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災害時に応急生活物資を供給
伊那市は16日、ニシザワと災害時の応援生活物資供給等の協力に関する協定の調印をした。民間企業とは初めて。
市は東海地震の強化地域に指定され、備蓄倉庫に非常食や炊き出し用具などをそろえているが、大規模災害発生時に必要な量を確保するには不可能であることから、ニシザワに依頼した。
応急生活物資は容器入りの水、パン、果物などが最優先品目。00年、生活協同組合コープながのと締結した物資供給にないおにぎり、毛布を加えた。そのほか、状況に応じて缶詰、米、電池、トイレットペーパーなどが供給される。これらの品目は店内に備蓄されているという。物資費用は運搬費を含めて市が負担する。
有効期間は07年3月31日で、それ以後は自動更新される。新市発足後も有効となる協定内容。
市役所での調印式後、小坂市長は「大規模災害が発生した際、皆さんの力を借りながら迅速に供給したい」と感謝した。
荒木康雄社長は「創業81年を迎え、地域に育てていただいて今日がある。企業も一市民。何らかの形で手伝えることは光栄」と述べた。
市の応援協定締結は10件目。ニシザワとしては1件目。 -
伊那ロータリー
三峰川みらい会議を顕彰伊那ロータリークラブ(鵜飼昭二会長)の第46回創立記念例会が16日、伊那市のプリエキャスレードであり、第27回伊那ロータリー顕彰の顕彰式をした。受賞したのは三峰川の環境保全に力を入れる市民団体三峰川みらい会議(織井秀夫代表)。
「三峰川流域の帰化植物アレチウリやニセアカシアの駆除などをボランティアの中心で進めてきた努力に敬意を表する」との鵜飼会長のあいさつを受け、森本尚武社会奉仕委員長が、「青少年の育成にとっても重要な活動」などと顕彰理由を説明した。
織井代表は「地域社会の多大な尽力をするロータリークラブから顕彰を受け感謝する。住民と行政との協働を理念にして、三峰川を次世代に残す活動をしている。希少種ヤマトイワナを残す活動は重要。今後も多くの支援を受け頑張りたい」とあいさつした。
例会では、顕彰式のほかに、3月15日に会員11人が講師を務める伊那弥生ヶ丘高校での課外事業の計画の発表などもあった。 -
合併祝い、新伊那市4蔵の酒を記念発売
3月31日の伊那市・高遠町・長谷村の合併を記念して、新市内の4つの日本酒醸造会社の酒が記念酒としてセットで発売される。ラベルは伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが新たに描く。3市町村の小売酒販組合の主催。16日には伊那市役所で、酒販組合・蔵元・まんぷさんによる企画会議があり、ラベルに何を盛り込むかなど、熱心に議論した。
新市の誕生を祝うと同時に、地元の酒を県内外にアピールしようという趣旨。まんぷさんは、「4つの酒に統一性がありながら、水や米にこだわるそれぞれの蔵の個性を生かしたラベルにしたい」と話し、製作に意欲を燃やした。
各蔵元が提供する酒は、すべてしぼりたてで、漆戸醸造が「井の頭」の生、大國酒造が「大國」も生、宮島酒店が「信濃錦」減農薬特別純米酒生、仙醸が「仙醸」特別純米酒生の予定。
各銘柄を単独でも買えるが、セットで買うと、まんぷさんの漫画が「起承転結」で楽しめる。
720ml(4合ビン)1本1050円(税込み)で、限定1000本(各蔵250)を予定。予約のみの販売で、3月1日から伊那市・高遠町・長谷村の組合加盟の酒店で受け付ける。発売は合併当日の3月31日から、予約を受付けた新市の酒店で。
詳しくは、事務局の井田屋酒店(TEL72・2331)中村さんまで。 -
全国紬サミット、10月駒ヶ根で開催へ
全国各地の紬(つむぎ)の産地から生産者が集まる「全国紬サミット」が10月、駒ヶ根市で開催される。市内で伊那紬を製造販売する久保田織染工業(久保田治秀社長)が中心になり、本格的準備を開始した。19竏・0日、アイパルいなん。
10月19日は、前夜祭と交流会、20日は、駒ヶ根シルクミュージアムの岩下嘉光名誉館長の講演と、地元伊那の関係者を中心にしたシンポジウムがある。
全国紬サミットは7回目。大島紬で有名な鹿児島や、結城紬の栃木県などで開催されてきた。県内の紬は上田地区が発祥の地だが、現在では県内の手織り紬の約半分を久保田織染工業が生産している状況で、「この際、駒ヶ根でやろうということになった」(久保田社長)。
紬は糸を先に染めてから織る織物で、かつては、絹糸にできない真綿を紡いで作った紬糸を使った。現在では絹糸を使用するものも紬と呼ばれている。奄美大島の大島紬、八丈島の黄八丈、石川県の能州紬、栃木県の結城紬などが有名。久保田織染工業が造る伊那紬も、伝統的な手織りの技術を引き継ぐものとして定評がある。
久保田社長は「多くの皆さんの協力をいただき、長野県初の全国紬サミットを成功させたい。これを機会に皆さん紬の着物を着ていただければ幸い」と話す。 -
西箕輪ふるさと景観住民協定者会、乱開発を防止するPR看板の設置を検討
トンネルの開通に伴い、自然環境や景観への悪影響が懸念される伊那市西箕輪地区。西箕輪ふるさと景観住民協定者会(小池知志会長)は、同地区が景観形成住民協定区域であることを示す看板などを設置し、権兵衛峠道路沿線の乱開発や景観破壊などを防止したいとして準備を進めている。
同会は昨年3月、西箕輪地区の景観保全と生活環境の維持を目的として、住民協定を締結。建築物、屋外広告物に関する制限や、農地を荒廃させないなどといった土地利用を示した内容に、協定賛同者の約6割が同意した。しかし、協定はあくまでも協定者相互の連携協力によって守られる約束事。法的拘束力はない。
看板設置はこうした事情を背景とした乱開発が進まないようにPRするもので、現在は県のコモンズ支援金事業として申請する準備をしている。看板は権兵衛峠道路沿線で、自己用広告物ガイドラインに示された間伐材などを使った統一デザインでつくり、景観を阻害しないものにしたいとしている。
しかし、土地利用への取り組みは、一地域だけの問題として解決できるものでないため、山口通之事務局長は「市町村を越えた広域的取り組みとして共有していく必要がある」と話している。 -
障害者自立支援法の講演会
新年度から施行される障害者自立支援法について理解を深めようと15日、宮田村の福祉交流施設なごみ家で講演会が開かれた。障害者やその家族、地域住民ら約60人が参加。支援法によって、自己負担や生活がどのように変わるか学習した。
村や心の病と向き合う当事者グループ「さくら」の主催で、上伊那障害者支援センターの小宮山紀道さんが講師。
支援法の中味を説明し、医療や福祉サービスが支援費制度から利用者の1割負担に変更する点などを話した。
一方で、1割負担には月額上限があると解説し「無制限に1割をとられるわけではない」と説明。
そのうえで「1割負担」ばかりに目が行きがちな制度改正よりも、各自治体が独自に行なう「地域支援事業」のあり方が大切だと説明した。
今後各自治体が策定する障害者福祉計画について、どのようなサービスが盛りこまれるか注視すべきと指摘。「どうやったら過ごしやすい地域になるか、検討していくことが必要」とも述べた。
参加者は熱心に耳を傾け、不明な点などは質問。自身の今後について認識をあらたにしていた。 -
町政に関心・女性の元気を町の元気に
高遠町女性団体連絡協議会(18団体、北原朗子会長)は15日、町との懇談会を町総合福祉センターで開いた。町政への関心を高めようと17回目。会員と町職員約80人が出席した。
町商工会女性部、保育団体保護者会、交通安全協会女性部、町日赤奉仕団の4団体が▽歩道の段差の修繕▽町文化体育館横に遊具の設置▽凍結により園児への危険を伴う第四保育園駐車場の新たな確保▽国道152号沿いの草刈り▽各地区へのAED(自動体外式除細動器)の設置竏窒v望した。
伊東義人町長は歩道の修繕について、「危険個所は直していく必要がある。段差などの悪い場所があれば言ってもらい、修繕していきたい」、第四保育園の駐車場の確保は「前向きに検討し、早急に対策を立てたい」と答えた。
開会のあいさつで北原会長は「活気ある町になるように女性の手で変えていければ」と述べた。伊東町長は「女性の元気が地域の元気につながる。合併しても地域の中心になるよう活発的な活動をしてほしい」と期待した。 -
桜守、探検隊の成果堂々と
国土交通省天竜川統合管理事務所は16日、「子供の感じた美和ダム発表会」を長谷村公民館で開き、美和湖で総合学習に取り組む伊那市の伊那小学校5年勇組と智組の児童が1年間の活動の成果を披露した。
美和ダム周辺の桜の診断をし、管理にあたってきた勇組33人は、枝がほうき状に異常成長し、栄養分を奪う伝染病「テングス病」などの病気を紹介して、治療方法を説明。「桜は植える間隔が狭いと病気や害虫が発生しやすくなる」などポイントをしぼって植え方も発表した。
来年度、苗木まで育成したエドヒガンザクラ、タカトオコヒガンザクラなど数種の桜を美和ダム周辺に植える予定で、「卒業後も、1年に1回は桜の世話をしに来て、守り続けていきたい」とした。
手づくりの木製カヌーで、美和湖周辺の環境を調査している智組32人は、他校とのカヌー交流、水温・水深調査、土石流調査、アレチウリの駆除、自然観察などの活動での結果や課題をまとめ、寸劇を交えて発表した。
「美和湖の不思議をもっと調べて、カヌーの楽しさや美和湖の魅力を多くの人に知らせたい」「人とダムのかかわりや、災害に対してどうかかわったらいいか調べ、積極的に考えていきたい」「美和湖の自然の良さを地域に紹介していきたい」など今後の活動の抱負を語った。
発表会に訪れた地域住民ら約20人は真剣に耳を傾け、児童が熱心に活動に取り組む姿勢に感心していた。
同管理事務所は昨年、勇組を「美和ダム桜守」、智組を「美和湖探検隊」に任命している。 -
05年分の所得税、消費税 確定申告始まる
所得税と個人事業者の消費税、地方消費税の確定申告がはじまった16日、伊那税務署が設置した伊那市駅前ビルいなっせ内の申告相談会場に、ぞくぞくと申告者らが訪れた=写真。申告者らは署員から助言をもらいながら、申告書を作成するなどして提出した。
昨年度の申し込み数は3万3千件。本年度以降は年金課税の見直しにより、年金控除額が引き下げられ、対象者が増える見込み。消費税の免税店の引き下げや老年者控除の廃止などの要因も合わさり、申し込み件数は大幅に増えることが予想される。
申告相談会場内は申告書を自分で作成する「自書申告」のサポート体制も充実している。国税庁のホームページを利用しての説明や、集合指導方式による相談などがある。
初日は雨の影響で例年に比べ申告者は少なかったものの、毎年多い日で約300人が訪れる。3月10日以降、2月中旬の月曜日は申告が集中するため、伊那税務署では早期提出を呼びかけている。
確定申告期間は次の通り。
▽所得税=3月15日▽個人事業者の消費税及び地方消費税=3月31日▽贈与税=3月15日 -
箕輪町福祉輸送サービス事業検討委員会
事業実施要領決まる箕輪町の福祉輸送サービス事業検討委員会(黒河内将裕委員長)は15日、第3回会議を役場で開き、事業実施要領を決定した。
福祉有償運送は、公共交通機関の利用が困難な要介護者や身体障害者ら移動制約者を対象に、安価な利用料でボランティア的にする自動車での送迎サービス。04年度から、国のガイドラインにより運送主体団体は道路運送法第80条の許可が必要で、本年3月までに許可を取得しなければならない。
委員会は、福祉輸送サービス事業の実施要領を協議。事業の適正な運営確保を目的に、事業主体、利用対象者、使用車両、運転者などについて定めた。
今後は、運送主体団体の申請を協議する福祉有償運送協議会を新たに設置し、申請や受付、運行などの指針を検討する。 -
春の足音 ロウバイ香る
春はすぐそこ?厳しい寒さの中、ロウバイ香る-。
中川村大草の溝口一夫さん宅のロウバイがようやく咲き始めた。ろう細工のような透き通った花は芳香を放ち、道行くの人の足を止めさせる。
溝口さんの話では、毎年暮れにつぼみが膨らみ、迎春の花として、飾っているが、今年は寒さが厳しいせいか、開花は1カ月以上遅れた。
飯田測候所によると、15日の管内の最高気温は18・2度で、4月中旬並みの温かさだった。 -
ロウバイ香る
春はすぐそこ?ロウバイ香る-。
中川村大草の溝口一夫さん宅のロウバイもようやく咲き始めた。ろう細工のような透きとおった花は芳香を放ち、道行くの人の足を止めさせる。
溝口さんの話では、毎年暮れにつぼみが膨らみ、迎春の花として、飾っているが、今年は寒さが厳しいせいか、開花は1ヶ月以上遅れたという。 -
スポ少団員募集
駒ケ根市スポーツ少年団は06年度の団員を募集している。募集は定員になり次第締め切るため、各団では早めの申し込みを呼び掛けている。申し込みは所定の用紙に記入の上、3月17日までに会費1500円を添えて、新規入団希望者は市教育委員会生涯学習課内のスポーツ少年団事務局(TEL83・2111・内線723)へ、継続希望者は各団へ。06年度は新たにホッケー団も加わる。
団員を募集している団は次の通り(カッコ内は募集学年・定員)。
▽剣道(小1縲・・20人)▽柔道(小1縲恍・w・30人)▽少林寺拳法(小3縲恍・w・30人)▽空手(小1縲恍・w・30人)▽バドミントン(小1縲恍・w・20人)▽バレーボール(女子小1縲・、男子小1縲・・30人)▽サッカー(小3縲・・各学年15人)▽バスケットボール(小3縲・・各学年15人)▽少年硬式野球(小3縲怐E人数制限なし)▽新体操(小3縲恍・w・人数制限なし)▽硬式テニス(小4縲恍・w・20人、男子のみ小3縲・▽陸上(小1縲恍・w・人数制限なし)▽陸上長距離(小4縲恪mZ・人数制限なし)▽ホッケー(小3縲・・人数制限なし) -
マルトシにロボットが来る
駒ケ根市のスーパー・マルトシ(小林寿之社長)に18・19日、富士通オートメーションが開発した二足歩行ロボット「HOAP(ホープ)竏・」=写真=がやって来る。多くのセンサーを装備していて人間との会話や握手などの動作が可能という。HOAP竏・は01年発表のHOAP竏・から性能向上の改良を重ね、05年7月に発表。身長60センチ、質量8・8キロで、価格はオープンだが実勢価格は約630万円前後。日本ロボット学会の04年実用化技術賞を受賞している。ロボット技術向上のため研究開発を目的に製作されたが、一般の反響も見てみたい竏窒ニの意向で同店でのデモンストレーションが実現した。スーパーでのデモは全国初という。同社員と小林社長が知人だったことから話がまとまった。
デモの時間は2日間とも午前9時30分、11時、午後1時30分、3時、4時30分、6時からで、いずれも10分間。無料。 -
証明書自動交付機設置から3カ月
上伊那で5台目となる住民票などの証明書自動交付機が駒ケ根市役所1階市民ホールに新たに設置されてから3カ月が経過したが、利用件数は2月14日現在で65件にとどまっている。利用時間は午前7時縲恁゚後8時、土・日曜日を含め365日利用が可能竏窒ニ利便性をうたって11月に稼動を開始したのだが、利用件数は関係者の期待通りには伸びていないようだ。
交付した65件の証明書は住民票、印鑑登録が共に24件と、全体の約75%を占めている。利用者の居住地別では市内43件、飯島町、宮田村などの他市町村が22件と、意外に市内の利用者の比率が低い。
交付機を利用するためには住民基本台帳カードの発行を受けることが必要だが、市内の発行枚数は11月の106枚から約200枚に増えたものの、人口に比べてその絶対数は小さい。市の担当者は、窓口で来庁者に発行を勧めてはいるがカードに対する先入観などから発行をためらうケースもあるのではないかとみて、今後利用を呼び掛けるパンフレットを作成するなど、何らかのアピールをしていきたいとしている。年度切り替えの時期を迎え、住民票や印鑑登録が必要になる機会が増えることにより、カードの発行枚数も増えるものと期待をかけている。住基カードは市民生活課窓口で発行している。 -
みやだ夏祭り開催へ
隔年開催に変わって2度目となる宮田村の「みやだ夏祭り」が、今年も予定通り開催する見通しになった。マンネリ化なども言われてきたが、前回2年前は当時の宮田小児童がよさこいソーランを披露するなど、新たな出し物で盛りあがりもみせた。村などでつくる実行委員会は、各種団体や住民の意見などを取り入れながら、今後内容を煮詰めていく考えだ。
夏祭りは7月の第3日曜日に開き17回目。村中心街を歩行者天国にして踊りを主体にしたイベントで、前回から隔年開催に変わった。
前回は計画段階から住民の意見を聞く懇談会を設けたほか、幅広く参加を呼びかけたことも功を奏して、例年以上の盛りあがり。子どもたちなどの新たな出し物も人気を集め、後押しした格好となった。
実行委員会事務局の村商工観光係は、今年も例年通り開催日を津島神社祇園祭翌日の7月16日に予定。今後は3月に代表者会議、4月に実行委員会を立ち上げて、祭りの内容を固めていく。 -
村長が聴導犬協会の本部施設移転計画を区長会に説明
宮田村の清水靖夫村長は14日、日本聴導犬協会が本部施設を村民会館隣接地へ移転する計画に関して、区長会に経過説明した。村が用地をあっせんして村内に本部が残れるよう配慮したと言及。事業内容などから村民会館の隣接地が適地ともふれ、「福祉などの観点からも進めてきた。村民が応援する形を構築したい」と、地域に理解を求めた。
移転計画は昨年末に明らかになったが、区長会は「新聞報道で初めて知り、事前に地域へ何も知らされていなかった」と村側に説明を求めていた。
この日、村長は「協会が村外に移転地を探していると聞き、村民からは村内に残すべき施設と要望もあった。私としても村内に残ってほしいと話しを進めてきた」と説明。
村民会館隣接地に内定したことについては「数カ所候補を挙げるなかで、使い勝手などを考えたうえで決まった」と語った。
同協会は現在、JR宮田駅前の住宅街に本部があり、聴導犬や多目的補助犬を育成。村民会館隣接地は村土地開発公社から購入、一部賃借し、来年に施設を新築する。
席上、同公社の担当者は、住民説明が後回しになったことを認めながら「周辺で聞き取り調査もしたが、苦情やトラブルもない」と、協会側と交渉を進めてきた経緯を話した。
区長からは「事前に住民に説明があれば、もっとスムーズに話しが進んだと思う」「村の説明などを参考にして、住民意見を聞きたい」と意見があった。 -
地域づくり支援事業新年度も
宮田村は住民の自主的なむらづくりについて15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」を新年度も継続する。村が自立を決め、・ス協働・スを進めようと始めた同事業は3年目を迎えるが、村総務課は積極的な活用を呼びかけている。
同事業は本年度も30の申請があり、簡単な道路施設の補修、環境美化整備などから、地域イベントの活性化などにまで幅広く及んでいる。
新年度も地域のつながりを持った団体を対象に実施し、第1次募集を3月末まで行ない、予算枠が残った場合は第2次募集を5月末まで受け付ける。
問い合わせは役場総務課企画情報係85・3181まで。 -
南箕輪村特別職報酬額
村長、助役、教育長一律5%減額の答申南箕輪村特別職報酬等審議会の安積正一会長は15日、唐木一直村長から諮問のあった06年度の特別職報酬額について、村長、助役、教育長の給料月額は規定額に対し一律5%減額、議員は減額せず現状維持の答申をした。
昨年5月にあった05年度報酬額の答申と同内容。前回は、村長は5%減額の答申を村長判断で10%減額した経緯がある。安積会長は「村長は激務。牽引力として引っ張ってもらうには5%が妥当。ただむやみに数字だけ下げればいいというものではない」とした。
唐木村長は、「答申を尊重はさせていただきたいと思うが、十分検討させていただく」と答えた。
5%減額した場合の給料月額(年額)は、村長68万3050円(1151万8380円)、助役58万450円(978万8220円)、教育長49万4千円(833万400円)。議員の規定額は議長26万9千円(447万780円)、副議長20万3千円(337万3860円)、常任委員長19万4千円(322万4280円)、議員18万3千円(304万1460円)。 -
箕輪町集落営農懇談会始まる
国の農業政策「品目横断的経営安定対策」に対応する農業生産法人の設立に向け、箕輪町営農センター集落営農懇談会が14日夜、町内5カ所で始まった。22日までに計17カ所で開く。町担い手育成総合支援協議会、JA上伊那主催。
品目横断的経営安定対策と町集落営農の将来方向案を説明。将来イメージは、担い手組織として町に1つの「農業生産法人みのわ(仮称)」を設立して経理を一元化し、水田農業を育成する。法人設立の目標は07年1月。
農業生産法人の事業は▽農作業受委託のあっせん・調整▽水稲・大豆・ソバ・野菜などの生産販売▽水田管理委託・農地流動化あっせん▽機械利用調整・ライスセンター刈り取り調整▽会計経理(一元経理事務)-など。
上古田地区の懇談会は20人が参加。「加入した場合のメリット、デメリットの資料がない」「今の国の補助金と保護政策に基づいた話だが保護政策は続くのか」「条件付きでも収支計算書を出してほしい。リスクの説明がないと判断できない」など活発な意見が出た。
今後は、懇談会の意見を基に再調整し、7月から各地区営農組合単位で懇談会を開く予定。 -
大芝高原温泉子ども用回数券販売17日から
南箕輪村開発公社は大芝高原温泉利用者の要望にこたえ、大芝の湯、大芝荘日帰り温泉で利用できる子ども用入場回数券(小学生)の販売を17日から始める。
大芝の湯、大芝荘日帰り温泉は、02年5月のオープン当初から大人用回数券を販売している。1回分がサービスになるため回数券は利用者が多く好評で、親子で訪れる客から、子ども用の回数券が欲しい-という声があった。
子ども(小学生)の入場料は1回300円。回数券は11枚つづり3千円。大人用と同じく1枚サービスになっている。
開発公社では、「親子で回数券で入浴できるようになる。合宿帰りなど子どもたちの団体で回数券を使うのもお得です」と利用を呼びかけている。 -
「お客さんと一緒に成長していきたい」
昨年12月末、伊那市美篶末広に「Ringa(りんが)」をオープンした。今まで培ってきた経験のなかで、自分の理想をカタチにした美容室。「きずな」「循環する」「角がない」などの意味を持つ店名は、「お客さんと互いに認め合える信頼関係をつくりたい」という思いが込められいる。
お客さんを主体とした考え方は機材や薬剤の選び方からもうかがえ、アルカリ成分を除去することでパサつきを抑えるシャンプーを使用するなど、髪が痛むのを軽減してくれるのが魅力。大きな窓から日の光が差し込む店内は、くつろぎのスペースになっている。
◇ ◇
実家の母親、兄が理容師、美容師だったから竏秩B高校卒業後は自然と、美容師の専門学校へ入学した。学校では教科書通りの勉強に退屈感を感じてはいたものの、店でスタッフとして実践を積むなかで、楽しさ(魅力)を知っていったというのが本音だという。
現在の自分を形成しているのは、今まで一緒に働いてきた人たちやお客さんとの出会いなどの経験。ある先輩スタッフからは、指導のなかで基本技術の大切さや仕事に取り組む姿勢などを学んだ。技術を安定させた上で、自分なりの個性を出していけることが今の自分を支えている。
その代わり、指導方法は手厳しかったという。仕事中にお客さんへの意識が散漫になっていたり、課題発表で練習量が認められないときは、すごいけんまくで怒号が飛んだ。言い合いの喧嘩にもなったというが、自分を育ててくれているという気持ちが伝わってきていたという。
「自分から逃げてばかりいるとズルをしようと考えてしまうことを見透かされ、すごく怒られた。お客さんを大切にすることなどの人間的な部分や、技術面でも多くの影響を受けた」
◇ ◇
初めて自分の店を持つことでうまくいかないこともある。しかし、その対策は「来てくれたお客さんに対して、一生懸命やるだけ」という結論にたどり着く。お客さんと一緒に、お店も自分も成長していきたいのだという。
自分の理想を少しづつカタチに作り上げ、次のステップへの地盤を築く目的のため、懸命に働く。自分で期限を設け、大きな目標のなかの小さな目的を少しづつ達成していきたい竏窒ニ、その口調は静かだが、確かな目の輝きを見せている。 -
基本構想審議会に正式諮問
飯島町役場で14日、基本構想審議会(第7回)があり、町は中期総合計画(06-10年)素案を示し、正式に諮問した。答申は21日を予定する。
中期総合計画の施策体系は「まちづくりの将来像」に「みんなでつくる自然豊かなふれあいの町 飯島町」を掲げ、序章、第1章縲・章の8章で構成、序章「これからのまちづくりの重点戦略」には▽協働のまちづくり▽人口増・活性化対策-
を挙げた。
基本目標にかかわる施策は(1)交流の時代の新しい基盤整備を進めるまちづくり(都市計画、消防・防災、河川・治水、道路・交通など)(2)生活の質を高める快適環境のまちづくり(上・下水道、住宅、公園など)(3)共に支え、共に生きる福祉のまちづくり(総合的な保健・医療・福祉など)(4)地域の魅力を生かした産業づくり(農・林・商・工業、観光など)(5)生き生き学び楽しむ生涯学習のまちづくり(生涯学習、学校教育など)(6)地方の時代をともにつくるまちづくり(住民参加、交流活動など)(7)行財政に関する計画(行財政運営、広域行政など)
同審議会は昨年7月に設置、町が示した素々案を各章ごと慎重に審議したほか、重点戦略の「協働のまちづくり」「人口増・活性化対策」については分科会に分かれ、論議を深め、町とともに素案づくりにかかわった。 -
芋焼酎「穆(ぼく)王」の新酒完成祝賀会
04年12月、飯島産の原料を使い、信州初の芋焼酎としてデビューした県業務用酒類販売卸連合会酒販店8社が企画開発した「穆(ぼく)王」の05年新酒(乙種、25度)が完成。14日夜、原料のサツマイモ栽培に取り組んだ「くつろぎ応援団(池上明団長)の完成祝賀会が町内であった。
メンバーや酒販店、醸造元など約30人が参加し、新酒を試飲し、一層磨きが掛かった出来映えを喜んだ。
また、メンバーの1人で画家の、小林市博さん(駒ケ根市)が「大地の恵み」をテーマにデザインしたオリジナルラベルの披露もあった。
池上団長はメンバーひとり一人にネーム入りのオリジナルボトルをプレゼントした後「昨年5月のイモ植えから収穫まで、楽しい思い出ができた。来年も一緒に頑張ろう」とあいさつ。醸造元の喜久水酒造(飯田市)の下沢政弥専務は「信州らしい、さわやかな口当りの焼酎ができた」と報告した。
この後、早速試飲。町内の伊藤信好さん(本郷)は「昨年よりも甘く、香りがいい」。飯田市から参加した前島美奈子さんは「香りもよく、おいしい。草取りは大変だったが、楽しかった」と話していた。
「くつろぎ応援団」は昨年5月、57人で120アールに「黄金センガン」を植え付け。11月に掘り上げ、20トンを収穫した。喜久水酒造が醸造し、原酒換算で5千リットルの芋焼酎が出来上がった。
現在、県内の酒販店8社で販売中、価格は720ミリびんが1350円、1・8リットルびんが2500円。 -
中川村総合計画審議会に後期基本計画を諮問
中川村の曽我村長は14日、役場で、村総合計画審議会(北島文憲委員長)に、村第4次総合計画後期基本計画(案)」を示し諮問した。
後期基本計画(06-09年度)案は、「快適で健やかな暮らしを楽しめるむら」「豊かな自然と風格のある景観を満喫できるむら」「新たなふれあいと躍動を創出するむら」-を基本理念に(1)みんな健やか(2)快適環境(3)彩り文化生活(4)もしもの備え(5)ふるさと実感(6)中川エコ(7)生活パートナー(8)智恵と技術をつなぐ(9)広がる,結い,の和の9プラン(9章)で構成した。
審議初日のこの日は、第1章「みんな健やかプラン」、第2章「快適環境プラン」を審議した。
「みんな健やかプラン」は福祉や保健医療を中心に7節からなり、具体的施策は▽社会福祉協議会の充実、支援の強化▽支援が必要な人に対し、地域での支え合い活動の推進▽子育て支援センター(つどいの広場)の整備▽学童保育の実施▽高齢者の就労の場の確保▽地域包括支援センターの設置▽高齢者を支える仕組みづくり▽医療体制の整備-など。 「快適環境プラン」は住環境や上下水道整備を中心に6節で構成、具体的施策は▽定住促進▽下水道つなぎ込みの促進と効率的な維持管理▽バス輸送の充実▽戸口輸送の充実-などを盛り込んだ。 -
全町にきめ細かく情報発信
高遠町のケーブルテレビ(CATV)整備事業が完了し15日、町総合福祉センターで関係者約50人が出席してしゅん工式があった。
難視聴対策やブロードバンド通信環境の提供、地域情報格差の是正へ、町内全域に光ケーブル網や、光ケーブル網の機器集約施設などを設けた。
町は光ケーブル網や通信機器を、これまで西高遠と勝間をサービスエリアとしていたICT伊那ケーブルテレビジョン(本社・伊那市、向山公人社長)に貸し出し、管理・運営を委託する。式では、伊東義人町長と向山社長が、高遠町地域情報システムの長期安定的な使用に関する基本契約書に調印した。
現在、CATVの加入を希望する各戸への引き込み工事を藤沢、長藤、三義の3地区で進め、3月末を目途に全戸で視聴できるようにする。
伊東町長はあいさつで「合併を前にCATVの整備を終えたことは、地域の未来を担う若者や住民にとって大きな生活の変化。光ケーブル網を活用した町の情報発信などを通して、全国の町に思いを寄せる人がより身近に高遠を感じ、訪れてくれれば」と期待した。
この日、ICTの専用チャンネルで文字放送による行政情報の発信を開始。各課からのお知らせを20秒ごとに繰り返し流す。火災や地震などの災害に関する情報も、町長が認めたものに限って緊急放送する。
3月からは、高遠城址公園、花の丘公園、さくらホテルに設置したウェブカメラの映像も同チャンネルやインターネットを通して流す。 -
児童会役員選挙堂々と立会演説
上伊那の小学校で児童会役員選挙があり、児童たちが熱い演説合戦を繰り広げている。伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、84人)では15日、立ち会い演説会と投票をして、新役員が誕生した。
児童会長に5年生の佐藤修平君と武田さやかさん、副会長に4年生の唐澤恵介君と伊藤夏輝さんが立候補。2縲・年生の投票で、会長は武田さんが当選。副会長は次点の佐藤君と副会長選で当選した唐澤君の2人。伊藤さんは書記に決まった。
武田さんは学校全体や地域とが仲良くなるために「高学年が積極的に低学年にあいさつすることで、あいさつ運動が広がる。そうしたらきっと、地域の人にもあいさつをするようになる」と主張。佐藤君は廊下の通行ルールを守れない人がいることについて、工夫しながら対策を実行したいと公約した。
投票箱は昨年に続き市選挙管理委員会から借りた。伊那西小の選挙管理委員長の田中聖人君は「皆、実際の投票雰囲気が味わえたのでは」と満足。役目を終え安堵(あんど)した。 -
【記者室】むらづくりに提言を
南箕輪村むらづくり委員会は、村の将来像実現のため検討している基本計画案作成の参考にしようと、村民からむらづくりに関する提案を募っている▼これまでに口頭や文書で4件寄せられた。大芝高原の利活用、散歩の奨励、区への未加入世帯の対応、少年議会の開催、経費節減など提案は多岐にわたる。「住民も行政に歩み寄らないといけない。いい機会」「前々から委員の話を聞いて関心を持っていた」と提案者。「自立が決まったので利益を出して村に還元したい」と提案の実現に向け意欲的な人もいる▼むらづくりは村民皆の問題。せっかくの提案の機会が4件だけではもったいない。それぞれが抱いているむらづくりの思いを気軽に提案してはどうだろうか。(村上記者)
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村おこし委員会が梅公園に梅の植栽とせん定作業
村商工会が呼び掛け村民有志でつくる宮田村の村おこし委員会(田中一男委員長)は、12日、新田の梅公園で梅、モミジの植栽とせん定作業をした。
作業にはボランティアを含め8人が参加、重機で植え穴を掘り、培養土を入れ、花梅(赤・ピンク、20年生)6本、モミジ(10年生)5本を植え付け、周りを踏み固め、支柱をした。
この後、地元の造園業、加藤瞳さんの指導で、花がたくさん咲くように、梅のせん定作業に精を出した。
梅公園は昨春、村の活性化になればと、同委員会で手作りで整備、夏には水辺づくりもした。
同委員会では梅が満開になる4月9日に梅の花見会を計画。野点や野ひばりの会の梅おこわ、農産物などの販売が予定されている。 田中委員長は「昨年植栽した梅は、しっかりと根付き、いい花を咲かせてくれた。春には水辺にアヤメなどを植えて、さらに公園を魅力アップさせたい」と話していた。 -
第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会
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第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会
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女子は辰野クラブと駒ケ根すずらんが、男子は松川町ジュニアが県大会出場
第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会(県バレーボール協会など主催)が12日、男子8チーム、女子23チームが出場し、中川村社会体育館など3会場に分かれ、熱戦を繰り広げた。
女子優勝の辰野クラブと2位の駒ケ根すずらん、男子優勝の松川町ジュニアバレーボールクラブが3月5日、長野市で開く県大会に駒を進めた。
結果は次の通り
◇男子・優勝=松川町ジュニアバレーボールクラブ(2)辰野クラブ
◇女子・優勝=辰野クラブ(2)駒ケ根すずらん(3)伊賀良クラブ(4)松川町ジュニアバレーボールクラブ