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電気自動車普及で条例改正
電気自動車の普及に伴い、伊那消防組合の火災予防条例に電気自動車用の急速充電設備の基準が新たに定められることになりました。
21日伊那市役所で開かれた伊那消防組合議会12月定例会に条例改正案が提出され全会一致で可決されました。
火災予防条例に追加されるのは、電気自動車用の急速充電設備の設置位置や構造、管理に関するものです。
なお、組合によりますと、管内となる伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村には、急速充電器は、まだないということです。 -
長野県書道展伊那地区展
長野県書道展の伊那地区展が21日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那地域の小学生から一般までの作品と県内巡回作品が並べられています。
1階には高校生と一般の作品およそ140点が、2階には小中学生の作品およそ1,000点が展示されています。
小中学生の作品は「長く続けている人が多いので年々作品のレベルが上がっている」ということです。
他に、高校生と一般の作品では、漢字とかなを使った調和体という作品を中心に、6つの分野の作品が展示されています。
関係者は「書の全ての分野の作品が並んでいるので、自分の好きなジャンルを探すつもりで気軽に見に来てほしい」と多くの来場を呼びかけています。
長野県書道展伊那地区展は、23日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
上伊那の米生産目標 2年連続増
来年上伊那で生産する米の目標数は、2年連続で前の年より多い3万375トンとなりました。
これは、21日伊那合同庁舎で開かれた農業再生協議会上伊那地方部総会で決まったものです。
総会には、JA上伊那や農業改良普及センターなど関係者およそ30人が出席しました。
上伊那の来年の米の生産目標数は、今年分より84トン多い3万375トンとなりました。
市町村別では、伊那市が1万3,173トン、箕輪町が2,520トン、南箕輪村が1,683トンとなっています。
上伊那では、今年分まで独自に目標数を算出していましたが、来年分からは県の算出方法を取り入れました。
総会では他に、作付けしない水田については需要の高い上伊那産の小麦「ハナマンテン」と大豆の生産を推進し、自給率の向上を図るとしています。 -
地域のイルミネーション
地域のイルミネーションを紹介するコーナー。
箕輪町松島のイルミネーションフェスタ☆みのわです。
中心市街地の活性化を図ろうと、住民有志でつくるみのわTMOネットワークが毎年開いているもので、今年で8回目です。
天竜川伝説縲怦ノ那谷の夏から秋の風景縲怩eーマに、山の紅葉や、滝を流れる川の水などを表現しています。
イルミネーションフェスタ☆みのわ2012は、来年1月12日まで開かれています。
23日は、地元のフォークソンググループによる演奏が行われる他、先着30人にプレゼントが配られるということです。 -
ジビエ料理を楽しむイベント
ニホンジカや猪による農作物への被害を減らそうと、各地の地方自治体などは有害鳥獣の駆除に取り組んでいます。
そんな中、駆除した有害鳥獣をジビエ料理として味わおうというイベントが20日夜、伊那市内の飲食店で開かれました。
20日夜、伊那市中央の竜門で開かれたイベントには、およそ60人が参加しました。
子どもの頃に食べた味が忘れられないという年輩客から、両親と一緒に参加したという20代の女性まで様々です。
このイベントを開いたのは、竜門の社長小阪洋治さんです。
小阪さんは猟友会員で、毎年猟期が来ると猟に出かけています。
今回提供された肉は、全てこの冬に小阪さんが捕獲したものです。
イベントは4年ほど前から不定期に開いているということですが、口コミで参加者は増えているということです。
小阪さんは「有害鳥獣だからといって駆除するだけでなく、おいしく食べて供養することが大切」と話します。
イベントの参加費は、食べ放題飲み放題で3,000円です。
小阪さんは「材料が手に入れば来月また開きたい。誰でも参加できるイベントなので、興味のある方は是非参加して下さい」と話していました。 -
地震体験車で園児が揺れを体験
箕輪町の松島保育園の園児が17日地震体験車に乗って揺れを体験しました。
17日は年少は震度5まで、年長は震度7までの揺れを体験しました。
地震への意識を高めてもらおうと箕輪消防署が行ったものです。
防災頭巾をかぶった子ども達は机の下に隠れ、しっかりと机の脚につかまっていました。
体験した園児からは「怖かった」「びっくりした」という声が上がっていました。
箕輪消防署では「地震が来たら大人の指示を守って机の下に入ったり頭を守ることが大事」と話していました。 -
開かれた病院に 南信病院でステンレス工芸展
南箕輪村神子柴の南信病院はステンレス工芸の展示会を22日開きました。
会場にはステンレス工芸20点ほどが並びました。
展示会は、ステンレス工芸の良さを伝えるとともに、地域に開かれた病院にしていこうと南信病院が開いたものです。
展示会は今月18日に初めて開かれました。
今回は2回目です。
ステンレス工芸を制作したのは伊那市の小坂洋一さんです。
ステンレスで、諏訪の御柱や、フィギュアスケートの選手が制作されています。
訪れた人の中には、展示会を見たついでに院内の見学をした人もいたということです。 -
長田保育園 新しい保育室が完成
箕輪町の長田保育園の未満児と年長児の新しい保育室が完成し、20日、竣工式が行われました。
新しい保育室は、木造平屋建て、延べ床面積は約130平方メートルで、園舎とテラスでつながっています。
未満児室と年長児用の保育室の2部屋があり、棚やトイレ、水道なども備えられました。
長田保育園では、園児数が増加したことから、昭和59年からこれまで、プレハブの保育室を設置して対応してきましたが、より良い環境で保育を行えるようにと、今回改築が行われました。
総事業費は、約2,800万円となっています。
この日は、新しく完成した保育室で、竣工式が行われました。
平澤豊満町長は、「建物は完成したので、ひと味違う箕輪の子が育つよう、中身を充実させていただきたい」と話していました。
来年1月からこの保育室を使うことになっている年長園児は、関係者の前で歌を披露し、感謝の気持ちを伝えていました。 -
「い~な食育応援隊」シンボルマーク決定
伊那市は、市民の健康づくりを応援する飲食店や生産者などを「い縲怩ネ食育応援隊」として登録する事業を今年度中に始めます。
19日、その事業のシンボルマークが決定し表彰式が行われました。
シンボルマークをデザインした、伊那西高校3年の小田切花香さんに、白鳥孝市長から表彰状が手渡されました。
シンボルマークは、アルプスを背景に、伊那の街並みを描き、リンゴや牛乳、ブドウが微笑みかけるデザインとなっています。
伊那市では、中高生を対象に今年8月からデザインの募集を行い、33作品の応募がありました。
この日は、優秀賞、特別賞の3人にも表彰状が贈られました。
シンボルマークは、ポスターなどに使用され、い縲怩ネ食育応援隊に登録した飲食店などに掲示します。
栄養表示をしている、地産地消に取り組んでいるなどの審査基準をみたした飲食店や、国のガイドラインに沿って生産された農産物を市内で販売している生産者や団体が登録の対象となります。
伊那市では、随時、登録事業者を募集していて、今年度中には、登録証の交付を始める予定です。 -
電車事故未然に防ぎ 岩出さんに署長感謝状
11月24日、伊那市御園で起きた軽乗用車がJR飯田線の線路に乗り上げた事故の際、非常用ボタンを押すなどして事故車両と列車との衝突事故を未然に防いだとして、上新田の岩出 誠二さんに、伊那警察署長から、20日、感謝状が送られました。
20日は、田中 泰史署長から、岩出さんに感謝状が送られました。
岩出さんは、11月24日、伊那市御園双葉の踏み切り近くで、伊那市の80代の男性が運転していた軽自動車が線路に乗り上げた事故の直後に、現場近くを通りかかりました。
岩出さんは、踏切脇の非常用ボタンを押し、携帯電話でJRに状況を連絡、更に発炎筒をたいたということです。
冷静で迅速な岩出さんの行動により、乗り上げた軽自動車と列車の衝突事故を未然に防いだとして、伊那署長から感謝状が送られました。
田畑駅から、伊那北駅に向かっていた電車の68人の乗客乗員に怪我はありませんでした。
伊那署では、「ここまで的確な行動で事故を未然に防いだケースはあまりない。電車の脱線、転覆事故などを防ぐ冷静な行動だった」と、感謝していました。 -
新政権に白鳥市長「地方の声聞いて」
伊那市の白鳥孝市長は、自民党の新政権に対し、「偏ったお金の使い方を見直し、地方の声を聞いて欲しい」との考えを示しました。
これは、20日開かれた定例記者会見の中で、新政権に期待することはとの記者の質問に答えたものです。
白鳥市長は、「地方では10メートルの道路を作るにも10年かかることがある。お金の使い方に偏りがあるのではないか。現場に出向いて、地域の生の声を聞き、政治に生かしてもらいたい」との考えを示しました。 -
支援学校見学し障害者雇用を促進
障害者の雇用拡大につなげようと、長野県は、事業所などを対象にした特別支援学校の見学会を、20日、伊那養護学校で初めて開きました。
見学会には、上伊那管内の事業所や、経済団体、地方自治体の職員など、30人ほどが参加しました。
参加者は、伊那養護学校の高等部の作業学習の様子を見学しました。
この見学会は、障害者の雇用拡大につなげようと、県の主催としては、初めて伊那養護学校で開かれました。
伊那養護学校の高等部には、現在、1年生から3年生まで合わせて105人の生徒が通っています。
来年度から、法律の改正により、障害者を雇用しなければならない事業所の規模が、従業員56人から50人になります。
新規に障害者雇用を検討している企業の担当者などは、それぞれの個性を生かした作業学習を熱心に見ていました。
見学会の後には意見交換会がありました。
雇用を検討している企業から、「受け入れる場合社員の教育についてはどのようにしたらいいのぁ」という質問に、学校側から「伊那養護学校の教員が出向く事もあるし、就職した後に障害者をサポートする支援もある」と説明していました。
既に雇用している企業からは、「障害者に関る担当者は職業相談員の資格を取っている。」と報告していました。
伊那養護学校では、平成22年度の卒業生では18人中5人が、平成23年度は、16人中6人が一般企業に就職しています。
平成24年度も、37人中13人が一般企業に就職する予定です。 -
伊那中央病院に口腔外科 来年設置へ
20日の伊那中央行政組合議会で、白鳥孝組合長は、伊那中央病院に口腔外科を設置する方向で準備を進めていることを明らかにしました。
時期は、来年10月を予定していて、現在建設が進められている救命救急センター棟2階に設置するということです。
信大病院から派遣される歯科医師1人が常勤し、入院患者の口腔ケアや、開業医から紹介状のあった患者の外科手術を行います。
口腔外科設置にかかわる費用は、来年度当初予算に計上する予定です。 -
伊那中央病院 4年連続の黒字の見通し
伊那市の伊那中央病院の今年度の予算上の黒字見込みは、約4億3千万円で、4年連続の黒字となる見通しです。
20日、伊那市役所で、伊那中央行政組合議会が開かれ、今年度の伊那中央病院事業会計の補正予算案が提出され可決されました。
補正後の予算額では、今年度の病院事業収益から事業費を引いた額は、約4億3千万円の黒字となっています。
黒字の主な要因は、患者一人あたりの一日の入院単価が上がった事をあげています。
伊那中央病院は、平成21年度から4年連続の黒字となる見通しです。 -
インフルエンザ 流行期に
長野県は、12月16日までの一週間の、一医療機関あたりの患者数が、基準となる一人を超えたことから、インフルエンザが流行期に入ったとみられると19日に発表しました。
上伊那の一医療機関あたりの患者数は、2.5人となっています。
県では、うがい、手洗い、マスクの着用など、感染拡大防止につとめるよう注意を呼びかけています。 -
伊那スキーリゾート 小中学生にリフト無料券を提供
22日にオープンする、伊那市の伊那スキーリゾートは、今シーズン、さらなる誘客に力を入れ、上下伊那の小中学生を対象にリフト券を無料で提供します。
19日、伊那スキーリゾートで安全祈願祭が行われ、伊那市、や地元、西春近の関係者とともに、今シーズンの安全を祈願しました。
伊那スキーリゾートは、今年11月に、(株)クロスプロジェクトの子会社「(株)伊那リゾート」が経営を引き継ぎました。
伊那リゾートは、伊那市の小黒川渓谷キャンプ場、飯島町のキャンプファームいなかの風も経営しています。
社長に就任した白澤裕次さんは「夏と冬の営業は両輪。一元化を進めていきたい」と挨拶しました。
伊那スキーリゾートは、昨シーズン、約4万6千人の利用があり前のシーズンより2割増となっています。
今シーズンは5万人を目指すということで、上下伊那の小中学生3万2千人を対象に、シーズン中、何回でも使える無料リフト券を提供します。
伊那スキーリゾートのほか、下伊那郡阿智村のヘンブンスそのはらなど、4つのスキー場で利用できるということです。
伊那スキーリゾートでは、ほかに、駒ヶ根高原スキー場とタイアップして、ポイントをためるとクーポン券が当たるイベントも企画しているということです。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は、今週末の22日(土)からとなっています。 -
JA上伊那 米穀拠点3施設 竣工
JA上伊那が再編を進めている米穀施設のうち、拠点となる、南箕輪、美篶、飯島の3つのカントリーエレベーターの増改修工事が完了しました。
19日は、完成した3施設の見学会が開かれ、JAの関係者や上伊那の市町村長などおよそ100人が参加しました。
このうち、南箕輪はこれまでの施設に加え、鮮度を落とさないよう米をモミの状態で貯蔵できるサイロが新設されました。サイロの容量は2000トンあり、外壁には鋼板を使用し、コンクリートと比べ、耐久性と耐震性に優れているという事です。
見学会の後、伊那市のJA上伊那本所で南箕輪、美篶、飯島の施設の竣工式が行われました。
式で御子柴茂樹代表理事組合長は、上伊那の米が県内で一番の販売高を挙げている実績などに触れ「上伊那米としてのブランドを高めていくと共に、上伊那の農業の基幹施設として農業発展していくよう十分活用していきたい」と挨拶しました。
JA上伊那では、現在12の米穀施設を運営していますが、減反による稼働率低下や施設の老朽化などの課題を抱えています。
今回は、およそ9億7千万円かけ、3つの施設の拠点化が終了しました。
来期以降、東春近、辰野、中川は一部機能を残し閉鎖し、全体で12施設から9施設に統廃合を進める考えです。 -
おおにし整骨院スタッフ 乾布摩擦で地域を元気に
日に日に寒さが厳しさを増すなか、伊那市美篶のおおにし整骨院では、地域に元気を発信しようと、毎朝スタッフ2人が屋外で乾布摩擦を行っています。
19日の伊那地域の最低気温は、午前7時7分にマイナス3.8度を記録しました。朝7時40分。おおにし整骨院の前には、スタッフの大山拓也さんと、中山亮太さんの2人が、上半身裸姿でタオルを手に乾布摩擦を行っていました。
もともとは室内で行っていましたが、地域の話題作りにと大山さんが提案し、今月から外で行っているという事です。
乾布摩擦には、体温を調整する機能を高め、皮膚の角質がとれ、肌をきれいにする効果があるという事です。
おおにし整骨院では、晴れた日は毎朝行っているので、興味のある人は一緒にやりましょうと仲間を呼び掛けています。 -
SO冬季世界大会に伊東さん出場
来年1月に韓国で開かれるスペシャルオリンピックス冬季世界大会に箕輪町在住の伊東宏晃さんが出場します。
18日は伊東さんら4人が箕輪町役場を訪れ、平澤豊満箕輪町長に出場報告をしました。
スペシャルオリンピックスは知的障害者の社会参加をスポーツを通じて支援する国際組織で、4年に一度夏と冬に世界大会を開いています。
伊東さんはフロアホッケーの日本代表チームの選手として初出場します。
ゴールキーパーなどを務め、チームの中心的な存在だということです。
スペシャルオリンピックス冬季世界大会は来年1月29日から韓国で開かれます。 -
高遠北小児童が高遠辛味大根の試食
伊那市の高遠北小学校の3年生は、自分たちが収穫した辛味大根で高遠そばを19日試食しました。
19日は3年生10人が伊那市職員から指導を受けてそばを打ちました。
高遠北小3年生は、地域の特産品や農業を学ぼうと社会科や総合学習の時間に辛味大根の収穫などを行ってきました。
高遠そばは、辛味大根、焼き味噌をあわせたからつゆに麺を付けて食べるのが特徴です。
19日は、めんつゆにすりおろした辛味大根を入れて味わっていました。
そば打ちを指導した伊那市の職員は、「これをきっかけに子ども達が地元のそばや辛味大根に興味を持ち、次の世代に受け継いでいってほしい」と話していました。 -
高校で次のステップに
上伊那の中学生が活躍する硬式野球チーム伊那ファイターズの第32期生の卒団式が16日箕輪町で行われました。
今回卒団するのは、東部中、伊那中、南箕輪中、西箕輪中、春富中の3年生12人です。
保護者などが見守る中、一人一人名前が呼ばれ、卒団生が入場しました。
三澤良男会長は、「伊那ファイターズで学んだことは、自信になる。次のステップで活躍してください」とあいさつ。
登内英夫代表は、「野球を通じて勝負の世界を実践してきた。人生の中で一番大事なことを学んだ」と激励しました。
この後、登内代表から1人1人に修了証書が手渡されました。
伊那ファイターズ32期生は、長野日報杯で準優勝するなどの活躍を見せました。
卒団生を代表して松崎優太君は、「団結力や感動、喜びを学ぶことができた。それぞれの高校で野球を続け夢に向かって走り続けていきたい」と話しました。
伊那ファイターズは、3年生が抜け、2年生が11人、1年生は16人の27人が所属していて、新入団員を随時募集しています。 -
南ア ジオパーク再認定に向け意見交換
平成20年に南アルプスが日本ジオパークに認定されて4年。
4年ごとの再認定に向けた意見交換会が今日、伊那市役所で開かれました。
18日は、関係者40人が参加し、南アルプスのジオパーク再認定に向けた今後の方針や活動内容を確認しました。
ジオパークは、地層や地形、断層などの地質現象を観察できる場所で、南アルプスは平成20年12月に認定を受けました。
4年ごとの更新が必要で、再認定には「4年間に行った事業や活動が質の高いものであったか」や「認定以降に始めた事業が適切かどうか」などの評価項目について、審査を受ける必要があります。
今月末に日本ジオパーク委員会の委員らが、関係者に対しヒアリング調査を行い、順調に進めば今年度中に再認定されるかどうかが決まるということです。
18日は、現在の取り組み状況や今後の活動についてグループごと意見を交わしました。
県学者を案内するガイドからは「人数や年齢など状況によって案内の仕方を工夫する必要がある」「リニアのトンネル建設に合わせ地質調査や研究を行いたい」などの意見が出ていました。
主催した南アルプスジオパーク協議会では「再認定をステップに、今後さらに活動をひろげていきたい」と話していました。 -
新山学校 5年生がしめ飾り作り
伊那市の新山小学校の児童は18日、正月用のしめ飾りの作り方を地域の人から教わりました。
18日は、5年生3人が近くに住む橋爪由美さんからしめ飾りの作り方を教わりました。
新山小では、毎年5年生が白毛餅作りを行っていて、収穫した後の藁を使ってしめ飾りを作っています。
児童らは、「右手を手前に引くようになうと良い」と橋爪さんからアドバイスを受けながら、40センチほどの束をなっていました。
最後に、鯛やおかめ、小判などの縁起物の飾り付けをして完成です。
橋爪さんは「お金を出せば何でも買える時代だが、手づくりの良さを感じてもらい、伝統を次の世代に伝えていってほしい」と話していました。 -
愛の鐘竣工 22日イベント
南箕輪村の大芝高原内にある愛の鐘の改修工事が完了しました。
22日には恋人が愛を誓うイベントが行われます。
村では今年の7月から愛の鐘の整備を行ってきました。
事業費はおよそ300万円となっています。
改修工事は、台座を新しくしたもので御影石が使われています。
その周りには花壇も整備されました。
愛の鐘は恋人岬で知られる静岡県の旧土肥町、現在の伊豆市と姉妹都市を結んだ翌年の平成4年に旧土肥町から贈られました。
22日土曜日にはカップルなどに恋人宣言証を発行するイベントが行われることになっています。 -
蜜ロウで来年の干支「巳」置物づくり
今年も残すところ10日余りとなりました。
伊那市御園の小松養蜂園では来年の干支の置物作りが行われています。
小松養蜂園の小松実治さんは、18年前から蜜ロウで干支の置物を作っています
作業は、今月初めから始まっていて18日は、毎年この作業を手伝っている障害者社会就労センター「ゆめわーく」の利用者が応援に駆けつけました。
小松養蜂園で使う蜂の巣箱をゆめわーくの利用者が作っていることが縁で毎年作業を手伝っています。
クレヨンとロウを溶かし、専用の型に流し込み2時間ほどかけて固めます。
ロウが固まった後、型を外して完成です。
利用者たちは小松養蜂園の小松実治さんから作り方を教わりながら作業にあたっていました。
今年は、仙丈ヶ岳をバックにヘビが2匹いるものやヘビが帽子をかぶったものなど3種類、およそ300個作る予定です。
作業は22日まで行われることになっていて、完成した置物は、ゆめわーくの利用者が日頃おせわになっている人たちに贈るということです。 -
クリスマス会で虹の会が読み聞かせ
箕輪町公民館松島分館の子育て学級スマイルクラブのクリスマス会が17日開かれ、箕輪町図書館のボランティアグループ「虹の会」が読み聞かせなどを行いました。
クリスマス会は松島コミュニティセンターで開かれ、10組ほどの親子が参加しました。
虹の会は、箕輪町図書館の読み聞かせボランティアグループで、月に1度図書館で読み聞かせを行っているほか、スマイルクラブのクリスマス会でも毎年読み聞かせを行っています。
今年は小さや子どもたちのために、パネルシアターなど一緒に楽しめるものを選んだということです。
子ども達は掛け声をかけたり体を動かすなどして楽しんでいました。
虹の会では、「小さな子どもも楽しんでよく聞いてくれ、やりがいがありました」と話していました。 -
宮下氏 国政返り咲き
第46回衆院選の投票が16日行われ即日開票されました。
長野5区は前回選挙で敗れた自民党元職の宮下一郎さんが当選し返り咲きとなりました。
当選から一夜明けた17日、宮下さんは今後の抱負を語りました。
当選した宮下さんは自民党元職の54歳。
平成15年の選挙で初当選し衆議院議員を2期務めましたが前回選挙では落選しました。
今回は9万9,225票を獲得し3度目の当選を果たしました。
次点で前職の日本未来の党、加藤学さんは、3万737票でした。
長野5区の投票率は68.02%。伊那市は69.25%。箕輪町は70.52%。南箕輪村は68.48%でいずれも前回衆院選を10ポイント近く下回っています。
当選を決めた16日は、伊那市と飯田市の選挙事務所をまわり、就寝は午前2時。
17日は朝6時半に起床し記者会見に臨みました。
一夜明けて国政復帰を決めた宮下さんが今後の抱負などを語りました。
宮下さんは「再出発ではあるがゼロからの出発ではない。これまでの経験、そしてこの3年3か月の現職の皆様方、また落選した仲間とも情報交換、連絡をとりながら活動してきたので、そういう意味ではやはりしっかりと3期目としての責任を果たしていかなければならない立場だと思う。
多くの皆様が昔の、3年3か月前の自公政権には戻したくない。こう思っているのを強く感じるのでやはりもっとオープンに物事を進めていく、ないしは国民の皆様の声や知恵を反映していく。そうしたものがより見えるように努力をしていかないと、一部の幹部が密室で何かを決めたというような印象を与えるようなことはあってはならない。
今回の投票率の低下は政治そのものの信頼が失われたということなので信頼を取り戻したい。」と話していました。 -
干支にちなんだ山車飾りを設置
来年の干支「蛇」にちなんだ山車飾りが17日箕輪町の木下駅前に設置されました。
17日は山車を制作した木下山車飾保存会のメンバー10人ほどが設置作業を行いました。
設置された山車飾りは「安珍と清姫」です。
和歌山県にある道成寺に伝わる伝説で、清姫が恋をした若い僧・安珍に裏切られ、悲しみのあまり大蛇になり安珍を追うという内容です。
山車では、釣鐘の中に隠れた安珍を襲う場面が作られました。
顔は発砲スチロール、胴体はホースを使って作ったということです。
木下山車保存会は毎年1月に行われる南宮神社の初祭りで山車飾りを奉納しています。
来年は1月12日と13日に行われ、境内に5つの山車飾りが設置されます。
木下山車飾保存会が制作した安珍と清姫は、17日から来年1月13日までライトアップされるということです。 -
長田の山林 町が取得へ
箕輪町議会12月定例会が17日開かれ、東京のきぬた農園が売りに出している、ながた自然公園に隣接する山林を取得する費用、およそ1億1,500万円を計上する補正予算案が全会一致で可決されました。
町が取得するのは、ながた自然公園に隣接するおよそ4万3,000平方メートルの山林です。
この山林は、所有する東京のきぬた農園が今年7月に売りにだしていました。
地元の沢区からは、乱開発につながるとして町により取得してもらいたいとの要望が出されていて、9月議会で趣旨採択とされていました。
町はきぬた農園と交渉を進め、管理状況もよく整備されていて適正価格だとして、およそ1億1,500万円で取得することを決めました。
費用については、補正予算で7,000万円を追加するとともに、土地開発基金費として積み立てる予定だった5,000万円の積立をせずに取得費にあてることにしました。
これにより合わせておよそ1億2,000万円の財源を確保しています。
これについて17日の町議会で採決があり全会一致で採択されました。
町では山林取得後の利用方法についてプロジェクトチームを立ち上げ長田一帯のリニューアル整備計画として検討していくとしています。 -
雑穀フェスタ
伊那市長谷で17日のい縲怩ネ雑穀の日にあわせた料理のイベントが16日に開かれ、参加者たちが雑穀料理に腕をふるいました。
日本雑穀協会認定の雑穀クリエイター、梶川愛さんが講師をつとめました。
この日使用した雑穀は、もちきびやもちあわ、しこくびえ、アマランサスで、肉料理やケーキ、サラダのワンポイントとして利用されました。
作った料理は、北イタリアの豚肉の煮込み料理とリンゴのティラミス、サラダです。
講師の梶川さんは、手際よく料理を紹介し、参加者の間をまわりながらポイントをアドバイスしていました。
参加した30人の主婦たちは、料理を自分のものにしようと真剣でした。
この日は、料理教室のほか、梶川さんの講演会や上伊那農業高校の生徒による活動報告もありました。