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南箕輪村長対話集会
南箕輪村の唐木一直村長と子育てサークル「ぽかぽかclub」(三沢留美リーダー)の対話集会が22日、すくすくハウスであった。村長就任後初の対話集会。子育て中の若い母親が、保育園や公共施設に対する希望、子育て全般で日ごろ感じていることなどを率直に話した。
サークルは03年秋に発足。村内を中心に辰野町から飯島町までの49組の親子が参加。大芝公園を拠点に公園めぐり、すくすくハウスでおはなし会、レクリエーションなどの活動をしている。「日本一の子育て村を目指すので、子育て中のママの意見を直接聞いてもらいたい」と対話集会を希望した。
村長は、「予算がなくてもできることはかなりある。お母さんのお話を聞いて参考にさせていただきたい」とあいさつした。
アスベスト問題で村内公共施設は大丈夫か-との質問に、「今月末まで専門の調査をしている。今のところ大丈夫」と村長。新しく施設を造るときに村民に意見を聞く機会がほしい-との要望には、「できるだけそういう機会を持ちたい」とした。また、「公共事業は少なくしても保育料を引き下げていきたい」とも話した。
母親からは▽子育て支援ができる保育園にしてほしい▽久保の国道東側や北殿など下段地域にも公園がほしい▽沢尻・南原地区は保健センターが遠いので予防接種などを公民館でやってほしい▽核家族なので村内老人世帯との交流を検討してほしい-などの意見や、「対話の機会を頻繁にもってほしい」という声もあった。 -
第3回全国裂織展
上伊那から1人入賞、12人入選第3回全国裂織展が24日、東京都台東区きもの美術館で始まる。長野県内から4人が入賞、21人が入選を果たした。上伊那は入賞1人、入選12人。
全国からの応募総数は320点で、入賞17点、入選236点。全国裂織展は30日まで。
長野移動展は9月1-24日、八ヶ岳美術館である。タペストリーやこたつ掛けなど入賞作品全17点と県内の入選作品21点を展示する。期間中の17日は、「信州さきおりフェア」が樅の木荘敷地内ゲートボール場である。裂織だけのフェアは県内で初の試み。36ブースあり、上伊那からも全国展の入賞・入選者をはじめ裂織に親しんでいる人たちが作品を出品する。
上伊那関係分の入賞・入選者は次の皆さん。
◆入賞 ▼審査員賞=野中ひろみ(伊那市)
◆入選 井口初江(飯島町)春日環(伊那市)新井あい子(箕輪町)片桐保子(伊那市)福島博江(上伊那郡)島よね子(箕輪町)丸山輝子(伊那市)寄藤妙子(箕輪町)野中秀夫(伊那市)大槻恵子(箕輪町)福沢久子(伊那市) -
「初めてのHIP HOP」中高年エアロビクス教室開講
箕輪町教育委員会主催の「初めてのHIP HOP 中高年エアロビクス教室」夜の部が22日、町民武道館で開講した。
町内在住者、在勤者を対象にした恒例のエアロビクス教室だが、本年度は「初めてのHIP HOP」として少し趣向を変えた。音楽に合わせて歩く、走る、跳ぶなどの運動をして身体能力を高め、心と体をリラックスさせストレスを解消し、健康で体力のある体づくりをねらう。
講師はスポーツ指導員の木下順子さん。29人が参加した。初回は基本のステップを覚えるため、テンポの早い軽快な音楽に合わせて、講師の動きを見ながら腕、足、首など全身を動かした。5回講座で、今後はウォーキングを中心としたステップ、音楽に乗ったエクササイズなどに取り組む。
昼の部は9月7日開講。10月12日までの毎週水曜日午後1時半から1時間。申し込みを9月5日まで受け付けている。問い合わせは町教委生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
長谷小児童と交流深める
長谷村で22日、長谷小学校5・6年生31人と農山村留学に訪れている千葉県千葉市の2小学校6年生124人の交流会があった。一時、雨が降ったものの、グループごとにマレットゴルフやカヌーなどを楽しんだ。
黒川での川遊びには50人余が参加。
はじめのうちは「冷たーい」と口にしていた児童たちも次第に慣れてきた様子で、ゴムチューブに乗ったり、水をかけ合ったりと自然に親しんだ。
千葉県の高洲第三小6年生伊部領馬君は「川がすごいきれいで、冷たい。川遊びをすることがあまりないから、楽しい」と夢中になっていた。
長谷小5年生の中村海佳さんは「(千葉県の児童と)夏休みはいつまでとか、宿題はやったかとか、いろんな話をした」。
また、ウォークラリーは村内の保育園や鹿公園などチェックポイントを回り「熱田神社の建築年数は(1763年)」など村に関する問題に答えて理解を深めた。
千葉県千葉市の小学生は「千葉市子どもいきいきプラン推進モデル事業」の一環で来村。20日から24日まで4泊5日の日程で、農林業や仙水峠の登山などを体験している。 -
県情報ネットワーク協会小学生放送コンクール高学年の部
県情報ネットワーク協会が主催する第33回小学生放送コンクール高学年の部で、伊那小学校5年勇組の野村結衣さん(10)=西町=が最優秀賞を受賞した。
テーマは「うれしかったこと」。昨年10月から、学校の敷地内にある桜をクラスの児童一人が1本ずつ担当し、手入れしている総合活動を題材に選んだ。4月上旬、治療した桜の花が一つ二つと咲く様子に「うれしくて、うれしくてたまりませんでした。人には見えないもの、きこえないものがきこえるような気がしました。これって桜さんと心が通じているということでしょうか?」と書き「一日も早く治りょうをおわらせて、病気のない桜さんにしたいです」と結ぶ。
野村さんは、聞く人にわかりやすく、聞きやすいように心を込めて読むことを心がけたそうで、受賞に「びっくりして、今も実感がわかない」。「高いところにあるてんぐす病の枝を切るとき、のこぎりが重くて大変だった。今年は例年に比べて花つきがよかったと聞いてうれしかった」と喜んだ。
担任の北條由美教諭は「結衣さんの素直な気持ちが書かれている」と評価。
コンクールには、県内79校から1万7417人の応募があった。伊那市有線放送農業協同組合管内、南信地区の審査をへて、県審査に進んだ。作文は400字以内で自らの声でテープに録音し、内容や構成、発音、表現力などで採点、総合点で最優秀賞に決まった。
管内では一昨年の低学年の部最優秀賞に次ぐ受賞だった。 -
女団連が26日に模擬議会
伊那市の女性団体連絡協議会は26日午後1時15分から、市役所議場で模擬議会を開く。
模擬議会は事業の一つで、98年以来7年ぶりに企画した。
市側から理事者、関係部長が出席し、市議会定例会一般質問と同様に答弁する。
男女共同参画をめざす会など12人が立ち、男女共同参画推進条例の啓発、マイバックの普及、地産地消の取り組みなどについて質問する。
傍聴できる。
質問要旨は次の通り(敬称略、質問順)。
奥村伸枝 (1)男女共同参画社会の実現(2)人権教育
飯島信子 (1)男女共同参画推進条例の啓発(2)審議委員の登用(3)女性主体の職場への男性登用
原静江 環境問題
池上慶子 若年母子家庭の支援
向山光子 食育の必要性
唐沢敬子 (1)青少年の芸術鑑賞(2)伝統芸能、歴史文化の活用
原久子 (1)農業振興施策での農村女性の役割の位置づけ(2)介護士の待遇(3)介護保険料(4)ごみ処理場問題
清水嘉子 (1)伊那中央病院の病室使用料金(2)いじめ、虐待問題
伊藤百合子 (1)介護保険法改正に伴う伊那市の対応
矢沢秋子 (1)市民会館の老朽化に伴う今後の計画(2)アスベスト使用の市内公共建造物の点検(3)健康で長生きのための温泉利用
荒恵子 乳幼児医療費助成
山岸眞由美 食農教育、地産地消の取り組み -
県南信労政事務所がフォーラム
県南信労政事務所は22日夜、伊那市駅前ビル「いなっせ」で、労働問題に対する正しい理解と良識を培い、労使紛争を防止し安定した労使関係を形成するための講演会「上伊那地区労働フォーラム」を開いた。今年度1回目の講演会に小中企業の労働者や人事労務担当者など約50人が参加し、労働基準法を中心とした労働法について知識を深めた。
講師に日本大学法学部の林和彦教授を招き、「労働時間、休日・休暇」について基本的な知識を学習。林教授は基礎から制度、仕組みなどを分かりやすく解説した。
講演会は毎年恒例で、全2回を開催。次回は10月11日、講師に岩本充史弁護士を招き、労働時間などについての判例などを取り入れた実務的内容を学習する。同事務所では受講者を9月28日まで募集している。
申し込み・問い合わせは、同事務所(TEL0265・76・6832)へ。 -
西箕輪公民館の紅葉教室特別講演会
伊那市の西箕輪公民館(城取茂美館長)主催の生涯学習講座「紅葉教室」の特別講演会が22日、館内であった。教室生約20人が参加。郷土誌「西箕輪誌」の編集委員長・西村幸男さん(83)を招き、同誌製作の苦労話などに耳を傾けた。
「西箕輪誌」は、地元の自然、教育、文化財などの歴史を記す。。現在、全18章のうち、15章までの編集を終えている。
西箕輪の本格的な郷土誌作成は、1902年以来のことで、「もっと歴史事項を増やし、小学4年生でも分かりやすいものを」との地域の願いで、98年に地元の歴史に詳しい人たちで編集委員会を発足した。
住民の話を聞き歩いたり、古文書を調べたりして、「土地の人の話をくみ上げた本」を目指し、記事を収集する。編集についても、地区内の8区の話題が片寄らないよう心掛けたという。
年内の出版を目標にする西村さんは「西箕輪にこんな歴史があったんだと知ってもらい、子供たちに読み聞かせて語り継いでほしい」と呼びかけた。 -
KOA 世界初
インクジェット法で微細配線形成KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は23日、インクジェット技術を応用した低温焼成セラミックス(LTCC)多層基板の微細配線形成技術の開発に成功したと発表した。同社調べでは世界初の技術だという。
LTCC多層基板は情報通信機器などに使用される超小型部品。新技術では、表面処理したセラミックスグリーンシートの上に、パソコンのインクジェットプリンターと同じインクジェット法を応用して、配線幅で最小30マイクロメートル、ピッチ60マイクロメートルの配線パターンを描き、このグリーンシートを一括積層・同時焼成して微細配線を形成できるという。
従来の厚膜スクリーン印刷法に比して(1)配線の微細化が可能(2)多品種少量生産および短納期化が可能(3)必要な部分にのみ描画するため材料使用量およびエネルギー消費量が少ない窶狽ネどが特長。
同社では情報通信機器用の回路基板の高機能・小型化およびLTCC多層基板製造の短納期化などを目標に、03年6月より3ヵ年計画で、NEDO(独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構)の助成を受けて、セイコーエプソン(本社・諏訪市、花岡清二社長)と、同技術の開発を進めてきていた。 -
身障者・高齢者在宅支援充実へ小規模多機能施設
長谷村は、身体障害者や高齢者の在宅支援へ、ショートステイや自立支援ゾーンを備えた「小規模多機能施設」を、美和診療所、健康増進センターを置く、旧特別養護老人ホーム「サンハート美和」に設置した。
旧サンハート美和の未改修部分(約325平方メートル)を事業費約4700万円をかけて6月末までに改修。デイサービスセンター「やすらぎ」に併設する。
要介護認定者を対象としたショートステイ用に二人部屋一室、一人部屋4室の計6床。家族らが短期間在宅介護ができず、生活に支障がある要介護者などを対象とした自立支援ゾーン4床を設けた。原則として、ショートステイは2週間、それ以外は1週間。運営管理は村が村社会福祉協議会に委託している。
村の高齢化率は38%を越え、介護保険要介護認定者は120人。一人暮らしの高齢者約60人、高齢世帯は100を超えている。高齢者の増加に伴い、高齢者世帯、要介護認定者の増加が予想されている。施設周辺には、診療所、健康増進センター、デイサービスセンターなどがあり、「医療、福祉、健康、生活などの総合的なサービスを目指せる」としている。 -
宮田村の保険給付費19%増
04年度の宮田村の国民健康保険特別会計決算がまとまった。保険給付費は対前年度比19%増加。医療費の増加傾向に歯止めはかからず、村財政への負担も年々重くなっている。村は本年度に大幅な保険税率引き上げを行ったが「今後も先送りせず、年度ごとに検討したい」としている。
22日開いた村の国保運営審議会で決算状況を説明。医療費の増大を防ぐため、保健予防事業を充実させることなどを話し合った。
高齢化や不況などにより被保険者が増え、村の医療費支出は年々増加の一途をたどっている。
基金も04年度に2900万円取り崩して5500万円余り。税率を本年度、一般医療分で20%、介護保険分で40%も引き上げたが、厳しい運営に変わりはない。
村は本年度まで3年間保険税率を据え置いていたが、今後は毎年の状況を考慮しながら、税率の検討を審議会に提案していく考え。 -
福祉大の3人がインターンシップ活用して宮田村で就業体験
仕事に対する意識を学生のうちから養うインターンシップ制度を活用して、日本福祉大学経済学部(愛知県美浜町)の3人が22日から、宮田村役場で就業体験を始めた。2週間の日程で行政のさまざまな仕事を実習する。
来村したのは池田祐樹さん、武市和将さん、立川剛之さんでいずれも3年生。
22日の開講式では「役場の仕事を知り、就職活動に活かしたい」など抱負を語り、さっそく宮田村を取り巻く行政の課題について職員から講義を受けた。
23日からは現場実習が本格的に始まり、住民福祉課が行っているリハビリ教室に参加。今後はイベントの準備手伝いや駒ケ岳の自然保護パトロールなども予定している。
インターンシップは学生の就業実習を大学が単位として認める制度。
同大学と友好協力関係にある宮田村は4年前から学生を積極的に受け入れており、一般的に知られていない行政の細かな仕事を知ってもらおうと、カリキュラムを組んでいる。 -
宮田大学院が健康講座
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学院」は22日、村住民福祉課の伊藤美奈保健師を招き生活習慣病予防について学んだ。簡単にできる「脳の若返り体操」に挑戦。毎日をいきいき笑顔で過ごすことの大切さも知った。
生活習慣病は高額の医療費が必要になると伊藤さんは説明。病気にならないためにも、日ごろの健康管理と意識が大切と話した。
村内では脳卒中で亡くなる人が増えていると解説。脳の若々しさが認知症予防にもつながるとして、家庭でも気軽にできる体操を紹介した。
20人ほどの学院生は指曲げや舌曲げなど体を動かし、脳への刺激を実体験。伊藤さんは「いつもと違うところを動かすと脳を刺激する。暇な時にやってみて」と呼びかけた。
日常生活で笑いを欠かさないことが健康の重要な要素だとも指摘。「日頃の食生活や健康管理が大切なことはもちろんだが、笑顔を絶やさず自分なりに楽しく生きて」と話していた。 -
空き工場に新光機器
移転により2月から空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の工場用地に、生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)が新たに入ることが決まり、23日に中原正純市長の立会いにより、駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行う。土地・建物はカサイ製作所の所有のまま。
約10人の従業員は主に現地採用とし、溶接用電極を生産するという。操業開始は今年12月の見込み。 -
権兵衛トンネル沿道広告物
デザイン審査で北沢さん(箕輪町)が最優秀賞06年3月に権兵衛トンネル道路(国道361号線)の開通が予定されているが、それに先立ち、沿道の自己用広告物のモデルになる統一デザインの第2次審査会が22日、伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。2次審査に残っていた4提案のうちから、箕輪町在住の一級建築士・北澤宗則さんの案が最優秀賞に決まった。
主催は、上伊那地方事務所や市町村、関係団体でつくる上伊那地域景観推進会議(会長・牛越徹上伊那地方事務所長)。伊藤精晤信大農学部教授を審査委員長に、地元地区代表など11人による審査委員会があたった。
北澤氏のデザインは伊那産カラマツを使用し、地域住民が自由に花で演出できることを狙ったもので、「シンプルで景観に調和する」「地元産のカラマツを使用した点がよい」「管理がしやすい」などの点で評価された。
権兵衛トンネル道路は、伊那側約7キロ・両側100メートルが屋外広告物禁止地域に指定される予定。この地域を含む西箕輪一帯は、景観保護のための「西箕輪ふるさと景観住民協定」も結ばれている。こうした中で、沿道に社屋や店舗を構える企業・商店がその敷地の中につくる自己用広告物の統一デザインのモデルを提示する必要があり、今回の審査になった。
伊藤審査委員長は「どの案も多大な努力とアイデアが盛り込まれたもので甲乙つけがたかったが、地元産のカラマツを使用し、設置方法も詳細にわたり提示された北澤さんの案が評価が高かった」と話した。
今後、北澤さんのデザインをもとに自己用広告物のモデルをより具体化するだけでなく、建物の外観などを含めて、景観保護のためのガイドラインを12月までにまとめる。とりまとめには、審査委員会のメンバーに北澤氏が加わってつくられるガイドライン策定委員会があたる。 -
夏の交流試合
宮田ソフトテニスクラブ(三浦敏夫代表)と宮田中学校ソフトテニス部は21日、毎年恒例となった夏の交流試合を村運動広場のテニスコートで行った。1・2年生部員24人全員が参加し、かなり年上の「おじさん」選手らと対戦。トーナメント形式の真剣勝負ながら、合間には笑顔も出るなど互いに和やかに交流ゲームを楽しんだ=写真。
宮田中ソフトテニス部顧問の鈴木雅美教諭は「部員たちの態度に普段の練習とは違って、挑戦したい、勝ちたいという意欲が感じられる。3年生がテスト間近で参加できないのが残念だが、実力向上のために今後もぜひ相手をお願いしたい」と話した。
宮田ソフトテニスクラブは例年、中学生の夏休み練習の指導にも当たってきたが、今年はメンバーらの都合がつかず、交流試合のみの実施となった。 -
第14回中川村バレー祭
中川村公民館は21日「第14回中川村バレー祭」を村民グラウンド、社会体育館、サンアリーナ室内運動場で開いた。男・女一般、男・女40歳以上の4部に計59チームが出場。9コートに分かれ、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した。
試合は9人制。男子の対戦は村の風物詩となった土のグラウンドでの試合だが、途中から激しい雨に襲われ、続行が危ぶまれたものの出場者らの熱意により、最後までやり通した。雨に濡れたボールは滑りやすく、ミスも続出したが「雨のせいにするな。お前は濡れていなくたって変わらないだろう」とやじが飛ぶなど、出場者は和気あいあいでゲームを楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
◇男子一般▽1コート (1)田島B(2)柳沢B▽2コート (1)KTボーイ(2)南田島▽3コート (1)中央(2)葛北B
◇男子40歳以上▽4コート (1)田島A(2)横前B▽5コート (1)サザンスターズ(2)沖町B
◇女子一般▽6コート (1)牧ケ原女子(2)中組A▽7コート (1)美里(2)中田島▽8コート (1)柳沢(2)渡場
◇女子40歳以上▽9コート (1)田島A(2)KT -
あの世の研究
伊那谷生と死を考える会は20日、公開講座「あの世の研究」を赤穂公民館で開いた。会員や一般の入場者ら約30人が集まり、工学博士で県看護大教授の廣瀬昭夫さんの講演を聞いた。
自然科学の中では否定される死後の世界の存在について廣瀬さんは「20歳代のころから関心を持って研究してきた。あの世があるのかないのかどちらともいえないが、臨死体験や前世の記憶など、状況証拠は示すことができる」として研究者の説などをいくつか紹介し「向こうの世界がある窶狽ニ考えた方が、死に対する恐怖をやわらげ、希望と救いを得られるのではないか」と話した。 -
エーデルこまがね納涼祭
入居しているお年寄りに夏祭りの雰囲気を味わってもらおうと駒ケ根市の特別養護老人ホーム「エーデルこまがね」は20日、納涼祭を開いた。玄関前の広場には豚汁、五平餅、かき氷、ジュースなどの屋台が立ち並び、職員や市社協のボランティアらが「おいしいですよ」「いかがですか」などとお年寄りや訪れた家族らに威勢よく声を掛けた=写真。
普段戸外に出ることの少ない入居者らは照りつける夏の日差しを浴びてまぶしそうな表情を見せながらも、わたあめや焼きそばなどをおいしそうにほお張っていた。
屋内には輪投げ、玉入れなどお年寄りでも楽しめるゲームコーナーが作られ、車いすの入居者が笑い声を上げながら楽しむ姿も見られた。
職員やボランティアらによる踊りや歌なども披露され、施設には明るい笑い声が響いていた。 -
孫たちに伝えたい話を聞く会
駒ケ根市の公民館協議会は20日「孫たちに伝えたい話を聞く会」を赤穂公民館で開いた。市内在住の戦争体験者3人がそれぞれ経験した生々しい体験談と戦争の悲惨さを語り、異口同音に「戦争は何があっても二度と起こしてはならない」と強く訴えた。
木下主計さん(79)=赤穂北割二区=は関東軍所属の初年兵としてソ連軍と戦い、終戦後は酷寒の収容所で飢えと戦った。「生きるためとはいえ仲間を見殺しにしてきた。戦争は人を狂わせる」と淡々と語った。
浦野喜久美さん(82)=赤穂福岡=は満州でソ連兵の目を逃れるため頭を丸坊主にし、男の服装をして何とか生き延びた。「ソ連の兵隊のやったことは本当に許せない。思い出すと涙が止まらない」と感情をあらわにして訴えた。
木下清人さん(77)=赤穂福岡=は満蒙開拓団として伊南郷に入植し、病気や栄養失調でばたばたと倒れていく人たちを目にしてきた。「毎日いくつもの死体を郊外へ運んで埋める。感情を殺し、物と思わなければできるものではなかった」と悲しみを込めて振り返った。
会場に集まった小学生から80歳代までの約50人は3人の話にじっと耳を傾け、沈痛な表情で戦争の悲惨さに思いをはせていた。 -
箕輪町長寿者訪問
箕輪町は22日から、88歳以上の町民の長寿を祝い、平沢豊満町長が該当する家庭を訪問して記念品を贈っている。
05年度中に88歳以上になる人は414人。そのうち88歳は82人、100歳を迎える人は4人。88歳の人には町木のケヤキをくりぬいた汁わん、89歳以上の人には綿毛布を贈る。
木下北城の奥原つぎさんは、11月に満88歳の誕生日を迎える。娘夫婦と孫の4人家族。近くに暮すひ孫が毎日のように訪れる。足が少し悪いが健康で、早寝早起き、家族と一緒に3度の食事をし、好きなテレビを見て過ごすという。
平沢町長が「健康に気をつけてお元気で」と記念品を手渡すと、「ありがとうございます」と笑顔で受け取った。 -
箕輪町木下公民館親子ふれあい農場収穫祭
箕輪町木下公民館の「親子ふれあい農場」は21日、農場で育てたジャガイモを収穫し、掘ったばかりのイモを使った料理で収穫祭を楽しんだ。
「ものを育てるものづくり」を大切にしたいと本年度、親子で土に触れ野菜を育てる「親子ふれあい農場」を新しく企画。公民館活動は大人向けのものが多いため、子どもや若い世代にも参加してもらい、親子のコミュニケーションを図ってほしいとの願いも込める。
小学生の親子12家族30人が参加。区民所有の遊休農地を利用し、4月にトウモロコシの種をまき、ジャガイモを植えた。これまでに2回ほど土寄せや草取りに汗を流し、7月にトウモロコシを収穫した。
この日は、4アールの広さに植えたジャガイモの収穫。大きく立派に育ったジャガイモをゴロゴロと土から掘り出した。箕輪中部小4年の宮尾佳奈子さんは「大きいジャガイモが取れてうれしかった。疲れたけど達成感がある」、弟の晃弘くん(1年)は「簡単に取れた。楽しかった」と笑顔。父親の茂さん(37)は、「子どもが畑仕事をすることが少ないのでいい機会。親も日ごろの運動不足が解消できました」と話していた。
おやつは、採れたてを蒸したジャガイモ。その後は、公民館でジャガイモをたくさん入れたカレー、とん汁、ポテトサラダで収穫祭。皆で育てたジャガイモは格別の味で、子どもたちはもりもり食べていた。 -
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつりが21日、大芝高原一帯であった。薄曇りの天気で途中雨に降られたものの、村内外から訪れた大勢の祭り客でにぎわい、最後は大輪の花火が夜空を彩った。
FM長野パーソナリティーの小林新さんの司会で開会。おまつりステージは太鼓、ダンス、バンドなどが出演し、保育園児やダンスサークルのステージは我が子の姿を撮影しようとビデオやカメラを手にした家族でいっぱい。パレードのみこしは唐木一直村長も担ぎ出し、村長は上下に激しく揺れるみこしの上で沿道に手を振った。
名物たらいレースは19組が出場。ゴール前で余裕の1回転を見せる選手、スタートしてすぐに転覆してしまう選手、前に進まず苦戦する選手とさまざまだったが、やじと声援が飛び交う中で盛り上がり、「ライジングたらい部」が連覇した。
林の中にビニールシートを敷いて家族でゆっくり祭りを楽しむ人、県内外から集まった130台のクラシックカーを見物する人、木工広場でいすや舟作りに熱中する子どもたち。食べて、遊んで、夏祭りを満喫していた。 -
仲仙寺の木造仁王立像2体県宝に指定へ
県文化財保護審議会は22日、伊那市西箕輪羽広の仲仙寺の木造仁王立像2体を県宝に指定する答申をした。市教育委員会によると、県宝指定の文化財は市内で初めて。
市は1972年に市有形文化財(彫刻)に指定。「全体の調和、均衡が取れ、堂々としている。伊那地方の優秀で貴重な彫刻」と、00年に県宝指定を申請していた。
2体は仁王門に安置する。室町時代の1501(文亀元)年に、雲慶法印の10代目の弟子になる康忠法眼が製作した。
向かって右側が密迹金剛。口を開き、振り上げた左手に鈷杵を握る。左側は那羅延金剛で、口は閉じ、右手の指を開いて前方に向けている。ともに高さは255センチ。 -
富県南福地の御柱祭9月
9月25日にある伊那市富県南福地の諏訪神社の御柱祭りに向けて、上竹松、竹松、阿原の氏子でつくる実行委員会(牛山昭司委員長)は21日、4カ所の里山から御神木を切り出した。
7年に一度の諏訪大社の御柱祭りに敬意を表し、翌年に開く恒例祭。第1の柱がある菖蒲(しょうぶ)山で、事始めの安全を祈願する斧入れ式を挙行し、その後、各山から、円周がそれぞれ約130センチの赤松3本、もみの木1本を切り出した。
最後に残った第3の柱(もみの木)は、それまでの赤松と違い、幹はどっしりとした重量感。生えている場所が急斜面のため、倒す方向を検討し、慎重にチェーンソーの刃を入れた。「ベキベキ」と大きな音を響かせ木が倒れると、これまで以上の歓声がわき、委員らの顔には安堵(あんど)の表情が浮かんだ。
4本の御神木は、9月11日に山出しし、2、4の柱は24日に神社に建てる。25日は、1、3の柱の里曳き、建御柱のほか、長持道中をして各家庭を周る。 -
第40回上伊那陸上競技記録会(秋季)・第10回上伊那スポーツフェスティバル05陸上競技結果
◆第40回上伊那陸上競技記録会(秋季)・第10回上伊那スポーツフェスティバル05陸上競技大会(20日・伊那市営陸上競技場)
★男子
【小学生】◇4年100メートル(1)青木俊太郎(辰野西)16秒36(2)三好一央(赤穂)16秒38(3)竹村新吾(伊那)16秒80◇5年100メートル(1)小松嵩明(富県)14秒95(2)田中敦啓(東春近)15秒01(3)小林智哉(駒ヶ根スポ少)15秒10◇6年100メートル(1)中村健人(赤穂)13秒90(2)大槻大地(箕輪北)14秒49(3)野村悠人(伊那)14秒62◇1000メートル(1)藤田慧(箕輪北6)3分23秒08(2)大蔵孝治(駒ヶ根スポ少6)3分25秒78(3)大蔵孝明(駒ヶ根スポ少5)3分41秒71◇4×100メートルリレー(1)赤穂A(浦野滉大、中村健人、宮下大輝、石沢周)57秒80(2)駒ヶ根スポ少B(唐澤竜実、小林智哉、池上竣、林優人)59秒01(3)東春近A(伊東朋也、北澤優也、田中敦啓、湯澤圭)61秒08◇走り幅跳び(1)鹿野雅也(富県6)4メートル28(2)竹松高彬(富県6)4メートル08(3)春日政彦(箕輪南6)3メートル84
【中学・一般】◇100メートル▽1組(1)加藤一樹(赤穂中1)12秒29(2)森雅貴(赤穂中1)(3)田畑勇貴(伊那中1)▽2組(1)原翔太(伊那中1)12秒90(2)野坂大樹(赤穂中2)(3)倉田健斗(箕輪中2)▽3組(1)堺澤博樹(赤穂中3)11秒97(2)竹松正輝(高遠高2)(3)西尾辰也(高遠高2)▽4組(1)三村瑞樹(辰野中2)11秒96(2)唐澤和也(赤穂中3)(3)橋爪純(高遠高2)◇400メートル▽1組(1)大野裕紀(赤穂中1)58秒43(2)谷川大輔(宮田中2)(3)高島一貴(南箕輪中1)▽2組(1)野坂大樹(赤穂中2)61秒59(2)藤澤祐輔(箕輪中2)(3)網野栄治(伊那中2)▽3組(1)山口裕(上伊那陸協)54秒82(2)大石洋佑(伊那中3)(3)中平英貴(弥生ヶ丘高1)◇800メートル(1)小林礼(辰野中3)2分14秒04(2)大下直人(宮田中2)(3)古河原達哉(宮田中2)◇1500メートル(1)徳永吉彦(伊那中教員)4分27秒45(2)細田大輔(弥生ヶ丘高1)(3)吉川一平(弥生ヶ丘高1)◇中学3000メートル(1)小田原佑樹(赤穂中2)11分31秒60◇一般5000メートル(1)富澤俊光(弥生ヶ丘2)18分36秒74(2)大村英樹(高遠高2)(3)植田剛(上伊那陸協)◇4×100メートルリレー(1)高遠高(橋爪純、丸山拓実、竹松正輝、西尾辰也)45分88(2)赤穂中A(村井大介、森嵩貴、唐澤和也、堺澤博樹)(3)赤穂中B(野坂大樹、森雅貴、大野裕紀、加藤一樹)◇走り幅跳び(1)野溝亮太(高遠高1)6メートル09(2)三村瑞樹(辰野中2)(3)西尾辰也◇走り高跳び(1)稲村立吉(春富中3)1メートル70(2)原司(箕輪中2)◇棒高跳び(1)丸山拓実(高遠高2)4メートル00(2)松澤成治(春富中2)(3)城取寛幸(高遠高1)◇中学砲丸投げ(1)中谷俊貴(辰野2)12メートル02(2)春日綾真(宮田2)◇一般円盤投げ(1)中島公徳(富士見町体協)24メートル91◇中学ジャベリックスロー(1)北林元樹(宮田2)30メートル16(2)原和也(宮田2)
★女子
【小学生】◇4年100メートル(1)有賀菜央(辰野西)16秒11(2)大脇愛菜(東春近)16秒43(3)伊澤桃(富県)17秒09◇5年100メートル(1)倉科千紘(伊那)16秒36(2)望月愛里(赤穂)16秒46(3)松井早希(赤穂)16秒74◇6年100メートル(1)中村夕貴(駒ヶ根スポ少)14秒84(2)鹿野知世(富県)15秒49(3)由上綾華(辰野西)16秒91◇1000メートル(1)森田遥(駒ヶ根スポ少6)3分28秒39(2)湯沢ほのか(駒ヶ根スポ少5)3分30秒56(3)福澤志穂(駒ヶ根スポ少6)3分36秒56◇4×100メートルリレー(1)駒ヶ根スポ少(福澤志穂、森田遥、山田咲織、中村夕貴)59秒05(2)赤穂A(平栗舞歩、清水文、小出佑紀、小原恵)61秒36(3)富県(田畑みなと、伊澤楓、村上璃音、鹿野知世)63秒71◇走り幅跳び(1)小牧柚香(富県6)3メートル38(2)池上萌(赤穂6)3メートル26(3)吉原真子(東春近5)3メートル24
【中学・一般】◇100メートル▽1組(1)保科千絵(宮田中1)15秒09(2)高山理奈(赤穂中1)(3)茅野万里奈(辰野中1)▽2組(1)中原里奈(春富中1)14秒51(2)アルッガマゲ左諭(赤穂中1)(3)有賀麻美▽3組(1)松井萌(赤穂中2)14秒29(2)赤羽優希(赤穂中2)(3)小澤彩香(辰野中2)▽4組(1)宮澤理佳(辰野中2)14秒75(2)山寺由莉(辰野中2)(3)飯澤瞳(辰野中2)▽5組(1)林恵理香(伊那西高1)14秒18(2)小澤智代(辰野中3)(3)平澤成美(伊那西高1)◇400メートル(1)仲田千秋(弥生ヶ丘高2)61秒27(2)菊池真奈美(弥生ヶ丘高2)(3)小田切朱音(赤穂中3)◇800メートル(1)池田杏奈(箕輪中2)2分41秒41(2)田中優子(弥生ヶ丘高1)(3)渡邉礼夢(伊那西高1)◇3000メートル(1)井沢里紗(伊那西2)12分25秒48(2)井澤優香(伊那西高2)(3)水上八恵子(伊那西高1)◇4×100メートルリレー(1)弥生ヶ丘高(北原瑞季、仲田千秋、高橋優妃、菊池真奈美)52秒49(2)赤穂中(松井萌、大場沙奈、アルッガマゲ左諭、赤羽優希)(3)伊那西高(平澤成美、伊東かほり、倉田好美、林恵理香)◇走り幅跳び(1)小澤智代(辰野中3)4メートル92(2)中泉有紗(伊那西高1)(3)桐山明日香(宮田中1)◇走り高跳び(1)小口紗也加(伊那西高2)1メートル40(2)酒井香織(高遠高3)(3)林亜衣理(辰野中2)◇棒高跳び(1)高山花織(伊那北高3)3メートル00(2)酒井香織(高遠高3)(3)和泉はるか(高遠高1)◇中学砲丸投げ(1)大場沙奈(赤穂2)7メートル38(2)小澤彩香(辰野2)(3)原美月(南箕輪1)◇中学ジャベリックスロー(1)林亜衣理(辰野2)17メートル63(2)飯澤瞳(辰野2)(3)中村芝津(辰野2) -
イラクの現状報告会
イラクで使用された劣化ウラン弾の放射能汚染被害を伝える報道写真家、森住卓さんらの講演会が20日、伊那市民会館で開かれた。
米軍が湾岸戦争で使用した劣化ウラン弾の詳しい被害状況が明らかとされない中、森住さんは、イラクの様子を撮影してきた。
放射能の影響は、今なお深刻で、ガン、白血病、その他さまざまな難病に苦しむ人が急激に増加する一方で、薬不足から、多くは十分な治療が受けられないまま死んでいく。脳が十分発達しないまま生まれてきた無脳症の赤ん坊を前に、イラクの医師は「あと30分もすればこの子は死ぬ。この子の生まれた意味は、写真でその姿を世界に伝え、悲劇を繰り返させないようにすること」と話し、森住さんに撮影するよう訴えたという。このような場面は、イラクの日常としてあり、死と隣り合わせにあるイラク住民の悲痛な思いを森住さんは訴えた。
また、イラクに薬を届ける活動を続けている西村陽子さんも講演。西村さんは、治安状況も薬不足も一向に改善されないイラクでの活動を「大きな砂漠に1滴の水をたらすようなものだが、今できることを続けていきたい」と語った。 -
宮田観光開発 新会長に清水村長、9月までに「経営改善推進委員会」を設置
観光ホテルを経営し、長期債務や施設老朽化が問題化している宮田村の第3セクター「宮田観光開発」は22日、臨時株主総会と取締役会を開き、矢田義太郎前村長の急逝で空席になっていた会長職に清水靖夫村長(64)が満場一致で就任した。同社は外部チェック機関として「経営改善推進委員会」(仮称)を9月末までに立ち上げる考えも示した。
同社の経営問題では、社内外の委員でつくる「組織のあり方委員会」が、社長の常勤化と経営責任の明確化などを要望。
5月末の株主総会で当時社長だった矢田前村長が退く形で会長になり、現場トップの清水忠夫専務が社長に就任した。
同社は村が筆頭株主。新村長が会長に就き、村との関係を今後も維持していく。
清水村長は「組織のあり方委員会の答申を受け、会社としてしっかりとした組織体が明確になってきた。今後は的確な現状把握で具体的な方向性を打ち出すことが必要」と総会であいさつした。
同社は席上、組織のあり方委員会が設置を求めていた「経営改善推進委員会」について、9月末をめどに設置したいと説明。
計画案では取締役が委員を推薦するが、若者を中心に選考。経営チェック機能のほか、地域を巻き込んだ活性化策の検討も視野に入れている。 -
地域の自然を守ろう
地域や自然を守ろうと、長谷村の長谷中学校は20日、村内7地区の空き瓶回収に合わせて、恒例の水辺クリーン作戦をした。
非持地区は、生徒約20人が、特別養護老人ホーム「サンハート美和」前の美和ダム湖周辺で40分ほどかけてごみを拾った。
たばこの吸い殻や空き缶のほか、花火や遊び道具などが多く見つかり、非持地区の担当教諭は「夏休みを利用して訪れる観光客や帰省客らが多いためか、この時期はポイ捨てが目立つ」としている。
水辺の清掃を終えた生徒たちは、近くの諏訪神社に設けた花壇の草とりもした。3種類のサルビアにマリーゴールド、アゲラタムが植えられ、見ごろを迎えている。
同校は校内と各地区で花壇づくりに取り組み、同日、生徒会の造園委員会による各地区の花壇審査があった。結果は10月にある文化祭で発表される。 -
リンゴ・ナシ出荷はじまる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場が22日開場、早生(わせ)系のリンゴ「サンつがる」、ナシ「幸水」の選果、出荷作業が始まった。初日は伊南管内15軒がリンゴ1700キロ、ナシ1800キロを持ち込んだ。
目視やセンサーで、キズ、色、形、糖度などで3-4ランクに分け、大きさをそろえ、箱詰され、大阪方面に出荷された。
リンゴはサンつがるに続き、9月中旬から中生種のジョナゴールド、シナノスイート、主力のふじは11月から、12月初旬まで、伊南地区全体で平年並の2137トン、4億3500万円余を予定。ナシは幸水、二十世紀、南水、ラ・フランスなど1316トン、3億3500万円余を計画する。
JA果実課の吉川順平課長は「今年は天候に恵まれ、糖度は十分。品質も収量もまずまず。収穫期の台風だけが心配」と話していた。
選果場ではリンゴ、ナシの贈答用や格外品などの直売をしている。詳細は(TEL86・6688)
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