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駒ケ根市農業委員会、第19期会長に清水春雄さんを選出
第19期駒ケ根市農業委員会の08年度総会が25日、駒ケ根市役所であり、会長には最年長で今期3期目となる清水春雄さん(69)=市場割=を選出した。清水さんは「当面立ち向かう農業情勢の厳しさを感じているが、全身全霊を傾けて何とか乗り越えていきたい」と語った。
第19期の農業委員は今月1日告示の駒ケ根市農業委員会選挙で当選した18人と、各団体の推薦を受けてこの日辞令を受け取った5人。うち女性は2人、新任は8人となっており、各委員の任期は2年となる。
杉本幸治市長は「食の安全といった面からも自給率向上が求められているが、一方で担い手不足にあるというのが現状。委員のみなさまにはさまざまな面からの協力を願いたい」と語った。
また、会長の職務代理者(副会長)には、2期目となる北原光明さん(67)=中沢=を選出した。
各種団体の推薦を受けた農業委員は次のみなさん。
◇村沢邦雄(市場割)宮沢勝人(上赤須)渋谷宣吉(市場割)中坪京子(下平)佐藤香衣(東伊那) -
赤穂公民館の女性セミナーが杉本市長と懇談
駒ケ根市赤穂公民館の「女性セミナー」の受講者が24日、杉本幸治市長との市政懇談会を開いた。同学級の受講者約10人が参加。今後の市政運営や7月に施行された協働のまちづくり条例などについて説明を受けた後、普段から感じている疑問や要望を杉本市長に率直に伝えた=写真。
同セミナーは公民館学級として毎年開催しているもので、子育てや仕事に一段落した女性を中心に本年度は19人が受講している。
市長との懇談は市の動きを身近に感じ、自分たちにできることを考えよう竏窒ニ、実施しているもので、杉本市長との懇談は今回が初めて。
懇談では「駒ケ根市の財政が一番心配。借金を返していける目途はたっているのか」などといった質問もあり、杉本市長は「市政運営とのバランスを見ながら、毎年減らしていくことを年頭に、努力していきたい」と語った。
そのほかにも「ぜひこの素晴らしい自然を残す政策をしてほしい」「住所表示が分かり図らい」などといった意見が出た。 -
高齢者の移送サービス開始
自宅に車がないなどの理由で通院に不便を感じている一人暮らしの高齢者などを無料で病院、医院に送り届けるサービスが25日、伊那市の手良地区で始まった。運営主体は市社会福祉協議会手良支会(城倉直彦支会長)で、事務作業は伊那市役所手良支所が担当。登録している13人のお年寄りの希望に応じて、地区内のボランティア22人が交代で車の運転に当たる。同支所の担当者は、当面は送るだけだが、できれば迎えもできるよう今後検討していきたい竏窒ニしている。移送サービスは市内の西春近(06年8月)東春近(09年11月)に続いて3地区目。市保健福祉部によると、秋には美篶地区でも開始できる見通しという。
支所前に関係者約40人が集まって入魂式を行った後、車は最初のお年寄りを乗せて市内の病院に向けて出発した。
使用する車は、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新工場を建設した原子力発電所用タービンブレードなど製造のティービーエム(本社宮田村、山田益社長)が5月に福祉用車両の購入費として寄付した110万円で市が購入した軽自動車1台。
酒井茂副市長は「地域福祉のあり方の模範。多くのお年寄りに喜ばれる取り組みとして、今後も長く続いていってほしい」とあいさつした。 -
伊那市の教育を考える懇談会
「伊那市の教育を考える懇談会」(座長・松田泰俊市教育委員長)は24日、08年度第1回の会合を市役所で開いた。小中学校の校長、PTA会長、社会教育委員、公民館長のほか、市教育委員など約20人が出席し「ノーテレビ、ノーゲーム、読書の日、ノー携帯」をテーマに意見を交わした。
ノーテレビについて参加者からは「必ずしも悪いとばかりはいえないのでは。良いところは認めるべき」「だが、子ども自身では判断できない」「問題点を洗い出し、功罪をはっきりさせることがテレビとの適切な付き合い方を探る第一歩になる」などの意見が出た。
懇談会は昨年初めて設置され、3回の会合の中で「今の子どもたちは知識はあるが知恵がない」「先生の仕事が忙しすぎて、子どもと向き合う時間が少ない」などの意見が出された。本年度は引き続いて全4回を開き、学力向上支援、不登校、親学、学校を支援する地域組織のあり方などについて論議していく。次回は9月開催予定。 -
インターハイ(4)
高校総体の県大会個人戦で6位となり、初めてのインターハイ(8月1縲・日・埼玉県川口市)出場を決めた。プレーに安定感のある左利きの後衛・城鳥、高い運動能力を生かした技巧派の前衛・清水。「1勝を目指し、長野県の代表として全力を出してきたい」と2人は意気込む。
県大会の2、3回戦は3セットずつを分け合う接戦を勝利。特に2回戦の最終セットは2竏・からの逆転だった。準々決勝は負けたものの5縲・位を決める代表決定戦リーグを2勝1敗とし、全国大会の出場権を獲得。プレーにしぶとさが出てき始めた大会だった。
県大会後にあった国体予選2次県選考会で3位。2人そろって国体強化選手に選ばれるなど着実に力を付けている。顧問の轟教諭は「まだまだ未熟だが、自分たちでゲームをつくれるようになった。インターハイを大きな経験にできれば」とペアの成長に期待する。
城鳥は「自分の役割に集中し、練習してきたことを本番で発揮できれば」。清水は「後衛が安定しているのでやりやすい。あとはチャンスで決められるよう基本を大切にしたい」と話す。
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城鳥貴俊…伊那市下新田。伊那東部中学校出身。中学3年のとき全中出場。15歳。
清水宏太…南箕輪村大泉。南箕輪中学校出身。中学1年から競技を始める。16歳。 -
駒・産科、小児科の現状を知り、患者として心がけることを学ぶ学習会開催
「安心して安全な出産ができる環境を考える会(in駒ケ根)」による産科、小児科の現状を知り、患者として心がけることについての学習会が24日夜、駒ケ根市駅前ビル「アルパ」であった。昭和伊南総合病院、伊那中央病院の助産師や小児科看護師によるパネルディスカッションでは、医師不足の影響で労働環境が激務化する勤務医たちの現状が示され、患者の立場からできることを語った。
学習会は産科、小児科の集約化が進む中、地元の病院がどういう状況にあるかを知り、患者としてできることを学ぼう竏窒ニ計画。
パネルディスカッションでは、所属する産科、小児科の現状を助産師や看護師が説明。
本年度から常勤医師が一人になった昭和伊南・小児科看護師の竹上由紀さんは「医師が365日病院にいなければならない異常な事態が生じている」とし、医療を受ける側も「『何かあったら昭和伊南に行けばいい』と考えるのではなく、その状況の緊急性を見極めてほしい」と訴えた。
また、昭和伊南が分娩(ぶんべん)を扱わなくなったことで出産の取り扱いが増加している伊那中央病院の蟹沢みどり助産師は、多い時には1カ月100件以上のお産がある現状を語り、「常勤医師は夜勤の後でも、お産があれば38時間ぶっ通しで対応しなければならない状況もある」とし、こうした体制の中では、健診も受けていない患者を緊急に見ることが難しいことを説明。妊婦健診を受けることで、事前にできることは対処していくことが大切であると呼び掛けた。
出産の扱いを休止している昭和伊南の真木喜子助産師は「昭和伊南でお産ができなくなったことはショックだが、できる限りバックアップをしていきたいと考えている。妊娠することを躊躇(ちゅうちょ)しないでほしい」と語った。 -
アスファルトの隙間からヒマワリ
アスファルトとコンクリート水路の隙間から、いつのまにか育ったヒマワリが、大きな花を咲かせた。
伊那市西町春日町の裏通り。草丈70センチほどに成長した1本のヒマワリは、開花して1週間になる。
「育っていることを知らないでいたが、花が咲いてびっくり」。自宅裏の物置の近くで、ヒマワリを見つけた小池修一さん(75)。近隣にヒマワリはなく、「どこから種が飛んできたのか」と首をかしげる。
「こんなとこに生えて、暑さに耐えて、きれいに咲いている」。あまりの暑さに、かわいそうになって水をあげたという。
太陽に顔を向け元気に咲くヒマワリには、膨らみかけたつぼみが幾つもついている。 -
記者室大口
突然廃刊が言い渡され、呆然自失のうちに1週間が過ぎた。約20年間、全力疾走し紙面を埋め、継続させる事に四苦八苦した時期もあったが、今の廃刊の憂き目に比べれば何ほどの事もない▼担当地区を転々とし、全地区を回り苦労もしたが、心を通わせる事のできる多くの友を得た。どこでも「一生懸命やっていれば、誰かが助けてくれる」を実感。思えば皆さんに助けられて仕事ができた、あり難く幸せな歳月。悲しいけれど、悔いはない▼唯一の心残りは花ろまん「ふるさとの原風景・花野の再現」が何ら形のない夢のまま終る事。どこかで夢の続きを見たい。長い間ご愛読ありがとうございました。おせわになりました。そして、万感の思いを込めて「さようなら」(大口国江)
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宮田村の建設業、水道両組合、下水処理場で環境美化の貢献活動
宮田村の建設業組合(黒河内勇雄組合長、12社)と水道組合(田中清志組合長、7社)は24日、中越区の公共下水道終末処理場「アクアランド」周辺の環境美化を合同で行った。7年目を迎える地域貢献活動。公共施設の保守管理の一助になればと、炎天下のなか汗を流した。
組合加盟各社から約20人が参加。アクアランド構内外で草刈りを行い、ゴミなども回収した。
「公共事業に携わる我々にとって厳しい時代だが、このような活動も通じながら良い方向にむかってくれれば」と黒河内組合長。
清水靖夫村長は「皆さんの厚意に本当に頭が下がる」と感謝した。
この日は駒ケ根地区の建設業組合も国道伊南バイパスなどで同様に奉仕活動を展開した。 -
宮田小で終業式
宮田村宮田小学校は25日、1学期の終業式を開いた。2年、4年、6年の代表が学期を振り返り、頑張ったことなどを発表。自身の成長を確かめつつ、夏休みに入った。
2年の浦野京弥君は、一生懸命に挑んだ水泳の息つぎや鉄棒の逆上がりなどについて話した。
4年の原田渚さんはクラス替えで不安だった4月から、水の研究などを通じて学級がひとつになった現在までの様子を紹介。
6年の塩澤侑奈さんは、校内清掃にふれ「これからも下級生の見本になりたい」と語った。
2年の鈴木未唯さんと松井彰紀君は、なわとびの成果を実演で発表。連続2重とびなどを軽々とこなす2人に、全校の拍手がこだました。
清水閣成校長は「みんなはまだまだ力を持っている。努力し、自信を深め、いい1学期になりました」と教え子たちをほめ、有意義な夏休みになるよう呼びかけた。 -
宮田中2年の夏目玲さん、海外語学研修でNZへ
上伊那4市町村の中学生を対象にしたニュージーランドへの海外語学研修に宮田村から唯一参加する宮田中学校2年の夏目玲さん(14)は25日、清水靖夫村長らを役場に訪ねて出発のあいさつをした。「日本とは違った文化を学んできたい」と力強く語り、12日間にも及ぶ体験に想いを馳せた。
以前から語学研修への参加を考えていた夏目さん。父親が今春から海外へ転勤となり、あきらめかけたが、母親の強い後押しで参加を決めた。
「現地の学校で会話をしたい」と、今からニュージーランドでの生活が楽しみな様子。
清水村長と新井洋一教育長は「色々挑戦、体験して。感じたことは、学校に持ち帰りみんなに話してあげてください」と励ました。
夏目さんは伊那市、箕輪町、南箕輪村の各中学校から参加する生徒17人とともに来月1日出発。
主に北部のハミルトン市でホームステイし、語学研修や現地校生徒と交流もする。
村教育委員会は現地で早く仲良くなれるようにと、うちわ、ふろしきなど日本らしいおみやげを夏目さんに託し、帯刀昇校長は「彼女がどんなことを学んでくるか楽しみ」と期待を寄せた。 -
宮田小合唱団、コンクール控え全校に課題曲披露
来月6日のNHK合唱コンクール南信Bブロック予選に出場する宮田村宮田小学校合唱団は25日、同校の1学期終業式で本番で歌う課題曲を披露。楽しげなハーモニーに、全校児童はエールを送った。
春から練習を続けてきた約40人の団員。夏休みも返上でコンクールに臨むが、終業式では課題曲「このほしのゆくえ」を心ひとつに歌った。
本番では信州の方言を散りばめた「かぞえうた」を自由曲に選択。難しいアカペラに挑むが、顧問の森田ひろみ教諭は「歌の楽しさを感じつつ、ハーモニーが上手に重ねられれば」と期待する。 -
駒ケ根市を代表して10年ぶりに県の消防ポンプ操法大会、小型ポンプ操法の部に出場する第1分団3号の団員とそれを支える第1分団
操作始め!―。 早朝のグラウンドに声が響く。 今月13日に開かれた第50回上伊那消防ポンプ操法大会、小型ポンプ操法の部に出場。念願の優勝を果たし、県大会への出場を決めた駒ケ根市消防団の第1分団3号。過去にも上伊那大会では2位、3位という好成績を残してきたが、なかなか優勝できない悔しさを味わってきた。それをばねにして訓練に励んだ結果が、今回につながった。駒ケ根市消防団が県大会へ出るのは実に10年ぶり。 「『なぜ優勝できないのか。どうせなら優勝したい』と頑張ってきました。県大会に出場するのは初めてなので、上位に食い込めるよう精一杯頑張りたい」。 指揮者の杉山さんは意気込みを見せる。 ◇ ◇ “自分たちのまちは自分たちで守る”の精神に基づき、地域の非常時に備えて日々の訓練を重ねている団員たち。ほとんどが仕事を持ちながら活動しているため、必然的に訓練時間は早朝や夕方となる。大会前になると、訓練は毎朝。3号の団員たちは、それに加えて自主的に夕方にも訓練をしてきた。 「それでも、ここまでできたのは分団が一丸となってサポートしてくれたから。みんなの協力がなければ、ここまでできなかった」と振り返る。 団員たちを支えているのは分団だけではない。 家族や職場、地域―。 さまざまな支えを受ける中で、“地域のために”という思いを一層強めてきた。 ◇ ◇ 本番を直前に、最後の訓練にも熱が入る。 選手たちを見守ってきた北原分団長(35)は「かなり良い状態となっており、気合も入っている。練習の成果を当日発揮できれば、上位進出も夢でない」と期待を込める。 08年度第50回長野県消防ポンプ操法大会は27日、立科町の町総合運動場で開かれる。
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宮田村農業委員会長に田中賢一さん
宮田村農業委員会は23日に改選後初めて開き、新たな会長に田中賢一さん(61)=大田切区=を投票により互選した。
「農業委員会の本分がまっとうできるよう取り組みたい」と、田中新会長はあいさつ。
会長代理には宮嶋正明さん(64)=町三区=、農地部会長は保科充さん(70)=町二区、振興部会長は有賀絹代さん(58)=北割区=を選んだ。
任期はいずれも1期満了する11年7月19日まで。 -
風土がはぐくむ地場産業
木曽屋社長 熊谷和寛さん澄んだ空気、清らかな水、広がる田園風景…。環境に恵まれた、伊那市高遠町の三峰川沿いに、麺(めん)類総合メーカー「木曽屋」は建つ。
県内で契約栽培したソバを石うすでひき、南アルプスからの伏流水を使う。自動製麺機を使用しながらも手打ちの味を生かした手法から生み出される商品は、信州そば品評会で農林水産大臣賞、食糧庁長官賞、農林水産省総合食料局長賞、県知事賞などを連続受賞する。1969年には皇太子殿下へそばを献上している。
機械製麺を手がける企業はコスト面などから外国産そば粉を使うところが多く、地元産にこだわるのは全国でも数少ない。
また、地域振興を目指して取り組む雑穀アマランサスなども積極的に活用する。
ただもうければいいではなく、地域振興を考えながら歩んできた。地場産業として、30年をかけて確立した「木曽屋のブランド」に迫る。
株式会社木曽屋
■本社/伊那市高遠町上山田78■創業/1955(昭和30)年9月■資本金/2000万円■従業員/43人■TEL/0265・94・2323■FAX/0265・94・2330 -
大芝高原祭りに向け ポスターなど完成
南箕輪村の「第23回大芝高原まつり」(8月23日)に向け、祭りポスター、うちわが完成した。村役場の職員らは24日から、庁舎内で祭りをPRするTシャツを着て、イベント周知に努めている。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設や飲食店などに掲示、うちわは6千本を作り村全戸に配布し、当日も配る予定だ。いずれのデザインは、南箕輪村中学校の美術部から募集した図案を使っている。
祭りTシャツを着て仕事に励む職員の一人は「いよいよ祭りが始まるかなという気持ち。祭りに関する問い合わせも多くなり、村民の機運の高まりを感じる」と話していた。
完成した祭りポスターとうちわ。村役場庁舎内では職員が祭りTシャツを着てPRしている -
インターハイ(3)
5年連続24度目となる全国高校総体(8月7縲・1日・埼玉県坂戸市)の出場を決めた。昨年と比べ長打力は落ちたが、打線のつながりを意識したチームへ変化。投手を中心とした安定感のある守備でリズムをつくり、攻撃につなげたい。目指すは、前回果たせなかったベスト8入りだ。
高校総体の県大会で飯山北を10竏・(3回コールド)で破り、北信越大会に出場すると、準決勝で武生東(福井)を9竏・(5回コールド)で下した。決勝は日本文理(新潟)に0竏・(6回コールド)で敗れたが、北信越2位で全国大会の出場権を得た。
主戦の原卓主将はドロップボール、スライダーなど変化球が多彩で制球力に優れる。二遊間の有賀、原和を中心とした堅実な守備を生かし、打たせて捕る投球を心掛ける。打線は長打のある3番の原卓、4番の御子柴が軸。下位打線にも厚みがあり、小林監督は「つないで好機を生かしたい」と話す。
インターハイは全国43チームが参加しトーナメント戦を展開。初戦は読谷(沖縄)と対戦する。原卓主将は「練習できない期間があったがチームの調子は良い。ベスト8まではいきたい。この大会で先生や先輩、保護者たちに恩返しができれば」と意気込む。
写真は提供 -
みのわ祭り開幕花火のスイッチを押す人決定
みのわ祭り実行委員会が募集していたみのわ祭り(26日)の開幕式で開幕スイッチを押す人と手筒花火の点火者が決定した。
今回のみのわ祭りでは、開幕式(午後2時半縲・でのテープカットに代わり、15区の代表者がスイッチを押し、15区で一斉に祭りの開幕を告げる花火が打ち上がる(各区2発ずつ)。
代表者は実行委員会へ寄せられた応募の葉書から抽選。代表者には子どもが多く、兄弟で一緒にスイッチを押す区もある。
また手筒花火(午後8時20分縲・のスタートを切る点火者には、親子で応募した箕輪町長岡の柴透浩さん、竜輝君、同町木下の丸山政治さん、2008成人式実行委員会を代表し石沢正法さんが決まった。
みのわ天竜公園でのフリーマーケット(午後2時半縲・には5人、8ブース(1ブース3メートル×3メートル)が出店する。
開幕スイッチを押す区の代表者は▽沢=漆戸祐輝▽大出=佐藤孝哉▽八乙女=那須野美子▽上古田=唐沢光範(Eグループ会長)▽下古田=柴尚玖▽富田=赤沼優香▽中曽根=小林ひかり、勇輝▽中原=田中まみ▽松島=青柳いつき▽木下=小沢朋輝▽三日町=大島幸典▽福与=神戸伸一▽長岡=上田洸斗、快斗▽北小河内=平出琢磨▽南小河内=井沢伶央竏秩B -
駒ケ根市で第1回行政評価市民委員会
駒ケ根市の第1回行政評価市民委員会が24日、市役所であった。公募を含む15人を委員に委嘱。今後同委員会は、市から依頼のあった15事業のほか、委員の要望があった5事業を加えた全20事業を評価する。評価対象となるのは07年度の実施事業(継続事業を含む)。10月から11月にかけて、各事業の評価をまとめ、最終的に行政サイドが総合評価を行い、市議会や一般市民に報告する。市民の声を行政評価に反映させる取り組みは駒ケ根市として初めてのことで、今回の評価結果は、次年度の事業計画や予算編成に反映していく。
取り組みは、同市が7月から施行した「協働のまちづくり条例」に基づくもので、透明性の確保や市民声に沿った事業展開を図ることなどを目的としている。
評価するを委ねた事業は▽駒ケ根インターの駐車場事業▽協働のまちづくり支援補助金事業▽企業誘致DMアンケート事業竏窒ネどのほか、懸案事項となっているシルクミュージアム、駒ケ根ふるさとの家運営事業など。
早速この日は、駒ケ根インター駐車場事業についての評価を開始。
同駐車場は現在、高速バス利用者などに無料貸し出ししているが、本来の目的以外で使用する人が増えてきている。そんな中、民間企業がインター周辺で民営の駐車場整備を進めており、市では市営駐車場を廃止し、今後は民営駐車場に事業を委ねる方針でいる。
委員からは「有料駐車場となることで違法駐車が増える可能性が高いため、その対策を考える必要がある」とする声もあったが、基本的には民設民営の駐車場に委ねる方針を認めた。
今後8月にかけて集中的に各事業の評価を進める。 -
東伊那小学校で子どもの健康を考える会が健康講座
駒ケ根市の保健師や栄養士、保育士などでつくる「子どもの健康を考える会」は24日、東伊那小学校の5年生を対象に「健康講座」を開いた。同校の養護教諭・大西由美さん(41)が考案した手で覚える食事バランスガイド「5つのグー」などを交えながら、食事バランスの大切さ、生活習慣病にならないために、夏休み中に心がけるべきことなどを学んだ。
生活習慣病予防を目的として実施している血液検査に合わせて本年度初めて企画した同講座は、大人だけではなく、子どもたち自身に自分の健康を守るためにはどのような食事や生活が必要か知ってもらおうと企画した。
大西教諭の考案した「5つのグー」は、食事バランスガイドに記載されている▽ご飯やパン、麺類などの主食▽野菜を中心とする副菜▽肉、魚類▽牛乳、乳製品▽ビタミン類を補給する果物類竏窒フ5分類を、5本の指に置き換えて覚え、バランスよく摂取することを呼びかけるもの。今回はこの日食べてきた朝食に当てめて、実際にきちんとバランスの良い食事ができているかを確認した=写真。
また、竜東学校給食センターの神田由美子栄養士(31)は、おやつに含まれる油分や糖分の量を具体的に示し、夏休み中のおやつの摂り方に気を付けることを呼びかけた。
竹村力君(11)は「分かりやすく教えてくれ、自分たちが知らない間に摂っている砂糖や油のことが分かった。今後は気を付けたい」と話していた。
本年度は東伊那小と赤穂東小の2校で開催したが、来年度は市内の小中学校全校で実施する予定。 -
反核平和の火リレー上伊那を縦断
核廃絶や戦争のない平和な世界への願いを込めて火をつなぐ「反核平和リレー」が23、24日、上伊那地区であり、各自治体の青年部のメンバーがトーチの火を掲げながら、上伊那地区の48・9キロを縦走した=写真。
「反核平和の火リレー」は、原爆の被害に遭った広島県で始まり、そこから全国に広がった。長野県では県平和有効祭実行委員会の主催で毎年行われており、本年で21回目となる。
24日は宮田村から出発し、駒ケ根市へ。到着したメンバーを出迎えた駒ケ根市の清水亀千代副市長は「今もって世界各地では悲惨な戦争が繰り返されているが、永久の平和を求め、戦争のない世界を作っていきたい」と語り、飯島町へとつなぐ同市の職員11人にトーチの火を手わたした。
トーチの火は7日、安曇野市を出発し、22日に諏訪地区から上伊那地区へと運ばれた。今回のリレー距離は約1200キロとなる。 -
【記者室】全力疾走
ある期限のなかで一定の到達点を目指して努力するのと、日々を懸命に生きる過程で目標を達成するのとは大きな違いがある。中学校の恩師がそんなことを言った。伊那毎日新聞社の休刊が決まった日、初めてその意味が分かった。
後悔している。終わりがあることを知り、頑張っている自分がいる。恥ずかしいことだが、今はこれしかできないのも現実。入社した日から、もっと頑張れたはずだ。そのことが心残り。
さまざまな人との出会いと別れがあった約4年間。だが、まだ終わったわけではない。今、何かを振り返り、思い出し、感謝の気持ちを言葉にしようとは思わない。『ポンっ』と肩をたたかれる日まで、まだまだ全力疾走を続けたいと思う。 (布袋宏之) -
伊那西町クラブ ソフトボール・ハイシニアの全国大会へ
伊那市の60歳シニアソフトボール連盟に参加する選手でつくる伊那西町クラブが、第3回全日本ハイシニア県大会(19縲・0日・上田市丸子総合グラウンド)で第1回大会に続き2度目の優勝を果たした。10月17縲・0日、山口県下関市で行う全国大会に出場する。
大会は県内の12チームが参加し、トーナメント戦を繰り広げた。伊那西町クラブは初戦、上田城下シニアソフトクラブ(上田市)を14竏・で破ると、準決勝で上郷クラブ(飯田市)を8竏・、決勝で大町ソフトクラブ(大町市)を4竏・で下し、優勝した。
伊藤易明監督(68)=伊那市城南町=は「生涯スポーツ、生涯現役でみんな楽しく、チームワークを大切にやっている」。全国大会は第1回大会から連続3度目の出場で「3回戦進出を目標に頑張りたい」とチームは意気込んでいるという。
県大会で優勝した伊那西町クラブのみなさん -
駒ケ根市点字サークルが『平和へのいのり』の点訳した全6巻を完成
駒ケ根点字サークル(会員14人、今福富栄代表)はこのほど、駒ケ根市教育委員会が今年3月に発刊した戦争体験記録集『平和へのいのり』を点訳した点訳本(全6巻)を完成させた=写真。今福代表は「この本を読んで、戦争はもう二度としてはいけないと再認しました。この点訳を読む視覚障害者は戦争を知らない若い世代。実際に体験された方の言葉で読める機会はあまりないので、その気持ちを思いながら読んでいただければ」と話す。
『平和への祈り』は、次世代に戦争の記憶と平和への祈りをつないでいくことを目的として市教育委員会が発刊したもので、太平洋戦争のあらましや戦争体験者の証言、寄稿文などで構成されている。
同サークルでは「視覚障害者の人たちにもぜひ自分たちが住んでいる地元の人たちが体験した戦争の記憶を読んでもらおう」と、今年6月から点訳に着手。今福さんのほか、同サークルの中山章さん(83)、浦野孝之さん(65)、春日正弘さんの4人が協力した。
点訳には、漢字を平仮名に直すなどといった手間のかかる作業が必要となり、時間もかかるが、4人で協力し合うことで今回は2カ月足らずで完成することができた。
今後、点訳した本は市内外の希望者に貸し出しをしていく。
点訳本の貸し出しに関する問い合わせは障害者センター高砂園(TEL82・2012)へ。
なお、同サークルでは9、10月の第2、第3、第4土曜に一般市民向けの点字講習会を開くため、多くの参加を呼びかけている。
点字版を使って点字の基礎を学ぶほか、パソコンができる人にはパソコン点訳などを体験してもらう。
時間は午後1時半縲恁゚後3時半。場所は高砂園。
問い合わせは高砂園へ。 -
屋根まで届いたヒマワリ
あっという間に屋根まで到達竏秩B
駒ケ根市赤穂上赤須の農業・入谷武義さん(70)宅の玄関脇に生えてきた高さ3メートル56センチヒマワリが、家族や近所の人たちをを驚かせている=写真。
ヒマワリが生えてきたのはコンクリートで覆われた部分のすぐ脇で、家の東側。このヒマワリ、誰かが種をまいたわけではなく、勝手に生えてきたのだという。
入谷さんは「過去にもヒマワリを育てたことはないし、家族も誰一人として種をまいていないという。きっと鳥かなにかのフンに混ざって運ばれてきたのだと思う」と話す。
ヒマワリは4月始めころ芽を出し、ぐんぐんと成長。早いものは6月下旬ころから花が咲き始めたが、段々頭をもたげてくるようになったため、竹で添え木をしてあげたところ、高いものは屋根まで到達するほどの丈になった。
今回は市民チャンピオンの記録更新までには至らなかったが、入谷さんは「今回は肥料も何にもやらないでこれだけ大きくなった。来年は肥料をあげるなどして、ちょっと頑張ってみたい」と話していた。 -
全国大会出場者激励会
駒ケ根市と市体育協会は22日、同市から各種目の全国大会に出場する選手26人を励ます激励会を開いた。各大会に出場する選手たちは「相手がどんなに強くても、最後まで諦めない試合をしたい」「ベスト8、入賞を狙って頑張ってきたい」と、大会に向けた意気込みを語った。
今回激励を受けた選手たちは中部日本卓球選手権大会、若葉カップ全国小学生バドミントン大会、小学生・中学生全国空手道選手権大会、全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権大会、高校総体ソフトボール大会、全日本レディースバドミントン選手権大会、全日本少年少女空手道選手権大会、全日本クラブ卓球選手権大会に出場する26人。いずれも7月から8月にかけて開催される。
中原稲雄教育長は「みなさんの後ろでは家族、友人、地域の人、そのほかの大勢の人たちが応援している。どうか本番に向けて体長を整え、できる限り良いコンディションで大会に臨んでほしい。健闘を祈りたい」と選手たちを激励した。
また、大会出場選手に向けて市と体育協会から激励金が贈呈された。 -
全日本卓球選手権バンビの部出場 三沢菜緒選手
25縲・7日、兵庫県神戸総合運動公園体育館である「全日本卓球選手権大会」(日本卓球協会主催)バンビ女子シングルスに伊那市の伊那北小学校2年、三沢菜緒選手(7)=伊那少年卓球クラブ=が出場する。全国大会を経験するのは初めてとなる。
5月中旬、安曇野市であった県大会で予選リーグを通過し、決勝リーグで3位となり全国大会の出場権を手にした。同クラブの阿部凱人監督は「将来を期待したい選手。全国大会の出場が、今後の練習に、よい経験として生かされれば」と話している。
三沢選手は、伊那少年卓球クラブに所属する兄の影響で、小学1年から卓球を学び始めた。シェイクハンドの攻撃型で、持ち味は粘り強さ。全国大会の向け現在は、決定打となるプレーを練習中だ。「いろいろな選手と戦えるのが楽しみ。頑張ってきたい」と意気込んでいる。
全日本卓球選手権バンビの部に出場する三沢選手 -
インターハイ(2)
高校総体の県大会7連覇、北信越大会6連覇を達成した。全国大会15位だった昨年と比べ技術力は上回るチーム。しかし、本年は精神的支柱の3年生がいないため、上を目指すには「気持ちの強さ」が必要だ。橋爪監督は「自分たちのエネルギーをどこまで出せれるかが重要」と話す。
前大会も主体だった2年生はそれぞれ、中学時代に個人・団体戦で全国大会を経験した実力者ばかり。昨年の経験を生かし、ここ1年で各自の技術力は向上した。本年、個人戦でインターハイ出場を決めたメンバーの一人、中沢の存在がチーム内に刺激を与えているという。
チームは互いの悪い部分を注意し、気を引き締め合いながら精神面の成長に取り組む。インターハイ(31日縲・月2日・埼玉県上尾市)に向けた練習は、技術指導よりイメージトレーニングが重点で、突発的な緊張感に襲われないよう、繰り返し頭の中で自分たちの演技を確認している。
伴奏曲はオペラ音楽として有名な「トゥーランドット」。手具・ロープの軌跡で、一枚の絵を描くようなイメージの演技を目指している。
「曲の力に負けないだけの技術力があるチームなので選んだ曲。力を思う存分発揮してもらいたい。目標は入賞の6位」と橋爪監督。笠原主将は「曲の力強さの中に優しさを出していければ。他のチームとは違う、自分たちのカラーを出して上位を勝ち取りたい」と意気込む。 -
元気になった野鳥を放鳥
傷ついたり衰弱したりした野生鳥獣を保護して野生に帰す「野生傷病鳥獣救護ボランティア」の小口泰人さん=駒ケ根市福岡=と県地方事務所林務課は23日、保護していたハヤブサの仲間「チョウゲンボウ」1羽を伊那市の西箕輪小学校グラウンドで放鳥した。同小の児童約100人が歓声を上げて見守る中、元気になったチョウゲンボウは小口さんの手から元気に飛び立った。
チョウゲンボウは6月9日、伊那市八幡町の線路内にうずくまっているところを通りかかった人が発見し、地方事務所に保護された。衰弱が激しかったため小口さんが引き取り、えさを与えるなどして体力の回復に努めてきた。チョウゲンボウは、絶滅の恐れのある野生動物をまとめたレッドデータブックで「絶滅に留意すべき種」とされている希少猛禽類。 -
・スカミカミマシーン・ス一般発売
喬木村の喬木第二小学校養護教諭の安富和子さん=中川村大草=が駒ケ根市の赤穂南小学校に勤務していた当時「児童の健康づくりのため、かむ回数をカウントする装置が欲しい」との思いから発案した・スカミカミマシーン・スが7月、商品名「かみかみセンサー」として全国に向けて一般発売された。
発売したのは学校などに保健や理科実験関係の機器などを卸している日陶科学(山田光彦社長、本社名古屋市)。「かみかみセンサー」は、あごの動きを感知する器具を耳に掛けて装着。物を食べると、かんだ回数が魚の形の表示部にデジタル表示される。安富教諭のアイデアをもとに駒ケ根工業高校(当時)の高田直人教諭の技術協力で3年前に完成して以来、赤穂南小で使用されてきた・スカミカミマシーン・スの基本的な仕組みを踏襲した上で各部を改良、発展させた。
昨年12月、販売代理店を通じて初めてカミカミマシーンを見た同社の企画開発担当者は「きっと役に立つものになると直感」し、商品化に向けた開発がスタートした。同社によると、試作品は十数個に及び、さまざまな点で改良を重ねてきたという。最も重視したのはかんだ回数の正確性。あごの動きを間違いなく検知するためのセンサーの選定などに関連して数多くの試行錯誤を繰り返したほか、消費者に受け入れられやすいデザインにするよう気を配ったという。赤穂南小の児童にモニターを依頼するなどして開発を進め、6月に最終試作品が完成した。発売は今月11日。直後から問い合わせが相次ぎ、県内の学校や歯科医院などを中心に十数カ所から注文があったという。