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上農生が押花で入賞
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒がこのほど、全国高校押し花コンテストで入賞し、7日、三井忠人校長から表彰状が手渡された。
今回のコンテストでは、園芸科学科鑑賞植物コース3年の宮坂光男君が優秀賞に、同じく3年生の山口弥倭さんが審査員特別賞に選ばれた。
このコンテストは、ワールド・プレスフラワー協会が全国の高校生を対象に行っているもので、今回は全国の21校から197点の作品が寄せられた。
優秀賞に選ばれた宮坂君の作品「美鳥」は、2匹のインコを描いた作品で、シクラメンやハイビスカスなどを用いている。
宮坂君は「自分が優秀賞になると思ってなかったので驚いた。羽を重ね合わせるのが難しかった」と話していた。
また、山口さんの作品「春物パンプス」は、パンプスの絵の周りに、さまざまな花や四つ葉のクローバーを散りばめた。
山口さんは「特別賞に選ばれて嬉しい。細かい部分は慎重に色を塗った」と話していた。
2人の作品は、12月12日に塩尻市のレザンホールで開かれる高校生作品展に出展する予定。 -
美篶地区文化祭
22年ぶりのステージ発表伊那市美篶地区文化祭が2日、美篶公民館「美篶きらめき館」であり、22年ぶりにステージ発表が行われた。
美篶地区文化祭は作品展示が中心で、ステージ発表は昭和61年を最後にマンネリ化や、旧公民館の老朽化により途絶えていた。
今年の文化祭では、新築した公民館の開館を記念し22年ぶりに発表が行われ、日本舞踊や剣舞、太鼓など20団体およそ150人が出演して日頃の練習の成果を披露した。
また、美篶上原の有志でつくる上原獅子舞クラブは、創作した舞「上原楽獅子」を演じた。
これは、百年の眠りについている獅子を、酔っ払った男が叩いて起こすストリーで、男性がおどけた仕草を見せると会場からは笑いが起きていた。
美篶公民館の赤羽仁分館長は、「ステージ発表をすることで多くの人に文化祭に来てもらい、地域の発展に繋がれば」と話していた。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市の無形民俗文化財に指定されている伊那市長谷の中尾歌舞伎の秋季公演が2日に行なわれ、熱の入った演技に会場からは、おひねりが盛んに飛んでいた。
今回の出し物は「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
鎌倉幕府滅亡後の新田家と足利家の権力争いを背景に、追っ手から逃れる武将に、褒美欲しさに殺害を企てる父の娘が恋に落ちるというストーリーで、しまいには娘がその父に切り殺されてしまう悲劇の人情もの。
久々に回り舞台が活躍する演目で、随所にちりばめられた見せ場がくると、会場からは、拍手やおひねりが飛び交っていた。
中尾歌舞伎は、江戸時代から伝わる伝統芸能で、太平洋戦争と共に自然消滅したが、昭和61年に復活。現在は保存会が師匠の指導を受けながら伝統を守り続けていて、近いうちにヨーロッパでの公演も計画されている。 -
ティービーエム、春日さん、・ス田さんに村長表彰
宮田村の村長表彰式は4日開き、多額の善意で教育文化振興に寄与した発電用タービンブレードなど製造のティービーエム(山田益社長)に感謝状、前村教育委員長の春日親夫さん(78)=新田区=、前村教育相談員の・ス田収藏さん(75)=町一区=に表彰状を贈った。
ティービーエムは本社がある宮田村へ100万円を教育文化振興にと寄付。村はその善意で宮田小学校と村民会館にプロジェクター各1台を導入した。
清水村長は表彰式で「欠かすことのできない備品で、末永く使わせて頂く」と話し、日ごろから地域への貢献活動に熱心な同社の企業姿勢に改めて感謝した。
唐澤副社長は「特殊な産業分野で歩むことができたのも地域あってこそ」とあいさつ。より一層地域に貢献できる企業として飛躍することを誓った。
多年にわたり教育行政推進に手腕を発揮した春日さんは「宮田村には素晴らしい子どもたちと家庭文化がある」と語り、発達障害児や不登校児の相談にあたってきた・ス田さんは「子どもや保護者に教えられたことばかりで反省のほうが大きい」と振り返りつつ、2人は今後とも村の教育発展に協力していきたいと抱負を述べた。 -
南箕輪村民文化祭開催
11月3日の文化の日に合わせ、各地で文化祭が行われている。
南箕輪村の村民センターでは1日から、村民文化祭が始まった。
文化祭は、文化団体の発表の場として毎年開いており、会場には小中学生やサークルなどから寄せられた書道や水彩画、陶芸品などのさまざまな分野の作品450点が並べられている。
また、抹茶を振る舞うコーナーでは、小学生や中学生が作法に習い、訪れた友達や家族にお茶を点てていた。
子どもたちは、緊張した表情を見せ、一つ一つの動作を確認しながら、お茶を点てていた。
子どもたちを指導する表千家の沖村直次さんは「日本人の心となる伝統文化を大切にし、絶えること無く継承してほしい」と話していた。
2日はダンスや太鼓グループによるステージ発表がある。 -
高遠北小学校で開校30周年記念式典
伊那市高遠町の高遠北小学校で1日、開校30周年の記念式典が行われた。
児童や来賓、地域住民などが出席して、30年の節目を祝った。
高遠北小学校は、昭和54年に長藤小学校、三義小学校、藤沢小学校の3校が統合し開校した。
現在、全校児童は66人と減少傾向だが、縦割り班で構成しての授業など全体での活動もしている。
田中茂校長は、「人数は減ってきているが、地域の方々からの協力は変わっていない。30年の節目を祝うとともに、これからも学校と地域が一緒になって良い学校にしていきたい」とあいさつした。
なお、高遠北小では30周年を記念して長藤、三義、藤沢の3小学校の写真などを来週いっぱい展示していて、一般の人でも見ることができる。 -
中尾歌舞伎秋季公演 稽古に熱
11月2日に伊那市長谷で行われる中尾歌舞伎の公演を目前に控え、稽古に熱が入っている。
中尾歌舞伎は、伊那市長谷の中尾地区で江戸時代から行われている。太平洋戦争で中断したが昭和61年に復活し、現在は中尾歌舞伎保存会が受け継いでいる。
今回は、追っ手を逃れて旅をする2人と、途中で一泊する家の娘の悲恋の物語を描いた「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
稽古は2ヶ月前に始まり、現在は毎晩通し稽古が行われている。
出演者は、台詞の言い回しや手の動きなどを確認しながら稽古していた。
関係者は、「娘の悲しい恋の物語ですが、脇を固める役のひょうきんな動きにも注目して欲しい。観客と演者の両方が楽しめるものにしたい」と話していた。 -
西箕輪小児童と信大留学生交流
文化の違いを学ぼうと伊那市の西箕輪小学校の児童が29日、南箕輪村の信州大学農学部の留学生と交流した。
バングラデシュ、中国、インドネシア出身の留学生4人が西箕輪小学校を訪れた。
交流はさまざまな文化や考え方を子どもたちに知ってもらうため、毎年行っている。
顔合わせ式では、全校生徒が留学生の前で合唱を披露し、その後、3年生から6年生までの児童がそれぞれの教室で個別に交流を深めた。
そのうちインドネシア出身のヘリ・クリニアンタさんは、6年ひのき組と交流し、あいさつや数字などの簡単なインドネシア語を子どもたちに紹介した。
子どもたちは、なじみのないインドネシア語に最初は戸惑い気味だったが、ヘリさんがインドネシア語で質問すると、少し恥ずかしそうに習ったばかりのインドネシア語で答えていた。
子どもたちが「日本に来て、最初に困ったことは何ですか」と質問すると、ヘリさんは「最初は料理がまったく食べられなくて困った。インドネシアは温かい国なので、冬の寒さは今でも苦手」などと笑顔で答えていた。 -
美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定
伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。
「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。 -
みどりの少年団枝打ち
伊那市の西春近北小学校の「みどりの少年団」が28日、春近共有林で枝打ち作業に取り組んだ。
5、6年生の児童およそ70人が、ヒノキの枝を切る作業を体験した。
枝打ち作業は学校の伝統行事で、体験を通してふるさとの自然を愛し守る心を育てる願いがある。
作業したのは、8年前にヒノキを植えたおよそ2・5ヘクタールの一帯。児童は、西春近財産区の議員に教わりながら、手持ちのこぎりや高い枝を切るのこぎりを交代に使って枝打ちしていた。
児童は、「枝打ちは楽しい」「森を大切にしたい」と話していた。 -
南大東島の子どもが来伊
沖縄県南大東島の小学生が伊那市を訪れ28日、伊那西小学校の児童と交流した。
伊那に来たいという南大東小学校の児童が多いため、今回は抽選で5人が伊那を訪れ、伊那西小学校でゲームや飯ごう炊さんをした。
伊那西小学校と南大東小学校は、伊那市の青パパイヤの会が島と交流を始めたことがきっかけで、おととしから交流が始まり、毎年、南大東島の児童が数人伊那市を訪れ、ホームステイしながら稲刈り体験やコンサートで交流してきた。
この日は、いろいろな種類の葉っぱを集めるゲームをしました。
南大東島の子どもたちは、葉っぱの名前を聞いたりしながら、林の中を歩き回っていた。
その後、飯ごう炊さんをして、お昼を作った。ご飯を炊いたり、伊那西小の児童が林で採ったナメコ、クリタケ、シイタケが入ったきのこ汁も作った。
出来上がると校庭でお昼を食べた。
子どもたちは秋の味覚を味わいながら、交流を深めていた。
南大東島の子どもたちは29日、ロープウェイで駒ケ岳に登る予定で、30日まで滞在する。 -
伊那市御園区民祭
地域で秋の収穫を祝う御園区民祭が、26日行われた。
会場の御園公民館には、雨にも関わらず、この日1日で600人が訪れた。
御園区民祭で毎年人気なのが,だいこんの煮こごりと餅のサービス。材料は、区の農家が提供し、訪れた人全員に配られた。
また、公民館の教室や一般の区民による作品展も行われ、盆栽や写真、パッチワークなど様々な作品が並んだ。
宮下重雄区長は「区民祭は、運動会と並んで大きな行事の一つ。みんなで集まりコミュニケーションを図る事で、いつでも協力し合える地域づくりをしていきたい」と話した。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが26日、伊那市のみはらしファームで行われた。
コンテストは、地蜂(クロスズメバチ)の巣の重さを競うもので、伊那市地蜂愛好会が毎年行っている。
11回目となった今回は、伊那市を中心に諏訪や大町市などから24人がエントリーした。
今年は、夏場にエサとなる虫が少なく、例年より小さいという事だが、訪れた人達は出来栄えに感心していた。
また、今回は初めて、見るだけでなく味も楽しんでもらおうと、抽選で3人に、蜂の巣がプレゼントされた。
審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんが、5.6キロで優勝。藤森さんは、「去年は4位だったので、今年は優勝できてうれしい」と話した。 -
伊澤修二先生記念音楽祭
旧高遠町出身で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる記念音楽祭が25日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊澤修二先生記念音楽祭には、東京芸術大学音楽部のオーケストラのほか、市内の小学校や中学校、高校が参加し発表した。
伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学初代校長を務めた事が縁で始まったこの音楽祭は、今年で22回目を数える。
今回の音楽祭では、この日の為に結成された合唱団や市内の中学生がオーケストラと共演した。
また、市民合唱団とオーケストラの演奏で指揮をした芸大4年の道端大輝さんは、「芸大にとっても思い入れのある公演なのでいつまでも続いてほしい」と話していた。 -
箕輪西小学校50周年記念式典
箕輪町の箕輪西小学校で25日、箕輪中部小学校からの独立50周年を祝う記念式典が行われた。
式典には、西小に通う児童やその保護者、地域住民等が出席し、50年の節目を祝った。
式典は歴代のPTA会長や理事、各区長などで記念事業実行委員会を作り、準備を進めてきた。
実行委員長の唐沢良二さんは「節目の50年を迎えた事に感謝し、西小の飛躍を願い、次の50年へつなげていきたい」と挨拶した。
中村正昭校長は「誇りを持ち、地域を愛し、希望を持って育ってほしい」と子供たちに呼びかけていた。
児童会長の唐沢陽祐君は、「学校の歴史をかみしめ、誇りに思い、これからの西小をみんなで支えていきたい」と話した。 -
木下区民文化祭
箕輪町の木下公民館で25日、区民文化祭が始まった。
文化祭は、木下区民の作品の紹介や、公民館クラブの発表の場にしようと毎年開いている。
会場には、陶芸や手芸などのクラブ会員の作品、小中学生の習字や水彩画などおよそ千点の作品が並んでいる。
地元にある箕輪進修高校のコーナーでは、生徒が作ったロボットやポスター、習字などの作品が並んでいる。
木下区民文化祭は26日まで開かれ、午後1時からステージ発表やトン汁の無料サービスが行われる予定。 -
伊那小学校5年秋組が南信協同に演技学ぶ
伊那小学校5年秋組の児童たちは、来月の演劇発表を前に24日、県伊那文化会館の附属劇団南信協同のメンバーから演技指導を受けた。
5年秋組は、総合学習の一環で4年生の時から演劇を勉強してきた。
南信協同の公演を見たり、出掛けて指導を受けたことはあるが、メンバーを学校に招いて指導を受けるのは初めて。
子どもたちは、場面ごとに区切って演技を披露。
南信協同のメンバーは、「演じたいキャラクターをイメージして体の使い方を考えて」「『怖い』と感じたときに、普段、心や体がどんな感覚になるのか思い出して」などアドバイスしていた。
指導を受けた児童は、「同じ動きだけでなく、いろいろな動きをして、堂々と演じてみようと思いました」と話していた。
5年秋組の演劇発表は、11月7日に伊那小学校第一体育館で行われる。 -
「漢字の歴史と造形美」展
伊那市高遠町ゆかりの、画家であり書道家でもあった、中村不折が集めた書道に関するコレクション展が、県伊那文化会館で開かれてる。
会場には、中国のものを中心に、文字が刻まれた仏像や、拓本などおよそ100点が並ぶ。
中村不折は、書を書くときの手本や参考品として、このような資料を集めていたが、次第にコレクションに熱が入り、自分の作品を売って、資料を購入していたという。
今回は、県伊那文化会館の開館20周年記念として、これらを所蔵している、東京の書道博物館から特別に作品を借りて展示した。
中村不折は書道資料の世界的に有名なコレクターだったということで、貴重な資料も数多くある。
この中村不折のコレクション展「漢字の歴史と造形美」は、11月24日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。 -
地域のふるさとの伝承芸能
上伊那地域に伝えられてきたふるさとの伝統芸能の公演が、23日に伊那市のいなっせで行われた。
伊那節や伊那市長谷のざんざ節など上伊那各地に伝わる伝統芸能が披露された。
この公演は、県シニア大学の卒業生などで作る上伊那賛助会が地域の伝承文化の維持・発展に貢献できればと初めての企画。
南箕輪村大泉に伝わるおんたけやま御嶽山は、伊那節の原点とも言われているということで、大泉の保存会が踊りを披露していた。
与地や富県など各地の伊那節も披露され、歌い方や踊り方の違いも楽しめる趣向となっていた。
賛助会では、今後も、会員が積極的に地域の祭りなどに参加し、地域文化の伝承につなげていきたいとしている。 -
台湾 平均年齢70歳の民族芸術団 踊り披露
中国台湾の平均年齢70歳の民族芸術団が、23日、伊那市の伊那東保育園で踊りを披露した。
園児が出迎える中、遐齢(かれい)研修中心民族芸術団のメンバー38人が、伊那東保育園を訪れた。
遐齢民族芸術団は、台湾中部にある都市の市民サークルで、60歳以上のメンバーを中心に踊りに励んでいる。
健康や幸せを願う踊り、3種類を披露した。
踊りの指導にあたっているコウ ミーエン(洪 美圓)さんが、20年ほど前、伊那市で台湾のダンサーを指導していた事が縁で、今回、芸術団を招く事になった。
5年前にも芸術団は、伊那市を訪れていて、メンバーは再び訪れる事を楽しみにしていた。
芸術団は、踊りの中で飴を配り、園児もうれしそうに受け取っていた。
ある園児は、「珍しい踊りで楽しかった」と話していた。
指導者のコウさんは、「台湾のおばあちゃん達もがんばって踊っているので、子どもたちにも夢を叶えるためにがんばってもらいたい」と話していた。
踊りのお礼に、園児も歌を披露した。
振りつきの歌に、芸術団のメンバーも一緒に踊り楽しい時間を過ごしていた。
芸術団は、伊那市の伊那中央病院や老人福祉施設などでも踊りを披露した。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪中部小学校 環境活動で文部科学大臣賞受賞
箕輪町の箕輪中部小学校は、資源のリサイクル推進に功績があった団体などを表彰する、リデュース・リユース・リサイクル推進功労者表彰の文部科学大臣賞を、このほど受賞した。
全国を対象に、省エネ活動などを積極的、継続的に行い、実績のあった団体や企業を表彰するもので、今年で17回目。
箕輪中部小は、環境・省エネ委員会を中心に、雨水タンクを使った水の有効利用や、総合活動での省エネに関する取り組みなど、学校全体での継続的な実績が評価された。
2年1組では資源の有効活用として、ペットボトルのキャップを集め、それをワクチンの資金にして恵まれない子ども達に贈ろうと、エコキャップ運動をしている。 2年1組では、エコキャップの収集について一般にも協力を呼びかけている。
環境・省エネ委員会、委員長の大沼尚平くんは、「長年続けてきた活動なので先輩たちに感謝したい。これからも新しい活動を考えながら頑張っていきたい。」と話している。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
井月と一茶について講座
俳人井上井月と小林一茶についての講座が、21日、伊那市の富県ふるさと館で開かれた。
富県公民館の一般対象の学習講座・のどか学級の定期講座として開かれたもので、講師は、伊那市の信州井月会会長の春日愚(ぐ)良子(らし)さんが務めた。
春日さんは、井月と一茶には各地を歩き回って俳句を作っていたという共通点があるとして、2人を比べた。
性格は、井月は感情をあまり表わさず怒ったという話を聞かない。一茶は、感情を露骨に表わした。
家族については、井月は妻も子もなかったが、一茶は3回結婚した、と2人を比較した。
その違いが作品にも表れているとして、春日さんは、「井月は生活臭がなく風景を表した句を作った。一方、一茶は庶民が共感するような生活臭の強い作品を作った」と解説した。
参加者は、地元富県にも馴染みの深い井月について、理解を深めた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
上伊那医師会附属准看護学院 たい帽式
初めて医療の現場にでる看護学生のための、たい帽式が22日、伊那市狐島の准看護学院で行われた。
この日は上伊那医師会附属准看護学院に今年4月に入学した23人が式に臨んだ。
半年間基礎的な学習を行ってきた学生達は、これから医療の現場で実習を始る。
たい帽式は、その節目の儀式として行われたもので、一人一人頭にキャップを被せてもらい、キャンドルを受け取った。
学生達は、ともし火を見つめながらナースになるための決意を新たにした。
神山公秀学院長は「今日から気持ちを新たに、看護の精神を忘れず勉学に励んで欲しい」と、たい帽生に呼びかけた。
この日、たい帽式を終えた学生は上伊那地域の医療現場で実習を行い、再来年の准看護師試験に臨む。 -
伊那弥生ヶ丘高校 秋の恒例行事 強歩大会
伊那弥生ヶ丘高校の秋の恒例行事・強歩大会が21日に行われました。
この日は男子が午前9時15分に、女子はその5分後に、それぞれ学校の校庭をスタートした。
男子が箕輪町の富田を折り返す30.1キロ、女子は伊那市西箕輪のみはらしファームを折り返す22.7キロを走った。
伊那弥生ヶ丘高校の強歩大会は、男女共学になる前、女子校時代の昭和44年・1969年から行われている伝統行事。
生徒たちは全力で走ったり、ゆっくり歩いたりと、それぞれのペースでゴールを目指していた。
スタートからおよそ2時間で女子の1位・3年生の小松えりさんがゴール。その10分後には男子の1位、1年生の澁谷宥介くんがゴールた。 -
田中清子さん文化刺繍展
伊那市の田中清子さんによる文化刺しゅう展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には鮮やかな刺しゅう糸で描かれた風景画や人物画など65点が展示されている。
全日本文化刺繍協会教授などの肩書を持つ田中さんだが、今年、文化刺繍を始めて35年が経つことから、その集大成を多くの人に見てもらおうと個展を開くことにした。
展示作品の一つ「奥入瀬渓谷」は、秋の奥入瀬渓谷をテーマとした大作。紅葉した木々の間を流れる渓流の様子が、色鮮やかに映し出されている。
田中さんは「文化刺しゅうの華やかな魅力を知っていただければ」と話していた。
作品展は19日まで。 -
伊那東小児童が新しい校庭で運動会
伊那市の伊那東小学校で18日、新しい校庭での初めての運動会が開かれた。秋晴れのもと、全校児童およそ700人が、新しくなった校庭を駆け回った。
伊那東小では、校舎の老朽化などで2年前から新しい校舎の建設が進められ、今年3月に校舎が完成した。
新しい校舎の建設に伴って校庭も造成され、これまでよりも広い、およそ7千平方メートルの校庭が完成した。
山本一夫校長は、「少し遅れての運動会となったが、今までよりも広くなって、子ども達がのびのびできているし、保護者がゆったりと見られるようになった」と話していた。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」のけいこ場公演が18日、行われた。昼と夜の2回公演で、昼の部「おやこまつり」は会場を埋めた親子連れらが楽しんだ。
けいこ場公演は、日頃お世話になっている地元の人達に見てもらおうと毎年開いていて、今年で17回目になる。
公演では、和太鼓を力強く打ち込んで音色を響かせたり、三味線の演奏に合わせたダイナミックな「津軽おはら節」の踊りなどがあった。
観客も一緒に踊る盆踊り体験もあり、「春駒」という踊りを子どもも大人も皆で覚えた。
見ている人も元気に掛け声をかけて座員と観客が一体となって盛り上がっていた。 -
上農高でハロウィーンのカボチャちょうちん作り
南箕輪村の上伊那農業高校の文化祭「上農祭」に向け、園芸科学科の2年生が、ハロウィーンのカボチャちょうちん作りに取り組んでいる。
上農祭にカボチャちょうちんを学科として展示するのは初めてで、園芸科学科では、今年4月から鑑賞用カボチャを栽培してきた。
9月に150個以上も収穫し、展示に向けて10月からカボチャちょうちん作りを始めた。
カボチャの中身を取り除き、ナイフで目や口などを切り抜いて顔を作っていく。
生徒たちは、「中をくり抜くのが大変だけど楽しい」と話しながら作業していた。
これまでに作ったカボチャちょうちんに、ろうそくを灯して出来具合も確認していた。
カボチャちょうちんは100個以上作る予定で、教室に展示して生徒や来場者に楽しんでもらう計画。
上農祭は19日(日)に一般公開する。 -
古流松應会伊那支部が「いけばな展」
古流松應会伊那支部のいけばな展が17日から、伊那市通り町の西沢デパートで始まった。20日まで。
古流は、江戸時代から続く生け花の流派で、伊那支部は、伊那市を中心に13の教室があり50人が学んでいる。
いけばな展は2年に1回で、今回が22回目。秋の花がテーマ。
会場には、古典的な生け花と自由な発想で生けるものの2種類があり、支部長の大石理峯さんは、「その違いを楽しんでほしい」と話している。
一角には、会員全員で製作した合作があり、竹と柿のコンビネーションが楽しめる。
竹の葉は青々として瑞々しく、柿の色とのコントラストが美しい作品に仕上がっている。 -
伊那北高校2年知久俊彦君
全国高校総合文化祭で文部科学大臣賞今年の全国高校総合文化祭の写真部門で、伊那北高校2年の知久俊彦君が最高賞を受賞し日本一になった。
知久君は、伊那北高校写真部に所属し、高校に入学してから本格的に写真を撮り始めたという。
今回、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した作品は、昨年の夏、帰宅途中の神社でさい銭箱の上にいる猫を写したもの。
審査では、カメラの方を見つめる表情や目の力、構図、色彩などのバランスが取れ、全体が一枚の絵画のように見える点が評価されたという。