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迎春は出世魚のブリで、仕入れ高値に店の努力も
宮田村町三区の生鮮スーパー「こいち」には、迎春用の魚介類が入荷して買い物客で賑わっている。年取り用の魚として欠かせない出世魚の天然ブリは不漁で、仕入れ値で例年よりも3割ほど高いというが、店の努力で価格を抑えて提供している。
同店の前林善一社長によると、シャケも仕入れ値で2割ほど、タコやタラバガニも若干高めという。
しかし、「お客様にそのまま転嫁するわけにはいかない。各小売店が我慢する部分も多いのでは」と話す。
「商売をやって50年ほどになるが、ブリがこれだけ不漁なのは初めてじゃないか」と前林さん。原油高の影響でマグロの仕入れ値も高値が続いているという。
一方で狙い目は養殖物のタイ、ハマチで安値傾向。イカも豊漁で安く味も良いという。 -
箕輪西小学校上古田支会が上古田公民館の掃除
箕輪西小学校上古田支会(子ども会)は29日、毎年恒例となっている箕輪町の上古田公民館の年末掃除をした。冬休みに入ったばかりの同会の1縲・年生約30人の児童がぞうきん持参で同館を訪れ、窓拭きやモップがけなど、日ごろの感謝を込めて館内の汚れを落とした。
「届かないよ」大きな窓に張り付いてぞうきんを動かす児童たち。「きれいになった縲怐vとピカピカになった窓を満足そうに見る。
「そこやったよ縲怐v「ここ僕がやる」賑やかな声が公民館中から聞こえてきた。
広い公民館もみんなで掃除すれば、あっという間に奇麗になった。 -
個店の「売り」を消費者にアピール
伊那市の通り町商店街振興組合(竹田一麿理事長)は、魅力ある個店づくりを目指し、独自のサービスや商品を提供する「1店逸品運動」に取り組み始めた。各店の「売り」を紹介した初売り用のチラシを作り、消費者にアピールする。
これまで初売りに合わせ、お神酒や豚汁を振る舞ったり、福引きを企画したりしたが、消費者が大型店に流れる傾向。イベントは取りやめ、個店ごとの対応とした。その代わり、どこにも負けない自分の店の逸品を売り込もうとチラシを作った。
加盟店は衣料品、飲食、薬局、菓子など約30店。チラシには、個店ごとに店主らの似顔絵入りで「安心・安全・健康な体にやさしい食品を提供」「半天手作りいたします」「鉢花の育て方の知識」などを記した。
組合の内田吉郎副理事長は「『売りがない』という店主もいたが、自分の店の特色は何かを考える機会になった」と話し、消費者の反応を楽しみにしている。
来年1月1日の折り込みチラシで、市内の各家庭に配られる。
年度内には、各店の逸品をまとめたマップを作成する計画。
伊那商工会議所は本年度、商店街の「1店逸品運動」支援事業を盛っている。10月には勉強会を開き、商店主が先進地の事例を学んだ。 -
夜警活動に励む団員を激励
伊那市消防団の消防防犯夜警が始まり、27日夜、市、消防署、警察などの関係者が市内の各分団の夜警拠点を巡視し始めた。初日は、宮下市蔵長谷地域自治区長、蟹沢昭二高遠消防署長ら9人が長谷分団の各屯所を訪れ、夜間の警戒を続ける団員を激励した。28日は高遠町地区、30日は伊那地区を関係者が巡視する。
非持の屯所前には、これから夜警活動に出発する非持山、非持の団員8人が集合した。宮下長谷地域自治区長は「住民が新しい年を迎えられるよう、地域で火災や犯罪が起きないよう見守ってほしい」。蟹沢署長は「05年12月以来、長谷地区が無火災なのは、みなさんの予防消防の努力のたま物。引き続き警戒をお願いする」とあいさつした。
夜警は、火災や犯罪が起きやすいこの時期、市民の生活と安全を守るためのパトロール。年末から年始にかけ、各分団ごとの計画に沿って進めている。
夜警活動に励む団員らを激励する -
茅の輪くぐり
飯島町の梅戸神社で28日、師走の大祓い式が行われた。氏子ら20人余が拝殿前に設えた茅の輪をくぐり、1年のけがれをはらい、来る年の無病息災と招福を祈った。
茅の輪の神事は日本古来の行事。同神社は毎年の師走の28日に実施している。
氏子らはまず、日ごろ知らず知らずに身に付いた罪や汚れを払い、人形(ひとがた)に擦りつけおさめた。
続いて、氏子総代らが竹やカヤで作った直径2・5メートルの茅の輪の前に勢ぞろいし、茅野建夫宮司を先頭に、1列になり、神妙な面持ちで3回輪をくぐり抜け、一家の健康と招福を祈った。 -
駒ケ根市仕事納め式
駒ケ根市は28日、07年を締めくくる仕事納め式を市役所で行った。今任期(1月28日)限りでの退任を発表している中原正純市長は集まった約120人の職員らに対し「今年ほど長い年はなかった。早いうちから気持ちを固めてきただけに、5期20年の総仕上げの年にしようと頑張ってきた」とした上で「職員の皆さんにはとりわけ苦労をかけた」と感謝とねぎらいの言葉を述べた=写真。今年の成果として、子育て10か条の制定、企業立地、バイパス駒ケ根工区の開通などのほか、東中の駅伝での活躍を挙げた。一方で昭和伊南病院の医師不足問題や景気回復の遅れなどを引き合いに出し「厳しい時代は続くが職員、理事者が心を一つにし、互いに連携して先を見通しながら新しい年に向かって頑張ろう」と呼び掛けた。
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駒ケ根市消防団巡察
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の年末特別警戒が始まった。27日夜、警戒に当たる団員らを激励するため、小平団長のほか、中原正純市長や駒ケ根警察署の山本修作署長ら約30人が参加し、4つの班に分散して市内の各詰所を巡察。団員らの志気を鼓舞した。
市役所で行われた出発式で中原市長は「今年は大変残念なことに火災が多く発生した。地域の安全、安心確保のため、伝統ある特別警戒に旺盛な消防精神で当たってほしい」と激励した=写真。小平団長は「特別警戒で少しでも被害をなくしてほしい。少しずつの積み重ねが市民の安全、安心につながる。団員600人が全員参加体制で31日まで夜間の警戒に当たるが、一生懸命頑張ってほしい」とあいさつした。 -
JA上伊那、高齢化農業者の労力低減と新たな担い手確保を目指しりんごの新わい化栽培向け台木約8400本を来年から導入
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は来年から、リンゴの新わい化栽培の導入に向け、台木、約8400本を購入する。これまでのわい化では台木に接ぎ木を施し、そのまま畑に植えて生育してきたが、新わい化では接ぎ木をした苗木を1年間かけて枝数の多い「大苗」に育成。それを畑に植えると、従来よりも低い木で多くの収量を得ることができる。現在上伊那にある多くのりんご園では、25年以上前に植えられたわい化木が巨木化し、高齢化が進む果樹生産者の大きな負担となり、高所作業の事故も起こりやすくなっている。そのためJA上伊那では今後、新わい化技術により育てた木への改植を継続的に進め、労力はこれまでの半分に、収量はこれまでの2倍、確保できるようにしたいとしている。高齢化する果樹園農業者の支援と、新たな担い手確保を目指す狙いもある。
現在上伊那では、約830戸の販売農家が約230ヘクタールでリンゴを生産しているが、高齢化などの影響でその栽培から離れる農家が増加。10年前の約60%にまで落ち込み、大幅に減少している。
また、経営者の年齢も70歳代以上が約40%。それに続く60歳代が30%を占めており、今後も生産主体は高齢農業者が担っていくこととなる。一方、栽培品種は、8月下旬から9月下旬まで収穫できる早生種の「つがる」が25%、10月下旬から11月末まで収穫できる晩生種「ふじ」が56%、を占めており、その間を埋める有力品種の育成が課題だった。
そこで今回、新わい化栽培の導入により作業軽減を図るとともに、食味が良いとされる長野県オリジナル品種「シナノスイート」「シナノゴールド」を中心とした苗木への植え替えも実施。これらの品種は「つがる」と「ふじ」が収穫できない9月下旬から10月下旬ころまで収穫できるため、8月下旬から11月末まで一貫して収穫できる生産体制を整えられることになる。
新わい化木がほ場に植えられるのは09年。収量目標は移殖して2年後で10アール当たり1トン、木が安定する4年後には10アール当たり4トンとしている。 -
大みそかを前にみはらしファームで〆の子2008本を飾り付け
みんなの願いを天に届けよう竏秩B大みそか前に伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで28日、2008年に合わせて2008本の〆の子を連ねた総延長1・2キロの「〆の子飾り」を園内各所に飾り付けた=写真。
大みそかに“年神様”が宿るとされる〆の子。大みそかから新年にかけて飾り、翌年小正月のどんど焼きで焚き上げ、年神様を再び天へと送るのが伝統行事だが、同ファームでは「その時にみんなの願いも天へ届けてもらおう」と、例年12月初旬から一般の人にも協力してもらいながら〆の子作りを始め、そこにそれぞれの願い事を添えてもらう。
約500本を一般の人が作成した今年は「健康で生活できますように」「家族みんなが元気で長生きできますように」などといった願いが添えられた。残る約1500本は同施設のスタッフがこの日に間に合うように作成している。
飾り付けにはファーム内各施設のスタッフ約40人が参加。「寒いね」と笑顔を見せつつ、2008本の〆の子と松の葉を交互に挟まんだ縄を、協力し合いながらファーム内に張り巡らせた。
どんど焼きは、来年1月20日に行う。 -
大芝高原利活用等審議会
「信州大芝高原総合利用計画」改正を諮問南箕輪村は27日夜、大芝高原利活用等審議会を村役場で開き、唐木一直村長が「信州大芝高原総合利用計画」の改正について諮問した。
審議会は、村長の諮問に応じ大芝開発計画や村有林その他の開発行為に関して必要な事項について調査研究、審議をする。委員は区推薦13人、公募3人、識見者6人、議会選出2人の24人。会長に伊藤幸雄さん(北殿)、副会長に春日茂人さん(田畑)、征矢鑑さん(塩ノ井)を選出した。任期は2年。
「信州大芝高原総合利用計画」は01年3月に策定し、02年5月に1部変更している。本年3月に策定した村の第4次総合計画に基づき今回、利用計画を見直す。
委員に示した計画案は、庁内のプロジェクトチームで検討。計画が、事業中止になった県の「子ども未来センター(仮称)」建設を核としていたことから、関連する内容を削除し整理した。今後新たな大規模開発はしない方針で、新施設計画は現在検討中の大芝高原味工房や足湯、既存施設のリニューアル計画は多目的トイレの適正配置などを盛り込んでいる。
計画に関連するため、08年度を目標にリニューアル計画を進めている大芝高原味工房についても、経過と現段階での計画案を説明し併せて意見を求めた。
たたき台によると、「足湯のある味工房」で、コンコースデッキを挟み工房棟と店舗棟を左右対称に建設。ウッドのオープンデッキで外壁も板張りにする。新たに軽食喫茶コーナーとデッキ内に20人程度が利用できる足湯を設ける。木造平屋建て、建築面積約600平方メートルの予定。
審議会は、08年3月末までに5回開く予定。今回提示された計画案について委員が各自質問や意見を村に提出し、それを基に第2回会議で検討する。
唐木村長は、「計画の見直しをお願いする。併せてすでに県と協議している味工房の改築計画、大芝高原全体にわたるご意見を頂きたい」とあいさつした。 -
箕輪町郷土博物館出張ミニ展示
「みのわの伝説」紹介箕輪町郷土博物館は、出張ミニ展示「みのわの伝説」パネル展を長田の「ながた荘」で開いている。
本年度の「町内まるごと博物館事業」の一環。博物館の中を見るだけでなく町全体を大きな天然の博物館と捉え、各地で見て体験してもらう企画。ながた荘の年末年始の利用客に町の伝説を見てもらうことで、箕輪の地により親しみを感じてほしい-と展示した。
昨年秋の特別展「みのわの伝説」で紹介した伝説の中から、今回は「十沢の日切り地蔵」「右門の蛇たいじ」「棲鳳の池」の3話。挿絵のある伝説のパネルのほか、十沢地蔵尊や漆戸右門の墓など関係する写真、地図を展示している。
出張ミニ展示は来年1月10日まで。その後は、町内5小学校で展示を計画する。 -
MAながた会
チャリティ展売上金を箕輪町社協に寄付箕輪町長田の日帰り温泉施設ながたの湯で洋画や日本画の作品展示をしている「MAながた会」は27日、チャリティ展の売上を町社会福祉協議会に寄付した。
同会は1カ月ごとに会員が交代で作品を展示。温泉利用者の目を楽しませている。
町の福祉のためにと始めたチャリティ展は5年目。今年は11月20日から12月19日までの期間で7人が洋画、日本画、染色の新作13点を出品した。
同会事務局の朝倉将至さんが社協事務局を訪れ、事務局長に寄付金を手渡した。金額は、売上から材料費のみを引いた残り4万4千円。北條隆事務局長は、「貴重なチャリティのお金をいただいた。福祉のために役立たせてもらう」と感謝した。 -
伊那市立図書館の利用者カードのデザイン求む
伊那市立図書館は来年3月2日まで、図書館利用カードの新デザインを募集している。伊那、高遠町図書館、各分館を連携させる「図書館システム」の導入をきっかけに、カードのデザインを一新する。4月から新しいカードの発行が始まる予定だ。
市立図書館全体の約36万冊の本や情報資料を活用するため9月、図書や利用者情報を一元化する新システムを導入した。これを契機に、これまで伊那、高遠町図書館で異なったデザインの利用者カードを発行してきたが、統一の利用者カードを作ることになった。
デザインの応募は、資格、年齢、居住地などは問わず、広く一般から募る。作品は、カードの表面に使用する写真や絵などで、規格はA4サイズ以下。データでの応募は、写真や絵が350dpi以上のjpg形式ファイル、デザイン画などはイラストレーターver8.0、pdf形式ファイルに限る。
応募作品の中から2点を図書館利用カードのデザイン素材として採用。3月4縲・3日、伊那図書館ギャラリーで作品展示し、来場者の投票による結果から市教育委員会が選定する。
これまで使ってきた伊那、高遠町図書館の利用者カードのデザインは、いずれも職員による図案でそれぞれ1994年、91年から使用を始めた。新カードは新規発行、再発行(有料=100円)用で制作後も両利用者カードは使用できる。
平賀研也館長は「自然、文化、人情などをつないだようなデザインを期待する。2点を選ぶ予定で、世代や地域性など違うパターンにする。今後も定期的にカードのデザインを変えていきたい」と話している。
問い合わせは、市立伊那図書館(TEL73・2222)へ。
伊那図書館(左)、高遠町図書館で発行してきた利用者カード -
【記者室】火の元点検
消防署員による高齢者一人暮らし家庭の火の元点検。ガスコンロや暖房器具などを点検し、適切なアドバイスをしてくれる。訪問を受けた人は、「来てもらってよかった。来年もお願いしたい」と話した▼消防署は事前連絡をして訪問するが、高齢者をねらった詐欺などが増加してから、断られるケースが増えたという。火は恐ろしい。犯罪被害に遭うことも恐ろしい。注意して、しすぎるということはないので、被害防止のため訪問拒否というのは理解できる。しかし点検をしてもらえば安心なのに…とも思う▼火災予防のため、例えば火の元点検表の配布など住民自身が点検し注意する、訪問の代わりとなる方策も必要なのかもしれない。年の暮れ、どうか火の用心を。(村上裕子)
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正月を華やかに、子どもたちが生け花
宮田村の小中学生が参加する講座「楽しい生け花」は、マツや南天などを使って正月用の生け花に取り組んだ。彩りも豊かにいけて、新年を迎えるにふさわしい力作ができあがった。
季節折々の生け花に挑戦する同講座だが、この日も子どもたちは真剣な表情で花器に向い、発想を広げた。
指導する小田切孝子さん=北割区=は「日本の伝統を体験して学ぶことが見直されてきている。大切なことですよね」と話した。
楽しい生け花は、村教育委員会が休日の子どもたちの余暇活動にと開く学校週5日制対応講座のひとつ。
2002年度の事業発足当初から続く人気講座で、今年度は小学校1年から中学2年までの女子23人が登録している。 -
子育てにもやさしい「灯油券」支給決まる
宮田村議会は28日に臨時会を開き、生活弱者支援として低所得者世帯に1万円分、子育て支援として小学校就学前の子どもがいる全世帯に一律3千円分の「灯油券」を支給するための本年度補正予算案を村が上程した原案通り可決した。村住民福祉課は民生員や保育園を通じて該当世帯に原則手渡す考えで、1月中旬までには交付を完了させる。
原油高による燃料の高騰を受けた緊急対策。対象となる生活弱者は、いずれも住民税非課税の世帯で▽75歳以上の高齢者世帯▽母子・父子家庭▽重度障害者のいる世帯▽生活保護受給世帯。146世帯が該当する。
子育て支援対策としての就学前児童世帯への支給は所得制限なく、全466世帯にのぼる。
灯油券は1枚千円単位となっており、村内の事業に提携する5店舗で来年3月末まで利用できる。
補正予算に盛り込んだ事業費は300万円。 -
八十二銀行伊那市駅前支店で水彩画展
伊那市の八十二銀行伊那市駅前支店(伊那市駅前ビル「いなっせ」2階)のロビーで、同市西春近のさんの水彩画展が開かれている。08年1月25日まで。
花や国内外の風景を描いた作品12点が展示してあり、訪れた人の目を楽しませていた。
10年ほど前に趣味で水彩画を始めたという西村さん。夫の雄さんが書道をやっていることもあり、夫婦で展示会を開くこともある。
今回、特に力を入れているのは、「旅情桂林(けいりん)の四季」と題した5点の風景画。「おととし中国の桂林に旅行に行った時、風景が美しくて、ぜひ描きたいと思った」とのこと。
午前9時縲恁゚後3時。土日祝日ほか29日縲・8年1月3日休み。 -
南箕輪村消防団夜警開始
南箕輪村消防団は、空気が乾燥し、火の扱いの多くなる冬場の火災予防のため、夜警を行っている。5分団がそれぞれの計画に従い週2回ほど午後7時半ごろから消防車両で警鐘を鳴らしながら地域内を回る。3月中旬まで(第4分団のみ3月末まで)を予定している。
27日は、夜警を始めるにあたり、団本部幹部と南箕輪村駐在所の職員などが、各分団の屯所を巡視し、器具などの点検や団員の激励をした。
宮崎忠夫団長は「村民のみなさんが安全に年末年始を過ごせるよう予防活動に徹してください」と訓示を述べた。
南箕輪村内では19日朝に大芝の運送会社敷地内で同社が物置代わりに使用していたコンテナ内の書類などの内容物が全焼。不審火の疑いなどもあることから村消防団は1週間のパトロールを行っている。
団員は「火元の注意と戸締りをぜひ徹底して欲しい」と火災予防を呼びかけている。 -
楽しい年賀状次々と
宮田村図書館のおはなし会「みんなの広場」はこのほど開き、来年干支のネズミなどの絵を描いて年賀状をつくろうと子どもたちが挑戦した。
ミッキーマウスや正月にちなんだタコやコマなど、思いおもいにペンを走らせる。楽しい図柄の年賀状が次々と完成した。
「誰に出そうかな」と力作片手に男の子。「うまく描けた」と歓声をあげる女の子。新年に向けた準備をみんなで楽しんだ。 -
伊那市の交通死亡事故 再発防止検討会
伊那市美篶の市道で発生した交通死亡事故の再発防止検討会が26日、現地などであった。市や伊那署、市交通安全協会連合会、市交通安全指導員、地元区長ら約30人が集まり、悲惨な事故を再発させないための対策について協議した。
同署によると、15日午後6時ごろ、国道361号方面から手良方面に向け、街灯のない直進道路を進行中の普通乗用車が道路左側を歩行していた女性(80)を後方からはねた。この事故で女性が死亡した。
美篶支所であった検討会では、再発防止のため、道路両側に50センチずつの外測線を設ける竏窒ネどの提案があった。このほか、昨年、地元の安協が地域の65歳以上の高齢者に対して配布した「反射リストバンド」の活用を住民に対し、呼びかけていくことを確認した。
交通死亡事故の現地診断を行う参加者(伊那市美篶) -
ICT特別番組 08年の展望を小坂市長らてい談
伊那ケーブルテレビジョンの新春特別番組「今年の展望縲怩ヌう描く?伊那谷産業の将来像縲怐vの収録が26日、伊那市内であり、小坂樫男市長と伊那商工会議所の向山公人会頭、八十二銀行執行役員の滝沢亮伊那支店長がてい談した。来年1月1日などに放送予定。
3人が本年を振り返り、来年のキーワードとなる言葉を上げた。このなかで小坂市長は「企業誘致。市内企業の育成」とし、「市内には優秀な企業が多く意欲的に取り組んでいるので応援していきたい」などと述べた。
向山会頭は「地域との共生」をキーワードに、地方の実情に合わせた産学官の連携について語った。滝沢支店長は「波及」とし、石油値上げによる原材料の高とう竏窒ネどを懸念した。
番組の放送時間は、1日正午、午後9時縲怐A2日午前9時縲怐A3日正午、午後6時縲怐B
ICT新春特別番組でてい談する小坂市長ら -
「城の自由研究コンテスト」 優秀賞受賞を報告
第6回小学生・中学生「城の自由研究コンテスト」(日本城郭協会など主催)で伊那小5年生の梶原あさみさん(11)が全国467点の応募の中から優秀賞を受賞した。26日夕、梶原さんが小坂樫男市長を訪ね、受賞を報告し、「思ってもいなかった。びっくりした」と感想を述べた。
コンテストは城や城跡、城下町、人物などをテーマに報告書や絵画、作文などの形式で小中学生の作品を募集。初めて応募した梶原さんの作品「高遠城の戦いと桜の伝説」が優秀賞9作品のうちの一つに選ばれた。入賞作品24点のなかで、県内から唯一の受賞だった。
梶原さんは、同市の小中学生を対象に体験活動の場を提供する「はなまる地域探検隊」に3年生から参加。活動の一環で勉強した高遠城の戦いや伝説をテーマに、祖母から学んだ切り絵で絵本を制作した。「形が残っていない城がどんな形だったかを調べるのが大変だった」などと話した。
優秀賞受賞を報告する梶原さん -
駒ケ根市内5小学校で終業式
駒ケ根市内の全5小学校で27日、2学期の終業式がそれぞれ行われた。赤穂南小学校(下平達朗校長)では全校児童を前に1、5年生が学習の成果などを発表した。1年生は難しかった繰り上がりの足し算や繰り下がりの引き算の計算方法などをパネルで実演=写真。「3学期も算数頑張りましょう」と元気に発表した。5年2組は総合的な学習の時間で取り組んだ米作りについて「すごく大変だったが、みんなで協力してたくさんの米を収穫できた」と振り返った。
下平校長は「2学期は86日あったが、みんなそれぞれ頑張った。明日から12日間の冬休み。火遊びをしない、けがをしない、うそをつかない竏窒フ3つの約束を守って良い休みにしてください。3学期の始業式には元気に会いましょう」と呼び掛けた。
市内5小学校の3学期始業式は9日に一斉に行われる。 -
2学期終業式
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は27日、2学期の終業式を行い、82日と最も長く、忙しかった学期を締めくくり、12日間の楽しい冬休みに入った。
式では6年生がスライドを使って、七久保の歴史について、班ごとに発表。「七久保には馬頭観音が316基あり、特に上通りは百基もある」「道祖神は町内に72基あり、そのうち、七久保には23基もある」など石仏のほか、神社についても建立した時代、総代数など、実際に現場に出向き、調べたことを披露した。
細川校長は澄んだ声で「たきび」を歌い上げ「命にかかわる事故や事件に巻き込まれることがなかったことが1番良かった。自分で自分を励ましながら、一生懸命頑張った2学期」と振り返り「冬休みは家の人と楽しく過ごし、3学期には元気で登校して来て」と呼び掛けた。 -
石像モニュメント除幕
飯島町の飯島中学校統合50周年記念事業実行委員会(織田信行実行委員長)は27日、記念事業の一環として、生徒玄関前に設置したベンチ形式石像モニュメントを除幕した。
幅50センチ、長さ3メートル20センチ、高さ40センチ、中田切産の御影石。竹沢校長の揮毫で「おはよう こんにちわ さようなら 飯島中学校統合50周年記念」と刻まれた。石材は記念事業部長の小林幸平さんが寄贈した。
実行委員や新生徒会役員ら10人余が見守る中、松村知明生徒会長ら生徒会三役が除幕した。
織田実行委員長は「座って楽しみ、考え、友と仲良くするいす。皆さんの成長に役立てて」と述べ、竹沢校長は「『石の上にも3年』ということわざがあるが、中学の3年間は腰を据えて学び、石の表面のように、自分自身を磨いてほしい」と期待した。 -
「ベトナムの小学校に教科書を届けよう」プロジェクト
箕輪町に住民有志の実行委員会「チームそよかぜ」発足箕輪町の住民を中心とした有志が、ベトナムの小学校に教科書を届けようと、実行委員会「チームそよかぜ」(戸田真理子代表)を立ち上げた。26日、町産業会館で10人が参加して初会合を開き、来年2月にベトナムを訪問して直接届けることを目標に、準備を始めた。
活動は、有志の一人が所有する新品の衣料品を何かに役立てたい-との思いから始まった。町内で雑貨店を営む戸田さんが、ホーチミン市に日本人が設立した「セント・ビンソン・チャリティ小学校」の支援に関わっていることから、ベトナムの小学生のために使おうと、賛同する仲間が集まった。
同小学校は、セント・ビンソン・チャリティクラブの会費、寄付金、児童が手作りするビーズ細工の収益金で運営。現在130人が通っている。ベトナムの学校は学費が必要だが同校は無料。支給する教科書や制服の費用捻出に苦労している。全校児童分の教科書代は日本円で8万円、制服代は6万円。寄付金は教科書購入を優先し、制服はしばらく購入していない実情がある。
実行委員会は会合で、プロジェクト第1弾「小学校に教科書を届けよう」の資金集めのため、衣料品などを販売するチャリティバザーを来年2月10日に松島の雑貨店隣り「ぷち・らぱん どぅ」で開くことを決めた。贈り物を直接児童の元に届けるため2月中旬に現地を訪れ、訪問報告も計画する。今後、詳細を協議する。
活動には町内の団体も協力参加を予定する。実行委員会では、「人のために何かしたいという思いを抱いている人はいる。一人ではできないけれど、皆となら参加したいという仲間と一緒に活動したい」と、仲間を募っている。問い合わせは広報部長で町商工会勤務の高橋さん(TEL090・5808・0444)へ。 -
伊北環境行政組合議会12月定例会
伊北環境行政組合議会12月定例会は26日開き、06年度会計歳入歳出決算を認定し、研修視察旅費の増額など補正予算案を可決した。
決算は収入済額3億2648万5129円、支出済額3億1437万6500円。歳入歳出差引額は1210万8629円。歳出の主なものは八乙女区地元協力交付金でクリーンセンター八乙女300万円、最終処分場450万円。ごみ処理費で破砕残さ運搬・処理委託料約5358万2千円、プラスチック製容器包装類中間処理委託料約2320万8千円、プラスチック製容器包装類処理委託料(リサイクル協会)約281万3千円。
補正予算は歳入歳出に各61万1千円を追加し、総額を各3億1604万6千円にする。歳出では、08年1月31日縲・月1日の最終処分場研修視察のため、旅費として18万3千円を増額補正した。
議会終了後の議会全員協議会では、上伊那広域連合ごみ処理計画に関する八乙女区との懇談会概要の説明があった。
11月26日に地元八乙女区関係者が出席し、伊北環境行政組合が、上伊那広域連合ごみ処理計画と、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会での検討状況を説明。今後の対応について八乙女区からは、「地元として今後、時間をかけて勉強したい」「上伊那広域連合との今後の交渉などは、伊北環境行政組合が責任をもって当たってもらいたい」などの意見があり、組合は勉強会や研修視察などの要望があれば対応し、新ごみ中間処理施設の動向など上伊那広域連合に動きがあった場合は八乙女区長と対策委員長に報告する旨を伝えたとの報告があった。 -
箕輪町
みのわバウンドテニス部硬式テニスに似た、だれでも気軽に楽しめる生涯スポーツ「バウンドテニス」。上伊那で唯一のクラブとして活動している。
テニスコートの6分の1の広さで、組み立て式ネット。ラインテープをはるだけでコートが出来る。ラケット、ボールは通常より小さめ。技法やルール、打球感、打球音などが硬式テニスによく似ている。親善交流大会や競技スポーツとしてのシングルスとダブルスの選手権大会もある。
20年前に各地区で広まり、箕輪町では公民館講座で当時の体育指導員が普及した。
88年4月、講座受講者の有志9人で部を立ち上げた。体育指導員に教わったり、部員が指導者講習を受けて仲間同士で教え合うほか、箕輪町出身で長野市在住の公認コーチ・増田久子さんからも指導を受け、技術を高めてきた。
しかし、部員の入れ替わりが激しく、見学に来る人はいても続けてくれる人がいない。4人だけで活動する時期が長く続いた。「だれかが休むと2、3人でやって。どうなるのかな、廃部になってしまうのかなと心配していた」が、今年2月、知人に声を掛けたことがきっかけで7人も入部。一気に活気づき、30歳代から70歳代の仲間で楽しんでいる。
練習は町の武道館で毎週水曜日の夜7時半から9時まで。約5分間ずつ交代で打ち合いをしたあと、シングルスとダブルスでプレーする。
「年齢や体力に応じてプレーできる。自分のペースでやればいいから楽しい」「時間が経つのはあっという間。運動量が多くていい。屋内なので年中通してできるのも魅力」という。
発足時から続けている日野和子さんは、「珍しい競技で、参加している皆が1年生だからいいと思って始めた。友達もできるし、いい運動になる。どうして皆やらないのかなと思う」と話す。
今年11月の長野県交流大会(下諏訪体育館)には7人が参加し、シニアのダブルスが準優勝、一般女子シングルスBクラス準優勝、同Cクラス優勝、一般ダブルス準優勝という好成績を収めた。
県内では多くのクラブが北信にあり、近隣では下諏訪町が盛ん。「長野県は全国大会で優勝してくるほど力がある。だから自分たちの地域でも盛んになってほしい。もっともっと伊那谷に広めていきたい」。熱い思いを抱いてプレーしている。(村上裕子) -
不法在留でフィリピン国籍の男逮捕
伊那署は27日午後4時5分、出入国管理及び難民認定法違反(不法在留)の疑いで、フィリピン国籍の箕輪町の建設作業員アルビン・ルイズ・スガイ容疑者(35)を逮捕した。 調べだと、容疑者は1992年夏ごろ、有効な旅券や乗員手帳を所持せず、フィリピンから客船で愛知県名古屋市の港から日本に上陸。その後は、同町に住むなどして、現在までの15年5カ月余り、不法在留した疑い。
一般からの通報で容疑者を内偵捜査中、27日午前7時45分ごろ、同町で容疑者を発見。本署へ任意同行して取り調べたところ不法在留だと判明した。 -
伊那中央行政組合議会 07年度補正予算など可決
伊那中央行政組合議会12月定例会が27日、伊那市役所であった。専決処分1件、06年度決算2件を承認、07年度補正予算2件を可決した。
伊那中央病院事業会計の07年度補正予算は、企業債に5560万円を追加。医師不足に伴う産科問題対応で、伊那中病の産科病棟の改修、08年度に増築する産婦人科外来診療棟の実施設計を盛った。産科病棟は4階にある分娩(ぶんべん)室を2室から3室に増やすなど改修。分娩台や監視モニターなど分娩に必要な医療機器もそろえる。
伊那中央行政組合の一般会計補正予算は、19万円を追加し、総額を16億3300万円とした。
伊那中央病院事業の06年度決算は、病院事業収益84億600万円(前年度比2・1%増)、病院事業費用89億4300万円(同4・9%増)だった。
5億4900万円の赤字決算で、主な要因は伊那中病の建設や医療機器の購入にかかる償還。
償還ピークが07年度であることから、監査委員から「07年度も赤字決算が予想されるため、10年度の黒字化に向け、経営改善と経営基盤の安定化に努めてほしい」と意見があった。
1日平均の入院患者数は335人(前年度比16人増)。06年度に増床して394床としたが、4縲・月は前年度並みにとどまり、一般病床の利用率は85・9%と前年度の92・7%を下回った。
外来患者は907人(同10人増)で、地域救急医療センターの時間外患者数は43人(同1人減)。
未収金は10億2300万円。個人未収金は前年度比430万円の減少で、職員の取り組みに成果があった。