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07年度箕輪町功労者が町に記念品送る
07年度箕輪町功労者表彰の受賞者5人が19日、町に記念品として、現在建設中の地域交流センターに設置する屋外大型時計を贈った。
今年の受賞者は、桑沢幸好さん、松田正光さん、赤羽栄治さん、浅川長利さん、田中弘子さん。
受賞者からの申し入れを受け、品物は庁内で検討し決めた。屋外大型時計はソーラー電源で直径70センチ。
4人が役場を訪れ、代表して赤羽さんが「名誉ある表彰をいただきありがたい。交流センターに設置してほしい」と、平沢豊満町長に目録を手渡した。町長は「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
あぐりスクール駒ケ根校修了式
さまざまな体験学習を通じて農業と食への理解を深めてもらおうとJA上伊那が4月から9回にわたって開いてきた農業体験講座「あぐりスクール」駒ケ根校の修了式が22日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。駒ケ根市、伊那市、飯島町、中川村、宮田村の9小学校の2縲・年生児童約70人と保護者などが出席し、修了証を受け取った。
収穫を祝うもちつきを楽しんだ後、自分たちで育てたサツマイモやジャガイモ入りのけんちん汁とともに、きなこやクルミをまぶしたもちで昼食の宴を開いた。児童らは「せっかく育てたのに食べるのは何だかもったいない」などといいながらも、おいしそうに何回もお代わりを繰り返していた=写真。稲刈りで出た稲わらを使って、正月用のしめ飾りも作った。
同スクールは昨年伊那市で初めて開校して好評だったことから、今年は駒ケ根市でも開校。月1回ずつ開かれた9回の講座で田植えや稲刈り、リンゴやサツマイモの栽培作業などの農業体験のほか、川遊びや五平もちづくりなどにも挑戦した。JAは、来年度以降も続けていきたい竏窒ニ話している。 -
伊那ジュニアアスリートクラブ
伊那市総合型地域スポーツクラブに小学生を対象とした陸上競技教室が誕生した。同クラブの中地区、東部地区クラブの合同企画。11月上旬から、市内の小学4縲・年生約60人が市陸上競技場を主会場に月2回のペースで活動する。待ちに待ったクラブの開設に児童たちは喜んでいる。
市内には軟式野球やバスケットボールなどの球技クラブはあるものの陸上競技に取り組むクラブは珍しい。各小学校でも陸上大会に向け、春先の期間のみ活動することはあるが通年で取り組まないため、同スポーツクラブに保護者から要望が集まっていた。
子どもたちの「走ることが好き」「もっと早く走りたい」との想いに答え、クラブを開設するためには指導者確保が課題となった。そのために、中学校の陸上部顧問や陸上経験者の社会人たちの協力を得て、開設することにこぎつけた。市内の小学校に募集チラシを配ると、一週間で申し込みが殺到した。
練習は、敏しょう性を養うためのミニハードルやラダーを使った練習やランニングなどの基礎トレーニングが中心。指導者たちも「陸上を楽しんでもらうための飽きさせない運動を取り入れている」。春先からは種目別練習が本格的に始まる予定だ。また、中学校の陸上部員も一緒に参加しているため、異年齢間で交流が深まっている。
体を動かすことを楽しんでもらいたい竏窒ニいうのが運営する側の第一の目的。「陸上競技場という本格的な練習場所で活動できることを子どもたちも喜んでいる」という。今年度の活動は3月までで、来年度以降も新しいクラブ員を集め、継続していく考えだ。
伊那市陸上競技場で練習するクラブ員 -
伊那図書館で「ミツロウキャンドルづくり」楽しむ
伊那市の市立伊那図書館は22日、冬至とクリスマス、命の循環について考えるためのイベント「ミツロウキャンドルづくり」を同館で開き、市内の親子連れを中心とした約40人が参加した。5千年の歴史を持つという自然素材のキャンドル作りを楽しんだ。
講師の平賀研也館長によると、1年で一番昼間が短い日の冬至を境に、太陽が再びその勢いを取り戻し、命の芽吹きが再び始まる竏窒ニの考えと、キリストの誕生を祝うクリスマスとは密接にある。ロウソクに火を灯すという行為も命の誕生を意味しているという。
「ミツロウのキャンドルは5千年前の人も使っていた」との説明に参加者は関心深げの様子。キャンドルは、綿の糸を湯せんしたミツロウに浸しては冷え固まるのを待つ動作を繰り返して行い、クリスマスツリーや雪だるまなどの形にして作った。
ミツロウキャンドルを作る参加者たち -
美篶きらめき館 上棟式に地域住民300人が集まる
伊那市の美篶支所・公民館の機能を果たす「美篶きらめき館」の上棟式が22日、現地であった。もち投げには、地域住民300人余が集まった。完成は08年3月末で、しゅん工は5月を予定する。
屋根上での神事に続き、美篶支所・公民館建設委員会3役らがもちを投げた。
小学生や親子連れ、年配者らが「こっちに投げて」と言いながら、拾い集めた。
赤羽要建設委員長は、区民の文化の発信基地になることを願った。
施設は老朽化に伴い、現支所・公民館西側に新築。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は1500平方メートル。地域住民が立ち寄ることができるプレイルーム、講堂、研修室、創作室、図書室などを設ける。事業費は4億3千万円。 -
秋まつり実行委員会が反省会
伊那市の第6回秋まつり実行委員会の反省会が19日夜、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。実行委員20人余が出席。公園からまちへ人が流れるようなコース設定の必要性などが挙がった。
紅葉狩りを楽しむ「秋まつり」は11月3縲・8日、カエデ250本が色づく高遠城址公園を会場に開催。伊那谷そばまつりを初めて企画したほか、菊花展、クラフト展などを展開した。
入園は無料で、期間中に2万2088人(前年比2566人増)が訪れた。東海方面を中心に、大型バス80台以上が入り、市観光協会は東京や名古屋などへのPR効果が表れたとみている。
反省会では「イベント」「食事どころ」など4部会から報告があったほか、実行委員から▽紅葉、歴史、芸術、湖を関連づけ、公園近くの信州高遠美術館、歴史博物館まで足を伸ばせるようにしたい▽カエデの植栽を考えたほうが良いのでは▽桜まつりのポスターで、秋まつりの宣伝もしたらどうか竏窒ネどの意見が出た。
これらの反省点は次回に生かしていく。
飯島進実行委員長は「官民一体となったまつりができた」と協力に感謝し、会長の伊東義人高遠町総合支所長も「来シーズンは2万5千縲・万人に来て、高遠へ泊まってもらえるようなまつりにしたい」と述べた。 -
直播で雑草稲「赤米」の発生が増加
水田に直接もみをまく「直播(じかまき)栽培」は、労力軽減、低コスト化を目的として、県内各地で栽培規模を増やしている。中でも上伊那は、直播作付け面積が最も多く、本年度は239ヘクタール。県全体(440ヘクタール)の半分以上を占めている。そんな中、数年前から直播ほ場で雑草稲の「赤米(トウコン)」が発生するようになり、問題となっている。収穫した米に赤米が混入し、等級落ち、検査不合格となるケースもあり、現在県や関係機関が連携しながら研究、対策方法を模索しているが、赤米の発生したほ場では、当初目的としてきた低コスト化、労力軽減が相殺される現状にある。
「赤米」は、昔は全国的に栽培されていた品種。赤米に詳しい大場茂明さん(71)=中川村=によると「収量が少なく、品質が悪いなどの理由から、明治時代、大々的に栽培転換された。昭和40年代以降、田植え機による移殖栽培が普及したが、移殖栽培では普通の稲の生命力の方が強かったため、発生が抑制され、あまり問題とならなかった」。
長野県は農業者の高齢化、米価の下落などを受け、1990年ころから各地で直播の導入に着手。それと同時に、赤米の発生が徐々に顕著化してきた。
赤米は脱粒性のため、成熟すると自然に種子が水田に落下し、直播栽培の水田で同時発生するため、除草剤による防除が困難で、大場さんは「決定的な解決策がないのが現状」と話す。
現在は直接手で赤米を除去したり、出芽した赤米を耕起や代かきで埋没させる方法などで対応する研究を進めているが、あまりに発生が多い場合には一度移殖栽培に切り替え、発生を抑制することも必要となる。
上伊那での今年の収穫分は、上伊那農業協同組合(JA上伊那)が保有する玄米の色彩選別機で赤米を取り除くなどして対応。また、上伊那農業改良普及センターは、具体的な対策や赤米の発生しやすい場所などを示した「防除対策マニュアル」を作成中で、コンバインなどに付いた赤米の種子がほかのほ場に広がらないよう、農家らに促すようにしたいとしている。 -
どんぶりレンジャーがサンタになって高齢者の肩もみ
宮田村のヒーロー「どんぶりレンジャー」が21日、サンタクロースの衣装を身にまとい、村社会福祉協議会デイサービスセンターに出動した。利用者のお年寄りの肩をもんだり、プレゼントを手渡したりと活躍。幸せを地域に運んだ。
村商工会青年部は先日開いた歳末慈善パーティーのオークションで「サンタ券」を20枚発売。落札者の希望した場所に部員扮するサンタが訪れるもので、西駒郷などの福祉施設にも出かけている。
デイサービスセンターには昨年に続いてどんぶりレンジャーも同行。今年はサンタバージョンを披露し、希望者の肩をもむ場面も。
「気持ちいいねェ」と喜ぶおじいちゃん、おばあちゃんの姿に、マスクの裏の表情がほっと緩んだ。 -
箕輪町が原油高騰で「灯油券」配布へ
26日町議会臨時会に補正予算案提出箕輪町は、原油高騰対策として「灯油券」を配布する方針で、26日に開く町議会臨時会に補正予算案を提出する。
灯油券の配布対象は住民税非課税の高齢者世帯など。1世帯に1万円分の灯油券(500円券20枚)を配る。議会での議決を経て年内に配布予定。
臨時会は午前9時開会。提出議案は07年度一般会計補正予算案1件。 -
駒ケ根市 交通事故で重傷
22日午前7時40分ごろ、駒ケ根市赤須町の国道153号線で宮田村の会社員松下裕さん(20)運転の普通乗用車が、道路を横断中だった同市赤穂北割一区の無職小川貞夫さん(72)をはねた。小川さんは頭を強く打ち、脳挫傷で全治約1カ月の重傷。
駒ケ根署の調べによると、松下さんが飯島町方面に向けて走っていたところ、小川さんが横断歩道のない所を西方向に横断しようとしてはねられたらしい。同署は詳しい原因を調べている。 -
おかめ堂で「冬至キャンペーン」22日
冬至にカボチャを食べると風邪をひかない竏窒ニの言い伝えにちなみ、伊那市荒井区通り町の和菓子屋「おかめ堂」は22日、千円以上の買い物をした人に同店銘菓の「かぼちゃパイ」2個をプレゼントする=写真。
「かぼちゃパイ」のプレゼントのほか、この日は、1500円以上の買い上げで、「三春スタンプ」を通常の3倍、又は「い縲怩ネちゃんカード」を通常の5倍でポイントサービスする。
同店は「年末になると世間はクリスマスでにぎわっているが、日本の冬至の伝統も忘れず大切にしてもらいたい」と話している。
おかめ堂では、原油高とうで材料費が高くなるなか、値上げせずに商品を販売しているという。
営業時間は午前9時縲恁゚後7時。年内は無休。問い合わせは、おかめ堂(TEL72・2637)へ。 -
06年度一般会計決算など可決 伊那消防組合議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は21日、伊那市役所で開き、06年度一般会計歳入歳出決算認定など2案件を原案通り可決、承認した。
前年度の歳入総額は11億7916万円(前年比9・10パーセント減)、歳出総額は11億7745万円(同8・57パーセント減)。概要として、職員2人の救急救命士の資格取得、箕輪消防署の災害対応特殊ポンプ自動車の更新などをあげた。
07年度一般会計第3回補正予算は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ124万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を12億3531万円。補正の主な内容は職員異動及び人事院勧告などに伴う人件費の補正や伊那、高遠消防署の需用費(燃料費)の決算を見込む中での増額などとした。 -
下平工業団地に企業立地へ
駒ケ根市土地開発公社が所有する同市下平の下平工業団地(7・37ヘクタール)に、愛知県北名古屋市のアイスクリーム、キャンディーなど製造の日進乳業(水野光社長)が新たに進出することが分かった。21日の市議会全員協議会で市が明らかにした。説明によると、同社は団地の南部分(約1万6500平方メートル)を来年取得し、グミやキャンディーなどを製造する工場(述べ床面積約5千平方メートル)を09年春までに完成させる計画。隣接する中央部分(約1万1500平方メートル)なども10年以内に取得する条件で借地する。従業員は本社からの転勤のほか、地元からも雇用するという。投資総額は約15億円。
同社は1960年創業。資本金5千万円で、07年2月期の売上高は26億円。従業員は正社員60人とパート、契約社員など110人。明治乳業、ロッテなど大手菓子企業に製品を納入している。
同地は「農事組合法人リバーサイド21」が用地を取得して管理、耕作に当たってきたが、もともとは市が総合運動公園建設を計画していた用地。相次ぐ企業誘致成功により、市内の現有工業団地が残り少なくなってきたことから今年になって構想を白紙に戻し、土地開発公社が工業団地として取得した。 -
駒ケ根市議会12月定例会閉会
駒ケ根市議会12月定例会は21日、本会議を開き、追加議案5件を含む規約1、条例4、補正予算9、事件1の計15議案を可決して閉会した。「上伊那圏内において安心して安全な出産ができる環境を整えるための対策と援助を求める意見書」と、同様の趣旨の請願なども可決、採択したほか、最後の議会となる中原市長への感謝決議が可決された。
中原市長は閉会のあいさつで5期20年の市長生活を振り返って「地域の人との約束を果たすことができて本当によかった。毎日が苦労の連続で、長いようで短かい20年だった」と述べ、思い出深い出来事として赤穂南小学校の開校、県看護大の誘致などを挙げた上で「これまでやってこられたのは議会や市民のおかげ」と感謝の言葉で締めくくった。 -
駒ケ根高原スキー場オープン
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は21日、当初のオープン予定から6日遅れで今季の営業を開始した。午前10時のオープンを待ちかねたスキーヤーやボーダーが晴天の下で早速初滑りを楽しんだ。
積雪は約30センチ。雪不足から、オープンしたのは2つのコースのうち「すずらんコース」とソリ専用の「ソリわくわくランド」だが、訪れた人たちは気持ち良さそうにゲレンデを滑り降りていた=写真。しらかばコースのオープン日は未定という。
同スキー場の入場者は、暖冬だった昨季は5万5千人と振るわなかったが、雪に恵まれた一昨年度は約6万7千人と好調だった。担当者は「今シーズンはそれを何とか超えたい」と話している。今季はレンタル用具を更新するなどして集客に力を入れている。31日には年忘れもちつき大会が催される。
問い合わせは同スキー場(TEL83・4000)へ。 -
伊那中吹奏楽部 伊那中央病院でコンサート
伊那市の伊那中学校吹奏楽部は20日夜、同市の伊那中央病院1階玄関ホールでボランティア演奏会「星降る夜のコンサート」を開いた。集まった患者や生徒たちの保護者ら約100人がホールに響き渡る音色を聞き入った。
同校の福祉委員会が同病院でボランティア活動をしているのを契機に「患者さんに元気を出してもらおう」と始まった、今回で2回目の演奏会。この日は、同委員会の16人が患者を病棟からホールへ送迎する手伝いもした。
特設ステージを組んだコンサートは、1、2年生部員約40人が出演。フルート四重奏やクラリネット六重奏、金管楽器八重奏でクラシック音楽を披露したほか、全員参加でジャズ音楽の「シング シング シング」を演奏した。
松原綾子部長(2年)は「今年も演奏できることがうれしい。私たちの曲がみなさんの心の中に響いてくれれば」とあいさつ。患者たちは、一曲ごとに拍手を送り、その想いにこたえていた。
「患者さんたちが元気になれば」と伊那中央病院で演奏する伊那中吹奏楽部 -
赤穂南小児童会祭り
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で20日、児童会祭りが開かれた。本部・代表、あいさつ・安全、新聞など12の児童委員会と1クラスがそれぞれ趣向を凝らした楽しいゲームやアトラクションを企画、運営。学年縦割りの小グループに分かれた全校児童らは校内各所に設けられた会場を巡ってゲームやクイズに興ずるなど、年に一度の祭りを楽しんだ。児童らは「早く行かないと全部回れないよ」などと話しながら、急ぎ足で校内を巡っていた。
運動委員会は体育館内につくられたコーナーで、バスケットボールのフリースロー、ペットボトル・ボーリング、玉入れなど4つのゲームを運営。玉入れでは10秒の制限時間に1つでも多くの玉を入れようと児童らが懸命に玉を投げ入れた=写真。整備委員会はごみの分別ゲームを企画。紙くず、縄跳び、ペットボトル、発泡スチロール、傘などを、燃えるごみ、燃えないごみ、廃プラスチックの3つの袋に分別するゲーム。児童らは「簡単だよ」などと言いながら手早く分別して袋に入れていた。 -
ふるさと大使・中島赳さん
箕輪町内保育園児に菓子のクリスマスプレゼント箕輪町ふるさと大使の中島赳さん(73)=愛知県名古屋市=が21日来町し、町内の保育園児に菓子のクリスマスプレゼントを贈った。
中島さんは、毎年園児のために菓子を届けている。今年は袋菓子750袋が事前に届き、この日はチョコレート菓子900個を持って町を訪れた。
松島保育園を訪問した中島さんは、サンタクロースに扮して園児の待つ遊戯室へ。「皆さん、先生の言うことをよく聞いてお利口さんなので、お菓子を持ってきました」と、一人ひとりに菓子を手渡した。園児は「サンタさんが来た!」と大喜びで、「うれしい」と笑顔で菓子を受け取り、お礼に「世界がひとつになるまで」を元気いっぱいに歌った。 -
南箕輪村久保の堀さん
大芝荘に「大入」パッチワーク作品寄贈南箕輪村久保の堀初恵さんが、集客を願って「大入」の文字をデザインしたパッチワーク作品を大芝荘に寄贈した。
堀さんは、趣味でパッチワークに親しんでおり、今秋に大芝荘と大芝の湯で作品展を開いた。今回寄贈した作品は、出品作の一つ。白や赤色などの「大入」の文字が8枚と、中央に村のキャラクター「まっくん」があり、上部に村章も配している。
作品はロビーの壁面に飾っている。山崎文直支配人は、「忘年会、新年会のサービス時期に寄贈していただき、大変うれしく思う。お客様がたくさん来てもらえるよう張り合いになる」と喜んでいる。 -
【記者室】芋焼酎「大芝の華」
南箕輪ブランドの芋焼酎「大芝の華」が完成した。上伊那産サツマイモ原料の芋焼酎「伊那八峰」の新顔で、今年村内に産声を上げた「いも焼酎南箕輪会」が栽培したサツマイモで造られている▼上伊那全体の新酒発表会では、「一番よかったサツマイモは南箕輪。粒ぞろいで、いい作品ができた気がする」という醸造元の現場の声があった。南箕輪会の試飲会では、「香りがよくて甘みがある」「うまい」と会員の顔もほころんだ▼「大芝の華」は、06年度に誕生した南箕輪ブランドの清酒「大芝の夢」とのセット販売など、共に広めていこう-という構想がある。村民が大切にする「大芝」の名とともに、多くの人のもとに「夢」が届き、「華」開くことに期待したい。(村上裕子)
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伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会、用地の評価方法を再検討
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会が21日、市役所であった。過去3回の中で候補地の適正を判断する評価方法について検討してきた小委員会の結論が示されたが、小委員会の結論は住宅群の定義をどう考えるかなど、具体的に踏み込んでいない部分も多かったことから、評価方法については小委員会が検討し直すこととなった。小委員会の再検討の前に、全体会を3グループに分けてグループ討論行い、今回の評価方法に関する意見を出し合う。それを小委員会に吸い上げ、再検討を進める。
小委員会では、点数評価する25項目、点数評価はしないが何らかの形で評価に組み込む6項目を決めたほか、その他9項目については評価する内容がほかと重複しているなどしたため、「評価不要」と判断。評価項目から削除する方針を固めた。こうした各評価項目の扱い方については、全体委員会でも了承した。
一方、その評価方法については、全委員に対して行ったアンケートを参考に、各評価項目の優先度を決定。点数評価する項目については、候補地の状況に応じて加点、減点することとした。しかし、「施設建設コスト」を評価する項目だけは例外的な扱いをしており、用地取得、造成などにかかる平均金額412万円を基準として、そこから2千万円について1点を加点、減点するようになっている。そのため、同項目だけで最大87点の差が開くようになっていた。
こうした状況を受け、全体会では「コストだけ違うやり方にするのは公正さにかける」などといった意見が出た。また、小委員会では重要部分の判断を具体化することを避け、全体の委員会に委ねることとしてきたため、「小委員会の議論がつくされたものをここへ提出してほしい」といった意見が挙がった。
こうした状況を受け、来年1月にグループ討論を行い、その意見を集約した上で再度小委員会が評価方法を検討することになった。 -
信州大学農学部の学生有志によるバングラデシュのサイクロン被災者募金、約27万7千円集まる
バングラデシュで発生したサイクロン被災者に送る募金を募っていた信州大学農学部の学生有志は20日、募金の集計をした。集った約27万7千円は同国政府の被災地支援金受け入れ窓口に向け、年内に送金する。募金活動に参加した同国からの留学生の一人、タレタ・K・M・Aさん(30)は「私たち国の問題に対し、学生、大学、地域の人など多くの人に協力してもらった。本当にありがとうございました。道も食べ物もない、むこうの人たちを少しでも救うことができると思う」と感謝を気持ちを語った。
先月15日にバングラデシュ南西岸に上陸した大型サイクロン「シドル」により、多数の被災者が発生している状況の中、同学部では、バングラデシュからの留学生が中心となり、募金活動を開始。27日から20日までの間、学生生協や学務係り窓口などに募金箱を設置し、募金を呼びかけたほか、最終日の20日には、学生たちが生協前で最後の募金を呼びかけた。
募金は同学部の学生や職員だけでなく、地域住民からも寄せられ、南箕輪村の職員互助会からもカンパ金が寄せられるなどした。
今回の金額で現地では約50人が1カ月間、1日3食の食事が食べられるという。
送金した募金は遅くても1週間ほどで現地へと届けられる。 -
JA上伊那伊那地区生活部会が「老人保健施設すずたけ」に衣類乾燥機を寄贈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)伊那地区生活部会(伊東恵子会長)は19日、伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」に衣類乾燥機2台を寄贈した。
11月のJA上伊那まつりで行ったチャリティーバザーの収益金により購入したもので、2台で23万円相当(工賃含む)となる。JA伊那地区では、03年からこの取り組みを続けており、これまでにキーボード、車いす、徘徊防止センサーマットなどを寄贈している。
「みなさんで活用してください」と伊東会長。
同施設の上島麻紀子施設長は「冬場は洗濯物が乾きにくいので大変ありがたい」と礼を述べた。 -
上伊那農業高校でAED講習会
南箕輪村の上伊那農業高校は18縲・1日の4日間、同校1年生を対象にAED(自動体外式除細動器)の一次救命処置の講習会を同校で開いている。
県の指導で昨年度から始まった同訓練、1日1クラスずつ伊那中央病院の医師や看護師などから講習を受け、人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの使用法などをマネキンを使って実践した。
20日は同校生物工学科1年生36人が講習を受けた。4縲・人が一組となり、講師が一人ずつついて指導した。
「人工呼吸が難しかった」「実際の場面だったらパニックになってしまうかも」と生徒たち。慣れない訓練に真剣に取り組んでいた。 -
高遠町勝間区とさくらの里が協定帰結
高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」と同施設のある高遠町勝間区が20日、災害時において相互に協力・応援する協定を締結した。高遠町総合支所で伊東義人支所長立ち会いのもと、「さくらの里」の山浦恭民理事長と勝間区の小池静男区長が協定書に調印。協定は2年間となっている。
協定書によると、災害時に「さくらの里」は入所者の避難誘導、物資搬出に協力を要請できる。勝間区の地域内で被災者がある時は、「さくらの里」は一時的な避難場所として可能な限り受け入れる。要請手続きのできない緊急事態の場合、それぞれの判断により現場にかけつけ、入所者、区民の安全確保に協力する。
山浦理事長は「災害はいつ起こるかわからない。夜間の場合、少ない職員で対応し切れないということが懸念されていた。このような締結をしていただきありがたい」と述べた。
小池静男区長は「勝間区にはお年寄りだけで暮らしている家もあるので、災害が起こった際にこのような施設で受け入れていただければ、安心」と述べた。 -
伊那中央病院 来年1月に施設改修へ
伊那中央病院運営審議会(北原敏久委員長)が19日夜、伊那市の伊那中病であった。医師不足に伴う産科問題対応で、伊那中病の施設改修について、諮問通り答申した。27日の中央行政組合議会で施設改修にかかわる補正予算を提案する。
来年4月、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の常勤産科医がいなくなることから、産科診療を休止せざるを得ない状況で、受け皿として伊那中病の施設改修が必要になっている。
上伊那の年間の分娩(ぶんべん)件数は1600件。内訳は伊那中病が千件、昭和病院が500件、民間・助産所が100件。
伊那中病の産婦人科医師は4人で、来年度に1人増員となる見込み。
小川秋実院長は「開院当初、分娩室は年間500件を想定していたが、千件を扱っている」と人的、施設的に足りない状況を説明。昭和病院分をカバーするために、里帰り出産の自粛などに理解を求め「来年度の分娩件数は年間1200件の見込み。何とか上伊那の需要にこたえたい」と述べた。
産科病棟の改修は、4階にある分娩室を2室から3室に増やす。分娩に必要な医療機器もそろえる。陣痛室1室が分娩室に変わるが、新たに陣痛室としても活用できる病室1室を設ける。
来年1月に着工し、3月上旬にしゅん工予定。
08年度には、1階の産婦人科外来の南側に、産婦人科外来診療棟を増築。初診は紹介状の持参を求めているが、外来が増える見込みで、産科と婦人科の診察室・内診室を1室から2室に増やすなど現在の2倍の広さにして対応する。
5月に着工し、8月中旬にしゅん工予定。
改修費は1億1700万円を見込む。
委員は上伊那医師会、住民代表ら15人で構成。施設を増改築する場合、審議会へ諮問することになっているため、臨時に開いた。 -
青い目のサンタが西保育園にやってきた
宮田村西保育園は21日、クリスマス会を開いた。豪州出身で宮田中学校ALT(外国語指導助手)のアダム・コラールさんがサンタクロースに扮して来薗。園児と握手を交わし、プレゼントを手渡した。
青い目のサンタさんの登場に、園児たちはビックリ。「どこに住んでいるの」「どうして夜に来るの」など次々と質問をぶつけた。
「食べ物は何が好きですか」の問いに、アダムサンタは「クッキーに牛乳、そしてワサビとチクワかな」と答え、子どもたちも親近感を覚えて大喜び。
学年ごとに歌やダンスを披露し、サンタも一緒に踊ったりふれあう姿もあった。
お待ちかねのプレゼント。大きくてあったかなアダムさんの手から受け取り、子どもたちは「サンキュー」と元気に英語で答えていた。 -
小さな親切作文コンクールで宮田小6年3組の6人が入賞
小さな親切運動作文コンクールで、宮田村宮田小学校6年3組の6人が入賞。そのうち若林和輝君(12)は、道を譲ってくれた親切なドライバーとの出会いを作文にして県本部表彰の金賞に輝いた。
中原彩香さん、佐々木亜里さんが銅賞、田中梨沙さん、奥原慎君、馬場清香さんは佳作に入賞。
21日に小さな親切運動上伊那支部の山田益支部長が同小を訪れ、一人ひとりに表彰状を手渡した。
金賞の若林君は「車が止まって譲ってくれた時は本当にうれしくて、自分も親切にしたいと思った。これからはあいさつなどもしていきたいです」と喜びを語った。
同コンクールは子どもたちの豊かな心づくりにと、社団法人小さな親切運動本部が毎年実施。
今年上伊那支部管内からは、宮田小を含め小学生の部には8校から40作品、中学生の部には8校145作品が寄せられた。
この日、山田支部長は飯島町飯島中学校も訪ね、県優秀賞の平野紗帆さん、銅賞の川村奈な美さん、佳作の紫芝名奈美さんにも表彰状を渡した。 -
ニッパツ労組寄付
ばね製造大手、日本発条の労働組合伊那支部(矢沢克己支部長、1060人)は19日、駒ケ根市と宮田村の3工場で働く組合員から募った10万円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。矢沢支部長と宮沢克美副支部長の2人が同市ふれあいセンターを訪れ「福祉のために使って」と寄付金を手渡した=写真。市社協の堀勝福事務局長は「毎年の善意に感謝する」と礼を述べた。
同労組は伊那市の児童養護施設「たかずやの里」にも寄付することにしている。 -
駒ケ根ライオンズクラブ寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(井口美義会長)は19日、赤い羽根共同募金として5万円を駒ケ根市に寄付した。井口会長ら役員4人が市役所を訪れ「福祉のために役立ててほしい」と中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「精力的な取り組みに感謝する。善意が生かされるよう、弱い立場の人たちのために使いたい」と述べた。
同クラブは飯島町、宮田村に対しても各2万円を寄付した。