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箕輪町と中箕輪農事組合法人の和解成立
箕輪町大出のそば加工施設留美庵を運営する中箕輪農事組合法人と箕輪町の両者が起こしていた訴訟は、長野地裁伊那支部の和解勧告を両者が受け入れ13日和解が成立しました。
この問題は町が所有する、そば加工施設の土地使用料と施設建設負担金を、運営している中箕輪農事組合法人が長期滞納したことから町が建物の明け渡しを求め提訴したものです。
一方、法人は、そばの実を納入するための土地所有者との契約を町が結ばなかったことから、そばの実を納入できなくなり経営が悪化したとして町に1千万円の損害賠償を求めていました。
この件について長野地裁伊那支部は町に対し法人に600万円の解決金の支払いを、また法人には建物と備品を返還する和解案を提案していました。
13日長野地裁伊那支部で両者がこの提案を受け入れ和解が成立しました。
この件について町代理人の弁護士は「町の対応に違法性があったというわけではないが裁判所の和解勧告に応ずるべきだと判断した。今後施設の有効活用が展開できることになりメリットは大きい。」
一方法人代理人の弁護士は「法人と地権者の契約が町の配慮のない行為により解除に至らしめたという和解内容の条項の重みを感じてほしい」とそれぞれコメントしています。
解決金の支払いは町議会で可決されていておよそ3年間に渡り争われたこの問題は互いに和解勧告を受け入れることで解決されることになりました。
解決金の支払いと建物、備品の返還は来月20日までとしています。 -
村理事者の給料3%減額 答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は13日、理事者の給料を3%減額するとの答申をしました。
13日は審議会の原俊朗会長が唐木一直村長に答申しました。
審議会では東日本大震災復興の財源を目的に公務員給料の減額が検討されている状況から3%の減額が望ましいとしています。
給料の額の改定は今年7月1日から来年3月31日までで、適用されれば村長の給料は月額69万7,430円。
副村長は59万2,670円。
教育長は50万4,400円となります。
村議会議員の報酬については議長が29万5,000円、議員が20万1,000円など条例に定められた金額通りと答申しました。
唐木村長は「内容を尊重し答申通り実施していきたい」と話していました。 -
みのわ祭り ポスター・うちわ図案決定
7月27日に行われるみのわ祭りのポスターとうちわの図案が決まりました。
ポスターに採用されたのは、箕輪町八乙女の有賀早紀さんの作品です。
もみじちゃんと天竜川をイメージした竜が描かれています。
躍動感のあるデザインが評価されました。
うちわに採用されたのは、箕輪中学校1年の山邉舞さんの作品です。
シンプルなデザインが評価されました。
今年はポスター・うちわ合わせて355点の応募があり、実行委員会の投票によって選ばれました。
ポスターは500枚、うちわは1万本が作られます。
2013みのわ祭りは、7月27日土曜日に行われます。 -
日本和装長野学院 手描型友禅作品展
第7回日本和装長野学院手描型友禅作品展が、9日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
日本古来の染色技術で染めた着物やのれんなど、会場にはおよそ300点の作品が展示されています。
友禅染めは、生地に模様を染める日本の代表的な技法のひとつです。
日本和装長野学院は、3年に1度行われる、友禅の全国大会に向けて、作品作りをしています。
日本和装長野学院の学院長で伊那市在住の福澤弘子さんは、「今回の作品展には、着物や帯だけでなく、Tシャツやバッグなど実用的な物もあります。伝統ある友禅の技法を、次の世代に伝えていきたい」と話していました。
手描型友禅作品展は、13日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
上牧マレットゴルフ場完成
地域住民が手作りで新たに整備した上牧マレットゴルフ場がこのほど完成し12日、記念大会が開かれました。
12日は新マレットゴルフ場完成の記念大会が開かれ地域住民およそ40人が参加しました。
この一帯は、以前からマレットゴルフ場でしたが、地区の里山づくりのため木を伐採したことに合わせ新たに整備しなおすことにしました。
新しく完成したマレットゴルフ場は18ホール、パー72の起伏に富んだコースとなっています。
また障害物となる切り株をあえて残すなど難しいコースがいくつもあります。
参加した人たちは地区住民手作りのコースを楽しみながら交流を深めていました。
上牧区では里山づくりの一環として、県の元気づくり支援金を活用し遊歩道もつくる計画で、住民の健康づくりと交流の場にしていきたいとしています。 -
セーフコミュニティ認証取得 1周年記念フォーラム
箕輪町は、セーフコミュニティの国際認証を取得し1年となります。12日は、認証取得1周年を記念したフォーラムが開かれ、「今後より一層、強力に活動を推進してくいく」との宣言が承認されました。
フォーラムには、およそ500人が訪れ、TBSの杉尾秀哉さんの講演や、箕輪北小学校児童による安全マップの事例発表などが行われました。
このうち、箕輪北小の6年生は、去年11月に作った、デジタル版安全マップの制作過程や活用事例などについて発表しました。
箕輪北小では、情報を共有できる事や、年ごとの変化を記録できるなどの利点から、コンピューターを使って、デジタル安全マップを作り、学校のホームページで公開しています。
児童達は、「友達や学年を越え、危ない場所の情報を共有する事が出来た」、「新しい情報を加え、地域の変化を記録していきたい」などと発表していました。
日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子代表理事は「作るだけでなく、地域に発信する事で多くの人達の関心を集める事が大切」と評価し、今後は、「安全な場所も地図に加えてみては」とアドバイスしていました。
フォーラムの最後には、代表の3人が国際認証を誇りに、強力に活動していくとのセーフコミュニティ推進宣言を行い、承認されました。 -
伊那市災害時応援協定関係者会議
伊那市と災害時応援協定を結んでいる団体と市の担当者が、災害時の対応などを確認する会議が7日市役所で開かれました。
会議には、伊那市と災害時の応援協定を結んでいる小売業や建設業、介護施設など39団体と市の担当職員、あわせて100人ほどが出席しました。
災害時応援協定は、伊那市が災害時のライフライン早期安定のため、各種団体に協力を求めるものです。
会議は、担当者同士が顔の見える関係を築き、災害発生時に迅速な対応ができるよう毎年開かれているものです。
会議では災害時の連絡先や、協力の内容などを確認していました。
伊那市では、必要に応じて協定団体と合同の防災訓練も行っていきたいとしています。
伊那市は4月1日現在50団体と災害時応援協定を結んでいます。 -
世界3位西藤選手 国体予選優勝
先月クロアチアで開かれたフェンシング世界大会で3位入賞を果たした、箕輪町出身の西藤俊哉さんが、11日、箕輪町で開かれた国体長野県予選に出場し、優勝しました。
この日は箕輪町民体育館でフェンシング国体長野県予選が行われ、中学3年生以上の男女およそ40人が出場しました。
西藤さんは箕輪町出身で、中学2年の時から、日本オリンピック協会のエリートアカデミーに所属しています。
現在は東京都の帝京高校1年生で、全国から選ばれた10人ほどの選手達とトレーニングをしています。
先月クロアチアで開かれたフェンシング世界カデ選手権大会フルーレの部では3位入賞を果たしています。
フェンシング国体予選は、各年代で上位3人までが北信越予選、または本大会に進むことができます。
西藤さんが出場した少年男子フルーレには17人が出場し、3グループに分かれて総当たりの予選を行いました。
西藤さんは、予選5試合を全て勝利し、決勝でも出場選手中最高の成績で、見事優勝しました。
西藤さんは「自分自身も箕輪町から出発した。いろんな大会で箕輪の人達から声をかけてもらったり応援してもらっている。国体でも長野県の選手として結果を残せるよう頑張りたい」と話していました。
国体県予選少年男子は、2回の予選の合計ポイント上位3人が北信越予選に進むことができ、次回の試合は7月13日に予定されています。 -
春の高校野球県大会 弥生勝利、上農惜敗
春季・北信越高校野球・県大会の1回戦が11日、県営伊那野球場などで行われ、伊那弥生ケ丘は創造学園に延長で競り勝ち、上伊那農業は、東京都市大学塩尻に惜しくも敗れました。
夏の選手権大会のシード権をかけた春の県大会1回戦。このうち県営伊那野球場では上伊那農業がおととしの夏の優勝校、東京都市大塩尻と対戦しました。
球場には雨の中多くのファンが集まり、試合を観戦していました。
試合は序盤から都市大が優勢に進めます。
4対2で迎えた3回の裏、上伊那農業の攻撃。3番の3年生・松田がレフトスタンドに飛び込むソロホームランを放ち、1点差に詰め寄ります。
4回の表には、ピッチャー・2年生の八幡が1アウトからランナーを出しますが、相手打者を内野ゴロに打ち取り、ダブルプレーでピンチを切り抜けます。
しかし、4回以降は投手戦となり、最後まで点を奪うことができなかった上伊那農業は、4対3で惜しくも敗れました。
一方伊那弥生ケ丘は、諏訪市の諏訪湖スタジアムで創造学園と対戦し、延長11回に1点を奪った弥生が7対6で下し、夏の選手権大会のシード権を獲得しました。
勝利した弥生は12日、諏訪湖スタジアムで地球環境と対戦することになっています。 -
新緑の季節 各地で山野草展
新緑の季節を迎え、伊那谷の各地で、山野草展が開かれています。
箕輪町の木下公民館では、信州みのわ山野草クラブの展示会が開かれ会場は多くの人で賑わいました。
エビネやヤマユリなど、会場には会員が丹精込めた山野草、およそ200点が並んでいます。
地域の山野草愛好家で作る信州みのわ山野草クラブは、毎年、一般の人でも入手しやすい山野草を集めて展示していて、今回、節目の20回を迎えました。
今年は春先の不順な天候により苦労したということですが、今回の展示会に合わせて花を咲かせることができたということです。
白鳥征男会長は「今年は天気に悩まされ、本当に苦労した年。会員が丹精込めた山野草をぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
信州みのわ山野草クラブの作品展は、12日まで箕輪町の木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
伊那文化会館 開館25周年記念事業始まる
伊那文化会館の開館25周年記念事業のオープニングセレモニーが11日行われました。
セレモニーには文化団体や教育団体の代表者など30人ほどが出席し、テープカットで5月から始まる記念事業のオープニングを祝いました。
伊那文化会館は、昭和63年12月1日に開館し、これまでにおよそ335万人が来場しました。
開館25周年を記念して5月から2014年2月にかけて展示や公演などの記念事業が企画されています。
山北一司館長は、「いろんな方の協力があり、文化事業の長いリレーを受け継いでこれた。これからも地域のために文化活動をしていきたい」と話していました。
11日から開館25周年事業の一つ、写真家中垣哲也さんの作品展「オーロラ展」が美術展示ホールで始まりました。
中垣さんはオーロラの魅力を多くの人に伝えようと平成19年にプロの写真家となりました。
この作品は、連続で撮影した写真を加工して、オーロラの動きを再現したものです。
平成19年から21年にかけてカナダやアラスカなどで撮影されたものの中から選び抜かれた映像です。
中垣さんは、「オーロラはダイナミックで美しい自然現象。多くの人にオーロラの魅力を知ってほしい」と話していました。
中垣さんの写真展は24日金曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
信州伊那野草会 山野草大展示会
信州伊那野草会による山野草大展示会が、11日と12日の2日間、伊那スキーリゾートで開かれます。
10日は、展示に向けて、会員たちが準備を進めていました。
会場には、およそ200種類340点が並びます。
信州伊那野草会の飯島隼人会長は、「多くの人に作品を見てもらうと共に、会員同士で作品の勉強をして、今後も良い作品を手掛けたい」と話していました。
山野草大展示会は11日と12日の2日間、伊那スキーリゾートで開かれれます。 -
南箕輪村景観ワークショップ始まる
今年度中に、景観行政団体への移行を目指す南箕輪村は、住民を対象にしたワークショップを8日からはじめました。
8日は、初めてのワークショップが久保・中込・塩ノ井の住民を対象に行われ、住民10人ほどが参加しました。
南箕輪村は、良好な景観を守り育てるため景観計画の策定を予定しています。
参加者は、2つのグループにわかれ、どのような景観に魅力を感じているか、どのような景観を残念だと感じているかなどについて意見を出していました。
ワークショップは、15日まで、村内5か所で開かれることになっています。 -
防災行政無線 指令センターが制御
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、10日7回目の会合を伊那市のいなっせで開き、各市町村の防災行政無線を指令センターが制御することなどを決めました。
指令センターは、伊那市荒井の富士塚グラウンド北側に移転新築される伊那消防署に併設されます。
火事があった際にこれまでは、各消防署がそれぞれ対応していましたが、広域化後は、指令センターが一括して放送を行います。
10日の会議では、このほかに現在ある消防署や車両などの財産を広域化後の新組織に無償で引き継ぐことや広域化前の債務は、広域化前の各組織が負うことなどが決まりました。
事務局側は、次回会合の協議項目として、デジタル消防無線と指令センターの運用開始時期を提案しました。
なお、今日の会議で、上伊那地域は、県知事が認める消防広域化重点地域に指定される可能性が高いことがわかりました。
4月の消防組織法の基本指針の改正に伴い、県知事が広域化の気運が高い地域などを重点地域として指定する枠組みが設けられました。
指定されると国の補助金や有利な起債の対象となります。
オブザーバー参加している県危機管理部の町田消防課長は、「県内で広域化に取り組んでいる地域はほかになく、上伊那は指定に有力」との見方を示しています。 -
ふるさと就職面接会
来春大学や短大などを卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接就職会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
面接会は、伊那職業安定協会などが毎年この時期に開いているものです。
参加企業は、44社求人件数は256件で去年とほぼ同数となっています。
一方参加した学生は、男性62人、女性42人の合わせて104人で、去年より55人少なくなっています。
共催するハローワーク伊那では、「首都圏などでGW明け頃から入社選考を始めている企業が多いため来ることができなかったのではないか」とみています。
それでも、大手企業を中心に自分の番がまわってくるのを待っている学生の姿がありました。
企業側は、自社の製品を紹介するなど業務内容を説明していました。
2回目のふるさと面接会は、8月23日に開かれます。 -
伊那養護学校 相撲交流会
木曽町の木曽青峰高校相撲部と、伊那養護学校の児童生徒が、7日、相撲で交流をしました。
以前伊那養護学校に勤務していた寄宿舎指導員が、木曽青峰高校相撲部現監督の尾羽林英樹さんと知り合いだったことがきっかけで、相撲の交流が始まり、今年で9年目です。
この日は、伊那養護学校の児童生徒37人と、木曽青峰高校相撲部の生徒5人が、土俵で組み合いました。
体格のよい相撲部の生徒を相手に、養護学校の子ども達は何とか土俵の外に出そうと、果敢に勝負を挑んでいました。
伊那養護学校寄宿舎指導員の下島慎司さんは、「相撲の楽しさを体験すると同時に、礼儀作法を学んでほしい。競技に触れて、親睦を深めてもらいたい」と話していました。 -
峠の茶屋にタカトオコヒガンザクラ植樹
伊那市と茅野市は、広域観光を進めていこうと両市を結ぶ杖突峠にある観光施設「峠の茶屋」にタカトオコヒガンザクラの苗木を9日、植樹しました。
9日は、伊那市と茅野市の両市長をはじめ、峠の茶屋を運営する伸和コントロールズの幸島宏邦社長ら関係者およそ30人が集まり、タカトオコヒガンザクラの苗木2本を植えました。
これは、両市を結ぶこの場所に桜を植えてみてはどうかと幸島社長が白鳥孝市長に提案。観光の広域化を図りたい白鳥市長が柳平千代一茅野市長に話を持ちかけると、柳平市長は二つ返事で快諾したということです。
杖突峠の茅野市側にある峠の茶屋は、旧高遠町と茅野市が平成13年に買い取り維持・管理していて、費用は伊那市が2割茅野市が8割負担しています。
運営は、高遠町に工場がある伸和コントロールズが去年の4月から行っています。
昭和の始めにできた峠の茶屋からは、八ヶ岳や霧ケ峰、諏訪湖などが一望でき、県内外から多くの観光客が訪れます。
挨拶で柳平市長は「この場所が連携の象徴になれば」と話し、白鳥市長は「観光は1つの自治体で行う時代ではない。お互いの観光資源を上手く活用していきたい」と話し、連携強化を図る考えを示しました。
両市長は、「地質現象が観察できる場所として観光に活かしてみては」などと今後の活用方法について話していました。 -
恵那山トンネル天上板撤去工事 6月20日から
中央自動車道恵那山トンネル下り線の天上板撤去工事が、6月20日から行われることが決まりました。
工事時期は、6月20日木曜日から7月10日水曜日までの21日間です。
期間中、名古屋方面の下り線は通行止めに、東京方面の上り線は岐阜県の中津川インターチェンジから長野県の飯田山本インターチェンジまでが対面通行となります。
工事は、去年12月に天上板が落下した山梨県の笹子トンネルと同様の作りであることから行われるもので、天井板の撤去と送風機の取り付けが行われます。
工事時期についてNEXCO中日本では、関係する自治体の観光施設や物流に影響が少ない時期を選んだと話しています。 -
伊那文化会館 開館から25周年
伊那文化会館は、昭和63年12月の開館から今年で25年が経ちます。
節目の年を記念して、これまでの歴史を紹介する「伊那文25年のあゆみ展」が11日から始まります。
伊那文化会館は、県がおよそ40億5千万円をかけて建設し昭和63年12月1日に完成しました。
伊那文化会館の入場者数は、開館後半月で5万6千人を記録。
平成7年度に100万人を、平成22年度には300万人を超え、昨年度は13万5千人が来場しました。
25年の歴史をまとめた展示では、これまでの出来事を年代ごとにまとめたパネルやポスターの他、開館当時の写真や資料、出演者のサインなどおよそ100点が並べられています。
これは、伊那文化会館主催の事業として開館の翌年に初めて行われたオペレッタのポスターです。
平成4年に開かれた地元出身の日本画家池上秀畝展は、1か月で1万人が訪れました。
平成18年の歌手さだまさしさんのコンサートは、7月19日を予定していましたが、豪雨災害により1か月後に延期となりました。
山北一司館長は、伊那文化会館が開館した当時、1970年代縲・0年代は文化ホールの建設があちらこちらで行われその在り方を問われていた時代でもあると分析しています。
25周年記念事業として、北海道在住で10年以上に渡りオーロラを撮り続けている写真家中垣哲也さんの写真展も合わせて開かれています。
25周年記念展は、11日から24日金曜日までの日程で開かれます。 -
伊那公園の御衣黄 赤み帯び
伊那市の伊那公園で、緑色の花を咲かせる八重桜・御衣黄が、赤みも帯びて見頃となっています。
伊那公園には、現在4本の御衣黄があります。
緑色の花を咲かせることで知られていますが、開花から時間がたつとだんだん赤くなるということです。
伊那公園桜愛護会によると、御衣黄は、今週いっぱいは見頃ということです。 -
南箕輪村議会 議長に原悟郎さん、副議長に小坂泰夫さん
申し合わせ任期満了に伴う南箕輪村議会の正副議長の改選が、9日に行われ、議長に原悟郎さんが再任され、副議長に小坂泰夫さんが選ばれました。
この日開かれた村議会臨時会で正副議長の選挙が指名推薦で行われ、議長に原悟郎さんが再任されました。
原さんは、3期目の67歳です。就任の挨拶で「村政発展のため更に改革を進め、厳正な議会運営に努めたい」と話していました。
副議長には、3期目で46歳の小坂泰夫さんが選ばれました。
小坂さんは、「このような重責を担うことは村の若い世代を奮起させるきっかけになると思う。議会全体が住民の皆さんに寄与できるよう尽力したい」と挨拶しました。
正副議長の任期は、申し合わせにより2年となっています。 -
真夏日30.3度 8月上旬並み
9日の伊那地域の最高気温は、30.3度と、8月上旬並みの真夏日となりました。
伊那市役所南側のせせらぎ水路では、親子連れが水浴びをして涼んでいました。
9日の伊那地域の最高気温は30.3度。これは、今年最高の記録で、5月としては、観測史上2番目の暑さとなりました。
伊那市の中心市街地では、日傘を差す女性や、上着を脱いで暑さをしのぐ小学生の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、明日は、昼から天気が崩れ、雨のあとは平年並みになりそうだということです。 -
伊那市 景観行政団体10月移行を目指す
地域の景観の保全、形成について定める伊那市景観計画の案が、9日に開かれた策定委員会でまとまりました。伊那市では、9月定例市議会に景観条例案を提出し、10月の景観行政団体移行を目指します。
この日開かれた策定委員会で計画案がまとまりました。
案では、建物の建設に必要となる届出や審査基準について定めました。景観計画区域となっている伊那市全域が対象で、高さ13メートル、床面積30平方メートルを越えるものは届出が必要となり、従わない場合は、指導や勧告、罰則の対象となります。
計画案は、24日に白鳥孝市長に報告されます。
伊那市では、景観条例の制定案を9月の定例市議会に提出し、10月をめどに景観行政団体移行、来年4月1日からの景観計画の全面施行を目指しています。 -
箕輪町商店街に出張販売所 オープン
みのわ振興公社が運営する農産物直売所「にこりこ」などは、中心商店街で、週に1回、野菜などを出張販売する「いこいマート」を今日からスタートさせました。
箕輪町松島の中心商店街にある情報拠点施設です。毎週木曜日には、商店に変身します。
オープン初日の9日は、開店時間の午後1時になると、近所のお年寄りなどが早速訪れていました。
販売されているのは、地元野菜や生鮮魚・惣菜など100種類ほどです。
松島では、生鮮食品などを販売するスーパーが、去年8月に撤退したため、高齢者などの買い物が不便になっていました。
そうした声を受けて、農産物直売所にこりこの店長・戸田真理子さんが、生鮮魚の移動販売を行っている泰成運輸に声をかけ、共同で出張販売を企画しました。
出張販売所には、次々と徒歩で客が訪れ、野菜や魚を買い求めていました。
ある女性は、「歩いて遠くへ買い物に行くのは困難なので、毎週1度来てくれるのはありがたい」と話していました。
この出張販売は、毎週木曜日・午後1時から行われる予定で、協力店舗も随時募集するということです。 -
新規就農者支援協定 調印
茨城県の農業専門学校と、伊那市、JA上伊那は、新規就農者を支援する協定を9日締結しました。
就農に焦点をあてた、県下初、の珍しい取り組みです。
9日は、伊那市役所で調印式が行われました。
協定を結んだのは、茨城県水戸市にある「鯉淵学園農業栄養専門学校」と、伊那市、JA上伊那です。
農家の高齢化などにより農業の担い手が少なくなる中で、就農を希望する学生に、情報提供や実習の受け入れなどの支援を行い、地域の農業振興・担い手確保などを目的とするものです。
白鳥孝市長は、「農業を希望する若い人に、技術、資金、住む場所など、JAと協力して支援していきたい」
鯉淵学園の近藤博彦学園長は、「やる気のある学生が生計を立てられるようなバックアップ体制のある場所に学生を送り込みたい」
JA上伊那の御子柴茂樹代表理事組合長は「伊那市は、花・きのこ・酪農など特色ある農業を営む若い人がたくさんいる。3者そろって、全国発信したい」と挨拶しました。
9日は、鯉淵学園の研修生2人も調印式に参加しました。
そのうちの一人、学園研修生の丸山健太さん(21)は、6月から1ヶ月間、伊那市での農業研修を予定しています。丸山さんは、「顔の見える関係を築くことができありがたい。長野県への就農を希望している」と話していました。
今後は、3者で相互交流を行い、伊那市で就農する魅力を発信し、新規就農に結び付けたい考えです。 -
伊那市高遠町上山田で物置小屋を焼く
9日午後1時40分、伊那市高遠町上山田で物置小屋を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市高遠町上山田の丸山孝良さん所有の物置小屋です。
火はおよそ10分後に消し止められましたが物置小屋およそ5平方メートルが全焼した他、近くの違う物置の壁などを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署では、ごみを燃やしていた火が燃え移ったものとみて調べを進めています。 -
小沢花の会 芝桜
伊那市小沢区の有志でつくる「小沢花の会」の芝桜が見頃を迎えています。
伊那西部広域農道沿いにある花の公園には、1000分の1の花富士などがあり、見頃です。
現在開かれている芝桜祭りは、会員らが訪れた人に湯茶のサービスなどを行っていて、芝桜は今月20日頃まで見頃ということです。 -
憲法と原発を考えるシンポジウム
憲法記念日の3日、伊那市のJA上伊那本所で、「憲法と原発を考えるシンポジウム」が開かれました。
上伊那の住民有志でつくる実行委員会が開いたもので、会場には、約300人が訪れました。
安倍晋三首相は、国会が憲法改正を発議する要件を定める96条の先行改正を目指すとしています。これを受け実行委員会の竹入弘元代表は「改正の必要があるのか固く守るべきなのかは国民が最終的に決めること。いろいろな立場の人の意見を聞きながら自分の考えを確立する機会にしてほしい」と挨拶しました。
シンポジウムでは、基調報告として、元信州大学農学部教授の野口俊邦さんが、憲法改正の動向について話しました。
野口さんは「96条の改正は、改憲の発議要件を『衆、参それぞれ3分の2以上』から『過半数』に緩和しハードルを低くするもの。そうなったらいとも簡単に発議できるので、時の権力によって憲法が変えられる」と話していました。
シンポジウムでは、このほか、
チェルノブイリ原発事故への救援活動を長年続けている、伊那市富県の小牧崇さんが、ウクライナの現状を報告しました。
実行委員会では、6月8日にも「原発と憲法を考える集い」を開く計画です。 -
伊那市スポーツ少年団 春季球技大会
伊那市スポーツ少年団春季球技大会が6日に市内で開かれ、軟式野球とミニバスケットボールの試合が行われました。
春季球技大会は、毎年新しいメンバーでの初めての力試しの場となる大会で、今年で90回目を迎えます。
軟式野球には市内12チームが参加し、美篶スポーツ公園運動場など3会場で試合が行われました。
試合はトーナメント方式で行われ、大会の結果伊那北スポーツ少年団が優勝しました。
また、ミニバスは男子が美篶小学校で、女子は高遠町文化体育館で試合を行いました。
男子6チーム、女子7チームが参加し、トーナメント方式で優勝を争いました。
大会の結果、男女共に伊那ダイヤモンドツインズが優勝しています。 -
伊那谷自由雑学大学創立
伊那図書館などは、地域の人の話を記録し、保存、活用していこうと「伊那谷自由雑学大学」を創立しました。
この取り組みは、伊那図書館が協賛しているシニア大学の講座「雑学学科」の卒業生が中心となって行っていくものです。
主な活動は、定期的に集まる場を作り地域の人から話を聞き、それを記録し、保存・活用していきます。
5日は創立を記念して、およそ30年間に渡り東京都で同様の組織の運営に携わってきた三上卓治さんを講師に招き話を聞きました。
組織の運営について三上さんは「気軽な寄り合いのイメージが必要と感じ、遅刻や早退、居眠りを咎めることなくやってきた。運営はボランティアで一文にもならないが、人に尽くす喜びを感じることができる」と話していました。
伊那谷自由雑学大学を運営する評議会では、月に1回話を聞く場を設けたいとしています。