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日本ジオパーク南アルプス大会実行委 初会合
日本ジオパーク南アルプス大会実行委員会の初会合が10日伊那市役所で開かれ大会の実施計画が示されました。 会合には長野県のほか、伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村などからおよそ20人が出席しました。 ジオパークは貴重な地質がある自然公園で大会はその魅力を発信して地域振興を図ろうと開かれます。 実施日は9月27日から30日の4日間で伊那文化会館をメイン会場に開かれ延べ2900人が参加する見込みです。 大会ではシンポジウムのほか4市町村の中央構造線などを巡るジオツアーのほか北沢峠から仙丈ケ岳へ登るツアーも計画されています。 2回目の実行委員会は4月に開かれるほか部会ごとにわかれて実施内容の詳細をつめていくことにしています。
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村全協 南部小学校2学級増で増築
南箕輪村は0歳から6歳児の人口増加に伴い、南部小学校の教室棟と職員室wを増築する事を決めました。 これは10日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 村教育委員会は、現在、村内の0歳から6歳児の人数から推測し、平成31年度には児童数増加により、南部小学校では全学年で11学級になることが考えられ増築を決めました。 南部小学校は全学年で9学級となっていて、空き教室がない状態です。 教室棟は現在の建物東側に、延床面積およそ328平方メートル、鉄筋コンクリート、一部鉄骨造りの2階建てになります。 費用はおよそ1億円となっています。 児童数増加に伴い、職員室の増築も行われます。 職員室は延床面積およそ22平方メートル、鉄筋コンクリート1階建てとなり、費用はおよそ800万円となっています。
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南箕輪村で900戸が停電 1時間で復旧
10日午後2時半頃、南箕輪村のおよそ900戸で停電が発生しました。 停電は、発生から1時間後の午後3時半に復旧しました。 停電があったのは南箕輪村南殿全域と、北殿、大泉、北原の一部、およそ900戸です。 この停電の影響で、南箕輪村役場では一部の業務に支障が出ていました。 この停電は発生から一時間後の午後3時25分に全戸で復旧しました。 中部電力伊那営業所によりますと、北原で電線と電柱が接触した為、変電所で自動的に電気の供給を止め、停電が発生したということです。 電線と電柱が接触した原因について、中部電力伊那営業所が調査中です。
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信州農村歌舞伎祭 3団体が公演
伊那谷や木曽谷の農村歌舞伎が一堂に会する信州農村歌舞伎祭が9日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 9日は伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会、下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、木曽郡南木曽町の田立こども歌舞伎の3団体が公演しました。 このうち中尾歌舞伎保存会は、「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」を演じました。 源義経の正室「卿の君」の首を討てといわれた弁慶が、自分の娘の首を身代わりとして差し出す悲劇です。 信州農村歌舞伎祭は、伝統芸能の発表の場を設け、地域を元気づけようと伊那文化会館が開いているもので、今年で8回目です。 また9日は、伊那文化会館が地域で芸術活動を行っている個人や団体に賞を贈る「伊那文と共に地域のがんばる団体応援賞」の表彰式も行われ、8団体に賞状が贈られました。
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フルートの澄んだ音色響く
フルート愛好家でつくる、伊那フルートアンサンブルのコンサートが9日、伊那市のいなっせで開かれました。 伊那フルートアンサンブルによるコンサートは毎年この時期に開かれていて今年で11回目です。 メンバーは男女合わせておよそ20人でコンサートでは数人のグループに別れて演奏していました。 コンサートではクラシックなど12曲が演奏され澄んだ音色が会場に響いていました。
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新山保育園 園児受け入れ準備
今年4月からの再開が正式に決まった新山保育園で9日地域住民や保護者が再会に向け園児の受け入れ準備をしました。 9日は、保育園の再開に向けて活動してきた新山保育園・小学校を考える会のメンバーや来年保育園に子供を通わせる保護者が作業を行いました。 園舎の扉や窓のガラス部分に、飛散防止フィルムを貼り付けていました。 フィルムは市から支給され、作業にあたった人たちは、ガラス部分のサイズに切り分け、一枚一枚丁寧に貼っていました。 考える会では、園児たちを花の咲く園舎で迎えようと、パンジーとビオラの苗植えを来月、行う予定です。
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大雪 交通への影響今日も
大雪となった上伊那地域。観測所のある飯田市では降り始めからの降雪量が33センチと2月では最も多くなりました。 この雪の影響で9日も飯田線は終日運転を見合わせるなど交通への影響が出ています。 発達中の低気圧の影響で上伊那地域は8日の朝から雪となりました。伊那消防署によりますと伊那市の降雪量は29センチだったという事です。 今回の大雪により中央自動車道は午後5時現在諏訪インターチェンジと高井戸インターチェンジの間が上下線通行止めとなっていて、新宿行きの高速バスは終日運休となりした。 また、JR東海は除雪作業の為、飯田線の運転を終日見合わせています。 大雪から一夜明けた9日は市民が雪かきに追われていました。 警察と消防とによりますと除雪中の事故で8日に1人が死亡、9日に1人が病院に運ばれたという事です。またスリップ事故も相次いで発生していて、警察では注意を呼び掛けています。 気象台では、積雪の多かった傾斜地のなだれや屋根からの落雪に注意するよう呼びかけています
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ポレポレの丘でそり滑り
子供達には恵みの雪となったようです。 伊那市高遠町のポレポレの丘で親子40人あまりがそり滑りを楽しんでいました。 そり滑りは、自然の中で子どもたちが工夫して遊び場を作る「プレーパーク」の一環で開かれました。企画したのは住民有志でつくる「チームポレポレ」です。このグループは、毎月、ポレポレの丘でプレーパークを開催しているほか、この場所を使ったイベントを企画しています。 そり滑りは、今回が2回目で冬の自然を楽しんでもらおうと行われました。 子どもたちはそりに乗ると斜面を一気に、滑り降りていました。 代表の宇野俊輔さんは、「ポレポレの丘が一年をとおして自然を楽しめる場所である事を多くの人に知ってもいたい」と話していました。
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高遠城址公園 恵みの雪
大雪となった伊那地域。 伊那市高遠町の高遠城址公園では、午前10時の時点で15センチの積雪がありました。 桜を管理している稲辺謙次郎さんによりますと、通常、雪が降ると枝が折れるのを防ぐために雪おろしをするということですが、今回は雪の性質が軽く枝に着雪しなかったということです。 ここ数日の寒さのため開花時期が遅れることも心配したということですが、地面に積もった雪で根が保温されるため、桜にとっては恵みの雪になったのではないかと話します。
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伊那市キャリア教育推進委員会 方向性を示すビジョン策定へ
伊那市キャリア教育推進委員会は、産学官が連携して継続的で効果的なキャリア教育を行っていくための方向性を示すビジョンを策定します。 7日、伊那市役所で開かれた今年度2回目の会議の中で、長野県経営者協会上伊那支部が委員会に対しビジョンの策定を提案しました。 仮称キャリア教育憲章は、地域社会と学校、行政が連携を図り継続的で効果的な取り組みを進めていくための方向性を示すものです。 今後は、委員会や事業所などと協議して策定し、平成27年度から実施していく考えです。 また独自にキャリア教育を行っている経営者協会は、事業への協力を委員会に求めました。 具体的な内容として、キャリア教育を担当する教員が伊那谷の経営者と教育に関する思いや企業理念について話し合う場を設け、ビジョンの共有化を図ること。 小中学生に働くことの大切さなどを理解してもらうために、夏休み中に地元の企業をみてまわる機会を設けることの2つについて協力を求めました。 委員会では、これを了承しました。
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保育発表会 取り組みを報告
伊那市内の保育士でつくる伊那市保育プロジェクト委員会は、これまでの取り組みを発表する保育発表会を7日いなっせで開きました。 保育発表会には区長や民生児童委員など300人が参加しました。 発表会は、保育園の取り組みについて理解を深めてもらおうと開かれました。 4人の保育士が事例発表を行い、西春近南保育園の穂高かほるさんは、「遊びから学ぶということ」をテーマに話しました。 穂高さんは、運動量の少ない子どもに対し、保育園の土手を登る遊びをしたところ、子供が夢中になり運動量が増えた事例を発表し、「遊びの中から多くのことを学び、子どもの生きる力につなげていけるよう工夫することが保育士の役目」と話していました。
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南箕輪村長時間保育 料金改定を諮問
南箕輪村の唐木一直村長は、保育園の長時間保育の料金改定について7日、委員会に諮問しました。 7日は、唐木村長が長時間保育料の改訂について審議する委員10人を委嘱しました。 南箕輪村の長時間保育の料金は、所得税などを基準に4階層に分けられていて、最も多い階層で現在午後4時半から7時まで月額4,750円となっています。 しかし、利用者から「時間的な区切りがないため不公平だ」との声があがっていることから、今回新たに午後6時までの区切りを設け、利用料金を2,850円にするとしています。 他に、1日500円だった一時的な申請は、30分あたり200円、上限を1,000円にするとしています。 長時間保育を利用している人の割合は、全体の37%となっています。 委員会では、早い時期に検討結果を答申するとしています。
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箕輪地区しんきん経営者の会 新春講演会
アルプス中央信用金庫と取引のある企業でつくる箕輪地区しんきん経営者の会は、7日、新春講演会を箕輪町内で開きました。 講演会は、会員同士の情報交換の場として毎年この時期に開かれているものです。 あるしんと取引のある企業は、箕輪町内にはおよそ200社あり、新春講演会には90人ほどが参加しました。 全国にある信用金庫のシンクタンクの役割を持つ信金中央金庫の鉢嶺実さんが、環境変化に挑む中小企業の経営事例をもとに話をしました。 鉢嶺さんは「変化に対応できる力が企業の生死を分ける。独自に創出した価値は、時として価格を超える」など集まった経営者に訴えていました。
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記録的な大雪 伊那ケーブルテレビの観測では50センチ
8日の伊那地域は、発達中の低気圧の影響で観測所のある飯田市では降り始めから午後4時までに31センチの積雪を観測しました。 伊那ケーブルテレビでは50センチとなっています。 2月の積雪としては最も多く、交通機関にも大きな影響が出ています。 未明から降り始めた雪は、午後になっても止まず、伊那地域は降り始めの午前2時から午後4時までに伊那ケーブルテレビの計測では50センチの積雪となっています。 この雪で交通機関に影響が出ています。 中央自動車道は、午後4時現在中津川IC―八王子料金所の間で上下線で通行止めとなっています。 長野道は、岡谷JCTから更埴JCTの間で上下線とも通行止めとなっています。 この影響で、高速バスは全線運休となりました。 JR飯田線は、午後4時現在上下線で運休や遅れが出ています。 一般道にも影響がでています。 箕輪町長岡地籍の竜東線では、横殴りの雪で視界が悪くなり、少なくとも3台の車が道路脇の土手に落ちて動けなくなっていました。 他にも北小河内の竜東線では、トラックがスリップした影響で午前10時45分から正午まで通行止めとなった他、大型トラックのスリップにより国道361号の中の原交差点から権兵衛トンネル入り口まで、午後4時現在通行止めとなっています。 伊那警察署によりますと、物損事故が多数発生しているということです。 市街地や住宅街では、住民が歩道の雪かきに追われていました。
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日本人工衛星博覧会 ぎんれいの実物大モジュール
信州初の人工衛星「ぎんれい」の打ち上げに合わせ、日本人工衛星博覧会が8日から伊那市創造館で始まりました。 博覧会には、日本の人工衛星の模型8点が展示されています。 この博覧会は、信州大学と県内の企業が連携して開発した人工衛星「ぎんれい」が28日に打ち上げられることにあわせ、子どもたちに宇宙に関心を持ってもらおうと企画されました。 こちらは、ぎんれいの実物大の実験用模型です。 実物と同じ太陽光発電パネルが取り付けられています。 ぎんれいは、光を使った通信の実験を行うLED可視光通信実験衛星です。 博覧会には光の通信が体験できる装置も展示されています。 このほか、ロケットの打ち上げの映像や、現役で最長寿の衛星あけぼのの模型なども見ることができます。 日本人工衛星博覧会は来月30日(日)まで、伊那市創造館で開かれています。
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南箕輪村長給与 3%減維持を答申
南箕輪村長の来年度の給料は、これまでと同様3%の減額が維持され、村議会議員も現行どおり据え置かれる見通しです。 7日、南箕輪村特別職報酬等審議会の原俊朗会長が、唐木一直村長に審議結果を答申しました。 来年度の村長・副村長・教育長の給料は、条例で決められている額から3%の減額、議員の報酬は、現行どおり据え置くとしました。 村長の給料は、69万7,430円、議員は、20万1,000円です。 唐木村長は、「答申を尊重したい」と述べました。 村は、3月定例議会に特別職の給与や報酬に関する議案を提出します。
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南箕輪村議会「語る会」開催
南箕輪村議会は、広く村民の声を吸い上げようと、6日夜「議会と語る会」を村民センターで開きました。 会場には、10人の村議会議員全員と住民40人が集まりました。 議会と語る会は、去年に続き、今回で2回目です。 議会改革の一環として、村民に身近な議会をアピールし、広く意見を吸い上げようというものです。 最初に議会側から人口が増加していることによる弊害や課題が示されました。 住民からは、自治会組織への未加入者対策や児童数が増えている南箕輪小学校のソフト面の充実を求める要望が出されました。 議会側は、常任委員会ごとに出された質問や要望について解答していました。 「人口が増えているのに10人では足らないのではないか」との住民側からの意見に対して議員は、「定数を16から10に減らしたところなので、すぐに増やすということは住民の理解が得られない」 「個人的には、あと2・3人増やしたほうが良い」 「10人でがんばるべき」などと答えていました。 原悟郎議長は、「出された意見を議会としてまとめ、村に提言していきたい」と話していました。
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JA上伊那 地域営農ビジョン大賞受賞
JA上伊那は、全国農業共同組合中央会が今年度初めて実施した表彰事業「第1回地域営農ビジョン大賞」の支援部門で大賞を受賞しました。 6日は、JA上伊那本所で受賞報告会が開かれました。 御子柴茂樹組合長は、「農を基盤に地域とともにがんばる上伊那流の文化を全国に発信していきたい」と受賞の喜びを話しました。 全国におよそ700あるJAのトップになったJA上伊那。 先人の知恵を継続発展させ、猫の目のように変わる農政に振り回されることなく、集落営農の先進的地域を築きあげているとして評価されたということです。
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新山保育園 再開正式決定
園児数の減少で休園になっている伊那市富県の新山保育園の来年度の再開が決定しました。 伊那市は、7日保護者あてに入園承諾書を発送しました。 伊那市子育て支援課によりますと、7日現在来年度の入園希望者は、22人です。 伊那市は、新山保育園の再開の条件を定員の半数の20人とし、再開の最終決定は、入園承諾書の送付時としていました。 伊那市は7日、就労状況などの審査を終えた来年度の新規保育希望世帯、350世帯に入園承諾書を発送しました。 新山保育園の保護者にあてた入園承諾書には、入所する保育所の名称の欄に新山保育園と明記されていました。 子育て支援課職員が入園承諾書が入った封筒を庁舎内の所定の場所に運び、地域別に仕分けしていました。 新山保育園は、市の行政改革大綱に基づき入園希望者が定員の半数に満たなかったため、平成21年度から休園となっています。 地元住民らでつくる新山の保育園・小学校を考える会は、再開を目指し交流会を開いたり、子育て世代に入園希望調査を行うなどして入園希望者の確保に取り組んできました。 伊那市は、去年11月の希望調査で入園希望者が20人に達したことから、来年度の再開を見込んで職員の配置やトイレの水洗化などの対応を進めています。 4月からは、子どもたちの元気な声が木造の園舎に響きます。
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村民体育大会で息の合ったプレー
南箕輪村冬季村民体育祭ソフトバレーボール大会が2日、村内3つの会場で開かれ、チームごと息の合ったプレーをみせていました。 大会には、村民およそ450人57チームが参加しました。 冬場の体力づくりと親睦を深めることを目的に村公民館が冬と夏の年2回開いています。 ソフトバレーは年齢ごと4つのブロックに分かれて行われました。 このうち40歳以上のシルバーの部と50歳以上のゴールドの部の試合が行われた村民体育館では、仲間同士声をかけ合いながらボールを追いかけていました。 南箕輪中学校体育館ではファミリーの部の試合が行われ、小学生が元気に動き回っていました。 関係者は「勝ち負けにこだわらず、和気あいあいと参加者が楽しめたと思う」と話していました。
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箕輪北小学校 全校児童が琴を体験
箕輪町の箕輪北小学校の児童は、3日から全校で日本の伝統楽器、琴の演奏を体験しています。 4日の2時間目は、2年生が体験しました。 琴の教室は音楽の授業の一環として、児童に日本の伝統楽器の琴を身近に感じてもらおうと毎年開かれていて、今年で4年目です。 講師は、上伊那や愛知県で琴の演奏を行っている3人です。 2年生は1年ぶりに琴に触り、「チューリップ」を弾きました。 講師の気賀澤美香さんは「あまり触る機会がない琴に触れて、親しみをもってもらいたい」と話していました。 琴の教室は5日まで行われ、全てのクラスが体験したということです。
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伊那市自主防災組織のあり方 説明会開く
伊那市は、自主防災組織のあり方について考えてもらおうと自主防災組織説明会を6日、伊那市のいなっせで開きました。 説明会は、伊那市が提示する自主防災の役割や取り組みついて住民に考えてもらおうと毎年開かれていて、今年で3回目です。 会場には各地区の区長や自主防災組織の会長などおよそ220人が集まりました。 説明会では、市の危機管理課の職員から、自主防災組織の役割や活動、自主防災訓練について説明されました。 市の防災・減災対策については「実践的な防災訓練の実施や迅速な情報提供を行い、災害に強いまちづくりを目指す」としています。 自主防災組織の役割については「地区内の危険箇所を把握したり、地域や団体の行事に防災を取り入れるなどして、区民全員で防災意識を高めてほしい」と呼びかけました。 伊那市は、8月30日と31日に、富県地区を主会場に防災訓練を実施する予定です。
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若者巻き込み地域活性化
若者参加のまちづくり協議会は中心商店街の再生について考えようと4日、タウンステーション伊那まちで講演会を開きました。 講演会は伊那まちを元気にしたいと考える、若者参加のまちづくり協議会が開いたもので、およそ30人が集まりました。 講師は、まち育ての研究、実践の全国行脚をしている、愛知県にあるNPO法人まちの縁側育み隊の延藤安弘代表理事がつとめました。 講演では、幻燈という、スライドを使いながら、まちの育て方や実践に基づいた物語を語っていました。 延藤さんは、「まちを再生させるためには若者の意見が必要。いかに若者を巻き込めるかが重要」などと話していました。
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わら草履作り名人 蟹澤雪人さん
伊那市手良野口の蟹澤 雪人さん。わらぞうり作りの名人です。 昔は、農閑期になると、どこの農家でも、ぞうりを作っていましたが、今では作れる人もほとんどいません。 小学校の授業でぞうり作りを教わったという蟹澤さん。 家計を助けるため、多いときには一冬で100足のぞうりを作りました。
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春富・美和土地改良区で小水力発電へ
農業用水路を活用した小水力発電の研究をしてきた研究会は、伊那市の春富土地改良区と長谷の上伊那美和土地改良区の水路で発電を行う事業計画を決めました。 6日は、伊那合同庁舎に、土地改良区の役員や県、市町村の関係者が集まり、これまでのまとめとなる第4回上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会が開かれました。 研究会は、農業用水路を活用した小水力発電の売電収益で、土地改良施設の維持管理を安定的に行っていけるよう検討を進めてきました。 検討を行ったのは、伊那市の春富土地改良区、上伊那美和土地改良区、駒ヶ根市の大田切土地改良区、駒ヶ根土地改良区の4つです。 そのうち、春富は、桜井分水工で発電を行う予定で、8億9千万円をかけ、小水力発電所の建設を含めた水路整備を行う計画です。 来年度工事に着手し、平成33年度に完成を目指します。 最大可能出力は190キロワットで、かんがい期のみの発電予定です。 美和は、9,500万円をかけて、小水力発電施設を建設する予定で、来年度着工、平成28年度の完成を目指します。 最大可能出力は12キロワットで、通年発電を予定しています。 駒ヶ根市の2つの土地改良区は、採算が合わない事から今回は計画を断念しました。 事業費は、国・県・市町村・土地改良区が負担し、発電した電力は、中部電力に売電します。 土地改良区からは、「施設の維持管理が難しくなる中で、安定した売電ができるようお願いしたい」といった声があがっていました。
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公立高校前期選抜試験 始まる
公立高校の前期選抜試験が6日から始まりました。 このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、受験生が緊張した面持ちで試験会場に向かっていました。 平成26年度の公立高校の志願予定者数は2万752人で、このうち34.5%の7,156人が前期選抜に出願しました。 前期選抜の実施は各高校の判断となっていて上伊那の公立高校のうち、伊那北高校の普通科、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。 前期選抜を実施した上伊那農業高校の各科の募集は20人で、倍率は、生産環境科が2.1倍、園芸科学科は2.3倍、生物科学科は1.95倍、緑地創造科は1.6倍となっています。 県内一部の学校で、7日も前期選抜が行われます。 公立高校の前期選抜の合格発表は14日に行われることになっています。
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森林税活用し 親子で木育工作
伊那市は、県の森林税を活用した木育推進事業を市内の保育園で初めて開き、親子が地域の木材を使った工作に挑戦しました。 工作体験は、伊那市の竜西保育園で行われました。 6日は参観日で、年長園児とその保護者が、工作を楽しみました。 伊那市の市有林から出た間伐材や、高遠城址公園の桜を枝打ちしたものなどが材料です。 子どもたちは、気に入った材料を手に持ち思い思いの作品を作っていました。 市内の木工業者10人ほどが、電動ノコギリやドリルを使って、作品作りに協力しました。 これは、木の手触りや香り、色などを身体で感じ、自然や木への関心を高めてもらおうと伊那市が進めている木育推進事業の一環で行われました。 県の森林税を活用して、材料や工具などを用意しました。 親子で協力して、様々な作品を作り上げていました。 竜西保育園では、「今日はたくさん職人さんが来てくれたので、作りたいものをつくる事ができた。こども達の夢がかなえられて良かった。」と話していました。
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最高気温-0.4度 この冬初めての真冬日
6日の伊那地域は日中の最高気温が0度を下回り、この冬初めての真冬日となりました。 6日の伊那地域の最高気温は、午後0時11分の-0.4度で、この冬初めての真冬日となりました。 長野地方気象台によりますと、強い寒気と放射冷却の影響で気温が下がり、冷え込みの厳しい一日となりました。 この冷え込みは7日の朝まで続きますが、日中は晴れて気温が上がる見込みです。
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松本さん女子1000m全国1位 報告
第34回全国中学校スケート大会 女子1000メートルで優勝した東部中学校3年の松本芽依さんは5日学校で全校生徒に優勝を報告しました。 報告会は全校集会に合わせ開かれ東部中から出場した3年生の松本芽依さん、平澤春佳さん、1年生の松本竜弥君の3人が大会の結果を報告しました。 代表で挨拶した松本さんは「優勝できてうれしい。家族や友達の応援があり達成できました」と話していました。 全国中学校スケート大会は1日から4日まで長野市のエムウェーブで開かれました。松本さんは4日に行われた女子1000メートル決勝で1分23秒68を記録し優勝しました。 松本さんは、500メートルにも出場しましたが予選落ちした事もあり「中学最後となる1000メートルでは悔いのない滑りをする事を心がけた」と話していました。 今後について松本さんは地元の高校に進学を予定していてさらに上のレベルを目指したいとしています。
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箕輪経営研究会 新春講演会
企業経営者でつくる箕輪町経営研究会の新春講演会が箕輪町の伊那プリンスホテルで4日開かれました。 講演会は情報交換や会員同士の交流を目的に毎年この時期に開かれ4日は会員およそ50人が集まりました。 この日は、民間のシンクタンク 長野経済研究所の小澤吉則調査部長が「最近の経済情勢と2014年経済の見通し」と題し話をしました。 小澤さんは今年の経済見通しについては「県内企業はこれまで回復が遅れていたが円安や輸出の増加が見込まれ製造業を中止に持ち直しが予想される」と話しました。また、回復し始めた景気を継続的に右肩上がりにするには「技術を持つ事はもちろんだが、顧客のニーズを把握し顧客の要望に応えるファン作りをしていく事が重要」と話していました。 研究会では「経営者1人ひとりが元気になっていけるように今後も努力していきたい」と話していました。