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デイ利用のお年寄りがかんてんぱぱで社会見学
宮田村社会福祉協議会のデイサービス利用者はこのほど、伊那市西春近の伊那食品工業本社北丘工場「かんてんぱぱショップ」を見学。寒天製造の一端にふれ、おいしいスイーツに舌鼓を打った。
例年この時期に同社「かんてんぱぱガーデン」内にある喫茶でお茶の時間を楽しんでいるが、今年は工場見学を追加。
1週間余りに日替りでデイ利用者が訪れ、ガラス越しに工場内の様子にふれた。
喫茶のさつき亭では好みのデザートなどを注文して、午後のティータイムを満喫。
おじいちゃん、おばあちゃんたちは「素晴らしい工場だね」と目を丸くしながら、会話も弾んでいた。 -
南部小図書委員 読書週間に読み聞かせ企画
南箕輪村の南部小学校(日岐博子校長、児童185人)はこのほど、1学期の読書週間の一環で図書集会を開いた。同小の図書委員会14人がパネルシアターによる読み聞かせや「図書クイズ」などを企画し、全校児童に読書推進を呼び掛けた=写真。
パネルシアターでは、委員会や休み時間を使って練習してきた「アラジンと魔法のランプ」を披露。委員らの熱演を集まった児童らが楽しんだ。「図書クイズ」では委員が本に関係するクイズを出題し、答えてもらっていった。このほか本の紹介もあった。
6月30日縲・日の週間中は、「朝の一斉読書」を実施したり、自分が呼んだ本を他の児童や学校職員に紹介する「読書ゆうびんカード」などの企画があった。 -
西箕輪で交通死亡事故
9日午前9時50分ごろ、伊那市西箕輪大萱の信号のない市道交差点で同市手良野口の派遣従業員蟹沢栄子さん(78)運転の軽自動車と、同市西箕輪吹上の無職有賀けさみさん(81)運転のミニバイクが出会い頭に衝突。有賀さんは胸などを強く打ち、約1時間後に死亡した。
伊那署の調べによると、有賀さんは箕輪町方面から南西方向に直進し、蟹沢さんは交差点を南東方向から箕輪町方面に右折しようとしていた。同署は原因を調べている。
伊那市内での交通事故死者は、5月に同じ西箕輪の羽広で起きた事故に続いて今年2人目。昨年1年間の死者は3人だった。 -
全国初の紅(あか)そばサミット9月27、28日開催
「紅い花のそば『高嶺ルビー』で実を結ぶ地域の和」をテーマに、全国初の「紅(あか)そばサミット」が9月27、28日、中川村文化センターなどで開かれる。
8日、中川村望岳荘「いろり」で初の実行委員会(会長・信大氏原暉男名誉教授)が開かれ、富永朝和中川赤そば花まつり実行委員長や村、箕輪町、タカノ(宮田村)など委員10人が集まり、実行委員会組織を固め、開催日程、内容などを検討した。
目的は紅そばを栽培している全国各地の人々が一堂に会し、それぞれの活動や成果について発信し、情報、意見交換する中で、交流を深め、まち作りの手段とする。
初日(27日)は午前9時30分から、文化センターで紅そばサミット。実行委員長あいさつ、引き続き、基調講演。氏原会長が「高嶺ルビーの開発の経過」、富永副会長が「紅そばによる地域活性化」について話す予定。
また、参加者代表による栽培報告(パネルディスカッション)を行う。
午後1時から関係者による交流会、試食会もある。
2日目(28日)は中川村、箕輪町、茅野市などの「赤そば花まつり」イベント会場を視察する。
サミット会場には、全国的な名店、秋田県すがや、富山県ごっつお館、島根県一心房などに出店を依頼する考え。
サミット会場では300食分のお食事割引券の配布も検討している。
予算総額は178万6千円、県の元気づくり支援金148万6千円、タカノ寄付30万円を予定。
今後、実行委員会や運営委員会などで細部を煮詰めていく考え。 -
大型紙芝居の糸ぐるまが新作「星のおかね」を上演
伊那市長谷の大型紙芝居の糸ぐるま(久保田文子代表)は5日、同市美篶東部保育園で、新作の切り絵紙芝居「星のおかね」を初めて上演した。
この日は土曜参観日とあって、園児らはお父さんたちと一緒に紙芝居を楽しんだ。
大型紙芝居8作目となる「星のおかね」はグリム童話から、13枚で構成。貧しく1人ぽっちの心優しい女の子が、道で会ったお年寄りにパンを、裸足で「足が痛いよー」と泣いている男の子に靴を、寒さで凍えそうなウサギに洋服さえも与えてしまう。飢えと寒さで立ちすくむ女の子に星が金貨とすてきなドレスを降らすという、心温まるストーリー。
園児らは食い入るように画面を見つめ、ハッピーエンドに、「あー、良かった」とほっとした表情を浮べた。
卵の手品を挟んで、村の美しい娘と戸倉山にすむ大蛇の悲しい恋物語「黒河内長者屋敷」も上演した。
切り絵製作、上演した久保田さんは「分りやすい、洋ものに初めて挑戦した。子どもたちが紙芝居を見て、優しい心になってほしいという願いを込めた」と話していた。 -
駒ケ根ソースかつ丼会、15周年記念でイメージソングCDを披露
駒ケ根市内の飲食店などでつくる駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)は7日、15周年記念式典を駅前ビル「アルパ」で開き、15周年に合わせて制作したソースかつ丼テーマソング「恋するソースかつ丼」を初披露した=写真。15周年記念イベント実行委員長の池上博康さん(割烹いわたや店主)は「良いものができた。今後、同CDは市内の加盟各店で流したり、PR活動に活用していきたい」と語った。
今回制作したテーマソングは、過去にふるさとCM大賞で使用した歌をベースに3番まで考案。作詞・作曲、歌い手とも市内在住者で、作詞・作曲は福沢明さんが、歌は宮下庸子さん、林めぐみさんが担当した。
テーマソングはソースかつ丼ができるまでの過程や栄養が豊富なことなどをユーモラスな音楽で歌い上げており、初めてこの歌を耳にした出席者も「なかなか良い歌だね」などと話ながら聞き入っていた。
記念式典では下平会長が「平成5年に設立してから食によるまちおこしに取り組み、本年で15周年を迎えた。その間地元のみなさまからはさまざまな立場でご支援いただき、名物料理として育てていただいた。15年という歴史を踏まえ、まちおこしと店おこしを肝に銘じ、今後もたゆまぬ進化をし続けたい」と語った。 -
駒ケ根市図書館が児童文学作家・和田登さんの講演会を開催
県内在住の児童文学作家・和田登さんの講演会が5日、駒ケ根市文化会館であった。和田さんは「朗読新時代を考える」をテーマに講演。読書が人間形成に重要な役割を果たしていることや声を出してコミュニケーションをとることの大切さについて語り「これからは意識して、声を出していく時代。声は他者と他者、他者と自分をつなぐ力を持っていることを改めて認識してほしい」と訴えた=写真。
和田さんは「現在世間を騒がしているさまざまな事件の根底には、コミュニケーションがきちんと形成できてこなかったことがある」と説明。そのコミュニケーションを形成する一つの手段が、本に触れたり、親しんだりすることであることを示した。
また、インターネットやメールの普及に伴ない、現代は声を出さなくても生きていける時代になってきていることに対する危機感を示す一方、声を出して本を読む読み聞かせの効果について話し「読み聞かせは読み手と聞き手がつながることで安心感、充実感を感じることができる。子どもは本の世界に入り、間接体験をすることで、人への優しさを学んでいく」と語った。
和田さんは長野市出身。児童文学同人誌『とうげの旗』を大学時代に仲間と創刊し、現在はフリーで活躍している。『虫』『ごめんね、ピーくん』ほか、多くの作品を出版している。 -
・一般選挙農業委員決まる
1日告示の駒ケ根市農業委員会選挙で無投票当選した竜西地区の11人と竜東地区7人に7日、当選書が授与された。
当選者は届け出順に次のみなさん。
◇竜西地区=堺沢豊(南割第二)中村一成(町二区)松崎弘道(下平)宮沢辰夫(上穂)竹内稔(福岡区大原)川上正計(北割一区)北原公平(北割二区)山本修司(中割区)清水春雄(市場割)神野幸洋(町四区)遠藤一美(上赤須)
◇竜東地区=瀧沢清(中沢大曽倉)竹村雄一(中沢本曽倉)北原光明(中沢永見山)石塚五登(東伊那伊那)内城政利(中沢上割)寺沢肇(東伊那栗林)小池徳秋(中沢中割) -
第5回サンスポート駒ケ根水泳記録会
障害者を対象とする第5回サンスポート駒ケ根水泳記録会が6日、駒ケ根市の県看護大学温水プールであった。自由形、平泳ぎ、水中歩行など9種目に34人の選手が出場。日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
大会は障害者の社会参加を促すとともに同じスポーツに取り組む中で、互いの交流を深めることなどを目的として県障害者福祉センターやサンスポート駒ケ根などが開催している。各種目はそれぞれの体質などに合わせて内容が設定されており、初心者でも気軽に参加できるようになっている。
今回の出場者のほとんどは普段からこの場所で練習している人で、遠くは松本市から参加した人もいた。
各選手は「頑張れー」という周囲の応援に励まされながらそれぞれのベストを目指し、各競技に取り組んでいた。
また、大会後には水中運動会もあり、それぞれの種目で競い合いながら交流を深めた。 -
・ウォースペイント杯第3回ミニバスケットボール大会
上下伊那のミニバスケットボール教室が集う「ウォースペイント杯第3回ミニバスケットボール大会」が6日、駒ケ根市の社会体育館などであった。男子14チームm女子23チームが出場し、3ブロックのトーナメント戦を展開=写真。結果、女子の第1ブロックでは伊那ミニバスケットボール教室が、第2ブロックではアストラム伊那がそれぞれ優勝し、実力を見せつけた。
飯田市に本社を置く総合リフォーム会社「ウォースペイント」の協力で実現した同大会は3年目。
女子第1ブロックは、上伊那でも現在トップクラスの実力を持つ伊那が、ほかのチームを引き離して優勝。準優勝の箕輪健全も決勝戦で伊那に7点差まで迫り、健闘を見せた。
女子第2ブロックの決勝では、下伊那の強豪松川と上伊那のアストラム伊那が対戦。アストラム伊那は松川に圧倒的な強さを見せ付け、59対22で優勝を勝ち取った。
男子ブロックは松川が優勝。決勝戦で戦った箕輪は39対23と松川に引き離されたものの、健闘を見せた。
結果は次のとおり。
◇男子(1)松川(2)箕輪(3)イナ・イースト
◇女子第1ブロック(1)伊那(2)箕輪健全(3)駒ケ根
◇女子第2ブロック(1)アストラム伊那(2)TOSC(3)松川 -
ねずみ川愛護会がねずみ川の河川清掃実施
駒ケ根市北割二区、中割区でつくる「ねずみ川愛護会」(会長・宮下治北割二区区長)が6日、赤穂地区の中心を流れる「ねずみ川」の約4キロ区間で、草刈りとごみ拾いを展開した。作業には両区の約70人が参加。河原の草をビーバーで刈り取るなどして、汗を流した=写真。
作業は出水の時期に合わせて40年以上続いている。この日は、北割二区がやまびこ橋から、中割区が勇心橋からそれぞれ作業を開始。夏の日差しを浴びた河原の草は人の身長を超えるほど丈が高くなっていたが、作業を進めるにつれ、もとのねずみ川が姿を現した。
宮下会長(60)は「昔は両区の間で水争いもあったらしいが、今はこうした活動にともに取り組む中で、親ぼくを深めている。安全性を保ちながら、水に親しみの持てる河川環境を作りたい。また、こうした活動が防災への啓発にもなれば」と話していた。 -
第47回長野県中学校総合体育大会
陸上競技第47回長野県中学校総合体育大会夏季大会陸上競技の部は6日、松本市の松本平広域公園陸上競技場で男女トラック・フィールド合わせて33種目が行われ、上伊那勢では、女子共通走り高跳びで有賀楓子(春富3年)が、全日本中学校陸上競技選手権大会出場女子標準記録を3センチ上回る1メートル60を跳んで優勝する活躍を見せた。
◇ ◇
女子共通走り高跳び決勝は、1メートル54をクリアした有賀、松島愛(春富3年)、伊沢志歩美(豊科北3年)の3選手が全中大会出場のために超えなければならない標準記録1メートル57の壁に挑む形となった。
緊張感が高まる中、南信大会ですでにこの高さを跳んでいる有賀が1回目でクリア。松島はいずれの試技も失敗に終わったが、伊沢が3回目に成功。バーは1メートル60に。これも有賀は2回目に成功し、伊沢との一騎打ちを制した。
【有賀楓子選手の話】
去年のこの大会で1メートル57をあとちょっとのところで落とし、悔しい思いをしたので、冬の間にインターバルメニューを中心に頑張って練習した。去年は1メートル50を境に精神的にどうしても踏み切れなかったが、尊敬する先輩の激励などもあって、3年になってからは南信大会で1メートル57を跳び、練習では1メートル60も跳んでいた。今大会は自信をもって臨めた。
◇ ◇
その他の種目では、男子1年1500メートルで駒ケ根東勢が健闘し、春日千速が1位、蟹沢淳平が2位となった。男子砲丸投げでは安藤純(箕輪3年)が優勝。2・3年女子走り幅跳びは青木亜里沙(辰野2年)が1位になった。
◇ ◇
各種目の1位と上伊那関係入賞者は次の通り。
【男子】
▽2年100メートル=(1)古川栄貴(戸倉上山田)11秒76(4)唐沢玄(南箕輪)11秒87▽1年1500メートル=(1)春日千速(駒ケ根東)4分35秒89(2)蟹沢淳平(同)4分36秒85(3)丸山修平(赤穂)4分40秒63▽1年走り幅跳び=(1)吉村直也(東北)5メートル35(5)橋爪彼方(春富)4メートル81▽2・3年走り幅跳び=(1)上條智之(高綱3)6メートル44(4)竹松高彬(春富3)6メートル21(8)美濃部宏亮(南箕輪3)5メートル96▽400メートル=(1)柳原優也(裾花3)52秒02(5)福沢大輔(赤穂3)54秒18(7)小田部宙(春富3)55秒86▽3千メートル=(1)両角駿(佐久東3)8分55秒58(5)南沢延輝(中川3)9分26秒41▽110メートル障害=(1)東山由輝(上田五3)15秒34(7)小椋渉(赤穂3)17秒11▽棒高跳び=(1)竹村昴浩(永明3)3メートル70(8)黒河内岳(伊那東部3)3メートル▽400メートルリレー=(1)小諸東44秒57(7)南箕輪(諏訪間和也3、唐沢玄2、清水智成3、稲見正麻3)46秒21▽砲丸投げ=(1)安藤純(箕輪3)11メートル76(7)鰍沢将平(駒ケ根東3)10メートル25▽四種競技=(1)水崎悠樹(櫻ケ岡)2347点(5)服部裕明(宮田3)1874点
【女子】
▽1年100メートル=(1)ディアス・タイナ(鎌田)13秒12(2)武井祐里香(宮田)13秒29(4)掛川鈴月(伊那東部)13秒62▽1年走り幅跳び=(1)市岡奈月(波田)4メートル68(6)村沢茉美(宮田)4メートル32(8)高井ユージン(南箕輪)4メートル18▽3年100メートル=(1)塩川瑞希(小諸東)12秒45(2)征矢萌唯(箕輪)12秒75▽1・2年400メートルリレー=(1)櫻ヶ岡53秒74(7)伊那東部(蟹沢由貴1、掛川鈴月1、中村加奈子1、町田佳穂2)55秒17▽2・3年走り幅跳び=(1)青木亜里沙(辰野2)5メートル02(7)小牧柚香(春富3)4メートル72▽200メートル=(1)関美沙季(付属長野3)27秒37(6)宮下杏香(駒ヶ根東3)27秒98▽800メートル=(1)安原光(佐久東3)2分21秒51(2)北原成美(駒ヶ根東3)2分21秒69(3)福沢志穂(駒ヶ根東3)2分21秒87▽1500メートル=(1)佐々木文華(広徳3)4分39秒61(2)湯沢ほのか(駒ヶ根東2)4分43秒55▽走り高跳び=(1)有賀楓子(春富3)1メートル60(3)松島愛(春富3)1メートル54▽砲丸投げ=(1)降幡はづき(仁科台3)10メートル94(8)村田名(中川3)9メートル38▽棒高跳び(オープン)=(1)伊沢楓(春富3)3メートル00(3)田畑みなと(春富3)2メートル70(4)桜井まどか(春富2)2メートル60 -
中田切川マレットゴルフ場愛好会が15周年記念大会を開催
飯島町田切区の住民でつくる「中田切川マレットゴルフ場愛好会」(小林勝会長)は6日、中田切川マレットゴルフ場のオープン15周年を祝う記念大会を開いた。会員など27人が参加し、互いに競い合いながら交流を深めた=写真。
普段から同マレットゴルフ場を利用している同会は、運営委員会を設けて環境整備にも努めている。
今回15年目を迎えることになり、記念大会を初企画。仕事を持っている会員も多いことから、日曜日に開催することにした。
参加者は使い慣れた18ホールで日ごろの練習の成果をいかんなく発揮し合い、プレーを楽しんでいた。
小林会長(82)は「中田切川マレットゴルフ場も15年を経て地元に定着してきており、町外から訪れる人も増えてきた。我々の年代の人は喜んでいる」と話していた。 -
新ごみ中間間処理施設の候補地に決定した桜井区に伊那市長が依頼
上伊那8市町村のごみを中間処理する新しい処理施設の候補地に決定した伊那市富県の桜井区で5日夜、伊那市との懇談があった=写真。同地区86戸のうち、住民約80人が出席。小坂樫男市長は前向きな検討を求めたが、出席者からはさまざまな声が続出。どうして桜井区に決まったか疑念という疑念や施設建設に伴なう付属施設の検討があるのかなど、改めて地元区民には認識が周知徹底されていない現状が浮き彫りとなった。懇談終了後、桜井区の牧田稔区長(63)は「いずれにしても大きな問題で、もう一つの候補地である北新区との関係もあるので、焦って進める話ではない。来月の代議委員会で対策委員会の設置を提案したい」とし、地元対策委員会の設置を呼びかけていく意向を示した。
小坂市長はこの日、これまでの経過を説明しながら「私どもはできるだけみなさんの要望にお答えし、不安解消に努めたい。すぐにという訳にはいかないかもしれないが、ほかの施設を見学してもらうなどして、ご同意をいただければ」と、理解を求めた。
これに対し住民からは「環境アセスの項目もはっきりしないうちに地区で合意しろと言っても難しい」「現在すでにこの場所しか残っていない訳で、結局結論ありきで話が進んでいる。手順的に疑問がある」などといった声が挙がったが、市は「環境アセスを行うことで実際に見えてくることもある」として、アセスに着手する了解を地元から得ることがまず第一段階であることを強調。その結果を見て、再び地元区に建設の同意を得るという手順を経ることを説明した。また「地元区との協議は今日がスタート」とし、今後は要望に応じて何度も学習会を開催していく準備があることを伝えた。
伊那市の用地選定委員会が富県の桜井区、北新区にかかる約8万平方メートルの用地を新施設の最終候補地を決定のは先月12日。その後、市議会、上伊那広域連合でも了承され、この日初めて地元区への説明会が行われた。
北新区との懇談会は7日の予定。 -
南割区がマレット交流大会を開催
宮田村の南割区は6日、交流マレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。小学生から70代までの区民28人が集まり、プレーを楽しみながら親ぼくを深めた=写真。
南割区は昨年から、区民の交流を図ることを目的としたマレット大会を開催している。今年は分館事業として企画したところ、昨年より多くのメンバーがエントリーした。
参加者は、各班に分かれてプレーを実施。急な坂が難所となっている22番ホールでは、苦戦する人も多く、ボールが下に戻ってこないよう、力いっぱい球を打っていた。
娘の梢さん、楓さんと参加した小田切京子さんは「今年初めて参加した。マレットゴルフは始めたばかりだが、できるだけ少ない回数でホールに入れられるように頑張りたい」と話していた。 -
南箕輪七夕行事 「大芝とうろう祭り」
南箕輪村の七夕行事「大芝とうろう祭り」が5日夜、同高原内水の広場であり、村民らが手作りしたとうろう166基が通路に並び、蜜蝋(みつろう)キャンドルの柔らかな明かりが来場者を魅了した。
7年前から始まった祭りで、各自が作ったとうろうを持ち寄って飾るイベント。本年は保育園や小学校、高齢者学級など16団体が参加し、段ボール紙で骨組みを作った四角、六角形とさまざまなとうろうを並べた。
とうろうの絵柄は、切り絵や園児たちの手形や足形を写したものなど個性豊な作品ばかり。訪れた人たちは、一つひとつを見物しながら、暗がりに浮かぶ夜の光の通路を散策して楽しんだ。 -
伊那市が「ポイ捨て禁止条例(仮称)」制定へ検討
伊那市は、「ポイ捨て禁止条例(仮称)」の制定に向け検討を進めている。市議会9月定例会に提出し、09年4月の施行を目指す予定で、現段階の条例案について、7日に市役所で開いた市環境審議会で説明した。
市は毎年、市内河川清掃や空き缶拾いなどで空き缶やペットボトル、たばこの吸殻などを拾い、美化に努めているが、ポイ捨てが減る傾向にないこと、市議会の一般質問でポイ捨て禁止条例制定の提案があったことなどから、担当課で検討してきた。
市によると、罰則規定を設けた市独自の条例を制定する考えで、ポイ捨ての対象は缶、ペットボトル、紙くず。飼い犬のふんの後始末をしない場合と、歩きながらの路上喫煙についても盛り込む予定。罰則は罰金の支払いとする。
路上喫煙は、罰則を課す重点地区を設けることができる-とする内容の条例文を入れる考えで、灰皿が設置されている場所や携帯灰皿を所持している場合は除くという。
7月下旬の庁内例規審査を経て9月議会に提出する。
環境審議会の委員から、「市外の人が知らずに罰せられてはイメージも悪くなる。看板設置など周知を」「上伊那で歩調を合わせる取り組みはできないか」との意見があり、市担当課は、「広報に努めたい。各市町村で考え方があるが、機会あるごとに働きかけたい」と話した。 -
高校野球長野大会 第2・3日
第90回全国高校野球長野大会は第3日の7日、県内5球場で1回戦13試合を行った。上伊那勢は、伊那北が松本県ケ丘を5竏・で勝利、駒ケ根工は須坂東に1竏・で7回コールド負けした。
【第3日=7日】
▽1回戦・諏訪湖スタジアム
松本県ケ丘
000200001=3
00000230×=5
伊那北
○…伊那北は同点に追いついた直後の7回、先頭の9番青木が中前打で出塁すると、上沼がすかさず送りバント。続く郷頭のゴロを二塁手がはじいて1死一・二塁とした。この好機に3番近藤が県ケ丘のエース・上嶋の内角直球を見事にとらえて左中間を深々と破る3塁打。2走者がかえって4対2と勝ち越しに成功した。この後も敵失でさらに1点を追加し、勝利を決定付けた。
先発投手は伊那北・近藤、県ケ丘・上嶋の両エース。互いに無得点のまま迎えた4回、県ケ丘は4安打を集めて2点を先制した。
追う伊那北は6回、安打、四球などで1死一・三塁とし、5番小林の三ゴロ敵失の間にまず1点。2死後、7番の主将・畑の中前打で同点に追いついた。
伊那北は7回からリリーフに丸山を投入。3点差で迎えた9回、無死一・二塁のピンチに立ったところで3番手の宮原にスイッチ。1点を失ったものの、伸びのある速球で後続を内野ゴロに抑えて逃げ切った。
久保村智監督「先制されたが、選手たちは慌てることなく、よくやってくれた。前半は相手投手を打ちあぐんだが、後半はスタミナが切れると思っていたし、実際その通りになった。次も頑張りたい」
近藤俊文「(勝ち越しの三塁打は)内角高めのストレート。それまで打てていなかったが、自分がやってやろうという気持ちだったので、あの場面で打ててうれしかった。しっかり見て上からたたいていけという監督の指示通りに打てた。(自身の投球は)調子が良く、球がよく走っていた。先制はされたが、必ず取り返せるという気持ちで投げたのがよかった」
▽1回戦・県営長野球場
駒ケ根工
0000001=1
110043×=9
須坂東
(7回コールド)
【駒】伊藤好、平沢竏注ラ川
【須】小林佳竏貯B田
○…単打に失策などが絡み得点を奪われた駒ケ根工は、6回までに9失点。7回、無死から細川が右越え三塁打で好機をつくり、伊藤好の二ゴロの間に1点を返したが、あとが続かずコールド負けした。
篠原俊介監督…エラーでやらなくてよい点を与えてしまった。打つ方は及第点だがつながらなかった
湯沢塁主将…自分たちの打撃ができなかったのが悔しい。今回の悔しさを忘れず後輩たちには来年、頑張ってもらいたい
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第2日の6日は6球場で1回戦16試合があり、上伊那勢は伊那弥生が田川に11竏・の5回コールドで大勝。高遠が塩尻志学館に2竏・2で6回コールド、辰野が上田東に0竏・で負けた。
【第2日=6日】
▽1回戦・県営長野球場
塩尻志学館
400503=12
000020=2
高遠
(6回コールド)
【塩】安平竏昼{下
【高】伊藤哲、小牧、春日竏昼{下
○…長単打に失策が絡み4回までに9失点した高遠は5回、大野田賢の中前打などで無死満塁とすると敵失の間に2点を返した。しかし、6回に3点を失うと、その後は反撃出来ずコールドで負けた。
大槻寛監督…3年生が1、2年に良いものを残してくれた。これからのチームのいしずえを作った
島袋健太主将…監督に夏の1勝をプレゼントすることはできなかったが、意味のある3年間を送ることができた
▽同
伊那弥生
03215=11
00000=0
田川
(5回コールド)
【伊】佐々木竏忠桝・br>【田】青柳、大竹竏昼濠ロ
○…伊那弥生は2回、先頭の塩沢が中前打を放つなどで好機をつくると敵失や菊池の適時打で計3点を先制した。その後も3縲・回、先頭打者の単打をきっかけに各回で得点を重ね、コールド勝ち。主戦佐々木は被安打1で5回を零封した。
##(よこたて写真)
【伊那弥生竏駐c川】2回無死一、二塁、有賀の犠打が敵失を誘い、藤沢が一塁から生還して2点を先制
◆2回戦に向け勢いついた 伊那弥生
伊那弥生は、好機をきちんと得点につなげ快勝した。「チャンスの場面で打てる強さが課題だったが今日は良い形で出た」と原監督。強豪・丸子修学館と対戦する2回戦に向け、チームに勢いがついた。
「久しぶりに打線がつながった。ミスはあったが、こっちの最後の一本も出た」と滝沢主将。昨秋、今春と結果を出せなかったチームは春以降、走者を置いた打撃練習で勝負強さを磨いてきた。
・ス左のクリーンナップ・スが続く丸子修学館の強力打線。原監督は「誰一人として相手を怖がっている選手はうちのチームにいない。弱気にならず、あとは真っ向勝負をするだけ」と話した。
▽1回戦・県営飯田球場
上田東
600000000=6
000000000=0
辰野
【上】徳武竏虫s川
【辰】柴竏忠。沢 -
伊那市環境審議会
伊那市環境審議会は7日、市役所で開き、委員15人を委嘱し、08年度末の策定を予定する伊那市環境基本計画の策定に向けた組織や日程、本年度の環境対策事業の概要などを説明した。
市環境基本計画は、市環境保全条例を具体的な施策として展開していくためのもので、上位計画の市総合計画との整合性を図る必要があるため本年度策定する。
策定にあたっては市民参加のワークショップ、庁内作業委員会、庁内環境基本計画推進委員会、環境審議会が関わる。
7月にアンケートをして分析。8月に計画素案を作り、6月下旬に立ち上がったワークショップで検討。計画案を12月まで検討し来年1月に最終案を策定。審議会は市長の諮問を受けて2月に最終案の決定・答申をする。策定した計画は3月に市議会に報告する。
環境基本計画には、温室効果ガスの削減推進のための「市地球温暖化対策地域推進計画」も含めて策定する。
審議会の会長は橋爪正さん(市連合衛生自治会)、副会長は向山八千子さん(市女性団体連絡協議会)。委員任期は10年3月31日までの2年間。 -
駒ケ根ベンチャーズコンサート
駒ケ根市近郊のアマチュアオヤジバンド「駒ケ根ベンチャーズ」は5日夜、第6回コンサート「夏だ!エレキだ!駒ケ根ベンチャーズコンサート」を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。60年代に世界中でエレキブームを巻き起こした米国バンド「ベンチャーズ」の曲を中心に、クラシックや歌謡曲、民謡をアレンジした曲なども加えた約30曲を演奏。集まった約300人の聴衆に懐かしい「テケテケ…」サウンドをたっぷりと聴かせた。観衆は手拍子を取ったり体を揺らしたりしてリズムに乗りながら、大音量の迫力ある演奏を楽しんでいた。
同バンドは02年、高校の同級生らが厄年を機に結成。毎年夏に単独コンサートを開いてきたほか、各地のイベントなどにも出演する「売れっ子バンド」。現在はキーボードを加えた6人編成で活動している。 -
伊那北鮮やかな逆転で初戦突破
【諏訪湖スタジアム】
松本県ケ丘
0002000013
00000230×5
伊那北
伊那北は同点に追いついた直後の7回、先頭の9番青木が中前打で出塁すると、上沼がすかさず送りバント。続く郷頭のゴロを二塁手がはじいて1死一・二塁とした。この好機に3番近藤が県ケ丘のエース・上嶋の内角直球を見事にとらえて左中間を深々と破る3塁打。2走者がかえって4対2と勝ち越しに成功した。この後も敵失でさらに1点を追加し、勝利を決定付けた。
先発投手は伊那北・近藤、県ケ丘・上嶋の両エース。互いに無得点のまま迎えた4回、県ケ丘は4安打を集めて2点を先制した。
追う伊那北は6回、安打、四球などで1死一・三塁とし、5番小林の三ゴロ敵失の間にまず1点。2死後、7番の主将・畑の中前打で同点に追いついた。
伊那北は7回からリリーフに丸山を投入。3点差で迎えた9回、無死一・二塁のピンチに立ったところで3番手の宮原にスイッチ。1点を失ったものの、伸びのある速球で後続を内野ゴロに抑えて逃げ切った。
久保村智監督「先制されたが、選手たちは慌てることなく、よくやってくれた。前半は相手投手を打ちあぐんだが、後半はスタミナが切れると思っていたし、実際その通りになった。次も頑張りたい」
近藤俊文「(勝ち越しの三塁打は)内角高めのストレート。それまで打てていなかったが、自分がやってやろうという気持ちだったので、あの場面で打ててうれしかった。しっかり見て上からたたいていけという監督の指示通りに打てた。(自身の投球は)調子が良く、球がよく走っていた。先制はされたが、必ず取り返せるという気持ちで投げたのがよかった」 -
地元120人の大合唱と初共演、アンサンブル信州in宮田
国内外の有望な若手演奏家が集まる宮田村の弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の定期演奏会は5日に駒ケ根市文化会館で開き、6回目にして初の地元合唱団との共演が実現。宮田小、中学校、高遠、赤穂両高校の児童生徒、さらに村内4つの声楽グループの121人が、プロの奏でる音色にあわせて満員の会場とともに歌声を広げた。
「子どもたちに本物の音楽を届けたい」と、住民有志の熱意で発足した同楽団。
6年目の夏を迎え「さらに地元密着を」と、合唱団とのコラボレーションを初めて企画した。
「ふるさと」と「千の風になって」の2曲を大合唱。一流奏者の演奏にあわせて観衆も一緒になって歌った。
コンサートマスターを務めたバイオリン奏者の浅井万水美さんは「6回も演奏会が続いたきたのは地元の協力があってこそ。村全体が同じ方向をむいている。既成のオーケストラとはまた違った良さがありますね」と話していた。 -
東春近公民館「こども体験教室」開講
伊那市の東春近公民館は5日、小学生高学年を対象にした「こども体験教室」を開講。11月22日まで6回を予定しており、自然観察、茶道や生け花など体験学習をする。
初回の5日は春近郷ふれ愛館で、県内を中心に長年チョウの生態などを研究している窪田勝好さん(東春近在住)が講師となり、チョウがどのように成虫になっていくのか、どんな環境にすんでいるのか、などスライドや標本を使って子どもたちに教えた。
子どもたちは、ノートにメモを取りながら、「チョウは何日くらい生きるのか」など、窪田さんに質問していた。
こども体験教室はまだ定員までに余裕があり、参加者を募集している。年会費500円。
問い合わせは東春近公民館(TEL72・3202)へ。
こども体験教室の日程、内容は次の通り。
▽8月7日「勉強や料理をして一日楽しもう」(午前9時半縲恁゚後3時)▽8月8日「蝶と植物の観察!高原へ出かけるよ」(午前9時縲恁゚後3時)▽8月9日「たのしい ものづくり」(午前10時縲恊ウ午)▽10月4日「茶道と生け花を体験してみよう」(午前10時縲恊ウ午)▽11月22日「天竜川の工事を見学」(午前10時縲恊ウ午) -
西町区キンボール大会
西町区は6日、伊那市の市民体育館で区キンボール大会を開いた。区民約70人18チームが参加し、キンボールを楽しんだ。
キンボールは直径122センチ、重さ約1キロのボールを使用するスポーツ。4人1組の3チームがコートに出てそれぞれピンク、グレー、ブラックのゼッケンをつけ、ヒットチームが「ピンク」など他チームの色を言い、ボールを打つ。ゼッケンのの色を言われたチームはボールが床に落ちないよう拾う。
西町区がキンボール大会を取り入れたのは今回が初めて。
河野義直区長は「室内なら天候にも左右されないし、せっかくこんないい施設もあるのだから。次もこれをやるかはまだ決まっていないが、毎年何か室内競技をやっていきたい」と話していた。
キンボールを初めてプレーする参加者が多く、開会式後に市の体育指導員がルールを説明。
試合が始まると、大きなボールをうまく拾えなかったり、ボールを追いかけて転がったり、選手たちは笑い声を上げながら試合を楽しんだ。
「初めて体験するけど、楽しい。やりはじめると夢中になっちゃう」と参加者の声。
試合終了の声がかかっても、選手たちが熱中してしまい終わらないこともあった。 -
【記者室】中学生登山
長野県では、ほとんどの中学校で集団登山が行われる。生徒たちが初めて登山を経験する場となっており、上伊那地方の子どもたちは2年生の夏、中央・南アルプスのいずれかに登っている▼十数年前、苦労しながら中ア・西駒ケ岳(木曽駒)に登った記憶がよみがえる。「一生に一度の苦労ならよいか」と臨んだ初めての本格登山だったが、登り終えた後の感想はそれとは違った。「もう一度登ってみたい」と標高2900メートル以上の場所から見た景色にそう思えた▼2つのアルプスに囲まれた伊那谷は、全国的にみても雄大な自然に抱かれた場所。私たちは恵まれている。あれからまだ一度も登っていないが、今年こそ挑戦しようと・スメタボ・スな体と相談中だ。 (布袋宏之)
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長谷中2年 仙丈ケ岳登山事前学習
23、24日、南アルプスの仙丈ケ岳(3033メートル)に集団登山する伊那市の長谷中学校2年生13人は8日、同中で南アルプス研究会のメンバー2人を招いた事前学習会を開いた。安全に登山を行うため、山での歩き方や服装などについて学んだ。
県内のほとんどの中学生が体験する集団登山の一環で、南アルプスに登るのは上伊那では高遠中との2校だけ。長谷中で研究会が事前学習を行うのは4年目で、この日は山岳環境部門の田島守さん=長野市=、北原昇さん=辰野町=が訪れた。
生徒たちが不安に思っていることなどに対し、田島さんらが答えていった。最も質問が多かった高山病については、「普段から標高500縲・00メートルの場所に住んでいる県内の人間なら大丈夫。原因は寝不足や疲れ、急激な運動などにある」と説明し、不安を取り除いた。
このほか、「仙丈(千丈)ケ岳の名前の由来は長さの単位にある」「南アルプスはホンシュウジカの食害がある」などと、スライドを見ながら解説した。メンバーらは「みんなで協力し合って登る喜びを味わってもらいたい」と呼び掛けた。
南アルプス研究会の田島さんから話を聞く生徒たち -
南箕輪村図書館 オープン25日
世代間交流施設の整備のため増築工事を進めている南箕輪村図書館は25日、オープンする。地域介護福祉空間整備事業として、現在の図書館南側に増築中。オープン後は新しい施設を使い順次、読み聞かせなどのイベントを繰り広げていく。
村図書館の機能充実などを目的とした工事。面積約108平方メートルの施設を増築し、既存図書館も改修している。増築部分には「読み聞かせ」と「伝承」の両コーナーを設け、高齢者と子どもたちの交流の場を提供する。
図書館ではオープンの記念イベントとして、8月9日、幼児や小学低学年を対象としたイベント「おはなしむら」で美咲蘭さんの読み聞かせがある。
25日の開館は午前10時からで、26日縲・月19日は小学生の夏休みに合わせ同9時30分から。閉館はいずれも土・日曜日、祝日は午後5時、平日は同6時。
25日のオープンを目指し、急ピッチで工事を進めている村図書館 -
梅雨明けまじか?バナナがなった
中川村葛島のそば処「吉笑楽(榑沢吉男店主)」に植えられたバショウに花が咲き、バナナ状の実が実った。
開花は昨年に続き2回目。
バショウはチャイニーズバナナと呼ばれ、栽培バナナの仲間。7年前、株分けし、店の前に植えた。毎年は春に芽吹き、たちまち3メートル余に成長し、大きな葉を茂らせている。
来店者が先端に薄黄色の雄花をつけ、基部近くには雌花と、7、8センチになったバナナ状の実を発見したという。
榑沢さんは「昨年は9月に開花したが、今年は2カ月も早い。そそろそろ梅雨明け、夏本番になるのでは」と話していた。 -
農村生活マイスター上伊那支部研修会
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より豊かな農家生活、農村社会の発展を目指し、男女共同参画推進活動を展開する農村生活マイスター上伊那支部(武井貞美支部長)の研修会が4日飯島町七久保の道の駅などであった。8市町村マイスターら37人が一堂に会し、町内の農産加工施設の視察や会食、マレットゴルフで会員相互の研さんと交流を深めた。
本郷のふるさとの味いいじまで集合した参加者は同施設や七久保の道の駅のフルーツ工房ピュア、ブレッドいいちゃんを視察した後、花の里いいじま2階で昼食交流会。
飯島町・中川村の会員が用意した献立は、ふるさとの味いいじまの五平もち、ブレッドいいちゃんの米粉パン、ピュアのジャム、しそジュース、もち加工のおこわ、はぜ、食の安全支援隊のワラビの煮物、放し飼いの鶏の卵で作ったプリン、シフォンケーキなど農産物や農産加工品を使った手作りの豪華版。
参加者は1品ずつ試食しながら、作り方を聞いたり、味の感想を述べるなど、にぎやかに交流した。
参加者は「どの献立もおいしい。地の物を使っているので安心して食べられる」。「飯島・中川でこんなにたくさんの種類の農産加工品があるとは思わなかった」と感心しながら、盛んにはしを運んでいた。
午後は千人塚マレットゴルフ場で快音を響かせ、一層の親ぼくを図った。 -
伊那小学校卒業生ら岩手・宮城内陸地震へ義援金
伊那小学校の1941年卒業生の飯島悦雄さん(伊那市西町)らが4日、伊那市役所を訪れ日本赤十字社伊那市地区長の小坂樫男市長に岩手・宮城内陸地震の義援金8万円を託した。
1941年に伊那小学校の敬組を卒業した飯島さんらは、今年80歳を迎えることを記念して先月20日に同級会を開いた。その席上で「現地ではこれから本格的な復旧が始まる段階。少しでも援助の手を差し伸べたい」と義援金を集めることが決定。飯島さんが中心となり、地域の人や知人などに声をかけ義援金を集めた。
義援金は日本赤十字社長野支部を通して被災地に送金する。