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北原文徳さんのお話会
伊那市の子育てサークル「子どもネットいな」は14日、幼児の母親を対象とした話し会を、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。北原こどもクリニック院長・北原文徳さんを迎え、幼児のけがの応急処置方法などを学んだ。
北原さんの話し会は24回目。毎回異なるテーマで母親の感じるさまざまな疑問にこたえている。
今回は頭を打ったときやすり傷をおった時の処置方法や、幼児ふれあう時にどのようなことに注意しなければならないか竏窒ネどについて説明。
傷口をガーゼなどで早く乾かそうとする従来の処置方法ではなく、自然治癒力を大切にした「湿潤療法」などの方法を伝授した。
次回は5月19日。テーマは「小児科と耳鼻科どっちにかかるか」で、いなっせ7階のちびっこ広場で午後1時45分から。
問い合わせは子どもネットいな(TEL72・7099)井口さんへ。 -
与田切公園桜まつりにぎわう
3分咲きのソメイヨシノが花のトンネルをつくる飯島町与田切公園で15日、桜まつりがにぎやかに開かれた。
曇天で花冷えのする陽気だったが、町内外から家族づれが繰り出し、出店やフリーマーケットを冷やかしたりと、のどかに花見を楽しんだ。
紅白幕の前では、平沢社中の琴の演奏、三石社中による茶会があり、花を愛で、琴の演奏に耳を傾けながら、優雅にお薄の一服を味わっていた。
子どもたちはヒノキのはしづくりや火起し体験、紙ヒコーキづくりに熱中したり、針金細工に見入っていた。 -
南箕輪村初の女性区長誕生
南箕輪村に初の女性区長が誕生した。北殿区の山本昭子さんで、女性初の区長会長に就任した。06年度第1回区長会が14日、村役場であり、山本さんを区長会長に選出した。副会長は南殿の山崎清二区長が務める。
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かんてんぱぱツツジ
伊那市西春近の伊那食品工業では、早咲きのツツジが咲き始めた。
本社社屋の隣で淡い紫色の花を咲かせているのはエゾムラサキツツジ。4縲・月に開花し、開花後に葉が繁るのが特徴。主には北海道などに分布している。
広域農道の反対側にあるかんてんぱぱガーデンでも、ミツバツツジ、クリーム色のヒカゲツツジなどが見ごろ。
5月前には、朱色やピンク色をしたヤマツツジも咲き始めるため、さまざまな色の移り変わりが楽しめるという。 -
衝突事故で顔面骨折 伊那市の市道交差点
13日午後6時25分ころ、伊那市手良沢岡の市道交差点で同市手良野口の農業蟹沢英喜さん(63)が運転する軽4貨物自動車と、同市美篶の会社員油科由紀子さん(53)が運転する普通乗用車が出合い頭に衝突。この事故で蟹沢さんが顔面骨折で重傷、油科さんが肋骨を折るけがを負った。
事故は見通しのよい4差路交差点で東側から西側へ進行中の蟹沢さんの軽自動車と、南側から北側へ進行中の油科さん運転の普通乗用車が衝突した。現場は信号機のない交差点だった。 -
東伊那小で1年生を迎える会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で14日、1年生を迎える会が開かれた。1年生24人は6年生に手を引かれて体育館に入場。各学年が披露する歌や寸劇など、趣向を凝らした楽しい出し物の数々に大喜びで明るい笑顔を見せていた。
5年生は学校についてのクイズを8問出題。「校庭に時計はあるか」「水泳大会は12月にあるか」などの問題が次々に出された。1年生は迷いながら○か×を選び、答えが発表されると正解を選んだ児童らは飛び上がって喜んだ=写真。
4年生、6年生はそれぞれ学校の決まりや行事などを寸劇で紹介。ユーモアあふれる内容に、1年生は歓声を上げながら笑い転げていた。 -
花まつりで園児が甘茶掛け
駒ケ根市のすずらん保育園(高見洋子園長)の園児らが14日、園の近くにある安性寺(佐々木辰保住職)でお釈迦さまの誕生を祝う花まつりのお祝いをした。約70人の園児らは順番に小さな手にひしゃくを持ち、不思議そうな表情でお釈迦さまの像に甘茶を掛けた=写真。中には「頭に掛けちゃったら濡れてかわいそうだよ」と儀式に戸惑いをみせる園児もいた。
甘茶掛けを終えた園児らは寺の管理組合の役員らが用意した甘茶を味わい「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。 -
保育園で給食開始
宮田村3つの保育園は13日から、未満児と年少園児の給食が始まった。家で食べる食事とは違い、友人とともに机を並べて楽しく会食。多くの園児がほとんど残さず食べきった。
中央保育園の年少園児も各教室で初めての給食。入園から10日ほど経過して生活に慣れてきた時期でもあり、子どもたちはモリモリ食べていた。
調理員が健康や味に気を配り、心をこめてつくってくれたメニューの数々。「うちのと同じで美味しいよ」と、たいらげた後のきれいになった食器を自慢げに見せる園児の姿もあった。 -
つどいの広場開設に向けて、若い母親と懇談
宮田村は14日、子育て支援対策で6月に開設予定のつどいの広場(仮称)について意見を聞こうと、若い母親を交えた懇談会を開いた。村と広場の運営を受託予定の社会福祉法人の担当者が、利用料の設定や設備についての要望などを直接聞いた。
「意見を聞き、柔軟に事業内容を決めていきたい」と村内の子育てサークルに参加を呼びかけたもの。5人ほどの出席者だったが、子育て中の母親を代表して想いを届けた。
駒ヶ根市にある同様の広場を以前は利用していたという声が挙がったが「無料から有料になり、さらに市外の人は割高な料金設定で、足が遠のいてしまった」などと意見した。
宮田村のつどいの広場は、町2区の仲なかふれあいセンターに開設。乳幼児とその親を対象に、遊んだりしながら交流を深める場所として計画している。
同センターで村福祉作業所を運営する社会福祉法人親愛の里(松川町)が、同様に村からの委託で運営を予定。看護師など有資格の専門職員が常駐して各種相談にも応じる。
懇談では専門職員の対応も話題になり「他の広場では職員が厳し過ぎる所もある。ガチガチになると利用しづらい」と意見も出た。
また、食事が取れるスペースや子どもが使い易いトイレ整備なども要望で挙がった。
懇談に出席したある母親は「周囲でも広場に対して関心が高まっている。子育てしていると相談したいことも数多くあり、期待している」と話していた。
村は乳幼児検診でアンケートを実施したほか、今後もあらゆる機会を通じて要望、意見を聞く方針で、電話でも受け付けている。村住民福祉課国保児童係85・5861まで。 -
野ひばりの会が定期直売中止も味覚づくりで新たな展開
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会」は、発足当初から継続してきた農産物の定期直売を今年は見合わせることにした。一方で試行的に販売し好評だった手作りコンニャクについて研究を深めるなど、地産地消も考慮に入れた味覚づくりに力を注ぐ。時代のニーズにあわせた新たな展開で、13日夜に開いた本年度総会で決めた。
温泉などがある村内の交流施設「こまゆき荘」で行ってきた農産物の直売。以前は夏季を中心に月に1回ほど開くなど盛況だったが、一昨年からは年2回と減少していた。
品揃えの確保が困難になったことや、各種直売所の充実で客足が遠のいたことが理由だが、この日の総会では「時代にそった形にすべきで、新たな展開を考えるべき」と会員の意見が一致。
直売と同じく以前から熱心に取り組んできた、郷土料理や新たな味覚の開発をさらに一歩前進させようと、本年度の事業計画を決めた。
ただ、来月に控えたこまゆき荘10周年記念イベントや12月の山ぶどうワイン祭りなどの各種行事には積極的に参加し、開発した味覚の販売などを行っていく。
役員改選もあり、新たな会長には田中みち子さん=大田切区=が就いた。新役員は次の皆さん。
▽会長=田中みち子▽副会長=太田芳子▽連絡員=小澤道子、太田照子、平澤菊美、小田切みさえ、田中いせ子▽監事=田中いせ子、橋爪千春 -
ミニデイがイチゴ狩りで春を満喫
宮田村社会福祉協議会が村内全10地区で開いているミニデイサービスは18日まで、駒ヶ根市内の農園に出かけてイチゴ狩りを楽しんでいる。参加した高齢者は春の味覚を満喫していた。
介護保険対象外の高齢者を対象者に、日替りで各地区巡回するミニデイ。イチゴ狩りは春の風物詩となるほど好評で、毎年続けている。
14日は町3区の17人が訪れ、さっそく真っ赤に熟した実をもぎとった。口に運ぶと、満面の笑みに。「ほんと、美味しいねぇ。心待ちにしていた甲斐があった」と喜んだ。
社協職員から「年齢の数だけ食べるんだに」とハッパをかけられる姿も。「もういい年だで。そんなに食べれん」と言いながらも、次のイチゴに手を伸ばしていた。 -
交通安全教室、
中川村の中川西小学校で春の交通安全運動期間中の13日、全校で交通安全教室を開いた。
視聴覚室で開いた全体会で、ビデオ「タダシ君と自動車せんにん」を見て、「信号が青になっても、すぐに飛び出さない」「車の後、塀のかげなど、見えない角にも気をつける」-など歩き方、横断の仕方を学習した。
この後、実習に移り、児童らは集団下校の班に分かれ、6年生の班長を先頭に、1年生から学年順に並んで、学校周辺の通学路を歩き、安全歩行を身につけた。
班長は1年生や低学年の児童を気遣い、桜の花咲く、通学道をゆっくりと歩いていた。 -
初の区長、総代会
飯島町の各耕地の新総代が決まり12日夜、町役場で初の区長・耕地総代会が開かれ、初顔合わせを行い、町理事者や各課長から町が取り組んでいる事業の概要説明や、協力の要請を受けた。また、全地区総代会の構成も行い、会長に竹沢秀幸さん=柏木=、同副に森谷一郎さん=中町=、理事に小林次雄さん=追引=、林秀樹さん=本郷4=を選んだ。
区長と総代を前に高坂町長は「町はふるさとづくり計画と中期総合計画の2つを基本に、住民と行政が一体になり、智恵と汗を出し、それぞれの役割を果たして頑張っていこう」と呼び掛け、新年度事業について、地域づくり委員会の立ち上げ、子育て支援策の充実、企業誘致、防災マップ、ハザードマップ策定、指定管理者制度への移行-などを挙げて概要を説明したほか、国道153号伊南バイパス、与田切川砂防事業、県道竜東線など国、県の事業についても現況に触れた。
また、お陣屋祭については「行政主導の現在のような祭は25回、新町発足50周年の今年度を区切りに中止したい」との考えを示し「地域の最高責任者として地域の発展と、行政とのパイプ役に努めて」と総代らの協力を求めた。
続いて、各課長が06年度事業や組織機構、総代らが直接かかわる業務について説明した。 -
花いっぱい運動
村特産品カーネーション飾る花器作り南箕輪村の花いっぱい推進協議会が進める花いっぱい運動の一環で14日、カーネーションを栽培する「清花園」(田畑)の堀友和さん(32)と役場職員が、庁舎に飾るカーネーションを生ける花器を手作りした。
堀さんは、村のブランド品作りと地域活性化を願い、村の特産品であるカーネーションを役場ロビーなどに飾ることを提案。堀さんと、同じく「清花園」の加藤秀樹さんが花材を提供し、3月下旬からロビーや各課のカウンターに色とりどりのカーネーションをアレンジして飾っている。
花器は自然素材にこだわり、太さの異なる2本の竹を使った。縦半分に割った形と筒状の2種類。村長室用、カウンター用など置場所によって大きさを変え、切り口などをやすりで磨き、防水と花をより美しく見せるために黒色に塗って仕上げた。
花は、約1週間ごとに飾り替える予定。堀さんは、「地域の人が特産品のカーネーションを知り、どこかで話してくれれば、一人ひとりがアンテナショップになる」と期待。庁舎が少しでも明るくなり、訪れる人が心穏やかになってくれれば-との願いも込める。 -
信州大芝高原マレットゴルフ親交会初打ち
信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)は14日、今年初の例会をホームグラウンドの南箕輪村大芝高原マレットゴルフ場で開き、100人がプレーを楽しんだ
会員は伊那市、岡谷市、箕輪町、辰野町、南箕輪村の136人。本年度は、12月初旬まで例会30回、大会4回を計画。特別大会「第3回大芝高原まっくんマレットゴルフ大会」(昨年度まではマレットゴルフ選手権大会)も開く。「まっくん」が村のキャラクターになったことから宣伝の一役を担いたいと名称を変更した。
06年度役員は▽会長=北原忠義さん▽副会長=藤沢幸雄さん、白鳥栄子さん▽事務局長=荻原文博さん▽会計=藤沢巻臣さん▽会計補佐=武村八千江さん▽競技委員長=水田哲朗さん▽競技委員長補佐=松本孝志さん-。 -
保育園の食育推進・たい肥利用で土づくり
箕輪町は本年度、「食育」の一層の推進をねらい全保育園で野菜づくりをする。町が進める有機肥料を使った土づくりの推進も兼ね、町営農センターが地元のたい肥と野菜の種などを園の希望に応じて提供し支援する。
園によってはこれまでも野菜づくりをしているが、本年度は新たに畑を借りたり、面積を広げるなど各園の実情に応じて取り組む。
町営農センターは、たい肥を合計250キロ配布。ジャガイモやトウモロコシ、二十日大根、人参などの種も配った。
野菜作りを通して食に関心を持ち食べることはもちろん、土に触れること、季節の野菜を知ることなども願い、自分で作った野菜は苦手でも食べる園児が多いことから苦手野菜の克服にも期待する。
おごち保育園は13日、園児のお迎え前の時間を利用して保護者と年中・年長園児らが一緒にジャガイモを植えた。
地域住民から借りている園前の畑にたい肥を入れ畝を作ったところに、園児が一つずつ種イモを置き、たい肥と土を手で混ぜ、ジャガイモが見えなくなるようにかけた。園児は、「ジャガイモが出来たらカレーとシチューがいい」と話しながら、お母さんと楽しく作業した。
昨年も野菜作りをしたおごちでは、「ピーマンやナスを生で食べたり、実ったトマトを取って食べたり、食べるということに関心を持つ子が多かった。今年は作る野菜の種類を増やして取り組む」という。 -
【記者室】住民レベルで取り組む環境問題
住民との協働で地球環境にやさしいまちづくりを推進しようと、箕輪町は環境委員会を設置する。地球温暖化防止を含む環境問題、省エネルギー、ごみ減量など各家庭、住民レベルで取り組める行動計画を作る▼町消費者の会は、マイバッグ啓発の効果的な活動のため「のぼり旗」を作った。買物時のマイバッグ持参を呼びかける地道な活動は8年目。昨年度はマイバッグを買い求める人が近年例になく多かったとはいえ「なかなか普及していない」のが現実▼住民が実行できる計画。言うは容易いが、とても難しい。計画実施時に住民の意識改革が図られていなければ実行は困難。計画策定と同時に、町が力を入れている環境教育が重要な役割を担うことになるだろう。(村上記者)
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「村歌舞伎一代」の主役は片岡孝太郎さん
伊那市出身で飯島町在住の後藤俊夫映画監督は14日、伊那市役所で記者会見し、長編劇映画「村歌舞伎一代」の主役は歌舞伎俳優の片岡孝太郎さんが務めると発表した。
6月に地元で制作発表し、10月から07年5月にかけて撮影。来夏以降に公開される。
片岡さんの祖父で人間国宝の13代目片岡仁左衛門は昭和50年代、大鹿歌舞伎を2度、見に来ている。
片岡さんは「祖父の想いにたぐり寄せられるように、村歌舞伎と出会いました。身の引き締まる思いで、歌舞伎役者として、また役者として初心にかえって務めます」とメッセージを寄せた。
映画は、信州の小さな村を舞台に、主人公の木地師半次が地芝居を通して友情をはぐくむ青春時代、シベリア抑留の過酷な戦争体験などを経て地芝居を再興、継承していく物語。
片岡さんは11、2、5月の3カ月間、地元での撮影に参加し、青年期から老年期までを1人で演じる。
シナリオは5月に完成予定。当初、たくましい野性味のある男性だったが、女形の片岡さんに合わせてやさしく、控え目な役柄とし、戦争で親友の孝夫が亡くなり、歌舞伎を再興するため、立役(男役)に転向する設定に変えた。
後藤監督は「彼は農村歌舞伎は難しいと言っていたが、歌舞伎の持つ良さが映画に出るのではないか」と楽しみにしていた。
子役は、オーディションで応募者約170人から70縲・0人に絞った。5月4日に再度集まって役柄を決める。 -
桜の名所が次々と満開
伊那市内の桜の名所で、花見を楽しんだり、写真に収めたりする観光客やカメラマンの姿が目立つ。高遠町勝間のシダレザクラなどはこれから見ごろとなるが、伊那区域では桜の花が開く。
市天然記念木指定の伯先桜は14日、満開を迎えた。樹齢200年余、高さ10メートル、幹の太さ6メートル。儒医中村伯先(1756縲・820年)が幼少のころ、自宅の庭に植えたとされる。
西春近の城倉三喜生さん宅が所有するシダレザクラは樹齢100年余。三分咲きで、16日ごろが見ごろ。「例年8日にウグイスが鳴くが、今年は鳴かず、桜の開花予想(9日)も遅れた」という。
枝のはりが見事で、道路沿いに根を張った桜の枝が垂れ下がり、カメラマンがシャッターを切る。
また、天竜川近くにある見通し桜も見ごろ。洪水のために大きく川筋を変える天竜川の測量基点としていた。
訪れた人たちは「きれいだね」としばらくの間、ピンク色の桜を見上げた。 -
みはらしで福足しまつりはじまる
伊那市西箕輪の農業公・みはらしファームの春イベント「春らんまんのみはらしまつり」を前に14日、当日の福足し抽選会に参加できる補助券の配布が始まった。
地元農産物、産地直送の海産物などが並び、餅つき大会やスタンプラリーなどが催されるみはらしまつりは、春の恒例。
10日間の間、園内の各施設で500円分の利用につき1枚が配布される「福足し補助券」を手に入れると、当日実施する空クジなしの抽選会に参加できる。
景品は、羽広荘のペア宿泊券や「伊那華の米」、みはらしいちごようかんなど、園内で販売しているものが中心。昨年は約3千人が抽選に参加したという。
券の発行は当日の午後3時まで。抽選はみはらしファーム体験施設前広場の抽選会場で午前9時縲恁゚後4時。 -
花のパッチワーク&世界の刺繍(ししゅう)展
宮田村の刺繍(ししゅう)教室・オリジナルT刺繍と駒ヶ根市のパッチワーク教室・マルコミコットンクラブの受講者などの作品が並ぶ「花のパッチワーク&世界の刺繍展」が14日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。世界各国の伝統的な刺繍や、鮮やかなパッチワークが施されたベッドカバーやタペストリーなど約200点が、訪れた人の目を楽しませている。
作品展は宮田村の刺繍作家・竹中理恵子さんの教える2教室の受講者は、ほとんどが女性。最高齢者は85歳で、高齢の人も多いという。
昨年フランス研修に訪れた竹中さんは、立体的な刺繍「スタンプワーク」を習得。今回の展示は、その手法を披露する場ともなっている。そのほかにもノルウエーやインドなど、各国の特徴ある刺繍が施されている。 -
伊那市美篶の青島堤防の桜並木に学ぶ
伊那市の伊那小学校6年勇組(北條由美教諭、33人)は14日、同市美篶の三峰川右岸にある青島堤防の桜並木などを観察した。地元の桜並木を保護する「青島堤防桜保存会」(橋爪正昭会長)から桜の管理方法を学んだ。
総合学習で4年生時から同小学校の桜の治療に取り組み、活動を市内全域に広げる勇組。青島堤防の桜並木については昨年4月、約40本の桜を写真に納めた「桜地図」や、児童1縲・人が一本一本を担当して診断したカルテを作ったりもしている。
「樹齢60縲・0年が寿命」といわれているソメイヨシノの木が約90年経っても残る青島堤防。児童たちは治療方法などの活動内容を会員から探り、約1年振りとなる健康診断をして、気がついた点を会に報告した。
児童たちは「枯れ枝を切らないと雨でどんどん腐ってしまう」「あそこにアリの巣があった」「枝を整理しないと日光が当たらない」などと助言。会員と一緒に桜の木を一本づつ見て回り、互いの情報を交換し合った。
橋爪会長は児童たちが桜の病気や、治療するための塗り薬の名前などを詳しく知っていることに驚きの表情。「子どもたちから教わることも多かった。指摘されたことに十分注意しながら今後の管理に役立てたい」と話した。
勇組はこの日、高遠城址(し)公園(高遠町)、非持諏訪神社(長谷)などのコヒガンザクラやエドヒガンザクラも観察。また、国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所から昨年6月に任命を受けた、美和ダム(長谷)周辺にある桜を治療する「桜守」に、今年度も再任命された。 -
伊藤真一作陶展 いなっせであしたまで
伊那市御園区新町の陶芸家、伊藤真一さん(31)の作陶展「陶を愉しむ」は16日まで、伊那市駅前ビルいなっせ2階展示ギャラリーで開いている。皿、鉢、カップ、ぐい飲みなどの日用食器や花器など約400点を展示販売している。
焼き締め、粉引き、赤絵などの技法を用いた器の数々は、素材の可能性を引き出したい竏窒ニ、それぞれ種類が異なる土の特性を生かし、表面の表情を作り出している。植物の漢字名を青字で染め付けた皿、文字を余白のデザインに使った火鉢などの斬新な図柄の品ばかりが並び、見る人を楽しませている。
織部は今回の展示で初めて取り入れた技法。起伏のない・スつるっと・スした手触りでなく、あえて指の跡や引っ掻いた跡を残し、流動性のある釉薬(ゆうやく)の溜まり具合にこだわった。焼き上がりの色は鮮やかな緑色で、優しさと深みが演出されている。
伊藤さんは1995年、多治見市陶磁器意匠研修所を修了後、98年、伊那市に築窯。99年には陶芸ビエンナーレ、朝日現代クラフト展に入選。以後、益子陶芸展、酒の器展、韓国陶磁器フェスティバルなどで多くの入選を果している。
伊藤さんは「美術品ではないので、手に取って質感や重さを感じてもらいたい」と来場を呼びかけている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。 -
高遠城址公園で高遠ばやし巡行演奏
「さくら祭り」をしている伊那市高遠町の高遠城址公園で13日夜、高遠ばやしの巡行演奏があった。保存会「桜奏会」(小松友衛会長)のメンバー約20人が演奏する三味線や横笛、鼓などの音がライトアップされた園内に響き渡り、見物客らを幽玄の世界に導いた。
一行は、高遠閣前を出発して、二の丸、本丸を一周。本ばやしの「松ばやし」と帰りばやしの「音琴ばやし」を演奏して園内を練り歩いた。つぼみの状態の桜も多く、花見客は少なかったが、桜色の法被に花笠(はながさ)姿の巡行演奏にカメラを向ける人の姿もあった。
高遠ばやしは、元禄の昔から伝承される祭りばやしで高遠を代表する伝統芸能の一つ。各町内ごとに違った曲目のはやしも保存されている。
園内の桜は週明けごろに見ごろを迎えそう。高遠ばやしの巡行演奏は17日夜にも予定していて、満開の夜桜のもとで演奏を楽しめそうだ。 -
春季北信越地区高校野球県大会南信予選 29日開幕
第114回北信越地区高等学校野球県大会南信予選は29日に開幕する。5月7日まで、県営飯田野球場、諏訪湖スタジアムの2会場で熱戦を繰り広げる。
南信地区は26校が出場し、県大会の出場権をかけてしのぎを削る。順調に試合日程をこなせば5月4日、出場チーム4校が決定する。
上伊那8校のうちシード校は伊那北、辰野、伊那弥生ヶ丘。高遠、箕輪工業、辰野、赤穂、伊那弥生ヶ丘は同じブロックに集中した。
決勝は5月7日、県営飯田野球場で午後0時30分開始予定。県大会は5月13竏・6日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場、県営伊那球場である。
組合せ表 -
中川西小の百年桜満開
中川村片桐の中川西小学校駐車場のエドヒガン桜が満開になった。
樹齢百数10年、咲き始めから、度々雨にあいながらも花の色は鮮やか。花数多く、重なり合って咲く様はまさに豊満。
数年前に樹勢が衰えたため、周りを囲い保護した。
隣接の片桐保育園の園児らも花見に訪れ、ピンクの花天井を見上げ「きれいだね」とうっとり。 -
駒ケ根市結婚相談員会
駒ケ根市社会福祉協議会が運営する市結婚相談所は12日、06年度第1回の相談員会をふれあいセンターで開いた。委員ら17人が出席し、今年度の事業計画などについて話し合った。竹内会長が新任・再任の委員に委嘱状を手渡した=写真。任期1年。
06年度は日常の相談活動のほか、研修会や情報交換、他団体との連絡会などを行い、新規事業として東京駒ケ根会の協力により首都圏の約700人の会員との交流を計画している。
市社協の竹内正寛会長は「晩婚や少子化により、結婚しない人が増える傾向にある。問題解決に向け、皆さんのお力添えをさらにお願いしたい」とあいさつした。
新任・再任の委員は次の皆さん。
福澤美恵子(小町屋)久保田元次(町一)下平雅子(中割)横山栄子(南割)小出尚美(町四) -
文化刺しゅうと盆栽展
大芝の湯ギャラリー南箕輪村ふれあい交流センター大芝の湯ギャラリーで15日まで、箕輪町の城取喜市さんが「文化刺しゅうと盆栽展」を開いている。
「70の手習い」という額入りの文化刺しゅう7点、ウグイスカズラなど盆栽6鉢を展示している。
文化刺しゅうは、松とキジ、チューリップ、滝とコイ、竹、モクレン、雪をかぶった松と太陽など図柄も色合いも美しく、丁寧に刺しゅうされた作品ばかり。来館者は「見事だね」と作品の前で足を止め、「男の人が作ったんだ。すごいね」と驚き、感心して1点1点眺めている。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会役員改選
駒ケ根市高齢人クラブ連合会は12日夜開いた理事会で任期満了に伴う06年度の役員を新たに選出した。新会長は前副会長の高坂繁夫さん。任期2年。
新役員は次の皆さん。
▽会長=高坂繁夫▽副会長=松尾安彦、渡辺国子▽女性委員長=渡辺国子▽副女性委員長=木下正子、長野英子▽理事=清水好海(北割二)横山博美(北割一)小島郁男(小町屋)谷口松美(福岡)吉村茂雄(市場割)吉瀬貴(上赤須)松崎平治(下平)高坂繁夫(町一)寺平幸男(町一)小林俊雄(町二)松尾安彦(町三)吉村修(町四)松崎庄市(上穂町)滝沢正(中山) -
駒ケ根市民ナイターソフト開会式
第27回駒ケ根市長杯争奪市民ナイターソフトボール大会の開会式と開幕試合が12日夜、市営グラウンドで行われた。A・B・女性の各リーグに計44チームが出場し、半年間にわたって戦う長いシーズンが開幕した。
開会式で伊井島清子会長は「天候が心配だったが何とか開幕戦ができる。けがのないよう、しっかりウォーミングアップをして今年もみんなでソフトを楽しもう」とあいさつした。選手を代表して「伊那村ジェーン」チームの羽場高主将は「勝負にこだわらず、楽しくプレーすることを誓う」と宣誓した=写真。