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絶好の秋晴れ、宮田小が遠足
宮田村宮田小学校は絶好の秋晴れとなった26日、遠足を行った。学年ごと元気に目的地へ。歩いて地元の素晴らしさを再発見した。
2年生は郷土の川に親しもうと、天竜川、太田切川へ。村内の大久保ダムを見学したり、川遊びを満喫した。
道中では、栗や木の実を拾ったり、友達同士会話を楽しんだり。徐々に秋色が増す風景を体で感じていた。
他の学年も登山したり、工場やお寺の見学、公園遊びなど多彩な内容で遠足を楽しみ、友情も深めていた。 -
清水庵で井月を偲ぶ会が吟行
井上井月を偲ぶ会(向山日出男会長)などによる第6回吟行が24日、伊那市手良の清水庵境内であった。手良地区の住民など約10人が集まり、井上井月にゆかりのある清水庵を散策しながら秋の俳句づくりに取り組んだ=写真。
同会では3月の俳句会のほか、さまざまな機会に合わせて吟行などを行っているが、この吟行は漂泊の俳人・井月が詠んだ句額が同庵にあることから地元の愛好者らが集まって始めた取り組み。例年は桜の咲く春に行ってきたが、今年は季節を秋に変えて開催し、俳人で信州井月会の代表である春日愚良子さんを迎えた。
参加者は境内を散策しながら3句ずつを作句。「石の座し 清水様の 秋の風」「流れなき 沼に流れる 虫の声」など、境内に訪れ始めた初秋が感じられる作品が並び、参加者は「いい句がばかり」などと話しながらそれぞれの作品を見比べていた。 -
【記者室】アイドリング・ストップもいいけれど
地球温暖化防止に一役買おうと、ここ1年ほどアイドリング・ストップに努めてきた。車を運転中、待ち時間が長めの信号で止まるたびにエンジンを切っていたのだが、再始動の回数も激増したことでバッテリーが消耗。ついに交換するはめになってしまった▼このところ高騰著しいガソリン代の節約も兼ねるつもりでいたのだが、そっちの効果ははっきりいってナシ。小さな環境保護の取り組みは結局バッテリー交換の1万数千円分、足が出た勘定だ▼環境省はバッテリー消耗について楽観的な見方を示しているが、アイドリング・ストップを勧めるだけでリスクについて知らん顔では無責任というものだ。国の役所だからといって、言うことをうのみにしてはいけない。(白鳥文男)
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赤穂小秋の交通安全教室
秋の全国交通安全運動(21日縲・0日)期間中の25日、駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)は1・2年生を対象にした秋の交通安全教室を開いた。児童らは室内で啓発ビデオを見た後、グラウンドに出て横断歩道を安全に渡る訓練を受けた。信号機のない横断歩道の渡り方では、歩道の手前に車が止まった時も安心せず、車の後ろから別の車が追い越して来ないかよく確かめることなどを教員らに繰り返し指導されていた=写真。
指導後、児童ら一人一人に「安全な歩き方仮免許証」が手渡された。今後1週間ほど教員らが児童らの様子を見守った上で・ス本免許証・スが交付される。
同小は26日に5・6年生、27日に3・4年生を対象に交通安全教室を開く。 -
「老いから知恵を! 若さからエネルギーを!」作品展
日本の伝統的な民芸品などの制作を通じて高齢者と若い世代に心の交流を図ってもらおうと駒ケ根市の駒ケ根高原美術館が8月に開いた作品制作講座「老いから知恵を! 若さからエネルギーを!」の作品展が同館で10月14日まで開かれている=写真。市内の2歳縲恍・w生など約30人が参加して制作した正月飾り、わら細工の花瓶、和紙を使った紙人形など約20点のほか、指導に当たった駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)の会員らの絵画、写真、陶芸、書道など約50点が展示されている。同企画の一環として8月、美術館学芸員が赤穂中学校美術部員を対象に行った出前講座で生徒らが制作した絵画「50年後の私」約30点も併せて公開されている。
入館料は大人千円、大学・高校生800円、小・中学生500円(土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
環境保全に関するポスター及び標語コンクールの一次審査を実施
環境保全に関するポスター及び標語コンクールの一次審査が25日、伊那市の県伊那合同庁舎であった=写真。上伊那の小中学校や高校からポスター708点、標語52点が集まり、県の二次審査に進むポスター61点、標語10点が選ばれた。
同コンクールは環境保全に対する理解と関心を深めることなどを目的として県と信州豊かな環境づくり県民会議が毎年開催しているもので、一次審査は地方事務所ごとに行っている。ポスター、標語とも小学生からの応募を中心に集まり、ポスターは昨年より100点ほど多く作品が集まった。
審査は行政関係者や豊かな環境づくり上伊那地域会議の向山八千子会長など3人によって行われ▽アイディア性▽色使い▽言葉の響き竏窒ネどといった点を踏まえながら作品を選出した。
最終的に3次審査まで行い、学年別募集区分ごとに優秀作品1点、優秀作品3点以内、入選作品20点以内を決める。
入賞者には11月縲・2月に連絡するとともに、信州豊かな環境づくり県民会議のホームページなどで公表する。 -
県中学校新人体育大会陸上競技中南信予選会結果
◆県中学校新人体育大会陸上競技中南信予選会・決勝記録(23日・県松本平広域公園)=1位と上伊那関係分
☆男子
【1年】▼1500メートル(1)川俣隼也(原)4分32秒33(2)久保田隼(飯島)4分32秒80▼100メートル障害(1)唐沢玄(南箕輪)16秒64(4)小林渡(伊那東部)17秒92(7)矢沢亮太(駒ヶ根東)18秒98(8)清水泰志(南箕輪)19秒71▼走り高跳び(1)近藤隆興(緑ヶ丘)1メートル50(4)小池千晃(伊那)1メートル40(5)倉田和比己(伊那)1メートル40(8)竹村春樹(赤穂)1メートル30▼走り幅跳び(1)宮沢拓人(伊那)5メートル32(6)所河右京(駒ヶ根東)4メートル69▼砲丸投げ(1)梶沢明(信明)11メートル50(4)濱丈地加(南箕輪)9メートル77(6)宮入光平(赤穂)9メートル27(8)宮下亮人(中川)8メートル76
【2年】▼100メートル(1)渡辺大輝(三郷)11秒89(7)稲見正麻(南箕輪)12秒54▼1500メートル(1)笠原祥多(諏訪西)4分21秒00(6)竹村亮作(駒ヶ根東)4分32秒91▼3千メートル(1)南沢延輝(中川)9分38秒63(4)天野進(駒ヶ根東)9分56秒22▼110メートル障害(1)今井修平(三郷)17秒91(5)小椋渉(赤穂)18秒81▼走り高跳び(1)真木啓佑(駒ヶ根東)1メートル65(4)清水智成(南箕輪)1メートル60▼走り幅跳び(1)竹松高彬(春富)5メートル71(3)美濃部宏亮(南箕輪)5メートル51▼砲丸投げ(1)安藤純(箕輪)11メートル04=大会新(4)鰍沢将平(駒ヶ根東)9メートル84=大会新
【1・2年】▼400メートル(1)小田部宙(春富2)56秒14(2)福沢大輔(赤穂2)56秒27▼棒高跳び(1)竹村昴浩(永明2)3メートル60(4)黒河内岳(伊那東部2)2メートル50(5)白鳥颯人(伊那東部2)2メートル40(6)三沢拓弥(春富1)2メートル10(7)冨永晴希(春富1)1メートル90▼400メートルリレー(1)三郷(丸山浩平、渡辺大輝、今井修平、中島知則)46秒76(3)南箕輪(諏訪間和也、原智也、清水智成、稲見正麻)48秒72(7)駒ヶ根東(所河右京、真木啓佑、竹村悠太、鰍沢将平)49秒82(8)伊那東部(フジウラ アキオ、小林渡、櫛笥大夢、中島和希)49秒84
☆女子
【1年】▼100メートル(1)田沢陽(筑摩野)13秒20(6)加藤未里百(箕輪)13秒90(7)倉科千紘(伊那)14秒10▼800メートル(1)湯沢ほのか(駒ヶ根東)2分24秒42(7)宮崎佑里子(駒ヶ根東)2分39秒92▼走り高跳び(1)丸山晴香(春富)1メートル41(8)武田真緒(伊那)野沢柚香(辰野)1メートル25▼走り幅跳び(1)青木亜里沙(辰野)4メートル59▼砲丸投げ(1)横山仁夏(白馬)8メートル88(2)篠原皐(駒ヶ根東)8メートル39
【2年】▼100メートル(1)武田なつみ(穂高西)13秒51(2)中村夕貴(赤穂)13秒52(5)金子美穂(伊那)13秒85▼800メートル(1)石井のどか(豊科北)2分23秒96(2)蟹沢未来(赤穂)2分26秒99(5)牧田琴美(伊那)2分36秒91(6)竹村知世(駒ヶ根東)2分37秒04(7)原奈々(箕輪)2分37秒53▼走り高跳び(1)伊沢志歩美(豊科北)1メートル52=大会新(2)有賀楓子(春富)1メートル52=大会新(4)松島愛(春富)1メートル40(8)湯浅玲(伊那)1メートル25▼走り幅跳び(1)柳沢愛香(鎌田)4メートル87(4)大久保萌花(伊那東部)4メートル64(5)田口瑠莉(宮田)4メートル49(8)小牧柚香(春富)4メートル36▼砲丸投げ(1)村田名(中川)9メートル72(7)山口茜(南箕輪)7メートル38
【1・2年】▼200メートル(1)征矢萌唯(箕輪2)26秒90=大会新(2)宮下杏香(駒ヶ根東2)28秒43▼1500メートル(1)福沢志穂(駒ヶ根東2)4分55秒26(2)森田遥(赤穂2)4分57秒51(7)北原成美(駒ヶ根東2)5分11秒23▼100メートル障害(1)高橋美由紀(仁科台2)16秒17(5)杉江美沙(南箕輪2)17秒99▼オープン棒高跳び(1)伊沢楓(春富2)2メートル70(2)田畑みなと(春富2)2メートル60(4)増島桃子(春富1)2メートル20(8)櫻井まどか(春富1)1メートル90 -
サンライフ伊那作品展
伊那市西春近の中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」で29日まで、07年度前期趣味創作教室の受講者の作品展が開かれている。書道や陶芸、手編み、園芸など、さまざまな分野の作品192点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同作品展は学習の成果を披露することなどを目的として半年間の講座が修了する時期に開催しているもので、前期受講者の作品のほか、趣味創作教室のOBでつくる墨英会、盆栽愛好会のメンバーも作品を出展している。
書道、水墨画、園芸などの教室は定年退職後の趣味として始める60代以上の受講者に人気が高いが、陶芸、木彫などは比較的若い世代が日常の趣味として始めることも多いという。
訪れた人たちは「ここはどういう風につくるのかね」「こういう風に作れればいいね」などと話しながらそれぞれの作品に見入っていた。
入場無料。午前9時縲恁゚後8時。
また、26日は煎茶教室受講者によるお手前披露もある。時間は午前10時縲恁゚後2時。 -
箕輪町のニューライフカタクラ跡地へ伸和工作が進出
04年から空き店舗となっている箕輪町沢のホームセンター「ニューライフカタクラ」跡地に、本社工場の移転を計画していた岡谷市の金属加工会社・伸和工作(宮沢秀明社長)がこのほど、移転作業を完了し、20日から本格的に操業を開始した=写真。
同社では現在の工場が手狭になったことに伴ない、新たに移転できる用地と建物を探していたが、銀行を通してこの物件を知り、建物を所有する片倉工業(本社・東京)と売買契約を締結。当初計画では8月初旬の操業開始を目指していたが、新しい工場内のレイアウトに時間がかかったほか、操業を続けながら移転を行ったことなどから当初より1カ月半ほどスタートが遅れることになった。
土地の面積は約4千平方メートル、延べ床面積は1380平方メートル。内装の一部を改造し、建物自体はそのまま利用していく。また、移転に伴ない工場規模は現在の倍ほどに拡張するため、現在の11人体制を20人体制に増員し、5年以内にはその倍の規模にしていきたいとしている。箕輪町などでの地元採用の予定。 -
伊那市立図書館が情報システム一元化
28日運用開始伊那市教育委員会は、市立図書館の情報システムを一元化し、市民サービスの充実を図る。28日、運用を始める。
伊那図書館、高遠町図書館、東春近・富県・手良・美篶(08年5月開室予定)・長谷公民館(07年11月開室予定)図書室(分館)をネットワークで結び、図書資料を一元管理し有効活用を図る。
蔵書数は伊那図書館26万8千冊、高遠町図書館9万1千冊、長谷公民館5千冊で全体で36万冊を超える。最寄りの図書館、公民館図書室で予約、貸出、返却が可能になり、現在所有する図書館利用者カードはそのまま利用できる。伊那図書館、高遠町図書館それぞれのカードを持っている場合は1枚を選び、残り1枚は図書館に返却する。
館内とインターネットの蔵書検索機で、本のタイトル、著者名のほかにキーワードでの検索も可能になり、検索機で図書の概要や著者の情報も入手できるようになる。
今後、図書資料の一元管理により無駄のない資料収集ができ、地域資産や特色を生かした図書資料を整備し、特色ある図書館、分館の整備に取り組む。住基カードを図書館利用カードとして対応するため、本年度中にカード読取機も設置する。信州大学農学部図書館との連携については現在協議中という。
今回の事業は、合併特例交付金事業で予算は5095万円(美篶・長谷公民館図書室の整備費含む)。 -
南箕輪中「若竹祭」28、29日
南箕輪村立南箕輪中学校の文化祭「若竹祭」は28、29日に開く。
テーマは「南中物語(ストーリー)」。サブテーマは「完成させよう 全員が活躍し力を合わせてつくる 若竹祭という名のハッピーエンド」。
28日は開祭式、選択発表、有志発表、展示見学、生徒会企画、綱引き。29日は合唱祭、講演会、展示見学、文化系クラブ発表、閉祭式。
選択発表会は2年選択体育「なわとび」、3年選択英語「『不思議の国のアリス』劇」、3年選択体育「跳び箱・マット」、3年選択音楽「琴演奏」。有志発表は太鼓演奏「屋台囃」。生徒会企画はクラス対抗のミニ運動会で、種目は台風の目リレー、熊が出たぞゲーム、人文字。文化系クラブ発表は吹奏楽部、科学部。
講演会は伊那市西箕輪公民館長の城取茂美さんが「21世紀を生きる3つのヒント」と題して話す。 -
県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業10月1日開始
箕輪町が税の証明書交付申請など上伊那最多の11項目提供長野県と市町村、広域連合が共同で取り組む「県・市町村共同電子申請・届出サービス提供事業」が10月1日、運用を開始する。上伊那地域では全8市町村と広域連合の計9団体が参加する。
同事業は、情報公開請求などの申請を電子化し、住民がコンピューターを利用した手続きを可能にする。県、70市町村、6広域連合の計77団体が参加し、07年度中は52団体が運用を始める。
提供する手続きは団体によって異なる。上伊那地域では、箕輪町が最も多い11項目。▽住民票の写し等の交付申請▽印鑑登録証明書の交付申請▽税の証明書の交付申請▽軽自動車税証明書の交付申請▽出前講座注文書▽音声告知放送一般放送依頼▽音声告知放送おくやみ放送依頼▽音声告知放送機器修理依頼-の8項目と、上伊那の市町村の多くが提供する▽情報公開請求▽家屋の滅失申請▽犬の死亡届-の3項目。
担当課によると、住民票の写しや印鑑登録証明書などの交付申請4項目は、上伊那では箕輪町だけが今回提供を始める。これまで電話受付はしているが、開庁時間内に限られており、電子申請の運用で24時間受付を可能にし、住民の利便性の向上を図る。交付は土・日曜日で、引渡し時に身分証などの確認をするという。 -
箕輪中ふきはら祭28、29日
箕輪町立箕輪中学校の文化祭「ふきはら祭」は28、29日、「CIRCLE〈輪〉縲恪ナ高の瞬間を最高の仲間と縲怐vをテーマに開く。
28日は開祭式、弁論会、ステージ発表、展示見学、スポーツフェスティバル。29日はステージ発表、合唱コンクール、閉祭式。
弁論会のテーマは「伝えよう自分の想い 受け止めよう相手の想い」。全校が選んだ各学年2人、計6人の弁士が想いを伝える。
ステージ発表Iは箕輪太鼓Jr、各学年総合。発表IIは古田人形部、2年選択ア・カペラ、3年選択ア・カペラ、2年選択英語。発表IIIは合唱部、2年選択ミュージックレストラン、3年選択ミュージックレストラン、3年選択ダンス。発表IVは演劇部、吹奏楽部。
スポーツフェスティバルの種目はN人N+1脚、4000メートル仮装リレー。展示発表は、各クラスのほか生徒会、部活、2年選択、3年選択がある。 -
産科連携体制研究会設置へ
伊那保健所が主催する「上伊那地域における医療検討会」の第2回会議が25日、駅前開発ビル「いなっせ」であった=写真。産科医療の機能分担を示し、具体的に連携体制の枠組みを検討する「上伊那地域産科連携体制研究会」(仮称)をできるだけ早い時期に設置することを決めた。
来年4月、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の常勤産科医がいなくなることを受け、上伊那全体で産科体制について検討している。
機能分担で伊那中央病院(伊那市)、民間病院、助産所などが「妊婦検診」「分娩(ぶんべん)」、出産後、母体が回復するまでの「産褥(さんじょく)管理入院」をそれぞれ受け持つ。分娩は、中病が年間1200件、民間が100件、助産所・自宅出産が30件と想定。
助産所は伊那市と駒ケ根市の2カ所にあり、出張助産師は2人いる。来年は4施設になる予定で、2、3年後には6施設と見込み、年間100人くらいは対応できるのではないかとみている。
昭和病院は来年4月以降、信州大学産婦人科からの非常勤医師による妊婦検診をする予定。「院内助産院は事実上、できない」との考えを示したが、引き続き、検討するという。
新たに設置する産科連携体制研究会では、機能分担の詳細、公立病院間や助産院を含めた共通カルテの導入などを検討する。人選はこれからで、中病、昭和病院、上伊那医師会、上伊那助産師会の医師、助産師らで構成。検討内容は、医療検討会へ提言する。
医療検討会メンバーは公立3病院長、上伊那医師会長、市町村担当課長ら16人で、6月に第1回会議を持った。 -
宮田中「梅樹祭」28、29日に
みんなで創りあげる文化祭に‐。宮田村宮田中学校は28、29日に「第49回梅樹祭」を開く。生徒会など一部の生徒が盛り上がるのではなく、全校で準備段階から協力。環境問題や募金を通じて世界の子どもたちに目を向けた取り組みもあるなど、多彩な視点で学習の成果を発表する。
今年は「証(あかし)縲恷ヲそう今このときこの場所にいる証を」テーマに掲げた。
「一部の人だけでなく、全校みんなで盛りあがることを重視しました」と梅樹祭実行委員長の岸本彩香さんは話す。
必要な資金は地域の協力でアルミ缶を回収。給食の牛乳ビンのふたを全校で5月から集め始め、立派な壁画パネルも完成した。
初日の開祭式は牛乳パックや空きビン、空き缶を再利用したリサイクル楽器の演奏も。
選択教科に加え総合学習の取り組み発表を初めてプログラムに盛り込み、展示やステージで披露する。
学級代表の弁論大会、演劇部、吹奏楽部の発表、運動会形式のわれらの広場なども。保護者や地域にも開放し、友情を深めながら励む今の姿を伝える。
岸本さん、小田切昂軌生徒会長は「とにかくみんなで楽しみ思い出にしたい」と期待。全員で成功に結び付けようと準備は万端だ。主な日程は次の通り。
【28日】開祭式(午前8時50分)▽弁論会(9時20分)▽選択教科発表(10時15分)▽演劇部発表(午後1時15分)【29日】総合学習発表(午前8時半)▽吹奏楽部発表(午後12時45分) -
十五夜の風習「オカラコ」を給食で
十五夜の25日、宮田村宮田中学校は上伊那地方に伝わる十五夜の風習「オカラコ」の汁物を給食に。生徒たちは郷土の伝統に舌鼓を打った。
「オカラコ」は季節の根野菜や米をつぶした丸餅を供える風習。十五夜の翌日にみそ汁に入れて食べるのが昔からの習わしだ。
近年では継承する家庭も少ないが、宮田中では4、5年前から十五夜にあわせ、給食で伝統をつないでいる。
この日も大根やカボチャなどが入った汁を食べた生徒たち。同校栄養士の小原啓子さんは「食を通じて少しでも地域の伝統に親しんでもらえれば」と話していた。 -
姫宮神社祭典で浦安の舞
宮田村南割区の姫宮神社秋季例祭は22日に宵祭り、23日に本祭りを開き、地元の女子高生4人が巫女に扮して「浦安の舞」を優雅に奉納した。宵祭りは年番の新田区が余興を用意。寸劇や踊りなど多彩な演目で、華やかに秋祭りを祝った。
同神社では昨年初めて例祭で浦安の舞を奉納。今年も昨年に引き続き地元日本舞踊グループ「鶴乃会」が協力した。
巫女になった4人も昨年と同じ中村千鶴さん、馬場桃香さん、多田井優海さん、吉沢友里恵さん。いずれも今年から高校に進学したが、初心にかえって稽古を積んできた。
「このような地域の祭りに出演し、伝統に親しむことは良いことだと思う」と師匠の中村ゆみさん。
宵祭りでは神社で奉納し、大田切区の大田切獅子とともに舞台にも出演。幻想的な4人の舞姿に、訪れた人たちは固唾を飲んだ。
続いての新田区による余興は楽しく賑やかに。8つの班や有志が練習を積んできた演芸を披露し、歓声があがった。 -
秋季北信越高校野球県大会第2日 辰野敗戦
第117回秋季北信越高校野球県大会第2日の23日、県営上田野球場、長野オリンピックスタジアムの2会場で準々決勝4試合があった。上伊那勢の辰野は飯山南・飯山と対戦して4竏・で敗れた。
辰野は初回、失策による守備の乱れから5失点する苦しい展開。3回に4安打を集中して3点を返すが、中盤に点差を広げられると追いつくことができなかった。
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【県営上田野球場】▽準々決勝
飯山南・飯山
500012001=9
003000001=4
辰野
○…辰野は5点差を追う3回、四球と近藤の内野安打で1死一、二塁とすると岩崎の左前適時打で、まずは1点を返す。さらに二、三塁の好機から伊東の犠飛で1点を加点。柴の内野安打で一、三塁とし、林翔の中前二塁打で得点すると2点差まで追いつく。しかし、中盤にリードを広げられると9回、永井、近藤の連打で1点を返すだけに終わった。
秋山幸久監督
自分たちのエラーで崩れてしまった。守備力がチームにとって一番欠けていることが分かった試合。これから冬に向け、よい練習目標ができたと思う -
【国画会会員 画家 柴田久慶さん】
中学の時、級友らとともにごみを埋める縦穴を学校の一隅に掘った。数メートルのかなり深い穴だ。中央部に残った、身長を超える高さの土の塔を見て雷に打たれたような衝動を受け、スコップをつかんで彫刻を始めた。あっけにとられる級友らを尻目に、独り夢中になって人間の姿を彫った竏秩B級友の話によると、飛んで来た先生が彫刻の出来に目を見張ったという。
「遊びなどではなく、真剣だった。だがなぜ突然そんなことをしたのか今でも分からない。作品として残したいとか人に見せようなんて考えはなく、ただ彫りたかった。その前後のことは全然記憶がない。覚えているのはあの日、あの場所で一心不乱に彫った、ただそれだけだ」
◇ ◇
伊那市手良の農家の出身。子どものころから絵が好きで「プロになれなくてもいいから一生描いていくつもり」でいた。高校の先生に勧められて美大を受験したが落ちた。家庭も豊かではなく、浪人してまでも竏窒ニいう気持ちもあって東京の会社に就職。だが都会の水が肌に合わず、実家に帰って印刷会社などでデザインの仕事をしながら黙々と絵を描いていた。20歳代後半になり「どうせなら何をおいても好きなことをやろう」と覚悟を決め、勤めをやめた。
画家としてやっていける自信がついたのは40歳を過ぎてから。県展で86年に県知事賞、87年には10年に一度しか与えられない記念賞を受賞した。
前後して国画会では新人賞、国画賞を受賞。厳しい審査を通過して準会員となったが、次に目指した正会員はさらなる高みにあった。全国から優秀な作家が集まっている国画会の正会員の座は簡単に手に入るものではない。数年間挑戦を続けるうち、認められたい思いがあせりに変わり、自分を見失った。
ある年、出品の期日が目前に迫っても描き上がらなかった。午後から朝まで夜通し飲まず食わずで描いたが、いい色が出るはずはない。朝見たらひどい様相になっていた。さらに丸一日間、何も食べずに必死になって描き続け、いくらかましな出来になった。
「何とか出品にこぎつけることができた。恐る恐る会場に行ってほかの作品と比べて見たら、それほど恥ずかしくない程度に仕上がっていてちょっとほっとしたね。しかし、こんなことやっていては体を壊してしまう、もっと力をつけないといけない竏窒ニあの時に痛感させられた」
2年後、晴れて念願の正会員として認められた。見渡せば芸大出ばかり、という世界。だが、芸大どころか美大にさえも行かなかった自分でもここまでやれるんだ、と大きな自信になった。
「宝になっているのが感受性の豊かさ。それは大事にしたい。若い時は人に話もろくにできず、劣等感の塊だった。だが、それが逆に今の冷静な見方につながっているともいえる。順調に来た人には得られないものかもしれないね」
◇ ◇
ずっと人体を描いてきた。表面でなく、内面的な人間の在りようを表現しようと苦しんで描いてきたが、年齢と経験を重ねるにしたがって絵に対する取り組み方も変化し、肩の力を抜いて描けるようになった。
「以前は内面をぶちまけるような絵、思いつめたような快くない絵を描いていた気がする。だが周りを見てみれば、きれいな物は自然の中にいくらでもあるんだ。絵はまず美しくなければならない。美しいものに迫りたい。生み出したいんだ。作品の良し悪しは見る人にお任せだから自分にはどうしようもないが描く喜びは…。何かが生まれ、形になっていくこの充足感は自分にとって何物にも代えがたいものなんだ」
(白鳥文男) -
第48回箕輪町内1周駅伝大会
木下Aチーム12連覇第48回箕輪町内1周駅伝大会(町公民館主催)が24日あり、公民館分館単位で編成したチームと、町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区の計32チームが出場した。木下Aチームが1時間31分40秒で、2位の沢Aに1分46秒差で優勝し、12連覇した。
八十二銀行箕輪支店南側スタート、町役場ゴールの12区、総延長26・9キロ。選手は小学生以上の町民で、各チームとも夜間などに練習を重ねて大会に臨み、たすきをつないで健脚を競い合った。
庄内地区は前年に続き6回目の出場。タイムは1時間35分53秒で4位に入賞した。
結果は次の通り。
【総合】
(1)木下A1時間31分40秒(2)沢A1時間33分26秒(3)松島A1時間35分22秒(4)浜松市庄内(5)南小河内A(6)上古田A
【区間】
▼1区=(1)白鳥敦(南小河内A)7分23秒(2)丸山信一(木下A)(3)野竹克也(大出A)▼2区=(1)小林裕作(木下A)9分28秒(2)北原誠(沢A)(3)柴巧磨(中曽根)▼3区=(1)三谷健二(長岡A)8分14秒(2)今井梢太(木下A)(3)有賀真司(北小河内A)▼4区=(1)桑沢梨奈(沢A)5分02秒(2)渡辺沙愛(松島A)(3)倉田智枝子(南小河内A)▼5区=(1)小平瑞希(八乙女A)5分58秒(2)池田杏奈(沢A)(3)上原ありさ(沢B)▼6区=(1)藤森成樹(北小河内A)5分31秒(2)村田友明(木下A)(3)飯塚隆文(沢A)幸田季恒(浜松市庄内)▼7区=(1)笠原舟(木下A)4分39秒(2)石塚幸暉(浜松市庄内)(3)唐沢隆浩(沢A)▼8区=(1)柴勇一郎(中曽根)10分27秒(2)唐沢純一(木下A)(3)中村拓未(浜松市庄内)▼9区=(1)唐沢尚徳(木下A)5分46秒(2)小林洸輝(木下B)柴田悠司(浜松市庄内)▼10区=(1)道端活成(木下A)6分27秒(2)原広野(松島A)(3)阿部智之(南小河内A)▼11区=(1)宮下雄樹(沢A)12分03秒(2)浦野武(松島A)(3)唐沢智之(木下A)▼12区=(1)宮野将綱(浜松市庄内)7分59秒(2)小池啓之(木下A)(3)中村克也(松島A) -
上伊那少年サッカーフェス ミニゲームなど熱戦
第15回上伊那少年サッカーフェスティバルが24日、伊那市のみすずスポーツ公園であった。上伊那の10団体が参加し、ミニゲームとPKトーナメントの2競技で。日ごろの成果を披露した。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOAなど協賛。
小学生が各学年ごと(1・2年は合同)1チーム5人、試合時間10分間で競う「ミニゲーム」、4竏・年ごとの「PKトーナメント」の2競技を展開した。小雨が時折降る悪天候にも関わらず、会場には選手や保護者ら計約1500人が集まりにぎわった。
各種目の結果は次の通り。
【ミニゲーム】
▼1・2年(1)宮田トップストーンB(2)東春近A(3)宮田トップストーンC▼3年(1)宮田トップストーンD(2)宮田トップストーンB(3)飯島FC▼4年(1)駒ヶ根B(2)飯島FC・B(3)宮田トップストーンA▼5年(1)南箕輪B(2)東春近A(3)飯島FC▼6年(1)飯島FC・A(2)東春近B(3)宮田トップストーンA
【PKトーナメント】
▼4年(1)アルカス高遠(2)駒ヶ根(3)南箕輪▼5年(1)飯島FC(2)アルカス高遠(3)南箕輪▼6年(1)駒ヶ根(2)東春近(3)宮田トップストーン -
ケーブルテレビ杯ミニバス選手権大会
第5回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が24日、伊那市の県勤労者福祉センター体育館、市民体育館など4会場であった。地元を中心とした県内外の男女計29チームが出場し、各部門で優勝を目指し戦った=写真。伊那ミニバスケットボール連盟主催、伊那毎日新聞社など後援。
大会には、愛知県や山梨県のほか、県内の強豪チームが参加。全国大会に通じる11月の県ミニバス中南信予選に向け、男女各トーナメントを繰り広げた。選手たちは、保護者の声援や監督のげきを受けながらコートを走り回り、息の合った連携でゴールを目指した。
男女各決勝の試合は、伊那ケーブルテレビジョンで10月7日午後3時、エコシティー・駒ケ岳で同20日午後3時から録画放送する。
結果は次の通り。
▽男子 (1)箕輪(2)安曇野(3)松本清水(4)駒ヶ根
▽女子 (1)伊那(2)長久手(愛知県)(3)伊那北(4)アストラム伊那A -
上高地で・スみやだ・スをPR
上高地で宮田村をアピール?!。宮田村観光協会は来月12日、松本市上高地のアルペンホテルで村内の特産品を展示販売する。同協会は今までも県内の物産展などに参加してきたが、全国各地から北アルプスの景観や自然に親しもうと客が訪れる上高地での単独イベントに、関係者の期待はいつも以上。中央アルプスへの誘客PRの場にもしたい考えだ。
同村大原区在住の辰野恭子さんが代表を務める織物制作のグループが来月、同ホテルで展覧会を開催することをきっかけに話しが広がり、丸ごと宮田村をPRする機会を得た。
同協会事務局の村産業建設課は「又とないチャンス。上高地を訪れた人たちに、次の機会は宮田、中央アルプスへ足を運んでもらえるようPRしたい」と話す。
会場では村内産の山ぶどうでつくる赤ワイン「紫輝」「駒ケ原」のほか、ときわのドレッシング、スモークウッドくるみの信州サーモンの燻製、宮田とうふ工房の大豆ドーナツ、フルーツファームひおくの果物ジャムなど、村のおいしい名物を満載。
生産者や村職員らが直接、客とふれあい、村の良さをアピールする予定だ。 -
グリーン経済シンポジウム
環境負荷の少ない持続可能な社会を作ることを目指すNPO法人「環境文明21」(事務局・東京都)は22日、伊那市長谷の中尾座で「グリーン経済シンポジウムin伊那」を開いた。メンバーや地域住民ら約50人が集まり、日本の食料自給率を上げるためにはどうしたら良いかなど意見を交わした。
環境文明21は、地球環境にやさしい社会を作るため「食べる」「働く」「買う」などの視点から「グリーン経済を成り立たせる10の提言」をまとめている。長谷での稲刈りエコツアーに合わせ、シンポジウムを企画した。
パネルディスカッションには、地元の山岳写真家らパネリスト4人を迎えた。
提言を受け、環境文明21共同代表の加藤三郎さんは「地球温暖化による異変に危機感を持っている。食料自給率の低さは、命の基盤が危うくなっている状況」と提起。
下伊那地方事務所長の田山重晴さんは「自給率を高めることと地産地消は密接に関係している」と伝統の食生活を伝えることの重要性を挙げた。
伊那市副市長の白鳥孝さんは、後継者不足で農業・林業の技術が途切れてしまうことを懸念した。
参加者から「自給率を40%から60縲・0%に上げるのは大変」との意見に、加納さんは「今の政策のままでは不可能と思う」とし、食生活のあり方を見直すきっかけになることを願った。 -
諏訪神社秋の例祭
五穀豊じょう、交通安全を祈る飯島町飯島石曽根耕地の諏訪神社の秋の祭典は石曽根祭典同志会が中心に、22日夜、にぎやかに繰り広げた。
神社前に勢ぞろいした同志会員、耕地役員らは神事、鏡割に続き、法被姿の子どもたちが扇をかざしてしし招き踊りを披露。ししを境内に誘い入れ、花火大会に移った。打ち上げ花火に続き、闇に包まれた境内に綱火が走り、し掛けに点火、「祝石」の焼き文字が浮き上がり、ナイヤガラ、大三国に点火、無数の火の粉が吹き出し、境内を明るくした。
また、参道にはヨーヨーや金魚すくい、風船など中・高校生による手作り夜店が軒を並べ、にぎわいを見せた。 -
みはらしファームが羽広遊歩道を活用したトレッキングイベントを10月に開催
秋の自然を満喫してもらおう竏窒ニ伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は10月14、24日、「みはらしトレッキングin羽広遊歩道」を開催する。羽広遊歩道の有効活用などを目的として企画した初めての試みで、多くの参加を呼びかけている。
みはらしファーム関係者らでつくる運営会議では、地域資源を生かした観光のあり方について話し合いなどを重ねてきた。その中で、現在あまり活用されていない羽広遊歩道に着目。活用方法を模索する中で、人気が高まりつつあるトレッキングを通じて、多くの人に利用してもらうことを考えた。また、地元農産物を使った「みはらし四季弁当」や、秋の味覚「キノコ」を使ったきのこ汁など振る舞うことで、地産地消への意識を高めてもらいたいと考えている。
当日は経ヶ岳植物園内や遊歩道など約4、5キロの距離を、インストラクターとともに散策。伊那市街や南アルプスを眺望できる展望台を訪れる。
両日とも午前10時スタートで、受け付けは9時半からとれたて市場前で行う(雨天決行)。参加費は一人2千円(小学生未満は無料。ただし弁当、お土産などはつかない)。定員50人で要予約。
当日は動きやすい服装で参加し、飲み物、敷物、雨具、おわん、はし、コップなどを持参すること。
申し込みは14日分が10月7日、24日分が10月17日の午後5時まで(定員になり次第締め切り)。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
上伊那少年サッカーフェス 24日
第15回上伊那少年サッカーフェスティバルが24日、伊那市のみすずスポーツ公園である。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOAなど協賛。
小学生が各学年ごと(1・2年は合同)1チーム5人、試合時間10分間で競う「ミニゲーム」と、4竏・年ごとの「PKトーナメント」の2競技。ミニゲームは予選リーグ、決勝トーナメントを展開する。
午前8時30分から開会式、午前9時20分から競技開始。
参加チームは▽箕輪少年サッカークラブ▽南箕輪FC・Jr▽伊那少年サッカースクール▽東春近少年サッカークラブ▽みすずJFC▽Top Stone伊那▽アルカス高遠フットボールクラブ▽宮田TOP STONE▽駒ヶ根サッカースポーツ少年団▽飯島FC -
伊那市の交通死亡事故 再発防止検討
伊那市西春近の伊那西部広域農道で、11日に発生した交通死亡事故の再発防止検討会が21日、西春近支所であった。市や伊那署、市交通安全協会連合会、地元区長ら約30人が参加し、悲惨な事故が二度と発生しないよう対策を検討した。
事故は、午前6時20分ごろ、飯島町の男性(60)が運転する軽貨物車が宮田村から箕輪町に向け進行中、発生した。車は右カーブで道路左側のガードレールに衝突し、その後、路外に天井部を下にして横転、出火して全焼。男性は焼死した。
検討会で、地元区長らが同カーブは事故が多発する危険性がある場所だと訴えた。現場は幅員が狭く、急勾配のため、減速を運転者に促す処置が必要性だと意見が出された。
幅員を広く、勾配を緩やかにするための道路改良が最も効果的だが、道路管理者の市が早急に対応できるものではないとし、への字の減速マークや道の狭さを強調させ、事故を防止するためのドットマークなどを路面に施す手段が提案された。
交通死亡事故が発生した現場の写真をスライドで見て、防止策を検討する参加者ら -
箕輪町交通少年団レター作戦
箕輪町交通少年団は22日、秋の全国交通安全運動の一環で、町内沢上地籍の153号バイパスで、交通ルールの遵守を呼びかける手紙をドライバーに手渡した。
団員は町内小学5、6年生の有志70人。夏休み中、「飲酒運転をしないで下さい」「シートベルトをちゃんと締めてください」などの内容で1人3通の手紙を書いた。
手紙、返信用はがき、交通安全運動のチラシ、グッズのセット210個を、大きな声で「安全運転をお願いします」と呼びかけて渡した。ドライバーは「ありがとう」と受け取っていた。
伊那署の交通課長は団員に、「お父さん、お母さんにお酒を飲んで運転してはいけない。おじいさん、おばあさんに、道を横断するときは左から来る車に気をつけてほしいと、ぜひ言ってほしい」と話した。 -
下平幼稚園運動会
駒ケ根市の下平幼稚園(米山さつき園長)で22日、園児らが待ちに待った親子運動会が開かれた。快晴の秋空の下、かけっこやダンスなどさまざまなプログラムに出場した園児らは練習の成果を発揮して元気よく伸び伸びと走ったり踊ったり。保護者も園児と一緒になってさまざまな競技を楽しんだ。
『親子でゴーゴー』は(1)園児の乗った一輪車を親が押して走る(2)親におんぶした園児が玉入れ(3)フープに親子が一緒に入り、走ってゴール竏秩B出場した親子は楽しそうな笑顔でゴールを目指した=写真。観衆からは「頑張れ」、「もう少しだ」などと大きな声援が飛んでいた。
応援に詰め掛けた保護者らは躍動する元気な姿をビデオに収めようとカメラのレンズを向けながら、子どもの成長ぶりに目を細めていた。