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アオギリ2世の前で黙祷
伊那市山寺の高尾公園に植えられた、広島の原爆投下に耐えたアオギリの2世の前で7日、伊那中央ロータリークラブのメンバーが黙祷を捧げました。
この日は、クラブのメンバーおよそ15人が黙祷を捧げました。
アオギリの木は、昭和20年の広島への原爆投下の時に、樹皮の半分が焼けてえぐられたものの、現在も枯れることなく成長し続けています。
高尾公園にあるのは原爆に耐えたそのアオギリの2世にあたる木で、平和を願って全国各地に苗分けされたものです。
唐澤稔会長は「今年は国内で大きな災害があった。平和を願うとともに、被災者のみなさんの冥福を祈りましょう」とメンバーに呼びかけていました。 -
南箕輪村 エアコン来年度予算計上
南箕輪村議会全員協議会が7日に役場で開かれ、唐木一直村長は、保育園と小中学校のエアコンの設置について来年度の当初予算に計上していく考えを示しました。
村の報告によりますと、村内5つの保育園合わせて60部屋のうち、エアコンが設置されていないのは19部屋だということです。
未満児の部屋はすべてエアコンが設置されていて、来年度以降遊戯室以外のすべての部屋に設置するための予算を計上するということです。
これには1,000万円を見込んでいます。
小学校2校中学校1校を合わせた部屋の数は145で、このうち未設置は122部屋となっています。
普通教室の部屋はすべてエアコンがないということです。
9月議会にエアコンの設計業務委託料800万円を計上し、設置は来年度の当初予算に計上することにしています。
唐木村長は「出来るだけ補助金を活用しながら早急に対応していきたい」と話していました。
また全員協議会では他に、ブロック塀の撤去工事にかかる費用について、10万円を限度に補助を行うことも報告されました。 -
田舎でドローンを体験
伊那地域では、最高気温が9日ぶりに猛暑日の基準となる35度を下回る33.8度でしたが、平年に比べて4度ほど高く、暑い1日となりました。
伊那市新山の空き家を活用した、田舎暮らしを体験できる英語教室「ビレッジ伊那」では、県外から夏休みを利用して訪れた子どもたちがドローンに挑戦しました。
子どもたちは操作に苦戦しながら、ひまわり畑の上を飛ばしていました。 -
夏休みの小学生 ゼリー作りに挑戦
夏休みの小学生を対象にした、伊那食品工業株式会社の夏休み体験企画が7日に行われました。
地元の子どもたちに体験を通じて様々なことを学んでもらおうと伊那食品が毎年行っているもので、上伊那地域の小学3年生から6年生まで23人が参加しました。
この日は子どもたちが寒天を使って「金魚鉢ゼリー」づくりに挑戦しました。
用意された金魚の形のゼリーを、 溶かした色付きの寒天に沈めて、金魚鉢ゼリーを完成させていました。
伊那食品工業では「体験を通じて、県の名産品でもある寒天を身近に感じてもらいたい」と話していました。 -
2018信州総文祭 開幕
高校の文化系クラブの全国大会、全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」の総合開会式が7日、松本市のまつもと市民芸術館で行われ、県内各地で11日まで行われる文化の祭典が開幕しました。
松本市のまつもと市民芸術館では総合開会式が行われました。
開会式では、実行委員長で伊那北高校3年の桐山尚子(なおこ)さんが「私たちにしかできないハーモニーをつくりましょう。この瞬間の想いを伝えましょう。あふれる情熱を作品に、舞台に込めましょう。そして、日々の活動の成果を発揮し、お互いに讃え合い、最高の総文祭にしましょう」と、全国から集まった高校生に呼びかけました。
開会式では大会のイメージソングが披露されたほか、部門ごとのステージ発表も行われました。
「信州総文祭」は7日から11日までの5日間、県内各地で28部門が行われます。 -
村議会の定数について討論
南箕輪村議会は、議員定数増について意見を交わす討論会を、7日に初めて開きました。
討論会には、議員10人のうち9人が出席しました。
南箕輪村議会の現在の定数は10で、村の人口が増えていることから定数を増やすか現状維持のままでいいかを検討する「議員定数検討特別委員会」を昨年度設置しました。
特別委員会は5人で構成されていて、この日は全議員から意見を聞こうと初めて討論会が開かれました。
南箕輪村議会は2004年に近隣市町村と合併しないことを選択し、その際に16だった定数を10に減らしています。
21日に次回の特別委員会が開かれる予定で、9月中には定数の方向性が決まることになっています。 -
立秋 ながた荘に鈴虫の声
7日は「立秋」です。
暦の上では秋となり、箕輪町のながた荘では鈴虫の鳴き声が響いています。
ながた荘の1階ロビーには、東京都の夫婦が宿泊する際にプレゼントした鈴虫およそ80匹がいます。
ロビーには鈴虫の鳴き声が響き、一足早く秋を感じることができます。
ながた荘では「今年は特に暑いので鈴虫の鳴き声で涼みに来てください」と話していました。
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七夕の奇祭 さんよりこより
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕の奇祭「さんよりこより」が7日行われました。
さんよりこよりでは美篶の下川手、上川手の境にある川手天伯社に七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
真ん中に川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら3周練り歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈る行事です。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に
流れ着いた後、再び流されて対岸の川手に付いたといわれています。
このことから双方に天伯社が祀られました。
7日はご神体が神輿におさめられ川手から桜井の天伯社に運ばれました。
三峰川を天の川にみたて神輿が渡る様子は七夕の織姫と彦星の
1年に1度の逢瀬になぞられています。
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たんぽぽカフェで子ども食堂
伊那市内で3か所の介護施設を運営する㈱ウェルケアは、無料で栄養のある食事を提供する子ども食堂を6日、開きました。
子ども食堂は、2年前に美篶中県にオープンした小規模多機能型居宅介護施設「たんぽぽの家」に併設されたカフェで初めて開かれました。
昼食を食べ施設の利用者と交流し楽しい時間を過ごしてもらうもので、美篶小学校の児童14人が参加しました。
6日は、地元産の野菜を使ったカレーやサラダなどが提供されました。
ウェルケアでは、「同じ地域で暮らす大人やお年寄り、子どもの知り合いが増える機会になれば」と話しています。
カフェは、平日は一般向けに500円でランチを提供しています。
今後、ウェルケアでは毎月第1日曜日に子ども食堂を開くことにしています。
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伊那まつり 猛暑に負けず盛況
第61回伊那まつりが、4日と5日の2日間行われ、市内は熱気に包まれました。
伊那まつり初日の4日は、山寺から西町までのおよそ1.5キロが歩行者天国となり、市民おどりが行われました。
98連およそ6,100人が参加し、ダンシングオンザロードをはじめ、勘太郎月夜唄と伊那節をおどりました。
連日続く暑さを考慮し、18回予定されていたダンシングオンザロードを2回減らし、休憩時間にあてました。
この日の最高気温は、36.7度まで上がり暑い1日となりましたが、熱気あふれる踊りで盛り上がりを見せていました。
5日に開かれた花火大会では、92番組4,500発の花火が伊那の夜空に打ちあがりました。
今年は、音楽花火が過去最多の3番組行われました。
フィナーレでは、バンドグループWANIMAの曲に合わせて花火が打ち上げられました。
今年は、初めて市内全戸を対象に100円の協賛金を募り、128万円が集まりました。 -
原爆投下から73年 平和のいのり
広島に原爆が投下されてから73年目の6日、核兵器廃絶を訴える平和のいのりが伊那市山寺の丸山公園で行われました。
原爆が投下された午前8時15分にサイレンが鳴ると、全員で黙とうを捧げました。
市民レベルで平和運動を行おうと、1987年に「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が発足しました。
その3年後に、この場所に原爆の火を灯した平和の塔が建立され、以来毎年式典を実施しています。
黙とうが終わると、集まった人達は花を手向けて手を合わせていました。
市民の会では、「思想・信条に関わりなく核兵器がこの世からなくなるまでこの運動を続けていきたい」と話していました。
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全国大会出場の南箕輪の小中学生が健闘誓う
バレーボールや陸上で全国大会に出場する南箕輪村の小中学生が3日村役場を訪れ、大会での健闘を誓いました。
は南箕輪わくわくクラブに所属する男女混合の小学生バレーボールチーム、わくわくエース南箕輪の選手と指導者13人が村役場を訪れました。
わくわくエース南箕輪は先月開かれた県大会で優勝し、初めての全国大会出場を決めました。
全国大会は7日から神奈川県で開かれます。
南箕輪中3年の有賀玄太君は、棒高跳びで全国大会出場の基準となる4メートルを超える4メートル10センチを記録し、全国への切符を手にしました。
南箕輪中2年の倉田紗優加さんは、砲丸投げで全国大会出場の基準となる12メートル50センチを超える12メートル65センチを記録し、全国大会出場を決めました。
大会は18日から岡山県で開かれます。
また、南箕輪中女子バレーボール部は、県大会で優勝し、明日から石川県で開かれる北信越大会に出場します。
唐木村長は、「実力を発揮できるようにがんばってください」と激励していました。
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芳澤さん空手で全国大会へ
伊那市の伊那東小学校1年の芳澤香乃子さんは、8月に東京都で開かれる全日本少年少女空手道選手権大会に県代表として出場します。
7月30日は、芳澤さんらが市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場を報告しました。
芳澤さんは、小学4年の兄の慶士郎君の影響を受け、保育園の時から空手を始めました。
週に2回塩尻市で開かれている教室に通っているということです。
5月に開かれた県大会の形競技1年女子の部で優勝し全国大会出場を決めました。
白鳥市長は、「長野県代表として頑張ってください」とエールを送っていました。
全日本少年少女空手道選手権大会は、4日から東京都で開かれ、芳澤さんが出場する形競技には、86人が出場します。
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住居侵入などで少年3人を逮捕
伊那警察署と長野県警警察本部少年課は3日までに住居侵入と事後強盗などの疑いで上伊那郡内と伊那市の少年3人を逮捕し長野地検伊那支部に送致しました。
伊那警察署の発表によりますと
逮捕されたのは上伊那郡内でアルバイト従業員の15歳の少年1人と犯行当時14歳で現在15歳の伊那市の中学生2人です。
3人は今年4月8日午前0時30分ころ箕輪町内の商店に侵入しライター78個、時価合計7800円相当を盗み家の人に発見されアルバイト従業員が首を絞めるなどの暴行を加えたものです。
3人は7月25日に逮捕され3日までに地検伊那支部に送致されました。
伊那署では少年3人の認否を明らかにしていません。
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4日・5日伊那まつり
4日と5日は第61回伊那まつりが行われます。
まつり本番に向け、市内では準備が進んでいます。
2日市役所では職員有志が浴衣姿で伊那節の練習を行っていました。
浴衣連のメンバー25人は4日の市民おどり大休止の時いなっせ前で伊那節を披露します。
江戸時代から伝わる伊那節の魅力を再認識し、多くの人に見てもらおうと行うもので、去年に続き2回目です。
きのうは、姿勢や視線、指は伸ばすなど踊りでの基本を確認し練習をしていました。
浴衣連は、4日の午後6時40分頃いなっせ前で踊りを披露します。
3日は祭り会場となる中心商店街で準備が行われていました。
伊那ケーブルテレビでは
4日午後4時15分から8時15分まで市民おどりを中心に祭りの様子を生中継します。
5日は午後7時から9時30分まで花火大会の模様をお伝えします。
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猛暑日15日目 高温注意情報23日目
3日も伊那地域は強い日差しが照り付け最高気温は35.9度まで上がり長野地方気象台は高温注意情報を出して健康管理を呼びかけました。
今年伊那地域が猛暑日となったのは15日目、高温注意情報がだされたのは23日目です。
南箕輪村の信州大学農学部の畑では植物自然科学コースの春日重光教授とその学生合わせて5人が栽培研究のための作業を行っていました。
主に動物の飼料として用いられる植物の栽培研究を行っていて今の時期、袋をかけることにより他の植物との交配を防いでいるということです。
暑い中での作業ということもありその対策にも余念がありません。
熱中症対策で休憩時にはしっかり水分と塩分を補給します。
作業は7月下旬からはじまり、2か月かけて3,000本ほどに袋をかけるということです。
上伊那広域消防本部によりますと
3日午後4時現在熱中症の疑いで搬送された人はいないということです。
長野地方気象台では暑さを避け水分をこまめに補給するなど十分な熱中症対策をとるよう呼びかけています。
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極早生「夏あかり」今季初出荷
極早生のりんご「夏あかり」が今シーズンの初出荷を迎え箕輪町の箕輪果実選果場には、およそ1トンが持ち込まれました。
ベルトコンベアーに真っ赤に色づいた夏あかりが流れると、人の目でキズや着色のチェックを行い、大きさや熟度などを瞬時に測定する光センサー選別機を通って箱詰めされていきました。
夏あかりは、長野市の農家が品種改良したりんごです。
程よい酸味と強い甘みが特徴で、なによりお盆前に赤いりんごが出荷されるのが珍しいという事です。
JA上伊那管内では今シーズン20トンの出荷を予定していましたが、先月からの高温で表面が変色する日焼けが発生し、3割程減少する見通しだという事です。
夏あかりの出荷はお盆前まで行われ阿波踊りで知られる徳島県を中心に中京、関東方面にも出荷されるという事です。
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長谷中の地域おこし カレーフェス
中学生にできる地域おこしを掲げる伊那市の長谷中学校の生徒は、地域食材を使って作ったカレーなどを提供するフェスティバルを、29日、学校で開きました。
本来は、鹿嶺高原の魅力をPRするため、カレーフェスと銘打って現地での開催を企画していましたが、台風12号の影響で、校舎で開催することにしました。
3年生は、これまでの学習の中で育ててきた内藤とうがらしや、地元長谷の鹿肉を使った2種類のカレーを作りました。
そこに、地元の2団体が作ったものも加え、4種類の味が楽しめる長谷カレーを、500円のカンパをもらって提供しました。
内藤とうがらしのトッピングも用意され、訪れた人がふりかけていました。
中学生の長谷カレーを食べようと、長い行列ができていました。
長谷カレーは好評で、当初用意していた250人分は終了したことから追加分も作り、372人分を提供したということです。
会場では、ほかに信州大学の留学生のカレーやジビエ料理なども提供されました。
会場には多くの人が訪れ、中学生が企画した地域おこしイベントを楽しんでいました。
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JA上伊那 きのこ図鑑カレー完成
JA上伊那が開発した、上伊那産のきのこをふんだんに使い、図鑑のようなパッケージが人目を引くレトルトカレー「たっぷりきのこの図鑑カレー」の販売が2日から始まりました。
2日は、販売開始の記者会見が、JA上伊那本所で開かれました。
カレーには、上伊那産のブナシメジ・エノキ・ナメコの3種類のきのこ75グラムが使われています。
パッケージは図鑑のように見開くことができ、きのこの豆知識やレシピも掲載されています。
たっぷりきのこの図鑑カレーは2食入りで1000円(税別)です。
2日は、報道関係者や職員を対象に試食会も開かれました。
このカレーは、JA上伊那きのこ・果実大使の北澤ユウジさんや生産者・職員などでつくるプロジェクトチームが検討を重ね開発しました。
夏場に落ちるきのこの消費量を増やすことなどが目的です。
ジャガイモやニンジンのように「カレーにはきのこ」という習慣づけにつなげたい狙いもあるということです。
たっぷりきのこの図鑑カレーは、Aコープや直売所、JAのファミリーマートで販売されます。
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木下区が西日本豪雨義援金寄付
箕輪町木下区は、箕輪南宮神社の例大祭で集まった西日本豪雨災害の被災地への義援金を、2日町に寄付しました。
この日は、木下区の青木俊夫区長と日野六男区長代理が役場を訪れ、白鳥政徳町長に義援金を手渡しました。
7月14日・15日に行われた箕輪南宮神社の例大祭で、訪れた人たちに義援金を呼び掛けたところ、2万5,729円が集まりました。
木下区では、去年の例大祭でも九州北部豪雨災害の被災地への義援金を募ったということです。
青木区長は「子どもから大人まで多くの区民の思いが込められている。復興に役立ててもらいたい」と話していました。
白鳥町長は「有効に使われると思う。ご協力ありがとうございました」と感謝していました。
現在町では1階ロビー前に募金箱を設置していて、今回寄付された木下区からの義援金と合わせて日本赤十字社に送るということです。 -
青野恭典さん写真展
東京都出身で2年前に亡くなった山岳写真家、青野恭典さんの写真展「四季の山々」が、3日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まります。
会場には、生前、青野さんが日本各地の山で撮影した写真49点が並んでいます。
青野さんは日本山岳写真協会副会長などを務めた写真家で、2年前に78歳で亡くなりました。
長野県には年間を通じて訪れていて、中央アルプスや上高地によく足を運んでいたということです。
かんてんぱぱホールには常設のフォトギャラリーがあり、季節ごとに写真を入れ替えています。
この写真展は12月3日まで、かんてんぱぱホールで開かれます。 -
第15回瑞雲墨志会展
上伊那を中心に南信地域の水墨画愛好者でつくる瑞雲墨志会の第15回展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、辰野町から高森町、喬木村までの会員40人の作品81点が並んでいます。
瑞雲墨志会は、平成23年に亡くなった駒ヶ根市の下平瑞雲さんが開いた会です。
下平さんが亡くなった後も引き継いでいこうと毎年展示会を開いています。
8つの教室があり、それぞれが身近な風景や人物などを題材に作品を描いています。
こちらは、箕輪町沢の井内俊子さんの作品です。
山梨県大月市にある日本三奇橋のひとつ「猿橋」を描いたもので、去年の県展で入選しています。
井内さんは「水墨画に色はないが、色を感じてもらえるよう濃淡にこだわって作品を仕上げた」と話していました。
第15回瑞雲墨志会展は、8日(水)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
上伊那広域連合でインターンシップ
上伊那広域連合は、2日から5日間、インターンシップで3人の学生を受け入れています。
この日は、伊那市のいなっせ内にある広域連合の会議室で、広域連合の仕事内容の紹介などが行われていました。
参加したのは、いずれも伊那市出身で都内の大学に進学した学生3人です。上伊那広域連合では3年前からインターンシップの受け入れを行っています。
上伊那地域での就職を考えるきっかけにしてもらおうというものです。
学生たちは、期間中の5日間で、地域で街づくりに携わる人達とあったり、上伊那地域が抱える課題について検討するほか、仕事の体験を行う予定です。
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東部中科学部生徒が講師 科学教室
伊那市の東部中学校科学部の生徒が講師を務める小学生向けの科学教室が、2日、いなっせで開かれました。
この日は、つかめる水を作る体験が行われました。東部中の科学部の生徒15人が講師を務め、小学生に作り方を紹介していました。小学生は4年生以上が対象で市内から7人が参加しました。
まず、乳酸カルシウムの水溶液を作ります。
そこにアルギン酸ナトリウムをゆっくりと流し込むと水溶液との境界部分が膜になり、手で触れることができるようになるという実験です。
人工いくらは同じ原理で作られているほか、イギリスでは、ペットボトルの代わりとして持ち歩ける水として活用できないか学生が研究を行っているということです。
他に、同じ方法で色を付けた粒をたくさん作り、小瓶に入れる飾り物も制作しました。
講座は伊那市生涯学習センターの自主事業で、東部中の科学部が講師を務めるようになり5年目になります。
9月9日にも予定されていて空気砲づくりを行うことになっています。
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熱中症で3人搬送
2日の伊那地域の最高気温は午後2時2分に35.9度を記録し、1日に続いて猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、熱中症の疑いで搬送された人は管内で3人となっています。
伊那市の10代の女性が市内の病院に運ばれ中等症、伊那市の60代の男性と駒ヶ根市の40代の女性が軽症だということです。
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夏休みの子ども様々な体験
夏休み中の子どもたちが、様々な体験活動を通して思い思いの時間を過ごしています。
伊那市長谷の美和湖では、カヌー体験が1日、行われました。
カヌー体験は、夏休み中の子どもたちに、普段経験のできない野外スポーツを楽しんでもらおうと伊那市総合型地域スポーツクラブが企画したもので、上伊那の小中学生21人が参加しました。
パドルの扱い方や乗り方を教わったあと、子どもたちは湖で実際にカヌーを体験しました。
子どもたちは、3、4人ずつのグループで手作りのカヌーに乗って、およそ1キロ先を目指しました。
およそ20分後、長谷中学校北側にある露頭に上陸です。
露頭では、小学校の教諭が地球の成り立ちや大地の仕組みについて子どもたちに説明していました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは、「子どもたちに伊那の豊かな自然を見直す機会にしてもらいたい」と話していました。
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大芝の湯にミニ水族館
南箕輪村の大芝の湯のロビーに熱帯魚や金魚などがみられるミニ水族館が登場しました。
ミニ水族館は、来館した子どもたちに魚に親しんでもらおうと行われていて、およそ10種類250匹の魚を楽しむことができます。
大芝の湯では「暑い日が続いているので、水槽にいる魚をみて少しでも涼んでもらいたい」と話していました。
ミニ水族館は、9月2日までとなっています。
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商議所メディアミックスで店紹介
伊那商工会議所は、ケーブルテレビ、新聞、インターネットを活用したメディア・ミックスによる情報発信を始めます。
伊那商工会議所が企画し、伊那ケーブルテレビで8月19日から放送する番組の収録が30日、市内で行われました。
このうち、西町の文正堂スポーツでは、店主の北澤利文さんから専門店ならではの技術やこだわりの商品について話を聞きました。
約20分番組で、番組名は「伊那のホットdeコアな専門店ナビ」です。
1回の放送で伊那商工会議所の加盟店舗4店舗を紹介します。
30日は、収録に合わせて長野日報社が取材に訪れました。
長野日報では、毎週日曜日の特集紙面に店舗の情報が紹介されます。
他に、制作した動画は無料動画サイトYou Tubeで配信されます。
伊那ケーブルテレビの放送は8月19日日曜日から、長野日報の特集紙面も同じく19日日曜日となっています。 -
伊那谷風土記周遊バス出発式
伊那市駅を発着に上伊那の観光施設を周る「伊那谷風土記街道周遊バス」の運行が、1日から始まりました。
伊那市のJR伊那市駅で出発式が行われ関係者がテープカットで運行開始を祝いました。
伊那谷風土記街道周遊バスは上伊那地域への誘客と滞在時間の延長などを目的に上伊那地域振興局が運行するもので今年で2年目になります。
去年は伊那市から南箕輪村を経由して駒ヶ根市まで1日2往復運行し1往復平均10人が利用したという事です。
今年は、伊那市のかんてんぱぱガーデンや、宮田村のマルス信州蒸留所、駒ヶ根市の養命酒健康の森など食をテーマにした5か所を、一日3往復します。
乗車料金は大人300円、小中学生150円で、今月26日までの運行となっています。
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観測史上最高37.2度
1日の伊那地域の最高気温は8月の観測史上最高の37.2度まで上がりました。
1日午後1時47分に8月の観測史上最高の37.2度を記録しました。
これまでの8月の観測史上最高は2013年の8月11日に記録した37度でした。
伊那地域は1日午後4時半現在県内で最も気温が高くなっています。
熱中症予防対策として南箕輪村の南箕輪小学校では1日午後から3日までのプール開放を中止しました。
環境省が定める熱中症予防の指数が危険レベルとなったため行き帰りの安全も考慮しての中止だという事です。
同じく南部小学校も1日から3日まで中止、伊那市では小学校3校が時間を短縮して実施、2校が2日・3日が中止、箕輪町は箕輪北小学校が1日、中止の措置をとっています。
上伊那広域消防本部によりますと、1日午後4時半現在2人が熱中症の疑いで搬送され、伊那市の70代男性は入院が必要、箕輪町の80代男性は軽症だという事です。