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平成の大検地あと3分の1
伊那市と隣接する市町村境を歩く新市誕生イベント「平成の大検地」が残り3分の1になった。本年度中に周囲200キロを踏破する計画。
新市の誇るべき郷土の美しさを市民に再認識してもらい、広く全国に発信するねらいで、06年7月、仙丈ケ岳登山を皮切りに始まった。地区公民館などが企画した山行も含め、多くの市民らが参加。検地の際、参加者にのぼり旗「平成の大検地測量方」を渡し、頂上で記念撮影を依頼している。
残っている区間は鋸岳縲恟ヒ峠、火山峠縲恣件t近など。
上伊那の中高年でつくる市民登山団体「伊那百名山の会」(春日千定会長)はこのほど、戸倉山(標高1681メートル)を目指して山行。会員を中心に、約40人が新山峠、分杭峠、駒ケ根市中沢の3グループに分かれて戸倉山に登った。
駒止めの松周辺のミツバツツジ群生地ではピンク色の花が満開で、参加者は腰を下ろして「花見」を楽しんだ。ミツバツツジの保護やごみ拾いを兼ねた山行で、持参したなたやかまでツツジに覆い被さった枯れ枝などを除去した。
頂上では3グループが合流。青空の下、昼食を食べたり、アルプスを眺めたりと1時間ほどゆっくりて下山した。
春日会長は「自然保護活動を通じ、南アルプス世界自然遺産登録に向けてふさわしい里山にしたい」と話した。 -
【「地酒処叶屋」倉田克美さん・真美さん】
全国に根強いファンを持つフォークシンガーで詩人の友部正人を招いて5月18日、店を会場にライブを開く。
プロミュージシャンを呼ぶのは初めてではない。7年前にも友部と・ス七色の声を操る・ス実力派女性シンガー、おおたか静流(しずる)とのジョイント・コンサートを企画して大成功に導いている。あの感動をいつかまた竏窒ニの思いをずっと温めてきたが、店が今年創業40周年の節目を迎えることから、思い切って大好きな友部に久しぶりのライブ演奏を打診した。「実は演奏を…うちの店でしてほしいんですが…」と電話で恐る恐る切り出すと「面白そうだね。いいじゃない」と気さくに快諾。
「有名なミュージシャンなんだけどまったく気取らない。もともとストリートで歌っていた人でもあるし、今も小さい会場でよくライブを演ってる。もしかしたら、大きいホールよりも聴き手との距離が近い小さな所の方が好きなのかもしれないね」
◇ ◇
おおたか静流のステージを見て大感激し、何とかして地元でライブを竏窒ニ考えたのが8年前。何度も事務所に電話したが「スケジュールがいっぱい」などとはぐらかされ、なかなか返事をもらえなかった。思い余って手紙も何通も書いたが音沙汰はなし。むなしく数カ月が過ぎたある日、たまたま知人に誘われて見に行った友部のステージの打ち上げの席で「静流さんのライブの話が進まなくて」と思わず愚痴がポロリとこぼれた。それを聞いた友部の奥さんが「そういうことなら私に任せなさい」とその場で静流本人に電話をかけて話してくれた。後押しのかいあって、その後はとんとん拍子。たちまちのうちに話がまとまった。静流と知り合いだと分かった友部にも「ぜひ一緒に演って」と懇願し、首尾よくOKを取りつけた。
演奏会場は、ある程度の広さが必要だが当たり前の所ではつまらないからと、近くにある箕輪町の養泰寺にスムーズに決まった。だが一番の心配は「果たして客が集まってくれるか」竏秩B考えられる限りの人たちに声を掛け、新聞や雑誌などに告知を依頼したほか、民放FM局のイベント紹介番組にも生出演して自らの声でアピールした。経費を最小限に抑えるため、ポスターやチラシ、チケットなどは心得のある友人が制作。準備、運営にも友人、知人が全面的に協力してくれた。
そして迎えたライブ当日。予想を大きく上回る300人が集まり、会場の本堂は聴衆で埋まった。ライブも熱狂的に盛り上がって大成功。
演奏が終わり、興奮冷めやらぬ会場を後にする客が「最高のライブだったよ」と口々に掛けてくれる声を聞いた瞬間、こみ上げる感情を抑えきれず、2人で抱き合って泣いた。
◇ ◇
共に友人らとバンドを組み、ギター、ドラムス、キーボード、ボーカルなどを多才にこなす音楽マニア。
「音楽、特にライブと酒屋なんて変な組み合わせに見えるかもしれないけど、自分たちにとってはまったく自然。どっちも人と人との気持ちの通い合いがなければ駄目ってことじゃないかな。だからこそ、夢のようだった7年前のライブのあの感激をもう一度味わいたいし、店を通じて知り合った人たちや地元の人たちみんなに味わってほしい」
(白鳥文男)
5月18日午後4時開演。前売り3千円、当日3500円。定員50人。問い合わせは叶屋(TEL72・6479)へ。 -
南箕輪久保へ絵画寄贈
お世話になっている地域に感謝の意を表したいと、南箕輪村久保の元教員・丸山拓郎さん(85)と北殿の画家・有賀殿夫さん(74)が久保区へ日本画を寄贈した。1日、同区公民館へ飾り付けるため、山口守夫区長をはじめとする区関係者約10人が集まり2人に感謝した。
寄贈した絵画は「輝」との題名で、日本美術院院友の有賀さんが3年前、有賀峠のカラマツ林を題材に描いた横102センチ、縦115センチの大作。夕方の木漏れ日が晩秋の林を黄金色に染めた風景が見る人を魅了する。白色の壁と木の梁(はり)が剥き出しの同公民館の雰囲気に合っていると関係者から好評だ。
「長年、この区にお世話になっているので」と丸山さんが、中学校の教え子である有賀さんに話を持ち掛けたところ、両者の思いが一致。丸山さんは寄贈するに当たり、額縁を用意した。村の公共施設に有賀さんの作品が寄贈されるのは4カ所目。
久保区に絵画を寄贈した丸山さんと制作者の有賀さん -
柳沢集落丸ごと囲い込み
有害獣被害が深刻な中川村葛島の柳沢地区は07、08年度の2カ年事業で、イノシシ、シカ、サルから農作物を守るために、集落全体を侵入防止の防護柵で囲う。延長6・3キロのうち3月末までに約6割4キロが完成、地区内の農家は「今年は被害が発生していない」と、効果を実感している。
高さ2縲・・3メートル防護柵は、1・5メートルのワイヤーメッシュの上部に3000ボルトの電流が流れる電線、3本の並べたエレキネットを乗せた。ワイヤーメッシュの端は地中に折り曲げ、アンカーピンで止めるなど、持ち上げ、掘り下げによる侵入を防止した。
電源はソーラーを用い、碍子にスプリングをはめて切断防止を、電線には10縲・5メートル間隔でスプリングを入れることで、たるみによる漏電の対応もした。年間通電し、人が触ってもピリッとする程度で害がないが、動物が濡れた鼻で触れると、ショックは大きい。
サルの立木を伝っての飛び込みを警戒し、山林所有者の協力で片側2メートルの緩衝地帯の立木を無償で伐採した。
資材費は全体で2000万円、うち2分の1は国、県の補助、残りの地元負担は中山間地直接支払い金を積み立てた。設置費は地元負担のため、地区の共同作業で設置作業を進めた。
同地区は36戸、果樹、稲作が中心、ほ場は全体で約30ヘクタール。小渋川沿いの山林から侵入して来たシカ、イノシシ、サルのため、被害の多少はあるが、全戸が収穫の1割以上という深刻な状況だった。
事業推進に当った富永和典さんは「お年よりが丹精込めて作った野菜がサルにやられて、がっかりしている姿を見て、集落全体で何とかしなくてはと、柳沢集落営農組合に提案した。全員がなんらかの被害を受けており、全員一致で設置が決まった」という。
昨年8月、集落の南東方面から作業を着手し、3月末までに6割の設置が終了した。
富永さんは「リンゴの下枝がシカに食べられたり、タケノコを掘られたという話も聞かない。サルの被害も出ていない。効果はかなりあると実感している。完全に囲い込めば、効果は歴然となる。点検しながら、維持管理を進めたい」と話している。
村産業振興課の鈴木勝課長は「柳沢は農家比率が高く、ほとんどが被害を受けていることから合意が得られた。柳沢は昔から1つの集落だったため、まとまりもよいのでは」とも。 -
花の丘公園の八重桜、山桜が見ごろ
伊那市高遠町東高遠の花の丘公園の八重桜、山桜が見ごろを迎えた。中国から贈られたパンダ「ランラン」の死を悼み、名付けられた白花系の「ランラン」も咲いている。
八重桜、山桜約百種類のうち、今咲いているのはピンクのハナガサ、ベニシグレ、ベニユタカ、淡紅色のイチヨウ、フゲンゾウ、白系のシロタエ、ショウゲツなどのほか、黄色の桜ウコン、緑色の珍しいギョイコウも咲き約30種類の花が見られる。
また、同園の八重桜400本。八重桜の代表品種カンザンは咲き始め、週末ころが満開になりそうだ。山桜はオオヤマザクラが満開になっている。
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第1回長野県工芸美術選抜展
第1回長野県工芸美術選抜展が1日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。県内の工芸美術作家18人による多彩な作品約250点の共演に、来場者が関心を寄せ見入っている。
選抜展は、松本市で6年前に始まった美術工芸展公募展の関係者の中で、年々応募者のレベルも上がり仲間で選抜展をやってみたい、公募展は松本市在住・在勤者対象だが長野県に広げたい-などの思いで開催した。
陶芸、木工芸、漆工芸などに加え、工芸展では見ることのできない手描染色、和紙画、マクラメ、西洋陶芸、工芸盆栽など全11分野の工芸美術がそろった。将来的にプロを目指す人も含め、松本市を中心に伊那市、箕輪町などからも作家を選抜している。
代表の陶工・木村万岳さんは、「新しい分野を一緒にやり、見やすく楽しめるようにした。混ざり合うことは難しいが、皆さんの意欲が表れている」という。選抜展は、中央展に出品していく登竜門に-との思いもあり、「将来的には県内巡回展にして輪を広げたい」という。
会期は6日まで。午前9時縲恁゚後6時(最終日午後5時)。 -
伊那文化会館で「舞台うら探検隊 設備見学編」
伊那市の県伊那文化会館は29日、「舞台うら探検隊 設備見学編」を同館大ホールで開いた。家族連れ約120人が、普段見ることのできないオーケストラピットや奈落などを見学し楽しんだ。
舞台を身近に感じてもらうための企画。参加者は大ホール内の照明やスピーカーの位置を確認。舞台は奥行き20メートル、横20メートル、高さ24メートルあり、舞台空間の効果を生かすために通常見ている舞台よりはるかに広い空間になっていることも知った。
オーケストラピットの体験では、オペラでオーケストラが生演奏する想定で、参加者全員がピット内に入り、舞台から3・6メートル下がったオーケストラが演奏する実際の高さまで降下した。
そこで演奏者役、指揮者役を決め、演奏者入場、楽器のチューニング、指揮者入場、そしてホールに流れる音楽に合わせて演奏するまでを体験。指揮者の子どもが両手を振り上げて指揮し、演奏者がバイオリンを弾く様子などをまねると、ほかの参加者は笑顔で楽しんでいた。 -
KOZUE縲恟ス縲怎Rンサート
NPO法人クラシックワールド主催の上伊那出身の音大卒業生による「KOZUE縲恟ス縲怎Rンサート 響-音楽家による多彩な音の世界-」が25日夜、伊那市生涯学習センターホールであった。ピアノとマリンバの8人の音楽家がすばらしい演奏を披露した。
伊那市、辰野町、南箕輪村、中川村出身のピアノ7人、マリンバ1人。ショパンのソナタ3番第1楽章、プロコフィエフのソナタ6番第1楽章、ベートーヴェンのソナタ第8番作品13「悲愴」第2楽章、シェーの賛美歌195番「キリストにはかえられません」などを演奏した。
1人1、2曲の演奏で、作曲された背景や曲に対する思いを込めてステージで熱演。観客は演奏に静かに聞き入り、盛大な拍手を送っていた。 -
美篶青島の渋谷さん宅
家庭用にみそを手造り
昔ながらの方法でみそを手造りしている伊那市美篶青島の渋谷節男さん(68)宅で、今年もみそ造りが始まった。大豆30キロを用意し、みそ玉作りに精を出した。
渋谷さんの家では1度に2年分のみそを仕込むため、みそ造りは1年おき。今年が仕込みの年で、節男さんと妻の米子さん、米子さんの妹の唐木律子さんの3人が手分けして取り組んだ。
節男さんは庭先に用意した大釜で大豆を煮る役目。豆が煮上がると、物置に用意した大豆をすりつぶす道具に入れる。ミンチのような状態になった大豆を今度は米子さんと律子さんが四角い形に整えてみそ玉を作り、わらを敷いた台の上に並べていく。
長年みそを手造りしているため、「市販みその味は知らない。造るのは面倒だけど、家で造ったみそはうまいもんで」と米子さん。節男さんも、律子さんも、「香りが違う」「一味違う」と口をそろえる。
みそ玉は1週間から10日寝かせた後、カビを洗い落とし、麹と塩と混ぜ、おけに入れて寝かせる。3カ月ほど経ったところで、みそをもう1回ひき直し、再度おけに詰めて寝かせる。春ころに食べられるようになるといい、1年後の出来上がりを楽しみにしている。 -
地域と児童が伊那北駅前整備
JR伊那北駅前広場の景観を伊那市の北の玄関口にふさわしく美しいものにしようと、駅周辺の商店主などでつくる山寺活性化協議会(矢野昌史理事長)と近くの伊那小学校5年夏組(浦野孝文教諭、33人)は協力して広場のいけすと緑地の整備に動き始めた。1日朝、約50人が現地に集まり、児童らは草むしりやいけすの掃除、協議会役員は枝打ちや不要木を取り除くなどの作業に当たった。ヤナギやツツジは残し、生い茂っていた低木約30本を重機で撤去した。緑地の面積は約70平方メートル。参加者らは「意外と広くて思ったよりも大変」などと話し合いながら作業に汗を流した=写真。
夏組の児童らは昨年4月の社会科授業の一環でごみと環境について調べたことがきっかけで、駅前広場の状態に着目。「いけすの水が汚い」「ごみがたくさん落ちている」などの声が出る中、6月の伊那北高校文化祭「ペン祭」のいけす利用を考えるワークショップにも参加して問題意識を深めた。維持費などの問題からいけすを取り壊すこともあり得ると聞き、市長に手紙を書いて維持を嘆願したことも。「このままではいけない。自分たちで行動を起こそう」と10月からは自主的に週1回の清掃をする一方、協議会と駅前再生構想について話し合ってきた。
浦野教諭は「これからここをどんなふうにするのかは子どもたちに任せている。芝生を植えるとか、花壇をつくるとかのアイデアが出たが、地元の人たちと話し合いながら良い方向を決めていってほしい」と児童らの活動を温かく見守っている。
同協議会は昨年、付近に学校が多いことから駅周辺を学生の街と位置付ける「学生の街ビジョン」構想を立ち上げた。今回の作業はその最初の取り組みでもある。矢野理事長は「子どもたちの気持ちがうれしい。一緒に考えながら、市民みんなに愛される駅前公園にしていきたい」と話している。 -
県労連メーデー伊那中央大会
県労連系の第79回メーデー伊那中央大会が1日、伊那市であった。上伊那各地から15団体・約300人が集まり、大会会場の伊那市生涯学習センター「いなっせ」から伊那北駅前までをデモ行進。のぼりや手作りのプラカードを掲げながら「憲法改悪は許さないぞ」「後期高齢者医療制度反対」「自衛隊をイラクから撤退させよう」「憲法9条を守ろう」などとシュプレヒコールを上げながら通りを練り歩いた=写真。
大会では「すべての団体・個人の枠を超え、すべての労働者の力を結集して日本の平和と民主主義を守り、生活向上と権利拡大、人間らしく生きるために目標を実現させよう」などとするメーデー宣言を全会一致で採択した。参加者が登壇しての意見発表もあった。 -
駒ケ根高原一帯をサクラとカエデの名所に竏昼蘒P根高原「森と水のアウトドア体験広場」で記念植樹
駒ケ根高原一帯をサクラとカエデの名所にしよう竏窒ニ、「桜と楓の名所づくり実行委員会」(委員長・山浦義人駒ケ根市観光協会会長)が29日、駒ケ根高原東側にある「森と水のアウトドア体験広場」で記念植樹をした=写真。
植樹は10年前から始まった試みで、駒ケ根ライオンズクラブから多額の寄付が寄せられたことを受け、市観光協会、ライオンズクラブなどが中心となって進めてきた。当初は駒ケ根高原のほぼ中央に位置する大沼湖畔から始まったが、年を重ねる中で徐々にその範囲を広げ、今年は駒ケ根高原東側まで至った。
植樹には例年、市民団体の参加も募っており、今年は1956年に赤穂中学校卒業した同窓生でつくる「巳午(みうま)会」(小松昭作会長、会員約460人)が参加。5年ほど前に集めた母校への寄付金の残りで、カエデ25本を購入し、今回の植樹のために寄贈。また、駒ケ根ライオンズから13本、その他で12本のカエデが寄せられ、今年は全50本のカエデを植樹することになった。
巳午会の小松会長(66)=梨の木=は「カエデはカエデで秋になると素晴らしい。また、喜寿の時に集まるので、その時自分たちの木がどうなったか見に着たい」と話した。
これまでに植えられたサクラとカエデの合計は約1200本。今後は、駒ケ根高原のサクラの管理などに取り組む「駒ケ根大桜会」(中野啓次郎会長代行)の協力のもと、これまでに植えた木の育樹にも力を入れていく。 -
今年度初めての授業参観
宮田村宮田小学校は28日、今年度初めての授業参観を開いた。4月に入学した1年生も学校生活に慣れた様子で、参観した保護者は我が子の成長を実感していた。
1年1組は国語の授業。既に繰り返し読んだ教科書を暗記している児童も多く、大きな声で朗読した。
子どもたちの元気な学校生活に保護者たちは目を細めていた。 -
保科正之公生誕397年記念講演
伊那市観光協会主催の「保科正之公生誕397年記念講演」が29日、高遠町総合福祉センターやますそであった。直木賞受賞作家で伊那市ふるさと大使の中村彰彦さん、東京大学大学院教授の山内昌之さんの講演と2人のトークショーに会場を埋めた市民が興味深く聞き入った。
中村さんは「名君を育てた女たち」をテーマに生みの母お静、武田信玄の娘である見性院と信松院について話した。お静の実家、神尾家の悲愴な決意で生まれたのが幸松、後の保科正之で、出産にあたっては信松院が懐妊したお静を浦和にかくまったこと、見性院が600石のうち300石を幸松に与え、武田姓も与えて育てたことなどを話し、「武田家の誇りを持った姫君とお静の3人がタッグを組んで保科正之の幼少期を支えた。日本史の表面に出てこない、保科正之を育てた女性がいたことを知ってほしい」と語った。
山内さんは「世界の中の保科正之」をテーマに、「政治家としての哲学、リーダーとして学ぶところが多い」とし、軍事より民生を大切にする時代に入ったことを的確に捉えていたこと、逆転の発想を持っていたこと、飢餓対策で社倉制度を設けたこと、年金として老人に米を与えることを最初にしたことなどを挙げた。「美徳と、いい意味の頑固さを持ち、うそを言わない政治家だった。日本の近世史にこんな立派な政治家がいたことが嬉しかった。私たちがすぐに学べることはうそを言わない美徳」と話した。 -
【記者室】花にも命が
町のあちこちで色鮮やかなチューリップが満開になっている。童謡にある赤、白、黄色は定番だが、今は珍しい色形も多く、楽しませてくれる。
そんなチューリップが隣県で被害にあった。全国ではボタン、ユリなどもねらわれ、引き抜いたり切ったりという信じがたい行為が相次いでいる。盛りと咲く花を生けて愛でるためではなく、ただ無残に切ることは、極端な言い方かもしれないが人間の首を次々と切っているも同じ。花にも人間と同じく命がある。
花を傷付けた行為は、育てた人、花を見て心安らいでいた人も傷付けたのである。小さな花を慈しむ心を持たずに育ったということは親にも責任の一端はある。切られた花の悲しみ、人の心の痛みに気付いてほしい。(村上裕子) -
伊那消防署が消火協力者に感謝状
4月4日に南箕輪村南原で起きた住宅火災を早期に発見し、初期消火に当たって被害を最小限に抑えたとして伊那消防署(唐沢三喜男署長)は30日、いずれも同村南原の無職松嶋正一さん(78)、会社員戸田礼奈さん(33)、農業篠原昭夫さん(70)、池迫三郎さん(65)・賢一さん(36)親子に感謝状を贈った=写真。唐沢署長は「空気の乾燥している折、早期発見と初期消火のおかげで被害が少なくて済んだ」と感謝の言葉を述べた。
最初に火災を発見して119番通報した松嶋さんは「自宅の裏に出てたばこを吸っていたら、1軒先の家から煙がもうもうと上がっているのが見えた。行ってみたら炎が2メートル近く上がっていたのでびっくりして応援を呼んだ」。松嶋さんから連絡を受けた戸田さんは携帯電話で119番通報し、家からバケツを持ってきて消火に当たった。篠原さんは無線を聞いて現場に駆け付け、外壁をなたではがすなどして消火活動に協力した。池迫さん親子はバケツや園芸用ホースを使って消火に当たった。
5人の協力により、被害は外壁などの一部焼失で済んだ。出火原因は、前日取り出したまきストーブの灰を紙袋に入れ、外壁に立てかけておいたことによるとみられる。出火当時、家人は留守で無事だった。 -
「値上げの前に竏秩vガソリン駆け込み給油
道路特定財源の暫定税率が1日に復活し、ガソリン価格が一斉に値上げになる見通しとなったことから上伊那でも30日、消費者が一部のスタンドに押し寄せる駆け込み給油が見られた。食品などをはじめ、さまざまな生活必需品の値上げが相次ぐ中、心細い財布の中身に大きく響くとあって消費者は・ス安値最終日・スに敏感に反応。29日夜にも一部のスタンドに行列ができるなどの混雑があったが、30日は朝の通勤時間帯などを中心に混雑ぶりはさらにエスカレートした。
伊那市東春近のスタンドには午前7時の開店と同時に客が殺到した。従業員は途切れない客の対応に大忙し。スタンド前には順番を待つ長い車列ができた。給油量が店の想定を大きく超えたことから午前11時前には早くも地下タンクの在庫が底をつき、やむなく一時営業を見合わせる事態に。
店長は「昨日の時点で約5日分の在庫があったはずなのに、この2日間の騒ぎで一気になくなってしまった。今日はタンクローリーが補給に来るまで商売できないんだから大損だ」とぼやいた。そうとは知らず給油に訪れた客は店の入り口に車止めのロープが張られているのを見て不審顔。同様の車が次々に訪れ、従業員は在庫切れの事情の説明に追われた。近くから来た農業の男性(71)は「今のうちに竏窒ニ思って来たんだが、ないものは仕方がない。ほかの店に行くよ」と話した。
宮田村内のスタンドでも早朝から普段の約2倍の客が給油に訪れた。伊那市西町の会社員男性(30)は「いつもはタンクが空になりそうなタイミングで給油に来るが、今日はまだだいぶ残っている。20リットルくらいしか入らないが、それでもお得感はけっこう大きい」と話した。
店側は「1カ月の短い期間に値下げと値上げ。いい加減にしてほしい。ドライバーはもちろんだけど、この混乱でうちも困っている」と語気を強めた。
スタンドの中には、混乱を避けるため「早めの給油をお勧めします」の張り紙を掲示する店もあった。
上伊那地域のレギュラーガソリンの価格はこの1カ月間、1リットル135円前後で推移してきたが、1日以降は値下げ以前の155円前後を上回る過去最高水準の165円前後まで一気に約30円跳ね上がりそうな勢いだ。復活する暫定税率分は1リットル当たり25・1円だが、原油価格の高騰分約5円が上乗せになるためという。
多くのスタンドが1日から値上げに踏み切るものとみられるが、一部の店は「うちは4月の値下げが1日遅れだったこともあり、値上げは2日からとする方針を決めた。とはいっても、ほかの店の様子次第では即日値上げすることも考えられる」としている。 -
宮田高原2季ぶりに再開へ、豪雨災害乗り越えて
一昨年7月の豪雨災害の影響が残り閉鎖が続いていた宮田村宮田高原で30日、2季ぶりの再開に向けて村職員らがオープン準備に追われた。キャンプ場は5月の大型連休中に客を受け入れ、7月から本格営業。牧場は6月に牛が入牧する予定。存廃も議論された同高原だが、村は観光資源として誘客を図っていく考えだ。
標高1600メートルに広がる同高原は、2006年7月の豪雨災害で唯一ふもととつなぐ寺沢林道の崩落で閉鎖に追い込まれた。
自然に抱かれた環境に、数棟のログコテージやテントサイトを持つキャンプ場は実質3季ぶりの再開。
この日は、村産業建設課の職員らが客を受け入れるための準備に汗を流したが、管理人の酒井春美さんは「「サービスもたくさんしたいので、ぜひ多くの皆さんに足を運んでもらいたい」と話した。
連休中は5月3日から6日までの営業。既に数件の予約も入っているという。
同高原では観光活用を視野に本年度、赤そばの試験栽培も実施。キャンプ場利用者は近年、1500人程度で頭打ちだが「何とか閉鎖前の利用者数は維持し、今後につなげたい」と村産業建設課は説明する。
牧場は放牧牛の減少が進んでおり、依然として今後の見通しが立たない厳しい状況。しかし、今季は再開して様子を見ていく。
キャンプ場に関する問い合わせ申し込みは、村産業建設課85・5864(平日のみ)、同高原管理室85・2863(営業期間中のみ)。 -
宮田小2年1組がスイカ栽培に挑戦
宮田村宮田小学校2年1組は30日、学級で飼育するハムスターの「リボンちゃん」の飼育費用に収益を充てることも考えて、スイカ栽培を始めた。南割区の小田切靖子さんが駒ケ原にあるほ場を開放し、全面的に協力。さっそく29人全員で苗を植えて「大きくなりますように」と願いを込めた。
昨年度は同小旧3年3組のスイカ栽培に協力した小田切さん。「子どもたちが喜んでくれれば最高」と2年1組も快く迎え入れた。
元気良くほ場に到着した児童。小田切さんから説明を受け、苗を丁寧に植えた。
「スイカは食べるのは美味しいけれど、つくるのは大変だ」と汗を流しつつ、成長を願って手をあわせ祈りをささげる姿も。
昨年も地元農家の協力でサツマイモを育て、学校近くのスーパーで販売した子どもたち。今年のスイカは学校給食に提供し、その収益を飼育費用にしたいと考えている。
「大きいスイカができるといいね。みんなでがんばってつくってね」と小田切さん。子どもたちは目を輝かしてうなずいた。 -
08年度地域発元気づくり支援金(上伊那地域1次分)内定
上伊那地方事務所は30日、08年度地域発元気づくり支援金(上伊那地域1次分)で55事業、支援額7157万3千円の内定を発表した。
要望は63団体から84件、1億3548万4千円あり、選定委員会による審査を経て内定した。
第2次分は5月1日から6月2日まで募集する。
内定事業名、支援金内定額は次の通り。
◇伊那市=▽白山公園整備及び里山林整備事業(64万1千円)▽野口八幡公園造成事業(127万8千円)▽上中尾花桃の丘公園整備事業(64万8千円)▽荒廃里山(平地林)の復活と有効活用(226万9千円)▽助産師による「命の教育出前講座」事業(38万円)▽生ゴミ減量化等モデル地区事業(226万6千円)▽紙芝居による保育園児への環境推進事業(60万4千円)▽秋葉街道再生事業(200万円)▽名君「保科正之公」顕彰事業(221万円)▽木製甲蓋設置事業(82万6千円)▽農産物加工場利用による地域振興事業(103万6千円)▽Swing Jazz In INA 2008(69万6千円)▽東春近資源再発見事業(15万4千円)▽ウォーキングコース創出と区民参加の夏休みラジオ体操(20万円)
◇駒ヶ根市=▽南割公園マレット場ホール増設事業(218万6千円)▽社会起業家研究会(20万2千円)▽豊かな暮らしのまちづくり実践事業(100万6千円)▽いなん夢少年育成事業(194万8千円)▽中央アルプス山ろく美酒フェスタ(188万円)▽ウォーキングエリア整備事業(80万円)▽地域の元気を生み出すレストラン経営(76万9千円)
◇辰野町=▽厨芥ごみリサイクルモデル事業(151万2千円)▽菜の花による景観形成と山菜・地場野菜を結んだふれあい空間創出事業(203万5千円)▽野生獣と住み分けできる里山景観創生プロジェクト(41万6千円)▽桜の公園丸太橋設置事業(48万6千円)
◇箕輪町=▽ボランティア活動拡大促進事業(22万5千円)▽箕輪町防災チェックブック作成事業(300万3千円)▽東山山ろく歴史コース整備事業(220万5千円)▽カタクリの里づくり(51万2千円)▽イルミネーションフェスタ☆みのわ(645万円)
◇飯島町=▽総合ハザードマップ作成事業(99万7千円)▽水害対策用備品整備事業(74万1千円)▽AEDの導入と救急救命講習会開催事業(26万4千円)
◇南箕輪村=▽健康ウォーキング教室(138万円)▽大芝高原森林整備事業(750万円)
◇中川村=▽紅そばサミット(148万6千円)▽NPO結いと絆 協働で拓く担い手育成塾事業(98万円)▽中川村伝説芸能記録・紹介事業(261万円)▽防災ハザードマップ作成啓発事業(75万円)▽中川赤そば花まつり(146万9千円)▽第1回信州なかがわハーフマラソン(267万8千円)
◇宮田村=▽子どもは宝・親も宝・地域で支える親子共育事業(139万1千円)▽自主防災組織活性化事業(362万6千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=町1区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=町3区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=北割区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=南割区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=新田区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=大田切区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=大久保区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事業=つつじが丘区(15万1千円)▽区民の協働による安心・安全な地域づくり事=大原区(15万1千円)▽里山整備・ふれあい事業(95万8千円)▽地域ポータルサイト制作事業(96万6千円)
◇広域連合=▽上伊那・木曽連携花マップ作成事業(157万5千円) -
箕輪西小学校で青空学級
箕輪町の箕輪西小学校で25日、縦割りグループの青空班でのジャガイモの植えつけと児童会のイベント「青空フェスティバル」があった。
同校では青空班として、毎年1縲・年生の縦割りグループでの活動に取り組んでいる。
今年度の新グループ(112人、18グループ)での最初の活動として同校近くの畑にジャガイモの種芋を植えた。ジャガイモは7月の「カレー会・キャンプ」で食べる。
ジャガイモの植えつけの後は、学校敷地内で児童会主催の青空フェスティバルを開いた。
児童会役員が校舎外に隠した「箕輪西小青空学級」と1文字ずつ書かれた石をグループごとに探し回った。
年少の児童たちは年長の児童について歩きながら、「ないなあ」「ここにもない」と植木の下をのぞいたり、草をかきわけて調べていた。 -
伊那ライオンズクラブ45周年記念総会
伊那ライオンズクラブは27日、結成45周年を記念して諏訪中央病院名誉院長、チェルノブイリ連帯基金理事長で「がんばらない」(集英社)などの著者鎌田実さんの講演会を県伊那文化会館で開いた。
鎌田実さんは1948年東京都に生まれ、東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県諏訪市の諏訪中央病院で地域医療に携わる。88年に同病院の院長に就任。91年からチェルノブイリ救援活動に参加。05年に同病院を退職し、非常勤医師として働く。06年に「がんばらないレーベル」を立ち上げ、CDジャズアルバム「ひまわり」をプロデュース。日本テレビの「世界一受けたい授業」、NHK「クイズ日本の顔」「紅白歌合戦(審査員)」などに出演。著書に「がんばらない」(集英社)、「あきらめない」(同)、「雪とパイナップル」(同)などがある。
鎌田さんは、黒柳徹子さんと共同の著書「トットちゃんとカマタ先生の ずっとやくそく」(ソフトバンククリエイティブ)を書くにあたってのエピソードや、海外に医療支援に行った時の話、父親から学んだことなど、自身の体験を交えながら「人間はみんなちょっとずつ変わっている。時代や地域によっては生きづらい人だっている。でも、その時に誰か一人でも、わかっていると言ってくれる人がいれば救われる。みんなが一生の間に1回、誰かに、その人にとって大事な役割をしてあげれば、世の中はもっと温かくなるんじゃないかと思う」「人道支援は困っている子どもや死にそうな子どもを救うこと」「一度失敗した人が再チャレンジができる、子どもたちがいつも可能性を与えられている、この国のために苦労して働いたお年寄りが最後まで命が終わるまでちゃん補償してくれる、そんな温かな血が通った国でないといけない」などホスピタリティ(心のこもったもてなし)の重要性などについて語った。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(会員60人)は26日、総会を箕輪町の松島コミュニティセンターで開き、08年度の事業計画と予算案を承認した。
08年度の新規事業として、毎月第3土曜日(午前11時縲恁゚後3時)に定例会を開き、会員間での情報交換や親睦を図る。最初の定例会は5月17日で日帰りバスハイクを予定(昼神温泉、昼神の森)。
そのほか主な事業計画は▽母子生活自立支援講習会(7月26日・駒ケ根市総合文化センター)▽県母子寡婦福祉大会(10月19日・松本市音文センター)▽親と子のいきいき講座(11月30日)竏窒ネど。また町のふれあい広場や文化祭にも参加する。
松田八重子会長はあいさつの中で「昨年の総会時に、上伊那郡下において母子寡婦福祉協議会が、飯島と中川と箕輪の3町村になったことをお知らせしたが、今年度さらに中川が抜け、飯島と箕輪の2町となった。社会の母子家庭は年々増えていく中で、この会が減少していく方向にあるということは寂しく、残念。いきいきとした暮らしをしていくためにも、母子家庭、介護福祉の増進と生活基盤の安定充実を図るため、会員相互の絆を深め、活動の組織の拡充、強化を目指していかなくてはならない」と話していた。 -
赤穂小3年生がJICA駒ケ根訓練所を見学
駒ケ根市の赤穂小学校(馬場澄博校長)3年生116人が28日、国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を訪れ、実際に海外で国際協力に携わった元隊員の話などを聞いた=写真。
赤穂小学校の3年生は例年、春の遠足の一環として毎年同訓練所訪れている。
今回は昨年9月までニカラグアから帰国したばかりの関理恵子さん(30)=箕輪町=が、現地の子どもたちの生活と、あちらでの活動体験を分かり易く紹介。ニカラグアの子どもたちは1日7円程度のお小遣いをもらい、学校であめなどを買っていることを関さんが紹介すると児童らは「いいな」「楽しそう」と声を挙げたが、一方で学校には半日しか行けず、残りの半日は生活費を稼ぐために働いていること、寝る場所がなく、道路で寝ていることなど、自分たちの生活とはかけ離れた現地の生活の厳しさを知らされ、真剣にその話に聞き入っていた。
最後に関さんは「あちらの子どもたちからものすごくたくさんのことを教えてもらい、毎日を楽しく生きることの大切さを学んだ」と児童らに語った。 -
中川村葛島の宅幼老所「かつら」でかつら祭
中川村葛島の宅幼老所「かつら」(伊佐栄豊理事長)で29日、「かつら祭り」があった。さまざまな催しが行われたほか、屋外には出店が並び、利用者やその家族、地域住民を楽しませた=写真。
祭りはもともと利用者家族対象に開催することを想定していたが、地域の壁を取り除き、地域の中でお年寄りたちを支えてもらおう竏窒ニ、地域住民にも開放している。3年目を迎えた今年も、家族連れなど120人以上の地域住民でにぎわった。
催しでは、遊びを通じて地域の文化や習慣などをともに学んできた「寺子屋塾かつら」の子どもたちが、これまでの成果を発表。また、三遊亭円楽最後の門下で二つ目の三遊亭楽王さんによる落語や、若手演芸家に贈られる「岡本マキ賞」を過去に受賞したことのある講談師・神田ひまわりさんによる講談もあり、お年寄りから子どもまで、訪れた多くの人が祭りを楽しんでいた。 -
母の日の贈り物
母の命日に、母を偲び、白いカーネーションを友人に配ったフィラデルフィアの少女、アンナ・M・ジャービス。カーネーションデイとも呼ばれる「母の日」の始まり。今年の「母の日」は5月11日。1本のカーネーションもいいけれど、いっぱい、いっぱい、ずーと感謝したいから、近年、長く楽しめる鉢物を贈る人が増えてきた。今回は「母の日」に向けてカラーの鉢物を生産する富永園芸(中川村)とヒペリカムを生産する信州ナーセリー(駒ケ根市)、また、贈って喜ばれるかごアレンジについて、ベルシャイン駒ケ根店内のフラワーショップニチノウの中村さや香店長にお聞きした。
◇花も実も長く楽しめるヒペリカム
駒ケ根市南割の信州ナーセリー
同社では今年から「母の日」のギフトに向け、4月末から出荷を始めた。6種類2万鉢を生産、高級感を演出するために、15センチの深鉢で出荷する。鉢色も実の色との調和で、薄ピンク、ベージュ、薄ブルーなどおしゃれな6色を用意した。
品種はオレンジがかった明るいピンクのキャンディー、赤色のエンビーフレア、黄色のハニーフレアなど、ミックス植えもある。昨年1月挿し芽、4月にポット上げ、6、7月に定植。ピンチを3回行い、ボリウムをアップさせる。翌年4月末から出荷している。
「母の日」は花の1大イベント、今年から、「母の日」に間に合うように生産、出荷を早めた。
全国のシェア8割を占める同社のヒペリカム、専務の上田真義さんは「母の日といえば、カーネーション、アジサイ、カラーが定番だが、花も実も長く楽しめるこの花は、珍しさで注目されるのでは」と期待する。また、「色も明るいピンクからシックな赤茶色まで多彩、若い20代のお母さんから、60代以上の高齢なお母さんたちにも喜ばれると思う」。
なお、同社では1鉢1500円で直売、ミックス植えもある。「母の日」の前日、10日のみラッピングサービスもある。同社(TEL82・2893)写真
◇母の日には高級感のあるカラーを
中川村葛島の富永園芸(富永宏克代表)
同園は人気のピンクと黄色を中心に、清そな白、神秘的なブラックの4色を合わせて2万鉢を生産する。「母の日」需要が中心で、4月26日縲・月初旬の2週間で約7割を出荷する。最盛期には関東、中部に向け、毎日3、4千鉢が送られる。
輸入球根を年末に、4-5号鉢に1、2球植付け、3-5輪咲いた鉢を選び、透明紙を巻いて出荷している。
富永克之専務は「『母の日』に出荷のタイミングを合わせるのが難しい。カラーは花の色が鮮明で、高級感があって、母の日ギフトに最適」と話している。
◇「定番のカーネーション、アジサイ、バラがおすすめ」フラワーショップニチノウ
駒ケ根市北割1区のベルシャン駒ケ根店内にある、おしゃれなフラワーショップ。ラッピングやリボンで飾られたコチョウラン、デンドロビューム、大輪のガーベラ、ミニバラなど多彩な鉢花が目を引く。
中村店長は「定番のカーネーション、庭に下ろせば毎年咲くアジサイやミニバラが人気。色はピンクと赤が中心」とか。また「若いお母さんにはバラやカーネーション、カラーを、お年を召した方には高級感があり、長く楽しめるラン類が喜ばれるのでは」。
(7)シックな赤紫色のカラー、ミニバラ、カランコエのアレンジかご -
春季北信越高校野球県大会南信予選・開幕
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選(県校野連南信支部主催)は29日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場で開幕し、1回戦5試合を行った。上伊那勢は赤穂が岡谷工と対戦し1竏・、駒ヶ根工が諏訪二葉と戦い4竏・で敗れた。
大会第2日の3日は、諏訪湖スタジアムで上伊那農竏樗ム田(午前9時)、辰野竏註z訪清陵(午後2時)、県営飯田球場で伊那弥生竏瀦x士見(午前9時)がある。
▽第1日・1回戦
【諏訪湖スタジアム】
赤穂
100000000=1
02101002×=6
岡谷工
【赤】鈴木、田中竏註剿{
【岡】市川、鷹野原、小松竏忠膜エ
▽本塁打=村山(岡)▽三塁打=小尾、沢口(岡)▽二塁打=高嶋、小林(赤)小尾、鷹野原、村山(岡)
○…赤穂は初回2死一、三塁の場面、土橋が二盗する間に高嶋がホームへ生還して先制するが、2回に逆転を許す。その後は好機をつくれず反撃できなかった。
▽同
【県営飯田球場】
諏訪二葉
001050001=7
001000300=4
駒ヶ根工
【諏】池上竏昼{坂
【駒】伊藤好、平沢竏注ラ川
▽三塁打=林、清水(諏)▽二塁打=林(諏)
○…駒ヶ根工は同点の5回、制球難の主戦伊藤好、継投の平沢が崩れ、3連続押し出しなどで5点を失う。7回、内城の適時打などで3点を返すが逆転には及ばなかった。
【諏訪二葉竏昼蘒枕ェ工】駒ヶ根工は7回、宮脇の二ゴロの間に稲毛が3点目を返す。 -
受粉用の花が咲き、花つみ始まる 中川村
中川村小平の果樹園で、リンゴの受粉用の木「メイポール」が濃いピンクの花を咲かせ、傍らでリンゴの花つみ作業が始まった。
幹も枝も真っ直ぐ伸びて、びっしりと大きい花を咲かせるメイポール。この珍しい受粉用の木が植えられているのは下平政美さんの果樹園。白いリンゴの花の中で、鮮やかなピンクの花の柱は一際目を引く。
下平さんは高所作業車に乗り、中心花を残して残りを摘み取る花つみ作業をしながら「早く咲くメイポールにはミツバチが集まり、、ほかのリンゴの受粉を助けてくれる。風で花粉が舞って、自然と受粉もできる」と話している。 -
中尾歌舞伎 春季公演
伊那市無形文化財に指定される中尾歌舞伎の春季公演が29日、長谷の「中尾座」であった。演目は「恋女房染分手綱(そめわけたづな)重の井子別れの段」。観客300人が詰めかけ、地元の保存会員の熱演に見入った。
初公演の「恋女房竏秩vは、由留木家の息女・調姫の乳母・重の井が、お家の存続にかかわる調姫の縁談などから、生き別れた馬子の息子・三吉に名乗ることができず、泣く泣く別れる親子の悲哀を描いた作品。
子役の登場に、観客は拍手を送ったり、おひねりを投げたり。縁談を嫌がっていた調姫がすごろくに勝って「はよ、行こう」と機嫌を直す場面など所々で笑いを誘い、会場を沸かせた。見どころの子別れは、涙を流す親子の姿でしんみりとさせた。
中尾区に住む70歳の女性は「子役も上手で、泣かされた。勤めのあいさにけいこするのは大変だろうけど、毎回楽しみにしている」と話した。
会場では、中尾歌舞伎のオリジナル手ぬぐいが販売された。
中尾歌舞伎は江戸時代から歴史があり、一時、戦争で途絶えたが、86年に復活。例年、春と秋に定期公演を開いている。 -
西箕輪高原マラソン大会に200人
伊那市の第19回西箕輪高原マラソン大会(実行委員会など主催)が29日、西箕輪中学校グラウンドを発着点に開かれた。地元の小・中学生を中心に、塩尻市や南箕輪村を含めて約200人が参加した。
コースは、西箕輪中学校グラウンドから伊那インター工業団地周辺を折り返す3キロと4・5キロ。
参加者はスタートの合図で、一斉に走り出した。青空が広がり、東に南アルプスを望みながら、自分のペースでゴールを目指した。
結果は次の通り。
◇3キロ▽小4男子(1)原洸14分58秒(2)三沢惇太15分14秒(3)原佳輝15分46秒▽小4女子(1)北原瑛理香18分12秒(2)山岸さくら18分12秒(3)伯耆原さえ18分13秒▽小5女子(1)金沢聖恩16分35秒(2)金沢聖耕16分51秒(3)中山美来17分34秒▽小6女子(1)唐沢和季14分01秒(2)杉山黎華14分02秒(3)杉山舞華14分17秒▽一般男子(1)溝上晴斗15分51秒(2)田中弘徳16分53秒(3)中村義直17分12秒▽一般女子(1)原妙子16分03秒(2)河合夏海17分20秒(3)名取素子17分21秒▽家族(1)丸山元資21分18秒
◇4・5キロ▽小5男子(1)山口健斗19分27秒(2)富沢正二郎19分54秒(3)村沢任21分06秒▽小6男子(1)河合直哉21分38秒(2)落合恒輝22分19秒(3)池上裕介24分31秒▽中学生男子(1)宮沢佳樹18分33秒(2)浦野理史18分41秒(3)有賀誠19分05秒(4)竹内雄也19分12秒(5)城取良樹19分21秒(6)白鳥克哉19分30秒▽中学生女子(1)落合悟花20分21秒(2)山口聖21分22秒(3)村上森花21分46秒(4)塩沢愛花21分50秒(5)松田愛菜23分12秒(6)小池美沙季23分22秒▽一般男子(1)延藤浩毅17分38秒(2)西広雄仁18分08秒(3)矢崎貴臣19分43秒▽一般女子(1)三沢喜予20分49秒(2)青木美恵25分24秒(3)大日向里美29分13秒▽40歳以上男子(1)富沢博之15分04秒(2)山田健一18分40秒(3)天野哲郎19分30秒