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南箕輪村役場職員が短期民間企業研修
南箕輪村役場は12日から、職員研修の一環で村内に事業所のある企業の協力を得て短期民間企業研修をしている。初回はアップルランド伊那インター店で、職員2人がベーカリーや総菜の部門で研修をしている。
民間企業の業務などの体験を通して、顧客に対するサービスの基本姿勢や経営感覚などを学び、職員の能力開発や資質向上につなげる目的。村内企業を内側から見て多面的に学びながら、社員との交流が生まれることにも期待する。
05年度に村内の福祉施設で実施し本年度が2年目。前回は係員のみだったが、本年度は係長職と係員の計6人が、アップルランド伊那インター店、ニシザワショッパーズ南箕輪店、日本ピスコ伊那第二工場で研修する。
アップルランド伊那インター店では3日間の研修で、総務課の田中俊彦さんと西堀英幸さんが総菜とベーカリーの各部門に配置され、社員の指導を受けながら総菜を包装したり、パンを袋に詰めるなどの作業に熱心に取り組んでいる。
西堀さんは、「役場の接客業務とは違う面があるので新鮮。役場では感じ取れない雰囲気、業務、接遇などを学び、今後に役立てたい」と話した。
同店の大沢進店長は、「地域の一員としてやっていくにはコミュニケーションが一番大事。会社と役場のコミュニケーションが深まれば」と研修を受け入れたという。これを機に役場のイベントに対して店頭を使うなど新たな発想も生まれたといい、「外部の人から見た会社に対する指摘ももらえると助かる」とも話していた。 -
「げんきセンター南部」一般開放
箕輪町の新しい介護予防拠点施設「げんきセンター南部」で12日から、一般開放が始まった。住民が施設を見学したり、トレーニング機器を体験している。
心肺持久力向上や筋力アップのトレーニング機器を備え、一般開放による高齢者筋力向上トレーニング事業や転倒予防教室などの介護予防事業に利用する施設で、8日に開所した。
トレーニング用のバイク5台、トレーニングマシン6台などがあり、訪れた人は運動指導士や、みのわ健康アカデミー卒業生の「ウエルネスサポーター」に機器の利用方法などを教わり、無理せず各自のペースでトレーニングを体験している。
住民の関心は高く、初日は21人が訪れた。2日目の13日は、一般住民のほか施設に隣接するデイサービスセンターゆとり荘の利用者も体験した。
2日連続で体験に訪れた女性は、「病後でリハビリをしたいと初日に来た。自分でもできそうだなという感じがしたので、思い切ってリハビリのために通いたいと思っている。いい施設ができてうれしい」と話していた。
施設は3月31日まで無料で一般開放する。時間は午後1時縲・時。土日祝祭日は休館。対象は町内在住の20歳以上の人。事前申し込み不要。 -
上古田スケート場利用状況まとめ
箕輪町教育委員会は、上古田スケート場の07年度利用状況をまとめた。今季は全面結氷しないなどリンクの状態が整わず滑走は朝、ナイターを合わせ20回の利用にとどまった。
開場期間は1月5日から2月3日までの30日間。予定通り5日にオープンしたが、気温が高く氷面が溶け1月中旬まで全面結氷せず、さらに雨のため全面解氷し再結氷は18日で12日間も利用中止が続いた。
滑走日数は朝12回、ナイター8回の計20回。06年度は33回だった。
利用者数は一般利用者が朝977人、ナイター524人の計1501人。箕輪西小学校授業利用は215人、上古田保育園利用は274人。総計は1990人で前年度より1621人少なかった。貸しスケート靴利用は794足だった。
今季はジュニアスケート大会、親子スケート教室共に中止。実施できた行事は町郷土博物館による下駄スケート体験会のみだった。 -
保科正之公大河ドラマ化実現に向け、全国組織立ち上げ
江戸時代の高遠藩主で、4代将軍家綱の補佐役として幕政を支え、徳川300年の礎を築いた保科正之公(1611縲・2年)の全国組織「大河ドラマをつくる会」の設立総会が12日、東京都であった。正之公生誕400年に当たる2011年を目標に、署名活動を展開することを決めた。会長には、小坂伊那市長が就いた。
伊那市のドラマをつくる会が中心となって署名活動を展開しているが、NHK大河ドラマ化実現に向けた気運を全国的に盛り上げていく。
委員は、正之公とかかわりがある長野市若穂、福島県の会津若松市や猪苗代町、長野県、福島県など商工関係者ら50人。
署名や要請活動を中心に進め、関係地域に組織を広げていく。事務局本部は伊那市観光協会に置く。
04年から旧高遠町で始まった署名は25万人を突破し、総会終了後、NHKへ出向き、署名を添えてドラマ化を要請した。
正之公は、3代将軍家光の弟で、高遠藩主・保科正光の養子となり、21歳で高遠藩主を務めた。会津藩の城主などを経て、幼少の家綱の後見役として幕閣を指導し▽江戸の水不足解消のための玉川上水開削▽明暦大火直後の江戸復興▽90歳以上の領民へ1日玄米支給竏窒ネど多大な功績を残した。 -
登喜和冷凍が熟成豆腐チーズ「醍醐丸」を発売
高野豆腐の製造販売を主力とする伊那市の登喜和冷凍食品(登内英雄社長)は13日、熟成豆腐チーズ「芳醇(ほうじゅん)醍醐(だいご)丸」を発売した。伊那谷産大豆を使った豆腐をみりん粕に漬け込み、熟成させた商品で、同社がこだわりの珍味として発酵食品を扱ったのは初めて。
豆腐の原料となる大豆は中・南信で栽培される「ナカセンナリ」を使用。輸入大豆に比べて糖質が25縲・5%と高く、甘みがある。
固めに作った豆腐を乾燥させ、みりん粕をしぼったもろみに漬け込み、1カ月縲・カ月半、温度をかけて熟成させる。同社の高野豆腐製造技術と養命酒が持つみりん粕の発酵熟成技術を組み合わせ、2年がかりで開発した。なめらかな食感で、みりん粕の風味の中に、アミノ酸のうまみが口の中に広がる。更年期障害の緩和や骨粗しょう症予防に効果があるとされるイソフラボンなどを多く含む。
月間生産量は1瓶150グラム入りを千本。当面は手作りで、いずれ量産に切り替える。
登内社長(56)は「地域に親しまれ、伊那の名産品として情報発信できれば」と話す。08年度は調味料として使えるように研究を進め、商品化したいという。
「醍醐丸」は、発酵した状態を示す「醍醐」と、食べたあとにうまみが残るだいご味があることから命名。1瓶800円。
すでに駒ケ根市の養命酒駒ケ根工場健康の森記念館で売り出し、近くニシザワグループや井田屋酒店にも並ぶ。随時、販路を拡大していく。
食べ方は▽そのままで、酒のつまみに▽ポン酢などに合わせてドレッシングやつけだれに▽パスタや肉料理のソースに竏窒ネど幅広い。 -
【記者室】もうすぐ1年生
小学校で、今春入学する園児たちの1日入学があった。1年生のお兄さん、お姉さんに迎えられ、教室で一緒に工作をしたり、体育館で遊んだり。「早く1年生になりたい」とワクワクしているのが伝わってきた▼小学校に興味津々の来入児。5時間目というものを知り、「5時間目があると長いの?」と質問した。すると1年生は「長いよ。だって学校に5時間もいるんだよ」。その答えに「ふーん」と驚いたようにうなずいた。なんともかわいいやりとりだった▼来入児は入学式の日を指折り数えて楽しみにしているのだろう。桜咲く春までは、まだもう少しある。園で、お友達との思い出をたくさん作り、その楽しい思い出を胸に、小学校の門をくぐってほしい。(村上裕子)
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「伊那市の教育を考える懇談会」(4) まとめの会
第4回伊那市の教育を考える懇談会は13日、市役所であり、会社経営者や元中学校PTAら委員6人が、特色を生かした教育について話し合った=写真。今年度の懇談は最後。市教委は、委員から出された意見を学校教育に生かすため、来年度以降も懇談会を開いていく考え。
懇談会では、伊那小学校が30年前から取り組む総合学習に注目。卒業生を対象としたアンケート結果から、総合学習の経験が自己決定力や行動力などの・ス生きる力・スを養うのに、ある一定の効果があることを確認し、今後も市内の小中学校で推進していく必要があるとした。
このほか、「少子化対策と学校教育は密接で関連づける必要がある」「一貫した学習を目指すためには保育園と小学校との連携強化が需要」「子どもの能力を最大限に引き出すのが学校の役目」などの意見もあった。
市教委は、これまでの懇談で出された提言に対する対応として今後、「教職員の業務負担軽減検討委員会(仮称)」の設置、家庭教育や親教育を進める「PTA役員と教育委員との懇談会」の実施を予定している。 -
中沢小でフクロウ観察教室
駒ケ根市の中沢小学校5年生(吉田保晴教諭)は12日、フクロウについての授業を受けた。県野生鳥獣救護ボランティアの小口泰人さん=駒ケ根市福岡=が教室を訪れ、保護しているフクロウを見せると児童らは興味津々でかごをのぞき「かわいい」「意外に大きい」「こんな近くで見るのは初めて」などと感想を口にした=写真。小口さんは「フクロウは「顔はかわいいが、体全体を観察するとたくさんのことが分かる。爪は獲物をつかみやすい形になっているし、耳は前後の音を聞き取りやすいように左右の位置が違う。体の羽毛は音もなく飛ぶための秘密兵器だ」などと解説した。児童らは熱心に話に聞き入り、「どんな巣を作るの」「どのくらい種類があるの」などと質問していた。
フクロウは衰弱しているところを1日に上伊那地方事務所に保護され、小口さんの元で飼育を受けて元気を取り戻しつつある。児童らは以前から、フクロウが保護されたらぜひ見せてほしい竏窒ニ吉田教諭を通じて依頼していた。 -
東伊那の子どもを守る会総会
小学生の安全を地域ぐるみで守ろうと駒ケ根市の東伊那小学校が中心となって06年に結成された「東伊那の子どもを守る会」は12日夜、総会を東伊那公民館で開いた。小学校教諭、PTAなどのほか、子どもを守るサポート隊、子どもを守る安心の家、警察、消防など約40人が出席し、今年度の取り組みについて報告したほか、今後の活動方針などについて確認した=写真。。
児童の安全について学校などに対して指導・助言するスクールガード・リーダーの小出光恵さんは「集団で下校しても最後は1人になる。地域が一丸となって子どもを守らなければならない。子ども自身にも、危険に遭った時にどうするか教えておくことが大切」と呼び掛けた
同会の会員は小学校教職員、PTA、警察のほか、正副区長、各自治組合長、民生児童委員、青少年育成委員、高齢者クラブ、子どもを守るサポート隊、子どもを守る安心の家、消防団第5分団長など多岐にわたる。学校、PTA、地域が互いに連携を取りながら通学路のパトロールなどを地域ぐるみで行っている。 -
駒ケ根市要保護児童支援ネットワーク会議
虐待を受けている児童などを支援する駒ケ根市要保護児童等支援ネットワークは12日、07年度の第2回会議を市保健センターで開いた。小中学校、幼稚園・保育園、市教育委員会、駒ケ根警察署や飯田児童相談所の担当者など約30人が出席し、支援のあり方などについて議論した。
虐待が疑われる児童への対応を学ぶために架空の事例が示され、出席者は3グループに分かれて活発に討論した=写真。想定事例は「小学3年生の女児。母は子育てに熱心でなく、不規則な生活。母の再婚相手の継父に暴言を受けることがあるほか、不自然なやけどがあるなど、虐待の可能性がある竏秩vなどというもの。出席者は問題点について「家族間のコミュニケーションが取れていない」「両親に子育ての意識が薄い」「親としての義務を果たしていない」「外部の立場として家庭に介入しにくい現実がある」などと意見を出し合い、問題解決のための支援方法についてもさまざまな角度から検討した。 -
郷土のひな人形展示
箕輪町郷土博物館で、土びなや押しびななど郷土のひな人形を展示している。
人形はすべて博物館の寄贈資料で、御殿びなは昭和20年代後半の作、土びなは昭和5年の作。押しびなは大正時代のもので、内裏びなのほかに「桃太郎」などの昔話や「高砂」、「義経と弁慶」などがある。
桃の節句ころまで展示する予定で、博物館では、「展示したひな人形は豪華ではないが素朴さがある。この地域では昔は子どもが家々を回ってひな人形を見て歩いたと聞く。そのように気軽に見に来てほしい」と話している。 -
がんばれどんぶりレンジャー!!、正義の勝利に園児も声援
宮田村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーが13日、東保育園の誕生会に登場。突然現れた悪者を退治し、正義の味方の強さに園内は子どもたちの歓声で包まれた。
レンジャーと園児がふれあいを楽しんでいるその時。保育士扮するドロドロキラーとカビカビキラーの悪者が、別の保育士を連れ去った。
勇ましく救出に向ったどんぶりレンジャー。しかし相手の強さに歯が立たない。
そこに宮田村の名物丼「紫輝彩丼」が。レンジャーはパワーの源である丼をかきこみ、見事に復活して悪者を追い払った。
「かっこいい」「本当に強いんだ」と子どもたち。あこがれのヒーローに手を振った。
誕生会では、園児を前に保護者の父親らでつくる4人組バンド「DaddyFour」のライブも。
子どもたちに人気の仮面ライダー電王の主題歌などを演奏。どんぶりレンジャーとのコラボレーションもあり、子どもたちはノリノリになって楽しんでいた。 -
モリモリ食べて名物丼、3つの保育園で「紫輝彩丼」給食に
宮田村の3保育園の給食で13日、村の名物丼「紫輝彩丼」がメニューのひとつとして出た。見た目も鮮やかで
、子どもたちは「おいしいよ」とモリモリ食べた。
煮たたせてアルコール分を飛ばしたワインとしょう油で鶏肉に下味をつけ、タマゴとサヤインゲンを添えた。
ほんのりとした甘さが口に広がる柔らかい味に、西保育園の園児たちも大喜び。
保育園の芦部治子栄養士は「紫輝彩丼は栄養バランスもいい。子どもたちにも親しんでもらえれば」と話していた。
同村では小、中学校の給食やデイサービスなどでも紫輝彩丼が出されている。 -
公民館梅のせん定講座
宮田村公民館は梅のせん定講座を村民会館前広場で開いた。JA上伊那グリーンセンター宮田の兼子敦さんが指導し、壮年連盟(壮連)の役員5人も協力。春に立派な花が咲き誇るよう、18人がより良いせん定方法を学んだ。
日が当たるように内側にある枝を思いきって切り、外側に伸ばせるようにと兼子さん。
参加者は広場に植えられている梅の木を実際にせん定。凍るような寒さだったが、作業を覚えながら春の到来を待ち望んだ。
村民会館広場の梅は1998年に壮連が50周年記念事業で植樹し、以来せん定も兼ねて講座を毎年この時期に開いている。 -
初の飯島町要保護児童対策地域協議会
飯島町の要保護児童対策地域協議会の初会議が14日、飯島町農村環境改善センターで開かれた=写真。
要保護児童とその保護者の早期発見、支援のための関係機間相互の連携を図る同協議会は、警察や教委、医師会、民生児童委員協議会、保護司会、小中学校、保育園など児童福祉関係者ら20人で構成。
ひとり一人に委嘱書を交付した後、高坂町長は「児童虐待は深刻な社会問題となっている。飯島町は昨年大きな事案はなかったが、8件発生し、予断を許さない状況である。行政と地域が連携し、早期発見、早期解決に向け協力を」とあいさつ。
引き続き、役員選出を行い、会長に民生児童委員協議会の横田克年さん、同副に飯島小学校の有賀秀樹校長を選んだ。
また、事務局より07年度の取り組み状況について報告があった。 報告では、07年度要保護児童数は保育園児と小学生児童の各6人を中心に、1歳児から中学生まで19人。
要保護世帯は15世帯。個別ケース会議は9回開催。啓発活動は6月小中学校へ児童虐待防止月間標語募集を依頼。11月児童虐待防止推進月間、広報掲載やポスター、チラシを配布。 -
優勝すとろべりぃ
)
中川村公民館の07年度トリムバレーボールリーグ戦(ウインターカップ2007)2部リーグの閉会式が12日夜、社会体育館であった。昨年11月、24チームが参加し開幕、当夜までに各チームとも20試合を消化し、閉会式に臨んだ。
優勝は16勝4敗のすとろべりぃチーム、準優勝は同じ勝率のアヒルチーム、得セット率で優勝を逃した。
上位10チームの栄誉をたたえ、表彰した後、片桐公民館長は「昨年11月半ばから今日まで、長期間のリーグ戦を頑張っていただいた。今季のトリムバレーで培った熱気と、チームワークをサマーカップにつなげて」とあいさつした。
結果は次の通り
▽優勝=すとろべりぃ(16勝4敗、得セット率0・767)(2)アヒル(16勝4敗、得セット率0・756)(3)チームいっちゃ(4)黄昏シスターズ(5)MMC、さくらんぼーず(7)TYR(8)大当り(9)SPFD(10)ビッグシャウト! -
伊那市消防団音楽隊 初のコンサート
伊那市消防団の機能分団「消防音楽隊」(小林明彦隊長・35人)は10日、市駅前ビルいなっせで、隊独自となる初演奏会「スーパーファミリーコンサート」(伊那毎日新聞社など後援)を開いた。伊那中学校吹奏楽部や市消防団ラッパ隊も参加し、満席となった会場を盛り上げた。
演奏会は、地域住民の防災意識を高める広報活動の一環で、隊の創立20年目の記念として、これを契機に独自の定期演奏をしていこうと企画。アニメや時代劇のテーマソングなど、家族で楽しめる約20曲を繰り広げた。
「ドリフずっこけ大集合!!」では、おなじみの音楽に合わせ、登場した消防服姿の団員が火災予防をPRする催しなどで観客を魅了した。楽器指導などを通じて交流がある、伊那中吹奏楽部との共演では、「ラプソディー・イン・ブルー」など2曲を披露した。 -
上伊那地区スケート競技会
第27回上伊那地区スケート競技会(上伊那スポーツ振興協議会など主催)は10日夜、岡谷市やまびこ国際スケートセンターで行われた。園児から一般までの22人が出場。300、500、千メートルなどの距離で学年、男女別の計22種目を繰り広げ、それぞれが自己ベストの更新を目指した=写真。
結果は次の通り。
☆男子
◇園児▼300メートル (1)はしずめはやと1分41秒44(2)おのたつや1分44秒64
◇小学4年以下▼300メートル (1)田中大雅(宮田2)36秒5(2)小池諒(南箕輪3)41秒13(3)樋口泰希(箕輪東1)52秒58▼500メートル (1)橋爪凱(富県3)53秒79(2)駒津伸一郎(伊那4)54秒7(3)田中大雅(同)56秒87(4)小野優太(両小野2)1分3秒15(5)小池諒(同)1分4秒59▼千メートル (1)橋爪凱(同)1分53秒59(2)駒津伸一郎(同)1分57秒90(3)小野優太(同)2分35秒39
◇小学5年生▼500メートル (1)小泉俊貴(箕輪中部)50秒63(2)林廉人(南箕輪)1分1秒37▼1500メートル (1)小泉俊貴(同)2分54秒18(2)林廉人(同)3分32秒87
◇高校生▼500メートル (1)小林成光(上伊那農3)40秒25▼1500メートル (1)小林成光(同)2分4秒7
◇成年1部▼500メートル (1)金沢将希(箕輪町)39秒33=大会新▼1500メートル (1)金沢将希(同)2分4秒84
◇成年2部▼500メートル (1)新谷逸也(宮田村)43秒54▼1500メートル (1)新谷逸也(同)2分24秒84
☆女子
◇小学4年以下▼500メートル (1)小野和希(両小野4)56秒9(2)矢彦沢夏希(同)1分1秒66(3)小沢誠世(同)1分1秒88▼千メートル (1)小野和希(同)1分59秒41(2)矢彦沢夏希(同)2分8秒70(3)小沢誠世(同)2分16秒14
◇小学5年生▼500メートル (1)竹松秋美(南箕輪)49秒6(2)田中翔子(宮田)49秒81(3)小池明日香(南箕輪)52秒43(4)唐木祐理恵(同)54秒4(5)奥村茉里奈(同)1分3秒97▼千メートル (1)田中翔子(同)1分45秒78(2)竹松秋美(同)1分46秒75(3)小池明日香(同)1分47秒16(4)唐木祐理恵(同)2分7秒86(5)奥村茉里奈(同)2分17秒74
◇中学生▼500メートル (1)北原麗愛(箕輪1)51秒89(2)小泉玲菜(同)1分4秒30▼千メートル (1)小泉玲菜(同)1分40秒1(2)北原麗愛(同)1分46秒31
◇高校生▼500メートル (1)新谷千布美(伊那北2)48秒95▼千メートル (1)新谷千布美(同)1分47秒70
◇成年1部▼500メートル (1)金沢なつみ(箕輪町)44秒98▼千メートル (1)金沢なつみ(同)1分40秒81 -
第6回県卓球連盟杯争奪卓球大会
第6回県卓球連盟杯争奪卓球大会は10日、伊那市民体育館で行った。県内の高校生から一般までの男子37チーム、女子29チームがそれぞれ団体戦を展開。予選リーグ、決勝トーナメントで優勝チームを決定した。
結果は次の通り。
【男子】
◆準決勝▽球,z(長野市)3竏・下伊那農高A(飯伊)▽須坂卓翔会A(須坂市)3竏・駒ヶ根クラブwithM(上伊那)
◆決勝▽須坂卓翔会A3竏・球,z
【女子】
◆準決勝▽須坂卓翔会(須坂市)3竏・辰野クラブ(上伊那)▽飯田風越高A(飯伊)3竏・ママパステル(上伊那)
◆決勝▽須坂卓翔会3竏・飯田風越高A
熱戦を展開した県卓球連盟杯争奪大会(伊那市民体育館) -
06年豪雨災害復旧工事の現場研修会開催
06年豪雨災害復旧工事現場研修会が12日、南箕輪村の上伊那建設事業協同組合研修センターであった。室内研修で現在各地区で進められている復旧工事の概要を学んだ後、実際に伊那市前沢川西春近工区など工事中の4カ所を視察=写真。集まった約70人の技術者が、その施工方法などを学んだ。
建設工事に携わる技術者に技術向上を図ってもらうことなどを目的として県土木施工管理技士会伊那支部と伊那建設事務所の共催で企画した研修会は今回2回目。昨年は災害復旧工事が始まる前の被災現場を視察したが、昨年度末に着手した災害関連事業などが完了に近づいていることから、今回はその復旧工事の現場を視察することとした。
室内研修では、災害関連緊急砂防工事が進んでいる辰野町沢底川の赤羽工区、箕輪町中の沢の中村工区、伊那市前沢川の西春近工区の3カ所の工事概要について説明。3万立方メートルの土砂が流出し、その後も上部に不安定土砂4千立方メートルが残っていた箕輪町中村工区では、高さ13・5メートル、堤頂長145メートルの待ち受け砂防えん堤の設置を計画し、その下部に受け止め切れなかった災流を受け止める堆積工を設置。また、軟弱地盤を強化するため、えん堤の下になる部分を一端掘り起こし、その土にセメント混ぜたものを敷き直す地盤置き換え土を採用したほか、集落内を流れる渓流を集落外へ流すための水路付け替えなどを検討してきた経過が示された。 -
高遠町「だるま市」 2万2千人の人出にぎわう
400年の伝統を誇る伊那市高遠町の冬の風物詩「だるま市」が11日、鉾持神社参道で開かれた。福だるまをはじめ、縁起物を扱う露店が立ち並び、午前10時ごろからは人波で歩くのもやっと。市内外から約2万2千人(市観光協会発表)の買い物客が訪れ、にぎわいをみせた。
「いらっしゃい、いらっしゃい」の掛け声が各露店で響いた。40年前からだるまを売っている地元のバイク店「いてふや輪業」の売れ筋は、高さ32センチの4千円。同店の池上秀樹さん(36)は「天気がよく、お客さんの財布の紐も緩んでいる。天気がよかった昨年と同じくらいの売れ行き」
だるま市は、鉾持神社の祈年祭に合わせた伝統行事。神社に向かう303段の石段は、お札を買い求める人や昨年のだるまを奉納する人らが連なった。高齢者や忙しい人のため、階段を上らなくても参拝できるよう、石段前にさい銭箱を置いた。 -
春日街道・村道9号線交差点信号機「久保・北原」設置
14日供用開始へ県道伊那箕輪線(通称・春日街道)と南箕輪村の村道9号線の交差点に信号機「久保・北原」が設置され、14日に供用を開始する。
北原入口の同交差点は、春日街道と村道共に交通量が多く、見通しが悪いため交通事故が多発。01年には死亡事故も発生した。通勤時間帯には村道から春日街道に出る自動車で渋滞も起きている。
地元地区から安全対策の要望があり、02年から村が県公安委員会に信号機設置を要望してきたが、07年度に設置が決まった。
信号機設置に合わせ村は08年1月上旬から周辺整備として照明灯の設置、車止め(歩行者・信号機保護の鉄柱)の設置、歩行者待合スペースの舗装、車道舗装の打ち替え、交差点名表示板の設置をした。工事費は366万4500円。
14日、村発注工事と公安委員会発注工事の検査終了後に供用を開始する。
村では、信号機設置により事故防止と通勤時間の渋滞緩和に期待している。 -
箕輪町国民健康保険運営協議会
国保税改正を答申箕輪町国民健康保険運営協議会の中谷健治会長は12日、平沢豊満町長から諮問のあった08年度の保険税改正について、低所得者の負担増の激変に配慮しつつ検討した保険税を答申した。
国保税改正は05年度以来。今回は、08年度の医療制度改革施行に伴い、国保税の賦課基準が従来の医療分と介護分に後期高齢者支援金分を含む3本建てになることなどから改正をする。
医療分保険税は、被保険者の変更などにより税率を改正。総額では引き下げになる。所得割額100分の4・6(現行100分の6・5)、資産割額100分の12(100分の30)、均等割額2万1千円(2万円)、平等割額は据え置きの2万円。応能応益割合は応能59・2対応益40・8(現行61対39)。
後期高齢者支援金は1億4千万円を新たに確保する税率の設定で、所得割額100分の1・6、資産割額100分の5、均等割7千円、平等割6500円。
介護分保険税は介護納付金に対する収入不足の是正をする改正で、均等割を400円値上げし8千円とする。そのほかは据え置く。
改正の実施時期は08年4月1日。実施にあたって、医療分保険税の応益割合(均等割・平等割)は、低所得者に対する軽減措置と税の公平性の双方の観点から適正な案分率の審議の必要性を申し添えた。
協議会は11人の委員で構成。7、8日の2日間の協議を経て答申した。
平沢町長は「町民の目線でご審議いただいた。十二分に尊重させていただく」と答えた。 -
南箕輪村
太鼓グループ「楽鼓(らっこ)」発足から10年目を迎えた女性だけの太鼓グループ「楽鼓」。南箕輪村の文化団体連絡協議会に所属し、村内を中心に上伊那地域に暮らす仲間が集まっている。
村公民館の太鼓教室2期目の受講者の中で、「主婦が楽しくやろう」と有志が立ち上げた。グループ名は“楽しく太鼓をたたく”から「楽鼓」。主婦のため家庭の事情から仲間の入れ替わりは頻繁にある。発足時のメンバーは1人もいなくなってしまったが、今は10人前後で活動中だ。
毎年11月の村民文化祭での発表を最大の目標に、毎月第2・4土曜日午前9時半から村民センターのホールで練習している。近年は、生協まつりや信州大学農学部の落葉松祭にも出演している。
指導しているのは、和太鼓グループ「颱人(だうと)」に所属する村内在住の細井久美さん。「女性チームならではのカラー、華やかさ、明るさ、粋(いき)な感じを出すように指導しています」。男性ではなかなか出せない雰囲気を太鼓の響きに乗せて表現しようと、指導に熱が入る。
「発表の場がないと頑張れないから」と練習を重ねて出演する文化祭のステージは、「緊張はあまりしないけど、テンションが上がる」「勢い、ノリで出ていくの。すごく楽しい」と、楽鼓の魅力を存分に発揮できる場になっている。
メンバーにとって楽鼓は、「食べて飲んで楽しめる場所」。一番先に聞こえた答えに皆が笑う。「大笑いして帰る。太鼓を打ちに来てるのか、笑いに来てるのかわからない」。そんな言葉に、指導者の細井さんも「太鼓グループか、コメディアングループかわからない」と笑う。
とは言え、練習となれば真剣そのもの。経験年数によるレベルの違いという難しさもあるが、皆で教え合い初心に戻って学び合う。
「先生はしなやかなんだけど、同じように演奏できないのが歯がゆい」。最高の演奏を目指すが故に、時には悩みながらも皆で心を一つに太鼓に向かい、1曲、また1曲と習得。今ではオリジナル曲「楽鼓喝采」を含め10曲ほどのレパートリーがある。
「いい仲間がいて、ストレス発散して、ここでリフレッシュできる」。四季折々に食べて飲んでの交流も欠かさない。
「一緒に太鼓を打つ女性大歓迎」と仲間も募集中で、「いつでも練習を見に来てほしい」と話している。(村上裕子) -
南信森林管理署、個体数調整のためのニホンジカのわな捕獲開始
昨年からわな捕獲によるニホンジカの個体数調整を実施するための準備を進めてきた南信森林管理署(久保田広署長)は今月18日から、上下伊那、諏訪地域にある同署管轄の国有林内に全90個のわなを設置する。これまで、防護ネットなどで対策を講じていた同署が、個体数調整を行うのはこれが初めて。上伊那では伊那市長谷地区の浦国有林内に30個のわなを仕掛ける予定で、目標頭数を30頭としている。
狩猟期間終了後からわな捕獲によるニホンジカの個体数調整に取り組むため、同署では昨年、現場職員など30人がくくりわなの設置方法などを学ぶ研修を受け、わな捕獲のための許可を取得した。
南アルプスにおけるニホンジカの食害が深刻化する一方、個体数調整を行う猟友会員は減少。高齢化も進んでおり、同署としても何とか被害防止対策に取り組みたいと、今回のわな捕獲開始にいたった。
浦国有林のほか、富士見町の編笠岳、大鹿村の大河原などにも順次30個のわなを仕掛ける予定で、全体の目標頭数は90頭としている。
捕獲したニホンジカは関係市町村の猟友会を通じて猟銃で射殺し、埋没などの処理する予定。 -
村出身の本田さんが多額の寄付で小中学校にプレゼント
子どもたち感謝込めて元気な歌声で宮田村出身の本田光雄さんと美枝さん夫妻(東京都久留米市在住」が、宮田小学校にグランドピアノ、宮田中学校に体育館ステージのどん帳と引き割幕を寄贈し12日、披露の会が両校であった。夫妻の甥(おい)で町一区に住む本田秀明さん(76)が代理出席。感謝の気持ちを込め歌を発表した子どもたちの姿に「叔父と叔母もこの元気な歌声を聴いたら涙ぐむはず」と目を細めた。
宮田小学校では6年生が音楽室に集まり、夫妻が寄贈してくれたピアノの伴奏で「翼をください」を合唱。
児童会長の上條途夢君は「大切にして後輩に引き継いでいきたい」、清水閣成校長は「ピアノの響きが子どもたちの宝になるよう努力します」と礼を述べた。
秀明さんは「大きな声で仲良く合唱してください」と、夫妻のメッセージを代弁した。
宮田中学校では全校生徒が体育館に集まり、生徒会副会長の松沢佳奈さん=2年=が「こんなに立派なステージになりうれしい」、帯刀昇校長は「このどん帳と幕が子どもたちの成長を見守ってくれるはず」と感謝。
新調されたどん帳と幕を前にして全校で合唱した。
夫妻は昨年、美枝さんの出身地である伊那市西春近の北小学校に太鼓一式を寄贈。宮田村へは「90歳を超えてふるさとの子どもたちに何かプレゼントしたい」と400万円を寄付し、その善意で村教育委員会は今回の物品を購入整備した。 -
冬期体力づくりクラブが駅伝大会
宮田村の小学生を対象にした冬期体力づくりクラブは11日、駅伝大会を中越区の屋内運動場周辺を周回コースにして開いた。3年から6年の71人が8チームに分かれてタスキをつなぎ、冬の間に鍛えた健脚で元気に走った。
駅伝大会は今年で7回目。クラブ活動の集大成として、毎年この時期に開いている。
1区間1キロほどで11区間。個人のほか、高学年、低学年別の団体やペア、3人組で走る区間も用意し、息をあわせてゴールを目指した。
子どもたちは寒さも忘れて快走。連日小学校周辺を走るなど、12月から始めたトレーニングの成果を存分に発揮した。
上位は次の通り。
(1)紫色のシーズン(山中秀峰、奥原慎、唐澤直人、鞍成健人、宮下嵩、高橋杉哉、武井快都、鈴木哲、橋爪駿)(2)redcolorパプリカンズ(酒井光明、西出伊吹、本田圭佑、小田切陽香、木下諒、野々村大輔、浜田陽平、川手飛夢、丸山大貴)(3)みかんをたずねて三千里(田中陽平、田中陽達、田中七海、太田聖馬、上條途夢、高坂凌、唐澤健太、手塚敦也、間瀬祐登) -
宮田村特産の山ぶどうワイン5年連続で県の原産地呼称認定
宮田村の特産品山ぶどう交配種のヤマソービニオンで醸造した2007年産赤ワイン「紫輝」と「駒ケ原」が、高品質の県内産品であることを証明する県の「原産地呼称管理制度」に認定された。長野市で開かれた審査会で決定し、5年連続の認定。生産関係者は高い評価に「今後もさらに良いワインを消費者に届けたい」と心新たにしている。
昨年末に発売開始した「紫輝」は、フルーティーな飲み口。寝かす期間の長い「駒ケ原」は、しっかりとした本格的な味わいが特徴で06年産から更新する5月ころに店頭に並ぶ予定。
醸造販売する新田区の本坊酒造信州工場によると、07年産の「紫輝」は消費者や小売店から例年以上の反響が寄せられているという。
藤野公宏工場長は「地元栽培農家の皆さんとともに、さらに品質を高めていきたい」と、5年連続の認定に喜びをにじませた。
ワインに関する問い合わせは本坊酒造信州工場85・4633、村役場産業建設課85・5864へ。 -
伊那公高齢者教室「裁判員制度」について学ぶ
伊那市の伊那公民館は13日、高齢者教室の全体学習会で裁判員制度について学んだ。約70人の生徒が参加。広報用映画を上映=写真=し、長野地方裁判所伊那支部の藤井聖悟裁判官が来年5月までに始まる制度の内容について話した。
藤井裁判官はスライドを使い、裁判員を選ぶための手続きや対象となる事件などを説明。制度は裁判を身近で分かりやすいものにするためで、司法に対する国民の信頼を向上させる目的があるとした。
裁判員の選び方は、選挙権のある人の中から候補者を抽選で選び、事件ごと、その中から再び抽選して選ぶ仕組み。原則として辞退することはできないが、▼重い病気やけが▼親族の介護や養育竏窒ネど、「やむを得ない理由」がある場合は、辞退することができるとした。
広報用映画を鑑賞する高齢者教室のメンバー -
【記者室】美術館に親しむ
伊那市の信州高遠美術館は年間を通し、アートスクールを開いている。1人でも気軽に美術館へ来てほしいと人物画や俳画、陶芸など幅広くテーマを設定。館内の展示作品を見てから、制作に入るのが特徴で、プロを目指すというより、見て感じたものを楽しみながら作品にしている。6年間続いているそうで、住民が芸術に親しむきっかけになっている▼美術館ギャラリーで、受講生による作品展を開催中。人物や花、風景などを題材にした絵画、自宅で実際に使っている湯飲みや皿など30点余が並ぶ▼仲間と絵談義に花を咲かせるひととき。季節ごとに変わる館内からの風景を眺め、コーヒー一杯を飲んで制作に取りかかる受講生。そんな時間の過ごし方もいい。(湯沢康江)