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新宿の小中学校の伊那市の花を贈る
卒業式シーズンに合わせ、伊那市は友好都市、東京都新宿区の小中学校に市の特産の花「アルストロメリア」を送ります。 13日は、JA上伊那伊那支所でアルストロメリアのラッピングと箱詰めが行われ、市やJAの職員15人が作業にあたりました。 今回送るのは、新宿区の中学校10校の卒業生、およそ1000人分のアルストロメリアです。 職員らは手分けして選別やラッピング、リボンをつけるなどしていました。 新宿区との友好をより深めるとともに、アルストロメリアを知ってもらおうと、伊那市が今回初めて企画したものです。 伊那市総務課の泉澤正広さんは「新宿の卒業生のみなさんにもっと伊那市を身近に感じてもらいたい」と話していました。 アルストロメリアは、16日に一斉に行われる中学校の卒業式で配られる予定です。 伊那市では、来週卒業式が行われる新宿区の小学校や養護学校にも送ることにしています。
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南信工科短大 1期生が卒業
南信地域のものづくりの技術者養成を目的に平成28年度に開校した、南箕輪村の南信工科短期大学校の初めての卒業式が13日に行われ、1期生が社会への一歩を踏み出しました。 卒業証書授与式では、大石修治校長から卒業生に証書が手渡されました。 この日は2年間の専門課程の卒業式と6か月間の短期課程の修了式が行われ、卒業生、修了生合わせて41人が証書を受け取りました。 大石校長は式辞で「みなさんがこの学校の一番最初の卒業生として、社会に貢献してくれることを期待しています」と卒業生にエールを送りました。 卒業生を代表して機械・生産技術科の中山楽里(らくり)さんが「これから私たちはそれぞれの道を歩き始めます。短大で培ったものづくりの精神を大切にして精進していきます」とあいさつしました。 県の南信工科短大は、南信地域の製造業分野で即戦力となる技術者を養成しようと平成28年度に開校しました。 2年間の専門課程には機械生産技術科と電気・制御技術科の2学科が設けられていて、最新のシステムを活用した授業が行われています。 卒業生は「即戦力として活躍できるようがんばります」「学校で学んだ立ち向かう精神を活かして、社会に出てもて頑張りたい」と意気込みを話していました。 卒業生33人のうち就職希望者29人全員の就職が内定していて、このうち上伊那地域での就職者は15人となっています。
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劇団「歩」 第11回定期公演
箕輪町文化センター付属劇団歩の第11回定期公演が、町文化センターで10日に行われました。 演目は「いとしいとしのぶーたれ乞食」という作品です。 劇団歩は、2003年に旗揚げ公演を行い、現在箕輪町を中心に上伊那の12人が所属しています。 今回の作品は、集団で伊勢神宮へ参拝する「おかげまいり」をテーマにしています。 「おかげまいり」の一行がやって来ると待ち続けている老夫婦と参拝に出かける人たちの出会いによって繰り広げられる人間模様を描いた作品です。 クライマックスでは、一行が客席に登場し、観客も一緒になって踊っていました。 演出の飯島岱さんは、「歩の代表作の1つになると確信している。今後も年に1度の公演を目標に活動を続けていきたい」と話していました。
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伊那谷アウトドア・自然体験推進連携会議 発足
上伊那地域の高原や里山を観光資源ととらえ活用法について考える「伊那谷アウトドア・自然体験推進連携会議」が発足しました。 12日は、初めての会議が伊那合同庁舎で開かれ、県や市町村、商工団体、アウトドア事業者など、およそ30人が出席しました。 会議では、県が上伊那管内の山岳観光地を紹介した他、出席者がアウトドア事業に関して今後取り組んでいくことや課題などをあげていました。 南信地域のアウトドア団体の代表は、「観光客の取り合いをするのでなく、他団体や自治体と連携しながら進めていきたい」と話していました。 今後は、年に数回会議を開き、気軽に訪れることができる入笠山や萱野高原などの活用法などについて協議していくということです。
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長谷中3年生 ラー油の活用を考える
伊那市長谷の長谷中学校の3年生は、内藤とうがらしから作ったラー油の活用方法を考える調理実習を12日、行いました。 長谷中学校の3年生は、地元でとれる伝統野菜「内藤とうがらし」を栽培し一味唐辛子やラー油を作りました。 調理実習は、自分たちで作ったラー油の活用を考えようと行われました。 12日は、地元で鹿料理を提供している、ざんざ亭の長谷部晃さんに協力してもらい、餃子を作りました。 餃子づくりでは、伊那谷でとれた鹿のすね肉と生徒が家から持ちよった野菜にラー油を混ぜ合わせていました。 ペペロンチーノづくりでは、フランスで料理修行の経験がある伊那市の吉澤藤吾さんが指導にあたり、ソースにラー油が使われました。 この他に、ラー油を使ったミネストローネも作り、出来上がると全員で料理を味わいました。 長谷中学校では、来年度も引き続き地産地消を目指し、内藤とうがらしについて取り組んでいくということです。
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美篶の写真愛好家 大森英明さん写真展
伊那市美篶の写真愛好家大森英明さんの「祭」をテーマにした写真展が、伊那市のかんてんぱぱホールで12日から始まりました。 会場には、上伊那を中心に県内外で撮影した祭りの写真およそ90点が並んでいます。 大森さんは、写真歴30年ほどで、これまで富士山や桜などの風景を撮影してきました。 3年ほど前からは人物に興味を持ち、県内外の祭りに出向いては撮影するようになったということです。 大森さんは、「初めて行く現場がほとんどだったので、テクニックは使わずにきれいに撮ることだけに専念した。いきいきとした表情や躍動感を見てほしい」と話していました。 写真展は18日日曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那中生徒が空き店舗に写真と川柳を展示
伊那市の伊那中学校1年生は、登下校時に撮影した写真とそれにあわせて詠んだ川柳の展示を、12日から中心市街地の空き店舗で始めました。 会場となった島田屋1階には、伊那中1年生の作品およそ120点が展示されています。 伊那中学校では、年に1度放課後に地域を散策して自分たちの住むまちについて学ぶ「道草の日」があります。 1年生は、この時間を利用し通学路などで思いおもいの写真を撮影しました。 また、総合学習で地域活性化に取り組む2年3組の生徒は、この日のために数回にわたり会場の掃除をしてきました。 12日は、1年生全員と2年3組の生徒が参加してオープニングセレモニーが行われました。 また、会場を提供した島田屋の竹村恵利子社長に感謝状が贈られました。 伊那中学校の武田育夫校長は、「上伊那広域連合をはじめ地域の人の協力があって実現できた。生徒達のふるさとへの思いがつまった展示になっているので、足を運んでほしい」と来場を呼び掛けています。 展示会は、26日月曜日まで島田屋1階で開かれています。
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「伴走型支援事業」支援事業者の紹介事例をHPに掲載
伊那商工会議所は、創業支援や補助金の活用などきめ細かな支援をする「伴走型支援事業」をより身近に活用してもらおうと、支援事業者の紹介事例をHPに掲載しました。 伴走型支援事業は、小規模事業者の課題解決に向けて事業者に寄り添った継続的な支援を行うもので、伊那商工会議所は今年度国からの認定を受けました。 伊那商工会議所では今年度、創業スクールや販路拡大の展示会の出展支援、経済動向調査などを実施しました。 今年度管内で伴走支援を行った事業所の中から7社を紹介事例としてHPに掲載しました。 HPには、課題解決に向けた取り組みや商工会議所経営指導員から受けた支援内容などを掲載しています。 伊那商工会議所では「今後、広くPRすることで伴走型支援事業の活用促進と地域活性化の推進を図っていきたい」と話していました。
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東日本大震災から7年 被災地に思い馳せる
東日本大震災から、今日で丸7年となります。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、伊那地域でも被災地へ思いをはせました。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされました。 伊那市福祉まちづくりセンターでは、災害ボランティア研修会が開かれ、参加者が黙とうを捧げました。 研修会には、災害時のボランティアに興味がある人や、上伊那の社会福祉協議会の職員など、57人が参加しました。 研修会では、東日本大震災発生時に被災地でボランティア受け入れの支援を行った長野県社会福祉協議会の福澤信輔さんが「災害時に知っておきたいこと」と題して話しました。 福澤さんは、「被災地支援の基本は被災者中心・地元主体・協働の3つです。地元主体の支援を今一度考えていきましょう」と話していました。
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リニアの活用考えるシンポジウム 岸博幸教授講演
2027年に東京・名古屋間で開業予定のリニア中央新幹線の上伊那での活用について考えるシンポジウムが11日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 シンポジウムでは、慶應義塾大学大学院の岸博幸教授が「リニア新幹線に向けた伊那谷の未来の作り方」と題して講演しました。 岸教授は、「リニア開通に向け上伊那をさらに良くするためには、地域住民や企業が正しい意識をもって取り組むことが必要です」と話していました。 このシンポジウムは、市町村や観光団体、信州大学などでつくるリニア中央新幹線の活用を考える上伊那地域連絡会が開いたものです。 会場には260人ほどが訪れ、話に耳を傾けていました。
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産業支援センターみのわ 4月開所
箕輪町は、町内で創業したい人を支援する「産業支援センターみのわ」を4月に開所します。 9日は箕輪町の職員らが施設を訪れ竣工検査をしました。 産業支援センターみのわは、旧産業会館を改修し、創業支援や産業振興の拠点として整備されました。 施設は、鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積は610平方メートルです。 「創業支援オフィス」が5部屋あり、町内で6か月以内に創業する人を対象に最長3年で貸し出します。 使用料は月額1万2100円から2万300円です。 町では、今月中に利用者の募集を始めます。 「コワーキングスペース」は、1人1日100円で使用できます。 2階には研修室や、商談スペースがあります。 産業支援センターみのわは、箕輪町が国の地方創生拠点整備交付金を活用して整備したもので、工事費は1億3千万円あまりです。 開所は4月2日で、本格的な利用開始は隣接する商工会館や駐車場の工事が終了する6月を予定しています。
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貝沼の住民が交流「にじいろサロン」
伊那市富県貝沼の住民がゲームを通して交流を深める「にじいろサロン」が10日、貝沼公民館で開かれました。 にじいろサロンには、幼児からお年寄りまで貝沼の住民45人が参加しました。 わなげやストラックアウト、ボーリングなど4種類のゲームを楽しみました。 にじいろサロンは、世代をこええて交流することで、地域全体で子どもを育てていこうと、貝沼社協「ふれあい」が年に2回開いています。 貝沼社協の埋橋初会長は、「核家族化が進む中、住民が顔を合わせることで、いざという時にも助け合える関係を作っていきたい」と話していました。
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井月の命日に墓参り 「新編井月全集」8月に刊行
漂泊の俳人井上井月の命日の10日、井上井月顕彰会の役員は、その足跡を偲び墓参りをしました。 10日は、井上井月顕彰会の役員4人が美篶にある井月の墓に集まりました。 井上井月は、江戸から明治時代にかけての30年間、伊那谷を放浪した俳人です。 明治20年3月10日に亡くなり、この場所に墓が建てられました。 井上井月顕彰会ではその生きざまや作品を後世に伝えていこうと活動しています。 顕彰会は「新編 井月全集」を8月30日に刊行します。 井月研究の第一人者で全集の監修を行う竹入弘元さんです。 全集は、初版が昭和5年に、最新の5版は平成26年に刊行されていて、今回は井月没後130年を記念し刊行されます。 近年発見された11句を含む1747句が収録されます。 誰でも読みやすいように、井月の文章以外はすべて現代仮名遣いに直したということです。 新編井上井月全集は 約600ページ、価格は5,860円です。(税・送料含む) 発刊は8月30日の予定で、顕彰会では現在予約を受け付けています。
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高遠中学校 さくらの里に車いすを寄贈
伊那市高遠町の高遠中学校の生徒は生徒会活動で集めたアルミ缶を換金して購入した車いすを、特別養護老人ホームさくらの里に9日に贈りました。 高遠中学校で贈呈式が行われ、生徒会役員からさくらの里の関係者に目録が渡されました。 高遠中学校が贈ったのは、車いす1台と歩行器1台です。 今年度5回アルミ缶を集める日を設け地域の人にも呼びかけたところ732キロが集まり、6万1,480円になりました。 生徒会長の樋口晴斗君は「利用者の皆さんに喜んで使ってもらえたらうれしいです」と話していました。 高遠中学校では10年以上、毎年車いすをさくらの里に贈っています。 さくらの里を運営する高遠さくら福祉会の小山重治常務理事は「毎日使う車いすは劣化も激しいのでありがたく使わせてもらいます」と感謝していました。
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高遠町歴史博物館 電子化した写真で地域の歴史を解説
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館は、地域に残る写真資料のデジタル化事業についての報告会を10日に開き、事業を担当している矢澤章一さんが高遠町の交通の歴史について解説しました。 矢澤さんがまとめた写真をもとに高遠町の交通の歴史について講演しました。 西高遠の国道361号の一部区間は鉾持桟道と呼ばれています。 矢澤さんによりますと大正時代に旧伊那電気鉄道の入舟駅から高遠町まで電車を走らせる目的で鉾持桟道の拡幅工事が行われ現在の道路幅になったという事です。 矢澤さんは「高遠への鉄道開通は叶わなかったが、伊那電気鉄道の開通で高遠の経済は伊那へと移っていった」と話していました。 伊那市では地域に残っている昔の写真を電子化して整理するアーカイブ事業を進めています。 高遠町歴史博物館ではその報告会を毎年この時期に開いていて今年で3回目になります。
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土砂災害防止活動で諏訪形区の委員会 知事表彰
長年にわたり土砂災害防止活動に努めたとして伊那市の「諏訪形区を災害から守る委員会」に知事感謝状が贈られました。 8日は伊那建設事務所の高橋智嗣所長から、委員会の酒井建志副委員長に感謝状が手渡されました。 諏訪形区を災害から守る委員会は、平成18年の豪雨災害を契機に、貝付沢で広葉樹の植樹をするなどして災害に強い里山づくりに取り組んできました。 酒井副委員長は「自分たちでできる活動をしてきた。これからも活動を継続していきたいです」と話していました。 土砂災害防止の感謝状は県内で2団体に贈られました。
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バイパス4車線化 住民説明会
箕輪町の国道153号バイパスの1・3キロメートル区間で来年度から計画されている4車線化工事の地元説明会が始まりました。 8日は、大出コミュニティセンターに関係する住民およそ30人が集まりました。 説明会では、事業主体である長野県の職員から工事概要や4車線化後の影響について話を聞きました。 県の説明によりますと、4車線化されるのは沢上交差点から県道南小河内松島停車場線交差点までの1.3キロメートルです。 中央分離帯で上下線が区切られ、沿道への出入りは左折のみとなり、横断できなくなります。 この区間は、20年以上片側2車線で利用されてきました。 参加した住民からは「普段の生活が不便になるので、横断できる場所を増やしてほしい」「スピードを出す車両も増えるので、交差点での安全対策をしっかりしてほしい」などの意見が出されていました。 県では8月から交差点を除いた場所で工事を始めるとしています。 説明会は、12日に沢公民館でも開かれます。
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高齢者の電話みまもり ふるさと納税返礼品に
箕輪町は来年度から、ふるさと納税の返礼品に郵便局が行う電話での高齢者のみまもりサービスを加えます。 このサービスを返礼品にするのは、箕輪町が全国の自治体で2例目となります。 9日箕輪町役場で白鳥政徳町長や木下郵便局の前田辰雄局長らが出席し、ふるさと納税の返礼品に関する協定の締結式が行われました。 4月から新たに返礼品に加えるのは日本郵便株式会社が全国で提供する「郵便局のみまもりサービス」です。 このうち「みまもりでんわサービス」は、毎日、指定された電話番号に連絡し健康状態を確認して、家族にメールで報告をするものです。 この返礼品には、2万5千円以上のふるさと納税が必要です。 このサービスを返礼品にしているのは、箕輪町が全国で2例目だという事です。 今回の協定ではこの他に、月に1度、郵便局員が指定された住宅に訪問する、みまもりサービスも返礼品に加えられます。
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東部中学校でIoTを使った理科の授業
タブレット端末を使って理科の実験結果を検証する授業が9日、伊那市の東部中学校で行われました。 東部中の理科教諭でつくる東部中学校理科教科会は、信州大学工学部と共同でIoTを活用した理科教育の研究を行っています。 およそ1年前から共同開発してきた、タブレットを使ったデータ収集システムが使われました。 授業では、東部中1年8組の生徒が、水とエタノールの沸騰する温度を調べる実験を行いました。 まだ試作の段階ですが、タブレットには、温度変化のデータがグラフ化して表示されました。 実験が終わると、生徒たちは気づいた点などを発表しました。 今回使ったデータ収集システムでは、実験が終わった後に全ての班の実験結果を共有することができます。 来年度は、このシステムを使った実験を、市内の他の中学校や東部中と交流のある中学校でも行い、データの違いなどを学ぶということです。
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長野県公衆衛生専門学校で卒業証書授与式
伊那市荒井の県公衆衛生専門学校で卒業証書授与式が9日に行われ、18人が3年間過ごした学び舎を巣立ちました。 在校生や保護者が見守る中、卒業生が入場しました。 式では、大塚俊英校長から卒業生1人ひとりに卒業証書が授与されました。 卒業生は、歯科衛生士になるため、3年間勉強や実習に励んできました。 大塚校長は「信頼される、一目置かれる社会人として羽ばたいてください。歯科衛生士を目指して頑張ってきた日々が大きな支えになるはずです。」と話していました。 卒業生を代表して、森山絵里さんは「歯科衛生士は患者を笑顔にできる素敵な仕事だと改めて感じる。学ぶ姿勢や向上心をこれからも忘れずに努力し続けたい。」と話していました。 卒業生は、4日に国家試験を受けていて、28日に合格発表があるということです。 18人のうち、17人が県内の歯科診療所に、1人が病院に就職が決まっているということです。
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花さんありがとう 感謝伝える
卒業式を前に、伊那市の新山小学校で、6年生を送る会が7日、開かれました。 今年度の卒業生は、竹村花さん一人だけです。 送る会では、在校生37人が竹村さんを拍手で迎えました。 竹村さんは同級生の転校に伴い4年生から一人となりました。 送る会では、学年ごと歌や手品などを発表し、児童たちは「花さんが卒業するのは寂しいです」「児童会を引っ張っていってくれてありがとう」など感謝の気持ちを伝えていました。 5年生は6年間の思い出を振り返るビデオを上映しました。 竹村さんは、お礼に下級生全員の似顔絵が書かれたキーホルダーをプレゼントしていました。 新山小学校の卒業式は、16日に行われることになっています。
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伊那飲食店組合 新春大会
伊那市と南箕輪村の飲食店で作る伊那飲食店組合の新春大会が7日、信州INAセミナーハウスで開かれました。 新春大会には、組合員や関係者など100人ほどが出席しました。 毎年新春大会を開いていて、組合員同士の交流を行っています。 和田 暮男組合長は、「飲食業界は厳しさが続き、大型飲食店に対抗するのは難しいが、事業主の努力で成り立っている。個人ではできないことも組合で取り組みたい」とあいさつしました。 伊那飲食店組合は、組合員280人ほどで組織しています。
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箕輪町の老人福祉施設が相互協定
箕輪町内の医療機関や老人福祉施設など6団体7施設は、災害時に相互に連携・協力するための協定を8日に締結しました。 この日は、箕輪町役場で調印式が行われました。 白鳥政徳町長立会いのもと、協定を締結したのは、上伊那生協病院や、デイサービスセンター、特別養護老人ホームなど6団体7施設です。 去年9月に行われた箕輪町総合防災訓練の様子です。 特別養護老人ホームみのわ園から利用者20人を町内の他の福祉施設に移送する訓練が初めて行われました。 訓練の反省会で、移送に時間がかかったなどの課題や、訓練の必要性について意見が上がったことから、今回、訓練の参加施設が協定を締結することになりました。 協定により、災害時は、連絡を取り合い、情報交換を行うこと、職員の派遣、福祉車両による支援や救助救援物資の搬送を行うなどとしています。 箕輪町によると、施設が主体的にこうした協定を締結するのは県内でも例がないということです。 箕輪町では、今回協定を結んだ施設以外にも、この動きを広げていきたいとしています。
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上伊那地域企業説明会
2019年3月に大学や短大を卒業する学生を対象にした企業説明会が、伊那市のいなっせで開かれ、地元企業72社が参加しました。 会場には地元上伊那の企業72社がブースを設け、学生が担当者から話を聞いていました。 来年3月に卒業する大学生や短大生、専門学校生を対象にした説明会です。 来年3月卒業の学生の求人公開の解禁日は4月1日、選考開始は6月1日となっています。 学生の参加人数は、男性119人女性58人の177人ほどで、去年の169人よりも微増しています。 参加企業72社の内訳は、建設業が8社、製造業が38社、運輸・郵便が2社、卸・小売業が8社、医療・福祉が6社、サービス業が4社、その他が6社となっています。 参加企業の数は去年より8社多く、過去10年でも最高だということです。 8日は、説明会の参加者を対象に新宿と名古屋から無料のバスも運行しました。新宿からは15人、名古屋からは4人が乗車しました。 8日は、上伊那地域の企業数社をバスで回るツアーも企画されていて、学生や保護者・36人が予約しています。
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長野県水墨画協会南信地区会員展
長野県水墨画協会南信支部の会員による第12回水墨画展が、伊那市の伊那文化会館で9日から開かれます。 会場には、南信支部の役員や会員の作品87点が展示されています。 長野県水墨画協会南信支部長の武井寿々子さんによりますと、以前は、水墨画といえば山水でしたが最近では、人物や建物など、現代の生活にあった作品が増えているということです。 この展示会は、9日から11日まで開かれます。 展示会では審査会が開かれ、優秀賞10点と奨励賞11点を選びました。
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上伊那の松くい虫被害 29年度は減少見込み
上伊那の今年度の松くい虫による被害量は、去年12月末現在3,989立方メートルで、昨年度の同じ時期と比べて536立方メートル減少しました。 これは、8日に伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会で報告されたものです。 今年度の上伊那の松くい虫の被害量は、12月末現在で3,989立方メートルとなっています。 昨年度の同じ時期の被害量は4,525立方メートルで、536立方メートルの減少となりました。 被害量が減少した要因のひとつに、4月から5月にかけて気温の低い日が続き、松を枯らす原因となるマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリの活動開始が遅くなったためだと推測しています。 市町村別の被害量は、伊那市が1,860立方メートル、南箕輪村が720立方メートル、箕輪町が360立方メートルとなっています。 今年度は、8市町村のうち南箕輪村のみで被害量が増えました。 南箕輪村では、去年5月に大芝高原で初めて松くい虫被害が確認されました。 上伊那では、辰野町と箕輪町の境が被害区域の先端となっていて、今後も引き続き市町村間で情報共有しながら対策を進めるとしています。
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1年間で使った針を供養
針仕事を休み、縫い針に感謝する「針供養」が8日、伊那市の常円寺で行われました。 針供養は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会が昭和40年から毎年行っているものです。 この1年で折れたり曲がった針を、こんにゃくに刺して供養しました。 関東では事始めの2月8日に、関西や四国では12月8日に行われていて、上伊那では寒中を避けた3月8日に行われています。 常円寺によりますと、昭和40年当時はおよそ150人が参加していたということですが、現在は和裁士などが減り、20人ほどが参加しています。 上伊那和裁連盟の宮原正子会長は「長年磨いてきた技術を1人でも多くの人に伝えて、和裁の道を広めていきたい。」と挨拶しました。 角田泰隆住職は「使った針に対する念を大切にし、1年でも長く供養が続いていくことを願っています。」と話していました。
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東部中演劇部 プラネタリウムとコラボ
伊那市の東部中学校演劇部は、伊那文化会館のプラネタリウムとコラボレーションした劇を23日に披露します。 3日は伊那文化会館小ホールで稽古が行われました。 演じるのは絵本を元にしたオリジナルの劇「どろぼうがっこう」で、どろぼうになりたいの生徒たちが宝物を探す物語です。 演劇部の1,2年生7人のほか、伊那文化会館の職員も出演します。 前半は小ホールで行われ、劇の途中でプラネタリウムへ移動します。 東部中演劇部は、秋の文化祭の後は発表の場がなく休止状態になっていたことから、去年からプラネタリウムとコラボレーションした劇を披露しています。 発表は3月23日(金)に行われ、市内の保育園の園児が招待されます。
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公立高校後期選抜 県内一斉に
公立高校の一般入試にあたる後期選抜試験が県内一斉に7日に始まり、1万1千人余りの受験生が試験に臨んでいます。 上伊那では、全日制、定時制、多部・単位制合わせて8校で行われました。 このうち伊那市の伊那弥生ケ丘高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が会場に向かっていました。 上伊那の公立高校8校には、 960人が志願していて、伊那弥生ケ丘高校では240人の募集に対し264人が志願し倍率は1.10倍となっています。 7日の朝は、学習塾の講師が応援に訪れ、受験生たちにカイロを手渡していました。 県教育委員会によりますと試験は予定通り終了したということで上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 7日は、辰野高校、高遠高校、箕輪進修高校、赤穂高校の定時制で面接試験が行われることになっています。 後期選抜試験の合格発表は16日金曜日となっています。
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さくら祭りを前にしおりの製作
来月1日から伊那市高遠町の高遠城址公園でさくら祭りが始まります。 伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家では、祭りで販売する自主製品「しおり」づくりが行われています。 さくらの家では、タカトオコヒガンザクラを使ったしおりをさくら祭り期間中に販売しています。 しおりには、高遠城址公園で払った枝を早咲きさせた桜を使っています。 乾燥させないよう利用者が毎日4回ほど水をかけるなどして管理をしています。 咲いた桜は、押し花にして10日ほど置きます。 作業は、今月からはじまり、7日も利用者がピンセットを使って桜やつぼみを台紙にのせ、最後にラミネートをかけて完成させていました。 しおりの製作は、利用者の工賃アップにつなげようと平成17年から行われています。 その年の桜が使われていることから土産品として人気で毎年1000枚以上が売れているということです。 しおりは、来月1日から高遠城址公園の高遠閣内のにこにこショップひだまりで1枚200円で販売されます。 他に、タカトオコヒガン桜を使ったフォトフレームや枝で染めたストールも販売することになっていて、さくらの家では、多くの来場を呼び掛けています。