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七夕伝統「さんよりこより」
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県で7日、月遅れの七夕行事「さんよりこより」が行われました。 さんよりこよりは、洪水を起こす「疫病神」に扮した大人を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。 およそ590年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が始まりとされていて、毎年8月7日に行われています。 集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」という意味の、「さんよりこより」を唱えます。 3周回った後、手にしている七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。 美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、御神体を対岸の桜井天伯社へと移します。 この時、ご神体を乗せた神輿を3回くぐると、今年1年、健康で過ごせ、妊婦は安産すると言い伝えられていて、集まった子供たちは、かがみながら境内に置かれた神輿の下をくぐっていました。
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暑い立秋 ながた荘で鈴虫涼しげに
7日は二十四節気の一つ立秋。暦の上では秋となりました。箕輪町のながた荘には涼しさを感じさせる鈴虫の鳴き声がロビーに響いています 立秋のこの日、伊那地域の最高気温は33.4度となり8月に入り5日目の真夏日となりました。 箕輪町のながた荘周辺ではセミの声が響いていました。 しかし、ながた荘の中に入ると一転して秋を感じさせる鈴虫の鳴き声が聞こえてきます。 鈴虫は、東京の男性が7月初めにながた荘を訪れた際、置いていったものです。 この男性は20年ほど前に、ながた荘を訪れたとき従業員にスズムシの飼い方を教わり、それ以降自宅で卵から育てるようになったといいます。 東京では、長野より成虫になるのが早いことから一足先に秋の音色を楽しんでもらおうと毎年ながた荘を訪れスズムシを置いていくようになったということです。 鈴虫は、9月上旬まで楽しめるという事です
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箕輪町まちづくり基本条例の策定に向け委員会発足
箕輪町は、自治体運営の基本事項を定める自治基本条例「箕輪町まちづくり基本条例」の策定に向けた委員会を7日発足させました。 7日は、箕輪町役場で初めての会議が開かれ、関係団体から8人が出席しました。 委員長には箕輪町区長会の唐澤荘介さんが選ばれました。 自治基本条例は、住民自治に基づく街づくりや自治体運営の基本的事項を定めるもので、自治体運営における最上位の条例として位置づけられるものです。 箕輪町によりますと、県内では、飯田市や駒ヶ根市など8つの自治体で制定されているということです。 委員会では、条例の内容や素案について検討をし、平澤豊満箕輪町長に報告します。 平澤町長は、「自治基本条例の制定は念願だった。活発な議論のもと素晴らしい条例の策定をお願いしたい」とあいさつしました。 委員会では、今年度中の策定を目標に検討を進めていくとしています。
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県が上伊那地域8市町村を「消防広域化重点地域」に指定
長野県は7日、上伊那地域8市町村を「消防広域化重点地域」に指定しました。重点地域に指定されたのは、県内で上伊那地域のみで、全国でも初めてだということです。 指定は、自主的な市町村の広域化を推進するためもので、施設整備などに国の財政支援が重点的に受けられるようになります。 上伊那地域は、伊那消防組合、伊南行政組合が上伊那消防広域化協議会を設置し、平成27年4月の本部一本化を目指しています。 今回の指定で、国からの情報提供や、関係市町村間の調整、広域消防運営計画の作成に関する県からの助言が受けられます。 県によりますと、指定は、県内では上伊那地域のみ、全国でも初めてだという事です。
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台湾の小学生が高遠小で人形劇披露
台湾の小学生でつくる人形劇団が7日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ、人形劇を披露しました。 高遠小学校を訪れたのは、台湾の平等国民小学校の児童でつくる人形劇団のメンバー15人です。 子供達は、飯田市で開かれている人形劇のイベントに参加する為に来日しています。 300年以上の歴史を持つ、台湾の伝統的な人形劇「布袋戯(プータイシー)」と呼びます。子供達は、木と布で出来た、大きさ30センチほどの人形を使い、劇を披露しました。 今回の伊那市での上演は、台湾の教育の礎を築いた、東京芸術大学の初代学長伊澤修二と、その弟伊澤多喜男の出身地である伊那市と、台湾の民間レベルでの交流を深めようと、伊那市の住民有志のグループが企画しました。 このグループでは、「小学生から大人まで幅広い年代を巻き込み、交流をおこなっていきたい」としています。 台湾の子どもたちは明日、伊澤修二ゆかりの地などを見学し、9日にいいだ人形劇フェスタに出演する予定です。
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酒井一さん木工作品制作
伊那市西春近の酒井一さんが、9月に開かれる井上井月の「千両千両井月さんまつり」に向けて、木工作品を制作しています。 大工をしている酒井さんは、30年ほど前に、新築の家を建てる時に余った木材で表札を作ったのがきっかけで木工作品を作るようになりました。 この日は、9月に行われる井月さん祭りで展示販売する作品を作りました。 作品は、ひょうたんや自転車をかたどったものなど、60点ほど出品する予定です。
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反核・反戦・平和のつどい
県教職員組合上伊那支部は、「反核・反戦・平和のつどい」を今日、伊那市のいなっせで開きました。 平和のつどいには、県教職員などおよそ50人が集まりました。 戦争体験者で辰野町在住の岩波昭夫さんと、辰野町の有線放送で16年間にわたり戦争体験に関する番組に携わった渡辺美江さんが講師を務めました。 このうち岩波さんは、海軍航空隊に配属され戦闘機を操縦していた当時の様子について話をしました。 他に、西箕輪小学校の4年生と6年生の合わせて5人が1学期に取り組んだ戦争や原爆についての学習のまとめを発表しました。 平和のつどいでは、「すべての戦争に反対し、教え子を再び戦場に送るな」とするアピール文が採択されました。
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広島に原爆が投下されてから68年 平和を願う
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから68年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった人たちが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で27回目です。 原爆の火が灯されている丸山公園の平和の塔の前にはおよそ60人が集まりました。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「戦争体験を語れる人が少なくなっている。歴史は語り継がなければ消えてしまう。平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
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六道地蔵尊で縁日
亡くなった霊を迎える六道地蔵尊縁日が6日、伊那市美篶の六道の杜で行われました。 毎年お盆前の8月6日に、この御堂にお地蔵様を祀り、早朝から先祖供養や新盆の家の人達が仏様を迎える六道地蔵尊縁日が行われています。 毎年、美篶上川手と下川手の老人クラブがこの行事を持ち回りで担当しています。 縁日は午前0時から夜通しで行われていて六道地蔵は年に一度だけ公開されます。 六道地蔵は平安時代に平清盛が全国に作らせた六つの地蔵のうちの一つという言い伝えがあります。 朝4時過ぎ、地元住民が訪れ、六道の杜の松の穂が入ったお札を購入し地蔵に手を合わせていました。 松の穂に亡くなった人の精霊を乗せ、仏壇に供え迎えるということです。 今年はおよそ1500人が六道の杜を訪れたということです。
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大芝でメロンの出荷始まる
南箕輪村大芝の水耕ハウスではメロンの出荷が始まっています。 生産組合のハウスでは秋から初夏にかけていちごを、今の時期はメロンを栽培しています。 今年は春先の寒さで出荷の遅れが心配されていましたが、6月以降の暑さで玉伸びもよく糖度も高いということです。 栽培しているのは皮にネットがかかるアールスメロンという品種です。 8つのハウス80アールのうち10アールほどで栽培していて、今年は例年並みの1500玉の出荷を見込んでいます。 収穫したメロンは、丁寧に磨いて重さを量り箱詰めされます。 このメロンは、南箕輪村の直売所やJA上伊那のファーマーズあじ~いななどで1玉1000円から販売しています。 メロンの出荷はこれからお盆にかけてピークを迎え、8月下旬頃まで行われることになっています。
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中南信の高校生が一日看護体験
中南信の高校生が7月29日、伊那市の伊那中央病院で一日看護体験をしました。 この日は、上伊那地域を中心とした6校から36人が伊那中央病院を訪れ、4人ずつ各病棟に分かれて看護体験を行いました。 これは、高校卒業後の進路を考える上で、参考にしてもらおうと行われたものです。 産婦人科病棟では、生まれて間もない新生児を抱いて、看護師からお産や出産後の話などを聞いていました。 脳卒中センターでは、看護師に教わりながら、患者の手を洗う体験をしました。 伊那中央病院では、「体験を通して将来医療の仕事に関わる生徒がいてくれれば嬉しい」と話していました。
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べとリンピック~2013夏の陣~
泥の中でスポーツを楽しむ「べとリンピック2013夏の陣」が4日、南箕輪村田畑の田んぼで開かれました。 4日は、上伊那から子どもと大人合わせておよそ100人が参加しました。 べとリンピックは、NPO法人南箕輪わくわくクラブなどが主催したもので、今回で13回目です。 今日行われた競技のうち、べとバレーボールには、4チームが参加し、泥の中でバレーボールを楽しんでいました。 わくわくクラブでは、「自然の中で泥に親しむことで、地元に愛着をもってもらいたい」と話していました。
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泥の中でスポーツ楽しむ「べとリンピック」
泥の中でスポーツを楽しむ「べとリンピック2013夏の陣」が4日、南箕輪村田畑の田んぼで開かれました。 この日は、上伊那から子どもと大人合わせておよそ100人が参加しました。 べとリンピックは、NPO法人南箕輪わくわくクラブなどが主催したもので、今回で13回目です。 この日に行われた競技のうち、べとバレーボールには、4チームが参加し、泥の中でバレーボールを楽しんでいました。 わくわくクラブでは、「自然の中で泥に親しむことで、地元に愛着をもってもらいたい」と話していました。
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幼保小連携プロジェクト研修会
小学校と保育園が連携して魅力的な教育を推進する「幼保小連携プログラム」研修会が、5日伊那市の東春近中央保育園で開かれました。 この日は市内の小学校教諭と保育士およそ50人が東春近中央保育園で園児が外で遊ぶ様子を見学しました。 「幼保小連携プログラム」は、保育園児が学ぶ力を育み、入学後、スムーズに学校生活に移行できるように保育士と小学校教諭が協力して取り組んでいるものです。 見学のあとに行われた意見発表会で保育士は、「子どもが自分で考えて行動できるようになるには子ども同士の繋がりが大切。その手助けになるように積極的に声かけをしていきたい」と話していました。 教諭は「保育園での学びを土台にして小学校でもやる気を引き出せるように取り組みたい」と話していました。
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熱気溢れた伊那まつり
第41回伊那まつりが3日と4日に開かれました。 市民おどりには88団体およそ6,500人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「翔(はばたけ)」をテーマに行われ、3日の市民おどりでは、88団体およそ6,500人が熱気あふれる踊りを披露しました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、去年に引き続きコンテストも行われ、22団体が優秀賞に選ばれました。 4日は、伊那市役所周辺で花火大会が開かれました。 花火大会には、73番組、およそ4,000発の花火が、打ち上げられました。 フィナーレを飾った音楽花火では、音楽に合わせ、色とりどりの花火が打ち上げられ、今年の第41回伊那まつりを締めくくりました。
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富県小児童に自転車指導員証
伊那市の富県小学校の自転車クラブは、7月5日に長野市で開かれた県大会で団体6位入賞、個人では、6年の六波羅陽平君が4位と健闘しました。 7月26日には、全校児童の前でクラブ長で個人4位の六波羅君に賞状が伝達されました。 自転車クラブには、4年生から6年生までの13人がいます。 県大会に出場した4人には、県警本部長と県交通安全協会長連名の自転車指導員証が、ほかのクラブ員には、伊那警察署長と伊那交通安全協会長連名の指導員証が贈られました。 クラブ長の六波羅君は、「これから夏休みになるので、自転車に乗るときには注意をして事故にあわないようにしてほしい」と話していました。
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リニア工事の発生土950万立方メートル
上伊那地域リニア中央新幹線県・市町村連絡会議が5日伊那市のいなっせで開かれ、県内のリニアトンネル工事などで発生する土の量は概算で950万立方メートルになることが報告されました。 会議には、JR東海のほか県、市町村の担当者など20人が出席しました。 JR東海の説明によりますとリニアのトンネル工事などで県内で発生する土の量は、 東京ドームの容積の7.6倍に相当する950万立方メートルとしています。 これを受け県では上伊那、飯伊、木曽の各広域単位で設置している建設発生土活用ワーキンググループに国土交通省の出先機関やJR東海を加え、搬出路対策や住民生活への影響対策などについて具体的な検討に入りたいとしています。 JR東海では今年秋に、発生する土の詳細などについて記した環境影響評価準備書を公表することにしていてその活用については公共事業などを考えているということです。
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南箕輪村役場職員定数10人増へ
南箕輪村は人口増加にともない役場職員の業務が増しているとして職員の定数を10人増とする条例改正案を村議会9月定例会に提出します。 これは5日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 条例で定められた村の職員数は、141人で今年7月1日現在、派遣を除き139人となっています。 条例改正案では保育士5人を含む職員数10人増の151人としています。 村職員は35歳から44歳までの職員が全体の46%を占めていて20年後には大幅な減少が見込まれることから計画的な採用を実施していきたいとしています。 村全協では他に有害鳥獣からの農作物などの被害防止や村猟友会の会員減少を抑えることを目的とした村鳥獣被害対策実施隊設置と子ども子育て支援事業の策定を行う審議会設置の条例改正案が報告されました。 これらは村議会9月定例会に提出されます。
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地蜂少なく愛好者から困惑の声
蜂追いの文化が伝わる伊那地域ですが今年はその数が少なく伊那市地蜂愛好会では、毎年恒例の蜂追い大会を中止しました。 会員からは減少傾向は数年続くのではないかという困惑の声が上がっています。 伊那市地蜂愛好会会員の小木曽大吉さん。 長年会長を務めていた小木曽さんは蜂追い文化の継承に尽力しています。 自宅の庭には巣箱が並びレバーなどエサを与え大事に育てています。 小木曽さんによりますと今年は蜂が少ないことから会員らは県外まで足を伸ばし採りに行くなど苦労しているということです。 蜂追いは目印となる綿をつけて飛び立たせその後を追いかけ巣を探すものです。 それにより見つけた巣を持ち帰りその蜂を食べるもので、伊那谷の食文化として継承されています。 小木曽さんによりますと3キロの巣を作るために、20キロから30キロのエサが必要になるということでエサ不足についても心配しています。 伊那市地蜂愛好会では、蜂追い文化を継承するためにもその数を増やすための取り組みを行いたいとしています。
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西春近南小学童クラブに被災地のひまわり咲く
伊那市の西春近南小学校の学童クラブの敷地に、東日本大震災の被災地のひまわりが咲きました。 敷地には、子ども達が種を蒔いたひまわりが咲いています。 種は、震災の被災地、宮城県石巻市の大川小学校と、岩手県大船渡市吉浜中学校の2箇所から届きました。 子どもたちは自分が種を蒔いたひまわりに毎日水やりをするなどして育ててきました。 学童クラブでは現在、夏休みを迎えた子供たちが、勉強するなどして日中を過ごしています。 1日は小雨が降っていたので建物の中から、ひまわりの絵を描きました。 種が届いたのは、学童クラブに通う3年生の赤羽 希さんが、一冊の本に出会ったことがきっかけです。 宮城県の大川小学校でわが子をなくしたお母さんたちが、ひまわりを育てる実話、「ひまわりのおか」。 希さんは、本を読んでから千羽鶴を折り始めました。 学童クラブのみんなも手伝って完成した千羽鶴は、岩手県の吉浜小学校に届けられました。 そのお礼に、学童クラブにひまわりの種が届けられました。 また、インターネットで、希さんの思いを知った「ひまわりのおか」のお母さんから、希さんの自宅に種が届きました。 希さんは、その種を自宅に蒔いたほか学童クラブに届けました。 担任に頼んで、学校の敷地にも蒔いてもらいました。 希さんは「被災地から種が届いたから、きれいに咲いて欲しいと思った。種が採れたら、友達にも配って、いろんなところできれいに咲いて欲しい」と話しています。
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伊那まつり パーク&ライド呼びかけ
第41回伊那まつりは、3日に市民おどり、4日花火大会の日程で行われます。 まつりを直前にひかえ、2日は、関係者が準備に追われていました。 3日は、午後5時30分から市民おどり、4日は、午後7時30分から花火大会が予定されています。 伊那ケーブルテレビでは、市民おどり、花火大会とも生中継でお伝えします。 なお、2日目の遊ingビレッジと花火大会では、今回会場周辺に駐車場を設けず郊外に駐車して公共交通機関により来場者を会場に誘導する「パークアンドライド」方式を初めて採用します。 会場となる市役所周辺の交通渋滞を緩和させる目的です。 市街地循環バスイーナちゃんバスやシャトルバスを10分から15分間隔で運行します。 郊外の駐車場は、上の原のNEC長野北側駐車場に1,200台、伊那勤労者福祉センター体育館駐車場に400台となっています。
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県自動車販売店協会 伊那市と辰野町に防犯グッズ寄贈
交通事故の防止対策に役立ててもらおうと、一般社団法人県自動車販売店協会が伊那市と辰野町に防犯ベストと懐中電灯を寄贈しました。 7月24日は、県自動車販売店協会の宇都宮保理事長が伊那警察署を訪れ、伊那防犯協会連合会会長の白鳥孝市長と辰野町防犯協会連合会会長の矢ヶ崎克彦町長に目録を手渡しました。 寄贈されたのは、LEDライト付き防犯ベスト100着と懐中電灯100個です。 防犯ベストはボタンを押すとLEDライトがつき、懐中電灯は警報音が鳴るように作られています。 伊那市に70セット、辰野町に30セットずつ寄贈されました。 県自動車販売店協会は、29社が加盟していて、寄贈は平成21年から県内の各市町村を対象に行っています。 白鳥会長は「朝晩の見守り隊やボランティア活動で、しっかりと活用し地域の安全に努めたい」と話していました。 ベストと懐中電灯は伊那市と辰野町のほか、佐久市にも寄贈されたということです。
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新宿区民が手良で農業体験
東京都新宿区民が、伊那まつりにあわせて、伊那市を訪れています。区民は手良野口で、農業体験や里山散策などを楽しんでいます。 新宿から訪れたのは、2歳から70代までの35人です。 伊那市と新宿区が友好都市として交流していることから、3年前から行われています。 2日は、手良野口に残る遺跡・八十八観音を見たり、ジャガイモ掘りを楽しみました。 ジャガイモ掘りでは、子ども達が、採れたイモを袋いっぱいに詰めていました。 この新宿区友好都市交流は、人気のプログラムで、定員の倍の70人の応募があり抽選が行われました。 リピーターの申込みも多いということです。 受け入れている手良野口地区では、将来的には、農家民泊の受け入れや、Iターンによる人口増加など地域活性化につなげていきたいとしています。 新宿区民は、3日、トマト狩りなどをし、伊那まつりにも参加するということです。
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県伊那技専で見学会
機械加工や情報処理技術などの職業訓練をしている南箕輪村の伊那技術専門校で2日見学会が開かれました。 見学会には、来年春に卒業を控える高校生ら5人が訪れ、説明を聞いたり、校内を見学しました。 伊那技術専門校は、高卒者など若年層を中心とした技術の習得や離・転職者の就職支援、在職者のスキルアップを行う県の施設です。 2年制のメカトロニクス科と情報システム科、6ヶ月の機械科があります。 来年度の募集定員は、メカトロニクス科20人、情報システム科が10人、機械科は、4月入校10人、10月入校10人となっています。 見学者のうち3人の高校3年生は、興味深そうに見学していました。 上伊那地域の工業出荷額は、県内3位でものづくりの集積地です。 伊那技術専門校の在職者対象の6か月の機械科は特に企業側からのニーズが高いということです。
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島﨑洋路さんの講演会
「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞した、伊那市の島崎洋路さんの講演会が1日、いなっせで開かれました。 講演は伊那市や上伊那地方事務所などが主催したもので、林業関係者や信州大学農学部の学生など、およそ80人が話を聞きました。 島崎さんは元信州大学教授で、長年森林整備について研究をしてきました。 今年5月には公益社団法人国土緑化推進機構が、顕著な功績があった人に送る、「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞しました。 1日はこれまで取り組んできた森林の整備方法などの話をしました。 島崎さんは「森林整備は結果が出るまで長い年月が必要だが、素人でも細い木を斜面に沿って列状に間伐する「列状間伐法」や、残す木に最初から印をつけて間伐する「保残木マーク法」で整備した山は確実に元気になる」と話しました。
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せせらぎ子ども広場スタート
伊那市社会福祉協議会は伊那市西春近の上島せせらぎ館を開放して子供たちの遊び場にする「せせらぎ子ども広場」を24日スタートさせました。 初日の24日は伊那市西春近小出島の上島地区の小学6年生までの子供20人ほどが集まり、謬乳パックを使ったトンボを作りました。 伊那市社協では違う年齢の友達と外で遊ぶ機会が減った子ども達が地域の人たちの中で自由に遊ぶ場所を作ろうと「遊び場発掘プロジェクト」をこれから進めていきます。 今回、小出島社協が呼びかけに応じ、モデル事業としてせせらぎ子ども広場をスタートさせました。 地区社協や地域ボランティアが見守る中、子どもたちは遊んだり、勉強をするなど自由に過ごすことができます。 せせらぎ子ども広場は、毎週水曜日と毎月第2、第4土曜日に上島せせらぎ館で開かれます。
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南中生徒が被災地へ出発
南箕輪村の南箕輪中学校の生徒有志は、1日朝、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町でボランティア活動をするため、現地に向け出発しました。 午前6時。中学校前には、被災地に向かう生徒や見送りの保護者の姿が見られました。 南箕輪中の生徒は、1日から、2泊3日の日程で、宮城県南三陸町でボランティア活動を行ないます。 学校が、生徒に参加を呼びかけたところ、70人を超える希望者があり、抽選で41人が決まりました。 交通費や宿泊費は、村が補助します。 去年の南箕輪中の文化祭では南三陸町で住民に避難を呼びかけ続け津波の犠牲となった役場の女性職員を追悼するための歌「あなたへ」を全校合唱しました。 この曲を歌い被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターうーみさんのCDジャケットに、南箕輪中学校の文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で被災地と交流が始まりました。 南箕輪中の生徒の合唱は、去年、南三陸町の仮設住宅にすむ人たちのコンサート会場でも流れました。 50年以上続く伝統行事「落ち穂拾い」で集めた米も被災地に送りました。 こうしたつながりから、今回、南三陸町を訪れ、ボランティア活動をすることになりました。 1日朝、現地に向かうバスには、被災地に届ける野菜などのほか、ボランティアに使う草取り鎌も乗せられていました。 現地に問い合わせたところ仮設住宅の草取りをして欲しいとの要望があったからです。 被災地には、メッセージカードや花の種も届けます。 生徒達は、出発式を行い、代表の生徒が「中学生としてできることをやりましょう」と話していました。 生徒達を乗せたバスは、600キロはなれた南三陸町へと出発しました。 生徒達は、南三陸町でボランティア活動や、現地の人々と交流し、3日に村に帰る予定です。
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サイバー犯罪で伊那の男 書類送致
伊那警察署と県警察本部サイバー犯罪対策室は1日、著作権法違反などの容疑で伊那市の男を長野地検伊那支部へ書類送致しました。 伊那警察署の発表によりますと書類送致された男は、伊那市の33歳の会社員で著作権法違反および私電磁的記録不正作出・同共用の疑いです。 ファイル共有ソフト「Share」を使ってテレビ番組をインターネット上に流し著作権を侵害したほかパソコンでB-CASカードを不正に改変し有料放送を視聴していたものです。 サイバー犯罪対策室がサイバーパトロール中に発見しました。 調べに対し男は容疑を認めているということです。
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伊那中央ロータリークラブ たかずやの里にテレビ寄贈
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築に伴い、新しい施設の備品として役立ててもらおうと、伊那中央ロータリークラブは、7月25日、液晶テレビを寄贈しました。 この日は、池田幸平会長ら6人がたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に目録を手渡しました。 贈られたのは、22万円相当の52インチの液晶テレビです。 テレビは、今の施設の食堂に設置され、新しい施設でも活用するということです。 池田会長は、「いろいろ活用してもらい、勉強にも役立ててください」と話していました。
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「親子自然体験塾」で「まが玉」作り
夏休みを利用して親子で体験学習をする、箕輪町の「親子自然体験塾」が1日から始まり、参加者が古代の首飾り「まが玉」を作りました。 初日の1日は、箕輪町郷土博物館を会場に、古代の首飾り、まが玉作りが行われました。 子ども達は、柔らかくて削りやすい高麗石に鉛筆で形を描き、ブロックを使って削っていきました。 親子自然体験塾は、郷土博物館、図書館、公民館の3館連携事業として行われているもので、3日間連続で行うのは、今年が初めてです。 この日は、町内から約70人の親子が参加しました。 箕輪町では、長岡にある古墳から琥珀で作られたまが玉が、イヤリングや腕輪などの装飾品と共に発掘されています。 博物館では、地元で発掘された文化財にも興味を持ってもらおうと、今回の講座を企画しました。 親子自然体験塾は、3日まで開かれていて、あすは箕輪町図書館で紙粘土工作、3日(土)は、箕輪町公民館で料理教室などが計画されています。