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塾やクラブに「通っている」74%
「教育環境について語る会」がこのほど、伊那市の西箕輪公民館であった=写真。市議会会派「まほらいな21」が市内16小中学校の保護者を対象に実施した「教育環境等についてのアンケート」の結果を報告。地域住民など約10人が集まり、アンケート結果や現代教育の課題について意見交換をした。
まほらいな21、上伊那教育ネットワーク主催で初めての試み。
アンケートは市内の教育環境を保護者と共に見直し、改善した環境を築こう窶狽ニ、昨年1縲・月に実施。市内の12小学校、4中学校の児童・生徒宅に6089枚配布し、全体の36・9%となる2248枚を回収した。
塾やクラブに通っているか窶狽ニの質問について、「通っている」と回答した保護者は全体の74%以上。小学校別に調べて見ると、伊那東、東春近小の78%以上が最も高く、伊那西、新山小は50%台と低かった。結果から「人口密度の違いと関係があるのでは」という分析になった。
塾やクラブの内訳は、小学生がピアノ、習字などの習い事が多く、中学生になると学習塾が圧倒的で、「保護者の子供に対する将来像が繁栄しているの」とした。
設問は「登下校の時間帯」「学校の健康診断の満足度」「子供課・子育て支援課の是非」など計12項目。中学生の制服については80%が「必要」とし、教育にかける一カ月の金額は「1万円縲・万円」という回答が多かった。
意見交換では「学校を地域に開けたものにするには」との課題に対し、「子供のいない家庭にも学校情報を提供することで通学路の安全を確保できる。地域の中での学校として見るようにすれば」などの意見があった。
また、「教師の教育価値観も関係がある」とし、「学校では子供が主人公、保護者は教育の主権者という関係性を教師は考え、両者と平等に向き合わなければ良い関係づくりもできず、開かれた学校づくりもできない」との主張もあった。 -
役場旧消防棟、アスベスト
中川村は19日、公共施設のアスベスト現況調査結果を公表した。8月の目視調査で吹き付け材が確認された5施設の検査結果では、役場旧消防棟車庫天井水平ブレースでクリソタイル(アスベスト)が検出された。
検査は同施設、基幹集落センター、中学ランチルーム、給食センターボイラー室、中川西小学校管理棟の5カ所を民間検査機関に依頼。4カ所からは検出されなかった。給食センター調理室は気中検査(大気中の飛散の有無)を実施したが、不検出だった。
アスベストが検出された旧消防棟車庫は現在、気中検査を実施中。結果を見て、改善策を検討する。この施設は一般村民が出入りする場所ではない。
また、公共施設(主に非木造)64施設について、建築設計士に委託し、9、10月に設計書と現場調査を行った。この結果、新たに吹き付け材が中川東小学校パソコン教室(天井裏)、コンテナホール(天井裏)、中川西小学校パソコン教室(天井裏)の3カ所で確認されたが、先に定性検査(アスベストの含有検査)を行った西小学校管理棟天井裏と同じ吹き付け材であり、アスベスト含有材ではないと思われるが、念のために、現在、定性検査を実施している。
このほか、みなかた、片桐両保育園の給食回転釜外側底部に断熱材使用があり、アスベストの定性検査を実施中。検査結果によっては速やかな機器の交換を行うとしている。
いずれの検査も結果は11月中旬ころの予定。 -
災害復旧工事で原寸大型で新設の魚道勉強
伊那建設事務所は19日、中田切川の飯島町国道橋下災害復旧工事現場で、新設する魚道の形状や勾配、水深、効果的な石の配置などを検討する勉強会を開いた。原寸大の模型を制作、実際に水を流し、その様子を現場で検証し、魚類のそ上に適した魚道にするために意見を出し合った。県下初、全国的にも珍しい試み(伊那建設事務所)。
勉強会には信州大学農学部の平松晋也教授や天竜川漁協、地元育成会などが10人余が参加した。
工事現場の上流に制作した模型はじぐざぐ方式を採用。幅4メートル、石の間隔2メートルで、長さのみ5・5メートルと原寸の2分の1。
勾配は10分の1縲・・6分の1の4段階、せぎ板による水深は10縲・0センチの3段階の各ケースで実験した。
また、大小の石を水路に配置し、水の流れの様子や、流速を測定した。
中田切川災害復旧工事は昨年の23号台風で、巨石張護岸工事と根固工が被災しための復旧工事、巨石張付けの全断面斜路式の床止工を設置する。今年6月着工、工期は来年6月20日。
勉強会は中田切川に生息しているアユやアマゴ、ウグイなど魚類が遡上できるように、河床の連続性を確保し、防災と親水性に配慮した工事を施工するために地元や有識者の意見を聞き、工事に反映させるために開いた。8月30日に続き2回目。
魚類の生態に詳しい桃沢敏郎さん(駒ケ根市赤穂小学校教諭)は「魚はかなりの急流でも遡上でき、勾配はそれほど問題ではない。せぎの手前にジャンプするための深みが必要」と話していた。
次回(3回)は3月に開き、魚道の設置状況を確認する。 -
ニンジンも畑でデート
面白い形のニンジンが、伊那市内の畑で採れた。畑の主人が市内の飲み屋を連れて歩いたところ大うけで「つくった人の顔が見てみたい」と、笑いが起こった。
主人の妻は「本当に普通のニンジンで、特別何かしたわけでもないのに不思議。ニンジンも畑でデートしてる」と、話していた。
ニンジンはしばらく鑑賞した後、カレーの材料となるという。 -
長谷村保育園、高遠第1保育園と交流
大勢の友達と仲良くなろう窶狽ニ17日、長谷村保育園「そらとぶくじら」を、高遠町の高遠第1保育園の年長児28人が訪れ、長谷村の年長園児8人と交流した。
「そらとぶくじら」は、村内唯一の保育園。規模が小さく、普段、園児たちは園外の子どもと遊ぶ機会が少ない。そこで、隣町の高遠第1保育園と、お互いの子どもが園を行き来したり、職員同士が交流するなどして、結び付きを深めている。
今回は、長谷村保育園で一緒にゲームをしたり、近くの鹿公園へと散歩に出かけた。
最初は数の少ない長谷村の園児が、圧倒される場面もあったが、遊びを通してすぐに打ち解け、外で遊ぶころには「クジラの森に行く?」などと、高遠町の園児を誘い、一緒に楽しく遊びまわった。
11月には長谷村の園児らが、高遠第一保育園に遊びに行く。 -
大正琴発表会県大会
琴伝流大正琴全国普及会は15・16日、第26回琴伝流大正琴県大会を駒ケ根市文化会館で開いた。2日間にわたり、県内各地の69グループ・約1800人が出演して日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
約10人縲・0人で編成するグループのメンバーはそれぞれ緊張した表情でステージに上がっていたが、各グループともソプラノ、アルト、テナー、ベースの4種の大正琴を巧みに組み合わせた一糸乱れぬアンサンブルを奏でた。会場に響く大正琴独特の音色に、聴衆は大きな拍手を送っていた。 -
い~なび導入
求職者の職探しの利便性を向上させるため、ハローワーク伊那(山田末男所長)は駒ケ根駅前ビル・アルパ3階の駒ケ根市地域職業相談室に求人自己検索パソコン「い~なび」3台を新たに設置し17日、開通式を行って運用を開始した。ハローワーク関係者のほか中原正純市長ら約10人が出席して設備の導入を祝った。
棚に入った紙の求人票を閲覧する従来の方式と比べ、「い~なび」は見たい情報を素早く検索できる▽同じ情報を数人が同時に見られる▽職種別・地域別など効率的な検索ができる-などのほか、求人票をその場で印刷できるなどの利点がある。画面に専用ペンで触れるだけの簡単な操作で上伊那全域の求人情報が検索でき、情報は1時間後ごとに更新される。ハローワーク関係者は「い~なび」導入により、伊南地域の就職件数がさらに増えることを期待している。
同相談室は96年に高年齢者職業相談室として開設され、99年に現在地に移転。今年4月から地域職業相談室となった。紹介件数は今年に入って月平均120件以上と、県内各地の相談室の中で有数の多さ。
同相談室の利用時間は午前8時30分~午後5時。土・日・祭日は休み。 -
伊那市火災防御訓練
05年度伊那市火災防御訓練が16日、御園区の公民館や白山グラウンド周辺であった。大規模火災を想定した訓練で、市の防災関係機関と御園区民が連携し、ブロック防御、初期消火、出動、遠距離中継送水など、有事に備えて訓練に励んだ。
訓練は、1次火災で建物から出火。2次火災は消火活動で鎮圧状態になったが飛び火により白山グラウンド西側の山林から火災が発生。風にあおられて延焼拡大、付近の住宅に延焼の危険が迫った-との想定。
伊那消防署と市消防団は出動、中継送水・放水、転戦防御、救護、防災ヘリコプター要請など、警察署と交通安全協会は消防警戒区域設定、交通規制などの訓練に取り組んだ。
区民は白山グラウンドで、D型ポンプ消火、ジェットシューター消火、消火器消火などの訓練をした。
婦人消防隊の北部と中部の2隊は、隊所有のD型ポンプで放水訓練。訓練開始の合図で隊員がホースを連結し、火点に向かって放水した。有事に女性も出動できるようにと組織した隊で、ポンプ奏法の練習をし、運動会でも披露している。参加者は、「緊張したがスムーズにできた。緊張感ある中での訓練は大事」と話していた。 -
まなびピア箕輪2005わくわくひろば
箕輪町発足50周年記念事業生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005イベントの一つ、町図書館主催の「わくわくひろば」は16日、町文化センターホールであった。親子連れが大勢訪れ、読み聞かせや人形劇など催しがいっぱいのひろばで楽しく過ごした。
スライドを使った「うぐいすのよめさま」の話、人形劇「赤ずきんちゃん」、大型絵本や大型紙芝居、サルやカニなどが登場する大型ペープサート「うみやまがっせん」、ふしぎな手品、腹話術など盛りだくさん。
ホール内の左側で紙芝居、正面でペープサートというようにプログラムにそって場所を移しながらの上演で、親子は床にのんびりと座って劇や絵本などに見入った。子どもたちはお話の世界に入り込んで聞き入ったり、楽しい手品や腹話術に熱中していた。 -
マジックショー「奇術を楽しむ日曜日」
伊那マジッククラブの第33回マジックショー「奇術を楽しむ日曜日」が16日、伊那市駅前ビルいなっせホールであった。ホールを埋めた観客は、会員の鮮やかなマジックに感嘆の声をもらしながらショーを楽しんだ。
2部構成で11プログラムずつ披露。リングを鮮やかにつないだり、離したりする「リンキング・リング」、ビールの入ったグラスが消えて代わりにビールビンが現れたり、缶ビールが現れる「ビールがお好き」など、会員が次々とマジックを繰り広げた。
子ども教室から「マジシャン誕生」、有志による寸劇「コミックマジック」、マジックの種明かしをする「ザ・種明かし」などもあり、さまざまな奇術に会場は大きな拍手を送り、マジックの世界を満喫していた。 -
下平長栄木彫展
91年に脳出血により右半身が不随となった下平長栄さん(70)=駒ケ根市赤穂北割二区=が左手一本で彫り上げた木彫作品の展示会が駒ケ根市の赤穂公民館で24日まで開かれている。馬や羊、申など、毎年のえとにちなんだ動物の作品や宝剣岳などの風景のほか、地蔵をモチーフにした一連の作品などの新作を含む約80点を展示している。
下平さんは倒れた後のリハビリ中に利き腕でない左手の訓練のため彫刻を始めた。独学で木彫に励み、95年には県障害者福祉展知事賞に入選したほか、県歌『信濃の国』を彫った作品を県知事室や駒ケ根市役所に寄贈するなど、今では創作活動がライフワークとして欠かせないものになっている。「一番大変なのは細かい文字を彫る時だね。以前ほどは苦労しなくなってきたが、やっぱり左手だけだからね…」。現在までに仕上げた作品は数百点に上るという。
入場無料。問い合わせは赤穂公民館(TEL83・4060)へ。 -
野ひばりの会が梅おこわを使ったおやきの開発に着手
宮田村の農業女性グループ「野ひばりの会」は、村のシンボルでもある「梅」などを使って新たな味の開発を始めた。梅干し入りのおこわが入ったおやきを試作。今後も研究を進め、イベントなどで提供したい考えだ。
農産物の直売や加工に取り組む同会。おやきにも力を入れ、カレー入りのおからを具材にするなど意欲的に研究を進めている。
村には「梅」に関する伝説が残っていることから、具材に使えないかと思案。会の研修旅行で食べた赤飯まんじゅうにヒントを得て、試作することになった。
このほど村民会館の調理室に約20人のメンバーが集合。炊きあがったおこわの中に刻んだ梅干しを入れ、適当な大きさに丸めた。
おやきの皮も小麦粉と重曹、小麦粉と蒸しパンミックスなど数種類を用意。何が一番マッチするか、出来あがったおこわを具材にして試食した。
「ちょっとパサつく」「皮が厚いかな。具はもっと少なくてもいい」など、積極的に意見を交換した。
この日は、切干大根やナス味噌などの具材を使ったおやきもあわせて試作。
会長の橋爪千春さんは「梅はさっぱりしていて使えそう。色んな皮や具にチャレンジしていきたい」と話していた。 -
ビッグハットで開かれたふるさと自慢で宮田をPR
県内各地の特産品が一堂に集まった「ふるさと自慢大集合」(15、16日長野市ビッグハット)に今年も、宮田村がブースを出展。手作り豆腐やマスの燻製などを販売し、宮田村をアピールした。
同村内で特産品の開発に取り組む5社が、自慢の味を会場に持参。試食もふんだんに用意して対面販売した。
マスダの豆腐、ときわのドレッシングとソース、スモークウッドくるみの燻製、南信州ビール、本坊酒造の山ぶどうワインなど、・ス宮田のうまいもん・スが勢揃い。
くるみの燻製は、先日民放のニュースでも取りあげられ、「テレビで見ましたよ」と買い求めに来る人の姿もみられた。
昨年よりも来場者は少なめだったが、じかにふれあうことで遠く離れた北信の地で宮田村を強くPR。南信州ビールなどに興味を持つ飲食店関係者も訪れ、新たなつながりを持つ機会にもしていた。 -
全国体育指導委員連合表彰受賞
伊那市体育指導委員会と体育指導委員・手塚廣子さん伊那市体育指導委員会(21人、松本守博委員長)が全国体育指導委員連合体育指導委員優良団体表彰、手塚廣子市体育指導委員(62)=西春近=が功労者表彰を受賞した。17日、委員長らが小坂樫男市長を訪問し、報告した。
スポーツ振興への長年の献身的な取り組みが認められ、13日に秋田県であった全国体育指導委員研究協議会で伝達された。
委員会は、駅伝大会や健康ウォークなどのほか、地域住民の要望を受けて「ふれあいスポーツ教室」を開催。スポーツ普及のため教室を開き、協会などの立ち上げまで手助けしている。
手塚さんは、80年から体育指導委員。ソフトテニス、バレーボール、体操の上級指導員の資格を持ち、精力的に教室や高校で指導。89年に県体育指導委員協議会表彰、04年に関東体育指導委員協議会表彰を受賞。現在、県体育指導委員協議会理事、上伊那地区体育指導委員連絡協議会女性委員会委員長なども務める。
松本委員長は「地道な活動が認められたと受けとめている。市教委の皆さんのご支援で伸び伸び活動できることがうれしい」、手塚さんは「教えるときは心を込めてきちっと教えたい。指導員をさせていただいて自分が勉強できた。大勢の人に会えたことが財産」と喜びを語った。 -
箕輪町BDF事業
廃食用油の試験回収始まる箕輪町で16日、「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の試験的な廃食用油回収が始まり、初回は250リットルが集まった。町は11月中旬までに残り3回の回収をし、バイオディーゼル燃料(BDF)を精製して町内巡回みのちゃんバスの試運転を計画している。
町内の各家庭から集める廃食用油を町共同作業の家でBDFに精製し、町内巡回バスに使う地球環境にやさしいリサイクル事業。
試験回収は、各地区の資源(缶・びん・ペットボトル)収集日に合わせた。住民は資源収集ステーションで、ペットボトルや油の容器などにためた廃食用油を、じょうごを使って専用ポリタンクに移し替えた。
住民は、「今まで廃食用油は可燃ごみで出していたので回収は助かる」と好意的で、分別収集指導員らも「1人は立ち合わないといけないが、そんなに大変ではない」と話している。
回収できる油はサラダ油など植物性油のみ。月1回の資源回収日に各地区の資源収集ステーション38カ所で回収。時間は午前8時-9時半。今後の試験回収は23日、11月6、13日。
共同作業の家では17日にBDF精製作業場の整備が始まり、町は11月に施設見学会も予定している。 -
学部産ヤマブドウでつくったワイン販売
生産から消費までの過程を学んぼう窶狽ニ、信州大学農学部は、学部生が育てたヤマブドウを使用したワインを12月中旬、発売する。学部産ヤマブドウのみを使い、信州大学ブランドで販売するのは初めて。今後は学生が醸造業者で研修したり、販売所で対面販売することを通して、食までの流れを直接学ぶ機会にしたいとしている。
これまでも生産した農産物の販売はしているが、今回のワインは「酒」という法的規制の伴う販売物の流通・販売を学ぶことが目的。約1・1トンのブドウを収穫し、720ミリリットルのワイン千本を販売する予定。
地域とのつながりを深め、地産地消を促進したいと、一般消費者も購入できる南箕輪村の学部内の生産物販売所で取り扱う。
また、地元住民にも参加してもらおう窶狽ニ、ラベルデザインは一般公募している。
ラベルのサイズは、表ラベル縦13センチ×横10センチ、裏ラベル縦8・5センチ×横6センチ。信州大学農学部で生産した山ブドウ原料としたワインであること、信大で販売していることが分かる作品で、(1)名称 果実酒(2)原材料 農学部産山ぶどう 添加物(酸化防止剤・亜硫酸塩等)は使用しておりません(3)内容量 720ミリリットル(4)アルコール分15度未満(5)赤 ミディアム(6)製造者 長野県塩尻市大字宗賀字桔梗ヶ原1298 株式会社 林農園 TEL0263・52・0059(7)販売者 長野県松本市旭3窶・窶・ 国立大学法人 信州大学 TEL0263・77・1319(8)未成年者の飲酒は法律で禁止されています。(または、飲酒は20歳になってから。)(9)生産年 2005 05 平成17年度など(10)びんは破損しやすいので、取り扱いには十分ご注意くだいさい(11)直射日光を避け、14℃以下で保存してください(12)開栓後はお早くお召し上がりください(13)その他ワインを紹介する言葉((1)縲・8)は必ず記載)窶狽ネどを明記する。
期限は28日。受付・問い合わせは農学部附属施設係(TEL77・1319)へ。 -
はなまる地域探検隊の地域めぐりバスツアー
伊那市の小学生などを対象に活動を展開する「はなまる地域探検隊」は15日、「未知の道を訪ねて」と題した地域めぐりのバスツアーを開いた。
本年度6回目の活動となった恒例のバスツアーは、来年3月の市町村合併を視野に、新たな地域探検を計画。児童60人以上が参加し、地域の特性や先人の努力の跡を体感的に学ぶため、美和ダムや伊那食品「かんてんぱぱガーデン」を見学した。
国土交通省・美和ダム管理支所を訪れた一同は、ダムの役割や構造などについて学習した。矢澤聖一支所長が資料や模型をもとに詳しく説明。児童たちは積極的に質問したり、メモを取るなどして知識を養った。
また、バスの移動中は、市文化財審議委員長の春日博人さんが三峰川や高遠ダムなどについて話しをした。 -
薫ヶ丘クロスペンアカデミー 色平哲郎さんが「金持ちより心持ち」と題して講演
伊那北高校生の土曜補習を目的に、PTAと同総会で設立・運営する「薫ヶ丘クロスペンアカデミー」(小林弘一理事長)は15日、南相木村診療所長の色平哲郎さんを招いた講演会を伊那市民会館で開いた=写真。生徒、保護者、地域住民など約千人が集まり、「金持ちより心持ち」と題した講話に耳を傾けた。
色平さんは1960年、横浜生まれで、東京大学中退後、世界を放浪し、京都大学医学部入学。外国人HIV感染・発症者への生活支援などに取り組み、タイ政府から表彰されるなど多方面で活躍する。
色平さんは、自分には金持ちになる気力と能力がないことを前提に、金持ちへの・ス負け惜しみ・スの気持ちで「心持ち」をモットーとすることをあけすけに告白し、周囲の心豊かな人々にあこがれる思いで心持ちになれるなら、お金の関係でない友人をたくさん持っていることになるのではないか窶狽ニした。
また、日本全体で一日に2千万食分の残飯を出しているのに対し、地球上の1年間の餓死者は2千万人規模である現状を説明。電気や水道が通っていない発展途上国での医療体験をもとに「今の日本がいかに豊かかを実感するには、昔の日本のひもじさ、辛さを知るために・スぶつかりの体験・スがなければ分からない」と主張した。 -
通州区代表団が来伊
伊那市と友好都市を結ぶ中国北京市通州区の代表団(石進賢団長、5人)が18日、市役所を訪れ、小坂市長らを表敬訪問した。
一行は、区の人民代表大会常任委員会主任、人民政府外事事務室主任、交通局長ら。昨年に締結10周年を迎え、さらに友好を深めるため来伊した。市役所に到着すると、市職員約100人が出迎えた。
小坂市長は「10周年の節目を迎え、新たな一歩を踏み出す年に来ていただいた。両市区の発展のため、友好関係が深まるように」と歓迎。
石団長も「通州区は重点都市として商工、文化、金融など充実した。08年の北京オリンピックも控えている」とし、通州区への訪問を呼びかけた。
そのあと、市理事者、部長らと懇談。市の工業概要を説明し、市側から「企業の海外進出が懸念される。工業団地の立地など積極的に誘致しているので、市への進出を検討いただきたい」と要望した。
一行は伊那食品工業、長野ケンウッドも視察した。
記念品として、伊那市のデジタルカメラと万年筆、通州区の鳥の置物を交換した。
通州区とは94(平成6)年に友好都市締結した。訪中団の派遣、職員研修など友好を深めている。代表団の来伊は5回目。 -
【記者室】体験から学ぶ刃物の扱い
箕輪町の保育園が、親子でカレー作りをした。野菜切り担当の園児は、包丁の扱い方を母親に教わりながらジャガイモなどを切り、「楽しかった」と満足そうな笑顔を浮かべた▼小学校の授業で小刀の使い方を習い、鉛筆を削ったり、木を削って舟を作った記憶がある。刃物の危険性や正しい扱い方、決して人に向けてはいけないということも、家庭ではもちろん、学校でも学んできた▼今、刃物を持たせない学校もあると聞く。危ないから使わせないのではなく、きちんと教える必要がある。経験なく育つと簡単に刃物を人を傷つける道具にしてしまう可能性もある。「そんな使い方したら本当に手を切るよ!」。母親が子どもをしかった。子どもは体験から学んでいく。(村上記者)
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頑張って完走
高遠町の高遠北小学校(宇治正隆校長、62人)で18日、マラソン大会があった。「起伏に富んだコースを走り、充実感が得られるようにしたい」と、新たなコースを設定。児童たちは、好記録と完走を目指して、精いっぱいの走りをみせた。
コースは、校庭から南登校坂を下り、国道152号から北登校坂を上って、校庭を1周する1・76キロ。1・2年は国道152号途中の歩道橋で折り返す1・26キロ。5・6年は校庭2周を加えた約2・1キロに挑んだ。
小雨が降るあいにくな天候のなか、児童たちは勢いよくスタート。起伏のあるコースにペースダウンしてしまう児童が続出したが、難関の急な上り坂を必死に走り抜けて全員が見事完走。校庭や沿道には保護者らが応援に駆けつけ、児童一人ひとりの健闘に拍手を送っていた。
宇治校長は「やればできるという気持ちを持ってもらえたと思う。何事も目標をもって取り組んでもらいたい。頑張りが表情に出ていたし素晴らしかった」と講評した。 -
園児と交流・接し方理解へ保育園で実習
高遠高校福祉コースの2年生20人は14日、高遠第一保育園で今年2回目の保育実習をした。ドッジボール、ごっこ遊びや、一緒にお昼を食べて交流し、園児との接し方や保育士の仕事内容に理解を深めた。
前回と同様に、生徒たちは未満児から年長組に分散。パズルや、磁石を使った釣り竿(さお)など、事前に準備した手作りのおもちゃを持参して園児と遊んだ。
生徒たちは2回目とあって、最初から園児と同じ目線で、積極的に話しかけたりすると、園児も生徒のそばから離れようとせず、笑顔が絶えなかった。なかには、けんかを始めた園児にどう対処したらいいのか困惑している姿もあった。
保育士を目指しているという女子生徒(17)は「保育士の方は、園児一人ひとりにあった対応をしている点に学ぶものがあった」と話していた。 -
富県小体育館ステージに新しい緞帳
伊那市の富県小学校(大井透校長、147人)は18日、このほど新しく体育館に取り付けた緞帳(どんちょう)のお披露目式を開いた。
緞帳は同校創立90周年の26年前に体育館竣工と一緒に設置したが、老朽化してしまい3年ほど前に廃棄。緞帳がないことを知った同総会が、年会費として会員約1700人から寄附金を募り、寄贈した。
この日は家族参観日で、保護者100人以上が参加。式の後には、新しい緞帳を設置したステージで、児童らが歌やダンス、リコーダー、太鼓の演奏を発表した=写真。
席上で田畑和一同窓会長は「子供たちに喜んでもらえるとうれしい。よい思い出づくりに役立ててもらえれば」とあいさつ。児童会長の小牧柚香ちゃんは「さみしいステージだったが、とってもにぎやかになった。緞帳を見ていると、うれしい気持ちになります」と感謝の気持ちを伝えた。
大井校長は「児童にとって将来の思い出と輝きを与えてくれるものとなるでしょう。緞帳を見るたびに、同総会の暖かな気持ちを感謝のなかで感じることができます」と謝辞した。 -
「子どもエコツアー」で環境のこと考える
「伊那市環境基本計画」の推進母体として伊那市から委嘱された市環境協議会(丸山幸弘会長)は17日、小学生を対象とした「子どもエコツアー」をKOAのパインパーク(箕輪町)など3企業で展開。伊那小学校6年文組の34人などが参加し、各企業の環境改善活動を見学し見聞を広げた。
初の試みとなる「子どもエコツアー」は、基本計画の活動の一環として、次代を担う子供たちに環境に対する学習の場を提供する目的。7月に市内小学校に呼びかけたところ、日程的に都合があった伊那小が参加した。
KOAは、工場から出る廃棄物をなくそう窶狽ニいう「ゼロエミッション」活動で、リサイクル率99%を03年から継続して達成。パインパークでは、廃棄物の分別方法などを学び、紙やプラスティックなどのごみを50種類に分別している現場を見学した。
参加した松澤司君は「学んだことを生かし、家に帰ったらリサイクルをしてみようと思う」と話していた。
そのほか、市内の家庭から排出された資源プラスティック類の中間処理現場として「信州ウエイスト」や、上伊那広域水道用水企業団「箕輪浄水場」で水質検査の様子などを見学した。 -
すいとん祭りにぎやかに
飯島町七久保の上通り高齢者クラブと生き生きサロン合同のすいとん祭りは19日、上通り集落センターでにぎやかに開かれ、約50人が参加し、野菜たっぷりのみそ仕立てのすいとんを味わい、演芸を楽しんだ。
サトイモやカボチャ、ダイコン、ニンジン、シメジなどの野菜やキノコを持ち寄り、協力し合って、すいとんを作ったり、キノコご飯のおにぎり、漬物などの準備をした。
すいとんの煮える、おいしそうなにおいが漂い、懇親会の始まり。参加者はビールのグラスを傾け、熱々のすいとんとおにぎりで食欲の秋を満喫した。
特設ステージでは趣味のグループの大正琴の合奏や、サックスホーンのソロ演奏、がまの油売りなどの大道芸の披露、飛び入り歓迎のカラオケ大会などで盛り上がった。 -
パートナーシップ南みのわ、みのわ役員交流会
南箕輪村の「パートナーシップ南みのわ」と箕輪町の「パートナーシップみのわ」の役員交流会が15日、南箕輪村民センターであった。互いに今後の会の活動につなげようと活発に意見を交わし、「意識改革をするため社会を整えていきたい」と思いを新たにした。
昨年、箕輪町で交流会を開き、今回は南箕輪村を会場に2回目。16人が参加した。
地域職場、家庭、子どもの3班に分かれ、男女共同参画を題材にした「かるた」の言葉をきっかけに、村や町の現状、役員の思いなどを自由に話した。
地域職場については「箕輪町は出前講座をしている。地域でやることで広がりが出る。見習いたい」、家庭は「言葉が変われば家庭も変わる。相手を思いやることが大事」、子どもは「子ども一人ひとりが大事にされていない。地域で見守り支え合いたい」「結婚したくない女性が増えているが、考え方を変えてもらえるようにしたい」などの意見があった。 -
第1回にしこま祭
駒ケ根市の知的障害者総合援護施設・長野県西駒郷はこれまで生業、更正訓練、保護の3部でそれぞれ開いていた部祭を初めて統一した第1回にしこま祭を15日、同施設で開いた。施設が県社会福祉事業団に指定管理者として全面委託されたことから今年から実施する。
テーマは「みんなで広げよう地域の輪 みんなと一緒におまつりゴー」。体育館では利用者らによる歌や踊りなどのステージ発表のほか、太鼓やアルプホルンの演奏などのアトラクションが多彩に行われた=写真。敷地内には利用者らの作品や自主生産品などをはじめ、ドーナツや焼き鳥を売る屋台など多くの模擬店が出店し、あれもこれもと買い込んで買い物袋をいくつもぶら下げた多くの買い物客らで終日にぎわった。 -
防火ポスター審査
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は14日、小中学生を対象にした05年度防火ポスターコンクールの審査を同本部で行った。管内の小中学生から寄せられた141点の作品を竹上消防長ら署の幹部が審査し、学年ごとに金・銀・銅賞を選んだ=写真。
入賞作品は11月に開かれるこども消防広場で北署に展示されるほか、管内の大型店や事業所などでも展示される。
入賞者は次の皆さん。
◇小学5年▽金=宮沢啓太(赤穂東)▽銀=宮下倫子(宮田)▽銅=北林麻里(赤穂)
◇小学6年▽金=小木曽梓(赤穂)▽銀=加藤龍(宮田)▽銅=田口瑠莉(宮田)
◇中学1年▽金=酒井優花▽銀=平賀愛美▽銅=下平勇太(以上赤穂)
◇中学2年▽金=山崎恵▽銀=岩牧あいり▽銅=上田美咲(以上赤穂)
◇中学3年▽金=平賀翔太▽銀=西沢尚平▽銅=市瀬仁美(以上赤穂) -
東伊那きのこ祭
マツタケをはじめキノコの不作がささやかれている中で、駒ケ根市のJA上伊那東伊那支所は15・16日、恒例のきのこ祭を開いた。「きのこ宴会」では1人5千円でマツタケのすき焼きや吸い物、きのこおにぎりなどが食べられるとあって、争って予約を申し込んだ先着200人が宴会場を訪れ、ぐつぐつと煮える鍋を囲んで秋の味覚に舌鼓を打った=写真。
特売コーナーではキノコをはじめ野菜や果物、漬物などが特価で販売されたほか、毒キノコの見分け方などを教える鑑定コーナーや、きのこ汁やきのこお焼きなどを販売する軽食コーナーが出店し、訪れた人たちでにぎわった。 -
みすず寮で保育園児参加の運動会
伊那市美篶の養護老人ホーム「みすず寮」で14日、近くの美篶中央保育所の園児72人と地域住民も参加して運動会があった。園児たちの元気な笑い声と演技で盛り上がり、参加者全員が楽しんだ。
入所者52人が参加。園児の参加は恒例で、お年寄りの楽しみの1つにもなっている。園児と一緒の競技で、満水リレーや玉入れ、大玉ころがしなどを楽しんだ。職員や園児らによるダンス披露もあり、会場をわかせていた。
お年寄りは、孫やひ孫くらいの園児の演技をうれしそうに眺め「かわいいねえ」と話していた。
子どもたちにとっても、核家族化が進む中、お年寄りとかかわる機会は少なくなっており、交流は貴重な経験を重ねる場にもなっているという。