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駒ケ根市でプレハブ小屋火災
17日午前1時ごろ、駒ケ根市下平の無職内城逸男さん(66)方から出火。プレハブ小屋1棟(約6平方メートル)と、小屋に隣接するビニールハウス3棟の一部を焼いて約1時間後に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署が出火の原因を調べている。
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上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が伊那市長谷地区で一斉捕獲
上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会は15日、伊那市長谷地区の三峰川上流でニホンジカの一斉捕獲を実施した。上伊那猟友会会員185人の協力のもと、73頭を捕獲。前回伊那市高遠町の入笠牧場で捕獲した頭数と合わせ、約100頭を捕獲したことになるが、現在のところ、目標捕獲頭数である200頭の約半分ほどに留まる。
今後は中川村でも上伊那猟友会の協力のもと、一斉捕獲を行う。 -
伊那女性コーラスがピアノカバー寄贈
伊那市の伊那公民館を活動拠点とする「伊那女性コーラス」(野沢伊代子会長・30人)は13日夜、同公民館にピアノカバーを寄贈した。同会が練習で毎回使う、公民館のスタンドピアノのカバーが古くなったため、会員らで新しいカバーを購入し、感謝の気持ちを込めて贈った。
練習が始まる前にセレモニーを開いた。野沢会長が「修繕しながらずっと使ってきたが古くなってしまった。ささやかですが贈ります」と武田登館長に新しいカバーを手渡すと武田館長は「公民館を愛しているみなさんの気持ちが伝わってくる」とあいさつした。
会は本年で47年目を向かえるサークルで、伊那公民館が建設された1971年から同公民館を練習の場所として使っている。ピアノカバーを寄贈するのは、今回で2回目になるという。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は15日、07年度第3回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約150人が集まり、同大の病態・治療看護学講座教授の岩月和彦さんの講義「サプリメントの基礎知識」を聴いた。岩月さんはサプリメントについて「栄養成分を補う食品であり、薬とは違うことをよく認識してほしい」とした上で、注意として「多くとれば良いというものではない。サプリメントだけに頼らず、バランスの取れた食事をしっかり取ることが大変重要」と呼び掛けた=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
岩月さんは同大開学時から教授を務めてきたが、本年度で定年退官することが決まっている。講義終了後には長年の労苦に感謝して花束が贈られた。 -
ニシザワが募金寄付
駒ケ根市のスーパー・ニシザワ福岡食彩館(小林俊秀店長)は14日、来店客などに協力を呼び掛けた「愛ひとしずく」募金の全額約1万1千円を駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。小林店長が市社協を訪れ「福祉に役立ててください」と堀勝福事務局長に現金を手渡した=写真。募金は来店客がつり銭の小銭などを店内に設置した募金箱に入れたもの。硬貨のほか千円札も入っていたという。
同店は02年の開店と同時に店内に募金箱を設置。以来、集まった募金をほぼ年に一度、災害義援金などとして寄付している。今年は新潟県中越沖地震の被災地にもニシザワ全体で義援金を置くっている。 -
伊南バイパス開通
国道153号線伊南バイパスの駒ケ根工区全線が15日、一般供用を開始した。午後2時の開通を前に午前9時から記念のセレモニーが現地で開かれた。国土交通省飯田国道事務所主催。開通区間の南端、上穂沢川にかかる「駒ケ根大橋」の銘板除幕に続いて、地元の市場割、上赤須、福岡の各区の親子三代3家族らが市場割大神楽を先頭に渡り初めをして開通を祝った=写真。小雪がちらつき、寒風が吹きすさぶあいにくの天候となったが、地元住民や市の関係者など約200人が集まり、渡り初めに加わった。
飯田国道事務所は、開通により、市街地の慢性的な交通渋滞が緩和され、安全で快適な通行が確保できる竏窒ニしている。一方で、一部住民からは旧道沿線の衰退と空洞化を危ぐする声も聞かれる。
伊南バイパス駒ケ根工区は延長4・2キロ。今回開通するのは福岡縲恷s道中通り線の延長1・3キロで、事業費は約70億円。 -
箕輪町滞納整理17日から
箕輪町は滞納整理強化月間として、17日から職員による町税・使用料などの滞納整理に取り組む。
5・8・12月が強化月間で、これまでは係長級以上の職員が滞納整理にあたってきた。
今回は2人1組の班で各課、議会事務局、土地開発公社にそれぞれ編成する班数を割り当て、担当する職員については各課の中で調整する方式にした。庁内の研修会を終え、全体で35班体制にし各班が3回以上は訪問することにしている。
実施期間は08年1月15日までの約1カ月間。718件、約3800万円の滞納を対象とし、町内だけでなく今回は転出した町外の滞納者も訪問する。 -
ペーパークイリングを楽しむ
南箕輪村
塩沢順子さん「ただ1枚の紙なのに、いろいろな形になる。形作っていくことが楽しい」
夫の仕事で4年間滞在したシンガポールで、ペーパークイリングに出合った。手芸など細かいことが元々好きだったこと、使う道具がピンセットやコルクボード、きり、まち針などで、たくさんの道具をそろえなくても楽しめることにも魅力を感じた。
偶然にも家の近くに個人指導している先生がいて習い始めたが、時を同じくして帰国が決まり、約3カ月間で集中して技術を教わった。
ペーパークイリングは、細長い紙を指でくるくると巻いて花や葉、植木鉢などを作る。サンタクロースや雪だるまも作ることができる。
技術の基本は、紙の巻き方で固い、緩いの2通り。「これが出来るようになれば、後は折り方でいろいろなものが出来ます」。葉の形など基本のパターンは15種類くらいあり、固く巻いた紙で花の芯(しん)にする、細かく切り込みを入れた紙を巻いて花にする、カールをつけて花びらにするなど工夫次第で作品が広がる。
「鉢植えの植物やコーヒーカップなどミニチュアが作っていけることが楽しい。肩は凝りますけどね」
昨年3月に帰国。そのころ、日本ではあまり普及しておらず、材料も手に入らない。友人の結婚祝いにペーパークイリングの花をあしらったカードを送ったが、手作りとは思ってもらえなかったという。
「皆さんにペーパークイリングを知ってもらいたい」と、今年の南箕輪村文化祭に作品を初出品した。
友人に作り方の基本を教えたこともあるが、「教室を開いてというほどまでは技術も習得していないし、仰々しく教えるほどでもないけど、ちょっとした講習会などでみんなで楽しめたら」という思いもある。
日々の忙しさから、思うように制作の時間がとれないが、キットを使ったり、本を見てデザインを組み合わせるなどして制作。奥行きのある額に入れたり、台の上に飾るなどして楽しんでいる。
今は、作品用の小さな食器棚にコーヒーカップや器などを飾ろうとアイデアをめぐらしている。(村上裕子) -
上伊那の芋焼酎「伊那八峰」発売
関係者や消費者で試飲会上伊那産サツマイモ原料の芋焼酎「伊那八峰」が14日、発売になった。市町村別10種類の芋焼酎で、同日夜に試飲会が伊那市駅前ビルいなっせであり、酒販売店、生産者、消費者ら約40人が07年の新酒を味わった。
地域の特産品開発の一環として、サツマイモの栽培から販売までを手がけようと賛同者が取り組み、2年目。今年は南箕輪村が新たな組織を作り「大芝の華」の名で販売する。
仕掛け人である飯島町の池上酒店店主の池上明さんは、「2年目で盛り上がりが出来てきた地域がたくさん出来た。今年の完成具合を飲みながら話してほしい」とあいさつ。参加者は「口当たりがやわらかく甘みもある。女性にも飲みやすいと思う」と話し、生産者は焼酎を飲み比べ、「自分たちで作ったから自分の子どものようで、自分の焼酎が一番おいしい」と自慢し合っていた。
喜久水酒造(飯田市)で醸造。アルコール分25度。1本720ミリリットルで1250円(外税)。専用の贈答箱(別売り)も作った。上伊那の酒販売店で1万5千本を販売。初回分は6460本。 -
信大農学部のヤマブドウワイン、18日から販売開始
南箕輪村の信州大学農学部は18日から、学生らが教育実習の一環として生産しているヤマブドウから醸造した「やまぶどうワイン」の販売を開始する=写真。
学部独自のヤマブドウワインを販売するのは3年目。販売数量が限られていることもあり、過去2年は2日間で完売してしまうほど人気だった。
ヤマブドウは食料生産科学科の2年生が毎年育てており、今年はブドウの質を高めるため、適正摘房に努めた。そのため、収量は昨年より少ない約830キロとなったが、一般的な巨峰の糖度、22度を上回る糖度の乗ったヤマブドウが実った。醸造数量は昨年より少ないが、一般販売分は例年同じ800本ほどを確保できた。
ヤマブドウの管理に当たってきた同学部の技術専門職員、城倉友幸さん(58)は「渋みが少なく、気持ち酸味のあるワイン。これまで生産してきたワインの中でも期待できる」と自信を見せる。
当日は同学部構内にある生産品販売所で午後2時から販売を開始する。価格は1本720ミリリットルで2500円(一人限定一本)。また、同日からリンゴジュースも販売する。価格は1本450円。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
JA上伊那あぐりスクール伊那校の修了式
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が小学生への食農教育の一環として実施している「あぐりスクール伊那校」の修了式が15日、伊那市狐島の本所であった。修了式に合わせて行われた最後の授業には、今年の4月から米や野菜作りに取り組んできた小学生80人とその保護者らが集まり、しめ飾り作りやもち付きを体験した=写真。 正月を間近にひかえた最後の授業では、昔ながらの伝統文化に触れてもらおう竏窒ニ、しめ飾り作りともちつきを企画。飯島町在住の佐々木恒雄さん(75)を講師に迎え、子どもたちが収穫した稲わらをつかって親子でしめ飾りづくりに挑戦。しめ飾りを自宅で作る人も少ない中、子どもと一緒に参加した保護者も悪戦苦闘しながら、わらの綯い方を教わっていた。
4月からあぐりスクールに参加してきた久保村美公さん(12)=東春近=は「農業は初めてだったけど、いろいろな作物を作ったりできて楽しかった」と語った。また、ともに参加した母親の利子さん(42)は「家ではほとんど機械でやってしまうため、野菜が育っていく姿を見ることができないが、作物が育つ姿を見ることができて良かった」と話していた。
修了式では、児童全員に修了証書が授与された。 -
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会、検討結果報告書まとまる
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討してきたごみ処理基本計画推進委員会が15日、伊那市内であり、これまでの検討結果を事務局がまとめた報告書案を承認した。今後、今回指摘があった一部を修正した報告書を、19日に小坂樫男広域連合長に提出する。
報告書には、現状から試算した新施設の処理能力は一日当たり149トン。関係市町村が具体的に取り組むごみの減量化、資源化施策などを明文化した。施設規模については、施設建設時までに更なるごみ減量化、資源化を進め、実態に即した施設規模とすることを求める提言を盛り込んだ。また、同委員会では最終処分場の掘り起こし残さなど4品目を新施設の処理対象物とする方針もまとめたが、最終処分場として再利用する箕輪町のクリーンセンター八乙女の周辺住民に、十分な説明を行うことを、付帯意見に盛り込んだ。
これにより、同委員会の役割は一端終了するが、今後も年に数回委員会を開き、各市町村が実施するごみ減量化施策などを検証していく。
小沢陽一委員長は「今後も検討を重ねる中で、ごみ減量の具体的な数値目標も委員会として出し、各市町村統一して努力を図っていけるようにしたい」と語った。 -
上伊那地区労働組合会議が「一人一握り運動」で集めた支援米を発送
上伊那地区労働組合会議(22単組、宮島良夫議長)は14日、各組合から集めた国際支援米717キロを、長野市に向けて発送した=写真。
取り組みは同会議が毎年国際支援活動の一環として取り組んでいるもの。「一人一握り運動」と題して組合員一人ひとりが家にある米を少しずつ持ちより、食料不足に苦しむ海外の国へと発送している。
米は他地区から集まった米と一緒にアフリカのマリ共和国に送るため、この日は上伊那地区で集まった米を他地区からの米が集まる長野市に向けて発送。
上伊那地区では今年、昨年の倍近い米が集まった。
宮島議長は「こうした取り組みが本当の国際貢献につながると思う。日本が戦争をせず、こういう取り組みを続けていけば、世界は平和になるのではないか」と話していた。
支援米は来年1月にマリ共和国に発送する。 -
スピードスケート県高校総体 上農小林初優勝
スピードスケートの県高校総合体育大会は14、15日、松本市の浅間温泉国際スケートセンターで男女11種目が行われ、男子5千メートル、同1万メートルは小林成光(上伊那農)が初優勝した。このほか上伊那勢は、武井博史(上伊那農)が千メートルで2位、1500メートルで3位だった。
小林は初日の1万メートルで自己ベスト記録を約29秒縮める14分51秒13を記録するなど、今シーズンに向けた練習成果を結果に出し、笑顔を見せた。しかし、カーブでのスケーティングにまだ課題があるとし、「みんなで励まし合いながら頂点を目指したい」とインターハイを見据えた。
昨年のインターハイ1500メートル覇者の武井は調整不足により力を発揮できなかった。それでも最終日の千メートルは「今シーズン一番のスタートダッシュだった」と手答えを感じた様子。「あとは自分の滑りをどこまで取り戻せるか」と巻き返しを誓った。
各種目上位16人(リレーは上位8チーム)がインターハイ(来年1月21縲・4日・山梨県)の出場権を獲得。大会結果(上伊那関係分)は次の通り。
【男子】
▼500メートル (1)小林拓斗(岡谷南)1分16秒42(1回目(1)38秒11、2回目(1)38秒31)、唐沢郁弥(上伊那農)=失格▼千メートル (1)原宏彰(佐久長聖)1分15秒43(2)武井博史(上伊那農)1分15秒86(13)唐沢郁弥(上伊那農)1分31秒94▼1500メートル (1)原宏彰(佐久長聖)1分59秒49(3)武井博史(上伊那農)2分0秒82▼5千メートル (1)小林成光(上伊那農)7分12秒23(13)唐沢俊樹(箕輪工)8分41秒19▼1万メートル (1)小林成光(上伊那農)14分51秒13(7)唐沢俊樹(箕輪工)18分30秒2 -
伊那スキーリゾート・オープン
伊那市西春近の「中央道伊那スキーリゾート」は15日、今季の営業を始めた。スキーやスノーボードの愛好家たちが、さっそく初滑りを楽しんだ。
ゲレンデは全長1200メートルのうち下側の700メートルが滑走可能。平均35センチの積雪を維持している。
関係者は「昨年に比べゲレンデの準備は順調だったが、オープン前1週間の雨で、苦戦をしいられた。これから順次滑走できるコースを広げていきたい」と話す。
今シーズンの営業は来年3月31日まで。21日までは、「初滑りキャンペーン」としてリフト一日券を2千円で販売する。22日からはナイターの営業を予定している。
問い合わせは中央道伊那スキーリゾート(TEL73・8855)へ。 -
全国中学校駅伝
県代表の駒ケ根東 男子15位、女子18位と健闘第15回全国中学校駅伝大会は15日、山口県山口市のセミナーパーク・クロスカントリーコースで開かれ、都道府県代表の男女各48チームが起伏の激しい芝生コースで激戦を展開した。長野県代表として男女そろって初出場した駒ケ根市の駒ケ根東中学校は男子が58分56秒で15位、女子が42分43秒で18位と健闘した。
男子は6区間18キロ。1区を任された小林純平は18位で2区の福沢潤一に。故障で1カ月以上のブランクがあった福沢は、2つ順位を上げて16位で3区久保田光にたすきを渡した。4区竹村亮作から引き継いだ5区草野智徳は区間8位の快走で6区天野進に。天野が順位を変えずに15位でゴールした。
女子は5区間12キロ。1区湯沢ほのかが1年生ながら27位で2区福沢志穂に。福沢は区間9位で順位を18位に押し上げた。3区北原成美、4区寺平稚博とたすきをつなぎ、5区篠田美樹が18位と2つ順位を上げた。
会場には部員32人、職員5人、保護者27人、公民館が募った地域住民ら30人がバス3台に乗り込み、応援に駆けつけた。
応援団の一人、滝沢修身さん(56)は「一流のアスリートに交じってよく頑張ったと思う。感動して涙が出そうになった。小さな学校だが、地域の誇りだ」と話した。
【竹田正樹監督】もっと坂道を登れる力強さがないと全国には通用しない。全国のレベルがものすごく上がっていて、練習方法を考えていかなければいけない。2年生はいい経験ができたので、来年につながると思う。
【男子・福沢潤一主将】主将の自分が良い流れに持っていく立場だったのに情けない。上り坂でごまかしが効かなかった。気持ちで持っていこうと思ったが、体がついていかなかった。2年生はもう1年ある。練習を支えあって、強くなっていってもらいたい。
【女子・篠田美樹主将】上り坂の練習は学校でしてきたが、強いチームはぐんぐん登っていった。追いかける展開にも、まだ慣れていないと感じた。1、2年生が良いものを出してくれたので、来年に期待したい。 -
商工会女性部クリスマス
モー娘やAKB48にだって負けてない‐。宮田村商工会女性部は13日夜、恒例のクリスマスパーティーを商工会館で開いた。多彩なアトラクションで盛りあがり、各事業所の屋台骨となって支える女性たちがひとときの・ス骨休み・スを楽しんだ。
部員や商工会関係者ら約50人が参加。ツリーなども飾り付け、雰囲気満点に始まった。
女性部役員はこの日のために演歌「大阪すずめ」に振り付けをしてステージへ。
浴衣を着て童心の姿に戻りながら、楽しい踊りを披露した。
「かわいいねぇ」と会場からは歓声も。おひねりも飛び交い、賑やかにパーティーを盛り上げた。
本年度は8年ぶりに1泊の研修旅行を企画するなど、女性たちがふれあいながら次のステップを目指している。河井啓子部長は「今後も親睦を深めていきたい」と話した。
パーティー席上、村商工祭で行ったバザーの収益金の一部を村へ寄付した。 -
高遠そば打ち講座
高遠町の生産者・販売者などによる高遠そば組合と高遠公民館は12日、今年度第1回目の高遠そば打ち講座を開いた。
同講座は高遠そばを広め、地域活性化につなげたいとの思いから、毎年開いており、今年で3年目となる。受講生37人の半分は前年までの同講座の修了生たちで、今年度も引き続き受講する。今回からは、修了生たちも、初心者の指導に携わる。
高遠公民館の矢野やよ江さんは「修了生の方々にも、指導することを経験していただき、ぜひ高遠そばを広げてもらえれば」と話す。
同町「紅葉軒」の高島良幸さんなどが講師となり指導にあたった。
高嶋さんが実際にそばを打ちながら、打ち方を説明すると、受講生たちは真剣な面持ちでその手さばき見つめた。
実際にやってみると初めてそばを打つ人たちからは「本当に難しいわ」「なんかおっかない」などの声が聞こえた。隣で見守る修了生たちに教えられながら、そば打ちを学んでいた。
同講座は08年1月30日までに残り4回の講座を予定している。 -
箕輪町行政経営講演会
箕輪町と町議会は13日夕、町文化センターホールで町行政経営講演会を開いた。集まった町職員ら約400人に対し、早稲田大学大学院教授で前三重県知事の北川正恭さん=写真=が地方分権時代の地域経営について語った。
北川さんは三重県議会議員に3期連続、衆議院議員に4期連続当選し、95年から2期連続で同県知事を務めた。講演では、県知事時代などの体験談を交えながら、「ないものねだりから、あるものさがしへ」と題して話した。
「時代は中央集権から地方分権に変わった。自分たちで決定し、それに責任を持つことが分権時代の経営。こんな町をつくりたいというビジョンが必要となる」と強調。そのためには「情報を公開することで、みんなに関与してもらう環境をつくることが大切」とした。
「蝶々が飛ぶのを見て、となりの蝶々も飛ぶと、地球の裏側にハリケーンができる」竏窒ニの理論を用いて、「最初の気づき、努力が共鳴すると大きなものをつくり出す」と説明。「箕輪町では、みんながその気になって議論し合って、町づくりを進めることを期待する」とエールを送った。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
駒ケ根市の中原正純市長は昭和伊南病院の産科が4月以降休止される問題に関連して「設備拡充により、伊那中央病院ですべての出産を引き受けることが可能となる見通し」であることを明らかにした。一方で両病院の診療を受ける妊産婦に対して共通カルテを作成し、母子手帳に添付して利用者の利便性向上に努めたい竏窒ニする考えも併せて示した。開会中の12月定例市議会で加治木今議員の一般質問に答えた。さらに、医師不足の原因とされる医師の過酷な勤務の緩和のため「市民にかかりつけ医をもってもらい、必要な時だけ紹介状を持って昭和伊南などの病院を受診するよう意識改革をすることが地域医療を守るための第一歩だ」として、市報やケーブルテレビなどを通じて市民に呼び掛け、理解と協力を求めていきたいとする方針を示した。
今議会が最後の答弁の場となる中原市長は坂井昌平議員の質問に答えて5期20年の市長生活を振り返り「万感の思いが募っている。大変長かったが、あっという間のようでもあり、図りかねる心境。苦労は大変多かったが、市民、議会の皆さんの協力のおかげで務め上げることができた。心から感謝する」と述べた。 -
駒ケ根市で環境セミナー
県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターは13日、企業経営者や環境管理者、行政などに呼び掛けて「環境・エネルギーセミナー」を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。上伊那全域から約40人が集まり、環境ジャーナリストで宇都宮大農学部講師の小沢祥司さんの講演「地球温暖化と石油高騰から今後のビジネスを考える 地球環境とエネルギーの制約をどう乗り越えるか」を聴いた。
小沢さんは温室効果ガスと石油の現状について説明=写真。「このままではさらに深刻な気候変動、エネルギー資源の枯渇、生態系の崩壊が心配される」とした上で「環境負荷とともにコストを引き下げられれば新たなビジネスとして成り立つ」として、ドイツや米国などのいくつかの取り組み事例を紹介した。
参加者は時折メモを取ったりしながら、真剣な表情で話に聴き入っていた。 -
駒ケ根青年会議所来年度基本方針発表
設立42周年を迎える駒ケ根青年会議所は14日、駒ケ根商工会館で記者会見を開き、来年度理事長の田中靖隆さん(38)が「We Believe 信頼が人をつなぎ まちをつくる縲怩オなやかに力強く、時代を切り拓く気概を胸に」などを核とした基本方針を示した=写真。来年度副理事長らが各委員会のスローガン、基本方針、事業計画などを説明した。
07年にJCがまとめた「ちびっこ広場」の改修案の実現に向けては、新設された社会起業家開発委員会が中心となり、起業家などの参画を促しながら具体的な方向性を探っていく方針。
08年度の役員は次の皆さん。
▽理事長=田中靖隆▽専務理事=佐藤和樹▽副理事長=清水剛、小出卓央、宮脇哲也▽総務委員長=坂口考之▽夢少年育成委員長=平林裕一▽地球市民のまちづくり推進委員長=一條英昭▽社会起業家開発委員長=下島聡▽JAYCEE拡大実践会議長=本多実▽組織進化ビジョン策定会議長=気賀沢洋司 -
全中駅伝開会式 駒ヶ根東男女ともに気合十分
第15回全国中学校駅伝大会(日本陸上競技連盟など主催)は14日、山口県スポーツ文化センター・アリーナに都道府県代表男女各48校が集まり、開会式を行った。県代表として駒ヶ根東が男女そろって初出場。大会は15日、山口市のセミナーパーククロスカントリーコースで男子6区間18キロ、女子5区間12キロで競い合う。
大会前日、同校の男子チームの福沢潤一主将は「(大会コースを想定し)坂対応の練習をしてきたので坂は苦にならない。あとは本番でどれだけ前向きに、強気にいけるかが勝負」。女子チームの篠田美樹主将は「山口県の方が暖かいのでチームの調子もよい。開会式でいよいよだなという気がしてきた。8位入賞を目指したい」とそれぞれ意気込みを語った。
駒ヶ根東の出場選手以外の陸上部員や保護者がバス2台で会場に駆け付け、選手たちを見守った。 -
「穂の会」日本画展 ベル伊那・18日まで
名古屋芸術大学の卒業生でつくる「穂の会」の日本画展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。メンバー5人がそれぞれの力作を並べている=写真。
SMサイズ縲・00号の日本画約60点を展示販売。花や人物、風景などを題材にした作品はそれぞれの個性が輝く。同大学での恩師、日本美術院特待の木村惠子さんも賛助作品を出品している。 会は愛知県を中心に活動する35歳前後の若手画家のグループで、愛知芸術文化センターで96年からグループ展を開く。県内では前回に続き2回目。若々しい感性と絵に対する情熱が詰まった展示となっている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那東部中生が全国ロボコンに出場 健闘誓う
第8回全国中学生創造ものづくり教育フェア(全日本中学校技術・家庭科研究会など主催、来年1月26縲・7日・茨城県)のロボットコンテストに伊那市の東部中技術部から3年の井口裕吾君(15)、丸山晃生君(15)ペアが初出場する。
同校からの参加は初めて。コンテストはロボットを操って得点を競う部門など5部門があり、同ペアは地方大会のオリジナル競技をビデオで紹介する部門にエントリーした。
2人は、11月中旬に千曲市であった「県中学生ロボットコンテスト」に出場し、ロボットで紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなるオリジナル競技「リングサザエ」で優勝する実力。来年1月の大会では、同県大会の様子などを収めたビデオを披露する。
2人のロボット「You,re so Guy(ヨソウガイ)」はベルトコンベア式のアームの上下移動が素早いところが特長。井口君は「全国のいろいろなロボットを見るのが楽しみ」。丸山君は「ロボットの性能を信じて勝ち進みたい」と意気込みを語る。
全国大会の「オリジナル競技部門」に出場する東部中学校の井口君(右)、丸山君 -
家畜用飼料稲、生産に向けた体制づくり検討へ
主食用米需要が減少する中、米の生産規模維持を目的として上伊那水田農業推進協議会は来年度、転作扱いとなる家畜の飼料用に生産した稲に、上伊那全域のとも補償から補てん金を拠出する体制づくりができないかを検討していく。現在上伊那では、生産調整のために生産した加工用米に対し、上伊那全域のとも補償制度で価格補てんを行い、加工用米でも主食用米と同等程度の価格になるようにしている。こうした体制を家畜飼料用稲についても整え、水田面積の維持と畜産飼料の自給率向上につなげたいと考えている。
家畜用飼料稲の生産には、国の助成制度もあり、県内でも転作の一環として取り組んでいる市町村もある。上伊那でも駒ヶ根市の一部でこうした取り組みを行っている。
一方、輸入飼料の高騰により、畜産農家の間では自給飼料へのニーズが顕著化。酪農が盛んな上伊那でも、飼料用稲の潜在的な需要があると見込まれる。
しかし、飼料用稲の栽培は助成を受けても主食用米より価格落ちするのが現状で、地域的に普及させるのが難しい。そのため、こうした飼料用稲の生産に対しても加工用米のようなとも補償が構築できないか模索し、転作田の核となる土地利用作物の可能性を検討する。
上伊那地方事務所によると、県内でも飼料用稲に対し、とも補償制度を用いている地域はないという。
まずは、同協議会で対象となる水稲生産農家の意向を確認するほか、上伊那農業協同組合(JA上伊那)が中心となって飼料を利用する畜産農家の調整を図っていく。 -
上伊那水田農業推進協議会で08年産米の市町村別生産数量目標決定
県や市町村、農業団体などでつくる上伊那水田農業推進協議会が14日、伊那市内であり、08年産米の市町村別生産数量目標を決定した=表。県の協議会から上伊那地区に配分された08年度産米の生産目標数量は3万523トンに基づき、上伊那8市町村の当初数量目標を配分。しかし、上伊那としては今年の生産実績、3万1770トンの生産規模を維持する方針で、県の当初数量目標との間に生じる差量1247トンについては、加工用米などの非主食用米や地域間調整で対応していく。
県水田農業推進協議会から上伊那地域に配分された08年の当初数量目標は、今年より1・5%多い3万523トン。上伊那水田農業進行協議会はこの当初目標から自家消費分(1万6418トン)などを除く産地意向枠(1万4105トン)を算出し、県の算定ルールをベースとした上伊那独自の算定ルールにより、各市町村に当初生産目標を配分した。
08年当初数量目標に基づく各市町村の当初目標は▽伊那市1万3001トン▽駒ヶ根市5255トン▽辰野町1767トン▽箕輪町2581トン▽飯島町3198トン▽南箕輪村1697トン▽中川村1523トン▽宮田村1501トン竏秩B
しかし、加工用米や地域間調整などに取り組むことで、昨年の生産実績を維持する方針。また、これまで加工用米の出荷契約は特定の市町村に集積してきたが、08年度産からは各市町村に割り振り、契約する方針で今後調整を図る。 -
マリ共和国に援助米
南箕輪中生徒会の落ち穂拾い米など発送飢餓に苦しむ国に援助米を送る「国際協力田運動」の合同発送式が14日、活動に参加している南箕輪村立南箕輪中学校であった。アフリカのマリ共和国に送るため、運動に取り組むJA上伊那に寄せられた援助米をトラックに積み込んだ。
南箕輪中生徒会伝統の落ち穂拾いで集めた米は、94年から飢餓に苦しむ国に送っている。今年は10月12日に全校生徒が落ち穂を拾い、地域住民から寄せられた米も合わせ玄米で160キロになった。
JA上伊那の春日営農担当常務は「皆様のご協力で援助米を送れることは大変ありがたい」と感謝。南箕輪中地区生徒会長の岡部啓祐君が「自分たちの力がどこかの国で困っている人のためになるならと、全校の力を合わせて活動してきた。援助米が1人でも多くの方の役に立ち、喜んでいただけるといいなと思う」と発送メッセージを寄せた。
協力団体と援助米は南箕輪中のほか、赤穂東小学校5年生60キロ、青壮年部美篶支部300キロ、農団労上伊那360キロ、あぐりスクール生徒120キロ。米袋にバマラ語で「皆さんのために作りました」「いつか会えますように」などのメッセージを書き込んである。
全県では18JAが参加し7180キロ集まる見込みで、来年1月下旬に東京港に送り、マリ共和国に届ける。 -
南箕輪村議会12月定例会閉会
南箕輪村議会12月定例会は14日、南箕輪村むらづくり委員会条例などの一部改正案など10件、陳情採択に伴う意見書提出の発議3件、村議会委員会条例の一部改正案、村一般職の職員の給与に関する条例の一部改正案など追加議案5件を可決し閉会した。
村議会委員会条例の一部改正は、収納対策課の設置により総務文教常任委員会に収納対策課の所管に関する事項を加える。
07年度一般会計補正予算案は職員給与の改定に伴う補正が主な内容で、給与費の給料210万2千円と職員手当13万8千円、共済費14万6千円の合計238万6千円の減額を予備費に充当する。
陳情の採決結果は次の通り。
◆採択▽地方財政の充実・強化を求める意見書提出に関する陳情書▽「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の改正を求める陳情書▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める陳情書
◆趣旨採択▽米価の安定対策を求める陳情
◆継続審査▽後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書▽保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択についての陳情 -
ながたの湯9周年お客様感謝デー
箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は14日、9周年お客様感謝デーで、熱々のとん汁「ながた汁」をふるまい、入場者にプレゼントを配った。
98年12月14日にオープンして丸9年が経ち、入場者は209万人を超えた。今年7月6日に200万人を達成。1日平均720人が利用している。
玄関横でふるまった「ながた汁」は、「おいしい」「体が温まる」と好評で、有料入場者には粗品と飲料をプレゼントした。入場回数券購入者のお楽しみ抽選会では、新巻鮭やイカ沖漬などを引き当てる人もいて喜んでいた。
みのわ振興公社社長の平沢豊満町長は、「周辺や遠方からも訪れてもらい大好評。湯も常に清潔に気を付けている。ゆっくり入って健康で長生きできるようにこれからもぜひご愛顧いただきたい」とあいさつした。