹介した。 -
新しい純地酒1月下旬発売へ
中川村の飯沼棚田産の酒米だけを使った「純地酒の棚田のお酒」が来年1月下旬から発売される。現在、中川村飯島町の酒店で予約受付中。
棚田の維持と有効活用を図る飯沼地区農業活性化研究会(入田護会長)が40アールの棚田に酒米「美山錦」を栽培し、同村の「今錦」米沢酒造(米沢博文社長)に出荷。オリジナル新酒「今錦おたまじゃくし」として、来年1月下旬から、おり酒、生原酒、5月には特別純米酒が新発売(限定)される。
「今錦おたまじゃくし」は一升瓶換算で原酒で1300本生産。おり酒と生原酒は各200本限定。値段はおり酒720ミリリットル1743円、生原酒720ミリ1712円、1・8リットル3413円、特別純米酒720ミリリットル1386円、1・8リットル2730円(税込)。 -
ふれあい協定の天白区長来村、村長と懇談
中川村とふれあい協定を締結している名古屋市天白区の斉藤圭三区長らは21日来村、曽我村長と懇談した。
曽我村長就任以来初めての公式訪問。天白区から区長のほか、区政協力委員協議会議長の平手三郎さん、村出身の区政協力委員長の森山みゆきさんら4人が訪れた。
曽我村長は「天白区のみなさんと交流することで、刺激を受け、村に活気が生まれている。今後とも末永いおつきあいを」と歓迎あいさつ。
斉藤区長は「天白区民にとって、中川村は第2のふるさと。区民にとってほっとする場所。ふれあい協定をさらに中身の濃いものにしていきたい」と希望した。
また、同区の前身、天白村が来年設立百周年を迎えることに触れ「10月22日に区民祭に合わせ百周年記念イベントを計画している。ぜひ、協力を」と要請した。
中川村の鈴木振興課長は、飯沼の棚田米でつくる清酒「おたまじゃくし」をPRし「将来、棚田のお酒オーナーも募集したい」と話した。
この後、一行は横前のアクアロマンのイチゴハウスで、一足早く春の味覚を楽しんだ。 -
安協飯島支会で交通指導所開設
年末の交通安全運動期間(11-31日)中の22日、伊南交通安全協会飯島支会の役員ら20人余は、厳しい寒さの中、飯島町のコスモ21、アイタウンで交通指導所を開設した。
来店者に「シートベルトの着用」「飲酒、夜間の交通事故防止」などを訴えるチラシやティッシュなどグッズを手渡し、安全運転を呼び掛けた。
参加者は「降雪で滑りやすいので気を付けて」「忙しくても、安全運転を」などの言葉を掛けて手渡していた。 -
みなかた保育園でクリスマス会
夜来の雪もやみ、1面銀世界となった22日、中川村のみなかた保育園は一足早くクリスマス会を開いた。
手作りツリーが飾られた遊戯室に集まった園児らは、サンタクロースのそりの鈴の音に耳を澄ませた。全員で声を合わせ「サンタさん」と呼ぶと、舞台からサンタクロースが登場し、待ちに待ったクリスマスの幕開け。
園児らは細身のサンタクロースをつかまえ、早速、質問攻め。「サンタさんになぜ、おひげがないの」「若いからだよ。これから生えるよ」。「おもちゃは作るの、買ってくるの」「作るものもあるが、買ってくるのもある」などなど。
質問の後、「うさぎ野原のクリスマス」を歌って、サンタクロースを歓迎、一緒に踊って盛り上がった。
最後にサンタクロースは、大きな袋からゲームなど年齢に合ったプレゼントを取りだし、ひとり一人に手渡した。 -
駒ケ根伊南広域シルバー人材がガーデニング講習会
駒ケ根伊南広域シルバー人材センターは22日、飯島町の飯島文化館で、坂本園芸(駒ケ根市福岡)の坂本喜代美さんを講師に、ガーデンニング講習会を開いた。
シニアワークプログラムの一環で会員のスキルアップが狙い。
飯島地区の会員を中心に50人が参加、クリスマス・正月用の寄せ植えに挑戦した。
ガーデンシクラメンやポインセチア、プリムラ、カランコエなど4種類の花とコニファーを用意した。
参加者は坂本さんに教わりながら、色の調和、草丈、ボリウムなどのバランスを見ながら植え込んだ。
参加者は「何をメインに持っていくか迷ったが、まずまずの出来映え」「赤を効かせた寄せ植えにした」とそれぞれ満足そう。 -
南アルプス食と暮らしの研究舎みつろうキャンドル作り
食と暮らしを考え、豊かな地域づくりを目指す長谷村のNPO法人「南アルプス食と暮らしの研究舎」は23日、昨年に続いてミツロウキャンドル作り教室を村公民館で開いた。村内の親子ら35人が集まり、クリスマスを前にオリジナルを作った。
ミツロウには、ニホンミツバチを飼う村民らでつくる「長谷村日本蜜蜂(みつばち)の会」の会員から提供してもらったみつを搾った後の巣約15キロを使用。たこ糸に湯せんするロウをつけては冷やす作業を何十回と繰り返して、黄色の棒状に仕上げた。
なかには、丸型のキャンドルにするなど変形させて工夫を凝らしたり、2本以上作る子どももいて、「クリスマスケーキを食べるときに飾るの」と張り切って作業を進めていた。 -
そば打って下鼓地域住民との交流
高遠町下山田のNPO法人「SALA」=サラ・竹入寛章代表=が運営する宅幼老所で22日、お年寄りの利用者を対象とした「クリスマスそば打ち会」があった。
地域住民も招いて、利用者との交流を図る場とした。講師の指導で、スタッフが利用者を前にそば打ちを披露。40人分を用意して振る舞った。
利用者らは打ちたてのそばを・スズルズル・スと音を立てて舌鼓。大きなツリーが飾られクリスマスムードのなか、歌を歌ったり、ケーキを食べたりして楽しんだ。スタッフが手づくりのクッキーもプレゼントした。
24日には子どもクリスマス会も企画。クリスマスソングを歌ったり、ゲームをする予定という。
SALAは01年に設立後、障害者のタイムケア、入浴や食事介助などのホームヘルプ、外出支援などを展開。宅幼老所は今春併設し、スタッフは「今後も、利用者が楽しめるよう、季節感を取り入れたイベントを考えていきたい」と話している。 -
クリスマスケーキのデコレーション体験
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにある「麦の家」で23日、クリスマスケーキのデコレーション体験教室があった。8組の親子が、みはらしいちご園で採れた大きなイチゴをふんだんに使い、思い思いのデコレーションに挑戦した。
麦の家は普段、注文があった時だけ、ケーキ販売をしている。一般を対象としてデコレーションの体験教室を開くのは初めて。
麦の家で準備したスポンジや生クリーム、イチゴなどを使い、同店の原トキ子さんがデコレーションを伝授した。挑戦した親子は「楽しかった」と話し、出来栄えにも満足していた。
体験教室は24日も、午前10時縲恁゚後5時にある。費用は2千円で要予約。
申し込みは麦の家(TEL74・1833)へ。 -
中川新聞店が伊那市共同作業の家へ古紙再生ペーパーポット製造機を寄贈
古紙再生を通して環境に対する意識を高めてもらおう竏窒ニ、南箕輪村の中川新聞店の店主・中川博夫さん(53)が、古紙再生ペーパーポット製造機を伊那市共同作業の家に寄贈した22日、施設を訪れ、使い方を説明した。
環境への配慮を求める声が高まる中、中川新聞店は、仕事柄出る多くの古紙を利用して、植木鉢用の紙ポットを作ろうと考えた。機械は2年前に購入。当初は、作ったポットを客に配ったりもしていたが、人手と時間がかかることから、ここ数カ月、機械は使われない状況にあった。そこで「ただ置いておくのでなく使ってもらおう」と、寄贈することにした。
中川さんは「機械も遊んでいれば価値がないが、使っていただければ自分たちの思いも反映できてありがたい」と話した。
出来上がりのポットは直径10センチ、高さ10センチほど。紙を固めているため、水を余り必要としないサボテンなどの栽培に適し、そのまま土にも還る。
市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「ポットの製造は、利用者の雇用確保にもなる。古紙再生による環境啓発を通して、学校や他福祉施設との関係づくりも進めたい」と話していた。 -
クリスマスそれぞれに楽しんで
伊那市荒井区で恒例の「こどもクリスマス大会」が23日、伊那中学校第1体育館であった。6年生でつくる実行委員会が催し内容を企画・立案する手作り集会。区内の小学生と保護者など約300人が集まり、一足早いクリスマスを楽しんだ。同区公民館、青少年育成会の主催。
ビンゴゲーム、○×ゲーム、じゃんけん列車などのレクリエーションや、クリスマスソングの「赤鼻のトナカイ」を全員で合唱するなど会場は大盛り上がり。休憩時間は、イチゴのショートケーキとジュースが持て成され、口の周りにクリームを付けた子どもたちの笑顔が輝いていた。
イベントの最後は児童らがサンタクロースにふんして、ノートと鉛筆のプレゼントを配布した。
実行委員長の伊那小6年・宮原礼央君は「皆が楽しんでもらえるクリスマス大会にしたかった。喜んでもらえてうれしい」と話した。 -
夜間パトロールで「飲酒運転防止」呼びかけ
伊那市交通指導員会は22日夜、市駅前ビルいなっせを中心とした周囲の飲食店街をパトロールし、夜間の飲酒運転防止を呼びかけた。
年末の全国交通安全運動の一環活動に、メンバー16人が参加。飲食店街付近に駐車中の自動車や、市営駐車場内の車などのワイパーを利用して「飲酒運転防止」のチラシ約100枚を配布した。
メンバーの一人は「飲酒運転の事故は自分で自分の首を締めることになる。啓もう活動を通じて、運転手の自覚を促したい」と話していた。
酒気帯び運転による罰則は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金。酒酔い運転になると、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。 -
2005ラスト絵画バザール 伊那ベル27日まで
中央画壇の人気作家から巨匠作家までの日本画・洋画・版画が集まる展示即売会「2005ラスト絵画バザール」は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
東山魁夷、中島千波の作品をはじめ、上村松園の版画「初雪」、工藤和男の油絵「山村の人」など約100点を出品。そのほか、「見るだけでも価値がある」、ビュッフェの油絵や平山郁夫の水彩画もある。
関係者は「市場販売価格より2割から7割引きの値段で提供しています。年内最後のお客さま感謝セールなので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
高遠町婦人会が町社協に寄付
高遠町婦人会(山崎美和子会長、114人)は22日、福祉に役立ててほしいと、町社会福祉協議会に5万円を寄付した。
年間通して会員が各自でしている1円玉貯金と、11月にしたバザーの売上金の一部で、数十年にわたって毎年寄付している。
町社協副会長の伊藤俊規助役は「みなさんの気持ちが通じるように使わせていただきます」と感謝した。 -
西駒郷の利用者にかつ丼サービス
駒ケ根市赤穂北割一区の飲食店明治亭(片田秀昭社長)は19日、知的障害者総合援護施設西駒郷の利用者ら50人を同店に招待して自慢のソースかつ丼を無料で振る舞った。サンタクロースの扮(ふん)装で出迎えた片田社長が「メリークリスマス。いただきます」と声を掛けると招待者らは一斉にはしを手にしてかつを口に運び「おいしいなあ」などと言いながら夢中でほお張っていた。
利用者を代表して竹内有香さんは「お招きにあずかり、ありがとうございます。お礼にクリスマスのリースを作って持って来ました」と片田社長に手渡した。リースは早速店内に飾るという。
同店では毎年クリスマスの時期に合わせて西駒郷の利用者を招待している。 -
冬の天体観測教室
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館とおもしろかっぱ館、市立博物館は17日「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら6人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念ながらあいにくの曇り空。「仕方がない」と観察をあきらめた参加者らは室内のスクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話すギリシャ神話など星座にまつわる伝説などの話を聞いた=写真。 -
外国人交通安全教室
安全運転管理者協会上伊那支部飯島部会は20日夜、外国人を対象とした交通安全教室を飯島町七久保の飯島セラミックで開いた。同社で働く日系ブラジル人など男女約70人が駒ケ根警察署交通課の渋谷保人課長の説明を聞いた。
渋谷課長は日本の交通ルールなどについて「通行区分はブラジルとは逆で車は左。ドライバーには厳しいルールと罰則がある」などとして、事故を起こさないよう交差点では慎重な運転をする、車の改造はしない、万一事故を起こしても逃げない竏窒ネどと通訳を介して説明した=写真。
自動販売機荒らしなど外国人による犯罪や不法就労が増えていることから渋谷課長は「外国人へのイメージを悪くしないためにも、一人一人が法律をしっかり守ってほしい」と慎重な行動に心掛けるよう強調した。 -
新光機器しゅん工式
溶接用電極の生産で国内トップのシェア35%を誇る新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)が進めていた駒ケ根市赤穂北割二区の新工場「長野県駒ケ根工場」建屋の改修工事が終わり22日、同地でしゅん工式が行われた。関係者約20人が出席して神事を行い、操業の安全を祈った。蕗澤社長は「今日は雪。新工場が白むく姿で嫁入りだ。ここに根を張って末長く繁栄させていきたい」とあいさつした。
新工場では同日、主な製品の溶接用電極キャップ(先端)チップの生産を現地採用の従業員8人らが早速開始した。現在稼動する加工機は4台だが順次18台まで増やし、月間20縲・5万個を生産する計画。
同社は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか全国に開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。 -
昭和伊南総合病院の今後などただす
伊南行政組合議会は22日、第4回定例会を開き、一般質問で2議員が昭和伊南総合病院の今後などについてただしたほか、火葬場条例の一部を改正する条例など条例案4件と05年度一般会計補正予算案1件を可決して閉会した。
昭和伊南総合病院救急救命センターの存続問題の経緯と今後の見通しについて坂本裕彦議員が質問したのに対し中原正純組合長は「県の一方的な発言に端を発した問題だが、再三撤回を申し入れた結果、県との話し合いが緒についたところ。今後協議していく」として存続に向けて努力していく考えを示した。
小原恒敏議員が同病院の経営状態について質問したのに答えて千葉茂俊病院長は「上半期(4縲・月)は純利益が前年比約30%と厳しい状況だったが、今年開設した人間ドック検診センターの受診者数が順調に伸びているなど下半期は回復の兆しが見えている」と述べた。 -
南箕輪養護老人ホームでクリスマス会
南箕輪養護老人ホームで20日、クリスマス会があった。利用者は、キャンドルのともったテーブルで特別メニューを味わい、クリスマス気分を満喫した。
ランチルームはいつもより照明を落とし、キャンドルの明かりでムードたっぷり。職員扮する天使4人が舞い降りて、ハンドベルで「きよしこの夜」を演奏。透き通ったベルの音色に利用者は静かに聞き入った。
テーブルごとにビールやシャンパンを注ぎ合うと、利用者の一人がサンタクロースに変身して登場。サンタクロースの掛け声で皆で乾杯し、サンドウィッチ、いなり寿し、ホイップクリームで飾り付けしたイチゴとメロンなどをおいしそうに味わった。
手話ダンスや、エコーの効いたカラオケセットで歌も楽しんだ。 -
箕輪町が都市再生整備計画策定へ
箕輪町は、松島区内の一部と東河原地区を対象エリアとして道路や施設を整備する「都市再生整備計画」の策定に向け、県や国と協議を進めている。
都市再生整備計画は、約1千ヘクタール以内のエリアで事業目標を定め、道路、施設整備の基幹事業、従来補助対象外の提案事業を合わせ、3年から5年の都市再生整備計画を策定し、まちづくり交付金として国庫交付率40%以内の交付を受けて事業をする。
町の案では、計画期間は06縲・0年度の5カ年。事業目標に▽災害に強いまちづくり、消防・救急・救助体制の強化▽住民自治の確立と協働の推進▽人にやさしい快適な生活道路の整備-を掲げる。
計画案で実施する主要事業は、エリア内の道路改良や修繕など道路整備、研修や子育て支援などを想定した地域交流センター(仮称)整備、文化センター南側の広場整備。提案事業で箕輪消防署を解体し新しく建設する消防署整備も盛り込んでいる。
ソフト事業では、自主防災組織の育成や防災訓練の実施、コミュニティ活動推進、ボランティア・NPO支援がある。
事業費は10億円程度の想定で、そのうち箕輪消防署整備は3億4千万円程度の見込み。
計画は06年3月、正式に国に申請する。 -
箕輪東小で図書委員会がパネルシアター披露
箕輪町の箕輪東小学校で21日、読書旬間(12縲・5日)に合わせ、図書委員会が全校児童の前でパネルシアターを披露した。
お話は世界名作シリーズから「マッチ売りの少女」。委員13人がナレーション、台詞、絵の張り替えなどを分担し、体育館に響くはっきりとした声で発表。児童は、絵を見ながらじっと聞き、お話の世界に入り込んでいた。初めて「マッチ売りの少女」の話を聞いた児童もいて、「心の中に残りました」と感想を話した。
図書館に新しく入った本も、あらすじと共に紹介した。
旬間中は、母親文庫の劇、校長の読み聞かせ、教諭らによるお話の部屋など楽しい企画がいっぱいあり、図書委員会の発表が最後となる。委員は、3週間前から毎朝8時に集まり、当番活動もしながら練習を重ねた。 -
クリスマスケーキ作りに大忙し
25日のクリスマスを前に、洋菓子店はクリスマスケーキ作りに追われている。
伊那市荒井区にある石川菓子店はクリスマスケーキ8種類を用意した。今年新たに加わったミルフィーユが人気。さくっとしたパイにカスタードと生クリームを使い、イチゴを包み込んだ。売れ筋は6号(直径18センチ)。
20日までの予約は、市内外から1千個。ケーキ作りのピークは22、23日で、従業員は次々と並ぶケーキの上に、サンタクロースや柊の葉などを飾りつけた。
引き渡しはほとんどが23縲・4日。店頭販売もある。 -
環境マネジメントシステムの取り組みへ
伊那市の第3回庁内環境基本計画推進委員会が22日、各課長を集め、市役所で開かれた。環境管理システムISO14001の審査登録証を来年2月に返上し、新市発足後から内部監査を強化する市独自の環境マネジメントシステムに取り組むとした。
ISO14001は02年2月に取得したが、高額な維持費や膨大な書類作成などデメリットもあり、審査機関に頼らず、職員の資質を向上することで、維持経費の削減や帳票作成のスリム化、職員研修の強化などを図る。
そのほか、市環境基本計画の環境施策の進ちょく状況などを報告。
05年度前期の本庁の廃棄物、電気、燃料、水道など消費数値のうち、紙やガソリンの使用量が増加。高遠町・長谷村との合併に伴うものとみている。
環境審議会から意見提出された▽市役所への里山相談窓口の開設▽アレチウリなど帰化植物撲滅の全世帯参加の取り組み竏窒フ2項目は、それぞれ住民への広報や、全庁で取り組む体制づくりを進めることとした。 -
中川西小が安全対策会議
中川村の中川西小学校は21日、視聴覚室で安全対策会議を開いた。駒ケ根署や村、職員、PTA、校外指導部、防犯女性部など関係者30人余が出席した。
駒ケ根署の大杉課長は近隣の不審者や声掛け事案を紹介した後「中川村は平穏な村、声掛け事案は発生していないが、事件はどこで発生するかわからない。親も子も危機感を持って対応を」と呼び掛けた。
村は役場公用車や、建設業、信金、JAなどの協力を得て、社用車にステッカーをはり、防犯パトロールをする。防犯無線による啓発も検討している-とした。
学校・PTAはボランティアパトロールの募集を実施し、現在14人が登録したと報告した。
意見交換では「通学路の暗い場所に防犯灯の設置を」「子どもを守る安心の家は有って欲しい所にない。見直しを」「1人で人家のない道を長く歩かなくてはならない。最終的には家庭で守るしかない」-など意見、要望が出された。 -
飯島ロータリークラブがクリスマス家族会
年末恒例の飯島ロータリークラブ(宮下覚一会長、20人)の年末家族会が20日夜、町内で来賓らも含め35人を集めて開かれた。
飯島町、中川村の会員の夫人、子どもも同席した家族会は、夫人らにふだん行っているRC活動に理解を深めてもらうことや夫人同士の交流、親ぼくの場にしてもらえればと開いている。
宮下会長は「来年2月に創立40周年記念式典を予定している。クラブも1つの転機を迎える。来年は良い年になるように、家族会を盛大にしよう」とあいさつ。
席上歳末助け合い義援金各10万円を飯島町と中川村にそれぞれ手渡した。
両町村を代表して高坂飯島町長が同クラブの組織的奉仕活動をたたえ「皆さんの気持ちを大切に、福祉のために使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。
曽我中川村長の発声で乾杯。会員が拠出した豪華賞品を狙って、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
クリスマスフルートコンサート
飯島町中央公民館の飯島フルート教室は20日夜、飯島文化館で受講生ら20人余が出演し、クリスマスフルートコンサートを開いた。
昨年5月開講した同教室のコンサートは2回目。約80人の聴衆は師走の喧騒を一時忘れ、フルートの澄んだ音色を楽しんだ。
2部構成。全員で「聖夜」を演奏し、幕開け。情感を込めて「涙そうそう」。飯島町の豊かな四季を思い描きながら「四季の歌」に耳を澄ませた。
指導の原愛子さんと二木かおりさんがフルートデュエットでクリスマス定番の「ジングルベル」「アメイジング・グレース」を響かせ、フルートの魅力を伝えた。
伴奏の山崎聡子さんのピアノソロもあり、17プログラムのラストは、全員でコンバースの「星の世界」を演奏し、余韻を残してコンサートの幕が下りた。 -
社協のもちつき大会
飯島町社会福祉協議会は18日、地域福祉センター石楠花苑で恒例のもちつき大会をした。利用者やスリーハート塾、わんばくスクールの子どもたち、社協役員など社協に関係する150人が参加した。
もちつきには寄付されたもち米60キロの半分、30キロを使用。社協役員が交替で次々とつきあげ、個人ボランティアや職員らが、あんこやきなこ、ダイコンおろしをまぶした。
また、調理室では豚汁、漬物の用意も整い、笑顔がそろって「いただきます」。つきたてのもちを口に運び、一足は早くお正月気分を味わった。
特設ステージではお手玉の妙技が披露され、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
「エコアクション21」
箕輪町が自治体で全国初の認証・登録へ箕輪町が取り組んでいる環境省策定「エコアクション21」の認証・登録に向けた町役場での3日間の現地審査が22日終了し、認証・登録制度を実施している財団法人地球環境戦略研究機関持続性センター派遣の審査人から「B」判定の審査報告を受けた。06年1月の判定委員会で「認証・登録される見込み」(審査人)で、適合が認められると、04年の制度発足後、自治体として全国初の認証・登録になる。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業者や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。二酸化炭素と廃棄物の排出量、総排水量を把握し、省エネルギー、廃棄物の削減、リサイクル、節水に取り組む。環境活動レポートの作成と公表も義務づける。審査人による書類・現地審査を経て判定委員会で適合と判断されるとエコアクション21事業者として認証・登録される。
環境への負荷低減を進めている町は、より効果的、効率的な取り組み推進のため04年9月、役場実施の事務・事業を対象にエコアクション21の取り組みを申し込み、環境への負荷のチェックや目標を設定した。
単年度の環境目標は、二酸化炭素・廃棄物排出量、総排水量、印刷用紙購入量の前年度比2%削減。長期目標は、03年度と比較して06年度は6%削減。目標を基に本年2月から、消灯や裏紙利用など取り組み状況をリストに沿って確認、評価、改善してきた。
審査報告は、「大変前向きな活動を確認。要求事項に不適合はないが、一部に改善を要する事項5件があった」と総合判定を説明。廃食用油回収とバイオディーゼル燃料精製に向けたリサイクル推進の実践や、経営層の意図が着実に職員の意識向上につながっていることなどを評価した。 -
長谷保育園児サンタクロースに興味津々
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で22日、クリスマス会があり、サンタクロースと対面するなどして楽しんだ。
色鮮やかに電飾がともるツリーでクリスマスムードに包まれた会場に、鈴の音とともにサンタが登場すると、待ちかねた園児は「サンタさんだ」と大歓声。
「海の向こうの遠い場所からトナカイのソリに乗ってきたよ」というサンタに興味津々の園児たちは、年齢や好きな食べ物などの質問を投げかけて会話を楽しんだ。
最後にサンタから一人ひとりプレゼントが贈られ、目を輝かせながら喜んでいた。
給食は園児が大好きなカレーピラフなどクリスマス特別献立。おやつの時間にもケーキを食べて、楽しいクリスマスの1日を過ごした。