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南箕輪村08年度当初予算案発表
一般会計43億1400万円、前年度比4%増
村税が歳入構成比で初の5割超
乳幼児等医療費無料化中学3年生まで引き上げ南箕輪村は18日、08年度当初予算案を発表した。一般会計の予算総額は43億1400万円で前年度当初比1億6400万円、4%の増となった。「安全で安心して暮らせる子育て・福祉・教育に優しい村づくり」と「活力と元気をはぐくむ村づくり」をモットーに、第4次南箕輪村総合計画に沿った予算編成で、歳入では村税が歳入構成比で初めて50・2%と5割を超えた。唐木一直村長は、「健全財政を維持しながら住民生活重視の予算ができた」と話した。
主な事業として、乳幼児等医療費無料化年齢を現行小学6年生までを中学3年生までに引き上げるほか、村内全小・中学校と保育園にAEDの購入、地域活動支援事業の創設、南原保育園改築に伴う設計と用地取得、大芝味工房施設(足湯併設)の建設、就学資金助成事業、学童クラブ保育負担金の引下げ、南箕輪中学校西校舎改修工事、防犯灯設置などを盛り込んだ。
村の財政力指数は07年度推計が0・694で前年度の0・655より上昇。08年度の実質公債費比率は推計で13・8%と本年度より5・1%も大幅に下がり、08年度末の地方債残高見込みも39億6千万円と30億円台になるなど健全財政で推移している。
特別会計を含む予算総額は75億3976万1千円で前年度当初比7・2%の減となる。
一般会計の歳入は、構成比で初めて5割を超えた村税が21億6433万円で前年度対比1億1811万円(5・8%)の増額。村民税は転入者増など納税義務者数の増や団塊世代の退職金分離課税などの伸びで7900万円(5・8%)、固定資産税は3500万円(3・7%)の増額となる。地方譲与税は9300万円で100万円の減、地方消費税交付金は1億3400万円で1100万円の減、地方交付税は8億円で1千万円の減。減債基金及び特別目的基金からの繰入金は2億1784万2千円で1億809万2千円の増額。村債は1億6千万円で110万円の増額となり、起債は臨時財政対策債のみを予定する。
歳出は、人件費は10億707万3千円で3747万6千円の減額。扶助費は3億5085万9千円で2203万2千円の増額。主な要因は福祉医療費給付金事業の伸びで、08年度は乳幼児等医療費無料化の年齢引上げをする。公債費は5億7298万3千円で、8900万円の繰上償還などにより1億923万9千円の増。物件費は7億9334万6千円で1934万2千円の増。保育園の臨時職員賃金や消防ポンプ車購入に伴う備品購入費の増額が主な要因。普通建設事業費は4億2359万9千円で1737万4千円の減。積立金は1314万6千円で401万6千円の増。大芝高原温泉関連施設整備基金に500万円を積み立てる。 -
箕輪町社会福祉大会
箕輪町ボランティアセンター運営委員会と町社会福祉協議会は17日、第18回箕輪町社会福祉大会を町文化センターで開いた。約400人が集い、「一歩足を踏み出して!縲怩セれもが暮らしやすい豊かな町づくり縲怐vをテーマに、町内小・中学生の福祉活動の実践報告や分散会、手話劇を通して、町づくりのために何かに取り組むきっかけや豊かな町づくりを考えた。
箕輪中学校、箕輪北小学校、箕輪西小学校が実践報告をした。箕輪中はヒューマンタイムという総合的な学習での施設訪問や福祉体験について発表。施設訪問でお年寄りと触れ合い、人の温かさを感じ、それを伝えていくことで「世界は優しさであふれるはず」という思いを伝えた。
北小児童とミニデイサービス「いきいき塾」のお年寄りとの交流では、「『長生きしてください』と言ったら、『頑張って長生きするね』と言ってくれてすごくうれしかった。また、おばあさんたちに会ったら、名前を聞いてお友達になりたい」と感想を発表した。
ボランティア登録して10年以上、社会福祉事業に貢献してきた団体の表彰では、「虹の会」(原ちず子代表)と「箕輪町ボカシ研究会」(上田明勇代表)に表彰状を贈った。共同募金協力団体13団体も表彰した。 -
はた織り体験会
箕輪町郷土博物館は17日、「はた織り体験会」を開いた。複製のはた織り機で布を織り、ひな人形を作った。
はた織りを通じて郷土の身近な伝統技術に親しむ機会にしようと計画。参加者は中学生から一般までの14人で、男性も訪れた。
昨年も開いた体験会だが、今年は織りを重点にし、内裏びな用に2枚の布を織った。
縦糸は木綿糸で準備してあり、横糸に好きな色の毛糸を使う。布の大きさは縦12センチ、横10センチで、途中に短く切った毛糸を入れて模様にする。
参加者は、博物館の職員に教わりながら、パタン、パタンと心地よい音を立てて織り上げ、出来上がった布を着物にして内裏びなを作っていた。
はた織り初体験という女性は、「3月になるのでおひな様を作ってみようかなと思って参加した。はた織りはちょっとドキドキだけど、順々に出来てくるのが楽しい。手順を覚えれば簡単」と話して楽しんでいた。 -
『古文書にみる伊那谷』刊行
古文書を通して地域の歴史に関心を持ってもらおうと、駒ケ根市立博物館の古文書講座の修了生らでつくる「青山会」(気賀沢光直会長、20人)はこのほど、長年の学習と研究の成果のまとめとして冊子『古文書にみる伊那谷』を刊行した。講師の新井勇さん(85)=同市福岡=が上伊那各地で集めた、南北朝時代から明治初期までの伊那谷にゆかりのある公文書や手紙、日記、歌集などの興味深い古文書37編を収録している。新井さんの指導を受けながら、会員らが1人1縲・編ずつ解読に取り組んだ。難解にならないよう、解読文はすべて読み下し文とし、理解を助ける解説も添えるなどして分かりやすくしている。
300部印刷し、約100部は上伊那各地の学校や図書館、博物館などに寄贈するという。
同会は94年に発足。月1回の例会のほか、会員同士が随時連絡を取り合うなど、熱心な研究活動を続けている。会の名称は明治生まれの俳人、種田山頭火の『分けいっても 分けいっても青い山』から命名した。
B5判、181ページ。希望者には1冊千円で頒布する。問い合わせは博物館(TEL83・1135)へ。 -
グランセローズ選手が少年野球教室
リトルリーグ・駒ケ根少年硬式野球連盟の中央と天竜の2チームは17日、プロ野球独立リーグ・BCリーグの信濃グランセローズ所属の上伊那出身選手2人を招いての野球教室を駒ケ根市の赤穂東小学校体育館で開いた。小学2縲・年生の選手約50人が参加し、辰野町出身の市川貴之選手と、南箕輪村出身で今春入団する松沢俊充選手のコーチを受けた。
松沢選手とのキャッチボールで投球の手本を見せた市川選手は「一番大事なことは、軸足を投げる向きと直角に置くこと。次のステップがしっかりしてコントロールが良くなる」とアドバイス=写真。ちびっ子選手らは早速教えられたことを守って投球練習を繰り返し「前より思った所に投げられるような気がする」などとうれしそうに話し合っていた。 -
飯島町お手玉遊び大会
伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は17日、第4回飯島町町民お手玉遊び大会を町文化館で開いた。子どもからお年寄りまで町民約70人が参加し、和気あいあいで日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
競技は小学生の部、中学生以上の部に分かれ、それぞれ片手2個ゆり、ジャグリングなどの回数を競った。同会が基準を定める級位の認定審査も行われ、参加者は上の級を目指して挑戦していた。
競技の上位は次の皆さん。
◇小学生の部▼両手2個ゆり(1)清水夏美(2)宮下友哉(3)佐々木開人▼片手2個ゆり(1)宮下友哉(2)清水夏美(3)蟹沢萌加▼ジャグリング(1)蟹沢萌加(2)堀越かなえ(3)滝沢岬希
◇中学生以上一般の部▼片手2個ゆり(1)北原朱里(2)矢田節子(3)渋谷昌生▼ジャグリング(1)縣浩、北原朱里(2)小町谷経子(3)渋谷昌生▼両手3個ゆり(1)宮脇やす子(2)塩沢きよみ(3)矢沢千穂子 -
農林漁家民宿おかあさん100選の一人に選ばれた 蔵の宿 みらい塾のおかみ
伊那市長谷黒河内
市ノ羽幸子さん(60)あっという間の11年だったけど、やっぱり農家民宿を始めて良かった。自分の人生をも変えてしまうような素敵な出会いもたくさんあった竏秩B
人里離れた長谷の山奥で、ひときわ元気の良い声が聞こえてきたら、農家民宿「みら塾」のおかみ、その人に違いない。宿泊場所はリフォームした築130年の蔵の中。また、囲炉裏(いろり)のある築100年以上の木造母屋は、食事をしたり、ゆったりとくつろいだりする場所として開放している。何より、いつも変わらない笑顔と心配りで訪れる人を迎え入れてくれるおかみに会うため、ここを訪れる客人も少なくない。
「私がしていることは幸せを感じる心を育てるお手伝い。“幸せ”ってそこら中にあるけど、今は気付かない人が多いから。そうやっていろんな人と出会う中で、私が元気にならせてもらっているの」と笑顔を見せる。
◇ ◇
畜産農家に生まれ、大家族の中で育ったこともあり、人と接することが好きだった。また、新しいことも大好き。そのため、農山村ならではの保守的な地域性があるこの地へ嫁いできた時は「新しいことの大嫌いな村へ新しいこと好きの嫁さんが来た」と言われた。
「7人兄弟の長男だっていうから、周りからは『そりゃ大変だぜ』って言われた。けど、一目会ってみて『この人なら大丈夫』って感じたの」と語る。
嫁いでからも、兼業農家の嫁として、さまざまなことに挑戦。しかし、出る杭は打たれるもの。
「それこそ何回打たれたか知れないけど、ある時『あなたは毎日何かやっているからこそ、いろいろ言われる。何もしない人のことは誰も何も言われない。もっとやればいい』って言ってくれる人がいて『ああ、自分が道さえ外れなければやりたいことをやればいいんだ』って吹っ切れたの」 -
観光協会の研修会
飯島町観光協会は15日夜、飯島文化館で食を通じた町おこし研修会を開いた。会員を中心に約百人が熊本県人吉市の郷土料理研究家の本田節子さん、石倉のそば店主で市会議員の松田茂さんの講演に耳を傾け、「食・農・観」連携による町おこしに理解を深めた。
はじめに、松田さんは「地域づくり、町おこしは民間が一生懸命やり、それを行政をサポートする。自分たちが一生懸命やらないと、行政は目を向けてくれない。危機感を持って、情熱を傾け、死ぬ気でやらないと成功しない」と厳しい口調で激励した。
また、本田さんは「これからは高付加価値の安全安心で健康的な『食』がブランドになる。今こそチャンス、本物の1次産業をどのように差別化し、メッセージを伝えるか工夫が必要。少量多品目農産物が高価格で販売される時代、『食』に対する意識が高まっている」と述べ、飯島町の農業と食の将来性に触れた。 -
活動知ってお互いの刺激に、お話宅Q便とさくらが交流会
宮田村のお話ボランティアグループ「お話宅Q便」は16日、心の病と向きあう村内の当事者らでつくる「さくら」と初めての交流会を村の福祉交流施設なごみ家で開いた。両グループとも各所で読み聞かせや紙芝居上演などをボランティアで行っているが、活動内容を発表しあってお互いの刺激にした。
お話宅Q便は結成10年目を迎え、13人の女性たちが活動。朗読、読み聞かせなど、さまざまな場所にでかけて・スお話・スの楽しさを多くの人に伝えている。
一方でさくらは地域に出て参加する活動の一つとして、紙芝居ボランティアに精力的。村内の福祉施設などで上演している。
交流会には、地域のボランティアやなごみ家の利用者も多数参加。両グループが日ごろ取り組んでいる活動を披露し、言葉やお話の楽しさを一緒に満喫した。
お話宅Q便は落語や「ストーリーテーリング」など新たな分野にも挑戦。さくらは「花さかじいさん」の紙芝居を上演した。
「先輩でもある宅Q便の人たちの前で演じるのはいつもより余計に緊張したが、楽しかった」と、さくらの女性メンバー。
宅Q便の赤羽房子代表は「お互いに知らないことも多かったので、良い交流になった。さくらの皆さんは堂々としていて上手。私たちも頑張らなくちゃ」と話していた。 -
小林哲さん 入野谷で水彩画展
伊那市美篶下川手の自営業小林哲さん(61)の初めての作品展「ふるさと水彩画」は3月31日まで、同市長谷市野瀬の「入野谷」1階フロントギャラリーで開いている。中央、南アルプスや三峰川などの地元の風景を情緒豊かに描いた力作12点を出品している=写真。
3年ほど前、体調を崩した小林さんは、「好きなソフトボールの代わりになれば」と水彩画を始め、写真に収めた風景を独学で描く。出来上がった作品を仕事場に飾っていたのを見た入野谷の関係者に頼まれ、初めて個展を開くことになった。
「三峰川より富県桜井」「春日街道より仙丈ケ岳」「高遠町片倉集落」など四季折々の景色を描いた作品は味わい深い。小林さんは「見慣れた風景も、あらためて絵に描いてみると新鮮に感じる」と、楽しみながら取り組んでいるという。
休館日は水曜日。 -
温泉ウォーキング教室開講
南箕輪わくわくクラブ主催の「温泉ウォーキング教室」が16日、大芝高原「大芝の湯」内ふれあいプラザで始まった。冬季間の運動不足解消と気分のリフレッシュのための入門的な教室で、指導員の指示に沿って温泉プールの中を気持ちよく歩いた。
全5回の教室で40歳代から70歳代までの18人が参加した。講師はわくわくクラブ指導員の松崎由紀子さん。初回は、東京でヨガインストラクターをしている桜井優子さんが、ウォーミングアップを兼ねてヨガを指導した。
参加者はヨガで体をほぐした後、水温33度の温泉プールに入り、まずは普通に歩いて体を慣らし、大きく手を振ったり、歩幅を大きくして歩いたり、横歩きをするなど体を動かした。 -
小沢晃一 油彩画展
辰野町下辰野の洋画家、小沢晃一さん(73)の油彩画展は19日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。伊那谷の風景をはじめ、ポルトガルやスペインの街並みなどを題材とした新作約70点を展示販売している。
昨年2月にスケッチ旅行で訪れたスペインでは、世界遺産に登録されているトレドやカセレスといった都市を描いた。小沢さんは「どこを見ても絵になる街並みばかり。制作意欲が刺激された」と話している。
このほか、三峰川や天竜川を題材とした「ダムと渓流」「橋と紅葉」など、生き生きとした力強いタッチで描いた作品を出品する。同ホールでは、2年ぶり4回目の個展。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
天竜川水系の渓流釣り解禁
上伊那地方の天竜川水系で16日、渓流釣りが一斉に解禁となった。県内外から釣り人が入渓し、今シーズンの初・スアタリ・スの感触を味わった。天竜川漁業協同組合によると、今年は河川上流部は雪深く、下流から中流部にいるアマゴが狙い目だという。
伊那市の小黒川に入った60代男性=箕輪町=は、午前5時半から約3時間で、体長20センチ前後のアマゴ10匹を釣り上げた。「まずまずの釣果だが、初日は数ではなく釣ったときの感触を楽しみたい。それがだいご味」と笑顔で話した。
天竜川漁協は2月上旬、上伊那の主要渓流数10河川にアマゴの成魚700キロを放流。3、5月は、イワナの成魚を放す計画だ。
遊漁料は、一日券千円、年間券6千円、中学生券300円、小学生以下無料。問い合わせは、漁協(TEL72・2445)へ。
今シーズンの初・スアタリ・スを楽しむ釣り人 -
旧井沢家住宅 雛祭り展はじまる
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理する「伊那部宿を考える会(田中三郎会長)」は16日から、同住宅で雛(ひな)祭り展を始めた。地元旧家などに伝わる明治縲恟コ和時代の貴重な雛人形約150体を展示した。3月3日まで。
昨年に続き3回目の取り組み。明治初期の押し雛12体などの珍しい雛人形のほか、5段、7段の飾り雛が古材の墨色が美しい会場を彩り、一足早い雛祭りの雰囲気を演出している。各年代ごと顔つきの違う人形が一度に並び、見ごたえのある展示になっている。
3月2、3日は甘酒の持て成しがある。入館料は一般200円、小中学生100円。休館日は火曜日。午前9時縲恁゚後4時。
雛人形を飾り付ける「伊那部宿を考える会」のメンバー -
繭でネズミのおひなさま作り
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは16日、繭を使って今年のえとのネズミのおひなさまを作る講座を開いた。親子など12人が参加し、大きな耳が愛らしい男ひなと女ひなのペアを作った。
参加者は「部品が細かくて作るのが大変」と言いながら、カッターやはさみで繭を切って耳や衣を作り、接着剤でのり付けして形を整えた=写真。難しいところは時々指導者に手伝ってもらいながら、苦労を重ねて1時間ほどでようやく完成。「材料が繭だけあって、衣や冠の質感が絶妙」と作品の出来に満足そうな笑顔を浮かべていた。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会作品展示会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は第33回作品展示会を18日までの3日間、駒ケ根駅前ビル・アルパで開いている。会員約180人が制作した陶芸、書道、手芸、絵画、写真などの力作約500点を展示=写真。高坂会長は「会員の創作意欲が旺盛なせいか、作品数は昨年より増えた。出来も良くなってきている」と話している。
訪れた人たちは作品に顔を寄せて見詰め「すごいね」「大したもんだ」などと作品の出来栄えに感心しながらじっくりと鑑賞していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時(18日は午後2時まで)。 -
伊那広域シルバー人材センターで21日まで会員互助会の作品展
伊那市西町にある伊那広域シルバー人材センター「伊那ワークプラザ」で21日まで、会員互助会(会員約700人、清水武茂会長)による第15回作品展示会が開かれている。会員120人が制作した絵画や写真、書や盆栽のほか、各種手工芸品など345点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市の4市町村の会員でつくる同会が毎年1回開催しているもので、サークル活動や個々の制作活動の中で趣味の一環として制作しているさまざまな作品を会員らから募り、展示することで、生きがいづくりなどにつなげている。今年は昨年より若干多くの作品が集まった。
会場には今人気の「布ぞうり」のほか、編物、紙人形などが並んでおり、ドラム缶で焼いた炭や手作りほうきなど、一部の作品は購入もできるようになっている。
会場を訪れた人たちは「この写真はどうやって撮っているのかね」「きれいだね」などと話しながら、作品を楽しんでいる。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
飯島で死亡交通事故
16日午後5時55分ごろ、飯島町七久保の主用地方道飯島飯田線の信号のない交差点を歩いて渡っていた近くの農業本多正穂さん(82)が、左から来た飯田市の無職松島康さん(52)運転の軽自動車にはねられた。本多さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが、午後7時20分に死亡した。
駒ケ根署が原因を調べている。 -
ジャンボイチゴ、アスカルビー熟す
中川村横前のアクアロマン(宮崎博美社長)のイチゴハウスでは、ジャンボイチゴ、「アスカルビー」が真っ赤に熟している。大きい物は約50グラムと卵大。酸味と甘さのバランスがよく、さわやかな食味が人気。
同園の品種は「章姫」がほとんどだが、A、B棟の1部に約500株ほど植えられている。
A、B棟では「章姫」同様イチゴ狩りができるが、販売は直売のほか、同村田島のたじまファームのみ。1パック(700グラム入り)千円で販売している。
同園では「『章姫』よりも日保ちがする」と話している。
なお、同園のイチゴ狩り入園料は2月末まで、小学生以上1500円、幼稚園児千円、3月1日から小学生以上1200円、幼稚園児千円。
詳細は同園(TEL88・4115) -
南箕輪村特別職報酬等審議会
据え置きの答申南箕輪村特別職報酬等審議会の加藤忠秋会長は15日、唐木一直村長から諮問された08年度の村議会議員の報酬額と村長および副村長の給料額の改定について、現行どおり据え置きとする答申をした。村長は「慎重審議された答申なので尊重させていただき、3月議会に条例改正案を提出したい」と答えた。
議員報酬額は、07年4月の選挙から議員定数が削減されたことに伴い、07年度に本則改正で約10%引き上げた。「改変から1年も経過していないため議員定数が減少したことによる議員活動への影響の程度など状況を十分に把握できる段階でない」として、現行どおり据え置くこととした。
村長と副村長は、07年度は附則改正で5%減額している。本則の給料月額は適正な額であるとするが、「村の財政等を勘案」して、07年度同様に5%減額とした。
付帯意見として、教育長は現行どおり給料月額の5%減額、非常勤特別職の報酬額についても現行どおりとした。
審議会委員は7人。2回の審議を経て答申した。 -
子育て学級代表者会
07年度のまとめ箕輪町の各地区で活動する子育て学級の代表者会が15日、町文化センターであった。07年度まとめの会合で、活動内容や課題などをを報告し合った。
町内15地区のうち本年度は13地区に12組の子育て学級があり、1組が休会している。残り2地区のうち1地区は新年度発足に向け準備中で、もう1地区は地域内で検討している。
活動の主なものは、イチゴ狩りやブドウ狩り、公民館での室内遊び、リトミック、運動あそび、救急講習、講演会、地区の文化祭での作品展示など。
「年度途中から人が集まらなくなり、他地区と合同で活動し助かった」「夕食に何を作るかという話から初めてレシピ集を作った」「区の文化祭に初参加し、屋号と名前を紹介してステージで踊った」などの報告のほか、「人が減少し存続の危機だが、名前は残していく」という学級もあった。
会員集めの方法として、地区内放送や回覧の利用なども紹介した。
町子どもセンターでは、「人数の少ないところは合同開催も計画し、町中で子育てできれば」と話し、地域の分館との関わりを深めるため情報発信していくことや、活動で町の出前講座の利用なども提案した。 -
伊那ミニバス教室 全国大会の意気込み語る
ミニバスケットボールの第19回全国選抜県大会(1月26縲・7日・長野市)で優勝した、伊那市の「伊那ミニバスケットボール教室」の女子チームが14日夕、市役所を訪れ、小坂樫男市長に全国大会への出場を報告、大会に向けた思いを述べた。【12面に関連記事】
伊那ミニは、中南信大会(昨年11月)、県選手権大会(同)を勝ち上がり、県下の代表7チームが参加の全国選抜県大会に出場。4チーム総当りの決勝リーグを接戦で制し、全勝優勝した。チームとして7年ぶり3度目、上伊那勢として2年ぶりとなる全国大会への切符を手にした。
優勝カップと金メダルを持参した小学2縲・年の選手15人と松永義夫コーチ、保護者ら計約20人が訪問。「1年間の練習の成果を発揮したい」「ベンチから大きな声で一生懸命応援したい」「みんなで楽しい試合がしたい」などと、選手一人ひとりが意気込みを語った。
全国大会は3月28縲・0日、東京・国立代々木体育館で開く。都道府県の代表男女各48チームが集まり、それぞれで予選ブロック、決勝トーナメントを行う。伊那ミニは、大会出場への支援を求めている。問い合わせは、赤羽さん(TEL0265・73・5088)へ。
小坂市長に意気込みを語る伊那ミニの選手たち -
伊那ミニバスケットボール教室
ミニバスケットボールの全国選抜県大会(1月26縲・7日・長野市運動公園総合体育館)の女子の部で優勝し、3月28縲・0日、東京・国立代々木体育館で開く全国大会(日本バスケットボール協会など主催)に出場する。上伊那勢として2年ぶりの快挙。「気を抜かず楽しく、よい顔でプレーしよう」を心がけ、予選突破を目指す。
チームは伊那市の伊那、伊那東、伊那西の3小学校の1縲・年女子児童19人で構成。各学年の選手が少なく2年生までがベンチ入りする現状だが、豊富な練習によりチーム力は県内トップクラス。昨年11月の中南信大会で優勝、県選手権大会で3位と勝ち上がり、全国選抜県大会で7年ぶり3度目の栄冠に輝いた。
全国選抜県大会は県選手権大会上位7チームが出場した。初日の決勝リーグ進出決定戦で佐久東を大差で退けると、決勝リーグ初戦は川中島と戦い33竏・1で勝利。最終日は、県選手権大会で負けている松本南部を32竏・0で破り、最終戦のTOSCを36竏・1で下し、全勝した。
対戦相手はいずれも力が均衡するチームだったが、伊那ミニの執念が上回った。週6日の厳しい練習を行い、県外遠征も積極的に取り入れてきた今シーズン。「ベンチの要求に選手たちが応えてくれた。チームが仲間を信頼し合いながらプレーができた」と松永義夫コーチ(58)=伊那市=は選手たちをたたえる。
全国大会は都道府県の代表男女各48チームが参加し、それぞれで3チームずつが総当りの予選ブロック、各ブロック1位を4ブロックに分けた決勝トーナメントを行う。全国の舞台まで1カ月余となり、日ごとに選手たちの気合が高まっている。
「小柄だが元気のよさはどこにも負けていない。とにかく毎日、練習に打ち込み、大会できちんと力を発揮し、予選突破を目指したい」と松永コーチ。主将の黒沢しおりさん(12)=伊那小6年=は「平均的に背は低いが、スピードを生かした伊那ミニらしい試合をしたい。目標は全部勝つこと」と意気込みを語る。
全国選抜県大会で力を発揮する伊那ミニ -
【記者室】サクラよサクラ…
春になると美しい花を咲かせるサクラほど学校に似合う木もない。駒ケ根市の中沢小にも多くのサクラが植えられているが昨年、校庭の横を通る道路の改良工事に伴って4本が伐採された▼バッサリ切って「はい終わり」ではあまりに忍びない竏窒ニ感じた教員らは、サクラを子どもたちの思い出に残す方法を模索。思いついたのが、伊那市の工房とアイデア商品会社が開発した手作り楽器「ユカイナ」(愉歌伊那)として再生させることだった▼考案者らが学校を訪れ、児童らに製作を指導。出来上がったユカイナは一人一人の手の中で温かく、優しい音色を奏でた。大きかったサクラの木は小さな楽器に姿を変えたが、どうかこれからも子どもたちの成長を見守っていておくれ。(白鳥文男)
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伊那ビデオクラブが猿の絵物語を制作
伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長、30人)は、伊那市内に伝わる猿の民話をもとに、絵物語を制作している。事務局の赤羽仁さんは「獣といえども親を思う子、子を思う親の気持ちは人間と変わりない。民話を通じて親子関係を見直す問題提起になれば」と話す。3月9日の「伊那映像祭2008」で披露する。
全国各地で親子間の痛ましい事件が相次ぐ中、親と子のきずなを深めてほしいと願い、長谷の「孝行猿」と東春近殿島の「親子猿物語」を取り上げた。市から映像記録の委託料50万円を受け、昨年秋から制作に取りかかった。
市の無形民俗文化財である「孝行猿」(上映時間30分)は猟師に撃たれ、死んだ母を子が助けようとする話。脚本は信州豊南短大講師小沢さとしさん、原画23枚は市職員山下隆さんが書き、ナレーションを加えた。
「親子猿竏秩v(同23分)は子が熱湯の中に落ちて死んでしまい、母が子を抱いて川へ飛び込む話。脚本はクラブ員河野恒さん、原画63枚は漫画家橋爪まんぷさんが担当し、語りは伊那市図書館の読み聞かせグループや伊那北高校演劇部の協力を得た。
いずれも紙芝居のように原画をビデオカメラで撮影した。
14日夜、市内で試写会があり、クラブ員20人が参加。ナレーションと音楽とのタイミングや映像など意見を出し合った。修正を加えて完成させる。
映像祭は3月9日午後1時半から、伊那市生涯学習センター6階ホールで開催。猿の絵物語のほか、長年記録してきたハッチョウトンボの生態と保護、漂泊の俳人・井上井月なども上映する。伊那毎日新聞社など後援。入場無料。
終了後、猿の絵物語などをDVDに収め、市内の小・中学校、保育園、図書館、公民館などに配布する。 -
伊沢修二記念音楽祭 高遠での開催を望む声目立つ
伊那市役所で15日、第21回伊沢修二記念音楽祭実行委員会があった。本年度から伊那と高遠の2会場に分けたが、来場者のアンケート結果から高遠町での開催を望む声が目立った。
高遠町出身で東京音楽校(現東京芸術大学)の初代校長・伊沢修二の偉業を顕彰する記念音楽祭は昨年10月下旬、高遠町文化体育館と県伊那文化会館の2会場で開催。
昨年度まで高遠町のみだったが、本年度から多くの市民に演奏を聞いてもらい、市内外に誇れる音楽祭として発展させようと会場を分けた。
アンケート結果から、会場は「伊那文で開いてほしい」とする一方で「伊沢修二が誕生した高遠町で開くからこそ意義がある」という意見も。
市は、次回の開催日を10月25日、本年度に続いて伊那と高遠の2会場で開きたいとする考えを示し、委員から日程や会場について意見を聞いた。詳細は、来年度の実行委員会で決める。
会長の小坂市長は「素晴らしい演奏で、成功に終わった」としながら「伊那に取られた感じを受けた高遠町民もいたが、これからも市全体で続けていきたい」と述べた。
そのほか▽託児所を設けてほしい▽町文化体育館で児童の声が聞き取れなかったので、マイクの使用を▽高遠でも芸大生のオーケストラ演奏を聞きたい▽小・中学生の帰宅時間を早めに竏窒ネど要望もあった。
来場者数は約1300人。アンケートの回答からみると、4分の3が市内在住者で、そのうち約半数が初めての来場だった。
また、芸大生による吹奏楽指導は高遠町に限らず、全市に広げ、4中学校・1高校で約130人が参加した。 -
有線電話の通話機能廃止へ
エコーシティー駒ケ岳は駒ケ根市と飯島町の8500世帯が利用している有線電話の通話機能を廃止し、お知らせなどの音声告知サービスのみを継続することを決めた。15日開いた臨時株主総会で全会一致で承認された。
有線電話は開設から14年が経過して設備の老朽化が目立ってきたことから、同社は今後の方針を決めるに当たって昨年11月に加入者を対象にしたアンケート調査を実施。その結果、通話機能を残してほしいとする意見が20%前後、音声告知機能を残してほしいとする意見が約70%前後だったことから、更新する機器には通話機能のない機種を導入する方針を固めた。
加入者には4月から順次通知し、10月から更新工事を開始。工事完了は09年3月を見込んでいる。工事費は約2億円。設備の更新に当たり、加入者の費用負担はない。
総会では駒ケ根市長の交代などによる取締役の選任が行われ、社長に杉本幸治駒ケ根市長が新たに就任したほか、山下善広取締役、箕浦税夫監査役も承認された。 -
イラクについて勉強
総合的な学習で「貧困の原因」について学んでいる駒ケ根市の赤穂東小学校5年生は15日、学習の一環としてNGO日本イラク医療支援ネットワーク(松本市)の西村陽子さんを講師に招いての勉強会を同小で開いた。
西村さんはイラク戦争後のイラクの現状について、スライドを交えながら分かりやすく説明=写真。
「石油が豊富にあって豊かだったのに、戦争のせいで貧しい国になってしまった。戦争が終わって5年たっても爆弾テロや銃撃事件が多く、町中を戦車が走っていたりする。劣化ウラン弾の影響でがんや白血病になって死んだ子どもも多い。でもイラクの人たちは精いっぱい頑張って生きている。これからも薬品や医療機器を支援していきたい」と話した。
児童らは自分たちの暮らしからは想像もできないほど悲惨なイラクの現状を聞いて驚いた様子で、メモを取りながら真剣な表情で話に耳を傾けていた。 -
中沢小仲良し班対抗大縄跳び大会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は15日、学年縦割りの仲良し班対抗大縄跳び大会を開いた。5分間にできるだけ多くの回数を跳び、2回の合計で順位を競った。
休み時間などを利用して練習を重ねてきた児童らは緊張した表情で合図を待ち、審判の合図で一斉に競技開始。タイミングを合わせて次々に縄に飛び込んだ=写真。うまく跳べない低学年児童にはみんなで優しく励ましの声を掛けながら懸命に記録に挑戦した。
結果は次の通り。
(1)8班=619回(2)6班=505回(3)2班=470回(4)5班=448回(5)3班=436回(6)1班=418回(7)4班=385回(8)7班=334回 -
箕輪中部小学生が消防署見学
箕輪町の箕輪中部小学校の3年生(135人)が12日、社会見学で箕輪消防署を訪れた。クラスごと交代で消防車両や救急車、署内を見学。児童たちは目を輝かせ、署員の説明を聞いていた。
消防署員がタンク車やポンプ車のシャッターを開き、中から車両に装備されたホースが現れると児童たちは「すごい」と歓声をあげた。「ホースを持って見たい人」と署員が聞くと児童たちは一斉に手をあげた。
救急車両の中に入った児童たちは、「これは何ですか」と署員に質問。興味津々と車内を見まわしていた。