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伊那市農業委員選挙
任期満了(8月5日)に伴う伊那市農業委員会委員選挙が3日告示され、無投票で24人が決まった。11日、市役所で当選証書付与式がある。
任期は、伊那市・高遠町・長谷村合併協議会で合併後1年間在任すると確認されているため、07年3月30日まで。
委員は次の通り。
▽伊那地区(定数6)=三沢康章(63)(1)福島、城倉松夫(68)(1)中央、唐沢安男(73)(2)御園、中村新一(64)(1)横山、溝上国明(71)(3)荒井、河野邦夫(68)(1)下新田
▽富県地区(3)=六波羅兵衛(70)(1)北新、小牧亮久(64)(1)貝沼、田畑和一(63)(1)北福地
▽美篶・手良地区(6)=北原孝治(65)(2)上大島、登内良一(67)(1)八ツ手、梅垣義男(61)(2)笠原、那須野要助(65)(2)野口、白鳥公雄(63)(2)上川手、向山卓郎(70)(3)中坪
▽東春近地区(3)=織井健(65)(1)榛原、田中哲雄(60)(2)下殿島、唐沢国光(62)(1)中組
▽西箕輪地区(3)=有賀健一(61)(2)吹上、伊藤千代春(69)(2)与地、西村猛(55)(1)羽広
▽西春近地区(3)=平沢信助(68)(3)小出二区、有賀芳雄(62)(1)小出島、酒井安彦(69)(2)諏訪形 -
ひと・むし・たんぼの会講演会より
身近な有機肥料を利用する稲作農家などで作る「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が伊那市立図書館で開催されている。3日には、会員で飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんの講演会があり、農と食・環境に関心のある40人が集まり、熱心に話を聞いた。
四方さんは「人間本来の仕事=水田耕作とともに生きてきた生物に眼を向けることは、人間の生き方に眼を向けることになる」と同会の趣旨を説明。
会員が農作業の最中に撮影した小動物の写真を紹介しながら、「大規模圃場整備で2・スの排水路が作られるとトノサマガエルやメダカはいなくなる」「タガメは1970年頃には夏になると天竜川の橋上にまでたくさん飛んで来たが、必要以上の農薬使用で、県内では壊滅したと言われている」などと話した。
水田は夏は湿地で冬は裸地。耕作によってたびたび生活環境が撹乱される生物にとっては良くない環境だが、何世紀ものの人間と自然との共生の中で、水田に生きる生物が増えてきた。増産を究極目標にした大規模圃場整理や農薬散布で、その歴史を途絶えさせてはいけないと主張。
何より水田耕作の経験がない人が多くなり、日常生活と水田生物とが乖離し、人の精神世界から水田生物の思い出が消えていくことが問題窶狽ニ指摘した。
同会は信大農学部出身者が多く、農薬を使用せず、身近にある有機肥料を使用して農作物の栽培を進めながら、田畑に集まる虫や貝、爬虫類、鳥など小動物を観察し、記録に残している。飯田市美術博物館発行の図鑑「伊那谷の田んぼの生き物」を中心で制作したほか、本紙毎週木曜日7面にも連載エッセイを掲載している。
企画展は14日まで。10日には山と渓谷社刊「アマガエルのヒミツ」の著者、秋山幸也さんの同名の講演会も開く(午後2時縲・時半)。問い合わせは同会代表小川文昭さん(・ス73・7548まで) -
「ひと・むし・たんぼの会」企画展始まる
伊那谷の有機農家を中心に研究者などでつくる「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が2日から、伊那市荒井区の市立図書館広域情報コーナーで始まった。伊那谷のカエルの鳴き声が聞けるコーナーもあり、「カカカカッ」と、きれいな声に耳を傾ける人も多い。14日まで。入場無料。
会員の田んぼに暮らす生き物の豊かな世界と、農家との関わりを紹介する目的で企画。昨年の夏に飯田市で初めて開いた企画展が好評だったため、今回は伊那市で開いた。
会員が同会発足から撮りためた、田んぼに集まる昆虫や鳥など生物の写真65点のほか、伊那谷に生息するトンボの出現時期を記したパネルなどを展示。
小川文昭代表は「企画展をきっかけに、実際に田んぼへ出かけ、生き物との出会いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
3日午後2時から、同図書館で講演会もある。
4、11日は休館。午前10時窶伯゚後7時。 -
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会総会
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会は30日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開いた。05年度事業報告などを承認したほか、長年書記を務めてきた伊那市西春近の寺山真寿美さんに感謝状を贈呈した。
先日、茨城県で鳥インフルエンザが確認されたことを受けて、県内各地区の家畜保健衛生所も、ニワトリやアヒルを50羽以上飼育している養鶏農家などや、保育所を対象に異常の有無を確認しているが、今のところ異常は確認されていない。
会長を務める伊那市の小坂市長は「BSEや鳥インフルエンザなど、世間を騒がせている家畜伝染病は、未然に防ぐ必要があり、地域で畜産物の飼育に当たっている人々には一層予防に取り組んでほしい」と話した。
同協会は牛などに感染するヨーネ病などの早期清浄化のために、自主淘汰(とうた)や検査を畜産農家に促し、安定的経営と安全・高品質な畜産物生産支援をしていく。
##(了) -
国産ペレット課題 品質とコスト削減
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伊那市松くい虫被害 拡大
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酪農家の挑戦竏衷繹ノ那の現場から(2)竏・