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防災備蓄倉庫 伊那市の全小中学に年度内設置へ
伊那市議会総務委員会が11日伊那市役所で開かれ、市内の小中学校へ防災備蓄倉庫を設置するための補正予算案が可決されました。 本会議でも可決される見通しで年度内に全ての小中学校への設置が完了する見込みです。 防災備蓄倉庫は地域の基幹避難所に指定されている市内21の小中学校全てに設置するものです。 平成21年度から事業が始まり、総事業費はおよそ1億円となっています。 倉庫には災害時に必要となる救急用品やテント、発電機などが備えられています。 これまでに15校、今年度中に3校、来年度3校設置し完了する計画でしたが、伊那市では消費税増税を見込み予定を早めることにしました。 9月議会に防災対策として補正予算案930万円を盛り込み、11日の委員会で全会一致で可決されました。 補正予算案は本会議でも可決される見通しで、伊那市では今年度中に全校への設置を終えたいとしています。
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林秋実さん作陶展
伊那市高遠町在住の陶芸家、林秋実さんの作陶展が11日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には3か月以内の近作を中心に食器などおよそ200点が展示されています。 林さんは、三重県出身で2006年に伊那市高遠町に移住し、作品の発表の場として毎年展示会を開いています。 日用品のほかに、今回初めて卵型を出すのに苦労したというオブジェも展示しています。 林さんは、手触りや食器が口に触れた時の感触にこだわっているということで、「作品を手に取ってもらい、感触を確かめてみてほしい」と話していました。 林秋実さんの作陶展は17日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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Jアラートと連動でメール配信
全国瞬時警報システムJアラートを使った、全国一斉の訓練が11日行われ、伊那市ではJアラートに連動させたメールの配信を行いました。 Jアラートは地震、津波、火山などの気象関連情報や、ミサイル攻撃、大規模テロなどの有事関連情報を全国の自治体に瞬時に伝える国のシステムです。 伊那市は防災行政無線や、防災ラジオ、地域安心安全メール、ケーブルテレビのL字放送と連動させています。 伊那市は、国からの訓練情報を11日、午前11時と11時30分の2回受信して、各システムで放送しました。 これまでの訓練で不具合があった伊那市の安心安全メールにも配信され、初めて成功しました。 前回はシステムの不具合で手動でのメール配信になり、3分ほど遅れましたが、今回はJアラートと同時に配信されました。 11日は箕輪町と南箕輪村でも同様の訓練が行われ、不具合は無かったということです。
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バラキャラ名付け親に感謝状
バラをキーワードに伊那市の中心市街地の活性化を目指すバラキャラプロジェクトのイメージキャラクター「風羽(ふう)薫(か)」の名付け親に、9日感謝状がおくられました。 9日は伊那市荒井のタウンステーション伊那まちで、風羽薫の名前が採用された伊那市山寺の宮澤愛夫さんに感謝状が贈られました。 宮澤さんによりますと、「風羽薫」は、バラの香りを風にのせてとどけるイメージということで、「名前を憶えてかわいがってもらいたい」と話していました。 バラキャラプロジェクトでは、今後フリーペーパーを発行し、キャラクターをPRしていきたいと話しています。
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長藤四日市場で鎧兜の調査
伊那市教育委員会は、高遠藩最後の藩主内藤頼直が高遠町長藤の四日市場地区にある神社に寄進した鎧兜の確認調査を9日行いました。 四日市場では、寄進された鎧兜を公民館で保管していましたが、後世に残していこうと高遠町歴史博物館に預けることにしました。 市の学芸員によると明治4年1871年、頼直は高遠城の武器蔵や江戸の上屋敷に保管されていた鎧兜などを旧領域内の神社100か所に寄進していて、これまでに13点が確認されているということです。 鎧兜などは、高遠町歴史博物館で保管されることになっています。
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秋の味覚 ぶどう狩り
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」では、ぶどうがたわわに実り秋の訪れを感じさせています。 広さ90アールの雅秋園では、10日から今シーズンの営業が始まり、訪れた人たちがぶどう狩りを楽しんでいました。 種がなく贈答用としても人気があるシナノスマイルや酸味の強いコンコードなど5種類が植えられています。 今年は梅雨が短く夏暑かったことからオープンが去年より3日早いということです。 また、4月の凍霜害の被害はなく豊作だということです。 10日は家族連れなどで賑わいぶどうを採って味わっていました。 県外から訪れた女性は15キロほどをお土産で買っていました。 雅秋園のぶどう狩りは入場料大人500円小学生250円となっていて、10月上旬まで楽しめるということです。 敬老の日の16日は、70歳以上の人は入園料が無料になるということです。
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春日街道辰野町方面に延伸へ
慢性的な渋滞が問題となっている箕輪町の伊北IC周辺について、県は、平成32年度までに春日街道を辰野町側に延伸し渋滞緩和を図る計画です。 これは10日に開かれた箕輪町議会9月定例会で、町が説明したものです。 現在伊北ICに繋がる国道153号は、伊那西部広域農道と春日街道を利用する車が合流するため、通勤時間帯に慢性的な渋滞が発生しています。 県の計画では、国道を利用する車の分散を目的に、春日街道をさらに辰野町側に1,230メートル延伸するものです。 県によりますと、国に交付金の要望をしていて、採択されれば来年度から用地買収を行い、平成32年度までの工事完了を目標にとりかかるということです。
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JR東海から伊那市華道会へ感謝状
JR東海は、伊那市駅に、生花をボランティアで飾る活動をしている伊那市華道会に8月、感謝状を贈りました。 10日は、平林由子会長ら4人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に報告をしました。 伊那市華道会は、平成18年3月の設立当初から、伊那市駅を訪れた人に喜んでもらい、花に関心を持ってもらおうと、花を飾る活動をしてきたものです。 会には、10の流派があり、会員およそ85人で活動しています。 花の展示は、毎週流派ごとに行っていて、展示を楽しみにしているファンも多いということです。 この活動に対し、JR東海の若林宏樹伊那市駅長から、8月19日に感謝状が贈られました。 白鳥市長は「若い人にも参加してもらい、継続していってほしい」と話していました。
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860万円騙し取られる
パチンコの必勝情報を教える名目で860万円を騙し取られる特殊詐欺事件がありました。 伊那警察署の発表によりますと被害にあったのは上伊那郡内に住む70歳代の男性です。 7月中旬頃、被害にあった男性の自宅にパチンコ関連業者名のスクラッチクジが届き、削ると1万円贈呈等と書かれていました。 連絡先に電話するとパチンコ関連業者を名乗る男から「パチンコを打って稼ぐことが出来る」「登録費用を払って研修してもらう必要がある」「遠隔操作で当たるようにする」「お金は返します」などと言われ、8月下旬頃まで10回に渡り相手が指定した口座に合計860万円を振り込みました。 しかし、パチンコに勝てず、相手とも連絡が取れなくなり男性は騙されたことに気づき9日に警察に届け出ました。 伊那署では「見ず知らずの会社等から金品贈呈の話には安易に乗らないこと」「初めての業者との契約、約束は1人で即決しないこと」など詐欺被害防止を呼び掛けています。
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介護老人保健施設 建設計画示す
宮田村の社会福祉法人しなのさわやか福祉会は、伊那市美篶のナイスロード沿いに介護老人保健施設を建設する計画です。 これは10日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で報告されたものです。 計画によりますと介護老人保健施設は鉄骨造りの2階建てで延床面積は2800平方メートルです。 入所定員は80人、デイサービスの定員は40人となっていて訪問看護ステーションの機能を持ち、平成27年4月の開所を目指しています。 市によると現在、認可に向けて県としなのさわやか会が協議を進めているということです。 他に、箕輪町の上伊那医療生活協同組合は伊那市狐島にケアーセンターを、また西箕輪の住宅を改修して宅幼老所を建設する計画です。
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伊那市民プール利用者1,330人増加
今年の伊那市の市民プールの利用人数は、去年と比べ1,130人増加していることがわかりました。 伊那市教育委員会によりますと、今年の伊那市民プールの利用人数は16,498人で、去年と比べ1,130人増加しています。 高遠スポーツ公園プールの利用人数は10,602人と去年と比べ1,324人増加しています。 伊那市教育委員会では、今年は夏場に気温が高い日が多かったことが利用者の増加につながったものとみています。
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社会と接点 就労支援
障害者の継続的な就労支援を行っている伊那市東春近榛原の事業所「信州こころん」。 利用者の社会参加を目指して始めたそば屋さんを始めました。 障害者就労継続支援事業所「信州こころん」が経営するそば屋さん。 開店して2か月ほどになります。
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新図書館構想 年度内提示へ
箕輪町の平澤豊満町長は、移転新築する計画の町図書館について具体的な規模や用地などを示した建設計画を、今年度末までに示したいとの考えを9日、明らかにしました。 これは、9日の町議会で議員の質問に答えたものです。 平澤町長は町の図書館について「残された任期の中で、具体的な方向付けをしたい」と答え、「用地取得、建設費合わせて、概算で10億円程度を見込んでいる」と答弁しました。 建設場所については、JA上伊那箕輪支所周辺の中心市街地や役場周辺などを軸に、そのほかの場所も含め検討をしていく計画です。また、財源については、費用の半分を国の補助金で、残りを財政調整基金の取り崩しや、起債などで対応していく計画だという事です。 平澤町長は「来年3月までに具体案を示し、パブリックコメントなどで町民の声をきいていきたい」としています。
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南箕輪村南部保育園 園庭用地取得へ
南箕輪村の南部保育園は、園児数の増加により園庭が狭くなっています。 そこで村は、保育園近くの畑およそ1300平方メートルを、新たな園庭用地として取得する計画です。 9日村が、議会に説明しました。 それによりますと、村が、取得を計画していのは、南部保育園南側の広さおよそ1300平方メートルの農地です。取得費用は、1,700万円で、現在開会している村議会9月定例会の最終日に、補正予算案として議会に提案するとしています。 村によりますと、南部保育園は、平成2年に園舎を全面改築しましたが、予想を上回るペースで入園希望者が増えていて、これまでに、4回増築工事をしているという事です。園舎の増築工事に伴い、園庭の面積は、平成2年と比べ、270平方メートル減少しています。 唐木一直村長は用地取得について「これからの状況を見据え、積極的に対応していきたい」と話していました。 南部保育園の園児数は、今年度末までに、定員150人に対し、149人になるという事です。
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塩見小屋基本設計 宿泊定員10人増に
伊那市は、平成26年度から27年度にかけ建て替えを計画している、南アルプス塩見岳山頂直下にある、塩見小屋の基本設計を9日明らかにしました。定員はこれまでの30人から10人増やし、40人とする計画です。 9日開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会で市側が議会に報告しました。 計画によりますと、現在、別々になっている、食堂棟と宿泊棟を一つにまとめます。また、小屋が閉まっている冬の間、避難所として使用しているテントに変えて、宿泊棟を新築します。 小屋の作りはそれぞれ、木造平屋建てで、延床面積は99平方メートルと、46平方メートルです。小屋の延床面積は現在の57平方メートルから、145平方メートルとなり、収容人数も30人から10人増え40人となります。 山小屋の建て替えは、平成26年度と27年度にかけ、行われ、工事期間中も塩見小屋の営業は継続するという事です。 市によりますと、今後、国など関係機関と協議を進め、今年度中に詳細設計を済ませる計画だという事です。
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東原工業団地にメガソーラー地鎮祭
東京に本社を置くケフィアグループの、かぶちゃんメガソーラー株式会社は、伊那市東春近の東原工業団地内に建設する太陽光発電施設の安全祈願と地鎮祭を、9日行いました。 ケフィアグループは県内15ヶ所で太陽光発電事業を展開する予定で、東原工業団地はそのうちの1ヶ所です。 事業主体はグループ会社のかぶちゃんメガソーラー株式会社です。 およそ1万2000平方メートルの敷地に太陽光パネルおよそ3500枚を設置する計画で、総事業費はおよそ3億円です。 1日の発電量は840キロワットで、およそ250世帯分の電力を賄えるということです。 関係者は「太陽光発電はクリーンなエネルギー、これからもっと増やしていきたい」と話していました。 かぶちゃんメガソーラー株式会社では、高遠町上山田と東春近木裏原の2ヶ所でも太陽光発電を計画しています。
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狼煙リレーで伊那谷がつながる
戦国時代に活用されていたとされる煙を使った通信手段「狼煙」をつなぐリレーが9日行われ、下伊那から箕輪までが狼煙でつながりました。 伊那市の西春近北小学校の校庭には地域住民50人ほどが集まりました。 午前9時半、西春近の物見や城から狼煙が上がると、ワラに火をつけ、狼煙台に点火しました。 戦国時代の武将、武田信玄は伊那谷に狼煙のルートをつくり、情報を伝達していたといわれています。 狼煙リレーはそのルートを再現しようと飯田・下伊那の公民館などでつくる武田信玄狼煙会が2008年から始めたもので、今年は下伊那の根羽村から箕輪町まで14市町村で行われました。 西春近自治協議会では地域の歴史を学び伝えていこうと3年前から狼煙リレーに参加しています。 7日は終点の箕輪町まで無事つながったということです。 狼煙リレーは山梨県までつなげることを目標にしているということです。
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中部日本吹奏楽コンクール高校部門県大会
第56回中部日本吹奏楽コンクールの県大会が8日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンクールは、長野や北陸、東海地域を対象におこなわれています。 県大会には、30人以下の小編成の部に13校、50人以下の大編成の部に11校が出場しました。 大編成の部に唯一上伊那からは伊那弥生ヶ丘高校が出場し、迫力ある演奏を披露していました。 本大会は、10月12日、静岡県浜松市で開かれる予定です。
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伊那市総合計画審議会がワークショップ
伊那市総合計画の平成26年度から30年度までの後期計画の策定を進めている審議会は、市政に関心をもってもらい計画に意見を反映させようと8日にワークショップを開きました。 高校生から70代まで50人が9つのテーブルに分かれて意見交換しました。 市民参加のまちづくりをテーマに経験・これから・新しいをキーワードにしました。 市民参加の経験、これから参画したい場、新しい参画の場のイメージを書き模造紙に貼っていきました。 伊那市総合計画審議会は、伊那文化会館館長の山北一司さんが会長を務め、25人の委員で後期計画の策定を進めています。 人口の減少が総合計画策定当初の見通しより早く進む中、東日本大震災やリニア新幹線など市を取り巻く社会情勢の変化を踏まえた内容を目指しています。 審議会は、市民の市政への関心を高め、出された意見を計画に反映させようと初めてワークショップを開きました。 審議会では、9月中に計画案をまとめ、10月に白鳥孝市長に答申する予定です。
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木下五郎さん 彫鍛金展
駒ヶ根市在住の金属造形作家で日展の評議員を務める木下五郎さんの彫鍛金展が8日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には日展などに出展した作品を中心に36点が飾られています。 この作品展は、木下さんが去年10月に「夢現幻」という作品を伊那市に寄贈したこと、第52回日本現代工芸美術展で「幽玄―相」という作品が文部科学大臣賞を受賞したことを記念して開かれたものです。 「幽玄」は4部作となっていて、会場にはそのうちの2つ「無」と「如」が展示されています。 幽玄には銅やアルミなどが使われていて、信州の森をモチーフにしているということです。 木下五郎彫鍛金展は来月14日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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伊那小6年礼組が御子柴艶三郎を熱演
伊那市の伊那小学校の6年礼組の児童は明治時代に私財を投じて荒井に水脈を見つけた御子柴艶三郎を描いた演劇を7日伊那文化会館で公演しました。 会場には保護者など130人ほどが訪れました。 伊那小学校6年礼組は4年生の時に御子柴艶三郎について勉強したことをきっかけに地域住民などに話を聞くなど調査をしてきました。 御子柴艶三郎について広く一般に伝えたいと自分たちで台本を書き学区内の5地区で公演を行っています。 今回の公演は伊那文化会館の25周年事業の一環として行われたものです。 物語は三部構成となっていて、今回はダイジェスト版を公演しました。 児童らは村のために水脈を見つけようとする艶三郎を熱演していました。 完全版は来年3月に伊那文化会館で卒業公演として上演されます。
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高遠城下まつり
高遠城下まつりが7日伊那市高遠町の中心市街地で行われ、訪れた人でにぎわいました。 まつりでは、中心部を通る国道361号が歩行者天国となり、ふるまい餅が配られました。 高遠城址公園近くで狼煙があがると高遠北小学校の児童による「孤軍高遠城」が披露されました。 孤軍高遠城は武田信玄の五男・仁科五郎と織田軍との戦いを表現した舞です。 4年生から6年生までの33人が、夏休み前から練習をしてきたという舞を披露しました。 ステージが設けられたおまつり広場では、高遠太鼓保存会と高遠中学校による高遠太鼓などが披露されました。 本通りには飲食の露店も並び、多くの人でにぎわっていました。
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絵島の法要
江戸時代、伊那市高遠に流され生涯を終えた大奥の女中「絵島」を偲ぶ法要が7日蓮華寺で行われました。 今年で273回目となる法要には30人ほどが参列し、蓮華寺にある絵島の墓に花を手向けました。 絵島は7代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。 絵島は、幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流され、一生を終えました。 絵島の恋仲と言われる歌舞伎役者の生島は東京都三宅島に流されました。 法要には、絵島・生島の縁で友好提携をしている三宅島から櫻田昭正三宅 村長も参列しました。 参列した人たちは、絵島を偲び、冥福を祈っていました。
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どろカップ2013IN伊那
どろんこサッカーの全国大会「どろカップ2013IN伊那」が7日、伊那市役所東側の休耕田で開かれました。 どろカップは、地域振興とスポーツ振興地としての知名度向上を目的に、伊那商工会議所青年部が毎年開いているもので、今年で7回目です。 今年は、地元を中心に遠くは関東や関西などからも参加があり、1日開催では最多の50チームとなりました。 大会では、5チームごとの予選リーグ戦を戦い、上位2チームが決勝トーナメントへと進めます。 仮装賞もあり、中にはアニメのキャラクターを真似たお揃い衣装を着て試合に挑んでいるチームもありました。 大会の結果、宮田村のMACSALTOユースBが優勝しました。
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向山公人会頭 今年10月限りで会頭退任
伊那商工会議所の向山公人会頭は、今年10月末の任期限りで会頭を退任すると、7日、発表しました。 後任については、10月24日の臨時議員総会で選出されることになっています。 7日は、マスコミを対象にした記者会見が伊那ケーブルテレビで開かれ、商工会議所の会頭を退任すると発表しました。 向山会頭は、平成16年に登内英夫さんの後任として会頭に就任し、3期9年務めました。 任期中は、商店などの売り上げ向上の起爆剤として伊那市商工会やJA上伊那と連携して3回にわたり延べ7億円分のプレミアム商品券を発行しました。 他に、地産地消の人材育成を目標に掲げ、県工科短期大学の上伊那への設置を求めるなど誘致活動に務めました。 向山会頭は、商店街の店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会を中心に、地域経済が活性化していくことを期待していると話します。 後任については、商工会議所内に設置された次期会頭選考委員会で検討し、10月24日の臨時議員総会で決まるということです。
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信州大学公開講座 土砂災害抑制方法を学ぶ
森林を活用した土砂災害抑制方法を考える信州大学農学部の今年度の公開講座が、7日、開かれました。 講座には、高校生1人を含む住民17人が出席しました。 信州大学では、地域や一般の人に大学でどの様な授業が行われているのかを理解してもらおうと、毎年公開講座を開いています。 今回は、深層崩壊をはじめとする土砂災害が全国各地で発生していることから、その実態やメカニズムについて、森林科学科の平松晋也教授が話をしました。 このうち、砂防えん堤の効果についての実験では、小型の水路模型を使って土石流を発生させ、砂防えん堤の効果の違いをみました。 平松教授は「土砂と水を分離することができれば、土砂災害を防ぐことができる」と説明しました。 信州大学農学部では、大学の研究の成果を普及する手段として今後も公開講座を開くとしています。
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西駒遭難に学ぶもの 座談会
上伊那教育会は、「西駒遭難に学ぶもの」をテーマにした座談会を7日、伊那市のいなっせで開きました。 座談会には、上伊那地域の小中学校の教諭や一般などおよそ50人が集まりました。 大正2年8月に中箕輪尋常高等小学校の生徒ら11人が死亡した駒ヶ岳遭難から今年で100年周年を迎えることから、上伊那教育会では企画展や記念登山など5つの事業を計画しました。 座談会もそのうちの1つです。 7日は、遭難事故について詳しい5人が、生徒と共に命を落とした赤羽長重校長の人柄や、事故が社会に与えた影響などについて意見を交わしました。 上伊那教育会では、「駒ヶ岳遭難を教訓に安全な登山を考えると共に、学校登山と教育の在り方について考えていきたい」と話していました。
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天竜川河川敷 西春近自治協整備を検討
天竜川河川敷に生えた樹木を伐採するなどの整備を行ってきた伊那市西春近自治協議会は、河川敷の活用について検討を進めています。 5日は、西春近自治協議会の役員や伊那市・天竜川上流河川事務所の職員など40人ほどが、河川敷・3万7千平方メートルの草刈作業を行いました。 天竜川の河川敷の樹木が大きくなり、大水のときに心配だとの区民からの声を受けて、西春近自治協議会では、平成17年から、河川内の樹木を伐採するなどの活動を行なってきました。 そうした活動があり、河川敷の面積も広いことから、国土交通省が、今年5月の水防訓練で活用するため一帯を整備しました。 整備後の跡地利用については、西春近自治協議会に委ねられ、現在検討中となっていますが、このまま放置していては、元の状態に戻ってしまうとして、5日、草刈作業が行われました。 河川敷は、防災上の観点から、建造物を作れないなどの制限がありますが、協議会では、レクリエーションや憩いの場として、跡地利用を検討していく考えです。
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秋の気配 スズムシ人気
JA上伊那箕輪町支所で、5日、スズムシの無料配布が行われ、秋を求める人たちが次々に支所に訪れていました。 配布は支所の営業開始となる午前8時半から行われスズムシを目当てに次々に訪れていました。 スズムシの無料配布は、箕輪町支所が独自に毎年行っているもので、5年ほどになります。 箕輪町支所管内の組合員が育てているもので、例年と同じ1000匹、200人分が用意されました。 一つの籠に4匹入っていて、支所内には涼しげな鳴き声が響いていました。 オスとメスの両方が入っていないと鳴かないということで、訪れたひとは中身を吟味して、籠を受け取っていました。 スズムシの配布は今年も好評で、午前中にはほぼ終了したということです。
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松寿荘 20周年
南箕輪村社会福祉協議会が運営する松寿荘のデイサービス20周年記念式典が5日から3日間行われました。 ひとりでも多くのデイサービスの利用者と20周年を祝おうと、式典は3日間行われました。 松寿荘は、1993年に高齢者の生きがい、介護予防拠点施設として南箕輪村が開設しました。 現在は、村社協が介護保険事業所に位置づけて運営しています。 定員39人の通所主体の各種サービスを提供していて、100人ほどが利用登録しています。 6日に来賓として出席した唐木一直村長は、「福祉担当課長だった時代に建設した思いいれがある施設。村の福祉の原点がここにある」とあいさつしました。 式典では、デイサービスを利用して10年以上の24人と20年以上の5人に表彰状が手渡されます。 松寿荘では、今後もサービスの向上につとめていきたいとしています。