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赤穂南小1年生が園児と交流
駒ケ根市の赤穂南小学校1年1組(山本由貴美教諭・29人)は9日、隣接する赤穂南幼稚園を訪問し、園児らとゲームをするなどして交流を楽しんだ。同小と幼稚園は敷地が隣同士ながらこれまでほとんど交流がなかったため、もっと親ぼくを深めようと小学校の呼び掛けで初めて交流会を企画した。当初園児を小学校に招く予定だったが、折りしも同園でお店屋さんごっこが開かれることから今回児童らが園を訪れることにした。
児童らはお金に見たてた牛乳瓶のふたを手にし、園内に作られたくじ引き、おもちゃ屋、ドライブスルー、おしゃれ屋、レストランなどの店に入っては園児に交じって楽しそうに遊んだ=写真。人気は迷路とお化け屋敷で入口には順番待ちの長い行列ができていた。
同小、同園とも今後ますます交流を深めていきたいとしている。 -
支え合いのまちづくり講座
駒ケ根社会福祉協議会(竹内正寛会長)は9日夜、住民流支え合いのまちづくり講座「あなたがつくる福祉のまち」の第1回として「ご近所助け合い起こし」をふれあいセンターで開いた。講師にテレビやラジオなどの福祉関係の番組に多数出演し、著書も多い「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さんを迎え、住民主体の福祉のあり方についての講義を聞いた。
木原さんは現在の介護保険制度の限界について説明し、これからの福祉は制度に頼らず地域住民みんなの力でやるべき竏窒ニ話した上で「近くに住んでいるすべてのお年寄りの人間関係、人脈を地図に書き込めば福祉面はもちろん災害にも犯罪にも強い体制ができ上がる」として支え合いマップの作成を強く勧めた=写真。
第2回講座は19日に開き、それぞれのグループで作る支え合いマップを発表することにしている。 -
パラリンピック出場選手を激励
トリノパラリンピックのアイススレッジホッケーに出場する竹内俊文さん(29)=駒ケ根市赤穂北割一区=が10日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長らの激励を受けた=写真。竹内さんは「パラリンピックは3回目。前回までと違い、今回は充実した練習ができているのでチームの状況も良い。何としても『金』を取り、大会後にメダルをかけて報告に来られるよう頑張りたい」と決意を述べた。中原市長は激励金を贈り「市民も出場を名誉なことと誇りに思って喜んでいる。ぜひ金を期待したい。体調に気をつけて頑張って」と健闘を祈った。
竹内さんは長野市での長期合宿練習などを経て3月4日にトリノに向けて出発。11日の初戦スウェーデン戦に出場する。 -
ミュージカル「不思議の国のアリス」開幕
第11回の駒ケ根市民と劇団昴の共同ミュージカル「不思議の国のアリス」(演劇体験プログラム実行委員会主催)の一般公演が10日夜、駒ケ根市文化会館で開幕した。会場を埋めた観衆はステージいっぱいに繰り広げられる歌や踊りがいっぱいの楽しいファンタジーを存分に満喫していた。
9日夜には小学生以下の希望者をスポンサーが無料で招待する「足ながDAY(デー)」の公演が行われた=写真。約50組の親子らが一般公演を前にミュージカルを楽しんだ。05年の前回公演「アルプスの少女ハイジ」を団体で見た伊那市の小学生らが感想文を書いて送ってくれたことにヒントを得た主催者が、地域文化の振興のために子どもたちを無料で招待したい竏窒ニ今回初めて実施した。公演を見た子ども達はスポンサーに宛てた感想文を書くことになっている。
一般公演は11日午後2時と同7時、12日午後2時に行われる。主催者によると席にはまだ空きがある。一般(中学生以上)2千円、小学生以下1千円(全席自由)。問い合わせはこまがね演劇文化創造劇場(TEL83・5923)へ。 -
箕輪南小2年生
みはらしファームで豆腐作り体験箕輪町の箕輪南小学校2年生(12人、稲垣恵子教諭)は10日、伊那市のみはらしファームで豆腐を作った。丸い大豆が四角い豆腐に“変身”する不思議体験を楽しんだ。
生活科の学習で大豆を育て約8キロ収穫。「大豆は何に変身するか」をテーマに豆腐、きな粉、納豆などになることを調べた。豆腐の作り方を本で学習し、実際に名人の技を学ぼう-と体験に訪れた。
西箕輪大豆加工組合のメンバーに教わり、ミキサーですった大豆を煮て、おからと豆乳に分け、にがりを加えて固めた。3人で木綿豆腐1丁を作り、おぼろ豆腐も試食した。
児童は、「豆腐のにおいがする」「おもしろい」と初めての豆腐作りに熱中していた。 -
箕輪町消防団の3詰所完成
老朽化に伴い建設を進めていた箕輪町消防団の第2分団下古田・富田詰所、第6分団長岡詰所が完成し10日、引取検査があった。
町単独事業。詰所は従来通りの施設概要で2階建て。1階は車庫、トイレ、資機材を置く棚、2階は10畳の研修室、台所、押し入れがある。床面積各階30・22平方メートル、延床面積60・44平方メートル。
助役、建設水道課専門課長、箕輪消防署長が各施設を回り、業者の説明を聞いて検査した。
3施設分の総事業費は約2718万円。工期は05年9月27日から06年2月15日まで。工期終了後に使い始める予定。 -
伊那・木曽の眺めのいい場所を募っています
伊那青年会議所(JC)は、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を機に、両地域の眺めのいい場所(ビューポイント)を紹介する「ビューポイントマップ」を作成する。9月30日まで、地域住民からビューポイントの情報を募集している。
マップづくりで、両地域の交流や地域資源の見直しをねらう。
JCは、寄せられた情報をもとに、オリジナルの「ビューポイントマップ」に仕上げる。10月以降、伊那市役所や木曽町役場などの公共施設に順次、展示する予定。
募集範囲は伊那市、南箕輪村、箕輪町、高遠町、長谷村、上松町、木曽町、王滝村。ビューポイントは山、川、町並み、寺院、花火など。「富県小学校付近から望む晩秋の夕日に映える経ケ岳」というように、できるだけ詳しく場所を指定する。地図を書いてもよい。また、写真(撮影日記入)、コメント(その場所にまつわる思い出など)を添える。写真は撮影から2年以内で、フロッピーやCDでも可。
郵送、メールで受け付けている。
問い合わせは、JC事務局(TEL78・2328)、またはまちづくり委員会(TEL090・8509・5794)へ。 -
人形も木曽との交流期待
高遠町で11日にある冬の風物詩「だるま市」を前に、町商工会が主催する恒例の人形飾りコンクールの作品が中心商店街にお目見えした。10日に審査会があり、本町実業団の権兵衛トンネルを題材にした作品が金賞に選ばれた。
人形飾りは市に合わせた各商店の誘客作戦がはじまりとされる。今年は実業団、金融機関、学校、役場の6団体が出品。町や町商工会職員、各種団体関係者ら約20人が、努力、アイデア、全体バランスなど6項目で審査し各賞を決定した。
本町実業団は、俵を背負った馬を引く馬子が権兵衛トンネルを通る場面を表現。トンネル開通直後で、木曽谷との交流に期待が高まっており「今年のだるま市を象徴する作品」と評価を受けた。
嶋村正登代表は「みんなで協力し、一生懸命取り組んだ努力の結果」と喜んでいる。
水戸黄門が権兵衛トンネルを通って、タカトオコヒンガンサクラの観光に訪れたという作品、高遠小学校3年生が空き瓶やペットボトル、粘土細工で未来都市を表現した作品も注目を集めた。 -
株価と政治の相関関係を聞く
県中小企業団体中央会上伊那支部(橋爪利行支部長)の新春特別講演会・懇談会が9日、伊那市山寺区の料理屋「越後屋」であった。講師に経済ジャーナリストの須田慎一郎氏を招き、「日本経済のゆくえ」と題した講話に、約50人が耳を傾けた。
須田氏は1961年、東京生まれ。経済専門記者を経てフリージャーナリストへ。金融界、日本銀行、財務省などに豊富な人脈を持ち、経済紙、夕刊紙への執筆のほか、テレビ朝日「サンデープロジェクト」などのテレビ番組でも活躍する。
須田氏は株価と政治の動きについての相関関係を説明。「戦後一貫して、衆議院選挙の投開票月とその前後2カ月は、前月対比で株価が大きく下がっている」とし、「政権交代がおこるリスクをマーケットが嫌うから」と解説した。
しかし、唯一の例外が昨年9月の総選挙で発生し、「外国人投資家が買い当てて、利益を一手に握った」という。米国ニューヨークの投資家たちに取材したところ、「小泉構造改革が進展すれば買い、停滞すれば売りだ」との同じ回答があったという。
須田氏は「外国人投資家の動向が気になるのは、今年9月の総裁選」とし、「間違いなく安倍さんは小泉構造改革の継承者。その結果、株価は上がっていくであろう」と予想した。 -
冬場に体力強化、技術向上
高遠町長藤の屋内運動場で4月6日までの毎週木曜日、小中学生と一般女子を対象とした「冬季ソフトボール技術講習会」が開かれている。伊那市、高遠町の小学1年男子から33歳の主婦までの約15人が、白い息を吐きながら練習に励んでいる。伊那市・高遠町ソフトボール協会の共催。
新伊那市発足の年、両協会はソフトボールの底辺拡大を目指して企画。スポーツ少年団の野球チームに所属する児童や伊那中、伊那東部中の女子ソフトボール部員などが、4月下旬から始まる大会などに向けて、体力強化や技術向上に取り組んでいる。
キャッチボール、ノック守備、ティーバッティングなどの基本技術を、全国大会に出場する県ソフトボール協会委員が指導。キャッチボールは少しづつ2人の距離を離しながら投げ合い、肩の強さを強化していった。
伊那中1年の武田京子さん(13)は「ボールをもっと遠くまで投げれるよう、毎週参加して努力したい」と意気込みを語っていた。
4月7日までの毎週金曜日は、同室内運動場で一般男子を対象とした講習会を開いている。
両協会では「小中学生・一般女子」「一般男子」の講習会への受講者を募集している。参加費は一般千円、小中学生500円(保険代含む)。問い合わせは伊那市の唐沢さん(TEL78・1250)、伊藤さん(TEL72・5346)、高遠町の前林さん(TEL94・3526)へ。 -
過去最多44チーム 創意工夫を競う
第3回南信中学生ロボットコンテストが11日、伊那市の伊那中学校第一体育館である。上伊那などの9校から過去最多の44チームが出場し、熱戦を繰り広げる。上伊那家庭科、技術技術・家庭科教育研究会の主催。
競技は「パニックリング」。生徒たちが創意工夫を凝らしたロボットを操り、紙製の輪を筒に掛けることができた数を競う。ロボットは腕を輪の中に差し込み持ち上げるタイプなどさまざまで、独自の仕組みや容姿を楽しめるのも見所だ。
箕輪4、伊那東部1、伊那6、春富6、宮田6、赤穂6、駒ヶ根東5、中川6、阿智4の計9校、44チームが出場する予定。
関係者は「ロボットには設計から材料選択までを考えた生徒たちの努力と才能が集まっている。中学生の一生懸命取り組んでいる姿を見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前8時50分から開会式。9時20分から予選、10時50分から決勝トーナメントを開始する。昼休みは高校生によるデモンストレーションもある。 -
校内で不審者、どうする…
南箕輪村の南箕輪南部小学校(尾台良左校長、189人)は9日、伊那署の協力を得て、職員を対象とした不審者対応訓練を校内で開いた。同校では警察から直接指導を受けるのは初めて。約20人の教員らは訓練の反省を生かし、有事に備えた組織的な対応方法を学んだ。
不審者にふんした署員が授業中の教室に侵入する想定で実施した。訓練は担任教師が時間を稼いでいる間に、応援にかけつけた職員らで取り押さえる予定だったが失敗。児童役の教員と担任が一緒に室外へ逃げたため、犯人の行動を見失い、校内を自由に移動させてしまう結果になった。
反省会では児童の安全を確保するための避難誘導の方法、不審者が侵入したことを伝える方法、不審者を取り押さえる方法(サスマタの使い方など)、広い校舎で少人数の先生が対処する方法竏窒ネどの点で課題が上がった。
訓練に参加した署員は「広い校内では、犯人を一カ所に止めさせ、時間を稼いで応援を待つことが重要」と助言。周りの職員に状況を知らせるためには、「犯人の行動を見ている人が実況放送することで伝える」ことが有効だと呼びかけた。
課題の一つとして、室内では声が外部に伝わりずらいことが判明。尾台校長は「行政などの呼びかけて、各学級への防犯ベルの設置などの対応を進めたい」と提案した。 -
人口大幅減を受け、人口増減要因分析研究会議
飯島町は7日、役場で、県政策評価課統計活用ユニット(石川春乃リーダー、3人)を講師に迎え、企画財政課や商工観光、都市づくりなど関係職員13人が参加し、人口増減要因分析研究会議を開いた=写真。統計データを科学的に分析し、人口減少の要因を探り、政策立案に活かす。
同町は昨年10月実施した国勢調査の結果速報で、前回調査(00年)と比べ、326人(3%)の大幅減で1万569人(10月1日現在)と判明し、危機感を募らせた。
石川リーダーは「少子高齢化は日本全体の傾向」とし、その要因に▽初産の晩年化▽出生数調整▽長寿-などを挙げ、飯島町の傾向についても、統計データを詳細に分析し、課題提起した。
懇談では「農地が多く農業従事者が多い就業構造で、税収が低いが、都市との交流人口を増やせれば、活性化につながる」「豊かな自然は活性化の要因になる」「目先にとらわれず、魅力ある町づくりを進めれば、人は自然に集まる」「県のHP空家・住宅情報を利用する」など、積極的、プラス志向の意見が多く出された。
参加した職員は「専門的な知識を持った県職員の飯島町の現況分析を聞いたり、意見交換することで、視野も広がり、有意義な研究会になった」と話していた。 -
通学かばんを贈呈
中川村は9、10日、来年度村内2小学校に入学する園児らに村からの祝い品として、通学かばんを贈呈した。
初日は中川東小学校で、保護者に付き添われて来校したみなかた保育園の年長児16人が、村教育委員長職務代理の芦沢恵子さんからひとり一人受け取った=写真。
芦沢さんは園児らに「かばんを背負って、元気よく通ってきてください」と声を掛けると、園児らは大きな声で「ありがとうございます」と返事をした。
久保村和子校長は「かばんには教科書やノート、鉛筆と一緒に夢をいっぱい詰め込みます。4月6日の入学式には元気で登校してきてください」と呼びかけた。
来年度の入学予定者は中川東小学校、中川西小学校各16人
中川村は9、10日、来年度村内2小学校に入学する園児らに村からの祝い品として、通学かばんを贈呈した。
初日は中川東小学校で、保護者に付き添われて来校したみなかた保育園の年長児16人が、村教育委員長職務代理の芦沢恵子さんからひとり一人受け取った=写真。
芦沢さんは園児らに「かばんを背負って、元気よく通ってきてください」と声を掛けると、園児らは大きな声で「ありがとうございます」と返事をした。
久保村和子校長は「かばんには教科書やノート、鉛筆と一緒に夢をいっぱい詰め込みます。4月6日の入学式には元気で登校してきてください」と呼びかけた。
来年度の入学予定者は中川東小学校、中川西小学校各16人 -
飯島町の山を考える住民フォーラム
飯島町の山を考える住民フォーラム
飯島町は1日夜、農村環境改善センターで、山にかかわる団体・個人が一堂に会し、初めて「飯島町の山を考える住民フォーラム」を開いた。「山を楽しむ会」や七久保青壮年部、中ア遭対協、一般町民ら23人が参加。事例発表に耳を傾け、ワークショップで、地域資源である中央アルプスの魅力を再認識し、山岳観光の振興や住民主導の山岳施設の維持管理に向け、熱心に意見交換した。
町管理の山岳施設、避難小屋や登山道、シオジ平自然園などの現況を紹介し、町財政問題(事業費の縮小)や、落石危険カ所が多く危険なアプローチ(林道横根山線)-などを挙げ、問題提起した。
また、栄村・前進倶楽部の相沢博文さんは「佐武流山に登りたい」と集まった仲間(前進倶楽部)が林道を切り拓き、登頂するまでの体験を語った。
3グループに分かれたワークショップでは「車の乗り入れは飯島第6砂防駐車場を最終点とし、落石多発の上部は登山道という位置付けで」といった現実的な意見や「施設の維持管理は山を楽しむ住民が中心に、行政がサポートする体制で」「広く町内外に呼びかけ、協力の輪を広げる」など建設的な意見のほか、「若者を対象にした山を楽しむイベントが必要。遊覧ヘリコプターで、直接山頂に運び、オイシイ体験をすることが、底辺拡大につながる」といったユニークな意見もあった。 -
宮田小児童会長選挙
宮田村の宮田小学校児童会は9日、新年度の会長選挙を行なった。3年生以上約430人の・ス有権者・スが候補者の演説に耳を傾け、公正な1票を投じた。
5年生各学級1人づつ計4人が立候補。投票を前に推薦責任者とともに立会演説会に臨み、公約を訴えた。
ある候補は、あいさつや掃除の徹底などを掲げ「みんなで考えを出しあえる児童会にしたい」と呼びかけ。他の候補も「仲の良い学校にしたい」など自分の考えを堂々と話し、支持を求めた。
引き続き有権者一人ひとりが、投票用紙に意中の候補をチェックして記入。投票箱に入れた。3年生も1票の重みを感じながら、初めての投票にのぞんでいた。
今後は各委員長の選出も行ない、6年生から5年生へ児童会活動が引き継がれる。 -
今年も山ぶどうワイン祭り12月3日に
宮田村の特産品山ぶどうワインの生産関係者らでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」(会長・清水靖夫村長)は9日、幹事会を開き、今年も新酒解禁にあわせて12月3日に恒例のワイン祭りを開くと決めた。ぶどう生産量の増加が見込まれることから、ワイン以外の商品開発の積極的な研究、検討も確認した。
同村内では山ぶどうの配合品種ヤマソービニオンを14戸が栽培。今年は昨年よりも5トンほど多い30トンの収量を見込んでいる。
幹事会では、ワインを醸造し、販売する村内の本坊酒造信州工場の担当者が「収量増加を見込んだ販売計画が必要」と指摘。
ワインだけでは将来的に難しいとも示し、「ワイン以外の商品を生み出すことが、ワインの宣伝にもなり、村の文化にもなるはず」と提案した。
村や農業改良普及センターなどは、生食用やジャムなどの加工品が試作されているが、種の存在が商品化を難しくしていると報告。協力しながら、研究したい考えも話した。
昨年末に開いたワイン祭りの反省も行ない、参加者の反応は良かったが、事前のPRなどが不足気味だったと振り返った。
今年も同じ本坊酒造内の特設会場で開くことを決めたが、内容については今後の幹事会などで煮詰めていく。 -
商工会が旅行業界参入目指して登録を検討
全国の商工会組織で前例のない旅行紹介事業を展開している宮田村商工会(前林善一会長)は、4月をめどに県認可の旅行業登録を目指し、本格的に業界に参入しようと検討している。手続きを進めるうえで壁もあるが、同事務局は「商工会の役割でもある地域振興、地域サービスの一環として取り組みたい」と話す。
同商工会は2002年5月に、旅行紹介事業に着手。専任職員1人を雇用し、提携する旅行業者5社のツアーや商品を希望者に紹介し、仲介している。
年間の取り扱いは約200件。同商工会事務局は「会員だけでなく、一般の皆さんに数多く利用してもらっている。商工会を身近に感じてもらえたはず」と成果を説明する。
将来的には村内への誘客を積極的に図りたいという考えもあり、自前でツアーなどの商品を企画し、販売できる旅行業登録が当初からの目標。
「4年間実績を積み、業界内部の様子も分かってきた」(事務局)こともあり、2月からは添乗員資格を持つスタッフを新たに1人加えた。
商工会の旅行業登録は前例がないことだけに課題はあるが、全国商工会連合会(全国連)などは地域への貢献性が高い事業について「収益事業」として認めている部分もあり、調整を続けている。
宮田村の他にも東京・小笠原、岐阜県内の商工会が旅行業登録を目指しているが、同事務局は「地域と商工会のきずなを太くし、地域経済の活性化に結び付けるのがねらい」と、登録申請を進めたい考えだ。 -
JA生活部会、すずたけ寄贈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の東部地区生活部会(金井靖子部会長)は10日、伊那市美篶の老人保健施設「すずたけ」に、チャリティーバザーの収益金で購入した認知症徘徊(はいかい)感知器を寄贈した=写真。
同地区部会は、昨年11月にあった東部地区JAまつりでチャリティーバザーを開催。家で眠っている未使用のタオルやコーヒーカップセットなどを部会員から募り、市価の半額以下で販売したところ、7万2620円の収益となった。今回は、その全額を使って時価8万円相当の介護機器を購入。マット部分に人が立ったことを感知し、離れた場所にいる人へ知らせるもので、認知症患者の徘徊を防止することができる。
東部地区としてチャリティーバザーを開催したのは初めてで、今後も継続していきたいとしている。
すずたけの塚越広施設長は「入所当初は落ち着かず、徘徊する人も多くいるのでありがたい」と語った。
15日は伊那地区生活部会からの寄贈もある。 -
伊那谷が産んだコンデンサーの世界企業【III】登内英夫さん
伊那谷が誇る世界企業ルビコンの創業者、登内英夫さん(88)の素顔に迫る特集の3回目。前号までは、「有用な物を提供し社会に資すること」を責務とする企業理念や、技術開発についての考え方、会社組織に関する経営哲学、さらには「いつもルビコン河を渡る気概で」という人生哲学について触れた。
では、登内さんは、どのようにしてこのような考え方を培ってきたのか? 「人との出会いに恵まれたんだよ」と語る、少年期から企業経営が軌道に乗る青年期までのエピソードを中心にまとめた。【毛賀沢明宏】 -
伊那谷が生んだコンデンサーの世界企業【IV】登内英夫さん
コンデンサーの世界企業=ルビコンの創設者、登内秀雄さんの素顔に迫るシリーズ最終回。青年期から企業経営の道に踏み出す過程、会社創成期の出会いを聞いた。
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赤穂南小児童会長選挙
駒ケ根市の赤穂南小学校(白鳥彰政校長)で9日、06年度児童会長の選挙が行われた。投票を前に立会演説会が体育館で開かれ、3人の立候補者とそれぞれの推薦責任者が、投票権のある3年生以上の児童らを前にして「最後のお願い」。選挙運動期間中に訴えてきた公約などを堂々と演説し、大きな拍手を受けていた。
演説会終了後、それぞれの教室に戻った児童らは選挙管理委員の「候補者の名前の上に○を書いてください」などの説明を受けた。しばらく考えて記入した児童らは用紙を2つ折りにして次々に投票箱に入れていた=写真。
開票は選挙管理委員によって当日中に行われ、結果は10日朝に児童玄関に掲示される。会長の任期は1年間。 -
健康の集い
JA上伊那伊南地区生活部会は8日夜、駒ケ根、駒ケ根東、宮田の3地区の生活部会員を対象にした健康の集いを駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。女性約90人が参加し、ボールを使った健康づくり運動などに汗を流した。
講師は伊那市を中心に健康教室のインストラクターを務めるほか、伊那毎日新聞紙上で『頑張ってる人のがんばらない体操』を連載している身体改善トレーニングA級指導士の山岸洋子さん。山岸さんは「気持ちの持ち方や言葉遣いのほか、背筋を伸ばすだけでも力が出て体は元気になる。遊び感覚でできることだけやりましょう」と呼び掛けた。参加者らは山岸さんの指導で直径約20センチの柔らかいボールを床についたり投げ上げたり足に挟んだりしながら、リズムに乗って楽しく運動に取り組んだ=写真。
健康の集いでは例年ボーリングを楽しんできたが、駒ケ根市内のボーリング場が昨年廃業したことから、今回初めて健康体操を企画した。 -
食品衛生研修会
JA上伊那は8日、伊南地域のAコープや直売所などの生産者直売コーナーへ加工品を出荷している生産者を対象にした食品衛生研修会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。生産者ら約130人が参加し、食品と飲料の2グループに分かれてそれぞれ伊那保健所食品衛生課の佐藤守俊さんと黒岩和雄さんの講義を聞いた=写真。
佐藤さんと黒岩さんは保健所に届出のある不良食品が年間100件以上あること、食中毒の発生状況などについて詳しく説明した上で適切な管理の方法を具体的に示し「一人一人が食品のプロとしての責任とプライドを持ち、食品衛生に取り組んで欲しい」と呼び掛けた。 -
オリンパス労組がデジカメ寄贈
社会貢献活動の一環としてオリンパス労働組合伊那支部は8日、デジタルカメラ2台(計約6万円相当)を駒ケ根市に寄贈した。根津淳一執行委員長と太田博書記長が市役所を訪れ、原寛恒助役に手渡した=写真。原助役は「皆さんの汗の結晶の寄贈に心から礼を言う。デジカメは多くの行政セクションで日常的に必要な物。明日から早速有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。カメラは秘書広報課と教育委員会などで使われる。
同労組は8年前から事業所のある伊那市と宮田村にカメラを寄贈してきたが、全小中学校に行き渡ったことから、組合員約80人が住んでいる駒ケ根市にも初めて寄贈することにした。
南箕輪村には9日、オリンパス労組伊那支部と辰野支部が合同でコンパクトデジタルカメラ2台を贈った。村への寄贈は初。
伊那支部執行委員長の根津淳一さん、辰野支部執行委員長の鈴木真一さんら4人が村役場を訪れ、「老人ホームや小学校、保育園などで活用してほしい」と、唐木一直村長に手渡した。村長は寄贈に感謝し、「自治体も地元企業にお世話になっている。頑張っていただきたい」と話した。
村在住の組合員は、伊那支部420人中36人、辰野支部550人中44人。
今回、伊那支部と辰野支部合わせて伊那市、駒ヶ根市、辰野町、南箕輪村の4市町村に計10台を贈った。 -
心身リフレッシュ体操サークル発足
宮田村公民館の人気講座・リフレッシュ体操教室の受講生らが中心となり7日、「心身リフレッシュ体操サークル」が発足した。教室終了後も、引き続き体を動かしたいと37人が意気投合。月に1、2回ほど集まり、体に無理な負担をかけない・ス頑張らない体操・スで健康づくりを継続していく。
身体機能改善トレーニング公認A級指導士の山岸洋子さんを講師に、3年前から冬期の4カ月間開いてきた同教室。心と対話しながらゆっくりと動かす体操は人気を集め、募集をかけるとすぐに定員に達する人気ぶりだったが、1月末で終了となった。
一方で「まだまだ続けたい」という要望も多く、サークル活動として再出発することに。山岸さんも引き続き指導することを快く引き受けた。
代表の西川政義さんは「一人で体を動かすのは本当に難しいが、みんなでやると楽しく体操ができる。メンバーの多くは中高年だが、家に閉じこもるのではなく、体が衰えないよう続けられれば」と話している。
新たなメンバーも募集中。問い合わせは西川さん85・5923まで。 -
優しさ学ぼうと四季の会が講演会など開催へ
男女協働参画など心の問題に取り組む宮田村のグループ「四季の会」(辰野恒雄会長)は20日、子育てを全体の役割として考えてもらおうと学習会を開く。また3月5日には、喬木村出身で国内を代表する児童文学作家椋鳩十の長男を講師に、人の強さ、優しさから生きる喜びを知る講演会も予定している。
自然に囲まれた伊那谷で過ごした少年時代の体験から、人間と動物とのかかわりなどを描き続けた椋鳩十(1905‐1987、本名久保田彦穂)。没後の現在も、多くの人に読み継がれている。
3月の講演会では同氏の長男で前鹿児島椋文学記念館長の久保田喬彦さんを迎え、優しさや強さが描かれている椋文学のエピソードにふれる。
20日の学習会は言語聴能士の日詰正文さんを講師に、子育てについて理解を深める。軽度の発達障害など、療育の基本を踏まえながら、子と親の関係を見つめ直す。
同会は村内を中心にした5人で発足。村の福祉交流施設で女性のための相談室を開設したほか、先日は高遠高校福祉科の生徒を対象に男女協働参画の講習会も開いた。
事務局の辰野恭子さんは「人間の一番の基本は心の大切さ。今後も機会を通じて、みんなで考えていきたい」と話す。
20日の学習会は午後12時半から、3月5日の講演会が午後1時からで、いずれも宮田村民会館が会場。多くの参加を呼びかけている。問い合わせは事務局85・3590まで。 -
箕輪町の小学校で運動あそび
箕輪町は、町内5小学校で1年生を対象に運動あそびを始めた。県のコモンズ支援金事業で、14日までに各校1回ずつある。06年度は1、2年生への運動あそび導入も検討している。
松本短期大学柳沢秋孝教授の柳沢運動プログラムを04年度から町内全保育園に導入しているが、子どもの脳の発達のために保育園だけで終わるのではなく、小学1、2年生まで継続することがより効果的と、コモンズ支援金を受けた。今回は1年生のみ。町内保育園出身の1年生は、年長のときに運動あそびを経験している。
本年度、独自に運動プログラムを導入している先進校の箕輪南小学校からスタート。毎月1回、1・2年生が一緒に運動あそびをしているため、今回も1・2年生合同で、柳沢研究室の研究生、金井仁美さんと新井美洋子さんの指導を受けた。
準備体操で友達の足の下をくぐったり、足の上を飛び越えるなどして体を温めたあと、くまさん歩き、カエルとび、跳び箱や縄跳びなどをした。児童は慣れた様子で、軽々と跳び箱を跳んだり、楽しく体を動かした。 -
南箕輪村で「初心者ハーモニカの集い」発足
南箕輪村公民館の05年度初心者ハーモニカ教室の受講者が8日、自主的に活動するグループ「初心者ハーモニカの集い」(仮称)を立ち上げた。新たなメンバーも加え11人で活動を始め、基礎から楽しく学び合う。
昨年6月から半年間の公民館講座を終了したメンバー6人がグループ立ち上げを模索。村内にはすでに数年前の公民館講座受講者によるグループがあるが活動が夜のため、昼間の集まりとして経験の有無を問わず一緒に活動する仲間を募り、村内を中心に伊那市や辰野町からも参加した。
初会合で、第2・4水曜日の午後1時半から3時半まで村公民館で活動することを決めた。代表は中島重治さん=神子柴。講師は置かず、初心者レベルに合わせて楽譜の読み方、記号、テンポなどからしっかり学び、「春の小川」など童謡や唱歌を練習していく。グループの名前は次回決める。
中島代表は、「いつでも参加は歓迎。興味のある人は活動日に来て下さい」と呼びかけている。 -
第11回ウインター06信州フラワーショー開催
県内の冬花が集まる第11回ウインター06信州フラワーショーが9日、伊那市のJA南信会館で始まった。赤やピンクの鮮やかな花々326点が並び、豊かな香りに包まれた会場は、多くの来場者であふてれいる。JA全農長野など主催。
ショーは生産者の技術向上と消費者へのPRを目的としている。長野県が全国1位の生産量を誇るアルストロメリアは、その9割が上伊那で生産されていることもあり、冬のショーは例年、上伊那が会場になっている。
今年は、アルストロメリア、アネモネなど19種が並び、品評会で箕輪町の市川一人さんのアルストロメリアが最高賞を受賞した。
県野菜花器試験場の山本宗輝審査委員長は「寒いと花の色が出にくくなる。今年は厳寒であるにもかかわらす、品質、色彩ともに例年以上の出来栄え。生産者の努力がうかがえる」と話していた。
10日も午前9時縲恁゚後1時に一般公開される。展示品は一般公開終了後に販売される。購入希望者は、展示品の半券を切り、引き換え時間に持参する。価格は通常の半額ほどだという。