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箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会は26日、06年度第1回会議を箕輪消防署で開き、06年度消防施設整備計画や消防庁舎建設計画などを承認した。消防団員の処遇については小委員会を設置して検討することを決めた。
委員会は区長代表、消防団代表、知識経験者ら14人で構成。会長に荻原利一さん(木下)を選出した。任期は2年。
消防施設整備計画は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(事業費600万円)。八乙女の小型動力ポンプ付積載車1台更新(575万3千円)、消防器具や消火栓器具などの整備補助、消火栓新設3基(沢上、木下、福与大原)、消火栓移転取替工事など。
消防庁舎建設は消防室が計画を説明。国土交通省所管の「まちづくり交付金」を活用し、庁舎を解体し新たに消防署を整備して消防・救急体制の強化と自主防災組織の育成を図る。災害時の中枢機能として役場と消防署が一体となって災害に対処する。
建設場所は地域交流センター機能も含めて現消防署エリアに建設し、文化センターの使用効率向上も図る。
建物は1階に交流センター、2階に消防署。面積は約950平方メートル、建物費用は約3億4500万円。07年3月まで測量・設計、07年4月から08年3月まで建設予定。詳細は今後検討を進める。
現庁舎は74年建築で築後30年以上が経過し耐震基準を満たさなくなったことや、人口増加に伴う緊急車両の増車で手狭になっている。
課題となっていた消防団の処遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、出動率に応じて支払う出動報奨金の新設を示し、消防委員会に報酬額や支払い方法の細部の検討、さらに分団交付金の算定基準見直しの検討を依頼。消防委員会長、区長代表、正副団長、各分団長の計10人で小委員会を組織して検討し、消防委員会に示すことを決めた。 -
「作って食べよう!みんなの畑」
コンニャクイモなど植え付け作業南箕輪村の農村生活マイスターと南箕輪村輪の会は27日、コンニャクイモなどを栽培する初企画「作ってみよう!みんなの畑」で大泉川南のほ場でコンニャクイモなどの植え付け作業をした。
コンニャクイモを栽培し手作りコンニャク作りに挑戦するほか、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどを作り、収穫する喜び、食べる喜びを味わおうと計画。マイスター、輪の会会員、寺子屋の塾生ら約30人が参加した。
ほ場約7アールはマイスターの一人が提供した。第1回作業はコンニャク、サツマイモ、トウモロコシ、黒豆、落花生の植え付け。子どもたちはマイスターらに教わりながらコンニャクイモやサツマイモの苗などを楽しく植えた。
今後は7月に草取り、ジャガイモ、トウモロコシ、枝豆の収穫、大根と白菜の種まき、10月下旬にサツマイモとコンニャクの収穫、12月にコンニャク作りや野菜を使った調理実習を計画している。 -
JA上伊那総代会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)第10回通常総代会が29日、伊那市狐島の本所であった。約350人が出席。任期満了に伴い、征矢福二代表理事組合長が29日付で退任し、新しい理事者39人を選任した。
1期3年務めた征矢前組合長は70歳。役員推薦会議で、理事者は70歳未満とすることを申し合わせている。新組合長は、30日にある役員協議会で投票し、新理事者39人の中から選任する。
組合員の減少傾向が続く中、本年度(1)作付面積や家畜の頭羽数に応じて徴収していた経営基礎割賦課金を廃止(2)准組合員の賦課額の減額竏窒ノ取り組み、一般の人が組合に加入しやすい環境づくりに努める。賦課金制度廃止で減額となる6900万円は、JA事業の中から捻出していく。
JA上伊那が継承した駒ヶ根市の旧龍水社跡地で環境基準を超えるトリクロロエチレンが検出された問題については、敷地内500平方メートルの土壌が汚染されていることが判明。売主責任として、1億4千万円をかけて土壌浄化を進める。作業は早急するとし、6月には始める予定。 -
不審な男にランドセルに手を掛けられる
29日午前7時07分ころ、飯島町飯島のJR飯田線仏石踏切付近で、飯島小学校6年児童(11)が1人で登校途中、踏み切りで電車待ちをしていた際、後から近づいてきた男にランドセルに手を掛けられるという事件が発生した。
不審者は40-50歳。身長170-175センチ、中肉、眼鏡なし。
同踏み切りは国道153号から東側の与田切川方向に下る歩行者専用。男子児童は踏切を南方から北西方向に向けて歩き、遮断機が下りていた仏石踏切で、列車通過を待っていたところ、男が後方から寄ってきて、ランドセルに手を掛けたので、びっくりして、ランドセルを下ろして遮断機をくぐり、300メートル走って逃げ、友人宅に飛びこみ、助けを求めた。
ランドセルは20メートル離れたやぶの中で発見。児童にはけがは無かった。
通報を受けた駒ケ根署では40人体制で付近の不審者情報、目撃者情報を収集。
飯島小学校では29日は教諭が引率し学年毎の集団下校。4日まで集団登下校するとともに、見守り隊や保護者、校外指導部にも登下校時の見守りの徹底を訴え、町・町教委などは防災無線やページング放送を通じて、不審者情報の提供を呼び掛けている。
遮断機が下りた踏切で、逃げ場がなく、遮断機をくぐって、助けを求めた事件は、地域や近隣小中学校にも衝撃を与えた。
現場近くに住む主婦は「23日にも、変質者が出たという話を聞いた、気持ちが悪い。児童が(踏切を)渡っている時に電車が来なくて良かった」と話している。
駒ケ根署からの防犯速報で事件を知った宮田村の宮田中学校では全校が集まる昼食時に▽1人になる時間を極力なくし、複数登下校の徹底▽万が一の時は近くの民家に逃げこみ助けを呼ぶ▽防犯ブザーが使えるようにする-とし、宮田小学校は▽各担任を通じて各学級ごと児童に事案の経過を報告▽複数登下校の徹底-などを呼びかけた。 -
水防訓練
梅雨や台風などの出水期を前に、伊南4市町村消防団でつくる伊南消防協議会は28日、伊那建設事務所職員を講師に、宮田村の太田切川左岸河川敷で、水防訓練を行った。
水防技術の向上と水防意識の高揚を図る同訓練に、各団から部長以上の幹部約120人が参加。大雨で増水し、太田切川左岸の堤防が決壊し、堤防の上を越水したと想定。
土のうを結びつけた木を川に沈め、決壊場所に設置する「木流し工法」や、シートに竹を張りつけ、土のうを括りつけて、決壊場所に当てる「シート張り工法」、堤防の越水場所に土のうを積む「改良積土のう工法」などを講義と実習で学んだ。
参加者は土のうになわで、解けないように結ぶ「いぼ結び」に苦労しながら、強風の中を熱心に訓練に励んでいた。 -
伊那北高校吹奏楽部演奏会
宮田村の伊那北高校同窓会宮田支会(田辺道人会長)は28日、村民会館で、伊那北高校吹奏学部を招き、演奏会を開いた=写真。
県下でもレベルの高い同校の吹奏楽部の演奏を聞きたいという会員からの要望を受け、ホールの広さに合わせ、30人編成で演奏、会員を中心に百人が吹奏楽を楽しんだ。
なじみの「里の秋」でオープニング。軽快なマーチ「ARSENAL」、京都地方の民謡をアレンジした「竹田の子守り歌」パーカッションのリズミカル演奏が特徴の「コパカバーナ」で余韻を残して、演奏会の幕が下りた。 -
自然と生活体験の会が田植え
「20年代の稲作」を体験する、駒ケ根市中沢の自然と生活体験の会(北原儀平会長)はの小学生や会員ら20人が参加し28日、ふるさと体験田で、手植えによる田植え作業をした。
5アールの田に筋引きで線を引き、1列に並んでコシヒカリの中苗を植え付けた。
また、フナ田に体長約10センチ、1年生のフナ、50匹と、今年初めてツブ貝200個も放流した。
今後、無農薬の米づくりを目指し、6月と7月、手作業で草取りをし、実りの秋には、手で稲刈りし、はざ干し。足踏み式脱穀機で脱穀する。9月中旬にもフナ取りを楽しむ。
収穫した米やフナでで収穫祭をする計画。
北原会長は「毎年参加している子どもは慣れて、植え方が早い」と話していた。 -
新山のトンボの楽園でハッチョウトンボ発生
今年3月、トンボを保護するための木道整備を完了した伊那市富県上新山の湿地帯「トンボの楽園」で29日、世界最小ともいわれるハッチョウトンボの羽化が観測された=写真。
羽化は例年より半月ほど遅めで、天候不順などが影響したと考えられる。
トンボの全長は約2センチ。羽化して間もないため、薄茶色をしているが、時間の経過と共にオスは赤色、メスはしま模様となる。また、縄張りを守るために余り飛び回らないという性質も持つ。
湿地の保護に取り組む新山山野草等保護委員会の北原重利会長は「木道の上からルールを守って見てほしい」と話す。
ほかにも、腹部がやや扁平なヨツボシトンボ、鮮やかな青、赤色をしたさまざまなイトトンボもおり、夏の到来を告げている。 -
進徳館の日記念少年剣道大会小中学生30人熱戦
伊那市高遠町の第8回進徳館の日記念少年剣道大会が27日、高遠町文化体育館であった。小中学生剣士30人が参加し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
大会は、高遠藩学を築いた儒学者の坂本天山の生誕250年と幕末の藩校・進徳館の開校135年を記念し、旧高遠町が95年に定めた「進徳館の日」に合わせて開いている。進徳館の文武両道の精神を現代に生かし、向上させる目的がある。
小学生低、高学年、中学生男子、女子の4部門で、それぞれ総当たりで対戦。参加人数の多かった小学生高学年は決勝リーグ、中学生男子は決勝トーナメントで順位を決めた。毎年出場していた高校生は段審査と重なったため出場はなかった。
竹刀の激しく交じり合う音や、大きな掛け声が響き渡るなど激しい試合が展開され、掛けつけた保護者らからも声援が飛んでいた。
来年以降は、伊那と長谷地域にも参加を呼びかけたいとしている。 -
横断歩道の渡り方は…保育園で交通安全教室
南箕輪村交通安全協会女性部などはこのほど、中部保育園(高島みよし園長、園児・167人)で交通安全教室を開いた。
園児の交通事故防止の徹底を図るため、村内5保育園を巡回する。女性部員や伊那署員ら10人余が指導に当たり、交通規則を守ることを呼びかけた。
園児たちはパネルシアターを観賞し、横断歩道の渡り方や信号機の見方などを学習した後、年長児と年中児は園周辺の道路で実践。手を上げ、左右確認をして横断歩道を渡るなど、事故に遭わないための正しい道路の歩き方を学んだ。 -
不法残留外国人逮捕
駒ケ根署は26日午後4時36分、不法残留の疑いでフィリピン国籍の駒ケ根市赤穂南割のアルバイト(土木作業員)、アルシリアス・ヘラルド・ティアンコ容疑者(33)を逮捕した。
調べによると同容疑者は1995年に短期滞在の在留資格で名古屋空港から入国。駒ケ根市内で土木作業員としてアルバイトなどをしながら約11年間にわたって不法に残留していた疑い。警ら中の署員が職務質問して逮捕した。 -
われら、かかし隊発隊
汗して収獲の喜びや伝統行事にふれる、宮田村公民館の新たな親子体験講座「われら、かかし隊」が27日、7組約30人が参加して発隊した。秋の収獲期まで農作業に挑戦。さっそく田植えと野菜の苗や種を植えた。
町3区の遊休地を借りて耕作。土や泥にまみれて、親子一緒に苗や種を植えた。
ナス、トマト、キュウリのほか大豆や枝豆、黒ごままで栽培。
10種類ほどに及ぶが、夏野菜で盆飾りをつくったり、十五夜のおそなえなど、季節の行事を取り入れながら、味わい、楽しんでいく。
収獲を早くも夢見ながら、この日はにぎやかに作業。「早く大きくなあれ」と水やりする親子の姿もあった。
次回6月10日は、かかしづくりに挑戦する。 -
住民手作りの駅前広場「輪苑」の開所式
宮田村のJR宮田駅前に住民手作りの広場「輪苑」が完成し27日、開所式があった。整備した一輪の会(小沢常明会長)のほか、村や地域の関係者ら約50人が出席。1500株の花々で彩られた園内で、長年の願いだった村玄関口の整備をみんなで祝った。
昨年秋に駅周辺の住民10人で発足した同会が、構想から半年余りで約750平方メートルの遊休地を整備。
村の地域づくり支援事業の助成や地権者の同意も得て、荒れていた土地を花壇に作り変え、ベゴニアやマリーゴルドなど10数種類の花を植えた。
式で小沢会長は「駅前のイメージアップを図ろうと、多くの協力で完成にこぎつけた。コミュニティの場として活用してもらえたら」とあいさつ。テープカットを行い、祝杯をあげた。
宮田駅周辺はかつて商店や料亭が立ち並び、バス乗合所もあるなど、にぎやかだったというが、現在は空き地や空き家も目立つなど空洞化が顕著。安全対策上の問題点もあがっている。
一方で昨年末から駅前整備の検討が、村と地権者、住民の3者間で始動。一輪の会の整備作業も平行して行われてきたが、小沢会長は「この取り組みが駅前整備の基礎となり、一助にもなれば」と話した。
今後は地域にも呼びかけて管理。遊歩道の整備や季節ごとに花を植える予定で、イベントなども開いていく考えだ。 -
不審者NO!の地域に
住民協力して通学路や遊び場の安全対策地域の安全を協力して守っていこうと、宮田村南割区は27日、通学路上にある見通しの悪い竹やぶなどを間伐。子どもたちの遊び場になる姫宮神社では、不審車両などが駐停車しないよう車止めも設置した。
区役員や地区PTA、育成会、村の地区担当職員ら約40人が参加。3カ所に分かれて作業した。
見かけない不審車両が長時間駐停車することもあり、懸念も高かった姫宮神社境内脇の空きスペース。
穴を掘り、コンクリートの支柱を埋設するなど、力作業に汗を流した。
神社近くの平地林では、見通しが悪い部分の木々を間伐。街灯などが木でさえぎられている部分もあり、高所作業車も出動して細部まで手を入れた。
「子どもらの安全を守ろうとする、住民意識の高さを改めて感じた。地域がひとつになった今日の気持ちを今後も継続していきたい」と保科幸雄区長は話した。
本年度村内では南割区のほか、大田切区、新田区が村の地域づくり支援事業を活用して、通学路の安全対策を実施している。 -
機械の管理利用体制整備など難題も鋭意検討へ
宮田村営農組合(原田博安組合長、709戸)は25日夜、1月末の設立以来、初の総代会を開いた。予算案、事業計画案などを承認。既存の作業受託グループを育成支援して法人化も目指すなど、担い手対策を強化。生き残りをかけて作業効率化、コスト低減を目指し、保有機械の管理利用体制、作業受託料金統一化などの課題にも継続して取り組む。
全村共同保有のコンバインを除き、トラクター、田植え機などは各地区の集団耕作組合が利用管理。
そのため地区ごとに作業料金も違い、1反歩当たり数千円の差が発生している。
村営農組合ができたが、今まで通りコンバインを除いた機械は各地区が管理。料金の統一もなされていない。
本来ならば各地区限定の機械利用を転換し、他地区と共同利用にすれば、効率運営にもつながる。
保有台数の削減も可能になり、コストの低減にもつながると考えられるが「財産問題などもからみ、簡単にはいかない」と組合事務局の農協職員は話す。
また、各地区の垣根を超えて共同保有しているコンバインだが、修理費が予想以上にかかっている実情も。
「自分たちの機械ではないという意識が働くと、管理も荒くなってしまう側面もあるのでは」とある関係者は指摘する。
今までも議論され、作業受託経営の効率化に向けて意見が分かれる部分となっているが、組合事務局は「最良の方法を検討していく」と説明する。 -
山岳遭難救助隊春季訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会山岳遭難救助隊(田中徳長隊長)は27日、春季訓練を駒ケ岳の千畳敷付近で行った。田中隊長以下隊員10人と駒ケ根警察署の山岳遭難救助隊員など4人が参加。岩場での確保点の取り方や、負傷者を背負っての下降訓練などを通じて遭難者救助技術の向上と隊員相互のチームワークを養った。
駒ケ根署で行われた訓練開始式で田中隊長は「今年は例年になく雪が非常に多い。実りある訓練にしてほしい」と訓示した=写真。
27日は訓練終了後宝剣山荘に宿泊。28日には、雪崩で登山者が雪に埋まったとの想定で、雪崩ビーコン(電波発信機)の電波を頼りに遭難者を捜索したり、スノーボートによる負傷者救助訓練などを宝剣岳周辺で行うことにしている。 -
風力発電をやめさせる会が入笠山周辺で勉強会
2つの風力発電事業が計画されている入笠山周辺で27日、現地勉強会「風車建設予定地を知ろう・歩こう」があった。地域住民ら100人以上が集まり、建設計画の概要など解説を受けた。
伊那谷や諏訪地域の山岳愛好団体や野鳥の会など15団体でつくる「入笠山周辺の風力発電をやめさせる会」(伊藤精晤会長)が、風車建設を知ってもらおうと一般にも呼びかけた。
伊藤会長は「自然に恵まれた環境で、開発が起こると思わなかった」と戸惑いと心配の思いを語り、計画を阻止する会結成に至った経過を交えながら「現場を確かめ、住民自身が判断する活動になれば」とあいさつした。
やめさせる会メンバーらが風力発電事業計画概要のほか、地質の複雑さや猛きん類の生態などをそれぞれ説明。
現地は霧に包まれ、風車が立つ尾根は見られなかったが、風況調査の場所や風車土台の大きさをメジャーで測って確認した。
また、高座岩を見学する歴史遺産など3グループでの分散会もあった。
伊那山仲間の女性(52)=箕輪町=は「自然エネルギーでいいと思っていたが、自然が破壊され、風車を建設してもそのあとに残るものがある。一度壊したものは、容易に元へ戻すことはできない」と話した。
風力発電事業は、入笠山縲恷ュ嶺高原の尾根上と入笠山縲恷ナ平峠縲恚熨サの尾根上に計画されている。 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会は27日、第59回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。役員ら約60人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認したほか、新役員を選出した。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの表彰が行われた=写真。
役員は次の皆さん。
▽会長=玉木武春▽副会長=下島利満、寺平良平、本田幸達▽監事=北原久爾、小松幹治
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連盟表彰▽功労者=土屋悟、荒山正弘、林孝子、丸山卓行▽優良運転者=高橋豊子、田中昭三、田中裕子、石田由美子、石田忠志、水上芳道、長瀬和光、藤木幸雄、桃沢茂雄▽功労団体=駒ケ根支会福岡支部、駒ケ根支会女性部、中川支会女性部
◇伊南交通安全協会長・駒ケ根警察署長連盟優良運転者表彰▽30年以上=荒井利子、吉沢孝雄、大森良枝、矢沢澄夫、銭沢宗二、太田芳多、宮沢昇、宮沢正幸、小林愛明、吉沢文夫、箕浦久二、七森幸子、尾崎清人、松下悟、松下佐喜子、宮島俊夫、気賀澤重夫、森谷勝子、林行男、倉澤為吉、小松原国男、吉田やよい、田中久、福島喜弘、有賀一男、永井ミツ子▽20年以上=原好広、小林たせ子、小澤雅樹、倉澤益己、小松原春美、稲葉美津江、有賀ふみ▽10年以上=松崎やよい -
信州みのわ山野草クラブ第6回展示会28日まで
山野草愛好者でつくる信州みのわ山野草クラブ(23人、白鳥征男会長)の第6回山野草展示会が27日、箕輪町木下の木下公民館で始まった。寄せ植えなど約200点が並び、次々と訪れる山野草ファンが関心を寄せている。
毎月の定例会で寄せ植えを主体に勉強しているため、会員それぞれが趣向を凝らして植え込み育ててきた寄せ植え作品が多い。例年より展示会時期が2週間遅れのため花ものは少ないが、アツモリソウ、ウツギ、コマクサ、ウマノスズクサ、エビネ、テンナンショウ、箱根サンショウバラ、ヤブレガサ、斑入り植物などがある。
毎回約250点を展示してきたが、ゆとりをもたせた展示でじっくり鑑賞してほしいと今回は200点に絞った。石や流木に植えたり、棚に小さい鉢を並べたりと見せ方にも工夫を凝らしている。
クラブは今年から、地元木下区のカタクリ自生地保護に協力しているため、山野草への関心がより高まり、今回の展示は一層力が入っているという。白鳥会長は「寄せ植え技術の研さんを積み、会員それぞれが植物を選び寄せ合って表現しているのを見て楽しんでほしい」と話している。
展示は28日まで。先着40人に苗をプレゼント。ラッキーナンバーでのプレゼントもある。会員が持ち寄る余剰苗も販売する。午前9時縲恁゚後4時。 -
東小5年が田植え体験
総合的学習で米づくりを進める中川村東小学校5年生(小林久雄教諭、28人)は25日、学校南側の水田4アールで、保護者の手を借りながら、手植えによる田植え体験をした。
腰にびくを着けて、田の畦に集合した児童らは、児童の祖父、小川清美さん(美里)から「3、4本ずつ、12-13センチ間隔で、深植えしないように」と指導を受け、びくに15センチ前後に生育した「モチヒカリ」の中苗を入れ、田に引かれた線に沿って植えはじめた。
児童らは「足が抜けない」「水が濁って、線が見えない」などとにぎやかに作業を進めた。
今後、水管理は保護者と児童らが協力して行い、秋には稲刈りを楽しみ、収穫した米でもちをついて収穫祭を行う計画とか。 -
七久保小全校で飯ごう炊さん
飯島町七久保の七久保小学校は26日、千人塚公園で、全校児童163人が縦割りの21班に分かれ、恒例の飯ごう炊さんをした。
豊かな自然や人にかかわり、思いやりや協力する心を育むことがねらい。
この日は学校から歩いて同公園へ。公園では班ごと桜の木の下に陣取り、昼食づくり。
穴を掘って、かまどを作り、飯ごうに洗った米と水を入りて、火に掛けた。火は勢いよく燃え、児童らは後ずさりしながら、火の番をした。
献立はシーチキンカレーライス。児童らは火の通りをよくするために、ジャガイモやタマネギ、ニンジンを小さく切るなど工夫した。それぞれ、隠し味にチョコレートやチーズ、トウガラシ、ソースを加えるなど変化を持たせた。
児童らは「チョコレートを入れると甘くなる」「チーズ味のカレーにしよう」などと話ながら、高学年はリーダーシップを発揮し、班をまとめ、食事づくりを手際良く進めた。 昼食後は高学年は公園内のごみを拾い、マレットゴルフもした。低学年は川遊びを楽しんだ。 -
デイの利用者らがアイリスの花見
飯島町七久保の特別養護老人ホーム「越百園」のデイサービス利用者らは25日から連日、中川村片桐横前の知久島覚一さんのジャーマンアイリス園に訪れ、花見を楽しんでいる。
約8アールの花畑には250種類のジャーマンアイリスが植えられ、現在3分-5分咲き。園内は遊歩道が整備され、車いすの利用者らはゆっくりと散策し、色とりどりの花を楽しんでいる。
初日は「福祉」をテーマに総合的学習活動を進める中川中学校3年1組10人が利用者らと花畑に訪れ、車いすを押したり、手を引いたりして、利用者が楽しく花見ができるように気を配っていた。
利用者は花に顔を近づけ「いい香りがする」「1つの花の上弁と下弁の色が違う」などと話していた。 -
第12回進徳館の日記念式典
伊沢修二、中村不折などの偉人を輩出した高遠藩藩校・進徳館の教育を見直そう竏窒ニ27日、第12回進徳館の日が伊那市高遠町の高遠閣であった。約180人が集まり、古き良き教育からつくる明るい未来を考えた。
高遠の学を見直し、未来を担う子どもに進徳館教育を継承することを考えるために始まった取り組み。今年は、全国藩校サミットも同時開催したため、県外参加者も多かった。
伊東義人実行委員長は「新伊那市の誕生を契機に、さらに進徳館教育への理解を深めていきたい」と語った。
基調講話では、高遠北小学校の宇治正隆校長が講演=写真。「高遠の人が引き継ぐ基本的所作は児童にも継承されている」とし、同校の実践を紹介した。 -
市民バザール06開催
地域でさまざまな活動に取り組む人が一同に会する「市民交流バザール06」が28日まで、伊那市駅前ビル・いなっせで開かれている。子育てや国際交流、環境、健康などさまざまな分野で活動する34団体の特色あるブースが並び、訪れた人を楽しませている。
市民同士の交流や情報交換を目的とした取り組みで3年目。今年は、総合学習で通り町の活性化について考えてきた伊那小学校の剛組も参加した。児童らは6班に分かれ、通り町にかんするクイズを出題するブースや、牛乳パックなどで作った商品が並ぶブースなどを出店し、会場をにぎわせた。
里山の園舎で野外活動を中心とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」のブースには、子どもと母親らが作ったせんべいや木のおもちゃなどが並んだ。
1日目の夕方には、今年初めて企画した行政関係者との交流会を開催。交流を深めながら協働の方向性を共に考えた。
午前10時縲恁゚後4時。 -
【記者室】火の用心
箕輪消防署は空気の乾燥している日、風の強い日に、町消防団と連名で防災無線で火災予防を呼びかける。細やかな取り組みがありがたいと感謝の言葉を寄せた町民がいる。防災無線、消防署や消防団の夜警など安全・安心のまちづくり、町民を守る取り組みがなされている▼「戸締り用心、火の用心」「火の用心、マッチ1本火事のもと」など、声をあげながら拍子木をカンカンと打ち鳴らす夜回り。昔から地域の中で皆で火災予防の意識を高めていたのだろう▼拍子木に代わり警鐘を鳴らして夜警する消防団。地域の安全を願った活動を「うるさい」と言う人がいると聞いた。見回りをして下さっていると安心感があり、うるさいとは感じないと思うのだが…悲しい。(村上記者)
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藩主末裔ら集い全国藩校サミット開催
全国藩校サミットが27日、幕末の高遠藩校・進徳館のあった伊那市高遠町で開かれた。藩校のあった東北から九州まで24藩の藩主の末裔や藩校関係者をはじめ、地域住民ら総勢400人が参加。「進徳館精神を今、そして未来に」をテーマに、パネルディスカッションや講演などを通して、藩校教育の歴史と伝統を今後の教育や地域づくりに生かす方策を探った。
「文武両道」といった藩校精神に基づく教育の推進を行っているなど、現在、各藩校の伝統を継承し、活動している学校や団体の代表者11人がパネリストとなり、実践内容や今後の展望を発表。「先代の残した心の財産をもう一度見つめ直し、いかなる時代にも人間の本質を問い直すことが大切」と強調し、「地域づくり、人づくりの核となるような活動を進めたい」などの意見があった。
実学を重視した進徳館教育を実践する地元の高遠中学校の生徒と高遠高校の教諭が総合学習の活動内容を報告したほか、信州大学の笹本正治教授や二松学舎大学顧問の石川忠久さんがそれぞれ講演した。
このうち笹本教授は進徳館の心を現代に継承している高遠地域の活動を紹介。現代教育について「過去を軽く見すぎて、歴史の積み重ねの上に立っていることを忘れている」と指摘。「遠い未来を見つめながら遠い過去を振り返らなければいけない。先人たちの思いを受け継ぎ、難しいことをやる前に、まずは足元を固めることが大事だ」と主張した。 -
県中学校総合体育大会陸上競技大会南信地区予選会
第45回県中学校総合体育大会陸上競技大会南信地区予選会が27日、伊那市陸上競技場であり、県大会出場へ向けて熱戦を繰り広げた。南信地区中学校体育連盟などの主催。
100メートル、1500メートル、4×100メートルリレー、走り幅跳び、棒高跳び、砲丸投げなど計32種目(男子18、女子14)に、39校から総勢707人が参加した。
各種目上位6位の選手(チーム)は7月2日、松本市である県大会へ出場を決めた。
上伊那関係分の1位になった選手は次の通り。
【男子】▽1年100メートル=稲見正麻(南箕輪)12秒65▽2年100メートル=加藤一樹(赤穂)11秒75▽3年100メートル=三村瑞樹(辰野)11秒39▽共通400メートル=大野裕紀(赤穂2)53秒49▽2・3年1500メートル=福沢潤一(駒ヶ根東2)4分25秒20▽共通110メートルハードル=森雅貴(赤穂2)15秒67▽共通4×100メートルリレー=赤穂(松尾駿輝、森雅貴、大野裕紀、加藤一樹)47秒08▽共通棒高跳=松澤ジアン成治(春富3)3メートル40▽1年走幅跳=竹松高彬(春富)4メートル59▽2・3共通走幅跳=伊藤好司(西箕輪3)6メートル02▽共通砲丸投=中谷俊貴(辰野3)11メートル38・大会新▽共通4種競技=中塚渓滋(中川3)1823点
【女子】▽1年100メートル=征矢萌唯(箕輪)13秒30▽共通800メートル=青木美智子(駒ヶ根東3)2分24秒83▽共通100メートルハードル=大場沙奈(赤穂3)15秒96・大会新▽共通4×100メートルリレー=赤穂(松井萌、大場沙奈、中村夕貴、赤羽優希)53秒35▽1年走幅跳=大久保萌花(伊那東部)4メートル12 -
陶芸家・岡重利さんの個展 ベル伊那30日まで
金沢市で作陶活動をする陶芸家・岡重利さんの県内初の個展は30日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
花器、酒器、茶器のほか、マグカップや皿などの生活食器など計約80点を展示販売。青瓷、米色瓷を中心に、水差しにガラス蓋を調和させた作品など、清涼感あふれる展示会になっている。
1300度の高温で焼き出した作品は、冷やした時の上薬のひび割れが、独特の味わいを演出している。また、赤色を出すための上薬は金を使用し、やわらかく、上品な色で表現されている。
関係者は「今後、注目が集まる陶芸家なので、ぜひこの機会に足を運んで見にきてください」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時) -
独特の伊那節を広めよう
伊那市の富県公民館(伊藤恒良館長)主催の今年度初の教室「富県正調伊那節踊り教室」が26日夜、同公民館で始まった。区民や高遠町、美篶のほか、箕輪町、南箕輪村などから32人が受講。富県独自の伊那節を広めようとの企画に、各地からの注目が集まっている。
区内の南福地、北福地に伝わり、それぞれで保存している「富県正調伊那節(踊り)」。地元小学校では運動会で児童たちが踊るのが習慣になっているが、両地区以外の大人には馴染みがないため、周知しようと企画した。
この日は、出だしの振付けなどが異なる両地区の踊りや歌い方を、それぞれの保存会員らが実践披露。受講生は、それらの微妙な違いをメモに取ったり、歌をテープカセットに録音したりと熱心に学んだ。
伊那公民館事業で地元民謡を学んでいる小林わかなさん(48)=伊那市上新田=は「2種類の踊りがあることは聞いていたが、1、2回では違いが分からない。富県の伊那節を学ぶ機会は今までなかったので、しっかりと覚えたい」とメモを走らせていた。
講座は毎月第4金曜日の午後7時縲・時で、来年3月までの全11回。次回からは本格的に歌と踊りを学習。8月ころから、希望者によって、同伊那節の三味線や太鼓の演奏方法を学ぶ。
受講希望などの問い合わせは、富県公民館(TEL72・2318)へ。 -
奥村憲さんが個展 伊那谷の自然の素晴らしさ描く
伊那市中央区の洋画家・奥村憲さん(64)の個展は6月5日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。7回目を迎える恒例の展示会。油彩、水彩、パステル、鉛筆、クレヨン画の23点を飾っている。
伊那市から望む中央、南アルプスを各種技法で写実的に描いた絵と、ここ5年間ほどで取材した北海道、神奈川県、奈良県などの日本各地の風景を対比して展示。「経ヶ岳とコヒガンサクラ」「南アルプス風景」などの作品が並ぶ会場は、伊那谷の自然の素晴らしさが実感できる。
愛知県岡崎市生まれで、退職後の00年に横浜市から伊那市へ転居。画歴は41年で、伊那谷の四季折々の風景を中心に油絵で描いている。奥村さんは今後「アルプスの連山の雄大さを表現できる油絵の100号サイズの大作をシリーズで製作したい」と意気込んでいる。
土・日曜、祝祭日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。入場無料。