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今年度からの教職員が上農高校で農業体験研修
今年4月から上伊那の小中学校で働いている教職員を対象にした、農業体験研修が7日、上伊那農業高校で行われました。 この日は、今年度から市内の小中学校に赴任している21人の教員が、研修を受けました。 これは教育委員会などで作る上伊那初任研推進委員会と上伊那校長会が毎年行われています。 野菜栽培の研修では、上農高校の生徒に教わりながらブロッコリーやハクサイの種を蒔きました。 初任研推進委員会では、教職員自らが農業体験をすることで、指導力の向上に繋げてほしいと話していました。
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箕輪北小学校3年の増澤理久斗くんが将棋で全国3位
箕輪北小学校3年の増澤理久斗くんが、7月に岡山県で開かれた将棋の全国大会で3位入賞しました。 7日は、箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に受賞の報告をしました。 増澤くんが出場した7月27日の第12回全国小学生倉敷王将戦低学年の部には、全国から64人の小学生が出場しました。 予選を3回勝ち抜き、準決勝で敗れましたが3位に入賞しました。 理久斗くんは、今回は落ち着いて一手一手よく考えながら駒を打つことが出来たと話していました。 平澤町長は「将棋も学校の授業も頑張ってください」と話しました。
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あさみちゆきさん伊那でコンサート
伊那市の観光大使を務める歌手のあさみちゆきさんが10日、伊那市の伊那文化会館でコンサートを開きました。 あさみさんが伊那市でコンサートを開くのは今年で7年目です。 あさみさんは、東京都の井の頭公園の歌姫と呼ばれています。 公園ライブであさみさんのファンになった伊那市の会社役員の紹介をきっかけに2007年から毎年伊那まつりに参加するなど関係を深めています。 この日はあさみさんの歌を聴こうと、およそ700人が来場しました。 コンサートの中で、来年4月に移転が決まっている児童養護施設たかずやの里の移転建築費用に役立ててもらおうと、埋橋良和理事長に目録が手渡されました。 今回のコンサートチケット代やCDの売上の一部だということです。 あさみさんは「伊那市はとても良いところでもっと力になりたい。子どもは地域のみんなの子どもという気持ちです」と話しました。
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有賀さん旭日単光章伝達
昭和54年からおよそ12年間南箕輪村議会議員を務めた田畑の有賀助雄さんは、村政の発展に尽力したとして、旭日単光章を受章しました。 7日は、有賀さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長から表彰状が伝達されました。 有賀さんは、大正14年生まれの88歳。 昭和54年から平成3年まで3期およそ12年間に渡り、村議会議員を務めました。 昭和62年から副議長、平成元年から3年までは議長を務めたほか、平成9年に完成した南箕輪浄化センター建設などに尽力しました。 唐木村長は、「これからも体に気をつけ、地域の為に活躍されることを願います」と話しました
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男性の料理教室
伊那市食生活改善推進協議会による、「男性の料理教室」が6日、伊那市保健センターで開かれました。 伊那市食生活改善推進協議会では、4年前から男性の料理教室を開いていて6日は16人が参加していました。 作ったものは稲荷寿司など5品で全て塩分控えめになっています。 参加者は慣れない手付きで料理をしていました。 食改では夕飯の支度など夫婦で協力して欲しいと話していました。
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上農高校の盆花市あす開催
南箕輪村の上伊那農業高校で、12日の盆花市で販売する花の準備が11日行われました。 11日は生徒およそ90人が花束を作りました。 盆花市は上農高校の伝統行事で、今年で61回目です。 今年は開花が早かったことから、8月初めから収穫を始め、冷蔵庫に入れ調整してきたということです。 花はアスターや小菊など5種類で、全校生徒で育てたものです。 花束は500束用意され、500円で販売されます。 上農高校の盆花市はあす朝9時から伊那市の伊那北駅前広場といなっせ多目的広場の2会場で開かれます。
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川村葵山さん・あつみさん 箏と尺八のコンサート
尺八と箏の演奏家川村葵山さんとあつみさん夫妻のコンサートが伊那市のいなっせで11日開かれました。 川村葵山さんとあつみさん夫妻は、祖父母が伊那に住んでいることが縁で、今回初めて伊那市でコンサートを開きました。 コンサートでは、葵山さんが今日のために作曲した「伊那によせて~2013夏~」など5曲が演奏されました。 この曲は伊那の情景や幼い頃遊びに来た思い出をイメージしたということです。 葵山さんは、「伊那の皆さんに感謝と伝統的な楽器の素晴らしさを伝えたい」と話していました。
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親子で太陽光エネルギー実験
11日の伊那地域は最高気温37度を記録し2日連続の猛暑日となりました。 暑い日差しが照りつける中、南箕輪村の大泉所ダムでは夏休み中の親子を対象にした太陽光エネルギーの実験が行われました。 この実験は伊那市の西箕輪公民館が行ったもので親子18人が参加しました。 講師は西箕輪小学校理科教諭の野口輝雄さんが務め手作りの反射鏡を使って実験をしました。 子どもたちは反射鏡の光がフライパンにあたることで肉が焼ける様子を興味深そうに見ながら太陽光エネルギーについて理解を深めていました。 11日の伊那地域の最高気温37度で2日連続の猛暑日となりました。 長野地方気象台では12日もこの暑さは続くと予想しています。
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演劇「焼け跡から」上演
第二次世界大戦後の信州を舞台にした演劇「焼け跡から」の上演が6日、伊那市のいなっせで行われました。 演劇は、東京都に拠点を置き全国各地で公演を行っている劇団「希望舞台」が行ったものです。 物語は、第二次世界大戦後の信州を舞台に、東京大空襲で家族を失った子ども達と一緒に荒れた寺を復興させようと奮起する新米和尚の話です。 焼け跡からを観る会実行委員会では「戦争は絶対にやってはいけないということを再認識してほしい」と話していました。 6日は、昼と夜の2回公演が行われ、昼の部では満員となるおよそ300人が訪れ真剣な眼差しで劇に見入っていました。
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セミの抜け殻で環境変化を調査
セミの抜け殻から地球温暖化による環境の変化を調べるイベントが10日、伊那市内で開かれました。 イベントは、長野県環境保全研究所が去年から県内各地で開いているもので、上伊那では初めてです。 10日は、伊那市を中心に親子7組20人が参加しました。 地域に生息するセミの種類を調べることで、身近な自然に地球温暖化の影響がどのように表れているかを調査していこうというものです。 参加者らは、伊那市の春日神社を訪れ、木の幹や地面に落ちているセミの抜け殻を探しました。 中には1人で30個以上見つけた児童もいました。 創造館に場所を移し、採取した抜け殻を観察してセミの種類を判別していきました。 およそ30分で137個を採取し、最も多かったのは県内の広い範囲で生息しているヒグラシの抜け殻でした。 西日本の暖かい地域に多く生息していて、近年温暖化の影響で北上しているとされているクマゼミの抜け殻は見つかりませんでした。 県環境保全研究所では、セミの抜け殻の他にも草木や鳥などを対象に季節ごとの変化について調べていくとしています。
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観測史上最も暑い1日
10日の伊那地域の最高気温は、37度まであがり、平成5年の統計開始以降、最も暑い1日となりました。 10日の伊那地域は、午後2時26分に観測史上最高となる37度を記録しました。 35度以上の猛暑日となったのも、今シーズン初めてです。 伊那消防組合管内では、今朝8時半から午後3時までに3人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されたということです。 長野地方気象台では、今朝5時に高温注意情報を発表しました。 外出時や屋外での作業時、また高齢者や乳幼児などは特に水分をこまめに補給し、冷房を適切に利用するなど熱中症への対策をとるよう呼び掛けています。 伊那地域は11日も10日と同様に気温が高くなるということです。
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大泉まんどの会 育てた麦わらでまんどづくり
お盆の伝統行事「振りまんど」を残していこうと活動している南箕輪村の大泉まんどの会は自分たちで育てた麦わらを使って10日まんどを作りました。 10日は大和泉(おいずみ)神社(じんじゃ)に児童やPTA、まんどの会の会員など40人ほどが集まり60本を作りました。 大泉区では、去年大麦のワラが手に入りにくいなどの理由から実施を見送りました。 まんどの会では伝統行事を残していこうと、去年10月に近くの畑に種をまき、大麦を育ててきました。 6月には刈り入れを行い、トラック7台分のワラが収穫できたということです。 10日は子どもが大人に作り方を教わり、自分たちがまわすまんどを作りました。 大泉の振りまんどは迎え盆の13日に大泉川で行われます。
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伊那市民プールなどで「足入れ型浮き輪」使用禁止
伊那市の伊那市民プールと高遠スポーツ公園プールは9日から「足入れ型浮き輪」の使用を禁止しています。 禁止となったのは、幼児用の「足入れ型浮き輪」です。 1日に茅野市営プールで足入れ型浮き輪を使っていた幼児が横転し、おぼれて意識不明の重体となった事故を受け、伊那市教育委員会が使用を禁止したものです。 足入れ型浮き輪は、横転すると水面下に体が隠れ、周囲から姿が見えなくなり、自力で脱出することが難しいことから救助が遅れ、事故につながる危険性があるということです。 足入れ型浮き輪の使用が禁止となっているのは、伊那市民プールと、高遠スポーツ公園プールの二か所です。
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青少年のための科学の祭典伊那大会
科学のおもしろさを体験して興味をもってもらおうと、10日から南箕輪村の信州大学農学部で「青少年のための科学の祭典伊那大会」が開かれています。 青少年のための科学の祭典は、日本科学技術振興財団が全国各地の大学などを会場にして開いているもので、県内では信州大学の5つのキャンパスで順番に開かれています。 実験や体験を通して子ども達に科学に興味や関心を持ってもらおうというものです。 今年の伊那大会には、温度により液体から固体に変化する性質を学ぶ手作りグミ体験や手描きのミニプラネタリウムを作るブースなど、体験やものづくりを中心に54ブースが並んでいます。 青少年のための科学の祭典伊那大会は、11日まで開かれていて、時間は午前10時から午後3時までとなっています。
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伊那市ボランティア研究集会
伊那市社会福祉協議会による第8回伊那市ボランティア研究集会が10日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 これは今年11月に行われる「伊那谷縦断、地域をつなぐイベント列車」でのボランティア活動に役立てようと、伊那市社会福祉協議会が開いたもので、関係者およそ50人が参加しました。 イベント列車は障害者が一人で電車に乗り、遠出することが難しいことから、ボランティアが一緒に列車で旅をしてふれあい、語り合うことを目的としています。 集会では障害者に普段の生活で支援して欲しいことや、11月に行われるイベント列車でのコミュ二ケーションの取り方などについて話しを聞きました。 その中で、視覚障害者の中山讓さんは「外出には杖を持っているが、声をかけて誘導や案内をしてくれるとありがたい」と話していました。 また、聴覚障害者の田中みえさんは、「言葉が通じない時もありますが、口の動きやジェスチャーで理解できることも多いのでゆっくり声をかけて欲しい」と話していました。 参加者は、簡単な手話をマスターするなど、今日聴いた話しをイベント列車で役立てたいと話していました。
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伊那・南箕輪一部地域消防署管轄見直しへ
上伊那の消防広域化を目指す協議会が9日、伊那市内で開かれ伊那市と南箕輪村の一部を管轄する消防署を変更する方針が示されました。 この日は10回目の上伊那消防広域化協議会が伊那市のいなっせで開かれ、広域化後の各消防署の出動区域の見直しについての基本方針が了承されました。 上伊那の6つの消防署の出動区域については、市町村の枠を超えて見直しを行い、最も近い消防署から出動する事が原則となります。 新たな出動区域をまとめた原案は、来月の協議会で示され、各市町村議会や消防団、地域住民などの意見を聞き、11月にまとめる事にしています。 一部の地域で、管轄する消防署が変わる、伊那市と南箕輪村では、9月から住民説明会を開く事にしているという事です。 また、7日に長野県が上伊那地域の8市町村を全国で初めて「消防広域化重点地域」に指定した事を受け、協議会会長の白鳥孝伊那市長は、「消防広域化に伴い、大幅な条例改正といった経験した事のない事務作業を行わなければならない。円滑に広域化が進むよう県には、人員の派遣など人的支援をしていただきたい」と話していました。
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カヌーやボートの無料体験
伊那市高遠町の高遠ダム湖でカヌーやボートの無料体験会が9日と明日の2日間開かれます。 9日は親子連れが訪れ、カヌーを体験しました。 無料体験は、B&G海洋センターが海のスポーツの普及のため毎年行っているものです。 子ども達はライフジャケットをつけ、カヌーを楽しんでいました。 カヌー・ボートの無料体験は明日も行われます。 9日の伊那地域の最高気温は34.6度と真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは今後2週間ほど続くということです。
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透明樹脂を使ったオーナメントづくり
小学生を対象にしたオーナメントづくりが今日伊那市高遠町の高遠閣で行われました。 9日は市内を中心に40人の児童とその保護者が参加しました。 これは信州高遠美術館が行っているもので、東京芸術大学の学長が信州高遠美術館で作品を展示したことなどが縁で毎年学生を講師に迎えています。 オーナメントは、夏らしく涼しげなものにしようと学生らが考えたもので、ねんどで作った型の中に透明な樹脂を流し込んで作ります。 子どもたちは思い思いの形に型を作り、絵を描いたり貝殻を入れていました。 樹脂の流し込みは学生が行い、子どもたちは作品にやすりをかけて形を整えました。 学生は、「子どもたちに工作の楽しさを知ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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公衆衛生専門学校症例研究発表会
伊那市荒井にある長野県公衆衛生専門学校は7月31日、地域住民も参加できる公開授業を初めて行い、学生が実習の成果を発表しました。 公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を養成するための教育内容を広く地域の人たちに知ってもらおうと、初めて学校公開を計画しました。 この日は地域住民などが学校を訪れ、1、2年生と共に3年生の実習の成果発表を学しました。 3年生は、今年2月から5月まで家族に4回学校に来てもらい、模擬患者として症例研究を行いました。 1回目は口の中の検査をして症状を分析し、2回目以降は学校内の実習室でブラッシングの指導や歯石除去を行いました。 発表後は、下級生から「患者にパネルを使って説明をしていて親切。反省点が明確になっていて良かった」などの意見が出ました。 歯科衛生士の橋爪由美子さんは「2カ月間の実習は人生で見ると短期間だが、そこからがスタート。患者とコミュニケーションを取って信頼関係を築くことが一番大事」とアドバイスをしていました。
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墨流しでブックカバーづくり
箕輪町図書館と箕輪町郷土博物館による、オリジナルブックカバーづくりの体験が9日、箕輪町図書館で行われました。 体験は、図書館を利用するきっかけにしてもらおうと毎年行われていて、9日は町内の親子10人ほどが参加しました。 ブックカバーづくりは墨流しの技法を使って行われました。 絵の具を水に垂らし、筆や棒で模様を描きます。その模様を障子紙に写すもので、同じ模様が二度と出ないところが特長です。 箕輪町図書館では、手作りのブックカバーを使うことで、本に親しんでもらいたいと話していました。
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お盆需要 シナノレッド出荷最盛期
お盆を前にりんごの極早生種シナノレッドの出荷が最盛期を迎えています。 箕輪町中原の果実選果場には、南箕輪村や飯島町など上伊那各地からりんごが集められ名古屋や大阪方面に出荷されていきます。 9日は、JA職員や生産者、パートなど10人が出荷作業に追われていました。 キズの有無を人が確認し、センサーで糖度や色の基準をクリアしたものだけが箱詰めされていきます。 シナノレッドは、数ある品種の中でも一番早い極早生種のりんごで、お盆の需要にあわせてこの時期が最盛期となります。 日本三大盆踊りの一つ、阿波踊りで有名な徳島県にも上伊那のりんごが出荷されているということです。 このところの暑さによる日焼けを防ぐため玉まわしをしないで収穫期を迎えているため色つきはまばらですが、味はほどよい酸味もあり上々ということです。 シナノレッドの出荷は、盆あけの18日に終了する予定です。
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旧上伊那図書館書庫を公開
伊那市の創造館は、2階の書庫を上伊那図書館歴史資料室として整備し、10日から一般に開放します。 上伊那図書館の書庫を活用した歴史資料室は、1930年昭和5年に開館した上伊那図書館の雰囲気を今に伝えています。 創造館として改修された際、書庫はそのまま残しました。 資料室には図書館の建設に関わった建築家や製糸家など3人の資料や戦中・戦後の資料を並べます。 昭和初期のモダン建築を伝える上伊那図書館は、国の重要文化財に指定されている諏訪の片倉館を設計した建築家森山松之助が基本設計を手がけ、長野建築界鉄筋コンクリート建造物の父とされる黒田好造が実施設計を担当。 費用は辰野の製糸家武井覚太郎が寄付しました。 資料室には、これに関する資料や過去の写真などを展示して功績をたたえています。 1947年昭和22年から連載が始まった漫画バット君。 この漫画と上伊那図書館とのかかわりは、外壁のタイルにあります。 図書館の外壁に使用されている高遠焼きのタイルは、東京から技師が招かれ制作しました。 その技師の息子、井上一雄がこのバット君の作者です。 一雄は、父親が図書館の建設に携わった時期に当時野球が強かった旧制伊那中学校に通っていました。 上伊那図書館歴史資料室は、10日午前10時から一般に開放されます。
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池坊 巡回講座
華道家元池坊による巡回講座が、7月28日、伊那市のいなっせで開かれました。 池坊は日本の華道の流派で最も歴史があるといわれ、歴史上で初めてその名が文献に記された、550年前から受け継がれています。 講座は、最新のいけばなの技術を伝えると共に、誰もが自宅で花を楽しむヒントやアイデアのきっかけにしてもらおうと毎年、全国各地で開かれています。 講座では、京都にある池坊中央研修学院の講師、佐々木康人さんが、花や葉の使い方や器の選び方を、実演を交え解説しました。 佐々木さんは「生け花は、同じ花を使っても、その大きさや形などが微妙に違う。常に五感を使って集中して行う事が大切です。」と話していました。 会場には、上伊那でいけばなを学ぶ人など350人余りが訪れステージで行われる、実演を熱心にみていました。 池坊伊那支部では「生け花は敷居が高いと思われがち、若い人達にも興味を持ってもらえたら」と話していました。
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伊那市の中学生サミット 地域活性化について意見交換
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が、伊那市の活性化について意見を交わす第3回中学生サミットが、8日、市役所議場で開かれました。 今回初めて、議場でサミットが開かれ、市内中学校の生徒会役員3役が参加したほか、各学校から5人ずつが傍聴に訪れました。 各学校が、それぞれに取り組みをプレゼンテーションした後、提案、質疑応答が行われました。 1つの学校が提案すると、他の中学校から、質問や関連の提案が出されていました。 このうち、長谷中学校は、長谷地域のパンフレットについて「もっと文章を短く、分かりやすい言葉を使った方がいい」と提案しました。 伊那中学校は、ローメンでギネス認定に挑戦したいと提案しました。 9月28日の文化祭で、100グラム以上盛り付けたローメンを何皿並べられるかという記録に挑戦するということです。 材料費は、アルミ缶回収などで賄うほか、ローメンズクラブが協力してくれることになったことを報告した上で、伊那市に助成を求めました。 伊那市によるとギネスの申請に30万円、認定に70万円かかるということです。 白鳥市長は、「がんばっている人は、応援したいと当初から言っている。ギネス挑戦をうれしく思うし、応援しなくてはいけないだろう」と答えていました。 サミットの講評で、白鳥市長は、「非常に楽しい一般質問だった。将来は伊那に帰ってきて、一緒に地域を作って欲しい」と呼びかけていました。
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株式会社サンティア 南箕輪の村有林で森林整備作業
「森林の里親協定」を南箕輪村と結んだ、株式会社サンティアは、8日、経ヶ岳登山道の村有林で、初めての森林整備を行いました。 この日は、サンティアの従業員15人と、役場職員など合わせて20人が、枝打ちや下草刈りなどの作業を行いました。 森林の里親協定は、森林整備に意欲を持つ地域と、社会貢献に意欲のある企業や団体が連携して森林づくりをするための協定で、県が行っている事業です。 サンティアと南箕輪村は去年8月に協定を結び、この日は、その協定に基づく初めての作業となりました。 諏訪市に本社を置くサンティアは、ホテルやパチンコ店を経営していて、南箕輪村にも店舗があります。 従業員らは、森林保護などの活動を行っているNPOのメンバーから指導を受けながら作業を進めていました。 サンティアでは、今後、年に2回のペースで森林整備を行い、将来的には、従業員の家族と一緒に作業を行う「森の学校」を開きたいと話しています。
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南箕輪村消防団第3分団第1部が県大会で準優勝
4日に長野市で開かれた県消防ポンプ操法大会に上伊那代表として出場した南箕輪村消防団の第3分団第1部が準優勝しました。 7日、第3分団第1部のメンバーと村消防団の藤田政幸団長らが村役場を訪れ、唐木一直村長に準優勝の報告をしました。 県大会は4日に長野市で開かれ、ポンプ車操法の部には12チームが出場しました。 田畑区を管轄する第三分団第一部は、7月の上伊那大会で優勝し県大会に出場しました。大会では、タイムや規律、正確さなどが採点され、準優勝となりました。 5月から週5日、朝4時からの練習を重ねてきたということです。 第三分団第一部は、過去に上伊那大会で8回、県大会で2回優勝しています。 唐木村長は、「準優勝という結果が村の消防、防災の力になる。これからも活躍を期待したい」と話していました。
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恩徳寺のサギ草見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、鳥が羽を広げたような可憐な花「サギ草」が見頃となっています。 今年は、春先の冷え込みで発芽が1週間ほど遅れましたが、開花は例年並みとなりました。 花が小さく、数も少なめとのことですが、3千株のサギ草が楽しめます。 見頃は20日ごろまでとなっています。
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信州大学農学部「分析」について公開講座
南箕輪村の信州大学農学部で、県内企業の分析・品質管理の担当者などを対象にした、安心と安全のための分析についての公開講座が開かれました。 信州大学農学部では、毎年2回、一般向けの公開講座を開いています。 今回は、応用生命科学科が担当し、より専門的な講座で社会に貢献したいと、関係者を対象に開き、県内の企業を中心に13人が参加しました。 講座では、食品などに含まれる汚染物質を特定・数値化するための最新の機器分析や、分析の国際社会の流れなどが話されました。 後藤 哲久教授によると、EUの食品の輸出入には、分析結果の数値だけでなく、その数値が信頼できるものかどうかを第三者機関が保障している必要があるということです。 後藤教授は、「実際に、分析の業務を行う人たちに、国際的に通用する分析について知ってもらいたい」と話していました。
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夏休みの思い出 自然体験学習
夏休み中の子どもたちに自然に親しんでもらうイベントが4日、箕輪町南小河内の知久沢自然体験学習の里公園で行われました。 このイベントは、子どもたちの夏休みの思い出にしてもらおうと、南小河内区の有志でつくる知久沢自然体験の里グループが行ったものです。 南小河内、北小河内、長岡の3区の児童およそ80人が参加し水の中の生き物を捕まえて観察しました。 子どもたちは生き物を捕まえると互いに見せ合ったり、大人に名前を聞いたりしていました。 知久沢自然体験の里グループでは、「遊びを通して、地域に残る自然を大切にする心を育んでもらいたい。」と話していました。
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山梨の親子が味噌づくり体験
山梨県の親子が7日伊那市西箕輪のハナマルキ株式会社伊那工場を訪れ味噌作りを体験しました。 7日は山梨県から小学生とその保護者35人ほどが訪れ、味噌の仕込みを体験しました。 大豆をつぶす道具を使い、ハンドルを回すと、ミンチ状の大豆が出てきました。 つぶした大豆は麹・塩と一緒に袋にいれてよくこねて混ぜます。 味噌作り体験は、食育や地域の観光振興に貢献しようとハナマルキ株式会社が毎年行っているものです。 今年は7月から8月にかけ県外を中心に13団体、600人が参加します。 酵母液を入れ、再び混ぜたら仕込みは完成です。 7日仕込んだ味噌は、3か月間熟成・発酵させ、11月には参加者に届けられるということです。