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第18回NTT東日本カップドッジボール長野県大会中南信地区大会南小アタッカーズ(南箕輪村)が優勝、キングファイターズ(飯島町)が準優勝
第18回NTT東日本カップドッジボール長野県大会中南信地区大会が29日、伊那市の勤労者福祉体育館などであった。中南信地区の小学4縲・年生でつくる45チームが集まり、男女別トーナメントで対戦。上伊那では女子の南小アタッカーズ(南箕輪村)が優勝、男子のキングファイターズ(飯島町)が準優勝したほか、ベスト8に勝ち残った女子のチームKT(辰野町)と男子の南小ハトポッポ(南箕輪村)が11月の県大会に進出した。
NTT東日本長野支店が主催する同大会は1990年の日本の電話事業100年記念として始まったもので、それ以降、毎年1回ずつ開催している。
中南信地区と東北信地区の2会場で地方大会を開催。男女別トーナメントを展開し、それぞれに勝ち上がった上位8チームが県大会へと進む。
選手らは声をかけ合いながらボールを回し、相手チームの隙(すき)をついてボールを投げ込んでいた。 -
かんてんぱぱホールで県内技術専門校木工科OBによる作品展
伊那、松本、上田にある県技術専門校木工科を卒業したOBらによる「木にたずさわる職人たちの手仕事展」が10月1日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。県内外で活動する20工房22作家が手がけたテーブルやイス、時計など約千点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
昨年までは伊那技専木工科OBだけの作品展だったが、今年は県内にあるほか2校の技術専門校OBにも呼びかけた合同展を企画。主催者によると、こうした作品展は初の試みだという。
会場にはちゃぶ台や本棚などといった大きめの生活家具のほか、カラーインクで着色した板絵、積み木など、それぞれの作家の個性が生きた多彩な作品が所狭しと並んでおり、木の木目や質感を生かした無垢の作品も多い。
出展者の一人は「こだわりを持って作っている人も多い。一人ひとりの個性やこだわりを見て、作品に触れてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時まで)。 -
ぺアーレ伊那で受講者の作品展
伊那市の社会保険健康センター「ペアーレ伊那」で29、30日、「第13回受講者作品展」が開かれている。20の教養文化講座で学んでいる受講者らの水彩画、水墨画、トールペイント、グラスアートなど作品約350点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
毎年この時期に開催している作品展。2日間の日程で開催しているが、受講者のほか、これから新たに講座を受講しようと考える人など、多くの人でにぎわう。
作品を出展しているのはこの4月に講座を受講し始めた人から継続して受講している人までさまざま。油彩、写真、陶芸などといった講座が人気だという。
また、作品展に合わせてプール、トレーニングジムの無料開放もしているほか、10月から開講する新講座「スクラップブッキング」、「ポリクレイ(樹脂粘土)」の実演や、「肩・腰・膝機能改善体操」の体験教室も実施している(体験教室は29日のみ)。
入場無料。午前9時半縲恁゚後4時。 -
アフリカ・キャラバン イン駒ケ根
来年日本で開催される第4回アフリカ開発会議とG8を前にアフリカへの理解を深めてもらおうと全国5カ所で開かれる巡回イベント「アフリカ・キャラバン」の第1回が29日、駒ケ根市のJICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を会場に開かれた。アフリカを支援する市民グループ「ジンバブエ友の会」会員らでつくる実行委員会主催。「アフリカ人、日本人、みんな地球人」をテーマに、シンポジウム「信州におけるアフリカ理解の今とこれから」が開かれたほか、アフリカン・ダンスや伝統楽器のワークショップと演奏会、アフリカン・ドラムのライブ演奏、アフリカを支援するNGOの活動写真展などが多彩に催された。
シンポジウムではアフリカ・ギニアのアブライ・サンコンさんなどパネリスト6人が参加者とともに相互理解の現状と今後などについて討論。サンコンさんが「アフリカというと、裸でやりを持っている竏窒ニいうイメージができ上がっているが本当の姿を知ってほしい」と苦言を呈したのに対し、ほかのパネリストや参加者らは「まずは音楽やスポーツなど、互いに興味のある共通点から入るのがよい」、「学校教育にもっと力を入れるべき」などの意見を述べていた。 -
看護大学園祭「鈴風祭」
駒ケ根市の県看護大で第12回鈴風祭が30日まで開かれている。看護大ならではの血圧、体脂肪、肺活量、握力、全身反応時間の測定やアルコールパッチテストなどのコーナーは行列ができるほどの人気=写真。ステージでは早食い&ロシアン・ルーレットやもちつきなどが行われたほか、大講義室では映画『107+1 天国はつくるもの』が上映された。広いキャンパスには大学を支援する駒ケ根市看護大学交流市民の会や学生たちが運営するさまざまな模擬店も出店し、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
30日はビンゴゲーム、ミスター&ミス看護大コンテスト、バンドのライブ演奏などが行われる。 -
あぐりスクール駒ケ根校が稲刈り
さまざまな体験学習を通じて農業と食への理解を深めてもらおうとJA上伊那が小学2縲・年生を対象に開いている「あぐりスクール駒ケ根校」は29日、第6回体験講座を駒ケ根市で開いた。駒ケ根市、伊那市、飯島町、中川村、宮田村の9小学校の児童約70人が参加。稲刈りや落花生の収穫などを楽しんだ。
稲刈りは児童らが5月に田植えをした駒ケ根市のアイ・パルいなん近くの田で行った。ほとんどの児童が初めての経験とあって、恐る恐るかまを手にしていたが、JA職員らの指導を受けながら刈り始めると「面白い」と田んぼのあちこちで歓声が上がった。小雨の降る肌寒い天候の下での作業となったが、児童らはザクザクと音をたてながら笑顔で作業を楽しんだ。刈り取った後には「自分で田植えをした大事なお米だからね」と話し合いながら落穂拾いにも精を出した=写真。
同スクールは12月にかけて月1回ずつ開かれる9回の講座で、田植え、リンゴやサツマイモの栽培作業などの農業体験のほか、川遊びや五平もちづくりなどに挑戦するもの。昨年伊那市で初めて開校して好評だったことから、今年は新たに駒ケ根市でも開校した。 -
伊那ケーブルが緊急地震速報サービス開始へ
伊那ケーブルテレビジョン(伊那市西町、向山公人社長)は、震度3以上を基準に、緊急地震速報サービスを開始する。10月1日からエリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の防災担当部署で検証実験し、早ければ10月末にも加入者を対象に広げる。
サービスは、緊急地震速報を配信する気象庁からデータを受け、ケーブルテレビの伝送路を活用して、管内10エリア(4キロ四方)の地域ごとに地震の予測到達時間と予測震度を伝えるもの。
希望する世帯に専用端末機を設置し、音声で「あと10秒後に震度4の地震が来ます。10、9、8…」と告知。東南海沖地震の場合、地震発生の20縲・0秒前に情報が流れるという。避難経路の確保、火の元確認などにつなげる。
専用端末機(親機)は2万円前後。子機もあり、電波の届く範囲30縲・0メートルで使うことができる。
設備投資はデータを受けるサーバー、送信用装置の35万円。
運用の詳細が決まり次第、加入者から申し込みを受け付け、自主放送チャンネルなどで随時、地震速報の効果的な利活用を周知する。
向山社長は「緊急情報の発信で、地域の安心・安全の確保、地域社会の健全な発展に努めていきたい」と話した。
伊那ケーブルの加入者(8月末現在)は2万5850世帯で、加入率は64%。 -
長谷の伊那里診療所 11月から休止
伊那市長谷市野瀬にある伊那里診療所が11月から休止となる。男性医師(78)が体調を崩し、8月10日から休診していた。「医師の回復を待って再開したい」(長谷総合支所)としている。
診療所は市野瀬、中尾、杉島などの地域住民が利用。1日平均の受診者は10人前後。
患者は往診も含め、美和診療所の医師(2人体制)が対応している。
患者の交通手段を確保するため、福祉バスを美和診療所竏宙ノ那里診療所間に伸ばした。
男性医師が務めていた上伊那福祉協会の特別養護老人ホーム「サンハート美和」(長谷非持)の嘱託医は、美和診療所医師が当たっているが、今後については検討する。
1カ月半ほど休診しているが、諸経費がかかるため、休止の形を取る。
男性医師から診療所閉鎖の提案もあったそうだが、宮下市蔵長谷総合支所長は「当面、休止とし、回復を待ちたい」と伝えたという。
28日夜の長谷地域協議会で明らかになった。地元住民にも説明した。 -
大芝高原まつり実行委員会反省会
08年は8月23日開催を決定南箕輪村の第22回大芝高原まつり実行委員会は28日夜、反省会を村民センターで開いた。反省点を確認し、08年は8月23日に開くことを決めた。各委員会の提案事項は今後、代表者会議で検討する。
今年は8月25日にあった。反省は、全体的には計画通り実施できた内容が多かったが、立ち入り禁止ロープを乗り越えて進入する人がいたという指摘があった。全体では▽今後のまつりのあり方について運営側と事務局を交えた話し合いをもつべき▽もっと多くの村民の参加があったほうがいい▽ごみ問題を参加者全員で考えなればいけない-などの意見が出た。
要望では、大芝荘入り口の歩道の街路灯確保、通行許可車の走行速度制限、車いすの通行のため大芝湖北側の未舗装カ所のアスファルト舗装などが上がった。 -
信州みのわ山野草クラブ第9回秋の山野草展示会
箕輪町の木下公民館クラブとして活動する「信州みのわ山野草クラブ」(22人、白鳥征男会長)の第9回秋の山野草展示会が29日、木下公民館で始まり、朝から多くの愛好者でにぎわっている。展示は30日まで。
発足から5年目。山野草の育成方法研修や寄せ植えなどを勉強するほか、自生地見学などもしている。
今年は8月に三峰川に流木拾いに出かけ、9月の例会で流木に部分的にくぼみを作って山野草を植え込む作品を学び合った。展示会で学習の成果を披露している。
作品は230点。ダイモンジソウ、イワシャジン、ノコンギク、ハゼ、ムラサキシキブなど季節の花木、斑入り植物などがあり、珍しい植物では実を付けたハナイカダもある。
今年は春先の天候不順、夏の暑さで秋の花が例年より少ないものの、展示会場にはきれいに花を咲かせた作品も並び、白鳥会長は「会員が頑張って、よくここまできれいに咲かせてくれたと思う」と話した。
会員が持ち寄る余剰苗の販売、来場者に抽選で無償苗の配布もある。開催時間は午前9時縲恁゚後4時。 -
古田の里赤そば花まつり
箕輪町上古田区主催の「古田の里赤そば花まつり」が29日、上古田公民館などであった。金原地区の一面の赤ソバ畑を散策したり、打ちたてのそばを味わうなど地元住民や観光客が祭りを楽しんでいる。30日まで。
公民館では、区内のそば打ち名人による手打ちそばを販売。そば打ちの様子を見ながらそばを味わい、子どもも「おいしい」と笑顔だった。体験もあり、名人の指導を受けて熱心にそばを打つ姿もあった。
そばは、1日限定800食で盛りそば400円、田舎そば500円。そば打ち体験(人数限定)は1500円。営業時間は午前10時から。完売次第終了する。公民館前と金原地区の赤ソバ畑入り口では、地元の新鮮農産物の直売、手工芸品の直売。営業時間は午前10時縲恁゚後3時。 -
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会が秋季茶会を開催
茶道裏千家淡交会長野県支部南信分会(羽生宗月代表)は30日、秋季茶会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。会員や他分会の関係者など約300人が出席し、一碗を楽しんだ。
同支部では県内5分会ごとに年3回の茶会を催し、茶の湯の文化を地域の人たちに知ってもらうとともに会員らの成果を発表している。
この日は、立礼席、点心席、本席などを設け、出席者をもてなし。イスにかけて行う立礼席では、出席者もリラックスした様子で一服のお茶を楽しんでいた=写真。
羽生代表は「地域の人にお茶の心を感じてもらい、その良さを知ってもらえれば」と話していた。 -
箕輪町郷土博物館が身近な巨木を訪ねるイベントを開催
身の回りにある巨木について学ぼう竏窒ニ箕輪町郷土博物館は30日、松島地区の巨木を巡る「身近な巨木を訪ねて」を開いた。約10人が集まり、樹木医の唐沢清さんから説明を受けながら身近な巨木についての理解を深めた=写真。
同イベントは昭和公園、市川神社、松島神社など松島地区の4カ所を徒歩で巡り、各所にある巨木や植物などについて学ぶもので、町内まるごと博物館事業の一環として町郷土博物館が企画した。
市川神社近くの水神様では、周囲の段丘にサワラを中心とした巨木があることに触れ「大切な水源として保護されたため、樹木も切られずに残ったのではないか」と説明。また、町指定の文化財となっている松島神社では、周囲が6・1メートルもあるケヤキの巨木をはじめ、サワラの木などを見学。参加者も身近にありながらあまり知る機会のなかった巨木の数々に感心しながら巨木巡りを楽しんでいた。 -
駒ケ根市議会9月定例会閉会
駒ケ根市議会9月定例会は28日、本会議を開き、各委員会に付託されていた条例、06年度決算、07年度補正予算など22議案すべてを可決、認定したほか、地方財政の充実・強化を求める意見書などを可決し、専決処分を承認して閉会した。
「高齢者の医療制度に関する」請願は、国の方針が定まっていない情勢などから時期尚早として不採択となった。 -
安協宮田支会が交通指導所開設
秋の全国交通安全運動にあわせて宮田村の伊南交通安全協会宮田支会(橋爪利夫支会長)は27日、通行車両に安全運転を呼びかける交通指導所を村内の国道153号で実施した。
支会役員と駒ケ根署員の10人が役場前の国道に立ち、啓発チラシなどを通行車両に配布。「速度の出し過ぎに気を付けて」など声をかけながら手渡した。 -
伊那署など 不法滞在外国人18人を摘発
伊那署と駒ヶ根署、県警察本部警備部は、東京入国管理局と合同で28日早朝、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで、伊那市、駒ヶ根市、飯島町、宮田村内のアパートなどに住む食品製造会社、飲食店などで働いていた不法滞在外国人18人を摘発し、同管理局が収容した。
調べによると、摘発人員は中国人9人(男2人、女7人)、フィリピン人7人(男1人、女6人)、タイ人1人(男)、韓国人1人(女)で、不法残留15人、不法在留2人、資格外活動1人の計18人。年齢は22縲・7歳で、不法滞在期間は5カ月縲・9年3カ月だった。
住民から「不法滞在の外国人が伊那市や駒ヶ根市などのアパートなどに居住して工場などで働いている」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発した。 -
中学校で文化祭にぎやか
伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学校6校で28、29日の両日、文化祭を繰り広げた。学級、部活動、選択教科ごとの展示や生徒有志によるダンス、コントなどの多彩なステージを披露。趣向を凝らした生徒会企画やクラス対抗の音楽祭、体育祭など、各学校の特色あるイベントでにぎわっている。
伊那市の西箕輪中では初日、生徒や職員による自由発表、騎馬戦や玉入れなどの体育祭などを展開して楽しんだ。その内、生徒会企画のゲームでは、体育館や教室などに設けられた「しりとりピンポン」「フリースロー」「ジェスチャーゲーム」などを5、6人のグループに分かれて挑戦した。
ゲームは、悪者により捕えられた文化祭実行委員長を助け出すため、全校生徒がゲームをクリアしながら委員長を助けるための鍵を集める竏窒ニの設定。鍵を集め終えると演劇が始まり、無事に委員長を助け出す内容に会場の生徒たちもわいた。
文化祭実行委員長の立石彩香さんは「劇の反響もよかった。クラスの仲間とゲームに挑戦し、友だちとの絆(きずな)を深め合えたと思う」と話していた。
生徒会企画のゲームでは、文化祭実行委員を助ける竏窒ニの設定で演劇も披露した -
上伊那郡南部小学生オーケストラ鑑賞
駒ケ根市、宮田村、中川村の各小学校の6年生児童が生のオーケストラの響きに触れる「上伊那郡南部地域小学6年生音楽鑑賞教室」が28日、駒ケ根市の市文化会館大ホールで開かれた。駒ケ根市文化財団主催。児童ら約400人が「リュウ菅野&アルティスタ・コルダ・オーケストラ」の演奏を聴いた=写真。同オーケストラは約30人の演奏者全員が若い女性で服装もカジュアルなことに加え、ほとんどがいすに座らず立ったまま演奏するユニークな楽団。クラシックだけでなく、映画音楽なども多く演奏することから堅苦しさを感じないステージが人気を呼んでいる。児童らもリラックスした雰囲気で演奏を楽しんだり、楽器についての解説を聞いたりした。
ブラームスのハンガリー舞曲第5番では、児童らも手拍子で演奏に参加。菅野さんの指揮に従って手拍子をゆっくりしたリズムからだんだん速めて曲の雰囲気を盛り上げるなど、オーケストラと共演する一体感を楽しんだ。 -
駒ケ根明社協35周年記念大会
創立35周年を迎えた明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は27日、記念大会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。会員など約50人が出席し、会の歩みを振り返るなどして創立35周年の節目を祝った。記念事業として駒ケ根市教育基金に50万円、市教職員の会に30万円、市社会福祉協議会に20万円をそれぞれ寄付した=写真。記念講演として赤穂小学校の高野普校長による「いま小学校で」、東中学校の小木曽伸一校長による「いま中学校で」を聴いた。
堀内会長はあいさつで「会員の高齢化が進んできたが、みな生きがいを持って奉仕活動に従事している。これからも社会のために役立つことがあれば積極的に展開していきたい」と述べた。
同会は創立以来、老人福祉施設での奉仕作業や慰問、在宅介護者の慰問、駅前花壇や磐田の森の整備、全国各地で起こった自然災害などの被災者に対する義援金の街頭募金など、さまざまな社会奉仕活動を行ってきた。 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会、調査対象地を視察
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する用地選定委員会が28日、伊那市内であった。前回事務局から示された調査対象地15カ所で現地調査を行い、住宅群までの距離や近隣水道水源の位置などを確認したほか、その後に第5回会合を開き、調査の感想を踏まえながら今後、候補地を絞り込んでいくうえで配慮すべき点などを話し合った。
調査の結果を受け次回は▽用地面積▽幹線道路の有無▽活断層の有無▽教育・福祉施設などとの位置関係竏窒ネど、前回委員会で決定した候補地を選定するための評価基準の大枠対する調査対象地の状況などを比較検討するため、資料の掲示を事務局から受ける。
現地調査に参加した委員からは「搬入路整備にもかなりの費用がかかるため、そういった点にも配慮すべき」「実際に建設すると交通量も増えるので、近隣の道路状況や小学校がないかどうかといった点でも見てみた」などといった声があったほか、昨年の7月豪雨の影響で辰野町のクリーンセンターが使えなくなったことに触れ、必ずしも人家の少ない山側へつくればいいわけではないとする声もあった。 -
箕輪ブライトプロジェクト
光のまちづくりに夢膨らませ
視察企業提供のLEDが点灯する製品を展示箕輪町の事業者有志でつくる「箕輪ブライトプロジェクト」(15人、小池茂治会長)は、視察で訪れた徳島県阿南市の企業から、町の活性化のために役立てて-と、LEDが点灯する製品「ルミネカンバス」の提供を受け、同製品を利用した光のまちづくりなど新事業への発展に夢を膨らませている。同製品は、町役場ロビーに展示している。
同プロジェクトは、天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置の開発に取り組んでいる。
会員と、みのわTMOネットワーク2004のイルミネーション部会役員らが17、18日、LED(発光ダイオード)を使ったイベントなどで「光のまちづくり事業」に取り組む阿南市を視察した。
訪問企業の1社、藤崎電機の藤崎稔社長が、「箕輪の人と一緒にものづくりをしたい」と同社製品「ルミネカンバス」(特許申請中)を提供。カンバスのどこにLEDを挿しても点灯し、絵や文字が自由に書ける製品で、「技術提供するので、ルミネカンバスを使って箕輪の活性化のためになることを考えてほしい」と提案されたという。
プロジェクトは、今回視察した日亜化学工業製のLEDを使い、「みのわ森のコンサート」(10月14日、ながた自然公園)の案内を、箕輪北小学校6年の唐沢晃樹君のデザインでルミネカンバスに描き、展示した。
「同じ光のまちづくりを目指しているので、提携した事業をやっていけたら」と、新たな事業展開の可能性に盛り上がりを見せ、プロジェクトが取り組む自然エネルギーを使った点灯なども考えたいとしている。 -
箕輪町安全なまちづくり大会
箕輪町と町防犯協会は26日夜、安全なまちづくり大会を町役場で開き、伊那署管内の治安情勢や町交通安全協会の取り組みなどを聞き、安全意識を高めた。
防犯協会、安協、交通安全推進協議会、青少年健全育成協議会、安全見守り隊、長寿クラブ、区などから約120人が参加した。
町安協は交通安全運動、街頭啓発、交通安全教室、飲酒運転根絶夜間パトロールなどの活動を報告。町の防犯活動については、通学安全パトロール隊、企業や団体による防犯パトロール隊、青色回転灯装着車によるパトロールなどの取り組み事例を紹介した。
伊那署生活安全課長、箕輪町警部交番所長による生活安全講話、護身術講習もあった。 -
【記者室】箕輪を再発見
箕輪町郷土博物館企画の「みのわ訪ねて物語」。町全体を大きな天然の博物館と考え、現地に出向いて自然や文化に触れる事業の一つで、巨木や古墳、松島宿、古道などを訪ねる5回シリーズになっている▼過日終了した第1回のテーマは「伝説の舞台」で、西部地区の舞台を巡った。参加者の中には、天竜川の東に暮らし西部地区はあまり訪れないという人、引っ越してきたため町のことを知らないという人もいて、遠い昔に思いをはせて楽しんでいたようだ▼初回の参加者が大人ばかりだったのは少し残念。興味の有る無しで分かれるところだろうが、子どもたちも参加したら楽しいと思う。自分の町を知るちょっとした探検気分で出かけてみてはどうだろう。(村上裕子)
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清龍祭はじまる
青春の熱き祭典始まる-。飯島町の飯島中学校の文化祭「第39回清龍祭」は28、29日、「ENDLESS STОRY縲恊Sでつなぐ未来への道縲怐vをテーマに開かれている。
初日は感動的な開祭式に続き、恒例の「意見発表会」、1年1組の片桐亜由美さんは「人間や動植物が生きていくために、地球温暖化を止めなくてはいけない」と訴え、2年1組の飯塚杏果さんは「意見文について」をテーマに「自分の考えを言葉で表現することは難しい。本当に伝えたいことがあれば、聞いた人の心に深く残る」と話した。
また、2年2組の小川敦成君は「時間と実行力、努力を意識して生活したい」と述べた。
このほか、各クラス代表が友だちや家族、平和、裁判員制度などをテーマに発表した。
また、生徒会企画「若人の広場」では、各クラスがダンスや劇など趣向を凝らしたステージで盛り上がった。
2日目は、演劇部、合唱部、選択音楽、選択体育、吹奏楽部などがステージを飾る「地域交流の会」、各クラスが練習の成果を披露する「音楽会」。展示は学級展示、美術部展、選択教科展などのほか、50周年記念展として、生徒会誌バックナンバー、歴代教職員の記念写真、旧七久保中学校の備品などを展示。一般公開は午前8時50分縲恁゚後2時30分。 -
牧ケ原祭盛大に
中川村の中川中学校の文化祭「第32回牧ケ原祭」は「砂時計縲恪。しかない時縲怐vをテーマに28、29日開催。開祭式に続き、恒例の郷土学習発表。
このうち、中川村マップづくりに取り組む2年2組は、各班ごと、中川村のごみや歴史、名人、名所など「村の不思議発見を大公開」。3年1組は「中川村の名物づくり」をテーマに、朝ちゃん五平もちやオリジナルの菓子づくりへの取り組みのほか、村商工会青年部と協力して製作した「ふるさとCM」も発表した。
出番最後の3年2組は「めちゃくちゃ練習した」という「南中ソーラン」を披露した。
また、選択技術では個性豊かなロボットを展示し、選択美術は風景画や環境ポスターを並べた。
2日目各種展示のほか、午前中は校庭(雨天サンアリーナ)で「生徒の集い」、午後は青春企画、吹奏楽部の発表、閉祭式は午後3時50分から。一般公開は午前8時50分から -
宮田小で交通安全教室
宮田村宮田小学校は秋の全国交通安全運動にあわせて、学年ごとに交通安全教室を開いている。27日は1、2、4年生が合同で実施。ダミー人形を使った衝突実験などで事故のおそろしさ目で見て感じ、安全確認の大切さを再徹底した。
県交通安全支援教育センターを講師に迎え、衝突のほか、ドライバーの死角や巻き込み事故につながる内輪差について実験。
講師は繰り返し「車は急には止まれないし、青信号でも安全ではない。必ず自分の目で見て何度も確認してください」と、子どもたちに呼びかけた。 -
県道宮田沢渡線、歩道設置実現に向け現地調査
小中学校の通学路で交通量が激しい宮田村内を通る県道・宮田沢渡線の歩道設置実現に向けて28日朝、県伊那建設事務所と地元の歩行者の安全を考える住民の会ら約60人が「安全総点検」として現地調査した。子どもたちの登校風景を実際に見ながら、具体的に問題点を把握。同事務所は今後さらに地元との協議を深め、効率的な対策を打ち出していきたい考えだ。
「河原町西」から「駒が原」交差点まで815メートルの区間は一部を除いて歩道が未整備。国道153号の渋滞を避ける朝夕の通行が特に激しく、登下校時間帯にあたる子どもたちの安全が危ぐされる。
この日も午前7時20分からの1時間で、500台近い車両が通過。子どもたちのすぐ脇をかなりの速度で通過する車もあり、調査中の参加者がヒヤリとする場面もあった。
4班に分かれて点検したが、県道以外の通学路確保もあわせて調査。終了後は村民会館に移動し、問題点や要望などを地図に落とし込んで意見交換した。
通学路の見直しについては、防犯面などからすぐに代替ルートを確保するのは難しいなどの意見が。
「時間帯の交通規制も必要では」とする声もあったが、「子どもたちが危険にさらされており、できる所からでも歩道を設置して」という要望もあった。
同区間は民家が立ち並んでいる場所も多く、短期間の全線歩道設置は困難な状況。
県伊那建設事務所は色々な選択肢を模索しながら、優先順位をつけて対応を図っていきたい考えで「寄せられた要望、意見を含め絵に書いて地元へ示していく」としている。 -
一人ひとりの「梅樹祭」に
宮田村の宮田中学校は28、29日、第49回梅樹祭を開いている。友情を育みながら成長を続ける今の姿を地域へも公開。全校で創りあげようと、趣向も凝らした内容で盛りあがっている。
開祭式では、牛乳パックやペットボトル、ビール瓶などを再利用した「リサイクル楽器」を用いて全校生徒で合奏。
初回から続く伝統の弁論会は各学級の代表者9人が、体験を通じて今考えていることを堂々と発表した。
選択教科の発表では、ダンスあり、ファッションショーありと多彩。一つのことに打ち込む仲間の姿に大きな拍手が寄せられた。
29日は午前8時半から各学級ごとに総合学習のステージ発表。午後12時45分から吹奏楽部の演奏があるほか、校内展示も公開している。 -
南信ハウスカーネーション切花品評会
上伊那をはじめ中南信80戸の栽培農家でつくる南信ハウスカーネーション組合は28日、第37回切花展示品評会を宮田村の農業者トレーニングセンターで開いた。組合員から370点にも及ぶ出品があり、上伊那関係では田中理一さん(伊那市)の「ベルージュ」が県知事賞に輝くなど、7人が入賞した。
県の花き研究員や出荷先の東京、愛知の市場関係者ら14人が審査。最優秀の関東農政局長賞には松本地区の大木朋秀さんの「シルクロード」を選んだ。
今年は猛暑と残暑の影響が栽培にも影響を与えたが、多彩な品種が出品され、組合員の熱意がこもった品評会に。一般来場者の目も楽しませた。
堺沢豊組合長は「色彩も豊か。このような機会に情報を交換し、さらに技術を高めていきたい」と話した。
上伊那関係の入賞者は次の皆さん。
▽県知事賞=田中理一(伊那市)▽日本花き卸売市場協会長賞=堺沢豊(駒ケ根市)▽日本花き生産協会長賞=堀友和(南箕輪村)▽宮田村長賞=加藤隆志(同)▽関西生花市場協同組合長賞=那須野明(飯島町)▽神奈川県生花市場協同組合長賞=田中静男(宮田村)▽種苗会社協力会賞=田中徳長(同)▽園芸作物生産振興協議会長賞=田中静男 -
高遠小5 カヌーで三峰川下り
伊那市の高遠小学校の遠足が28日にあった。好天に恵まれ、5年生は手作りのパドルを使い、カヌーで三峰川を下った。
地域の自然に触れようとカヌー作りに取り組む5年生(北村勝行教諭、35人)は、夏休みなどに地域材でパドルを作った。児童たちから「パドルを使いたい」と声が上がり、遠足で川下りを計画。事前に、プールや高遠湖などでカヌーをこいだり、ひっくり返った場合の対処法などを練習して臨んだ。
伊那小から木製の手作りカヌーを借り、児童たちは高遠町の山田河原駐車場付近の三峰川を出発。約6キロ下流の榛原河川公園を目指した。
1そうに児童4人が乗り込み、石の位置などを確認し「右、右」と声をかけながら、パドルで操作。川の流れがあるところは2人ずつが交代で乗り、水量が少ないところはカヌーを持ち上げて歩き、協力し合い、榛原河川公園手前までこいだ。
川の流れに怖さを感じた児童もいたようだが、男子児童(10)は「底をすったところもあったけど、楽しい。今度は自分たちで作ったカヌーに乗りたい」と話した。
冬休みには、カヌー作りに挑戦する。