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サカイヤ銘版が社名サカイヤに変更
自動車用内外装パネルなどを製造するサカイヤ銘版株式会社(本社・埼玉県、堺谷昭社長)は6月1日より、社名を株式会社サカイヤに変更する。
社名変更は会社の規模拡大、業務内容の変化に伴ったもの。製品加工にかかる同社オリジナルの技法などが市場で高く評価され、国内の主要自動車会社のほとんどが、同社と取り引きをしている。
1989年には、立地条件の良い伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に伊那工場を設立。現在は約70人の従業員。自動車用表示パネルやキーレスエントリーの外装などを製造しており、収益は年々拡大している。 -
南箕輪村営農センター総会
南箕輪村営農センター(唐澤俊次会長)は23日夜、南箕輪村民センターで総会を開き、認定農業者の育成、集落営農組織の設立などを含む本年度事業計画を承認した。
国の新方針に基づく経営所得安定化対策の実施を来年に控え、同センターは、その担い手となる集落営農組織「まっくんファーム(仮)」の設立・加入促進を本年度進めていく。来年出荷の麦のまき付けは、今秋となるため、今年の9月から12月に加入申請を受け付けていくことを計画している。6月に各地で組織原案を説明し、8月中旬から仮申し込みを開始したいとしている。
また、面積規模4ヘクタールを満たす個人農業者を担い手とする認定農業者の要件も検討していく。
地産地消の取り組みとしては、学校給食に地元食材を供給するための体制を確立し、昨年供給したリンゴ、白ネギ以外にも出荷できる品目を模索していく。また、県下の町村会として取り組む「収穫祭めぐり」への参画を検討していく。 -
飯島町ゲートボールリーグ開幕
飯島町ゲートボールリーグ戦が22日開幕した。天候の影響により3日遅れとなったが、さわやかな晴天の下、出場者らは早速楽しそうにボールを打ち、見事なコントロールで次々にゲートをくぐらせていた=写真。
リーグ戦は昨年より2チーム減の7チームが参加し、10月までリーグ戦を行う。上通りチームが直前で不参加を決めたため、組み合わせの変更が間に合わず、対戦チームは不戦勝扱いとなる。 -
飯島町長・議長杯争奪マレット大会
飯島マレットゴルフ愛好会(小林眞直会長)は21日、第27回町長・議長杯争奪マレットゴルフ大会を千人塚マレットゴルフ場で開いた。晴天の下、会員ら約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した=写真。
上位は次の皆さん。
▼男子(1)丸山敬一124(2)小笠原武125(3)那須野喜人126(4)白井武司(5)由井美喜雄(6)平沢二郎(7)上原昇(8)白井繁実(9)森久(10)北島春雄▼女子(1)野沢美枝子129(2)小山五生130(3)高谷深鈴130(4)今井美和巳(5)西畑みつゑ(6)山本幸子(7)岡田節子 -
観光開発社長が交代
村長就任で、社長再び非常勤に宮田村の第3セクター・宮田観光開発は23日に取締役会を開き、前会長の清水靖夫村長が社長に就任。清水忠夫前社長は副社長に降格した。06年3月期決算は、3期連続で減収減益。主力のホテル業を中心に挽回できず、経営改善の目玉として断行した・ス社長常勤化・スは、1年で終止符を打つ格好となった。
清水新社長は「各ポジションで力を発揮するための人事」と説明。副社長は今まで設けてなかったが、清水氏は営業部門、専務から就く小田切英夫氏は管理部門に専従する。
社長非常勤の経営体制に戻るが「副社長は代表権を持っており、情報を綿密に共有化していく」と清水新社長は取材に答えた。
同社が同日発表した06年3月期決算は、売り上げ高3億6300万円で2・3%減。ホテル事業で約3千万円の赤字となり、全体でも1465万円の当期損失を計上した。
一方で懸案となっている長期債務は計画通りに返済し、当期だけで5200万円を償還。残高は4億9100万円となった。 -
ネパール調整員一時帰国報告
駒ケ根市がJICA(国際協力機構)ネパール事務所に04年8月から派遣している林光洋ボランティア調整員が休暇で一時帰国し22日、市役所を訪れて中原正純市長らに政情不安が続くネパールの情勢などを報告した。林さんは現地の新聞を示しながら「政情は一応安定に向かっていると思われるが、治安情勢は楽観できず、予断を許さない。引き続き情報収集に努める」などと説明した=写真。中原市長は「緊迫した情勢をニュースで聞いて心配していたが、無事な姿を見てひと安心した。いろいろと大変だろうがこれからも情勢を分析して報告してほしい」とねぎらった。
市はJICA駒ケ根青年海外協力隊訓練所が市内にあることからネパールとの交流を長年続けてきた。中核都市ポカラ市との友好都市協定を結んで今年で5年目になることから、市は記念行事として中原市長や交流市民の会のポカラ市訪問や、東京で行われる国交樹立50周年イベントへの参加などを検討している。 -
自転車啓発活動
自転車利用者のモラルとマナーの向上を図ろうと駒ケ根警察署、伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)、駒ケ根市は22・23日朝の通勤・通学時間帯に、JR駒ケ根駅に隣接する2カ所の駐輪場でチラシを配布するなどの啓発活動を行った。自転車に乗って駅までやって来た高校生らに駒ケ根署員や安協役員らがチラシを手渡し「安全に注意して運転して」などと呼び掛けた=写真。盗難防止用の自転車用ワイヤーロック錠も希望者にプレゼントした。
チラシには「大丈夫? その乗り方で!」として自転車運転中の携帯電話の禁止やライトの点灯などの交通ルールを守ることの大切さや、歩行者に対する注意義務などが記されている。
啓発活動は24日も同駅駐輪場で行う。 -
経ヶ岳で自分を磨く 南箕輪中強歩大会
順延になっていた南箕輪中学校の「第54回経ヶ岳強歩大会」が23日あった。標高差1300メートル、約9キロ登山道の「完歩」タイムを競う伝統行事。心身を鍛えながら、村の広大な森林や眼下に広がる河岸段丘などの自然環境を自分の目で確かめた。
午前7時10分、大芝高原プール前の駐車場をスタート。くもり空の下、少し肌寒さを感じながら、生徒394人がそれぞれのペースで8合目(標高2153メートル)にあるゴールを目指した。
2合目地点は2年前の台風で沢があふれ、一部の登山道が崩れてしまっていたが、県の治山事業で新しい橋の設置などの整備が施され、生徒らの歩みを助けた。
次第に急勾配になっていく斜面に、真っ赤な顔で足をふんばり進む子もいれば、「去年はこんなに急だったっけ」と立ち止まり、一息付いてから歩き出す子もいた。
1位の男子は2年連続で清水広武君(3年)、女子は立石ゆきえさん(3年)だった。 -
伊那おやこ劇場・大芝でイベント
伊那おやこ劇場は21日、南箕輪村大芝高原研修センターで「おやこまつり縲怩ツくろう!はしろう!あげよう!縲怐vを開いた。伊那市西箕輪の、みはらしファーム内「工房Coo」の佐野博志代表から凧作りを学び、5月の青空に飛ばした。
伊那市、南箕輪村などの上伊那から、園児や小学校低学年を中心に50人の子どもと、保護者の計約100人が集合。ビニール袋やわりばし、紙などの材料で縦横50センチほどの大きさの凧を作り、表面にはオオカミ、ウサギなどの動物、家族の顔などの絵を描いた。
自分のお気に入りの凧は、近くの運動場で上げた。子どもたちは周りの友達には負けまいと、汗だくになって走り回ると、その活力に大人らは少し疲れた様子だった。
凧づくりの前には、伊那おやこ劇場の会員有志でつくるサークル・きらっぴー親子劇団が、おなじみの昔話「さるかにむかし(合戦)」を上演し、喜んだ。 -
スキーアーチェリーWカップで銀メダル
浦野裕之さんクロスカントリー(距離)スキーとアーチェリーを組み合わせた冬の競技、スキーアーチェリーのワールドカップ(3月、モスクワ)スプリント(7・5キロ)で日本人最高タイの銀メダルに輝いた。 競技歴はわずか3シーズン。04年、日体大卒業直前に友人に誘われて初めてスキーアーチェリーを体験したが、直後に出場した全日本選手権でいきなりの2位入賞。
「クロスカントリーはずっとやってきて慣れていたが、アーチェリーは始めて間もなかったから矢が当たらないこと当たらないこと…。何しろ20射で1発しか当たらなかったんですよ。でもその1発が当たった瞬間の感激は今でも忘れられない。やった! という感じ。言い表せないほどの喜びとともに、これならいけるかも竏窒ニいう手応えも同時に感じました」
翌シーズン、ワールドカップ(イタリア)に初出場したが最高で11位の成績に終わった。その後は苦手のアーチェリーの的中率を上げるために努力を重ね、今シーズン出場した全日本選手権で初優勝。勢いもそのままにワールドカップで銀メダルを獲得した。
◇ ◇
スキーの盛んな飯山市生まれ。小学校3年からクロスカントリースキーを始め、中学3年でジュニアオリンピック(10キロフリー)3位入賞。オリンピックを目指して高校、大学と練習に打ち込んだが夢を果たせないまま就職を考える時期を迎えた。
スキーはずっと続けたい、だが果たしてプロとしてやっていけるものか? 特に在学中はこれ以上できないくらい練習したが、最後までトップにはなれないまま。アルバイトしてでも競技を続けるか、それとも竏秩B悩んだ末にプロはあきらめ、働きながらスキーを続けようと教員の道を選んだ。赴任した松川中で体育の講師を務めながら、トレーニングは欠かさなかった。
冬が来た。大会に出場するため、心苦しい思いで学校を休むことを申し出たが、思いがけないことに生徒や先生たちは嫌な顔もせずに快く送り出してくれたばかりか、競技に打ち込む姿勢に大きな理解を示し、皆で熱心に応援してくれたのだ。
「感動しました。教師を選んでいなかったら味わえなかったことです。プロになるよりよっぽど意味があったとこの時にはっきり思いました」
◇ ◇
翌年飯山北高の講師を経て、今年4月から赤穂小の教諭として正式採用され、本格的に教員とアスリートの両立を目指してスタートを切った。
「小学校は初めてで来るのが楽しみでした。来てみたら思った以上に楽しいですね。すべての教科を教える大変さや担任としての責任も感じますが、やりがいは大きい。教師もスキーも努力すればしただけのことはあります。今後の目標はしっかりと子どもたちを育てること。そしてスキーではやっぱり金メダルを取りたいですね」
(白鳥文男) -
箕輪西小6年生22人を「セーフティーリーダー」に委嘱
伊那署は22日、健全育成活動を推進して子どもの規範、防犯意識の向上を図る施策「わが家のセーフティーリーダー」に、箕輪西小学校の6年生22人を委嘱した。
証明書が入ったネックストラップなどを一人ひとりが受け取ると、児童代表の林結花児童会長が「箕輪西小の最高学年として、登下校や学校活動では、1年生から5年生の友達をまとめ、楽しい学校生活づくりになるよう取り組む」と誓った。
小嶋惣逸署長は「世の中には自分たちの都合だけで悪いことをする人がいる。地域の人たちが皆さんの安全のために頑張っているが、自分たちで考えて行動することも必要。一年間の活躍を期待しています」と話した。
地域の非行、防犯活動などへの参加を促すため、01年度から毎年ごと、管内の小学校を指名している。これまでの学校は、通学路の危険箇所の確認、「こどもを守る安心の家」への訪問、家族や下級生に対する防犯などの啓発活動竏窒ネどをしている。
伊那署管内で本年あった声かけ事案は、4月17までに伊那市内で6件。前年は伊那市16、箕輪町7、南箕輪村3、高遠町1の合計27件で、特に下校時の午後3時から5時の間、全体の約6割が発生している。
箕輪西小のほか、6月中旬に伊那市の手良小学校も委嘱する。 -
楽しく美しく歌声響かせ 南信合唱祭・21グループ交流
第62回南信合唱祭が21日、県伊那文化会館大ホールであった。特別ゲストを含む21グループが、会場に澄んだ美声を響かせた。南信合唱連盟の主催。
本年は新伊那市誕生、権兵衛トンネル開通を記念して市内などで活躍するグループをゲストに招き開催。「出逢(あ)い」をテーマにそれぞれが曲を選曲し、同じ会場で発表する機会を楽しんだ。
音の厚みを考え2つの合唱団が合同参加した駒ヶ根女声コーラス、アンサンブル飯田や、来年創立50周年を迎え、記念演奏会に向けてさまざまなジャンルの曲に取り組んでいる伊那混声合唱団などが魅力ある歌声を披露した。
ゲストの岐阜大学コーラスクラブは約70人の大所帯で「学園天国」など3曲を続けて合唱。学生らは看護服、サッカーユニホーム、浴衣、作業着などの衣装を着て、手振りや動作を交えて、観客を盛り上げた。会場からは手拍子が巻き起こり、アンコールの要求にも答えた。 -
上伊那地区障害者スポーツ大会
第34回上伊那地区障害者スポーツ大会が21日、伊那市陸上競技場などであった。障害者約260人とスタッフ、ボランティアなど計約360が集まり、スポーツを通じて自立と社会参加の促進を目指した。上伊那福祉事務所などでつくる実行委員会の主催。
60メートル、100メートル走や、ソフトボール投げ、立ち幅跳び、ボウリング、フライングディスクなどの12種目や、レクリエーションの大玉送りなどをして体を動かした。
3人一組で対戦する「ペタンク」は、目標ボール目掛けて、双方がどれだけ多く自分のボールを近くに転がせたかを競うスポーツ。見た目は地味なものの、相手ボールを跳ね除けるなどの戦略を練り、手に汗握る熱戦を展開した。
400メートルリレーでは、試合中の選手らも手を止めて応援。最終走者がコーナーを曲がりゴールテープを切ると、競技場は歓声に沸いた。 -
駅前が花でパッと
住民手づくりの広場が完成宮田村のJR宮田駅前に、住民手づくりの広場が完成。27日午前10時から現地で開園式を行う。空洞化が顕著な同駅前だが、植栽された色彩豊かな花々で一変。駅利用者をはじめ、多くの人の目を楽しませており「村の玄関口として、憩いの空間になれば」と関係者は期待を寄せている。
手がけたのは駅周辺の住民有志でつくる「一輪の会」(小沢常明会長)。廃屋などもあり寂しい状態だった駅東側の空き地を、計画から半年余りで整備した。
「さみしい駅前を何とかしたい」と始まったが、熱意に地権者も快諾。地元の建設業者も協力し、会員自ら汗を流して作業した。
村の地域づくり支援事業も活用して花壇も整備。村を象徴する梅の花のデザインにするなど細部にもこだわりが。今後も随時、季節の花を植えていく計画だ。
今はマリーゴールドなどがちょうど見頃。満開の花畑が、駅の乗降客を迎えている。
「色々なタイミングも上手に重なり、皆さんの協力でここまで漕ぎつけた。少しでもキレイにしていきたい」と会員。
開園式当日もテープカットして、地域一緒になって祝う予定だ。 -
人気のヨガで健康に
宮田村公民館のヨガ講座が23日、全8回の日程で村民会館で始まった。人気の健康法に、各年代の女性たち30人が参加。腹式呼吸で体を動かし、心身ともにリフレッシュした。
国際ヨガ協会長野伊那学園長の三澤裕子さんが講師。「難しいポーズとかに挑戦するのではなく、まず、おなかが動く呼吸で自律神経を整えましょう」と指導した。
参加者は若者から中高年まで幅広く、腰痛や肩こりなどで悩んでいる人も。
ゆっくりと呼吸しながら、関節や手首、足首などを柔軟にほぐし、血流の改善などにも取り組んだ。
「呼吸が深くなる空腹の時に、ヨガをやるのが最適。毎日継続することも大切です」と三澤さんは話した。 -
青島堤防桜保存会「さくら功労者」受賞を報告
財団法人「日本さくらの会」から今春、桜の保存や愛護運動などに功績のあった「さくら功労者」として表彰を受けた伊那市美篶青島の三峰川右岸堤防沿いに植わる桜並木を守る青島堤防桜保存会の橋爪正昭会長ら3人が19日、市役所の小坂樫男市長を訪ね、受賞の報告をした。
洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に約1800本が植えられたが、後に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去され、現在はソメイヨシノ約40本が残る。96年に青島区全92戸の区民で発足し、病害虫防除や施肥、せん定などの手入れをして管理に当たってきた。
見ごろの時季には、残雪の中央アルプスを背景に桜を撮影するアマチュアカメラマンも多いという。秋の紅葉も見応えがあり、人気を集める名所となっている。
橋爪会長は「先人が残してくれた桜を守ろうと始めた取り組みが実った。今後は、さらに桜を増やしていければ」と話していた。
小坂市長は受賞を祝福し、今後の活動に一層の期待を寄せた。 -
買い物にマイバック持参しよう
箕輪町消費者の会(唐沢順子会長、52人)は20日、町内の大型店など3店舗でマイバックキャンペーンを実施し、買い物客に対してマイバック持参の必要性を訴えた。
キャンペーンは5年以上続けていて、年2、3回、町内の大型店の協力を得て店頭で、買い物時のマイバック持参を呼びかけている。
この日は会員をはじめ、町女性団体連絡協議会のメンバーも協力し、合わせて10人が参加。例年通りジャスコと西友に加え、今回初めてJA上伊那箕輪町支所でも取り組んだ。
会員らは店頭に、「進めよう!ごみ減量 お買い物には買い物袋マイバッグを持参しましょう」と印刷されたのぼり旗を立て、ごみの減量、地球温暖化防止、資源保護といったマイバック持参の効果を記したチラシを配布して啓発。ジャスコと西友では用意した手持ち型やリュックサック型など、数種類のバックも販売した。
毎年販売しているバックは昨年度、過去最高の100個以上を売り上げたが「なかなか買い物袋を持参してくれる人は少なく、まだまだ関心は薄い」と唐沢会長。「活動が実るように、今後も活発的にPRしていきたい」と話していた。 -
社会福祉協議会の合併調印式
旧伊那市、高遠町、長谷村の社会福祉協議会の合併調印式が23日、伊那市の福祉まちづくりセンターであり、3社協の会長が合併にかかる協定書と契約書に調印した。
1市町村に1社会福祉協議会の法律に伴い3社協は、05年4月に合併協議会を発足。今年10月の合併を目指して、事務事業や介護保険事業の調整してきた。今月末には設立当初役員による役員会を発足し、正副会長を決定する。県への合併申請は6月半ばを予定している。
伊那市社協の御子柴龍一会長は「社協を取り巻く情勢は厳しいが、それを取り除くためにも合併は必要。今後は3地区に福祉の輪を精一杯広げていきたい」と語った。
事務事業の調整では、地域福祉が低下しないようにすることを最重点視し、各地区の従来サービスなどを優先した。
現在は各地区に置かれている居宅介護事業所、訪問介護事業所はそれぞれ一本化して、広域的な運用図る。しかし、緊急時に対応できる常駐職員は各地区に残す。
設立当初役員には、3社協の会長を含む18人。正式合併の後、理事、評議員を再度決めなおす。 -
新茶を手摘み
中川村の中川西小学校で23日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。
同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03年にも苗を植えた。
今年は4月に寒い日もあり、新芽の伸びが遅れたため、予定を1週間延ばした。
作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
この後、唱歌「茶摘み」のBGMが流れる中、児童らは歌を口ずさみながら摘み始めた。
6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
この日、摘んだ葉は、高森町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。 -
元気っこ講座とお話会
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
宮田村町一区敬老会
宮田村の町一区分館(東野昌裕分館長)は21日、06年度の敬老会を村商工会館で開いた。招待された70歳以上のお年寄り207人のうち約60人が出席し、長寿と健康を共に祝った。
ステージでは保育園児や有志のグループらによる歌や踊りなどの出し物が多彩に披露された=写真。出席者らは時折一緒に歌を口ずさんだり手拍子を取ったりしながら演芸に見入るなど、楽しい宴のひとときを過ごしていた。 -
信号機折れる
21日午後1時過ぎ、伊那市東町の消防署横交差点で脇見運転をしていた車が信号機にぶつかる事故があった。
車に乗っていた親子いずれも軽傷だったが、衝突した信号機の柱が折れ、復興まで2、3時間かかった=写真。
この信号機は、柱がコンクリートでできた古いタイプのものだったため、簡単に折れてしまったと考えられるという。
信号機は2、3日中に修復する予定。 -
緑いっぱいほのぼの劇場に40人
飯島町の風の谷絵本館で20日、「緑いっぱいほのぼの劇場」があった。約40人が来場し地元七久保の子どもたちの新作人形劇や、横浜のお母さんたちのコーラス、大道芸など多彩なプログラムを楽しんだ。
七久保の子どもたちでつくるげんきげんきクラブの人形劇「なぞのどうぶつ森パート(2)なぞかめんはだれだ?」でスタート。犬やウサギ、ゾウ、クワガタなどかわいい動物が登場し、会場はほのぼのムードに包まれた。
次いで、ピンクとグリーンの皿を持って登場した「楠の木学園」のみき&あずさ、失敗も愛きょうで舞台を盛り上げ、最後に、初出演のミュージックブーケ。横浜市ゆかりの「赤い靴」、七久保小にも大切に保管されている「青い目の人形」など、フルートやキーボード伴奏で7曲を披露し、会場から大きな拍手が贈られた。 -
ダチョウの卵でホットケーキづくり
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
三峰川自然再生事業終了地視察
三峰川みらい会議は20日、自然再生事業が終了した三峰川の観察会を開いた。約50人が参加し、三峰川の在来河原植物について学んだり、整備が完了した河原の様子を見学した。
観察会は、治水、自然環境の保全、河川空間の利用などを調整する自然再生事業「三峰川みらい計画」が終了したことに伴い企画した。
参加者は、環境調査などを担当した関係者から、樹木の伐採や河原の拡張などが行われた場所や、この河川に自生する希少植物などの説明を受け、整備が終了した場所にもこういう植物が生えてくることが期待されることなどを学んだ。
整備では、冠水しやすい場所を設けることで、大きな樹木が生育しにくい環境をつくったり、対岸へ行き来できる飛び石を3カ所に設置し、住民に親しまれる河川づくりを目指した。 -
飯島町早起きソフト開会式
飯島町早起きソフトボール協議会(宮下寿会長)は21日、開会式とトーナメント大会を飯島グラウンドで開いた。開会式では選手を代表して「トーサンズ」チームの伊藤昇志さんが「早起き野球精神にのっとり、正々堂々とプレーすることを誓う」と宣誓した=写真。宮下会長は「けがなくシーズンを終えられるよう、気をつけて頑張って」とあいさつした。来賓の山田敏明助役と野村利夫町議会議長らが始球式を行い、開幕の雰囲気を盛り上げた。
今季のリーグ戦出場チームは昨年より1減って4チーム。28日から7月23日まで総当りで優勝を競う。 -
宮田村新田区ソフトバレーボール大会
宮田村の新田区(小林庸助区長)は21日、区民親ぼくソフトバレーボール大会を村農業者トレーニングセンター体育館で開いた。区内8班から各1チームずつが出場し、トーナメントで優勝を競った=写真。熱戦の結果、1班が優勝。準優勝は3班、3位は2班だった。
出場者らは「日ごろの運動不足がたたるな」などとぼやきながら、なかなか思うように動かない体にむち打って懸命にボールを追っていた。時折見事なファインプレーが飛び出すと、見守る人たちから大きな歓声が上がっていた。 -
塩じい講演会
今年創立40周年を迎えた駒ケ根青年会議所(加藤道生理事長)は21日、塩じいの愛称で知られる元財務大臣の塩川正十郎さんを講師に招いての記念講演会と記念式典を駒ケ根市文化会館で開いた。式典で加藤理事長は「日々変化する環境の中で表向きの議論に踊らされることなく、本質を深く見つめる目を持って伊南地域をさらに盛り立てていきたい」と力強く決意を述べた。
式典に先立って開かれた塩川さんの講演会は市民ら約900人が詰めかける盛況。満員の聴衆を前に塩川さんは歯に衣着せぬ持ち前の舌鋒で政治を鋭く斬った=写真。「今の国会はビジネスライクになり過ぎ。もっと先を見通した議論をしないと国は良くなっていかない」「戦後すぐにできた現在の社会保証制度を今後も維持していくのは少子高齢化などの状況からも無理がある。保険でなく、税金でまかなう制度に根本的に変えなければならない」などと力説。消費税率改正を含めた大改革の必要を説いた。 -
リトルシニア春季大会
06年度全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟春季大会兼第21回読売新聞社杯争奪大会(全日本野球協会リトルシニア信越連盟主催)が21日、伊那市、駒ケ根市など4会場で始まった。県内2地区と新潟県の地区予選を勝ち抜いた16チームが出場。トーナメントの1・2回戦12試合を行った=写真。中南信代表の駒ケ根、伊北はいずれも初戦で敗退した。準決勝に進出したのは佐久、新発田、柏崎、上田南。準決勝、決勝は28日に行われる。
上伊那関係チームの結果は次の通り。
【1回戦】駒ケ根1竏・新潟東、伊北2竏・佐久 -
棚田で田植え
中川村大草飯沼の棚田で21日、飯沼農業活性化研究会(入田護会長)会員ら約20人が出て田植えが行われた。さわやかに晴れ渡った青空の下、会員らは11枚・50アールの水田に酒米ミヤマニシキの苗を手作業や田植え機で次々に植え付けた=写真。田の周りにはのどかな田園風景を写真に収めようと多くのアマチュアカメラマンが集まり、あぜなどに三脚を立てて盛んにカメラのシャッターを切る姿が見られた。
これまでタカキビを栽培していた一部の畑を水田にしたことにより、耕作面積は昨年より9アール増えた。事務局の小池久志さんは「40俵ぐらい収穫できると思う。順調に生育してほしい」と話していた。収穫する米は清酒「おたまじゃくし」の原料として米澤酒造に全量納めることになっている。