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赤穂東小大縄跳び大会
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)で21日、全校大縄跳び大会の決勝戦が行われた。学年縦割り編成の「仲良し学級」9チームが3チームずつ対戦する予選を勝ち上がってきた1年3組・6年3組チームと、2年1組・4年1組チーム、3年1組・5年1組の3チームで優勝を争った。
児童らは審判の開始の合図で一斉に跳び始めた=写真。競技は5分間に何回跳べるかを競うもの。児童らは回る縄の中にタイミングを見計らって飛び込んでは次から次へとジャンプして回数を重ねた。うまく跳べた児童はつかの間緊張から解放され、友達と顔を見合わせて喜んでいた。
各チームとも全力を尽くして頑張った結果、3年1組・5年1組チームが290回で優勝を果たした。 -
駒ケ根市保健補導員活動研究会
駒ケ根市と同市保健補導員連合会(松沢惠子会長)は20日夜、保健補導員活動研究会を市文化会館で開いた。保健補導員のほか、市内各地区の区長、環境美化推進連合組合長、分館長など約140人が参加し、保健補導員活動についてグループ討議をするなどして健康づくりへの理解を深めた。参加者は「配布資料が多くてやり切れない」「区や自治会に入っていない世帯への対応が困難」「大変だが、頑張って市民の健康づくりの役に立ちたい」などの意見を交わしていた=写真。
市の担当者が08年度の生活習慣病予防健康審査の内容や日程などについて説明した。 -
交通死亡事故ゼロを目指し、交通指導所開設
伊南交通安全協会は20日「交通事故死亡ゼロを目指す日」に合わせ、飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで駒ケ根署員や役員ら約20人が参加し、交通指導所を開設。来場者に協会役員手作りのマスコットやティッシュ、ガムなど交通安全グッズを手渡し、安全運転を訴えた。
16日夜、同線の直近の信号のない交差点で高齢者がはねられ死亡事故が発生したばかりとあって、役員らは高齢者には「すぐ近くでお年寄りがひかれて亡くなった。夜の外出を極力控えて」と注意を呼び掛けていた。
「交通事故死亡ゼロを目指す日」は、交通安全に対する国民の意識の向上を図り、交通事故死者数の減少を目的に、2月20日と4月10日実施する。
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「市民の暮らしを守る駒ケ根みんなの会」が市長に申し入れ
1月の市長選で林高文氏を擁立した「市民の暮らしを守る駒ケ根みんなの会」(林奉文代表)は20日、杉本幸治市長に「当面する市政課題についての申し入れ」書を手渡し、昭和伊南総合病院の機能充実や行財政改革など4項目について要望した=写真。
林代表ら12人が市役所を訪れ、要望を政策に取り入れるよう求めたが、杉本市長は「まだまだ調査したり研究したりすることがたくさんある。一つ一つ着実にやっていきたい」と述べるにとどまった。
懇談の中で杉本市長は「市民の暮らしが厳しいのは知っている。行政もこれからは経済状況を敏感にキャッチして市政に反映していく必要がある」と述べた。 -
昭和伊南総合病院経営健全化計画
厳しい経営状況が続く駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は21日の伊南行政組合議員全員協議会で07縲・1年度の経営健全化計画を示し、今後の理解と協力を求めた。
計画では施策として▽内視鏡センター、健診センター、透析センターなどの特化分野の充実▽医師の確保▽人件費、消耗品費などの経費節減▽繰り入れ金の確保竏窒ネど26項目を挙げている。経常赤字は07年度3億8400万円、08年度2億2600万円と減少。以降は黒字に転じ、09年度は7700万円、10年度は2億2200万円、11年度は3億3600万円の黒字を見込んでいる。
健全化計画策定は20年度に行う高金利起債繰り上げ償還の実現に向けての条件とされている。償還により、5年間で約2億円の経費節減ができるという。
同病院は患者数減少による経営悪化に伴い、職員数を現在の350人から328人に22人削減する条例案を同日の本会議に提案し、可決された。施行は4月1日。 -
伊南行政組合議会
伊南行政組合議会は21日、08年第1回定例会を開き、08年度伊南行政組合一般会計予算案、同昭和伊南総合病院事業会計予算案など5議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
08年度伊南行政組合一般会計予算は総額17億1880万円で、前年度当初比3億4510万円(16・7%)減。大幅減額は消防本部・北消防署建設事業が終了したことなどによる。医師確保対策に1200万円、消防ポンプ車購入費として3500万円をそれぞれ計上している。
昭和伊南総合病院事業会計予算は事業収益として53億1830万円(前年度当初比12・9%減)、事業費用として55億2920万円(同12・5%減)をそれぞれ見込んでいる。 -
南箕輪村「ごみ・資源物の分別と減量の手引き」作成
南箕輪村が、08年4月現在版「ごみ・資源物の分別と減量の手引き」を作成した。手引きの作成は初で、分別方法の紹介に加え、ごみ減量化の時代の流れに合わせ家庭でできるごみ減量の方法も紹介している。
「各品目ごとのごみ分別表がほしい」という衛生部長会での声を受け、07年度事業で作成した。
燃やせるごみ、燃やせないごみ、缶・びん・ペットボトルなどの資源物に、08年度から回収を始める再生可能衣類を加えた分類別で、写真やイラストを入れ対象品目や出し方の注意などを掲載。資源物では、回収後にどのように処理されるか、新たにどんな物質になるかなども紹介している。
早見表は約千品目を分類ごとに色分けして掲載した。
項目「ごみを減らすために」では、ごみ減量の「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」を紹介し、それぞれ家庭で取り組める方法を掲載。電動式生ごみ処理機やコンポストの説明もある。
村では、「色覚に障害のある方に配慮したカラーユニバーサルデザインを採用し、住民の皆さんが分かりやすいように工夫した」と話している。
冊子は36ページ、A4版。7千部作った。3月中に全戸配布を予定する。 -
箕輪町消防委員会
07年度事業報告など確認箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は20日、箕輪消防署で開き、07年度消防関係事業や07年の火災・救急出動状況の報告を受けた。長年の課題となっている可搬ポンプのあり方については、今後3年間を目途に検討する-とする町の方針を確認した。
07年度の消防施設整備事業実施状況は、耐震性貯水槽40トンの4基新設2063万2千円(うち国庫補助964万円)、町消防団第6分団1班(長岡)の小型動力ポンプ付積載車1台488万円、第1分団3班(八乙女)の詰所新築893万5千円、第3分団2班(中原)の器具置き場移動と改修工事91万5千円。消火栓や消防ポンプ用器具の整備など消防施設整備補助事業は449万円、消火栓の新設や移転取替など整備事業561万2千円。
消防団事業関係は、分団交付金1231万8600円、郡ポンプ操法大会出場交付金60万円、出動報奨金108万5600円など。
07年の火災概要は、発生件数9件で06年より5件減少した。種別は建物6件、車両1件、その他2件。原因は火遊び2件、たき火、取灰の不始末、枯れ草焼き、放火・疑い、その他が各1件、不明調査中2件。損害見積額は1144万7千円。
救急出動状況は、出動件数823件で06年より42件減少。搬送人員は783人。急病が490人で全体の約60%、交通事故99人、一般負傷118人、転院搬送66人。 -
箕輪町
小原流いけ花教室箕輪町松島コミュニティセンターの一室。春が訪れたかのような甘い香りが漂う中で、桃、アイリス、菜の花を生ける。
25年以上続く「小原流いけ花教室」。毎月第1・3木曜日の午前中、町内の13人が集まり、小原流長野伊那支部参与の春日セツ子さんに学んでいる。
公民館活動を盛んにしようとサークルの立ち上げに熱心だった当時の町公民館長の協力で、教室が生まれた。発足時から続けている会員は2、3人になってしまったが、友達で誘い合って仲間を増やし常に10人から15人が、年数回の親ぼく会も楽しみに活動。町の文化祭にも出品している。
「花の一生は人間の一生と同じ。芽が出て、伸びて花が咲く。花によっては枯れた姿もまたいい。芽の出から枯れるまでの過程が人生に似ている気がする。それを実感できるのが生け花」と春日さん。「その時々の花を見つめ、息吹を感じる。生の花を生けることは大事」という。
心がけるのは、色彩を美しく、季節感を大切にすること。毎回、春日さんが用意する花材で、たてる形、傾ける形を中心に、一人ひとりが心静かに花と向き合う。異なる花器を使い、仕上がりはそれぞれの個性が表れる。
「何年教わっても上達しなくて困る」「いつも難しいきり。生け花は奥が深いから…」
春日さんの指導を仰ぎ、わずかな花の角度や位置などを直すことでよりよい仕上がりになると、完成した形をしっかりと覚え、各自が家に帰ってもう一度生け直す。そして玄関や部屋に飾るのだという。
見本花として花屋が提供してくれる花材は、春日さんが生け、会場の松島コミュニティセンターに飾って利用者の目を楽しませている。
静かな時間が流れる教室も、けいこが終わると明るい話し声に包まれる。「とにかくきれい」「花を生けると気持ちがいい」。家に飾った花は家族の評判もいいという。
「毎回、楽しみにして来る。まとまりがあっていい」「皆さんとお会いできるのが一番いい」。仲間との交流を大切にしながら、花を見つめ、人生を見つめている。(村上裕子) -
伊那手づくり餃子愛好会 アマランサス使った新作販売
「伊那手づくり餃子愛好会」(羽生義秀会長・9店舗)は21日、地域の飲食店の活性化を目的に、栄養価の高い雑穀アマランサスを使った新作ギョーザの開発、販売について発表した。愛好会が定める「餃子の日」の22日から、加盟店5店舗で販売を始める。
愛好会は昨年春から新作ギョーザの開発を検討。健康志向の消費者ニーズ、地産地消をふまえ、地元産のアマランサスを使用するため、同穀物を生産、加工する「伊那地域アマランサス研究会」などの協力を得て、開発した。
新作ギョーザは、研究会でポップ化したアマランサスの実を餃子の皮に練り込んだもの。雑穀のモチモチとした食感、風味が特徴だ。各加盟店では餃子の具や形の大きさにこだわり、それぞれの個性を出した。
メンバーは「愛好会のギョーザは体によいものしか使っていないので安全。これからもいろいろな地元の食材を使って商品開発を進めていきたい」と話している。
新作ギョーザを販売するのは「花ぜん伊那本店」「はなきゅう」「竜門」「北から来たよ!」(以上伊那市)「花ぜん南箕輪店」(南箕輪村)の5店舗。価格は一人前290縲・60円。
アマランサスを使った新作ギョーザを販売する愛好会のメンバー -
確定申告始まる
所得税の確定申告の受け付けが18日、始まった。3月17日まで。伊那税務署では伊那市駅前ビル「いなっせ」に会場を設け、申告相談を行っている。受け付け午前9時縲恁゚後4時(土日祝日は除く)。なお期間中は伊那税務署での申告相談は行わない。
初日の18日は、受け付け開始時刻前から約20人もの申告者たちが来場。伊那税務署員に案内を受けながら手続きを進めていた。
伊那税務署は「期日の終了間際になると混み合うので、早めの申告を」と呼びかけている。
また国税庁はインターネットによる国税電子申告・納税システム『e‐Tax』(http://www.e-tax.nta.go.jp)の利用促進を図っており、本人の電子署名および電子証明書を付して所得税の確定申告をe‐Taxで行うと、最高5千円が控除される(07年度分、または08年度分、どちらか一度に限る)。登録には住基カードなどの電子証明書が必要(電子納税のみ利用の場合は不用)。
同申告相談会場でもe‐Taxサポートコーナーや初回来署型電子申告コーナー(電子証明書は不用だが、同システム使用による控除もされない)を設け、e‐Taxの利用促進を図っている。 -
県老人大学伊那学部卒業式
県老人大学伊那学部の卒業式が18日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。2年間の課程を修了した98人が卒業した。
同学部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は「これからも自主活動を継続し、若い人と交流し、積極的に社会に参加していただきたい」と式辞を述べた。
卒業生を代表した宇治重人さんは「卒業後も学ぶ心を忘れず、老人大学伊那学部第30期生としての誇りと自覚を持って社会参加し、人生の続く限りがんばりたいと思う」とあいさつした。
県老人大学は来年度から長野県シニア大学と名前を変え新しくスタート。同伊那学部では08年度生を募集している。
知識や教養を身に付けるための教養講座や趣味や健康づくりのための技能講座、社会参加活動を実践するための実践講座など。1年時は初日の入学式を含め17日間の講座を予定(朝の会午前9時40分縲怐B授業午前10時縲恊ウ午・午後1時縲・時)。
費用は授業料など経費として3千円。また教材費、自治会費など。
入学願書を上伊那地方事務所福祉課内事務局、居住の市役所、町役場へ持参または郵送で申し込む。29日まで(定員120人)。
問い合わせは、上伊那地方事務所福祉課(TEL76・ -
新山小学生がフロアホッケー
伊那市の新山小学校の児童(52人)は18日、フロアホッケーを楽しんだ。日本フロアホッケー連盟の神田章さんと倉地昭重さんから指導を受け、パスやシュートなどを練習。最後は4チームに分かれてゲームをした。
フロアホッケーは円形のパックをスティックを使って運び、相手のゴールに入れて点数を競うスポーツ。同校は冬場、グラウンドが雪などで使用できず、体育の授業が体育館での球技に偏りがちになり、人権福祉教育の一環として年齢や性別にかかわらず誰でも楽しめるフロアホッケーを通じて、互いに尊重しあう心もはぐくもうと昨年度から体育の授業に取り入れている。
1年生から6年生まで縦割りの4チームに分かれプレーしたゲームは白熱。児童たちは「楽しい」「もっとやりたい」と夢中になっていた。
同校は日本フロアホッケー連盟から用具を2週間借り、その間に体育の授業で取り組む。 -
町三区の新人大石氏が出馬意向明らかに、宮田村議選
任期満了に伴う3月25日告示の宮田村議選に、新人で町三区の大石智之氏(25)が出馬する意向を伊那毎日新聞の取材に対して明らかにした。障害者、高齢者の福祉対策、若者の就労支援などに力を入れたいとしている。
「障害を持っているだけで就職するのが難しい。誰もが社会進出できるような取り組みを構築したい」と、障害を持つ自身の経験も活かしながら村政にあたりたいと話す。
過去に同村の合併を考える住民グループに加わって活動した経験もあり、現在はNPO法人「みやだみらい」の理事を務める。 -
自然とじょうずにつきあう日本の家
日本の伝統的な家屋は、土壁、木、障子(紙)茅葺き屋根など、自然素材で囲まれていた。土も木も紙も、それぞれ呼吸し、湿気を調節する。そうした自然の呼吸とともに、家があり、その中で四季折々の暮らしがあった。中でも障子は、破れるとその場所だけを補修したり、年末には家族総出での障子の張り替え作業など、その家族の暮らしぶりに密着した存在だ。
日本の伝統様式を残しながらも、最近では洋風な住宅様式が主流となり、障子や畳を使った和室が一室もない住宅も増えている。
今回の朝の学舎は、高遠小学校4年生が、障子貼り体験を通して、自然とじょうずにつきあってきた日本の家屋について学ぶ。
障子貼りの舞台は、伊那市高遠町の『進徳館』。ここは、日本の近代教育の基礎を築いた伊沢修二をはじめ、優れた人材を輩出した高遠藩の藩校として知られる貴重な建物で、1860年に開校された。茅葺き屋根、障子、濡れ縁など、当時のままの姿で保存されている貴重な建物だ。今回は、特別に許可を受けて、高遠小学校の子どもたちが進徳館の障子を貼りかえる体験をした。 -
ヤマハ音楽教室発表会
駒ケ根市の玉屋音楽教室は17日、第37回ヤマハ音楽教室発表会を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。駒ケ根市、飯島町、宮田村の4教室に通う2縲・3歳の生徒たち約120人がエレクトーン、ピアノなどを演奏したほか、歌を披露。晴れのステージで日ごろの練習の成果を存分に発揮した=写真。
客席で見守る家族らは演奏者よりもよほど緊張した表情。息を詰めて子どもたちの演奏ぶりを見詰めていた。 -
箕輪町八乙女地区に子育て学級発足へ
箕輪町八乙女地区に4月、子育て学級が発足する。現在、町内15地区のうち13地区に12組の子育て学級があり、八乙女の発足で活動は14地区に広がる。
八乙女地区の3組の親子が、他地区の子育て学級に参加していたことで知り合い、地元地区で学級を立ち上げようと、地区内で小さい子どもがいそうな家を探し歩いて仲間を集めた。このほど、地区内の北西部多目的センターで立ち上げ準備会を開き、5組の親子が集まった。
町子どもセンターの職員が、他地区の子育て学級の活動や、学級で利用できる出前講座、講師バンクなどを紹介した。
母親らは、4月から毎月第2・4土曜日の午前10時から11時半まで、北西部多目的センターで活動することを決め、正副会長、会計も選出した。学級は8組で始める予定で、3月22日にプレ学級を開き、学級の名称や今後の活動内容などを決める。
今後、子どもたちは保育園、小・中学校と一緒になるため、「早いうちに知り合ったほうがいい」と、夫の参加も歓迎することとした。
準備会には八乙女分館の分館長も出席し、「分館の運営費の中から子育て学級の活動を補助していく。地区行事で出来ることがあれば一緒にやりたい」と話した。 -
伊那バドミントンクラブA 県Jrオープン初優勝
バドミントンの第10回県ジュニアオープン大会(県バドミントン協会主催、10縲・1日・松本市)の小学生の部で、伊那バドミントンクラブ(伊那市総合型地域スポーツクラブ中地区クラブ)のAチームがダブルス団体戦で初優勝した。
大会は県内のスポーツ少年団や県小学生連盟所属の計15チームが出場。4ブロックに分かれ予選リーグ、各ブロックの同順位チームによる順位決定リーグを戦った。
チームは小学4縲・年の7人で構成。予選ブロックで明科、山鳩クラブをともに3竏・で破ると、進出した1位順位戦では、南木曽A、南木曽Bをともに2竏・で下し、初優勝を手にした。
大会に出場した伊那クラブBは2位順位戦で2位となり6位だった。
クラブは、週3回、伊那市内の体育施設で練習していて、新しい仲間を募集している。問い合わせは、松沢さん(TEL78・3330)へ。
伊那クラブAの選手は次の皆さん。
▽監督=松沢利美▽コーチ=松沢直美▽選手=栗原宏樹(箕輪北6)山岸賢治(伊那西6)小平裕矢(伊那西6)網野豊(伊那西5)曽根原和音(伊那4)唐木則広(伊那4)熊井大海(伊那西4)
初優勝した伊那バドミントンクラブA -
「交通事故死ゼロを目指す日」 全国一斉展開
交通安全に対する意識を高めるための国民運動「交通事故死ゼロを目指す日」の初めての活動が20日、全国一斉にあった。上伊那地域では警察署と交通安全協会などが協力し、大型道路沿いで人波作戦などを展開した。
南箕輪村では伊那署員や村安協ら約10人が参加。緑、黄色の布地に「夕暮れ時は早めのライト点灯」「シートベルト着用」などと書かれたのぼり旗約20本を田畑の村道両側に設置し、ドライバーに交通安全を呼びかけた。
「交通事故死ゼロ竏秩vは、1968(昭和43)年以降、毎日、交通死亡事故が発生している状況が続いているため、内閣府が決定した運動。活動を通じ、近年の交通事故死傷者数の減少傾向を確実なものにする狙いがある。本年は4月10日も実施。
上伊那各市町村の交通死亡事故ゼロ継続日数(19日現在)は、伊那市66日、駒ヶ根市264日、辰野町61日、箕輪町524日、飯島町3日、南箕輪村430日、中川村509日、宮田村194日。
##(写真たて・よこ)
南箕輪村田畑の村道で人波作戦を行う関係者 -
西春近北小ペレットストーブ導入
伊那市の西春近北小学校は初めてペレットストーブを導入した。18日から順次、普通教室など9教室それぞれに1台ずつを設置し、使用を開始した。「体がじわじわと温まって気持ちよい」と児童たちからは好評のようだ。
ストーブを導入したのは市教育委員会。2003年度から始まった国の「木質バイオマスエネルギー利用促進事業補助」を利用し、本年度は同小と西春近南小に計11台を設置した。総事業費は約400万円(半額は国の補助)。
市教委では、これまでに市内の小中学校にペレットストーブ計38台を導入し、各校で温風暖房機と併用している。地元の間伐材を利用したペレット燃料を使うことで、地産地消の経済効果と暖房費のコストダウンが望める。今後も導入台数を増やしていくという。
西春近北小4年やまなし組の今井智也君(10)は「石油のにおいもないし、音も静かでうれしい。木を燃やしたストーブは体がホカホカしてくる」と笑顔で話した。
西春近北小学校に設置されたペレットストーブ -
駒工でCG特別授業
最先端のCG(コンピュータ・グラフィックス)技術を学ぼうと駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は20日、外部の専門家を招いての特別授業を同校で行った。情報技術科と電気科の1年生約70人が出席し、東京のCG制作会社「トランジスタ・スタジオ」社長の宮下善成(CGデザイナー名・宮下紀文)さんの講義に耳を傾けた。
テレビのアニメ番組やCM、コンピュータ・ゲームなどを制作している宮下さんは現場でどのようにして作品を作っているのか、これまでに手掛けた映像をスクリーンに示しながら詳しく講義=写真。「一口にCGといっても内容はさまざま。制作現場でも、モデリング、ライティング、アニメーション、エフェクトなど、それぞれの分野のスペシャリストがいて、分業で作業している」と話した。
生徒らは実際に制作に当たっているプロならではの生きた話を聞きもらすまいと、真剣な表情で講義に聴き入っていた。 -
駒ケ根市社協救命講習
駒ケ根市社会福祉協議会は19日夜、登録ヘルパーと市社協職員を対象にした普通救命講習を駒ケ根市のふれあいセンターで開いた。約60人が参加し、人工呼吸、心臓マッサージなどの心配蘇生(そせい)法や、AED(自動体外式除細動器)を使った救命処置の方法を学んだ。
参加者は伊南行政組合北消防署の救急隊員の講義で基本的な知識を学ぶと6つのグループに分かれ、それぞれ隊員らに指導を受けながら人形を使った実技に臨んだ=写真。福祉施設などに勤務している人も多く、参加者はみな真剣な表情。人工呼吸では「吹き込み方や強さの加減が難しいね」などと話し合いながら、何度も練習を繰り返していた。 -
伊那市 08年度一般会計予算は306億5200円
伊那市は20日、08年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比5・2%減(16億8700万円減)の306億5200万円。小坂市長は「経費削減に取り組み、合併メリットを生かして有利な財源を活用し『適財適所』に心がけたメリハリのある予算」とした。
予算規模は、伊那東小学校の改築や美篶公民館建設など大規模事業が一段落したことから減少したが、懸案となっていた小・中学校の耐震診断・補強設計、保健センターの旧中央病院跡地への移転新築、美篶・富県の両保育園の建設など新規事業を積極的に盛り込んだ。
また▽太陽光発電システム設置補助金の新設▽ごみ減量化のための生ごみ処理機導入促進▽チャレンジショップ創業支援▽中央道の小黒川パーキングエリアへのスマートインターチェンジ調査事業▽有害鳥獣対策▽農産物のブランド化竏窒ネどに取り組む。
国や県の合併特例債など合計で12億400万円を活用し、美篶・富県の両保育園建設、高遠消防署の建設などに充てる。合併後の地域振興に役立てるため、まちづくり基金として6億3600万円を積み立てる。
また、高遠町・長谷地域に適用する過疎対策事業債は2億3900万円で、消防施設整備(河南車庫など)、道路整備(東高遠バイパス)、美和レイクハイランド整備などに使う。
特別会計は、後期高齢者医療特別会計の新設を加えた8会計で123億8700万円(前年度比27・6%減)、企業会計(3会計)は115億5200万円(同16%増)。
08年度末の市債残高は383億3900万円、基金残高は45億1300万円を見込む。起債制限比率は13・5%。実質公債費比率は22%の見通し。主な要因は、伊那中央病院の開設に伴う周辺の道路整備、駅前開発ビル「いなっせ」建設の償還で、08年度がピークとなる。 -
南信地区建設事務所
係長らが箕輪町で合同研修南信地区建設事務所の担当係長および主査級職員の研修会は20日、箕輪町を会場に開いた。町内西部地域での日本風景街道「信州みのわ花街道」の取り組みや、花ももの小径創出事業などを現場研修し、町文化センターで舗装やコンクリートの新技術を学んだ。
係長と主査級職員の情報共有をねらう南信ブロックでの研修は初めて。身近な道路整備、維持管理の時代の中で住民との協働も含めた取り組み、最新の土木技術や工法などを学び今後に生かす。諏訪、伊那、飯田、下伊那南部の4建設事務所が参加。現場研修では22人が学んだ。
日本風景街道の取り組みは、活動の一環で整備した県道与地辰野線沿いの展望台で、信州みのわ花街道推進協議会長の唐沢荘介さんが活動内容を紹介。6キロ区間を花街道とし1300本の花桃を植え会員が管理していることや、県の支援金を受け展望台整備をしたことなどを説明し、「ズクとアイデアと地域振興のため汗を流している」と話した。
与地辰野線下古田地籍での県単独事業の排水型側溝ふたの施工、町の西部地域住民有志の「西部花街道をつくる会」と箕輪町との協力による県事業で、上古田から富田までの与地辰野線西側に花桃の管理路と箕輪西小学校児童の通学路として利用できる「花ももの小径」創出事業の現場も視察研修した。 -
箕輪町デイサービスセンターゆとり荘改修工事終了
箕輪町が07年度地域介護・福祉空間等整備事業で進めてきた三日町のデイサービスセンターゆとり荘の改修工事が終了した。3月に町社会福祉協議会事務局がゆとり荘内に移り、一般町民も利用できる介護予防拠点施設になる。
高齢者の健康増進と生活の質を確保し介護予防に関する事業をするほか、町社協が行っている地域福祉ネットワーク事業の拠点として地域の支え合いを推進し、地域に密着したサービスを展開する施設にするため改修した。
改修面積は721・58平方メートル。増築面積は集団指導室の一部で19・56平方メートル。外構工事は1850・29平方メートルで、ゆとり荘敷地や天竜川河川占有地などの整地と破石。
従来の事務室を町社協の事務室として利用するため拡張し、食堂を地域交流センターに、短期宿泊室を機能訓練室にした。ロッカールームを増築して集団指導室にし、特殊浴室とトイレは移設。男子トイレ設置のため職員玄関を改修し、手洗い室や洗濯室も整備。浴室水回りの修繕、デイルームへのエアコン2基の設置もした。消火栓ポンプと給水ポンプも入れ替えた。
請負業者は設計監理業務委託が堀口設計事務所、本体建築は浅川建設工業、機械設備はマツシマ、電気設備は高木電工。総事業費は6008万8千円(うち補助3千万円)。
現在、町福祉センター内にある社協事務局は3月1日にゆとり荘内に移動。3日に開所式をする。 -
箕輪町が建設中の地域交流センター
「地域交流センターみのわ」に名称決定箕輪町が町文化センター南側に建設を進めている箕輪消防署と一体となった地域交流センターの名称が、「地域交流センターみのわ」に決まった。公募により沢上の野沢俊博さん応募の名称を採用した。
都市再生整備まちづくり交付金事業で、町民の地域交流、コミュニティ、防災機能の強化を目的とした施設。地域交流センターでは、普通救命講習や防災・災害に関する事業を行うほか、子どもからお年寄りまで集い交流できる施設を目指している。
名称は07年11月末から08年1月15日まで募集。応募総数は15点。1月24日の建設検討委員会で審査し、決定した。応募のあった名称は、ほかの施設と類似した名称が多くあり、慎重に審査した結果、野沢さんの応募名称が「そのものずばり最もわかりやすくてよい」との理由で採用したという。野沢さんには記念品と表彰状を贈る。 -
家族経営協定で合同調印式と飯島町百笑会総会
明るい魅力ある農家経営、生活を実現する飯島町家族経営協定合同調印式と、締結者による飯島町百笑会の総会が21日、飯島文化館であった。4組が森岡一雄農業委員会長と佐藤光吉上伊那農業改良普及センター所長の立会いで調印した。
協定は夫婦は親子など家族間で就業条件や経営の役割、収益配分などを取り決め、家族農業経営での個人の地位や役割を明確化し、近代的な家族農業経営を実現する。
式で、森岡会長は協定の意義や重要性に触れてあいさつ。次いで、早稲田吉郎さん一家4人(荒田)、木下善文夫妻(高尾)、三石俊一夫妻(鳥居原)、斉藤久男さんと潤さん親子の4組が、それぞれ独自の内容で協定を締結した。就業条件や収益分配、将来の目標、健康管理、経営委譲時期などを明記した。
引き続き、新規に4組の締結者を迎え、締結者41組でつくる百笑会の総会・研修会が開かれた。 -
駒ケ根市性教育手引書配布へ
駒ケ根市の小中学校、幼稚園、保育園の教職員や市教育委員会でつくる駒ケ根市性教育プロジェクト会議(杉田純治座長)は、3月末の完成に向けて編集作業を進めている家庭向け性教育手引書『すこやかに』を小中学生のいる市内の全家庭に配布する。19日夜に開いた会議でタイトルなどを決めたほか、今後の方針について確認した=写真。
手引書は家庭で行う性教育などについて分かりやすく解説するもの。B5版92ページで多色カラー印刷。イラストも約100カット使用するなど、読みやすいよう工夫している。伊那保健所長や県看護大教授が監修した。
3300冊印刷し、4月以降、小中学生のいる家庭のほか、学校や幼稚園、保育園などにも配布する予定。
手引書制作事業は県の元気づくり支援金200万円の補助を受けている。 -
昔昔亭健太郎さんがプラムの里で「ちりとてちん」
駒ケ根市出身の落語家・昔昔亭健太郎さんが20日、宮田村新田区の介護老人保健施設プラムの里(福島紀文施設長)を訪れ、利用者を前に・ス一席・ス。巧みな話芸でおじいちゃん、おばあちゃんの爆笑を誘った。
「寒い冬が続くが、落語で心をあたためてもらえれば」と健太郎さんが快諾して実現。
NHK朝の連続ドラマで題名にもなっている落語「ちりとてちん」を表情豊かに披露した。
食べたり、飲んだりを繰り返す滑稽な内容に、利用者たちは引き込まれ、笑顔で聞き入っていた。 -
観光開発研究会が商工会と懇談
住民参加で中央アルプスのすそ野に広がる地元の豊かな自然環境を観光に活かそうと検討している宮田村の「西山山麓観光開発研究会」は19日夜、村商工会と懇談した。連携するための仕組みや情報発信、拠点づくり、経済効果などさまざまな視点で意見交換した。
商工会からは役員10人余りが出席。研究会が取り組み状況を説明した後、それぞれ考えを自由に出し合った。
「宮田高原で高嶺ルビー(赤そば)を栽培して観光資源にすることは可能か」など具体的な質問も。
一方で「何をやるにしてもストーリー展開が必要。ばらばらにやるのではなく、点になっている村の観光要素をどうつなげ、夢を描いていくかが大切」といった声もあがった。
長期的な経済効果も考えながら取り組まないと難しいとの指摘もあったが、「やらなければ何もはじまらない」といった意見も。
研究会のメンバーには商工会員も複数含まれているが、前林善一商工会長は「何とか実行できるように一歩踏み出してほしい」とエールをおくった。