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箕輪町食生活改善推進協議会総会
箕輪町食生活改善推進協議会は24日、06年度総会を町保健センターで開き、事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は県食生活改善推進大会、研修視察、食と健康を考えるつどいパート21。地域での日常活動は伝達講習会、ファミリークッキング、ヘルスサポーター21、ボランティア(ふれあい広場、離乳食教室など)、保健センター栄養指導室の清掃。予算総額は8万4423円。
原美代子会長は、「家族をはじめ自分、すべての人、物に感謝し、明るく楽しく元気に活動しよう」とあいさつした。 -
上伊那教育会総会
上伊那教育会は24日、06年度定期総集会を伊那市の県伊那文化会館で開いた。06年度事業計画の報告や会員発表があり、信州大学工学部の遠藤守信教授の講演「創造力を育む」を聞いた。
本年度は、博物館的な施設としての活用を目指す旧上伊那図書館の具体的な検討を伊那市教育委員会などと共に始める。また、老朽化の進む上伊那郷土館にある所蔵品をデータベース化し、目録・考察をまとめた本を出版する取り組みを進める。
内外に開かれた教育を促進するため、地域住民に対して教育会イベントへの参加も促していく。
諏訪博会長は「急速な社会の変革に伴い、子どもたちも多様化している。画一的な指導ではなく、子どもたちの良さを見出して伸ばしてあげるよう取り組みが求められている」と語った。
会員らによる合唱もあり、参加者を楽しませた。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=諏訪博
◇副会長=保科勇
◇議長=酒井照明
◇副議長=高橋緑
◇監事=白鳥彰政、赤羽康徳 -
伊水会書展
上伊那を中心とした書道家46人による第27回伊水会書展が26日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。漢文などをテーマとした古典的な書から、現代的な前衛作品まで約140点が、訪れた人を楽しませている=写真。28日まで。
額装や軸装などが中心で、うちわに思い思いの言葉を書きとめた作品もある。現代の人にも楽しんでもらえる展示会にしたい竏窒ニ、文字数の少ないものや、日々の日常を綴(つづ)った朗らかな作品なども、多く並べた。
また、「十七帆を書く」をテーマに、東信の時代の書家・王義之の叢書を写した臨書も展示する。
文字の形を崩すことで、その言葉の意味を表現する前衛作品には、抽象芸術を思わせる面白い作品が多い。
伊水会の主宰・千葉耕風さんは「墨の濃淡まで楽しめる展示会。作品を通して作者の思いを感じてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時半(最終日は午後3時半まで)。 -
パートナーシップ南みのわ総会
パートナーシップ南みのわ(酒井八重子会長)の06年度総会は24日夜、村民センターであった。06年度役員、活動計画、予算案などを承認した。
活動計画は男女共同参画フェスティバル参加、あいとぴあ研修会参加、男女共同参画基礎講座参加、理事者との語らい、会員同士の交流会、箕輪町との交流、文化祭への参加、パートナーシップ南みのわ通信発行(年2回)、ミニ勉強会、むらづくり賞への活動登録など。予算総額は15万902円。
酒井会長は、「パートナーシップ南みのわも丸5年。皆の協力でここまでやってこれた。“命の平等”という言葉は男女共同参画とイコールではないかと思う。男女共同参画は今が旬。絶大なるご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=酒井八重子▽副会長=三沢澄子、高橋紀美代▽会計=原敏子▽幹事=植田さち子、堀伊都子、小池つる子、清水伝乃丞、井原夏二▽監査員=丸山千恵子、纐纈泰治 -
高遠町共同作業所・売店にコーヒーショップ開所
伊那市高遠町の高遠城址公園にある高遠閣で売店「にこにこショップひだまり」を運営している町共同作業所が店内の一部に喫茶コーナーを設け24日、開所式をした。
売店は精神障害者の社会復帰を目指して、04年4月にオープン。県の補助を受け約400万円で店内の一部(20平方メートル)を喫茶コーナーに改装した。
メニューはコーヒー(300円)とクッキーで、リンゴジュースも加える予定。これまでに専門家からコーヒーの入れ方などの指導を受けてきた通所者たちが交替で職員と一緒に業務にあたる。
式には関係者約50人が出席し、テープカットなどをして祝った。高遠町社会福祉協議会の伊東義人会長は「通所者と観桜客のふれあいを通じて、早く社会復帰できるように願う」とあいさつ。
通所者を代表して丸山しずえさんが「衛生面に気をつけ、お客さんにおいしいコーヒーを飲んでもらえるように一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。
営業は11月末までの予定で、時間は午前9時30分縲恁゚後3時(日、月曜日、祝日は休業)。 -
ほどよい運動で健康増進
箕輪町教育委員会主催の「健康貯筋体操教室」が24日、町民体育館で始まった。
生活習慣病予防に効果的な運動を通して健康増進を図るとともに、参加者の親ぼくを深めて、仲間づくりをする。毎年恒例の教室で、続けて受講する人も多い。
講師は、健康運動指導士の宮沢繁美さん=松川町。8月末までの全12回あり、ウォーキングや自分の体重を使った軽い筋力トレーニング、セルフマッサージ、ストレッチなどに取り組む。
初回は約20人が参加。宮沢さんは健康貯筋について「運動をすることで健康を貯めていくイメージ」と説明し、「運動を続ける楽しみも感じてもらいたい」と呼びかけた。
参加者たちは正しいウォーキングから挑戦。▽顔を起こす▽遠くを見る▽背筋を伸ばす▽つま先を前に向ける竏窒ネどと指導を受け、姿勢や足の運びに注意して管内を歩き、心地よい汗を流した。
教室は随時参加を受け付けている。希望者は生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
陶芸家宮崎守旦さん県内初の個展
1999年、伊那市高遠町芝平に築窯してから、県内では初となる、陶芸家・宮崎守旦さん(58)の作陶展は28日まで、同市西春近のかんてんぱぱホールで開いている=写真。
ろくろと石膏(こう)型などで作った花器、酒器、茶器のほか、湯のみ、小皿などの食器、合計100余点を出品。左右対称ではない、独自の形を追求した作品に来場者の足が止まっている。
つぼを成形した後、半分に割って作った「二彩片口鉢」や携帯用の酒器「呉洲抱瓶」、直径60センチの大作「泥刷毛目大皿」など、既製品とは違う人の手で作った味のある作品ばかりが並ぶ。
宮崎さんは東京都青梅出身。地元に築窯するが「作陶を続けるなら山間の場所がよい」と工房を芝平に移し、作陶歴は30余年。今後は「ろくろでなく、てび練りで自分なりの形を表現していきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。入場無料。 -
伊那市子育て支援センターで講座始まる
伊那市の子育て支援課は23日、西町区城南町の竜南子育て支援センターで本年初めての子育て講座「離乳食から幼児食へ」を開いた。市内の未就園児とその母親の7組が訪れ、食事にかんする知識を学び、悩みなどを同支援課の栄養士らに相談した。
この日は、離乳食や幼児食の味付けや堅さの目安、箸の持ち方のコツなどを栄養士が説明。食材の好き嫌いの悩みについては「周りの大人が『おいしい』と食べれば、子どもはまねをして食べる」と助言した。
生後1歳5カ月の長女・光璃ちゃんと一緒に訪れた、風間裕子さん(37)=伊那市境=は「娘が小麦粉のアレルギーなので、米粉を使ったパンケーキの作り方を聞いてみたい」と栄養士に直接、相談をしていた。
子育て講座は親が子育てについて学んだり、親同士の交流を深める場。来年3月まで、市内3カ所の子育て支援センターでそれぞれ月1回、計33回の講座を予定している。
30日は、上の原子育て支援センターで「つくってあそぼう」をテーマに簡単な手作りおもちゃで遊ぶ。問い合わせは市子育て支援課(TEL78・4111、内線2322)へ。 -
箕輪町公民館の生涯学習4講座の合同開講式
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」「ふきはら大学院
」「あざみ学級」「ふれあい学級」の合同開講式が23日、町文化センターであった。4講座を受講した計72人の新入生それぞれが、学習のスタートを切った。
開講式で柴登巳夫同公民館長は「学ぼうとする気持ちを持ち続けて努力してほしい。学習の中で多くの仲間との気持ちの通じ合いを深めて」と式辞を述べた。
受講生代表のふきはら大学院新入生、花沢千恵子さん(63)=松島春日町=は「これからの私たちは、特に意欲と緊張感が必要となるが、先輩、指導員の方々と楽しく勉強していけることを期待したい」とあいさつした。
開講式の前には、箕輪町芸術文化協会の藤田隆美会長が「ことば縲怺ト事の魅力に惹かれて縲怐vと題して記念講演をした。
4講座では文学、健康、音楽、歴史などの生涯学習のメニューを受講生が自ら決め、趣味の世界や友情の輪を広げていく。 -
犬のしつけ方教室 実技始まる
県動物愛護会上伊那支部と伊那保健所は21日、県伊那文化会館東側多目的広場で、犬のしつけ方教室の実技講習を始めた。14日に学科講習を終え、実技は6月11日までの全4回を予定している。
この日は11組の受講生が参加。飼い主の横を犬が一緒に歩く方法を家庭犬インストラクター5人から学んだ。最初は犬同士で吠え合ったりと大騒ぎだったが、次第に慣れてくると参加者の指示通りに犬も歩くようになっていった。
コーギー犬の「そら」ちゃん(生後1年)のしつけのために参加している花岡敏彦さん(44)=南箕輪村=家族4人は「散歩の時に跳びついてくるのが激しかったのでしつけを学びたかった。一緒に静に歩けてよかった」と話した。
犬のしつけ方教室は、かみぐせがあるなどで、同保健所へ引き取られる所有権放棄頭数を減らすために1993年から始まり、14年目を迎える。
所有権放棄頭数が106頭だった93年度と比べると、05年度は38頭に減少。飼い主への飼育の指導が徹底されたほか、避妊処置の普及が進んで、子犬の引き取り頭数が減ったのが要因だという。 -
街路樹
伊南バイパスに植えられたケヤキの新緑が初夏の日差しの中でまぶしい。ほうきのように枝を皐月の空に向って伸ばしている様は見ていても気持ちがいい。北町のヤマウラ本社前のケヤキ並木は夏には優しく木陰を作る▼緑に恵まれた駒ケ根市に住んでいても街路樹の緑に心癒される。が、街路樹の落葉や木に集まる鳥の糞害は地域住民にとって迷惑「きれいだ、心癒される」では済まされないのが現実▼文化会館前のケヤキ並木は見る影もなくせん定され、わずかな葉を残すだけ。巨木になった現在、多量の落葉は側溝につまり、庭や住居に侵入し、鳥の鳴き声や当りかまわず落ちる糞。その迷惑さは十分理解できるが、それでもあの姿は哀しい。ケヤキ大通りの名も泣く(大口記者)
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知久島覚一さん(62)中川村片桐
「緑色以外ならほとんどの花色がある色彩の豊富さと、フリルやレース、縁取りと咲き方の多彩さが魅力」-。ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)、別名「虹の花」と呼ばれる西洋の粋が結集した花に魅せられ、250種類、数千株を栽培している。
「せっかく、きれいな花が咲いているのだから、多くの人に見て欲しい」と開花中の6月10日まで、一般公開している。車いすでも自由に園内を散策できるように整備し、近くの越百園のデイサービス利用者も次々と訪れ、絢爛豪華なアイリスの花見を楽しんでいる。
同園のアイリスは、赤や黄色、白、ピンク、茶色、水色、紫、黒とほとんどの花色がそろい、咲き方は大別すると、上弁と下弁が同色の「セルフ」、同系2色の「バイトーン」、別系2色の「バイカラー」、縁取りのある「ブリカータ」、1枚の花弁に違った色がある「ブレンド」など。
知久島さんのお気に入りは全体は渋目だが、花弁の黄色がアクセントになっている「ラズベリーパッチ」。ヒゲの長い「ソンバート」、縁取りとレースでおしゃれな雰囲気を演出する「フライトオブファンシー」、縁取り、レース、フリル、上弁と下弁の花色が違うなど、ジャーマンアイリスの特徴を全て備えたような「ヘブンズ・エッジ」など。
◇◇
91年、初めて友人宅でジャーマンアイリス「ダークトライアングル」に出会い「日本のアヤメにはない、ビロードのような濃い紫にひかれ、1株分けてもらったのが始まり」。
その後、種苗会社から取り寄せたり、同好の士と苗を交換したり、時には青木村まで出掛けた。「すごい!、見たことがない花がいっぱいある」と、気に入った花を買い込み、5年目には50種類以上に。その後は加速度的に種類は増え、現在はざっと250種以上「交換したものは名前が分からない物もあるが、90%以上が名前がわかっている」とか。
銘花も多く、90-04年までのアメリカアイリス協会のDM賞受賞品種もそろっている。
ジャーマンアイリスは根茎で増え、茎が太く、葉も花もしっかりしており、比較的作りやすいが、密植させると、軟腐病や白絹病などが発生しやすいのが悩みの種とか。
毎年次々と新しい品種が生まれるジャーマンアイリス。「これからも気に入った花があれば増やしていきたい」と話している。
妻と次女、長男の4人暮らし(大口国江) -
第25回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会、
飯島町の夏の風物詩、第24回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会が24日夜、役場防災集会室であった=写真。
高坂大会長(町長)をはじめ、正副実行委員長、各部正副部長、警察、事務局ら約70人が出席し、開催日を7月30日と決め、実行委員会組織を確認、各部の事業、準備について話し合った。
開会で、高坂大会長は「お陣屋まつりのあり方について総合的に検討した結果、行政主体の祭は今年の町制50周年記念、25回の節目を最後に、中止したい」との考えを示し、坂井武司実行委員長(商工会長)は「色々な議論はあるが、節目の25回を一丸となって盛り上げ、成功させよう」と呼び掛けた。
第25回お陣屋まつりは7月29日、広小路、駅前広場をメーン会場に、陣屋で安全祈願祭、町営駐車場などで提灯みこし、子どもみこしの練歩き、飯島中学校グランドで花火などが催される。
第2回実行委員会役員会は6月28日、各部の実践計画を報告、調整し、まつり当日のタイムスケジュール、実施内容を決める。 -
トマトの苗植え
中川村の片桐保育園の年長園児ら26人は23日、近くの畑に繰り出し、トマトの苗約30本を植え付けた。
同園は、野菜づくりを保育の柱の1つに据え、5アールほどの畑を借り、年長児を中心に、4月からジャガイモやウグイス菜、豆類など数種類の野菜苗を植え、毎日、当番で水やりに通うなど、管理している。
この日は食品メーカーから提供された加工用トマトの苗を1人1本ずつ植え付けた。
約5メートルのうねを4本立て、協力し合ってマルチを敷き詰め、手で植え穴を開け「早く大きくなって、いっぱいトマトがなるように」と願いながら、丁寧に植え付け、水を掛け、名札も付けた。
このほか、オクラやナス、ピーマンなど15本の苗も植え付けた。 -
伊那部宿を考える会が定期総会
伊那市西町の伊那部宿跡の調査研究、管理にあたる伊那部宿を考える会(会員108人、田中三郎会長)は21日、伊那部宿集会所で総会を開いた。
同会は昨年4月から、全面改築が終了した旧井澤家住宅の一般公開をしてきた。夏休み中の8月には400人を超える利用があったものの、秋から冬にかけては月当たりの利用が100人を割る時もあり、利用者の少なくなる時期をどうするかが課題の一つとなっている。
そのため本年度は、旧井澤家住宅でのはた織り実演などに取り組み、特に利用の少ない小中学生の利用を増やすことを目指す。
はた織り機は市内の民家から譲り受けたものを使用する予定。小中学校の体験学習がある7月ころから実演を始めたいとしている。
また、昨年に引き続き文化祭、骨董市などの催しを多数企画し、集客増員を目指す。 -
日本棋院上伊那支部が総会と囲碁大会
日本棋院上伊那支部(会員約80人、神田福治支部長)は21日、06年度総会と記念囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。大人から小学生まで約40人が参加し、日ごろ鍛えた腕を競い合った。
本年度同支部は、子どもを対象とした囲碁教室の充実強化などに取り組みながら、会員相互の親ぼく、棋力向上に努めていく。ジュニア世代に囲碁を浸透させることで、その親にまで囲碁に親しむ機会をもってもらいたいと考えている。
囲碁は相手の動きを読みながら自分の出方を考えなくてはならないため、子どもの情操教育にも効果を発揮し、社会に出たときの立ち居振舞いを身に付けることができるという。
記念大会は、3段以上のA級、2級以下のB級に分かれて一人5戦ずつ対戦。鋭い指し手で対戦相手の大人を負かす小学生棋士もいた。
対戦結果は次の通り。
◇A級(25人)(1)松井幹雄(4段、辰野高校2)(2)知久善明(3段、東部中1)(3)八木敏雄(3段)(4)荻原理機弥(5段)
◇B級(15人)(1)田中千翔(1級、西春近北小6)(2)山崎洸(7級、南箕輪小6)(3)保科信雄(初段)(4)田中宏道(5級、西春近北小2) -
【記者室】怒鳴る監督
悪い事をしてもしからず、ただただ甘やかすだけの親や教師がはびこる一方でこんな光景を見た。中学生の女子バレーボールの試合中、監督がミスした選手を引っ込め、試合を放ったらかして金切り声で説教を始めた▼うつむく選手に数分間罵声(ばせい)を浴びせ続けた揚げ句、後はまったく無視竏秩Bぽつんと独り床に正座させられて涙ぐむ彼女の姿を見て、これはいかんと思った。立場の弱い者を精神的に追い込むのは暴力と何ら変わらない▼スポーツは忍耐と努力で上達するものだがこれでは逆効果だ。指導者たる者、目先の勝敗だけに目を奪われることなく、選手を育てる心を持つべきだろう。その監督は試合の間中のべつ幕なしに選手たちをののしり続けていた。(白鳥記者)
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宮田村社協の介護保険事業が好評
宮田村社会福祉協議会は、きめ細かなサービスで介護保険事業が好調。05年度の同社協事業決算は1119万円の黒字を計上し、次年度への繰越額は4389万円に達した。ただ、介護保険の制度改正により「今後の見通しは不透明で、状況を見極めて対応していきたい」としている。
24日開いた理事会、評議員会で05年度の決算状況、事業実績を報告。承認した。
それによると、介護保険事業の居宅介護支援(ケアプラン)は前年度に比べ22%増の1062人にサービスを提供。
通所介護事業(デイサービスセンター)も、単独型、認知症型あわせたのべ利用回数が24%増の7208回に達した。
同社協は「ソフトなサービスに取り組み、営業努力も実を結んだ結果」と分析している。
訪問介護事業(ホームヘルパー派遣)も、きめ細かな心配りで好評。1日に何度も足を運ぶなど、利用者のニーズにあったサービスを提供しており、派遣のべ回数は前年度に比べて1・5倍ほど多い4998回に及んだ。 -
観光開発新体制、厳しい村民の目をいかに味方に
長期債務を抱え、06年3月期も赤字決算となった宮田村の第3セクター・宮田観光開発。23日の取締役会で昨年就任した常勤の社長は副社長に降格し、村長が社長を兼務する社長非常勤の体制に戻った。競争激化や客単価の減少、施設の老朽化など課題が山積するなかで、社長の重責が兼務できるか疑問点も再浮上。一方で村と同社が一体感を増すことにより、観光面含め村の幅広い施策に結びついていく可能性もある。
同社は2年前から経営改革に着手。社内外で構成した検討委員会は経営責任の明確化を求めて昨年「社長常勤化」を答申した。
それを受けて、当時社長だった矢田義太郎前村長(故人)は会長となり、専務だった清水忠夫氏が常勤の社長に就いた経緯がある。
23日発表の06年3月期決算は1400万円余りの当期赤字を計上。主力のホテル事業で約3千万円の赤字になり、収支上の黒字転換は達成できなかった。
清水前社長は結果的に就任した時の約束だった「経営責任」をとる形で、副社長に降格。取締役会でも異論はでなかったという。
ただ、同社最大の懸念材料でもある長期債務は当期だけで5200万円償還。そのうち2200万円は計画外の前倒し返済で、債務残高は5億円を割り込んでいる。
厳しさの中に光明も見え隠れするなかでの新体制となるが、当面の課題は村民の信頼回復が最優先となる。
社長非常勤を理由に経営の停滞は許されず、より一層村民の厳しい目が注がれることにもなる。
地元にありながら、価格面などから住民にとって敷居の高かった宮田観光ホテル。
「宴会や催事など、もっと安価でサービスも良ければ利用したいのに」との声は多い。
今年から住民の声を経営に活かす「サポーター会」も始まっているが、村民を・ス味方・スにする努力がより求められそうだ。 -
保健補導員がゴミ処理施設を視察
宮田村保健補導員会(新谷秀子会長、30人)は23日、駒ケ根市と伊那市のゴミ処理施設を研修視察。家庭から出される廃棄物が、どのように処理されているか目で確かめ、ゴミ減量化の意識を高めた。
駒ヶ根市の伊南行政組合不燃物処理場では、同組合の小松政巳さんから施設の概要、処理の状況などを聞いた。
実際に場内をまわり、手作業で一つひとつの不燃ゴミを分別している現場も見学した。
不燃物を処理するのに「10キロ60円、10トンに換算すれば60万円もの経費がかかっています」と教えてもらうと、一斉に驚きの表情。
家庭で分別することが、再資源化、減量化につながると改めて痛感していた。
一行は伊那市の中央清掃センターにも足を運び、可燃物の処理状況も見た。 -
男性のための健康料理教室
男性のための健康料理教室が24日、駒ヶ根市保健センターで開かれた。市保健福祉課が3年前から行っている事業で、60代を中心に約30人が参加。第二の人生は家事も分担し、自分自身で健康を守ろうと、ワイワイにぎやかに料理した。
主食とみそ汁、サラダの3品に挑戦。ほとんど厨房に入った経験がない人も多く、不器用な包丁さばきもみられた。
「どれくらい塩を入れたらいいの」「まだ、ゆでないとダメかね」と、あらゆる段階で質問する姿も。
指導にあたった栄養士は「男性が一番できないのが料理の段取り。脳を使うパズルゲームだと思って、楽しんでみてほしい」と話していた。
栄養バランスも考えながら、美味しそうな男の料理が見事に完成。ある男性は「今まで家事は全て女房任せ。料理することも全くなかったが、今後はいくらかでも協力しないと」と話していた。 -
伊那市の市章デザイン決まる
伊那市の市章選考委員会が24日、市役所であった。候補作品5点の中から、伊那市の美しく豊かな自然を表現した作品1点を決めた。今月中に市長が告示し、決定する。
選考委員は、識見者(公募作品から5点に絞り込んだ市章候補選定委員)、市議会議員代表ら6人。
選考委員会は非公開で、委員は市章候補選定委員会の経過を聞き、全世帯に配布した住民アンケートの結果を参考にしながら、意見を出し合って1点を決めた。
採用作品は、住民アンケートの結果で2番目に多かったもので、1番多かった作品は「山の鋭利がきつく、バランスがとりにくい」とし、市章候補選定委員会で21点から5点に絞る段階で最も支持を集め、まとまりのあるデザインに落ち着いた。
協議後、小坂市長は「満場一致で決まった。色々な観点から、二つのアルプスや三峰川・天竜川などが表現され、色彩も豊か」と採用理由を述べた。
採用されたのは、伊那市高遠町のデザイナー伊沢亮之さん(30)の作品。二つのアルプスを青色、桜の花びらをピンク色、天竜川と三峰川を白色、その下に広がる大地を緑色でまとめ、輝かしい未来への発展の意味を込めた。
7月中に開く新市発足記念式典で表彰する予定。
採用作品(最優秀賞)1点には20万円、候補作品(優秀賞)4点に2万円を贈る。
アンケート結果は25日、市のホームページで紹介。
市章は、市旗、バッチ、封筒などに使用する。 -
箕輪町女性団体連絡協議会総会
箕輪町女性団体連絡協議会(釜屋美春会長)の総会が22日夜、松島コミュニティーセンターであり、06年度事業計画や予算などの5議案を原案通り可決、承認した。
佐々木清子前会長が「私たち女性が学び、進歩向上を目指し、取り組んでいかねばならないことを信じている」とあいさつ。釜屋会長は「これからの社会が抱える問題に対し、女団連のネットワークを活用し、取り組んでいきたい」と呼びかけた。
本年は町長から町政に対する考えを聞くための模擬議会(8月24日)を、約15年振りに実施することを決議。そのほかの事業計画は「男女共同参画フェスティバル」(6月25日)、「人権・男女共同参画のつどい」(11月26日)竏窒ネどとした。 -
伊那小2年生 保護者と一緒に「ドラゴン踊り」練習
伊那まつり(8月5、6日)の市民おどりに参加する、伊那小学校2年生・太陽っ子学年(4クラス、126人)と保護者らは23日の参観日、本番で披露する「ドラゴン踊り」の練習を一緒にした。
5月中旬から当日までの間、児童たちは総合学習の時間を使い全10回の練習、保護者は夜間に全4回の練習をする。本番は総勢約300人で連をつくり、伊那市の中心商店街などを練り歩く。
伊那まつりおどり振興会のドラゴン踊り指導員、山岸洋子さん=同市上ノ原=が児童たちにも分かりやすいよう、「太陽」「月」などの形に例えて振付けを指導した。
小牧弘季君(7つ)は「いっぱい練習して踊りをばっちりにしたい」と本番に向けて熱中。母親の千詠子さん(35)は「保護者と子どもたちで一緒に踊れるのが楽しみ」と練習に励んでいた。
山岸さんは「自由に伸び伸びと自分を表現することを楽しんでほしい」と話していた。 -
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会
第3回大芝高原マレットゴルフまっくん大会(旧名・大芝高原マレットゴルフ選手権大会)が24日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場であった=写真。信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)の主催。
同大会は本年から村のイメージキャラクター「まっくん」にちなんで名称変更。これまで大芝高原中南信大会として10年、同選手権大会として2年の通算13回目を迎える恒例大会だ。
上伊那や岡谷市、諏訪市、塩尻市などから愛好者153人(男性97人、女性56人)が参加し、赤松、ひのきの両コース、計36ホール(パー144)で優勝を競った。
あいさつに立った北原会長は「セラピーロードに指定された大芝高原の中で、マレットが出来ることは幸せなこと。今後も自然を大切にしながらプレーしましょう」と話した。 -
第19回南箕輪村長杯ゲートボール大会
第19回南箕輪村長杯ゲートボール大会が24日、同村の大芝高原屋内運動場であり、田畑チームが優勝した。村ゲートボール連盟(伊藤聖人会長)の主催。
競技は地区対抗戦で、6地区から9チームの計47人が参加した。98歳の現役選手を最高齢に、平均年齢78歳のベテランが、和気あいあいと熱戦を繰り広げた。
同大会は屋内運動場が建てられた翌年の1988年から続く恒例。大会当初の村のゲートボール人口は約150人だったが、現在は60余人と減少し、高齢化も進んでいるという。
伊藤会長は「ゲートボールは簡単に楽しめるスポーツなので多くの人に参加してもらいたい」と話している。
結果は次の通り。
(1)田畑(2)神子柴A(3)神子柴B -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」 公演に向け練習
箕輪町文化センター付属の劇団「歩」は23日夜、6月の第3回定期公演に向け、舞台けいこを始めた。今までの中で上演時間が最も長い2時間の作品に挑戦。それぞれ学業や仕事に従事する団員らは、公演前日までの連夜に及ぶけいこに熱中している。
02年の結成以来、上演してきた作品は03年「夕鶴」、05年「銀河鉄道と夜」で、それぞれが1時間ほどの劇。今回は長めにやりたいと、15本ほどの作品を読み合わせた中、「おもしろ」と団員らの意見が一致した喜劇「パレード旅団」(鴻上尚史作)を披露する。
作品は、いじめにさらされている少年らと、崩壊にさらされている家庭の2つの世界が、交差していくあらすじ。演出家の飯島岱さん(62)=箕輪町上古田=は「一人2役を演じる役者らが、同時進行するこのドタバタ劇をどのように演じきるかをご覧ください」と魅力を語る。
団員数は結成から参加している高校生や社会人のほか、新入団員など上伊那の12人。
旗上げ当初から出演している高校1年の堀口沙耶さん(16)=箕輪町=、高校3年の浦野美樹さん(18)=同町=はいずれもテスト、受験勉強の合間をみての練習。堀口さんは「中学1年生からやってきた成長した演技を見せたい」と意気込んでいる。
伊那西高校で演劇部に所属していた倉田恵理さん(18)=辰野町=は、卒業後の今年、憧れの「歩」に入団。「初作品になる公演を思い出になるよう頑張りたい」と練習に一番乗りし、けいこに励んでいる。
第3回定期公演は6月3、4日の2日間、箕輪町文化センターである。入場料は大人千円、高校生以下500円。開演は3日が午後7時(開場6時30分)、4日が午後4時(開場3時30分)。問い合わせは、同文化センター(TEL70・6601)へ。 -
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」始まる
箕輪町図書館(平井克則館長)の事業「紙しばい読み方講座」がこのほど、同図書館であり、伊那朗読の会会長の小林豊子さんの指導で、町内に住む読み聞かせに興味のある10人が学習を始めた。講座は全2回で、28日にもある。
小学校などで読み聞かせボランティア活動などをする人たちに、学習の場を提供する目的で昨年から始まった講座。絵本と紙芝居を読む時の違いを学んだり、互いに読み、聞き合いながら学習していく。
初日は実際に紙芝居を受講生らが読んで、小林さんが批評したりした。題材はヒヨコと母親鳥との関係を描いた作品で、それぞれが声の強弱や速さ、間の取り方などを工夫し、思い思いに音読した。
小林さんは「どういう意図で書かれているかを理解し、それに相応しい読み方で」と助言した。
6月18日からは朗読講座が、小林豊子さんの指導で始まる。8月20日までの全3回の講座。申し込み期間は6月2日まで。問い合わせは箕輪町図書館(TEL79・6950)へ。 -
伊那東郵便局 季節の花でやすらぎ演出
伊那市中央区の伊那東郵便局ロビーで6月9日まで、華道家元池坊伊那支部中部ブロックの青年部らが、生け花を飾り付けている。局内はスズランなどの花で彩られ、利用客を楽しませている。
青年部の花の展示奉仕は、10年以上続く年間活動の一環で、公共機関に花を飾り、地域の皆さんの気持ちを和らげたい竏窒ニの思いで始まった。
期間中は、青年部の市内在住会員でつくる中部ブロックのメンバー約10人が交代で2作品づつを展示。花は会員の庭先に咲くスズラン、コデマリなどの季節の花を中心に、チョコレートコスモス、レースフラワー、カラーなどが並ぶ。
会員の一人の平澤佐和子さん=伊那市中央区=は「花で局内を明るくしたい。利用客の方の心がいやせたら」と話した。
土・日曜日、祝日は休み。午前9時から午後5時まで。 -
遠照寺・色鮮やか大輪 ボタン見ごろ
伊那市高遠町山室の遠照寺(松井教一住職)のボタンが見ごろを迎え、色鮮やかな大輪の花々が華麗に咲き競い、来場者を魅了している。
遠照寺によると、冷え込みなどの影響で例年より1週間遅く、最盛期は今週末ごろになる見通しで、6月初旬まで楽しめる。
毎年訪れているという上田市の玉井孝さん(74)、清美さん(73)夫婦は「きれいだし、種類も多くて見事なボタン。素晴らしいね」と話していた。
松井住職の母が先代をしのび、24年前に3株を植えたのが始まり。現在では170種類・約2千株に増え、「ボタン寺」として知られる。毎年、上伊那をはじめ、県内外から約5千人が訪れるほか、アマチュアカメラマンにも人気を集める。
入園料は高校生以上400円(団体20人以上は割引)。問い合わせは、遠照寺(TEL94・3799)へ。