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一鉢会がアルパで「さつきと山野草展」を15日まで開催
駒ケ根市を中心とする伊南地区の会員でつくる一鉢会(会員20人、薮原勇会長)による「さつきと山野草展」が14、15日、駒ケ根市駅前ビル「アルパ」3階で開かれている。色鮮やかに咲きそろったサツキと、季節の山野草の盆栽約30点が、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
サツキと山野草の盆栽を同時に展示するのは今回で9年目。
サツキは1本で2色の花が咲く「咲き分け」をはじめ、さまざまな樹種が並んでいるほか、山野草もキリンソウやホタルブクロ、ギボウシなど春から夏を彩る草花がそろっている。
そのうちサツキの大鉢は「席飾り」となっており、盆栽一つひとつの間に区切りを設け、その区切られた空間を盆栽を出展した会員が演出。それぞれ趣の異なる和の空間が広がっている。
薮原会長(77)=駒ケ根市北町=は「それぞれのセンスで展示している。違いを楽しんでもらえれば」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
バラ200種類が見ごろ
淡いピンクの花びらが重なり合い優しい雰囲気を醸すピエール・ド・サンロール、ゆったりと波打つ花が見る人を魅了するロココ。アンジェラとサマースノーのアーチをくぐると、剣弁高芯の凛(りん)とした色鮮やかなモダンローズも咲き、坂本克代さん(駒ケ根市福岡)のイングリッシュガーデンが見ごろを迎えた。
まもなく純白のカサブランカ、愛らしい鹿の子ユリなど数百本のユリも咲き出す。
坂本さん自ら設計し、昨年9月に完成した「天空のラウンジ」からは、バラの庭と中央アルプス、南アルプスが望める。
全国ガーデニングコンテストでブロンズメダル賞に輝いた坂本さんの英国式庭園は独創性で高く評価され、入園料全額(昨年実績7万5500円)を市に寄付し、全国初のチャリティーの庭として注目された。
昨年10月、11月にはNHK「素敵なガーデニングライフ」で紹介され、日本園芸協会の「ローズコンシェルジュ講座」のテキスト2、3号にも見開き2ページにわたり紹介されている。
ガーデンは四季咲きのバラ、ユリ、さまざまな宿根草が次々と咲いて、晩秋まで楽しめる。
「バラは大好き、手が掛かるだけ咲けば、香って報われる。天空のラウンジでハーブティを飲みながら、庭を鑑賞する時が至福のひととき」と話す。
入園料500円(茶菓子付き)。詳細は坂本さん(TEL83・8998)へ。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会が「第22回市長杯争奪ゲートボール大会」開催
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)による「第22回市長杯争奪ゲートボール大会」が13日、東伊那のアルプスドームであった。連合に所属する市内高齢者クラブから、14チームが参加。各チーム、協力試合ながらさまざまな戦略で玉をゲートに通過させ、得点を競った=写真。
同連合会では例年、会員同士の親ぼくを深めるとともに健康づくり増進などを目的としてゲートボールのほか、マレットゴルフ、グランドゴルフなど、さまざまな大会を企画し、年間を通じて開催している。
ゲートボールはルールは複雑なこともあり、最近はマレットゴルフ、グランドゴルフの方が人気となっているが、今回は一般的なルールより若干簡単にすることで、すべての人が楽しめるように工夫した。
高坂会長(79)=町一区=は「大会は健康づくりが第一の目的。とにかく大勢の人に参加してもらい、交流を深めてもらえれば」と話していた。 -
駒ケ根市議会6月定例会一般質問1日目
駒ケ根市議会6月定例会一般質問が16日、あり、事前に通告した10人のうち、この日は6人が質問に立った。
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県消防救助技術大会を前に伊南行政組合消防本部から出場する救助訓練班を消防長が査閲
県消防救助技術大会を間近にひかえ11日、伊南行政組合消防本部から出場する救助訓練班11人が、北原和良消防長やほかの隊員らの前で、これまでの訓練の成果を披露した。出場隊員らは俊敏な動作でこれまでの成果をいかんなく発揮した=写真。
大会は消防士の救助技術向上などを目的として毎年開催しているもの。今回伊南行政組合消防本部では、はしご登はん、ロープ応用登はんなど4種目に出場する予定で、古い庁舎では施設面での限界があり訓練ができなかった「引揚救助」にも出場する。
北原消防長は「大会まで10日をきったが、体を調整して、しっかりと最善を尽くしてほしい」と激励した。
また、小林班長は「4月から約3カ月の訓練をしてきた。それぞれ感触をつかんできており、上を狙える隊員もいる。伊南消防本部の代表として安全・確実な成果を発揮し、上位入賞を目指したい」と話していた。 -
駒ヶ根市図書館協議会
駒ケ根市図書館協議会が10日、市文化センター視聴覚室であった。市立図書館の職員が、昨年度の図書館利用状況を報告し、本年度事業について提案。子どもだけでなく、大人にも読書に親しんでもらうための事業などを盛り込んだ事業計画を承認したほか、図書館利用については、利用者数が年々増加する傾向にあり、市民一人当たりの貸し出し冊数も増加している実態を確認した。
市立図書館では「テレビを消してみんなで読育(よみいく)」をスローガンに、子どもの読書活動を推進するため、読み聞かせやおはなし会、読み聞かせボランティアの育成などに取り組んいる。
こうしたさまざまな活動が実を結び、昨年度の利用者数は前年度を717人上回る約4万5495人。一人当たりの貸し出し冊数は5・53冊となっている。
本年度も手づくり教室や講演会の開催、「12のつきのおはなし会」など、図書館に足を向けてもらうための事業に力を入れていくほかあ、レファレンス記録簿の整備などを進め、利用し易い図書館づくりに努める。 -
・ネパール交流市民の会、母子保健プロジェクト本格始動
駒ケ根市の国際協力友好都市、ネパールのポカラ市と住民レベルの交流、支援に取り組んできた「ネパール交流市民の会」(塩原順四郎会長)は本年度、ポカラ市の妊産婦や乳幼児の支援を目的とする「母子保健プロジェクト」を本格化する。その第1弾として、巡回診療用救急車と医療機器を寄贈。救急車はなかなか医師の診断を受けられない貧困層が住む郊外の地域などを巡回し、そこに乗り込んだ医師や助産師、看護師が安価で母子保健サービスを提供する。救急車などはこれまで積み立ててきた基金と、一般から寄付で購入する。
水道設備などが十分でない発展途上国では、水くみ、まき集めなど、女性の担う家事は重労働。家族を養うためには妊産婦や産後であっても働かざるを得ない状況にあり、そのことが出産時のリスクを高くしている。また、医療設備も充実していない。
ポカラ市でも貧困層が住む郊外を中心にこうした状況が続いており、また、医療保険制度もないため、病院に行きたくても行けない人が多い。
そんな中、同会は昨年から同プロジェクトの準備を進め、昨年はポカラ市から研修医師の受け入れもした。今後はこの医師が中心となり、現地でプロジェクトを進行していく。
ユニセフの04年統計によると、ネパールの妊産婦死亡率は千人対比で74人、乳幼児は66人となっている。
同会は母子保健プロジェクトにかかる寄付を募集している。
寄付口座名は「アルプス中央信用金庫南支店普通7126619 ネパール交流市民の会 母子保健プロジェクト」。寄付者の名前を記入し、振り込む。
問い合わせはネパール交流市民の会事務局駒ケ根市総務部企画財政課(TEL83・2111、内線243)へ。 -
体長49センチのイワナを釣った白鳥良幸さん、市民チャンピオンに
体長49センチのイワナを釣り上げた駒ケ根市赤穂北割二区の白鳥良幸さん(44)がこのほど、過去に釣られた大きなイワナの記録を更新し、駒ケ根市民チャンピオン賞に認定された=写真。白鳥さんは「場所が上流だったので、あんなに大きなのがいたのに驚いた。食べるつもりだったが、周囲から『もったいない』と言われ、はく製かなにかにしようかと検討している」と語った。
白鳥さんがイワナを釣り上げたのは太田切川の上流。上流は生育環境が厳しいため、30センチでも大きい。また、今回は釣ったイワナは「ヤマトイワナ」という種類で、養殖しにくいため、今では放流数が少なくなっており、これだけ大物に出会えるのも珍しいという。
白鳥さんは「もともと自然の中にいるのが好きだった。そんな中で緊張感を感じながら釣りをするのは楽しい」と話していた。 -
【記者室】住所表示変更の利点
対象区域が広過ぎて分かりづらいと不評だった伊那市の伊那、伊那部などの住所表示の変更に向け、6月市議会に関係議案が提出された。何事もなく進めば8月4日から「伊那○番地」は「御園○番地」などに、「伊那部○番地」は「日影○番地」などに変わる。
地名でおよそどの辺なのか見当がつく竏窒ニいう現実的な利点もさることながら、これまでの味も素っ気もない呼称に比べ、ほのかに温かく味わいのある地名が使えることがうれしい。
この問題は駒ケ根市も同様で、どこもかしこも「赤穂○番地」ばかり。中原前市長は変更に取り組まずじまいで引退してしまったが、杉本市長は検討課題として申し送りを受けているのだろうか。新リーダーの英断に期待したい。(白鳥文男) -
駒ケ根スポーツ少年団の北沢久遠君(10)、北沢以進君(8)が兄弟で全日本少年少女空手道選手権大会へ
駒ケ根市武道館を拠点をして活動している駒ケ根スポーツ少年団の北沢久遠君(10)、北沢以進君(8)兄弟=福岡第二=がこのほど、県空手道連盟主催の第6回長野県小学生空手道選手権大会(6月1日、松本市南部体育館)に出場し、形の部でそれぞれ優勝、準優勝となった。二人は8月に東京武道館で開く全日本選手権大会に出場する。
二人は「メダルが取れて嬉しい。これも先生方や先輩、仲間たちのおかげなので、それに感謝して全国で頑張りたい」と語った。
全国大会への出場権をかけた同大会は、県空手連盟の中でも強豪が集うとされている。
そのうち形の部は、トーナメント方式で勝ち上がり、決勝戦は一人ずつ演舞を披露するルール。審判5人の判定が勝敗を分ける。 今回小学5年男子の形の部で初優勝を飾った久遠君は、すべての試合で5竏・の判定を得る圧倒的な強さで勝ち進んだ。また、大きな大会は初めてだった以進君は、小学2年男子男子の形に出場。決勝選は惜しくも2竏・のきん差で敗れたものの、好戦を見せた。
全国大会に向けて久遠君は「1回戦を勝ち進むのも難しいと聞いているので、しっかり集中して、上位を目指して頑張りたい」と語った。また、以進君も「一つひとつ決めて決勝選までいきたい」と意気込みを見せた。
二人の指導してきた加藤清春さん(57)は「練習に対する集中力と努力が今回の結果につながった」と話していた。 -
赤穂東小4年生が砂防事業を見学
普段は見れない砂防事業について学ぼう竏窒ニ、駒ケ根市の赤穂東小学校4年生94人が10日、駒ケ根高原にある砂防情報センターなどを訪れた。児童らは説明を受けた後、切床固工群を見学したり、砂防事業で用いられている機材などに触れ、身近な砂防事業について理解を深めた。
同見学会は普段は山の中などで行われていることが多い砂防事業のことを子どもたちにも知ってもらうことを目的に、6月の土砂災害防止月間に合わせて国が全国一斉に行っている。今回天竜川上流河川事務所管内では、南信地区の5校から申し出があった。
普段は実際に砂防えん堤工事の現場などを見学しているが、赤穂東小人数が多かったため、砂防情報センター付近に災害時に出動する災害対策車や照明車、重機などを出張させ、砂防事業に理解を深めてもらうことにした。
そのうち測量体験では、工事の時、土地の高さや距離などを赤外線レーザーで測量する機械をのぞきながら、太田切川の対岸までの距離を測量=写真。
児童らは「すごく近くに見える」などと歓声を挙げていた。
11日は東伊那小学校に4年生が中田切第
4砂防えん堤工事などを見学する予定。 -
赤穂高校演奏会
駒ケ根市文化会館で8日、赤穂高校演奏会があった。吹奏楽部や器楽部、声楽部が日ごろの練習の成果を発表し、様々な音楽が数百人の聴衆を魅了した。
吹奏楽部の「ザ・リバリティー・ファンファーレ」で幕開け。08年度日本吹奏楽コンクール課題曲「天馬」を披露、華やかで、迫力ある和の響きで吹奏楽の魅力を伝えた。
器楽部はドラマ「白線流し」の主題歌でなじみの「空も飛べるはず」。のびやかで明るい曲想の「ラルゴ」など4曲を響かせた。 また、声楽部は洗練されたハーモニーで「未来行き、エクスプレス」「青春賦」。「心象の海」より「海よ、おまえは残るだろう」など4曲を歌い上げ、混声合唱の醍醐味を伝えた。 -
ふれあい花壇植えつけ
ふれあいの大きな花を咲かせて-。駒ケ根市の地区社協が中心に進めるふれあい花壇の植え付けが8日、下平区や小町屋下市場など市内各地で行われた。
このうち、下平区は区や下平地区水土里を守る会(堀内修身代表)が中心になり、浄化センター西側の田沢川左岸350メートルに、盛土し、花壇を整備した。 植え付けには園児から小中学生、高齢者まで区民ら130人が参加。市内最大延長の帯状花壇の植えつけ作業で交流を深めた。
参加者はうねに沿って並び、道路側に草丈の低いマリーゴールド、中間にアスター、ケイトウ、川沿いにサルビア、ドーム菊などを「満開の景色」を夢見ながら、一斉に定植。たちまち、5種類約5千本の植え付けが終了した。
同会の中城明雄事務局長は「多くの皆さんの協力で無事植え付けができた。満開になったら花見を計画したい」と話していた。 -
水源祭で1年間の水の安全供給などを願う
6月の水道週間に合わせて市内の水道指定事業者21社でつくる駒ケ根市水道指定組合(山浦速夫組合長)は7日、「水源祭」を北原浄水場で開いた=写真。組合関係者や市職員などが集まり、この1年間の水の安全供給や安全などを願った。
水源祭は水の恵みに感謝するとともに水に関する災害や事故がないことを願い、毎年開催している。
例年は切石浄水場で開催していたが、現在同浄水場は更新のための建設工事中であるため、今年は切石浄水場にある水源碑を北原浄水場に移し、神事を行うこととなった。
神事に先立ち山浦組合長は「中国四川省の大地震では、想像を絶する被害に見舞われているが、私たちの地域でも同様の被害が起こりかねない。災害時、市民のライフラインである水道水を確保することが水道指定店の使命であり、今日は安心、安全を祈願したい」と語った。
駒ケ根市は現在、太田切川、箕輪ダムを水源として1日約1万2千トンの水を供給している。現在浄水場は市内3カ所にあるが、将来的には切石浄水場に一元化していく予定。 -
駒ケ根高原で杜の市開催
さまざまな人、モノと出会えるわくわくする空間を提供しよう竏窒ニ、全国からさまざまなクラフト作家らが集う「くらふてぃあ杜の市手作り工芸展in駒ケ根」が7、8日、駒ケ根市の駒ケ根高原菅野台、駒ケ池の特設会場で開かれている。木工、陶芸、ガラス工芸など、多彩な作品が並んだブースが軒を連ね、ここにしかない掘り出し物を買い求めようと訪れた来場者でにぎわっている=写真。
「杜の市」は例年、地元のクラフト作家らでつくる実行委員会(松本卓委員長)が企画し、開催しているもので、今年で12回目。出店者の半数以上は県外のクラフト作家が占めており、出店を希望する申し込みは年々増加傾向にあるという。
また、来場する側も普段の店ではなかなか見られないようなオリジナルのクラフトを目当てに地元以外訪れる人もおり、会場を訪れた人たちは各ブースを見て回り、「面白いものがたくさんあるね」などと話しながら楽しんでいた。
8日の開催時間は午前10時縲恁゚後5時。雨天決行。 -
赤穂東小4年2組が蚕の飼育方法を学ぶ
昨年から蚕の飼育に取り組んでいる駒ケ根市赤穂東小学校の4年2組(内山和美教諭)の児童らが5日、シルクミュージアムの学芸員・宮崎久美さんから、蚕の飼育方法を学んだ=写真。
昨年はふ化した蚕を成虫なるまで育てた4年2組。今年は、卵から蚕を育ててみよう竏窒ニ、前年に育てた蚕が産んだ卵をふ化させ、蚕の飼育を開始した。蚕は今月3日にふ化したばかりで、大きさは1、2ミリ程度。その扱いやえさの与え方などを教えてもらうため、宮崎さんを迎えた。
児童の一人、大森渚さん(9)=飯坂=は「卵から育てるのは初めてなので緊張する。優しく育てたい」と話していた。
また、担任の内山教諭は「昨年は1年間、蚕を育てる中で、最初は触れなかった子も段々愛着を持ち、触れるようになった。生き物を飼うことを通して、命の大切さを学び『
自分たちでここまでできるんだ』という達成感を感じてほしい」と話していた。
今年は蚕のまゆを使ったクラフト作品作りにも挑戦する予定。 -
赤穂南小4年2組が大原こだま園のお年寄りと交流
駒ケ根市赤穂南小学校の4年2組(今井良一教諭)が6日、同市福岡のデイサービスセンター「大原こだま園」を訪れ、お年寄りと交流した=写真。
4年2組は今年、総合的学習の時間の一環として、年間を通じて同園のお年寄りと交流することに決めた。
初日のこの日は、お年寄りと一緒に楽しもう竏窒ニ、自分たちで作った手作りパズルを持参。一緒にゲームを楽しむ計画をした。
児童らは「これはどこ?」などとお年寄りに質問しながら、パズルを完成させ、「長生きしてくだざい」などと話しかけていた。
この日、お年寄りと交流した広野美咲さん(10)=市場割=「おじいちゃん、おばあちゃんにはたまにしか会うことができないもで、一緒にいれて楽しい」と話していた。
また、担任の今井教諭は「子どもたちにはおじいさん、おばあさんから優しい気持ちを学んでほしい」と語った。 -
駒ケ根市議会6月定例会一般質問要旨
駒ケ根市議会6月定例会の一般質問が13、16日にある。学校の耐震改修や協働のまちづくりなどについて10人が質問する。
質問要旨は次の通り(質問順)。
加治木今議員 (1)市政の方向について(2)協働のまちづくり市民会議(100人委員会)のあり方(3)市職員の意識改革の必要性
坂井昌平議員 (1)南アルプス世界遺産登録について(2)環境教育事業の推進について
三原一高議員 (1)ふるさと寄附金について(2)市内学校の耐震状況は
坂本裕彦議員 (1)後期高齢者医療制度によって後退する制度に対する対応について(2)協働のまちづくり推進の課題について(3)耐震改修促進計画の推進について
菅沼孝夫議員 (1)今後の市政運営のあり方について(2)駒ケ根病院と連携した多目的グラウンドの整備について
中坪宏明議員 (1)生ゴミ堆肥化事業の取り組みについて(2)介護従事者への改善取り組みについて(3)農地法関連事務の権限移譲について
馬場宣子議員 (1)市職員の減員により、嘱託・パート化が進んでいるが、管理職を減らし、市民サービスを低下させないようにすべきではないか(2)保育料の値下げは「所得の低い世帯へ厚く」を原則に(3)通学路の安全確保対策として、スクールバスの検討を
宮沢清高議員 (1)伊南バイパス駒ケ根工区の開通後の交通量と開発状況は(2)超大型店進出に断固反対する声明に対する市長の認識はいかがか(3)有料広告取扱状況について
長谷部清人議員 (1)無駄なリース料の見直しを(2)杉本市政、安心と優しさの反映に(3)市職員の再就職の考え方
小林敏夫議員 (1)当市の債務負担行為で限度額に対する借入金残高について(2)下平工業団地について -
心を一つにしてアフリカンドラムに挑戦
赤穂小学校6年1組(若月美里教諭、31人)タタ ドーン タタ、タタ ドーン タタ竏秩B
校内に響く民族調のリズム。6年1組のアフリカンドラムだ。
昨年卒業した6年生から引き継いで、アフリカンドラムを始めたのはこの4月。右手に持ったバチと左手を使い分け、ドラムをたたくのは難しいが、この2カ月の練習を通して、ちょっと難しいセネガルのリズム「ンバラ」も全員ができるようになった。 -
駒ケ根市、日本立地センターに専門員を配置し、関東方面からの企業誘致に力を入れる
駒ケ根市は本年度、関東方面からの企業誘致に力を入れるため、産業立地などに関わる各種事業を展開する「日本立地センター」(本部・東京都千代田区、岡村正会長)に駒ケ根市のために企業誘致活動を行う専門員を配置する。その費用として6月の一般会計補正予算に300万円を計上しており、市議会の採決が得られれば、この7月から専門員を配置する。企業誘致合戦が激化する一方、景気後退に伴ない、企業が投資事業を縮小するなど、全国的に企業誘致が難しくなる中、関東地域の企業情報に精通した専門員の力を借り、一社でも多くの企業を誘致したい考えだ。
上伊那でも同センターから企業誘致のための情報提供を受けている市町村は多いが、専門員を配置するのは駒ケ根市が初めて。
これまで駒ケ根市の場合、比較的中京方面から進出する企業が多かったが、今後は関東方面からの誘致を進めたいと考えている。また、駒ケ根市では上伊那でも先駆けて企業誘致に取り組んできた経過があるが、近年は近隣市町村でも積極的に企業誘致を進めており、そんな中で何とか企業誘致を推進していく策として、今回の事業を打ち出した。
近隣市町村の伊那市と比較した場合、伊那市は06年度で10件、07年度で5件の企業誘致を達成している。一方駒ケ根市は、06年度で4件、07年度で2件。
専門員は投資計画のある企業情報を調査し、駒ケ根市への立地を積極的に勧めるほか、市内の工業団地の情報を各企業に提供する中で、同市への企業誘致を図る。また、専門員の活動を通して、駒ケ根市の観光PRもしていきたいと考えている。 -
5歳児検診などを通して発達特性などを持つ子どもの支援体制整備などに尽力してきた小児科医師・滝芳樹さんに駒ケ根市教育委員会表彰を授与
発達特性を持つ子どもが増加傾向にある中、5歳児検診を確立を通して療育などを必要とする子どもとその家族の支援に小児科医の立場から取り組んできた滝芳樹さん(52)=伊那市西町=に5日、駒ケ根市教育委員会表彰が授与された。滝さんは「光栄。医者としてまだまだ時間があるので、今後はこれまで勉強させていただた経験を生かし、何らかの形で上伊那南部の子どもたちの発達支援に携わっていきたい」と語った=写真。
駒ケ根市が5歳児検診を導入したのは04年。当時、療育までを視野に入れて幼児の検診に取り組んでいる市町村は全国でもほとんどなかったが、滝さんはその立ち上げから携わり、昭和伊南総合病院を退職する今年3月まで、発達特性を持つ親子などの支援に当たってきた。
中原稲雄教育長は「当時は検診の結果をどうつなげるか、難しいことだった」と振り返り、その功績に感謝の言葉を贈った。
滝さんは「5歳児検診は子どもというより、親や家庭を育てるための取り組み。ADHDはそもそも障害ではなく個性。それがきっかけとなって学習障害などの二次障害を引き起こす可能性もあることを伝えながら、家族の理解を得るように努めてきた。子どもの特性を親が理解してくれただけで二次障害はかなりなくなる」と語った。 -
昭和伊南総合病院で赤ちゃん相談始まる
赤ちゃんの不安を解消してもらおう竏窒ニ、駒ケ根市の昭和伊南総合病院で5日、小児科外来の助産師・看護師による「赤ちゃん相談」が始まった。この日は他院で出産し、地元へ戻った伊南地区在住の母子4組が訪れ、授乳のことなどを助産師に相談した=写真。
産婦人科の常勤産科医師が不在となった同院では、お産の取り扱いができない状態が続いており、これまで産婦人科でしてきた産後のケアも十分できないでいた。そんな中、何かと心配ごとの多い出産後の赤ちゃんとお母さんに小児科外来を開放し、看護師や助産師が相談に応じる今回の試みを企画した。
この日、生後20日の赤ちゃんを連れて相談に訪れた駒ケ根市に住む34歳の母親は「急に母乳を飲んでくれなくなって相談にきた。親身になって話してくれ、ありがたかった。また何かあったら来たい」と話していた。
相談に当たった松尾睦助産師(48)=駒ケ根市中沢=は「産後は自分で運転することもできないし、遠くまで通うのも大変だと思う。いろんな所に窓口があれば、お母さんたちの不安も解消できると思い、今回の試みをみんなで考えた。相談が増えれば、日数や時間を増やしていきたい」と話していた。
相談会は毎週木曜の午後2時縲恁゚後3時。
問い合わせ・予約は昭和伊南病院(TEL82・2121)へ。 -
駒ケ根市議会6月定例会開会
駒ケ根市議会6月定例会は5日、開会し、本年度当初予算に肉付けを行う一般会計補正予算や市民参加のまちづくり推進を目的とする協働のまちづくり条例などを含む議案30件を上程。うち14議案と、請願3件を委員会に付託した。
杉本幸治市長は市民の生命、財産を守る取り組みを強化するため、本議会に学校の耐震化や災害情報の伝達システムの再構築を目的とした予算計上をしたことを説明。また、エネルギー価格の高騰などを受け、景気の後退が地域経済に影を落とす中、地域産業における人材育成に努めるとともに、企業誘致活動に力を入れていくことなどを示した。
本会議に上程した「協働のまちづくり条例」については「自らの意思で自らの地域づくりを推進する、まちづくりの基本とするもの」とし、「市民の皆さんの生活を重視した政策を推進したい」と語った。
会期は23日までの19日間。日程は次の通り。
▽6縲・2日=休会▽13日=本会議(一般質問)▽14、15日=休会▽16日=本会議(一般質問)▽17、18日=委員会▽19縲・2日=休会▽23日=本会議(採決)
また、任期が満了に伴なう人事案件では、市監査委員に松下政久さん(56)=町三区=を、市固定資産評価審査委員会委員に木下英明さん(70)=中沢=を、市公平委員会委員に藤塚のり子さん(59)=北割一区=をそれぞれ選任することに同意した。 -
中沢小の2年生が大豆まきを実施
普段食べている大豆を自分たちで育ててみよう竏窒ニ、駒ケ根市中沢小学校の2年生28人が3日、大豆の種まきをした。種まきには児童の家族のほか、同地区の住民でつくる「中沢地区食文化を考える会」が協力。耕した土の上に種をまき、大豆が無事に成長することを願った。
大豆作りは2年生の生活科の一環として取り組んでいる。児童らは食文化を考える会のメンバーから大豆のまき方を教わった後、大人と二人一組になって種まきに挑戦。事前に用意した棒で種をまく感覚を測りながら、種
が深くまで入り込みすぎないよう注意し、そっと土をかぶせた。 -
赤穂小学校長
馬場澄博校長(58)素直で明るい子どもたちの様子は昔から変わらないですね竏秩B
この4月、赤穂小学校の校長に着任した。
同校に勤務するのは初めてではない。まだ旧校舎だった4年前、教頭として新校舎の設計などを考えた。
新校舎になった赤穂小を見て「前の校舎は古くて暗かったが、今度は良い環境に整えてもらった。中身も整えていかなければ」と気を引き締める。
着任して2カ月。“子どもが笑顔で楽しみに通える学校にしよう”を重点目標に、教員らとさまざまな取り組みを画策している。
「学校は信頼関係が大切だが、それはものではなく、人と人とが築くもの。先生方の力にはそれぞれの持ち味を十分に発揮してもらい、毎日の中で学校の教育力を育てていきたい。赤穂小の先生たちはずくがあるし、チームワークもある。だからすごく楽しみ」と笑顔を見せる。
また、学外へ出て学んだり、地域の人と交流をしながら学ぶ場を積極的に設けていきたいと考えている。
「駒ケ根市は農業をはじめ、いろんな産業があり、自然も豊か。子どもの中には小さいころ地域で学んだことが古里の印象として残る。大人になった時『そういえば昔、こうだったな』と思い出し、懐かしめるよう、地元から学ぶ機会を大切にしていきたい」
趣味は読書や山登り。
「昔は中アや南アルプスにもよく登っていた。せっかく地元に戻ったので、また登りたい」と話す。
箕輪町在住。現在は妻と義理の母との3人暮らし。 -
駒ケ根山岳会が池山清掃登山を開催
本格的な夏山シーズンを前に、中央アルプス池山で1日、駒ケ根山岳会(林文博会長)が主催する「池山清掃登山」があった。同会のメンバーや駒ケ根市内の家族連れなど25人が集まり、初夏の池山を楽しみながらごみを拾いに励んだ=写真。
登山清掃は長野県勤労者山岳連盟がこの時期県下一斉に開催している取り組み。同連盟に所属する駒ケ根山岳会では、36年前から池山清掃登山を開催してきた。近年は遠方から引っ越してきた人などが参加するケースも多く、この日、今回家族で参加した松崎孝子さんは「昨年、子どもたちに山を体験させてあげたいと参加して、良かった。今年も山を楽しみたい」と話していた。
林会長(60)=南割=は「池山も毎年いろんな形で変化している。ごみを拾うことが山の動植物の育成にもつながる。今日参加してくれた子どもたちが、今後も池山を守り続けてくれれば」と話していた。
最近は登山者のマナー向上に伴ない、登山道のごみは減ってきている一方、車が山の中腹まで入り込めるようになったことに伴ない、林道などにごみを捨てる人が増えているという。 -
駒ケ根市でがん予防講演会
がん予防の関する正しい知識などを知ってもらおう竏窒ニ駒ケ根市は1日、「がん予防講演会」を駒ケ根総合文化センターで開いた。大塚製薬健康推進本部の佐藤和子部長が「がん予防と正しい食生活」をテーマに講演=写真。人間の体や心を育む食事、睡眠などの活動が健康のためにいかに重要であるかを、科学的な見地から説明した。
佐藤さんは人間の臓器細胞のほとんどが、少なくとも1年、早いものは1日で入れ替わっていることを説明。「だから、3、4日変な食事をすれば体長が悪くなるのは当たり前」と指摘した。
また、子どもの心を育むには、できる限り両親や家族が一緒に食事をとることが重要であることを示し「子どもが病気になってから、それに気付いたのでは遅い。遅いちょうど良いものを食べなければ体は病気になる。だから一食一食が大切なんです」と語った。
駒ケ根市の場合、がんを原因とする死亡者数は増加傾向で、特に年代が上がるほどその率が高い状況にある。主な原因は食生活を中心とする生活習慣の欧米化にあると見ている。 -
駒ケ根市が作成した家庭向け性教育手引書「すこやか」、各家庭への配布始まる
駒ケ根市教育委員会が昨年度作成した家庭向けの性教育手引書『すこやか』の、各家庭への配布が始まった。対象となるのは小学生から高校生までのいる各家庭。学校、保育園などにも配布する中で、性に関する正しい知識の普及に努めていく狙いだ。
同テキストは市教育委員会や学校関係者などでつくる「性教育推進プロジェクト」が、「小中学生の性の悩みに答えられる家庭用の冊子を」と、検討を重ねてきた。昨年度末に完成し、本年度から配布が始まった。
テキストには家庭で行う性教育の内容、時期などを明記。また、誕生から死にいたるまでを一貫した性教育手引書とした。
今後5年間は新小学1年生の家庭に同テキストを配布していく予定で、希望者への貸与も行っている。
問い合わせは市生涯学習課男女共同参画推進室(TEL83・2111、内線721)へ。 -
【輝く!経営者 その後】ヨウホク 北林友和社長
株式会社ヨウホク
◆駒ケ根市赤穂11678竏・9
◆1951年創業、1959年設立
◆資本金3000万円
◆従業員33人
◆TEL0265・82・5238
◆FAX0265・83・6346
◆URL www.youhoku.jp
金属加工の分野で長年培った確かな技術で上伊那の地域工業発展に貢献している一方、近年では自社製品の開発と製品化にも力を入れる。中でも県内で数社が取り組んでいるだけというペレットストーブの開発では数年がかりの研究、開発の苦労が実り、業界の先端を走るまでになった。 -
任地への派遣を前、JICA駒ケ根訓練所の訓練生が語学交流
修了式を目前に駒ケ根市の国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所で5月31日、この4月から任地の言語学んできた訓練生らが、各国から日本を訪れている研修生などと語学交流をした。訓練生らは習いたての言語で各国の人に話しかけ、ニュアンスや言葉の使い方を確かめた。
語学交流はこれまで習ってきた言語が現地の人にどれくらい通じるかを確かめるとともに、任国の文化について理解を深めることなどを目的として開催している。
今回は派遣予定の38カ国のうち、33カ国から63人のゲストを迎え、全体会や語学別で交流。ネパール語のクラスでは、訓練生らが任地の衣装を身に付け、ネパール語で自己紹介に挑戦し、言葉が上手く出ない時はジェスチャーを使うなどして、交流を楽しんでいた=写真。
残る訓練期間は約2週間。修了式は12日となる。