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4月求人倍率 0.56倍
4月の上伊那の月間有効求人倍率は0.56倍となり、3ヶ月ぶりに低下しました。
ハローワーク伊那では、東日本大震災の影響とみています。
ハローワーク伊那の発表によりますと、4月の上伊那の月間有効求人倍率は0.56倍となり、3月の0.63倍を0.07ポイント下回りました。
新規求職者数は1108人で、前の年と比べて8.2%減少し、4ヶ月連続で前の年の同じ月を下回りました。
それに対し、企業の新規求人数は887人で、前の年と比べ8.4%減少し、4ヶ月ぶりに、前の年の同じ月を下回りました。
ハローワークでは、「取引先が被災する・部品が供給されないといった影響を受けたり、今後の復興の見通しが立たないことなどから、企業が雇用を手控えているのではないか」としています。
また、人員整理の状況では、事業主都合による離職が、211人で、前の年と比べた数字で、17ヶ月ぶりに増加に転じています。
これは、「震災の影響で、派遣や請負を中心に契約の打ち切りがあったためではないか」としています。
ハローワーク伊那では、「今後も震災の影響が懸念される」としています。 -
田中優さんが伊那で講演
反原発の立場で執筆などの活動を行なっている田中 優さんの講演会が、31日伊那市のいなっせで開かれました。
田中さんは、「原発に頼らない社会へ」といった著書を多数出版しているほか、ミュージシャンの坂本龍一さんが発起人のNPO法人「ap bank」で幹事を務めるなどの活動をしています。
講演会は、福島原発事故問題を受けて、伊那市の有志などが開いたものです。
田中さんは、チェルノブイリの事故の後、自分の子どもの体調が悪くなった事をきっかけに、原発問題に取り組んでいます。
田中さんは「現在は、パニックになるのではなく、適度に怖がることが必要な状態」と話しました。
田中さんは、「福島在住の人達が県外に避難しようとすると、『裏切り者』『神経質すぎる』などといわれ、避難できない状況にある。今、チェルノブイリを越えるレベルの汚染の中で、福島の子ども達が被ばくしている。」と話し、「本来、国が立ち入り禁止などの措置をとるべきだが、住居や職業を提供するなど汚染された地域から避難できる支援が必要。」と話しました。
また、「脱原発というと、すぐに自然エネルギーと考えがちだが、まず、電気消費量を減らしたあと、自然エネルギーの活用を考えるべき」と話していました。 -
農業で自立目指し実践塾
農業を始めて5年未満の人を対象にした新規就農実践塾が27日からスタートしました。
新規就農実践塾は、上伊那農業改良普及センターが、毎年開いている実践的な農業講座です。
今年度は、Iターンで就農した人や農業法人に就職した若者、経験が浅い若手農家など17人が受講します。
年代は、10代後半から40代後半までと幅広く、扱う品目も、水稲や果樹、野菜、畜産などと様々です。
この日は、病害虫や農薬の基礎について学びました。
今後は、ひと月にほぼ2回のペースで、作物別の生産技術や帳簿管理、経営計画の立て方などといった農業経営についても学んでいきます。
農業改良普及センターでは、受講者のニーズに沿った柔軟なカリキュラムで対応したいとしています。
センターの大島誠次長は、「今農業は、高齢化や担い手不足でピンチだが、皆さんにとっては、大きなチャンス。切磋琢磨して、このチャンスを生かしてほしい」とあいさつしました。 -
創造館会館一周年記念フォーラム
旧上伊那図書館を改修し、作られた、伊那市創造館の開館一周年記念フォーラムが28日に開かれました。
フォーラムでは、旧上伊那図書館の基本設計者、森山松之助について理解を深めようと、横浜市の職員で、近代建築を研究する古田智久さんが講演をしました。
森山松之助は大正から昭和初期にかけ活躍した建築家で、東京帝国大学を卒業後、昭和3年に建てられた諏訪市の片倉館などの設計などを行いました。
古田さんは、森山の設計について「左右対称にとらわれず変化を好み、自由な発想で設計を行っていた。
建物は親しめるデザインで、くつろげる空間を作り出している」と説明しました。
また、昭和5年に建てられた旧上伊那図書館については、「正面2階と3階にかかる出窓は、当時としては珍しい鋼鉄製の窓枠を使用し、ユニークなデザイン」と話し、「近代モダン建築の建物は、街並みを豊かにする。
これからも愛情を注ぎ、創造館を末長く守ってほしい」と呼びかけていました。 -
韓国の大学関係者が来伊
東日本大震災と福島原発事故の影響で海外からの旅行客が減っている中、韓国の旅行会社は、地元の大学関係者を招いて、伊那市の寺や観光スポットを訪れました。
29日は、韓国の大学関係者や旅行会社など6人が伊那市を訪れました。
これは、震災後、日本への旅行客が減っていることから海外のメディアや旅行会社などに視察、取材してもらい正確な情報を発信してもらおうと現地の旅行会社と長野県が協力して行ったものです
伊那市では、高遠町にある弘妙寺を訪れました。
弘妙寺は、気が出る寺と言われていて韓国の関係者達は、手を広げて気を感じていていました。
また、高く遠くのゴロで多くのプロゴルファーが祈願に訪れているという話を興味深そうに聞いていました。 -
6月6日まで禁煙週間
たばこが健康に及ぼす影響を知ってもらおうと、伊那保健福祉事務所は6月6日まで、たばこに関するコーナーを伊那市の伊那合同庁舎入口に設置しました。
5月31日の世界禁煙デーに合わせ厚生労働省では、31日から6月6日までを禁煙週間として様々な活動を行っています。
それに伴い伊那保健福祉事務所でも禁煙などに関する普及啓発活動を実施しています。
吐く息の一酸化炭素濃度測定や禁煙相談、パネル展示などを行いながら禁煙や受動喫煙対策の重要性を知ってもらうコーナーを設けました。
長野県によりますと県内の成人男性の喫煙率は去年、平成22年の段階で、26.7%で平成19年に比べると14ポイント減っています。
伊那保健福祉事務所では、「たばこを吸っている人は、この機会にぜひ禁煙に取り組んでほしい」と話していました。 -
環境アセス 環境現況調査6月1日から
上伊那広域連合は、新しいごみ中間処理施設の建設に伴い、環境影響評価、環境アセスメントの過程となる環境現況調査を6月1日から始めます。
31日は、上伊那広域連合の職員をはじめ、調査を行う委託業者など10人が参加し、機器の点検を行いました。
現況調査は、大気や振動、悪臭など15項目の情報を収集します。
このうち、1日からは、地上気象の調査とボーリング調査を実施します。
地上気象の調査は、候補地となっている富県天伯水源付近をはじめ、およそ半径2キロ前後の新山小学校、美篶支所など8カ所で風向や風速を24時間365日観測します。
また、春、夏、秋、冬にGPS機能付きのバルーンをあげ、地上から上空1500メートルまでの気象の調査を行います。
地質を調べるボーリング調査は、候補地の東側など3カ所で行います。
オオタカやハヤブサなど希少猛禽類の営巣の調査は、候補地から半径1キロの範囲で実施します。
上伊那広域連合では、7月には一般向けの現地見学会を行う他、上伊那広域連合のHPなどで中間報告の掲載も予定しています。
来年度中に準備書、評価書を作成することになっています。 -
福島で被災地応援花火打ち上げ
伊那市は、8月の伊那まつりにあわせて、東日本大震災の被災地で、応援花火を打ち上げます。
応援花火は30日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしました。
被災地応援花火は、東日本大震災の被災地復興への願いを込め行われます。
打ち上げ場所は、未定で、伊那市と友好関係にある福島県の会津若松市か猪苗代町での打ち上げを予定しているという事です。
花火の協賛金は、一口千円で受付は、6月13日までとなっています。 -
長野県商工会連合会上伊那支部広域協議会総会
上伊那の商工会でつくる長野県商工会連合会上伊那支部広域協議会は、中小企業の会員に対し専門の企業アドバイザーを派遣する「支援ネットワーク」の強化を進めます。
26日は、伊那市のマリエール伊那で協議会の総会が開かれ、今年度の事業計画などについて協議しました。
今年度は新たに、経営問題を抱えている中小企業の会員に対し、専門の企業アドバイザーの派遣を依頼する「支援ネットワーク」の強化を進めます。
他に、商工会ごと支援テーマを決めプランを策定していく「産業振興支援プロジェクト」を進めてくことなどを決めました。
森本光洋会長は、「震災で原材料の供給が不足しているが、これをデフレから脱却するチャンスと捉え、地域の活性化にむけ取り組んでいきたい」と話していました。 -
そろばんグランプリ・長野
「そろばんグランプリ・長野」が29日、伊那市の伊那商工会館で開かれ、全県から集まった小学生から一般まで175人が腕を競いました。
県商工会議所連合会や県珠算連盟連合会が毎年開いている県大会で、伊那で開かれるのはH6年以来17年ぶりです。
大会には、小学生から一般まで175人が出場しました。
競技は、掛け算や割り算それぞれ20題を3分間で解く問題などが出題され、合計点で順位を決めます。
そろばんは計算力を養うとともに、脳を活性化し集中力も養えるという事で、最近はそろばんの良さが見直され大会に出場する人数も年々増加の傾向にあるという事です。
珠算連盟では、「大会を通してそろばんの良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
なお、大会の結果、スクール部門団体戦で箕輪中学校が5団体中2位となっています。 -
住民情報保管先検討へ
上伊那広域連合の白鳥孝連合長は、上伊那情報センターが保管している住民情報について、被災した場合に消失するなどのリスクがあるとして、新たに別の保管先を検討していくとの考えを示しました。
これは、30日開かれた、上伊那広域連合議会で示されたものです。
情報センターが保管している、住民情報などのデータは、毎日バックアップをとり、センター内の耐火金庫に保管しています。
また週1回、前週末のバックアップを市内の銀行の貸金庫に保管しています。
しかし、この地域が同時に被災した場合、データが消失するリスクがあるとして、新たな保管先を検討します。
情報センターは、現状、震度6強の耐震構造となっていますが、非常用発電設備がなく、電気が止まると全てのシステムが停止し、復旧もできない状態だということです。
このことから今後、非常用発電設備の設置についても検討していくとしています。 -
箕輪町のおごち保育園でアフリカン太鼓の演奏
箕輪町のおごち保育園の園児達は、アフリカの民族楽器「アフリカン太鼓」の演奏を30日、楽しみました。
30日は、岡谷市在住のパーカッショニスト塩澤大地さん夫妻がおごち保育園を訪れ、「アフリカン太鼓」を演奏しました。
おごち保育園での演奏は、職員のひとりが塩澤さんと知り合いだったことが縁で行われました。
和太鼓が牛の皮を使っているのに対し、アフリカン太鼓は、ヤギの皮が使われていて、丸みを帯びた柔らかい音が特徴と塩澤さんは話します。
30日は、塩澤さん夫妻が、オリジナル曲や、アフリカの笛を使って園児たちにも馴染みのあるアニメの曲などを演奏しました。
おごち保育園の山・ス文子園長は「小さいうちから生の音楽に触れることで、五感を養ってもらいたい」と話していました。 -
大雨の影響 各地で被害
先週金曜日からの雨により、伊那市や箕輪町で、土砂崩れや、倒木があり、道路が通行止めとなりました。
伊那市長谷の鹿嶺高原に続く林道では29日午後2時40分頃に土砂崩れが発生しました。
道をふさいでいた土砂の一部は、29日、撤去されたという事で、30日は、市の職員が、残りの土砂や、他に土砂崩れが発生していないか確認をしていました。
伊那市では、今回、崩落があった場所は、今後も土砂崩れが起きる危険がある為、当分の間、この林道を通行止めにするという事です。
また、箕輪町の南小河内では住宅付近の法面が崩れました
これによるけが人はありませんでした。
現場では、上伊那地方事務所の職員が、現地調査を行っていました。
長野地方気象台によりますと、27日金曜日の雨の降り始めから、今日、午後3時までに、伊那地域で降った雨の量は118・5ミリでした。
気象台では、雨のピークは越えたが、土砂災害が発生する恐れがあるので、引き続き注意してほしいと呼びかけています。 -
伊那市東日本大震災復興緊急支援資金 創設
伊那市は、「東日本大震災復興緊急支援資金」を創設し6月1日から運用を始めます。
東日本大震災復興緊急支援資金は、震災の影響により、経営に支障をきたしている、市内の中小企業を支援する制度です。
<貸付の対象>
●被災地域の事業者と取引関係にあり売り上げが減少した企業
●また、観光業者など震災の影響で、キャンセルなどが相次ぎ、売り上げが減少した企業です
資金は、運転や設備資金を目的に、限度額は2000万円で、貸付期間は、運転資金が8年以内、設備資金が10年以内となっています。
受付は、6月1日から平成24年3月31日までで、保証料は市が全額負担します。
市では、気軽に相談してほしいと話しています。 -
伊那まつり花火 有料席設置
今年の伊那まつり花火大会では、初めて、有料席が設置されます。
30日、伊那まつり花火委員会が伊那商工会館で開かれ、有料席の設置や、去年と同規模の花火大会を実施する事が了承されました。
有料席は、伊那市役所南側にある駐車場の広さはおよそ、670平方メートルの敷地に400席設置される計画です。
料金は一席500円を予定していて、収益は東日本大震災の被災地へ義援金として送るという事です。
花火委員会の川上健夫委員長は、「初めての試みになるが、多くの人に利用してもらい、多くの義捐金を東北に届けたい」と話していました。 -
30日にブレーカーの調査
28日の午後、伊那市西春近の一部の地域で断水となりました。
地区内にある配水地のブレーカーが落ちていたことによるもので、伊那市では30日、詳しい原因について調べることにしています。
伊那市によるりますと、28日の午後3時頃から3時間近く西春近のおよそ500世帯で断水となりました。
地区内にあるブレーカーが落ちていて水を送るポンプが止まっていたということです。
伊那市では30日、漏電などを含め調べることにしています。 -
伊藤真一さん穴窯の器展
伊那市に陶芸窯を構える伊藤真一さんの「穴窯の器展」が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
薪でたく窯の一種、穴窯で焼いた作品を初めて紹介する展示で、会場には200点以上の作品が並んでいます。
伊藤さんは、2009年に伊那市与地に穴窯を構え、2010年からこれまでに3回、作品を焼きました。
今回の展示作品は、3回の制作の中から選んだ器で、およそ半分が花を生ける器、残りは小鉢や皿などの食器です。
この穴窯の器展は30日(月)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
ユネスコ・エコパーク登録検討委員会設置
伊那市を含む、長野県、静岡県、山梨県内の10市町村で構成する、南アルプス世界自然遺産登録推進協議会は、南アルプスの世界自然遺産登録に向けてユネスコ・エコパーク登録検討委員会を設置することを決めました。
29日は富士見町で協議会の総会が開かれ南アルプスの世界自然遺産登録に向けた取り組みについて協議しました。
登録は、クライテリア(登録基準)を満たすことが条件で「地形、地質」や、動植物の「生態系」「生物多様性」などで、世界的な価値を有することが必要となります。
ユネスコ・エコパークに登録されれば、クライテリア(登録基準)のうち「生態系」や「生物多様性」について南アルプスが価値を有しているということとなります。
協議会ではユネスコ・エコパーク登録検討委員会設置により、南アルプスの「生態系」および「生物多様性」についての調査研究を進め、世界自然遺産登録に弾みをつけたいとしています。 -
伊那市消防団水防訓練
出水期を迎え、伊那市消防団は29日、伊那市高遠町の三峰川沿いで水防訓練を行いました。
訓練は、長雨や台風等による河川の増水により堤防の決壊や河川の氾濫を防ぐ方法を学ぼうと毎年この時期に開かれています。
29日は雨の中、班長以上の団員233人が参加し、水害発生時に迅速に対応できるよう基本的な工法を伊那建設事務所の職員から教わりました。
はじめに、基礎となるロープの結び方を学び、実際に竹の棒に縛り付けていました。
土のう作りでは、団員が2人組になって作業を行いました。
担当職員から、袋の中に砂を7分目まで入れ、しっかり袋の口を結ぶようアドバイスがありました。
伊那市消防団では、「今日の訓練を活かし、万が一に備えていきたい」と話していました。 -
30日にかけ大雨の恐れ
活発な梅雨前線の影響で県内は29日夜遅くから30日にかけて大雨の恐れがあります。
長野地方気象台では、午後12時45分に上伊那地域に大雨警報を出し、河川の増水や土砂災害などに注意するよう呼び掛けています。
この雨で伊那市東春近では、河川が増水し、地元の消防団らが土のうを積むなどして対応していました。
台風2号は、午後3時に温帯低気圧に変わりましたが広い範囲で雨となりました。
長野県に台風が最も接近するとみられるのは今夜から30日の朝で、1時間に30ミリの激しい雨が降ると予想されています。
気象台では、河川の増水や土砂災害に注意するよう呼びかけています。 -
伊那市西春近一部で断水
28日午後3時頃から、伊那市西春近の一部で断水となっていて、午後5時30分現在、伊那市が原因究明にあたっています。
伊那市水道部によりますと、断水となっているのは、伊那市西春近上島、下島、東方、村岡の一部です。
原因は、不明です。
午後3時頃、断水となっている地域住民から問い合わせがあり、断水が判明しました。
伊那市では、水道本管破損が原因とみていますが、復旧のめどは、午後5時30分現在でたっていません。 -
高遠町の商店主らが義援金届ける
伊那市高遠町の商店主らでつくる、たかとおカード加盟店会は25日、チャリティーコンサートで集まった義援金を、伊那市に届けました。
25日は加盟店会の櫻井彰会長など3人が伊那市役所を訪れ、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に送る義援金15万5,234円を手渡しました。
加盟店会は21日に音楽を通して被災地を支援しようと、高遠町総合福祉センターでチャリティーコンサートを開きました。
コンサートには伊那市の東部中学校合唱部の生徒らが出演し、会場には、約300人が集まりました。
櫻井会長は「被災地復興のために役立ててもらいたい。」と話していました。 -
30日にかけ激しい雨に注意を
梅雨前線や台風2号の影響で、長野県内は、南部を中心に今夜から、30日にかけ、激しい雨が降る恐れがあります。
長野地方気象台では、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
本州の南海上に前線が停滞していて今後、この前線にむかって、台風2号から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となる見込みです。
長野地方気象台では今夜から広い範囲で雨となり明日朝からは、1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあると予想しています。
今日午後6時から明日午後6時までの24時間に長野県南部の降水量は、多い所で、120ミリ、30日にかけさらに増えると予想しています。
気象台では、土砂災害や河川の増水などに十分注意するよう呼びかけています。 -
伊那公園マレットゴルフ場オープン
伊那市の伊那公園マレットゴルフ場が、28日、オープンしました。
28日は、地元の中央区の区長や、関係者など、およそ20人が参加し、オープニングセレモニーが行われました。
伊那公園マレットゴルフ場は、30年ほど前に作られましたが、利用者が少なく、コースは荒れた状態だったという事です。
伊那市中央区のマレットゴルフ愛好者でつくる中央区マレットゴルフクラブでは、街中にあり、より多くの人にマレットゴルフを楽しんでもらおうと、再開に向け、整備を進めてきました。
クラブでは、今年の3月から、土の入れ替えや、間伐材でコースの区切りを作るなどの整備作業をボランティアで行ってきました。
これまでは、公園内に3か所に点在していたコースは、公園の東側、市営プール近くの林に一か所にまとめられました。
セレモニーが終わると、出席者は、新しいコースでプレーを楽しんでいました。 -
ふれあい農園で都会の人達が田植え体験
伊那市高遠町勝間にある都会の人達のオーナー農園「ふれあい農園」で28日、田植え体験が行われました。
勝間のふれあい農園では、東京や埼玉など関東の人を中心におよそ110人が参加して田植えを体験しました。
ふれあい農園は、農作業体験を通して都市と農村の交流を深めようと行われていて、オーナーは田植えと稲刈りを体験します。
収穫後、申し込み1区画につきコシヒカリの玄米60キロがオーナーに届くことになっています。
この日は、およそ13アールの田んぼでコシヒカリの苗を手植えしました。
稲刈り体験は10月に行われる予定です。 -
森林セラピーてくてくツアー
森林セラピーロードの持つ、リラックス効果を体験するツアーが28日、南箕輪村の大芝高原で行われました。
森林セラピーてくてくツアーは、大芝高原に設置された森林セラピーロードを活用した運動方法を広め、多くの人に利用してもらおうと、南箕輪村が企画しました。
ツアーには、村内を中心に上伊那各地からおよそ40人が参加しました。
松本大学の根本賢一准教授は日頃の運動方法についてアドバイスをしました。
根本さんは「毎日の運動を30分休みなく続けた場合と、10分毎、3回に分けて行った場合を比較し、筋力や肺活量、動脈硬化予防では、同じ程度の効果がみられる。
体力に合わせ、無理なく続ける事が大切」と話していました。
ある参加者は、「毎日1時間歩いています。自己流になっていた点などを再確認できました。」と話していました。 -
南アルプス研究会 今年度「ふれあい調査」実施
自然環境を生かした地域づくりに取り組んでいる南アルプス研究会は今年度新たに、地域住民と協働で、自然の中での暮らしや遊びなど身近な自然とのかかわりを調べる「ふれあい調査」に取り組みます。
28日、南アルプス研究会の総会が伊那市長谷の入野谷で開かれ、事業計画が承認されました。
ふれあい調査は、住んでいる地域で自然とどう関わり暮らしてきたか、子どもの時に自然の中でどのような遊びをしてきたかといった自然とのかかわりを調べ、地域づくりにつなげるというものです。
調査は2011年度から2013年度までの3年間で、今年度は予備調査として長谷地域で行います。
今後、住民と検討してテーマを設定し、9月から12月に調査する予定です。
来年度からの本調査では、伊那市内のほかの地域にも呼び掛けたいとしています。
南アルプス研究会の坂井昌平会長は、「研究会は地域住民と共に歩む体制づくりが課題となっている。今年度は住民と協働でふれあい調査を力一杯頑張っていきたい」と話していました。 -
JA上伊那 平成22年度決算 利益減少
JA上伊那の平成22年度の事業総利益は、前の年度と比べおよそ1億3千万円減少しました。
JA上伊那の通常総代会が26日、JA上伊那本所で開かれました。
平成22年度の事業総利益は79億4903万円で、前の年度より1億3697万円減少しました。
これは金融、共済、LPガス、Aコープレギュラー店での減少によるものです。
純利益は1億5155万円で、前の年度より7758万円減少しました。
農畜産物の販売高は145億1384万円で、前の年度より9億7050万円減少しました。
今年度は、去年策定された中期計画の2年目で、計画実現のため事業に積極的に取り組んでいくことが確認されました。
また、環太平洋連携協定TPPへの参加に反対する特別決議も承認されました。
宮下勝義組合長は、「安全・安心・新鮮な農畜産物の生産と販売を通して、農家の手取りの向上を図り、暮らしを応援していきたい」と話していました。 -
地権者組合が10万円寄付
国道伊那バイパス南箕輪村地区地権者組合は24日、およそ10万円を寄付しました。
24日は、地権者組合の浅野芳美組合長らが役場を訪れ、およそ10万円を唐木一直村長に手渡しました。
組合は、去年10月に天竜橋を含む国道153号バイパスの村内全区域が供用開始したことから、今年2月で組織を解散しました。
寄付金は、解散にともない、運営費の一部をあてたものです。
唐木村長は「長い間地権者の協力があって完成した。これかららは周辺整備に取り組んでいきたい」と話していました。
浅野組合長は、「村の発展に役立てて欲しいと話していました -
春の呑みあるき
伊那谷のお酒を飲み比べることができるイベント「春の呑みあるき」が27日、伊那市の通り町商店街で行われました。
イベントは、商店街を歩きながらゆっくりと酒を味わってもらおうと、酒販店などが毎年春と秋の年2回開いているものです。
27日は、辰野町から飯田市までの12の酒造メーカーが、日本酒や地ビール、ウイスキーなどを提供していました。
イベントでは、1,000円で道中手形とおちょこのセットを購入すると、全ての種類の酒を好きなだけ味わうことができます。
参加者は、それぞれのブースの担当者に飲み方やお薦め品などを聞き、飲み比べていました。