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新成人に聞く
伊那市、箕輪町の成人式で、新成人に衆院選と戦後60年の2つのテーマについて考えを聞いた。
設問はI衆院選(1)投票には行きますか(2)行かない理由は(3)候補者をどんな基準で選びますか(4)郵政民営化、また解散総選挙についてどう考えますか、II戦後60年(1)第2次世界大戦について家族で話すことはありますか(2)それは、どんな内容ですか(3)それについて、どう考えますか窶煤B
新成人の考えは、次の通り。
【伊那市】
I(1)行く(3)郵政民営化に反対。支持政党はないけど、年金なども考えて、この人だと思う人に入れたいII(1)祖父からよく聞いた(2)衛生兵に行っていたときの話で、ひいじいちゃんも満州に行っていた(3)平和な時代に生まれ、実感がわかない。だけど、世界で起こる紛争を見て、あってはならないと思う(柳美帆さん・西箕輪在住・会社員)
I(1)行けない(2)東京に住んでいるから(3)郵政民営化には反対。今のままでいい。過疎地のサービスが下がるのではないかと思うII(1)祖父母から聞いた(2)おじいちゃんもけがをしたし、近くで人が死んだと聞いた。祖母は戦闘機が近くを飛んで怖かったと話していた(3)戦争は映像で見ると怖いが、想像の世界で、地震と同じような感じかなと思う。戦争で人の命が消えていくのは悲しい。イラクの自衛隊派遣は反対(小林愛香さん・東京都在住・学生)
I(1)行く(3)詳しく分からないから、これから考えるII(1)聞いたことがある(2)おじいちゃんが戦争に行った経験。食料が全然なかったことや、指がなくなったくらいですんでよかったと聞いた(3)直接、戦争の話を聞くとリアル。戦争はやっちゃいけない(田畑玲子さん・富県・大学生)
I(1)行く(3)言っていることを聞いて選ぶ(4)郵政民営化などはこれから勉強するII(1)亡くなったおばあちゃんから聞いた(2)食糧難のこと。大変な時代を生きたと思う(林孝行さん・長野市在住・学生)
I(1)行かない(2)上の人に任せとけばいいII(1)ない(3)高校時代、授業で戦争について勉強した。戦争のテレビ番組は気持ちが暗くなるからあまり見ない。(池上勇樹さん・奈良県在住・大学生)
I(1)必ずいく(2)自分の意見を反映させるため(3)人柄と考え方(4)充実したサービスの保証ができるなら民営化してもよいII(1)お茶を飲みながら、おじいちゃんから話を聞くことがある(2)戦時中に中国にいっていたときの話(3)あとの人たちに伝えていかないといけない大切なこと(埋橋由佳さん・長野市・大学生)
I(1)いく(2)自分の意見を反映したい(3)指針(4)民営化してもあまり変らないと思うのでしなくてよいII(1)ない(埋橋里味さん・東京都・教師)
I(1)いく(2)大事な選挙権を持っているので(3)自分で発言したことを実際にやる人、意思が見える人(4)国でわざわざやらなくてもよいことなので、民営化した方がよいII(1)ある(2)戦争の内容や食生活について(3)事実があったことを認識して、自分たちが大人になっていくうえで2度とないようにしていきたい(春日嵩広さん・富県桜井・公務員)
I(1)いく(2)初めての選挙なので投票にいきたい(3)自分の考えに共感できる人(4)過疎化の地域の郵便局がなくなり、サービスがいき渡らないので反対II(1)ある(2)当時の生活について(3)戦争などの体験を次の世代に語り継いでいかなくてはならない(埋橋智子さん・富県貝沼・公務員)
I(1)たぶんいく(2)自分の思いと合う人(3)見た感じの雰囲気(4)郵政民営化については、身近に感じていないのでどちらとも判断できないII(1)食卓で話すことがある(2)食べ物についてなどの生活状況(3)食べるものを大切にしていきたい。何でも買い与えてしまう人はよくない(有賀敏さん・西箕輪吹上・保育士)
【箕輪町】
I(1)行く(3)国民のことを考えているかどうか(4)解散総選挙はちょっと違う気がする。郵政民営化がきっかけでいいのかなと思うII(1)祖父、祖母から話を聞いた(2)毎日お腹がいっぱいにならない、子どもがいて生きていくのが精一杯だったこと(3)今の幸せな空間に気付いていない。当たり前になっている。今の憲法9条で本当に平和が守れるのかなと思う。イラクに自衛隊を派遣しているし、どこが歯止めなのかなと思う(松本玲子さん・上田市在住・学生)
I(1)行く(3)どこに投票しても同じ、あまり変わりばえしないと思う。内容よりも面白さで選ぶ。今回は自分の一票で変わるかもしれないので楽しみ(4)最終的には郵政民営化したほうがいいと思うが、やり方が強引すぎたと思うII(1)祖母に聞いた(2)子どもを育てるのが大変だった、草を取ってきて食べたこと(3)今、自分がこういうふうに生きていられるのはそういう時代があったから。今ある幸せを認識しないといけない。憲法は抽象的な表現だからあってもなくても変わらない。でもせっかく世界でも珍しい憲法9条は変えてほしくない(宮下翔子さん・町内在住・学生)
I(1)行く(3)国民の税金を無駄使いしない人。郵政民営化、年金、消費税を上げないなど意見を聞いて考える(4)郵政民営化は賛成。金融機関が一緒に対等になることでサービスも向上する。国民に問うことが大事なので選挙になってよかったII(1)8月になると話題になる(2)戦争のドキュメンタリー番組を見たり、原爆展覧会を見に行ったこともある(3)戦争はだめ。憲法9条はあまりいじらないほうがいい(佐々木恵さん・町内在住・銀行員)
I(1)行く(3)党の政策や郵政民営化に賛成の人を選ぶ(4)郵政民営化は賛成II(1)祖父と話した(2)海軍にいて出征の直前に戦争が終わった話(3)どういう理由でも武器を持つのはよくない。憲法9条の改定は断固反対。日本では戦争は終わったと言っても、周辺(中国や韓国など)では傷がいえていない。それを無視していくのはよくない。国際貢献は別の形でもできると思う(羽生佳孝さん・滋賀県在住・学生)
I(1)行かない(2)選挙の目的がすごく不明瞭だから。郵政民営化してもいいと思うが、だからといって解散する必要があったのか。選挙する意味がないと思う(3)今後、選挙に行ったとしても白票を入れる。期待できない(4)郵政民営化は賛成。国鉄にしても、JTにしてもうまくいっている。やればそこそこうまくいくと思うので、それならコストが低いほうを選ぶのが妥当II(1)ある(2)食べ物がなかったことなど(3)戦争は絶対悪だと思う。憲法9条は改定しなければいけない点もあると思う。万が一のとき、やられる前にやらなければいけない事態が出てくると思う。平和憲法であってほしいけど、拡大解釈にも限界があると思うので条件付きの改定に賛成(原知史さん・横浜市在住・学生)
I(1)行く(3)公約を見て考える(4)わからないII(1)ある(2)祖父が沖縄戦に行って、激しい戦いだったこと(3)戦争は無いのが一番。憲法改定は個人がどうこういう問題ではない。守られていればいいと思う(大槻孝佳さん・町内在住・無職)
I(1)行く(2)選挙権を持つということは、その責任があると思うので(3)住民の意見や自分が理想とするものなどを、政策に反映してくれる人(4)民営化することでサービスが向上するなら良いことだと思うが、地方が取り残される現在のまま進めるのは問題がある。今は少しずつ段階を踏んで話し合いを進め、行き届いたサービス体制が整えば、いずれ民営化しても良いと思う。総選挙は、郵政民営化のみに話しの焦点が向いているが、もっとさまざまな課題にも目を向けるべきII(1)同居する祖父母から聞くことがある(2)戦時中の貧しかった生活や、日本がさまざまな外国に対してひどいことをしたということなど(3)今の社会で考えられないこと。授業で教えてくれないような内容も多く、直接話しが聞けることは世代としてこうした記憶は風化させてはいけないと思う。(太田智美さん・町内在住・公務員)
I(1)分からない(2)現在東京に住んでいるため(3)今後の政権運営の方針などを聞いて決める(4)郵政民営化のメリット、デメリットなどを明確にしてほしい。総選挙は、小泉首相の考えだけで動いている感じがするII(1)今実家にいないので、そういった話はあまりしない。今回戻った時も、そういう話はしなかった。(2)窶・3)今、話し合ったり語り継いでいかなくてはならない問題だと思う(唐澤理恵さん・学生・東京都在住)
I(1)行く(2)自分たちが生活する日本の中のことなので、自分たちで決めていく必要があると思うから(3)今は、候補者についてあまりしらないが、本格的な選挙が始まる中で、候補者の考えややりたいことを聞いて投票したい(4)いつまでも同じことをやっていてもうまくいかないと思うし、実際に実行してみない分からないこともあると思う。民営化した後の影響などをの議論を尽くして民営化を進めてほいしが、現状は議論が不十分。問題があったときに別の議論へのすり替えは、よくあることだが、総選挙がいいのか悪いのか判断できないII(1)家族で話すことはあまりない(2)悲しい過去があったという事実は忘れてはいけないことだと思うが、過去のことばかり議論するのでなく、大切なのは「これからどうしていくか」を考えることだと思う。憲法改定については、難しかったり、分かりにくい文脈などは修正すべきだが、日本が戦争に参加できるようにするのは反対なので、今言われているような改定は反対(宮下秀樹さん・学生・山梨県在住)
I(1)時間があれば(2)興味がないわけではないが、日曜日も仕事なので、時間的なものが合えば行くかもしれない(3)自分でいいなと感じた人に投票する(4)小泉首相が独断で進めているみたいで、納得いかない。民営化しなくてもいいのではないかと感じているII(2)祖父から聞くことはあるが、両親と話すことはあまりない(2)北朝鮮に行っていたときのことなど(3)ひどい状況だったことなどを聞くので、あまりいい気はしない(小林祐介さん・会社員・町内在住) -
ランチタイムミーティング(意見交換会)
普段あまり接することのない市長に対し、駒ケ根市の若手職員が直接意見を述べる機会として設けられた第1回のランチタイムミーティング(意見交換会)が12日、昼食前後の時間を利用して市役所内で行われた=写真。希望して参加した20窶・0歳代の職員8人に対し、中原正純市長は開始に先立って「ざっくばらんにやろう。今日は(自分は)あまりしゃべらず、できるだけ聞く側に回るように努力するから、普段思っていることを積極的に提言してほしい」と呼び掛けた。
この日のテーマは「環境問題」。気兼ねなく自由に発言してほしいから窶狽ニしてミーティングは非公開だったが、所管する秘書広報課によると▽観光振興ととともに環境についても積極的に取り組む必要がある▽職員が率先して取り組むことが市民への啓発になる▽庁内各セクションに職場環境委員を設置して活動してはどうか▽自家用車での通勤を控えるエコ通勤デーを設置しては窶狽ネど、さまざまな提言が出された。
ミーティングは今後も不定期ながら開催していき、提出された意見は検討を加えて実行できるものは取り入れていくという。 -
ホタルまつり灯ろう展示
6月に駒ケ根市の天竜川沿いにある水辺の楽校で開かれたホタルまつりで会場までの夜道を照らした小中学生手づくりの灯ろう18基のうち、祭りの期間中訪れた人たちの投票で選ばれた優秀作品5基が駒ケ根市のおもしろかっぱ館で27日まで展示されている。灯ろうはホタル祭りを主催した「ホタルとアヤメの里づくりの会」(山口久人会長)の呼び掛けで同市竜東地区の小中学校の児童・生徒が製作したもの。
かっぱ館を訪れた人たちは「きれいな絵だね」「このホタルがかわいいね」などと話しながら間近で灯ろうを見ていた=写真。
優秀作品は次の通り(カッコ内は得票数)。
(1)東伊那小4年(57)(2)中沢小1年(48)(3)中沢小4年(46)(4)東中(43)(5)東伊那小1年(40) -
書作展「道草がすき」
駒ケ根市大沼湖畔の「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で書家山岸美峰さん=伊那市美篶=の書作展「道草がすき」が21日まで開かれている。自作の詩などを書いた書作品13点と趣味で集めた美しい水滴18点が展示されている。
書作品は展示会のタイトルにもなっている「道草が好き」などをはじめとする自作の詩のほか、漢詩や和歌などを優しい筆致で書いている。
「水滴」は書道で硯に水を入れる時に使う小さな水さし。陶器や金属などで作られ、さまざまな色と形が目を楽しませてくれる。
午前10時窶伯゚後6時30分。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
イラクの現状を伝える写真展、いなっせで始まる
イラクの戦争被害のなどを写し続ける報道写真家、森住卓さんの写真展が19日まで、伊那市駅前びるいなっせ2階のギャラリーで開かれている。劣化ウラン弾の惨禍を生々しく伝える写真などが、戦争の記憶が風化しつつある日本人に訴えかけている。
写真は98年縲・4年に撮影した65点。湾岸戦争時に米軍が使用した劣化ウラン弾の放射能汚染は、住民を苦しませ続け、子どもの被害は一層深刻だという。
栄養失調や白血病と戦う子どもや、脳が発達しないまま生まれてきた無脳症の赤ん坊などの衝撃的な写真は、戦争の悲劇が今なお世界に存在することを、改めて訴えかける。
写真展は、20日に伊那市民会館である森住さんの講演会に先駆けて「もっと多くの人に講演を聞いてほしい」と講演会実行委員会が主催した。
実行委員長の畑春彦さん(35)は「ニュースで伝えられていない事実も講演で語られる。できるだけ多くの人に実情を知ってほしい」と話す。
写真展は、講演会当日は講演会場である。
講演会は、午後2時縲・時(開場は1時)。手話の同時通訳もある。チケットは大人千円、中高生500円(当日は大人1500円、中高生800円)。
チケットの問い合わせは同実行委員会(TEL090・7252・1100)畑さんへ。 -
05衆院選 宮下氏が記者会見
郵政民営化含む構造改革の継続を訴える30日公示・9月11日投票の衆院選に長野5区から出馬を表明している自民党の前職、宮下一郎氏(47)は14日、伊那市上牧の後援会事務所で記者会見し、「郵政民営化を含む財政構造改革を継続するか否かが選挙の争点」と、衆院選にのぞむ基本政策や抱負を語った。
宮下氏は、自らの政治課題を「地域の活性化による地域コミュニティの再生」にあるとし、郵政民営化・少子化高齢者対策・障害者福祉問題・財政構造改革などにおいても「地域の視点を重視する」姿勢を前面に押し出した。
郵政民営化法案をめぐる政治的駆け引きのうちに解散した後の衆院選については、「郵政民営化は中心問題になるが、国政はそれだけにとどまらない」として、「小泉内閣の下で進められてきた財政構造改革全般を継続するか否かが争点」との見解を示した。
自身が郵政民営化政府案に当初は反対しながらも、衆院での議決では賛成票を投じたことについては、政府案が衆院議決前に、(1)郵便局ネットワークの維持による中山間地など過疎地の郵便局の存続、(2)それらの局での業務委託という形での貯金・保険業務の遂行(3)委託手数料の財源の一定程度の見通しづけ窶狽ネどで、ある程度の修正がなされたために、賛成に転じたと説明。「自分の希望からすれば(修正は)約70%の出来だが、衆院の議決から解散・総選挙に直結することは、課題山積の折、避けたかった」と心中を吐露した。
自民党執行部による「反対派非公認」などの報復措置についても、「政策論として反対した人も、それ以外の意図で動いた人も同列に扱うのは残念」と苦言を呈した。
広域市町村合併と密接不可分の関係にある「三位一体改革」については、過疎地域などに負担が増加しない改革を目指すとした上で、旧村単位の自治組織の存続の必要性などの自説を述べた。
03年の前回選挙は、父親で元厚生大臣の宮下創平氏の後援会を引き継いで戦ったが、04年春に組織の若返りを追求。ある程度できたが、青年壮年層の拡充が依然として求められている。在籍した伊那青年会議所のOB・現役有志によるサポーター的組織立ち上げの動きもあり、今後どのように基礎票を固め、さらに拡大していくかが注目される。 -
駒ケ根市成人式
今年度新たに496(男性227・女性269)人が成人を迎える駒ケ根市の成人式は15日、駒ケ根市文化会館で開かれた。
会場の周辺やロビーには式の始まる一時間以上も前から着飾った新成人らが続々と集まり、友人同士で輪を作っては「元気だった?」「今どうしている?」などとにぎやかに話に花を咲かせた。
式典で新成人代表の森田美穂さんは「家族や地域の人のおかげでようやく成人となったが学ぶべきことはまだまだ多い。自覚ある社会人の一員となれるよう一層努力したい」と謝辞を述べた。会場内を回って成人となった抱負を尋ねる意見発表では、マイクを向けられた新成人らは「一日一日を大切にしたい」「常識ある人になりたい」などとそれぞれ決意を語っていた。
中原正純市長は「進む少子高齢化社会の担い手として活躍していってほしい。大きな夢を持ち、自己実現のために努力する社会人になるよう期待する」と激励の言葉を贈った。市からは記念品として音楽ギフト券千円分が贈られた。
出席者らは成人となった感慨をかみしめながら、ステージでの市民吹奏楽団の演奏や恩師らによるビデオメッセージの上映などを和やかに楽しんでいた。
小口晋太郎さん
(1)衆議院選について 「もちろん行く。ようやく選挙権を得たのだから当然。先の国会の郵政民営化に関する政府のやりかたには到底納得できないので反対派に投票したい」
(2)戦後60周年について 「興味を持って研究している。太平洋戦争に関しては日本が一方的に悪、とする声が多いが、果たして本当にそうだったのか、今あらためて考えてみることも必要ではないかと思う」
那須野薫さん
(1)「行く。投票するのが成人としての責任だと思うから。郵政民営化には賛成なので、自民党の候補に入れたい」
(2)「戦争のことは家族や友達ともあまり話したことがないのでよく知らない」
倉田優生さん
(1)「たぶん行く。せっかくの権利だから。政治家には構造改革をどんどん進めてほしい。今度の総選挙では郵政民営化に賛成の候補に投票したい」
(2)「祖父などに戦争について聞いたことはあるが、あまり詳しくは教えてくれなかった。どんな理由にしろ、戦争は二度と起きてほしくない」 -
今年も母校で成人式
宮田村の成人式は15日開き、・ス母校・スで人生の節目を祝おうと、昨年に続いて宮田中学校を会場にした。昼食会は給食を再現。思い出を語りあいながら、大人としての一歩を踏み出した。
117人の新成人のうち82人が出席。中学校の時と同様にみんな一緒にランチルームで給食をとった。
地元産の食材にこだわり、15品目の半分は宮田村で採れた野菜や果物。当時を思い出しながら、「成人式に給食なんて変わっていておもしろい」と喜んでいた。
式典は体育館で開き、清水靖夫村長は「社会の一員としての自覚を持って力強く歩んで」とあいさつ。自立のむらづくりに積極的に参加してほしいとも呼びかけた。
新成人を代表して三好征司さん=町3区=は「私たちは可能性を秘め、大きな夢を持ってはばたけると信じている。これからも見守ってください」とあいさつした。 -
入野谷夏祭り
長谷村の夏祭り第7回入野谷夏祭りが14日夜、入野谷グラウンドであった。夏の一夜、村民は盆踊りや花火、スイカ割りなどを楽しんだ。
今年は村、区長、公民館分館長らで実行委員会を組織して運営。村内の太鼓グループ「創龍会」による威勢のいい太鼓演奏で開幕した。村オリジナルの「長谷村音頭」「ざんざ節」「きんにょんにょ」の盆踊りは、入野谷の宿泊客も飛び入り参加し、周りの踊りをまねしながら一緒に夏祭りを満喫した。
子どもたちのスイカ割りが始まると、周囲に皆集まり、「右、右」「もうちょと前」と指示を出しながら観戦。目隠しの手ぬぐいから片目が見えていたり、転びそうな勢いで竹の棒を振り下ろしたり、子どもたちのかわいい姿に笑いが起きていた。 -
聴導犬支援チャリティコンサート
聴導犬支援のためのチャリティコンサート「耳をすませて」は14日、伊那市の生涯学習センターホールであった。耳の不自由な人にも楽しんでほしいと演奏と映像を組み合せて音楽を伝える演奏会で、観客は心で聴き、感じ、音楽を楽しんでいた。
昨年、聴覚障害者も味わえるコンサートを開いた横浜市在住のピアニスト満園彩絵さんが、宮田村に本部のある「日本聴導犬協会」の地元で演奏会を開きたいと願い、今回実現。収益の一部を日本聴導犬協会に寄付するチャリティコンサートを開いた。
仲間の中谷路子さん=横浜市在住=と共演。連弾「さとうきび畑」「ハンガリー舞曲」、独奏「月の光」「ノクターン遺作」などクラシック曲のほか、映画音楽なども演奏。ステージの壁には、海、ヒマワリ、ゆりかご、花火、ハンガリーの街並みなど演奏曲に合わせた映像を映し出した。
観客は、映像を見たり、鍵盤の上を流れるように動くピアニストの手を見たり、絵と音によって生み出される音楽の世界を満喫していた。 -
箕輪町民野球大会
箕輪町教育委員会主催の第51回町民野球大会は14日、18チームが参加し番場原第1、2運動場であった。ジリジリと照り付ける真夏の太陽の下、熱い戦いを繰り広げ、ムシキングが優勝した。
町民の親ぼくを深めようと中学生以上を対象にした恒例の大会。地区の分館単位や、同級生などで作るチームが集まり、トーナメントで競った。
毎年参加する常連チームもあり、盆野球のために地元に帰ってくる人も。ベンチからは「おいしい酒を飲むよ!」という声援もあり、大人は試合後のビールと焼肉を楽しみに、暑さを跳ね飛ばすように白熱した試合を繰り広げた。
結果は次の通り。
▽準決勝
ムシキング13-0ブラックローゼス
BBT酒乱3-2大槻&co・下克上運動部
▽決勝
ムシキング7-0BBT酒乱 -
箕輪町成人式
箕輪町成人式は15日、町文化センターであった。200人余が出席し、懐かしい友や恩師との再会に笑顔があふれた。
新成人は、外国籍を含む347人。新成人で組織した成人式実行委員会の唐沢久美子委員長は、「一生に一度のこのよき日を皆さんと過ごせることをうれしく思う。新たな人生の第一歩となるスタートを踏み出したい」とあいさつした。
意見発表は、日野豪さんが「小さいころと比べ感謝の気持ちを持てるようになっている。感謝の気持ちを持ち続け、人間として成長し、格好いい大人を目指しましょう」、埋橋幸希さんが「社会人として今まで習ってきた人としての常識が大切と実感。当たり前のことが当たり前にできる、目指すべき大人になりたい」と語った。
平沢豊満町長は、「自分自身の将来を真剣に考え、積極的、建設的な姿勢で悔いのない人生を送ってほしい」と祝福し、箕輪中学校時代のクラス担任だった恩師8人がお祝いの言葉を送った。 -
上伊那6市町村で成人式
上伊那6市町村(伊那市、駒ケ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、宮田村)で15日、それぞれ成人式があった。各市町村長らは地域づくりの担い手となる新成人の活躍に期待。新成人も、大人としての自覚を新たにした。
式は、母校を会場に懐かしの給食を味わったり、記念公演を見たりと市町村ごとに工夫を凝らした。
「伊那市の歌」などの斉唱は、習う機会がないことから「えー、知らない」とざわつく場面も。
各会場とも、式典の開始時刻前から新成人が続々と集まり「おー、久しぶり」と友だちと再会を喜んだ。一緒に写真を撮ったり、メールを交換したり…。近況など話も尽きない様子で、盛り上がっていた。
新成人の格好はスーツ、ドレス、浴衣、Tシャツ・ジーパンなどまちまちだった。 -
伊那市成人式
伊那市は、新成人788人(男412人、女378人)のうち、6割に当たる502人が出席した。
式辞に立った小坂市長は、戦後60年に触れ「物質的に恵まれた時代だが、被爆国として平和を誓い、戦争の愚かさを感じなくてはならない」と述べ「平和な世界、安らぎのあるふるさとづくりに、夢と希望を持って活躍してほしい」と輝きある人生にエールを送った。
新成人代表の大学生唐沢裕さん=西箕輪中学校出身=は「これまで社会に支えられてきたが、成人として少しずつ支える役割を担っていく。成人を自覚し、自分を磨きながら1歩ずつ進んでいきたい」と決意を述べた。
信州伊那太鼓の迫力ある祝太鼓演奏や、万歳三唱もあり、新成人の門出を祝った。
式典終了後は、新成人が自由に歓談できるトーキング・タイム。久しぶりに会った友だちとカメラに収まったり、近況を話したりして楽しんだ。
記念品には図書カードを贈った。 -
伊那市西町・伊那部で納涼祭と骨董市
伊那市西町区の伊那部町内会(伊澤勉町総代)で15日、恒例の納涼祭と骨董市が伊那部集会所などであった。
納涼祭は15日目。伊那弥生ヶ丘高校生のブラスバンド演奏、歌手の西沢美奈さんの歌謡ショーや、「子供の広場」として、輪投げ、ウナギのつかみ取り、紙芝居などを展開。讃岐うどん、豚汁、ビール、ラムネジュースなどは食べ放題で、長蛇の列ができた。
13回目の骨董市は、初めて旧井澤家住宅で開いた。以前は酒屋だった会場に、掛軸、陶器、民具など約3千点のほか、清酒「伊那部宿」や焼酎も出品。日本家屋と骨董品の雰囲気が合い、例年以上の買い物客が訪れたという。 -
飯島町成人式
飯島町は05年度成人式を15日、飯島文化館で開いた。新成人160人(男79、女81)のうち、114人が出席し、町理事者や町議会議長、恩師らの祝福を受けた。
町と新成人でつくる実行委員会が企画、進行したこの式典で、高坂町長は「町は今年2月、町民自ら自立の道を選び、歩み始めた」と町の現況に触れ「みなさんは国民の新しい力であり、風である。21世紀はみなさんの時代、チャレンジ精神で、積極的に人生を歩んで」と式辞を述べた。
来賓の野村利夫議会議長、河野通昭教育委員長、恩師の水野祐介さんらは「自分の行動の全てに責任を持つのが大人の第一歩、人生これからが本番、希望を持って進んで」「夢を持ち続けて、これからの人生を楽しんで」とそれぞれ祝福の言葉を贈り激励した。
引き続き、新成人の代表に飯島商品券、いいちゃんバッチが贈られ、成人者からは飯島小学校、七久保小学校に記念品として、1輪車が贈呈された。
また、新成人を代表し、宮下かおりさんは「私たちには果てしない未来、限りない希望、若い情熱がある。今日から社会の一員として、社会の発展と平和のために若いエネルギーを発揮したい。正しい道を一歩一歩歩んでいきます」とさわやかに、成人の決意を述べた。
この後、記念公演に移り、メモリアル写真上映会と、チームスピニングマスターズによるショーが行われ、最後に記念撮影を行い、思い出深い節目の式を閉じた。 -
ふるさとお盆野球大会
子どもから大人までが2チームに分かれ、7時間ぶっ続けで試合する宮田村のふるさとお盆野球大会が14日、宮田球場で開かれた。帰省中の若者らも数多く参加。のべ100人ほどが暑さを忘れて熱戦を繰り広げた。
実行委員会と村ナイター野球会の主催で、10回目を迎える恒例の大会。中央アルプスと南アルプスの2チームに分かれ、小中学生が各2時間、高校生以上の大人が3時間対戦した。
24回まで進んだが1点を争う好試合。結局24‐22で中央アルプスが制した。
スタンドでは家族らが熱心に声援。参加者はプレーを通じて、親睦を深めていた。 -
小田切川魚つり大会
宮田村の自然を呼び戻す会は14日、恒例の小田切川魚釣り大会を村民会館周辺の同河川で開いた。天候にも恵まれ、親子連れなど約250人が参加。ふるさとの自然に親しみながら、盆の休日を楽しんでいた。
同会はアマゴやニジマスを約1300匹放流。参加費無料とあって、帰省者も含め村内外から多くの太公望が集まった。
水温が例年に比べて低く、エサの食いも抜群。子どもたちも釣りあげ「大物だ」と歓声がわいた。
大会後は魚のつかみどりも。子どもたちは水の中に入り、魚を追っていた。
加藤一彦会長は「毎年楽しみにしてくれてうれしい。今後も続けていきたい」と話していた。 -
町1区の盆踊り大会
宮田村町1区は14日、恒例の盆踊り大会を役場駐車場で開いた。老若男女問わず多くの区民や帰省客も参加。踊りで交流の輪を広げた。
今年初めて子どものダンス披露などもあり、例年以上の盛りあがり。屋台も設け、輪になって踊った。
花火大会もあり、踊らない人たちもビールや軽食片手に風情を満喫。榎本義男区長は「今は近所のコミュニケーションをとるのも難しい時代だが、このような機会を通じて交流を深めたい」と話していた。
この日は新田区、15日には北割区でも盆踊り大会があったほか、大田切区は納涼祭を開いた。 -
自然と戯れ 盆を満喫
盆に入り、上伊那のキャンプ場やプールなどは地元住民や帰省客、県外者らでにぎわっている。
一時、雨に降られる日もあるが、訪れた家族連れや若者らは自然を満喫、思い思いにゆったりとした時間を過ごしている。
キャンプ場を拠点に、周辺散策や温泉に出かける人も多いようだ。
飯田測候所によると、19日までの気温の予報は平年並み。くもりの日が多いようだが、気温は30度を超える日が続く。 -
大相撲入間川部屋力士
昨年の5月場所、初めてプロの土俵に立った。「緊張して何が何だか分からないうちに負けていた。初日から3連敗。とにかく全然だめだった。4日目にやっとやぐら投げで勝った時には本当にうれしかった」
昨年3月に大相撲入間川部屋に入門し、連日激しいけいこの日々を送っている。現在の番付は序二段の東69枚目。
◇ ◇
小学生のころから体は人一倍大きく、力も強かった。特別なけいこはしていなかったが、市の小学生相撲大会では当然のように毎年優勝していた。
赤穂中学校では体の大きさを生かそうとバレーボール部に入部。「でもほかの人に比べるとどうも動きが鈍くてね、レギュラーにはなれなかった。やっぱり向いていなかったんですかね」
「プロの相撲には特に興味はなかった」というが、元関脇・栃司の入間川親方に素質を見込まれて熱心にプロ入りを勧められ、意を決して中学卒業と同時に入門した。「この道に飛び込むには相当の不安もあったが、いざ入ってみると相撲の経験がない新弟子もけっこう多かったから思ったほど苦にはならなかった」
力士の朝は早い。朝4時半に起床。すぐに土俵でけいこを始め、朝飯抜きで午前11時まで汗をかく。昼飯をたっぷり食べた後は午後6時の夕食まで自由時間。消灯・門限は10時半。「自由時間は仲間と街に出たり部屋で昼寝をする。何をしていてもいいんですけど、自分は外に出るより部屋で本を読んでいる方が好きで窶煤v
相撲のけいこももちろん辛いものだが、歴史と伝統のこの世界にあって何といっても大変なのは兄弟子らとの関係。「相撲界の上下関係は本当に厳しいんで…。怒鳴られるだけでなく、ぶん殴られるなんてしょっちゅう。まあ、それは何か自分に落ち度があったときだけで、理由もなく殴られるわけじゃないですけど…。ほかにもけっこう辛いことがいろいろとあります」
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現在身長192センチ、体重150キロ。「去年入門したときと比べてさほど変わっていないような気がする」というが、周囲の見方は違う。「見違えるほどたくましくなった」「力士らしい風格が身についてきた」「面構えが去年と全然違う」窶煤B師匠の入間川親方も「毎日のきついけいこをよく頑張ってこなしている。これからさらに筋肉がついてくれば、どんどん上を狙っていけるだろう」と成長に期待する。
8月24日には17歳の誕生日を迎える。相撲界での誕生日プレゼントはしごき=いつもに増して激しいけいこだ。「一生懸命けいこを頑張って一歩一歩上に上がっていきたい。目標は関取…いや、幕内です」と決意を語る。その夢をいつかなえてくれるか、楽しみに待っていよう。 -
見守り隊が意見交換会
宮田村の住民有志が隊員となり、4月に発足したボランティア組織「子どもの安全見守り隊」は11日、初の意見交換会を村民会館で開いた。見守ってきた児童、生徒の登下校の様子を発表し、通学路など危険な場所を指摘。「子どもたちがあいさつしてくれるようになった」と、活動の浸透を裏付けるうれしい報告もあった。
村教育委員会が呼びかけて発足した見守り隊だが、春以降隊員の数が徐々に増え現在は142人が登録。散歩や仕事の合間に、子どもたちの校外活動に気を配っている。
意見交換会では、「ヘビが出没するので川に入って遊んでいる子どもを注意した」「塾で待っている子どもの道路飛び出しが危険」など、注意すべき点を自由に出し合った。
夕方遅くまで遊んでいる報告もあったほか、登下校の時間帯に狭い道路を一方通行にできないかと、交通規制に踏みこんだ提案もあった。
一方で見守り隊の活動が子どもたちにも浸透し、「顔を覚えてくれて、あいさつしてくれる」といった意見も。保護者から「見守り隊がいるから心強い」という意見が寄せられているとも報告した。
新井洋一教育長、雨宮則彦村駐在署長は「声をかけあえる関係を築くことは非常に大切。子どもは地域が育てるという目標を持ち、村民一人ひとりに運動を定着させてほしい」と、さらなる協力を呼びかけていた。 -
ちびっこ広場で高校生ボランティア
保育園などに通う前の幼児を遊ばせたり、母親同士が交流できる伊那市の生涯学習センターのちびっこ広場で11日、夏休み中の高校生が、子どもと遊んだり紙芝居の読み聞かせをした。
週に3回ほど広場の管理をしている子育て支援グループ「子どもネットいな」が、夏休みに合わせ「幼児とあまり接する機会のない高校生にも、子どもと触れ合ってもらおう」と、高校生ボランティアを募集。35人の応募があった。
この日は、高遠高校福祉コースの1年生、池上エリカさん(16)と矢野成美さん(15)が参加。同校は、就業体験の一環として介護施設や保育園での現場実習をしており、生徒も積極的に臨んでいるという。
最初はぎこちなかった高校生も、楽しみながら紙芝居の読み聞かせをするなどして、徐々に打ち解け、笑顔で子どもと触れ合っていた。 -
中日本総合女子ソフトボール選手権
第49回中日本総合女子ソフトボール選手権大会(中日本ソフトボール連合など主催)は、伊那市の県営伊那球場、富士塚スポーツ公園運動場など5会場で14日まで、熱戦を繰り広げている。
東海地区4県、北信越地区5県の代表など、一般、高校、中学、小学生の4部門に計50チームが出場。それぞれトーナメントで競う。
開催地の伊那市からは、特別枠で2チームが出場。一般の部のTwisterは愛知県代表の中京大学に1‐6、中学生の部の伊那東部(伊那から3人補強)は静岡県代表の北浜に1‐4で、それぞれ敗れた。
東部中は2回まで、主戦を中心とした守備で北浜打線を0点に抑えたが、3回以降追いかける苦しい展開。5回、先頭打者の安打から、無死満塁の好機をつかみ、相手失策で1点を返したものの力およばず、初戦で姿を消した。3年生は中学最後の試合を大舞台で終え、思い出を胸に刻んだ。
伊那中から3人を補強した急増チームだったが、強豪チームを相手に声を掛け合い、息の合ったプレー。宮澤泰春監督は「3日間の練習で選手間の連携を取って試合に望んだが、伊那中の3人はよくやってくれた。試合はエラーで得点する、東部中らしさも出て、実力以上の力を発揮できた」と振り返った。
石澤杏奈主将は「選手宣誓や、試合ではヒットも打てて思い出になった。来年は県大会出場を目指してほしい」と1、2年生にエールを送った。 -
味工房が大芝の湯で火曜野菜直売
南箕輪村ふれあい交流センター・大芝の湯のロビーで、近くの農畜産物加工直売所「大芝高原味工房」のスタッフが野菜を直売している。メンバーの自宅で栽培した夏野菜を、8月の毎週火曜日に販売する。
「火曜直売市」と題し、初めての試みで、「夏野菜が豊富に取れるので、安く提供したい」とのメンバーの提案に、施設側が協力して始めた。
2回目は、トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ、ピーマン、ナスなど、約10種類の朝どり野菜を出品。入浴利用者らは100円窶・00円の安価販売に、帰り際に喜んで買っていった。
また、夏ばて防止効果のある、中国野菜の「クウシンサイ」も販売し、利用者らの関心を集めていた。 -
県内シートベルト着用率
県はこのほど、05年度第2回のシートベルト着用率調査の結果を発表した。上伊那の着用率は、中川村が99・1%で県下ベスト8位、高遠町が87・1%でワースト2位にランクされた。
7月27日、県内102市町村の協力により、各市町村で地域内交通量が多い地点1カ所(人口5万人以上の市は原則2カ所以上)、計117カ所において、対象車量1万4138台を調査した。
県全体では、運転席(調査台数=1万4138台)の平均着用率が94・5%(前回比0・1ポイント減)、助手席(3055台)は90・0%(0・3ポイント減)で、運転席と助手席の延べ台数から着用率を計算した総合は、93・7%(0・1ポイント減)だった。
着用率ベスト、ワースト10は次の通り。カッコ内は着用率。
▽ベスト (1)三岳村、南信濃村(100・0%)(3)阿智村(99・4%)(4)信濃町(99・4%)(5)八坂村(99・3%)(6)天龍村(99・2%)(7)坂城町(99・1%)(8)中川村(99・1%)(9)木島平村(99・1%)(10)日義村(98・3%)
▽ワースト (1)茅野市(83・3%)(2)高遠町(87・1%)(3)長野市(88・5パーセント)(4)北相木村(88・6%)(5)小谷村(88・7%)(6)上田市、東御市(88・9%)(8)中野市、青木村(89・7%)(10)山形村(90・1%) -
ベルシャイン伊那店でフジ子・ヘミング版画展
世界的に有名なピアニストのフジ子・ヘミングの版画展「もうひとつの世界」は16日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも、苦難を乗り越えてきたフジ子・ヘミング。人生、恋愛、猫などをテーマに、柔らかな色調と繊細な描線で奏でるように銅板画、木版画、リトグラフなどで表現した32点を展示販売している。
猫を題材にした作品は「ニャンスキー(月と猫)」「ビアンコ(金色の猫)」「スージィ(鞠とちいさめの猫)」など。愛きょうのある目、独特の構図、色使いに、来場者の関心が集まっている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
箕輪町介護保険事業計画策定委員会
箕輪町介護保険事業計画策定委員会は12日、町役場であった。06年度から3年間の第3期事業計画策定のため委員15人を委嘱し、介護保険の現状と計画策定の予定などを説明した。
介護保険制度は00年度に開始。3カ年ごとに事業計画を作り、本年度は2期目の最終年度になる。
委員は、被保険者、保険医療関係者、女性団体、福祉と健康のまちづくり推進委員会、知識経験者で構成。任期2年。委員長に加藤寿一郎さん(民生児童委員会)、副委員長に荻原弥生さん(女性団体連絡協議会)を選出。委員会は、現在ある在宅介護支援センターの機能を強化して06年度に設置する「地域包括支援センター」の運営協議会も兼ねる。
会議を月1回開き、事業計画を検討。来年1月から2月までに保険料の試算や事業計画案などをまとめ、町長に報告する。
町の介護保険事業の状況は、65歳以上の第1号被保険者は99年度末4742人が04年度末5258人。居宅介護サービス受給者は00年度3514人が04年度5924人、施設サービス受給者は00年度1066人が04年度1593人で年々増加。
介護給付費費用額は00年度6億7051万円が04年度12億717万円に増え、介護保険給付費準備基金保有額は00年度4500万円から04年度1298万円に減っている。 -
中央アルプスで数年ぶりコバイケイソウ満開
本格的な夏山シーズンを迎えた中央アルプスで、数年ぶりにコバイケイソウが登山者を出迎えるように満開となっている。一方で、入山者による「踏み荒らし」などのモラルの低さが相変わらず目立ち、関係者は頭を悩ませている。
高山植物等保護対策協議会・南信地区協議会の04年度保護取り締まり状況によると、管内での「踏み荒らし」が483件(前年度比596件減)、「禁止区域への侵入」が203件(同18件減)、ペットの連れ込み・喫煙・昆虫採集などに対する注意の「その他」が185件(同5件減)の順で多い。
登山者などへの保護啓発活動の徹底から、取り締まり件数は減少傾向にあるものの、「踏み荒らし」は突出している状況。写真撮影などで禁止区域へ入る人が後を絶たないという。
関係者は「高山植物は、一度ダメージを受けると、元に戻るのに何十年、何百年と時間がかかる。高山を訪れた際には、この貴重な自然を大切にしてほしい」と呼びかけている。 -
小黒川渓谷キャンプ場などにぎわう
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は、昨年10月の台風23号の影響で土砂に埋まったものの、復旧作業(一部河川除く)が終了。愛知県を中心に、関東、関西、中京方面、地元など家族らが利用している。
利用者のうち家族連れが8割を占める。2泊3日が多く、中には5泊6日も。かまどで飯ごうを使ってご飯をたいたり、川遊びを楽しんだりと思い思いに過ごす。
キャンプ場内にある釣り堀では、ニジマスやアマゴをねらい、子どもらが釣りに挑戦。投げ込んですぐ釣り上げる人もいれば、なかなか釣れずに粘る人も。
雑誌を見て、家族3人で訪れた三重県の桜木和美さん(32)は2泊3日の日程で来伊。「夕立があったり、熊が出たりしたが、自然に囲まれ、涼しく、楽しく過ごせた」と話した。
魚釣りには苦戦したというが、コツをつかみ、昼食のおかずを手に入れた。炭火で焼いた魚に大喜びだった。
キャンプ場の利用状況は、夕立など天候不順で昨年より少なめ。予約状況は、キャビン(8人用)6棟が16日まで満杯で、盆過ぎの8月中の金窶箔坥j日も予約が入っている。オートキャンプサイト(10区画)は15日まで埋まり、フリーサイト(32区画)は15日以降、余裕がある。
予約・問い合わせは、伊那市振興公社(TEL78・5010)へ。