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ママチャリエコ耐久 in 伊那サーキット
かご付き自転車・通称ママチャリで3時間にわたりサーキットを走る耐久レース、ママチャリエコ耐久が、14日、伊那市の伊那サーキットで行われました。
耐久レースには、県内外から37チームが参加しました。
レースは、一人で3時間を走りきるアイアンマンの部、家族で走るファミリーの部、会社仲間で走るカンパニーの部など5部門が設けられました。
この耐久レースは、二酸化炭素を排出しないエコな自転車のレースで、チームメイトとともにゴールする達成感を味わってもらおうと去年から開かれていて、今回で6回目です。
今回から、所有者がみつからず廃棄処分されてしまう放置自転車を長野市のNPOから譲り受け、参加者に貸し出す取り組みも始めました。
参加者は、仲間と交代しながら3時間の耐久レースに挑んでいました。
実行委員会によると、特に企業からの参加が増えているということで、社員の交流の場や福利厚生などとして活用されているのではないかと話しています。 -
リアルソフト盤全国大会in伊那
野球盤というボードゲームの実写版・第1回リアルソフトボール盤全国大会 イン 伊那が、14日、伊那市の美篶六道原運動場で開かれました。
第1回全国大会には、上伊那を中心に12チームが参加しました。
この大会は、ボードゲームの野球盤を、実際にグラウンドで行おうという企画で、伊那商工会議所青年部が考案しました。
ソフトボールのまち伊那市をPRしようと、野球ではなくソフトボールで行われました。
グラウンドにフェンスを設けて、ピッチャーは、ピッチングマシンを使います。
打球が飛んだ場所で、ヒット・アウトなどが判定され、出塁した打者は、走者看板を移動させます。
14日は、信濃グランセローズチームがゲストとして招かれ、中学生などと対戦しました。
投手はマシーンで、守備がないためチームに実力差があっても試合が成り立つということで、この大会ならではの対戦カードとなりました。
伊那商工会議所青年部では、「伊那市を全国にPRするイベントとして、来年につなげていきたい」と話していました。 -
伊那消防署員と消防クラブの児童らが火災予防を呼びかけ
11月9日から15日までは秋の全国火災予防運動期間です。
伊那消防署は14日、市内の大型店で火災予防を呼びかけました。
啓発活動には、伊那消防署署員や荒井区少年少女消防クラブと中央区北町少年消防クラブの小学生ら、合わせて60人が参加しました。
啓発活動は、火災予防と住宅用火災警報器設置の推進を目的に行われたものです。
会場には消防車両などが展示され、訪れた人達は写真を撮ったり、署員から設備について説明を受けていました。
他にも、火災時の室内の状況が体験できる「煙体験ハウス」も設置され、子ども達が体験していました。
消防クラブの子ども達は、買い物客にチラシを配りながら火の用心を呼びかけていました。 -
富県小学校PTA講演会
伊那市の富県小学校で14日、PTA講演会が開かれ、親業訓練インストラクターの小椋佐代里さんが、子どもとのコミュニケーションについて話しました。
この日は、親業訓練インストラクターとして全国で講演活動などをしている伊那市新山在住の小椋佐代里さんが、富県小の保護者の前で、「子どもに自分を伝える」をテーマに話しました。
親業訓練とは、親が子どもとのコミュニケーション方法などを学び、訓練することで、子どもとの信頼関係を築き、子どもの自立心を育てることを目指すものです。
小椋さんは、「子どもを注意する時は、子どもを非難するのではなく、子どもの行動で自分の心や体が傷つくなどの具体的な影響があることを伝えることが大切」とし、「こうすることで、子どもを否定することなく、信頼関係を築くことができる」と話しました。
また、その後の行動を子どもに考えさせることで、思いやりをもって自分で行動できるようになると話しました。 -
箕輪北小児童が巣箱かけ
箕輪町の箕輪北小学校の5年生が11日、ながた自然公園で鳥の巣箱掛けをしました。
箕輪北小学校では、森や野鳥に関心を持ってもらおうと、毎年5年生が巣箱掛けをしています。
この日は、児童およそ70人が作業しました。
巣箱は、夏休み中に希望する児童が作ったものです。
地上から1・5メートルと3メートルの場所に、36個設置しました。
児童は、公園内を歩いて木を選び、鳥が入りやすいように巣箱の向きを考えながら、しっかりと木に縛り付けていました。
今回の巣箱は、穴の大きさからシジュウカラなどの巣作りを期待しているということです。 -
天野惣平さん作品展
伊那市高遠町在住の造形作家天野惣平さんの作品展が、伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
天野惣平さんは、伊那市高遠町芝平在住の造形家です。
毎年秋に、このギャラリーで展示を開いていて、20年ほどになります。
作品の材料は、かごを編む藤に銅版画で色を付けた和紙が巻きつけられたものを使っています。
天野さんが作る作品には、タイトルもテーマもありません。
天野さんは「作品を見るときに、言葉で考えるのではなく、心や体感でみてほしい」と話しています。
天野惣平展は16日(火)まで伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。 -
長野県建設労連箕輪分会青年部 箕輪町に寄付
長野県建設労連箕輪分会青年部は、10月に開かれた箕輪町民文化祭で集まったお金を12日、箕輪町に寄付しました。
12日は、青年部の中村今朝男さんと上野秋光さんが役場を訪れ、平澤豊満町長に寄付金を手渡しました。
青年部は、10月31日に開かれた箕輪町民文化祭で、包丁研ぎなどを行いました。
包丁1本200円から寄付を募ったところ、およそ3万円集まりました。
平澤町長は「毎年研いでもらっている人も多いと聞いている。貴重なお金なので大切に使わせていただく」と感謝していました。
中村さんは「地域に貢献できるよう、来年以降も是非続けていきたい」と話していました。
寄付金は、町の福祉基金にあてられるということです。 -
伊那北駅前の桜 愛称「夏心桜(なつっこざくら)」に
伊那市の伊那北駅前に去年植樹されたタカトオコヒガンザクラの愛称が「夏心桜(なつっこざくら)」に決まりました。
桜を管理している山寺活性化協議会が13日、設置した看板を披露しました。
桜の愛称は「夏心桜」です。
駅前の活性化のために取り組み、今年の春に卒業した伊那小学校夏組の子どもたちから愛称を募り、山寺活性化協議会などで決めました。
今回の愛称を考えたのは伊那中学校1年の唐澤誠君です。
今日の除幕式には、夏組の子どもたちも集まり、名前が刻まれた看板の設置を喜んでいました。
協議会の矢野昌史理事長は、「皆が大人になったら、またこの場所に集まり、地域をにぎやかにしてほしい」と話していました。 -
キッズ運動あそびゼミナール
運動好きな子どもを育てようと、長野県教育委員会は13日、キッズ運動あそびゼミナールを伊那市の富県小学校体育館で開きました。
伊那市内の小学生や保護者、体育指導者などおよそ90人が参加しました。
このゼミナールは、子どもの体力低下や運動離れに歯止めをかけるため、保護者や指導者に運動あそびを紹介し、広めていこうと、県内8会場で行われています。
伊那会場が今年度の最後で、松本短期大学の・ス澤秋孝教授が指導しました。
・ス澤教授は、「側転、跳び箱、逆上がり、縄跳びの4つが小さいうちにできると、子どもは運動が好きになる」と話し、運動あそびを教えました。
参加者は、側転を出来るようにするための運動あそびとして、クマの真似をして歩くクマさん歩きに挑戦していました。
参加したある小学校の教諭は、「運動遊びは体作りの基本になるので、とても参考になった」と話していました。 -
山麓一の麺街道フェスタ2010
国道361号沿線地域のご当地麺料理を楽しむことができる「山麓一の麺街道フェスタ」が、13日、14日の2日間、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。
現在紅葉が見ごろを迎えている高遠城址公園。
その紅葉の下、13日から始まったのが、県内外の麺料理を楽しむことができる「麺街道フェスタ」です。
「麺街道フェスタ」は、麺と街道にスポットを当て、街道に隣接する地域の広域的な観光PRを目的に去年から開かれています。
今回も去年と同じ5種類の麺料理を楽しむことができます。
岐阜県高山市の高山ラーメン。細ちぢれ麺が特徴です。「麺を鍋に投じる」ことから名前がつけられた、木曽福島のとうじそば。すんきと呼ばれる木曽伝統の漬物が入り、一風変わった味わいを楽しむことができます。この他地元伊那市では、辛つゆが特徴の行者そばや、焼き味噌と辛み大根を薬味で入れる高遠そば、伊那市名物のローメンが販売されています。
会場は朝から多くの人で賑わい、麺料理の味を食べ比べていました。
飯田市から訪れたある男性は「初めて来たが、各地のご当地麺料理を楽しむことができ嬉しい」と話していました。 -
蟻塚城について学ぶシンポジウム
伊那市美篶笠原に存在したとされる、蟻塚城について学ぶシンポジウムが13日、笠原ふれあい交流センターで開かれました。
この日は、地域住民などおよそ60人が会場を訪れ、蟻塚城について知識を深めました。
蟻塚城はおよそ700年前、鎌倉時代から室町時代にかけて存在した城だと地域に伝えられています。
シンポジウムは、貴重な文化遺産について地域の人たちに知識を深めてもらおうと開かれました。
シンポジウムでは、長野県教育委員会の遠藤公洋さんが「蟻塚城のロマン」と題して講演しました。
遠藤さんは、城跡の形状や、周辺にあったとされる城や集落との位置関係を説明し「蟻塚城は、高遠城が織田勢に攻められた時代には存在していた可能性が認められる」と話していました。
また、辺りに深い堀がないことから「蟻塚城が、攻撃の拠点でもあった山岳寺院の可能性もある」と話していました。
遠藤さんは「伊那市は古文書に載っていないような文化財が数多く眠っている。豊かな歴史を感じてもらいたい」と話していました。
また、この後有識者によるパネルディスカッションも行われ、蟻塚城についての知識をさらに深めていました。 -
「おらほ」に紅葉のちぎり絵 秋を演出
伊那市東春近の宅老所「おらほ」には、大きなもみじのちぎり絵が飾られ、深まる秋を演出しています。
縦横160センチのこのちぎり絵は、おらほの職員と利用者が協力して作りあげました。
東春近の文化祭での展示を目指して製作した作品で、赤や黄色のもみじの葉は、和紙を染めたものをちぎって貼りました。
12日は、近くの小学生たちがおらほを訪れ交流しました。 -
ひとり暮らしのお年寄りの交流会
伊那市の美篶きらめき館で10日、ひとり暮らしのお年寄りの交流会が開かれました。
交流会は、一人で暮らすお年寄りに人と触れ合い交流する機会をつくってもらおうと、美篶社会福祉協議会が10年ほど前から毎年行っているものです。
この日は、25人の高齢者が集まり、食事をしながら会話を楽しんだ後、地元のコーラスグループが合唱を披露しました。
テレビやラジオなどで聞き慣れた昔の曲が演奏されると一緒に唄って楽しみました。
美篶社協の後藤郁会長は、「高齢者が元気になる事は地域の活性化につながる。いつまでもたっしゃで長生きしていただきたい」と話していました。 -
松くい虫対策に寄付
松くい虫対策に役立ててもらおうと、南箕輪わくわくクラブ・マレットゴルフ同好会は11日、会員から集めた寄付金を南箕輪村に寄付しました。
大芝高原マレットゴルフ場で開かれた大会に合わせて、同好会の伊沢文雄会長が唐木一直村長に寄付金およそ5万7千円を手渡しました。
同好会は、10月に寄付を募り、会員111人と一般1人の合計112人から善意が寄せられました。
伊沢会長は、「大芝の松を守るために役立ててください」とあいさつしました。
南箕輪村は大芝高原の松に薬剤の注入を行っていて、唐木村長は、「松くい虫の防除に全力を挙げていきたい」とあいさつしました。
南箕輪村内では、今年初めて、田畑区で松くい虫被害が確認されています。 -
伊那市行革審議会が3事業廃止を報告
伊那市行政改革審議会は、市が検証を求めた14の事業のうち、3つの事業を廃止とする外部評価報告書を12日白鳥孝市長に手渡しました。
審議会会長の飯島尚幸市議会副議長と副会長の中村宗一郎信大農学部長が市役所を訪れ、白鳥市長に報告書を提出しました。
伊那市は、14の事業の検証を求め、各種団体の代表で組織する審議会が8月から検討してきました。
廃止と位置づけられたのは、平成4年から実施されている三峰川サマーピクニックと、伊那市産の米の販売促進のためJA上伊那に補助している平成8年からの伊那米販売促進事業、長谷の美和診療所に併設されている鍼灸治療所で行なわれている平成18年からの鍼灸施療事業の3つの事業です。
サマーピクニックは、537万円の事業で、参加者の減などが主な理由です。
伊那米販売促進事業は、243万円の事業で、十分消費が進んでいるとの判断です。
鍼灸施療事業は、662万円の事業で、利用者が少ないことが主な理由で、民間委託、民間譲渡を前提に廃止としました。
逆に充実・拡大としたのが、信州伊那高遠の四季展、結婚推進事業で、その他の8つの事業は、事業内容の見直し、松くい虫対策事業は、現状維持と判断されました。
白鳥市長は、報告結果を重視し、来年度予算に反映させたいとしています。
伊那市の外部評価評価制度は、昨年度から始まっていて、廃止とする事業が報告されたのは、今回が初めてです。 -
TPP交渉参加に危機感 JAが緊急集会
JA上伊那は、加盟国間での関税撤廃で貿易拡大をはかろうというTPP=環太平洋戦略的経済連携協定への政府の交渉参加に反対する緊急集会を12日、本所駐車場で開きました。
小雨の降る中、緊急集会には、JAの役職員150人が参加しました。
集会では、TPP反対を訴える街宣車の出発式や政府が来年6月から関係国との協議を始めるなどとする経過報告などを行い、TPP交渉参加反対をアピールしました。
JAは、農林水産業の崩壊を招き、関連産業を含む地域経済が大打撃を被ることは、必至だとして、TPP交渉参加に反対しています。
午後には、生産者も含めた集会も開いて、TPP交渉がもたらす国内の農産物への影響などについて説明を受けました。
集会では、「農業だけでなく、農村地域経済や雇用に大きな打撃を与えるTPP交渉への参加は断固反対し、大きな運動に展開させていく」などとした集会宣言を確認しました。
農林水産省は、TPPを締結した場合、国内農業生産は4兆1千億円減少し、食料自給率は、現在の40%から14%まで低下すると試算しています。
JA上伊那がこれに基づいた独自の試算によると、上伊那地域への影響額は、87億5千万円の減少すると見ています。
上伊那の基幹作物の米は、輸入米の増加により、現在の出荷額75億6,800万円から9割減の7億5,600万円に減少すると試算しています。 -
木彫工芸品200点並ぶ
箕輪町の木彫工芸家、中澤達彦さんが開いている教室の生徒らの作品展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、中澤さんの教室で木彫を学んでいる生徒、約70人の作品200点あまりが並べられています。
作品は家具や壁掛け、仏像など生徒らが思い思いに作ったものです。
中澤さんは、日展会友で箕輪町や松本市など県内9つの教室で木彫の指導にあたっています。
作品展は各教室の生徒が情報交換しながら交流を深めようと開いたもので今回で3回目となります。
生徒の多くは木が持つ温もりある質感に魅かれ、木彫を始めたということです。
中澤さんは年々、生徒の技術が上がり、出来栄えもよくなってきていると話しています。
この作品展は入場無料で14日日曜日まで開かれています。 -
南部小と南箕輪小の児童が樹名板を設置
南箕輪村の小学生らが12日、大芝高原内の遊歩道周辺の樹木に木の説明などが書かれた樹名板を設置しました。
作業には、南部小学校2年生29人と南箕輪小学校2年生30人の、合わせて59人が参加しました。
樹名板の設置は、村の「村民参加で進めよう里の森育成推進事業」の一環で、小学生に森林体験をしてもらおうと行ったものです。
児童らは、10班に分かれ6種類ずつ樹名板を設置していきました。
信州大学農学部の学生や村の職員が指導にあたり、どんな実がなるかや、葉の形などを説明しました。
「村民参加で進めよう里の森育成推進事業」の総事業費はおよそ390万円で、そのうち262万円ほどが、県の支援金でまかなわれるということです。 -
南箕輪村恩徳寺の大銀杏見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺の大イチョウが見頃を迎えています。
恩徳寺のイチョウは、樹齢400年ほどといわれています。
今年は、例年より1週間ほど色づきが遅かったということですが、11日朝の冷え込みで一気に色づいたということです。 -
ふれあい巡回動物園
保育園児が動物とふれあう催し、ふれあい巡回動物園が10日、箕輪町の松島保育園で開かれました。
この催しは、子どもたちに動物に親しんでもらおうと箕輪町酪農振興協議会青年部が開いたものです。
この日は町内でポニーの飼育などによる体験学習をおこなっているパカパカ塾も協力し、乗馬体験も行われました。
園児らは、ポニーに乗せてもらい楽しそうに園庭をまわっていました。
ふれあい巡回動物園では、他に子牛やアイガモも登場し園児らは頭をなでたりしていました。
町酪農振興協議会がこの取り組みを始めて、今年が3年目で、毎年順番で町内の保育園を訪れています。
協議会では、動物と触れ合うことで、命の大切さなどについて考える機会にしてもらいたいと話していました。 -
箕輪町で読育ボラネットワーク設立へ
箕輪町図書館は、町が取り組んでいる読育事業の一環として、読育ボランティアのネットワーク設立に向け準備を進めています。
説明会が11日、町の地域交流センターで開かれ、ボランティアおよそ30人が出席しました。
読育は、絵本の読み聞かせや読書により子どもの豊かな心をはぐくむ取り組みです。
町内には、読み聞かせのボランティアが9団体あり、およそ50人が保育園や小学校などで活動しています。
図書館では、ボランティアが協力しあえるネットワークを立ち上げようと、10月から準備してきました。
ネットワークは、ボランティア同士の仲間づくり、研修や勉強会によるスキルアップを目指します。
今後、図書館が窓口となってネットワークへの入会者を募り、設立総会を12月13日に開く予定です。
図書館では、「ボランティアの横の連携を図るため、多くの人に参加してほしい」と話しています。 -
クマがニワトリ襲う
伊那市西箕輪吹上で、連日鶏小屋がクマに襲われる被害が出ています。伊那猟友会は、現場に捕獲用の檻を11日設置しました。
被害は、6日から11日まで連続でおきていて、毎日10羽前後の鶏が犠牲になっています。
きつねの仕業と思った小屋の持ち主が11日午前2時頃、車の中で見張りながら仮眠していたところ、犬がほえるので懐中電灯を照らしながら小屋に近づき声をかけました。すると目の前にクマが飛び出してきて、柵を乗り越え、近くの山に逃げ込んだということです。
小屋の周辺には、被害にあった鶏の毛が散乱し、乗り越えた柵には、クマの毛がついていました。
この鶏小屋がクマに襲われるのは、今年が初めてということです。
鶏小屋周辺には、民家もあり、近くの農家も不安を隠せません。
ある農家は、「猪は、出たと聞いたことがあるがクマは聞いたことがない。夕方は、特に怖いです」と話していました。
伊那市は、伊那猟友会西箕輪支部に檻の設置を依頼し、クマの通り道とみられる場所にしかけました。
猟友会関係者は、「山に食べ物がなくなったのでニワトリを襲った可能性もある」と話しています。
伊那市では、家の近くでも鈴やラジオなどを身につけるよう注意を呼びかけています。 -
KOAが子育て応援で知事表彰
箕輪町の電子部品メーカーKOA(株)は、従業員の子育て支援を推進しているとして、「社員の子育て応援企業知事表彰」を受賞しました。
南信地域では初の受賞となります。
11日は、伊那市のいなっせで、ワークライフバランス推進セミナーが開かれ、セミナーの中で表彰式が行われました。
今年度は、箕輪町のKOA(株)と上田市の社会福祉法人 敬老園が受賞しました。
知事表彰は、従業員の子育て支援に積極的に取り組み、仕事と子育てが両立できる環境づくりを推進している企業を表彰するものです。
KOAは、子どもが3歳になった年の4月末まで育児休業が取得できるほか、小学校入学まで労働時間を短縮できる、妻が出産する際、夫は3日間有給を取得できるなどの制度を設けています。
11日は、受賞企業の事例発表も行われました。
KOAは、制度を導入した2008年8月以降、出産・育児を理由とした退職者がいないことなど、取り組みの成果を発表していました。
社員子育て応援企業知事表彰は、今回で9社が表彰されていて、南信では、KOAが初の受賞となります。 -
大根田勝美さん伊那市ふるさと大使に委嘱
アメリカで最も成功した日本人ビジネスマンといわれている大根田勝美さんが、伊那市ふるさと大使に委嘱されました。
11日は、伊那市役所で伊那市ふるさと大使の委嘱式が行われました。
大根田さんは、現在、73歳。東京で生まれ、小学校低学年のとき、伊那市に疎開しました。
中学校を卒業後、組み立て工としてオリンパス伊那工場に入社し、その後、アメリカで内視鏡ビジネスをはじめ、成功を収めました。
白鳥孝伊那市長は、「伊那は、景観・人情の素晴らしいところ。それを全世界に発信して欲しい」と話しました。
大根田さんは「昨日、鹿嶺高原に行ってきましたが、とても美しかった。道の途中の三峰川の桜並木も素晴らしい美しいところだと思いました。機会あるごとに、伊那市の美しさを伝えたいと思います。また、伊那市にもっと良くなってもらいたいという点もあるので、市政の皆さんに話し合って、伊那市をバイタリティある素晴らしく美しい街にしていきたい」と話していました。
伊那市のふるさと大使は、市外で活躍している伊那市ゆかりの著名な人などを委嘱していて、大根田さんは20人目となります。
また、11日は、大根田さんの講演会も合わせて開かれました。
大根田さんは、「チャンスの神を逃すな」と題して講演しました。
大根田さんは、中学時代の学校の教頭が、チャンスの神様は一度通り過ぎたら捕まえるのは難しいと話していたことを思い出し、様々なチャンスを捕まえてきたとして経験を紹介しました。「成功は、自分の力で成し遂げたのではなく、巡りあった人たちが素晴らしい人たちだったから」と話していました。
大根田さんは、ベンチャービジネスで巨額の資産を築いていて、2006年に、事業から引退しています。
アメリカでは、最も成功した日本人ビジネスマンといわれているということです。 -
信大農学部シクラメン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で、学生達が実習で栽培したシクラメンの販売が11日から始まりました。
初日の11日は、朝早くから、地域の人たちが訪れ、葉の付き方や花の色など好みのシクラメンを選んでいました。
農学部では、毎年、学生が実習でシクラメンの栽培をしていて、6年前から一般に販売し、学生の教育研究の資金として活用しています。
今年は、ほとんどが新品種という15品種、およそ2000鉢のシクラメンを栽培しました。
猛暑の影響で、いつもの年より1週間から10日ほど、発売時期が遅れました。
シクラメンを買い求めた伊那市の女性は、「去年買った鉢が、今年もきれいに咲いたのがうれしくて、今回も買いに来ました。」と話していました。
シクラメンの販売は、12日も行われるほか、12月下旬まで、毎週水曜・木曜に行われます。 -
不法投棄抑止 監視カメラを設置
伊那市は10日、不法投棄を防止するための監視カメラを設置しました。
カメラは、悪質な不法投棄があった西箕輪の市道沿いに設置されました。
これは、環境省中部地方環境事務所の協力で設置したもので、設置期間は3か月、市内で常習的に不法投棄が行われている4か所に2週間ずつ移動して配置します。
カメラは、動くものを察知すると自動で小型メモリーカードに静止画を記録します。
伊那市では昨年度、家財道具やタイヤなどの不法投棄が244件あり、カメラを設置することで不法投棄の抑止につなげたい考えで、効果があれば市としてカメラの購入を検討したいとしています。 -
災害時語学サポーター 育成研修会
災害時に日本語の通じない外国人をサポートする、災害時語学サポーターの育成研修会が10日、伊那合同庁舎で開かれました。
研修会には、通訳ボランティアの経験者や市町村の防災担当者が参加しました。
これは、災害時に行政の相談窓口に訪れた外国人のために通訳を行う語学サポーターを育成しようと長野県が毎年行っているもので、伊那市で行われるのは今回が初めてです。
この日は、英語や中国語、ポルトガル語など5つの言語に分かれ、災害時を想定して外国人の被災者役、行政相談員役、通訳の3つの役をそれぞれ演るロールプレイ方式で行われました。
外国人には、「余震」や「罹災証明」など、普段使わない日本語をかみ砕いて説明する必要があるため、参加者は辞書をひきながら解りやすい通訳を心がけていました。
上伊那には、去年12月末現在で約5,900人の外国籍住民がいるという事です。 -
平澤豊満氏 一夜明けて
任期満了に伴う箕輪町長選挙が9日告示され現職の平澤豊満さんが無投票で3選を果たしました。
一夜明けた10日、平澤さんは3期目の町政運営に意欲をみせていました。
3選を果たし一夜明けた10日、平澤さんは朝6時に起床し愛犬の散歩に出かけるなど、普段通りの朝を迎えていました。
午前8時、平澤さんは箕輪町松島の選挙事務所で3期目に向けた抱負などについて話をしました。
平澤さんが公約として掲げた行財政改革の推進では、役場職員の少数精鋭体制を進めるとしています。
平澤さんが初当選した平成14年度は約270人いた役場職員は現在約230人となっていて平成26年度には200人体制にするとしています。
また「副町長2人制」の発展的解消により、必要があるごとに専門能力を持った人材を雇用していくとしています。
町の図書館建設については、財源確保のため基金の創設を検討していくことにしています。
平澤さんの初登庁は29日で、任期は2014年11月28日となっています。 -
南箕輪村で10年ぶり中学生模擬議会
南箕輪中学校の生徒が村議会を体験する、中学生模擬議会が10日、村役場議場で開かれました。
この日は南箕輪中3年の代表生徒7人が議員席に座り、唐木一直村長らに、質問や意見をぶつけました。
模擬議会は、中学生に村や議会に関心を持ってもらい、中学生の意見も村政運営に反映させようと10年ぶりに開かれました。
中学生たちは緊張した様子で、不法投棄の現状や、大芝高原の活用などについて質問していました。
飯塚由奈さんは、村のホームページをもっと若い人たちに見てもらう必要があるとして、大芝高原で使えるクーポンをホームページにのせるサービスを提供したらどうかと提案しました。
これに対して唐木一直村長は「ホームページの活用は課題となっている部分。参考にさせていただきたい」と答弁していました。
南箕輪村では今回の中学生の意見を、若い人たちの視点として、村政運営に役立てていきたいとしています。 -
中央区で車積載防災セット貸出
伊那市の中央区では、高速道路を利用する区民に、事故などの時に使う防災セットの貸し出しを始めます。
6日、中央区公民館で貸出用の防災セットがお披露目されました。
防災セットは、粉末タイプと水タイプの消火器各1本と救急セットです。
消火器は、粉末タイプで炎を抑え、その後、水タイプで温度を下げるため2本用意しています。
高速道路を利用する車に防災セットを積むことで、事故の時に、消火や応急手当てをして被害を最小限にとどめようと、中央区救助支援隊が発案しました。
貸出期間は、区民が高速道路を利用するために申請した期間です。
消火器などを積んでいることを知らせるステッカーも一緒に貸し出します。
防災セットは3セットあり、中央区公民館で保管し、近くで発生した事故や火災などにも対応していくということです。