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アルプス中央信用金庫で水墨画展
伊那市在住のさんの水墨画展が伊那市荒井区錦町のアルプス中央信用金庫本店営業部ロビーで開かれている。29日まで。
長田さんは水墨画を書き始めて40年。今回は初めての個展ということで今まで描きためた作品を展示。「中国の民家」「富士山」「虎」など。
前9時縲恁゚後3時。土・日曜日祝日は休み。
アルプス中央信用金庫本店営業部では、ロビー展を随時募集している。問い合わせは、同店営業部中村さん(72・4171)へ。 -
上伊那在住外国人共生ネットワーク第2回講演会で災害時、自分たちに何ができるかを考える
上伊那在住外国人共生ネットワーク第2回講演会12日、が伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。行政の防災担当者や国際交流ボランティア関係者など約20人が参加。阪神淡路大震災や新潟県の震災で外国人被災者を対象とした情報伝達支援などのボランティアに携わってきた多文化共生センター大阪の田村太郎さんを迎え、災害時、自分たちのできる支援のあり方について考えた=写真。
同ネットワークは災害時に言語の違いなどから情報伝達が遅れる在住外国人への防災支援を目的として昨年2月、上伊那全体で発足した。それから1年を経て、今回はその節目として、実際に自分たちにできることを考えるため、同ネットワークに参加する伊那市のNPO法人伊那国際交流協会の主催で講演会を開いた。
田村さんは「災害直後はみんな助け合おうとするが、避難所に入ってから日がたつに連れ、ぎすぎすしてくる。そのため、避難所でのトラブルをいかにして未然に防ぎ、避難所での死者を出さないかが大切」と指摘。阪神大震災や新潟県の震災や多言語支援センターを発足した経過を話しながら、多言語で情報を発信することは単なる情報伝達に留まらず、その言語を使う人たちの安心感につながることを説明。また「情報を提供することもすごく大切だが、いかにそこでトラブルなく、みんなで長く生活できるかが一番大事」と語り、ちょっとした文化の違いが大きなトラブルへと発展していくため、ルールを翻訳して張り出すなどといった取り組みが必要であることを示した。
また、普段から外国人も含めた防災訓練などを積極的に行い、どんな災害があるかという情報を伝えるとともにその時どう対処すればいいかといった情報を合わせて提供することで、外国人は災害弱者から支援者側に回ることができることを示し「もっと外国人の力や知恵を借りるべき」とした。 -
社会を明るくする運動長野県作文コンテストで春富中学生が最優秀賞
第57回社会を明るくする運動長野県作文コンテストで春富中学校1年生の伊東麻由さんが最優秀賞を受賞した。中学生の部での同賞受賞は上伊那では伊東さんが初めて。5日には上伊那地区保護司会の松沢考資会長などが同校を訪れ、伊東さんに賞状を渡した。
同コンテストは法務省が主唱し、社会を明るくする運動長野県実施委員会(委員長・村井仁長野県知事)が主催している。小学生の部と中学生の部があり、上伊那の小・中学校からは1211点の応募があった。上伊那地区保護司会は審査の末、そのうち小・中学生各10点を県に推薦。全県から小学生の部は2100点、中学生の部は1568点が集まった。そのうち各部でそれぞれ最優秀賞が3点、優秀賞7点が選ばれた。
伊東さんの作文「今に生かしたい江戸の知恵」は、富士山五合目で目にした自動販売機の下に散乱するペットボトルの山から現代人のマナーについて問題を提起。江戸時代の人たちの知恵である「江戸しぐさ」や「もったいない」の精神から自分たちが学ぶべきことはたくさんあるのではないか、と意見を述べている。
松沢会長から賞状を受け取った伊東さんは「書いたことに反しないよう心掛けて生活していきたい」と感想を話していた。
そのほかの上伊那地区の受賞者は次のみなさん
【小学校の部】
▽優秀賞=小田切州広さん(伊那北6年)上島哲也さん(辰野西5年)▽入選=南島拓未さん(辰野南5年)飯島朱莉さん(東春近6年)福島瑞季さん(飯島6年)竏秩B
【中学生の部】
▽優秀賞=福沢愛里さん(駒ケ根東2年)▽入選=宮下さくらさん(西箕輪3年)菅野雅子さん(飯島1年)松沢佳奈さん(宮田2年)竏秩B -
南箕輪村が信大生と意見交換会
南箕輪村が信大生と意見交換会
南箕輪村は6日、加藤久樹副村長や同村職員と信州大学農学部の生徒たちとの意見交換を兼ねた交流会を開いた。大芝祭りに参加するなど日ごろ、同村と交流のある生徒など12人が同役場を訪れ、加藤副村長などに日ごろ気になっている疑問や意見などをぶつけた。
今回初の試みとなる同交流会で、信大生たちは「南箕輪村は元気な村だと思う」「温泉が近くて山登りもできるし住みやすい」など村の感想を話した。また、加藤副村長に「なぜ合併せず村を維持しているのか」などさまざまな質問をする姿が見られた。
##写真(たてよこ) -
伊那技術専門校の2年生たちが修了課題
南箕輪村の伊那技術専門校の2年生たちが卒業に向けて修了課題に取り組んでいる。3月1日に同校で開かれる「伊那技専まつり」(午前9時縲・2時半)でそれぞれ課題を発表する。
メカトロニクス科の2年生は修了課題として電動立ち乗り二輪車「伊那ウェイ」(セグウェイ)を制作している。同科の2年生は毎年、修了課題として卒業の半年ほど前から、生徒たちが3縲・人のグループに分かれ作りたいものを企画、設計し、部品の注文から加工、組立、制御まで限られた予算内で独自の物を作っている。
今年度は生徒数が5人ということもあり、全員が1つのグループとして修了課題にあたった。10月のプレゼンテーションでは各自が考えた企画を発表。「回転整理棚」「ダーツマシーン」「自動倉庫振り分け器」などさまざまな企画の中から、生徒たちは「セグウェイ」をモデルとした「伊那ウェイ」作ることに決めた。
企画の発案者で、グループのリーダー長谷川洋一さんは「パーツの選定に苦労した。市販で買えるものは買っているが、作り上げたものと合わせていくのが難しい」と話す。グループ内で意見が分かれることも多く、何度も話し合いを重ね形にしていったとのこと。
「自分が考えてたものが形になっていくのが楽しい」と長谷川さん。
またソフトウェア設計科の2年生はプログラミングやネットワークなどそれぞれ選択科目に沿った修了課題に取り組んでいる。中でもデータベースを選択した生徒たちの修了課題は、内定先の企業と話し合い、業務改善を推進するシステムを開発するというもの。生徒たちは内定先企業との話し合いを重ねて、業務の流れを把握し、ニーズをまとめていく中で、自分が取り組む課題を見つけていった。
生徒たちが設計しプログラミングするシステムは、貨物運送業種で紙で行っていた合計表のデータベース化や分荷システムの改良。服飾洋品小売業種での在庫管理、販売管理、分析システムなど。
生徒たちは「最初は何を聞けばいいのかさえ分からなかった」「先方との意見の食い違いなどもあり、難しかった」と感想を話す。
同校のソフトウェア科では今後さらにこの法式を発展させていきたいとのこと。IT化の推進や、システムの改善を考えている企業に協力を呼びかけている。
伊那技術専門校では平成20年度生の3次募集を受け付けている。21日まで(選考日25日、合格発表27日)。詳しくはホームページ(http://www.inagisen.ac.jp)を参照。
問い合わせは、伊那技術専門校(TEL72・2464)へ。
##写真(たてよこ) -
箕輪中部ヤンキース創立30周年記念式典
箕輪町の少年野球チーム「箕輪中部ヤンキース」の創立30周年記念式典が9日、町内の伊那プリンスホテルであった。チームのOBや選手、保護者など約120人が参加した。
箕輪中部ヤンキースは創立以来、「ろうきん杯」長野県学童軟式野球選手権大会優勝など数々の戦暦を残している。OBは315人で、甲子園を経験している選手もいる。
来賓として出席した平沢豊満箕輪町長は祝辞で「歴史と伝統のあるすばらしいチームだと思う」とたたえた。
式典後には28年間にわたって箕輪中部ヤンキースを指導してきた後藤袈裟之監督に町からスポーツ功労表彰状が贈られた。
平沢町長から表彰状を受け取った後藤監督は「28年間みんなに支えられてきた。次の節目を迎えるまでがんばりたい」と謝辞を述べた。 -
そよかぜ、チャリティーバザー
箕輪町のグループ「そよかぜ」は10日、チャリティーバザーを同町の貸しスペース「ぷち・らぱんどぅ」で開いた。衣類や電動自転車、パソコン、米などメンバーやバザーを知った人が寄付した品およそ3千点を販売した。
「そよかぜ」は今回のバザーのために結成したグループ。収益金でベトナムのホーチミン市の小学校に通う子どもたちに教科書やペンなどを贈ろうと、地域住民の有志15人が集まった。
メンバーの高橋敏さんは「今回、目的を明確にしたことでたくさんの人が協力してくれた。みんなと話し合って何かできることがあれば今後もやっていきたい」と話している。
午前10時から始まったバザーは大盛況。午前中だけで10万円ほどの売り上げがあった。
16日にはメンバー6人が現地を訪れ、バザーの収益金で買った品ものを直接渡すとのこと。 -
邦楽SALAD
伊那市の県伊那文化会館で10日、コンサート「邦楽SALAD」があった。およそ600人が地元出身者などによる演奏を鑑賞した。同実行委員会や県伊那文化会館など主催。
「食べず嫌いな人も味付け次第で食べられるサラダのように、邦楽の堅苦しいイメージから逸脱した企画で日本の音楽を楽しんでもらおう」という趣旨のもと同コンサートは毎年開かれている。
今年は、和楽器奏者4人が同コンサートのために結成したユニット「ファンクンフォルク」と伊那市立東部中学校合唱部をゲストに招き、曲と曲の間に司会を入れるなど、内容をリニューアルした。
民謡のメドレーや「兄弟船」など和楽器の演奏や合唱に入場者たちは静かに聞き入っていた。
最後は、日本古謡、森山直太朗、ケツメイシ、河口恭吾、コブクロの5曲をメドレーにした「桜 SAKURA さくら」を、出演者とゲストが共演して、ステージの幕を閉じた。 -
上伊那地方に大雪 除雪作業に汗…。
低気圧が本州南岸を東北東に進み、上空に強い寒気が入った影響で、9日昼過ぎから夜半にかけ、県内中南部でまとまった雪が降った。伊那消防署によると積雪は、市内で26センチ。今季最高の降雪量となった。
上伊那地方では10日朝から、除雪作業に追われる人の姿や雪遊びをする子どもの姿が目立った。伊那市内在住の70代主婦は「夜と朝の2回、雪をかいたので疲れた。久しぶりにこれだけの雪の量を見た」と話した。 -
宮田小高学年がスキー教室
宮田村宮田小学校4縲・年の高学年は8日、スキー教室を駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で開いた。学年ごとレベル別に分かれ、上達しようと熱心にインストラクターの指導を受けた。
昨年教室を受けた5年生の初級者クラスは午前中、ボーゲンの基本的な姿勢を繰り返しレッスンした。
雪を踏み込む感覚をつかみ「早くリフトに乗りたい」と意欲的。午後はゲレンデを自由に滑走する姿もみられた。 -
駒ケ根市経営講座第4回
駒ケ根市、駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根が地元企業の経営者、管理者らを対象に開く駒ケ根経営講座の07年度第4回講座が8日、駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開かれた。会員約40人が集まり、内閣府大臣官房の経済財政分析担当審議官湯元健治さんによる講演「日本経済の現状と課題 成長力強化への戦略」を聴いた=写真。
湯元さんは日本経済の現状について「各種の指標を見ると、一部に弱さが見られるが景気回復はまだ続くと思われる」と話した上で、今後の状況について「個人的には、景気の下降と物価の上昇が同時に起こるスタグフレーションに近い動きがあると見ている」として、景気の先行きに不安があるとする考えを示した。
日本経済の動向は各企業の業績にも直接影響するとあって、参加者は真剣な表情で話に聴き入っていた。
講座は3月に第5回が開かれる。 -
駒ケ根JC2月例会
駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)は7日夜、2月例会を駒ケ根市の商工会館で開いた。テーマを「Feel it! 社会企業家の志と使命感、そしてみなぎるエネルギーを」と題して、地域の課題解決のための事業に取り組む「社会企業家」について学んだ。今年度新たに発足した社会企業家開発委員会が、寸劇なども交えて社会企業家の精神と目的を説明した=写真。
特別講師として、岐阜県多治見市の市民出資によるタクシー会社「コミュニティタクシー」社長の岩村龍一さんを迎え「コミュニティビジネスで日本を変える」と題した講演を聞いた。岩村さんは会社設立と運営の苦労話なども話しながら、社会企業家の情熱について「明朗、愛和、喜動の精神が社会を変える」と訴えた。 -
赤穂東小性教育講演会
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は8日、6年生児童を対象にした性教育講演会を開いた。講師はテレビ出演や多くの著作などで活躍するバース・コーディネーターでバースセンス研究所代表の大葉ナナコさん。
20歳縲・歳の5人の子の母で「趣味は出産、特技は安産」という大葉さんは男女の体の違いや妊娠、出産について、人形などを使って分かりやすく説明=写真。「人間は生まれることも生きることも一人ではできない。命はとても大切なもの。自分にも友達にも家族にも優しくしてください」と呼び掛けた。
思春期を迎えた児童らは恥ずかしそうに下を向いたり、照れ笑いをしながら、真剣に話に耳を傾けていた。 -
きさらぎ友好杯剣道大会 少年剣士ら技術磨く
第15回きさらぎ友好杯剣道大会(伊那剣心館主催)は10日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館で行った。岡谷市を加えた上伊那地域の少年剣道クラブやスポーツ少年団など計10団体から約200人の剣士が集まり、各部門で熱戦を展開した。
互いの剣道技術を磨き、交流を深める目的。小学1・2年、小学3・4年、小学5・6年、中学の部の計4部門で、ぞれぞれ男女別の予選リーグ、決勝トーナメントを展開(小学1・2年は男女一緒)。小さな剣士たちは、大きな掛け声とともに、日ごろの練習で培った技術を披露し合った。
伊那剣心館の熊谷進会長は「大会の少ないこの時期に子どもたちに試合経験を積ませてあげたいとの保護者の思いで始まった大会。他団体との交流を通じ、子どもたちも刺激を受けながらけい古に励んでいるので、これからも続けたい」と話していた。 -
伊那市と新宿区が地球環境保全協定を締結
伊那市と友好提携を結ぶ新宿区は10日、市役所で「地球環境保全協定」の調印式を開いた。森林整備で二酸化炭素(CO2)の吸収量の増加、自然体験や住民交流の機会を確保するねらい。
連携事項は▽CO2の吸収量を増加させるための森林保全▽木材資源の有効活用▽自然との触れ合いや環境学習竏窒ネど。有効期間は5年間で、双方から申し出がない限り更新される。
小坂市長は「都市間との提携で、地球温暖化を防止する意義は素晴らしい。取り組みは心強く、頼もしい。森林を通じて友好を図っていきたい」、中山弘子区長も「区民にとって自然との触れ合いや環境学習の機会が持てることは幸せ」とそれぞれ述べ、今後の取り組みに期待した。
新宿区は06年2月、省エネルギー環境指針を策定し、2010年のCO2排出量を1990年比5%増に抑えると設定。森林整備への財政や労力支援で、区内で排出したCO2を相殺したい考え。歩道の防護さくなど間伐材の有効活用も検討する。
まだ具体的な内容は未定で、08年度に詰め、09年度から本格的に取り組む。
森林整備をするのは市有林2800ヘクタールのうち、間伐時期が来ている40縲・0年生の森林。市は年間1500万円をかけて20縲・0ヘクタールを手入れしているが、協定の締結でさらに森林整備を促進させる。
式後、関係者は「市民の森林(もり)」のますみケ丘平地林を視察した。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
伊那市の第4回郷土民俗芸能を語り継ぐ集いが10日、高遠さくらホテルであった。地元や木曽の踊りや民謡、獅子舞、木やりの保存会など20団体、約250人が出演した。
集いは04年から年1回、郷土民俗芸能を後世に引き継ぐとともに、地域の保存会員の交流の場として、高遠さくらホテルが企画している。
芸能発表会は伊那節、大泉御嶽山、高遠音頭、ざんざ節、かっぽれ(踊り)、悪魔払いなど22のプログラムで、用意した約200席が埋まり、立ち見が出るほど。ユーモラスな踊りや伊那の祝い唄を織り交ぜた方言劇などに、観客から笑いが起きたり、拍手が沸いたり。おひねりが飛ぶ場面もあった。
夕食を兼ねた「語り継ぐ夕べの会」では各保存会の活動紹介や会員による芸の披露もあった。 -
村民体育祭ソフトバレーで親ぼく深める
南箕輪村公民館主催の冬季村民体育祭ソフトバレーボールが10日、村民体育館など3会場であった。年齢別の4部門に分館単位で編成した53チーム(昨年比3チーム増)が出場。フォミリーの部を除く3部門で、田畑が優勝を決めた。
ブロンズの部(中学生縲・9歳)に13チーム、シルバーの部(40代)に11チーム、ゴールドの部(50歳以上)に7チーム、ファミリーの部(大人と子ども)に22チームが出場。1試合15点の3セットマッチで、部門ごとにリーグ戦で競った。
ソフトバレーは地域に浸透し、それぞれ活動しているが、体育祭は地域住民の親ぼくが目的で、だれでも参加できるように▽ジャンピングサーブは禁止▽1チーム4人中2人以上は女性竏窒フ特別ルールを設けた。
サーブで相手を崩していくチームもあれば、ラリーが続く白熱した試合もあった。
結果は次の通り。
▽ブロンズ(1)田畑零号機(2)北殿AC200V(3)神子柴SVBII▽シルバー(1)田畑のエースはセイ・ファイナル?(2)シルバー塩ノ井(3)本当はゴールド北殿▽ゴールド(1)田畑ゴールドラッシュ(2)沢尻ピンクゴールド(3)田畑ゴールド▽ファミリー(ブロック優勝)塩ノ井SVT、南殿6年B、南殿6年A -
下古田公民館 上棟式
箕輪町の下古田公民館の上棟式が11日、現地であり、槌打の儀や散餅銭の儀などの儀礼に地域住民約70人が集まった。新公民館は、現在の公民館の老朽化に伴った介護予防拠点施設建築本体工事。5月までに完成する予定だ。
国の06年度地域介護・福祉空間整備事業の交付金を受けて建設。新施設は現施設の50メートル東側の県道与地辰野線沿い。建築面積約350平方メートルの木造平屋建てで、機能訓練室や健康相談室、ボランティア作業室、研修室などを設ける。総工費約6千万円。
同地区は高齢化が進み、65歳以上の住民は地区全体の30パーセント。大槻正光区長は「新しい公民館は、外光を多く取り込み室内は明るい。区民が気持ちよく過ごせるような場所になってくれれば」と期待する。
現公民館は1957(昭和32)年の建築物。町内では最も古い公民館だという。 -
宮田小3年がバイキング給食
宮田村宮田小学校3年生は8日、バイキング形式の給食を楽しんだ。分量やバランスなどを考えながら、好みのものを選んでおいしく食べた。
パン、おにぎりの主食は味付けが違う各3種類。主菜は肉類と魚類、サラダも2種、さらにデザートなども用意し、子どもたちも「どれにしようかな」と笑顔がこぼれた。
自分で選びトレーに盛りつけ「いただきます」。いつもとは違った雰囲気で給食を楽しんでいた。
バイキング給食は6年目。小林恵子栄養士は「考えながら選ぶことも、食の大切な要素のひとつ」と話した。 -
宮田村で地区行政懇談会始まる
宮田村内で7日夜から地区行政懇談会が始まった。来年度から5年間の新たな村の環境基本計画を説明することが中心だが、清水靖夫村長ら村理事者、課長らがこの日の大久保区を皮切りに村内全11区を訪問して、地域の課題など幅広く住民と懇談する。
懇談会は3月3日のつつじが丘区まで続くが、この日の会場となった大久保区集落センターには約30人が出席した。
住民福祉課の担当者が計画案を説明。対して参加者からは「住民だけでなく、村に関わる全ての人が共通認識を持つことが大切」と事業所などへも計画を周知徹底するよう求める意見が出され、同課は実施していく考えを示した。
また、環境基本計画以外では通学路の改善を含め子どもの安全対策について要望などがあがり、意見を交わした。
今後の懇談会日程は次の通り。時間は各区とも午後7時から。
14日=新田区、15日=町三区、19日=北割区、20日=中越区、25日=大田切区、26日=大原区、27日=町一区、28日=町二区、29日=南割区、3月3日=つつじが丘区 -
赤羽栄子押花絵作品展 ベル伊那・12日まで
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伊那市美篶笠原の押し花絵インストラクター赤羽栄子さん(52)の作品展「押花の無限の魅力」は12日まで、同市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。風景画を中心とした新作35点を含む105点を展示販売している。
同ホールでの個展は昨年に続き4度目となる。永遠のテーマという「水」を題材に、県内外の滝や渓谷を表現した力作を出品。身近にある山や自分の庭で採集した草花を使い、四季折々の美しい風景を押花絵にしている。
昨年から挑戦しているという、切り絵とのコラボレーション作品「南アルプス春便り」「にりんそうの咲く頃」なども並べた。赤羽さんは「切り絵のシャープな魅力に押花のしなやかさが加わり、新しい表現の世界が広がった」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。
来場を呼びかける赤羽さん -
駒ケ根ライオンズが福祉施設に寄贈
駒ケ根ライオンズクラブ(井口美義会長)は8日、駒ケ根市、飯島町、宮田村の6福祉施設に介護用品などを寄贈した。井口会長ら役員6人が各施設を訪れ「少しでも利用者の皆さんのお役に立てればうれしい」と目録を手渡した=写真。
同クラブは昨年11月にチャリティー映画会として『明日の記憶』を駒ケ根市文化会館で上映。収益金72万5千円で介護用品などの物品を購入、寄贈した。
各施設への寄贈品は次の通り。
▼駒ケ根市デイサービスセンター大原こだま園=介護用電動ベッド一式▼駒ケ根市障害者センター高砂園=デジタル・プリンター▼駒ケ根市デイサービスセンター竜東やまびこ園=介護用電動ベッド一式▼飯島町社会福祉協議会=車いす体重計測器1台▼宮田村社会福祉協議会=車いす2台▼宮田村教育委員会=図書券、紙芝居 -
共同公演「メアリーと不思議な冒険旅行」
劇団昴と駒ケ根市民による第13回共同公演「メアリーと不思議な冒険旅行」(文化芸術による創造のまち支援事業実行委員会主催)が9日午後1時と7時の2回、駒ケ根市文化会館大ホールで上演された。原作はP・L・トラバースの『メアリー・ポピンズ』。地元スタッフが原作をもとにオリジナル脚本化した。主役の魔法使いメアリーを演じたのは伊那市東春近の主婦伊東初絵さん。大舞台にも気後れすることなく、終始堂々とメアリーを演じ切った=写真。劇団昴で活躍する伊那市出身の奥田隆仁さんも出演し、プロならではの存在感を見せつけた。客席を埋めた観衆はステージいっぱいに展開する不思議で楽しいファンタジーの世界を存分に満喫していた。
公演には個人、企業などが出資した「あしながおじさんチケット」利用の小学生約160人も来場した。同チケットは05年の公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化の振興のために子どもたちを無料で招待したい竏窒ニ3年前から導入している。
第3回公演は10日午後1時開演。主催者によると席にはまだ空きがある。全席自由。当日券は一般2200円、子ども1100円。問い合わせはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
信濃グランセローズ入団 松沢俊充選手(22)
BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの信濃グランセローズに入団。NPB(日本プロ野球組織)入り竏窒ナ終目標に掲げ、新天地で第一歩を踏み出す。「今は職業として、好きな野球を続けていけることが幸せ」と人懐っこい笑顔を見せる。
野球を始めたのは小学5年。友人の誘いで地元の少年野球チーム「南小ドラゴンズ」に入団した。南箕輪中時代は硬式野球の「伊那シニア」に所属。あと一歩のところで全国大会出場は逃したが、野球の魅力やチームスポーツの楽しさを改めて知ったという。
今でも鮮明に覚えている・ス人生初のホームラン・スを放ったのは、上伊那農高進学後の1年秋だった。「場所は県営長野球場。球場を改装して初のホームランだと聞いている。昔から打つことが好きだったけど、これをきっかけに火がついた」。長距離打者の潜在能力は一気に開花し、1年間で14本の本塁打を放った。高校通算本塁打は30本を数える。
進学した松本大では1年春からベンチ入り。4年時には主将も務め、チームの中心選手として活躍した。4年間で関甲新学生野球連盟2部リーグのベストナイン6回、打点王1回のタイトルを獲得。持ち前の勝負強い打撃で5度のリーグ優勝に貢献した。
大学卒業後は一般企業への就職を考えていた。だが、大学の先輩でもある市川貴之選手(信濃グランセローズ・辰野町出身)や周りの後押しでリーグへの挑戦を決意。全国から約400人が参加したトライアウト(昨年11月)を受け、見事合格した。「厳しい試験をやって合格できたので、うれしさが込み上げた。応援してくれた両親や友人たちに感謝したい」。
2年目を迎えるBCリーグ。3月15日に1次キャンプ(中野市)がスタートし、同23日からは今年も南箕輪村で2次キャンプが行われる予定だ。地元では有志による後援会の立ち上げ準備が進むなど、自身も期待の高まりを感じている。「周りの期待にプレーで応えたい」
新人選手として挑むシーズンとなるが、定位置確保に向けキャンプから積極的にアピールするつもりだ。「自分の持ち味は打撃だが、プロの世界は厳しくチームメートもライバル。これからは守備も強化して、もっと上を目指したい」
183センチ、85キロ。右投げ右打ち。内野手。 -
中川トリムバレー閉会式
中川村公民館の07年度トリムバレーボールリーグ戦(ウインターカップ2007)1部リーグの閉会式が7日夜、社会体育館であった。昨年11月、23チームが参加し開幕、当夜までに各チームとも20試合を消化し、閉会式に臨んだ。
優勝は20勝0敗の他力本願チーム、準優勝は同じ勝率のフルーツパフェチーム、得セット率で優勝を逃した。 上位10チームの栄誉をたたえ、表彰した後、片桐公民館長は「日頃の練習の成果を発揮し、運動不足の解消を図り、選手相互の親ぼくを図ることができた。寒くて、暗い冬をトリムに掛ける情熱で吹き飛ばしていただいた。この情熱をサマーカップにつなげて」とあいさつした。
結果は次の通り
▽優勝=他力本願(20勝0敗、得セット率0・952)(2)フルーツパフェ(20勝0敗、得セット率0・870)(3)はづき&せる(4)K-1(5)マイ・ウェー(6)南原2番せんじ(7)パセリ(8)カフェオレ(9)このあと慰労会(10)南原0番もぎたて -
上伊那中学生ロボットコンテスト アイデア光る
第5回上伊那中学生ロボットコンテスト(上伊那技術・家庭科教育研究会主催)は9日、伊那市駅前ビルいなっせであった。下伊那の1校を加えた計11校から49チームが参加し、アイデアを凝らしたロボットで得点を競いあった。
競技は、独自のロボットで紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなる「リングサザエ」。紙筒を2本の腕で挟み込んだり、ベルトコンベア式のアームで取り込んだりするタイプなど、出場したそれぞれのロボットのアイデアが光った。
4ブロックの予選トーナメントを行い、各ブロック上位チームと審査員推薦チームの計16チームで決勝トーナメントを繰り広げた。優勝はロボコン初出場となった高遠中の「アニメ同好会」。小回りがきく小さな本体と紙筒を多く取り込む長いアームが、競技で力を発揮した。
主将で3年の油井孝舟君(15)は「始めは勝てるかどうか不安だったが、1勝して手ごたえを感じた。あとは全力を尽くしただけ」と優勝を喜んだ。 -
西山でニホンジカの気配、強まる
伊那谷では、ニホンジカがいないとされてきた天竜川西側地域(竜西)での生息が確認され、上伊那でもニホンジカが竜西地区に生息域を広げ、目撃情報が増えている。伊那市西春近の小出2区の集落では、群れで出没するニホンジカの目撃情報が寄せられ、標高約1300メートルにある中央アルプス南駒ケ岳の中腹、しおじ平自然園(飯島町)でも出没。群れで行動している場合、生息数が今以上に増えていく可能性も強いという。
下伊那地域を中心として西山方面へのシカの横断が伝えられるようになり、上伊那では2001年、竜西地区の伊那市西春近でニホンジカの目撃情報が寄せらた。それを受け、信州大学農学部の竹田謙一助教らは、どこからシカが横断しているのか、調査を開始。伊那市役所南側にある天竜川と三峰川の合流点から、宮田村との境にある北の城橋まで南北約7キロにわたり、東西の河川敷約2キロに、シカのフンや足跡、草を食べた跡がないかなどを調べた。
その結果、川幅が最も狭くなる北の城橋付近でシカが歩いた痕跡などが多く残されてた。その河川敷からは藤沢川まで続く緑地帯があり、ここを通ってシカが竜西地区に侵入している可能性が強まった。また、地域住民を対象としたアンケート調査でも、西春近地区でニホンジカが目撃され、中には群れでの行動を目撃した人もいることが分かった。今では、ニホンジカによる農作物被害も発生している。
竹田助教は「この調査は伊那市内が対象だったが、猟友会などの話によると、伊南地域にはここのようにシカが渡れる場所が何個所かあり、実際に渡っているところを見たという人もいる」と話す。
また、中央アルプスでニホンザルの生息調査などをしている駒ケ根市博物館学芸員の吉田保晴さんは、97年の段階で飯島町のしおじ平自然園に出没するニホンジカの姿を目撃している。
吉田さんは「今の段階ではそんなにいないかもしれない。しかし、中央アルプスでもニホンジカの目撃情報は確実に増えている」とする。
竹田助教は「今のところ、食の豊かな里地が手前にあるため、人が追ったりしなければシカがあえて山へ登ることはないと思う」としている。
しかし、里地で群れが繁殖し、頭数が増えて食べ物が不足するようになれば、山へ向かうことも考えられ、シカの食害の場合、事態が明らかになってからでは手遅れとなるケースも多いため「早めの対策は必要」と話す。 -
みはらしファームのひなまつりを前に草の家で「さき織り雛(ひな)」作り講習会実施
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で3月2日、「みはらしファームのひなまつり」が開催されるのを前に、同ファーム内にあるさき織り、草木染め体験施設「草の家」では今月、「さき織り雛(ひな)」作り講習会を毎週日曜日(10、17、24日)に実施する。
布を裂いて織る「さき織り」の着物を着たペアのおひな様を作る講習会。頭にはギンナンの実を使い、着物はさまざまな色の中から選ぶことができる。
また今年は、手軽にできる「ころころ雛」作りも実施。さき織り雛より小さく、簡単な作りとなっている。
体験料はさき織り雛が1組1200円、ころころ雛が500円。さき織り雛は購入することもできる。
時間は午前10時縲恁゚後4時。
講習会は本番の3月2日にも実施する予定で、この日は先着50人に「おひなさまのしおり」を贈呈する。
問い合わせは伊那香織・草木染工房「草の家」(TEL74・1837)へ。 -
西箕輪南部保育園で地域でお世話のなった人に感謝する会
ありがとうを伝えよう竏窒ニ、伊那市の西箕輪南部保育園(塚本晶子園長)の園児らは8日、今年度お世話になった地域の人たちを招いた「感謝の会」を開いた。保育園の畑作りに協力した農家や園舎の修繕などをしてきた人など6人を迎え、感謝の気持ちを伝える歌や踊りを披露するとともに色紙をプレゼントした。
地元住民の協力のもと、さまざまな貴重な体験をしてきた園児たち。同会はその感謝の気持ちを伝えるために企画した。
最初に全員で歌を歌った後、各クラスごと踊りや歌、けん玉などをステージで披露。その後、園児らは「トウモロコシおいしかったよ」「保育園の修理をしてくれてありがとう」などと感謝の気持ちを伝えながらお礼のメッセージを書いた色紙をプレゼントした。
また、給食も一緒に食べ、さらに交流を深めていた。
子どもたちをリンゴの収穫体験に招待した白鳥喜志子さん(73)=伊那市中条=は「この1年、園の子どもたちが元気に成長する姿を見られ、とても嬉しかった」と話していた。 -
気になる子どものとらえ方と支援のあり方を考える講演会開催
気になる子どものとらえ方と支援のあり方を考える講演会が9日、伊那市役所であった。信州大学教育学部附属教育実践総合センターの准教授で臨床心理士の上村恵津子さんを講師に迎え、子どもの気になる行動には、どんな意味があるのか、また、それをどのようにとらえ、支援していけばよいのかなど、市保育協会員や一般など約250人が考えた=写真。
保育協会が毎年この時期開催している勉強会で、今年度は軽度発達障害や問題行動などの目立つ子どもとどう接し、支援していけばよいのかを学ぶ講演会を企画した。
講師の上村さんは、自閉症や行動障害の児童が問題行動をとるのは、言葉でうまく伝えられないメッセージや、理解してもらいたいことなど、その子なりの理由があることを説明。「これは自閉症の子どもに限らず、いろんな子どもたちに言える」とし、「私たちはその問題行動からどうやってそのメッセージを読み取るかが大切になる」と語った。
その上で、その子が問題行動を起こすまでに至った行動を分析をするための手法として、ABC行動分析を紹介。問題行動を起こした時の先行状況、その時の問題行動、それによって生じた結果、因果関係を一つひとつ明らかにしていくことで「子どもの問題を誘発した原因が見えてくる」と説明。「子どもの伝えたいことを分かるためには、それを受け取る私たちのコミュニケーション能力が求められることにもなる」とした。