-
中川村と猟友会中川支部が協定
中川村は6日、役場で上伊那猟友会中川支部(小川竹三郎支部長、34人)と災害時における不明者の捜索や情報収集・伝達に関する協定を締結した。
村内の地理、地形に熟知し、山地における捜索範囲の選定や、捜索時の地点把握、消防団員などでは、情報収集が困難な場所でも有益な情報が得られ、結果的に捜索時間の短縮、早期発見につながると期待されている。同支部から申し出があり、締結の運びとなった。
曽我村長は「有害鳥獣駆除でも協力していだいている上に、行方不明者の捜索への協力は大変あり難い。最近、大鹿村境で行方不明者が出て、2日間捜索をした。山や森のことを知っている会員の皆さんの協力は大変心強い」と歓迎。
小川支部長は「猟友会は有害鳥獣駆除ばかりでなく、山地に放置されたごみの収集などの活動もしている」と話していた。
会員は村の要請を受け、出動するほか、自発的にも活動する。 -
税に関する標語や書道の入選者を表彰
中川村の中川中学校で5日、税に関する標語、書道、作文の入選者を表彰した。税務署をはじめ、税務関係諸団体が募集、書道には148点、標語に176点、作文には68作品の応募があった。今年は特に作文の部で橋枝紗知子さん(中川中3年)が県議会議長賞を受賞するなど、多くの児童生徒が入賞した。
入選は次のみなさん(敬称略)
◇「税に関する標語」▽伊那税務署長表彰最優秀=「税金を 納めて約束 あなたの未来」矮松草野(中川中3年)▽同・優秀=「税金は 未来の子供も 支えてる」斉藤秀一(同1年)、▽関東甲信越税理士会長野県支部連合会長賞=「税金を 活かして使おう みんなの知恵で」沢田翼(同1年)▽上伊那地方事務所長賞=「かんがえたい みんなの税で 使い方」出張怜莉(同1年)
◇「税に関する書道」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=高木香代(東小6年)、荒井麻有(西小6年)▽同(銀賞)=三石友貴(東小6年)、丹羽優花里(西小6年)
◇税に関する作文▽県議会議長賞=橋枝紗知子(中川中3年)▽伊那税務署長賞=松村祐奈(中川中3年)▽上伊那地方事務所長賞=西川紗来(同2年)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=上久保奈美(同3年)▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞(金賞)=中島のぞみ(同3年)▽同(銀賞)=堺沢愛里、片桐由香、川田茉季(以上同3年) -
税に関する標語や統計グラフコンクールなどの表彰
飯島町文化館で6日、税に関する作品や統計グラフコンクールなどの合同の表彰伝達式があり、3分野合わせて43人の児童生徒のひとり一人に賞状や副賞が贈られた=写真。
07年度税に関する標語・作文、書道入選者は38人、第54回統計グラフコンクールは入賞者3人、パソコンの部で知事賞の平野玲名さん(飯島小5年)は報告のみ、07年度明るい選挙啓発ポスターコンクール入賞者は1人。 分野別入賞者は次のみなさん(敬称略、1部既報)
◇「税に関する標語」▽伊那税務署長表彰最優秀=松本詩穂(飯島中2年)▽同・優秀=小林あかり、米山香(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=田中咲貴(3年)▽関東甲信越税理士会県支部連合会会長賞=倉沢広光(1年)▽飯島町租税教育推進協議会長賞=川上愛美、増沢菜々子(以上3年)、高橋理一、松村源貴、土村瑞紀(以上2年)、小木曽晶一、神崎蒼(以上1年)◇「税に関する作文」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=気賀沢愛香(1年)▽同奨励賞=竹沢至(3年▽飯島町租税教育推進協議会長賞=太田絵理(3年)、伊藤聡司(2年)、林花菜(1年)
◇「税に関する書道」▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=初崎采佳(飯島小6年)、上原杏奈(七久保小6年)▽同銀賞=熊谷真希(飯島小6年)、山谷聖也(飯島小5年)、袖山慎二郎(飯島小4年)、上山千夏(七久保小4年)▽飯島町租税教育推進協議会長賞金賞=桐山はるか(飯島小6年)、斉藤真奈(七久保小6年)、湯沢夏未(飯島小5年)、宮下園望(七久保小5年)、清水夏美(飯島小4年)、小久江千咲(七久保小4年)▽同銀賞=小林里香、桃沢航平(以上飯島小6年)、脇口真有(七久保小6年)、ノノセ亜里音(飯島小5年)、竹沢和仁(七久保小5年)、平沢駿斗、小川育代(以上飯島小4年)、宮下和之、那須野彩佳(以上七久保小4年)
【第55回県統計グラフコンクール】▽第1部(小学1、2年生の部)佳作=宮沢亮太(飯小1年)▽第2部(小学3、4年生の部)努力賞=伊藤晴美(飯小3年)、鈴木ななみ(七小4年)▽パソコンの部・県知事賞=平野玲奈(飯小5年)「なんて短い私の夏休み!平成19年度全国の夏休み日数調べ」
【07年度明るい選挙啓発ポスターコンクール】▽第1次審査小学校の部・2位=鎌倉涼(七小6年) -
宮田駅前広場「輪苑」で宮田中生が花壇づくり
宮田村の宮田中学校2年1組(三枝邦幸教諭、33人)は6日、JR宮田駅前広場「輪苑」で、同広場を整備管理する「一輪の会(小沢常明会長)」と初の共同作業で花壇に花苗を植えつけた。
苗は白、青、黄のパンジー、黄と青のビオラ計1200ポット。同クラスは総合的学習の中で「華々しい故郷づくりプロジャクト」と銘打ち、土づくり部、デザイン部、苗づくり部に分かれて活動。9月に種まき、校内で育て、本葉7、8枚のポット苗を「広場」に持ち込んだ。
「広場」はメーンの円形花壇、築山花壇、楕円花壇、外周の帯花壇に分かれ、このうち、楕円と帯花壇が宮中生の担当。生徒らはデザイン画を見ながら、花色を選び、苗が小さいため、霜で凍み上がらないように、丁寧に植えつけた。
会員も生徒にあれこれとアドバイスしたり、指導するなどで交流を深めていた。
また、この日は同校では郡総合生活科の研究授業もあり、来校した教諭らも、作業する生徒ひとり一人の動きなどを書き留めていた。 -
任期満了で勇退する飯島町副町長、山田敏明さん
12日に任期満了で退任する飯島町副町長。 「4年後は70歳になってしまうなど年齢の事もあり、難しく、厳しい時代、新しい有能な人に託したい」と惜しまれながら、勇退を決意「入庁から43年間。歴代の理事者をはじめ、職場の先輩、同僚、多くの町民に支えられ、助けていただいた」と現在の心境を。
1941年岐阜県に生まれ、小学3年で叔母の養子となり、飯島町に。地元の高校卒業後、都会の民間会社に勤めたが、Uターンし、64年12月16日に飯島町役場に奉職。民生課福祉係が振り出し、年金制度が確立され、社会福祉制度の基礎が固まり始めた時だった。この後、農政係に異動「食糧増産のため、畦畔ブロックによるほ場整備、早出しや多収穫が奨励された時代に勤務した」
総務課では消防の飯島分遣所長、本部長も経験。77年に課長に昇格し、厚生課へ。母子健康センターの助産部門の閉鎖を担当「閉鎖することの大変さを痛感した」。町単独で家庭雑排水の汚泥処理場を建設、先進的な取り組みが近隣から注目されたとか。
建設課では与田切公園、与田切プール建設に携わり、プール管理の仕事を持参し、教育委員会の教育次長に。「当時はスライダーが人気で、遠くは諏訪、飯田市から訪れ、1シーズンに5万3千人が入場したが、今は1万人弱、寂しい限り」。 旧庁舎のころ、議会事務局長も歴任。議場も老朽化で、床は凸凹。「今では笑い話だが、議会の開会前に、床の状況に合わせ、机の高さ調節するのが大変な仕事だった」とか。 02年2月、熊崎安二前町長に抜擢され、収入役に。「財政の厳しい時代であり、うれしいというよりも、責任の重さを感じた」。
03年12月に高坂町長が就任し、女房役の助役に選任された「高坂町長とはほぼ同期入庁。年齢も近く、気心が知れた仲。高坂町長は財政をはじめ、役場の職務に精通しており、安心してお仕えできた」。
しかし、助役(のちに副町長)の任期4年間は市町村合併の嵐が吹き荒れた時代。「着任早々、宮田村の離脱、3市町村での再度枠組の構築、法定協では名称選定委員だったが、『中央アルプス市』が不評を買い、そのことも原因の一つで合併が瓦解した。名称などは合併してから決めれば良かったと、悔やまれ、責任も感じた。しかし、合併論議を機に、職員が町の行財政について、真剣に勉強し、町民も町政に目を向け、行政と住民の距離が縮まった。このことが1番の成果だった」と振り返る。
12日の任期満了日には、議会本会議でお別れのあいさつをし、43年間通った庁舎を後にする。「これからは1町民として、町の発展を願い、見守っていきたい。長い勤めを一区切りし、ゆっくりとこれからのことを考えたい」と話す。妻と長男の3人暮らし。(大口国江)
##(見出し(2)) -
輝く!経営者~新たな挑戦~ 泰成電機工業 堀内一治専務
有限会社泰成電機工業
◆ 本社工場/駒ケ根市飯坂2竏・竏・4
◆ 創業/1962(昭和37)年7月
◆ 資本金3000万円
◆ 従業員/28人
◆ TEL/0265・83・1138
◆ FAX/0265・83・9663
◆ マンション、個人住宅、商業施設、体育館などの構造床システムで業界トップシェア45%を誇る。
「上伊那・輝く!経営者」シリーズで堀内一治代表取締役専務と泰成電機工業を紹介したのが05年3月。あれから2年半以上が経過し、この間に、丸山光也新社長が就任し、平栗伸好前社長が会長になった。(本年7月)。
多忙の新社長に代わって、前回(05年)同様、同社の業務を牽引している堀内専務にその後の取り組みや方針などを聞いた。
《社宅を活用して画期的実験》
「この結果は世界的にも貴重なデータになる」と堀内専務が胸を張る実験が昨年8月から、泰成電機工業の社宅で続けられている。
昨年7月に完成した地上3階地下1階の社宅をまるごと研究棟にして、「外断熱」の効果を詳細に調べ、コンクリート集合住宅でも無暖房・無冷房の・ス快適、かつ、地球環境にやさしい生活・スを送れることを証明するための壮大な実験だ。測定項目は253点。建物の各所にセンサーを埋め込み、1分ごとのデータを蓄積している。
社宅には、実験への協力を申し出た4家族が実際に暮らしているため、電気製品の使用や煮炊きなど毎日の生活で発生する室内の熱を想定した上での断熱効果が正確に把握できるところが、大学などが設けた研究棟とは異なる。さらに、同じコンクリート建物の中に外断熱をしてある部分とそうでない部分が設定してあり、効果をデータ比較できる点なども注目されている。
堀内専務によると、「外断熱」と「外張り断熱」は異なる。建物の外側を断熱材で囲む手法は同じだが、「外断熱」は、外気と接する部分すべてに断熱材が巻かれていて、例えば樋の固定器具など、わずかな個所(ヒートブリッジ=熱橋)からも熱が伝わることがあってはならない竏窒ニされる。
堀内専務は「外断熱は木造住宅よりコンクリート住宅で効果を発揮する。しかし、木造外断熱のデータはあってもコンクリート住宅のデータはまだない」と同実験に期待する。
この実験は、泰成電機工業と山下恭弘・信大工学部教授(工学博士)が共同で取り組む。
同社は社宅建設にあたり、床材システムの音響(遮音性)などの実験をする試験室を新社宅に設けたいと考え、古くからつきあいのある山下教授にアドバイスを依頼。すると、山下教授側からも研究協力を依頼され、同教授の提唱する「地球環境にやさしい無暖房の住宅で快適な生活」の実現のために新社宅を・ス実験棟・スとして提供することになった。
《山下研究室とのきずな》
泰成電機工業と山下教授との出会いは今から十数年前。当時、県住宅供給公社が建設する教職員住宅などの床は、性能試験に合格したものだけが採用されていたが、その測定を担当していたのが山下教授だった。
泰成電機工業も試験に応募したが、そのころ同社がすでに扱っていた二重床は非常に珍しく、マンションに使用している例は全国でも1割未満だったため、測定方法も確立されていなかった。そんなことから測定値に疑問を抱いた堀内専務は、直接山下教授に会いに行った。そこで2人が情報提供しているうちに共同研究の話がまとまった。
共同研究が始まると、山下研究室の学生と同社との交流も日々深まり、山下教授の教え子が泰成電機工業に入社するようになった。これまでに3人の大学院卒業生が社員になり、2人は同社で研究を続けて博士号を取得、もう1人も博士論文を執筆中だ。
堀内専務は「私は建築のプロではない。山下先生と知り合って、理論的裏付けをしてもらえるようになった。技術的な信頼度はすごく上がっている」と喜ぶ。
《地球温暖化防止は社会的使命》
社宅を利用した画期的実験への協力を決断した背景には、堀内専務の地球温暖化防止に対する強い思いもあった。
「車や工場のCO2削減対策は行われているが、住宅はその意識すらない状況。住宅から出るCO2の量はすごいのに。住宅関連の仕事をしている者として何かできないか」との「社会的使命」が常に頭にある。
今回の実験でも、「研究だけで終わらず、実用化を目指す」とする山下教授の姿勢に共鳴している。「暖房を使わなければ当然CO2の削減につながるが、寒冷地でも快適な生活をしながら無理なく削減できなければ実用的でない。仮に外断熱で削減することが出来たとしても、建築コストを暖房費でまかなえるようでなければ」。温暖化防止への・ス信念・スがのぞく。
堀内専務は「この実験に協力することで儲けようという気はない」と強調。外断熱システムへの事業参入などは否定している。その意図とは別に、実験を見学するために社宅を訪れる関係者は多く、結果として建築業界へのアピールと二重床システムのPRにつながっていることも確かなようだ。
同専務は「これまでの実験の結果から、断熱のためのドアの課題なども明らかになりつつあり、データを基にしたメーカーへの提案などは今後考えられる」とする。
同社は、二重床の制振材として、廃プラスチックと木粉を混合した再生複合材の活用を来年3月から始める。「廃プラスチックは海外で燃料になっている。リサイクルになっていない。簡単に燃やしてほしくない」。堀内専務の地球環境への思いが強い語調になって表れる。当面はメーカーから扱って販売するが、将来的には同社で製造する可能性もあるそうだ。
《新製造ラインを導入》
二重床を支えるボルトの製造ラインを更新し、生産性の向上と製造コスト削減を図る。1年半前、実験的に3ラインのうちの1ラインに新方式を導入。十分な成果を確認したことから、残り2ラインも来年2月までに同方式に変える。
旧生産方式では1分間60個のボルト製造能力が、新ラインでは2倍の120個になる。特殊ボルトの材料になる鉄パイプの補給も、従来は30分に1回供給しなければならなかったが、新ラインでは供給するパイプが棒状でなくコイル状になっているため、一度セットすれば半日は無人で供給し続ける。
同社の二重床支柱ボルトは鉄パイプを加工したもので、「パイプボルト」と呼ばれている。中空の鉄パイプをつぶさないように加圧してボルトに加工する技術は同社が試行錯誤の末に生み出した。「専門家などに無理だと言われてもやってしまう。前社長の代から・ス実験・研究に金を惜しむな・ス・スやってから無理と言え・スが当社のモットー」と堀内専務。
常識を覆すことで成功させてきた画期的な加工技術は、新製造ラインの導入でさらに磨きがかかり、二重床最大手の同社をさらに大きく成長させようとしている。 -
建設労連宮田分会が社協に寄付
上伊那建設労連宮田分会(三浦孝分会長)は、11月に木の良さを理解してもらおうと開いた「木工ひろば」の収益金など2万円を村社会福祉協議会に寄付した。
山浦正弘社協会長が受け取り、あたたかな善意に感謝。同分会は毎年、社協への寄付を続けている。 -
伊東瑞枝さん リボンアートフラワーラッピング展
南箕輪村沢尻のリボンクリエーター伊東瑞枝さん(65)の作品展「リボンアートフラワーラッピング展」は6日、伊那市の中部電力伊那営業所ギャラリーで始まった。クリスマスや正月などをテーマにアレンジした作品約50点を会場に飾った=写真。入場無料。21日まで。
毎年この時期に出品する作品展は今回で8回目。アセテート製のリボンで作ったバラやコチョウラン、ポピー、アネモネなどの花を使ってラッピングや季節に合わせた飾りを制作した。
トナカイや白、銀、金色のポインセチアの花をあしらったクリスマス飾り、来年の干支(えと)のネズミを添えた正月飾りなど、創造力を膨らませて制作した力作ばかりが並ぶ。伊東さんは「リボンでさまざまなものが作れることを見てもらいたい」と話している。
会場には伊東さんの友人、小松信子さん(辰野町)の油絵などもある。
土、日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
滞納者向けタイヤロック導入へ
税金の滞納整理対策として自動車の差し押さえに使うタイヤロック装置1台を新たに導入する宮田村は6日、装置の使用方法を学ぶ講習会を役場で開いた。村は協力して税金の滞納整理を行うことを取り決めた「協働による滞納整理に関する協定」を県と結んでいることから、県総務部税務課個人県民税対策室の収納推進員が役場を訪れ、村の税務担当者5人に装着方法などを教えた。装置はタイヤホイールを挟んで固定する仕組みで、鍵がないとはずせない=写真。村の担当者は「支払い能力があるのに払う意思がないなどの悪質滞納者の差し押さえに使っていきたい。使わずに済むのが一番だが」と話している。装置の購入のため、村は12月村議会に2万円の補正予算案を上程する。
固定資産税、住民税などの収納率の悪化に頭を悩ませている村は12月、1月を滞納整理強化月間とし、23人体制でチームを編成して滞納整理の強化に取り組んでいる。 -
子育て10か条懸垂幕掲示
駒ケ根市教育委員会は5日、市民の子育てのよりどころにしてもらおうと制定した「こまがね子育て10か条」の懸垂幕をJR駒ケ根駅前の立体駐車場壁面に登場させた=写真。幕は縦4メートル、幅90センチの大型。「アルプスに響くあいさつ心が通う」「外遊び 群れ遊び 自然に身につく がまんやルール」などの10か条が10枚の幕に1条ずつ書かれている。駅前を通る市民らはその場に足を止めて幕を見上げ、1条1条をじっくりと読んでいる。
市教委は、市民に定着するよう、しばらくの間掲示していく竏窒ニしている。 -
県産材利用促進を要望
県内産の木材を小中学校の校舎などに使ってもらおうと、木材の生産企業や団体などでつくる県県産材振興対策協議会(斉藤敏会長)は5日、県内13市町村の教育委員会を訪問し「学校などの木造化、内装、外構などの木質化を積極的に検討し、県産材の利用促進を」などとする要望書を提出した。駒ケ根市には県木材協同組合連合会の伊藤久明専務理事など4人が訪れ、中原稲雄教育長に要望書と関係資料を手渡した=写真。伊藤専務理事らは「木材は良好な温度、湿度環境の形成に良いほか、情緒の安定や疲労の減少などの効果もある。生産は認証を受けた工場で行うので品質確保も万全だ」などと木造の利点を説明した上で、ぜひ利用を竏窒ニ訴えた。中原教育長は「趣旨はよく分かった」として、検討する意向を示した。
要望は小中学校などの新築、改築を計画している自治体を選んで行われ、上伊那ではほかに箕輪町に対して提出された。 -
写真クラブ「ドリーム」作品展
駒ケ根市の写真愛好家らでつくる「フォトクラブ ドリーム」(小町谷悦男代表、6人)は初めての作品展を市立博物館ロビーで16日まで開いている。日常の風景や花、動物など、会員が思い思いに撮影した素朴な味わいのある写真など23点を展示。柔らかな色調の水彩画も合わせて展示され、訪れる人の目を楽しませている。
同クラブは市内のカメラ店「赤穂カメラ」が中心となって約2年前に結成された。
入場無料。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
南箕輪小学童クラブ室完成
南箕輪村立南箕輪小学校の敷地に建設していた学童クラブ室が完成した。10日から児童の利用が始まる。
学童クラブは1年生から4年生まで47人が利用。現在は「すくすくはうす」を使っているが、年々利用が増加し手狭になったことや、すくすくはうすは他事業にも使用していることなどから、南小校舎南側に新設した。
鉄骨平屋建て、面積は293平方メートル。学習スペースと遊戯スペース、事務室、物置がある。ドア枠などに黄色や赤など明るい色を使い、床もパイン材を使用し明るく開放的にした。校舎と渡り廊下でつなぎ、外から出入りできる入口もある。
事業費は約4700万円。国と県から各416万円の補助を受けた。
児童は10日から新施設で午後2時半から6時半まで過ごす。
村教委によると、60人までの利用を想定。学童クラブ利用時間外は中間教室、PTA、まっくん見守り隊、学校の会議など多目的に利用する考えで、スクリーンや遮光カーテンも備えている。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問要旨
箕輪町議会12月定例会の一般質問は10、11日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
荻原かほり議員 (1)協働のまちづくりのための町民の活動(2)子育て支援の活性化と具体的な取り組み(3)学校教育の今日的課題と動向(4)高齢者支援に一助
下原甲子人議員 (1)07年度予算、事業の進ちょく状況と見通し(2)08年度予算編成、事業計画(3)目標管理と人事評価(4)消防施設の整備と管理
唐沢荘介議員 (1)新年度予算編成方針議員(2)新年度の子育て支援(3)箕輪祭り(4)ふるさと大使
松崎久司議員 (1)08年度予算編成(2)08年度教育予算(3)農業委員の報酬見直し(4)高齢者、障がい者にやさしいまちづくり
大槻久人議員 (1)保育計画(2)障害者福祉・教育(3)一般行政
小島常男議員 (1)08年度予算骨子(2)学校給食の民間委託(3)耐震対策(4)農地の有効利用を(5)中心市街地の活性化(6)道路改良により交通事故が多発したが現在は(7)冬季の通学路安全対策(8)自然保護と環境保全(9)過去の約束の実行
武村俊身議員 (1)08年度取り組む重点施策(2)公共施設の耐震(3)下水道を布設した個所(4)十沢線農免道路交差点(5)上の平城址(6)萱野高原
丸山善弘議員 (1)里山整備と森林税(2)広域連合の新ごみ処理施設(3)町内のごみ対策(4)代替エネルギー(5)町内の下水道工事と発注
寺平秀行議員 (1)商店街活性化とTMO(2)企業誘致と工業振興(3)若年層の行政参画(4)遊休農地活用と農業活性化(5)健康と食育(6)インフルエンザ対策(7)美しいまちづくり
平出政敏議員 (1)08年度の予算策定(2)雨水排水事業の推進(3)保育行政(4)職員の少数精鋭体制(5)町長の箕輪流グリーンツーリズムの構想(6)新図書館建設
春日巌議員 (1)一般財政予算(2)地球温暖化対策(3)学校給食(4)県・町道改良(5)農業振興策
藤田英文議員 (1)地域づくりと3万人規模の町づくり(2)グリーンツーリズム施策の活用(3)町振興策の課題(4)地球温暖化防止(5)後期高齢者医療制度
松本つぢ議員 (1)子育て支援(2)人にやさしい町づくり
向山章議員 (1)新年度予算(2)二酸化炭素などの削減(3)寄付条例制定(4)いじめの実態(5)「GDV教育」の取り組み(6)全国学力テストの結果(7)学校給食の民間委託 -
伊那有機栽培研究会会長
伊那市東春近下殿島
鳥原 實(まこと)さん(76)おれはこれ以外、ほかのことができるわけではないし、値段(米価)が下がったからといっておいそれとやめられない。メンバーで集まった時も、「こういう時だからこそ正念場だ」ってよく話しているんだよ竏秩B
減農薬、無化学肥料栽培に取り組み始めたのは10年ほど前。年々米価が下落していく中、「売れる米作り」の必要性を強く感じていた時だった。しかし、おいしい米でなければ売れるはずもない。一念発起し、なるべく除草剤を使用しない、有機肥料を用いた栽培方法を模索し始めた。
まずは6ヘクタールのうち、30アールからのスタート。
有機肥料の研究、販売に取り組む業者に指導を仰ぎながら、土壌分析をした結果、それまで使用していた化学肥料や除草剤などの影響で、土壌は強い酸性を示した。そのため、1年目は土壌改良に重点を置いた。アルカリ性の石灰を入れ、苦土肥料も用いた。また、肥料もカキの殻や大豆かす、魚かす、米ぬかなどの有機物を原料としたものに変えた。
最初の1年はあまり変化が無かったが、2年、3年と年を重ねるごと、土壌は変化。それとともに米の甘味や粘り、歯ごたえも格段に良くなっていくことを実感した。
「食味を上げるのが一番難しいが、指導を仰いだり、自分なりに研究したりする中で、(水分やたんぱく質、アミロースなどの数値から食味を計る)食味計でも、80以上が出るようになった。こういう数値が出ると嬉しい」と笑顔を見せる。
その後、ほかのほ場でも減農薬、無化学肥料栽培を拡大。同じ思いで有機栽培を研究してきた仲間と伊那有機栽培研究会を立ち上げ、同様の方法で米作りに取り組んできた。
「作ることも大切だが、これからの百姓は売ることも考えなければならない。しかし、売ることは作ることより難しい。だから研究会では、どこに売るべきか、どうやって売るべきかなども話し合う。仲間がいることは力強い」と語る。
◇ ◇ -
伊那市ごみ処理用地選定委員会小委員会、点数評価する項目に重み付け
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地を決める伊那市の用地選定委員会小委員会が6日、伊那市役所であった。同委員会の委員全員を対象として実施したアンケートの集計結果から、候補地の適正を評価する項目のうち、点数評価する項目の重要度を決めた。今後、2通りの点数化シミュレーションを行い、具体的な方法を模索する。
前回の小委員会後、事務局から同委員会の委員23人に対し、各評価項目ごとに5段階評価で重要度を示してもらうアンケートを実施。結果、6日までに21人から回答を得た。
事務局でその集計をまとめ、各項目ごとの平均点を算出。また、それぞれの平均値を5段階評価の中間値である3で割った補正係数も示した。
同係数は1より大きければ、重要度が高いことを示す。結果▽防災面への配慮▽住宅群への影響▽幹線道路の状況▽教育、福祉施設などとの位置関係▽施設コスト竏窒ネどの係数が1・2となり、各委員が比較的重要度を置くべきと考えていることが分かった。
小委員会では、このアンケート結果から算出した補正係数を再度検討し、小項目ごとの補正係数を決定。それを点数評価を行う29項目に反映させていく。しかし、具体的に点数化に反映する方法については議論が分かれたため(1)各項目に一律の点数を配分し、それに係数をかけ、合計点を算出する(2)係数の差に応じて点数を設定し、各項目の点数を合計する竏・通りの方法で、事務局が実際にシミュレーションを行い、次回その結果を参考にして具体的な点数評価の方法を決めることとなった。
また、点数評価できないとした項目の評価方法についても、次回に繰り越された。 -
松くい虫対策募金に寄付 大芝マレット親交会
南箕輪村の信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長、134人)は、村の松くい虫対策募金に4万840円を寄付した。7日、同村の大芝高原MG場であった親交会の例会に唐木村長が訪れ、寄付金を受け取った。
親交会は4年前から、大芝高原の緑を維持するための一助になればと「緑の募金」として、4月から11月まで月4回ある例会の毎月最終日に募金箱を設置、会員に協力を求めて集まった善意を村に寄付。前年度から大芝高原のアカマツを守る松くい虫対策募金に寄付している。
北原会長は「自然の中で遊ばせてもらっているという意識を高め、自然を大切にすることを考えるために募金の寄付を続けている。これからも大芝の自然を壊さないようにマレットゴルフをプレーしていきたい」と話している。 -
トップストーンの木下君、日本サッカー協会アカデミー福島に合格、北信越から初
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの12歳以下(U‐12)ジュニアでFWとして活躍する木下諒君(12)=宮田小学校6年、南割区=が、日本サッカー協会が世界に通用する選手育成にと開設したアカデミー福島(福島県Jヴィレッジ内)に北信越から初めて合格した。来春からは全国の精鋭に交じってのトレーニングが始まるが「持ち味の突破とシュート力、体力も磨きたい」と期待をふくらませている。
全国から700人を超える受験者があり、合格はわずか16人。4回に及ぶ厳しい選考だったが、木下君は持ち前のハートの強さと抜群のスピードをアピールし難関を突破した。
選考のミニゲームでも、まわりの見知らぬ選手たちの名前をいち早く覚えて引っ張り、リーダーシップとコミュニケーション能力の高さも印象付けた。
トップストーンジュニアは今年、県大会を制して伊那谷からは初めて全日本少年サッカー大会に出場。
木下君はその原動力となり活躍をみせたが、東京ヴェルディなど国内屈指の選手が集まるクラブチームには苦杯をなめた。
しかし、そこで学んだ体の使い方などはアカデミーの選考会で実践。次を目指そうと常にどん欲だ。
148センチ、40キロと小柄。「栄養をつけ体を大きくしたい」と話すが、体格で劣ってもそれに負けない技術を身に付けようと、練習も決して手を抜かない。
アカデミーは中・高一貫教育の全寮制で、来春からは福島での生活となる。親元を離れることに不安も感じるが、それ以上にサッカーが上手になりたいと、目を輝かした。 -
民生児童委員16人を委嘱
宮田村の民生児童委員協議会は3日、新任8人を含む16人に厚生労働大臣の委嘱状を伝達した。任期は3年で会長に春日良清さん=南割区=、副会長に浦野満子さん=町一区=、小田切隆幸さん=町三区=を選出。住民に寄り添い、福祉行政へのパイプ役ともなって活動する。
席上、前会長の浦野勝人さんが「互いに手をとりあって、弱者のより良き理解者となって手助けして」と激励。2人の主任児童委員も委嘱した。
委員は次の皆さん。カッコ内は担当地区
浦野満子(町一区1・2班)大蔵久子(町一区3班)太田芳子(町二区)土方照子(町三区1班)小田切隆幸(町三区2・3班)酒井正雄(町三区4‐1・5班)柳沢靖人(町三区4‐2、大田切1班)三好吉郎(北割区全域)秋山徳子(南割区1縲・・8班)春日良清(南割区4縲・班)加藤かほる(新田区)佐野悦子(大田切区2縲・班)横山榮子(大久保区)近藤浩祥(中越区)渡部佳子(つつじが丘区)都筑勝(大原区)▽主任児童委員=辰野恭子、宮澤多恵子 -
伊那市議会一般質問要旨
伊那市議会12月定例会の一般質問が11縲・3日、行われる。ごみの減量化、地域の防災対策などについて18人が質問する。
質問要旨は次の通り(質問順)。
飯島光豊議員 (1)米価下落などによる伊那市農業と農家の苦境に対する市の対応(2)東海地震などへの対応策(小・中学校の耐震補強工事の実施、緊急地震速報システムの導入など)
北原幸彦議員 (1)山岳拠点施設(山荘など)、関連施設の維持管理
中山彰博議員 (1)二酸化炭素排出量を削減する地球温暖化対策への取り組み(2)太陽光発電システムの普及と支援制度(3)天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業の広報
小平恒夫議員 (1)色覚障害者への支援対策(2)天竜川新明神橋の建設(3)棚沢川野底橋の架け替え
平岩国幸議員 (1)地球温暖化対策(2)商店街の活性化(3)過疎地域自立促進特別措置法
野々田高芳議員 (1)原油高騰時代を反映した自治体経営(2)春の高校伊那駅伝
柳川広美議員 (1)国保税・介護保険料の引き下げ(2)ごみの減量・資源化
春日晋治議員 (1)ごみ減量化に向けての市長の考え方
三沢岩視議員 (1)伊那市の国道153号線バイパス期成同盟会設置
柴満喜夫議員 (1)下水道整備事業(公共下水道の進ちょく状況など)(2)環状北線の開通(春の高校駅伝の折り返し点、市街地循環バスの見直し)
飯島尚幸議員 (1)市の財政運営(08年度の予算編成方針、有利な起債による事業展開)(2)避難所指定校の防災機能の整備(3)伊沢修二先生の顕彰(記念音楽祭に合わせた特別展の開催など)
黒河内浩議員 (1)地域協議会のあり方(2)不登校問題への対応
前田久子議員 (1)小・中学生の心身の健康管理(子どもの携帯電話、自動体外式除細動器の使用など)(2)妊婦検診公費負担
竹中則子議員 (1)市民の健康生活(生活習慣病への取り組みと結果、子どもに広がるメタボリックシンドローム)(2)子どもが明るく元気な伊那市(家庭の教育力の向上など)
新井良二議員 (1)職員配置(職員定数と職員数、臨時職員の雇用と賃金)(2)地域防災対策の強化と救助隊の結成
前沢啓子議員 (1)駅前開発ビル「いなっせ」屋上の携帯電話基地局の設置(2)伊那市土地開発公社の入札問題
飯島進議員 (1)合併により誕生した共有財産の有効活用
伊藤泰雄議員 (1)春富中学校グラウンド問題(2)農業施策の強化推進 -
通り町をイルミネーションで彩る
伊那市の通り町商店街振興組合は、セントラルパークや伊那橋などをイルミネーションで彩る「光のスターダスト」を初めて企画した。青、赤、黄など色とりどりのLED(発光ダイオード)を使い、汽車やトナカイなど工夫を凝らしたデザインが浮かび上がる。08年1月20日まで。
コンセプトは「通りすがりの人々に幸せをプレゼントする」。出展者を募集したところ、5団体から申し込みがあった。
商店街の活性化を願って活動する伊那小学校6年剛組(大沼聡教諭、31人)も協力し、6日に取り付けた。高さ2・5メートルの星、雪だるまなど4グループに分かれ、針金で骨組みを作ってLEDを巻きつけた。
立体的なトナカイを作った児童(11)は「足の長さをそろえて立たせるのが難しかった。夜に光ったところを見に来たい」と楽しみにしていた。
組合ではコンテストを実施。商店街のアーケード下に投票ボックスを設け、買い物客に投票してもらう。
イルミネーションを目当てに来る子ども連れもおり、商店街の利用につながればと期待を込める。
点灯時間は夕暮れから午後10時まで。 -
08年予算編成方針
飯島町は6日役場で、係長、専門官以上の職員ら30人余が出席し、予算編成会議を開き、高坂町長は「行財政改革を確実に推進する一方で、都市再生整備計画を核とし、予算を重点配分する、選択投資型まちづくり予算」-など編成方針を示した=写真。
施策の基本に「中期総合計画実現に向けたまちづくりの実践。『飯島町ふるさとづくり計画』『飯島町集中改革プラン』を軸とした
行財政改革の推進」を掲げ、基本方針は▽住民との協働のまちづくり▽子育て支援、若者定住の促進、新規企業導入など人口増、活性化の促進▽新しい基盤整備や産業振興▽安心、安全のまちづくり▽生活の質を高め、快適環境づくり-とした。
また、留意点として▽人件費総額を前年度より削減▽物件費の削減▽需用費及び複写機の使用料は前年当初予算額の3%削減▽各種委員会等の定数の見なおし▽町単独の金品の支給は原則しない-などを挙げた。
同町の06年度経常収支比率は86・6%で、前年度より1・4%上昇、実質公債比率は16・9%に上り、財政状況は悪化の傾向。大規模事業の進ちょくに伴い、公債費負担や繰出金が増加し、一層の財政運営の硬直化が進む見込み。 -
伊那市社会福祉大会 宮川さんが講演
第2回伊那市社会福祉大会(市社会福祉協議会主催)が1日、県伊那文化会館大ホールであった。元NHKエグゼクティブアナウンサーの宮川泰夫さん=写真=が司会者として12年間担当した「NHKのど自慢」の思い出について、約800人の聴衆を前に語った。
宮川さんは、のど自慢で全国各地600カ所を巡り、地元の人々とのふれあいを大切にし、地域密着型の番組制作に尽力。講演では、のど自慢出身の人気演歌歌手や全国で出会った住民との貴重なエピソードに自慢の歌声を交え、観客を盛り上げた。
「人はなぜ歌うのだろうか」と宮川さん。番組を長年続けているうちにその疑問は解決され、「人はうれしいとき、悲しいとき、つらいときに歌う。人は口から入れる栄養のほか、歌を歌って心の栄養を得ているのだと分かった」という。
ニュースキャスターとして世界に目を向けていた宮川さんにとって、のど自慢の司会者になることは当初、「嫌々だった」。しかし、番組を続けていて「世間のすごさを知った」。「人間は人生のキャリアや年齢とは関係なく、伝えたい気持ちと受けとめる心があればいいのだと知った」と話した。 -
南箕輪村輪の会合同収穫祭
南箕輪村輪の会は1日、合同収穫祭を村公民館で開いた。今年栽培し収穫したサツマイモなどを皆で調理し、恵みに感謝しながら楽しく味わった。
今年は、輪の会が管理する「みんなの畑」でサツマイモ、ジャガイモ、コンニャクイモ、落花生を栽培。コンニャクイモの出来はまずまずだったが、サツマイモとジャガイモはいい出来だったという。
収穫祭には輪の会のほか、えごまの会、寺子屋、信州大学の学生、役場、上伊那農業改良普及センターから40人が参加。献立は新米のおにぎり、とん汁、野菜のみそ和え、刺身こんにゃく、大学いも。収穫した野菜のほか会員が作った地元野菜などを調理した。コンニャクは、輪の会の会員が事前に7キロのコンニャクイモから作っておいたものを使った。
子どもたちも野菜を切るなど協力し、おにぎりはウルトラマンやスライムの形に作るなど互いに見せ合って楽しんでいた。南箕輪小学校3年の渡辺新太君は、「野菜を切ったり、サツマイモを揚げたり、みんなでやると楽しい」と話していた。 -
瑞宝小綬章受章報告
国家や公共への功労があったとして瑞宝小綬章を受章した元赤穂高校長、元駒ケ根市選挙管理委員長の中村良平さん(88)=同市福岡=は3日、市役所を訪れ、中原正純市長に受章を報告した=写真。中村さんは「受章など考えてもおらず、戸惑っている。長く仕事をしてきただけで特別な業績など何もなかったのに」と話した。中原市長は「市民にとっても大変な名誉。これからも市のために力添えを」と祝いを述べた。
中村さんは1977年から2年間赤穂高校長。退職後、市選挙管理委員会補充員をへて4期(88縲・5年)選管委員。うち後半2期は委員長を務めた。 -
サンポーが義援金寄付
土地や建物などを扱うサンポー(本社・駒ケ根市、北村武夫社長)が建設、販売したアパートやマンションのオーナーらでつくる「サンポー友の会」は、7月に発生した新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市への義援金として約4万3千円を寄付した。3日、北村社長と伊東正幸業務部課長が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を託した=写真。
サンポーの創立40期を記念した旅行で同会の会員約60人が11月に柏崎市を訪れた際、災害の爪あとを目の当たりにした会員らの間から自発的に、募金をしよう竏窒ニの声が上がったことから寄付の運びとなった。北村社長は「柏崎市の人たちに寄付の意思を伝えたところ『来てくれるだけでもありがたいのに寄付までも…』と感激していた」と話した。中原市長は「温かい善意に敬意を表する。日赤を通じて先方に送る」と感謝の言葉を述べた。 -
「赤榴会」てん刻展
てん書体と呼ばれる独特の文字を印に彫る「てん刻」の愛好会「赤榴(せきりゅう)会」(関健一会長、8人)は第10回作品展を駒ケ根市の駅前ビル・アルパ2階のギャラリーすずらんで9日まで開いている。駒ケ根市を中心とした会員6人が思い思いに彫った「画龍点睛」、「呉越同舟」、「蛍雪」などの味わい深い作品12点が展示されている=写真。
訪れた人たちは「すごいね」「大したもんだ」などと言いながら作品に見入っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時。 -
駒ケ根市議会12月定例会開会
駒ケ根市議会12月定例会は5日開会した。会期は21日までの17日間。規約1、駒ケ根地域自立支援施設条例など条例3、07年度一般会計補正予算など補正予算5、事件1の計10議案が上程され、常任委員会に付託された。付託議案は最終日の21日に採決される。
07年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに6660万円を追加し、総額145億6360万円とするもの。市債の繰上償還5千万円などを計上している。
日程は次の通り。
▽13、14日=本会議(一般質問)▽17、18日=付託議案審査▽21日=本会議(委員長報告、質疑・討論、採決) -
伊那スキーリゾート 雪造り始まる
伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」は4日夜から、15日のオープン予定日に向け、ゲレンデで人工降雪機を稼働させた。まずはオープンのために必要となる、全長約1200メートルのゲレンデ下半分の部分での雪造りが始まっている。
氷点下2度以下を目安に降雪機を使い、近くの川の水を霧状に噴射して雪を造っている。初日は4日午後11時縲・日午前7時、降雪機15台を稼働させて約1500トンを降雪。オープン日までに最低6千トンが必要となるため、今後の継続的な冷え込みが期待される。
リフト3基の整備やレンタルスキーのワックスがけなどを近日中に終え、あとはゲレンデの雪が順調に整うのを待つだけ。関係者は「オープン日を待ち切れない利用者からの問い合わせも入ってきている。みなさんの機運の高まりに答えられるよう雪造りに励みたい」と話している。
営業期間は来年3月31日まで。入場者数は例年並みの約8万人を見込んでいる。 -
JA上伊那の出資会社「グレース」が南箕輪村で新築「虹のホール」起工式
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の出資会社で、斎場を運営する「グレース」は5日、南箕輪村のJA上伊那ライスセンター南側用地に新しく建設する斎場「虹のホール」の安全祈願祭と起工式をした=写真。JA上伊那や工事関係者など約50人が集まり、無事に完成することを祈願した。
斎場の建設は伊那市東春近、高遠町、駒ヶ根市に続く4カ所目。今後も伊北地域、伊南地域に1カ所ずつ、同様の斎場を建設することを検討している。
建設用地の敷地面積は約3500平方メートル。建物は鉄骨造平屋建て、延べ床面積は約770平方メートル。総事業費は1億4千万円。
来年4月のオープンを予定している。
宮下勝義組合長は「地域のみなさんから要望があってから、建設までに時間がかかってしまった。大変寒い時期の工事になるが、4月にオープンできればと思っている。地域のみなさんの期待に応えていきたい」と語った。
また、20日までは同ホールの名称を募集している(当日消印有効)。採用者(1人)には5万円、虹のかけ橋会費会員証(5年間有効)、ファーマーズあじ縲怩ネの農産物5千円相当を贈呈。また、準採用者(2人)には1万円、会員証、農産物3千円相当を、グレース賞(5人)には会員賞と農産物3千円相当を贈呈する。
応募は、はがきかFAXで。〒399竏・432伊那市東春近車屋207グレース虹のホール斎場名募集係まで。FAXは76・1031。
問い合わせはグレース(TEL76・2080)へ。