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凍霜害 2,500万円の被害
長野県のまとめによりますと、8日の朝の冷え込みで、上伊那地域の霜による果樹被害は2,500万円となっています。
伊那市西箕輪羽広の鈴木博士さんのりんご畑です。
この日は、JA上伊那の果樹担当者が、鈴木さんが栽培するりんごの被害状況を確認していました。
8日の伊那地域の最低気温は、午前5時9分に平年より7.4度低い1.1度を記録しました。
西箕輪の一部の地域では、氷点下4度まで下がったということです。
この冷え込みにより霜の被害が発生し、上伊那では2,500万円、県全体では5,300万円となっています。
4月28日にも霜による被害が発生し、8日と合わせて伊那市の被害額は3,200万円と上伊那で最も多くなっています。
箕輪町は1,917万円、南箕輪村は50万円となっています。
県農政部では「収穫量に大きな影響が出そうだ」としています。
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AIを活用して牛の行動観察
南箕輪村の信州大学農学部は、東京工業大学と連携し、AI技術を活用した牛の行動観察システムの開発を進めています。
システム開発のための実証実験は、去年4月から信州大学農学部の農場で行われています。
牛に、取り付けた首輪型センサには、動きの大きさの変化を計測するための機器加速度センサと通信機能が内蔵されていて無線を通じて情報がスマートフォンに送られAIが処理する仕組みです。
これにより、エサを食べているか、歩行しているかなど牛の行動や姿勢を推定することができます。
実証実験は、耕作放棄地に牛を放牧した際の管理運用の省力化を目的に行われています。
このプロジェクトのサブリーダーで信州大学農学部の竹田謙一准教授は「機器の大きさや電池の寿命などまだ課題はあるが実用化に向けて取り組みたい」としています。
今後は、牛が病気にかかり始めているか、発情・分娩の兆候があるか、ストレスを感じているかといった状態を推定できるよう研究を進めていくとしています。
実証実験は、2020年3月までを予定していて、「3年後」の実用化を目指しています。
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伊那市のそば分析結果公表
地元産そばのブランド化を目指す伊那市は昨年度、信州大学農学部に依頼し市内で栽培されたソバの成分分析を行いました。
分析した結果、伊那市産のソバは、有名産地より味がやや上回っているということです。
24日市役所で開かれた定例記者会見で信州大学農学部の井上直人教授が結果を報告しました。
調査は、伊那市の依頼を受け信大農学部が昨年度実施したものです。
伊那市内66か所からJA上伊那を通じて1地点あたりおよそ200gの玄ソバを集めました。
主に長野県の品種信濃1号を収集し、北海道や福島県の他、中国やモンゴルなど15品種と比較しました。
その結果、代表的産地のそばと比較すると、味がやや上回り、やややわらかく香りは同等と考えられるとしています。
味、香りともに他地域にひけをとらないということです。
特に伊那市長谷で栽培している入野谷在来は香りが飛びぬけてよいということです。
結果を受け白鳥孝市長は「これから栽培方法をさらに研究をしてブランド化を進めていきたい」と話していました。
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松くい虫対策 ドローン一定の成果
伊那市が、松くい虫対策の一環で行っているドローンを使った被害木の調査と、そのデータを元にした駆除に一定の効果が見られたことが、23日に開かれた松くい虫対策協議会で報告されました。
この日は、市役所で協議会が開かれ、昨年度の被害状況が報告されました。
伊那市は2017年度に信州大学の協力のもと富県で試験的にドローンによる松くい虫被害の調査を行いました。
2018年度、そのデータを元に65本の松の枯損木を駆除しました。
再びドローンで調査を行ったところ、同じ場所では松くい虫被害がほとんど確認されなかったということです。
協議会長の白鳥孝市長は「ドローンを使った調査には一定の費用がかかるが、成果が出ている以上、導入について検討していく必要がある」と話していました。
伊那市は今年度、被害が進んでいる高遠町内の松林でドローンによる調査を実施する計画です。
なお、伊那市の2018年度の松くい虫被害は、2,342立方メートルで、前の年度より122立方メートル増加しています。 -
今年初の夏日に菜の花摘み
22日の伊那地域の最高気温は25.5度まであがり今年はじめての夏日となりました。
伊那市富県の「農林産物直売所たかずや」の菜の花畑では菜の花を摘み取る人たちの姿がありました。
菜の花畑では直売所の会員約10人があすから始まる菜の花の摘み取りイベントを前に出来を確認していました。
菜の花畑は直売所の西側にあり広さは約50アールです。
摘み取りをした会員らは採ったばかりの菜の花を早速味わっていました。
摘み取りイベントは専用の袋を直売所たかずやで購入し袋詰め放題200円となっています。
また27日には山菜を天ぷらにして味わう山菜まつりも計画しています。
きょうの伊那地域は平年より7.3度高い25.5度を記録し6月下旬並みの陽気となりました。
長野地方気象台によりますと伊那地域の気温はあす以降も高めに推移しますが週末からは平年並みに戻ると予想しています。
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JA果樹選果場 一元化
JA上伊那は、りんごや梨のブランド化を目指し、およそ3億6千万円をかけて箕輪町の果樹の選果設備を更新しました。
10日はJAや農家、上伊那の市町村長などが出席し、選果場の竣工式が行われました。
式ではJA上伊那の御子柴茂樹組合長が導入した設備の電源ボタンを押し稼働を祝いました。
JA上伊那では設備の老朽化や出荷量の減少に伴い飯島町の選果場を去年の12月に閉鎖し、箕輪町に統合しました。
新たな設備は光センサーで糖度や熟度を測定し、品質毎に自動で振り分け、1日に最大25トンの出荷に対応しています。
御子柴組合長は「より安全な果実を世界に発信できる機器がそろった。
設備を有効活用し、生産者の所得向上につなげてきたい」と話していました。
今回の選果場の一元化により、これまでのJA上伊那箕輪選果場は、JA上伊那選果場に名称が改められました。
更新した設備は、7月の桃の選果から稼働が始まり、今年度はりんごやなしなどあわせて、2800トンの出荷を目指します。
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スマート農業東春近で実証
ロボットトラクターや自動で水管理ができるシステムを導入し稲作の効率化やコスト低減の効果を確認するスマート農業技術の実証が伊那市の東春近で今年度から始まります。
10日は、東春近のJA上伊那春富支所で信州伊那谷スマート農業実証を行う共同事業体の設立発表会が行われました。
実証は、県や伊那市、農事組合法人田原など12の機関が連携し行うものです。
実証は、農林水産省の実証事業で採択された農事組合法人田原の農場15ヘクタールで行われます。
取り組みとして、ロボットトラクターやドローン、自動で水管理ができるシステムを導入し、稲作の作業の効率化やコスト低減の経営的な効果を実証します。
10日は、実証に使用する直進をキープする機能付きのアシスト田植え機のデモンストレーションも行われました。
ハンドルから手を放したままでも機械が直進し自動で精度高く植え付けができるということです。
実証農場で5月初旬にこの田植え機を使用することになっています。
他に、ドローンで撮影した画像による生育管理や遠隔地からスマートフォンで水田の給排水を行うなど8つの実証・研究を行うことになっています。
スマート農業技術による実証は来年度までの2年間行われることになっています。
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自走草刈り機の実演
最新の技術を活用したスマート農業を推進する伊那市は、自走草刈り機のデモンストレーションを19日に横山で行いました。
この日は、岡谷市の2つの会社が自走式の草刈り機を使って田んぼの畔の草を刈る実演をしました。
自走式草刈り機は、リモコンの操作で人の手が入りにくい場所や危険な場所の草を刈ることができる機械です。
2社の製品は、平地だけでなく傾斜になっている田んぼの畔も走れるように設計されています。
農業者にとって、草刈りは作業の中でも特に労力がかかり、大きな負担になっているということです。
こちらの機械は、1台の重さが100kgで、価格はおよそ200万円です。
6時間の充電で3時間の走行が可能となっています。
実演会には、農家や集落営農法人などおよそ70人が参加しました。
伊那市では、作業労力の軽減や地域課題の解決を目指して、平成28年度から農業者を対象に聞き取り調査などをしてきました。
来年度からは、市内全域への展開を見据えた実証事業を行う計画で、3法人と9人が実際に農地の管理システムや自走草刈り機を導入し、スマート農業の実証を行うことが決まっています。
市では、今後も実演会を開き、最新技術の導入検討の機会を設けていきたいとしています。
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入野谷在来そば 栽培拡大へ
入野谷在来種のそばの復活プロジェクトに取り組んでいる信州伊那そば振興会は、来年度、栽培面積をこれまでの4倍の100アールに拡大し、初めて一般への提供を目指します。
14日は、伊那市役所で信州伊那そば振興会の定期総会が開かれ来年度の事業計画が確認されました。
そば振興会では信州大学農学部と協力し、高遠・長谷で昭和初期まで作られていた在来種のそばの復活に取り組んでいます。
これまでは、在来種が交配しないよう、山間部奥地の伊那市長谷の浦と杉島で栽培を行ってきました。
来年度は、今年の圃場に加え、長谷の別の地区に80アールの畑で提供用の蕎麦の栽培を行うとしています。
入野谷在来そばは味が濃く、香りも豊かとされ、今年度は市内のそば店で試験販売が計画されていました。
しかし天候不順の影響で不作だったため、試験販売は中止されました。
伊那そば振興会の飯島進会長は「多くの圃場とそばの収量を確保し、全国へ伊那のブランド蕎麦として発信していきたい」と話していました。
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100種類のラン並ぶ展示会
100種類の花が並ぶラン展が伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで開かれています。
会場には、100種類およそ3千鉢のランが展示販売されています。
おなじみのカトレアや胡蝶蘭のほか、市場にはあまり出回らないという原種のランもあります。
グリーンファームでは、「ここまで多くの種類が一度に見られる機会はあまりないのでぜひ足を運んでほしい」と話していました。
ラン展は17日(日)まで産直市場グリーンファームで開かれています。
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松くい虫被害 辰野町で確認
上伊那地区の松くい虫被害の状況は今年度、辰野町の豊南短期大学付近でマツノザイゼンチュウが確認され、被害がさらに北上している事が報告されました。
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が8日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
会議には、県や上伊那の市町村の職員15人が出席し、今年度の被害状況などが報告されました。
去年12月までの被害量は上伊那全体で3,810立方メートルとなっていて、昨年度の同じ時期と比べほぼ横ばいとなっています。
上伊那の8市町村のうち、伊那市、辰野町、飯島町で被害量が増加し、それ以外は減少しています。
放送エリア内では、伊那市が2,325立方メートル、箕輪町は291立方メートル、南箕輪村は533立方メートルでした。
マツノザイゼンチュウが確認された地域の上伊那の最北端は、これまで箕輪町の北小河内でしたが、今年度は辰野町でも確認され、被害の広がる恐れがあるという事です。
対策協議会では監視を強化し、早期発見、早期対策を進めていく事が確認されました。 -
大泉の将来の景観考えるWS
南箕輪村大泉の農地や水を保全管理する「大泉田園景観保全会」は、地区の将来の景観について考えるワークショップを24日開きました。
ワークショップには地域住民およそ70人が参加しました。
9つのグループに分かれ、「大泉のありたい将来の姿」と「そのためにやらなければならないこと」について意見を出し合いました。
大泉田園景観保全会は、区内の農地・水を保全管理する団体として平成25年に発足し、交付金を活用して水路の改修や田んぼの草刈などを行ってきました。
発足から5年が経過し、活動を継続するにあたり、その指針となる意見を集めようとワークショップを開きました。
保全会では、24日の意見を元に、4月下旬までに活動計画を策定するとしています。
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伊那華のみそ娘 初仕込み
伊那市東春近の農家の女性で作る伊那華のみそ娘加工組合は15日今年のみその初仕込みをしました。
15日は加工組合のメンバー5人が加工施設で作業に当たりました。
上伊那産の大豆を蒸してすりつぶしたものと上伊那産のコシヒカリを使った麹を混ぜあわせます。
それを樽に詰め、10か月間寝かせます。
農家の女性13人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、地産地消や食文化の伝承をしていこうと、毎年昔ながらの製法でみそを作っていて今年で20周年を迎えます。
来月12日まで作業は行われ、9トン分のみそを仕込む計画です。
出来上がったみそは伊那市と宮田村の小中学校や保育園の給食で使われるほか、Aコープなどで販売されます。
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農業名人2人に特別表彰
上伊那8市町村の農業関係者が集まる「第16回上伊那ファーマーズの集い」が19日、南箕輪村の村民センターで開かれ、農業名人に認定されている伊那市の2人が、農業名人特別表彰を受賞しました。
農業名人特別表彰を受賞したのは、松茸名人に認定されている伊那市富県の藤原儀兵衛さんと、ホロホロ鳥飼育名人に認定されている伊那市長谷溝口の中山しづ江さんです。
現在81歳の藤原さんは、60年以上にわたり松茸の栽培に取り組んでいます。
現在94歳の中山さんは、夫がやっていたホロホロ鳥の世話を引き継ぎ30年近く飼育しています。
受賞者を代表して中山さんは「ホロホロ鳥は、50代以上の女性でも1人で100羽は飼えると思う。やりたい人がいれば技術を伝えたい」と話していました。
主催した上伊那農業委員会協議会では、農業に従事し功績のあった個人や団体を毎年表彰しています。
会場には農業関係者などおよそ150人が訪れました。 -
渓流釣り解禁 今年の釣果は?
天竜川水系で、16日渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人たちが楽しんでいました。
伊那市の小沢川です。
天竜川漁協理事で自身も釣りを楽しむ伊藤伸一さんは、今朝6時から川に入りました。
毎年伊藤さんは解禁日から釣りを楽しんでいます。
16日は午前9時までの3時間でニジマス9匹を釣り上げました。
辰野町から中川村までの天竜川水系では、16日渓流釣りが解禁となりました。
天竜川漁協では16日の解禁日を前に、管内の河川にアマゴおよそ500キロを放流したということです。
午後になり天竜川の本流に場所を移すと、伊藤さんは体長40センチほどのイワナを釣り上げていました。
渓流釣りができるのは9月30日までです。
遊漁料は、年間券が6,600円、1日券が1,100円です。
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宮田豚コレラ 防疫措置完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、長野県は、感染拡大を防ぐ措置を8日に終えたことを明らかにしました。
8日午後4時半に県庁と伊那合同庁舎などをテレビ電話で結び、豚コレラの防疫対策本部会議が開かれました。
宮田村の養豚場では、6日から県や自衛隊、市町村の職員などのべ800人ほどが対応に当たりました。
養豚場で飼育されていたすべての豚2444頭の殺処分と埋め立て処理、施設の消毒などを行い、8日午後5時30分に作業が完了したということです。
新たな感染防止対策として、9日から、畜産関係車両の消毒ポイントが設置されました。
エサの運搬車や家畜運搬車など、近辺を通過する畜産関係車両を対象にしています。
場所は養豚場からおよそ3キロ地点となる宮田村総合ふれあい広場とJA上伊那赤穂カントリーエレベーターの2か所です。
時間は午前7時~午後7時までで、期間は3月8日までです。
ほかに、宮田村の養豚場と同じ時期に食肉処理場に豚を出荷していた県内の17の養豚場で豚の様子を監視するとしています。
また、農場周辺の野生イノシシの感染状況の確認にも取り組んでいくということです。
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直売サイトで農家と消費者結ぶ
インターネットを通じて農家・直売所・生産者を結ぶ、ウェブサイトの全国一斉スタートを前に、南箕輪村のファーマーズあじ~なで8日、デモンストレーションが行われました。
ウェブサイトには、直売所の最新の入荷情報などが掲載され、家にいても店の情報を見ることができます。
この日はあじ~なで報道向けのデモンストレーションが行われました。
農産物直売情報サイト「チョクバイ!」には、全国各地の直売所が登録される予定で、長野県でも800店以上ある直売所や道の駅、すべての登録を目指しています。
店内に置かれた野菜の横にはウェブサイトと連動した、農家情報のポップが貼られます。
ポップ内にあるQRコードから農家の詳しい情報を見ることもできます。
買い物に訪れていた飲食店経営の男性は「生産者の方の顔や情報がより見られるようになるというのは、買う側からしたらうれしいです」と話していました。
ウェブサイトを通じて、生産者には農産物のPR効果や消費者の声の収集、消費者には買い物情報や安心安全な環境を提供しようと運用が計画されています。
農業マーケティング会社「ファーマーズ・ガイド」が今年夏頃の運用開始を目指しているもので、県内の直売情報については伊那市の広告代理店アド・コマーシャルが行います。
赤羽通会長は「農家のみなさんが売れる環境をつくることで自立を促したい。こういった活動も地域への恩返しのひとつです」と話していました。
農家や直売所のサイトへの登録は無料で、夏の本格稼働に向けて今後、登録促進を図っていくということです。 -
地元の牛乳使った商品認定
上伊那地域の酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、開発した牛乳、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品を販売している店舗などに、7日、認定証を交付しました。
今回認定されたのは、南箕輪村の大芝の湯が販売しているプリン。
伊那市の菓子庵石川が販売している甘酒プリン。
箕輪町のみのわ愛す工房が販売しているジェラートです。
これら全てに酪農家のおもてなし牛乳が使われています。
この日は、それぞれの代表に認定証が交付されました。
JA上伊那や伊那酪農業協同組合などでつくる上伊那地域酪農協議会では、新たな販路拡大や地域に根付いた商品化を進めようと、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品の認定を始めました。
協議会の下村篤会長は「今後も新たな商品開発に期待しています」と話していました。
今後も、商品の認定を希望する店舗や団体があれば審査を経て随時認定していくということです。 -
林業関係者表彰 もりもり上伊那山の感謝祭
豊かな森林の恵みに感謝し、健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指す、もりもり上伊那山の感謝祭が、1/31、伊那市のいなっせで行われ、林業の振興に功績のあった個人や団体が表彰されました。
感謝祭は、長野県が開いているもので、今年度は6人が上伊那山林協会から表彰されました。
そのうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2組が受賞しました。
伊那市の岩澤建設伊那支店の緑川 作也さんは去年10月の台風で発生した土石流の土砂撤去作業に尽力し、下流の安全に寄与しました。
また、伊那市の老松場の丘・古墳公園整備委員会は、荒廃した古墳の復元を図り、地域の憩いの場や環境教育の場づくりに貢献しました。
山の感謝祭では、治山・造林・森林整備など、林業関係で功労のあった個人や団体を毎年表彰しています。
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青年農業者が意見発表
県内の20代から30代の青年農業者が、日ごろの農業に関する研究成果や意見発表を行うコンクールが5日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、野菜や果物、花卉農家など20代から30代の男女17人が壇上でスピーチをしました。
この中で、伊那市西箕輪のりんご農家、白鳥勲さんは、高密植栽培と新わい化栽培の違いについて話をしました。
木の高さを比較的高くする「高密植栽培」の方が品質の高いりんごが多く出来た一方で、高さを低くして育てる「新わい化栽培」は、玉サイズの大きいものが多く出来たということです。
コンクールは、意見発表を通して技術の向上と親睦を深めてもらおうと県などが開いているもので、今回で68回目になります。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で出場したのは白鳥さんのみで、審査の結果、白鳥さんは、3位相当の優秀賞にあたるJA長野中央会会長賞に選ばれました。 -
アルストロメリアで農林水産大臣賞
伊那市東春近の花き農家、酒井弘道さんが育てたアルストロメリアが信州フラワーショーウィンターセレクションで最高賞の
農林水産大臣賞を受賞しました。
酒井さんのアルストロメリアは花が大きく形がそろっていて色付きの良いことなどが評価されました。
信州フラワーショーは切り花などの品質や栽培技術の向上を目的にJA全農長野などが開いているもので南信を中心に全県から369の切り花などが出品されました。
1日は伊那市のJA南信会館で一般公開され近くの保育園児らが
花を楽しんでいました。
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田原産のりんごのお酒発売
伊那市東春近の農事組合法人田原は、栽培したりんごを使って醸造したワインとシードルの販売を1日から始めました。
こちらが、りんごワインとシードルです。
31日は、伊那市東春近で記者会見と発売発表会が開かれました。
農事組合法人田原の果樹園で育てたふじなどのりんごが使われています。
ワインは甘口と辛口の2種類です。
穏やかな口当たりで、女性にも飲みやすく様々な食事に合うということです。
シードルは、ワインと同じ工程で発酵させたものをもう1度瓶の中で発酵させていて、食前酒に合うということです。
どちらもアルコール度数は7%前後で、平成29年産のりんごが使われていて、醸造は伊那市美篶の伊那ワイン工房が行いました。
ワインは720ml入り税込み1,400円。
シードルは、750ml入りのフルボトルが1,500円、375mlのハーフボトルが800円です。
りんごワインとシードルは、東春近の「ワインショップ田原」で購入できます。
近日中に販売用のHPを公開する予定で、今後はインターネットからの購入も可能になるということです。
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トルコギキョウ播種始まる
長野県が出荷量全国一位で、上伊那の主力品種の花「トルコギキョウ」の播種作業が伊那市東春近で始まりました。
29日は、農事組合法人いなアグリバレーのハウスで、栽培農家およそ20人が作業にあたりました。
大きさ1ミリ以下の種を、専用の器具を使ってトレイの決まった場所に落とします。
このトレイ1枚から300本のトルコギキョウが育ちます。
トルコギキョウは、長野県が出荷量全国一位の花で、上伊那は諏訪に続いて県内二番目の産地となっています。
今年は去年よりも10万本多い270万本を目標に掲げていて、1日におよそ30万本分の種を播きます。
いなアグリバレー理事の伊東雅之さんは「育苗作業は花を育てる上で一番と言ってもいいぐらい重要な作業です。良い花を育てて、一番を目指したい」と話していました。
上伊那産のトルコギキョウの出荷量は10年前と比べて2倍近くになっていて、日本一の産地を目指しています。
生産しやすく、比較的価格が安定していることから若手の就農者も増えているということです。
大阪出身で去年就農した松田大地さん(38)は「土地や気候が良いから移り住んだというのもあるけれど、トルコギキョウに力を入れている産地で一緒にできたら、という想いもあり、この場所で就農しました」と話していました。
育苗したトルコギキョウは、4月に90戸の農家に配布されることになっています。
収穫・出荷は6月から始まり、8月のお盆の時期にピークを迎えるということです。 -
JA上伊那農業振興大会 スマート農業学ぶ
JA上伊那の農業振興大会が24日、本所で開かれ、組合員がスマート農業について学びました。
大会では、農業のコンサルタント業務を行う会社の担当者が話をしました。
スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術を使って省力化、精密化などを図る農業のことです。GPSの走行システムで自動的に田植えを行ったり、アシストスーツで収穫物の積み下ろしなどの重労働を軽くするといったものがあります。
部分的には、活用されているものもあるということですが、最終的には、トータルで管理できる営農システムの確立が目指されているということです。
コンサルタント会社の担当者は、「伊那のような中山間地は、営農管理システムを使った効率の良い農業が必要だ」と話していました。
JA上伊那農業振興大会は、毎年この時期に開かれていて、180人が参加しました。
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果樹販売12億円目指す
JA上伊那はりんごや梨など果樹の生産強化に向けた上伊那果樹振興大会を18日駒ヶ根市内で初めて開催しました。
果樹振興大会には生産者やJAの関係者などおよそ70人が出席しました。
JA上伊那によりますと果樹の販売額は、ピーク時のおよそ半分の9億円程になっているという事です。
振興大会は品目ごとの枠を超え情報共有を図り、3年後には販売額12億円を目指そうと開かれました。
リンゴは今年度の販売額4億円から1.5倍の6億円を目指します。
梨は単価の高い品種サザンスイートの収穫量を6トンから12トンに倍増させていくとしています。
御子柴茂樹組合長は「果物の産地「上伊那」としての地位を確立していきたい」と話していました。
JA上伊那では来年度から3年間、果樹の苗木の定植の補助を強化して栽培面積の拡大を図っていきたい考えです。
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上伊那ご膳をプロデュース
若手農家や高校生などが上伊那の農産物で作る食事メニュー「上伊那ご膳」について16日アイデアを出し合いました。
上伊那ご膳について検討するグループワークは、伊那合同庁舎で行われました。
若手農家や高校生、飲食店関係者などが5つのグループに分かれ、季節ごと上伊那の農産物を使った食事を考えました。
各テーブルでは、「野菜や果物の鮮度にこだわったメニューはどうか」「昆虫食は絶対に入れるべきだ」などの意見がでていました。
これは、農業の未来について話し合う「アグリフォーラム」の一環で行われました。
フォーラムはこれまで情報交換が主な目的でしたが、今年度は、形に残るものを生み出していこうと「上伊那をプロデュースする企画」をテーマに食についてグループワークを行いました。
16日考えたメニューは、試作などを行い一般への提供を検討していくという事です。
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地元の酒米使った新酒PR
地元上伊那産の酒米を使って酒造りを行う伊那市内の酒蔵2社や酒米の生産者が、7日夜、新酒のPRを行いました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、生産者やJA職員らおよそ70人が新酒を味わいました。
今回完成した新酒は、宮島酒店の「艶三郎」や「第六天」など4種類と、仙醸の「黒松仙醸・純米大吟醸」など4種類です。
2つの酒蔵は、荒井や御園、西箕輪、高遠町山室などで、それぞれ酒米を栽培しています。
参加した生産者らは、新酒を味わいながら、お互いに労をねぎらっていました。
ある参加者は「酒の味はイマイチわからないけれど、どれも特徴があって、どれも美味しい」と話していました。
この日は記者会見も開かれ、関係者らが地元の酒米で造った新酒をPRしていました。
御子柴茂樹組合長は「地産地消、地元の酒米を使った美味しいお酒をみなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
宮島酒店の宮島敏社長は「お酒で米の美味しさを、お米でお酒の美味しさを伝えられるような良い循環をつくっていきたい」と話していました。
仙醸の黒河内貴社長は「伊那産のお米の美味しさを、お酒を通じて多くの人に知ってもらえるよう努力していきたい」と話していました。
日本酒は、それぞれの酒蔵のほか、上伊那地域の酒販店で購入することができます。 -
大芝の湯 プリン・いちごコラボ
南箕輪村の日帰り温泉施設・大芝の湯で販売されている「おもてなしプリン」と地元産のいちごがコラボレーションしたプリンの販売が始まっています。
上伊那地域の酪農家がつくった牛乳を使った「おもてなしプリン」とコラボレーションしたのは、村内で夏秋いちごを栽培している、農業生産法人いちごの杜の「ゆめごこち」と名付けられたいちごです。
いちごシロップをカップ入りのプリンにかけて食べます。
おもてなしプリンとかけ合わせることで、地元の農産物を盛り上げていこうと考案したものです。
プリンの考案に携わった地域おこし協力隊の小谷野滉さんは「これからもプリンで地元のみなさんをつないで、活性化していければうれしい」と話していました。
おもてなしプリンと夏秋いちごがコラボレーションした「ゆめごこちプリン」は、1個320円で大芝の湯で販売されています。 -
来年の米生産目標決まる
2019年の上伊那で生産する米の生産目標数は2万8千500トンとなり、今年に比べて480トン増えました。
これは長野県内の需要量と目安値が乖離していた事から、見直しにより増えたものです。
21日は伊那市の伊那合同庁舎で農業再生協議会上伊那地方部総会が開かれ、米の生産目標を決めました。
上伊那の2019年の米の生産目標数は、今年より480トン多い2万8千500トンです。
今年と比べ1.7%増え、これに伴い各市町村も同じ割合で生産目標を増やしました。
市町村別では、伊那市が1万2千200トン、箕輪町が2千300トン、南箕輪村が1千500トンとなっています。
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芋焼酎「伊那八峰」新酒楽しむ
遊休荒廃地で育てたサツマイモを使った上伊那8市町村の銘柄がそろう地域興しの芋焼酎「伊那八峰」の新酒の試飲会が20日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
今年は、各市町村で栽培された芋で作られた13種類の焼酎が出揃いました。
地域興しや遊休荒廃地対策として作られ今年で12年目です。
今年は上伊那全体で2.4ヘクタールの畑で作付けを行い、34トンあまりを収穫しました。
試飲会には生産者など70人ほどが参加し、今年出荷する新酒の味を確かめていました。
伊那八峰はAコープや酒販店などで販売されています。