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箕輪町国際交流協会日本語教室で外国人向け防災講習会
箕輪町国際交流協会は5日、町内外在住の外国人を対象にした日本語教室で防災講習会を開いた。同教室の生徒や講師は町職員から地震や水害など災害についての説明を受け、避難場所を確認したあと、地震体験車に乗り、大地震を体験した。
地震を体験したことのない外国人にも地震の恐さを体験してもらい、いざという時に地震に対応できる心構えを持ってもらうのが目的の同講習会。
まず町文化センターで町職員が「地震」と「水害」の危険性について説明。
「・スひなん・スという言葉を覚えておいてください。放送で・スひなん・スという言葉が出たら逃げること。またこれだけは持っていかなくてはならないというものをいざという時に持ち出せるよう、普段から準備しておくこと」と災害に対する心構えを促した。
また避難場所の記載された地図を配り、身近な避難場所を確認し記入する時間も設けた。
その後、母国語教室と合流し、箕輪消防署へ。
順番に地震体験車に乗り、発生が想定されている東海地震や過去に起きた新潟県中越沖地震など、大地震を体験。
地震体験車に乗るのが初めての外国人も多く、「すごい」「恐いです。こんなに揺れるとは思わなかった。確められてよかった」などと感想を話していた。
子どもたちは、乗る前は恐がっていたものの、いざ乗ってみると平気な様子。「おもしろかった」と喜ぶ子どもをいた。 -
南箕輪わくわくクラブ」卓球 各大会出場報告
南箕輪村の総合型地域スポーツクラブ「南箕輪わくわくクラブ」卓球スクール(倉田亜来夫監督)の小中学生が4日夕、村役場を訪れ、唐木一直村長にこのほど各種大会に出場が決まったことを報告した。選手たちはそれぞれ健闘を誓った。
出場する大会と選手は、全日本選手権大会(25縲・7日・兵庫県)ホープスの部・個人戦の伊藤力斗君=南箕輪小学校6年=、第22回東日本ブロック大会(8月8縲・0日・栃木県)ホープスの部・団体戦の伊藤君、翁大博君=同6年=、小松拓也君=同5年=、小松友介君=同4年=の小学生。
県中学校総体(19縲・0日・南長野運動公園体育館)・個人戦の下平晋也君=南箕輪中3年=、平石聖亜君、太田誠君、宮下聖紘君=いずれも同2年=。団体戦に出場する以上の4人と薮原勇輝君=同3年=、小松祥太君=同2年=。
5月に安曇野市であった県大会予選で3位となり全国出場を決めた伊藤君は「相手の位置を考え、コースを狙いながら攻めたい」。南信中学校総体で個人戦、団体戦を制した下平君は「緊張しないため、声を出していけば勝てる」と、それぞれ大会に向けて意気込みを語った。
各種大会に出場する卓球スクールの選手のみなさん -
駒ケ根市民プールオープン
夏本番を前に5日、駒ケ根市の市民プールが今期の営業を開始した。無料開放日だった初日は、早速地元の小学生や家族連れらが訪れ、初泳ぎを楽しんだ=写真。
オープンに先立って行われた安全祈願では、市がプールの管理を委託する駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)のメンバーや市教育委員会職員らが出席。
同プールの管理責任者である松崎庄市さんは「事故を起こさないよう、事故にならないように努め、楽しい市民プールにしたい」と決意表明をした。
その後、10時の開場とともに児童らが訪れ、「学校のプールより水は温かい」などと話ながら、水遊びを楽しんでいた。
営業時間は午前10時縲恁゚後5時。入場料は一般150円、高校生100円、中高生50円。営業期間は8月24日まで。
問い合わせはシルバー人材センター(TEL81・5348)へ。 -
商店街ににぎわいを竏秩A空き店舗を市民の活動拠点とした「みんなの広場」がオープン
人の集まる商店街を取り戻そう竏秩B駒ケ根市銀座アーケード内の空き店舗(マルトシホール)に5日、市民の活動拠点「みんなの広場」がオープンした。準備を進めてきたのは商店主などでつくる「わいわいわくわく市民の会」とNPO法人「中央アルプスの郷プロジェクト」。店舗内をきれいに整備し、シャッターだった部分を防音の壁にするなどして工夫。今後は、気軽に立ち寄ってもらえる憩いの場として開放したり、さまざまなイベントに利用してもらおうと考えている。初日のこの日は、朝市で幕開け。訪れた商店街の女性は「とってもきれいになった。今はシャッターが閉まっている店も多く、人通りも少ないので、多くの人が来てくれるようになれば」と語った。
同プロジェクトを企画したメンバーは、人通りの少なくなった商店街のために市民の力で何かできないかと、昨年からこの場所で歌声喫茶やクリスマスツリーの講習会などを開催してきた。その中で、継続的に活用していく方法がないかを模索。結果、誰もが活用できる広場として開放し、市民活動拠点となるような空間を目指すこととなった。同事業は県の元気づくり支援金の採択も受けている。
広場の広さ約230平方メートル。中にはステージもあり、演奏会もできるほか、各サークルの学習会や会合に使用できる。また、独自イベントも定期的に開催していく予定で、朝市のほか、フィーリングカップル、ワークキャンプなどの開催を予定している。 -
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会総会
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会(小坂樫男会長)は3日、08年度総会を伊那市生涯学習センターで開いた。新事業の生産衛生改善支援を盛り込んだ08年度事業計画などを承認し、幹事会のあり方について幹事を減らしスリム化を図ることを決めた。
同協会は、畜産経営の発展のため、家畜衛生知識の高揚と家畜疾病の発生及びまん延防止、純正畜産物の生産指導を図る。
新たな生産衛生改善支援事業は、畜産物の安全性の確保と生産性の向上を目的に、乳質要改善農場の重点指導、搾乳衛生・乳質改善のリーフレットの作成と配布、衛生対策の推進でワクチンプログラムの啓発などに取り組む。予算は20万円。
幹事会のスリム化は、同協会の事業内容や運営方法など実務検討のため現場を反映した小回りのきく組織が必要-として、幹事を41人から12人にする。 -
長野県陶芸展
長野県陶芸作家協会(水野雅史会長)の第29回長野県陶芸展が5日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。今年は各作家の仕事を見せる代表作コーナーを設け、日常使いの器など作家ごとの展示コーナーとあわせ、見ごたえある展示になっている。
長野県を代表するベテランから若手まで30人が所属する協会で、今回は25人の作品千点余を展示した。
一昨年から企画コーナーを設置。今回は、各作家の打ち込んでいる陶芸の世界を味わってもらえるよう、全員が大作、代表作を出品。来場者の関心を集めている。
同協会は、「それぞれ個性ある作家による現代の陶芸が集まっている」のが特徴で、染付け、信楽、唐津焼、クラフト的なものなどバリエーションがあり、「作風の違いを楽しんでほしい」という。
作家出品の小品の抽選会もある。会期は14日まで。午前10時縲恁゚後5時(最終日午後3時縲恍椛I会、4時閉場)。 -
奥村憲とイーゼル会展
伊那市の女性プラザ伊那で活動する絵画サークル「イーゼル会」と、講師の奥村憲さん=伊那市=による第5回展「奥村憲とイーゼル会」が3日、市生涯学習センター2階展示ギャラリーで始まった。油絵、水彩、パステルの個性豊かな42作品を展示している。
イーゼル会は02年から活動。会員7人が生物、風景、花など写実を基本に水彩やパステルで描いている。今回は主に過去1年間に描いた作品で1人3点ずつ出品した。
白日会などの会員で油絵歴40年余の奥村さんは、これまで自身の作品をまとめて発表する機会がなかったことから今回、「伊那谷・仙丈ヶ岳眺望」など100号2点を含む油絵を中心にクレパスやパステルで描いた風景や花などの作品21点を飾った。雪景色が好きで、100号の大作は伊那の雪景色を描いている。
奥村さんは、「だれでも絵心があると思うが、それを素直に表現できる世界がイーゼル会にはある。見ていてほっとする世界、ゆったりした時間を味わってほしい」と話している。
会期は8日まで。午前9時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。 -
【記者室】ソースかつ丼元祖論争の行方
伊那谷の名物の一つにソースかつ丼がある。伊那と駒ケ根にそれぞれの飲食店でつくる別の組織があるが互いの交流はなく、独自に活動を続けている。
周囲からは両者が対立しているように見えたためか、当事者を差し置いて両市の間で元祖論争が起きたこともあった。だが両方の会長に別々に話を聞いたところ、いずれも「どっちが最初か竏窒ネんてどうでもいいこと。ただおいしいかつ丼で喜んでもらいたいだけ」と異句同音に話していた。
県が今年策定した「観光立県長野再興計画」の中に、上伊那「どんぶり街道プロジェクト」(仮称)が新たに登場した。これを機会に同じ(少し違うかもしれないが)かつ丼を作る仲間として共同歩調を取るのもいいかもしれない。(白鳥文男) -
長衛祭 50回の節目
南アルプスの開拓者、竹沢長衛翁(1889縲・958年)をしのび、安全な登山を誓う第50回長衛祭(実行委員会主催)が5日、北沢駒仙小屋横の長衛翁碑前であった。
碑前祭で、南ア北部地区山岳遭難防止対策協会長の小坂市長は「自然を守り、恩恵を享受する長衛翁の精神を遵守することが私たちの責務である」と述べ、年々増える登山者の安全確保、自然保護に努めなければならないとした。
終了後、参加者は弦楽四重奏の演奏を聞いたり、豚汁などを味わったりして交流を深めた。
記念登山は5日、日帰り希望者6人が仙水峠(標高2264メートル)へ登った。6日は日本百名山の一つで「南アルプスの女王」と呼ばれる仙丈ケ岳(標高3033メートル)に、地元をはじめ、福井県、三重県、千葉県などの20縲・0代の約70人が参加する。
長衛翁は一般の人が仙丈ケ岳に親しんで登れるように長衛(北沢)小屋や藪沢小屋を建てたり、仙丈ケ岳・東駒ケ岳への登山道「藪沢新道」「栗沢山新道」などを独力で開いた。58年に長衛翁レリーフが建立され、翌年から長衛祭を開いている。
50回の節目に合わせ、初代長衛翁の歴史や長衛祭の歩みなどをまとめた記念誌を製作中で、9月の完成を予定している。 -
アンサンブルin宮田定期演奏会
国内外の有望な若手演奏家が集まる宮田村の弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」は5日、6回目の定期演奏会を駒ケ根市文化会館で開いた。昼の部は上伊那各地の小、中学生約千人を無料招待。一般対象の夜の部は本格的なクラシックを届け、さらに地元合唱との初共演もあった。
今回は新たに管楽器を客演に迎え、より厚みを増した演目に。昼の部では、宮田小、中学校の子どもたちを司会に迎え、奏者とのトークも交えながら、音楽の楽しさ、素晴らしさを会場に伝えた。
バイオリンの竹中勇人さんは「今回はより子どもたちをはじめとして地域とのふれあいが深まった感じがしますね」と、演奏会を聴き終えた来場者と握手した。 -
2年ぶり復活の名水地ビール「伊勢滝の風」、発売記念パーティーで乾杯
宮田村の酒販店が共同企画した名水地ビール「伊勢滝の風」が4日、2年ぶりに発売を開始した。村内では飲み放題の記念パーティーを開催。約130人ができたてのビールをグラスに注ぎ、・ス復活・スを祝った。
標高1900メートルにある伊勢滝近くの湧き水を使用。村内でも秘められた名水として評判だが、一昨年の豪雨災害で林道が通行不能となり、採水ができず昨年は醸造を断念した。
今年は6月に酒販店活性化委員会ら関係者が現地で採水。新田区の南信州ビールで醸造を進めてきた。
パーティーでは参加者全員で乾杯し、ゴクリと一杯。町一区の女性は「おいしい水を飲んだ時のような・スサン・スとした後味が素晴らしい。伊勢滝に行ってマイナスイオンを浴びているような爽快感です」とグラスを空けていた。
伊勢滝の風は村内7店舗(入田細田酒店、喜多屋酒店、正木屋酒店本店、同バイパス店、伊東酒店、スーパーこいち、Aコープ宮田店)で販売。330ミリリットル瓶500円で、3千本限定。問い合わせは入田細田酒店(85・2105)まで。 -
がんばれ!村の消防団、上伊那大会にむけて壮行会
消防操法上伊那大会(13日伊那市)ポンプ車の部に出場する宮田村消防団2分団3部=町三区河原町=の壮行会が3日朝行われ、清水靖夫村長らが出場団員を激励した。
小田切誠主将は「上位に入れるよう頑張りたい」と抱負。清水村長らは練習の成果を存分に発揮してとエールを送った。
村消防団の操法大会は先月22日に開き、優勝チームが上伊那大会への出場権を獲得。小型ポンプ車、ラッパの激励会は9日朝に予定している。 -
伊那市民プールと高遠スポーツ公園プールがオープン
伊那市の市民プールと高遠スポーツ公園プールが7日、オープンし初日は無料開放された。
伊那市民プールには小中学生や家族連れなど大勢が訪れ、好天のもと元気に水遊びを楽しんだ。
開場時間は伊那市民プール午前9時縲恁゚後5時、高遠スポーツ公園プール午前10時縲恁゚後6時。外気温、水温が満たない時、台風などの荒天による閉場がある。 -
高校野球選手権大会 きょう開幕
第90回全国高校野球選手権長野大会(県高野連など主催)は5日、前年より2チーム少ない計94チームの参加で開幕する。初日、主会場の松本市野球場で開会式・開幕試合があり、6日から県内6球場で熱戦を繰り広げる。大会は20日までの16日間。組み合わせは別表の通り。
主会場のほか県営長野球場、県営上田球場、諏訪湖スタジアム、長野オリンピックスタジアム、県営飯田球場の計6会場で4回戦までを展開。10、14日の予備日、15日の移動日、18日の休養日を挟み、順調に日程を消化すれば19日に準決勝、20日に決勝を行う。 -
願いごとが叶うよう 東春近中央保育園・七夕飾り
伊那市の東春近中央保育園(青木多津子園長、園児114人)は4日、天の川や星に見立てた紙飾りを施したササを同園庭先に設置した。7月7日の七夕にちなんだ行事の準備で、園児それぞれが願いごとを書き記した短冊をササに飾り付けていった。
恒例の行事だが本年度は、園児たちがササを調達。年長園児34人が他のクラスの分を含めた、高さ4メートルのササ4本を地元住民から分けてもらい、「エイサ!ホイサ!」と掛け声を合わせながら園へ運んだ。このほか、今年は、わが子の成長を願う保護者からも短冊を募った。
「保育園の先生になれますように」「キリンのように背が大きくなりたい」などと書き記した、園児たちの願いがこもった短冊の重さに枝が垂れるササ。8日の「7月の誕生会」で七夕行事を行った後日、園庭で燃やし、煙とともに願いごとを天に届ける予定だ。 -
蚕を育てながら命の大切さ学ぶ
赤穂東小学校4年2組(内山和美教諭、31人)卵から一生懸命に出てくるところがすごかった。感動した竏秩B
昨年から蚕の飼育に取り組んでいる4年2組。初めてだった昨年は、卵からかえった蚕をシルクミュージアムから提供してもらい、成虫なるまで育てた。
2年目の今年は、卵からの飼育に挑戦。先月はじめ、昨年育てた蚕が産んだ卵、約400個が無事ふ化した。
しかし、卵からかえった蚕を見て児童らはびっくりした。なぜなら、卵から出てきた蚕は1、2ミリしかなく、色も白くなかったからだ。
本当にあの白い蚕になるのかな?竏秩B
最初はそんな思いもあったが、1カ月の間にぐんぐんと成長し、あっという間に見慣れた姿に変化。胸をなで下ろした。これからは更に大きく成長する。
「いっぱい葉っぱを食べて、どんどん大きくなってほしい」と笑顔で話す児童たち。 -
あい介護センターのお年寄りたちが昔を懐かしみながら蚕を飼う
駒ケ根市のデイサービスセンター「あい介護センター」(小林はつ江代表)に通う利用者らが、蚕約50匹を飼い始めた。お年寄りたちは昔を懐かしみながら、蚕の成長を見守っている=写真。
同センターでは今年、「昔飼っていたお蚕様をもう一度飼ってみたい」という利用者の要望を受け、施設内で蚕が飼えないか検討。東伊那のシルクミュージアムに相談したところ、小学校などでも児童らが飼育しているということを聞き、約50匹の蚕を提供してもらった。
来た時は4齢だった蚕はみるみる成長し、あと少しでまゆを作り始めるまでに成長した。
昔、蚕を飼育する手伝いをした経験があるという利用者の一人、西村泰(ひろし)さん(82)は「大分大きくなった。梅雨の時期にお蚕様を飼うのは難しいが、新鮮な葉っぱをあげ、汚くなった部分を取り替えてあげると、喜んでもりもりとえさを食べて下さる」と笑顔で話していた。
小林代表は「みなさん蚕を飼った経験があるので、毎日気にかけてくれ、昔を懐かしんでくれているみたいです。今後、まゆをクラフトにするか卵を産ませ、来年も蚕を飼うかを利用者と話し合って検討したい」と話していた。 -
かっぱ館に市内の小学校、保育園の子どもたちが制作した灯ろう展示
駒ケ根市下平の「おもしろかっぱ館」は8月23日まで、市内の小学校や保育園の子どもたちが「ホタル祭り」のために作成した灯ろう40点のうち、入賞作品11点を展示している。子どもたちのアイディアに富んだ作品の数々が、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
例年同館では、一人でも多くの子どもたちに6月のホタル祭りに足を運んでもらおう竏窒ニ、市内の小学校や保育園の子どもたちに灯ろう制作を依頼しており、ホタル祭り当日、その灯ろうを会場となる水辺の楽校付近に展示している。また、祭りに訪れた人にアンケートを実施し、優秀賞から特別賞までを決める。
今年は上位4作品を優秀賞に選出。最も多い35票を獲得した赤穂東小学校の作品には、ホタルが幻想的に舞う姿が丁寧に描かれている。また、昨年4月に中沢小学校内に開室した伊那養護学校の分教室「はなももの里分教室」も作品を出展。特別賞に選ばれた。
開館時間は午前9時縲恁゚後6時(毎週月曜は休館。ただし、21日は開館し、23日に休館する)。
また、今回寄せられた作品40点は、8月23日の第20回天竜ふるさと祭りで同館周辺に展示し、点灯する予定。 -
べとリンピック 参加者募集
NPO法人南箕輪わくわくクラブなどは8月2日、南箕輪村田畑の田んぼで開く「第8回べとリンピック」の参加者を25日まで募集している。「フライングディスク・エアコンビ」など4種目がある。同イベントはスタンプラリー第2弾。
種目は、「フライングディスク・エアコンビ」(2人1組・2投)「田んぼフラッグ」(ビーチフラッグの田んぼ版)「ソフトバレーボール」(6人1組・10チームによる対抗戦)「どろんこ遊び」(児童対象・しっぽ取りゲームなど)竏秩B
当日の受け付けは午前8時30分まで。参加資格は小学生以上。参加費は会員無料、非会員中学生以下500円、同高校生・一般千円(保険代含む)。田んぼには石があるため地下足袋、足首までの靴などを必ず持参すること。
問い合わせは、同クラブ事務局(78・8313)へ。
昨年のイベントから -
公立3病院のあり方検討を上伊那医療問題研究会で
上伊那の公立3病院=伊那中央病院(伊那市)、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)、辰野総合病院(辰野町)=の事務長と伊那保健所職員による会合が4日、伊那市内であり、3病院の連携のあり方については、昨年8月に発足した公立3病院の事務長、8市町村の担当課長、上伊那医師会などでつくる「上伊那医療問題研究会」に検討を任せる方針を確認した。連携のあり方検討では、各病院の経営を含めた話し合いとなることが予想される。
◇ ◇
公立3病院の事務長会は定期的に開かれているもので、今回は、5月末の上伊那広域連合議会定例会で、小坂樫男連合長が公立3病院の運営方法を研究する必要があるとしたことを受け、事務長レベルの検討を実施した。
その中で、病院連携の必要性を認識。しかし、踏み込んだ議論は病院の運営者などの話し合いが必要なため、連携のあり方の検討は、各関係者が集まる上伊那医療問題研究会に任せることにした。
5月の定例会で小坂連合長は「場合によっては経営統合も視野に入れ、どう運営するか研究する必要がある」と示唆している。一方、伊南行政組合の最重要課題は昭和伊南総合病院の存続。取材に対し、杉本幸治組合長は「限られた医療資源の中で、各病院がどう連携できるかを検討する話になっている。現在伊南地区の基幹施設である昭和伊南病院を守るために全力で取り組んでいる。それ以上は考えていない」とした。 -
小売業売上高ランキングでニシザワが8位
企業・経済調査会社の東京商工リサーチが発表した07年度(07年4月縲・8年3月)の県下小売業ランキングでスーパーのニシザワ(荒木康雄社長、本社伊那市)が8位にランクインした。上位30位以内は上伊那で唯一。南信ではほかにキラヤ(本社飯田市)が21位に入った。
ニシザワの07年度売り上げは220億4700万円(前年度比1・5%増)。これまでも03年度7位、04、05年度8位、06年度9位と、毎年上位に入っている。
1位はスーパーのエス・エス・ブイ(本社長野市)で、売上高は766億800万円(前年度比5・1%減)だったが、08年7月1日に西友に吸収合併されたため、来年度はランキングから姿を消すことになる。
上位10社は次の通り(カッコ内は本社所在地)。
(1)エス・エス・ブイ(長野市)(2)ツルヤ(小諸市)(3)アップルランド(松本市)(4)マツヤ(長野市)(5)綿半ホームエイド(長野市)(6)エプソンダイレクト(松本市)(7)ながの東急百貨店(長野市)(8)ニシザワ(伊那市)(9)西源(松本市)(10)モリキ(長野市) -
民謡舞踊教室が県大会に向け最後の練習
日本民謡舞踊連盟の県大会(7月6日、松本市)に昨年に続いて2年連続で出場するサンライフ伊那の民謡舞踊教室(酒井房子師範、14人)は4日、大会前の仕上げとなる最後の練習を伊那市の市民会館で行った。
演目は水森かおりの『ひとり薩摩路』。出場する9人は本番用のあでやかな衣装に身を包んでステージに上がり、やや緊張した表情で歌に合わせて踊った。踊りを指導する酒井師範は「4月にこの曲を始めたときはバラバラでどうなることかと思った。みんなが動きをぴったりそろえるのは難しいが、特訓でかなりまとまってきた。順位をつける大会ではないが、出場は励みになる。これまでの練習の成果を発揮できればいい」と話している。
同教室は毎週1回集まり「仲良く、楽しく、和気あいあいで」練習を重ねている。 -
閉鎖のぺアーレ伊那が一転、継続へ
心身の健康と生きがいづくりを目的とした施設「ペアーレ」を全国51カ所で運営している社会保険庁の外郭団体・社会保険健康事業財団の方針によって売却が決まり、9月30日で閉鎖竏窒ニされていた伊那市西町の伊那社会保険健康センター「ぺアーレ伊那」は6月25日の入札で、事業継続を前提として参加した伊那市の測量・設計コンサルタント会社によって落札されたことが4日までに分かった。同社は「閉鎖が決まって利用者が困っていると聞き、地元のわれわれが何とかしたいと考えて入札に名乗りを上げた。こうした施設を運営した実績がない当社にとって新規事業となるが、経営は十分に可能と判断した」としている。契約は7月7日、引渡しは10月1日の予定。
ペアーレ伊那は95年4月開設。鉄筋3階建て、延べ床面積約1800平方メートル、敷地面積約2900平方メートル。温水プール、トレーニングルーム、各種教室などを備えている。07年度は健康づくり講座、教養文化講座合計で約100講座・330教室を運営。延べ約8万7千人が利用した。年度収支は少なくとも02年度以降黒字を続けている。
ペアーレ伊那は4月から利用者らに対し「9月30日で閉鎖」を告知している。利用者からは「楽しみに通っていたのに今後どうすればいいのか」「なくなるなんて残念」「施設がもったいない」など、閉鎖を惜しむ声が多数挙がっていた一方、一部で「取り壊されて跡地にマンションが建つらしい」などのうわさもささやかれていたという。
一転、継続へ竏窒フ報を聞いたペアーレ伊那のヨガ教室に通っている女性(66)=伊那市美篶=は「閉鎖と聞いてほとんどあきらめていたが、継続ならこんなうれしいことない。うまく進んでほしい」と話している。 -
沢尻地区社会福祉協会 村出前講座
南箕輪村の沢尻地区社会福祉協会「たんぽぽの会」(春日悦男会長)は5日、沢尻公民館で例会を開いた。約30人が出席。村の出前講座を利用し、唐木一直村長=写真=から村政についての話を聴いた。
唐木村長は、村が取り組む子育てや福祉などの政策を説明した。後期高齢者医療制度については、制度導入の本年4月から村に対し、120件の問い合わせがあったことを報告。唐木村長は「国全体の制度なので村単独の制度を設けることは出来ないが、村民の声を国に伝えることが私の責任だと思っている」と話した。
このほか、同医療制度については、75歳以上の村民を対象に村が、人間ドック費用の助成を行っていく考えを伝えた。 -
地域とともに子育てハンドブック作成へ
宮田村の住民グループ「いきねっと宮田」は今年度、若い親子を地域一体で支援しようと「子育て情報ハンドブック」を作成する。子育て中の親たちの生の声を拾いあげ、実際に取材や編集にも携わってもらう考え。4日には前段となるワークショップを村老人福祉センターで開き、どのような情報が欲しいか、育児中の母親たちの意見要望を聞いた。
ざっくばらんに会話しながら、自由な形で意見交換。
病院や子ども同伴可能な施設、サークルや各種相談など、若い母親たちは自分の今の生活に照らし合わせて、欲しいと思う情報を紙に書き込んだ。
「一緒に作り上げるプロセスが、子育ての原動力にもなるはず。多くの力で完成させたい」と、ハンドブック作成プロジェクトの吉澤小百合さん。近く発足予定の編集委員会にも、若い親たちに参加を呼びかけ、500部ほどを作成する。
いきねっと宮田は、村内の育児中の父母182人にアンケート調査も実施。病院や託児に関する情報を求める声が多く、ハンドブックに寄せる期待の高さも伺わせた。
県の元気づくり支援金の助成も受け、8月末にはフォーラムを開き、子育てネットワークづくりも視野にホームページの立ち上げも計画するが、奥田博子代表は「本当に必要な村ならではの情報を網羅し、地域と若い人が関わりを持つなかで子どもたちを育みたい」と話す。
ワークショップは7日も開く。問い合わせは村教育委員会子ども室沼野さん85・2314まで。 -
夏まつり本番待ち遠しく、踊り練習に100人
今月20日に迫った宮田村のみやだ夏まつりを彩る宮田音頭などの踊り練習がこのほど、役場会議室であった。約100人が参加。本番に向けて熱心に励んだ。
春日悦子さん=町三区=と、伊藤みつ子さん=町二区=が講師。 踊り連として参加する各区の担当者や親子でまつりに臨む宮田小学校2年生の保護者らが、踊りの型などを繰り返し練習した。
「楽しんで当日はみんなで盛りあがりたい」と2年保護者代表の伊藤真弓さん。
今年から会場が役場横の村民グランドに移り、踊りの輪も一層華やかになりそうだ。 -
高遠小5年生が酪農体験学習
伊那市の高遠小学校5年生は3日、社会科の学習の一環で酪農1日体験学習をした。児童は乳搾りを体験し、牛や牛乳の話を聞いて酪農に関心を深めた。
5年生は、高遠町の竹内牧場に毎日通っている同級生2、3人から牛の話を聞くうちに、牛に興味を抱くようになった。上伊那畜産振興協議会の事業「酪農1日体験学習縲恣絜高ノ触っちゃおう!」を知り、社会科で酪農の学習もあるため、今回の学習になった。
高遠小には、伊那市手良の酒井秀明さんの酒井牧場から4歳のホルスタイン種「ルル」と1歳のジャージー種「ベリー」がやってきた。5年生の2クラス53人は、乳搾りの方法を教わり順番に体験。乳が出た瞬間、驚きや喜びの表情を見せながら、乳を手に受けた。子牛のベリーとも、優しく体をなでて触れ合った。
橋爪海飛君(10)は、「乳は水鉄砲みたいに出て温かかった。子牛は、おなかがふわふわしていて、角はとっても固かった」と楽しそうに話した。
牛の体の説明を聞いた児童は、「黒白以外の模様は」「どんなときに鳴くのか」「1回のお産で何頭産むのか」など積極的に質問していた。 -
田園セラピーロード効果分析調査
箕輪町は2日、町が進めるグリーンツーリズム事業の一環の「田園セラピーロード」整備に向けて、同道の効果分析調査をした。50代以上の町職員15人が田園セラピーロード整備予定区間を歩き、そのうち7人の歩行前と歩行後の脳活性化状況や免疫機能などを測定。測定結果から科学的に田園セラピーロードの健康増進への効果を分析する。
田園セラピーロードは、地域住民らが委員会をつくり景観の保全などに取り組んでいる「東山山麓(ろく)歴史コース」(北小河内縲恤泓^)の一区画で北小河内の無量寺から長岡の長松寺までの6キロ区間を予定。コース近辺には国重要文化財の無量寺の阿弥陀如来座像をはじめ、県指定天然記念物の宮脇のハリギリ、ふるさと歴史小図書館、上の平城跡などがあり、景観と歴史文化を楽しみながら歩き健康増進を図る。
町から今回の分析調査の依頼を受けた大脳の活性化の研究に取り組む信州大学教育学部の寺沢宏次教授は「運動とコミュニケーションが脳にとってとても重要。子どもや高齢者が運動をする契機になれば」と話していた。 -
ニシザワ箕輪ショッピングタウンオープン
箕輪町三日町の国道153号線バイパス沿いに4日、ベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンがオープンした。午前9時のオープン前には、ベルシャイン箕輪店前に長蛇の列ができた。
同ショッピングタウンにはベルシャイン箕輪店のほかに、ニシザワ直営の南信地区最大規模の書店「TSUTAYA」やテナントとしてゲームセンターの「SAINT」などがある。
買い物客らは「ここに大きな店ができて便利」「バイパスが早く伊那までつながってくれると」「近くに本屋がなかったから助かる」と話していた。 -
箕輪町図書館講演会「絵本・おはなしについて」
箕輪町教育委員会主催の町図書館講演会「絵本・おはなしについて」は30日、町文化センターで開いた。上郷図書館長の下沢洋子さんを講師に、日ごろ読み聞かせなどをしている町民15人が、質の高い絵本を選ぶポイントなどを学んだ。
「かさじぞう」の3種類の絵本を見比べ、瀬田貞二著「絵本論」の中で絵本の特質について学んだことを基に、子どもにとってどの絵本がいいのか、グループで話し合った。
下沢さんは、「昔話は再話でないといけない」とし、再話になっている1冊を選び、地蔵を最初から6体描かない、俵などを全て描かずに断ち落としにすることでどっさりという感じを表現している-などの絵の解説文を紹介した。
また「昔話は筋を楽しんでいく」と、3冊の文章だけを並べ比較したものを読み、違いも学んだ。
下沢さんは「質の高い本当にいいものを、子どもだからこそ読んで与えてあげてほしい」と話した。